[編集長の視点]の記事一覧
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記事一覧 (05/13)【編集長の視点】キーコーヒーは自己株式売出しを織り込み下げ過ぎ訂正で全値戻し指向
記事一覧 (05/10)【編集長の視点】東洋ドライは決算発表を前に2Q上ぶれ業績を評価し超割安修正で最高値肉薄
記事一覧 (05/10)【編集長の視点】西尾レントは7連騰のあともみ合いも大証1部単独銘柄は好業績評価に市場統合思惑がオン
記事一覧 (05/10)【編集長の視点】ソニーは今期業績が減益転換予想も市場コンセンサスを上回り高値更新
記事一覧 (05/10)【編集長の視点】日邦産業は決算発表を先取りし割安修正が続き高値追い
記事一覧 (05/09)【編集長の視点】モブキャストはストップ高寸前、株式分割発表の9銘柄は8勝1敗
記事一覧 (05/09)【編集長の視点】進和は高値肉薄、通期業績の上ぶれ期待を高め増配も再評価し割安修正
記事一覧 (05/09)【編集長の視点】トヨタは連日の高値、大幅増益業績が市場予想を下回るが上ぶれ余地を買う
記事一覧 (05/09)【編集長の目】ブロードメディアは大規模新規事業のクラウドゲームに高評価、6月にサービス開始
記事一覧 (05/08)【編集長の視点】ワッツは連日の分割落ち後高値、2Q業績上ぶれ着地の高評価続き割安株買いが増勢
記事一覧 (05/08)【編集長の視点】東京海上HDは業績再上方修正で市場予想を上回り高値を射程圏
記事一覧 (05/08)【編集長の視点】理想科学は高値更新、自己株式再取得株は連続増配に業績続伸も加わり「鬼に金棒」で買い物殺到
記事一覧 (05/08)【編集長の視点】エー・ピーカンパニーは連日の実質最高値更新もなおTPP関連で決算発表先取り余地
記事一覧 (05/07)【編集長の視点】ヒビノは大型商品発売で3月期決算発表に期待を高めて反発
記事一覧 (05/07)【編集長の視点】フォスター電機はストップ高買い気配、連続増益業績が市場予想を上回り大幅増配
記事一覧 (05/07)【編集長の視点】貯蓄より消費で百貨店株にはアベノミクス相場の第2ラウンドを期待=浅妻昭治
記事一覧 (05/07)【編集長の視点】ファーストリテイは急反発、4月月次実績発表の10社は9勝1敗
記事一覧 (05/07)【編集長の視点】ラクオリア創薬は内外の相次ぐ物質特許査定でバイオ株人気を高め最高値も射程
記事一覧 (05/02)【編集長の視点】セーラー万年筆は高値もみ合いも資産効果関連株の一角で黒字転換純利益に再評価余地
記事一覧 (05/02)【編集長の視点】コロプラは最高値を更新、業績上方修正に株式分割加わり直近IPO株人気
2013年05月13日

【編集長の視点】キーコーヒーは自己株式売出しを織り込み下げ過ぎ訂正で全値戻し指向

<銘柄ウオッチ>

編集長の視点 キーコーヒー<2594>(東1)は、今年3月6日払い込みで実施した自己株式処分・売出し(処分価格1520円)を嫌って年初来安値1473円まで100円超幅の急落となったが、その後4月30日に発表した前3月期期末配当の増配などを評価して織り込み済みとして下げ過ぎを訂正、年初来高値1650円までリバウンド幅を拡大する展開が想定される。
 5月15日には3月期決算の発表を予定、今2014年3月期業績は、減益転換が観測されているが、相次いだM&Aや株式売出しで調達した資金で実施する効率化投資の寄与などによる業績期待も底流しており、決算発表も注目ポイントとなりそうだ。

 自己株式処分・売出しは、「品質第一主義」を経営理念に収益性の改善と市場競争力の強化を2つの柱とし、昨年3月にアマンドを連結子会社化、今年1月に銀座ルノワール<9853>(JQS)と資本・業務提携して事業強化を図っている同社が、商品の品質維持・向上、製造の効率化につながる設備投資資金を調達する目的で実施したもので、手取概算額約8億円は、宮城県、千葉県、愛知県、佐賀県などのコーヒー関連事業の生産設備更新・新設などに充当する。

 同社の株価は、昨年10月に前2013年3月期業績を上方修正、今年1月には同純利益を再上方修正、9億9000万円(前々期は7000万円の赤字)と黒字転換幅を拡大したことで年初来高値まで買い進まれた。昨年10月の上方修正は、最高値圏にあったコーヒー原料の生豆相場が落ち着き、販管費削減につながったことが要因となり、今年1月の純利益の再上方修正は、銀座ルノワールとの提携で負ののれん益4億8000万円が発生したことが要因で、株価は実態好転をポジティブに評価したものである。それだけに株式売出しの需給悪化を嫌って調整場面となった。
 ただこの好実態は、今2014年3月期業績にも継続されることは間違いなく、例えば東洋経済会社四季報春号では、今期業績を負ののれん益一巡、コーヒー生豆相場底打ちによる採算悪化で減益転換を予想しているが、観測報道通りとなるかウオッチする必要がある。

 年初来高値から同安値までの調整幅の半値戻し水準までリバウンドした株価は、全値戻しの年初来高値奪回にトライしよう。(本紙編集長・浅妻昭治)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 07:50 | 編集長の視点
2013年05月10日

【編集長の視点】東洋ドライは決算発表を前に2Q上ぶれ業績を評価し超割安修正で最高値肉薄

<銘柄ウオッチ>

編集長の視点 東洋ドライルーブ<4976>(JQS)は、81円高の2013円と急続伸し、5月8日につけた上場来高値2040円に肉薄している。同社株は、きょう10日に今6月期第3四半期(3Q)決算の発表を予定しているが、今年2月に開示した今期第2四半期(2Q)業績が、期初予想を上ぶれて着地したことを評価して業績期待を高め超割安修正買いが増勢となっている。

 2Q累計業績は、利益が、期初予想を3100万円〜1200万円上ぶれ、前年同期比11%増収、50%経常増益、81%純益増益とV字回復を鮮明化した。

 主要販売先の自動車業界で国内のエコカー補助金の終了、中国での日本車不買運動などにより生産台数が減少する悪環境が続いたが、底入れして復調しており、ドライルーブ事業ではコーティング加工が、自動車機器向けに11%増、光学機器向けもタイでの受注品目増加を受けて75%増と伸びたことなどが、上ぶれ着地要因となった。

 6月通期業績は期初予想に変更はなく、純利益は3億500万円(前期比27%増)と続伸を見込んでいるが、きょうの3Q決算発表時の通期業績動向に注目が集まっている。

 株価は、昨年11月の今期第1四半期のV字回復業績にベトナムでの現地法人設立の好材料が続いて1649円まで買い進まれ、2Q累計業績の上ぶれ着地では、いったん材料出尽くし感で1434円まで調整したが、下げ過ぎとして2000円台を回復して高値を更新、高値でもみ合ってきた。PER8倍台、PBR0.5倍の超割安修正で最高値抜けから上値拡大運動を強めよう。(本紙編集長・浅妻昭治)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 10:41 | 編集長の視点

【編集長の視点】西尾レントは7連騰のあともみ合いも大証1部単独銘柄は好業績評価に市場統合思惑がオン

<マーケットトーク>

編集長の視点 西尾レントオール<9699>(大1)は、47円高の2431円と7営業日続伸して始まり、前日9日ザラ場につけた年初来高値2561円を窺っている。全般相場がやや波乱展開となった相場環境下では、逆行高特性のある大証第1単独上場銘柄の同社株に常に逆張り指向が底流しているが、今回は、これに加えて今年5月15日予定の今9月期第2四半期(2Q)累計決算発表時の9月通期業績の上方修正期待や、今年7月16日に予定されている東証第1部と大証第1部の現物市場統合に伴う需給好転思惑も買い材料視されている。ただ高値後は、利益確定売りも交錯して53円安ともみ合っている。

 大証第1部単独上場銘柄は同社株のほか、六甲バター<2266>(大1)が、4円高の725円と2日間の変わらずを含めて4日続伸しているほか、サンコール<5985>(大1)が、5円高の523円と4日続伸し、大真空<6962>(大1)も、10円高の433円と5営業日続伸してそれぞれ年初来高値に顔合わせ、ワキタ<8125>(大1)が、11円高の1311円と続伸して連日の年初来高値更新となり、近鉄百貨店<8244>(大1)が、3円高の303円と2日間の変わらずを挟んで5営業日続伸し年初来高値に顔合わせしている。市場統合で東証株価指数(TOPIX)に算入されTOPIX連動型のファンドの買い需要が発生する好需給が、市場統合を挟んで折にふれて思惑を高めよう。

 西尾レントの株価は、今年5月8日に今期2Q累計業績を上方修正、大震災の復旧・復興需要の寄与などで純利益を期初予想の30億1300万円から41億3200万円(前期比52%増)に引き上げ、連続増益率を伸ばす。9月通期業績は、5月15日の2Q累計決算発表時に開示するとしており、期初予想の通期純利益31億9700万円(前期比13%増)の大幅上方修正期待が高く、PER19倍台の割安修正が加速する展開も想定される。(本紙編集長・浅妻昭治)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 10:33 | 編集長の視点

【編集長の視点】ソニーは今期業績が減益転換予想も市場コンセンサスを上回り高値更新

<銘柄ウオッチ>

編集長の視点 ソニー<6758>(東1)は、84円高の1828円と急反発して始まり、5月8日につけた年初来高値1797円を更新している。前日9日大引け後に3月期決算を発表、前期業績が、今年4月25日の一転した上方修正値を上ぶれて黒字転換幅を拡大し、今期業績は、営業利益、税引前純利益の減益転換を予想したが、市場コンセンサスを上回っており、割り負け修正買いが再燃している。前日の米国市場で、同社ADR(預託証券)が、東京市場の終値に対して75円高(円換算値)で引け、為替相場も、1ドル=100円台に乗せる円安となりフシ目を突破したことも強力サポート材料となっている。

 前期業績は、税引前利益が2月の上方修正値を約56億円、純利益が約30億円上ぶれており、売り上げが前々期比4%増と増収転換し、営業利益が2301億円(前々期は672億7500万円の赤字)、税引前純利益が2456億8100万円(同831億8600万円の赤字)、純利益が430億3400万円(同4566億6000万円の赤字)とそれぞれ黒字転換した。

 売り上げは、ソニー・エリクソンの連結化や金融ビジネスの影響で増収転換し、利益は、事業ポートフォリオ再編・財務体質強化のために実施した資産売却の売却益、テレビ事業の損失縮小、デバイス分野、金融分野、映画分野の損益改善などが寄与して黒字転換した。

 今期業績は、為替レートを1ドル=90円前後、1ユーロ=120円前後と想定してスマートフォンの販売台数の増加、テレビ分野の黒字転換などを見込んでいるが、前期計上の資産売却益・再評価益の一巡などから減益転換を予想している。営業利益は2300億円(前期比弱含み)、税引前純利益は2100億円(同14%減)としているが、ただ市場コンセンサスをそれぞれ約260億円、約160億円上回る。

 株価は、昨年11月の772円安値から相次ぐ株式・資産売却やスマートフォンの販売拡大などをテコに底上げ、前期業績の一転した上方修正で年初来高値まで2.3倍化した。PER評価では割高だが、PBRでは0.8倍と割り負けており、一段の戻りを試そう。(本紙編集長・浅妻昭治)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 10:31 | 編集長の視点

【編集長の視点】日邦産業は決算発表を先取りし割安修正が続き高値追い

<銘柄ウオッチ>

編集長の視点 日邦産業<9913>(JQS)は、今年5月中旬に3月期決算の発表を予定しているが、前期業績のV字回復に続き今期も2ケタ増益が観測されていることから、決算発表を先取り年初来高値追いとなっている。この高値水準でもPERは、前期実績見込みベースで17倍台、PBRは0.6倍と割安であり、東日本大震災発生前の2012年2月高値666円奪回から2007年12月以来の700円台活躍も見込めそうだ。

 同社の前2013年3月期業績は、期初に売り上げ450億円(前々期比14%増)、経常利益8億円(同4.3倍)、純利益3億円(7.8倍)とV字回復が予想された。ところがその後相次いで発表された四半期決算は、この期初予想を上回るペースで推移、今年2月開示の前期第3四半期(3Q)業績は、前年同期比6%増収、2.6倍増益、31%純益増益と大幅増益転換し、経常利益は通期予想を6400万円、純利益は8700万円上回る高進捗率を示した。モビリティ事業が、自動車メーカー、自動車部品メーカー向けに国内ではエコカー補助金、海外ではタイの需要拡大などに支えられて好調に推移し、エレクトロニクス事業も、国内の半導体・大型液晶機器関連需要の落ち込みをスマートフォン関連需要でカバーしてセグメント利益が黒字浮上、精密機器事業も、東日本大震災、タイの洪水と続いたサプライチェーンの混乱が収束して生産体制が回復して2ケタ増収増益となったことなどが寄与した。このため前期業績の上ぶれ着地とともに今期業績の続伸期待も高まるところで、東洋経済会社四季報春号では、前期純利益を3億8000万円、今期純利益を6億円と観測しており、決算発表に注目が集まる。

 株価は、3Q好決算で材料出尽くし感からいったん476円安値まで調整、25日移動平均線からのマイナスかい離は下げ過ぎとして年初来高値まで2割高した。なお低PER・PBR修正を加速しよう。(本紙編集長・浅妻昭治)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 06:58 | 編集長の視点
2013年05月09日

【編集長の視点】モブキャストはストップ高寸前、株式分割発表の9銘柄は8勝1敗

<マーケットトーク>

編集長の視点 モブキャスト<3664>(東マ)は、寄り付きの買い気配から670円高の4585円まで買い進まれてストップ高寸前まで急反発し、前日ザラ場につけた上場来高値4800円を射程圏に捉えている。前日8日大引け後に今12月期第1四半期(1Q)決算とともに、株式分割を発表、歓迎して分割権利取りの買い物が再燃、ゲーム関連株人気を再燃させている。

 前日大引け後に株式分割を発表したのは、同社株を含めて9社にのぼったが、多くが決算開示とともに発表、好業績となっていることも支援して買い増勢となっており、全体では8銘柄が上昇(勝ち)、1銘柄が下落(負け)となっている。

 負け組は豆蔵ホールディングス<3756>(東マ)で、3万500円安の12万500円と6営業日ぶりに急反落し、前日ザラ場につけた年初来高値16万6500円を前に利益確定売りが増勢となっている。

 それ以外はコード番号順に、データリンクス<2145>(JQS)が、2万8000円高の15万7000円と4営業日続伸して3月8日につけた年初来高値13万5000円を更新、インサイト<2172>(札ア)が、買い気配のまま連日の年初来更新となり、パラカ<4809>(東マ)が、1万3400円高の21万8900円と4営業日続伸して4月9日につけた年初来高値21万7000円を更新、テクノメディカ<6678>(東1)が、前日のストップ高に次いで6万2000円高の82万5000円と4営業日続伸して連日の年初来高値更新。

 レーサム<8890>(JQS)が、3万円高の22万5000円と急反発して4月9日につけた年初来高値22万800円を更新、スカパーJSATホールディングス<9412>(東1)が、2100円高の5万1100円と反発して連日の年初来高値更新となり、NTTデータ<9613>(東1)が、7万円高の38万3000円とストップ高で3日続伸し、3月25日につけた年初来高値32万1000円を更新している。

 モブキャストの株式分割は、投資単位当たりの金額を引き下げ、同社株式の流動性の向上と投資家層の一段の拡大を図ることを目的にしており、5月31日を基準日に1株を2株に分割する。一方、1Q業績は、今年2月1日付けで2社を子会社化したことから連結決算とし前年同期との比較はないが、売り上げ13億200万円、経常利益1億1000万円、純利益4500万円となった。

 今年3月に新規自社開発のプロ野球選手育成ゲーム「モバプロスカウト」の配信などを開始、モバイルスポーツメディア「mobcast」の会員数が300万人を突破したことなどが寄与した。12月通期連結業績も、期初の単独予想とは変わりがなく、純利益は、10億円と見込んでいる。

 株価は、このところのゲーム株人気の波及で5月7日のストップ高を交え4月30日以来、5営業日で83%高の急騰となった。再度の最高値挑戦が続こう。(本紙編集長・浅妻昭治)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 10:44 | 編集長の視点

【編集長の視点】進和は高値肉薄、通期業績の上ぶれ期待を高め増配も再評価し割安修正

<銘柄ウオッチ>

編集長の視点 進和<7607>(東1)は、5円高の1213円と反発し、4月12日につけた年初来高値1235円に肉薄している。今年4月11日に今8月期第2四半期(2Q)累計業績の上方修正を発表、8月通期業績は期初予想を据え置いたが、上ぶれの可能性が高いとして自動車関連の好実態株として割安修正買いが再燃している。

 2Q累計業績は、売り上げを期初予想より2億900万円引き下げたが、逆に経常利益を2億7000万円、純利益を2億3800万円それぞれ引き上げ、純利益は7億9300万円(前年同期比70%増)と大幅続伸した。国内ではシートフレーム溶接設備やイオン注入装置の売り上げが増加し、米国、タイでは日系自動車メーカーのモデルチェンジなどで溶接設備や溶接治具が好調に推移しており、このところの急速な円安で約2億円の為替差益が発生したことが、上方修正要因となった。

 8月通期業績は、今年8月にジェイテックセンター(名古屋市守山区)の第1工場を閉鎖し、第2工場にその機能を移管して統合することを予定、この統合で固定資産の廃棄損などが期初計画より増加する可能性があるとして期初予想を据え置き、純利益を11億2000万円(前期比10%増)と見込んでいるが、為替レートはさらに円安様相を強めているだけに上ぶれ期待も高まっている。なお配当は、35円(前期実績33円)に増配を予定している。

 株価は、今期第1四半期の2ケタ続伸業績を評価して1000円台に乗せ、2Q累計業績上方修正で年初来高値まで上値を伸ばし、高値もみ合いを続けてきた。PER13倍台の割安修正で、高値抜けから2009年1月高値1500円を次の上値ターゲットとしよう。(本紙編集長・浅妻昭治)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 10:07 | 編集長の視点

【編集長の視点】トヨタは連日の高値、大幅増益業績が市場予想を下回るが上ぶれ余地を買う

<銘柄ウオッチ>

編集長の視点 トヨタ自動車<7203>(東1)は、130円高の5970円と3日続伸して始まり、連日の年初来高値更新となっている。前日8日大引け後に3月期決算を発表、前期業績が、5月6日の観測報道値をクリアし、大幅続伸予想の今期業績が、市場コンセンサスを下回ったが、期初の想定為替レートから保守的として上ぶれ期待を高めて主力株買いが増勢となっている。前日の米国市場で、同社ADR(預託証券)が、東京市場の終値に対して85円高(円換算値)で引けたことも側面支援している。

 前期業績は、利益が今年2月の再上方修正値を1021億円〜1708億円上ぶれ前々期比18%増収、3.7倍営業増益、3.2倍税引前純益増益、3.3倍純益増益とV字回復した。車両販売台数が、20%増の887万1000台と伸び、為替レートも、1ドル=83円と4円の円安となって、対ユーロの2円の円高(1ユーロ=107円)を吸収して為替変動のプラス影響が1500億円発生し、営業面の努力6500億円、原価改善努力4500億円などが加わったことがV字回復につながった。

 今期業績は、為替レートを1ドル=90円、1ユーロ=120円と円安を想定し、車両販売台数を前期比2.5%増の910万台と計画して続伸、営業利益は、1兆8000億円(前期比36%増)、純利益も1兆3700億円(同42%増)と予想している。営業利益は、2兆円乗せを見込んだ市場コンセンサスを約2000億円下回るが、現在の為替相場が、想定レートより円安で推移していることから、前期と同様に期中の複数回の上方修正を期待している。

 株価は、昨年11月の前期業績の1回目の上方修正と中間配当の増配で「アベノミクス」相場をリードして4000円大台を回復し、今年2月の再上方修正では5000円大台に乗せ、年初来高値まで上値を伸ばした。業績続伸でPERも13倍台と割安になり、次の上値フシとして2008年2月高値6400円が浮上しよう。(本紙編集長・浅妻昭治)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 10:03 | 編集長の視点

【編集長の目】ブロードメディアは大規模新規事業のクラウドゲームに高評価、6月にサービス開始

<銘柄ウオッチ>

編集長の視点 ブロードメディア<4347>(JQS)が、5月7日に今年2回目のストップ高を演じて一呼吸を置いているが、高値追い相場へ再発進するムードは依然として健在である。今年4月17日に前2013年3月期業績の下方修正とともに発表した大規模新規事業のクラウドゲーム事業の開始の革新性への高評価が続いているためで、今年5月下旬には世界初のWi−Fiクラウドゲーム機「G−cluster(ジークラスタ)」購入の予約を開始し、今2014年3月期営業利益のV字回復を予想していることも期待を高めている。

 クラウドゲームは、ゲームのすべてのプログラミング処理をサーバー側で行い、この処理により描画される映像をブロ−ドバンドを通じて端末に配信することによりさまざまなゲームが手軽に楽しめる新形態のゲームサービスである。同社は、事業モデルとして他社へのプラットフォームの提供と自社によるゲームサービスを計画、4月17日にこの新事業の具体的な日程を明らかにした。5月下旬に「ジークラスタ」購入の予約を開始したあと、6月3日にNTTぷららが提供を予定している「ひかりTVゲーム」にクラウドゲームプラットフォーム技術とゲームコンテンツを提供し、6月中旬には「ジークラスタ」の販売とサービスを開始する。この新事業開始により同社の今3月期業績も、売り上げが170億円(前期比31%増)、営業利益4億円(同2.4倍)とV字回復を予想している。なお経常利益、純利益は、持分法適用関連会社のGクラスタ・グローバル社、湖南快楽垂釣発展有限公司の業績見込みに不確実性が高いとして開示しない。

 株価は、持分法適用2社の投資損失計上などで前2013年3月期業績を下方修正した今年4月17日には、同時に「ジークラスタ」の発売が6月に決定と発表したことを評価して逆にストップ高し、今回も「ジークラスタ」の予約開始を先取りして再度、ストップ高、すでに年初来安値から2.8倍の大化けを示現している。低位値ごろのゲーム関連株として高値追いに拍車がかかろう。(本紙編集長・浅妻昭治)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 05:08 | 編集長の視点
2013年05月08日

【編集長の視点】ワッツは連日の分割落ち後高値、2Q業績上ぶれ着地の高評価続き割安株買いが増勢

<銘柄ウオッチ>

編集長の視点 ワッツ<2735>(JQS)は、66円高の1398円と3営業日続伸し、連日の株式分割権利落ち後高値更新となっている。今年4月12日に発表した今8月期第2四半期(2Q)累計業績が、期初予想を上ぶれて連続増益率を伸ばして着地したことを評価して割安株買いが増勢となっているもので、今年4月17日に観測報道された中国での100円ショップ展開も追撃材料の思惑を強めている。前日7日大引け後に発表した今年4月度の月次売上高で、100円ショップ店舗の売上高が、前年同月比1.7%増と2カ月連続でプラスとなったこともフォローしている。

 2Q累計業績は、利益が期初予想を1億1400万円〜1億4500万円上回って前年同期比1%増収、14%経常増益、20%純益増益と続伸した。「ミーツ」、「シルク」の100円ショップの直営店を47店舗新規出店(閉鎖18店舗)し、ナチュラル雑貨販売の「ブォーナ・ビィータ」も3店舗新規出店(同2店舗)し、お買い得感のある商品群をプライベートブランド「ワッツセレクト」として開発・販売、ローコストの出退店とローコスト・オペレーションを継続したことなどが寄与した。8月通期業績は期初予想を変更せず、純利益は、12億9000万円(前期比9%増)と連続の過去最高更新を見込んでいる。

 なお4月17日に中国で100円ショップを年内に3店舗新規出店すると観測報道されたが、同社は、現時点で開示する具体的な決定事実はないとした。

 株価は、今年2月に発表した2月28日を基準日とする株式分割(1対2)を歓迎して1575円高値をつけ、分割権利を落とした730円安値から2Q累計業績の上ぶれ着地をテコにストップ高を交えて分割権利落ち高値追いとなっている。PERは13倍台となお割安であり、権利落ち埋めも早期に実現しよう。(本紙編集長・浅妻昭治)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 10:39 | 編集長の視点

【編集長の視点】東京海上HDは業績再上方修正で市場予想を上回り高値を射程圏

<銘柄ウオッチ>

編集長の視点 東京海上ホールディングス<8766>(東1)は、105円高の3210円と続急伸し、4月11日につけた年初来高値3300円を射程圏に捉えている。前日7日大引け後に今年2月に続き前2013年3月期業績の2回目の上方修正を発表、純利益が、V字回復をより鮮明化して市場コンセンサスを上回ることからディフェンシブ関連の割安株買いが増勢となっている。前日の米国市場で同社ADR(預託証券)が、東京市場の終値に対して66円高(円換算値)で引けて返ってきたことも、フォローの材料視されている。

 前期業績は、経常利益を2月の上方修正値より370億円、純利益を190億円それぞれ引き上げ、純利益は、1290億円(前々期比21.4倍)と大きく増益転換し、市場コンセンサスを約180億円上回る。経常収益が、連結子会社の東京海上日動フィナンシャル生命保険の国内株式市況回復による特別勘定資産運用益の大幅増加で前々期(2012年3月期)実績に対して4410億1600万円増加し、利益は、海外保険会社の業績回復と国内株式市況回復に伴う資産運用益の改善の寄与により再上方修正された。

 株価は、昨年11月の前期業績の下方修正では「アベノミクス」相場発進から悪材料織り込み済みとして2000円台をキープ、今年2月の一転した前期業績の上方修正では年初来高値まで600円高、3分の1押し水準でもみ合っていた。PER19倍台の割安修正で高値抜けから2008年10月以来の4000円大台回復も意識されよう。(本紙編集長・浅妻昭治)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 10:19 | 編集長の視点

【編集長の視点】理想科学は高値更新、自己株式再取得株は連続増配に業績続伸も加わり「鬼に金棒」で買い物殺到

<マーケットトーク>

編集長の視点 理想科学工業<6413>(東1)は、寄り付きの買い気配から284円高の2244円まで買い上げられて続急伸し、2月12日につけた年初来高値2020円を大きく更新している。前日7日大引け後の3月期決算の開示に合わせて、今年1月に続いて自己株式の2回目の取得を発表、同時発表の今3月期業績は、純利益が減益転換するが営業利益の続伸を予想、配当も前期、今期と連続して増配することを実態面・需給面双方で「鬼に金棒」と高評価して割安株買いが増勢となっている。

 前日大引け後に同社と同様に自己株式の再取得、業績続伸、連続増配を発表した銘柄には、魚力<7596>(東2)があり、きょう8日の株価は、やはり「鬼に金棒」と評価して寄り付きの買い気配から151円高の1301円まで買い進まれて3営業日続伸、連日の年初来高値更新となっている。

 理想科学は、今年1月に発表した自己株式取得を2月22日に終了しており、今回改めて上限を100万株(発行済み株式総数の4.33%)、取得総額上限を20億円、取得期間を5月16日から7月16日までとして市場買い付けする。経営環境の変化に対応した機動的な資本政策の遂行と株主への利益還元を目的としている。

 一方、3月期業績は、前期業績が昨年11月の再上方修正値を上ぶれて着地、純利益が、48億2700万円(前々期比67%増)とV字回復した。営業利益は、2011年4月からインクジェットプリンターの開発・製造を同社単独で行う体制にして同事業の売上原価が低減したことなどが49億1000万円(同21%増)と増益転換した要因となっており、純利益は、繰延税金資産の回収可能性の判断基準見直しに伴い法人税等調整額を計上したことで増益転換率を拡大した。今期業績は、純利益は法人税額平準化で36億円(前期比25%減)と減益転換するが、営業利益は、インクジェットプリンターの新製品を順次、海外に展開、新期顧客を開拓することなどから54億円(同10%増)と見込んでいる。配当は、前期に55円(前々期実績40円)に増配したが、今期はさらに60円に連続増配する。

 株価は、前回の自己株式取得に自己株式消却がオンして窓を開けて年初来高値をつけ、同安値1630円まで調整、下げ過ぎ訂正で大きく底上げしてきた。PER14倍台、PBR0.7倍の割安修正で2007年7月の上場来高値2650円を目指そう。(本紙編集長・浅妻昭治)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 09:54 | 編集長の視点

【編集長の視点】エー・ピーカンパニーは連日の実質最高値更新もなおTPP関連で決算発表先取り余地

<銘柄ウオッチ>

編集長の視点 エー・ピーカンパニー<APC、3175>(東マ)は、今年1月31日を基準日に実施した株式分割(1対3)の権利落ち換算で実質連日の上場来高値更新となっているが、今年5月13日に発表を予定している3月期決算を先取りなお上値追い余地が想定される。安倍内閣によるTPP(環太平洋経済連携協定)交渉参加決定に際して、農業の成長産業化、和食の国際化が打ち出されたが、すでに同社がこの「アベノミクス」関連の新業態店をシンガポールで新規出店していることが再評価され、過去最高純利益を連続更新する好業績とともに株価押し上げ効果を発揮するとみられるためである。

 同社株は、昨年9月に公開価格2350円で新規株式公開(IPO)され、3305円で初値をつけ上場来高値5050円まで買い進まれる高人気となった。「食のあるべき姿を追求する」とする企業ミッションの下、食産業を事業領域に、地鶏や鮮魚などの生産流通事業と居酒屋店舗の販売事業を複合展開する同社の生販直結のビジネスモデルが評価され、公開価格もPER12倍台と割安として高IPO人気につながった。同社のビジネスモデルは、安倍内閣が「農業の成長産業化」政策として打ち出した国内生産物の地産地消を進める6次産業化や輸出額倍増の「アベノミクス」を先取りしたもので、同社は「和食」の海外進出に向け、昨年10月にシンガポールにみやざき地頭鶏の鍋専門店「塚田農場」を新規出店済みである。

 業績も好調に推移している。今年5月13日発表予定の前2013年3月期業績は、IPO時に純利益が4億1300万円(前々期比89%増)と予想されており、続く2014年3月期純利益は、東洋経済会社四季報春号で6億円と観測されているだけに、13日の決算発表に期待が高まる。

 株価は、1月末に株式分割の権利をスンナリ落としてつけた1385円安値から500円幅の底上げを示現、権利付き換算では上場来高値を実質500円上回っている。権利落ち埋めに弾みをつけよう。(本紙編集長・浅妻昭治)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 06:51 | 編集長の視点
2013年05月07日

【編集長の視点】ヒビノは大型商品発売で3月期決算発表に期待を高めて反発

<銘柄ニュース>

編集長の視点 ヒビノ<2469>(JQS)は、13円高の858円と3営業日ぶりに反発し、4月30日につけた年初来高値935円を意識する動きを強めている。同社株は、今年4月26日にプロフェショナル用デジタルミキサー「Si Expression」の大型商品発売を発表してストップ高を演じており、同商品が、きょう7日に発売され、さらに5月13日には3月期決算の発表を予定していることから、上方修正した前期業績に続く今期業績の続伸に期待を高めて割り負け内需株買いが再燃している。

 同社の前期業績は、昨年10月に上方修正され、純利益は、期初予想の1億円が2億円(前々期は1300万円の赤字)へ引き上げられ黒字転換幅を拡大するが、今年2月に発表した前期第3四半期の純利益は、2億9500万円(前年同期比24%増)と通期予想を大幅に上回って着地した。昨年の東日本大震災の影響を受けたコンサート・イベント事業が、コンサート案件を中心に好調に推移し販管費も削減、音響機器販売事業でも放送局、ホール向けなどの需要が堅調で、中国の連結子会社がコンサート・イベント事業を開始するなどグローバル展開を積極化したことなどが要因となった。このため前期業績の上ぶれ着地とともに、今2014年3月期業績の続伸観測も高まっている。デジタルミキサーの発売に先立って、グループ・サウンズブームを牽引した「ザ・ワイルドワンズ」のリーダーの加瀬邦彦氏が設立したエィティスリー社(東京都港区)の全株式を取得してライブハウス事業に進出するなど、相次ぐM&Aも寄与するもので、東洋経済四季報春号では前期純利益を2億8000万円、今期純利益を3億2000万円と観測しているだけに、決算発表に注目が集まる。

 株価は、ストップ高後に1株純資産水準の831円まで調整、もみ合っている。再騰に弾みをつけよう。(本紙編集長・浅妻昭治)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 10:31 | 編集長の視点

【編集長の視点】フォスター電機はストップ高買い気配、連続増益業績が市場予想を上回り大幅増配

<銘柄ウオッチ>

編集長の視点 フォスター電機<6794>(東1)は、寄り付きから買い気配値を切り上げ300円高の1645円気配とストップ高で4営業日続伸し、2月7日につけた年初来高値1490円を大幅に更新している。連休の谷間の2日大引け後に3月期決算を発表、前期業績は、今年1月の下方修正値を下ぶれて増益転換率をやや縮めたが、今期は続伸を見込んで市場コンセンサスを上回り、配当を大幅増配することを好感し売り買い差し引き100万株超の割安株買いが殺到している。

 前期業績は、下方修正値を利益が4〜6億円下ぶれたが、前々期比20%増収、2.5倍経常増益、2.9倍純益増益とV字回復した。スマートフォンやタブレット端末向け部品は、市場が引き続き拡大し新機種を中心にヘッドホン、ヘッドセットの売り上げが伸び、製品価格の低下圧力が強いなか、昨年6月にベトナム・メコン工場でヘッドホン、ヘッドセットの生産を開始し、12月にミャンマー・ヤンゴン工場でも部品生産を開始するなど業務効率や生産性を向上などの原価低減活動を推進、前々期業績の低迷要因となったレアアース・マグネットの原材料価格が低下したことなどが寄与した。今期業績は、為替レートを1ドル=95円、1ユーロ=125円と想定、携帯電話やタブレット端末向け、車載向け部品が堅調に推移するとして大幅続伸を見込み、純利益は、48億円(前期比44%増)と市場コンセンサスを2億円強上回る。配当は、40円(前期実績25円)に大幅増配する。

 株価は、今年1月の前期業績の一転した下方修正で織り込み済みとして年初来高値1490円まで買い進まれたあと同安値1160円まで300円安し、半値戻し水準でもみ合っていた。ストップ高水準でもPERは7倍台、PBRは0.9倍と割安であり、昨年11月の前期業績の再上方修正時につけた1672円高値抜けから2011年3月以来の2000円大台回復を目指そう。(本紙編集長・浅妻昭治)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 10:05 | 編集長の視点

【編集長の視点】貯蓄より消費で百貨店株にはアベノミクス相場の第2ラウンドを期待=浅妻昭治

<マーケットセンサー>

編集長の視点 やっぱり頼りになるのは、米国市場である。連休の谷間の5月3日の米国市場では、NYダウが一時、初めて1万5000ドル台に乗せて史上最高値を更新し、為替相場も、1ドル=99円台まで再び円安が進んだからである。4月の雇用統計で雇用者数が、市場予想を上回る雇用者増となり、失業率も低下、景気の緩やかな拡大を裏付けたと評価された結果だ。

 連休の谷間の東京市場では、日経平均株価が続落して売買高も減少して連休明け後の相場の先行きに警戒感が高まっていただけに、NYダウの史上最高値更新で、まずは一安心というところである。これで今週に発表が予定されているトヨタ自動車<7203>(東1)の3月期決算が、5月6日付けの日本経済新聞の観測報道通りに前期業績の上ぶれ着地、今期営業利益の6割増益となり、続く主力株の決算も、市場コンセンサスに応えるそれなりのポジティブな内容となれば、「アベノミクス相場」の第2ラウンド発進の期待も高まってくる。日経平均株価は、1万4000円台、為替相場は、1ドル=100円台乗せの上値フシ抜けに再トライすることになる。

 もちろんその際の中心銘柄は、「日本買い」の日経平均株価の寄与度の高い銘柄となるはずで、トップスリーは、ファーストリテイリング<9983>(東1)ファナック<6954>(東1)ソフトバンク<9984>(東1)である。問題は、この3銘柄が、市場の期待ほどのパフォーマンスを示現できなかった場合の対処法にある。ファーストリテイは、連休の谷間に発表した4月の月次売上高がマイナス転換し、ファナックは、今3月期第2四半期業績が連続減益予想で中国の景気もカゲを落としており、ソフトバンクは、例のスプリント・ネクステルのM&Aの先行きが予断を許さないなど、ややアゲインストな材料が控えたままで、これを乗り越えていくだけのパワーがあるのかないのかいまひとつ気懸かりではある。

 そこでである。昨年11月以来の「アベノミクス相場」の初心に戻り、第1ラウンドの再現を先取りする対処法を提案したいのである。「アベノミクス相場」は、何といっても資産効果相場である。とにかく、「アベノミクス」は、消費者物価上昇率2%超の目標値を掲げてデフレ脱却を目指すのが最大の政策ミッションとなっている。この効果はすでに個人金融資産に表面化している。昨年10〜12月期段階の個人金融資産は、1547兆円と直前四半期(7〜9月期)に比べて38兆円増加したが、この内訳は、例年の賞与支給などによるフローの流入が20兆円、株式・投資信託などの時価の増加が18兆円と推定されている。日経平均株価が、昨年9月末の8870円から12月大納会の1万230円まで15%上昇する間に個人投資家はそれだけ株式投資のリターンを稼いでいたことになる。

 「アベノミクス」の狙いは、まさにこの「貯蓄から投資」、「投資から消費」の一サイクル完了によりフトコロの潤った個人投資家からどれだけ消費マインドを喚起するかを本旨としている。あるいは、インフレ・マインドの醸成により「貯蓄から消費」への直接サイクルも想定している。金銭哲学、行動経済学では、「アブク銭はムダ遣い」として浪費に回ることが、古今東西、グローバルな常識となっていることを教えている。かつての日本の資産バブル当時は、日産自動車<7201>(東1)の3ナンバー車「シーマ」がバカ売れした究極の「シーマ現象」が喧伝される前段階では、誰もがブランド物を一点だけ身につける「一点豪華主義」が持て囃されたものである。時計、バッグ、ファッションなど身近に置くだけで、自らバブル感覚に浸ることができた。

 今回の「アベノミクス相場」の第1ラウンドの初動段階では、このバブル再現を先読み、勝手読みして動いたのが含み資産株と小売り株であった。なかでも百貨店株は、高額商品の売り行きが復活して月次売上高がプラス転換、しかも都心に構える店舗の含み資産が拡大するとの思惑も加わり、大きく底上げ、日経平均株価をオーバー・パフォームした。高値もみ合い中の百貨店株にもう一度、チャレンジしてみるところである。(本紙編集長・浅妻昭治)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 09:52 | 編集長の視点

【編集長の視点】ファーストリテイは急反発、4月月次実績発表の10社は9勝1敗

<マーケットトーク>

編集長の視点 ファーストリテイリング<9983>(東1)は、1300円高の3万6650円と急反発して始まっている。連休の谷間の2日大引け後に国内ユニクロ事業の4月の月次売上推移を発表、既存店・全店とも今年1月以来、前年同月比マイナスとなったが、連休中に米国市場で、NYダウが一時、1万5000ドル台に乗せ史上最高値を更新、日経平均先物6月物も1万4000円台まで買い進まれており、きょう7日に日経平均株価が急反発していることから、日経平均への感応度の高い同社株に関連株買いが再燃している。ただ朝高スタ−トのあと、今年4月5日につけた年初来来高値3万8350円を前に利益確定売りも交錯し上値の伸びは鈍くなっている。

 2日に取引時間中、大引け後を問わず4月度の月次実績を発表した銘柄は10社に及び、うち前年同月比プラスが7社、マイナスが3社となったが、きょう7日の寄り付き段階の株価反応度は、値上がり(勝ち)が9社、値下がり(負け)が1社の9勝1敗となっている。勝ち組では、ファーストリテイと同業で連続プラスのユナイテッドアロ−ズ<Uアロ−ズ、7606>(東1)が、120円高の3995円と急反発して5月1日につけた年初来高値4000円に迫り、ジェイアイエヌ<3046>(JQS)が、50円高の5800円と続伸して4月24日につけた上場来高値5950円を射程圏に捉えるなど目立っている。

 ファーストリテイの4月月次売上は、既存店が前年同月比3%減と2年連続で落ち込み、これに直営店、ダイレクト販売を加えた全店ベースでも0.5%減とやはり連続マイナスとなった。15店舗を新規出店(退店6店舗)し、キャンペーン商品の販売は総じて順調に推移したものの、気温が下旬に低下したことが響いたことが要因で、前年同月も、気温低下、夏物販売の動きが鈍いとしてマイナス転換した。

 株価は、日経平均株価との株価感応度の高さから先物売買に絡んで上下動、月次売上との関連性は薄まっているが、それでも前月3月の既存店の23.1%増にはポジティブに反応して最高値まで7000円高し、その後の今8月期業績の再上方修正では利益確定売りも交錯して高値もみ合いを続けている。同業他社のUアロ−ズの好調推移との比較感も働き強弱感が交錯しよう。(本紙編集長・浅妻昭治)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 09:43 | 編集長の視点

【編集長の視点】ラクオリア創薬は内外の相次ぐ物質特許査定でバイオ株人気を高め最高値も射程

<銘柄ウオッチ>

編集長の視点 ラクオリア創薬<4579>(JQG)は、今年3月27日に上場来高値1549円をつけ1300円台を出没する高値もみ合いを続けているが、国内外で相次いで新薬候補の物質特許の査定を受け、臨床試験も続いていることから創薬力を評価するバイオ株人気の再燃が有力となる。再度の最高値アタックも期待される。

 同社は、38万もの低分子化合物を保有する化合物ライブラリーから開発候補品を探索して開発化合物を継続して創出、しかも化合物を合成する自動化シテムを確立し1週間で150化合物の合成を可能とし、スクリーニングにもロボットシステムを導入、この創薬研究技術でも浜松ホトニクス<6965>(東1)と電位依存性イオンチャンネル測定装置を共同開発している。こうした開発プログラムの「選択と集中」で開発化合物が国内、海外で続いて物質特許の査定を受け、今年3月にはアジットポンプ拮抗薬が、11カ国目として米国で特許を取得、新メカニズムの胃食道逆流症治療薬として開発を進める。また、消化管疾患領域を中心に英国で第T相臨床試験を終了したアシッドポンプ拮抗薬から、前臨床開発を実施中のモチリン受容体作動薬、セロトニン受容体5−HT2B拮抗薬などまでポートフォリオは豊富で、マイルスト−ンの一時金も受領している。

 株価は、EP4拮抗薬の欧州物質特許査定に新中期経営計画の策定が続いて1390円まで400円高、ほぼ往って来いとなった962円安値から、米国でのアジットポンプ拮抗薬の物質特許査定を評価、ストップ高を交えて上場来高値まで6割高、3分の1押し水準でもみ合っている。38万にも及ぶ化合物ライブラリーから有力な開発候補品が相次ぎ探索される可能性も強く、最先端に位置するバイオ株として株価を押し上げる展開が想定される。(本紙編集長・浅妻昭治)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 07:27 | 編集長の視点
2013年05月02日

【編集長の視点】セーラー万年筆は高値もみ合いも資産効果関連株の一角で黒字転換純利益に再評価余地

<銘柄ウオッチ>

編集長の視点 セーラー万年筆<7992>(東2)は、2円安の50円と続落し、4月30日につけた年初来高値55円を前に高値もみ合いを続けている。このもみ合い場面は、極低位値ごろ株人気の再燃に向けエネルギーの溜め込み場面とも観測される。ファンダメンタル面では、もちろん同社の今12月期純利益の黒字転換予想が、下値で再評価される見込みだが、それ以上に人気面では、同社が相次いで発売している高級筆記具が資産効果思惑を高めて関連株買いにつながるためで、この新商品のうちには、高額商品の販売増で株価評価の高い高島屋<8233>(東1)の日本橋店向けの限定商品も含まれていることも、連想買いの材料となりそうだ。

 同社の文具事業の新製品発売は、今期に入ってさらに活発化している。今年2月に複合筆記具の新ブランド「レフィーノ・エル」を発売したあと、女性社員開発のボールペン、漫画家・松本零士デザインの万年筆、「有田焼ボールペン」などと続き、きょう5月2日には金沢箔を贅沢に使用した「金麗蒔絵万年筆」を発売する。日本の伝統工芸や伝統的なモチーフとコラボした新ブランドは、これまでの中高級品ラインに加えて新ターゲット、新販売チャンネルの開拓を加速、同社業績を押し上げる。

 今12月期業績は、前期に営業利益が6期ぶりに黒字転換したことを受けてさらに急回復、売り上げ65億9900万円(前期比2%増)、営業利益2億900万円(同4.4倍)、経常利益1億600万円(前期は2600万円の赤字)、純利益7800万円(同1億2600万円の赤字)と見込み、純利益も黒字転換する。

 株価は、前期業績の下方修正着地で年初来安値37円まで下げたが、業績急回復の再評価と新製品の相次ぐ発売をテコに同高値55円までリバウンド、高値もみ合いを続けている。なお上値人気を高めよう。(本紙編集長・浅妻昭治)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 10:09 | 編集長の視点

【編集長の視点】コロプラは最高値を更新、業績上方修正に株式分割加わり直近IPO株人気

<銘柄ウオッチ>

編集長の視点 コロプラ<3668>(東マ)は、寄り付きの買い気配から2120円高の1万6600円まで買い進まれて3営業日続伸、今年4月19日につけた上場来高値1万5270円を更新している。前日1日大引け後に今9月期第2四半期累計業績の開示に合わせて、9月通期業績の上方修正と株式分割を発表、直近IPO(新規株式公開)株人気を高めて買い増勢となっている。

 9月期業績は、昨年12月13日のIPO時の予想値より売り上げを20億800万円、経常利益を9億900万円、純利益を5億円それぞれ引き上げ、純利益は、17億6000万円(前期比2.2倍)と連続増益率を伸ばす。スマートフォン専用ゲームアプリ、オンライン型ゲームアプリを次々にリリースしており、スマホ専用ゲームアプリが好調に推移したために上方修正した。

 一方、株式分割は、同社株式の流動性を高めるとともに、投資家層のいっそうの拡大を図ることを目的に、5月31日を基準日に1株を5株に分割する。

 株価は、公開価格3000円でIPOされ、5650円で初値をつけ、今期第1四半期の好決算で6350円まで買い進まれ、いったん上場来安値4320円まで調整した。同安値からは新作アプリのヒットを評価して再騰、上場来高値まで3.5倍化し、信用取引規制の強化で1万円台を試す展開が続いた。直近IPO株人気を高め最高値追いが加速しよう。(本紙編集長・浅妻昭治)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 09:57 | 編集長の視点