
欧州経済の停滞でヨーロッパ向け数量は低調、中国向けも引き続き伸びていない。しかも、資源関連企業には価格下落による単価ダウンにも見舞われている。
国内では春の消費増税の影響で車、住宅、家電などが総じて芳しくない。天候不順も重なって消費は全体的に低調だった。
この先、消費税10%が控えているし、電力料金などの単価アップで家計はさらに厳しくなる。もちろん、円安で燃料費の単価アップも大きい。こうした、環境を受けての9月中間決算である。
企業々績を端的に現す日経平均予想1株利益は現在1034円である。9月中間決算がスタートした今年4月1日は1020円だった。1株利益でみれば消費増税の影響は受けていないといえる。これから、発表の9月中間決算で予想1株利益を伸ばすことができるかどうかで先行き相場のスケールが決まってくるものとみられる。