[株式評論家の視点]の記事一覧
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記事一覧 (05/29)【株式評論家の視点】アイシン精機はトランスミッションの成長を評価、今期は最高益更新へ
記事一覧 (05/29)【株式評論家の視点】オイシックスは食の安全への高まりを背景に、業績上伸が続く
記事一覧 (05/28)【株式評論家の視点】マルサンアイは7月のIRエキスポに出展、健康志向で豆乳に注目度高まる
記事一覧 (05/28)【株式評論家の視点】ニトリホールディングスは中期成長力を前向きに評価する展開
記事一覧 (05/28)【株式評論家の視点】株式評論家・海老原紀雄氏に、「波乱相場の行方」を聞く
記事一覧 (05/28)【株式評論家の視点】テクノスジャパンは中期経営計画の成長性を見直す相場へ
記事一覧 (05/27)【株式評論家の視点】アイビー化粧品は配当利回り5%台乗せ、全体相場に先駆けて戻り狙う
記事一覧 (05/27)【株式評論家の視点】日本板硝子はリストラ効果で今期黒字、目先筋の売り一巡後出直りへ
記事一覧 (05/26)【株式評論家の視点】今回の大暴落で先物・現物市場にかなりの追証が発生、売り吸収されれば波乱も収まる
記事一覧 (05/24)【株式評論家の視点】シュッピンは高額中古品市場の消費マインド上向きの追い風が吹く
記事一覧 (05/24)【株式評論家の視点】三菱商事は今だから出番、出遅れ狙いのターゲットに
記事一覧 (05/24)【株式評論家の視点】大幸薬品株価は外部材料受け難く見直し、「クレベリン」好調続く
記事一覧 (05/23)【株式評論家の視点】東レは今期最高利益更新へ、炭素繊維の展開力を見直す
記事一覧 (05/23)【株式評論家の視点】サンフロンティア不動産は出直りのタイミング、成長路線への評価高い
記事一覧 (05/22)【株式評論家の視点】富士通は出遅れ訂正高が本格化する、業績のボトムアウトを評価
記事一覧 (05/22)【株式評論家の視点】パンチ工業は海外展開の成長を取り込む、投資指標も絶対的割安
記事一覧 (05/22)【株式評論家の視点】セーラー万年筆は低位株見直し人気台頭で注目、節電・エコ対策関連
記事一覧 (05/21)【株式評論家の視点】日新電機は訂正高が本格化へ、中期成長路線が見える
記事一覧 (05/21)【株式評論家の視点】八州電機はソリューション部門を強化し、持続的な成長を目指す
記事一覧 (05/20)【株式評論家の視点】キーコーヒーは収益改善の効果が顕著、イタリアントマトの海外展開に期待
2013年05月29日

【株式評論家の視点】アイシン精機はトランスミッションの成長を評価、今期は最高益更新へ

<銘柄の見所>

株式評論家の視点 アイシン精機<7259>(東1)は5月23日の市場大暴落の日に年初来高値4245円を示現、そこからは全般安に巻き込まれる展開となったが、28日には3845円と高値を視野に置く水準にまで買い直され、先高観を継続する流れとなっている。

 前2013年3月期こそ売上げ2兆5296億円と前々期比9%増、営業利益は1488億円と同33%増益を確保する好決算となった。しかし、今2014年3月期は売上げ2兆6500億円と前期比4%増、営業利益は1550億円と同4%増の小幅増収益の見遠しである。

 海外自動車生産の拡大は追い風になるものの、グローバル体制構築に向けた研究開発費の増加や、積極的な設備投資の再開による減価償却費の増加などが負担となることが、小幅な営業増益にとどまる要因し。ただ、為替レートの前提は、1ドル=90円(前期は83円)、1ユーロ=120円(同107円)と、きわめて慎重な設定だ。従って、今期増額を見越した、アナリスト筋の評価は軒並み最上位にランクされている。

 同社は乗用車用オートマチックトランスミッションを手がけており、新興国などでの装着率アップの流れに乗り中期的な成長力が高い評価につながっている。高採算な乗用車用オートマチックトランスミッションを主軸に、フォルクスワーゲン・アウディ向けの拡販が引き続き進むほか、プジョーシトロエン向けなどにも販売を伸ばす見通し。

 海外展開では中国で2つの生産会社を立ち上げる。今年中頃から蘇州市に年24万台の生産能力で、2014年末頃から天津市に約40万台の生産能力で立ち上げる予定。中国の売上げは足元では正常化に向かってきている模様。トヨタだけでなく、トヨタ以外への乗用車用オートマチックトランスミッションの拡販が見込めるだけに、同社の収益押し上げの強力パワーになりそう。

 今3月期の営業利益は2008年3月期のピーク利益1804億円を更新の可能性が強い。(株式評論家・隆盛)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 10:47 | 株式評論家の視点

【株式評論家の視点】オイシックスは食の安全への高まりを背景に、業績上伸が続く

<銘柄の見所>

株式評論家の視点 オイシックス<3182>(東マ)が一呼吸入れて出直り相場に転じてきた、5月21日に7280円の年初来高値を示現、まさに上昇トレンドに乗ったところで、全体相場の暴落に遭遇。本格的な見直し相場が頓挫したが、全体相場に先駆けてすぐに押し目買いが流入する展開となり、戻り足が鮮明化、高値クリアーを射程内に捉えてきた。

 同社はパソコンやモバイル(スマートフォンを含む携帯電話)からインターネットを通じて顧客より注文を受け、有機、特別栽培農産物およびこれに準じた野菜や果物を含む青果物、非遺伝子組み換え原料の飼料や、合成保存料・合成着色料をしない日配品、冷凍・冷蔵・チルド品、加工食品等を販売している。安全性重視の姿勢が消費者に受け入れられている。

 前2013年3月期は売上げ145億7500万円と前々期比15.6%増収を確保し、営業利益も7億3300万円と同26.6%の増益を達成した。原子力発電所事故に伴う食品の放射能汚染問題を受け食の安心・安全に関する消費者の意識が高まっていることが背景。

 主力サービスである定期宅配サービス「おいしっくすくらぶ」会員数が、前々期末の4万8803人から、前期末には7万5829人と大幅に増加。その反動で、前期末は7万3865人と微減となったが、期中においてはおおむね7万4000人から7万5000人前後の水準で推移している。

 今2014年3月期も売上げ163億5100万円と前期比12.2%増を想定、営業利益も8憶2700万円と同12.8%の増益を見込んでいる。

 10月から三越伊勢丹ホールディングス<3099>(東1)が同社の有機野菜などを取り扱うことが決まったほか、5月23日より、Oisixの商品と一緒に高付加価値食品ブランドの商品をワンストップで購入できるサービス「Oiチカ」を開始。業容拡大も着実に進展している。(株式評論家・隆盛)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 10:45 | 株式評論家の視点
2013年05月28日

【株式評論家の視点】マルサンアイは7月のIRエキスポに出展、健康志向で豆乳に注目度高まる

<銘柄の見所>

株式評論家の視点 大豆利用の食品加工メーカー、マルサンアイ<2551>(名2)は、7月19(金)・20日(土)に開催される、名証IRエキスポ2013に出展を予定しており、同社が製造販売する、大豆を主原料とする「みそ」、「豆乳」、無菌充填技術を活かした「飲料」などが大きく見直されると期待される。中でも、健康志向の高まりを受け、年々市場を拡大している豆乳では、2009年に発売した豆乳飲料「ひとつ上の豆乳」は、青臭さを抑えられる国産大豆を使用することでスッキリとした飲み口を実現し、売れ行きが好調でロングセラー商品に育ってきており、注目度は高い。

 足元の業績、みそ事業は、減少傾向にあるみその消費に歯止めをかけるため、新製品の開発に努め、海外市場へ対しても積極販売。豆乳飲料事業については、「ひとつ上の豆乳」ブランドを継続して育成しつつ、海外市場への販売拡大と、「豆乳グルト」の販売地域拡大を図り、今9月期売上高は215億9200万円(前年同期比2.6%増)、営業利益は5億1300万円(同18.7%増)、経常利益は4億8800万円(同9.3%増)、純利益は2億8100万円(同37.6%増)を見込む。年間配当は6円を予定している。

 株価は、2月5日に年初来高値535円と買われた後、500円を軸にもみ合いが続いている。13週移動平均線がサポートしており、健康志向の高まりを受け、豆乳は年々市場を拡大しており、キッカケ次第で急伸することも想定される。待ち伏せ狙いで押し目は注目されよう。(株式評論家・信濃川)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 15:31 | 株式評論家の視点

【株式評論家の視点】ニトリホールディングスは中期成長力を前向きに評価する展開

<銘柄の見所>

株式評論家の視点 ニトリホールディングス<9843>(東1)が高値圏で頑強な動きを続け、再度の新展開入りを指向する動きを見せている。同社は中国などアジアを中心とする世界各国のメーカーからの直接輸入により低価格化を実現している。商品の輸入比率が8割を超すため、ドルに対する円安は業績にマイナスに働く。

 従って昨年11月以降のアベノミクスを材料とする株価の持続的な上昇、それに連動したロングの円安局面では株価が大きく下がってもおかしくなかった。しかし、同社の株価は昨年11月の5810円をボトムに5月24日の8590円まで一貫して上昇してきており、株価は新たな視点での評価に支えられている。

 欧米並みの住まいの豊かさを世界の人々に提供するという、第2期30年計画(2003〜2032年)を着実に、クリアーしていく業績の軌跡が、中期的な展開力を前向きに評価する動きにつながっている。2003年に100店舗売上げ1000億円を達成、2009年に200店舗売上げ2000億円を達成、2012年には500店舗、売上げ5500億円へ。日本の地方の暮らしを改革、海外チェーン展開の本格的なスタートをきった。

 こうした流れが2022年1000店舗、売上げ1兆円、集中して多店舗展開を行うドミナントエイリア化により日本の暮らしの変革を目指す。そして、2032年3000店舗、売上げ3兆円を確保し、世界の多くの人々の豊かな暮らしに貢献、世界A級の暮らし提案企業を目指す。

 今2014年2月期も売上げ3760億円(前期比7%増)、営業利益630億円(同2.4%増)の、増収益確保が見込まれている。中期の上昇トレンドは、まだ未完成と思われる。(株式評論家・隆盛)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 14:54 | 株式評論家の視点

【株式評論家の視点】株式評論家・海老原紀雄氏に、「波乱相場の行方」を聞く

■外国人投資家の決算対策売り一巡で底打ち、夏相場は再び日経平均1万6000円に

株式評論家の視点――予想外に大きく下げました。

 【海老原氏】 前週23日に日経平均が1100円を超える下げとなったときに証券会社の店頭にいました。わずか3分で1000円も下げるということは、私の経験からはなかったことです。明らかに、コンピューターによる超高速売買のなせる業だと思います。東証のカタを持つわけではありませんが、今や高速取引は世界の常識でしょうから日本が遅れるわけにはいかないと思います。

――今回も外国勢にやられたということでしょうか。

 【海老原氏】 上にも下にもNYダウが動けば東京市場も写真相場のように動くということがあると思います。シガゴ先物を高くしたり、安くしたりすることで、あるていど東京マーケットに影響を与えることはできます。今回は海外ファンドの決算ということが強く作用したと思われます。昨年秋からの上昇で、日本株に対する含み益は大きく増えていると思いますが、含みはあくまで含みであり、決算ということから実現益を出したかったのだろうと思われます。アべノミクスに対する評価から外国人投資家は、また買ってくると思います。

――日経平均は、これ以上、大きくは下げない?

 【海老原氏】 決算対策売りは今日あたりで一巡とみられます。ただ、日本の投資家には信用買いを膨張させていたため、この処分売りが予想されます。それを見込んでも日経平均の下値は1万3500円までだろうとみています。

――夏相場はいかがでしょうか。

 【海老原氏】 日経平均の下値は1万3500円、上値は1万6000円とみています。円安がどこまで続くかは注目点ですが、2014年3月期について多くの有力企業は1ドル・90円で予算を組んでいますから、これからアナリストの強めのレポートが出始めると思います。その意味ではアナリストレポートに注目しておくことが大切でしょう。敢えて、夏対応銘柄ということなら、iPS関連、農業関連、猛暑関連といったところではないでしょうか。

――高速売買時代に個人投資家はどうすればよいでしょう。

 【海老原氏】 コンピュータによる1秒間に何度も売買をするような取引には個人は無理です。しかし、個人の方でも以前と違って、最近はネットを活用され1日間で何回も売買されるようになっています。ただ、現物中心に取引される投資家に対しては、なんらかの配慮があってもよいと思います。たとえば、配当金に対し、所有期間が長い場合は配当金を増やすといったことも考えるところに来ているのではないでしょうか。
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 12:52 | 株式評論家の視点

【株式評論家の視点】テクノスジャパンは中期経営計画の成長性を見直す相場へ

<銘柄の見所>

株式評論家の視点 テクノスジャパン<3666>(東マ)は全体の波乱相場に巻き込まれ調整色の強い展開を余儀なくされているが、株価は配当利回り3%の水準に到達。割安感の強い位置にまで下げてきており、底打ちから反転相場に向かう動きが遠くない時期に訪れそう。

 前2013年3月期は売上げが41億9700万円と前々期比23.4%の増収、営業利益は4億4900万円と同37.8%の大幅増益を達成した。今2014年3月期は売上げこそ44億5900万円と前期比6.2%増が見込まれているが、営業利益は4億1400万円と7.5%の減益見通し。情報サービス業界ではクラウド・モバイル関連市場等は高い成長が期待できるが、企業のIT関連投資は低成長の見通しであり、厳しい経営環境が続きそうなことが背景。

 しかし、5月20日に2016年3月期を最終年度とする中期経営計画を策定、中長期的な事業規模拡大と収益基盤の強化に努める方向性を明らかにした。企業経営において基幹業務システムは今や、非常に重要な経営基盤となっている。導入するシステムが的確なものであるかどうかは、経営スピードや業務効率、業績などにも大きな影響を与える。企業は、経営情報をリアルタイムで把握したい、経営管理のグローバル化を果たしたい、内部統制を強化したいといった様々な課題を持っており、同社は、そうした課題を発掘し、解決へと導く最適なシステムソリューションを提供していく。

 流れとしては、ERPソリューションからICTコンサルティング企業へ飛躍」「ベスト・オブ・ブリード(お客さまニーズに最新ITを使い最適なソリューションを提供する)」を実現する企業へレベルアップしていく方向性だ。そして2016年3月期に売り上げ70億円(前3月期41億9700万円)、営業利益7億5000万円(同4億4900万円)を想定している。中期的な成長路線が新たな評価を呼び込むことになりそう。(株式評論家・隆盛)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 09:11 | 株式評論家の視点
2013年05月27日

【株式評論家の視点】アイビー化粧品は配当利回り5%台乗せ、全体相場に先駆けて戻り狙う

株式評論家の視点 アイビー化粧品<4918>(JQS)は全体相場急落の余波を受け調整局面を迎えているが、今回の下げを受け、配当利回りは5.2%に上昇。絶対的な割安水準に到達しており、全体の波乱終息に先駆けて戻りを鮮明にしていく方向が予想される。

 前2013年3期は売上げが46億7600万円と前々期比10.3%減少し、営業利益も4億4200万円と同6.7%の減益になった。新製品発売告知を行ったことにより、販売会社が流通在庫を調整したことが大きく影響した。

 続く今2014年3月期については、売上げ47〜50億円(前期比0.5〜6.9%増)、営業利益4億〜4億5000万円(同9.6%減〜1.7%増)の見通しを立てている。特に、秋頃と来春頃にスキンケア新製品の発売を予定しており、販売活動を積極的に行っていく予定だ。また、美容液「リンクル ローション」並びに「アクシール エッセンス」の拡販にも取組んでいく。

 売上げは回復感を強めていく利益はそれほどには伸びない。これは競争力のある商品開発等への新規投資を行うためで、先行きの収益向上への源泉に振り替わるものである。

 人口の減少や少子高齢化社会の中にあって、国内化粧品市場は大きな成長が見込みづらい成熟市場となっている。そうした中、同社は人と人が直接出会い、コミュニケーションを取りながら、製品やサービスを提供していく対面販売にこだわり、コア事業である訪問販売領域の販売組織満足度を高めていく方針だ。

 海外事業はロシア市場に向けて、2012年秋より製品輸出を行っているが、5月に台湾の富裕層をターゲットに台湾支店を開設、先行きの収益寄与が期待される。(株式評論家・隆盛)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 08:42 | 株式評論家の視点

【株式評論家の視点】日本板硝子はリストラ効果で今期黒字、目先筋の売り一巡後出直りへ

株式評論家の視点 日本板硝子<5202>(東1)が注目されそう。見直し人気を集め5月22日に150円の年初来高値を示現した。ただ、間が悪いことに翌日23日に株式市場の大暴落に遭遇、上げトレンドの腰を折られた形になったが、翌日の全般続落場面でも、下方硬直性を発揮しており、目先筋の投げ一巡の後は急速な切り返しに向かう場面が予想される。

 前2013年3月期に172億円の営業損失を余儀なくされた業績は、今2014年3月期は30億円の黒字浮上が想定されている。欧州市場の低迷が続くものの、北米や新興国の自動車用ガラスの拡販により増収を見込む。欧州を中心に生産能力の削減を行い、間接費の削減、人員削減も収益改善に寄与する。

 欧州の建築用ガラス市場における価格は、前2013年3月期では歴史的に低い水準に到達しており、それ以上の下落はない。日本では、円安や政府の成長戦略がもたらす景況の改善を享受。北米における数量は前3月期の好調を持続し、新興国・地域の市場においても数量が増加することが見込まれる。ソーラー用ガラスの出荷数量も安定し、高機能ガラスの市場も少なくとも前3月期の水準を維持するものと見込まれている。

 前3月期に生産能力調整と人員削減の諸施策を実施、その効果は300億円に達するとの見方を取っている。そうした効果が発露、前3月期の第4四半期の営業利益は41億円と、2011年第2四半期以来、6期ぶりの黒字計上となった。そのため、来期と見られていた業績の本格回復が今期に手繰り寄せられるとの見方が強くなっている。株価も評価前進の方向が予想される。(株式評論家・隆盛)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 08:40 | 株式評論家の視点
2013年05月26日

【株式評論家の視点】今回の大暴落で先物・現物市場にかなりの追証が発生、売り吸収されれば波乱も収まる

<相場展望>(5月27〜31日)

株式評論家の視点 5月第4週(20〜24日)は、5月23日に日経平均1143円(7.3%)安の暴落、翌日24日も安値が1万3981円と1万4000円を割り込む波乱の週となった。今第5週は波乱終息を担う週となる。
今後の相場についてはアベノミクスによる景気回復期待という外部環境に大きな変化はなく、落ち着きを取り戻せば株高基調に回帰するとの見方も出ている。ただ、それも株価が短期に戻りを見せて初めて成立する理論である。もし、今週も波乱場面継続になると、押し目買い待機の向きの買い物が大きく後退してしまう。となれば、値幅整理から日柄整理入りということになる。いったん冷めた熱気はなかなか元に戻らないのだが。

 23日の大暴落の後、欧州株式市場も全面安となり、世界の株式市場総崩れになりそうな状況を救ったのは24日のニューヨーク市場である。最終的には小幅安となったが、ザラバでは強調を保ち、CMEの円建て日経平均先物相場の戻りを誘導した。

 24日の週末も量的緩和の早期縮小の警戒材料を抱えながらも反発場面を見せている。27日はニューヨーク市場休場で、東京市場もやや手掛かり難となる。今回の大暴落で、先物市場、現物市場ともにかなりの追証が発生している。これらの売りが吸収されれば波乱も収まる。市場ムードに落ち着きを与えるような急速な引き戻し場面を想定したい。(株式評論家・隆盛)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 10:24 | 株式評論家の視点
2013年05月24日

【株式評論家の視点】シュッピンは高額中古品市場の消費マインド上向きの追い風が吹く

<銘柄の見所>

株式評論家の視点 シュッピン<3179>(東マ)が目先調整を切り上げ、出直り相場へのタイミング模索の動きとなっている。5月10日の決算発表は、前2013年3月期は売上げが124億6200万円と、前々期比23.7%増を確保、営業利益も3億8900万円と同84%増を達成する、大幅増収益決算となった。

 続く今2014年3月期についても売上げが137億8800万円と前期比10.6%増、営業利益が4億8100万円と同23.5%増の好調な決算が見込まれている。実態は非常に好調なのだが、前期に比べて増益率がダウンする点が、ひとまず利益確定の売りを誘発する結果になっている。

 同社はインターネットを利用して中古の高額商品のカメラ、時計、筆記具、スポーツ自転車などを扱っている。インターネットを利用した中古品の売買としては、ネットオークションが人気で、約1兆円程度の市場規模となっている。一方で、コピー商品、不当表示や商品不具合等のトラブルになっている事例も多くあり、より安全な取引環境の整備が求められている。

 顧客が中古品をインターネット上で安心・安全に取引するためには、本物の商品(偽物ではない)であることの保証がされていることと正確な情報開示が不可欠となる。同社は、事業毎の専門的な知識・経験をもったエキスパートにより、「価値ある中古品」を適正に鑑定したうえで買取を行い、本物の商品であることの保証をしている。

 インターネット経由で商品やサービスを購入するEC消費はあらゆる世代に浸透し、今後も市場は堅調に拡大するものと予測されている。特に、中古品市場は、近年、市場全体が注目を浴びてきており、その中でも高額品や嗜好品については、不透明な経済環境下にも関らず、個人消費マインドはそれに左右されることなく上向きになっている。

 なお、今3月期のスタートとなる4月の月次売上げは11億8500万円と、前年同期比19.2%増の好調なスタートを切っている。見直し買いを誘う材料になりそう。(株式評論家・隆盛)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 09:30 | 株式評論家の視点

【株式評論家の視点】三菱商事は今だから出番、出遅れ狙いのターゲットに

<銘柄の見所>

株式評論家の視点 三菱商事<8058>(東1)は全般の地盤沈下が進む中、その出遅れがクローズアップされるタイミングを迎えたと思われる。金属セグメントの純利益が豪州原料炭事業の不振などにより8割近い減益となったため、前2013年3月期の純利益は3600億円と前々期比20%の減益を余儀なくされた。

 こうした業績に変動のある点が同社をはじめとする総合商社株の高い評価を削ぐ要因になっている。しかし、今回決算発表に合わせて、新たな中期経営計画「経営戦略2015(2020年を見据えて)」を発表、中期の成長見通しが明らかにされ、株価も依然とは違う角度からの評価を集めることが予想される。

 新たな中期経営計画では、「2020年頃に向けた三菱商事の姿」として、事業規模の倍増(資源分野での持分生産量倍増、非資源分野での連結純利益倍増)といった成長イメージが示され、より長期を見据えた経営戦略が構築された。また、配当方針も安定配当に加え、収益に連動して配当が増加する「二段階方式」が導入されるなど株主還元が強化された。

 中国の成長率鈍化、資源市況の伸び悩みなど足元の事業環境を踏まえた上での、意欲的なプランと、判断できる。同社は事業ポートフォリオの厚みにおいて、資源分野のみならず非資源分野でも同業他社をリードする。

 新たな中計での非資源分野での新規投資、資産入替え強化の効果もあり、資源分野の成長のみに依存しない収益拡大が続くことが予想される。今2014年3月期は純利益が4000億円と前期比11%の増益が見込まれているが、それは来期以降の増益路線のスタートとなる。

 PBR、0.倍。PER8.2倍、そして配当利回り3%と、投資指標は相変わらず割安だ。(株式評論家・隆盛)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 09:29 | 株式評論家の視点

【株式評論家の視点】大幸薬品株価は外部材料受け難く見直し、「クレベリン」好調続く

<銘柄の見所>

株式評論家の視点 全般相場は為替相場や債券相場、中国の景気動向に神経質となり大幅安となっているが、材料性のある好財務内容の外部環境の影響を受けにくい銘柄を見直す良い機会が訪れた感があり、大幸薬品<4574>(東1)は、ディフェンシブ銘柄として注目度は高い。

 足元の業績、主力製品『正露丸』と『セイロガン糖衣A』について、若年層に向けた当該製品の訴求を強化する等、広告宣伝や店頭販促を図る一方で、海外向けにつきましては、中国と香港市場を中心に好調が見込まれるほか、円安による為替効果も見込むことから増収を予想。また、感染管理事業は前期売上急伸の背景となったノロウイルスの流行等を見込まず、「クレベリン」シリーズが堅調に推移する見通しで、今3月期売上高は75億円(前年同期比0.8%増)、営業利益は11億5000万円(同2.7%増)、経常利益は11億5000万円(同5.0%減)、純利益は9億円(同13.2%減)を予想。年間配当は10円(同5円減)になる見通しだが、会社計画は最低ライン、秋以降、ノロウイルスなどが流行すれば、大きく上ブレする余地はあり、今期予想PER22倍台と割高感はない。

 株価は、4月12日に年初来高値2038円と買われた後、もみ合っていたが、5月23日安値1497円と下げて、4月11日安値1488円に接近し、値ごろ感が出始めている。自己資本比率75.4%と高く、金利上昇に強い無借金経営の好財務内容を見直される可能性が高い、また、秋以降のノロウイルスなどの流行を想定した上で、中長期狙いに徹し買い下がる気持ちで、打診買いを考えるところだろう。(株式評論家・信濃川)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 07:53 | 株式評論家の視点
2013年05月23日

【株式評論家の視点】東レは今期最高利益更新へ、炭素繊維の展開力を見直す

<銘柄の見所>

株式評論家の視点 東レ<3402>(東1)の上昇相場が本格化の兆しを強めてきた。上げ相場に勢いが付き始めたのは5月に入ってから。今2014年3月期は史上最高利益の確保が見込まれており、株価もこれまでの出遅れを一気に払う軽快な足取りが見られそう。

 前2013年3月期は営業利益834億円と、前々期比22%の減益に見舞われた。ライフサイエンス部門は増益となったものの、情報通信材料・機器、プラスチック・ケミカル、炭素繊維複合材料など他の主要各部門は販売価格の下落と数量減で悪化し、全体で大幅な減益を余儀なくされた。ここをボトムに今2014年3月期の営業利益は1200億円と、前期比43%の増益が見込まれている。これまでのピーク利益2012年3月期の1077億円を上回ることになる。

 「ユニクロ」を運営するファーストリテイリング<9983>(東1)など大手SPA(製造小売業)との協業による縫製品ビジネスが好調で繊維部門の売り上げが伸びている。東南アジアの自動車メーカー向けにエンジニアリングプラスチックが回復感を強め、スマートフォン・タブレットPC市場の拡大を追い風に、タッチパネル用フィルムも高い伸びが見込まれる。

 そうした中、期待が大きいのが炭素繊維複合材料。ボーイングのB787は2013年に入って飛行中にトラブルが発生し、一時運航を停止したが、運航を再開、今後はボーイング社の生産ペースが徐々に高まり、東レからの出荷も増加に向かいそう。一般産業用途では、シェールガス革命により米国では圧縮天然ガス(CNG)タンクの需要が急激に増加し、この分野でも東レは高いシェアを持っている。

 さらにえし独ダイムラー社と自動車部品用複合材料の生産・販売を行なう合弁会社を設立するなど、用途拡大に向けた布石に余念がない。軽量化を最大の目的とした自動車分野では、鋼材の数倍に達する価格の引き下げが最大の課題ではあるが、自動車で本格的な炭素繊維の採用が始まれば、既存分野を大きく上回る規模の需要を生むことになる。(株式評論家・隆盛)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 09:50 | 株式評論家の視点

【株式評論家の視点】サンフロンティア不動産は出直りのタイミング、成長路線への評価高い

<銘柄の見所>

株式評論家の視点 サンフロンティア不動産<8934>(東1)は5月15日の9万7000円、5月22日の9万8800円でダブルボトムを形成、これからしっかりとした出直り相場に転じるタイミングに差し掛かってきた。

 3月1日に公募増資とオーバーアロットメントによる売り出しに伴う最大7000株の第三者割当増資を実施すると発表。新株発行が最大で発行済み株式数の15.1%規模とあって、株式価値の希薄化や目先の需給悪化などが嫌気され、一時株価は調整色を強めたが、それを乗り越えて4月9日に15万2900円の高値を示現した。

 高値示現の背景は好業績期待。確かに前2013年3月期の業績は売上げが105億8000万円と前々期比52.8%の増収を確保、営業利益は前々期の8億6100万円から21億5600万円へ急増した。前期の大幅増収益に対し、今2014年3月期は売上げ160億円と前期比51.2%増、営業利益29憶5000万円と同36.8%増の見通しが明らかになった。利益の伸びが鈍ったことで、ひとまず利益確定の売りが先行する流れとなったようだ。そうした目先筋の売りが一巡し、出直り相場を鮮明にしていくことが予想されるが、同社のビジネスモデルは中期的な成長につながるという、評価の根本的な部分がクローズアップされていきそう。

 同社は稼働率の低い不動産や、リニューアルを要する建物を取得し、高収益の不動産に再生するリプランニング事業を展開している。そして東京都心部に7拠点、総勢60名におよぶ人員を擁し、都心部に特化した営業体制をとっている。そうした地域密着型の事業展開が、賃貸仲介だけではなく、ビル管理、改修工事、売買仲介、不動産コンサル等、顧客のニーズを吸収した事業拡大に結び付いている。従って、アナリスト筋は今期の増額、来期続伸のコースを想定している。本格評価はこれからだ。(株式評論家・隆盛)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 09:19 | 株式評論家の視点
2013年05月22日

【株式評論家の視点】富士通は出遅れ訂正高が本格化する、業績のボトムアウトを評価

<銘柄の見所>

株式評論家の視点 富士通<6702>(東1)の出遅れ訂正高に弾みが加わってきた。前2013年3月期は純利益が729億円の損失となった。半導体市況の悪化やデジタルAVの低迷が要因。コストダウン、事業構造改革などに努めたものの、減収、販売価格の下落、最終製品の生産低迷による工場操業度の低下を吸収できなかった。

 前期をボトムに今2014年3月期以降業績は増益路線に転換する見通しだが、同業他社に比べ構造改革推進の立ち遅れが目立ち、それが株価が人気の圏外に放置されてきた要因である。しかし、2月以来3か月にわたるもみ合いを抜け出したからには、これまでのもみ合いで蓄えたエネルギーを投射しつつ上げ足を加速する局面に踏み込んだと思われる。

 前2013年3月期は売上げが4兆3817億円(前々期4兆4675億円)、営業利益952億円(同1053億円)の低調な決算となった。しかし、今期は売上げ4兆5500億円と前期比3%増、営業利益1400億円、同46%増の大幅増益が見込まれている。6期ぶりの増収、3期ぶりの営業増益となる

 主力のテクノロジーソリューション部門は、国内ユーザーのIT投資の回復傾向を受け、通信、製造、流通など一般企業の投資意欲は戻り始めている。欧州債務危機や中国経済減速などの影響もあり、海外の実需は不振が続いているが、足元の円安で売上高は回復しつつある。ただ、携帯電話やPCが主力商品のユビキタスソリューション部門や、LSI・電子部品を主体とするデバイスソリューション部門は苦戦が続く見通し。

 同社はこれまで何回か中期見通しの発表数字を達成できない状況に追い込まれている。今期の見通しについてもアナリスト筋の多くは未達の可能性を指摘している。株価も業績をウォッチしながらの展開となりそう。(株式評論家・隆盛)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 09:25 | 株式評論家の視点

【株式評論家の視点】パンチ工業は海外展開の成長を取り込む、投資指標も絶対的割安

<銘柄の見所>

株式評論家の視点 パンチ工業<6165>(東2)が出直り態勢を固めつつある。前2013年3月期の売上げは250億4100万円と、前々期比5.2%増を確保した。ただ、製品構成の変化等による原価率の上昇がネックになり、営業利益は7億700万円と同25.2%の減少となった。これが響き5月16日には505円の安値へダメ押しを余儀なくされた。

 今2014年3月期は売上げが265億4200万円と前期比6%増、営業利益が9億1700万円と増収増益決算となる見込み。悪材料を吸収し終えた後で、株価は今後こうした明るさを積極的に取り込んでいく方向が予想される。

 同社は主にプラスチック金型やプレス金型用の部品の製造・販売事業を行なっている。金型は、製品を早く均一に大量に作るための金属で出来た型。自動車、スマートフォン、ボールペン、パソコン、デジタルカメラ、電子部品の生産などで使用されている。国内は自動車が米国およびアジア向けの輸出が好調なほか、スマホやタブレット関連が順調。中国市場も日本と同様に自動車、スマホ・タブレットが売上げを伸ばしている。

 金型部品業界でトップブランドを確立した国内での強さを武器に、1990年に中国大連に製造拠点を設立するなど、同業他社に先駆けて海外展開に踏み込んだ。なお、近年は海外の金型需要は新興国へシフトしている。特に急激に市場が伸びているのがインドで、2位が中国、その後東南アジア韓国などと続く。そのため、インドでは子会社を設立し販売を開始しているほか、マレーシアでは地元の有力企パンサー社と資本業務提携を行い、業務を促進している。

 PERは7.0倍に過ぎないし、PBRも0.8倍の低水準。配当利回りも2.9%に達するなど、株価は絶対的な割安水準にある。(株式評論家・隆盛)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 09:24 | 株式評論家の視点

【株式評論家の視点】セーラー万年筆は低位株見直し人気台頭で注目、節電・エコ対策関連

<銘柄の見所>

株式評論家の視点 セーラー万年筆<7992>(東2)は、超低位銘柄として見直されることも予想される。市場では、太陽光発電やリチウムイオン電池関連など、エネルギー関連を物色する動きが見られており、今夏の節電要請を視野に入れる形で、物色の範囲が広がると予想される。同社が節電・エコ対策に最適な窓ガラス用遮熱塗料「スマートコート」を手がけていることが注目される。スマートコートは、日焼け防止となる紫外線カット率(95%以上)、熱の原因となる赤外線カット率(30〜99%)、景観を損ねない透明性(可視光透過率80〜60%)、密着性が高くテープや張り紙もOK、高耐久性で経済性抜群(塗膜は20年以上・性能は10年以上の耐久性)で、環境省実証済みの省エネ率41%とあって注目度は高い。

 足元の業績、射出成形取出機の新機種RZ-A(汎用型取出機RZ-αUの後継機種)を4月より市場導入、材料費、仕入原価と販管費などの削減に取り組むほか、中高級クラスの万年筆・複合筆記具を中心に新製品を投入し、今12月期売上高は65億9900万円(前年同期比2.3%増)、営業利益は2億0900万円(同4.4倍)、経常損益は1億0600万円の黒字(同2600万円の赤字)、最終損益は7800万円の黒字(同1億2600万円の赤字)と黒字転換を見込む。年間配当は無配継続見通し。

 株価は、2月18日の年初来安値37円、4月2日安値37円と売り直され下値確認から5月9日に年初来高値60円と上昇。その後、5月16日安値44円と下げてもみ合いとなっている。連続赤字で疑義注記が付いているが、連続営業黒字が見込まれ、13週移動平均線がサポートラインとして意識された感があり、三段上げに向けた値固め段階と見ることが出来よう。(株式評論家・信濃川)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 06:49 | 株式評論家の視点
2013年05月21日

【株式評論家の視点】日新電機は訂正高が本格化へ、中期成長路線が見える

<銘柄の見所>

株式評論家の視点 日新電機<6641>(東1)の出遅れ訂正高に弾みが加わってきた。同社の今年の安値は4月4日の407円。相場に全く取り残されてきた存在である。従って相場波動はまだ若く、これから本格的に相場が育っていくことになりそう。

 前2013年3月期の業績は売上げが1033億円と前々期比3%増を確保したが、営業利益は70億7700万円と、同7.5%の減益にとどまった。ここらあたりが株価が人気の圏外に放置されてきた要因である。

 しかし、今2014年3月期は様相が変わる。売上げは1100億円と前期比6%増が見込まれ、営業利益は80億円と同13%増益が見込まれている。ただ、前3月期は第3四半期単独で52億9600万円の営業利益を確保している。季節性があるにしても、4半期単独でそれだけの利益を確保できる状況にあることを示している。

 前期の部門別受注状況を見ると、再生可能エネルギーの全量固定価格買取制度の開始を背景に太陽光発電用パワーコンディショナの需要が増加、新エネルギー・環境事業の受注高は前々期の110億円から183億円に急増している。また、ビーム・真空応用事業では、高精細・中小型FPD(フラットパネルディスプレイ)製造用イオン注入装置の需要が大幅に増加している。

 前3月期から中期経営計画「ビジョン2015」をスタートさせており、2015年には売上高1,500億円・営業利益120億円を目指している。成長分野である太陽光発電用パワーコンディショナの新製品投入や生産能力の大幅な引き上げ、ビーム・真空応用事業における新たな海外拠点の立ち上げなどにより事業拡大を図る。今期の増益はそうした中期成長路線への途上と見ていい。中期経営計画は株価の天井を押し上げていく要因になりそう。(株式評論家・隆盛)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 09:53 | 株式評論家の視点

【株式評論家の視点】八州電機はソリューション部門を強化し、持続的な成長を目指す

<銘柄の見所>

株式評論家の視点 八州電機<3153>(東1)が微調整を切り上げ出直り態勢に入って来た。3月18日に421円の年初来高値を示現した後、下げに転じ4月2日の363円で底打ちを確認。そこからリバウンドに転じ、5月9日には420円と高値に肉薄したが、結局その壁を乗り越えることができず、再び調整場面に入った。チャートはダブルトップ形成のパターンで、それは通常は値幅も日柄もかなりの調整に入ることを示している。しかし、同社の場合、5月16日の400円で目先底入れを完了し、早くも出直り態勢に入っており、トレンド的には上値指向の流れが途切れていないと判断できる。

 前2013年3月期は売上げこそ825億5200万円と前々期比9.8%増を確保したが、営業利益は14億2200万円と同17.4%の減益となった。営業減益については昨年5月に稼働した「新基幹システム」に伴う減価償却費の増加が主たる要因である。今2014年3月期については売上げ900億円と前期比9%増、営業利益14.6%増の増収増益決算となる見通しだ。

 同社は日立製作所<6501>(東1)など日立グループの企業と特約店契約を結んでいる商社で、同グループの特約店としては国内最大。システム・ソリューション事業は、鉄鋼システム、鉄道関連システム、受変電システム等が主力商品。電子デバイス・コンポーネント事業では半導体関連、表示パネル用液晶ディスプレイ等を販売している。

 前期をスタートに、2015年を最終年度とする第13次新中期経営計画を推進している。ソリューションビジネスの強化が一つのポイント。顧客を担当する「アカウント部門」は顧客の需要を的確に捉え、その顧客の課題に合致した商品・サービス・技術を提案する「ソリューション部門」を横断的に組織化する。2つめは電子デバイス・コンポーネント事業の拡大強化で、電子デバイス分野は半導体事業を強化し、産業・アミューズメント分野などの主要顧客取扱高を拡充する。数値的な公表はないが今期の増益が持続的なものとなることが予想される。(株式評論家・隆盛)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 09:52 | 株式評論家の視点
2013年05月20日

【株式評論家の視点】キーコーヒーは収益改善の効果が顕著、イタリアントマトの海外展開に期待

<銘柄の見所>

株式評論家の視点 キーコーヒー<2594>(東1)が出直り色を鮮明にしてきた。株価は2月1日の1650円を高値に調整に入っていたが、4月2日の1473円で大底を打ち、引き戻しに転じてきているところだ。

 高値から調整に入ったきっかけは、自己株式や既存株主による合計150万株の売り出しと、22万5000株の新株発行を実施すると発表したこと。株式需給悪化懸念から嫌気売りが膨らんだが、実際上は新株の増加は22万5000株に過ぎない。ここへきては募集価格の1520円を上回る状況にあり、需給悪懸念は一掃された展開に踏み込んできている。

 主力のコーヒー関連事業では業務用で「トアルコ トラジャ コーヒー」や「氷温熟成珈琲」など差別性の高いプレミアムコーヒーの拡販活動を推進した。家庭用市場では、春夏商品としては期間限定商品「氷温熟成珈琲」を詰合わせた「ドリップ オン バラエティパック」を新発売し、秋冬商品としては、専用圧力缶を開発し新次元のコーヒー「天使のアロマ」シリーズなどを発売した。

 全社的な収益改善の展開も寄与し、前2013年3月期の売上げは535億9700万円と前々期比0.3%減となったが、営業利益は前々期の2100万円から9億4600万円へ飛躍的な向上を遂げた。さらに今2014年3月期も売上げは533億円と前期比0.6%減となるが、営業利益は11億円と同16.2%増益が見込まれている。

 イタリアントマトは、四季折々の食材を取り入れた季節毎のメニューフェアなどの販促策を実施した。また、「国内は充実」「海外は拡大」の方針の下、国内では消費動向を慎重に見据え、堅実な出店を目指して大学キャンパス内などへ出店。海外ではアジア地域での新規出店を進め、中国で「イタリアン・トマト カフェ アモイ中華城店」や香港では2店目となる「和茶房 鎌倉 夢見屋 香港上環店」などを出店した。海外の増勢は収益アップに貢献する要因である。出直りトレンド継続の方向が予想される。(株式評論家・隆盛)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 09:56 | 株式評論家の視点