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[編集長の視点]の記事一覧
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記事一覧 (09/10)【編集長の視点】立花エレテックは小反落も1Q2ケタ続伸業績をテコに連続最高純益を見直し超割安修正買いが底流
記事一覧 (09/10)【編集長の視点】スバル興業は業績上方修正が東京五輪人気に次ぐ追撃材料になり続急伸
記事一覧 (09/10)【編集長の視点】セントラルスポーツは高値を窺う、スポーツクラブ株は東京五輪関連人気が続き軒並み高
記事一覧 (09/10)【編集長の視点】モリトは上ぶれ着地の2Q業績を見直し高値更新も一通過点
記事一覧 (09/09)【編集長の視点】オークファンはもみ合いも株式分割の権利取りで直近IPO株人気が再燃
記事一覧 (09/09)【編集長の視点】SUMCOは安値更新、上方修正・下方修正が交錯する業績修正で通期純益が減益転換
記事一覧 (09/09)【編集長の視点】日東電工は買い気配値アップ、日経平均株価構成銘柄の採用・除外・外れ銘柄で明暗マチマチ
記事一覧 (09/09)【編集長の視点】「一勝一敗」の9月早々の重要イベントから外国人旅行客関連株で今後の相場トレンドを精査=浅妻昭治
記事一覧 (09/09)【編集長の視点】新日本建物は子会社2社設立し事業多角化、下げ過ぎ訂正に期待
記事一覧 (09/06)【編集長の視点】ディアライフは上方修正業績を見直し割安株買いが拡大し続急伸
記事一覧 (09/06)【編集長の視点】東京ド−ムは業績上方修正も反発のあと五輪開催都市決定待ちでもみ合う
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2013年09月10日

【編集長の視点】立花エレテックは小反落も1Q2ケタ続伸業績をテコに連続最高純益を見直し超割安修正買いが底流

<銘柄ウオッチ>

編集長の視点 立花エレテック<8159>(東1)は、5円安の1020円と4営業日ぶりに小反落している。5月20日につけた年初来高値1110円にキャッチアップしてきて、利益確定売りが先行しているが、下値には今3月期第1四半期(1Q)業績が、2ケタ続伸して着地したことから、3月通期純利益の連続の過去最高更新を見直す超割安株買いが底流している。

 1Q業績は、前年同期比10%増収、41%経常増益、60%純益増益と続伸した。FAシステム事業ではFA機器分野が、半導体・液晶製造装置メーカーの設備投資回復が弱く低調に推移したが、産業機械分野で自動車・建機関連の受注増でワイヤカット放電加工機やレーザー加工機が大幅に伸長、半導体デバイス事業で民生分野向けマイコンやパワーモジュールが低調に推移したが、今年2月に営業を開始した立花デバイスコンポーネントが販売に大きく寄与し、海外も、シンガポール、中国の子会社を中心に大幅増となったことなどが要因となった。

 今期第2四半期・3月通期業績は、今年4月にマレーシアに半導体デバイス事業の営業所を開設するなど海外でのビジネスボリュームを拡大させていくことなどから、期初予想に変更はなく、通期純利益を28億円(前期比0.1%増)と連続の過去最高更新を予想している。

 株価は、今期業績の連続最高更新予想で年初来高値円をつけ、全般相場急落が波及して850円まで調整、半値戻し水準の1000円台出没を続けている。PER7倍台、PBR0.5倍の超割安修正で「半値戻しは全値戻し」挑戦から2006年4月高値1373円が上値目標として意識されよう。(本紙編集長・浅妻昭治)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 10:46 | 編集長の視点

【編集長の視点】スバル興業は業績上方修正が東京五輪人気に次ぐ追撃材料になり続急伸

<銘柄ウオッチ>

編集長の視点 スバル興業<9632>(東1)は、19円高の349円と続急伸し、3月14日につけた年初来高値388円を射程圏に捉えている。9月7日(日本時間8日早朝)にIOC(国際オリンピック委員会)総会で2020年夏季オリンピックの開催都市が東京に決定し、開催に対応したインフラ整備期待の道路関連株人気を高め、前日に急反発したが、前日大引け後には、今1月期第2四半期(2Q)累計決算の開示に合わせて、1月通期業績の上方修正を発表、経常利益が期初の減益転換予想から増益転換したことが、追撃材料となって値ごろ割安株買いが増勢となっている。

 1月通期業績は、期初予想より売り上げを4億円、経常利益を1億円、純利益を9000万円それぞれ引き上げ、純利益は、5億3000万円(前期比44%増)と連続増益率を伸ばす。2Q累計業績が、道路事業で道路の維持・清掃・補修工事の受注に向けて積極的な営業活動を展開し、既受注工事の増工や追加工事などを確保、マリーナ事業ではヨットレースなどのイベント開催や施設内レストランのリニューアルなどで契約者数が順調に推移したことから経常利益が前年同期比32%増、純利益が同2.0倍と大幅増益転換し、期初予想の1月通期の年間業績を2Qの6カ月でほぼクリアする高利益進捗率となっており、これを踏まえて上方修正した。

 株価は、年初来高値から今期経常利益の減益転換の慎重予想が響いて296円まで調整、今期第1四半期の2ケタ増益転換業績を手掛かりに348円まで戻し300円台固めを続けてきた。PER17倍台、PBR0.5倍の割安修正で高値奪回から2007年7月以来の400円台活躍に進もう。(本紙編集長・浅妻昭治)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 10:32 | 編集長の視点

【編集長の視点】セントラルスポーツは高値を窺う、スポーツクラブ株は東京五輪関連人気が続き軒並み高

<マーケットトーク>

編集長の視点 セントラルスポーツ<4801>(東1)は、42円高の1748円と3営業日続伸し、前日ザラ場につけた年初来高値1852円を再び窺っている。9月7日(日本時間8日早朝)にIOC(国際オリンピック委員会)総会で2020年夏季オリンピックの開催都市が東京に決定し、今後は、スポーツ庁の創設などでオリンピック選手の育成、金メダリストの増員などスポーツ振興が図られると伝えられていることに関連し、スポ−ツマインドが若年層中心に醸成され、会員数が増加するなどスポーツクラブ・フィットネスクラブを展開している同社株に関連特需発生を期待し割安修正買いが増勢となっている。

 スポーツクラブ株は、同社株のほか、メガロス<2165>(JQS)が、60円高の1540円と続伸して同じく前日ザラ場につけた年初来高値1600円に肉薄し、コシダカホールディングス<2157>(JQS)が、55円高の3205円、ルネサス<2378>(東1)が、5円高の784円とそれぞれ続伸し、子会社がスポーツクラブ事業を展開し体操部に金メダリストの内村航平選手が所属するコナミ<9766>(東1)が、60円高の2298円と続伸し、新事業としてサッカー教室を展開している学習塾の明光ネットワークジャパン<4668>(東1)が、3円高の1185円と6営業続伸するなど、軒並み高となっている。

 セントラルSPは、同社の後藤忠治社長が、水泳の元オリンピック選手で、これまでも数多くの水泳のオリンピック選手を輩出、チャンピオン・スポーツとしてのオリンピックとの関連度が強い。スポーツクラブとしても草分けで、スイミング教室からフィットネスクラブ、介護予防事業などの周辺事業へ業容の多様化・多角化を図り、同じスポーツクラブ株を積極的にM&Aするとともに、同業他社などとの業務提携を進めてきた。業績も好調に推移し、今3月期純利益は、14億7000万円(前期比14%増)と9期ぶりの過去最高更新を予想している。

 株価は、前期第3四半期の好決算をテコに1639円をつけ、前期業績が期中の上方修正値を上ぶれ、期末配当を再増配したが織り込み済みとして1500円台固めを続けてきた。PERは13倍台となお割安であり、2007年7月以来の2000円台回復も期待される。(本紙編集長・浅妻昭治)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 09:56 | 編集長の視点

【編集長の視点】モリトは上ぶれ着地の2Q業績を見直し高値更新も一通過点

<銘柄ウオッチ>

編集長の視点 モリト<9837>(東2)は、5日移動平均線が25日移動平均線を下から上に抜くミニ・ゴールデンクロスを示現しており、4カ月にわたる中段もみ合いから上放れる展開が近そうだ。今11月期第2四半期(2Q)累計業績の上ぶれ着地を見直す割安修正から年初来高値849円奪回も一通過点に2007年7月以来の1000円大台を回復する上値拡大も見込めよう。

 2Q累計業績は、期初予想を売り上げが4億9000万円下ぶれたが、逆に経常利益が1億3100万円、純利益が1億400万円それぞれ上ぶれ、前年同期比2Q減収、6%経常増益、9%純益増益で着地し、期初の減益転換予想が連続増益となった。国内では、生活産業資材関連で厳冬による防寒系商品が、靴専門店・ホームセンター向けを中心に増加して服飾資材関連、自動車内装品関連の伸び悩みをカバーし、アジア向けでは服飾資材関連で欧州・中国向けワーキングウェア資材の販売が回復、欧米では、服飾資材関連で、前年同期に好調だった高級服飾資材の販売が減少したものの、英国王室御用達ブランド向け資材の販売が好調に推移、為替相場が、1ドル=93.99円(前年同期82.14円)、1ユーロ=120.65円(同109.71円)と円安で推移したことなどが要因となった。

 11月通期業績は期初予想を据え置、純利益は9億円(前期比14%増)と続伸を見込み、配当は、18円(前期実績17円)と連続増配を予定している。

 株価は、今期業績の続伸・連続増配予想と着実に進めてきた自己株式取得、さらに4月1日から単元株式数を1000株から100株に引き下げたことも加わり年初来高値をつけ、全般相場急落下で25日線を出没する中段もみ合いを続けてきた。PER13倍台、PBR0.4倍の割安修正で高値奪回から4ケタ示現の上値評価を強めよう。(本紙編集長・浅妻昭治)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 08:09 | 編集長の視点
2013年09月09日

【編集長の視点】オークファンはもみ合いも株式分割の権利取りで直近IPO株人気が再燃

<銘柄ウオッチ>

編集長の視点 オークファン<3674>(東マ)は、寄り付きに580円高の1万4730円と急反発したあと、460円安と売り直されるなど前週末終値を挟んでもみ合っている。9月25日に迫った株式分割の権利付き最終日を前に権利取りの買い物と利益確定売りが交錯しているが、今9月期第3四半期(3Q)業績の順調な利益進捗率の見直しや、今週末13日に同社と同業態のネット関連のサンワカンパニー<3187>(東1)が、9月の新規株式公開(IPO)株の第1号として上場され、高人気化も予想されることから、比較感からオークファンにも直近IPO株人気が高まっている。

 株式分割は、売買単位当たりの投資資金額を引き下げることにより、同社株式の流動性の向上と投資家層のいっそうの拡大を図ることを目的にしており、9月30日を基準日に1株を5株に分割する。この株式分割は、今年7月17日に発表しており、新規株式公開(IPO)された今年4月25日からわずか3カ月弱での資本政策であり、同社の株主寄りの優遇政策を如実に示している。

 一方、IPO後の初決算となった今期3Q決算は、四半期決算が初開示となるため前年同期比較はないが、売り上げ5億4700万円、経常利益2億1900万円、純利益1億4000万円で着地し、IPO時の9月通期業績対比の利益進捗率は、75〜72%と順調に目安の75%をほぼクリアした。主力のインターネットメディア事業で、国内外のショッピングサイトやオークションサイトの商品・価格情報を提供する「オークファン」の商品検索機能を強化したことなどからユーザー数が拡大し、ネット広告収入が順調に増加したことが要因となった。9月通期業績は、IPO時予想に変更はなく、純利益は、1億9300万円(前期比92%増)と連続の過去最高更新を見込んでいる。

 株価は、公開価格2600円でIPOされ1万480円で初値をつけ上場来高値3万2350円まで12倍超の大化けとなり、全般相場と新興市場の急落が重なって同安値6990円まで突っ込んだが、株式分割と3Q好決算で3分の1戻し水準までリバウンドしてもみ合っている。来期業績の続伸観測も強まっており、株式分割の権利取りで一段の戻りにトライしよう。(本紙編集長・浅妻昭治)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 10:38 | 編集長の視点

【編集長の視点】SUMCOは安値更新、上方修正・下方修正が交錯する業績修正で通期純益が減益転換

<銘柄ウオッチ>

編集長の視点 SUMCO<3436>(東1)は、142円安の741円と急反落し、8月28日につけた年初来安値781円を更新している。前週末6日大引け後に今12月期第2四半期(2Q)累計業績の開示とともに、上方修正と下方修正が交錯する業績修正を発表、2Q累計営業利益は、8月30日の観測報道通りに上方修正され連続増益率を伸ばしたが、12月通期業績は下方修正、期初の増益予想が減益転換することを嫌い見切り売りが再燃している。

 業績修正のうち12月期業績は、期初予想より売り上げを120億円、経常利益を110億円、純利益を95億円それぞれ引き下げ、純利益は、5億円と決算期変更前の前11月期純利益(12カ月決算)に対して85%の大幅減益となる。シリコンウェーハの市場環境は、パソコン関連需要が10%程度減少しているうえに、スマートフォンが、下期に急激な生産・在庫調整が予想され、さらにスマホ需要が、ハイエンド品からローエンド品に移行し、足元のウェーハ需要が想定以上に減少、売り上げが大きく減少することから通期業績を下方修正した。

 株価は、今期業績の続伸予想で年初来高値1422円をつけたが、6月開示の今期第1四半期の減益転換業績を嫌って年初来安値まで売られ、2Q累計業績観測報道で890円までリバウンドした。再度、下値を確認、昨年12月に前期業績を再下方修正しながらも悪材料出尽くし評価でストップ高する前につけた580円安値も意識されそうだ。(本紙編集長・浅妻昭治)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 09:59 | 編集長の視点

【編集長の視点】日東電工は買い気配値アップ、日経平均株価構成銘柄の採用・除外・外れ銘柄で明暗マチマチ

<マーケットトーク>

編集長の視点 日東電工<6988>(東1)は、寄り付きの買い気配から660円高の6350円まで買い進まれ、変わらずを挟んで3営業日ぶりに急反発している。日本経済新聞が、前週末6日大引け後に日経平均株価の構成銘柄の定期入れ替えを発表、同社株が新規採用されたことから、日経平均連動型のファンドなどの買い需要が発生するとの好需給思惑から買い再燃となっている。

 日経平均株価の定期入れ替えは、毎年1回行われており、これに先立って市場では、新規採用・除外銘柄の候補株の下馬評が盛んになっていた。今回は、経営再編で上場廃止となる東急不動産<8815>(東1)が、9月26日に除外され、セクター間の銘柄数の過不足調整で素材セクターの日東電工が、新規に採用され、10月2日には、市場流動性が低下した三菱製紙<3864>(東1)が除外され、持株会社となる東急不動産ホールディングスが新規採用される。三菱製紙は、1円高の87円と小反発して寄り付いたあと前週末比変わらずとなっており、9月2日につけた年初来安値82円を前に織り込み済みの小動きを続けている。

 また今回の定期入れ替えでは新規採用銘柄が多数観測されたが、この観測が外れた代表株の任天堂<7974>(東1)は、より付きの売り気配から950円安の1万900円と3営業日続落し、日本取引所グループ<JPX、8697>(東1)は、310円安の8940円と急反落したあと2020年オリンピックの東京招致成功関連のご祝儀相場の波及で150円高の9500円と切り返し、ディー・エヌ・エー<DeNA、2432>(東1)が、寄り付きの14円安から18円高の2105円と買い戻されて変わらずを挟んで4営業日続伸するなど、明暗マチマチとなっている。

 日東電工の株価は、前3月期業績の一転した上方修正に今期業績の続伸予想が続いて年初来高値7190円をつけ全般相場の急落や、今期第1四半期業績が市場コンセンサスを下回ってことなどが響き、5140円まで調整、ここにきて9月10日に発表と予想されている米国アップル社の新型iPhone関連人気で持ち直している。一段の戻りにトライしよう。(本紙編集長・浅妻昭治)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 09:51 | 編集長の視点

【編集長の視点】「一勝一敗」の9月早々の重要イベントから外国人旅行客関連株で今後の相場トレンドを精査=浅妻昭治

<マーケットセンサー>

編集長の視点 9月に相次いで到来する重要イベントは、前日8日までに2つ通過した。事前予想をクリア(勝ち)したか、クリアできなかった(負け)かで判定すると、「一勝一敗」である。9月6日に発表された米国の8月の雇用統計では、非農業部門の雇用者の増加数が、市場予想を下回ったうえに、前月7月、前々月6月の増加数も下方修正された。一方、日本時間の8日早朝5時過ぎに発表された2020年夏季オリンピックの開催都市は、目出度く東京に決定した。

 この「一勝一敗」の株価効果の判定は、星取り票に黒丸と白丸を並べて記入するようには簡単にはいかない。現に前週末6日のNYダウは、雇用統計に反応して続伸したものの、シリア情勢の緊迫化で反落して引けた。もともと米雇用統計の「一敗」は、9月17日〜18日に迫った米国FRB(連邦準備制度理事会)のFOMC(公開市場委員会)で、量的緩和第3弾(QE3)の縮小に、即、スターとするか、もう少し先送りするかに影響するとみられていた。即、スタートなら円安・株高、先送りなら円高・株安とするのが大方の見方で、これは、さらにバーナンキFRB議長の後任にタカ派のサマーズ元国家経済委員長がつくか、ハト派のイエレンFRB副議長が昇格するか決定するまで尾を引くことになる。

 2020五輪の東京招致成功だって、一筋縄ではいかない。週明けの株価が、この成功を素直に受け止め、「アベノミクス」の新成長戦略の一環として歓迎高してくれれば景気・相場マインド好転として万々歳だが、寄り付きのご祝儀相場のあと利益確定売りに押される展開や、期待が高かった分だけ材料織り込み感を強めるケースもないとはいえない。何しろ、IOC(国際オリンピック委員会)の投票前のプレゼンテーションで、東京招致委員会が、「コンパクトな会場配置」をアピールし、経済効果も3兆円、雇用創出効果15万2000人と極く内輪目に試算していただけに、なかなか景気良く目玉株、リード株を導き出すのに苦労するのである。

 とくに厄介なのは、FRBの量的緩和縮小で、これが新興国経済に及ぼす影響は予断を許さない。場合によっては「アジア通貨危機」の再来も心配しなくてはならない。これは新興国経済が「フロー」主導の経済構造か、それとも「ストック」に基づく経済構造かによって、受けるマグニチュードの大きさが異なるからである。

 中国経済の減速とともに台頭したアジアの新興国経済が、米国や日本の金融緩和によって発生したバブル・マネーがアジア諸国に流入して、投資熱・投機熱を醸成したとすれば、これは「フロー」としての経済成長ということになる。そうではなく新興国経済が自立的にストックを積み上げ、成長路線を進んでいるとすれば、年内に交渉妥結の段取りにあるTPP(環太平洋経済連携協定)のサポートもあって、世界のGDP(国内総生産)の約40%、世界の全貿易額の3分の1を占める新たな経済圏の誕生につながる。まさに「アベノミクス」の成長戦略の後背地期待を高めることになる。

 「フロー」か「ストック」かと大上段に振りかぶり問題をややこしくして恐縮だが、ここは「一勝一敗」の結果となっている重要イベントに簡便に仮説を立てたうえで、有効な判定基準にしたい手っ取り早い経済統計がある。日本への外国人観光客の動向である。日本政府観光局が、8月21日に発表した7月月間の外国人観光客は、前年同期比18.8%増の100万3000人と初めて100万人台に乗せ、7月月間として過去最高となったばかりでなく、単月として今年3月の923000人を上回って過去最高となった。国別では台湾、香港、タイ、マレーシア、ベトナム、インドからの旅行客が7月として過去最高になり、台湾、香港からは単月として最高記録を更新した。

 この結果どんなことが起こっているのか?8月の大手百貨店各社の月次売上高が、2〜19%も伸び、店舗によっては高額宝飾品が、30%をも上回る売り上げとなったのである。昨年11月以来の「アベノミクス」の資産効果が、今年5月の頭打ち、波乱展開で持続性が懸念されたところを猛暑特需と外国人観光客の購買力がカバーした結果である。当然、百貨店株は好感高した。

 この株価現象をウラ読みすれば、今後の百貨店株の株価を精査していけば、アジアの新興国経済が、「フロー」に過ぎない台頭で底に浅いものか、「ストック」としてフトコロが深いのか、訪日する富裕層が本当に厚みを増しているか自明となり、投資のヒントを与えてくれることになるはずだ。しかも、これに今後は、2020年オリンピック招致が加わるのである。外国人観光客関連の銘柄が、一味違う投資妙味株として浮上するケースも想定されることになる。(本紙編集長・浅妻昭治)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 09:27 | 編集長の視点

【編集長の視点】新日本建物は子会社2社設立し事業多角化、下げ過ぎ訂正に期待

<銘柄ウオッチ>

編集長の視点 新日本建物<8893>(JQS)は、今年8月発表の今3月期第1四半期(1Q)業績が、赤字転落して着地したことで52円安値まで調整したが、同時発表の事業多角化の子会社2社設立を見直して69円までリバウンドしもみ合っているが、一段の下げ過ぎ訂正が見込まれる。今3月期業績は、期初予想に変更はなく、営業利益を6億2000万円(前期比18%増)と増益転換していることもフォローする展開となろう。

 1Q業績は、売り上げが前年同期比3%増と伸びたが、営業利益は同11%減益と伸び悩み、経常利益は1400万円の赤字(前年同期は9800万円の黒字)、純利益は1500万円の赤字(同9700万円の黒字)と落ち込んだ。戸建販売事業では、前年同期比5棟増の27棟を引き渡し大幅に利益率を改善して営業黒字転換し、マンション販売事業でも営業利益を確保したものの、一部販売物件の販売促進費を集中的に投下したことで利益率が若干低下、流動化事業やマンション販売事業の強化策として仕入れ・販売要員増員やマンション用地などの取得競争が激化して経常利益・純利益は小幅赤字となった。

■25件、150億円分の事業用地を取得 

 今3月期通期業績は、前期に首都圏エリアで売り上げ150億円分の35件の事業用用地を取得し、1Qにさらに約4億円を新規に積み上げ、進行中のプロジェクトとして今年5月竣工の「ルネサンス九段下」など2物件を手掛けていることなどから期初予想に変更はなく、営業利益は増益転換し、経常利益、純利益は、小幅減益を見込んでいる。

 一方、設立した子会社は、不動産仲介・流通事業と不動産管理事業を展開する2社で、仲介・流通子会社では首都圏で活発化している住み換え・買い買えニーズに対応して仲介手数料を中心にしたフィービジネスに進出、管理子会社では、自社分譲のマンションからの受託から始めて、他社分譲物件にも事業を拡大する。

 株価は、今年4月の年初来高値134円から44円まで調整、25日移動平均線に乗せ3分の1戻し目前となっており、一段の戻りを試そう。(本紙編集長・浅妻昭治)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 07:30 | 編集長の視点
2013年09月06日

【編集長の視点】ディアライフは上方修正業績を見直し割安株買いが拡大し続急伸

<銘柄ウオッチ>

編集長の視点 ディア・ライフ<3245>(東マ)は、35円高の569円と続急伸し、6月27日につけた株式分割権利落ち後安値474円からの底上げを鮮明化している。今年8月に発表した今9月期業績の上方修正を見直し、割安株買いが再燃しており、その後、発表した相次ぐマンション用地の取得も業績期待を高めている。

 今9月期業績は、主力のリアルエステート事業で都市型マンションの引き渡しが順調に推移して、資産オーナーへのマンション開発物件の1棟売却など売却先が多様化したことなどが要因となって上方修正、純利益は、期初予想の1億4600万円を1億6300万円(前期比33%増)に引き上げ、連続増益率を拡大する。同社はこの上方修正後も、都内江東区、北区でマンション開発用地を合計73戸分相次いで取得しており、来期業績への寄与期待を高めている。

 株価は、今年3月末に株式分割(1対100)の権利を落とし、権利落ち後高値979円から新株式発行(発行価格576円)・株式売出しを嫌って474円安値まで調整、業績上方修正で下げ過ぎ訂正買いも入って500円台を出没してきた。PERは9倍台、PBRは1倍ソコソコと割安であり、一段の戻りを試そう。(本紙編集長・浅妻昭治)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 10:47 | 編集長の視点

【編集長の視点】東京ド−ムは業績上方修正も反発のあと五輪開催都市決定待ちでもみ合う

<銘柄ウオッチ>

編集長の視点 東京ド−ム<9681>(東1)は、10円高の714円と反発して始まったあと、7円安と伸び悩み前日終値を挟むもみ合いに変わっている。前日5日大引け後に今1月期第2四半期累計・通期業績の上方修正を発表、連続増益率を伸ばし、通期純利益が、市場コンセンサスを上回ったが、週末の7日(日本時間8日未明)には、もう一つの思惑材料となっている2020年夏季オリンピックの開催都市が決定、なお東京開催が流動的なこともあり、利益確定売りも交錯している。

 上方修正のうち1月通期業績は、売り上げを期初予想より5億円引き下げたが、経常利益、純利益を各10億円引き上げ、純利益は、55億円(前期比40%増)と増益率を伸ばし、市場コンセンサスを約7億円上回る。連結子会社の減少で売り上げは下ぶれたが、利益は、東京ドームでのプロ野球やコンサートイベントが好調に推移し、グループ全体でもホテルを中心に集客数、客単価とも堅調に推移していることが上方修正要因となった。

 株価は、年初以来、含み資産株人気に乗って水準を上げ、前期第3四半期の好決算をテコに年初来高値810円をつけ、全般相場急落とともに525円まで調整、その後は東京招致を進めている2020年オリンピック関連株として折にふれ物色され、今年6月開示の今期第1四半期の好決算評価で700円台までリバウンドした。投資採算的に割安感は小さく、オリンピック開催都市決定次第で、高値奪回も下値再確認の可能性もあり、強弱感が綱引きしよう。(本紙編集長・浅妻昭治)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 10:12 | 編集長の視点

【編集長の視点】アタカ大機はもみ合いも原発除染関連株は東電の汚染水処理深刻化で寄り付き安から切り返す

<マーケットトーク>

編集長の視点 アタカ大機<1978>(東1)は、22円安の529円と3日ぶりに急反落して始まったあと、3円高の554円と切り返すなど前日終値を挟んでもみ合い、前日にストップ高でつけた年初来高値561円を窺っている。東京電力<9501>(東1)の福島第1原子力発電所の貯水タンクから高濃度の放射性汚染水が大量に漏れ、9月7日のIOC(国際オリンピック委員会)での2020年夏季オリンピック開催都市の決定にも影響することが懸念されるなど国際的な問題になっており、きょうも処理方法の見直しが必要と深刻化が伝えられるなか、同社が、8月29日に発表した飛灰から放射性セシウムの分離除去に係る新技術開発を手掛かりに、関連株買いが根強く続いている。

 原発除染関連株では同社のほか、エスプール<2471>(JQS)も、同様に前日まで2日連続のストップ高で年初来高値1356円まで急騰しており、きょう6日は、96円安の1206円と3日ぶりに急反落して始まったあと、300円高の1602円とストップ高で切り返して連日の年初来高値更新となっている。新規事業として4月から福島県郡山市で除染業務を開始、担当地域や業務範囲を拡大し今11月期第3四半期での黒字化を目指し、2017年まで業務を継続することが、買いの手掛かり材料となっている。

 アタカ大機の新技術開発は、昨年7月に発表した新技術の安全性をさらに高めたもので、放射性セシウムを安定的に長期保管可能な形態で固定化することを可能とする。焼却灰や飛灰の溶融処理で発生する溶融飛灰を洗浄して水に抽出される放射性セシウムは、前回の技術では、プルシアンブルーを用いた液中合成化学共沈法によって分離除去・濃縮したが、同方法に用いるプルシアンブルーはシアン化合物で長期保存の安全性が懸念されており、同技術をさらに発展、捕集した放射性セシウムの凝集沈殿物をアルカリ溶液で分解して濃縮、その濃縮液に天然鉱物のゼオライトを投入して吸着させる。

 除染関連株は、大手ゼネコンや高機能浄化装置の東芝<6502>(東1)などが本命視されているが、アタカ大機、エスプールの小型株も穴株人気をさらに高めよう。(本紙編集長・浅妻昭治)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 09:50 | 編集長の視点

【編集長の視点】ニチバンに見直しの動き、第1四半期増益転換を評価

<銘柄ウオッチ>

編集長の視点 ニチバン<4218>(東1)は、25日移動平均線水準で中段固めを続けているが、今年8月9日に発表した今3月期第1四半期(1Q)の増益転換業績を見直し、値ごろ割安株買いの再燃が期待できそうだ。今年2月も前期第3四半期の増益転換業績をテコに年初来高値447円まで6割高しており、再現思惑も底流している。

 1Q業績は、前年同期比1%増収、5%経常増益、19%純益増益と連続増収・増益転換となり、期初予想の第2四半期(2Q)累計業績に対する利益進捗率も、47〜49%と目安の50%をほぼクリアした。メディカル事業の売り上げが、ヘルスケアフィールドで大衆薬市場向けにテレビCMなどの積極的な販促活動を進めて、救急絆創膏「ケアリーブ」シリーズを中心に順調に推移し、医療材フィールドでは、止血製品「インジェクションパットマイルド」とドレッシング製品「カテリープラス」が、引き続き好調に伸びて増収・営業増益となり、テープ事業も、オフィスホームフィールドで主力製品「セロテープ」が順調に推移、工業品フィールドで産業用テープ市場向けの包装用テープが堅調に推移したことなどが寄与した。

 2Q累計・3月通期業績は、原材料価格や為替の動向など先行き不透明要素があるとしたが、期初予想に変更はなく、通期純利益は、11億円(前期比11%増)と連続増益を見込んでいる。

 株価は、年初来高値から全般急落相場の波及で332円まで調整、太陽電池材料の開発や1Q増益転換業績などをテコに半値戻しの25日線水準まで持ち直した。PERは14倍台、PBRは0.6倍と割安で、値ごろ妙味も加わりまず高値を奪回し、中期的には2006年1月高値541円を目指そう。(本紙編集長・浅妻昭治)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 07:52 | 編集長の視点
2013年09月05日

【編集長の視点】セプテーニHDはもみ合いも最高純益連続更新で株式分割の権利取り妙味を示唆

<銘柄ウオッチ>

編集長の視点 セプテーニ・ホールディングス<4293>(JQS)は、900円高の16万7900円と6営業日続伸して始まったあと、4600円安の16万2400円と売られるなど前日終値を挟むもみ合いを続けている。8月8日にストップ高して年初来高値19万4800円まで買い進まれており、利益確定売りが先行している。ただ同社は業績も好調で、今9月期第3四半期(3Q)業績が、今年5月の予想値を上ぶれて着地し、9月通期純利益を連続の過去最高更新と予想して期末配当を増配、さらに今年9月30日を基準日に株式分割(1対200)も予定しており、下値では、割安株買いと株式分割・配当の権利取り妙味を示唆している。スマートフォンの無料通話アプリ「LINE」関連の好材料が潜在することも、フォローしよう。

 同社の業績開示方針は、四半期決算発表のたびに翌期の四半期業績予想を公表することを基本としている。3Q業績は、この5月に開示した予想値を経常利益が4200万円上ぶれて着地するとともに、9月通期業績を売り上げ458億1000万円(前期比10%増)、経常利益17億1200万円(同4%増)、純利益11億9000万円(同75%増)と予想、純利益は、前期の過去最高を連続大幅更新する。3Q業績で、インターネット広告市場が拡大するなか、積極的な営業活動を展開してシェアを拡大し、成長分野のスマートフォン向けの広告取扱高が大幅に伸長、メディアコンテンツ事業が、一部新タイトルの売り上げ貢献が限定的にとどまったものの、ソーシャルゲームの新タイトルを積極的にリリースしたことなどで上ぶれ着地したことを踏まえて連続最高更新を予想した。期末配当は、1400円(前期実績1000円)に増配する。

 なお、「LINE」関連思惑は、同社が今年8月にリワード広告配信プラットフォーム「metaps(メタップス)」を展開しているメタップス(東京都新宿区)とスマートフォン向け広告で業務提携、メタップスが「LINE」向けに広告は配信しているとして、業務提携効果に期待を高めた。

 株価は、今期通期業績の連続最高純益予想・期末増配に株式分割の同時発表で15万9800円へ1万円高し、メタップスとの業務提携ではストップ高を交えて年初来高値19万4800円まで急伸、25日移動平均線水準で中段固めを続けている。PERは17倍台とIT関連株として割安であり、分割落ち後は単元株式数を100株として1単元当たりの投資金額は半減して流動性が向上するだけに、株式分割の権利取り妙味を示唆している。(本紙編集長・浅妻昭治)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 11:51 | 編集長の視点

【編集長の視点】アダストリアは急反落も社名変更会社3社は株価評価も変わってプラス水準をキープ

<マーケットトーク>

編集長の視点 アダストリアホールディングス<2685>(東1)は、115円安の4650円と4日ぶりに急反落している。9月1日に社名(商号)を従来の「ポイント」から「アダストリアホールディングス」に変更、アジア市場への積極展開などの業容拡大をアピールして割安株買いが増勢となり、9月3日に発表した今年8月の月次売上高が、既存店、全店とも前月7月のマイナスからプラス転換したこともフォローしたが、きょう5日は利益確定売りが先行し、社名変更後の初押しとなっている。

 9月1日に社名を変更した企業は、同社株を含めて3社にのぼり、旧「テークスグループ」から「東京衡機」に変更した東京衡機<7719>(東2)が、1円高の48円と変わらずを挟んで3日ぶりに反発、旧「F&Aアクアホールディングス」から「ヨンドシーホールディングス」に変更したヨンドシーホールディングス<8008>(東1)は、21円安の1331円と3日ぶりに反落、高安マチマチとなっているが、3社とも旧社名の8月29日終値を上回る株価水準をキープ、株価評価にも変化が出ている。

 アダストリアの社名変更は、ナチュラルテイストのファッションブランドを他業態展開するポイントと、生活雑貨、服飾雑貨などのライフスタイル提案型ブランドを有するトリニティアーツ社、アジア各国に拠点を持つNATURAL NINE HOLDINGSの3社が、株式交換により経営統合して持ち株会社化したことに伴って行ったもので、この統合により各社の事業基盤を強化しつつ、サプライチェーンや情報システム、管理面などのシナジー効果を最大化させる。

 同社は業績も順調で、今2月期業績は4期ぶりに増益転換、純利益は、61億円(前期比10%増)と予想している。今年6月に発表した今期第1四半期業績も2ケタ続伸で着地して、期初予想の第2四半期累計業績に対して高利益進捗率を示した。9月3日開示の8月月次売上高も、既存店が、前年同期比4.5%増、全店が9.4%とプラス転換した。

 株価は、自己株式公開買い付けに1Q好決算が加わって年初来高値5280円をつけ、4000円台央での中段固めを続けてきた。PER16倍台の割安修正で高値奪回にチャレンジしよう。(本紙編集長・浅妻昭治)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 10:09 | 編集長の視点

【編集長の視点】くらコーポは3Q好決算も通期業績が市場予想を下回って急反落

<銘柄ウオッチ>

編集長の視点 くらコーポレーション<2695>(東1)は、90円安の1570円と4営業日ぶりに急反落している。前日4日大引け後に今10月期第3四半期(3Q)決算を発表、連結決算が初開示となるため前年同期比較はなく、10月通期業績に対して高利益進捗率を示したが、10月通期業績を今年3月の予想値を据え置き、市場コンセンサスを下回ることが響き、利益確定売りが先行している。

 3Q業績は、売り上げ653億300万円、経常利益38億4200万円、純利益21億6300万円となり、10月通期業績に対して、経常利益が94%と目安の75%を大きく上回り、純利益は、9カ月分の実績で通期年間予想値を1億200万円オーバーした。景気が持ち直し、個人消費が底固く推移するなか、5月、6月、7月とフェアを開催し、6月からは手塚治虫のマンガ作品を無料配信する無線LANサービス「TEZUKA SPOT」を全店舗で開始して集客増を図り、6月には青森県に初進出するなど20店舗を新規出店したことなどが寄与した。10月通期業績は、3月の予想値に変更はなく、経常利益は40億6200万円、純利益20億6100万円と見込んでいるが、市場コンセンサスに12〜8億円未達となる。

 株価は、全般相場急落に巻き込まれてつけた1420円安値から、5月に上方修正した今期第2四半期累計業績の発表で年初来高値にあと28円と迫る1749円まで上昇し、1600円台固めを続けてきた。PERは15倍台と割安であり、下値では10月通期業績の上ぶれ期待を高めて強弱感の綱引きが続こう。(本紙編集長・浅妻昭治)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 10:04 | 編集長の視点

【編集長の視点】日特エンジアリングは好配当利回り買いで底上げ余地、利回り3.3%

<銘柄ウオッチ>

編集長の視点 日特エンジニアリング<6145>(JQS)は、今年8月2日に今3月期第2四半期(2Q)累計業績を下方修正して、ストップ安で年初来安値809円まで突っ込んだが、織り込み済みとなっており、2Q期末を前に好配当利回り買い妙味を示唆している。2Q業績下方修正そのものは、前向き投資による投資負担を要因としており、3月通期業績は期初予想を据え置き、純利益のV字回復を見込んでいるだけに、下げ過ぎ訂正の底上げに拍車を掛ける展開も想定される。

 2Q業績は、前年同期比17%減収、45%経常減益、43%純益減益と連続減益となる。情報通信、家電分野の顧客の設備投資が踊り場に差し掛かったことで売り上げが下ぶれ、利益は、省人化のためのFA設備や省エネ化のための技術開発、原価低減のための制御システムや部品の標準化などの研究・開発投資、さらに長崎事業所やベトナム事務所の開設などの投資負担が重なって下ぶれた。この利益下ぶれは、前向きな投資によるもので、このため3月通期業績は、期初予想に変更はなく、純利益は、19億5000万円(同2.0倍)とV字回復を見込んでいる。

 株価は、年初来安値から1株純資産960円割れ、PER7倍台は下げ過ぎとして今期配当28円の配当権利を取る買い物が入って底上げを窺っている。配当利回りは、なお3.3%と権利取り妙味を示唆しており、急落時に開けた窓埋めに向かおう。(本紙編集長・浅妻昭治)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 08:05 | 編集長の視点
2013年09月04日

【編集長の視点】シノケングループは2Q上ぶれ着地業績・期末配当増配を見直し割安修正で3連騰

<銘柄ウオッチ>

編集長の視点 シノケングループ(シノケンG)<8909>(JQS)は、45円高の2040円と3日続伸している。今12月期第2四半期(2Q)累計業績が、今年5月の上方修正値を上ぶれて大幅続伸して着地して、期初予想を据え置いた12月通期業績に対して高利益進捗率を示し、期末配当を増配したことを見直し割安修正買いが増勢となっている。2Q累計業績の上方修正ではストップ高を演じており、急伸特性の再発揮思惑も高めている。

 同社の2Q累計業績は、前年同期比32%増収、80%経常増益、46%純益増益と大幅続伸し、5月の上方修正値を利益が、2億2200万円〜1億2200万円上ぶれるとともに、12月通期業績対比の利益進捗率も、95〜78%と目安の50%を大きく上回った。フロービジネスの不動産販売事業でアパート、マンションとも期初計画を上回る販売実績となり、とくにマンション販売は四半期ベースで過去最高を記録し、ストックビジネスの不動産賃貸管理事業、金融・保証関連事業などでも適切なコスト管理で順調に利益を積み上げたことが大幅続伸業績につながった。

 12月通期業績は期初予想を据え置き、経常利益は17億5000万円(前期比9%増)、純利益は15億円(同0.8%減)と見込んでいるが、2Q累計業績の高利益進捗率から前期と同様の上ぶれ期待につながっている。なお期末配当は、期初予想の3.75円から4.5円に引き上げ、年間配当は、8.25円(前期実績700円)と株式分割権利落ち換算で連続増配幅を拡大する。

 株価は、2Q累計業績上方修正でストップ高して年初来高値2535円をつけ、全般相場・新興市場急落に巻き込まれて1218円安値まで突っ込み、2Q累計業績上ぶれ着地・期末配当増配を評価して半値戻しの25日移動平均線水準での値固めを続けている。PER11倍台の割安修正で相場格言の「半値戻しは全値戻し」に挑戦、高値奪回を目指そう。(本紙編集長・浅妻昭治)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 11:11 | 編集長の視点

【編集長の視点】極東証券は急反落、証券株は利益確定売り先行も下値には増配催促買い底流

<マーケットトーク>

編集長の視点 極東証券<8706>(東1)は、46円安の1611円と3日ぶりに急反落している。きょう4日に日経平均株価が、134円安と反落してスタートしたことから利益確定売りが先行しているが、9月相場入りとともに今3月期第2四半期(2Q)期末の中間配当の配当権利取りが意識されるようになっており、下値には増配が観測されている同社の今3月期配当を基準に配当利回りを計算すると、東証第1部配当利回りランキングでトップにランクされるとして、増配催促思惑が底流している。同社は、今期業績予想も配当も未定としている。

 証券株では、水戸証券<8622>(東1)も、増配が観測されてランキング上位にランクインしているが、利益確定売りで9円安の455円と3日ぶりに反落している。証券株は、この中小証券、準大手、大手証券ともきょう4日は、大和証券グループ本社<8601>(東1)光世証券<8617>(東1)が一時、3日続伸したほかは、いずれも3日ぶりに反落して始まっている。証券株の業績は、「アベ・トレード」による株価上昇、売買高増加により今3月期第1四半期(1Q)業績が、V字回復し、これを受けて東洋経済会社四季報夏号では軒並み増配を観測しており、8月の超閑散相場から9月の活況相場に一変している相場環境下、今後も証券株全般に下値から増配催促の買い物が再燃する展開も想定される。

 極東証券は、業績そのものが証券市場の動向に左右され、証券市況の好・不調により大きく変動されるとして、業績・配当予想を開示せず未定としており、これに代わって四半期決算の速報値を期末から10営業日以内に開示することを業績開示の基本方針としている。前3月期は、この決算速報値の開示に先立って今年3月に期末配当を発表するとともに、業績速報値の開示とともにさらに期末配当の再増配を発表、年間配当を82円(前々期実績40円)とし、株価は、2カ月弱で5月の年初来高値2225円まで2割高した。

 今期1Q業績も、前年同期比4.2倍経常増益、4.0倍純益増益とV字回復、1Qの1株利益は、3カ月で114.65円を稼ぎ出しており、その後は7月、8月と閑散相場が続いたものの、連結配当性向を50%以上とする同社の配当政策から増配が期待されている。東洋経済会社四季報夏号では、今期年間配当を85〜90円と観測している。全般相場の動向次第で5月相場の再現期待を高めよう。(本紙編集長・浅妻昭治)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 10:34 | 編集長の視点

【編集長の視点】ファーストリテイは反落、8月の月次既存店売上高好調も利益確定売り優勢

<銘柄ウオッチ>

編集長の視点 ファーストリテイリング<9983>(東1)は、50円高の3万4100円と5営業日続伸して寄り付いたあと、600円安と売られ反落している。前日3日大引け後に8月度の国内ユニクロ事業の売上推移速報を発表、既存店売上高が、2009年10月以来、3年10カ月ぶりの高い伸びになったが、日経平均株価が、134円安と反落してスタートしたことから、先物売買に絡む裁定取引も意識され利益確定売りが優勢となっている。

 8月の月次売上高は、既存店が、前年同期比28.9%増と今年5月以来4カ月連続で前年同月を上回り、このプラス幅は、2009年10月の35.7%増以来となる。この既存店売上高に直営店とダイレクト販売を加えた合計でも、34.2%増と同じく4カ月連続のプラスとなるとともに、2009年10月の47.7%増以来の伸び率となった。2009年10月は、気温が低く推移し、冬物商品の「フリース」、「ヒートテック」が大ヒットした月となっている。

 8月の3年10カ月ぶりの高い伸びは、高い気温が続きキャンペーン商品を中心に夏物販売が好調に推移したことが要因となった。これで同社の今8月期の国内ユニクロ事業の通期売上高は、既存店が、前年同期比7.3%増と3期ぶりにプラス転換し、合計では10.5%増と続伸しており、今年4月に上方修正した今8月期通期業績の再上ぶれ修正にも期待をつなぐ。

 株価は、4月の業績上方修正で年初来高値4万4400円まで1万円高し、その後は月次売上高のプラス・マイナスや裁定取引思惑などで3万円台央のもみ合いが続いた。信用倍率1倍台の信用好需給も交錯し、下値では強弱感が綱引きしよう。(本紙編集長・浅妻昭治)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 10:27 | 編集長の視点