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記事一覧 (08/02)【編集長の視点】ソニーは1Q純利益が黒字転換、市場予想を下回るがADR高が支援して急続伸
記事一覧 (08/02)【編集長の視点】スズキは続急伸、業績上方修正10銘柄は高安マチマチの9勝1敗と高勝率
記事一覧 (08/02)【編集長の視点】東洋合成は下げ過ぎ訂正高期待
記事一覧 (07/31)【編集長の視点】エー・ピーカンパニーは6次産業化ファンドの再評価でTPP関連人気を高め続伸
記事一覧 (07/31)【編集長の視点】フォスターは1Q業績がV字回復もサプライズなく利益確定売りで急反落
記事一覧 (07/31)【編集長の視点】フォトクリエイトは最安値を前にもみ合う、7月IPOは4戦全勝もセカンダリーではなお波乱
記事一覧 (07/31)【編集長の視点】 ブロードメディアは年初来の急騰相場再現を期待、クラウドゲーム関連人気強い
記事一覧 (07/30)【編集長の視点】鴻池運輸は貸借銘柄選定を先取りし続伸業績を買い直して反発
記事一覧 (07/30)【編集長の視点】新規株式公開のネクステージは公開価格を311円上回り2011円で初値
記事一覧 (07/30)【編集長の視点】コマツは続急落、建機株は1Q業績増益転換も市場予想を下回り売り増勢
記事一覧 (07/30)【編集長の視点】Minoriは連続増益業績をテコにバリュー株買いが再燃し高値も射程
記事一覧 (07/29)【編集長の視点】FCCは純利益再上方修正で過去最高を伸ばすが利益確定売りで続急落
記事一覧 (07/29)【編集長の視点】日野自は1Q大幅続伸業績が観測報道値をオーバーも利益確定売りで続急落して
記事一覧 (07/29)【編集長の視点】野村HDは続急落、証券株は1Q業績が大幅続伸も夏枯れ相場を懸念し売り増勢
記事一覧 (07/29)【編集長の視点】「業績相場」か「逆業績相場」か不透明環境下で敢えて資源関連株に個別アプローチ=浅妻昭治
記事一覧 (07/25)【編集長の視点】東エレデバはもみ合いも三角保ち合い煮詰まり1Q決算を先取り割安修正期待
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2013年08月02日

【編集長の視点】ソニーは1Q純利益が黒字転換、市場予想を下回るがADR高が支援して急続伸

<銘柄ウオッチ>

編集長の視点 ソニー<6758>(東1)は、85円高の2189円と急続伸している。前日1日大引け後に今3月期第1四半期(1Q)決算を発表、純利益が黒字転換して着地し、3月通期業績については売り上げを期初予想から上方修正したものの利益を据え置きとし、市場コンセンサスを下回ったが、前日の米国市場で、NYダウが急反発して円高が進み、同社ADR(預託証券)が、東京市場の終値に対して83円高(円換算値)で引けたことも支援し買い増勢となっている。

 1Q業績は、前年同期比13%増収、5.7倍営業増益、4.9倍税引前増益とV字回復し、純利益は、34億8000万円(前年同期は246億4100万円の赤字)と黒字転換した。為替レートが、前年同期の1ドル=80.2円から98.7円、1ユーロ=103円から128.9円とそれぞれ円安となり、この好影響にスマートフォンが好調に推移したモバイル・プロダクト&コミュニケーション分野の大幅な損益改善やリストラ効果による12四半期ぶりのテレビ事業の黒字転換、金融分野の大幅増益、さらに子会社が保有していた音楽出版カタログの売却益103億円も加わりV字回復し、純利益は、構造改革費用が前年同期に比べて66億円減少して黒字転換した。

 3月通期業績は、為替レートを期初予想の1ドル=90円前後、1ユーロ=120円前後からそれぞれ100円前後、130円前後に円安方向で見直し、売り上げを期初予想より400億円引き上げたが、利益は変更せず、純利益は、500億円(前期比16%増)と続伸を見込んでいる。ただ1Q利益の通期業績対比の進捗率は、6〜22%と目安の25%を下回り、通期純利益も、市場コンセンサス対して約60億円未達となる。

 株価は、業績評価そのものより同社株式を保有する米ヘッジファンドの映画・音楽のエンターテインメント事業の分離・上場提案に反応して年初来高値2413円をつけ、全般相場急落とともに1810円安値まで突っ込み、2000円大台を出没している。なお1株純資産2174円水準で強弱感の綱引きが続こう。(本紙編集長・浅妻昭治)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 10:19 | 編集長の視点

【編集長の視点】スズキは続急伸、業績上方修正10銘柄は高安マチマチの9勝1敗と高勝率

<マーケットトーク>

編集長の視点 スズキ<7269>(東1)は、147円高の2575円と続急伸して始まっている。前日1日大引け後に業績期待を高めていた今3月期第1四半期(1Q)決算とともに、第2四半期(2Q)累計・3月通期業績の上方修正を発表し、増額利益が市場コンセンサスを下回ったが、前日の米国市場でNYダウが、128ドル高と急反発して引け、円安も進んだ地合い好転を受けて、素直に業績増額をポジティブに評価する買い物が増勢となっている。

 前日大引け後に業績を上方修正した銘柄は、同社株を含めて10社に達したが、きょう2日の各社の株価は高安マチマチとなっている。

 コード順に記すと、エプコ<2311>(JQS)が28円高の1398円と3日ぶりに反発し、荒川化学工業<4968>(東1)が34円高の874と急続伸、有沢製作所<5208>(東1)が買い気配スタートで4日続伸、MCJ<6670>(東マ)が21円高の171円と急続伸、ニッチツ<7021>(東2)が1円高の161円と3日変わらずを挟んで反発し、ナカニシ<7716>(JQS)が100円高の1万3700円と続伸、日住サービス<8854>(東2)が6円高の217円と急反発、スペース<9622>(東1)が126円安の985円と急続落、技研興業<9764>(東2)が買い気配で始まって3日ぶりに急反発しており、全体では9銘柄が上昇(勝ち)し、1銘柄が下落(負け)する9勝1敗の勝率9割の高勝率となっている。

 3月期決算会社の1Q決算発表は、前々日31日をピークに続いているが、このなかで本来は買い材料となる業績の上方修正も、増額値が市場コンセンサスを上回るか下回るか、2Q累計業績のみか通期業績の上方修正を含むか、さらに増額要因が、為替の円安のみによるものか本業の好調推移によるものか、なども加わって株価評価が180度異なっており、引き続きこのウオッチは怠れない。

 スズキの業績上方修正は、通期前提の為替レートを期初予想の1ドル=90円から96円、1ユーロ120円から126円、1インドルピー=1.70円から1.65円へ変更し、設備投資を300億円減額したことで、世界4輪車販売台数を7万7000万台引き下げたことをカバーしたことが要因で、通期純利益は、期初予想より100億円引き上げ1000億円(前期比24%増)と続伸、前期の過去最高を連続更新するが、市場コンセンサスに約40億円届かない。

 株価は、前期業績の上方修正に今期業績続伸予想が続いて年初来高値2919円まで買い進まれ、全般相場急落の悪地合いで2051円まで調整、半値戻し水準でもみ合ってきた。PERは14倍台と割安であり、一段の戻りにトライしよう。(本紙編集長・浅妻昭治)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 10:07 | 編集長の視点

【編集長の視点】東洋合成は下げ過ぎ訂正高期待

<銘柄ウオッチ>

編集長の視点 東洋合成工業<4970>(JQS)は、6月25日に年初来安値373円と売られ、25日移動平均線水準で値固めをしているが、下値には下げ過ぎ訂正期待の買い物も続いている。年初来安値まで売られたのは、今3月期営業利益・経常利益の赤字転換、無配予想を引き金にしたが、この業績悪化は、過去2期間に積極化した設備投資によるもので想定範囲内とし、大型投資の収穫期入りも遠くないとの評価も定着しつつあるためで、PBR0.5倍の下げ過ぎ訂正が期待されている。
 
■今期赤字は過去2期間の積極投資によるもので想定内

 同社の設備投資は、2011年3月期の11億2600万円から2012年3月期に41億3200万円、2013年3月期に47億5500万円と拡大、過去2年間合計で約65億円と積極化した。香料工場建設に33億円、感光材生産設備増設に13億円、グリーンケミカル材料の淡路工場建設に19億円を投資した。この減価償却費は、前期では償却方法を定率法から定額法に変更して14億8400万円(前々期実績18億4100万円)と減少したが、今期は17億8900万円に増加して同社業績を下押す。 

 このため今期業績は、売り上げ160億円(前期比13%増)、営業利益2億円の赤字(前期は2億7100万円の黒字)、経常利益1億円の赤字(同1億3500万円の黒字)、純利益3000万円の黒字(同1億円の黒字)と見込み、配当も、前期の6円から無配転落を予想している。本業そのものは、感光材料部門では、フォトレジストなどの感光性材料が、半導体の微細加工技術の進化に対応して先端品比率が、前期末で前々期の32.5%から39.5%にアップし、淡路工場も、関西エリアにより集積している関連メーカー向けにリチウムイオン電池製造工程向けなどの溶剤の供給を開始、円安による原材料価格の上昇と為替差益メリットが交錯するなど順調に推移する。

 株価は、前期第3四半期業績が連続減益となったものの期初予想の通期業績を絶対額で上回ったことをテコに年初来高値まで350円高し、今期業績の赤字転落・無配予想で同安値まで380円安、25日線水準で値固めを続けている。下げ過ぎ訂正を試そう。(本紙編集長・浅妻昭治)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 07:07 | 編集長の視点
2013年07月31日

【編集長の視点】エー・ピーカンパニーは6次産業化ファンドの再評価でTPP関連人気を高め続伸

<銘柄ウオッチ>

編集長の視点 エー・ピーカンパニー<3175>(東マ)は、24円高の2494円と続伸し、7月1日につけた株式分割権利落ち後高値2670円を視界に捉えている。7月11日に設立した「エー・ピー6次産業化ファンド(エー・ピー投資事業有限責任組合)」を見直し、TPP(環太平洋経済連携協定)交渉参加の「攻めの農林水産業」関連の「アベノミクス」人気を高めているもので、今3月期純利益の連続過去最高更新予想もフォローの材料視されている。

 6次産業化ファンドは、生産した農水産物を付加価値を高めて直接消費者につなぐとともに、輸出産業化も図るために今年1月に官民共同出資で設立された農林漁業成長産業化支援機構と同社とが、出資金10億円で設立したもので、TPP参加に一歩踏み出したなかで「アベノミクス」の成長戦略の「攻めの農林水産業」の先兵として、日本の農林水産業の成長産業化と同社事業の拡大に大きく貢献する。

 もともと同社は、宮崎県などで地鶏や鮮魚などの生産者と直接提携し、自社の内外の外食店「塚田農場」、「四十八漁場」で販売する「生販直結モデル」を展開してきただけに、同ファンド設立が、さらに海外出店の加速など「和食」の国際化、農林水産業の輸出産業化への大きなステップとなる。

 今3月期業績も、国内の新規出店に加えて昨年11月にシンガポール1号店を出店した積極店舗政策や、食肉処理の加工センターなどの生産流通体制の強化も寄与して好調に推移、通期純利益は6億500万円(前期比40%増)と前期の過去最高の連続更新を見込んでいる。

 株価は、昨年9月に公開価格2350円で新規上場され3305円で初値をつけ12月に上場来高値5050円まで買い進まれ、株式分割(1対3)の権利を落とし、落ち後安値1385円から同高値2670円まで9割高して25日移動平均線水準でスピード調整中である。8月8日には今期第1四半期決算の発表を予定しており、好業績の再確認から高値奪回に再発進しよう。(本紙編集長・浅妻昭治)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 10:34 | 編集長の視点

【編集長の視点】フォスターは1Q業績がV字回復もサプライズなく利益確定売りで急反落

<銘柄ウオッチ>

編集長の視点 フォスター電機<6794>(東1)は、136円安の1726円と急反落している。前日30日大引け後に今3月期第1四半期(1Q)決算を発表、V字回復して市場コンセンサスを上回ったが、期待を高めた業績上方修正に至らずサプライズがないとして、5月22日につけた年初来高値1990円に迫る高値水準で利益確定売りが先行している。

 1Q業績は、前年同期比40%増収、3.1倍経常増益、6.1倍純益増益と伸び、期初予想の第2四半期(2Q)累計業績に対する利益進捗率も、52〜62%と目安の50%を上回った。市場コンセンサスも、経常利益が8億円強、純利益が6億円強オーバーした。

 薄型テレビなどのAV機器関連は引き続き厳しい状況が続いたが、スマートフォンや車載関連機器がグローバルに好調に推移、携帯電話用ヘッドセットなどの生産、出荷が好調に推移し、車載用スピーカ・スピーカシステムなどが、北米市場を中心に堅調に推移したことが要因となった。今期2Q累計・通期業績は期初予想に変更はなく、通期純利益は、48億円(前期比44%増)と続伸を見込み、ここでも市場コンセンサスをクリアする。

 株価は、今期業績の続伸・増配予想でストップ高を交えて年初来高値まで650円高し、全般相場急落とともに1403円までほぼ往って来いの調整となり、先行発表された米アップル社の4〜6月期決算では、利益は連続減益となったが、iPhone、iPadの販売台数が市場予想を上回ったことに反応し1700円台まで持ち直した。PERは8倍台、PBRは0.9倍と売られ過ぎを示唆しており、下値では下げ過ぎ訂正買いの再燃も見込まれる。(本紙編集長・浅妻昭治)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 10:12 | 編集長の視点

【編集長の視点】フォトクリエイトは最安値を前にもみ合う、7月IPOは4戦全勝もセカンダリーではなお波乱

<マーケットトーク>

編集長の視点 フォトクリエイト<6075>(東マ)は、28円高の2888円と続伸したあと、94円安と売り直されるなど前日ザラ場につけた上場来安値2760円を前にもみ合いを続けている。同社株は、今年7月10日に公開価格1670円で新規株式公開(IPO)され、上場2日目に公開価格の2.2倍の3775円で初値をつけ、上場来高値4260円まで買い進まれたが、最高値後のセカンダリーでは、IPO人気が一巡したあとに追撃材料もなく、上場来安値まで一貫して調整、下げ過ぎ訂正買いと見切り売りが交錯している。

 同社を含めて7月のIPO株は、前日公開のネクステージ<3186>(東マ)で予定の4社の上場が終了し、すべてが公開価格を上回って初値をつける「勝ち」の4戦4勝となり、昨年12月20日上場のシュッピン<3179>(東マ)以来、28銘柄連続の「負けなし」となった。7月の4銘柄の平均初値倍率も、6月(5銘柄IPO)の3.1倍は下回ったものの、2.1倍と高水準を維持した。

 ただ好調な初値形成とは対照的に、セカンダリーでは波乱展開する銘柄が目立った。7月10日に公開価格2600円でIPOされ、2倍の5210円で初値をつけ5900円まで買い進まれた夢展望<3185>(東マ)も、上場来安値2930円まで売られ、きょう31日も、47円安の2940円と反落して最安値目前となっている。これに対して7月3日に東証第1部に直接上場されたサントリー食品インターナショナル<サントリーBF、2587>(東1)は、初値こそ公開価格3100円をわずかに上回る3120円でつけたものの、その後、最高値3785円まで買い進まれ、きょうも30円高の3435円と続伸してもみ合い中段固めを続けるなど堅調な株価推移となっている。

 このセカンダリーの波乱展開は、今年6月26日に公開価格3200円でIPOされたリプロセル<4978>(JQG)にも顕著に現れている。同社株は、初値を公開価格比5.5倍の1万7800円でつけ、今年最大の初値倍率となり、iPS細胞人気で1万8610円と買い上げられたが、7月29日には上場来安値1万40円まで突っ込んだ。もっともこの安値をつけた前々日の29日には、8月31日を基準日にして1株を5株に分割する株式分割を発表、株価は、前日に1420円高と底上げをし、きょうは760円安の1万560円と急反落している。

 8月以降も、現在のところ2銘柄のIPOが予定されており、IPO株投資は、サントリーBFのように「小さく産んで大きく育てる」王道投資を選ぶか、それともリプロセルのように高人気化銘柄が突っ込んだ安値水準で追撃材料の出現を待つか、どちらがより好パフォーマンスにつながるか悩ましい問題もつきまとう。(本紙編集長・浅妻昭治)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 09:56 | 編集長の視点

【編集長の視点】 ブロードメディアは年初来の急騰相場再現を期待、クラウドゲーム関連人気強い

<銘柄ウオッチ>

編集長の視点 ブロードメディア<4347>(JQS)は、7月26日に開示した今3月期第1四半期(1Q)業績が赤字転落して、株価も下落し13週移動平均線水準での下値模索を続けているが、第4の成長エンジンとして位置付けている世界初の新時代クラウドゲーム機「G−cluster(ジークラスタ)」の積極推進が続いていることには変わりがなく、逆張り余地を示唆している。今年1月〜4月にも同様の業績展開から株価は逆にストップ高を交えて大化けの急騰劇を演じており、再現思惑が高まろう。

■1Qは増収、宣伝費投入で赤字、通期では大幅増益

 1Q業績は、売り上げが34億800万円(前年同期比8%増)と続伸したが、営業損益は1億4700万円の赤字(前年同期は7800万円の黒字)、経常損益が2億8300万円の赤字(同4800万円の黒字)、純利益が2億6900万円の赤字(同600万円の黒字)と落ち込んだ。この赤字転落は、コンテンツ事業が、前年同期の6579万円の営業黒字から7234万円の赤字に転落したことが大きな要因となっているが、クラウドゲーム機「ジークラスタ」を6月20日に発売、これに合わせてテレビCMの出稿やイベントを開催、この費用増加が利益を圧迫したことによる。

 「ジークラスタ」を発売して展開しているクラウドゲーム事業は、これまでとは異次元のゲーム配信事業で、サーバー側ですべてのゲームのプログラミング処理を行い、ゲームの初心者からマニアまで誰でも気軽に廉価にゲームを楽しむことが可能となるもので、第4の成長エンジンとして同社の業容の拡大につながる。このため3月通期業績は、期初予想に変更はなく、売り上げ170億円(前期比31%増)、営業利益4億円(同2.4倍)と見込んでいる。

 同社の株価は、前期第3四半期業績が赤字転落して103円と下ぶれ、4月には前期業績を下方修正したが、同時発表のクラウドゲーム事業開始を評価してストップ高、今年5月の年初来高値587円まで大化けをした。この再現思惑も底流しており、13週線割れの下値は逆張りも一考余地がありそうだ。(本紙編集長・浅妻昭治)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 08:52 | 編集長の視点
2013年07月30日

【編集長の視点】鴻池運輸は貸借銘柄選定を先取りし続伸業績を買い直して反発

<銘柄ウオッチ>

編集長の視点 鴻池運輸<9025>(東1)は、10円高の1329円と反発している。8月1日売買分から貸借銘柄に選定され、流動性向上と需給好転が期待されることを先取り、今3月期の続伸業績を見直し割安株買いが再燃しており、総合物流企業として、TPP(環太平洋経済連携協定)交渉へ参加、交渉が続いていることを受け、中期的なビジネス機会の拡大につながるとする関連株評価も底流している。

 同社の今期業績は、売り上げ2279億円(前期比0.1%増)、経常利益76億円(同0.8%増)、純利益41億円(同3%増)と予想されている。

 総合物流企業としてASEAN諸国や南西アジア地域で拠点拡充・整備を進め、国内では東北6県全域をカバーする流通センターを立ち上げ、医薬品メーカーから医療機関までの物流・物品管理をサポートする医療関連サービスを拡大、さらに今年5月には、厚木流通センター(神奈川県厚木市)内にアパレル業界のeコマースに特化したロジスティックセンターをオープン、バングラデシュなどの海外工場から国内店舗まで最短の約19日の日数で配送するとともに、商品の検品・値札付け、さらに商品撮影のスタジオを併設するなど、全面支援することなどが要因となる。

 TPP交渉参加で、同社の総合物流事業のグロ−バル展開に拍車が掛かることも期待され、8月8日に発表予定の今期第1四半期業績では、こうした好業績・好事業環境が再確認されよう。

 株価は、今年3月に公開価格1020円で東証第1部に直接上場され、1404円で初値をつけ上場来高値1778円まで買い進まれ、全般相場急落で上場来安値1221円まで売られたが、下げ過ぎとして100円幅の底上げをしている。貸借銘柄選定をテコにPER9倍台、PBR0.5倍の割安修正に弾みをつけよう。(本紙編集長・浅妻昭治)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 10:36 | 編集長の視点

【編集長の視点】新規株式公開のネクステージは公開価格を311円上回り2011円で初値

<銘柄ウオッチ>

編集長の視点 ネクステージ<3186>(東マ)が、きょう30日に東証マザーズに新規株式公開(IPO)された。公開価格は1700円、公開株式数は82万4500株となっている。寄り付きの買い気配から9時36分に公開価格を311円、18%上回る2011円で初値をつけ、その後は2090円まで買い進まれて2000円台を出没している。

 IPO株は、昨年12月20日公開のシュッピン<3179>(東マ)以来、27銘柄連続で公開価格を上回って初値をつける「負けなし」の高人気が続いており、同社の業態はオールドエコノミーに属するが、インターネットでも事業展開しており、ここにきての全般相場の再度の波乱展開からシコリがなく値動きの軽いIPO株選好が強まり、公開価格のPERも8倍台と割安なことも評価して穏当な初値形成につながった。

 同社は、愛知県を地盤にした中古車販売事業を主力事業としており、付帯して自動車整備事業、保険代理店事業なども兼営している。ビジネスモデルは、SUV(多目的スポーツ車)、軽自動車、ミニバンなどに特化して専門性を高めた営業拠点を国内に26拠点を展開、顧客の購入確率を把握して競合他社より店頭価格を下げて集客力、成功率をアップさせ高い在庫回転率を実現し、市場シェアの拡大を目指すとともに、海外のオーストリア、アフリカなどの個人顧客向けの受注にインターネットを活用している。

 今11月期業績は、売り上げ368億9100万円(前期比30%増)、経常利益9億8800万円(同12%増)、純利益5億2300万円(同8%増)、1株利益192.5円、配当16.23円と予想している。(本紙編集長・浅妻昭治)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 10:10 | 編集長の視点

【編集長の視点】コマツは続急落、建機株は1Q業績増益転換も市場予想を下回り売り増勢

<マーケットトーク>

編集長の視点 コマツ<6301>(東1)は、20円安の2143円で寄り付き、16円高と引き戻したが再度、63円安の2100円と売り直され5営業日続落している。前日29日大引け後に今3月期第1四半期(1Q)決算を発表し、増益転換したが、期初予想の3月通期業績に対して低利益進捗率に止まり、市場コンセンサスを下回り、前日の米国市場でも、同社ADR(預託証券)が、東京市場の終値に対して51円安(円換算値)で引けて帰ってきたことも重なり、売り増勢となっている。

 同じ建設機械株の日立建機<6305>(東1)も、前日大引け後の今期1Q決算を発表、経常利益が、前年同期比63%減と続落し、純利益が、11億500万円の赤字(前年同期は53億4300万円の黒字)と落ち込んだことから112円安の1922円と5営業日続落し、寄り後には下げ幅を縮めているがマイナス圏で推移している。

 7月24日に4〜6月決算発表した米キャタピラー社の減益決算、年間業績の下方修正以来、建設機械株は、鉱山機械需要と中国需要の先行き減少懸念が、株価の世界的な「リスクオフ」要因となっている。

 コマツの1Q業績は、前年同期比3%減収、0.7%税引前純益増益、16%純益増益と増収増益転換したが、期初予想の3月通期業績に対する利益進捗率は、17〜20%と目安の25%に未達となり、純利益は、市場コンセンサスを約8億円下回った。

 売り上げは、鉱山機械の需要が、資源価格の低迷で低調に推移し、産業機械他部門も、自動車業界向けの工作機械を中心に回復の兆しがみえたものの、大型プレスなどの鍛圧機械の販売が減少して連続減収となったが、利益は、為替相場が1ドル=97.3円(前年同期80.6円)、1ユーロ=126.4円(同104.6円)1人民元=15.8円(同12.8円)と円安が進行した効果に加えて、販売価格と製造原価の改善に継続して注力して増益転換した。

 3月通期業績は期初予想を据え置き、純利益は、1840億円(前期比45%増)と見込んでいるが、ここでも市場コンセンサスを約15億円下回る。

 株価は、前期業績の再下方修正でつけた年初来安値2004円から今期の増益転換業績が、市場コンセンサスを上回るとして同高値3095円まで5割高し、中国関連株売りと全般相場急落で2094円安値までほぼ往って来いの調整をし、この調整幅の3分の1戻し水準でキャタピラー社の悪決算の影響を受け下ぶれた。PERは11倍台と割安だが、再度の下値確認が続こう。(本紙編集長・浅妻昭治)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 10:05 | 編集長の視点

【編集長の視点】Minoriは連続増益業績をテコにバリュー株買いが再燃し高値も射程

<銘柄ウオッチ>

編集長の視点 Minoriソリューションズ<3822>(JQS)は、今3月期業績の連続増益予想、高配当継続からバリュー株買いが再燃、年初来高値999円を射程に捉える展開が見込まれる。7月23日に企業のグローバル戦略を強力支援するグローバルERP「Microsoft Dynamics AX2012」のセミナーを開催、独自のソリューション提案営業を継続していることなども側面支援材料となろう。

 同社の今期業績は、売り上げ140億円(前期比2%増)、経常利益7億1000万円(同7%増)、純利益4億2600万円(同6%増)と予想されている。同社は、売上高が30億円から500億円の中堅企業を中心に、システムの設計・開発、基盤構築、保守・運用といった一連のプロセスにおいて、顧客と一体となって遂行する独自のソリューション提案によって、ソフトウェア開発、それに伴うシステム機器販売、システム運用管理など全セグメントの案件の引き合いが堅調に推移。新分野取組、新規顧客開拓を進め、間接業務の効率化を引き続き進めることなどが要因となる。近く発表予定の今期第1四半期決算で、この好実態が再認識されることも想定される。

■半値戻し水準で値を固める、PER8倍台 

 株価は、前期業績の上方修正・増配をテコに年初来高値999円をつけ、全般急落相場の波及で784円まで調整、半値戻し水準を固めている。PERは8倍台、PBRは0.8倍、配当利回りは3.7%とバリュエーション的に割安であり、高値奪回に再発進しよう。(本紙編集長・浅妻昭治)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 08:03 | 編集長の視点
2013年07月29日

【編集長の視点】FCCは純利益再上方修正で過去最高を伸ばすが利益確定売りで続急落

<銘柄ウオッチ>

編集長の視点 エフ・シー・シー(FCC)<7296>(東1)は、143円安の2349円と4営業日続落している。前週末26日大引け後に今3月期第1四半期決算の開示と同時に、今年5月に続いて業績の再修正を発表、通期純利益が、再上方修正され8期ぶりの過去最高更新の更新幅を伸ばし、市場コンセンサスを上回ったが、5月23日につけた年初来高値2624円を前にした利益確定売りを押し止めるには至っていない。

 同社の今期業績は、今年5月に移転価格税制の基づく更正処分で同社と同社海外子会社で合計約12億円の税還付を受けるとして純利益のみ上方修正したが、売り上げ、経常利益は期初予想を据え置いた。

 今回は、この3月通期業績の期初予想値に対して売り上げを40億円、経常利益を10億円それぞれ引き上げ、経常利益は140億円(前期比6%増)と期初の減益転換予想から増益転換する。一方、通期純利益は、5月の増額値よりさらに21億円アップさせ、113億円(前期比42%増)と続伸し、2006年3月期の過去最高(87億8900万円)を大幅に更新、市場コンセンサスも10億円強上回る。

 為替レートの想定を第2四半期については期初予想の1ドル=90円から96.88円、3月通期では同じく90円から95.94円と見直し、二輪車用クラッチではインドネシア、インド、タイなどで二輪車販売が順調に推移し、四輪車用クラッチでも北米での主要顧客の増産やフォード向け販売が増加したことなどが要因となった。

 株価は、5月の純利益上方修正で年初来高値まで買い進まれ、全般急落相場の波及で2100円安値まで突っ込んだが、市場の落ち着きとともに2500円台まで急速に持ち直した。株価続落でPERは10倍台と下げ過ぎであり、逆張り妙味も示唆している。(本紙編集長・浅妻昭治)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 11:27 | 編集長の視点

【編集長の視点】日野自は1Q大幅続伸業績が観測報道値をオーバーも利益確定売りで続急落して

<銘柄ウオッチ>

編集長の視点 日野自動車<7205>(東1)は、79円安の1498円と3営業日続落している。前週末26日大引け後に今3月期第1四半期(1Q)決算を発表、営業利益が、ほぼ倍増としていた7月9日の業績観測報道値を上ぶれ、2.1倍増と連続して大幅続伸したが、織り込み済みとして利益確定売りが増勢となっている。ただ安寄り後は、17円安まで値を戻してもみ合っている。

 1Q業績は、前年同期比11%増収、2.1倍営業増益、2.2倍経常増益、2.2倍純益増益と続伸し、期初予想の3月通期業績に対する利益進捗率も、37〜38%と目安の25%を大きく上回った。国内トラック・バス販売台数が、小型トラック「日野デュトロ」の販売増加で前年同期比1.3%増の9万5000台、海外トラック・バス販売台数が、タイなどのアジア市場での販売が好調に推移して1.1%増の3万8100台とそれぞれ続伸し、トヨタ自動車<7203>(東1)向けの車両台数も、「ランドクルーザープラド」の寄与で5.3%増の2万3000台となり、為替相場の円安寄与も加わったことが要因となった。3月通期業績は期初予想に変更はなく、純利益は、600億円(前期比25%増)と連続の過去最高更新を見込み、配当も、年間30円(前期実績23円)へ連続増配を予定している。

 株価は、前期業績の上方修正で1100円台に乗せ、今期の連続過去最高業績が市場コンセンサスを上回るとして決算発表から上場来高値まで400円高、全般相場急落で1244円安値まで突っ込んだが、マレーシアの新工場着工や業績観測報道などで再度、最高値を窺う水準まで持ち直した。PERは14倍台と割安であり、下値では強弱感の綱引きが続こう。(本紙編集長・浅妻昭治)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 11:17 | 編集長の視点

【編集長の視点】野村HDは続急落、証券株は1Q業績が大幅続伸も夏枯れ相場を懸念し売り増勢

<マーケットトーク>

編集長の視点 野村ホールディングス<8604>(東1)は、29円安の757円と3営業日続落している。前週末26日大引け後に今3月期第1四半期(1Q)決算を発表、大幅続伸して着地したが、典型的な市況産業株として、きょう29日の日経平均株価が、円相場の1ドル=97円台への円高進行を嫌って312円安と続落して1万4000円台を割って始まったことから、期待されていたサマーラリー、業績相場の発進に懸念を強め、夏枯れ相場で手数料収入が減少するとして売り増勢となっている。

 証券株は、同社株のほか26日取引時間中・取引時間終了後に各社が1Q決算を発表、同様の好決算となったが、26日に続いてきょう29日も3営業日続落、岡三証券グループ<8609>(東1)が39円安の829円、東洋証券<8614>(東1)が15円安の314円、東海東京フィナンシャル・ホールディングス<8616>(東1)が39円安の726円、いちよし証券<8624>(東1)が57円安の1259円、岩井コスモホールディングス<8707>(東1)が63円安の1325円などと売られ続急落している。

 野村HDの1Q業績は、前年同期比14%増収、5.7倍税引前純益増益、34.8倍純益増益と大きく続伸した。営業部門では、「アベノミクス」効果で4〜5月の株式市場の活況を受けて株式や投信などのエクイティ関連プロダクトが好調に推移し、アセット・マネジメント部門も、マーケットの上昇と投信・投資顧問ビジネスへの資金流入で運用資産残高が拡大、ホールセール部門でも、フィクスト・インカムの減速をインベストメント・バンキングの大幅増収が吸収して前年同期並みの収益を確保したことなどが要因となった。なお同社は、多角的な投資金融サービスを展開し、経済情勢、相場環境に世界的に不確実性が存在するためとして、業績見通しは公表していない。

 株価は、日本銀行による「異次元の金融緩和」発動とともに上値を追い、前期業績のV字回復着地とともに年初来高値980円まで買い進まれたが、相場波乱とともに659円安値まで急落、半値戻しの800円台を出没していた。夏相場の動向とともになお強弱感の綱引きが続こう。(本紙編集長・浅妻昭治)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 11:08 | 編集長の視点

【編集長の視点】「業績相場」か「逆業績相場」か不透明環境下で敢えて資源関連株に個別アプローチ=浅妻昭治

<マーケットセンサー>

編集長の視点 「業績相場」なのか「逆業績相場」なのか悩ましい。日本電産<6594>(東1)が、今3月期4−6月期(第1四半期、1Q)決算の発表とともに3月通期業績を上方修正して急騰、これをリード株にハイテク株は総買いと身構えたら、翌日にはキヤノン<7751>(東1)が、今12月期1〜6月期(第2四半期、2Q)決算の開示とともに、12月通期業績を一転して下方修正して急落、途端にハイテク株への警戒感が高まった。

 その後も、信越化学工業<4063>(東1)の今期1Q業績が、市場コンセンサスを下回るとして売られる一方、市場予想を上回った日本電気硝子<5214>(東1)がストップ高するなど、主力株は高安マチマチで方向感が定まらないからだ。日本市場に先行して米国市場で始まった主力企業の4〜6月期決算の発表も、日本と同様の業績好調企業と不調企業が交錯する「まだら模様」で、これから本格化する日本の主力企業の1Q業績発表の先行きを示唆していそうだ。

 7月21日投開票の参議院選挙が、市場の事前観測通りに自民・公明党の与党の圧勝で、「ねじれ国会」が解消し政権運営が安定化、「アベノミクス」の成長戦略が加速して、本格化する1Q決算の発表とともに、「業績相場」のサマーラリーがスタートするとするのが、多くの市場参加者の相場シナリオのはずであった。ところが、主力株の決算発表とともに、このベストの相場シナリオに狂いが生じてしまったようなのである。

 目算外れは、またしても国内要因ではなく、海外材料によるものであった。米国の量的緩和策の資産購入規模縮小が後ズレして、緩和策が長期化すると観測されて、為替相場がドル安・円高に反転、さらに中国経済の先行きに不確実性がより懸念されるとして中国株が下落したことが要因となった。要するに二人のキーパーソンの挙動が、株式相場の今後の命運を左右することになったわけだ。FRB(米連邦準備制度理事会)のバーナンキ議長と中国の李克強首相の二人で、二人の一挙手一投足が、今後の相場が、サマーラリーの活況を呼ぶのか、バカンス入りの夏枯れ相場を覚悟しなくてはならなくさせるのか注目されることになる。

 もちろん、決算発表は始まったばかりで「業績相場」シナリオが、完全に舞台の前面から引っ込んだわけではない。今後も「まだら模様」がより鮮明化しそうな業績環境下で、「個別物色」、「選別物色」が一段と強まり、「勝ち組・負け組」相場の二極化も進むはずだ。ただこの「個別物色」、「選別物色」は、言うは易く、行うのは難しい投資スタンスではある。業績下方修正・不調銘柄を買って、業績上方修正・好調銘柄を売ったりする真逆の銘柄選択に足を取られたりしたら、それこそ目の当てられない結果となり、即、市場撤退に追い込まれ兼ねない。

 この「個別物色」、「選別物色」のリスクをより軽減する方向で「材料株」指向が高まる展開も想定範囲内となる。7月30日に3週間ぶりに再開されるIPO(新規株式公開)をキカッケに、IPO株や直近IPO株への集中物色が強まり、さらに交渉参加が実現したTPP(環太平洋経済連携協定)の関連で、今年4月の高値から早期調整入りして休養十分の倉庫株を買い上げる再出番などもありそうだ。そこでである。この一環として、このところまったくマーケットからお呼びが掛からなかった資源関連株に当たりをつけて、「個別株物色」、「選別物色」をすることをセレクトしてみたらというのが、今回の当コラムのテーマである。

 資源株は、今年5月のバーナンキ議長の量的緩和策の縮小発言以来、WTI(原油先物)価格が、「リスクオン」から「リスクオフ」に変わって1バーレル=90ドル央で推移し、ここにきて「リスクオフ」の巻き戻し期待と中東のシリア内戦、イランの核問題、エジプトの反政府デモなどの政情不安などで100ドル台央まで上昇しているが、株価は、今年6月安値からは日経平均株価の反発率を下回る限定的な反応にとどまっている。FRBが、7月30日〜31日に開催するFOMC(公開市場委員会)で量的緩和の長期化を示唆するようなら、巻き戻しの増勢とともに、資源株への注目度もアップするというものである。
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 09:41 | 編集長の視点
2013年07月25日

【編集長の視点】東エレデバはもみ合いも三角保ち合い煮詰まり1Q決算を先取り割安修正期待

<銘柄ウオッチ>

編集長の視点 東京エレクトロン デバイス<2760>(東1)は、前日比変わらずで寄ったあと100円安の15万4500円と小反落するなどもみ合っている。来週31日に迫った今3月期第1四半期(1Q)決算の発表を前に、業績期待を高めて今3月期業績の増益転換予想を見直す割安修正買いと利益確定売りが交錯し三角保ち合いを続けているものだが、同保ち合いに煮詰まり感も強まっており、中間配当3000円の配当権利取りも助走段階に入っている。

 同社の今期業績は、売り上げ900億円(前期比5%増)経常利益15億円(同16%増)、純利益9億3100万円(同41%増)と3期ぶりの増益転換が予想されている。前期業績は、半導体及び電子デバイス事業が、産業機器向けの国内需要低迷で連続減益となったが、今期は、同事業が、既存ビジネスや商権獲得による販路拡大、海外展開、新規プロダクトの投入などにより下半期に復調し、コンピュータシステム関連事業も、クラウドコンピューティングの優位性を活用した直接販売体制を強化し、新規プロダクトを積極的に取り入れることなどが要因となる。今期1Q業績は、前年同期が、大幅に減益転換していただけに、持ち直しを示唆すると期待されている。配当は、年間6000円(前期実績6600円)と減配するものの高水準を維持する。

 株価は、前期業績の再下方修正で年初来安値14万5100円と下ぶれたものの、期末の高配当利回り買いで16万2800円まで反発、配当権利落ち安値から今期業績の増益転換予想で年初来高値16万4900円まで買い進まれ全般相場急落とともに再調整した。PER17倍台、PBR0.6倍、配当利回り3.8%と割安であり、1Q決算発表とともに再騰転換を強めよう。(本紙編集長・浅妻昭治)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 10:37 | 編集長の視点

【編集長の視点】エイチ・アイ・エスは急続落、訪日外客は過去最高を更新も関連株は高安マチマチ

<マーケットトーク>

編集長の視点 エイチ・アイ・エス<9603>(東1)は、135円安の4975円と3日続落している。前日24日後場取引時間中に日本政府観光局が、今年6月単月と今年上半期の訪日外客数を発表、単月、上半期とも過去最高となったが、きょう25日から世界文化遺産に登録された富士山で試験的に入山料を徴収することなども響き、7月22日につけた年初来高値5230円を前に利益確定売りが続いている。

 関連株は、同社と同業他社の旅行代理店のニッコウトラベル<9373>(東2)が1円高の215円と続伸、KNT−CTホールディングス<9726>(東1)が1円安の140円と反落し、外国人観光客の購買増が期待される小売関連株でも、百貨店株のJ.フロント リテイリング<3086>が8円高の888円、三越伊勢丹ホールディングス<3099>(東1)が19円高の1514円とそれぞれ反発し、高島屋<8233>(東1)が3円高の1061円と反発したあと12円安と伸び悩んでもみ合い、時計・貴金属・ブランド品関連のコメ兵<2780>(東2)が59円安の1700円と急反落したと1円高と買い直されるなど、高安マチマチとなっている。

 訪日外客数は、6月単月が、前年同月比31.9%増の90万1000人、1〜6月累計の上半期が、22.8%増の495万5000人となり、6月単月としては過去最高となるとともに、単月として過去2番目の記録となった。上半期の外客数は、2008年上半期を上回り過去最高となった。

 HISの株価は、今10月期純利益の連続過去最高更新予想が市場コンセンサスを上回るとして3000円台に乗せ、今期第1四半期の好決算、円安に伴う外国人旅行客の増加、国内旅行需要の回復、さらに豪華客船のクルーズの好調推移などが加わって年初来高値まで買い進まれた。PERは16倍台と割安であり、下値での強弱感の綱引きが続こう。(本紙編集長・浅妻昭治)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 10:32 | 編集長の視点

【編集長の視点】キヤノンは一転して業績を下方修正、市場予想を下回り急反落

<銘柄ウオッチ>

編集長の視点 キヤノン<7751>(東1)は、寄り付きから売り気配値を切り下げ240円安の3190円と売られ3日ぶりに急反落して始まっている。前日24日大引け後に今12月期第2四半期(2Q)累計決算の開示とともに、12月通期業績の一転した下方修正を発表、市場コンセンサスを下回ることを嫌って売り先行となっている。前日の米国市場で同社ADR(預託証券)が、東京市場の終値に対して234円安(円換算値)と大幅反落して帰ってきたことも追い討ちの売り材料となっている。

 12月通期業績は、第1四半期決算発表の今年4月に上方修正されたばかりだが、同増額値を今度は一転して下方修正した。4月増額値より売り上げを1300億円、税引前純利益を600億円、純利益を300億円それぞれ引き下げたもので、純利益は、2600億円(前期比15%増)と増益転換は維持するが、市場コンセンサスを約400億円下回る。

 想定為替レートは、4月の1ドル=95円、1ユーロ=125円から変更はなかったが、2Q累計業績が、中国などの新興国や欧州など先進国向けのコンパクトデジタルカメラの縮小、インクジェットプリンターの需要減少、プラットパネルディスプレイ露光装置の大型パネル向け需要の低迷などから減益転換して着地、これを踏まえて下方修正した。

 株価は、4月の業績上方修正で年初来高値4115円と買い進まれ、全般相場急落のなかで3100円まで調整したが、期初に未定としていた2Q配当を65円(前年同期60円)と増配したことを好感して3400円台までリバウンドした。再度の下値確認が続こう。(本紙編集長・浅妻昭治)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 09:59 | 編集長の視点

【編集長の視点】双信電機はV字回復業績を見直し割り負け訂正で高値を照準

<銘柄ウオッチ>

編集長の視点 双信電機<6938>(東1)は、今3月期業績のV字回復予想で年初来高値398円をつけ、全般相場の急落とともに323円安値まで調整、調整幅の半値押し水準でのもみ合いを続けているが、このV字回復業績を再確認、割り負け訂正で高値奪回に下値を切り上げる展開が想定される。今期業績の上ぶれも観測されており、今年7月31日発表予定の今期第1四半期(1Q)決算の動向にも注目度がアップしよう。

 同社の今期業績は、売り上げ107億円(前期比2%増)、経常利益2億8000万円(同2.0倍)、純利益1億6000万円(同2.1倍)と3期ぶりの大幅増益転換が予想されている。前期業績は、パソコン需要の鈍化、半導体製造装置市場の低迷などの影響で下方修正され連続減益率を悪化させたが、今期は、太陽光発電向けのノイズフィルターが好調を持続し、自動車向けの厚幕印刷基板が堅調に推移、今期下半期には、半導体製造装置も回復に転じてくると見込み、海外への生産移管、コストダウン施策を実施することなどが要因となる。なお、東洋経済会社四季報夏号では、同社の今期業績予想を保守的として、通期純利益を2億1000万円と観測しており、1Q決算の動向が注目されている。

 株価は、半値戻し水準でのもみ合いが約1カ月と日柄調整は最終局面となっており、PER評価では割高なものの、PBRは0.4倍と大きく割り負けており、高値奪回に再発進、2011年8月高値449円も視野に捉えよう。(本紙編集長・浅妻昭治)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 08:24 | 編集長の視点
2013年07月24日

【編集長の視点】ひらまつは高値を前にもみ合うが3Q好決算先取りを自己株式取得がサポートも

<銘柄ウオッチ>

編集長の視点 ひらまつ<2764>(東1)は、8円安の765円と小幅続落している。5月13日につけた株式分割権利落ち後高値835円を目前にして利益確定売りが続いているが、下値では今年8月9日に発表を予定している今9月期第3四半期(3Q)決算を先取り、すでに月次連結業績速報で順調な進捗率を示したことを手掛かりに割安修正買いが再燃する展開が有力で、7月16日から2回目の自己株式取得を進めていることもサポートしよう。

 3Q業績は、月次連結業績速報の昨年10月〜今年6月の9カ月累計で、前年同期の単独実績を売り上げが4%、営業利益が45%上回るとともに、9月通期業績に対しても75%の利益進捗率と目安の75%をクリアする順調な推移を示した。

 今9月通期業績は、今年2月、5月と2回上方修正されており、純利益は、19億2100万円(前期比77%増)と大幅に続伸して連続の過去最高更新が予想されており、3Q決算発表でこの好実態の再評価が見込まれる。リーマンショック後に社内体制強化に向けて構造改革を進め、既存店売り上げが堅調に推移し、新規出店した「ラ・フェット ひらまつ」も寄与、「アベノミクス」による資産効果なども支援する。業績再増額に伴い配当も再増配、年間14円(前期実績2390円・権利落ち換算7.97円)とする。

 一方、自己株式取得は、今年7月11日に立会外買付取引も含めて125万株、9億3103円の取得を終了したが、今年6月に取締役会決議した取得上限総額とは差額があるとして、さらに8万5000株(発行済み株式総数の0.21%)、6896万円を上限に9月30日まで自己株式取得を進める。

 株価は、今年2月の今期業績の上方修正・増配、株式分割を歓迎して21万7100円と買われて分割権利を落とし、落ち後安値550円からは今期業績の再上方修正・再増配で落ち後高値835円まで5割高し、自己株式取得が続いて700円台の高値圏でもみ合ってきた。PER16倍台の割安修正で高値抜けから一段高に進もう。(本紙編集長・浅妻昭治)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 10:39 | 編集長の視点