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記事一覧 (07/05)【編集長の視点】ビューティガレージは連続最高純益更新・増配を買い直し最安値からの底上げが急ピッチ
記事一覧 (07/05)【編集長の視点】ツルハHDは反発、連続最高純益更新は市場コンセンサスより強く逆行高が続出
記事一覧 (07/05)【編集長の視点】セブン&アイは1Q最高業績で観測報道値をクリアして反発
記事一覧 (07/05)【編集長の視点】クルーズは1QX字回復業績に株式分割の権利取りが加わり底上げ急ピッチ
記事一覧 (07/04)【編集長の視点】ブロードメディアは続落も13週線での三角保ち合いが煮詰まりクラウドゲーム関連人気再燃へ
記事一覧 (07/04)【編集長の視点】アスクルは大幅減益転換予想で市場コンセンサスを下回り急反落
記事一覧 (07/04)【編集長の視点】三谷セキサンは反発、大証1部株は東証1部との市場統合接近で好需給買い根強い
記事一覧 (07/04)【編集長の視点】東洋合成は半年ぶり安値から赤字業績織り込み底上げに巻き直し
記事一覧 (07/03)【編集長の視点】エー・ピーカンパニーは新規出店ラッシュで連続の最高純益更新を買い直し実質最高値を窺う
記事一覧 (07/03)【編集長の視点】新規直接上場のサントリー食品インターナショナルは公開価格を20円上回り3120円で初値
記事一覧 (07/03)【編集長の視点】ファーストリテイは7連騰、SPA3社は6月月次売上高続伸もリバウンド幅には格差
記事一覧 (07/03)【編集長の視点】インタースペースは上値抵抗の25日線を上抜き下げ過ぎ訂正へ拍車
記事一覧 (07/02)【編集長の視点】シーボンは増益転換業績再評価でデバリュー株買いが拡大し5連騰
記事一覧 (07/02)【編集長の視点】ディスコは1Q単独売上高が過去最高も利益確定売りが交錯しもみ合う
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記事一覧 (07/01)【編集長の視点】ペプチドリームは共同研究解消売りが一巡し「リターンリバーサル」買いで続急伸
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記事一覧 (07/01)【編集長の視点】「山高ければ谷深し、谷深ければ……」で6月月間下落率上位銘柄に再登攀思惑も=浅妻昭治
2013年07月05日

【編集長の視点】ビューティガレージは連続最高純益更新・増配を買い直し最安値からの底上げが急ピッチ

<銘柄ウオッチ>

編集長の視点 ビューティガレージ<3180>(東マ)は、55円高の3155円と続伸し、6月27日につけた上場来安値2710円からの底上げが急ピッチに進んでいる。

 今年6月10日に発表した4月期決算で、前期業績が、今年2月の新規株式公開(IPO)時の予想数値を上ぶれて着地し、今期業績も続伸、連続の過去最高純利益更新と増配を予想したが、新興市場全般の急落に押されて最安値まで調整しており、最高業績を見直し下げ過ぎ訂正の買い物が増勢となっている。

 来週10日に同社と同業態で衣料品・雑貨をインターネット販売する夢展望<3185>(東マ)が、東証マザーズにIPOされ初値高倍率が観測されていることも、直近IPO株人気を高めている。

 同社の今期業績は、売り上げ63億2200万円(前期比19%増)、経常利益3億7000万円(同11%増)、純利益2億2700万円(同19%増)と2ケタ続伸が予想され、純利益は、前期の過去最高を連続更新する。

 理美容室、エステサロン、ネイルサロンなどのプロ向けインターネット通販サイト「BEAUTY GARAGE Online Shop」で、開始10年目で登録会員事業主が16万サロンを超えており、さらに利便性を向上させ、低価格商品を中心に品揃えを強化、オリジナルの理美容機器や化粧品のラインアップも拡充、新規物流センターを増設して配送サービスを向上させることなどが寄与する。配当は、前期配当20円に対して22円への増配を予定している。

 株価は、公開価格2300円に対して4160円で初値をつけ5200円まで買い進まれて高人気化し、3000円まで調整したが、その後発表した東京本社総合ショールーム開設や求人・転職サイトの運営子会社設立などを好感して直近IPO株人気を再燃させ、上場来高値5320円まで上値を伸ばしたが、新興市場急落とともに上場来安値まで突っ込んだ。最安値から400円幅の底上げをしているが、PERは16倍台となお下げ過ぎを示唆している。リバウンド幅拡大が続こう。(本紙編集長・浅妻昭治)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 10:45 | 編集長の視点

【編集長の視点】ツルハHDは反発、連続最高純益更新は市場コンセンサスより強く逆行高が続出

<マーケットトーク>

編集長の視点 ツルハホールディングス<3391>(東1)は、70円高の9590円と反発し、4月10日につけた年初来高値9840円を再び視界に捉えている。同社株は、今年6月18日に5月期決算を発表、前期に続き今期純利益も、連続過去最高更新を予想したが、市場コンセンサスを下回るとして8220円安値まで下ぶれたが、同安値から連続最高純益更新を見直し、割安株買いが再燃し7月3日の高値9590円まで1400円高と逆行高した。

 ツルハHDの今期純利益は、今期の新規出店を90店舗(前期87店舗)と積極継続、137億2800万円(前期2%増)と連続過去最高更新を予想したが、市場コンセンサスを約5億円下回った。株価は、前期業績の上方修正に続く第3四半期の好決算で年初来高値をつけ、全般相場の急落が波及して7370円まで調整、決算発表前には業績期待を高め低PER修正で8730円までリバウンドしていた。

 連続最高純利益と市場コンセンサスのギャップで、株価が波乱展開した例は、同社株のみに止まらない。6月17日に今2月期第1四半期決算を発表したあさひ<3333>(東1)、6月27日に4月期決算を発表したクスリのアオキ<3398>(東1)も、同様のケースとなった。このなかで、クスリのアオキは、連続過去最高の今期純利益29億5200万円(前期比2%増)が、市場コンセンサスを8億円超下回るとして6310円安値まで300円安したが、同安値からすでに1000円高と逆行高した。きょう5日は、10円高の7400円と5日続伸して寄り付いたあと、利益確定売りで170円安と下げもみ合っている。

 3月期決算会社の第1四半期業績の発表は、参議院選挙後の7月下旬以降に本格化する。仮に、参議院選挙で自民・公明両党の与党で議席の過半数を獲得、「衆参ねじれ現象」が解消する結果となった場合には、証券アナリストの業績観測が「アベノミクス」加速期待で強気に傾き上方修正、期初予想を据え置く会社予想とのギャップが拡大して、株価が、市場コンセンサスを下回るとして下落するケースも想定される。ただ、この場合に突っ込んだ安値は、ツルハHD、クスリのアオキの例からみても逆張り妙味を示唆することにもなることを忘れないことが肝心のようである。(本紙編集長・浅妻昭治)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 10:08 | 編集長の視点

【編集長の視点】セブン&アイは1Q最高業績で観測報道値をクリアして反発

<銘柄ウオッチ>

編集長の視点 セブン&アイ・ホールディングス<3382>(東1)は、55円高の3760円と変わらずを挟み3日ぶりに反発している。前日4日大引け後に今2月期第1四半期(1Q)決算を発表、増益転換して四半期業績として過去最高を更新、今年6月18日の業績観測報道値をクリアしたことで、主力小売り株買いが増勢となっている。

 1Q業績は、前年同期比13%増収、9%営業増益、10%経常増益、14%純益増益と増益転換し、過去最高となるとともに、期初予想の今期第2四半期(2Q)累計業績に対する利益進捗率も、44〜46%と前年同期の43〜44%をオーバーした。コンビニエンスストア事業では、徳島県と香川県に出店地域を拡大して新規出店を475店舗(前年同期260店舗)と積極化して「セブンカフェ」も導入、プライベートブランド商品「セブンプレミアム」の販売が好調に推移、スーパーストア事業では、衣料品を中心に荒利率が改善、そごう・西武を傘下に持つ百貨店事業でも、基幹店を中心に既存店売り上げが伸び増益転換し、金融関連事業も続伸したことなどが要因となった。2Q累計・2月通期業績は期初予想に変更はなく、通期純利益は、1700億円(前期比23%増)と連続の過去最高更新を見込んでいる。

 株価は、今期業績の連続最高純益更新予想が、市場コンセンサスを上回るとしてストップ高して年初来高値4115円まで買い進まれ全般相場急落とともに、3185円安値まで調整、半値戻し水準までリバウンドした。相場格言の「半値戻しは全値戻し」にトライして高値奪回を目指そう。(本紙編集長・浅妻昭治)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 10:03 | 編集長の視点

【編集長の視点】クルーズは1QX字回復業績に株式分割の権利取りが加わり底上げ急ピッチ

<銘柄ウオッチ>

編集長の視点 クルーズ<2138>(JQS)は、3日連続のストップ高でつけた年初来高値62万4000円から全般相場の急落が波及して24万8600円まで突っ込み、いったん42万2500円までリバウンドしたものの、今度は新興市場の急落に巻き込まれて26万1000円まで調整するなどダブルボトム(2点底)を形成した。この2点底から今3月期第1四半期(1Q)のV字回復業績を見直し、さらに今年9月30日を基準日に実施する株式分割(1対100)の権利取りも再燃して10万円幅の底上げをしており、さらにリバウンド幅を拡大しよう。

 同社の今期業績は、グローバル化が進み急速に変化するゲーム・マーケットで長期の業績予想を立てることは難しく、不明瞭な数字で投資家を混乱させないためとして、直近の4半期の1Q業績予想のみ開示した。1Q業績は、売り上げ53億円(前年同期比2.3倍)、営業利益14億円(同3.9倍)、経常利益14億円(同3.9倍)、純利益8億4000万円(同4.0倍)とV字回復を見込み、立ち上がりの4月単月の売り上げ、営業利益は過去最高を更新したと公表した。スマートフォン版のMobageランキングの上位を占める「アヴァロンの騎士」、「神魔×継承!ラグナブレイク」などの同社の主力3大タイトルのユーザー数をさらに増加させ、新規オリジナルゲームのリリースでマーケットシェアを拡大、海外の新規マーケットの開拓で海外売り上げの割合をアップさせることなどが要因となる。

 この1Q業績V字回復予想は、今年6月14日に発売された東洋経済会社四季報夏号での同社業績の観測報道で見直された。同四季報では、同社の今3月期通期純利益が、18億円(前期比53%増)と連続過去最高更新と観測されており、これをキッカケに見直し買いが強まって、株価は、ストップ高を交えて42万2500円の戻り高値まで上昇、その後、再調整による2点底形成から30万円台央まで底上げした。戻り高値奪回から半値戻し、3分の2戻し、全値戻しとリバウンド幅を拡大しよう。(本紙編集長・浅妻昭治)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 07:44 | 編集長の視点
2013年07月04日

【編集長の視点】ブロードメディアは続落も13週線での三角保ち合いが煮詰まりクラウドゲーム関連人気再燃へ

<銘柄ウオッチ>

編集長の視点 ブロードメディア<4347>(JQS)は、16円安の359円と続落している。ただ、5月29日につけた年初来高値587円からの調整場面では、上昇中の13週線にタッチして三角保ち合いに煮詰まり感を強めており、再度、6月20日に発売した世界初の新時代クラウドゲーム機「G−cluster(ジークラスタ)」を見直し、ゲーム株の最先端人気が再燃する展開が見込めそうだ。同ゲーム機の発売に関連してストップ高を繰り返した急騰特性や逆行高習性の再発揮も、期待される。

 同社は、第4番目の成長エンジンとしてクラウド事業を展開、この中核事業として「ジークラスタ」を開発・発売した。クラウドゲームは、サーバー側ですべてのゲームのプログラミング処理を行い、映像と音声を端末に配信するもので、ゲームソフトのディスクやディスクの入れ替え、アプリのダウンロード、インストールも必要なく、誰でも気軽にゲームライフが楽しむことができる。これまでスマートフォン向けゲームでは、ゲーム初心者層を開拓したが、ゲーム・マニアの中間層からは無視され、据え置き型ゲーム機も、ゲーム開発費高騰によるソフトの高度化・高価格化で中間層のゲーム離れが起こっており、「ジークラスタ」は、ひとりひとりのゲーム嗜好に応じてゲームを配信し、初心者からファミリー層、中間層などすべての顧客層の開拓を可能とする。

 しかも「ジークラスタ」は、本体価格を9980円、ゲームコントローラーなどを含む基本セット価格を1万3800円と低価格に設定し、全国の家電量販店約1000店で発売した。ゲームソフトは、50タイトルからスタートして、ゲーム料金は、購入を基本として315円から2940円に設定、ほかに月額料金500円で約30のタイトルが遊び放題の「月額500円プラン」も提供する。

 株価は、今年4月に「ジークラスタ」発売の具体的な日程を明らかにしてストップ高を演じ、今3月期業績を、売り上げ170億円(前期比31%増)、営業利益4億円(同2.4倍)とV字回復を予想したことが続いて上値を伸ばし、5月27日の発売時期・販売価格発表とともに連続のストップ高を交えて年初来高値587円まで買い進まれた。同高値からは、全般相場・新興市場急落にツレ安して281円と急落したが、13週線水準で踏み止まり三角保ち合いが煮詰まっている。上放れから高値奪回の急騰特性の再発揮も有望で、逆張り妙味を示唆している。(本紙編集長・浅妻昭治)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 10:30 | 編集長の視点

【編集長の視点】アスクルは大幅減益転換予想で市場コンセンサスを下回り急反落

<銘柄ウオッチ>

編集長の視点 アスクル<2678>(東1)は、208円安の1678円と急反落している。前日3日大引け後に5月期決算を発表、前期純利益が、今年3月の上方修正値を上ぶれ過去最高を更新して着地したが、今期は、税負担の平準化で純利益の減益転換のほか、営業利益、経常利益とも2ケタ減益と予想、市場コンセンサスを大きく下回ることから、5月13日につけた年初来高値1990円の目前水準で利益確定売りが先行している。東証第1部値下がり率ランキングの第1位として売られている。

 前期業績は、前々期比6%増収、4%営業増益、11%経常増益、2.1倍純益増益と続伸した。オフィス通販NO.1からEC(電子商取引)NO.1へ、さらに一般消費者向けのインターネット通販サイト「LOHACO」を立ち上げるビジネスモデルへ転換、商品別では洗剤、トイレットペーパー、ティッシュペーパーの日用品、飲料、マスク、梱包資材などの売り上げが拡大、原価低減活動やプライベートブランド商品の増加によって、「LOHACO」の認知度向上のための広告宣伝費拡大や既存物流センター拡充の地代負担増などをカバーした。

 純利益は、中国子会社の解散で税金費用が減少し大幅増益となった。今期業績は、最重点課題の「LOHACO」のシェア拡大に向けて、13億円の広告宣伝費を投入し価格戦略も強化、物流基盤増強に向けて総額218億円を投資、減価償却費負担も重なることから、営業利益を60億円(前期比12%減)、経常利益を60億円(同17%減)、純利益を税金費用の平準化で30億円(同48%減)と各減益転換を予想、市場コンセンサスを12億円〜11億円下回る。

 株価は、今年3月の前期純利益の上方修正で年初来高値1990円まで660円高し全般相場急落に巻き込まれて1482円安値まで突っ込み、医薬品のネット通販開始報道で1920円まで再騰、13週移動平均線を下値支持ラインし下値を切り上げてきた。今期の意欲的なビジネスモデル転換戦略と減益転換予想が綱引きし、下値では強弱感の対立が続こう。(本紙編集長・浅妻昭治)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 10:07 | 編集長の視点

【編集長の視点】三谷セキサンは反発、大証1部株は東証1部との市場統合接近で好需給買い根強い

<マーケットトーク>

編集長の視点 三谷セキサン<5273>(大1)は、5円高の1220円と反発して始まり、前日3日ザラ場につけた年初来高値1278円水準で堅調に推移している。7月16日に迫った大証第1部と東証第1部の現物株市場の統合を前に、同社株など大証第1部単独上場銘柄に市場統合後の東証株価指数(TOPIX)算入に伴い、TOPIX連動型ファンドの買い需要が発生する需給好転思惑買いが続いており、今3月期の続伸業績を評価する割安修正買いも交錯している。

 大証1部単独上場銘柄では、錢高組<1811>(大1)サンコール<5985>(大1)OUGホールディングス<8041>(大1)山陽電気鉄道<9052>(大1)なども、きょう4日に小反発・小反落して始まって前日ザラ場につけた年初来高値水準で売り買いが交錯している。さらに大証第2部単独上場のダイサン<4750>(大2)JFEコンテイナー<5907>(大2)などは、きょうは反落しているが、東証第2部との市場統合で知名度がアップし流動性も向上するとして前日には年初来高値を更新した。

 三谷セキサンの今期業績は、純利益が、前期に前々期計上の減損損失が一巡して25億8200万円(前々期比94%増)とV字回復した反動で25億5000万円(前期比1%減)と小幅減益転換するが、経常利益は、45億円(同1%増)と続伸を見込んでいる。パイル部門で独自の新製品やオリジナル工法などによりコンクリート二次製品の拡販を図り、全社的なコスト抑制や財務強化を継続することなどが要因となる。

 株価は、今年4月の大証1部指定替え承認をテコに1000円大台に乗せ、前期業績の上ぶれ着地、指定替え記念配当を含む前期配当の増配、今期業績の続伸予想で1160円まで上値を伸ばし、全般相場急落で1070円と下ぶれたが、今年5月に続く2回目の自己株式立会外買付取引(買付価格1100円)を歓迎して年初来高値まで200円高した。PERは9倍台、PBRは0.8倍と割安であり、一段の上値追いが期待できる。(本紙編集長・浅妻昭治)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 09:59 | 編集長の視点

【編集長の視点】東洋合成は半年ぶり安値から赤字業績織り込み底上げに巻き直し

<銘柄ウオッチ>

編集長の視点 東洋合成工業<4970>(JQS)は、年初来高値750円から今3月期営業利益・経常利益の赤字転換予想、無配予想に全般相場の急落も波及して、同安値373円まで突っ込んだが、同安値は2012年12月の371円以来の半年ぶりの安値で、このときと同様に底上げに向けて巻き直しが期待できる。同社自身の赤字業績予想に対して、東洋経済会社四季報夏号は、円安効果を重視して黒字継続と観測しており、この強弱が対立する業績予想も、底上げ期待材料として意識されよう。

 同社の業績は、前期業績が、期初予想を上ぶれて減益転換率を縮めて着地したあと、今期業績を売り上げ160億円(前期比13%増)、営業利益2億円の赤字(前期は2億7100万円の黒字)、経常利益1億円の赤字(同同1億3500万円の黒字)、純利益3000万円の黒字(同1億円の黒字)と見込み、配当も、前期の6円から無配転落を予想した。前期業績は、主力事業の感光性材料事業で、高精細化が要求される半導体用途の売り上げが拡大し、為替レートも当初予定より円安に推移したことで上ぶれ着地した。続く今期は、円安や中東諸国の政情不安に起因した原燃料価格の上昇を懸念し、さらに新稼働の香料工場・淡路工場の減価償却費負担増などから赤字転換を予想した。これに対して東洋経済会社四季報夏号は、1ドル=93円を想定する為替レートからの円安効果や、感光材料事業で半導体微細化向けのArf液浸向けなどの先端品比率が前期末に4割に達し、さらに強化されることなどを要因に営業利益を5000万円、経常利益を1億5000万円の各黒字、純利益も、遊休地売却益で2億3000万円の黒字と観測した。

 株価は、昨年末安値371円から自己株式立会外買付取引(買付価格379円)を見直す底値感から今年の年初来高値まで2倍に倍化し、ほぼ往って来いとなった。PERは同社自身の予想と東洋経済会社四季報観測では異なるが、PBRは0.5倍と出遅れており、底上げ再現思惑を高めよう。(本紙編集長・浅妻昭治)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 07:56 | 編集長の視点
2013年07月03日

【編集長の視点】エー・ピーカンパニーは新規出店ラッシュで連続の最高純益更新を買い直し実質最高値を窺う

<銘柄ウオッチ>

編集長の視点 エー・ピーカンパニー<3175>(東マ)は、13円高の2490円と反発し、今年1月31日を基準日に実施した株式分割(1対3)の権利落ちを換算した実質的な上場来高値2670円を窺っている。今3月期に入り、4月から6月までの2カ月間ですでに「塚田農場」の新規店舗を10店舗出店、7月以降も、シンガポールの2号店など海外店舗を含めて4店舗が、オープン予定にあるなど新規出店ラッシュとなっており、つれて今3月期純利益の連続過去最高更新予想を見直し買い増勢となっている。

 同社は、地鶏や鮮魚を自社生産しながら食品の生産から販売までを統合的に手掛ける生販直結モデルが、農林水産省の「優良外食産業表彰」の農水大臣賞を受賞するなど、独自の新外食ビジネスモデルを確立、地鶏モデルの「塚田農場」、鮮魚モデルの「四十八漁場」の店舗の新規出店を積極継続している。

 前期は、直営店を26店舗、ライセンス店を2店舗それぞれ新規出店したが、今期はこの新規出店をさらに45店舗に拡大させる計画で、6月までの2カ月ですでにこの計画の2割強を完了、上期中の集中出店が続く見込みだ。このうち海外へも「塚田農場」をグローバル展開、昨年11月にオープンしたシンガポールで2号店を新規出店、「和食」の国際化に貢献する。

 今期業績も、この積極店舗政策に加えて食肉処理の加工センターなどの生産流通体制の強化も寄与して続伸、通期純利益は6億500万円(前期比40%増)と前期の過去最高の連続更新を見込んでいる・

 株価は、昨年9月に公開価格2350円で新規上場され3305円で初値をつけ12月に上場来高値5050円まで買い進まれ、株式分割の権利落ちで売られた1385円からすでに9割高、昨年12月高値を分割権利落ち換算で実質3000円幅上回っている。分割権利落ち埋めに弾みがつこう。(本紙編集長・浅妻昭治)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 11:02 | 編集長の視点

【編集長の視点】新規直接上場のサントリー食品インターナショナルは公開価格を20円上回り3120円で初値

<銘柄ウオッチ>

編集長の視点 サントリー食品インターナショナル<2587>(東1)が、きょう3日に東証第1部に新規直接上場された。今年3月22日のブロードリーフ<3673>(東1)以来の直接上場で、公開価格は3100円、公開株式数は1億2540万株となっている。

 寄り付きと同時に公開価格を20円、0.6%上回る3120円で初値をつけ、その後は3190円まで買い進まれ、売買代金も、東証第1部の第2位にランクインする賑わいとなっている。

 公開価格が、仮条件3000〜3800円の下限近辺で決まり、PERが23倍台と割高で資金吸収額も3881億円と大規模となっているが、未上場の大手企業サントリーホールディングスの中核会社として知名度が高く、国内高シェアを保有する高実力が評価され、上場後の時価総額が1兆円に迫ることから、東証株価指数やMSCI(モルガン・スタンレー・キャピタル・インターナショナル)指数への算入に伴うリプレイス買いも予想される好需給要因も加わり、公開価格を上回る初値形成につながった。

 同社は、清涼飲料・食品の製造・販売メーカーで、茶飲料「伊右衛門」、缶コーヒー「ボス」などの強力ブランドを保有し、清涼飲料の国内シェアは約2割と第2位を占めている。海外展開も積極的で、1990年以来、シンガポール、ニュージーランド、豪州などで現地飲料会社を買収、海外事業は売り上げで3割、セグメント利益で過半を稼ぎ出している。

 今12月期業績は、1兆1300億円(前期比13%増)、経常利益690億円(同27%増)、純利益350億円(49%増)、1株利益133.2円と予想している。(本紙編集長・浅妻昭治)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 10:12 | 編集長の視点

【編集長の視点】ファーストリテイは7連騰、SPA3社は6月月次売上高続伸もリバウンド幅には格差

<マーケットトーク>

編集長の視点 ファーストリテイリング<9983>(東1)は、950円高の3万6250円と7営業日続伸して始まっている。前日2日大引け後に今年6月度の国内ユニクロ事業の売上高を発表、5月度に続いて既存店・全店とも2ケタの増加となったことが、買い材料視されている。

 前日2日は、同社と同業のカジュアル衣料のSPA(製造卸)のユナイテッドアローズ<7606>(東1)も、6月度の月次売上高を発表、同じく2ケタの続伸となっており、株価は、95円高の4515円と5営業日続伸して連日の年初来高値更新となっている。

 また前々日1日に続伸した6月度月次売上高を発表したポイント<2685>(東1)は、きょうの株価は、85円安の4985円と6営業日ぶりに反落して始まっているが、前日ザラ場には年初来高値5200円まで買われていた。これに対してファーストリテイの株価は、5月23日につけた年初来高値4万4400円から2万7900円安値まで突っ込み、この調整幅の3分の1戻し水準をクリアしたしかに過ぎず、全値戻しから高値を追っているSPA2社や、半値戻し目前となっている日経平均株価に比べてもリバウンド幅に格差がついている。

 ファーストリテイの6月度売上高は、既存店が前年同月比20.5%増と続伸し、これに直営店とダイレクト販売を加えた合計でも24.6%増とプラス幅を伸ばし2カ月連続で前年同月を上回った。5店舗を新規出店(退店3店舗)し既存店売上高が、天候にも恵まれキャンペーン商品を中心に夏物商品の販売が好調に推移したことが寄与した。

 株価は、4月の月次売上高が、2カ月ぶりに前年同月を下回ったが先物売買に絡んで日経平均株価と連動性が高いとの思惑で年初来高値まで買い進まれ、全般相場急落とともに4割近い急落となった。戻り幅が限定的にとどまるのは、この先物売買に関連しているとみられており、今後は、全般相場持ち直しとともに、同業他社並みにリバウンド幅を拡大するか試すことになりそうだ。(本紙編集長・浅妻昭治)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 09:54 | 編集長の視点

【編集長の視点】インタースペースは上値抵抗の25日線を上抜き下げ過ぎ訂正へ拍車

<銘柄ウオッチ>

編集長の視点 インタースペース<2122>(東マ)は、今年3月31日を基準日とした株式分割(1対200)の権利を落としてつけた1300円安値から全般急落相場の波及で620円安値まで大幅に調整、同安値から190円幅の底上げをするとともに、上値抵抗線となっていた25日移動平均線を下から上抜いて上昇トレンドへの復帰を示唆しており、下げ過ぎ訂正に一段と拍車がかかりそうだ。今9月期純利益のV字回復予想を再評価、さらに7月からインドネシアの現地法人が営業を開始(予定)であり、グローバル展開が加速することなどがサポート材料となろう。

 同社の今期業績は、今年5月1日に第2四半期(2Q)累計業績を上方修正したが、9月通期業績は、期初予想を据え置いた。2Q累計業績の上方修正は、インターネット広告事業で、「金融・保険」分野向けが堅調に推移し、事業拡大で見込んでいた採用人員数が予定以下にとどまったことが要因だったが、9月通期業績は、グローバル展開に向けての開発費の増加やメディア事業への投資に追加コストが発生するとして期初予想を変更しなかった。9月通期業績は、売り上げ146億1600万円(前期比18%増)、経常利益7億5000万円(同35%増)、純利益3億6600万円(同2.1倍)と予想し、純利益は、前期計上のメディア事業の保有資産の減損損失、株式評価損が一巡しV字回復する。

 株価は、株式分割を歓迎して26万4500円まで2割高して20万4000円で分割権利を落とし、落ち後安値813円から2Q累計業績の上方修正をテコに同高値1300円まで6割高したが、全般相場急落とともに620円と突っ込み2割強の底上げをした。大幅に下方かい離していた25日線もクリア、PER14倍台の下げ過ぎ訂正に弾みをつけよう。(本紙編集長・浅妻昭治)

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提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 09:02 | 編集長の視点
2013年07月02日

【編集長の視点】シーボンは増益転換業績再評価でデバリュー株買いが拡大し5連騰

<銘柄ウオッチ>

編集長の視点 シーボン<4926>(東1)は、12円高の2050円と5営業日続伸している。今3月期業績の増収増益転換業績を見直しバリュー株買いが増勢となっており、梅雨明けとともに同社美白スキンケア商品のシーズン入りとなることも、関連人気の先取りにつながっている。

 同社の今期業績は、売り上げ147億4700万円(前期比4%増)、経常利益12億200万円(同29%増)、純利益7億100万円(前期比42%増)と予想されている。自社で研究開発・製造した化粧品を前期末で107店舗に拡大した直営店で販売し、きめ細かいアフターサービスを付加してビジネスモデルを差別化、今期は、ウェブ・ソーシャルメディアも活用して集客方法を多様化しつつ販売網を拡大、美白スキンケアラインの新製品発売やバージョンアップを図ることが要因となる。

 株価は、集客活動や認知度向上のための広告宣伝費の負担増で前期業績を下方修正して年初来安値水準の1850円まで売られたが、3月22日付けの東証第1部への指定替えを歓迎して年初来高値2430円まで3割高、全般相場急落とともに再度、1850円まで調整、3分の1戻し水準へリバウンドをしている。PERは12倍台、PBRは0.9倍、配当利回りは、80円配当の安定継続で3.9%とバリュー的に割安であり、高値奪回を目指そう。(本紙編集長・浅妻昭治)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 10:29 | 編集長の視点

【編集長の視点】ディスコは1Q単独売上高が過去最高も利益確定売りが交錯しもみ合う

<銘柄ウオッチ>

編集長の視点 ディスコ<6146>(東1)は、50円高の6910円と4営業日続伸して寄り付いたあと、50円安と売られ前日終値を挟んでもみ合っている。

 前日1日大引け後に今3月期第1四半期(1Q)の単独売上高の速報値を発表、前年同期比でプラス転換するとともに、直前四半期の前期第4四半期(4Q)売上高に続いて2ケタの続伸となって過去最高を記録、期初予想の今期第2四半期(2Q)累計単独売上高に対して順調な進捗率を示したが、5月22日につけた年初来高値7120円に肉薄していることもあり、利益確定売りも交錯している。

 同社の決算開示方針は、四半期決算の単独売上高、連結売上高・単独行政、四半期業績の順で発表、最初に開示する単独売上高の動向が、その後の四半期業績の先行指標となっている。

 今期1Q単独売上高は、227億1600万円と前年同期に対して8.8%増とプラス転換するとともに、前期第4四半期の189億8300万円(第3四半期比16.7%増)に対して23.9%増と続伸し、2Q累計売上高に対して53.1%の進捗率と目安の50%を上回った。

 アジア地域のサブコンが、スマートフォンやタブレット端末向けのデバイスの増産のために設備投資を活発化、同社の精密加工装置の販売が、量産用の機種を中心に力強く伸び、精密加工ツールでは、円高是正に加えて、出荷数量が、半導体メーカーの設備稼働率に比例して堅調に推移したことが要因となった。

 株価は、前期業績が昨年11月の下方修正値を上ぶれて着地し、期中に減配した前期配当を増配、今期業績の続伸を予想したことで年初来高値7120円まで900円高、全般相場急落とともに5960円安値まで突っ込み、1Q受注高の上ぶれ観測報道で900円幅のリバウンドをした。投資採算的にPER25倍台と割安感は小さいが、今後の1Q業績の開示が刺激し下値から高値奪回を目指す展開も想定される。(本紙編集長・浅妻昭治)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 10:15 | 編集長の視点

【編集長の視点】セリアは連日の高値、100円ショップ株は食品価格値上げラッシュで生活防衛関連人気が再燃

<マーケットトーク>

編集長の視点 セリア<2782>(JQS)は、90円高の3180円と4営業日続伸し、連日の年初来高値更新となっている。7月1日に小麦粉、食パン、ハム・ソーセージなどの食品の販売価格が一斉に値上げされたラッシュとなっていることに対応、消費者の生活防衛意識が再燃しており、低価格販売の同社株などの100円ショップ株に追い風になるとして関連株買いが増勢となっている。

 100円ショップ株では、キャンドウ<2698>(東1)が、14円高の1559円と4営業日続伸し、ワッツ<2735>(JQS)も、78円高の1096円と3営業日続伸して始まり軒並み高となっている。

 100円ショップ株は、デフレ経済下では人気セクターの一角を占め、生活防衛意識の強まりを背景とした低価格志向により業績も好調に推移、さらに増配や株式分割の株主優遇策を相次いで打ち出したことで株価も大きく上昇した。

 セリアは、2006年3月末、2012年3月末と株式分割を実施、昨年の株式分割(1対500)では、分割歓迎の権利付き高値45万8000円から891円と権利をスンナリ落とし、前3月期業績の再々上方修正、今期純利益の連続最高更新予想などで3045円まで大きく上昇したが、全般急落相場にツレ安して2302円まで調整、ここに来て高値を更新してきた。バリュー的には割安感は小さいが、消費者の所得アップがまだ限定的に止まる消費環境下、なお諸物価上昇が観測されており、逆行高展開を強めよう。(本紙編集長・浅妻昭治)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 10:06 | 編集長の視点

【編集長の視点】Minoriは3分の1戻しから下げ過ぎ訂正が加速し全値戻しも視野

<銘柄ウオッチ>

編集長の視点 Minoriソリューションズ<3822>(JQS)は、年初来高値999円から全般相場の急落とともに784円安値まで下げ、3分の1戻し水準までリバウンドしたが、今3月期業績の続伸予想からなお下げ過ぎは歴然であり、全値戻しを目指し騰勢加速が見込まれる。新規分野の教育ITソリューション事業の開拓として、7月から大学向けに学生の就職活動を支援するクラウドサービスを開始することも支援材料となろう。

 同社の今期業績は、売り上げ140億円(前期比2%増)、経常利益7億1000万円(同7%増)、純利益4億2600万円(同6%増)と予想されている。従来からのソフトウェア開発・運用の受託業務の他、売上高が30億円から500億円の中堅企業を中心に、システムの設計・開発、基盤構築、保守・運用といった一連のプロセスにおいて、顧客と一体となって遂行する独自のソリューション提案によって、ソフトウェア開発、それに伴うシステム機器販売、システム運用管理など全セグメントの案件の引き合いが堅調に推移。新分野取組、新規顧客開拓を進め、間接業務の効率化を引き続き進めることなどが要因となっており、企業のIT投資も回復傾向にあることも追い風となる。
 
株価は、前期業績の上方修正・増配で年初来高値まで150円高し、業績続伸予想にもかかわらず全般相場急落に巻き込まれて往って来い以上の下落となり、3分の1戻し水準までリバウンドした。PERは8倍台、PBRは0.8倍、配当利回りは3.8%となお下げ過ぎであり、全値戻しにスピードアップしよう。(本紙編集長・浅妻昭治)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 08:05 | 編集長の視点
2013年07月01日

【編集長の視点】ペプチドリームは共同研究解消売りが一巡し「リターンリバーサル」買いで続急伸

<銘柄ウオッチ>

編集長の視点 ペプチドリーム<4587>(東マ)は、890円高の8080円と続急伸している。同社株は、今年6月11日に公開価格2500円で新規株式公開(IPO)され、7900円で初値をつけて3日連続のストップ高で上場来高値1万3700万円まで買い進まれ、6月25日に米大手製薬会社のファイザー社との共同研究解消を発表したことから、前週末28日ザラ場に上場来安値5930円まで売られた。

 ただ同最安値から、大引けにかけて1300円幅の急反発をしており、きょう1日も、悪材料織り込み済みとして下げた株ほどよく戻るとする「リターンリバーサル」買いが増勢となっている。

 同社は、東京大学発のバイオベンチャーで、日本のバイオベンチャーが、創薬系、創薬支援系、研究支援系と分かれているのに対して、創薬基盤技術をベースとした製薬会社との特殊ペプチドの共同研究と自社でも独自に創薬開発を進めるビジネスモデルを特徴としている。このため売り上げは、製薬会社との契約一時金、研究開発支援金、さらに製薬会社に特殊ペプチドをライセンスアウトした権利金や開発に応じた各種の売り上げを受領、類似バイオベンチャーとは異なり、IPO初年度から業績の黒字転換を予想している。

 創薬上で幅広い疾患を対象にして副作用が少なく、大型設備も必要としない特殊ペプチドの優位性に着目して国内外の製薬会社9社と28プロジェクトの共同研究を進めていることが要因で、今6月期業績は、売り上げ6億6900万円(前期比2.4倍)、経常利益1億7500万円(前期は2100万円の赤字)、純利益1億3600万円(同900万円の黒字)と見込んでいる。

 今回の共同開発契約の解消は、ファイザー社が、現在の創薬開発を放棄し新プロジェクトを立ち上げるには1年間程度の準備期間が必要として通知されたもので、特殊ペプチドの優位性の認識そのものは変わりはなく、同共同研究で得られた標的分子などの情報は同社が利用できる。同契約では今6月期に2億2400万円の売り上げを見込んでおり、今後は、IPO時に公表した中期経営計画を修正し、公表する予定である。

 株価は、公開価格比5.4倍の最高値から最安値まで56%安したが、最安値から5営業日ぶりに大陽線を示現、きょうの高値まで36%高、累積売買高でも売り一巡感を示している。一段の戻りを試そう。(本紙編集長・浅妻昭治)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 10:27 | 編集長の視点

【編集長の視点】片倉は続急伸、子会社の新高血圧治療剤の製造販売承認で異色のバイオ株買い増勢

<銘柄ウオッチ>

編集長の視点 片倉工業<3001>(東1)は、30円高の1262円と続急伸している。前週末6月26日大引け後に同社の子会社トーアエイヨー(東京都中央区)が、日東電工<6988>(東1)と共同開発した世界初の経皮吸収型・β1遮断剤「ビソノテープ」の製造販売承認を取得、アステラス製薬<4503>(東1)が、販売を担当すると発表、サブライズのある材料としてバイオ株関連人気を高めて買い増勢となっている。

 同社は、今年3月に旧本社の再開発ビル「東京スクエアガーデン」を竣工させ、5月には長野県松本市の社有地をイオンモール<8905>(東1)に賃貸するなど含み資産株のイメージが強いが、医薬品事業は、不整脈治療剤、心不全治療薬などを中心に売り上げが全売り上げの37%(前期実績)を占める最大の事業部門で、国内に約4000万人の高血圧症有病者が推定されているだけに、新薬の製造販売承認取得で業績上ぶれ期待も高まってくる。

 「ビソノテープ」は、β1遮断作用を有するビソプロロールを含有する経皮吸収型の高血圧症治療剤で、胸部、上腕部、背部のいずれかに1日1回貼付し、24時間ごとに貼りかえる製剤で、24時間にわたり安定した降圧効果が維持され、経口投与が不向きな本態性高血圧症患者にも適用できるなどの特徴を持っている。

 株価は、「東京スクエアガーデン」の今年3月竣工で含み資産株人気を高めて年初来高値1880円まで買い進まれ、不動産株安や全般相場の急落とともに、1048円まで調整し200円幅のリバウンドをしたところである。PERは55倍台と割高だが、PBRは0.9倍と割り負けており、なおリバウンド幅を拡大しよう。

 なお日東電工は、80円高の6480円と反発したあと100円安と伸び悩んでもみ合い、アステラス薬は、30円高の5420円と3営業日続伸しあいたあと、利益確定売りも交錯して60円安と反落している。(本紙編集長・浅妻昭治)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 10:18 | 編集長の視点

【編集長の視点】アドヴァンは決算発表一番乗りも1Q低進捗率業績が響いて急反落

<マーケットトーク>

編集長の視点 アドヴァン<7463>(東1)は、86円安の1204円と急反落して始まっている。きょう1日寄り付き前の7時30分に、3月期決算会社の決算発表一番乗りとして今3月期第1四半期(1Q)決算を発表したが、1Q業績が続伸したものの期初予想の今期第2四半期(2Q)累計業績に対して低利益進捗率にとどまっており、これまで続いていた決算の早期開示プレミアムは不発で、利益確定売りが先行している。

 同社は、これまであみやき亭<2753>(東1)と決算発表の一番乗り競争を続け、今年4月1日の3月期決算発表では、アドヴァンが7時30分、あみやき亭が午後1時20分にそれぞれ発表しており、3月期決算に続き今期1Q決算発表でも、アドヴァンが連続して開示のトップバッターの座を確保した。なお、あみやき亭も、今年9月30日を基準日とする株式分割(1対100)の権利取りも続き、2700円高の26万8700円と変わらずを含めて5営業日続伸して始まっている。

 アドヴァンの1Q業績は、前年同期比8%増収、10%経常増益、54%純益増益と続伸したが、2Q累計業績対比の利益進捗率は、38〜49%と前年同期の進捗率や目安の50%を下回った。震災復興需要や住宅着工戸数増加などの事業環境好転を背景に、輸入建材や水廻り商品について、水廻り商品専門のショールーム「アクア館」のオープンやテレビCMを継続する積極的な販売促進策を実施、売り上げを伸長させたことが要因となった。2Q累計・3月通期業績は期初予想に変更はなく、通期純利益は、25億円(前期比7%減)と前期の過去最高からの減益転換を見込んでいる。

 株価は、今期純利益の減益転換予想を配当を36円(前期実績35円)に連続増配することでカバーして、早期決算開示プレミアムもオンして決算発表から年初来高値1521円まで5割高し、全般相場急落とともに、1130円安値まで調整、1株純資産1183円割れは下げ過ぎとして3分の1戻し水準まで反発した。PERは14倍台と割安であり、下値からの再騰展開も想定される。(本紙編集長・浅妻昭治)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 09:47 | 編集長の視点

【編集長の視点】「山高ければ谷深し、谷深ければ……」で6月月間下落率上位銘柄に再登攀思惑も=浅妻昭治

<マーケットセンサー>

編集長の視点 「ジャパン・パッシング(日本通過)」的な相場推移である。日本を通り越して頭越しに米国と中国の間で株安材料が飛び交って、5月、6月と為替レートは、1ドル=93円台まで円高となり、日経平均株価は、3500円幅の急落となった。米国、中国の中央銀行の金融緩和縮小懸念や、資金供給抑制・銀行の資金繰り不安などの海外悪材料(黒船)に振り回され、相変わらずの「たった四杯で夜も眠れず」の為体で、東京市場の存在感は薄れる一方となり、サンドバッグ状態を余儀なくされた。

 しかしである。ここは6月17〜18日の主要8カ国首脳会議(G8)で安倍晋三首相が表明したように、「世界経済に貢献する」アベノミクスのネジを巻き直して、東京市場の独自性をアピールするチャンスだろう。それでなくても7月は、4日を公示日、21日を投開票日に参議院選挙が実施される政治イベントが控えている。東京都議会選挙で、候補者全員当選の圧勝をした安倍自民党としても、参議院の「ねじれ現象」解消に向けて、株安よりも株高をキャンペーン材料に連勝を狙いたいところだろう。5月、6月と続いた波乱相場が、7月の「梅雨明け相場」からサマーラリー」につながる展開は、兜町でも永田町でも誰も異論のないこととなる。

 そうなると、問題になるのはその東京市場の独自材料である。オーソドックスな独自材料は、「アベノミクス」効果の再訴求・再アナウンスだろう。きょう1日寄り付き前に発表の日銀短観で景況感の回復を確認できれば、このあと7月下旬から本格化する上場企業の第1四半期決算の開示とともに、相次ぐ業績の上方修正が独自材料であり、これを先取りして業績相場が発進する正統派の相場シナリオである。この中心は、証券各社の証券アナリストがカバーしている輸出関連の主力銘柄ということになり、投資判断や目標株価の引き上げが、株価加速要因となることは間違いない。

 この主力株を7月相場のポートフォリオから外すことは、まず考えられないが、これと並んでもう一つ注目したいテクニカル的な独自材料がある。「山高ければ谷深し、谷深ければ山高し」で大きく急騰し大きく急落した銘柄のリバウンドである。5月、6月相場での株価急落で大きな谷を形成した銘柄が、「下げた株ほどよく戻る」とする「リターンリバーサル」買いで、もしかしたらもう一度、急峻への再登攀を開始する可能性がないか試してみたいということである。

 というのも、6月の東証第1部月間騰落率ランキングで、下落率ランキングの上位に興味深い銘柄が並んだからだ。ワーストワンとなったフルキャストホールディングス<4848>(東1)は、逆に5月の月間上昇率ランキングで第5位に躍進、逆行高した銘柄であった。5月末割り当てで実施した株式分割(1対100)を歓迎して年初来高値3万7800円まで急騰したものの、5月31日終値に対して分割権利落ちを勘案しても約40%の急落となった。また、下落率第2位となったアイロムホールディングス<2372>(東1)は、4月の月間上昇率ランキングで第4位にランクインした銘柄であった。

 「山高ければ谷深し」で独自高、逆行高した銘柄が、反動でその上昇分もすべて吐き出してしまったのである。なかには、サニックス<4651>(東1)のように5月のランキングで第2位となり、さらに6月も上昇ランキングの11位と健闘した銘柄もあるが、7月相場で、「谷深ければ山高し」となる展開が 期待できるとしたら、6月の月間下落率の上位銘柄は、逆に大きなリバウンドをしないとも限らないのである。その観点から6月の月間下落率上位銘柄を一覧すると、意外と存在感を主張する銘柄も多く、ここはぜひマークしておきたい。
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 09:32 | 編集長の視点