[編集長の視点]の記事一覧
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記事一覧 (12/16)【編集長の視点】コンドーテックはもみ合いも連続最高純益の上ぶれが観測され割安修正余地
記事一覧 (12/16)【編集長の視点】ディップはストップ高で連日の高値、3回目の業績上方修正を追撃材料に割安修正
記事一覧 (12/13)【編集長の視点】音通はもみ合いも出来高を伴い25日線水準で極低位有配株買いが根強い
記事一覧 (12/13)【編集長の視点】新規上場の日本アクアは買い気配値をアップさせ公開価格を上回る
記事一覧 (12/12)【編集長の視点】コタは変わらずで寄るも2Q業績下ぶれ着地を織り込み通期の実質最高純益・増配を再評価気配
記事一覧 (12/12)【編集長の視点】カナモトは連続最高純益更新・増配予想で内需割安株買いが再燃し急反発
記事一覧 (12/11)【編集長の視点】中西製は続落とスピード調整も最高純益更新を見直し超割安修正余地
記事一覧 (12/11)【編集長の視点】オウチーノは買い気配スタート、同時IPO2社は連勝記録を47社へ伸ばす
記事一覧 (12/10)【編集長の視点】本日新規上場のブイキューブは公開価格の1.5倍で初値つける
記事一覧 (12/10)【編集長の視点】プロルートは値上がり率トップ、悪材料織り込み済みで極低位値ごろ株買い増勢
記事一覧 (12/09)【編集長の視点】京進は変わらずで寄るも下値に低位値ごろ割安株買いが続き東証2部上場来安値水準から底上げ余地
記事一覧 (12/09)【編集長の視点】新規上場のホットリンクは買い気配値を切り上げ公開価格を上回る
記事一覧 (12/09)【編集長の視点】「2日新甫」の師走相場は主力株と材料株の二筋縄対応で「掉尾の一振」を期待=浅妻昭治
記事一覧 (12/05)【編集長の視点】博展は変わらずも2Q減益転換業績を織り込み通期の連続最高純益に買い直し余地
記事一覧 (12/05)【編集長の視点】出光興産は反発、電力小売自由化関連の株式分割株は1勝4敗と売り増勢
記事一覧 (12/04)【編集長の視点】じげんはKDDIとの提携をテコに直近IPO人気を膨らませて急続伸
記事一覧 (12/04)【編集長の視点】東建コーポは2Q業績が上ぶれ着地も減益転換が響き急続落
記事一覧 (12/03)【編集長の視点】イートアンドは関東圏での出店加速をテコに割安株買いが再燃し反発
記事一覧 (12/03)【編集長の視点】新規上場のライドオンEXは公開価格を上回り買い気配値をアップ
記事一覧 (12/02)「掉尾の一振」と「株券を枕に越年」の狭間で来年の干支「午」関連株に先回り買いも一考余地=浅妻昭治
2013年12月16日

【編集長の視点】コンドーテックはもみ合いも連続最高純益の上ぶれが観測され割安修正余地

<銘柄ウオッチ>

編集長の視点 コンドーテック<7438>(東1)は、1円高の688円と5営業日ぶりに小反発して始まったあと、7円安と押し戻されるなど前週末13日終値水準でのもみ合いを続けている。今年11月に発表した今3月期第2四半期(2Q)累計業績が、期初予想を上ぶれ続伸幅を拡大したことを見直し内需割安株買いが再燃し、利益確定売りと交錯しているものだが、3月通期業績の上ぶれが観測されていることも、下値買い要因となっている。

■2Q業績は期初予想を上ぶれ続伸幅を拡大

 2Q累計業績は、売り上げが、期初予想を約11億円、利益が、1億6500万円〜1億4200万円上回り前年同期比12%増収、26%経常増益、28%純益増益と伸びた。震災復興工事を中心とする公共投資の堅調推移や消費税増税前の駆け込み需要で新設住宅着工戸数が拡大する好環境下、自社製品の拡販、新規販売先の開拓、休眠客の掘り起こしなどを進め、産業資材では、震災復興向け資材や太陽光発電設備向けのクランプ、パイプの受注が増加し、鉄構資材では、物流倉庫や店舗などの建築物件が増加、電設資材でも、商業施設や特別養護施設などの建築物件が増加し、LED照明、太陽光発電設備向けの電線などの需要を積極的に取り込んだことが要因となった。

■3月通期業績も最高純益拡大が観測され半値押し水準から再発進へ

 3月通期業績は期初予想を据え置き、純利益は16億7800万円(同4%増)と3期連続の過去最高更新を予想しているが、前週末12月13日に発売された東洋経済会社四季報2014年新春号では、18億円と上ぶれが観測されている。

 株価は、今期第1四半期の2ケタ増益業績に反応して年初来高値760円まで160円高し、2Q累計決算発表では利益確定売りが先行して半値押し、1株純資産639円目前まで調整した。PERは11倍台と割安であり、内需株人気を再燃させ高値奪回に再発進しよう。(本紙編集長・浅妻昭治)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 10:44 | 編集長の視点

【編集長の視点】ディップはストップ高で連日の高値、3回目の業績上方修正を追撃材料に割安修正

<銘柄ウオッチ>

編集長の視点 ディップ<2379>(東1)は、寄り付きの買い気配から150円高の945円とストップ高まで買い上げられて3営業日続伸し、連日の年初来高値更新となっている。東証第1部値上がり率ランキングのトップに躍り出る高人気となっている。前週末13日大引け後に今2月期で3回目の業績上方修正を発表、12月12日の東証第1部指定替えに続く追撃材料となって割安株買いが増勢となっている。

■5期ぶりの過去最高純益更新の更新幅を拡大

 同社の今2月期業績は、今年7月、9月と上方修正されてきたが、その9月の再上方修正値をさらに引き上げた。売り上げを8億3300万円、経常利益を3億2300万円、純利益を1億5600万円それぞれアップさせたもので、純利益は、6億5600万円(前期は6100万円の黒字)とV字回復をさらに鮮明化するとともに、2008年2月期の過去最高(4億4100万円)を5期ぶりに更新する更新幅を拡大する。

 今期期首からアルバイト求人サイト「バイトルドットコム」で実施したサイト機能強化や積極的なプロモーションが奏功したことに加えて、景気回復に伴って顧客の求人需要が高まり、第3四半期、第4四半期(4Q)と業績が堅調に推移、4Q以降に一段の成長に向け広告宣伝費を中心に先行投資を実施する負担増も吸収して再々上方修正につながった。

■東証1部指定替えで需給好転思惑を強めて2割高

 株価は、7月の1回目の業績上方修正では400円台から500円台、9月の再上方修正では600円台とそれぞれ大台を変え、東証1部指定替え承認では、希薄化懸念につながる新株発行を伴わないことから、東証株価指数算入による需給好転期待を高めて年初来高値まで22%の急伸を演じた。PERはなお15倍台と割安であり、上値追いが一段と加速しよう。(本紙編集長・浅妻昭治)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 10:01 | 編集長の視点
2013年12月13日

【編集長の視点】音通はもみ合いも出来高を伴い25日線水準で極低位有配株買いが根強い

<銘柄ウオッチ>

編集長の視点 音通<7647>(東2)は、前日比変わらずの41円で寄ったあと1円安と下ぶれなど、前日終値水準でのもみ合いを続けている。ただ出来高は、寄り付きの東証第2部ランキングの第2位と賑わっており、下値では極低位値ごろの有配株買いが根強い。11月19日につけた年初来高値57円から40円まで調整、25日移動平均線での三角保ち合いが煮詰まったとして「掉尾の一振」期待を高めているもので、100円ショップの積極出店策が続くことも、今3月期業績の続伸業績を見直すフォローの材料となっている。

■100円ショップ出店を積極化し新業態店もオープン

 同社の今期業績は、売り上げ188億1200万円(前期比7%増)、経常利益3億6200万円(同14%増)、純利益1億3000万円(同86%増)と続伸を見込んでおり、配当も、0.36円(前期実績0.36円)を予定している。

 主力の食料品・生活雑貨小売事業では、100円ショップの「フレッツ」と「百円領事館」の新規出店を前期の18店舗(閉店3店舗)から30店舗に積極化し、店舗運営では、魅力ある商品構成の提案型の売り場展開を進め、ローコスト経営を徹底、スポーツ事業でも、新業態の会員制リフレッシュスペース「My LOUNGE 西梅田店」を7月にオープンしたことなどが要因となる。100円ショップの新規出店は、今期第2四半期(2Q)までで10店舗を出店(閉店4店舗)しており、10月以降も、11月までにすでに6店舗を出店、既存店4店舗をリニューアルオープンさせるなど加速している。

■年初来高値まで78%高し半値押し水準から再騰を窺う

 株価は、今期2Q累計経常利益が減益転換して着地したことで32円まで下ぶれたが、純利益が、ほぼ期初予想通りに増益をキープしたことを見直しして78%高、この半値押しの25日線水準で三角保ち合いに煮詰まり感を強めている。累積売買高も目先売り一巡を示唆しており、一段の戻りにトライしよう。(本紙編集長・浅妻昭治)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 10:12 | 編集長の視点

【編集長の視点】新規上場の日本アクアは買い気配値をアップさせ公開価格を上回る

<銘柄ウオッチ>

編集長の視点 日本アクア<1429>(東マ)が、きょう13日に東証マザーズに新規株式公開(IPO)された。公開価格は1650円、公開株式数は180万5500株となっている。寄り付きから買い物が先行し9時32分現在、公開価格を249円、15%上回る1899円買い気配と気配値を切り上げ、売り買い差し引き約33万株の買い物を集めている。業態は、住宅資材の施工・販売会社とオールドエコノミーに属し、資金吸収額も、約30億円とやや大きいが、公開価格のPERが14倍台と割安で、新興市場のIPO株として今12月期に配当実施を予定していることなどが買い評価されている。

■戸建住宅向けの断熱材の施工販売を全国展開

 同社は、硬質ウレタンフォームの断熱材「アクアフォーム」の施工販売を主力事業としている。同断熱材を戸建住宅向けに自社施工部門の直接施工や認定工務店による外注施工によって吹付け・発泡施工しており、受注先は建材商社、全国展開のハウスメーカー、地域のハウスビルダー、工務店など多岐にわたる。また、付随して施工機械や原料、断熱関連の副資材、住宅機器・システムの商品販売も行っている。

 核となる「アクアフォーム」は、自社開発の商標登録商品で、施工現場で原料に含まれる水を使って発泡させ、フロンを使わない環境対応製品であり、断熱材が隙間なく充填されることから気密性、吸音性、透湿性、難燃性なども実現する優れた利点を有している。事業運営は、全国39営業所による全国販売ネットを通じて、原材料の調達・販売から断熱設計、関連資材の販売・施工まで一貫したサービスを展開をしている。

■初値が公開価格を上回る「負けなし」記録は48銘柄に伸びる

 今12月期業績は、売り上げ92億500万円(前期比41%増)、経常利益9億1900万円(同38%増)、純利益5億5600万円(同52%増)、1株利益111.9円、1株配当15円と予想している。

 なおこのまま同社株が、公開価格を上回って初値を形成する(勝ち)と、IPO株は、昨年12月20日上場のシュッピン<3179>(東マ)以来、48銘柄で「負けなし」の記録を伸ばすことになる。(本紙編集長・浅妻昭治)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 09:41 | 編集長の視点
2013年12月12日

【編集長の視点】コタは変わらずで寄るも2Q業績下ぶれ着地を織り込み通期の実質最高純益・増配を再評価気配

<銘柄ウオッチ>

編集長の視点 コタ<4923>(東2)は、前日比変わらずの807円で寄り、25日移動平均線水準での値固めに煮詰まり感を強めている。今年11月8日に開示した今3月期第2四半期(2Q)累計業績が、期初予想を下ぶれて着地したことから、775円と調整したが、年初来安値763円を前に反転、3月通期業績は、第3四半期(3Q)以降の需要期・繁忙期入りから期初予想を据え置き、実質の3期連続の過去最高純利益更新や実質の増配を見込んでいることを見直し、織り込み済みとして割安修正期待を高めている。

■「コタ全国店販コンクール」開催でトイレタリーを拡販

 同社の今期業績は、売り上げ61億4000万円(前期比10%増)、経常利益10億200万円(同13%増)、純利益6億1600万円(同2%減)と予想されている。同社独自のビジネスモデルの全国の美容室向けにコンサルティング・セールをする「旬報店システム」で、提携店が、前期の1355軒(前々期比101軒増)から、今期はさらに145軒増の1500軒に拡大させ、もう一つのビジネスモデルである「店販戦略」では、利益率の高い「コタ アイ ケア」などのトイレタリーを拡販、11月から12月には自社製品の販売コンクール「コタ全国店販コンクール」を開催することも寄与する。

 2Q累計業績は、先行投資として営業職を中心に積極的に人材採用を行ったことによる人件費の負担増で期初予想を下ぶれ続落したが、3Q以降の積極展開によりカバーして期初予想を達成する。なお通期純利益は、前期の過去最高からの減益転換を予想しているが、前期に計上した京都工場建設に対する京都府からの補助金収入1億5000万円の特別利益が一巡することを考慮すれば、実質的に3期連続の過去最高更新となる。さらに今期配当も、18円(前期実績18円)と前期の横並びを予定しているが、今年3月末割り当てで実施した株式分割(1対1.1)を勘案すると実質的に増配となる。

■25日線水準からPER13倍台の下げ過ぎ訂正に弾み

 株価は、年初来安値から前期業績の再上方修正、株式分割を好感して年初来高値1000円まで3割高し、全般調整相場の波及や今期第1四半期・2Q累計業績の伸び悩みなどが重なってほぼ往って来いとなったが、PERは13倍台と下げ過ぎとして底上げ、25日線水準で下値固めを続けてきた。リバウンド幅の拡大から再度の高値奪回に弾みをつけよう。(本紙編集長・浅妻昭治)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 10:10 | 編集長の視点

【編集長の視点】カナモトは連続最高純益更新・増配予想で内需割安株買いが再燃し急反発

<銘柄ウオッチ>

編集長の視点 カナモト<9678>(東1)は、51円高の2544円と3日ぶりに急反発して始まっている。前日11日大引け後に10月期決算を発表、前期業績が、今年11月の再上方修正通りに続伸幅を伸ばして着地し、今期純利益の連続の過去最高更新と増配を予想していることを手掛かりに内需割安株買いが再燃している。

■今期配当は会社設立50周年記念配当を上乗せし年間30円

 前期業績は、前々期比28%増収、86%経常増益、62%純益増益と伸び、純利益は、連続して過去最高を更新した。震災復興関連工事や除染関連工事、全国各地での道路、治水、下水道、港湾などの社会資本強靭化投資、インフラ老朽化対策・維持補修関連工事などで、建設機械のレンタル需要が拡大し、レンタル用資産を増強する積極的な設備投資を進めるとともに、効率的な運用による利益率向上、業務プロセスの徹底的な・改善を図ったことなどが要因となった。

 今期業績も、復興工事の本格化に加えて、全国的な防災・減災対策工事、2020年開催の東京オリンピックや2027年開通のリニア新幹線の関連需要も予想されるとして続伸を予想しており、純利益は、60億5000万円(前期比4%増)と連続して過去最高を更新する。今期配当は、会社設立記念配当10円を上乗せして年間30円(前期実績20円)に増配を予定している。

■新株式発行は織り込み済みでPER13倍台の割安修正に再発進

 株価は、前期第3四半期業績が、10月通期予想業績を上回る高利益進捗率を示したことに反応して年初来高値2862円まで買い進まれたが、10月9日払い込みで実施した新株式発行(発行価格2563円)・株式売出しがボディーブローとして響いて2369円まで調整、前期業績の再上方修正でファイナンス安は織り込み済みとして発行価格近辺まで出直った。PERは13倍台となお割安であり、高値奪回に弾みをつけよう。(本紙編集長・浅妻昭治)

>>カナモトのMedia−IR企業情報
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 09:58 | 編集長の視点
2013年12月11日

【編集長の視点】中西製は続落とスピード調整も最高純益更新を見直し超割安修正余地

<銘柄ウオッチ>

編集長の視点 中西製作所<5941>(東2)は、7円安の993円と続落している。12月9日に年初来高値1048円をつけスピード調整をしているものだが、今3月期純利益の23期ぶりの過去最高更新を見直し早晩、超割安株買いが再燃する展開が想定される。前期と同様に第2四半期(2Q)累計業績に続き3月通期業績の上方修正の期待が底流することも、フォローの材料となろう。

■大型案件の受注が順調に推移し工場稼働率も向上

 同社の今期業績は、今年11月に第2四半期(2Q)累計業績を上方修正し、V字回復を鮮明化したが、3月通期業績については期初予想を据え置いた。売り上げ223億8000万円(前期比5%増)、経常利益16億円(同2%増)、純利益8億6000万円(同8%増)と予想しているもので、純利益は、1991年11月期の過去最高(7億9900万円)を更新する。

 2Q累計業績の上方修正は、大型案件の受注が順調に推移し、自社工場の稼働率が向上し利益率も上昇したことが要因となったが、3月通期業績については、景気が緩やかに回復しているものの、先行きの不透明感が拭えないとして慎重に期初予想を据え置いたものだが、低価格の小型SVロースターHOTMAX(過熱水蒸気調理器)などの新製品を開発するなど、引き続き「省エネ」、「食の安全・安心」を実現する厨房機器、厨房システムなどの積極提案を続けていることから、前期と同様の通期業績の上方修正の期待につながっている。

 とくに学校給食では、全国の老朽化した学校給食センターの更新、病院給食では、高齢化進展による老人福祉施設の増加、事業所給食では、ハイテク工場の新社員食堂施設の増加、さらに外食産業のチェーン店拡大、コンビニ店などでの中食産業の成長などが、同社の厨房機器、厨房システムなどの大型受注の背景になっており、業績成長期待を高めている。

■2Q業績上方修正で3割高しなおPERは7倍台、PBRは0.7倍

 株価は、今年11月の今期2Q累計業績の上方修正をテコに1033円高値まで3割高し、961円までスピード調整したあと再度、年初来高値追いとなっていた。PERは7倍台、PBRは0.7倍と超割安であり、1000円大台割れは絶好の仕込み場を示唆している。(本紙編集長・浅妻昭治)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 10:26 | 編集長の視点

【編集長の視点】オウチーノは買い気配スタート、同時IPO2社は連勝記録を47社へ伸ばす

<銘柄ウオッチ>

編集長の視点 オウチーノ<6084>(東マ)が、きょう11日に東証マザーズにエンカレッジ・テクノロジ<3682>(東マ)とともに2社同時にIPO(新規株式公開)された。11月20日以来の2社同時IPOで、オウチーノの公開価格は3500円、公開株式数は16万200株、エンカレッジの公開価格は1730円、公開株式数は74万4700株となっている。

 オウチーノは、寄り付きから買い気配値を切り上げ9時30分現在、公開価格を525円、15%上回る4025円買い気配で売り買い差し引き約14万株と公開株式数に迫る買い物を集めている。公開価格のPERは25倍台と割安感は乏しいが、資金吸収額が5億円超と小規模にとどまり、BtoCの電子商取引事業を展開するネット関連業態を評価して買い物が集まっている。なおエンカレッジも、買い気配値を切り上げ9時30分現在、公開価格を261円、15%上回る1991円買い気配となっている。両社株がこのまま初値をつけると、IPO株は、昨年12月20日以来、47社連続で初値が公開価格を上回って形成(勝ち)される連勝記録を伸ばすことになる。

■住宅・不動産関連のポータルサイトを5サイト展開

 オウチーノは、住宅・不動産関連のポータルサイト「O−uccino(オウチーノ)」の運営事業を主力事業としており、同サイトでは新築ポータルサイト「新築O−uccino(オウチーノ)」、中古サイト「中古O−uccino」、リフォームサイト「リフォームO−uccino」、建築家サイト「建築家O−uccino」などの4サイトを複数展開するとともに、賃貸サイト「賃貸cariruno(キャリルーノ)」も運営している。大手不動産会社やマンションデベロッパー、不動産仲介会社、工務店などを顧客としており、顧客の取り扱う住宅情報やサービスを同社のポータルサイトを通じて消費者に無料で提供している。サイトに掲載された物件数に応じて顧客から掲載料金を受領している。

■全47都道府県をカバーし約136万件の物件情報を提供

 物件情報は、「O−uccino」と「cariruno」の合計で今年9月末現在、約136万件に達し、内訳は売買物件が約14万件、賃貸物件が約122万件となっており、提供エリアは、北海道から沖縄県まで全国47都道府県をすべてカバーしている。またポータル事業で培ったメディア運営ノウハウを活用し広告代理店業も展開している。

 今12月業績は、売り上げ16億2400万円(前期比16%増)、経常利益2億4600万円(同8%増)、純利益1億5100万円(同26%増)、1株利益135.6円と予想している。(本紙編集長・浅妻昭治)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 10:02 | 編集長の視点
2013年12月10日

【編集長の視点】本日新規上場のブイキューブは公開価格の1.5倍で初値つける

<銘柄ウオッチ>

編集長の視点 ブイキューブ<3681>(東マ)が、きょう10日に東証マザーズに新規株式公開された。公開価格は3300円、公開株式数は134万2800株となっている。寄り付きから買い気配を上げて10時43分に5010円で売買成立。公開価格3300円に対し1.5倍で初値を形成した。その後6000円をつけている。公開価格のPERが48倍台と割高で資金吸収額も44億円超とやや大きいが、独自のネット関連事業でグローバル展開している高実績が買い評価されている。

■初値が公開価格を上回る「負けなし」記録は45銘柄に伸びる

 このまま同社が初値を形成すると、昨年12月20日IPOのシュッピン<3179>(東マ)以来、45銘柄連続で公開価格を上回って初値をつける(勝ち)「負けなし」記録を伸ばすことになる。年内あと13銘柄のIPOが予定されているが、この13銘柄や来年も観測されている70〜80銘柄をふくめてIPO市場の活況は、長期化しそうだ。

 同社は、パソコンやスマートフォン、タブレット端末などのモバイル端末からインターネットを通じて遠隔会議を行うWeb会議「VーCUBEミーティング」やオンラインセミナー「VーCUBEセミナー」などのコミュニケーションサービスを提供している。文字や音声だけでなく映像を含めたビジュアルコミュニケーションサービスで、操作方法に関しては24時間・365日のサポート体制を構築、日本語、英語、中国語、タイ語、マレー語、インドネシア語の多言語でのWeb会議を可能にしている。サービスの提供形態も、インターネットを利用して簡単に導入できるクラウド型と顧客のニーズに合わせてカスタマイズするオンプレミス型を展開している。

■Web会議は約4000社に導入実績

 Web会議は、会議をするために物理的に1カ所に集まる必要がなく、移動コストが大幅に削減でき、ムダを省きながら対人コミュニケーションを活性化させ、加えてネット環境があれば導入可能で専用機器が不要なため導入コストも抑制できるなどのメリットが多く、国内外に複数の事業拠点を展開している企業向けなどに約4000社に導入実績がある。

 今12月期業績は、売り上げ25億9000万円(前期比29%増)、経常利益3億400万円(同2.8倍)、純利益2億2200万円(同91%増)、1株利益67.4円と予想している。(本紙編集長・浅妻昭治)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 11:11 | 編集長の視点

【編集長の視点】プロルートは値上がり率トップ、悪材料織り込み済みで極低位値ごろ株買い増勢

<銘柄ウオッチ>

編集長の視点 プロルート丸光<8256>(JQS)は、48円高の155円と急続伸し、11月22日につけた年初来安値99円に並ぶ安値水準からの底上げを鮮明化している。ストップ高寸前で、ジャスダック市場の値上がり率ランキングのトップに躍り出る高人気となっている。今年10月28日に今3月期第2四半期(2Q)累計業績を下方修正したが、減額要因は一過性で、3月通期業績は、期初予想には変更がないことから悪材料織り込み済みとして極低位値ごろに注目した下げ過ぎ訂正買いが増勢となっているもので、繁忙期の12月に大阪本店、東京店、福岡店の全店で実施する防寒物プレミアムセール、1月の初売りにも期待を高めている。

■主力の婦人アウター部門は前年同期を上回る

 同社の2Q累計業績は、同社の取引先が民事再生手続開始の申立てを行ったことで貸倒引当金繰入額2000万円を計上したことを要因に下方修正、純利益を期初予想の1900万円の赤字から3800万円の赤字(前年同期は2400万円の黒字)に引き下げた。ただ修正幅は、全社一丸となった商品力、サービス力の強化、いっそうの販売管理コストの削減などから小幅にとどまっており、3月通期業績は、期初予想に変更はなく、純利益は、2000万円(前期比18%増)と続伸を見込んでいる。

 中期経営計画の2年目として「価値主義への企業変革」を基本方針に収益力拡大、コスト変革、グループシナジーの創出を主軸にする施策を推進、主力の前売卸事業の婦人アウター部門では、2Qに前年同期を上回る売り上げ実績を確保し、関東地区で小売業を展開する子会社のサンマールの損失も減少、前期から推進している商品仕入れ精度の向上による全社粗利益率の改善や販売コスト削減による経営効率改善などが、下期業績を一段と押し上げることになる。12月、1月の繁忙期に実施するセールの効果にも期待が高まる。

■PBRはなお0.9倍と下げ過ぎで一段の戻りにトライ

 株価は、前期業績の相次ぐ上方修正、黒字転換に「継続企業の前提に関する重要事象等」に記載解消が加わって年初来高値201円をつけ、今期2Q累計業績の下方修正で同安値まで調整、100円台固めを続けてきた。PBRはなお0.9倍と下げ過ぎを示唆しており、一段の戻りにトライしよう。(本紙編集長・浅妻昭治)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 11:05 | 編集長の視点
2013年12月09日

【編集長の視点】京進は変わらずで寄るも下値に低位値ごろ割安株買いが続き東証2部上場来安値水準から底上げ余地

<銘柄ウオッチ>

編集長の視点 京進<4735>(東2)は、前週末比変わらずの191円で寄り付きもみ合っているが、今年7月の東証・大証統合に伴う東証第2部上場以来の安値170円からの底上げを窺っている。今5月期純利益の大幅続伸予想と連続増配を見直し極低位値ごろ割安株買いが下値に続いており、個別指導教室の相次ぐオープンや新規事業の日本語学校の教室増設、さらに再三にわたってマスコミに取り上げられている同社独自の「ほめる指導」も株価材料として評価されている。

■純利益は2.5倍と大幅に続伸し連続増配も予定

 同社の今期業績は、売り上げ101億7900万円(前期比2%増)、経常利益3億円(同34%増)、純利益1億100万円(同2.5倍)と予想され、配当も、5.3円(前期実績4.3円)へ連続増配を予定している。学習塾事業で前期に個別指導教室スクール・ワンのフランチャイズ教室を中心に9教室を開校したが、今期も第1四半期に5校を開校して100校としたあとも、第2四半期入りの9月以降も、6校の積極的な新規教室開校やリニューアルオープンを進めており、新規事業の英会話事業や日本語教育事業、保育事業でも全国展開を進めることなどが寄与する。純利益は、前期計上の減損損失が一巡して大幅続伸する。

 新規事業では、日本語教室を既存の首都圏の3校から来年4月に京都駅前教室を開校予定で、外国人留学生を対象に日本語でのコミュニケーション能力を高めるとともに日本文化への理解を深め、現在、2%程度にとどまっている売上高構成比を10%にアップさせる。また保育事業も、現在の京都での保育園1園体制を首都圏に展開し複数園での運営体制に拡大する。

■「いいね!運動」の「ほめる指導」で新規入校生も増加

 本業の学習塾事業も、同社の独自ビジモデルの「ほめる指導」が、マスコミでの露出度が高まっており、業容拡大につながる。同指導方法は、講師間で共有した生徒の長所を褒めてモチベーションを高めて学力向上に結び付けるもので、「いいね!day」を設定して「いいね!運動」を進めており、在校生のクチコミなどが、新規入校生を増やす副次効果にもつながっている。

 株価は、前期業績の上方修正・増配に東証・大証統合による東証2部上場が加わって8月に222円まで買われ、170円まで調整、20円幅の小幅往来相場が続いている。PERは15倍台、PBRは0.6倍と大きく割り負けており、8月高値奪回から大証2部時代の年初来高値255円へキャッチアップしよう。(本紙編集長・浅妻昭治)

提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 11:10 | 編集長の視点

【編集長の視点】新規上場のホットリンクは買い気配値を切り上げ公開価格を上回る

<銘柄ウオッチ>

編集長の視点 ホットリンク<3680>(東マ)が、きょう9日に東証マザーズに新規株式公開(IPO)された。公開価格は2700円、公開株式数は53万9100株となっている。寄り付きから買い気配値を切り上げ9時30分現在、公開価格を405円、15%上回る3105円で売り買い差し引き約47万株と公開株式数にほぼ並ぶ買い物を集めている。公開価格は、PER49倍台と割高だが、ソーシャルメディアのビッグデータを活用して「クチコミ」情報を瞬時に分析する革新的な技術をクラウド型のサービスとして提供する最先端のネット関連業態が、買い評価されている。

■ビッグデータを活用し「クチコミ」情報を分析

 同社のビジネスモデルは、「クラウド型」と「受託型」に分かれ、「クラウド型」では、「クチコミ@係長シリーズ」と「e−minig」の2つのラインアップで、「クチコミ@係長API」を通じてツイッターやブログ、2ちゃんねるなどの「ビッグデータ」を瞬時に分析し、自社製品・サービスのトレンドや消費者ニーズを調査・分析、企業の風評や情報漏洩を効率的に発見するなどのサービスを行う「分析エンジン」を顧客企業に月額利用料を課金する収益モデルで提供している。「受託型」は、プロジェクト単位で課金する収益形態で、ソーシャル・ビッグデータを活用してコンサルティングを提供している。

■選挙分析報道や株価予測システムなどまで事業領域を拡大

 このソーシャル・ビッグデータの活用機会は、同社主力事業の企業のマーケティング分野やソーシャルリスクの監視分野だけでなく、さまざまな分野まで拡大しており、今年7月の参議院選挙でネット選挙が解禁されたことで、政治分野での活用が本格化、ビッグデータ分析を元にした報道が行われ、金融分野でも、金融ビッグデータをリアルタイムに分析し金融市場の将来予測を行う株価予測システムの提供をブルームバーグの世界中の端末用に展開している。

 今12月期業績は、売り上げ9億3200万円、経常利益1億3000万円、純利益6400万円、1株利益55.0円と予想、連結決算は今期が初作成となるため前期比較はない。(本紙編集長・浅妻昭治)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 11:01 | 編集長の視点

【編集長の視点】「2日新甫」の師走相場は主力株と材料株の二筋縄対応で「掉尾の一振」を期待=浅妻昭治

<マーケットセンサー>

編集長の視点 師走相場は、「2日新甫は荒れる」とのアノマリー通りの波乱含みのスタートとなった。「掉尾の一振」の盛り上がり間違いなしと期待させていたのに、第1週は、話がまるで違ってしまった。日経平均株価は、5月24日つけたザラ場高値1万5942円目前で急に上値が重くなり、為替相場も、高値時の円安水準の1ドル=103.73円目前で足踏みをしてしまった。師走相場も残り3週間とあと1日、なお一筋縄ではいかない難しさを示唆しているようである。

 例えば、前週6日の米国株価の急反発もそうである。急反発の引き金は、11月の雇用統計で非農業部門の雇用者数が、市場予想を上回る増加となり、失業率も低下したことにあり、米国景気が順調に回復しているとポジティブに評価したとマーケットコメントされたが、これも11月までの話と大違いなのである。

 11月末までは、「景気回復なら株価は売り、悪化なら株価は買い」とするねじれた相場シナリオが、市場コンセンサスとなっていた。経済指標の好悪が、FRB(米連邦準備制度理事会)の量的緩和策の早期縮小を呼び込むか呼び込まないかのシグナルとなって、市場のリスクマネーの消長を左右、「リスクオン」と「リスクオフ」が交差して、為替相場の円高・円安、株式市場の株安・株高を牽引した。ところが、前週末の米国市場は、この相場シナリオを度外視する展開となって、経済指標の好転と株高、円安が両立したのである。

 マーケットコメントでは、株式市場の「FRB離れ」を反映し、量的緩和策が早期に縮小されるようとされまいと関係なく、株価は、景気実態の好転を前向きに織り込み始めたというのである。多分、週明けの東京市場でも、この米国株価の急反発と円安進行を追い風に「リスクオン」で主力株買いが勢いを増すことになるだろうが、その「FRB離れ」は、本当に間違いないのかやや疑問がないわけではない。やはり新興国市場の株価と通貨の反応を確認する必要があり、その動向次第では、主力株を買い上がった途端に、ハシゴを外される展開も懸念されるもので、師走相場は、「2日新甫は荒れる」のアノマリー通りに予断を許してくれそうもない。

 ということは、一筋縄では難しそうな師走相場の「掉尾の一振」銘柄のセレクトは、先物主導で動く主力株に加え、セガサミーホールディングス<6460>(東1)を中心とするカジノ関連株、ミクシィ<2121>(東マ)にリードされるネット株、リプロセル<4978>(JQG)に代表されるバイオ株などの材料株も視野に捉える和戦両用の二筋縄対応が不可欠ということになりそうだ。

 そこでこの材料株選好の一環として注目したいのが、今年2013年の値上がり率・値下がり率ランキングのそれぞれ上位にランクされている銘柄である。師走相場の最終盤は例年、このランキング入りの株価競争がデットヒートして「掉尾の一振」で逆転、また逆転などが起こるケースもままあり、これに照準を合わせてみたいのである。なかでも、今年の師走相場では、東証1部の値上がり率・値下がり率の両ランキング双方にランキングインしている7銘柄にアプローチ余地がありそうなのである。
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 09:55 | 編集長の視点
2013年12月05日

【編集長の視点】博展は変わらずも2Q減益転換業績を織り込み通期の連続最高純益に買い直し余地

<銘柄ウオッチ>

編集長の視点 博展<2173>(JQG)は、前日比変わらずの642円と25日移動平均線を下値支持ラインに方向感を模索する動きを続けている。今年10月31日に開示した今3月期第2四半期(2Q)累計業績が、減益転換して期初予想を下回って580円と下ぶれたが、織り込み済みとして3月通期業績の連続過去純利益更新を見直し割安修正の打診買いも続いているもので、同社の見本市・展示会での作品が、2013年度ディスプレイ産業優秀賞・奨励賞などを受賞したことも、今年7月、9月とストップ高した急騰習性の再現への期待を高めている。

■案件単価、顧客単価、大型案件数とも連続してアップ

 2Q累計業績は、前年同期比25%増収、1%経常減益、4%純益減益と伸び悩んだ。売り上げは、主力事業のイベント・展示会への出展や主催サポートサービスが堅調に推移し、新規事業のコンファレンス&コンベンションサービスや商環境サポートサービスの事業基盤の構築も順調で連続の2ケタ増収と続伸したが、利益は、第1四半期(1Q)に地方案件の増加に伴う外注費の高まりによる一時的な売上総利益率の減少、営業機能強化を目指した本社リニューアル費用、新体制構築のための人材採用費増加などが重なり、この負担増を2Qまでに吸収することができずに減益転換した。

 ただ、1Q(3カ月分)の経常利益5100万円は、2Q(同)には8100万円と好転しており、2Q全体でも案件単価が前年同期比26%増、顧客単価が同7%増、大型案件数が15%増と続伸しているため、3月通期業績は、期初予想に変更はない。売り上げ55億円(前期比11%増)、経常利益4億1100万円(同8%増)、純利益2億4600万円(同12%増)と見込み、純利益は、前期の過去最高を連続更新、配当も、年間14円(前期実績12円)に増配する。

■7月と9月にはストップ高を演じ急騰習性に定評

 株価は、今年7月と9月に2回のストップ高を演じるなど急騰習性に定評がある。7月は、IT技術会社アイテクト(大阪市中央区)と資本業務提携を締結、博展の新規事業のデジタルマーケティングサポート事業が強化されるとしてストップ高して、年初来高値1100円をつけ、9月は、2020年オリンピックの東京開催決定で同社の「Face to Faceのマーケティング・サポート事業」への関連人気を高め649円の戻り高値をつけた。

 その後、9月の戻り高値から立会外分売(分売価格588円)も響いて549円まで下ぶれたが、分売価格近辺でのもみ合いで2Q累計業績の減益転換を織り込み、ディスプレイ産業の優秀賞受賞などで戻り高値を上抜いた。PERは8倍台と割安であり、一段の戻りを試そう。(本紙編集長・浅妻昭治)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 10:37 | 編集長の視点

【編集長の視点】出光興産は反発、電力小売自由化関連の株式分割株は1勝4敗と売り増勢

<マーケットトーク>

編集長の視点 出光興産<5019>(東1)は、110円高の9150円と4日ぶりに反発して始まり、11月28日につけた年初来高値9290円を視界に捉えている。12月31日を基準日に実施する株式分割(1対4)の権利取りの買い物が再燃しており、今3月期業績の上方修正や、来年1月にスタートするNISA(少額投資非課税制度)の関連思惑、さらに電力小売自由化に向け電気事業法の一部改正案の閣議決定、来年の通常国会での成立の先取りなども、フォローの材料として期待を高めている。

■株式分割を12月実施の41銘柄のうち10%強が電力小売自由化関連

 この電力小売自由化関連では、同社を含めて12月31日を基準日に4銘柄が株式分割を実施予定にあり、全体では、不動産投信を含めて41銘柄が株式分割を予定しているうちの10%強に達している。4銘柄のきょう5日の株価は、ハイブリッド・サービス<2743>(JQS)が、160円安の2万6840円、応用技術<4356>(JQS)が、900円安の9万9000円とそれぞれ続落し、グリムス<3150>(JQS)が、46円安の1614円と3日ぶりに反落、ファーストエスコ<Fエスコ、9514>(東マ)が、700円安の6万6900円と続落するなど1勝4敗となっている。

 出光興産は、子会社の特定規模電気事業者の出光グリーンパワーが、2010年3月に事業を開始し、昨年4月には東京都豊島区の小・中学校21校に電力を供給したのに続き、昨年12月には旧兵庫製油所跡地でメガソーラー事業に参入し、今年1月には木質バイオ発電事業の合弁会社を設立、さらに11月1日には北九州市で初のメガソーラーの発電を開始するなど、再生可能エネルギーへの取り組みを強め、地熱発電や風力発電での各種プロジェクトを推進している。今回の電気事業法の一部改正は、送配電部門の分離に進める電気小売事業の全面自由化に向けた第3段階となるもので、同社の電気小売事業のビジネスチャンス拡大につながる。

■3月通期業績を一転して上方修正し年初来高値まで急伸

 株価は、今年8月に今期第2四半期累計業績を下方修正したことが響いて8060円まで下ぶれが、11月には一転して今期通期業績を上方修正、同時に株式分割も発表したことから年初来高値まで15%高した。PERは25倍台と割高だが、PBRは0.5倍と大きく出遅れおり、権利付き最終の25日に向けて、分割権利取りで高値更新から2011年4月以来の1万円大々台奪回も想定される。(本紙編集長・浅妻昭治)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 10:22 | 編集長の視点
2013年12月04日

【編集長の視点】じげんはKDDIとの提携をテコに直近IPO人気を膨らませて急続伸

<銘柄ウオッチ>

編集長の視点 じげん<3679>(東マ)は、68円高の1465円と急続伸し、12月2日につけた上場来安値1360円からの底上げを鮮明化している。12月2日にKDDI<9433>(東1)と求人情報サービスで提携したことを手掛かりに直近IPO(新規株式公開)人気が増勢となっており、IPO時の高人気の目先売りも一巡したとして下げ過ぎ訂正期待を高めている。

■auユーザーに求人領域の5サイトで115万件の求人情報を提供

 KDDIとの業務提携は、KDDIのauのスマートフォン向けのポータルサイト「auスマートパス」内の「au求人」から、じげんが提供する求人情報サービスのライフメディアプラットフォームの「転職EX」、「派遣EX」、「アルバイトEX」、「看護師求人EX」、「薬剤師EX」を利用できるようにするもので、800万人以上となっているauスマートパスユーザーに5サイト合計で約115万件の求人情報を提供するとともに、EXサイトのユーザー数を増やし、より多くの応募・登録をじげんの提携先企業に提供することを目的としている。

 同社は、この求人領域だけでなく、複数のインターネットメディアの情報を統合し一括検索・一括応募が可能な領域特化型のライフメディアプラットフォーム「EXサイト」を運営しており、不動産賃貸や住宅購入の住まい領域、中古車や自動車保険などの自動車領域、旅行領域など15サイトに及び、今年9月末現在のユーザー数は596万人、合計掲載データベース数は506万件となっている。ユーザーは、一括して15サイトの幅広い案内情報からニーズにマッチした情報を検索して応募することが可能となるとともに、大量のデータベースを蓄積し、提携先企業に対して費用対効果が明確な広告先、集客メディアを提供しており、KDDIとの業務提携は、このサイト価値をいっそう高める。

■15サイトのノウハウの横展開で高い収益性を実現

 各EXサイトは、案内情報の掲載課金ではなく、案件への応募・問い合わせが発生した段階で手数料を受け取る成功報酬型の課金体系となっており、各プラットフォームのノウハウの横展開などで、前2013年3月期の売上高営業利益は50.4%と高い収益性を実現している。今3月期業績は、売り上げ17億9300万円(前期比52%増)、経常利益8億4400万円(同42%増)、純利益5億3300万円(同49%増)、1株利益10.5円と予想している。

 株価は、今年11月22日に公開価格600円でIPOされ、上場2日目に1750円で初値をつけ上場来高値1834円まで買い進まれる高人気となった。最高値後は、この人気の反動で上場来安値1360円まで調整したが、同安値で発表されたKDDIとの業務提携をテコに直近IPO株人気が再燃した。この直近IPO人気は、今年2013年のIPO市場が、12月上場の残り16銘柄で終了、来年は例年通りなら2月末までIPOの空白期間となるだけに、さらに増幅される展開も想定される。(本紙編集長・浅妻昭治)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 10:34 | 編集長の視点

【編集長の視点】東建コーポは2Q業績が上ぶれ着地も減益転換が響き急続落

<銘柄ウオッチ>

編集長の視点 東建コーポレーション<1766>(東1)は、320円安の4920円と3日続落して始まっている。前日3日大引け後に今4月期第2四半期(2Q)累計業績を発表、期初予想を上ぶれて着地し、減益転換率を縮小させたたが、日経平均株価が、米国ニューヨークダウの3営業日続落や円高進行で182円安と急反落してスタートしていることが響き利益確定売りが先行しており、期初予想を据え置いた4月通期業績が、市場コンセンサスをクリアすることや連続増配も評価対象外となっている。

■建設部門の完成工事高が増加し賃貸建物の入居率も高水準

 2Q累計業績は、利益が期初予想を1億4100万円〜1億4400万円上回り、前年同期比6%増収、27%経常減益、45%純益減益となった。建設事業では、前期受注高が増加したことにより完成工事高が増加するとともに、建築・設計部門の1人当たりの生産性が向上したが、積極的な広告宣伝活動や営業部員の増員で販管費の負担増となって営業減益となり、不動産賃貸事業では、サブリース経営代行システム(一括借り上げ制度)の管理物件が増加するとともに、賃貸建物の入居率も96%と高水準で推移、入居者からの家賃収入や家賃・管理料収入が増加したことでも補えず減益転換した。

 4月通期業績は、期初予想に変更はなく、売り上げ2531億3600万円(前期比7%増)、経常利益103億円(同6%増)、純利益60億1300万円(同2%増)と見込み、純利益は、市場コンセンサスをクリアする。年間配当も、90円(前期実績85円)と連続増配を予定している。

■前期業績の上方修正で3割高し半値押し水準で三角保ち合い

 株価は、前期業績の上方修正で年初来安値4500円から底上げ、今期業績の連続増益・増配予想もフォローして5920円の戻り高値まで3割高し、足元では半値押しの25日移動平均線水準で三角保ち合いを続けてきた。PERは11倍台と割安であり、下値から内需株買いの再燃で戻り高値奪回、年初来高値6680円へキャッチアップする逆張り妙味も示唆している。(本紙編集長・浅妻昭治)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 10:29 | 編集長の視点
2013年12月03日

【編集長の視点】イートアンドは関東圏での出店加速をテコに割安株買いが再燃し反発

<銘柄ウオッチ>

編集長の視点 イートアンド<2882>(東2)は、12円高の1525円と反発し、10月29日につけた東証第2部上場来高値1670円を視界に捉えている。11月22日に餃子専門店「大阪王将」の小田原店、厚木インター店の2店舗をオープンするなど、関東圏での新規出店が加速していることを手掛かりに割安株買いが増勢となっており、11月21日から12月25日まで2回に分けて創業45周年キャンペーンを実施することも業績上ぶれ期待を高めてフォローの材料となっている。

■群馬新工場が関東圏以北をターゲットにする戦略製造拠点に

 同社の今期の外食事業の店舗数は、第2四半期(2Q)に加盟店24店舗(うち海外8店舗)、直営店3店舗を新規出店し、加盟店9店舗、直営店4店舗を閉鎖し、期末店舗数は424店舗(うち海外22店舗)と前期末の3月末比14店舗の純増となり、さらに北海道西地区の「大阪王将」のフランチャイズ店舗を直営店化するなど積極的な店舗政策を続けているが、第3四半期に入った10月以降も、「大阪王将」を6店舗新規出店、このうち3店舗が関東圏となるなど関東圏での出店を加速させている。

 この関東圏への出店は、本社機能の東京移転と昨年10月に群馬新工場(群馬県邑楽郡)を建設・稼働させたことで加速しており、同工場は、17億1400万円を投資して同社の地盤の関西エリアと同一規模の製品製造拠点として建設されたもので、関東圏以北へより鮮度が高く安心・安全な商品を提供するとともに、合わせて売れ筋商品の「水餃子」などのリニューアル製品も製造、大きな戦略拠点としている。

 10月以降の積極出店策に加えて、11月21日から全国の店舗で「復刻 新!元祖焼餃子」の期間限定販売の商品を含めて合計20日間にわたり創業45周年キャンペーンも実施しており、業績期待も高まってくる。今3月期業績は、売り上げ205億5200万円(前期比3%増)、経常利益9億4500万円(同5%増)、純利益5億400万円(同17%増)と増益転換が予想されているが、純利益は、2012年3月期の過去最高(5億1300万円)をクリアするか注目度が高まろう。

■PER11倍台の割安修正で東証2部上場来高値更新も

 株価は、今年10月によしもとクリエイティブ・エージェンシーと提携して創業45周年キャンペーンをスタートさせたことで東証2部上場来高値1670円をつけ、1400円まで調整したあと、株主優待制度の優遇策拡大を好感して1600円台まで反発、1500円台固めを続けている。PERは11倍台と割安であり、最高値抜けから一段の上値追いが想定される。(本紙編集長・浅妻昭治)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 10:23 | 編集長の視点

【編集長の視点】新規上場のライドオンEXは公開価格を上回り買い気配値をアップ

<銘柄ウオッチ>

編集長の視点 ライドオン・エクスプレス(ライドオンEX)<6082>(東マ)が、きょう3日に東証マザーズに新規株式公開(IPO)された。12月は、17社がIPOされるラッシュとなりその1番手として新規上場されたもので、公開価格は2000円、公開株式数は119万6000株となっている。寄り付きから買い気配値をアップさせて9時30分現在、公開価格を300円、15%上回る2300円買い気配で売り買い差し引き約49万株の買い物を集めている。資金吸収額は、約24億円とやや大きいが、公開価格のPERが16倍台と割安であり、昨年12月20日以来、41銘柄連続で初値が公開価格を上回って形成されるIPOの高人気が続いていることもフォローして買い評価されている。

■寿司、釜飯などの宅配事業を合計562店舗で展開

 同社は、調理済みの食材を家庭に宅配する事業を直営店舗やフランチャイズ店舗(FC店)を通じてチェーン展開している。主力の宅配ブランドは、宅配寿司「銀のさら」と釜飯「釜寅」で、「銀のさら」のチェーン店はFC店286店舗、直営店76店舗、「釜寅」では同じく123店舗、59店舗に達し、ほかに「銀のお弁当」で直営店9店舗、宅配代行ブランドの「ファインダイン」でも直営店7店舗を展開、合計店舗数は、今年9月30日現在で562店舗となっている。注文は、電話とWEBサイトを経由して受け、この顧客情報はデータベースとして保有し、費用対効果の高い販売促進活動を推進することを可能としている。

■1宅配拠点で複数のブランドを複合展開する優位性も

 また宅配事業は、外食産業と異なって宅配拠点の立地優位性を追求する必要がないため、物件確保が容易で物件取得費、設備投資が抑制できる利点がある。さらに店舗面積や席数の制限もないため繁忙期にはアルバイト、配達車両の調整のみによって売り上げの最大化を図ることが可能で、さらに1宅配拠点で複数のブランドを複合化して展開できるなどの数々のメリットがある。

 今3月期業績は、売り上げ165億8300万円(前期比2%増)、経常利益9億100万円(同69%増)、純利益5億1000万円(同2.2倍)、1株利益122.0円と予想している。(本紙編集長・浅妻昭治)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 09:59 | 編集長の視点
2013年12月02日

「掉尾の一振」と「株券を枕に越年」の狭間で来年の干支「午」関連株に先回り買いも一考余地=浅妻昭治

<マーケットセンサー>

編集長の視点 師走相場の強気のマーケットコメントといえば、もちろん「掉尾の一振」である。一年納めの残り1カ月間、なお買い出動して一回転、二回転を図ってリターンの最大化を目論もうという投資スタンスを表している。しかし、このマーケットコメントを上回る強気の相場観測を表現する常套句がある。「株券を枕に越年」である。

 この変化が激しく先行きが不透明で、「板子一枚下は地獄」のリスクが横溢している昨今の相場環境下で、年末年始の長い正月休み中も、枕の下に買い持ち株を寝かせて、「リスク・テーク」の初夢をみようというのである。翌年相場への余程の確信がなければできない投資スタンスであるからだ。

 この「株券を枕に越年」のマーケットコメントが大合唱となったのが、忘れもしない1989年の師走相場であった。日経平均株価は、12月29日に上場来高値3万8915円まで急騰したが、翌年相場は、日経平均が5万円どころか、10万円までさらに急騰するなどの強気観測まで飛び出し、「株券を枕に越年」はほぼ市場コンセンサスとなった。ところが年明けとともに相場は失速、急落に次ぐ急落となった。バブル相場がはじけたのである。

 さてきょう2日からスタートした今年の師走相場では、どのようなマーケットコメントが聞かれるのか?「掉尾の一振」の強気コメントが突出することはまず間違いところだろう。このまま円安・ドル高の為替相場続けば、企業業績の上ぶれ観測は高まり、外国人投資家の買い越しも継続し、輸出主力株中心に上値を追うはずだからである。しかし「株券を枕に越年」のコメントについては、やや疑わしい。来年1月から証券優遇税制が廃止されて譲渡益課税の税率が、軽減された10%から本則の20%に戻されるからだ。

 師走相場は、株価が上値を追うほど高値ではこの優遇制度廃止を先取りして節税目的の換金売りが増加し、年明け相場も、この影響を見極めようとする様子見ム−ドが強まるとみられるからだ。今年の師走相場は、この換金売りが波乱となって、「2日新甫」相場は、荒れるとのアノマリー通りに高値での売り逃げ競争になる可能性も否定できない。

 問題は、この相場シナリオ通りに換金売りが増勢となるとして、この換金売りした資金が、次にどこに向かうかにある。市場の一部では、換金資金が、1月からスタートするNISA(少額投資非課税制度)の口座に流入するとの観測も出ている。口座の限度額は年間100万円と微々たるものだが、政府は、2020年までにNISAの投資総額を25兆円まで引き上げることを目標としているだけに、これを先取りすれば、あるいは「株券を枕に越年」する投資スタンスにマッチする銘柄にアプローチできるかもしれないのである。

 そこでこの一環として、急に古色蒼然としてオールドエコノミー的になって恐縮だが、来年の干支「午」関連株に注目してみたい。さらにかつて師走相場では、翌年相場の活躍銘柄として宮中で開催される歌会始の「お題」関連株にも注目する歳時記シナリオも話題となっており、換金売りで相場全般が波乱展開するなか、下値対応に一考余地が出てくる可能性もあるからだ。(本紙編集長・浅妻昭治)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 11:21 | 編集長の視点