[編集長の視点]の記事一覧
  (ブログ内の記事検索は右サイドバーの検索窓から)

記事一覧 (05/09)【編集長の目】ブロードメディアは大規模新規事業のクラウドゲームに高評価、6月にサービス開始
記事一覧 (05/08)【編集長の視点】ワッツは連日の分割落ち後高値、2Q業績上ぶれ着地の高評価続き割安株買いが増勢
記事一覧 (05/08)【編集長の視点】東京海上HDは業績再上方修正で市場予想を上回り高値を射程圏
記事一覧 (05/08)【編集長の視点】理想科学は高値更新、自己株式再取得株は連続増配に業績続伸も加わり「鬼に金棒」で買い物殺到
記事一覧 (05/08)【編集長の視点】エー・ピーカンパニーは連日の実質最高値更新もなおTPP関連で決算発表先取り余地
記事一覧 (05/07)【編集長の視点】ヒビノは大型商品発売で3月期決算発表に期待を高めて反発
記事一覧 (05/07)【編集長の視点】フォスター電機はストップ高買い気配、連続増益業績が市場予想を上回り大幅増配
記事一覧 (05/07)【編集長の視点】貯蓄より消費で百貨店株にはアベノミクス相場の第2ラウンドを期待=浅妻昭治
記事一覧 (05/07)【編集長の視点】ファーストリテイは急反発、4月月次実績発表の10社は9勝1敗
記事一覧 (05/07)【編集長の視点】ラクオリア創薬は内外の相次ぐ物質特許査定でバイオ株人気を高め最高値も射程
記事一覧 (05/02)【編集長の視点】セーラー万年筆は高値もみ合いも資産効果関連株の一角で黒字転換純利益に再評価余地
記事一覧 (05/02)【編集長の視点】コロプラは最高値を更新、業績上方修正に株式分割加わり直近IPO株人気
記事一覧 (05/02)【編集長の視点】ウォーターダイレクトは続急伸、富士山文化資産の関連周辺株は7勝12敗と思惑やや離散
記事一覧 (05/02)【編集長の視点】ニックスは2Q決算を先取りV字回復業績を見直し下げ過ぎ訂正展開
記事一覧 (05/01)【編集長の視点】オリコンは分割落ち後高値に肉薄、決算発表を先取り内需割安株買いが増勢
記事一覧 (05/01)【編集長の視点】大平洋金は業績再上方修正に再増配が加わり高値を射程圏
記事一覧 (05/01)【編集長の視点】JR東日本は反発、鉄道各社は好業績に自己株式取得・増配などがオンも独歩高に止まる
記事一覧 (05/01)【編集長の視点】ビューティガレージはダブル底から求人・転職サイト運営子会社の設立をテコに直近IPO株人気再燃へ
記事一覧 (04/30)【編集長の視点】グリーは業績下方修正を織り込みメディアミックス新展開をテコに全値戻しを指向
記事一覧 (04/30)【編集長の視点】米国相場格言の「Go away」を「Go to JAPN」と読み替えれば「レパトリ」関連株の出番も=浅妻昭治
2013年05月09日

【編集長の目】ブロードメディアは大規模新規事業のクラウドゲームに高評価、6月にサービス開始

<銘柄ウオッチ>

編集長の視点 ブロードメディア<4347>(JQS)が、5月7日に今年2回目のストップ高を演じて一呼吸を置いているが、高値追い相場へ再発進するムードは依然として健在である。今年4月17日に前2013年3月期業績の下方修正とともに発表した大規模新規事業のクラウドゲーム事業の開始の革新性への高評価が続いているためで、今年5月下旬には世界初のWi−Fiクラウドゲーム機「G−cluster(ジークラスタ)」購入の予約を開始し、今2014年3月期営業利益のV字回復を予想していることも期待を高めている。

 クラウドゲームは、ゲームのすべてのプログラミング処理をサーバー側で行い、この処理により描画される映像をブロ−ドバンドを通じて端末に配信することによりさまざまなゲームが手軽に楽しめる新形態のゲームサービスである。同社は、事業モデルとして他社へのプラットフォームの提供と自社によるゲームサービスを計画、4月17日にこの新事業の具体的な日程を明らかにした。5月下旬に「ジークラスタ」購入の予約を開始したあと、6月3日にNTTぷららが提供を予定している「ひかりTVゲーム」にクラウドゲームプラットフォーム技術とゲームコンテンツを提供し、6月中旬には「ジークラスタ」の販売とサービスを開始する。この新事業開始により同社の今3月期業績も、売り上げが170億円(前期比31%増)、営業利益4億円(同2.4倍)とV字回復を予想している。なお経常利益、純利益は、持分法適用関連会社のGクラスタ・グローバル社、湖南快楽垂釣発展有限公司の業績見込みに不確実性が高いとして開示しない。

 株価は、持分法適用2社の投資損失計上などで前2013年3月期業績を下方修正した今年4月17日には、同時に「ジークラスタ」の発売が6月に決定と発表したことを評価して逆にストップ高し、今回も「ジークラスタ」の予約開始を先取りして再度、ストップ高、すでに年初来安値から2.8倍の大化けを示現している。低位値ごろのゲーム関連株として高値追いに拍車がかかろう。(本紙編集長・浅妻昭治)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 05:08 | 編集長の視点
2013年05月08日

【編集長の視点】ワッツは連日の分割落ち後高値、2Q業績上ぶれ着地の高評価続き割安株買いが増勢

<銘柄ウオッチ>

編集長の視点 ワッツ<2735>(JQS)は、66円高の1398円と3営業日続伸し、連日の株式分割権利落ち後高値更新となっている。今年4月12日に発表した今8月期第2四半期(2Q)累計業績が、期初予想を上ぶれて連続増益率を伸ばして着地したことを評価して割安株買いが増勢となっているもので、今年4月17日に観測報道された中国での100円ショップ展開も追撃材料の思惑を強めている。前日7日大引け後に発表した今年4月度の月次売上高で、100円ショップ店舗の売上高が、前年同月比1.7%増と2カ月連続でプラスとなったこともフォローしている。

 2Q累計業績は、利益が期初予想を1億1400万円〜1億4500万円上回って前年同期比1%増収、14%経常増益、20%純益増益と続伸した。「ミーツ」、「シルク」の100円ショップの直営店を47店舗新規出店(閉鎖18店舗)し、ナチュラル雑貨販売の「ブォーナ・ビィータ」も3店舗新規出店(同2店舗)し、お買い得感のある商品群をプライベートブランド「ワッツセレクト」として開発・販売、ローコストの出退店とローコスト・オペレーションを継続したことなどが寄与した。8月通期業績は期初予想を変更せず、純利益は、12億9000万円(前期比9%増)と連続の過去最高更新を見込んでいる。

 なお4月17日に中国で100円ショップを年内に3店舗新規出店すると観測報道されたが、同社は、現時点で開示する具体的な決定事実はないとした。

 株価は、今年2月に発表した2月28日を基準日とする株式分割(1対2)を歓迎して1575円高値をつけ、分割権利を落とした730円安値から2Q累計業績の上ぶれ着地をテコにストップ高を交えて分割権利落ち高値追いとなっている。PERは13倍台となお割安であり、権利落ち埋めも早期に実現しよう。(本紙編集長・浅妻昭治)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 10:39 | 編集長の視点

【編集長の視点】東京海上HDは業績再上方修正で市場予想を上回り高値を射程圏

<銘柄ウオッチ>

編集長の視点 東京海上ホールディングス<8766>(東1)は、105円高の3210円と続急伸し、4月11日につけた年初来高値3300円を射程圏に捉えている。前日7日大引け後に今年2月に続き前2013年3月期業績の2回目の上方修正を発表、純利益が、V字回復をより鮮明化して市場コンセンサスを上回ることからディフェンシブ関連の割安株買いが増勢となっている。前日の米国市場で同社ADR(預託証券)が、東京市場の終値に対して66円高(円換算値)で引けて返ってきたことも、フォローの材料視されている。

 前期業績は、経常利益を2月の上方修正値より370億円、純利益を190億円それぞれ引き上げ、純利益は、1290億円(前々期比21.4倍)と大きく増益転換し、市場コンセンサスを約180億円上回る。経常収益が、連結子会社の東京海上日動フィナンシャル生命保険の国内株式市況回復による特別勘定資産運用益の大幅増加で前々期(2012年3月期)実績に対して4410億1600万円増加し、利益は、海外保険会社の業績回復と国内株式市況回復に伴う資産運用益の改善の寄与により再上方修正された。

 株価は、昨年11月の前期業績の下方修正では「アベノミクス」相場発進から悪材料織り込み済みとして2000円台をキープ、今年2月の一転した前期業績の上方修正では年初来高値まで600円高、3分の1押し水準でもみ合っていた。PER19倍台の割安修正で高値抜けから2008年10月以来の4000円大台回復も意識されよう。(本紙編集長・浅妻昭治)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 10:19 | 編集長の視点

【編集長の視点】理想科学は高値更新、自己株式再取得株は連続増配に業績続伸も加わり「鬼に金棒」で買い物殺到

<マーケットトーク>

編集長の視点 理想科学工業<6413>(東1)は、寄り付きの買い気配から284円高の2244円まで買い上げられて続急伸し、2月12日につけた年初来高値2020円を大きく更新している。前日7日大引け後の3月期決算の開示に合わせて、今年1月に続いて自己株式の2回目の取得を発表、同時発表の今3月期業績は、純利益が減益転換するが営業利益の続伸を予想、配当も前期、今期と連続して増配することを実態面・需給面双方で「鬼に金棒」と高評価して割安株買いが増勢となっている。

 前日大引け後に同社と同様に自己株式の再取得、業績続伸、連続増配を発表した銘柄には、魚力<7596>(東2)があり、きょう8日の株価は、やはり「鬼に金棒」と評価して寄り付きの買い気配から151円高の1301円まで買い進まれて3営業日続伸、連日の年初来高値更新となっている。

 理想科学は、今年1月に発表した自己株式取得を2月22日に終了しており、今回改めて上限を100万株(発行済み株式総数の4.33%)、取得総額上限を20億円、取得期間を5月16日から7月16日までとして市場買い付けする。経営環境の変化に対応した機動的な資本政策の遂行と株主への利益還元を目的としている。

 一方、3月期業績は、前期業績が昨年11月の再上方修正値を上ぶれて着地、純利益が、48億2700万円(前々期比67%増)とV字回復した。営業利益は、2011年4月からインクジェットプリンターの開発・製造を同社単独で行う体制にして同事業の売上原価が低減したことなどが49億1000万円(同21%増)と増益転換した要因となっており、純利益は、繰延税金資産の回収可能性の判断基準見直しに伴い法人税等調整額を計上したことで増益転換率を拡大した。今期業績は、純利益は法人税額平準化で36億円(前期比25%減)と減益転換するが、営業利益は、インクジェットプリンターの新製品を順次、海外に展開、新期顧客を開拓することなどから54億円(同10%増)と見込んでいる。配当は、前期に55円(前々期実績40円)に増配したが、今期はさらに60円に連続増配する。

 株価は、前回の自己株式取得に自己株式消却がオンして窓を開けて年初来高値をつけ、同安値1630円まで調整、下げ過ぎ訂正で大きく底上げしてきた。PER14倍台、PBR0.7倍の割安修正で2007年7月の上場来高値2650円を目指そう。(本紙編集長・浅妻昭治)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 09:54 | 編集長の視点

【編集長の視点】エー・ピーカンパニーは連日の実質最高値更新もなおTPP関連で決算発表先取り余地

<銘柄ウオッチ>

編集長の視点 エー・ピーカンパニー<APC、3175>(東マ)は、今年1月31日を基準日に実施した株式分割(1対3)の権利落ち換算で実質連日の上場来高値更新となっているが、今年5月13日に発表を予定している3月期決算を先取りなお上値追い余地が想定される。安倍内閣によるTPP(環太平洋経済連携協定)交渉参加決定に際して、農業の成長産業化、和食の国際化が打ち出されたが、すでに同社がこの「アベノミクス」関連の新業態店をシンガポールで新規出店していることが再評価され、過去最高純利益を連続更新する好業績とともに株価押し上げ効果を発揮するとみられるためである。

 同社株は、昨年9月に公開価格2350円で新規株式公開(IPO)され、3305円で初値をつけ上場来高値5050円まで買い進まれる高人気となった。「食のあるべき姿を追求する」とする企業ミッションの下、食産業を事業領域に、地鶏や鮮魚などの生産流通事業と居酒屋店舗の販売事業を複合展開する同社の生販直結のビジネスモデルが評価され、公開価格もPER12倍台と割安として高IPO人気につながった。同社のビジネスモデルは、安倍内閣が「農業の成長産業化」政策として打ち出した国内生産物の地産地消を進める6次産業化や輸出額倍増の「アベノミクス」を先取りしたもので、同社は「和食」の海外進出に向け、昨年10月にシンガポールにみやざき地頭鶏の鍋専門店「塚田農場」を新規出店済みである。

 業績も好調に推移している。今年5月13日発表予定の前2013年3月期業績は、IPO時に純利益が4億1300万円(前々期比89%増)と予想されており、続く2014年3月期純利益は、東洋経済会社四季報春号で6億円と観測されているだけに、13日の決算発表に期待が高まる。

 株価は、1月末に株式分割の権利をスンナリ落としてつけた1385円安値から500円幅の底上げを示現、権利付き換算では上場来高値を実質500円上回っている。権利落ち埋めに弾みをつけよう。(本紙編集長・浅妻昭治)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 06:51 | 編集長の視点
2013年05月07日

【編集長の視点】ヒビノは大型商品発売で3月期決算発表に期待を高めて反発

<銘柄ニュース>

編集長の視点 ヒビノ<2469>(JQS)は、13円高の858円と3営業日ぶりに反発し、4月30日につけた年初来高値935円を意識する動きを強めている。同社株は、今年4月26日にプロフェショナル用デジタルミキサー「Si Expression」の大型商品発売を発表してストップ高を演じており、同商品が、きょう7日に発売され、さらに5月13日には3月期決算の発表を予定していることから、上方修正した前期業績に続く今期業績の続伸に期待を高めて割り負け内需株買いが再燃している。

 同社の前期業績は、昨年10月に上方修正され、純利益は、期初予想の1億円が2億円(前々期は1300万円の赤字)へ引き上げられ黒字転換幅を拡大するが、今年2月に発表した前期第3四半期の純利益は、2億9500万円(前年同期比24%増)と通期予想を大幅に上回って着地した。昨年の東日本大震災の影響を受けたコンサート・イベント事業が、コンサート案件を中心に好調に推移し販管費も削減、音響機器販売事業でも放送局、ホール向けなどの需要が堅調で、中国の連結子会社がコンサート・イベント事業を開始するなどグローバル展開を積極化したことなどが要因となった。このため前期業績の上ぶれ着地とともに、今2014年3月期業績の続伸観測も高まっている。デジタルミキサーの発売に先立って、グループ・サウンズブームを牽引した「ザ・ワイルドワンズ」のリーダーの加瀬邦彦氏が設立したエィティスリー社(東京都港区)の全株式を取得してライブハウス事業に進出するなど、相次ぐM&Aも寄与するもので、東洋経済四季報春号では前期純利益を2億8000万円、今期純利益を3億2000万円と観測しているだけに、決算発表に注目が集まる。

 株価は、ストップ高後に1株純資産水準の831円まで調整、もみ合っている。再騰に弾みをつけよう。(本紙編集長・浅妻昭治)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 10:31 | 編集長の視点

【編集長の視点】フォスター電機はストップ高買い気配、連続増益業績が市場予想を上回り大幅増配

<銘柄ウオッチ>

編集長の視点 フォスター電機<6794>(東1)は、寄り付きから買い気配値を切り上げ300円高の1645円気配とストップ高で4営業日続伸し、2月7日につけた年初来高値1490円を大幅に更新している。連休の谷間の2日大引け後に3月期決算を発表、前期業績は、今年1月の下方修正値を下ぶれて増益転換率をやや縮めたが、今期は続伸を見込んで市場コンセンサスを上回り、配当を大幅増配することを好感し売り買い差し引き100万株超の割安株買いが殺到している。

 前期業績は、下方修正値を利益が4〜6億円下ぶれたが、前々期比20%増収、2.5倍経常増益、2.9倍純益増益とV字回復した。スマートフォンやタブレット端末向け部品は、市場が引き続き拡大し新機種を中心にヘッドホン、ヘッドセットの売り上げが伸び、製品価格の低下圧力が強いなか、昨年6月にベトナム・メコン工場でヘッドホン、ヘッドセットの生産を開始し、12月にミャンマー・ヤンゴン工場でも部品生産を開始するなど業務効率や生産性を向上などの原価低減活動を推進、前々期業績の低迷要因となったレアアース・マグネットの原材料価格が低下したことなどが寄与した。今期業績は、為替レートを1ドル=95円、1ユーロ=125円と想定、携帯電話やタブレット端末向け、車載向け部品が堅調に推移するとして大幅続伸を見込み、純利益は、48億円(前期比44%増)と市場コンセンサスを2億円強上回る。配当は、40円(前期実績25円)に大幅増配する。

 株価は、今年1月の前期業績の一転した下方修正で織り込み済みとして年初来高値1490円まで買い進まれたあと同安値1160円まで300円安し、半値戻し水準でもみ合っていた。ストップ高水準でもPERは7倍台、PBRは0.9倍と割安であり、昨年11月の前期業績の再上方修正時につけた1672円高値抜けから2011年3月以来の2000円大台回復を目指そう。(本紙編集長・浅妻昭治)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 10:05 | 編集長の視点

【編集長の視点】貯蓄より消費で百貨店株にはアベノミクス相場の第2ラウンドを期待=浅妻昭治

<マーケットセンサー>

編集長の視点 やっぱり頼りになるのは、米国市場である。連休の谷間の5月3日の米国市場では、NYダウが一時、初めて1万5000ドル台に乗せて史上最高値を更新し、為替相場も、1ドル=99円台まで再び円安が進んだからである。4月の雇用統計で雇用者数が、市場予想を上回る雇用者増となり、失業率も低下、景気の緩やかな拡大を裏付けたと評価された結果だ。

 連休の谷間の東京市場では、日経平均株価が続落して売買高も減少して連休明け後の相場の先行きに警戒感が高まっていただけに、NYダウの史上最高値更新で、まずは一安心というところである。これで今週に発表が予定されているトヨタ自動車<7203>(東1)の3月期決算が、5月6日付けの日本経済新聞の観測報道通りに前期業績の上ぶれ着地、今期営業利益の6割増益となり、続く主力株の決算も、市場コンセンサスに応えるそれなりのポジティブな内容となれば、「アベノミクス相場」の第2ラウンド発進の期待も高まってくる。日経平均株価は、1万4000円台、為替相場は、1ドル=100円台乗せの上値フシ抜けに再トライすることになる。

 もちろんその際の中心銘柄は、「日本買い」の日経平均株価の寄与度の高い銘柄となるはずで、トップスリーは、ファーストリテイリング<9983>(東1)ファナック<6954>(東1)ソフトバンク<9984>(東1)である。問題は、この3銘柄が、市場の期待ほどのパフォーマンスを示現できなかった場合の対処法にある。ファーストリテイは、連休の谷間に発表した4月の月次売上高がマイナス転換し、ファナックは、今3月期第2四半期業績が連続減益予想で中国の景気もカゲを落としており、ソフトバンクは、例のスプリント・ネクステルのM&Aの先行きが予断を許さないなど、ややアゲインストな材料が控えたままで、これを乗り越えていくだけのパワーがあるのかないのかいまひとつ気懸かりではある。

 そこでである。昨年11月以来の「アベノミクス相場」の初心に戻り、第1ラウンドの再現を先取りする対処法を提案したいのである。「アベノミクス相場」は、何といっても資産効果相場である。とにかく、「アベノミクス」は、消費者物価上昇率2%超の目標値を掲げてデフレ脱却を目指すのが最大の政策ミッションとなっている。この効果はすでに個人金融資産に表面化している。昨年10〜12月期段階の個人金融資産は、1547兆円と直前四半期(7〜9月期)に比べて38兆円増加したが、この内訳は、例年の賞与支給などによるフローの流入が20兆円、株式・投資信託などの時価の増加が18兆円と推定されている。日経平均株価が、昨年9月末の8870円から12月大納会の1万230円まで15%上昇する間に個人投資家はそれだけ株式投資のリターンを稼いでいたことになる。

 「アベノミクス」の狙いは、まさにこの「貯蓄から投資」、「投資から消費」の一サイクル完了によりフトコロの潤った個人投資家からどれだけ消費マインドを喚起するかを本旨としている。あるいは、インフレ・マインドの醸成により「貯蓄から消費」への直接サイクルも想定している。金銭哲学、行動経済学では、「アブク銭はムダ遣い」として浪費に回ることが、古今東西、グローバルな常識となっていることを教えている。かつての日本の資産バブル当時は、日産自動車<7201>(東1)の3ナンバー車「シーマ」がバカ売れした究極の「シーマ現象」が喧伝される前段階では、誰もがブランド物を一点だけ身につける「一点豪華主義」が持て囃されたものである。時計、バッグ、ファッションなど身近に置くだけで、自らバブル感覚に浸ることができた。

 今回の「アベノミクス相場」の第1ラウンドの初動段階では、このバブル再現を先読み、勝手読みして動いたのが含み資産株と小売り株であった。なかでも百貨店株は、高額商品の売り行きが復活して月次売上高がプラス転換、しかも都心に構える店舗の含み資産が拡大するとの思惑も加わり、大きく底上げ、日経平均株価をオーバー・パフォームした。高値もみ合い中の百貨店株にもう一度、チャレンジしてみるところである。(本紙編集長・浅妻昭治)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 09:52 | 編集長の視点

【編集長の視点】ファーストリテイは急反発、4月月次実績発表の10社は9勝1敗

<マーケットトーク>

編集長の視点 ファーストリテイリング<9983>(東1)は、1300円高の3万6650円と急反発して始まっている。連休の谷間の2日大引け後に国内ユニクロ事業の4月の月次売上推移を発表、既存店・全店とも今年1月以来、前年同月比マイナスとなったが、連休中に米国市場で、NYダウが一時、1万5000ドル台に乗せ史上最高値を更新、日経平均先物6月物も1万4000円台まで買い進まれており、きょう7日に日経平均株価が急反発していることから、日経平均への感応度の高い同社株に関連株買いが再燃している。ただ朝高スタ−トのあと、今年4月5日につけた年初来来高値3万8350円を前に利益確定売りも交錯し上値の伸びは鈍くなっている。

 2日に取引時間中、大引け後を問わず4月度の月次実績を発表した銘柄は10社に及び、うち前年同月比プラスが7社、マイナスが3社となったが、きょう7日の寄り付き段階の株価反応度は、値上がり(勝ち)が9社、値下がり(負け)が1社の9勝1敗となっている。勝ち組では、ファーストリテイと同業で連続プラスのユナイテッドアロ−ズ<Uアロ−ズ、7606>(東1)が、120円高の3995円と急反発して5月1日につけた年初来高値4000円に迫り、ジェイアイエヌ<3046>(JQS)が、50円高の5800円と続伸して4月24日につけた上場来高値5950円を射程圏に捉えるなど目立っている。

 ファーストリテイの4月月次売上は、既存店が前年同月比3%減と2年連続で落ち込み、これに直営店、ダイレクト販売を加えた全店ベースでも0.5%減とやはり連続マイナスとなった。15店舗を新規出店(退店6店舗)し、キャンペーン商品の販売は総じて順調に推移したものの、気温が下旬に低下したことが響いたことが要因で、前年同月も、気温低下、夏物販売の動きが鈍いとしてマイナス転換した。

 株価は、日経平均株価との株価感応度の高さから先物売買に絡んで上下動、月次売上との関連性は薄まっているが、それでも前月3月の既存店の23.1%増にはポジティブに反応して最高値まで7000円高し、その後の今8月期業績の再上方修正では利益確定売りも交錯して高値もみ合いを続けている。同業他社のUアロ−ズの好調推移との比較感も働き強弱感が交錯しよう。(本紙編集長・浅妻昭治)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 09:43 | 編集長の視点

【編集長の視点】ラクオリア創薬は内外の相次ぐ物質特許査定でバイオ株人気を高め最高値も射程

<銘柄ウオッチ>

編集長の視点 ラクオリア創薬<4579>(JQG)は、今年3月27日に上場来高値1549円をつけ1300円台を出没する高値もみ合いを続けているが、国内外で相次いで新薬候補の物質特許の査定を受け、臨床試験も続いていることから創薬力を評価するバイオ株人気の再燃が有力となる。再度の最高値アタックも期待される。

 同社は、38万もの低分子化合物を保有する化合物ライブラリーから開発候補品を探索して開発化合物を継続して創出、しかも化合物を合成する自動化シテムを確立し1週間で150化合物の合成を可能とし、スクリーニングにもロボットシステムを導入、この創薬研究技術でも浜松ホトニクス<6965>(東1)と電位依存性イオンチャンネル測定装置を共同開発している。こうした開発プログラムの「選択と集中」で開発化合物が国内、海外で続いて物質特許の査定を受け、今年3月にはアジットポンプ拮抗薬が、11カ国目として米国で特許を取得、新メカニズムの胃食道逆流症治療薬として開発を進める。また、消化管疾患領域を中心に英国で第T相臨床試験を終了したアシッドポンプ拮抗薬から、前臨床開発を実施中のモチリン受容体作動薬、セロトニン受容体5−HT2B拮抗薬などまでポートフォリオは豊富で、マイルスト−ンの一時金も受領している。

 株価は、EP4拮抗薬の欧州物質特許査定に新中期経営計画の策定が続いて1390円まで400円高、ほぼ往って来いとなった962円安値から、米国でのアジットポンプ拮抗薬の物質特許査定を評価、ストップ高を交えて上場来高値まで6割高、3分の1押し水準でもみ合っている。38万にも及ぶ化合物ライブラリーから有力な開発候補品が相次ぎ探索される可能性も強く、最先端に位置するバイオ株として株価を押し上げる展開が想定される。(本紙編集長・浅妻昭治)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 07:27 | 編集長の視点
2013年05月02日

【編集長の視点】セーラー万年筆は高値もみ合いも資産効果関連株の一角で黒字転換純利益に再評価余地

<銘柄ウオッチ>

編集長の視点 セーラー万年筆<7992>(東2)は、2円安の50円と続落し、4月30日につけた年初来高値55円を前に高値もみ合いを続けている。このもみ合い場面は、極低位値ごろ株人気の再燃に向けエネルギーの溜め込み場面とも観測される。ファンダメンタル面では、もちろん同社の今12月期純利益の黒字転換予想が、下値で再評価される見込みだが、それ以上に人気面では、同社が相次いで発売している高級筆記具が資産効果思惑を高めて関連株買いにつながるためで、この新商品のうちには、高額商品の販売増で株価評価の高い高島屋<8233>(東1)の日本橋店向けの限定商品も含まれていることも、連想買いの材料となりそうだ。

 同社の文具事業の新製品発売は、今期に入ってさらに活発化している。今年2月に複合筆記具の新ブランド「レフィーノ・エル」を発売したあと、女性社員開発のボールペン、漫画家・松本零士デザインの万年筆、「有田焼ボールペン」などと続き、きょう5月2日には金沢箔を贅沢に使用した「金麗蒔絵万年筆」を発売する。日本の伝統工芸や伝統的なモチーフとコラボした新ブランドは、これまでの中高級品ラインに加えて新ターゲット、新販売チャンネルの開拓を加速、同社業績を押し上げる。

 今12月期業績は、前期に営業利益が6期ぶりに黒字転換したことを受けてさらに急回復、売り上げ65億9900万円(前期比2%増)、営業利益2億900万円(同4.4倍)、経常利益1億600万円(前期は2600万円の赤字)、純利益7800万円(同1億2600万円の赤字)と見込み、純利益も黒字転換する。

 株価は、前期業績の下方修正着地で年初来安値37円まで下げたが、業績急回復の再評価と新製品の相次ぐ発売をテコに同高値55円までリバウンド、高値もみ合いを続けている。なお上値人気を高めよう。(本紙編集長・浅妻昭治)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 10:09 | 編集長の視点

【編集長の視点】コロプラは最高値を更新、業績上方修正に株式分割加わり直近IPO株人気

<銘柄ウオッチ>

編集長の視点 コロプラ<3668>(東マ)は、寄り付きの買い気配から2120円高の1万6600円まで買い進まれて3営業日続伸、今年4月19日につけた上場来高値1万5270円を更新している。前日1日大引け後に今9月期第2四半期累計業績の開示に合わせて、9月通期業績の上方修正と株式分割を発表、直近IPO(新規株式公開)株人気を高めて買い増勢となっている。

 9月期業績は、昨年12月13日のIPO時の予想値より売り上げを20億800万円、経常利益を9億900万円、純利益を5億円それぞれ引き上げ、純利益は、17億6000万円(前期比2.2倍)と連続増益率を伸ばす。スマートフォン専用ゲームアプリ、オンライン型ゲームアプリを次々にリリースしており、スマホ専用ゲームアプリが好調に推移したために上方修正した。

 一方、株式分割は、同社株式の流動性を高めるとともに、投資家層のいっそうの拡大を図ることを目的に、5月31日を基準日に1株を5株に分割する。

 株価は、公開価格3000円でIPOされ、5650円で初値をつけ、今期第1四半期の好決算で6350円まで買い進まれ、いったん上場来安値4320円まで調整した。同安値からは新作アプリのヒットを評価して再騰、上場来高値まで3.5倍化し、信用取引規制の強化で1万円台を試す展開が続いた。直近IPO株人気を高め最高値追いが加速しよう。(本紙編集長・浅妻昭治)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 09:57 | 編集長の視点

【編集長の視点】ウォーターダイレクトは続急伸、富士山文化資産の関連周辺株は7勝12敗と思惑やや離散

<マーケットトーク>

編集長の視点 ウォーターダイレクト<2588>(東マ)は、145円高の2650円と続急伸している。政府・文化庁が、4月30日に富士山が、ユネスコ(国連教育科学文化機関)の諮問機関イコモスから世界文化遺産の登録を勧告された発表したことを受けて、前日1日に急反発しており、きょう2日も引き続き関連株買いが増勢となっており、直近IPO(新規株式公開)株人気を高めている。

 富士山の世界文化遺産登録では、同じく富士山北麓でアミューズメントパーク「富士急ハイランド」などを経営、山梨県を地盤とする富士急行<9010>(東1)も、前日のストップ高に続いて134円高の1199円と6営業日続伸し、連日の年初来高値更新となっている。このほか、「富士」の冠社名がつく銘柄が、全市場で21銘柄あり、前日寄り付き段階では関連周辺株人気を高めたが、大引けでは、値上がりは(勝ち)8銘柄、値下がり(負け)12銘柄、値付かず(引き分け)が1銘柄の8勝12敗1分けとなった。きょう2日寄り付き段階では、7勝12敗2分けと悪化、関連周辺株は思惑がやや離散している。

 ウォーターDは、富士箱根伊豆国立公園内の同社富士吉田工場の地下約200メートルの水源からナチュラルミネラルウォーターを採水して4回に及ぶフィルターろ過などで非加熱処理し、百貨店などでデモンストレーション販売し、独自開発したウォーターサーバーと収縮性ボトルを使用して宅配をしている。株価は、今年3月15日に公開価格1200円でIPOされ、公開価格がPER12倍台と割安なことから、公開初日は買い気配をアップさせたまま推移、上場2日目に3600円で初値をつけ3630円まで買い進まれ、公開価格比3倍の高人気となった。その後、1787円まで調整したが、ここにきて第1部主力株が、為替相場の円高反転で展開難となる相場環境下、直近IPO株人気を再燃させ、最安値から2割強の底上げをした。なお一段の戻りに挑戦しよう。(本紙編集長・浅妻昭治)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 09:51 | 編集長の視点

【編集長の視点】ニックスは2Q決算を先取りV字回復業績を見直し下げ過ぎ訂正展開

<銘柄ウオッチ>

編集長の視点
 ニックス<4243>(JQS)は、今年5月中旬に今9月期第2四半期(2Q)累計決算の発表を予定しているが、前年同期は、タイの洪水による事務機器業界の減産の影響を受けたが、この影響が一巡、さらに昨年10月に設立したタイの販売子会社が寄与するだけに好業績期待を高めている。この2Q決算発表を先取り、今9月期業績のV字回復を見直し下げ過ぎ訂正買いが加速する展開も想定される。

 同社の今期業績は、売り上げ41億8000万円(前期比12%増)、経常利益1億7500万円(同4.0倍)、純利益1億6300万円(同75%増)と予想され、2Q累計業績については開示していない。9月通期業績は、前期業績を押し下げたタイの洪水の影響や半導体メーカーの投資抑制などが一巡し、自動車業界向けの工業用プラスチック・ファスナーやプラスチック精密部品の続伸、オリジナルプラスチック素材「NIXAM」の応用製品による高付加価値の新製品開発などが寄与するもので、引き続き原価低減、経費削減のスリム経営も推進する。前年同期の2Q累計業績は、タイの洪水の影響で売り上げ、営業利益が期初予想を下ぶれ、純利益が、繰延税金資産の取り崩しで上ぶれたが、今期2Q累計業績は、通期為替レートを1ドル=80円と想定していたこともあり、円高修正も加わり業績期待を高めている。

 株価は、年初来高値554円から今期第1四半期業績が小幅赤字転落したことが響いて434円安値まで調整したが、PERは6倍台、PBRは0.5倍、さらに年間15円配当継続による配当利回りの3.0%は下げ過ぎとして、半値戻し水準までリバウンドした。相場格言通り「半値戻しは全値戻し」にトライしよう(本紙編集長・浅妻昭明)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 06:59 | 編集長の視点
2013年05月01日

【編集長の視点】オリコンは分割落ち後高値に肉薄、決算発表を先取り内需割安株買いが増勢

<銘柄ウオッチ>

編集長の視点 オリコン<4800>(JQS)は、2円高の363円と続伸し、今年4月25日につけた株式分割権利落ち後高値365円に肉薄している。5月9日に予定している3月期決算発表を先取り、今期業績の増収増益転換期待を高めて内需割安株買いが増勢となっている。

 同社の前3月期業績は、顧客満足度(CS)ランキング連動型広告の契約単価アップの遅れやスマートフォン向け音楽配信の楽曲単価の引き下げなどを要因に昨年11月に下方修正され、純利益は、4億円(前々期比14%減)と続落が見込まれた。ただこのあと、CSランキング連動型広告は堅調に推移し、スマートフォン向けの音楽配信の売り上げも着実に拡大、コミュニケーション事業のニュース配信先も、地方の放送局サイトなどを中心に増加、さらに3月に太陽光発電事業の売電を開始したことなどから、今2014年3月期業績の増益転換期待を高めている。2014年3月期の業績動向は、5月9日の決算発表を待たなくてはならないが、東洋経済会社四季報春号では、純利益を4億8000万円と前期比20%増と観測している。

 株価は、今年1月に発表した株式分割(1対100)を歓迎して3万6950円高値をつけてスンナリ権利を落とし、落ち妥当値の300円台央でもみ合ってきた。PER13倍台の割安修正が続こう。(本紙編集長・浅妻昭治)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 10:35 | 編集長の視点

【編集長の視点】大平洋金は業績再上方修正に再増配が加わり高値を射程圏

<銘柄ウオッチ>

編集長の視点 大平洋金属<5541>(東1)は、36円高の525円と3営業日ぶりに急反発し、2月5日につけた年初来高値560円を射程圏に捉えている。前日30日大引け後に、今年5月10日の3月期決算の発表に先立って、前2013年3月期の2回目の上方修正と期末配当の再増配を発表、売り方の買い戻しを交えて資源関連の値ごろ株買いが再燃している。

 前期業績は、昨年8月、10月と2回下方修正したものを、今年2月に一転して上方修正したが、今回は、この上方修正値をさらにアップさせた。売り上げを16億8900万円、経常利益を14億600万円、純利益を10億4300万円それぞれ引き上げ、純利益は、21億2600万円(前々期比80%増)と増益転換率を拡大する。同社のニッケルの販売価格に適用される3月期通期LMEニッケル価格が、前回増額時の8.19ドルから8.24ドルに高まり、適用為替レートも、1ドル=80.50円から82.01円と円安となったことが再上方修正要因となった。期末配当は、昨年8月の無配転落予想から、今年2月に2円に引き上げたが、今回は、さらに4円(前々期実績2円)に増配する。

 なお今2014年3月期業績も、今年3月28日に発表した中期経営計画で続伸を予想、純利益は43億8200万円を目標値としているだけに、5月10日の決算発表はより注目されよう。

 株価は、今年2月の業績上方修正・増配で年初来高値をつけ、500円台出没の高値もみ合いを続けてきた。投資採算的には割高だが、信用倍率は1.81倍と大取組となっており、好需給思惑を強めて高値抜けに弾みをつけよう。(本紙編集長・浅妻昭治)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 10:34 | 編集長の視点

【編集長の視点】JR東日本は反発、鉄道各社は好業績に自己株式取得・増配などがオンも独歩高に止まる

<マーケットトーク>

編集長の視点 東日本旅客鉄道<9020>(東1)は、150円高の8370円と3営業日ぶりに反発している。前日30日大引け後に3月期決算と自己株式取得を発表、前期業績が、昨年10月の上方修正値を上ぶれて着地し、今期純利益を6期ぶりに過去最高更新と予想したことを評価して内需割安株が再燃している。

 鉄道株は、同社のほか4社が前日取引時間中や大引け後に同じく3月期決算を発表、京成電鉄<9009>(東1)を除いて今3月期業績の続伸と前期配当の増配などを発表しているが、きょう1日に株価が上昇しているのは、JR東日本1社に止まっている。大引け後に決算発表の東海旅客鉄道<9022>(東1)が、170円安の1万1580円、取引時間中発表の東武鉄道<9001>(東1)が、12円安の554円、京王電鉄<9008>(東1)が、19円安の819円、京成電鉄も、21円安の1009円とそれぞれ反落し、大型連休の後半を控えて利益確定売りが先行している。

 JR東日本の前期業績は、昨年10月の上方修正値を売り上げが208億円、利益が115億円〜13億円上ぶれ、純利益は、1753億8400万円(前々期比61%増)と大幅続伸した。前々期の東日本大震災による影響の反動で運輸収入が増加し、支払利息の減少、大震災の損害に伴う受取保険金の計上も加わり上ぶれ着地した。今期業績も、新幹線の新型車両の運転開始や東京駅、小山駅、吉祥寺駅などでの「ステーションルネッサンス」推進などから続伸、純利益は、1920億円(前期比9%増)と2008年3月期の過去最高(1896億7200万円)更新を見込んでいる。

 なお、自己株式取得は、株主還元をさらに充実することを目的しており、上限を100万株(発行済み株式総数の0.25%)、100億円、取得期間を5月8日から5月31日までとして実施する。

 株価は、昨年10月の業績上方修正・自己株式消却では1株純資産水準で限定的な反応にとどまったが、その後は東京駅再開発人気や含み資産株思惑などで年初来高値8990円まで買い進まれ高値でもみ合っていた。PER16倍台の割安修正で高値奪回に弾みをつけよう。(本紙編集長・浅妻昭治)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 10:14 | 編集長の視点

【編集長の視点】ビューティガレージはダブル底から求人・転職サイト運営子会社の設立をテコに直近IPO株人気再燃へ

<銘柄ウオッチ>

編集長の視点 ビューティガレージ<3180>(東マ)は、今年2月14日に公開価格2300円で新規株式公開(IPO)され、4160円で初値をつけ5200円まで買い進まれ、公開価格比2.2倍と高人気し、下値調整を続けているが、4月11日につけた3120円安値でダブル底を形成、直近IPO株人気が再燃する展開が見込まれる。このキッカケ材料として注目されているのが、4月13日に発表した東京本社総合ショールーム開設と求人・転職サイトの運営子会社の設立であり、とくに子会社設立は、ビューティサロンなどのプロ向け電子商取引(EC)の周辺ソリューション事業の強化につながるとして、同社のEC関連の高実績・高実力を再評価する展開を加速しよう。

 同社のインターネット通販サイト「BEAUTY GARAGE Online SHOP」は、全国の理美容室、エステサロン、ネイルサロンなどのビューティサロンの16万4360サロンを登録会員事業者にして販売商品点数は31万3970点に及び、国内最大規模を誇っており、また全国主要都市に12カ所のショールームも展開しているが、リアルの売り場強化のために本社移転先の東京都世田谷区に今年6月中旬に総合シュールームを開設する。

 一方、子会社設立は、同社が展開している店舗設計や開業支援、独立・開業支援塾などの周辺ソリューソン事業の一環の求人・転職サイト「サロンキャリア」で、運営に特化し、グループシナジー効果を高めることを目的にしており、物販事業と並んで周辺ソリューション事業を同社業績の2つ目の成長エンジンとする。

 業績も好調で、前日30日に期末を迎えた前2013年4月期業績は、2ケタ増収増益、純利益は、1億7100万円(前期比15%増)と連続の過去最高更新となった見込みで、続く2014年3月期純利益も、東洋経済四季報春号では2億円と続伸が観測されている。
 株価は、ダブル底形成からこのところ人気となっている類似既上場EC株との比較感を強めて底上げが有力であり、まず最高値から上場安値3000円までの調整幅の3分の1戻しの3733円を目指そう。(本紙編集長・浅妻昭治)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 10:07 | 編集長の視点
2013年04月30日

【編集長の視点】グリーは業績下方修正を織り込みメディアミックス新展開をテコに全値戻しを指向

<銘柄ウオッチ>

編集長の視点 グリー<3632>(東1)は、今年2月12日に今6月期業績を下方修正し窓を開けて年初来安値1032円まで調整し、半値戻し水準までリバウンドしているが、4月6日にテレビ東京系6局ネットでソーシャルゲーム「探検トリランド 1000年の真宝」のテレビアニメの放映を開始し、メディアミックスを新展開したことで、今年5月14日に予定している今期第3四半期(3Q)業績への期待を高めて一段の下げ過ぎ訂正にトライ、窓埋めから全値戻しを指向する展開が想定される。業績下方修正の一つの要因が、上期に予定していた新規タイトルの新規リリースが、下期の延期したことにあったが、このリカバーが、実現しているためである。全般相場が、円高修正の一服で主力株の高値が重くなり波乱展開となっていることも、同社のディフェンシブ株人気の再燃につながろう。

 同社の今期業績の下方修正は、ソーシャルゲームのグローバルNO.1戦略を加速し、スマートフォン市場のいっそうの成長に備えて開発体制の強化に向け積極的に採用を拡大、海外での効率的なマーケティングでヒットタイトルを創造する先行投資を積極化したことなどの投資負担を要因とした。期初予想のレンジ予想から売り上げ、利益とも下方修正し、純利益は、150億円引き下げ、310億円〜370億円(前期比35%減〜22%減)と前期の過去最高からの減益転換率を悪化させる。それだけに下期のメディアミックス展開などから、3Q業績でのリカバリー期待を高めよう。

 株価は、この下方修正でつけた年初来安値から自己株式取得や同社ソーシャルゲーム・キャラクターを用いた音楽ゲーム「おやこでリズムタップfeat.踊る子クリノッペ」の配信開始などで半値戻し水準までリバウンドした。なおPERは、9〜7倍台と下げ過ぎを示唆しており、3Q業績への期待と逆日歩のつく信用好需給もフォローして全値戻しに弾みをつけよう。(本紙編集長・浅妻昭治)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 13:29 | 編集長の視点

【編集長の視点】米国相場格言の「Go away」を「Go to JAPN」と読み替えれば「レパトリ」関連株の出番も=浅妻昭治

<マーケットセンサー>

編集長の視点 5月相場入りを前に、相場の雲行きが何だか怪しい。為替相場は、心理的なフシ目である1ドル=100円を前に足踏みが続き、株価も上値が重くなってきた。折からの企業決算発表でも、今12月期業績の上方修正したキヤノン<7751>(東1)や今3月期業績の増益転換を予想した任天堂<7974>(大1)のように、それをキッカケにして急落した銘柄も目立つ。

 昨年11月14日以来の「アベノミクス」相場は、日経平均株価が、4年10カ月ぶりの高値まで6割高して、上昇第1段のロケット・スタートに成功した。このまま、第2段ロケットに点火して、上昇力に加速がつくはずなのが、そのスピードのためにかえって重力がかかってきた印象である。欧州、中国の景気鈍化は、ある程度、想定範囲内ではあるものの、頼りの米国まで、景気回復の鈍化を示す経済指標が、交錯し始めたのが、つまずきの始まりである。

 とくに、米国の5月相場は、忌月に当たるとされているから心配である。米国の相場格言では、「Sell in May and Go away(セル・イン・メイ・アンド・ゴー・アウェイ=5月に売り逃げろ)」と教えているからである。昨年の5月も、この相場格言通りに米国のNYダウは、6月4日の1万2101ドルまで1100ドル安し、つれて日経平均株価も、同日のザラ場安値8238円まで1300円幅の調整をした。ゴールデンウイーク(GW)の谷間、相場格言通りの相場展開が繰り返されるのか、大幅な買い越しを続けてきた外国人投資家が、今度は大幅な売り越しに回るのか、いささか警戒心が先に立ち、大型連休などと浮かれてはいられなくなるのが投資家心理というものである。

 しかしである。ここで敢えて希望的な観測をしたい。米国の相場格言が、逆に出る可能性を指摘したいのである。東京市場が、米国市場離れで独自性を発揮する相場展開である。相場格言の「Sell in May and Go away」では、「Go away」と教えているが、この「away」が、「JAPAN」に変わる新格言を期待するのである。新格言はこうなる。「Sell in May and Go to JAPN」である。米国株を売って、日本株に乗り換えるよう示唆してくれることになる。

 この希望的観測を裏打ちしてくれるのは、外国人投資家とともに投資需要主体として存在感を増してきた個人投資家の動向である。「アベノミクス」相場の初動段階から含み資産関連の思惑株などを積極攻勢、回転が効いているだけに、多少の調整など逆張り好機として買い向かってくる可能性があるからである。これはかなり広く捉えれば、「レパトリエーション(本国回帰)」の一環に当たる。

 「神は細部に宿る」で、この「レパトリ」を予兆するような小さな変化が、GW中に起こっている。大手旅行代理店の調査によると、この大型連休中の旅行需要は、海外旅行が前年比5%減の56万6000人となる一方、国内流行は、1%増の2223万人と2000年以降の最高になると予測されたのである。昨年に過去最高となった海外旅行の「内−外」需要から「内−内」需要への転換で、「日本もそう捨てたものじゃない」と見直す「ディスカバー・ジャパン」への回帰とも受け取れるわけである。この小さな変化が今後、円安のいっそうの進展などで、海外進出した製造業の国内回帰などのパラダイム・シフト(規範の変遷)を呼び起こすようなら、日本国内のデフレ経済脱却、雇用回復に大きな追い風となるはずだ。

 大型連休の谷間で若干、視点を変えて、この旅行需要の「レパトリ」が、広汎なパラダイムシフトへの呼び水となるか、株式投資面で試してみたい隠れ銘柄がある。これまで不遇をかこっていたレジャー関連の小型株三羽烏で、その株価動向から、先行きを占ってみるのである。(本紙編集長・浅妻昭治)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 13:20 | 編集長の視点