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[編集長の視点]の記事一覧
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記事一覧 (11/06)【編集長の視点】デリカフーズは高値を意識、2Q決算発表を前に上方修正業績を見直し割安修正期待
記事一覧 (11/06)【編集長の視点】サンフロンティアはもみ合い、中堅不動産株は好業績も材料出尽くし感を強め高安マチマチ
記事一覧 (11/06)【編集長の視点】出光興産は3月通期業績の再上方修正に株式分割がオンして急続伸
記事一覧 (11/06)【編集長の視点】ジャパンフーズは下げ過ぎ訂正余地、2Q下方修正も通期好調
記事一覧 (11/05)【編集長の視点】日新商事は小幅続落も一転した2Q業績上方修正で通期業績発表に期待を高める
記事一覧 (11/05)【編集長の視点】タカラバイオは反発のあともみ合い、一転して通期業績を上方修正も戻り売りも交錯
記事一覧 (11/05)【編集長の視点】クボタは急反発、農機株は業績期待に減反政策見直し思惑がオンして買い優勢
記事一覧 (11/05)【編集長の視点】「良貨は悪貨を駆逐する」か?Core30のサプライズ銘柄が「アベノミクス」の1周年相場をリード=浅妻昭治
記事一覧 (11/05)【編集長の視点】GMO−APは株式分割の権利取りをLINE上場関連思惑が支援し逆張り妙味
記事一覧 (11/01)【編集長の視点】ファルテックは続落も三角保ち合い煮詰まり2Q決算発表を先取り超割安返上へ
記事一覧 (11/01)【編集長の視点】ソニーは業績下方修正・純益減益転換で市場予想を下回り急続落
記事一覧 (11/01)【編集長の視点】武田薬品は反発、薬品株は業績予想が「三者三様」で高安マチマチ
記事一覧 (11/01)【編集長の視点】エナリスはスピード調整中も環境省ファンドの出資、電力小売自由化で下値逆張り妙味
記事一覧 (10/31)【編集長の視点】シュッピンは2Q決算発表を先取り連続の最高純益更新を買い直して反発
記事一覧 (10/31)【編集長の視点】OLCは4連騰、上方修正の2Q業績発表で市場予想を上回り買い増勢
記事一覧 (10/31)【編集長の視点】ホンダは反落、系列部品5社は業績上方修正も「親亀」がコケて2勝3敗と明暗
記事一覧 (10/31)【編集長の視点】モルフォは急伸後の窓埋め、調整最終、上方修正業績見直し、スマホ関連人気も
記事一覧 (10/30)【編集長の視点】日立は再上方修正の2Q業績発表も材料出尽くし感を強めて続落
記事一覧 (10/30)【編集長の視点】野村HDはもみ合い、証券株は2Q業績が1Q対比減速も中間配当増配が支援し7戦6勝
記事一覧 (10/30)【編集長の視点】FPGは高値が視野、9月期決算発表を控え最高純益更新評価
2013年11月06日

【編集長の視点】デリカフーズは高値を意識、2Q決算発表を前に上方修正業績を見直し割安修正期待

<銘柄ウオッチ>

編集長の視点 デリカフーズ<3392>(東2)は、1円高の576円と小幅ながら続伸し、10月29日につけた株式分割権利落ち後高値610円を意識する動きを強めている。同社は、11月11日に今3月期第2四半期(2Q)累計決算の発表を予定しているが、その2Q累計業績を決算発表に先立って10月29日に上方修正しており、見直して割安修正期待を高めて下値買いが続いている。新たに導入した株主優待制度による総合高利回りもサポート材料視されている。

 2Q累計業績は、期初予想より売り上げを5億5000万円、経常利益を2700万円、純利益を4700万円それぞれ引き上げ、純利益は1億7800万円(前年同期比22%減)と減益転換率を縮小する。今年7月に第2FSセンターが竣工し、この立ち上げ費用などが発生したが、同センターの順調な稼働で売り上げが拡大、また製造中止を予定していた過熱野菜の製造を顧客先の要望で継続、固定資産除却損が発生しないことが要因となった。3月通期業績は、青果物の生産・収穫に影響する天候・景気の先行きが不透明として期初予想を据え置き、新センターの立ち上げ負担で前期の過去最高から減益転換、純利益は、3億4000万円(前期比17%減)と見込んでいる。

 なお株主優待制度は、同社株式の投資魅力を高め同社株式の長期保有を促進するために導入するもので、100株以上〜500株未満の保有株主には1500円相当のこだわり野菜の詰め合わせ、500株以上〜1000株未満の保有株主には3000円相当のこだわり野菜・果物の詰め合わせ、1000株以上の株主には同6000円相当を贈呈、今期年間配当27円と合わせて総合高利回りとなる。

 株価は、今年3月末割り当ての株式分割(1対2)の分割権利落ち後安値422円から今期第1四半期の好決算、株主優待制度導入と好材料が続いて600円台に乗せ2Q累計業績上方修正で落ち後高値をつけた。PERは10倍台、PBRは0.7倍と割安であり、高値抜けからなお上値を伸ばそう。(本紙編集長・浅妻昭治)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 10:51 | 編集長の視点

【編集長の視点】サンフロンティアはもみ合い、中堅不動産株は好業績も材料出尽くし感を強め高安マチマチ

<マーケットトーク>

編集長の視点 サンフロンティア不動産<8934>(東1)は、30円高の1195円と急反発して始まったあと、20円安と値を消し前日終値を挟むもみ合いに変わっている。前日5日大引け後に今3月期第2四半期(2Q)累計決算を発表、大幅続伸して着地し、市場コンンセンサスを大きく上回り、3月通期業績に対して順調な利益進捗率を示したことを評価して内需関連の割安株買いが再燃、利益確定売りも交錯している。

 中堅不動産株は、同社のほか4社が、前日大引け後に今期2Q累計決算を発表、いずれも決算発表に先立って発表した上方修正値をクリアするなどの増収増益、大幅増益転換の好業績を示したが、材料出尽くし感も強めて利益確定売りも交錯する銘柄もあり、高安マチマチとなっている。住友不動産販売<8870>(東1)が、95円高の3170円と4営業日ぶりに急反発し、日神不動産<8881>(東1)が、13円安の768円、FJネクスト<8935>(東1)が、12円安の550円、グランディハウス<8999>(東1)が、6円安の342円とそれぞれ反落している。

 サンフロンティアの2Q累計業績は、前年同期比70%増収、2.5倍経常増益、80%純益増益と大幅に続伸し、純利益は、市場コンセンサスを10億円超オーバーした。期初予想の3月通期業績対比の利益進捗率も、72〜71%と目安の50%を上回った。青山支店を開設するなど東京都心部のビル・オーナー向けへの営業を強化するとともに、リプランニング事業でテナント誘致や改修など販売物件の価値を最大化して6棟を販売、賃貸ビル事業でも商品化中のリプライニング物件からの賃料収入が増加したことなどが寄与した。3月通期業績は期初予想を据え置き、通期純利益は、26億円(前期比4%増)と見込んでいる。

 株価は、全般相場急落の悪地合下、6万4000円安値まで突っ込み、株式分割(1対100)の権利取りで12万8000円まで上値を伸ばして権利を落として落ち後安値1002円まで調整、落ち理論株価をやや下回る1100円台で下値固めを続けてきた。前日に閣議決定された国家戦略特区法案の関連株思惑も波及して、1年前にスタートした「アベノミクス相場」の初動段階での急騰・大化けも連想、内需株人気を再燃させ戻りを試す展開も想定される。(本紙編集長・浅妻昭治)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 10:45 | 編集長の視点

【編集長の視点】出光興産は3月通期業績の再上方修正に株式分割がオンして急続伸

<銘柄ウオッチ>

編集長の視点 出光興産<5019>(東1)は、260円高の8480円と急続伸している。前日5日大引け後に今3月期第2四半期(2Q)累計決算の開示に合わせて、3月通期業績を今年8月の上方修正値から再上方修正、通期純利益が市場コンセンサスを上回り、さらに合わせて株式分割を発表したことを歓迎して割安資源株買いが増勢となっている。

 同社の今期業績は、8月に2Q累計業績を下方修正する一方、3月通期業績は上方修正する増減マチマチの業績修正となった。2Q累計業績は、この下方修正値を一転して上方修正して着地するとともに、3月通期業績を再上方修正した。3月通期業績は、8月の上方修正値より売り上げを800億円、経常利益を90億円、純利益を60億円それぞれ引き上げ、純利益は、570億円(前期比13%増)と増益転換率を拡大し、市場コンセンサスを約60億円上回る。8月の業績前提条件の原油価格(ドバイ原油)を1バーレル=103.9ドルから104.3ドルへ、ナフサ価格を同1トン=920ドルから917ドルへ見直し、為替レートを1ドル=99.9円と据え置き、石油化学製品のマージンが拡大することが要因となっている。

 株式分割は、同社株式の投資単位当たりの金額を引き下げ、利便性と流動性の向上を図ることを目的に12月31日を基準日に1株を4株に分割する。

 株価は、年初来高値9220円から全般相場急落とともに7270円と突っ込み、8月の増減マチマチの今期業績修正で下げ過ぎ訂正買いが再燃して8790円まで出直り、足元は25日移動平均線を出没しつつ8100円台固めを続けてきた。PERは5倍台、PBRは0.5倍と割安であり、リバウンド幅を拡大しよう。(本紙編集長・浅妻昭治)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 10:28 | 編集長の視点

【編集長の視点】ジャパンフーズは下げ過ぎ訂正余地、2Q下方修正も通期好調

<銘柄ウオッチ>

編集長の視点 ジャパンフーズ<2599>(東1)は、10月23日に今3月期第2四半期(2Q)累計・3月通期業績を下方修正して下ぶれ150円安となり、1200円台で下値を固めているが、下方修正した2Q累計業績は、2Qとして過去最高を更新、3月通期業績もV字回復をキープし、純利益は過去最高に肉薄することから、織り込み済みとして下げ過ぎ訂正買いが再燃する展開が有力である。大型ペットボトルライン(Tライン)の製造能力を増強、来年3月に稼働を開始することも、業績期待を強めよう。

 同社の2Q累計業績は、昨年7月増設の炭酸・非炭酸兼用の無菌充填ライン(Eライン)の増産効果で、受託製造数量が31万4623キロリットル(前年同期比6.3%増)、3058万4000ケース(同4.9%増)と2Qとして過去最高となったことを受けて、前年同期比0.7%増収、33%経常増益、31%純益増益と増益転換し、2Qとして過去最高を更新した。ただ、第1四半期の生産効率が計画を下回り、9月の受注が、飲料メ−カーの在庫調整の影響で計画を下回ったことから2Q累計・3月通期業績を下方修正した。

 3月通期業績は、期初予想より売り上げを40億円、経常利益を2億8000万円、純利益を1億4000万円それぞれ引き下げたが、それでも経常利益は12億2000万円(前期比52%増)、純利益は7億1000万円(同43%増)とV字回復に変化はなく、純利益は、2002年3月期の過去最高(7億5800万円)に肉薄する。来年3月にはEラインに続き約30億円を投資して増設した第2弾のTラインが操業開始予定にあることも、業績上ぶれ期待を高める。

 株価は、猛暑関連人気でつけた年初来高値1600円から業績下方修正で1167円まで調整、いったん1375円と出直ったが再調整、1200円台固めを続けている。PERは8倍台、PBRは0.8倍、配当利回りは2.2%と下げ過ぎを示唆している。リバウンド幅を拡大しよう。(本紙編集長・浅妻昭治)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 07:17 | 編集長の視点
2013年11月05日

【編集長の視点】日新商事は小幅続落も一転した2Q業績上方修正で通期業績発表に期待を高める

<銘柄ウオッチ>

編集長の視点 日新商事<7490>(東2)は、前週末比変わらずで寄り付いたあと1円安の850円と小幅続落している。10月30日に8月に下方修正した今3月期第2四半期(2Q)累計業績を一転して上方修正して株価上ぶれ、利益確定売りが交錯しているものだが、下値では11月11日予定のその2Q累計決算発表を前に3月通期業績への期待を高めている。11月1日に太陽光発電所の売電を開始したことも、フォローしそうだ。

 2Q累計業績は、石油関連事業で、燃料油の販売数量は堅調に推移しているものの、市況悪化でマージンが予想を下回るとして8月に下方修正されたが、10月には期中の市況が上昇したとして上方修正された。売り上げは、期初予想に変更はないが、経常利益を8月の下方修正より3500万円引き上げて1500万円(前年同期比89%減)と下方修正値の赤字から黒字転換し、純利益を3000万円引き上げて3000万円の赤字(前年同期は6800万円の黒字)と赤字転落幅を縮小する。3月通期業績は、経済情勢や石油製品価格の動向が不透明として期初予想を据え置き、純利益は2億1000万円(前期比58%増)と増益転換を見込んでいる。

 一方、太陽光発電所は、再生可能エネルギーの固定価格買取制度が導入されたことに対応して、売電による収益性の検討、ノウハウの蓄積、すでに手掛けている太陽光発電システム機材との相乗を期待して長野県諏訪市に総投資額約5億円で今年3月から建設工事に着工し、6024枚のパネルの設置を終わり11月1日から売電を開始、年間想定発電量は、一般家庭の平均年間電力消費量の約300世帯分の約1700メガワットアワーとなる。

 株価は、全般相場急落にツレ安して年初来安値804円まで売られ、下げ過ぎとして890円までリバウンドしたあと、2Q累計業績下方修正でも800円台央で下値抵抗力を発揮、中段固めを続けている。PER評価では割高だが、PBRは0.3倍、配当利回りも2.1%と割り負けており、決算発表に期待を高めてリバウンド幅の拡大が見込まれる。(本紙編集長・浅妻昭治)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 10:50 | 編集長の視点

【編集長の視点】タカラバイオは反発のあともみ合い、一転して通期業績を上方修正も戻り売りも交錯

<銘柄ウオッチ>

編集長の視点 タカラバイオ<4974>(東マ)は、27円高の2195円と6営業日ぶりに反発して寄り付いたあと、28円安と値を消すなど連休前の1日終値を挟んでもみ合っている。連休前の1日大引け後に今3月期第2四半期(2Q)累計決算の開示に合わせて、3月通期業績の上方修正を発表、2Q累計業績自体も7月の下方修正値を上ぶれて着地し、通期純利益が、市場コンセンサスを上回ったことから、バイオ関連の逆行高特性を期待する買い物が先行したが、純利益の減益転換予想は変わらないとして戻り売りも交錯している。

 2Q累計業績は、利益が、7月の下方修正値を1億8300万円〜9700万円上ぶれて着地し、つれて3月通期業績を上方修正した。期初予想より売り上げを16億円、経常利益を1億5000万円、純利益5000万円それぞれ引き上げ、経常利益は、21億5000万円(前期比9%増)と続伸し、純利益は、13億5000万円(同7%減)と前期の過去最高からの減益転換率を縮小し、市場コンセンサスを約4000万円上回る。主力の研究用試薬の売り上げが、円安の影響もあって期初予想より25億円超、遺伝子医療も、細胞医療用培地・バッグなどが好調に推移して3億円超それぞれ上ぶれ、売上総利益が16億円拡大、人件費、管理費の増加を吸収して上方修正につながった。

 株価は、年初来高値4295円から全般相場の急落で下値を探り、2Q累計業績の下方修正と新株式発行(発行価格1989円)・株式売出しが続いて1812円安値まで突っ込み、経済産業省との再生医療委託契約やiPSアカデミアジャパン(京都市上京区)との特許実施許諾契約締結などを評価して22859円までリバウンド、足元は2100円台まで下ぶれた。全般相場の膠着感が強まるなか、逆行高特性を発揮するか下値は要注目となろう。(本紙編集長・浅妻昭治)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 10:30 | 編集長の視点

【編集長の視点】クボタは急反発、農機株は業績期待に減反政策見直し思惑がオンして買い優勢

<マーケットトーク>

編集長の視点 クボタ<6326>(東1)は、寄り付きの買い気配から139円高の1575円まで買い進まれ3営業日ぶりに急反発している。連休前の1日大引け後に今3月期第2四半期(2Q)累計業績の上方修正を発表、大幅続伸し2Q累計業績として過去最高となったことを評価して割安株買いが再燃している。前週末1日の米国市場で同社ADR(預託証券)が、東京市場の終値に対して109円高(円換算値)で引けたこともフォローの材料となっている。

 クボタの株価急反発は、同社以外の農機株にも波及している。いずれも業績期待を高めているもので、11月8日に今期2Q累計決算を発表予定の井関農機<6310>(東1)が、7円高の322円と変わらずを含め5営業日ぶりに反発し、11月14日に発表予定の丸山製作所<6316>(東1)が、3円高の259円と3営業日ぶりに反発したあともみ合いとなり、11月11日発表予定のタカキタ<6325>(東2)が、1日比変わらずの230円で寄り付いている。TPP(環太平洋経済連携協定)交渉の合意に備えて、国内でコメの減反政策見直しについて調整協議が続いていることも、思惑材料として底流している。

 クボタの2Q累計業績は、期初予想より売り上げを690億円、税引前純利益を250億円、純利益を170億円それぞれ引き上げ、純利益は、670億円(前年同期比2.1倍)と大きく伸び過去最高を更新する。為替レートが、期初想定の1ドル=95円、1ユーロ=125円より円安で推移し、主力の農業機械が国内外で大幅に伸長、有価証券売却益も上乗せとなったことが要因となった。3月通期業績は現在、検討中で、11月8日予定の2Q累計決算開示時に公表するとしている。

 株価は、前期業績の上方修正・増配に自己株式消却と続いて1400円台に乗せ、今期業績の続伸予想で窓を開けて年初来高値1792円まで急伸、全般相場急落とともにこの窓埋めの調整をした。PERは19倍台と市場平均は上回るが、3月通期業績の上方修正期待を強めて、高値を目指す展開を強めよう。(本紙編集長・浅妻昭治)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 09:47 | 編集長の視点

【編集長の視点】「良貨は悪貨を駆逐する」か?Core30のサプライズ銘柄が「アベノミクス」の1周年相場をリード=浅妻昭治

【浅妻昭治のマーケット・センサー】

編集長の視点 まさに「グレシャムの法則」の「悪貨が良貨を駆逐する」ではないか?前週末にピークを過ぎた3月期決算会社の4〜9月期(第2四半期・2Q累計)業績の発表動向である。3月通期業績の上方修正銘柄、下方修正銘柄、期初予想の据え置き銘柄などさまざまだったが、この株価感応度をみると、まだ瞬間風速段階だが、下方修正の「悪貨」の株価インパクトが強過ぎて、「良貨」の上方修正銘柄の存在感が霞み勝ちで、株価波及度を減衰させてしまっている。当然、日経平均株価は、上値が重くなって、25日移動平均線水準でもみ合う膠着感を強めた。

 例えば、オール・ジャパン銘柄の「TOPIX Core30」の構成銘柄の30銘柄は、2月期決算会社のセブン&アイ・ホールディングス<3382>(東1)を除いて、連休前の前週末1日までに21銘柄が、決算発表を終わっているが、このうち業績予想を開示しない野村ホールディングス<8604>(東1)を除いて、通期業績の上方修正銘柄が4銘柄、下方修正が7銘柄、据え置きが9銘柄となっている。下方修正銘柄は、もちろん株価は急落、ソニー<6758>(東1)のように、2003年4月に起こった「ソニー・ショック」の再来で全般相場を暴落させないかと心配されたほどで、同業他社のパナソニック<6752>(東1)の上方修正の好感高の足を引っ張った。

 据え置き銘柄も曲者である。市場コンセンサスを上回ったか下回ったかでフルイにかけられ、市場コンセンサスに届かなければ、利益確定売りが先行、高安マチマチとなり、業績予想を開示しない野村ホールディングス<8604>(東1)も、この一角で株価は「悪貨」となっている。株価が上昇した「良貨」は日立製作所<6501>(東1)と通信キャリア3社のKDDI<9433>(東1)NTTドコモ<9437>(東1)ソフトバンク<9984>(東1)の4社のみにとどまった。

 もう直ぐ野田佳彦前首相が、解散・総選挙を表明したサブライズをキッカケにスタートした「アベノミクス相場」の1周年を迎える。確かに、株価水準そのものは、日経平均株価が、8664円から1万4000円台と6割も高い水準にいるが、相場のムードそのものは様変わりである。昨年11月の解散・総選挙表明の野田サプライズもなければ、「アベノミクス相場」の熱気も感じられない。「アベノミクス相場」の初動段階では、むしろ「良貨」より「悪貨」の方から動意付き、値動きも軽く、「八百屋の店頭に並ぶカブ以外は、株は全部カイ」と投資家心理を煽ったこともずーっと昔、昔のように印象が薄れている。

 ただ決算発表はピークを過ぎたが、諦めるのはまだ早いとの見方は、確かにあることはある。Core30銘柄でも、とくに明6日に2Q累計決算を発表予定のトヨタ自動車<7203>(東1)へのサプライズ期待はことのほか高い。しかし、これも同じCore30銘柄で露払い役としてすでに2Q累計決算を発表したデンソー<6902>(東1)が、7月に続いて3月通期業績を再上方修正したものの、市場コンセンサスを下回ったとして株価的には「悪貨」となってしまった。トヨタの2Q累計決算発表が、「悪貨」の渦のなかに呑み込まれてしまうのか、それとも「グレシャムの法則」の逆で「良貨が悪貨を駆逐する」サプライズとなるのか、注目されることになる。

 要するに「アベノミクス」の1周年相場は、手持ちの「良貨」の手駒が限られ、手詰まりのなかで展開されるということである。将棋のプロ最強のA級棋士ではないが、手駒の「良貨」をうまく差し回し、有効活用しつつ細い攻めをつないで、好パフォーマンスを示現する以外にはないということに違いない。(本紙編集長・浅妻昭治)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 09:24 | 編集長の視点

【編集長の視点】GMO−APは株式分割の権利取りをLINE上場関連思惑が支援し逆張り妙味

<銘柄ウオッチ>

編集長の視点 GMOアドパートナーズ<GMO−AP、4784>(JQS)は、10月30日に今12月期第3四半期(3Q)決算の開示とともに、株式分割を発表したが、株価の反応は限定的であり、20万円台の下値固めを続けている。ただ、来年夏に新規株式公開(IPO)が観測されたスマートフォン向けの無料通話・チャットアプリを展開するLINE(東京都渋谷区)関連思惑は根強く、下値は、分割権利取りを優先した逆張り妙味を示唆している。今年2月、7月、9月と相次いで実施したM&Aでは、ストップ高を演じた急騰特性の再現期待も高まろう。

 株式分割は、全国証券取引所が進めている「売買単位集約行動計画」の趣旨に沿い、同社株式の利便性と流動性を向上させることを目的にしており、合わせて単元株式数を100株とする単元株制度を採用する。11月30日を基準日に1株を200株に分割する。

 一方、LINEのIPOは、時価総額が1兆円規模と観測される大型上場で、スマートフォンの利用者が、通常の音声通話から無料通話にシフト、LINEの利用者が、国内で4800万人以上、世界全体では2億7000万人を超えているとみられているだけに、スマホ向け広告を展開する同社業績への好波及とLINEのIPO時の高人気化に伴うGMO−APへの関連株買いが期待される。現に、LINEのIPOが観測された10月25日にGMO−APの株価は、ストップ高寸前まで買われて21%高しており、すでに前哨戦が始まっている。

 業績も好調に推移している。今期3Q業績は、売り上げが139億8100万円(前年同期比19%増)、営業利益が5億1800万円(同10%増)と続伸した。スマホ広告が、第2四半期で前年同期比35%増と伸び、ツイッターやフェイスブック向けのソーシャル広告も、昨年10月から11倍増と高成長、今年2月に日本語キーワード事業展開のJWord(東京渋谷区)、7月にインターネット広告代理店業のイノベーターズ(東京都港区)、9月に中国でフリーペーパ事業を展開のGMOチャイナ・コンシェルジュ(東京都中野区)などを相次ぎM&Aしたのれん償却負担を吸収する。なお経常利益、純利益は、前期業績を押し上げた匿名組合投資利益が減少し、減益転換した。

 12月通期業績も、JWordの株式取得とともに上方修正した2月の予想値を据え置き、売り上げ200億円(前期比30%増)、営業利益7億4500万円(同36%増)、経常利益7億6500万円(同0.1%増)、純利益3億4000万円(同5%減)と予想している。

 株価は、7月のイノベーターズM&Aでは4日連続のストップ高で上場来高値31万5000円まで買い進まれ、このあとの調整安値からは2Q累計業績の過去最高更新、9月のGMOチャイナ・コンシェルジュM&Aなどの好材料が続き27万7000円まで持ち直し、足元では20万円台固めを継続している。株式権利取りで大きな値幅効果も見込めそうだ。(本紙編集長・朝妻昭治)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 07:59 | 編集長の視点
2013年11月01日

【編集長の視点】ファルテックは続落も三角保ち合い煮詰まり2Q決算発表を先取り超割安返上へ

<銘柄ウオッチ>

編集長の視点 ファルテック<7215>(東2)は、20円安の3830円と続落している。今年8月の上場来高値5600円から同安値3480円まで調整、今年3月の新規株式公開(IPO)時の公開価格3940円水準固めが続いているものだが、この三角保ち合いが最終局面と煮詰まり感を強めており、11月8日発表の今3月期第2四半期(2Q)累計決算を先取り、下値に下げ過ぎ修正期待の打診買いも底流している。IPO株として、異例の130円の高配当を安定継続、来期に増配が観測されていることも、来年1月からスタートする少額投資非課税制度(NISA)の有力関連株として注目される可能性がある。

 同社の今3月期業績は、売り上げ725億円(前期比0.7%増)、経常利益33億円(同4%増)、純利益20億円(同1%減)と予想されている。日産自動車<7201>(東1)系の自動車用品メーカーのアルティアと外装部品メーカーの旧橋本フォーミング工業が合併して再上場され、国内では、この自動車用品が、ディーラー向けに堅調に推移する一方、外装部品では、中国、米国を中心として設立した海外子会社、現地工場建設で業容拡大を図り、北米、中国、東南アジア諸国などでの自動車市場の成長を謳歌することが要因となっている。純利益は、前期に計上した持分法適用会社の持分譲渡による特別利益や法人税等の減少が一巡し小幅減益となる。

 2Q累計業績は、売り上げ350億円(前年同期比4%減)、経常利益12億円(同27%減)、純利益7億円(同46%減)と予想されているが、米国工場や中国工場の高稼働効果や、今年8月に株式取得した積水工機製作所<6487>(東2)との資本・業務提携による金型設計・製作のシナジー・コスト削減効果も加わって上ぶれも期待されている。また今期からグローバル展開をいっそう強化する中期経営計画を推進しており、つれて来期配当の160円への増配が、東洋経済会社四季報秋号で観測されている。

 株価は、上場来安値から下げ過ぎとして1株純資産4021円水準まで底上げをして、公開価格3940円水準でのもみ合いを続けているが、PERは5倍台、PBRは0.9倍、配当利回りは3.3%と超割安となっている。一段の戻りを試そう。(本紙編集長・浅妻昭治)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 11:22 | 編集長の視点

【編集長の視点】ソニーは業績下方修正・純益減益転換で市場予想を下回り急続落

<銘柄ウオッチ>

編集長の視点 ソニー<6758>(東1)は、187円安の1690円と売られて急続落している。前日3日大引け後に今3月期第2四半期(2Q)累計決算の開示とともに、今年8月に売り上げを上方修正した3月通期業績の一転した下方修正を発表、純利益が、期初の続伸予想から減益転換、市場コンセンサスを下回ることを嫌い利益確定売りが先行している。前日の米国市場で同社ADR(預託証券)が、東京市場の終値に対して181円安(円換算値)で引けて帰ってきたこともダブルパンチとなっている。

 3月通期業績は、売り上げを8月の上方修正値より2000億円、営業利益を期初予想より600億円、税引前純利益を300億円、純利益を200億円それぞれ引き下げ、純利益は、300億円(前期比30%減)と落ち込み、市場コンセンサスを約180億円下回る。金融分野の営業利益が、8月時点の想定を上回ったが、ビデオカメラ、デジタルカメラやパソコン、液晶テレビの年間販売台数をいずれも下方修正し、デバイス分野も、イメージセンサーが想定を下回ることなどから下方修正した。なお為替レートは、8月想定の1ドル=100円前後、1ユーロ=130円前後を維持した。

 株価は、前期業績の上方修正に今期業績の続伸予想、さらに米ヘッジファンドによる映画・音楽事業の分離・上場提案の思惑が加わって年初来高値2413円まで買い進まれ、相場急落とともに1810円まで突っ込み、いったんは2323円まで持ち直したものの、再度、1800円台まで調整、ここにきて外資系証券の投資判断・目標株価引き上げを好感して上ぶれた。2003年4月に業績下方修正から2日連続でストップ安、日経平均株価を7700円台割れと暴落させた「ソニー・ショック」の再現も懸念しつつ、再度の下値確認が続こう。(本紙編集長・浅妻昭治)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 10:26 | 編集長の視点

【編集長の視点】武田薬品は反発、薬品株は業績予想が「三者三様」で高安マチマチ

<マーケットトーク>

編集長の視点 武田薬品工業<4502>(東1)は、35円高の4700円と反発して始まっている。前日31日大引け後に今3月期第2四半期(2Q)累計決算を発表、今年7月の上方修正値を上ぶれ連続減益率を縮小、市場コンセンサスを上回ったことを評価してディフェンシブ株買いが再燃している。前日の米国市場で同社ADR(預託証券)が、東京市場の終値に対して93円高(円換算値)で引けて帰ってきたこともフォローしている。

 薬品株は、後場取引時間中、大引け後と2Q累計決算を発表しているが、3月通期業績予想については、上方修正、下方修正、期初予想の据え置きと「三者三様」となった。このうち主力株は、後場取引時間中に今年10月28日の2Q累計業績の上方修正に続き3月通期業績を上方修正した塩野義製薬<4507>(東1)が、28円安の2138円と続落、3月通期業績を下方修正した第一三共<4568>(東1)が、1円高で始まったあと13円安の1803円と3日ぶりに反落、3月通期業績を下方修正した大正製薬ホールディングス<4581>(東1)が、100円高の6990円と5日続伸するなど、利益確定売りと悪材料出尽くし感が交錯し高安マチマチとなっている。

 武田薬品の2Q累計業績は、利益が7月の上方修正値を217億円〜97億円上回り、前年同期比5%増収、14%経常減益、46%純益減益と連続マイナス幅を縮めた。純利益は、市場コンセンサスを100億円弱オーバーした。国内では、昨年発売の高血圧症治療剤「アジルバ」、2型糖尿病治療剤「ネシーナ」が伸長し、米国では多発性骨髄腫治療剤「ベルケイド」、逆流性食道炎治療剤「デクスラント」などが伸び、為替レートが円安となった780億円のプラス影響で、米国で2型糖尿病治療剤「アクトス」の特許期間満了に伴う後発医薬品参入による720億円の減収を吸収して上ぶれ着地した。

 3月通期業績は、為替レートを7月の1ドル=100円から99円へ見直し、対ユーロでは1ユーロ=130円と据え置き、売り上げは7月の上方修正値、利益は期初予想を据え置き、経常利益は1250億円(前期比10%増)、純利益は950億円(同27%減)と見込んでいる。

 株価は、今期純利益の減益転換予想に全般相場急落が重なって4180円安値まで突っ込み、2Q累計業績上方修正に欧州での2型糖尿病治療剤の販売承認取得などがフォローして4825円まで持ち直し、25日移動平均線水準での中段もみ合いが続いていた。全般相場の先行きが不透明化するなか、ディフェンシブ関連人気を再燃させ一段の戻りにトライしよう。(本紙編集長・浅妻昭治)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 10:21 | 編集長の視点

【編集長の視点】エナリスはスピード調整中も環境省ファンドの出資、電力小売自由化で下値逆張り妙味

<銘柄ウオッチ>

編集長の視点 エナリス<6079>(東マ)は、今年10月8日に公開価格280円で新規株式公開(IPO)され、IPO以来、前日31日までの17営業日のうち、実に5日間もストップ高を演じるなどIPO市場で高評価されている。環境省が創設したファンドが、同社推進のバイオマス発電事業に出資し、今臨時国会に提出予定の電力小売全面自由化に向けた電気事業法の改正案で同社ビジネスチャンスが拡大するなど、大きなテーマ性が買い材料となっている。株価は、公開価格280円から上場来高値2578円まで9.2倍化し、高値から2割安水準でスピード調整中だが、環境関連の国策銘柄として下値は逆張り妙味を示唆している。

 同社のバイオマス発電事業は、同社が最大の出資者となる特別目的会社(SPC)のエナリスDEバイオガスプラント(東京都足立区)が、出力420キロワットのプラントを保有して、大手飲料メーカーの受託製造会社である日本キャンパック(東京都千代田区)の群馬工場で食品残渣を活用して発電するプロジェクトで、発電した電力は、エナリスが、特定規模発電事業者の群馬コミュニティ電力に売電する。同事業は、環境省が、温室効果ガスの大幅削減を目的に創設したグリーン・ファンド(地域低炭素投資促進ファンド)の第1号として1億円の出資を受けており、この低炭素化プロジェクト推進のためには、2030年までに135〜163兆円の追加投資が必要との報告書も出ているだけに、同社が大きなビジネスチャンスを享受すると期待されている。

 一方、1995年から逐次実施されている電力自由化では、最後に残っているのが、電力小売前面自由化で、電力小売市場に新規参入を促し電力料金の引き下げと電力買電の選択肢の多様化を目指すもので、すでに市場参入している卸発電事業者(IPP)や特定規模電気事業者(新電力、PPS)のほか、小売電気事業者も、多数の新規参入が予想されている。ここでもエナリスは、この新電力(届出95社)の実稼働の約30社中の17社から業務委託を受け、設立支援や電力需要家に電力コストを削減するスキームの提案・立ち上げを支援する業務代行で実績を上げているだけに、成長市場へトップバッターとして進出することが予想され、今臨時国会での関連法案の審議が注目されることになる。

 同社の今12月期業績は、売り上げ102億9800万円(前期比2.0倍)、経常利益8億9400万円(同72%増)、純利益5億9100万円(同43%増)と大幅な増収増益が予想されているが、中期的な業績成長が期待されることになる。関連法案の提出、審議などスケジュールの進行とともに株価の再騰も予想されるもので、下値妙味も絶大となる。(本紙編集長・浅妻昭治)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 07:27 | 編集長の視点
2013年10月31日

【編集長の視点】シュッピンは2Q決算発表を先取り連続の最高純益更新を買い直して反発

<銘柄ウオッチ>

編集長の視点 シュッピン<3179>(東マ)は、寄り付きの21円安から切り返し9円高の1053円と3日ぶりに反発している。11月7日予定の今3月期第2四半期(2Q)累計決算の発表を前に、9月10日に上方修正されたその2Q累計業績と、通期純利益の連続過去最高更新を見直し、内需好実態株買いが再燃している。

 同社株は、昨年12月に公開価格330円で新規株式公開(IPO)され、550円で初値をつけ、前期配当の増配、今期業績の続伸予想、さらに月次売上高が連続プラスと好調に推移していることも加わって再三のストップ高を交えて今年8月につけた上場来高値1370円まで4.1倍となる大化けを演じた。最高値後も業績上ぶれ観測や2Q累計業績増額で1000円台での強調展開が続き、全般相場波乱とともに852円安値まで突っ込んだが、9月月次売上高が、前年同月比2ケタ増と続伸したことから1177円までリバウンド、1000円大台固めを続けている。

 2Q累計業績は、EC(電子商取引)サイトで多様な商品関連情報を掲載し、良質で豊富な品揃えを維持したことで販売が好調に推移したことを要因に上方修正され、純利益は、期初予想より4900万円アップされ、1億6000万円(前年同期比63%増)と増益率を伸ばす。3月通期業績は、外部環境などに不透明要素もあるとして期初予想を据え置き、純利益を2億7800万円(前期比20%増)としているが、それでも前期の過去最高を連続更新する。

 株価は、「アベノミクス」関連株人気の波及でつけた上場来高値後の調整安値から、9月度の月次売上高続伸、Web会員数連続プラスで調整幅の3分の1戻し水準までリバウンドした。一段の戻りを試そう。(本紙編集長・浅妻昭治)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 10:57 | 編集長の視点

【編集長の視点】OLCは4連騰、上方修正の2Q業績発表で市場予想を上回り買い増勢

<銘柄ウオッチ>

編集長の視点 オリエンタルランド(OLC)<4661>(東1)は、寄り付きの70円安から切り返し140円高の1万5810円と4日続伸し、8月6日につけた年初来高値1万6800円を射程圏に捉えている。前日30日大引け後に10月18日に上方修正した今3月期第2四半期(2Q)累計決算を発表、大きく利益を伸ばし、市場コンセンサスを上回ることを再評価して内需主力株買いが増勢となっている。

 2Q累計業績は、利益が、期初予想を197億円〜114億円上ぶれ前年同期比22%増収、47%経常増益、40%純益増益と続伸し、純利益は、市場コンセンサスを10億円超上回った。東京ディズニーリゾートの30周年イベントが好調に推移して、入園者数が、前年同期より211万人増加の1536万人と過去最高となり、ゲスト1人当たりの売り上げも、同510円プラスの1万920円と過去最高を記録、関連3ホテルの客室稼働率もアップ、人件費増や30周年関連コストなどを吸収して過去最高となった。

 3月通期業績も、10月18日の上方修正値を据え置き、純利益は、662億円(前期比28%増)と連続した過去最高更新を予想している。年間入園者数を前期比300万人増の3070万人、ゲスト1人当たりの売り上げも同200円増の1万900円と想定したことが要因となる。

 株価は、今期第1四半期の好決算で年初来高値をつけ、2Q累計入園者数の過去最高更新、さらに少額投資非課税制度(NISA)関連の株式優待制度見直しなどの好材料が続くなかで高値調整、調整安値1万5150円からは今期業績の上方修正に反応してリバウンドした。高値奪回に弾みをつけよう。(本紙編集長・浅妻昭治)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 10:03 | 編集長の視点

【編集長の視点】ホンダは反落、系列部品5社は業績上方修正も「親亀」がコケて2勝3敗と明暗

<マーケットトーク>

編集長の視点 ホンダ<7267>(東1)は、75円安の3890円と4日ぶりに反落して始まっている。前日30日大引け後に今3月期第2四半期(2Q)累計決算の発表とともに、3月通期税引前純利益の下方修正を発表、連続増益率を縮め市場コンセンサスを下回ることを嫌い利益確定売りが先行している。前日の米国市場で同社ADR(預託証券)が、東京市場の終値に対して12円安(円換算値)で引けて帰ってきたことも響いている。

 前日は同社系列の自動車部品会社5社も今期2Q累計決算を発表、決算発表前に上方修正した銘柄が大半となっているが、「親亀」がコケて全体で2銘柄が値上がり(勝ち)、3銘柄が値下がり(負け)する2勝3敗となっている。10月29日に上方修正した2Q累計業績を発表したテイ・エス テック<7313>(東1)が、120円安の3720円、八千代工業<7298>(JQS)が、12円安の699円、前日に7月31日に上方修正した3月通期業績を一転して下方修正した武蔵精密工業<7220>(東1)が、275円安の2275円とそれぞれ反落し、田中精密工業<7218>(JQS)が、5円高の825円、前日に3月通期純利益を上方修正した日信工業<7230>(東1)が、84円高の1850円と各続伸し、明暗を分けている。

 ホンダの3月通期業績は、売り上げ、営業利益、純利益を期初予想の据え置きとしたが、税引前純利益を150億円引き下げ、7650億円(前期比56%増)となり、市場コンセンサスを800億円超下回る。2Q累計業績は、二輪車販売台数の前年同期比7%増、四輪車販売台数の6%増に円高是正による為替影響も加わって2ケタ増収益と続伸したが、通期純利益は、デリバティブの評価損益に伴って下方修正した。

 株価は、今期業績の続伸予想でつけた年初来高値4045円から全般相場急落のなか3360円まで調整、今期第1四半期の減益転換着地で再度、3490円と下値を探ったが、PER10倍水準は下げ過ぎとして4000円目前までリバウンドした。自動車株のなかでも、新車攻勢が第3四半期以降の下半期からとして出遅れが目立っているが、再々度の下値確認が続こう。(本紙編集長・浅妻昭治)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 09:45 | 編集長の視点

【編集長の視点】モルフォは急伸後の窓埋め、調整最終、上方修正業績見直し、スマホ関連人気も

<銘柄ウオッチ>

編集長の視点 モルフォ<3653>(東マ)は、今年9月26日に韓国のサムスン電子とパノラマ画像合成技術「Morpho Panorama」のライセンス契約を締結したことで連続ストップ高、窓を開けて5130円までわずか3営業日で5割高の急伸を演じ、この窓埋めをほぼ終了しており、同ライセンス技術搭載のスマートフォン発売や、上方修正された今2013年10月期業績を見直し、スマホ関連人気が再燃する可能性が強い。下値逆張り対応で値幅妙味を示唆している。

 「Morpho Panorama」は、カメラを自由に動かすことで広角カメラで撮影したような臨場感のあるパノラマ写真が合成することができ、従来の複数枚の画像を変形させずにそのまま合成すると不自然な合成結果になる欠点を完全払拭している。同技術は、サムスン電子が、国内で10月17日に発売した新型スマホ「GALAXY Note3」に搭載、差別化機能としてアピールされている。同社は、画像処理技術の研究・開発の先駆企業であり、2006年6月の静止画手ブレ防止技術のライセンス提供以来、今年7月までにライセンス累計は、5億ライセンスを突破し、これが業績押し上げファクターとなっている。

 今2013年10月期業績は、海外携帯電話端末機器メーカー向けに営業活動を積極化したことから、国内の伸び悩みをカバーして10月11日に上方修正され、通期純利益は、期初予想の収支トントンから3500万円(前期は5億5700万円の赤字)に引き上げられ黒字転換する。続く来2014年10月期業績も続伸が有力で、東洋経済会社四季報秋号では、純利益を2億円と観測している。

 株価は、9月の連続ストップ高に先立って、今年5月の今期第2四半期累計業績の上方修正でも連続ストップ高を演じるなど急騰特性は折り紙付きである。全般相場が高値波乱展開となっているなか、逆張りチャンスを示唆している。(本紙編集長・浅妻昭治)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 07:35 | 編集長の視点
2013年10月30日

【編集長の視点】日立は再上方修正の2Q業績発表も材料出尽くし感を強めて続落

<銘柄ウオッチ>

編集長の視点 日立製作所<6501>(東1)は、9円安の660円と続落している。前日29日大引け後に10月23日に再上方修正した今3月期第2四半期(2Q)累計業績を発表、期初の減益転換予想から増益転換して着地し、前日の米国市場で同社ADR(預託証券)が、東京市場の終値に対して5円高(円換算値)と反発して帰ってきたが、再上方修正時と同様に3月通期業績を期初予想の据え置きとしたことから材料出尽くし感を強めて利益確定売りが増勢となっている。

 2Q累計業績は、前年同期比2%増収、16%税引前純益増益、8%純益増益とプラス転換した。円高是正に加えて、情報・通信システム部門やオートモティブ部門などの売り上げが伸び、電力システム部門や社会・産業システム部門も、グローバルな社会インフラ需要を享受して好調に推移、米国司法省と支払いに合意した米国独占禁止法違反の罰金190億円を吸収して増収増益をキープした。

 3月通期業績は、世界経済の動向、為替レートの推移、原材料価格の変動など不透明要因があるとして期初予想を据え置き、純利益は、2100億円(前期比19%増)と増益転換を見込んでいる。なお下期の為替レートは、第1四半期決算発表時の7月予想の1ドル=95円(期初予想90円)、1ユーロ=125円(同120円)を据え置いている。

 株価は、年初来高値801円から全般相場急落とともに608円まで調整、前回7月の1回目の2Q累計業績上方修正で679円まで反発し、今回の2回目の上方修正でも679円までリバウンドしていた。PERは15倍台と割安であり、目先売り一巡後の再騰展開が想定される。(本紙編集長・浅妻昭治)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 10:09 | 編集長の視点

【編集長の視点】野村HDはもみ合い、証券株は2Q業績が1Q対比減速も中間配当増配が支援し7戦6勝

<マーケットトーク>

編集長の視点 野村ホールディングス<8604>(東1)は、9円安の728円と続落して寄り付いたあと、7円高と引き戻すなど前日終値を挟んでもみ合っている。

 前日29日大引け後に今3月期第2四半期(2Q)累計決算を発表、6カ月(4〜9月期)ベースでは大きく利益を伸ばしたが、3カ月(7〜9月期)ベースの比較では過去最高となった第1四半期(4〜6月期)に対して、利益が、減速しており、前日の米国市場で、同社ADR(預託証券)が、東京市場の終値に対して18円安(円換算値)で引けて帰ってきたことも響いて利益確定売りが先行するとともに、同時発表の中間配当増配を評価し下値買いも交錯している。

 同社のほか証券株は、6社が前日に2Q累計決算を発表、同様の業績推移で、多くが、中間配当を増配しており、大和証券グループ本社<8601>(東1)が、23円高の898円と反発し、株価が続伸していたいちよし証券<8624>(東1)が、16円高の1463円、インヴァスト証券<8709>(JQS)が、49円高の1109円とそれぞれさらに続伸するなど、全体では6社が上昇(勝ち)する7戦6勝となっている。

 野村HDの2Q累計業績は、前年同期比3%増収、3.3倍税引前純益増益、22.1倍純益増益と続伸したが、3カ月ベースでの1Q業績との比較では、売り上げが15%減、税引前純利益が35%減、純利益が42%減と伸び悩んだ。アセット・マネジメント部門は、投信を中心に資金が流入して堅調に推移し、ホールセール部門も、すべての海外部門で増収となったが、顧客アクティビティの低下が、日本関連ビジネスに影響し減益転換した。中間配当は、8円(前年同期実績2円)に増配し、期末配当は、引き続き未定(前期実績6円)としている。

 第3四半期累計・3月通期業績の予想については、各国の市場で多角的に展開している投資金融サービスで経済情勢、相場環境に起因するさまざまな不確実性が存在するとして開示していない。

 株価は、「アベノミクス」による株価上昇とともに5月に年初来高値980円まで急騰し、相場の調整期入りとともに659円まで突っ込み、半値戻し水準の833円までリバウンドしたあと683円まで再調整、三角保ち合いを形成している。同社株を含めて証券株は、典型的な市況産業株として上放れるか下放れるか、同社を含めた3月期決算会社の2Q累計業績の動向が左右するこの秋相場次第の展開が続きそうだ。(本紙編集長・浅妻昭治)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 09:53 | 編集長の視点

【編集長の視点】FPGは高値が視野、9月期決算発表を控え最高純益更新評価

<銘柄ウオッチ>

編集長の視点 FPG<7148>(東1)は、きょう30日に9月期決算の発表を予定しているが、前2013年9月期業績の上方修正に続き、今2014年9月期業績も続伸、最高純利益更新が観測されていることから25日移動平均線水準での中段固めから今年5月29日につけた株式分割権利落ち後高値1535円を視野に捉える再騰展開が想定される。決算発表を先回りして妙味が大きそうだ。

 同社の前2014年9月期業績は、決算発表に先立って10月7日に上方修正されたばかりである。主力事業のタックス・リース・アレンジメント事業で、リース事業の組成金額が、航空機案件を中心に期初予想の718億円を大きく超えて983億円となり、出資金販売額も、全国の会計事務所とのパートナーシップ契約を積極推進するなど販売網を拡充したことなどから同じく230億円から256億円に伸び、利益率の高い出資金を販売したことが上方修正要因となった。純利益は、期初予想の8億5300万円を12億2000万円(前期比53%増)に引き上げ、前期の過去最高を連続大幅更新する。

 今2014年9月期業績の動向は、きょう30日の決算発表を待たなくてはならないが、中小企業向け需要の続伸や、今年8月上旬から第1号案件を発売した不動産小口化商品で、10月7日に第2号案件の出資者募集を開始したことが寄与するなど続伸が有力で、東洋経済会社四季報秋号では連続最高純益更新とともに、目標配当性向を3割以上とする同社の配当政策に基づき増配も観測している。

 株価は、株式分割(1対3)発表で東証1部指定替え後高値5440円をつけて分割権利を落とし、落ち後安値806円から同高値まで9割高、半値押しの25日線水準で三角保ち合いに煮詰まり感を強めている。決算発表とともに一段の戻りにトライしよう。【本紙編集長・朝妻昭治】
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 07:37 | 編集長の視点