[編集長の視点]の記事一覧
  (ブログ内の記事検索は右サイドバーの検索窓から)

記事一覧 (01/22)【編集長の視点】アーキテクツSJは続落も独自ビジネスモデルの再評価で直近IPO株人気に再燃余地
記事一覧 (01/21)【編集長の視点】シグマクシスは最高値からの半値押し水準で直近IPO株人気を高め3連騰
記事一覧 (01/21)【編集長の視点】モブキャストは2期ぶりの最高純益更新を期待し決算発表を先取り3連騰
記事一覧 (01/20)【編集長の視点】東京都知事選の「脱原発」関連の再生エネ株は意外や意外、成長戦略株の一角に浮上も=浅妻昭治
記事一覧 (01/20)【編集長の視点】アビストは3連騰、続伸業績を買い直し上場来安値水準から下げ過ぎ訂正
記事一覧 (01/20)【編集長の視点】イーグランドは直近IPO株人気を高めて割安修正で続伸
記事一覧 (01/17)【編集長の視点】アズマハウスは出遅れ直近IPO株人気を再燃させて反発し最高値に再挑戦
記事一覧 (01/17)【編集長の視点】ホギメディは3Q好決算も利益確定売りが先行して続落
記事一覧 (01/16)【編集長の視点】オウチーノは窓埋め終了で地相場を確認し直近IPO株人気を高めて続伸
記事一覧 (01/16)【編集長の視点】ノダは高値から売り気配スタート、連続増配も業績減益転換を嫌い利益確定売り
記事一覧 (01/15)【編集長の視点】エンカレッジはトップシェアのセキュリティソフトを手掛かりに直近IPO株買いが再燃し急反発
記事一覧 (01/15)【編集長の視点】キャンドゥは急反発、消費税増税関連の100円ショップ株は決算動向が分かれ高安マチマチ
記事一覧 (01/14)【編集長の視点】シンプロメンテは最安値目前から反発、独自ビジネスモデルを再評価して出遅れ直近IPO株買いが再燃
記事一覧 (01/14)【編集長の視点】「遠くの大化け株」より1月期高配当利回り株で新年相場の勝ち癖にトライ=浅妻昭治
記事一覧 (01/14)【編集長の視点】乃村工藝は業績再上方修正、期末配当増配も利益確定売りが先行して急反落
記事一覧 (01/10)【編集長の視点】アーキテクツSJは独自ビジネスモデルを再評価し直近IPO株人気を再燃させ反発
記事一覧 (01/10)【編集長の視点】ファーストリテイは売り上げを下方修正も1Q最高純益が市場予想を上回り急反発
記事一覧 (01/09)【編集長の視点】シグマクシスは1万円台乗せの目先目標達成で反落も初値低倍率をカバーしなお直近IPO株人気が底流
記事一覧 (01/09)【編集長の視点】天満屋ストアは業績再下方修正で反落もヨーカ堂との提携効果を期待し下げ幅は限定的
記事一覧 (01/08)【編集長の視点】省電舎は続落も2Q下振れ業績を織り込み再生エネ関連人気を再燃余地
2014年01月22日

【編集長の視点】アーキテクツSJは続落も独自ビジネスモデルの再評価で直近IPO株人気に再燃余地

<銘柄ウオッチ>

編集長の視点 アーキテクツ・スタジオ・ジャパン(アーキテクツSJ)<6085>(東マ)は、85円安の3810円と続落し、今年1月17日につけた上場来安値3710円水準で底固めを続けている。ただ全般相場が、円安一服などで模様眺めムードを強めるなか、昨年12月18日に新規株式公開(IPO)された直近IPO株として同社株の下値には逆行高期待を高めて下げ過ぎ訂正買いが続いており、同社がネットワーク化している登録建築事務所が、デザインコンテストに入賞したことなどが、同社の独自ビジネスモデルの再評価につながり、フォローの材料となる可能性もある。

■登録建築家が設計した木造2階建て住宅がコンテストに入賞

 同社は、日本最大級の建築家ネットワークを運営し、実際に住宅、医療施設、マンション、店舗などを建設し住宅をリフォームする建築主に対して建築ニーズにもっとも適した建築家、優良工務店とを結び付け、良質な社会ストックの構築を実現している。登録建築家は2419人に達し、この建築家が、加盟建設会社が運営する全国185スタジオで個別相談や各種セミナーを開催、このASJアカデミーの会員は、前期末で2万2147人となっている。

 この登録建築家では、堀部建築事務所(大阪府高槻市)の設計した木造2階建ての「上八万の家」(徳島県)が、「LIXILデザインコンテスト2013」に入賞したことを今年1月15日に発表するなど、良質な住宅ストックの提供をアピールしている。今後も、ASJアカデミー会員は、登録建築家が作成する基本プランを利用するプランニングコースを経て建築設計・監理業務委託契約を結び、設計が終了するとスタジオを運営する建築会社と工事請負契約を締結して工事に着工することになり、同社業容の一段の拡大につながる。

 業績も好調で、今3月期は、売り上げ16億3700万円(前期比21%増)、経常利益2億6300万円(同48%増)、純利益1億5800万円(同50%増)、1株利益123.1円と予想している。

■ダブルボトム形成が煮詰まり底値買いチャンスを示唆

 株価は、昨年12月18日に公開価格2050円で新規株式公開(IPO)され、公開価格比2.2倍の4600円で初値をつけ5300円まで買い進まれ、下ぶれた3765円安値からは2日連続のストップ高を交えて上場来高値5390円まで1600円高した。年明け後はIPO人気の一巡で上場来安値3710円と売られ往って来いとなりダブルボトムを形成しているが、2月に入ると2月13日にはアキュセラ<4589>(東マ)がIPOされる予定にあることなどから、再びIPO人気が盛り上がる展開が想定される。底値買いチャンスを示唆している。
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 09:44 | 編集長の視点
2014年01月21日

【編集長の視点】シグマクシスは最高値からの半値押し水準で直近IPO株人気を高め3連騰

<銘柄ウオッチ>

編集長の視点 シグマクシス<6088>(東マ)は21日、920円高の7620円まで上げて3営業日続伸している。同社株は、昨年12月18日に公開価格3010円で新規株式公開(IPO)され、3020円で初値をつけ同安値3015円まで下ぶれなど限定的なIPO人気にとどまったが、同社独自の総合的なビジネスコンサルティング業態を評価して再三のストップ高を繰り返して上場来高値1万430円まで3.4倍化、この急伸幅の半値押し水準を固め直近IP株人気を再燃させ買い増勢となっている。

■経営戦略など変革シナリオをワンストップで提供

 同社は、2008年に三菱商事<8058>(東1)グループのコンサルティング事業の強化を目的に企業再生ファンドのRHJインターナショナルと共同出資で設立されたが、同事業は、業界の従来型の事業形態とは大きく異なっている。従来型では専門分野ごとに特化したサービスを提供しているのに対して、経営戦略の立案・策定からビジネスモデルの設計、ビジネスプロセスや組織の構築、ITシステムの事業運営基盤の設計・開発・導入・運用までワンストップで提供するとともに、その経営戦略も、従来型の過去の成功事例に基づくアプローチとは異なって、経営環境の変化やインパクトを見据えるアプローチによる将来像を提示する変革シナリオに主眼を置き、M&A後の組織統合マネジメント、日本企業の新興国進出、金融ネット犯罪対策導入など全分野にわたりスピード重視で取り組んでいる。このため、設立当初は三菱商事向けの取引が、全売り上げの約8割を占めたが、次々と新規顧客を開拓、前3月期は2割弱まで低下している。

 今3月期業績は、売り上げ111億円(前期比8%増)、経常利益12億5000万円(同77%増)、純利益10億4600万円(同9%減)、1株利益229.3円と予想、2月6日発表予定の今期第3四半期(3Q)決算でこの好業績を再確認することになる。

■3Q決算にも期待を高めてリバウンド幅を拡大へ

 株価は、同社の初値形成後のセカンダリーでの直近IPO株人気が、既上場の類似会社のリンクアンドモチベーション<2170>(東1)などの株価を刺激して昨年来高値を更新、その類似会社の高値更新が、今度は同社株との比較感を強め直近IPO株買いにつながっている。3Q決算にも期待を高めリバウンド幅を拡大、最高値奪回を目指そう。(本紙編集長・浅妻昭治)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 12:18 | 編集長の視点

【編集長の視点】モブキャストは2期ぶりの最高純益更新を期待し決算発表を先取り3連騰

<銘柄ウオッチ>

編集長の視点 モブキャスト<3664>(東マ)は21日、21円高の1245円まで上げて3営業日続伸している。同社株は、2月7日に前2013年12月期決算の発表を予定しているが、下方修正し赤字転落した前期業績は織り込み済みとして、今2014年12月期業績の黒字転換、2期ぶりの過去最高純益更新観測を手掛かりに下げ過ぎ訂正の打診買いが下値に続いている。今年6月にブラジルで開催されるサッカーのワールドカップ(W杯)に関連して、同社のモバイルオンラインサッカーゲーム「モバサカ」への人気が高まることも、業績期待をフォローしている。

■サッカーW杯に合わせてブラジルで「モバサカ」も配信

 同社の前期業績は、昨年11月に下方修正され、純利益は、期初予想の10億円が7億5000万円の赤字(前々期実績は過去最高の6億4800万円の黒字)と落ち込んだ。前期第3四半期にリリースを予定していたネイティブアプリゲーム「ドラゴン★スピン」、「激闘!ぼくらのプロ野球!」、プラウザゲーム「モバイルグランプリ」の投入が遅れ、海外事業でも当初5月に予定していた「野球の達人」の投入が10月に延び、TVCMを積極化したことによる費用増やプラットフォームの機能強化に向けた人件費負担が重なり、さらに開発が完了し償却を開始したソフトウェアについて経営体質の強化を図るために約3億円の減損損失を計上したことなどが要因となった。

 これに対して今12月期業績は、投入が遅れた「ドラゴン★スピン」のAndoroid版が昨年10月中旬、iOS版が12月にそれぞれ配信され、「激闘!ぼくらのプロ野球!」が、同じく10月中旬、11月、「モバイルグランプリ」も、10月末に配信され、前期に前倒しで計上した減損損失も、今期の償却費負担を大幅に軽減することなどから黒字転換のV字回復が見込まれる。東洋経済会社四季報の最新号では、W杯に合わせて、昨年8月に業務提携したオランダのブースターメディア社(本社・アムステルダム)と組んで「モバサカ」をブラジルで配信することにも注目して今期純利益を7億円と観測、2期ぶりに過去最高を更新するとしている。

■調整場面の3分の2戻しを埋め急騰特性を再発揮も

 株価は、ブースターメディア社との業務提携報道でストップ高を交えて株式分割権利落ち後高値2500円をつけ、韓国での新作ゲームの積極投入報道でもストップ高して2217円と買われるなど急伸したが、前期業績では逆にストップ安して落ち後安値1006円まで調整した。同安値から調整場面で開けた窓の3分の2戻し水準まで埋めて下値固めを続けている。決算発表とともに好業績評価を強めて急騰特性を発揮、再発進する展開も有力で、下値での待ち伏せ買い妙味を示唆している。(本紙編集長・浅妻昭治)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 11:22 | 編集長の視点
2014年01月20日

【編集長の視点】東京都知事選の「脱原発」関連の再生エネ株は意外や意外、成長戦略株の一角に浮上も=浅妻昭治

<マーケットセンサー>

編集長の視点 これはもう立派なバブルといっていいのかもしれない。再生可能エネルギー関連株の急騰ぶりである。一昨年2012年11月の「アベノミクス相場」の初動段階での倉庫株や含み資産株の急伸などを問題なくオーバーパフォームしている。前週初14日以来、新興市場で省電舎<1711>(東マ)フジコー<2405>(東マ)グリムス<3150>(JQS)ファーストエスコ<9514>(東マ)など、ストップ高に次ぐストップ高を演じる銘柄が続出し、週末の17日には、エナリス<6079>(東マ)が、全市場での売買代金ランキングで、第2位のソフトバンク<9984>(東1)に約260億円もの差をつけてトップに躍り出た。

 もちろん株価急騰の引き金は、細川護煕元首相の東京都知事選挙への出馬表明である。選挙出馬の最大のマニフェスト(選挙公約)に「脱原発」をアピールし、この選挙戦を小泉純一郎元首相が支援し「元首相連合」の最強のタッグマッチを組み、最有力候補に急浮上して原発再稼働を容認する国のエネルギー政策に風穴を明け、東京電力<9501>(東1)の福島第1原子力発電所の事故から3年を経過して風化し始めている「脱原発」政策の巻き戻し期待を高めているためだ。

 この突発した株価急騰劇は、市場には一過性の材料株人気との見方があるのも確かだが、意外や意外、新年相場への一段の追い風になる可能性も否定できない。「アベノミクス」の成長戦略が、「成長戦略国会」を目指した昨年の臨時国会が、「特定秘密保護法国会」に変質して閉会し、安倍首相の靖国神社参拝で国際的な風圧も高まって手詰まり感を強めているなか、新テーマ株買いを拡大する救世主となるかもしれないからである。都知事選の対立候補からは、「脱原発」の選挙公約をあの2005年に小泉純一郎元首相が仕掛けた「郵政選挙」と同様の「ワン・イッシュー」選挙として批判する向きもあるが、「郵政選挙」での圧勝では、外国人投資家が、大挙して日本株買いを強めた経緯もあり、この再現も期待できるかもしれないのである。

 ただ兜町として問題なのは、今回の急騰株が、ストップ高を繰り返したESCO(省エネ)関連株に偏重し過ぎていることである。再生エネルギー関連の本命とされる太陽光発電関連株などは、まったくカヤの外に置かれている。これについては、「固定価格買取制度バブル」で太陽光発電プロジェクトが乱立、なかには事業認定された発電設備の着工を遅らせて差益獲得を目論む悪質業者もあぶり出され、買取価格の引き下げが相次いで打ち出されていることも影響しているようだ。

 となると注目されるのは、1月22日に開催予定と報道されている細川護煕元首相の出馬表明の記者会見である。ここでどのような「脱原発シナリオ」が示されるかによっては、関連株の裾野が広がる展開も想定されるからだ。だから兜町は、この記者会見が、細川元首相が、佐川急便からの借入金問題と並んで、1994年に退陣した遠因の一つとなった「国民福祉税構想」を発表したときの記者会見の再現とならないことを祈る以外にない。深夜に設定された同記者会見では、報道陣から消費税を当時の3%から7%に引き上げる国民福祉税の積算根拠を質問された同首相が、あろうことか「腰だめ」と答えて顰蹙を買い、程なく白紙撤回に追い込まれた。「脱原発」シナリオが、この反省を踏まえて実現可能性を示唆することになれば、「アベノミクス」のもう一つの成長戦略関連株として、1月23日の知事選告示、2月9日の投開票日に向け関連株買いが一段と盛り上がるはずである。
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 11:01 | 編集長の視点

【編集長の視点】アビストは3連騰、続伸業績を買い直し上場来安値水準から下げ過ぎ訂正

<銘柄ウオッチ>

編集長の視点 アビスト<6087>(JQS)は、25円高の2936円と3営業日続伸している。同社株は、昨年12月18日に公開価格3450円で新規株式公開(IPO)され、初値を公開価格と同値でつけたあと、上場来高値3570円まで買い進まれたものの、その後、上場来安値2810円まで下ぶれ下値固めを続けてきたが、この安値水準で今9月期業績の続伸予想や期末配当の60円を見直し下げ過ぎ訂正を期待する買い物が根強く続いている。

■自動車業界向けの設計開発事業で好採算業務を受注

 同社の今9月期業績は、売り上げ53億8500万円(前期比14%増)、経常利益6億3700万円(同1%減)、純利益3億7500万円(同1%増)と予想されている。主力の設計開発アウトソーシング事業で、国内の自動車メーカー、部品メーカー、家電メーカー、精密機器メーカー向けの3次元CADをツールとして、機械・機械部品やソフトウェアを設計開発する技術者を派遣し、トヨタ自動車<7203>(東1)を主要顧客としており、自動車業界で新車開発などの設計開発事業が高水準で推移し、より好採算の業務を受注していることなどが要因となっている。

 なお経常利益は減益予想となっているが、アウトソーシング事業での技術者の要員増負担や、子会社を設立して飲料用の「水素水」の製造・販売事業に進出、熊本県菊池市の工場用地で取水用井戸を掘削、工場を稼働させる人件費、原材料費が増加することが要因となる。ただ期末配当は、新興市場のIPO株として異例の60円を予定している。

■PERは14倍台、配当利回りは2%と下値買い妙味を示唆

 株価は、上場来高値から同安値まで760円安、底値固めを続けて公開価格、初値を下回っているが、PERは14倍台、配当利回りは2.0%と下げ過ぎを示唆している。一昨年12月20日にIPOされ公開価格を下回って初値をつけたパンチ工業<6165>(東2)は、今年に入って連日、上場来高値を更新し公開価格比2.5倍と大化けしており、アビストにも下げ過ぎ訂正で同様の「小さく産んで大きく育てる」株価展開が想定され、下値買い妙味を示唆している。(本紙編集長・浅妻昭治)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 10:51 | 編集長の視点

【編集長の視点】イーグランドは直近IPO株人気を高めて割安修正で続伸

<銘柄ウオッチ>

編集長の視点 イーグランド<3294>(JQS)は、20円高の3960円と続伸して始まり、昨年12月25日につけた上場来高値4655円を再び視界に捉えている。年明け以降、全般相場が、米国雇用統計の足踏みや円高修正の一服などの影響を受けて高値もみ合いが続いているなか、値動きの軽さに注目して直近IPO(新規株式公開)株を買い直す展開が盛り上がっており、そのなかでも、PER的に割安で直近IPO株のなかでも希少の有配株となっていることを評価して買い増勢となっている。

■不動産競売市場からの安価仕入でビジネスモデルを確立

 同社は、東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県の1都3県の首都圏エリアを主力地盤に中古マンションや中古住宅の再生事業を展開しているが、この中古物件の仕入には独自のビジネスモデルを誇り高実績を上げている。物件仕入は、不動産競売市場や一般の中古住宅流通市場から行っているが、その約7割が、競売市場からとなっているためだ。同競売市場は、住宅ローンなどの債権者が、延滞した債権を回収するために民事執行法に基づき裁判所に申し立てを行い、裁判所が、入札により担保不動産の売却を行う制度で、同制度により物件の仕入価格は安価に抑えることができるメリットはある一方、建物の内部は、落札後の物件の明け渡し後にしか確認できないデメリットもあり、同社は、このリスクを軽減してリフォーム、商品化するビジネスモデルを確立している。

 不動産競売市場の仕入は、前3月期の総仕入件数584件のうち407件と69.7%を占めており、これが同社の好業績要因となっている。今3月期業績は、売り上げ118億2900万円(前期比27%増)、経常利益7億5400万円(同2.3倍)、純利益4億4300万円(同26%増)、1株利益343.3円と予想、配当も30円を予定している。

■「小さく産んで大きく育てる」の投資鉄則通りにPER11倍台の割安修正へ

 株価は、昨年12月18日に公開価格3300円でIPOされ、公開価格比27%高の4200円で初値をつけ3470円と調整したあと、上場来高値4650円まで3割高し、3分の2押し水準から再騰を窺っている。PERは11倍台と割安であり、「小さく産んで大きく育てる」IPO株の投資鉄則通りに最高値奪回に向け値動き活発化が予想される。(本紙編集長・浅妻昭治)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 10:30 | 編集長の視点
2014年01月17日

【編集長の視点】アズマハウスは出遅れ直近IPO株人気を再燃させて反発し最高値に再挑戦

<銘柄ウオッチ>

編集長の視点 アズマハウス<3293>(JQS)は、11円高の1732円と3日ぶりに反発し、昨年12月17日につけた上場来高値1887円に再チャレンジする動きを強めている。昨年2013年のIPO(新規株式公開)市場の平均初値倍率が、2倍を超える高人気となったのに対して、同社の初値が、公開価格1600円に対して10%高の1760円の低倍率で、その後につけた上場来高値も1887円にとどまったことから、上値のシコリは小さく、さらに今3月期配当を70円と予想していることも見直し出遅れ直近IPO株買いが再燃している。

■本体価格600万円で一次取得者に向けに注文住宅を提供

 同社の初値倍率が低水準にとどまったのは、同社の業態が、分譲住宅や分譲土地を販売するオールドエコノミーに属し、主に和歌山県を営業地盤とすることなどが要因となった。しかし、同社は、和歌山県ではトップシェアを誇り、分譲事業も、土地仕入、宅地造成、建築確認申請、設計発注、工事手配まで一貫して手掛け、一次取得者向けに販売する注文住宅として「Villetta(ヴィレッタ)」、「Basic(ベーシック」を展開、本体価格を600万円に設定する一方で自由設計も可能として、「ヴィレッタ」では太陽光発電とオール電化をプラスするエコスマート4LDK、屋上庭園とオール電化を付加するリッチテラスの住宅として「880万円の家」を提供するなど、取得者のライフプランに応じたラインアップを充実、差別化戦略に強みを持っている。

 今3月期業績も好調で、売り上げ115億円(前期比14%増)、経常利益15億300万円(同23%増)、純利益9億2900万円(同22%増)と予想、配当も、上場記念配当を含めて70円を予定している。

■初値近辺で値固めを続けPER6倍台、配当利回り4%と超割安

 株価は、初値形成後につけた上場来高値から同安値1604円まで調整年明け後に出遅れ訂正で200円幅のリバウンドをして初値水準での値固めを続けてきた。PERは6倍台、配当利回りは4.0%と超割安であり、上場来高値奪回を一通過点に上値を伸ばす展開が有望である。(本紙編集長・浅妻昭治)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 10:56 | 編集長の視点

【編集長の視点】ホギメディは3Q好決算も利益確定売りが先行して続落

<銘柄ウオッチ>

編集長の視点 ホギメディカル<3593>(東1)は、100円安の5470円と続落して始まっている。前日16日大引け後に発表した今3月期第3四半期(3Q)決算が、続伸して着地し、期初予想の3月通期業績に対して順調な利益進捗率を示したが、きょう17日の日経平均株価は、前日のNYダウの反落、為替の円高進行を受けて93円安と続落してスタートしたことから、週末休みを控え目先の利益を確定する売り物が増勢となっている。

■「オペラマスター」の新規契約医療施設数は24件と続伸

 3Q業績は、前年同期比4%増収、8%経常増益、10%純益増益と伸び、3月通期業績対比の利益進捗率も、78〜79%と目安の75%を超えた。医療施設向けに手術器具一式の製品・物流・情報を管理する「オペラマスター戦略」を学会・セミナー活動などを通じて医療機関に浸透させ、新規契約施設数が、24件(解約4件)と増加して累計施設数が、197件と拡大し、同戦略をさらに発展させるためにシステムに機能充実と拡張を付加、「手術管理システム」の営業活動を強化し、生産量の増加と生産体制の効率化が原価率を改善させ、海外取引への円安の影響をカバーし好決算につながった。

 3月通期業績は期初予想に変更はなく、純利益は、57億3000万円(前期比9%増)と連続の過去最高更新を見込んで市場コンセンサスを上回り、年間配当も、108円(前期実績100円)と連続増配を予定している。

■5000円台下値でダブル底を形成し下値からPER15倍台の割安修正も

 株価は、今期業績の続伸・連続増配を評価してつけた昨年来高値6660円から全般相場の調整とともに5000円台を試す調整が続き、昨年6月安値5030円、同10月安値5020円でダブル底を形成し、調整幅の3分の1戻し水準の5500円台固めを続けてきた。PERは15倍台と市場平均を下回り、配当利回りも1.9%と市場平均を上回っており、下値では内需関連のバユー株買いの再燃も想定される。(本紙編集長・浅妻昭治)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 10:22 | 編集長の視点
2014年01月16日

【編集長の視点】オウチーノは窓埋め終了で地相場を確認し直近IPO株人気を高めて続伸

<銘柄ウオッチ>

編集長の視点 オウチーノ<6084>(東マ)は、40円高の5100円と続伸している。同社株は、昨年12月11日に公開価格3500円で新規株式公開(IPO)され、8050円で初値をつけ上場来高値9550円と買い進まれたあと、IPO人気一巡で4100円まで下げ、同安値から下げ過ぎ訂正でストップ高を交えて6290円までリバウンド、再度の調整場面ではストップ高で開けた窓埋めを終了、地相場が確認できたとして、日本最大級の不動産サイトを展開する同社の独自ビジネスモデルを再評価して直近IPO株買いが増勢となっている。

■中古住宅・リフォーム情報など不動産情報の全領域を網羅

 同社は、住宅・不動産関連のポータル事業を主力事業としており、付随して広告代理店事業も兼営している。ポータル事業では、物件情報サイト「O−uccino(オウチーノ)」を展開し、この物件情報は、2004年4月にスタートした新築マンション情報サイトから中古住宅情報、リフォーム情報、建築家情報、2010年10月オープンした賃貸住宅サイトまで多角展開、不動産情報のほぼ全領域をカバーし、日本最大級の住宅関連ポータルに位置する総合的な情報サイトを特徴としている。

 運営サイトのクライアントは不動産会社、工務店、建築家、リフォーム会社で、クライアントが保有する物件情報が同社の管理画面に入力されることによって各サイトに物件が掲載され、物件数に応じて同社は掲載料金を得る。とくに主力の中古住宅・リフォームサイトでは、日本の住宅ストック数(2008年時点)が、総世帯数約5000万世帯に対して約5760万戸と量的に充足していることから、より高品質・高性能な住宅を循環利用する中古住宅流通・リフォーム市場が拡大、現在の10兆円から2020年には20兆円に倍増すると観測されている。同社の「O−uccino」のビジネスチャンスも拡大、高成長が見込まれることになる。

 現在集計中の前12月期業績も好調に推移したもようで、売り上げ16億2400万円(前々期比16%増)、経常利益2億4600万円(同8%増)、純利益1億5100万円(同26%増)、1株利益135.6円と見込まれている。

■消費税増税が逆に追い風となってまず戻り高値奪回へ

 株価は、上場来高値から同安値まで5500円安、ストップ高を交えて6290円の戻り高値をつけたあと、最高値からの調整幅の1000円幅戻しの5000円台で調整一巡感を強めている。消費税増税前後の同社サイトへのアクセス増加も予想されることが追い風となって、まず戻り高値を奪回し一段の戻りを試そう。(本紙編集長・浅妻昭治)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 10:29 | 編集長の視点

【編集長の視点】ノダは高値から売り気配スタート、連続増配も業績減益転換を嫌い利益確定売り

<銘柄ウオッチ>

編集長の視点 ノダ<7879>(東2)は、寄り付きから売り気配値を切り下げ71円安の689円売り気配と3日ぶりに急反落している。前日15日大引け後に11月期決算を発表、前期業績が今年1月10日の上方修正通りに増益転換して着地し、今期も連続増配を発表したが、今期業績を2ケタ減益転換と予想したを嫌い、前日ザラ場につけた昨年来高値766円水準で利益確定売りが先行している。

■消費税増税、円安に伴うコストアップなど懸念し慎重に予想

 前期業績は、前々期比7%増収、40%経常増益、38%純益減益と増減マチマチで着地した。円安によるコスト上昇や職人不足に伴う建築工事の遅れなどマイナス要因はあったが、消費税増税前の駆け込み需要の一部顕在化や東日本大震災の復興需要などで新設住宅着工戸数が堅調に推移、次世代フローリングなどの新製品を投入、引き続き床材や建具などの主力建材製品を拡販してシェアを確保して販売数量を伸ばし、コスト管理や在庫管理などを徹底、収益力の向上、企業体質の強化に取り組んだことが寄与した。なお純利益は、前々期に計上した繰延税金資産が一巡して減益転換した。

 今期業績は、消費税増税に伴う住宅需要の変動、企業間競争の激化、不安定な原材料価格・為替相場の動向によるコストアップ要因を懸念して連続増収・経常減益転換と慎重に予想、経常利益を24億円(前期比20%減)、純利益を13億2000万円(同35%減)と続落を見込んでいる。なお配当は、前期配当を10円(前々期実績7.5円)に増配したが、今期は12円に連続増配を予定している。

■年明け後に150円高と急伸しPER7倍台、PBR0.6倍

 株価は、前期第四半期累計業績の上方修正で620円高値をつけ、530円と調整した500円台固めから600円台出没と下値を切り上げ、年明けとともに通期業績の上方修正も加わり前日ザラ場につけた昨年来高値766円まで150円幅の急伸を演じた。PERは7倍台、PBRは0.6倍と売られ過ぎであり、下値での逆張り余地も示唆している。一段の上値を試す展開が続こう。(本紙編集長・浅妻昭治)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 10:01 | 編集長の視点
2014年01月15日

【編集長の視点】エンカレッジはトップシェアのセキュリティソフトを手掛かりに直近IPO株買いが再燃し急反発

<銘柄ウオッチ>

編集長の視点 エンカレッジ・テクノロジ<3682>(東マ)は、75円高の3310円と急反発している。システム証跡監査市場のデファクト・スタンダード(事実上の業界標準)として69.5%のトップシェアを握るセキュリティ関連のパッケージソフト「ESS REC」を見直し直近IPO(新規株式公開)株買いが再燃しており、IT(情報技術)関連のIPO株として異例の配当を継続していることもフォローの材料視されている。

■高収益モデルを展開し売上高経常利益率は30%超

 「ESS REC」は、システム管理者が行った操作内容を動画、テキストで克明に記録し、システムトラブルや情報漏えいなどの不正操作や操作ミスが起こった場合に、原因究明やシステム操作の点検・監査を容易に分析・再現させることを可能とするもので、情報化社会では不可欠のセキュリティソフトとなっている。

 2004年8月から出荷された同社の主力製品で、営業戦略として大・中規模システム向けはパッケージソフトとして販売されており、既存顧客は400社に達し、うち上場企業が75%、大手金融機関が30%を占めている。小企業システム向けは、クラウドサービスで提供されており、このフロー型の業態展開のほか、ストック型として販売先への保守サポートサービス、コンサルティングサービス、顧客サイトに常駐して製品の導入効果を最大化するSIO常駐サービスも合わせて展開する収益モデルが、売上高経常利益率で30%を超える高収益につながっている。

 今3月期業績は、売り上げ12億1200万円(前期比32%増)、経常利益4億円(同29%増)、純利益2億4800万円(同29%増)、1株利益84.9円と予想、配当も11円を予想している。先行きも、「ESS REC」の重要ポイントの圧縮技術や検索技術が、取得特許(申請中)に守られリーディングカンパニーのポジションは不変なことから高成長が続く見込みである。

■IPOの端境期で三角保ち合いを上放れ再騰展開も有力

 株価は、12月11日に公開価格1730円でIPOされ3775円で初値をつけ3980円と買い進まれ、調整した上場来安値2505円からストップ高を交えて上場来高値4450円まで約8割高して急騰幅の3分の2押し水準でもみ合い三角保ち合いを形成している。IPOは、2月13日上場予定のアキュセラ<4589>(東マ)まで端境期となることから、直近IPO株人気を高め再度の急伸展開も想定される。(本紙編集長・浅妻昭治)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 10:35 | 編集長の視点

【編集長の視点】キャンドゥは急反発、消費税増税関連の100円ショップ株は決算動向が分かれ高安マチマチ

<マーケットトーク>

編集長の視点 キャンドゥ<2698>(東1)は、44円高の1554円と4営業日ぶりに急反発して始まっている。前日14日大引け後に11月期決算を発表、前期業績が昨年10月の下方修正値をやや上ぶれて減益率を縮小して着地し、今期業績も増益転換を予想したことを手掛かりに、今年4月の消費税増税を前に生活防衛関連株人気を再燃させ下げ過ぎ訂正買いが増勢となっている。前日14日は、同社と同業の100円ショップ株のワッツ<2735>(JQS)も、今8月期第1四半期(1Q)決算を発表したが、減益転換したことが響いて14円安の878円と変わらずを挟んで5営業日続落し、同業態のセリア<2782>(JQS)が、新株価指数「JPX日経400」の構成銘柄に選定され連日の昨年来高値追いとなっていたが、きょう15日は利益確定売りで190円安の4335円と4営業日ぶりに急反落、高安マチマチとなっている。

■今期純利益は80店舗を新規出店し20%増益と2ケタ増益転換

 キャンドゥの前11月期業績は、昨年10月の下方修正値を利益が9300万円〜2500万円上ぶれたが、前々期比0.1%増収、27%経常減益、32%純益減益と落ち込んだ。64店舗を新規出店し、新ブランド仕様店舗の出店やブランドロゴの変更、新プライベートブランド「Do!STARS」導入、新キャラクター「はっ犬ワンドゥ」の訴求、さらに設立20周年記念増量食料品の期間限定販売など積極経営を推進したが、新ブランド確立のための先行投資や20周年記念商品の顧客還元などが負担増を吸収しるまで至らず減益転換した。

 今期業績は、新ブランド仕様店舗を中心に新規出店を80店舗とさらに積極化し、50店舗をリニューアルすることから増収増益転換、純利益は、7億3500万円(前期比20%増)と増益転換を見込んでいる。

 なおワッツの1Q業績は、前年同期比5%増収、19%経常減益、22%純益減益と減益転換したが、2Q累計業績対比の利益進捗率は、46〜50%と目安の50%をほぼクリアし、8月通期純利益は、11億8000万円(前期比5%増)と期初予想を据え置いて増益転換、2期ぶりに過去最高更新を見込んでいる。

■分割後高値からの調整幅の3分の1戻し水準で一段の戻りにトライ

 キャンドゥの株価は、昨年5月末割当で実施した株式分割(1対100)の権利落ち後安値1329円から同高値1769円まで底上げし、前期業績の下方修正で再び1415円と調整、3分の1戻し水準の1500円台を固める動きを続けてきた。4月の消費税増税とともに景気の下ぶれ懸念が強まることも想定され、逆に生活防衛関連人気を高め一段の戻りにトライする展開を強めよう。(本紙編集長・浅妻昭治)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 10:30 | 編集長の視点
2014年01月14日

【編集長の視点】シンプロメンテは最安値目前から反発、独自ビジネスモデルを再評価して出遅れ直近IPO株買いが再燃

<銘柄ウオッチ>

編集長の視点 シンプロメンテ<6086>(東マ)は、45円安の1760円と続急落して始まったあと、15円高の1820円と反発している。同社株は、昨年12月18日に公開価格950円で新規株式公開(IPO)され、2.3倍の2235円で初値をつけ、上場来高値2490円まで買い進まれたが、1753円まで調整、きょう14日の寄り付きはこの安値を再度試す動きとなったが、下げ過ぎとして出遅れ直近IPO株買いが再燃しており、同社の独自ビジネスモデルを多業界展開させる成長戦略への期待も高めている。

■1月下旬予定の第3四半期決算発表で好業績を確認へ

 同社は、外食産業や小売り業界のチェーン店を顧客に、厨房機器や設備・機器などで発生するトラブルを修理・修繕するメンテナンスアウトソーシング事業を主力事業として展開している。顧客企業は180社を超え、全国2万6029店舗をカバーし、これを同社が選定、全国規模でネットワーク化した4595社の協力業者(メンテキーパー)により365日24時間体制でワンストップで提供している。サービスを受けるチェーン店サイドでも、水回り、空調、照明機器、内外装などの各種の不具合の修理・修繕がワンストップで、しかもスピーディー、ローコストに解決されるメリットがあり、顧客数、顧客店舗数とも毎期増加している。

 今2月期業績は、売り上げ37億6300万円(前期比30%増)、経常利益2億円(同95%増)、純利益1億1200万円(同2.1倍)、1株利益80.9円と予想しており、この好業績を今年1月下旬予定の今期第3四半期決算の発表時に確認することになる。また先行きについても、現在の顧客企業が、美容業界、介護業界、医療業界、宿泊・娯楽業界まで拡大する展開を強めており、成長戦略に拍車がかかることになる。

■ダブル底を形成し三角保ち合いに煮詰まり感

 株価は、IPO初日につけた上場来高値から1743円と747円安、いったん調整幅の半値戻しの2162円まで戻したが、再度、1735円と調整、ダブル底を形成し三角保ち合いに煮詰まり感を強めている。今年のIPO株は、2月13日上場予定のアキュセラ<4589>(東マ)まで端境期となることもあり、出遅れ直近IPO株人気を高め上放れ展開に弾みをつけよう。(本紙編集長・浅妻昭治)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 11:32 | 編集長の視点

【編集長の視点】「遠くの大化け株」より1月期高配当利回り株で新年相場の勝ち癖にトライ=浅妻昭治

<マーケットセンサー>

編集長の視点 「遠くの親類より近くの他人」という日本古来の処世訓がある。遠方にいて行き来のないなまじの血縁者より、日頃、近所付き合いで馴染みの他人の地縁者の方が、イザというときにはよっぽど頼りになるとする教えである。この教えを兜町流に言い換えると、「遠くの大化け株」より近くの実利株」という投資スタンスが浮上する。

 「遠くの大化け株」は先々、投資元本が何倍にも何十倍にも膨らんで返ってくるかもしれないが、それだけ大きなダウンリスクも覚悟しなくてはならない。一方、「近くの実利株」は、リターンが、今年1月から20%に引き上げられたキャピタルゲイン課税を差し引くとわずかにとどまる難点はあるものの、この薄利をコツコツ積み上げれば増税される消費税をカバーする程度の生活防衛対策くらいにはなってくれるメリットはある。要するに、時間軸を長期、中期、あるいは無限定とすることより、超目先と使い分けることによって変動リスクを最小化する投資スタンスである。

 新年相場は、もともと「一年の計は元旦」と満を持して期すこともあり、とくに今年は、NISA(少額投資非課税制度)がスタートしたことも手伝って、どうしたってそれだけ肩に力が入って「遠くの大化け株」を狙いたくなるのが投資家心理というものである。しかしである。年明け早々の今年2014年相場が、米国株価がチャブつき、円安も一筋縄に進まないことも響いて、まだどのような相場になるか方向性も相場のテーマ性も不透明なまま期待よりややネガティブなことから、ここで無理して先行きを読み切った積りで時間軸を「遠く」に取るより、「近く」に置いて勝ち癖をつけつつ、「大化け株」に探りを入れる方が正しい投資スタンスとなる可能性がある。ということで、「近くの実利株」として投資照準を合わせてみたいのが、1月28日に権利付最終日を迎える1月期決算会社の配当取りである。

 もちろん「近くの実利株」といえども、ダウンサイドリスクが皆無などということはあり得ない。高配当利回り買いをした積りが、期末にかけて業績を下方修正されたり、肝心の配当を減配されたりしたら目を覆いたくなる結果になる。そこで1月期決算会社の配当権利取りの指標株としてあらかじめマークして様子をみて損がないのが、ミライアル<4238>(東1)である。

 ミライアルは、今1月期の年間配当を60円と予想している。しかし、1月期業績は、昨年8月に主要販売先の半導体関連業界の回復スピードが遅いとして下方修正され、昨年12月に開示された第3四半期決算も大幅減益転換して着地し、通期業績対比でも低利益進捗率にとどまった。株価は、12月10日に実施した自己株式立会外買付取引(買付価格1628円)や米国市場で半導体関連株が上昇していることをテコに100円幅の底上げをしているが、1月期配当については東洋経済会社四季報の最近号では、年間配当40円への減配の可能性も観測されているのである。年間配当が40円か60円か、あるいは半導体市況が回復に転じてくるのか、権利付最終日までギリギリ見極める株価動向によって、このほかの1月期決算会社の高配当利回り株に大きく影響することが間違いないのである。(本紙編集長・浅妻昭治)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 10:35 | 編集長の視点

【編集長の視点】乃村工藝は業績再上方修正、期末配当増配も利益確定売りが先行して急反落

<銘柄ウオッチ>

編集長の視点 乃村工藝社<9716>(東1)は、36円安の833円と急反落して始まっている。連休前10日大引け後に今2月期第3四半期(3Q)決算の開示とともに、今期通期業績の昨年10月に続く再上方修正と期末配当の増配を発表したが、きょう14日に日経平均株価が、前日の米国NYダウの179ドル安の急続落や円高進行が響いて436円安と急反落してスタートしたことから、目先の利益を確定する売り物が先行している。ただ寄り付き安後は、下げ幅をやや縮小している。

■専門店市場が好調に推移、3Q大幅続伸業績を踏まえて再増額

 2月通期業績は、売り上げを10月と同様に期初予想通りとしたが、営業利益、経常利益を10月の上方修正値よりそれぞれ3億円、純利益を期初予想より2億円引き上げ、純利益は、22億円(前期比77%増)と連続増益率を伸ばす。3Q業績が、専門店市場のファストファッションやインポートブランドの新装・改装、大型路面店の改装、さらに東京ゲームショウなどの秋の展示会、企業のショールーム・PR施設の需要拡大などを要因に、前年同期比6%増収、2.8倍営業増益、2.6倍経常増益、3.3倍純益増益と大幅続伸して着地しており、この好業績を踏まえて再上方修正した。

 期末配当は、業績を再上方修正したことに伴い期初予想の12円を14円(前期は120周年記念配当2円を含めて10円)に引き上げ連続増配幅を拡大する。

■値幅・日柄調整は十分で25日線水準から再度の戻りにトライ

 株価は、今期第2四半期累計業績の上方修正に百貨店株などの高額商品関連株の人気波及で昨年来高値1052円と買われたが、その後の2月通期業績の上方修正や単元株式数の1000株から100株への変更、自己株式立会外買付取引(買付価格873円)にも反応は鈍く803円まで調整、ここにきてようやく25日移動平均線までリバウンド、高値もみ合いを続けている。PER・PBR評価では割高となるマイナスはあるが、高値から3カ月を経過、値幅・日柄調整は十分で、下値から再度の戻りにトライしよう。(本紙編集長・浅妻昭治)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 10:10 | 編集長の視点
2014年01月10日

【編集長の視点】アーキテクツSJは独自ビジネスモデルを再評価し直近IPO株人気を再燃させ反発

<銘柄ウオッチ>

編集長の視点 アーキテクツ・スタジオ・ジャパン(アーキテクツSJ)<6085>(東マ)は、70円高の4200円と反発している。同社株は、昨年12月18日に公開価格2050円で新規株式公開(IPO)され地相場模索を続けているが、全国の建築家を登録・ネットワーク化するネット関連の独自ビジネスモデルを再評価、直近IPO株人気を再燃させ買い増勢となっている。

■顧客と建築家、建築会社が全国189スタジオで会員登録

 同社は、建築家と建築会社を結び付け、住宅、リフォーム、医療施設、マンション、店舗などの建設計画のある顧客に登録建築家を活用するASJ建築家ネットワーク事業を展開している。同ネットワークの登録建築家数は、昨年11月末現在で2407名に達し、加盟建設会社が運営するスタジオを全国189カ所に展開、同スタジオで個別相談を行い、各種セミナーに出席するASJアカデミーの会員は、前期末で2万2147人となっている。ASJアカデミー会員は、建築家が作成する基本プランを利用するプランニングコースを経て建築設計・監理業務委託契約を結び、設計が終了するとスタジオを運営する建築会社と工事請負契約を締結して工事に着工する。

 今3月期業績も好調で、売り上げ16億3700万円(前期比21%増)、経常利益2億6300万円(同48%増)、純利益1億5800万円(同50%増)、1株利益123.1円と予想している。

■3回のストップ高を交え最高値をつけ三角保ち合いに煮詰まり感

 株価は、公開価格を2.2倍上回る4600円で初値をつけ初値比ストップ高となる5300円と買い上げられ、上場来安値3765円まで調整したあと、2日連続のストップ高で上場来高値5390円まで4割高、再度、4000円と調整してリバウンドするなど三角保ち合いに煮詰まり感を強めている。今年2014年のIPOは、2月13日上場予定のアキュセラ<4589>(東マ)まで端境期となることもあり、直近IPO株人気を高めて最高値奪回も想定範囲内となる。(本紙編集長・浅妻昭治)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 10:54 | 編集長の視点

【編集長の視点】ファーストリテイは売り上げを下方修正も1Q最高純益が市場予想を上回り急反発

<銘柄ウオッチ>

編集長の視点 ファーストリテイリング<9983>(東1)は、1800円高の4万1600円と急反発して1日で4万円大台を回復、昨年12月26日につけた昨年来高値4万5350円を再び視野に捉えている。前日9日大引け後に今8月期第1四半期(1Q)決算の開示とともに、第2四半期(2Q)累計業績と8月通期業績の売り上げの下方修正を発表したが、会計上の下方修正で利益には変更はなく、1Q純利益が、1Qとして過去最高を更新し市場コンセンサスを上回ったことから売り方の買い戻しを交えて主力株買いが再燃している。

■アジア中心に150店舗を新規出店しキャンペーン商品も好調

 2Q累計売り上げは期初予想より40億円、8月通期売り上げは80億円それぞれ引き下げられ、通期売り上げは1兆3220億円(前期比15%増)と続伸幅をやや縮める。期初の売り上げ予想の一部に本来、連結上消去されるべき内部取引が含まれており、その分だけ売り上げが膨らんだが、同売り上げを訂正したもので、利益予想には変更がないとしている。

 一方、1Q業績は、前年同期比22%増収、14%経常増益、8%純益増益と伸び、期初予想の今期第2四半期累計業績に対する利益進捗率も、66〜65%と目安の50%を上回り、純利益は、市場コンセンサスを30億円弱上回った。国内ユニクロ事業では、直営店舗が、前年同期より5店舗増加するとともにスクラップ&ビルドで店舗の大型化を進め、ヒーテックなどの冬物のキャンペーン商品が好調に推移して客単価も上昇、値引き販売や値引き商品の品番数をコントールして粗利益率が改善、海外ユニクロ事業でも中国、韓国、米国などで積極的な店舗展開を推進してグループ合計で150店舗を新規出店、米国では、ニューヨーク3店舗が2ケタ増収となるなど好調で業績が軌道に乗ってきたことなどが要因となった。

 今8月通期利益は期初予想に変更はなく、純利益は、920億円(前期比1%増)と連続の過去最高更新を見込み、配当も、年間300円(前期実績290円)と連続増配を予定している。

■高値追い過程で信用売り残も80万株超と積み上がり好需給

 株価は、今期純利益を連続の過去最高更新と予想したが、市場コンセンサスを下回り、さらに昨年10月の国内ユニクロ事業の既存店売上高が落ち込んだことで3万350円と再び3万円台を確かめる下値調整となったが、日経平均株価との感応性の高い株価特性から先物売買に絡む裁定取引が増勢となって昨年来高値まで5割高し、スピード調整中である。この上昇過程で信用売り残も、80万株超と大きく積み上がって売り長となり、逆日歩のつく信用好需給となっている。PER評価では46倍台と割高だが、好需給主導で高値奪回に弾みをつけよう。(本紙編集長・浅妻昭治)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 10:31 | 編集長の視点
2014年01月09日

【編集長の視点】シグマクシスは1万円台乗せの目先目標達成で反落も初値低倍率をカバーしなお直近IPO株人気が底流

編集長の視点 シグマクシス<6088>(東マ)は、1010円安の8450円と5営業日ぶりに急反落している。前日8日ザラ場に上場来高値1万430円と買われ、心理的な目先目標の1万円台に乗せたことから、利益を確定する売りが先行しスピード調整している。ただ、同社株は、昨年12月18日に公開価格3010円で新規株式公開(IPO)され、初値を公開価格比10円高の3020円と低初値倍率でつけ、「小さく産んで大きく育てる」IPO株投資の鉄則にマッチする銘柄として再三のストップ高を交えて上場来安値から3.4倍化しており、下値には、なお既上場の類似企業との比較感を強めて直近IPO株人気が再燃する展開が想定される。

■エンド・トゥ・エンドでコンサルティング・サービスを提供

 同社は、企業向けのビジネス・コンサルティング・サービス事業を展開しており、企業経営者が抱える経営課題を解決するために事業戦略の立案・策定、ビジネスモデルの設計、事業運営基盤の設計・構築・導入まで一気通貫で実行、1つのチームで成果を生み出すまでサポートするエンド・トゥ・エンドのサービスを提供することを特徴としている。

 主要サービスは、事業戦略の立案・策定、M&Aによる事業価値創造などの戦略コンサルティングと、効率的な経営管理システムの構築、人事制度改革、人事システム導入などを支援する業務コンサルティングに分かれている。もともと同社は、2008年に三菱商事<8058>(東1)グループのコンサルティング事業の強化のために企業再生ファンドのPHJインターナショナルと共同出資で設立され、設立当初は、三菱商事向けの取引が、全売上高の約8割を占めたが、その後の新規顧客の開拓で前3月期期末現在では2割弱まで低下、業容の厚みを増している。

 今3月期業績は、売り上げ111億円(前期比8%増)、経常利益12億5000万円(同77%増)、純利益10億4600万円(同9%減)、1株利益229.3円と予想している。

■今年のIPO市場は2月13日上場のアキュセラまで端境期

 株価は、12月18日に4銘柄が同時にIPOされた割りを食って公開価格比10円高の3020円で初値をつけ3015円と売られ限定的な人気にとどまったが、逆にPERは13倍台と割安として直近IPO株人気を高めて前日8日ザラ場に1万円大台に乗せ3.4倍と大化けした。PERはこの大化けで36倍台となっているが、今年2014年のIPO市場は、2月13日上場予定のアキュセラ<4589>(東マ)まで端境期となり、直近IPO人気を高め、さらに既上場の類似企業のリンクアンドモチベーション<2170>(東1)が昨年来高値を更新していることなども加わって、なお値幅効果を期待する買い物が再燃しそうだ。(本紙編集長・浅妻昭治)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 10:21 | 編集長の視点

【編集長の視点】天満屋ストアは業績再下方修正で反落もヨーカ堂との提携効果を期待し下げ幅は限定的

編集長の視点 天満屋ストア<9846>(東2)は、14円安の1002円と8営業日ぶりに反落して始まっている。前日8日大引け後に今2月期第3四半期(3Q)決算の開示とともに、昨年10月に続き2月通期業績の2回目の下方修正を発表、純利益が減益転換したことを嫌って利益確定売りが先行している。ただ下げ幅は、セブン&アイ・ホールディングス<3382>(東1)グループのイトーヨーカ堂との資本・業務提携効果による来期業績への期待も底流して限定的となっている。

■3Qに店舗閉鎖損失引当金を繰り入れ3期ぶりに純益減益転換

 2月通期業績は、昨年10月11日に下方修正されたが、同減額値をさらに引き下げた。同社持分法適用会社キャリアプランニングの自己株式取得に応じて単独決算では関係会社株式売却益を計上するが、連結決算では、3Qに閉鎖予定の店舗に発生する損失に備えて費用見込額を店舗閉鎖損失引当金繰入額として計上することが再下方修正要因となった。売り上げを10月の減額値より2億円、経常利益を1億円、純利益を2億5000万円それぞれダウンさせ、純利益は、3億5000万円(前期比39%減)と3期ぶりに減益転換する。

 なおヨーカ堂との資本業務提携は、スーパーマーケット業界で各社が出店競争を続け、ドラッグストアやディスカウントストアなどの異業態との競争も激化する厳しい経営環境下、業界トップのヨーカ堂やセブン&アイの持つ商品開発力・調達力や店舗オペレーションのノウハウを有効活用、天満屋の地盤の岡山県、広島県東部での小売業展開の相互協力関係を構築し、同社筆頭株主の丸田産業からヨーカ堂が、市場外の相対取引で231万株(所有割合20.00%)を取得、セブン&アイのライバルのイオン<8267>(東1)などに対抗する。

■PBR0.7倍の割り負け訂正で再度、高値にキャッチアップも

 株価は、昨年10月の今期業績下方修正で865円と再度、900円台割れで下値を確かめる展開が続き、ヨーカ堂との提携で一転してストップ高を交えて昨年来高値1490円まで買い進まれる急伸を演じて1000円台固めを続けている。PERは、今回の業績再下方修正で33倍台と割高となるが、PBRは0.7倍と割り負けており、来期業績への期待も高めて下値から再び昨年来高値を目指す展開も想定される。(本紙編集長・浅妻昭治)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 09:49 | 編集長の視点
2014年01月08日

【編集長の視点】省電舎は続落も2Q下振れ業績を織り込み再生エネ関連人気を再燃余地

編集長の視点 省電舎<1711>(東マ)は、17円安の1921円と5営業日続落して始まっているが、2000円大台割れ水準で値幅を小幅化し下げ過ぎ訂正への再発進を示唆する展開となっている。11月14日に発表した今3月期第2四半期(2Q)累計業績の下ぶれ着地で1860円まで調整したが、織り込み済みとして、着工が遅れていたバイオガス発電プラントの施工が、第3四半期(3Q)に開始されることも見直し、再生エネルギー関連人気の再燃を期待する下値買いが続いている。

■注目のバイオガス発電プラントは3Qに着工

 バイオガス発電プラントは、同社子会社のドライ・イーが、独立系エネルギー事業者で昨年10月8日に東証マザーズに新規株式公開(IPO)したエナリス<6079>(東マ)と協働して推進してきた固定価格買取&地産地消電力供給事業の第1号案件で、大手飲料メーカーの受託製造会社の日本キャンパック(東京都千代田区)の群馬工場で食品残渣を活用して発電、群馬コミュニティー電力へ売電するプロジェクトで、環境庁の地域低炭素投資促進ファンドも出資している。ドライ・イーは、プラントの設計・建設を7億円で受注しているほか、省電舎も、プロジェクトを進める投資事業有限責任組合に出資している。

 2Q累計業績は、このプロジェクトの着工を2Qに予定したものが、3Qにズレ込んだため、利益が、期初予想より4100〜4900万円下ぶれて連続赤字となったが、赤字幅そのものは前年同期より縮小しており、3月通期業績も、建設ラッシュとなっている太陽光発電設備の設置工事の完工が相次ぐことから期初予想を据え置いた。売り上げ18億5000万円(前期比10%増)、経常利益4000万円(前期は1億2200万円の赤字)、純利益3900万円(同1億3200万円の赤字)と黒字転換を見込んでいる。

■13週線で値幅調整一巡感を強め急伸特性の発揮も期待

 株価は、昨年9月末割り当ての株式分割(1対200)の権利を落とした安値535円から再生可能エネルギー関連人気を高めて急伸、とくにエナリスとのバイオガス発電事業の推進では、同社のIPO人気も波及してストップ高を交えて落ち後高値3865円まで7.2倍化し、上昇転換した13週移動平均線水準の2000円台出没場面まで調整して下値を確認、値幅調整一巡感を強めている。再度の急伸特性を発揮し一段の戻りを試そう。(本紙編集長・浅妻昭治)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 10:20 | 編集長の視点