[編集長の視点]の記事一覧
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記事一覧 (08/07)【編集長の視点】いすゞは1Q営業益が観測報道値超え過去最高も急速な円高進行を嫌い急反落
記事一覧 (08/07)【編集長の視点】サントリー食品インターナショナルは急反落、直近直接上場株は好決算も全般相場急落が響き軒並み安
記事一覧 (08/07)【編集長の視点】メディアスホールディングスは三角保ち合い煮詰まる、割安修正へ上放れ余地
記事一覧 (08/06)【編集長の視点】スカパーJは株式分割の権利取りに内需割安株買いが加わり反発
記事一覧 (08/06)【編集長の視点】アシックスは業績上方修正・最高純益更新も利益確定売りが交錯しもみ合い
記事一覧 (08/06)【編集長の視点】品川リフラは安値水準から急反発、固定資産売却・業績上方修正株2社に含み資産株買いが増勢
記事一覧 (08/06)【編集長の視点】イーピーミントは株式分割・期末配当の権利取り妙味
記事一覧 (08/05)【編集長の視点】エイジスは1Q赤字縮小で通期V字回復純利益を見直し下げ過ぎ修正余地
記事一覧 (08/05)【編集長の視点】「クルマとエレキの駆け比べ」で市場コンセンサスを下回るエレキ株にもキャッチアップを期待=浅妻昭治
記事一覧 (08/05)【編集長の視点】ワールドインテックは2Q業績上方修正をテコに割安株買いが膨らみ3連騰
記事一覧 (08/05)【編集長の視点】トヨタは業績上方修正、ADR大幅高も円高反転が響きもみ合い
記事一覧 (08/05)【編集長の視点】ファーストリテイは反落、月次業績敏感株は利益確定売りが交錯して5勝5敗
記事一覧 (08/02)【編集長の視点】クルーズは1Q業績上ぶれ期待に株式分割の権利取りが加わり急反発
記事一覧 (08/02)【編集長の視点】ソニーは1Q純利益が黒字転換、市場予想を下回るがADR高が支援して急続伸
記事一覧 (08/02)【編集長の視点】スズキは続急伸、業績上方修正10銘柄は高安マチマチの9勝1敗と高勝率
記事一覧 (08/02)【編集長の視点】東洋合成は下げ過ぎ訂正高期待
記事一覧 (07/31)【編集長の視点】エー・ピーカンパニーは6次産業化ファンドの再評価でTPP関連人気を高め続伸
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2013年08月07日

【編集長の視点】いすゞは1Q営業益が観測報道値超え過去最高も急速な円高進行を嫌い急反落

<銘柄ウオッチ>

編集長の視点 いすゞ自動車<7202>(東1)は、58円安の688円と急反落している。前日6日大引け後に今3月期第1四半期(1Q)決算を発表、今年8月5日付けの観測報道値を上回り、大幅続伸して四半期業績として過去最高を更新したが、きょう朝方の為替相場で、1ドル=97円台前半と急速な円高が進んだことを嫌い利益確定売りが先行している。

 1Q業績は、前年同期比7%増収、58%営業増益、63%経常増益、27%純益増益と伸び、期初予想の第2四半期(2Q)累計業績に対する利益進捗率も、55%強と目安の50%を上回った。営業利益は、観測報道値を約15億円上回った。

 国内販売台数が、前年同期のエコカー補助金による需要増加の反動減で154台減の1万3439台となり、海外販売台数も、タイのピックアップトラックの好調な販売や中近東・北米地域の堅調推移で欧州・中国・中南米地域の需要減少をカバーして439台減の10万8056台にとどめ、円高是正による増収で利益が押し上がり、引き続き合理化を推進したことなどが要因となった。

 2Q累計・3月通期業績は期初予想に変更はなく、通期純利益は、1150億円(前期比19%増)と連続の過去最高更新を見込み、市場コンセンサスをほぼクリアする。

 株価は、今期業績の連続最高純益予想をテコに年初来高値918円まで3割高し、円高反転・全般相場急落とともに上げ幅を上回って630円まで大幅調整、3分の1戻し水準までリバウンドした。PERは10倍台と割安であり、下値からは下げ過ぎ訂正買いの再燃も想定される。(本紙編集長・浅妻昭治)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 10:18 | 編集長の視点

【編集長の視点】サントリー食品インターナショナルは急反落、直近直接上場株は好決算も全般相場急落が響き軒並み安

<マーケットトーク>

編集長の視点 サントリー食品インターナショナル<2587>(東1)は、155円安の3485円と変わらずを含めて7営業日ぶりに急反落して始まっている。前日6日大引け後に発表した上場後の初決算となる今12月期第2四半期(2Q)累計業績が、2ケタの増収増益で着地したが、きょう7日の日経平均株価が、351円安と急反落してスタートしていることが響き、7月12日につけた上場来高値3785円を前に利益確定売りが先行している。

 同社の急反落は、このところ好決算評価などで強含んでいた今年2013年に東証第1部に直接IPO(新規株式公開)された3銘柄にも波及、タマホーム<1419>(東1)が、24円安の1073円と急反落したあと前日終値を挟んでもみ合い、ブロードリーフ<3673>(東1)が、72円安の1688円と3日続落、鴻池運輸<9025>(東1)が、16円安の1340円と反落するなど軒並み安となっている。

 サントリーBFの2Q累計業績は、前年同期比10%増収、25%経常増益、95%純益増益となった。国内セグメントは、「BOSS」、「伊右衛門」などの重点ブランドを強化するとともに新商品や小容量サイズ商品の販売活動を推進し、国際セグメントも、タイ、ニュージーランド、ベトナムなどの現地子会社の販売が堅調に推移したことが要因となった。12月通期業績は、今年7月3日のIPO時の予想に変更はなく、純利益は、350億円(前期比49%増)と見込んでいる。

 株価は、公開価格3100円に対して3120円で初値をつけ、MSCI(モルガン・スタンレー・キャピタル・インターナショナル)株価指数組み入れや猛暑関連人気などで上場来高値まで買い進まれたあと同安値3340円まで調整、東証株価指数(TOPIX)算入に伴うTOPIX連動型ファンドの買い需要発生の需給思惑も高まり再度の上値追いとなった。TOPIX算入は、これから本番を迎えるだけに、下値では強弱感の綱引きが続こう。(本紙編集長・浅妻昭治)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 10:15 | 編集長の視点

【編集長の視点】メディアスホールディングスは三角保ち合い煮詰まる、割安修正へ上放れ余地

<銘柄ウオッチ>

編集長の視点 メディアスホールディングス<3154>(JQS)は、25日移動平均線水準での三角保ち合いが煮詰まっており、上放れる展開を強めそうだ。このキッカケとなりそうなのが、来週8月14日に予定している6月期決算の発表で、前期業績の上ぶれ着地、今期業績の続伸予想が引き金となろう。

 同社の前2013年6月期業績は、今年5月に発表した第3四半期決算が大幅続伸し、利益が、すでに期初予想の経常利益を3億2700万円、純利益を2億300万円それぞれ上回ったことで、上ぶれ着地期待が高い。期初予想の通期純利益は、6億7800万円(前期比51%増)と3期ぶりの過去最高更新を見込んでいたが、さらに更新幅を伸ばすとみられる。高付加価値商品の提案営業や首都圏エリアの営業を強化、内視鏡や放射線機器の備品販売が好調に推移し、消耗品も、新規取引商品の販売が堅調に推移、売上原価率の低減に取り組んだことなどが寄与している。

■前期に続き今6月期も好調期待

 続く2014年6月期業績も、今年7月に連結子会社化した秋田医科器械店(秋田県秋田市)の寄与などから、東洋経済会社四季報夏号では、純利益を9億5000万円と観測しており、来週14日の決算発表が待たれることになる。

 株価は、今年2月の2013年6月期第2四半期累計業績の上方修正や秋田医科器械店の株式取得などで年初来高値3915円をつけ、ほぼ往って来いの2140円まで調整、調整幅の3分の1戻し水準の25日線で三角保ち合いに煮詰まり感を濃くしている。PER11倍台の割安修正で上放れが期待される。(本紙編集長・浅妻昭治)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 09:57 | 編集長の視点
2013年08月06日

【編集長の視点】スカパーJは株式分割の権利取りに内需割安株買いが加わり反発

<銘柄ウオッチ>

編集長の視点 スカパーJSATホールディングス(スカパーJ)<9412>(東1)は、900円高の5万3000円と反発し、7月19日につけた年初来高値5万4800円を意識する動きを強めている。今年9月30日を基準日に予定している株式分割権利取りの買い物が再燃しており、7月31日に発表した今3月期第1四半期(1Q)業績が、増益転換し3月通期業績に対して順調な進捗率を示したことを見直し内需割安株買いも強めている。

 株式分割は、全国証券取引所が進めている「売買単位集約計画」の趣旨に鑑みて同社の売買単位を100株とするために実施するもので、1株を100株に分割するとともに、10月1日を効力発生日に単元株式数を100株とする単元株制度も採用する。株価は、この株式分割と今期業績の増益転換予想で5万円台を回復する歓迎高となった。

 一方、今期1Q業績は、前年同期比5%増収、6%経常増益、2%純益減益となり、3月通期業績対比の利益進捗率は31%と目安の25%を上回った。今年6月末に「プレミアムサービス光」の標準画質サービス終了による一時的解約の影響をハイビジョンを中心としたH.264方式への移行によりカバーして約3万2000件の新規加入の純減に止め、加入者の月額視聴料の平均単価が1938円(前年同期1738円)にアップ、衛星寿命保険料が減少したことなども寄与した。

 3月通期業績は、8月以降に「AKB48時間一挙放送」など音楽ライブ・スポーツを中心に強力コンテンツを編成することなどから期初予想に変更はなく、純利益を100億円(同3%増)と続伸を予想、配当も1200円の安定配当を予想している。

 株価は、株式分割歓迎で回復した5万円台から全般急落相場に巻き込まれて4万1600円安値まで調整したが、下げ過ぎ訂正と分割権利取りでリバウンド、高値もみ合いを続けている。PERは17倍台、PBR0.9倍、配当利回りは2.2%となお割安であり、株式分割権利取り妙味を示唆している。(本紙編集長・浅妻昭治)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 10:52 | 編集長の視点

【編集長の視点】アシックスは業績上方修正・最高純益更新も利益確定売りが交錯しもみ合い

<銘柄ウオッチ>

編集長の視点 アシックス<7936>(東1)は、7円高の1775円と4営業日続伸して始まったあと、38円安と売られるなど前日終値を挟むもみ合いに変わっている。前日5日大引け後に今3月期第1四半期(1Q)決算の開示と同時に、第2四半期累計・3月通期業績の上方修正を発表、通期純利益が、7期ぶりに過去最高を更新するが、市場コンセンサスにやや未達で、4月11日につけた年初来高値1876円を視界に捉えてきただけに、利益確定売りも交錯している。

 業績上方修正のうち3月通期業績は、期初予想より売り上げを100億円、経常利益を20億円、純利益を10億円それぞれ引き上げ、純利益は、145億円(前期比5%増)と期初の減益転換予想が連続増益に変わり、2007年3月期の過去最高(138億7800万円)を更新する。為替レートが、当初前提より円安で推移し、海外子会社が、米州、欧州、オセアニアとも、ランニングシューズが好調に推移し売り上げを拡大させていることが要因となった。ただ純利益は、市場コンセンサスに約9億円届かない。

 株価は、今年2月の前期業績の上方修正で年初来高値まで350円高し、高値もみ合いから全般相場急落の悪地合い下で1332円までほぼ往って来いの調整となり、2020年のオリンピック招致活動関連思惑などで25日移動平均線を下値支持ラインに1700円台まで持ち直した。PER・PBR評価とも割高だが、下値では今年9月に2020年オリンピックの開催都市が、東京都に決定されることを期待、先取りする関連株買いも続こう。(本紙編集長・浅妻昭治)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 10:11 | 編集長の視点

【編集長の視点】品川リフラは安値水準から急反発、固定資産売却・業績上方修正株2社に含み資産株買いが増勢

<マーケットトーク>

編集長の視点 品川リフラクトリーズ<5351>(東1)は、7円高の198円と急反発し、6月27日につけた年初来安値182円に並ぶ安値水準から底上げしている。前日5日大引け後に今3月期第1四半期(1Q)決算の発表とともに、保有土地の売却益により通期純利益を上方修正、期初の減益転換予想が連続増益となることを手掛かりに内需関連の割り負け含み資産株買いが再燃している。

 前日5日には同社株のほか、三井倉庫<9302>(東1)も、固定資産の売却による3月通期純利の上方修正を発表しており、同修正を発表した前日後場取引時間中に売買高を急増させ529円まで42円高した。きょう6日も、4円高の514円と4営業日続伸している。両社株は、かつての資産バブル相場当時には、倉庫や旧本社などの所在地を手掛かりにする「ウオーターフロント株」として含み資産株人気を高めた共通実績を持っている。

 品川リフレの純利益の上方修正は、海外子会社の保有土地の売却益計上を要因としており、第2四半期累計・3月通期純利益とも期初予想より9億円引き上げ、通期純利益は、32億円(前期比24%増)と続伸し、1996年3月期の過去最高(34億7500万円)に肉薄する。

 株価は、今期業績の減益転換予想で205円と売られ、いったん年初来高値235円までリバウンドしたが、全般相場急落で年初来安値182円まで突っ込んだが、下げ過ぎとして200円台を回復して、小幅圏内でもみ合っている。純利益上方修正でPERは5倍台と割安となり、PBRも0.4倍と割り負けており、高値抜けから2011年3月以来の300円台回復を目指そう。(本紙編集長・浅妻昭治)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 09:43 | 編集長の視点

【編集長の視点】イーピーミントは株式分割・期末配当の権利取り妙味

<銘柄ウオッチ>

編集長の視点 イーピーミント<6052>(JQS)は、今年9月30日を基準日に株式分割を予定しており、来2014年9月期業績の増益転換観測が強まっていることから期末配当55円とともに権利取り妙味を示唆している。25日移動平均線水準での三角保ち合いが煮詰まっており、今年3月に綜合臨床ホールディングス<2399>(東1)グループの綜合臨床サイエンス(東京都新宿区)と業務提携した際の急騰劇の再現思惑も高まろう。

 株式分割は、1株当たりの投資金額を引き下げ同社株式の流動性の向上を図ることを目的に実施するもので、1株を2株に分割する。株価は、この分割を歓迎して2600円まで200円高し、その後は、上下の振幅が狭まり三角保ち合いを続けている。
 
■来期業績の増益転換観測

 同社の今9月期業績は、今年4月に下方修正され、通期純利益は、期初予想の5億8100万円から1億7500万円(前期比54%減)へ引き下げられ前期の過去最高からは減益転換する。主力のSMO(治験施設支援機関)事業で、がん領域などの比較的高難度の案件は堅調に推移したが、生活習慣病などのクリック主体の大型案件が減少、新規受注案件が期初予想を下回り、今後の開発・新規案件受注に備えて前倒しで人員を増員したことなどが要因となった。業績下方修正につれ配当も、期初予想の65円を55円に引き下げ、前期並みとする。

 これに対して来2014年9月期業績は、増益転換観測が有力となっている。前期上期に受注が底打ちし、下期には全社的な労務費・経費の削減を進め、さらに来期には人員増加効果による大型案件の寄与や綜合臨床サイエンスとの提携効果などが期待されるためで、東洋経済会社四季報夏号では、純利益は、3億4000万円のV字回復が観測され、配当も55〜65円と増配含みにあることを示唆している。

 株価は、業績下方修正に全般相場急落も重なって年初来安値1946円まで突っ込み、提携先親会社の綜合臨床HDの東証1部指定替え人気の波及などで2688円の戻り高値をつけ三角保ち合いに煮詰まり感を強めている。株式分割・期末配当の権利取りで一段の戻りを試そう。(本紙編集長・浅妻昭治)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 07:42 | 編集長の視点
2013年08月05日

【編集長の視点】エイジスは1Q赤字縮小で通期V字回復純利益を見直し下げ過ぎ修正余地

<銘柄ウオッチ>

編集長の視点 エイジス<4659>(JQS)は、今年7月30日に発表した今3月期第1四半期(1Q)業績が、連続赤字で着地したことから、25日移動平均線を割って下値もみ合いを続けているが、明らかに下げ過ぎである。この赤字計上は、同社の主力事業の季節的な会計特性によるもので、赤字幅が、前年同期より縮小していることをむしろポジティブに評価し、3月通期純利益のV字回復を予想していることや、年間45円の高配当を安定継続していることを見直して割安修正買いが再燃する可能性が強いためだ。

 同社の主力事業の流通小売業向けの国内棚卸サービスは、顧客先の流通小売業の棚卸が、第1四半期、第3四半期は閑散期となり、決算が集中する第2四半期、第4四半期は繁忙期となる会計特性がある。

 このため今期1Q業績も連続赤字となったが、赤字幅は、経常利益が、前年同期の3億3500万円の赤字から2億3600万円の赤字、純利益も、同じく2億3700万円の赤字から1億7900万円の赤字と縮小した。国内棚卸サービスで棚卸閑散期の業容拡大に努めて既存顧客の受注増とその他流通業周辺サービスの新規顧客の開拓を進め、売り上げが6.9%増となり、海外棚卸サービスでも、売り上げが増加傾向で推移、多くの海外子会社が、創業赤字を縮小させていることなどが要因となっている。

 3月通期業績は、期初予想に変更はなく、作業効率をアップさせる新システム・オペレーションを導入、海外棚卸サービスでも、アジアへの新規出店を加速している流通小売各社の需要を取り込み増益転換、純利益は、7億4400万円(前期比72%増)とV字回復を見込んでいる。

 株価は、今期業績のV字回復予想で窓を開けて年初来高値1688円まで7割高、全般相場急落にツレ安して窓を埋める調整をして25日線にサポートされて下値を切り上げてきた。その下値支持線を試すもみ合いとなっているが、PERは8倍台、PBRは0.8倍、配当利回りは3.3%と下げ過ぎを示唆している。高値奪回に再発進しよう。(本紙編集長・浅妻昭治)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 15:51 | 編集長の視点

【編集長の視点】「クルマとエレキの駆け比べ」で市場コンセンサスを下回るエレキ株にもキャッチアップを期待=浅妻昭治

<マーケットセンサー>

編集長の視点 「ウサギ」と「カメ」の駆け比べは、子どもでも知っているイソップ寓話である。快足自慢のウサギが、余裕の余りに途中で一眠り、鈍足ながら着実に歩みを進めたカメにゴールに先着された逆転劇から、自信過剰、油断大敵を戒める教訓はお馴染みである。このウサギとカメを現在の株式相場に例えるなら、ウサギは「クルマ(自動車・輸送株)」、カメはエレキ(電機・精密株)」とするのに、そう異論は多くないだろう。

 まず株価的に業種別の東証株価指数でみても、両セクターとも、今年5月の高値から6月安値まで約18%の下落をしているが、この安値からのリバウンド率は約2倍の格差がある。クルマ株では、波乱相場を乗り切って史上最高値を更新した富士重工業<7270>(東1)などのサブライズ銘柄も飛び出した。

 また実態面でも、折からの3月期決算会社の4〜6月期(第1四半期、1Q)決算でも、クルマとエレキの業績推移には、やはり快足、鈍足の違いが如実に現れている。クルマでは上方修正銘柄のウエートが高いのに対して、エレキは上方修正銘柄は少数派で、エレキ株に含めるとブーイングが起こりそうだが、キヤノン<7751>(東1)のように下方修正する銘柄まで混在した。

 それに株価的にも業績的にも、セクター全般を牽引するリーダー株の存在でも大きな開きがある。クルマでは、前週末2日に今3月期業績を上方修正したトヨタ自動車<7203>(東1)が、米国市場で同社のADR(預託証券)が、大幅高したことから、いずれ遠からず年初来高値を更新すると想定され、クルマ全体への好波及はまず間違いのないところである。ここでも今期業績を上方修正した富士重が、補助エンジンの働きをすることは想像に難くない。

 これに対してエレキは、パナソニック<6752>(東1)にしろ、ソニー<6758>(東1)にしろ、まだビジネスモデルの転換期・再建途上にあって1Q業績は、続伸・増益転換したにしろ、まだソフトとハードをひっくるめたワールドワイドの競争に勝ち残れる展望は開けていない。業績を上方修正した日本電産<6594>(東1)やスマホ向けの高付加価値部品が好調な村田製作所<6981>(東1)などでセクター全体をリ−ドできるかといえば、個別選別物色にとどまる可能性が捨てきれない。実際にエレキ株の1Q業績は、円安効果で回復したが、市場コンンセンサスを下回る銘柄が多数派で、期初予想を据え置いた3月通期業績も、市場コンセンサスに未達となっている。

 とくにこの市場コンセンサスが、曲者である。例えばソニーは、1Q業績がV字回復して市場コンセンサスを上回って100円高したが、期初予想を据え置いた通期利益が市場予想に届かないことが響いて、急速に上げ幅を縮めてしまった。ソニーと同時に1Q決算の発表とともに今期業績を上方修正し、それでも通期業績が市場コンセンサスに未達となったスズキ<7269>(東1)が、ほぼ高値引けとなったのとは対照的な株価推移となった。

 こうなると、エレキ(カメ)が、クルマ(ウサギ)を逆転し、ゴールに先着する(ハイリターン)ことなど、イソップ寓話のなかだけの夢物語ということになる。相手は、名だたるトヨタ自動車である。途中で一眠りすることなどまるで想定外である。しかしである。諦めるのはまだ早い。「逆もまた真」の逆転の発想をしてみることで、まるで百八十度異なる投資戦略が浮上することになる。市場コンセンサスを逆手に取るのである。

 市場コンセンサスを下回ったことは、逆に現実の企業業績が、期の進行とともに市場コンセンサスとのかい離を修正する可能性を示唆していることでもあると見直すのである。実際に今年4〜5月の3月期決算発表時にも、こうした市場コンセンサス未達銘柄を業績上方修正余地銘柄と位置づけ、この上位のクルマ株のトヨタや富士重などを買い上げたからである。この発想に立てば、歩みの遅いエレキ株も十分に投資対象銘柄に仲間入りすることになり、逆張りも一考余地があることになるわけだ。(本紙編集長・浅妻昭治)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 15:41 | 編集長の視点

【編集長の視点】ワールドインテックは2Q業績上方修正をテコに割安株買いが膨らみ3連騰

<銘柄ウオッチ>

編集長の視点 ワールドインテック<2429>(JQS)は、13円高の505円と3営業日続伸している。今年7月31日に8月6日発表予定の今12月期第2四半期(2Q)累計業績を上方修正したことをテコに割安株買いが増勢となっており、テクニカル的にも、価格帯別売買高動向から7月25日につけた戻り高値505円に顔合わせしたことで、年初来678円にキャッチアップする展開への期待も高めている。

 2Q累計業績は、期初予想より売り上げを20億9700万円、経常利益を6億400万円、純利益を3億4600万円それぞれ引き上げ、純利益は、5億2400万円(前年同期比5.1倍)とV字回復をより鮮明化する。3つのコアビジネスが、いずれも順調に推移したことが要因で、人材・教育ビジネスでは、新規大型案件の立ち上げが緩やかに推移して先行投資幅が縮小され、情報通信ビジネスでは、携帯電話・スマートフォンの総販売台数が期初予想より伸長、不動産ビジネスでは、一部物件を宅地区画分譲から一括売却に変更して売り上げ計上が前倒しとなり、来期に完成する物件の販売計画が、6月から7月に変更、販売促進費の発生が下期にズレ込む。

 2Q累計業績は、上方修正の結果、期初予想の12月通期業績に対して経常利益で66%、純利益で73%の進捗率と目安の50%を大きく上回ったが、これは不動産ビジネスの期ズレを要因としているためとして12月通期業績は期初予想を変更せず、経常利益17億9300万円(同39%増)、純利益7億1200万円(同8%増)と予想、経常利益は、2007年12月期の過去最高(13億4500万円、17億7200万円)を更新する。

 株価は、年初来高値678円から全般相場急落の悪地合い下、同安値330円まで調整した。この半値戻しの500円近辺では、調整途上、リバウンド途上のいずれでも売買高が増加、価格帯別売買高でピークとなっており、このゾーンを上抜けば高値までは戻り売りも希薄化する。8月6日の2Q累計業績発表を先取り、PER11倍台の割安修正好機となろう。(本紙編集長・浅妻昭治)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 10:41 | 編集長の視点

【編集長の視点】トヨタは業績上方修正、ADR大幅高も円高反転が響きもみ合い

<銘柄ウオッチ>

編集長の視点 トヨタ自動車<7203>(東1)は、70円高の6500円と3営業日続伸してスタートしたあと、50円安と伸び悩むなど前週末終値を挟むもみ合いを続けている。

 前週末2日大引け後に今3月期第1四半期(1Q)決算の開示に合わせて、3月通期業績の上方修正を発表し、前週末の米国市場で同社ADR(預託証券)が、東京市場の終値に対して219円高(円換算値)で引けて帰ってきたが、きょう朝方に為替相場が、米雇用統計が市場予想を下回り1ドル=98円台へ円高反転したことなどが響いて利益確定売りが交錯している。

 3月通期業績は、期初予想より売り上げを5000億円、営業利益と税引前純利益を各1400億円、純利益を1100億円それぞれ引き上げ、営業利益は、1兆9400億円(前期比46%増)、純利益は、1兆4800億円(同53%増)と連続増益幅を拡大する。ただ市場コンセンサスに対しては、それぞれ約4500億円、約約2300億円下回る。

 業績上方修正は、通期車両販売台数を期初予想の910万台(同2.5%増)と据え置いたが、為替レートが、1Qに1ドル=99円(前年同期は80円)、1ユーロ=129円(同103円)と円安になって2600億円の円安効果が発生、このほか原価改善効果700億円なども上乗せ、通期為替レートを期初予想の1ドル=90円から92円、1ユーロ=120円から122円に円安方向で見直したことが要因となる。

 株価は、今年5月の3月期決算発表時に今期予想業績が市場コンセンサスを下回ったが、前期業績が期中の2回の上方修正値を上回ってV字回復したことを評価して年初来高値6760円をつけ、世界的な金融市場の波乱が波及して5360円まで調整、調整幅の3分の2戻し水準まで持ち直してきた。PERは13倍台と割安であり、為替相場の動向次第では下値から年初来高値抜けから2007年2月の上場来高値8350円を目指す展開も想定範囲内となる。(本紙編集長・浅妻昭治)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 10:23 | 編集長の視点

【編集長の視点】ファーストリテイは反落、月次業績敏感株は利益確定売りが交錯して5勝5敗

<マーケットトーク>

編集長の視点 ファーストリテイリング<9983>(東1)は、400円安の3万5200円と3営業日ぶりに反落して始まっている。前週末2日大引け後に今年7月度の国内ユニクロ事業の売上推移速報を発表、既存店が前年同期の落ち込みからプラス転換し、局地的な豪雨などの悪天候をハネ返したが、きょう5日に日経平均株価が、円高反転を嫌い188円安と反落してスタートしたことが響き利益確定売りが先行している。

 前週末2日は、取引時間中に6社、大引け後に同社株を含めて4社が、7月度の業績速報値を発表、取引時間中の6社は大引けにかけて買い評価され、きょう5日は、カカクコム<2371>(東1)が30円高の3660円、カブドットコム証券<8703>(東1)が7円高の562円、トップカルチャー<7640>(東1)が1円高の435円、WOWOW<4839>(東1)が、9000円高の38万4000円とそれぞれ続伸しているほかは反落している。大引け後に発表した4社も、アークランドサービス<3085>(JQS)が、8円高の2103円と続伸し、スズデン<7480>(東1)が、8円安の502円、既存店売上高が、5カ月ぶりにマイナスとなったユナイテッドアローズ<Uアローズ、7606>(東1)が、145円安の4560円と反落し、全体で5勝5敗となっている。

 Uアローズの既存店マイナスは、6月末にセールをスタートさせ、セール需要が、前月6月に前倒しで発生したことが要因となった。また、8月1日に同業他社のポイント<2685>(東1)が発表した7月度売上高は、局地的な豪雨などで客足が伸びず、既存店・全店ともマイナスとなり、前週末2日の株価は、160円安と売られたあと変わらずで引けていた。

 ファーストリテイの7月度売上は、既存店が前年同月比5.5%増とプラス転換し、これに直営店、ダイレクト販売を加えた合計でも10.0%増と続伸、いずれも3カ月連続の増加となった。前年同月の既存店売上高は、気温の低下が影響してマイナスとなったが、今年7月は、天候に恵まれ夏物商品を中心に販売が好調に推移したことが要因となった。

 株価は、5月の年初来高値4万4400円から今年7月に発表した今8月期第3四半期営業利益(3カ月分)が、減益となって市場コンセンサスを下回ったことを嫌い3万3000円まで売られ、先物取引に絡む裁定売買思惑で25日移動平均線を試すもみ合いを続けている。信用取組倍率も1.3倍と拮抗しており、強弱感の綱引きが続きそうだ。(本紙編集長・浅妻昭治)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 10:02 | 編集長の視点
2013年08月02日

【編集長の視点】クルーズは1Q業績上ぶれ期待に株式分割の権利取りが加わり急反発

<銘柄ウオッチ>

編集長の視点 クルーズ<2138>(JQS)は、1万3000円高の35万5000円と5日ぶりに急反発している。新作ソーシャルゲームがヒットしていることを見直し、8月5日に発表を予定している今3月期第1四半期(1Q)決算への期待を高めてコンテンツ関連株人気を再燃させているもので、今年9月30日を基準日に実施する株式分割(1対100)の権利取りも加わっている。ただ高値後は、利益確定売りも交錯し前日終値を挟むもみ合いに変わっている。

 同社は、スマートフォン版の「Mobage」ランキングの上位を占める「アヴァロンの騎士」、「神魔×継承!ラグナブレイク」などを主力タイトルとしているが、昨年12月に配信を開始した「Mobage」向けの「HUNTER×HUNTER バトルコレクション」が、今年7月に登録会員数で100万人を突破するヒットとなり、さらに「GREE」向けでも新作ゲーム「HUNTER×HUNTER トリプルスターコレクション」の配信を開始した。このため8月5日発表予定の今期1Q業績への期待を高めている。同社の今期予想業績は、グローバル化が進み急速に変化するゲーム・マーケットで長期の業績予想を立てることは難しく、不明瞭な数字で投資家を混乱させないためとして、直近の4半期の1Q業績予想のみを開示した。1Q業績は、売り上げ53億円(前年同期比2.3倍)、営業利益14億円(同3.9倍)、経常利益14億円(同3.9倍)、純利益8億4000万円(同4.0倍)とV字回復を見込んだが、上ぶれ着地期待も高まっている。

 株価は、株式分割に続いて発表した今期1Q業績のV字回復予想で3日連続のストップ高を交えて上場来高値62万4000円をつけ、全般相場と新興市場の急落にツレ安して24万8600円まで調整、株式分割の権利取りも根強く続いて48万6000円の戻り高値までリバウンド、25日移動平均線水準でもみ合いを続けている。一段の戻りにトライしよう。(本紙編集長・浅妻昭治)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 11:26 | 編集長の視点

【編集長の視点】ソニーは1Q純利益が黒字転換、市場予想を下回るがADR高が支援して急続伸

<銘柄ウオッチ>

編集長の視点 ソニー<6758>(東1)は、85円高の2189円と急続伸している。前日1日大引け後に今3月期第1四半期(1Q)決算を発表、純利益が黒字転換して着地し、3月通期業績については売り上げを期初予想から上方修正したものの利益を据え置きとし、市場コンセンサスを下回ったが、前日の米国市場で、NYダウが急反発して円高が進み、同社ADR(預託証券)が、東京市場の終値に対して83円高(円換算値)で引けたことも支援し買い増勢となっている。

 1Q業績は、前年同期比13%増収、5.7倍営業増益、4.9倍税引前増益とV字回復し、純利益は、34億8000万円(前年同期は246億4100万円の赤字)と黒字転換した。為替レートが、前年同期の1ドル=80.2円から98.7円、1ユーロ=103円から128.9円とそれぞれ円安となり、この好影響にスマートフォンが好調に推移したモバイル・プロダクト&コミュニケーション分野の大幅な損益改善やリストラ効果による12四半期ぶりのテレビ事業の黒字転換、金融分野の大幅増益、さらに子会社が保有していた音楽出版カタログの売却益103億円も加わりV字回復し、純利益は、構造改革費用が前年同期に比べて66億円減少して黒字転換した。

 3月通期業績は、為替レートを期初予想の1ドル=90円前後、1ユーロ=120円前後からそれぞれ100円前後、130円前後に円安方向で見直し、売り上げを期初予想より400億円引き上げたが、利益は変更せず、純利益は、500億円(前期比16%増)と続伸を見込んでいる。ただ1Q利益の通期業績対比の進捗率は、6〜22%と目安の25%を下回り、通期純利益も、市場コンセンサス対して約60億円未達となる。

 株価は、業績評価そのものより同社株式を保有する米ヘッジファンドの映画・音楽のエンターテインメント事業の分離・上場提案に反応して年初来高値2413円をつけ、全般相場急落とともに1810円安値まで突っ込み、2000円大台を出没している。なお1株純資産2174円水準で強弱感の綱引きが続こう。(本紙編集長・浅妻昭治)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 10:19 | 編集長の視点

【編集長の視点】スズキは続急伸、業績上方修正10銘柄は高安マチマチの9勝1敗と高勝率

<マーケットトーク>

編集長の視点 スズキ<7269>(東1)は、147円高の2575円と続急伸して始まっている。前日1日大引け後に業績期待を高めていた今3月期第1四半期(1Q)決算とともに、第2四半期(2Q)累計・3月通期業績の上方修正を発表し、増額利益が市場コンセンサスを下回ったが、前日の米国市場でNYダウが、128ドル高と急反発して引け、円安も進んだ地合い好転を受けて、素直に業績増額をポジティブに評価する買い物が増勢となっている。

 前日大引け後に業績を上方修正した銘柄は、同社株を含めて10社に達したが、きょう2日の各社の株価は高安マチマチとなっている。

 コード順に記すと、エプコ<2311>(JQS)が28円高の1398円と3日ぶりに反発し、荒川化学工業<4968>(東1)が34円高の874と急続伸、有沢製作所<5208>(東1)が買い気配スタートで4日続伸、MCJ<6670>(東マ)が21円高の171円と急続伸、ニッチツ<7021>(東2)が1円高の161円と3日変わらずを挟んで反発し、ナカニシ<7716>(JQS)が100円高の1万3700円と続伸、日住サービス<8854>(東2)が6円高の217円と急反発、スペース<9622>(東1)が126円安の985円と急続落、技研興業<9764>(東2)が買い気配で始まって3日ぶりに急反発しており、全体では9銘柄が上昇(勝ち)し、1銘柄が下落(負け)する9勝1敗の勝率9割の高勝率となっている。

 3月期決算会社の1Q決算発表は、前々日31日をピークに続いているが、このなかで本来は買い材料となる業績の上方修正も、増額値が市場コンセンサスを上回るか下回るか、2Q累計業績のみか通期業績の上方修正を含むか、さらに増額要因が、為替の円安のみによるものか本業の好調推移によるものか、なども加わって株価評価が180度異なっており、引き続きこのウオッチは怠れない。

 スズキの業績上方修正は、通期前提の為替レートを期初予想の1ドル=90円から96円、1ユーロ120円から126円、1インドルピー=1.70円から1.65円へ変更し、設備投資を300億円減額したことで、世界4輪車販売台数を7万7000万台引き下げたことをカバーしたことが要因で、通期純利益は、期初予想より100億円引き上げ1000億円(前期比24%増)と続伸、前期の過去最高を連続更新するが、市場コンセンサスに約40億円届かない。

 株価は、前期業績の上方修正に今期業績続伸予想が続いて年初来高値2919円まで買い進まれ、全般相場急落の悪地合いで2051円まで調整、半値戻し水準でもみ合ってきた。PERは14倍台と割安であり、一段の戻りにトライしよう。(本紙編集長・浅妻昭治)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 10:07 | 編集長の視点

【編集長の視点】東洋合成は下げ過ぎ訂正高期待

<銘柄ウオッチ>

編集長の視点 東洋合成工業<4970>(JQS)は、6月25日に年初来安値373円と売られ、25日移動平均線水準で値固めをしているが、下値には下げ過ぎ訂正期待の買い物も続いている。年初来安値まで売られたのは、今3月期営業利益・経常利益の赤字転換、無配予想を引き金にしたが、この業績悪化は、過去2期間に積極化した設備投資によるもので想定範囲内とし、大型投資の収穫期入りも遠くないとの評価も定着しつつあるためで、PBR0.5倍の下げ過ぎ訂正が期待されている。
 
■今期赤字は過去2期間の積極投資によるもので想定内

 同社の設備投資は、2011年3月期の11億2600万円から2012年3月期に41億3200万円、2013年3月期に47億5500万円と拡大、過去2年間合計で約65億円と積極化した。香料工場建設に33億円、感光材生産設備増設に13億円、グリーンケミカル材料の淡路工場建設に19億円を投資した。この減価償却費は、前期では償却方法を定率法から定額法に変更して14億8400万円(前々期実績18億4100万円)と減少したが、今期は17億8900万円に増加して同社業績を下押す。 

 このため今期業績は、売り上げ160億円(前期比13%増)、営業利益2億円の赤字(前期は2億7100万円の黒字)、経常利益1億円の赤字(同1億3500万円の黒字)、純利益3000万円の黒字(同1億円の黒字)と見込み、配当も、前期の6円から無配転落を予想している。本業そのものは、感光材料部門では、フォトレジストなどの感光性材料が、半導体の微細加工技術の進化に対応して先端品比率が、前期末で前々期の32.5%から39.5%にアップし、淡路工場も、関西エリアにより集積している関連メーカー向けにリチウムイオン電池製造工程向けなどの溶剤の供給を開始、円安による原材料価格の上昇と為替差益メリットが交錯するなど順調に推移する。

 株価は、前期第3四半期業績が連続減益となったものの期初予想の通期業績を絶対額で上回ったことをテコに年初来高値まで350円高し、今期業績の赤字転落・無配予想で同安値まで380円安、25日線水準で値固めを続けている。下げ過ぎ訂正を試そう。(本紙編集長・浅妻昭治)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 07:07 | 編集長の視点
2013年07月31日

【編集長の視点】エー・ピーカンパニーは6次産業化ファンドの再評価でTPP関連人気を高め続伸

<銘柄ウオッチ>

編集長の視点 エー・ピーカンパニー<3175>(東マ)は、24円高の2494円と続伸し、7月1日につけた株式分割権利落ち後高値2670円を視界に捉えている。7月11日に設立した「エー・ピー6次産業化ファンド(エー・ピー投資事業有限責任組合)」を見直し、TPP(環太平洋経済連携協定)交渉参加の「攻めの農林水産業」関連の「アベノミクス」人気を高めているもので、今3月期純利益の連続過去最高更新予想もフォローの材料視されている。

 6次産業化ファンドは、生産した農水産物を付加価値を高めて直接消費者につなぐとともに、輸出産業化も図るために今年1月に官民共同出資で設立された農林漁業成長産業化支援機構と同社とが、出資金10億円で設立したもので、TPP参加に一歩踏み出したなかで「アベノミクス」の成長戦略の「攻めの農林水産業」の先兵として、日本の農林水産業の成長産業化と同社事業の拡大に大きく貢献する。

 もともと同社は、宮崎県などで地鶏や鮮魚などの生産者と直接提携し、自社の内外の外食店「塚田農場」、「四十八漁場」で販売する「生販直結モデル」を展開してきただけに、同ファンド設立が、さらに海外出店の加速など「和食」の国際化、農林水産業の輸出産業化への大きなステップとなる。

 今3月期業績も、国内の新規出店に加えて昨年11月にシンガポール1号店を出店した積極店舗政策や、食肉処理の加工センターなどの生産流通体制の強化も寄与して好調に推移、通期純利益は6億500万円(前期比40%増)と前期の過去最高の連続更新を見込んでいる。

 株価は、昨年9月に公開価格2350円で新規上場され3305円で初値をつけ12月に上場来高値5050円まで買い進まれ、株式分割(1対3)の権利を落とし、落ち後安値1385円から同高値2670円まで9割高して25日移動平均線水準でスピード調整中である。8月8日には今期第1四半期決算の発表を予定しており、好業績の再確認から高値奪回に再発進しよう。(本紙編集長・浅妻昭治)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 10:34 | 編集長の視点

【編集長の視点】フォスターは1Q業績がV字回復もサプライズなく利益確定売りで急反落

<銘柄ウオッチ>

編集長の視点 フォスター電機<6794>(東1)は、136円安の1726円と急反落している。前日30日大引け後に今3月期第1四半期(1Q)決算を発表、V字回復して市場コンセンサスを上回ったが、期待を高めた業績上方修正に至らずサプライズがないとして、5月22日につけた年初来高値1990円に迫る高値水準で利益確定売りが先行している。

 1Q業績は、前年同期比40%増収、3.1倍経常増益、6.1倍純益増益と伸び、期初予想の第2四半期(2Q)累計業績に対する利益進捗率も、52〜62%と目安の50%を上回った。市場コンセンサスも、経常利益が8億円強、純利益が6億円強オーバーした。

 薄型テレビなどのAV機器関連は引き続き厳しい状況が続いたが、スマートフォンや車載関連機器がグローバルに好調に推移、携帯電話用ヘッドセットなどの生産、出荷が好調に推移し、車載用スピーカ・スピーカシステムなどが、北米市場を中心に堅調に推移したことが要因となった。今期2Q累計・通期業績は期初予想に変更はなく、通期純利益は、48億円(前期比44%増)と続伸を見込み、ここでも市場コンセンサスをクリアする。

 株価は、今期業績の続伸・増配予想でストップ高を交えて年初来高値まで650円高し、全般相場急落とともに1403円までほぼ往って来いの調整となり、先行発表された米アップル社の4〜6月期決算では、利益は連続減益となったが、iPhone、iPadの販売台数が市場予想を上回ったことに反応し1700円台まで持ち直した。PERは8倍台、PBRは0.9倍と売られ過ぎを示唆しており、下値では下げ過ぎ訂正買いの再燃も見込まれる。(本紙編集長・浅妻昭治)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 10:12 | 編集長の視点

【編集長の視点】フォトクリエイトは最安値を前にもみ合う、7月IPOは4戦全勝もセカンダリーではなお波乱

<マーケットトーク>

編集長の視点 フォトクリエイト<6075>(東マ)は、28円高の2888円と続伸したあと、94円安と売り直されるなど前日ザラ場につけた上場来安値2760円を前にもみ合いを続けている。同社株は、今年7月10日に公開価格1670円で新規株式公開(IPO)され、上場2日目に公開価格の2.2倍の3775円で初値をつけ、上場来高値4260円まで買い進まれたが、最高値後のセカンダリーでは、IPO人気が一巡したあとに追撃材料もなく、上場来安値まで一貫して調整、下げ過ぎ訂正買いと見切り売りが交錯している。

 同社を含めて7月のIPO株は、前日公開のネクステージ<3186>(東マ)で予定の4社の上場が終了し、すべてが公開価格を上回って初値をつける「勝ち」の4戦4勝となり、昨年12月20日上場のシュッピン<3179>(東マ)以来、28銘柄連続の「負けなし」となった。7月の4銘柄の平均初値倍率も、6月(5銘柄IPO)の3.1倍は下回ったものの、2.1倍と高水準を維持した。

 ただ好調な初値形成とは対照的に、セカンダリーでは波乱展開する銘柄が目立った。7月10日に公開価格2600円でIPOされ、2倍の5210円で初値をつけ5900円まで買い進まれた夢展望<3185>(東マ)も、上場来安値2930円まで売られ、きょう31日も、47円安の2940円と反落して最安値目前となっている。これに対して7月3日に東証第1部に直接上場されたサントリー食品インターナショナル<サントリーBF、2587>(東1)は、初値こそ公開価格3100円をわずかに上回る3120円でつけたものの、その後、最高値3785円まで買い進まれ、きょうも30円高の3435円と続伸してもみ合い中段固めを続けるなど堅調な株価推移となっている。

 このセカンダリーの波乱展開は、今年6月26日に公開価格3200円でIPOされたリプロセル<4978>(JQG)にも顕著に現れている。同社株は、初値を公開価格比5.5倍の1万7800円でつけ、今年最大の初値倍率となり、iPS細胞人気で1万8610円と買い上げられたが、7月29日には上場来安値1万40円まで突っ込んだ。もっともこの安値をつけた前々日の29日には、8月31日を基準日にして1株を5株に分割する株式分割を発表、株価は、前日に1420円高と底上げをし、きょうは760円安の1万560円と急反落している。

 8月以降も、現在のところ2銘柄のIPOが予定されており、IPO株投資は、サントリーBFのように「小さく産んで大きく育てる」王道投資を選ぶか、それともリプロセルのように高人気化銘柄が突っ込んだ安値水準で追撃材料の出現を待つか、どちらがより好パフォーマンスにつながるか悩ましい問題もつきまとう。(本紙編集長・浅妻昭治)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 09:56 | 編集長の視点

【編集長の視点】 ブロードメディアは年初来の急騰相場再現を期待、クラウドゲーム関連人気強い

<銘柄ウオッチ>

編集長の視点 ブロードメディア<4347>(JQS)は、7月26日に開示した今3月期第1四半期(1Q)業績が赤字転落して、株価も下落し13週移動平均線水準での下値模索を続けているが、第4の成長エンジンとして位置付けている世界初の新時代クラウドゲーム機「G−cluster(ジークラスタ)」の積極推進が続いていることには変わりがなく、逆張り余地を示唆している。今年1月〜4月にも同様の業績展開から株価は逆にストップ高を交えて大化けの急騰劇を演じており、再現思惑が高まろう。

■1Qは増収、宣伝費投入で赤字、通期では大幅増益

 1Q業績は、売り上げが34億800万円(前年同期比8%増)と続伸したが、営業損益は1億4700万円の赤字(前年同期は7800万円の黒字)、経常損益が2億8300万円の赤字(同4800万円の黒字)、純利益が2億6900万円の赤字(同600万円の黒字)と落ち込んだ。この赤字転落は、コンテンツ事業が、前年同期の6579万円の営業黒字から7234万円の赤字に転落したことが大きな要因となっているが、クラウドゲーム機「ジークラスタ」を6月20日に発売、これに合わせてテレビCMの出稿やイベントを開催、この費用増加が利益を圧迫したことによる。

 「ジークラスタ」を発売して展開しているクラウドゲーム事業は、これまでとは異次元のゲーム配信事業で、サーバー側ですべてのゲームのプログラミング処理を行い、ゲームの初心者からマニアまで誰でも気軽に廉価にゲームを楽しむことが可能となるもので、第4の成長エンジンとして同社の業容の拡大につながる。このため3月通期業績は、期初予想に変更はなく、売り上げ170億円(前期比31%増)、営業利益4億円(同2.4倍)と見込んでいる。

 同社の株価は、前期第3四半期業績が赤字転落して103円と下ぶれ、4月には前期業績を下方修正したが、同時発表のクラウドゲーム事業開始を評価してストップ高、今年5月の年初来高値587円まで大化けをした。この再現思惑も底流しており、13週線割れの下値は逆張りも一考余地がありそうだ。(本紙編集長・浅妻昭治)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 08:52 | 編集長の視点