[編集長の視点]の記事一覧
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記事一覧 (02/05)【編集長の視点】地盤ネットは初決算の3Q業績が低利益進捗、失望売りが先行し続急落
記事一覧 (02/05)【編集長の視点】高値更新メディアフラッグは通過点、独自ビジネスモデルで高成長
記事一覧 (02/04)【編集長の視点】急反発のアサヒHD、一転して業績を上方修正、割安株買い
記事一覧 (02/04)【編集長の視点】ユニパルスはMBO価格にサヤ寄せしてストップ高買い気配
記事一覧 (02/04)【編集長の視点】中国銀行は高値更新、自己株式取得は3Q決算評価よりも株高支援へ確実性
記事一覧 (02/04)【編集長の視点】キャピタル・ゲイン狙いでもインカム・ゲイン選好でリスク極小化=浅妻昭治
記事一覧 (02/04)【編集長の視点】インフォコムは連続最高純益買い続き高値更新もまだ株価は6合目
記事一覧 (02/01)【編集長の視点】TDK急反落で市場はエレクトロニクス株抜きの展開となるか
記事一覧 (02/01)【編集長の視点】Jパイルは最高値更新、3Q好決算に加え通期業績が市場予想を上回り割安修正
記事一覧 (02/01)【編集長の視点】JTは分割落ち後高値更新、業績再上方修正に増配加わり売り方買い戻し
記事一覧 (02/01)【編集長の視点】ダルトンはV字回復業績を買い直して高値に再アッタク
記事一覧 (01/31)【編集長の視点】タケエイ指定替後の新高値、再上方修正・再増配で割安復興関連
記事一覧 (01/31)【編集長の視点】キヤノンは目先の利益確定売り交錯のなか、一段の戻りにトライ
記事一覧 (01/31)【編集長の視点】任天堂は続急落、営業利益下方修正・連続赤字で関連株の反応は高安マチマチ
記事一覧 (01/31)【編集長の視点】第一実業は5期ぶり最高純益・連続増配買いが続き高値追いに拍車
記事一覧 (01/30)【編集長の視点】富士フイルムは続落、利益確定売り交錯のなか下値では強弱感が綱引きへ
記事一覧 (01/30)【編集長の視点】コマツは急反落、日米建機トップは業績悪化も中国景気の先行き評価が分かれて明暗
記事一覧 (01/30)【編集長の視点】ヤフーは高値を大幅更新、業績上方修正・増配・自己株式取得発表と好材料満載
記事一覧 (01/30)【編集長の視点】3分の1戻しアートスパーク、事業構造改革でリバウンド幅拡大へ
記事一覧 (01/29)【編集長の視点】高純度化学は上昇率トップ、3Q業績続落も自己株式取得でカバー
2013年02月05日

【編集長の視点】地盤ネットは初決算の3Q業績が低利益進捗、失望売りが先行し続急落

<銘柄ウオッチ>

編集長の視点 地盤ネット<6072>(東マ)は、350円安の3630円と3営業日続落している。前日4日大引け後に昨年12月21日の新規株式公開(IPO)以来の初決算となる今3月期第3四半期(3Q)業績を発表、四半期決算が初開示となるため前年同期比較はないが、IPO時予想の3月通期業績に対して低利益進捗率を示しており、昨年のIPO株のなかでセカンダリーで最も高い株価上昇率を示したこともあり、先取りの反動の失望売りが増勢となっている。

 同社株は、公開価格720円でIPOされ、公開価格の96%高の1412円で初値をつけたあと、ストップ高を繰り返して上場来高値5110円まで急騰、昨年IPO46銘柄のうち、初値後のセカンダリーでは最も上昇率の高い銘柄となった。工務店、ハウスメーカー向けなどに地盤調査・解析事業を展開、地盤の強度や沈下の可能性を解析し地盤品質証明書を有償で提供する同社事業の東日本大震災後の時流性の高さや、今後の好展開期待が買い手掛かりとなり、さらに公開価格がPER17倍台と比較的割安で資金吸収額も6億円強にとどまったことなどが高人気要因となった。

 ただ上場来高値水準まで急騰したあとは、ストップ高、ストップ安が交錯し値動きが荒くなる高値波乱となっており、3Qの低利益進捗率決算が、追い討ち材料となっている。

 3Q業績は、売り上げ9億8900万円、経常利益2億3700万円、純利益1億3500万円で着地し、前年同期比較はないがIPO時予想の3月通期業績対比の利益進捗率は、各66%と目安の75%を下回った。3月通期業績はIPO時予想に変更はなく、純利益は、2億200万円(前期比2.0倍)と見込んでいる。

 株価は、PER89倍台と買われ過ぎも否めず、高値で強弱感の綱引きが続こう。
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 10:47 | 編集長の視点

【編集長の視点】高値更新メディアフラッグは通過点、独自ビジネスモデルで高成長

<銘柄ウオッチ>

編集長の視点 メディアフラッグ<6067>(東マ)は、今年1月28日に株式分割の権利落ち後高値612円をつけもみ合っているが、2月13日から今年2013年のIPO(新規株式公開)が再開されることも支援し、直近IPO人気を再燃させて早晩、高値を更新、独自ビジネスモデルによる高成長が続くこともあり、高値更新を一通過点に権利落ち埋めに向け上値を伸ばそう。

 同社株は、昨年9月28日に公開価格900円でIPOされ、流通支援事業の覆面調査などフィールドマーケティング分野のリーディングカンパニーに位置する独自ビジネスモデルと、公開価格が12倍台と割安なことを手掛かりに2120円で初値をつけ上場来高値2415円まで買い進まれて、1450円まで調整、同安値から株式分割(1対3)を歓迎して分割権利取りで1940円まで戻して分割権利をスンナリ落とした。

 分割権利落ち後は、落ち後高値612円をつけて600円台固めを続けているが、同社独自ビジネスの国内シェアのアップや中国・東南アジアでの積極展開などで今後も高成長を続けることから再度、下値に買い物が入ってきている。

 今後の業績高成長は、流通支援事業で携帯電話・スマートフォンなどを活用して独自開発したシステム「Market Watcher」により約1万人の稼働メディアクルーが、チェーンストア、コンビニエンスストア約14万店の店舗現場を調査して営業支援を行っているが、この稼働メディアクルーを増強して5年後の稼働店舗数を100万店舗に拡大することが第1の要因となる。

 第2は、昨年11月に中国上海に設立した子会社がすでに売り上げを計上にはしているが、東南アジアを含めて海外展開を積極化することである。この成果で5年後の売り上げは100億円を目指し、営業利益率をアップさせることから利益成長も加速する。

 目下集計中の足元の2012年12月期業績も、純利益はIPO時予想時の1億円(前期期95%増)と大きく伸びるだけに、右肩上がりのトレンドが続くことになる。

 株価は、2013年のIPO再開で見直し買いを強め、分割権利落ち高値更新から最高値の分割落ち換算値805円へ向け上値を伸ばそう。(本紙編集長・浅妻昭治)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 07:51 | 編集長の視点
2013年02月04日

【編集長の視点】急反発のアサヒHD、一転して業績を上方修正、割安株買い

<銘柄ウオッチ>

編集長の視点 アサヒホールディングス<5857>(東1)は、228円高の1815円と急反発し、東証第1部値上がり率ランキングの上位に躍り出ている。前週末1日大引け後に今3月期第3四半期(3Q)決算の開示に合わせて、昨年7月に下方修正した3月通期業績の一転した上方修正を発表、割安株買いが再燃している。

 3月通期業績は、売り上げを昨年7月の下方修正値の据え置きとしたが、経常利益を26億円、純利益を17億円それぞれ引き上げ、純利益は、45億円(前期比24%減)と連続減益率を縮める。貴金属リサイクル事業の金属回収量は、依然として前年同期を下回る厳しい状況で推移しているものの、貴金属価格の金の平均販売価格が、円安の寄与もあり前年同期を上回り想定以上の推移を続けていることが要因で、3Q業績が、2ケタ減益となったが、すでに9カ月実績の利益が、通期予想業績をほぼクリアしたことから上方修正した。

 株価は、昨年7月の業績下方修正で昨年来安値1221円まで突っ込み、下げ過ぎ訂正と売り方の買い戻しで300円幅の底上げをし、昨年来高値1857円から同安値への調整幅の半値戻しを達成したところである。「半値戻しは全値戻し」でPER12倍台の割安修正が続こう。(本紙編集長・浅妻昭治)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 11:04 | 編集長の視点

【編集長の視点】ユニパルスはMBO価格にサヤ寄せしてストップ高買い気配

<銘柄ウオッチ>

編集長の視点 ユニパレス<6842>(東2・監理)は、寄り付きから買い気配値をアップさせ100円高の760円買い気配とストップ高し続急伸している。前週末1日大引け後に同社の玉久明子取締役が全株式を所有するヨシモトが親会社となっているTYホールディングス(東京都渋谷区)が、同社株式を公開買い付け(MBO、現経営陣による株式公開買い付け)をすると発表、同社も賛同意見の表明と株主への応募推奨を取締役会決議したことから、MBO価格950円へのサヤ寄せ思惑を強め売り買い差し引き約470万株の買い物が殺到している。

 MBOは、独自開発した製品を中心に電子機器製造事業を展開し、相次ぐM&Aで規模拡大を図ってきたユニパルスが、この既存製品・マーケットの延長線上では成長の余地が乏しく、民間設備投資など経済動向の影響を受けやすくなっており、中長期的な企業価値向上にはリスクを取ってもユニークな製品を開発するなど事業構造の改革をすることが不可欠であり、この機動的な経営判断が可能となる体制を構築するには、株式を非公開化することが最善として実施する。

 買い付け期間は2月4日から3月18日までの30営業日、買い付け予定株式数は378万5710株、買い付け代金は35億8200万円を予定、MBO成立後に同社株式は上場廃止となる。(本紙編集長・浅妻昭治)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 10:02 | 編集長の視点

【編集長の視点】中国銀行は高値更新、自己株式取得は3Q決算評価よりも株高支援へ確実性

<マーケットトーク>

編集長の視点 中国銀行<8382>(東1)は、77円高の1344円と5営業日続伸し、今年1月11日につけた昨年来高値1278円を更新している。前週末1日に発表した今3月期第3四半期(3Q)決算が、続伸して着地し、同時に自己株式取得・消却も同時発表したことが好感され、割安修正買いが増勢となっている。

 3Q業績は、経常利益が前年同期比6%増、純利益が同33%増と伸び、期初予想を据え置いた3月通期業績対比の利益進捗率も、84〜83%と目安の75%を上回り順調な推移となった。一方、自己株式取得は、上限を100万株(発行済み株式総数の0.4%)、13億円、取得期間を2月4日から3月22日までとして実施する。自己株式消却は、800万株(同3.66%)を3月22日を予定日に実施する。

 3月期決算会社の3Q業績発表は、1月31日をピークに後半戦に入っているが、このなかで株価材料としては、業績の上方修正、下方修正の業績評価は、銘柄個々の状況に従って株高・株安と千差万別に分かれている。そのなかで自己株式だけは、株高ファクターとして確実性を発揮している。

 前週末1日に自己株式取得を発表したのは、同社を含めて4社に達した。アステラス製薬<4503>(東1)日立造船<7004>(東1)ナガホリ<8139>(東2)で、このいずれもが、きょうは株高で始まり、日立造は、4円高の149円と急反発して連日の昨年来高値更新となり、アステラス製薬は50円高の4750円と続伸して昨年来高値にあと10円と迫り、ナガホリも、8円高の222円と急続伸している。

 自己株式取得の株高材料の確実性を反映している典型例は、アステラス製薬である。同社は、1日後場取引時間中の14時に自己株式取得を発表、同時発表の3Q決算は、減収減益転換したものの、自己株式取得でカバーして後場寄り付きのザラ場安値4645円から同高値4760円まで急伸した。

 なお為替相場や業績推移の先行きに不透明性が拭えないなか、自己株式取得株の確実性にトライするのも、強気相場の乗り遅れない有力な対処法となりそうだ。(本紙編集長・浅妻昭治)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 10:01 | 編集長の視点

【編集長の視点】キャピタル・ゲイン狙いでもインカム・ゲイン選好でリスク極小化=浅妻昭治

<マーケットセンサー>

編集長の視点 株式市場の一部では、昨今の株高を早くも「アベノミクス・バブル」などと皮肉っているようである。日本経済は、「アベノミクス」効果でまだ何も手に入れていないにもかかわらず、日経平均株価の週足は、昨年11月14日の野田佳彦前首相の解散総選挙以来、連騰に次ぐ連騰で12週連続の上昇となり、「岩度景気」の1958年12月〜1959年4月の17週連続に迫る54年ぶりの大記録を達成したからだ。

 この皮肉は、大方は、今回の強気相場に乗り遅れてしまった投資家の負け惜しみか、急騰場面で売りを仕掛けてかつがれてしまった売り方の嘆き節だろうとは察しはつくが、ただ今回の3月期決算会社の第3四半期(4〜12月期、3Q)決算の動向とその株価反応をみると、かなりバブリーとなっていることは否定できないところである。

 典型例は、コマツ<6301>(東1)商船三井<9104>(東1)である。両社ともこの3Q決算発表時に3月通期業績を再下方修正、商船三井に至っては、連続赤字幅を悪化させ未定としていた期末配当をゼロとして年間配当は無配転落した。ところが株価は、いずれも発表直後は売り殺到となったものの、その安値から切り返しあれよあれよという間に前日比プラスで引けてしまった。投資セオリーは「底値で出る悪材料は買い」と教えているが、両社株の株価ポジションは、昨年来安値から7割強もリバウンドした水準にいるのである。

 バブリーな例証はこれだけではない。東証1部の1月の月間上昇率ランキングにも明らかである。トップ10のうち半分の5銘柄が、2ケタから100円台の極低位値ごろ株であり、さらに4銘柄が無配株である。東証マザーズの上昇率ランキングの上位にバイオ株がズラリと顔を並べているのを含めて、買うから上がる、上がるから買うの「ご意見無用相場」が繰り広げられたと断じてもおかしくない。買い材料もその背景説明も、ましては買うための投資尺度もメチャクチャに壊れていて、合理的なコメントができなければ、これはバブルと警戒しなければならないはずだ。上方修正をする銘柄があり、バリュー的に割安な銘柄も多いなか、無理して火中の栗を拾うことはないのである。

 米国市場では、前週末のNYダウが、約5年5カ月ぶりに1万4000ドル台を回復し、史上最高値まであと160ドルと迫ってきた。もし今週、NYダウが最高値を取るようだと、煽られてこの「アベノミクス・バブル」にさらに拍車がかかるのはほぼ確実だろう。ただこの面で少々、気懸かりなことがある。日経平均株価の連騰をリードしてきた外国人投資家の動向である。

 これまでは外国人投資家は、日本株の好パフォーマンスに触発されて、日本株の「持たざるリスク」を解消するために日本株の組み入れ比率をアップさせてきた。それが、NYダウの最高値更新で米国株が日本株をアウト・パフォームするようだと、「日本株売りの米国株買い」の逆流が起きないかということである。レパトリエーション(本国送金)が高まるようだと、折角の円高修正もピークアウトし兼ねない危険性がつきまとう。油断できないのである。

 そうなった場合の相場の方向性も、注意を要する。上方修正銘柄も下方修正銘柄も同様にゴチャゴチャに上昇すると期待する無差別買いや、無配株が上昇率ランキングの上位を占めるバブリーな相場も転機を迎えるはずで、選別物色はより強まることになる。付和雷同型の追随買い、短期の利ザヤ狙いは、リスクを極大化するばかりで、しっかりした投資尺度をベースに銘柄セレクトをすることがより求められる。

 そこで投資の原点に立ち帰って、キャピタル・ゲイン(値上がり幅狙い)でなくインカム・ゲイン(配当利回り買い)を再考してみたい。折から2月相場入りである。2月決算期会社の期末配当、8月決算会社の中間配当の権利取りを狙えば、所有期間利回りからもそれなりのリターンが計算できることになり、リスクは極小化できる。もし万が一、相場経験則通りに相場全般が「節分天井」となって調整入りとなっても、この配当取りの銘柄の利回りは逆に高くなる副次効果も出てくる。ここは2月・8月決算会社の好配当利回り銘柄に投資ターゲットを絞るところだろう。
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 09:44 | 編集長の視点

【編集長の視点】インフォコムは連続最高純益買い続き高値更新もまだ株価は6合目

<銘柄ウオッチ>

編集長の視点 インフォコム<4348>(JQS)は、今年2月1日に12万3000円と昨年来高値をつけるなど高人気が続いているが、株価水準はまだ6合目で、今3月期の連続過去最高純利益更新予想、今年1月30日に発表した今期第3四半期(3Q)の好決算からみれば、PERは8倍台、PBRは1倍ソコソコと割安であり、まず2010年4月につけた16万2300円まで上値を伸ばそう。

 同社株は、ネットビジネス事業で従来のエンターテイントメント系に加えて、健康・美容関連の情報配信サービスを強化したことなどで16万2300円高値をつけ、東日本大震災発生のショック安で5万9500円安値まで突っ込み、約1年10カ月かけて底上げ、この急落幅の61%までリバウンドした。この底上げをサポートしているのが、連続して過去最高純利益を更新する好業績と年間3000円の安定高配当である。ネットビジネス事業では、従来型携帯電話向け市場の縮小をスマートフォン向けの電子書籍配信サービスや音楽配信サービスの充実、ソーシャルゲームの配信開始などでカバーし、ITサービス事業では、ヘルスケア事業の製薬会社向けのMR活動支援システムのランアップを拡充、不採算事業の事業構造改革を推進するとともに、企業の販売管理、会計、人事などの業務を効率化するグランディット事業でコンソーシアム参画企業を増加させていることが要因となっている。今期通期純利益は、20億円(前期比8%増)と予想、足元の3Q業績も8億2300万円(前期比32%増)と増益転換した。

 株価は、昨年8月のソーシャルゲーム参入や相次ぐ自己株式取得で10万円台を回復し、3Q好決算で年初来高値まで上値を追った。低PER修正に3000円配当評価も加わり、さらに値幅効果が期待できる。(本紙編集長・浅妻昭治)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 07:48 | 編集長の視点
2013年02月01日

【編集長の視点】TDK急反落で市場はエレクトロニクス株抜きの展開となるか

<マーケットトーク>

編集長の視点 TDK<6762>(東1)は、265円安の3120円と5日ぶりに急反落している。前日3日大引け後に今3月期第3四半期(3Q)決算の開示とともに、昨年10月に続き3月通期業績の再下方修正と期末配当の再減配を発表、通期純利益の黒字転換幅が、大幅に縮小して市場コンセンサスを下回ることが響き利益確定売りが先行している。

 同社の業績再減額・再減配が波及して、米国アップル社の関連株は乱高下している。同じく前日大引け後に3Q決算を発表した村田製作所<6981>(大1)は、3Q利益を小幅続落にとどめて50円高の5680円と4日続伸しているが、前日に業績を下方修正した京セラ<6971>(東1)は、210円安の8060円と3日ぶりに急反落し、2月5日に3Q決算発表予定のイビデン<4062>(東1)は、30円安の1273円と急反落している。

 TDKの業績再下方修正は、エレクトロニクス市場の主要セット販売見通しが低調に推移、搭載する電子部品需要も落ち込んだことが要因で、昨年10月の下方修正値より売り上げを150億円、継続事業税引前純利益を230億円、純利益を180億円それぞれ引き下げ、純利益は、20億円の黒字(前期は24億5400万円の赤字)と市場コンセンサスを約180億円下回る。

 配当は、昨年10月に業績下方修正とともに、期末配当を期初予想の50円から40円に引き下げたが、さらに30円にダウンさせて年間70円(前期実績80円)に減配する。

 株価は、昨年10月の業績減額・減配で昨年来安値にあと27円と迫る2746円の二番底をつけ円高修正とともに約3割高した。下値を再確認しよう。

 3月期決算会社の3Q業績発表は、昨日31日をピークとしたが、TDKなどエレクトロニクス株の業績不調が目立っており、円高修正で期待された業績相場が不発となるか、それとのエレクトロニクス株抜きの片肺飛行となるか、市場の見方も分かれるところである。(本紙編集長・浅妻昭治)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 11:47 | 編集長の視点

【編集長の視点】Jパイルは最高値更新、3Q好決算に加え通期業績が市場予想を上回り割安修正

<銘柄ウオッチ>

編集長の視点 ジャパンパイル(Jパイル)<5288>(東1)は1日、30円高の528円まで上げて急反発し、今年1月30日につけた上場来高値515円を更新している。前日31日大引け後に発表した今3月期第3四半期(3Q)決算が、大幅続伸して着地し、昨年12月に再上方修正した3月通期業績に対して高利益進捗率を示し、再上方修正値を据え置いた3月通期業績も、市場コンセンサスを上回ることを手掛かりに東日本大震災の復興関連の割安株買いが再燃している。

 3Q業績は、前年同期比9%増収、2.0倍経常増益、2.3倍純益と大きく伸び、3月通期業績対比の利益進捗率は、88〜94%と目安の75%を大幅に上回った。東日本大震災の影響で遅れていたコンクリートパイルの需要が動き出し、品質重視の施工体制の推進と設計提案などの営業展開で同社の受注が増加、比較的工事粗利益の高い中小型物件が堅調に推移し、最適生産体制定着で工場部門の効率化が実現したことが好決算につながった。

 3月通期業績は、昨年12月の再上方修正値に変更はなく、純利益を16億円(前期比22%増)と見込んでいるが、市場コンセンサスを5億円上回る。

 株価は、昨年12月4日に東証2部から東証1部に指定替えされ、この指定替えに際して新株式発行(発行価格327円)・株式売出しを実施、株価はやや下ぶれたが、指定替え後の東証株価指数(TOPIX)算入開始で需給好転思惑を強め、2009年2月の東証2部上場時につけた上場来高値を更新した。なおPERは8倍台と割安であり、上値評価が続こう。(本紙編集長・浅妻昭治)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 10:39 | 編集長の視点

【編集長の視点】JTは分割落ち後高値更新、業績再上方修正に増配加わり売り方買い戻し

<銘柄ウオッチ>

編集長の視点 JT<日本たばこ産業、2914>(東1)は1日、98円高の2945円まで急反発し、今年1月30日につけた株式分割落ち後高値2903円を更新している。前日31日大引け後に今3月期第3四半期(3Q)決算の開示と同時に、昨年10月に続く3月通期業績の再上方修正に加えて期末配当の増配を発表、売り方の買い戻しを交えて買い再燃となっている。

 3月通期業績は、10月の上方修正値より売り上げを250億円、営業利益を180億円、純利益を120億円それぞれ引き上げ、純利益は、3300億円(前期比2%増)と増益転換して前期の過去最高を連続更新する。海外たばこ事業の単価上昇と為替の円安のプラス影響で売り上げが上ぶれ、この増収効果に国内たばこ事業での効率的な経費執行で利益が上ぶれたことがオンして再上方修正につながった。

 期末配当は30円から35円に増配して年間65円とし、今年7月の株式分割(1対200)を勘案すると、前期実績の1万円から実質15円の増配をする。

 株価は、株式分割権利落ち後の2100円台固めからバイオ関連の割安株買いも続いて落ち後高値まで上値を伸ばし、信用売り残が積み上がり売り長となって逆日歩の付く好需給となっている。売り方のショートカバーが上値形成の重要ポイントとなろう。(本紙編集長・浅妻昭治)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 10:36 | 編集長の視点

【編集長の視点】ダルトンはV字回復業績を買い直して高値に再アッタク

<銘柄ウオッチ>

編集長の視点 ダルトン<7432>(JQS)は、昨年11月の前9月期業績の一転した上方修正や今期業績のV字回復業績を買い手掛かりに、昨年来高値237円まで2.3倍化し、投資セオリー通りに3分の1押し水準でもみ合っているが、今期から展開している中期経営計画の積極推進や、「アベノミクス」の技術開発促進策関連人気、さらに2月上旬にも発表予定の今期第1四半期業績への期待などから、割安修正に再発進することが想定される。

 同社の前期業績は、昨年5月に下方修正したものを11月に上方修正し、減益転換率を縮小して着地した。続く今期業績は、売り上げ182億円(前期比5%増)、営業利益6億100万円(同44%増)、経常利益5億900万円(同64%増)、純利益4億円(同48%増)と大幅増益転換を予想している。コア事業の研究施設機器分野の安定成長とともに、サブ事業の医薬品業界向けの粉体装置などの機械装置の売り上げ拡大、育成強化を進めることが寄与するもので、安倍連立政権の補正予算・来年度予算でiPS細胞などの研究開発予算を積極化することが追い風となる。

 また同社は、今期から第2の創業期として前期3年間の中期経営計画を推進、3年後に売り上げ216億円、営業利益8億7000万円を目指しており、中期的な業績成長も見込める。

 株価は、昨年11月の前期業績上方修正から底上げ、「アベノニクス」関連人気を高めて昨年来高値まで急伸、定石通りの高値調整を続けている。PER6倍台、PBR0.7倍の割安修正が続こう。(本紙編集長・浅妻昭治)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 07:40 | 編集長の視点
2013年01月31日

【編集長の視点】タケエイ指定替後の新高値、再上方修正・再増配で割安復興関連

<銘柄ウオッチ>

編集長の視点 タケエイ<2151>(東1)は、424円高の2974円と続急伸し、今年1月23日につけた東証1部指定替え後高値2636円を更新している。東証1部上昇率ランキングのトップ3にランクインし賑わっている。前日30日大引け後に今3月期第3四半期(3Q)決算の開示と同時に、昨年10月に上方修正した3月通期業績の再上方修正と今度は期末配当の増配を発表、東日本大震災の割安復興関連株買いが増勢となっている。

 3月期業績は、10月の上方修正値より売り上げを15億円、経常利益、純利益を各3億円引き上げ、純利益は、16億円(前期比83%増)と連続増益率を伸ばし、2008年3月期の過去最高(10億9000万円)を大幅に更新する。3Q業績が、東北地域での震災廃棄物処理事業が計画を大きく上回るペースで推移して、純利益が、すでに10月の上方修正値を7000万円上ぶれて着地しており、これを踏まえて再上方修正した。

 配当は、昨年10月に第2四半期配当を7円から10円に増配したが、今度は3月期末配当を11円から20円に引き上げ、年間30円(前期実績15円)へ大幅増配する。

 株価は、東証第1部指定替えに際して実施した株式売出し(売出し価格1618円)がボディブローとなって昨年来安値1417円まで突っ込んだが、業績上方修正で2000円台を回復、緊急経済対策関連人気で高値を追った。PERは11倍台と割安であり、東証マザーズ時代の2008年7月高値3540円が次の上値ターゲットに浮上する。(本紙編集長・浅妻昭治)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 11:58 | 編集長の視点

【編集長の視点】キヤノンは目先の利益確定売り交錯のなか、一段の戻りにトライ

<銘柄ウオッチ>

編集長の視点 キヤノン<7751>(東1)は、前日30日大引け後に12月期決算を発表、前期は、昨年10月の再下方修正値を下ぶれ減益転換率を悪化させ、今期は増益転換を予想、市場コンセンサスを下回った。

 前期業績は、前々期比2%減収、8%税引前純益減益、9%純益減益と続落した。オフィス複合機やデジタルカメラの需要は、内外で堅調に推移したが、レーザープリンターや半導体露光装置、フラットパネルディスプレイ露光装置の需要が落ち込み、為替レートも1ドル=79.76円と若干の円安となったものの、対ユーロで1ユーロ=102.8円と約8円の円高となったことなどが要因となった。

 これに対して今期業績は、為替レートを1ドル=85円と約5円の円安、1ユーロ=115円と約12円の円安を想定し、レーザープリンターの需要も回復するとして増収増益転換を予想している。純利益は、2550億円(前期比13%増)としたが、市場コンセンサスを300億円強下回る。

 株価は、前期業績の1回目の下方修正で昨年来安値2308円まで売られたが、自己株式取得で底上げ、再下方修正で再度下ぶれたものの、期末の記念配当増配で3000円台を回復、円高修正とともに上値を伸ばした。PERは15倍台と下げ過ぎを示唆しており、目先の利益を確定する売り物が交錯するなか一段の戻りにトライしよう。(本紙編集長・浅妻昭治)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 10:59 | 編集長の視点

【編集長の視点】任天堂は続急落、営業利益下方修正・連続赤字で関連株の反応は高安マチマチ

<マーケットトーク>

編集長の視点 任天堂<7974>(大1)は、寄り付きの売り気配から530円安の8820円まで売られ3日続落している。前日30日大引け後に今3月期第3四半期(3Q)決算の開示とともに、昨年10月に下方修正した3月通期業績の上方修正・下方修正が交錯する業績再修正を発表、営業利益が再下方修正され連続赤字に逆戻りし、前日の米国市場で同社ADR(預託証券)が、前日の大阪市場の終値に対して454円安(円換算値)で引けたことも響き、失望売りが増勢となっている。

 同社の関連株で、ワコム<6727>(東1)が、同じく前日に3Q決算を発表、3月通期業績は今年1月23日の再々上方修正通りに大幅続伸、5期ぶりの過去最高純利益更新を予想して2万6700円高の31万9000と続急伸して1月24日につけた昨年来高値29万8000円を更新し、日本写真印刷<7915>(東1)も続伸しているが、ミツミ電機<6767>(東1)メガチップス<6875>(東1)はそれぞれ反落しており、高安マチマチで始まっている。

 任天堂の業績再修正は、3Q売り上げが、コミュニティゲームソフト「とびだせ どうぶつの森」シリーズなどがヒットしたものの、前年同期比2%減と続落したことを踏まえて、売り上げを10月の下方修正値より1400億円、営業利益を400億円それぞれ引き下げ、営業利益は200億円の赤字(前期は373億2000万円の赤字)とした。ただ昨年年末に円安となり、通期前提為替レートを1ドル=80円から90円、1ユーロ=100円から120円へ円安方向で見直したことから、通期経常利益を100億円、純利益を80億円それぞれアップさせ、純利益は、140億円(前期は432億400万円の赤字)と黒字転換幅を拡大する。

 株価は、今期の黒字転換予想業績が市場コンセンサスを下回るとして昨年来安値8070円と売られ、業績下方修正でも1万円台を割り、円高修正や全般市場急騰でいったん1万1000円台を回復したものの、再度、8000円台まで下ぶれ、底上げを探っていた。再度の下値確認が続こう。

 関連株が今後、自社業績の独自性を発揮して任天堂離れをするか、ツレ安するか注目ポイントとなる。(本紙編集長・浅妻昭治)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 10:54 | 編集長の視点

【編集長の視点】第一実業は5期ぶり最高純益・連続増配買いが続き高値追いに拍車

<銘柄ウオッチ>

編集長の視点 第一実業<8059>(東1)は、昨年10月につけた昨年来安値308円から週足陽線を連続して同高値445円まで44%高しているが、同社の今3月期純利益の5期ぶりの過去最高純利益更新・連続増配予想からはなお上値評価が予想される。2月4日予定の今期第3四半期(3Q)決算発表からさらに騰勢を強めて2011年7月高値485円抜けから500円台回復への直行展開も想定される。

 同社の今期業績は、売り上げ1330億円(前期比6%増)、経常利益55億円(同1%増)、純利益31億円(同17%増)と続伸が予想され、純利益は、2008年3月期の過去最高(30億円)を5期ぶりに更新する。産業機械事業では、インドネシアなど海外向けに自動車関連産業の設備機器が好調に推移、プラント・エネルギー事業でも、海外向けに液化天然ガスプラント設備や化学会社向けの高吸水性樹脂プラント設備の大口案件を計上、中国・韓国を中心としたIT・デジタル関連機器製造会社向けの電子部品実装機などの伸び悩みをカバーしている。配当は、16円(前期実績14円)と前期に続く増配を予定している。

 株価は、昨年来安値から44%高しているが、チャート面では2006年2月高値748円から2008年11月安値201円まで調整した調整幅のまだ半値戻しにも達していない。バリュー的にもPERは7倍台、PBRは0.9倍となお評価不足であり、半値戻しとなる2011年7月高値485円奪回から3分の2戻しの500円台回復と上値評価が続こう。(本紙編集長・浅妻昭治)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 07:43 | 編集長の視点
2013年01月30日

【編集長の視点】富士フイルムは続落、利益確定売り交錯のなか下値では強弱感が綱引きへ

<銘柄ウオッチ>

編集長の視点 富士フイルムホールディングス<4901>(東1)は30日、59円安の1766円まで下げて3日続落している。前日29日大引け後の今3月期第3四半期(3Q)決算の開示とともに、昨年10月に下方修正した3月通期業績の上方修正・下方修正が交錯する業績修正を発表、上方修正の純利益が、増益転換率を伸ばし市場コンセンサスを上回るが、下方修正の営業利益が、減益転換、さらに前日の米国市場で、同社ADR(預託証券)が、東京市場の終値に対して47円安(円換算値)で引けたことも嫌い売り増勢となっている。

 3月通期業績は、売り上げを7月の下方修正値の据え置きとし、営業利益をさらに150億円引き下げたが、経常利益、純利益をそれぞれ50億円引き上げて、純利益は、500億円(前期比14%増)と増益転換して市場コンセンサスを50億円超上回る。欧州景気の低迷、中国など新興国地域の経済成長鈍化、国内景気の弱含みなど、主要事業の環境が厳しく、営業利益を再下方修正し1100億円(前期比2%減)と続落を見込んだが、経常利益と純利益は、3Qの為替レートが、1ドル=80円(前年同期79円)、1ユーロ=102円(同110円)と対ドルで円安となり、営業外損益で為替差益が発生したことから上方修正した。

 株価は、今期第1四半期の大幅減益・低利益進捗率業績を売って昨年来安値1240円まで突っ込み、いったん戻したものの10月の業績下方修正で再度1259円まで下値を探り、「アベノミクス」効果による円高修正で5割高した。PERは17倍台と割安感は小さいが、PBRは0.5倍と割り負けており、利益確定売りが交錯するなか下値では強弱感が綱引きしよう。(本紙編集長・浅妻昭治)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 11:23 | 編集長の視点

【編集長の視点】コマツは急反落、日米建機トップは業績悪化も中国景気の先行き評価が分かれて明暗

<マーケットトーク>

編集長の視点 コマツ<6301>(東1)は、前日29大引け後に今3月期第3四半期(3Q)決算の開示とともに、昨年7月に続く3月通期業績下方修正を発表。米国市場では、同社と同業の建設機械トップのキャタピラーが、28日に10〜12月期業績を発表、減収減益決算となったが、株価は値上がりしている。

 コマツの業績再下方修正は、建設機械・車両部門で、燃料炭価格の下落などが影響して同社販売シェアの高いインドネシア市場向け鉱山機械の大型機械・中小型機械の需要が減少したことが要因となった。第4四半期の為替レートは、1ドル=88円、1ユーロ=115円、1人民元=14.1円と前回想定(各79円、99円、12.6円)から円安方向で見直したが、年間販売量の減少が大きくカバーできなかった。

 業績そのものは、売り上げを7月の減額値より500億円、税引前純利益を300億円、純利益を190億円それぞれ引き下げ、純利益は、1380億円(前期比17%減)と続落し、市場コンセンサスを80億円強下回る。

 一方、キャタピラーの10〜12月期純利益は、中国での不正会計損失を計上したことで55%の減益となったが、先行きの中国経済の確実な回復も示唆したことから株価は上昇した。

 コマツの株価は、昨年7月の業績下方修正、超円高進行で突っ込んだ昨年来安値1439円から円高修正、「アベノミクス」効果、中国景気の底打ち観測などで1000円幅の底上げをしてもみ合っていた。

 コマツを代表株とする中国関連株は、1月25日に業績を下方修正して前日に急落したファナック<6954>(東1)に続き、コマツの業績再下方修正、株価急落であり、この連想売りが懸念させるところとなる。同業他社の日立建機<6305>(東1)、鉄鋼株の新日鐵住金<5401>(東1)、海運株の商船三井<9104>(東1)など、今後が要注目となる。(本紙編集長・浅妻昭治)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 11:06 | 編集長の視点

【編集長の視点】ヤフーは高値を大幅更新、業績上方修正・増配・自己株式取得発表と好材料満載

<銘柄ウオッチ>

編集長の視点 ヤフー<4689>(東1)は、6800円高の3万8600円とストップ高寸前まで買われて急反発し、今年1月28日につけた昨年来高値3万2800円を大幅に更新している。前日29日大引け後に今3月期第3四半期(3Q)決算の開示とともに、3月通期業績の上方修正、期末配当の増配、自己株式取得と好材料を同時発表、歓迎して割安株買いが再燃している。

 好材料のうち3月通期業績の上方修正は、昨年10月に開示したレンジ予想を引き上げたもので、純利益は、10月予想の1073億円〜1096億円を1106億円〜1121億円(前期比10%増〜11%増)へアップさせて連続の過去最高を伸ばし、市場コンセンサスを24億円〜39億円上回る。3Q業績が、広告効果を高める機能強化や積極的な販売活動で、リスニング広告の売り上げが拡大、求人、不動産などの情報掲載サービスの売り上げも増加、業務委託費や広告宣伝費のコストを削減して2ケタ増収増益と伸びたことから上方修正した。

 配当は、昨年10月に370〜378円と予想したが、382〜387円(前期実績347円)と増配幅を拡大する。

 自己株式取得は、資本効率の向上を図るとともに、株主還元を目的に取得株式数の上限を80万株(発行済み株式総数の1.4%)、200億円、取得期間を2月1日から3月14日までとして市場買い付けする。

 株価は、今期第2四半期の続伸業績で材料出尽くし感を強めてつけた2万7000円安値から、グリー<3632>(東1)との包括的業務提携をテコに昨年来高値まで2割高した。PERは19倍〜20倍とネット関連株として相対的に割安であり、2010年4月高値3万8500円を上抜いたここからは、2009年1月高値4万300円が次の上値ターゲットとして意識されよう。
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 10:52 | 編集長の視点

【編集長の視点】3分の1戻しアートスパーク、事業構造改革でリバウンド幅拡大へ

<銘柄ウォッチ>

編集長の視点 アートスパークホールディングス<アートSHD、3663>(東2)は、昨年4月2日にセルシスとエイチアイが共同株式移転で持株会社として設立されて上場され、上場来高値419円から179円まで調整、電子書籍関連人気の再燃などでリバウンドしたが、さらに「選択と集中」を図る事業構造改革を実施しており、この進展に伴いPBR0.5倍は下げ過ぎとして一段の戻りを試す展開が続こう。

 事業構造改革は、アニメやマンガ制作のデジタル化をサポートするセルシスと、3D描画技術によるヒューマン・インターフェイスとソリューションを提供するエイチアイとが、「デジタル“ものづくり”」の応援に向け高度なグラフィック分野の技術を結集、「選択と集中」を図ることを目的にしている。

 具体的には、セルシスで30名の希望退職者を募集する一方、エイチアイは、車載機、デジタルカメラ、プリンターなどのデジタル家電向けのUIソリューション分野に経営資源を集中して、アプリケーション事業を縮小、組織と人員構成を見直す。

 同社の2012年12月期業績は、決算期変更の9カ月の変則決算で、純利益は、7億8000万円の赤字(前々期は4億8300万円の赤字)と見込んでいたが、この事業構造改革の効果は、今年2月上旬に予定している12月期決算発表時に開示することとなっており、次期業績のリバウンド期待も高まる。

 株価は、上場来高値からの調整幅の3分の1戻しと半値戻しの間でボックス往来、事業構造改革発表で悪材料出尽くし、下げ過ぎとの市場コンセンサスが強まっている。半値戻しの299円抜けに動こう。(本紙編集長・浅妻昭治)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 08:59 | 編集長の視点
2013年01月29日

【編集長の視点】高純度化学は上昇率トップ、3Q業績続落も自己株式取得でカバー

<銘柄ウオッチ>

編集長の視点 日本高純度化学<4973>(東1)は、2万9500円高の23万9500円と変わらずを含めて3営業日続伸し、昨年3月19日につけた昨年来高値21万8000円を一気に更新している。東証1部上昇率ランキングのトップに躍り出ている。前日28日に発表した今3月期第3四半期(3Q)決算が、続落して着地したが、同時発表の自己株式取得でカバーし割安株買いが増勢となっている。

 3Q業績は、前年同期比1%増収、3%経常減益、30%純益増益と伸び悩んだ。スマートフォンやタブレット型PC向けの高精細コネクタ用硬質めっき薬品や高性能半導体パッケージ基板用の無電解金めっき薬品は、旺盛な需要に支えられ販売が順調に推移したが、金地金に高騰で顧客の節約志向が高まり、従来型の半導体パッケージ基板やデジタル家電向けめっき薬品の販売が低迷したことが要因となった。

 ただ3Q業績は、期初予想の3月通期業績に対して74〜77%の利益進捗率と目安の75%をクリアしており、通期業績は、期初予想に変更はなく、純利益は、8億4000万円(前期比20%増)と増益転換を見込んでいる。

 自己株式取得は、経営環境の変化に対応して機動的な資本政策を遂行することを目的に取得株式数の上限を2000株(発行済み株式総数の3.32%)、5億円、取得期間を1月29日から6月20日までとして実施する。

 株価は、今期第2四半期業績が期初予想を下ぶれて着地したことで昨年来安値にあと2100円と迫る17万9100円まで売られ、野田佳彦前首相の解散総選挙表明に伴う全般相場の急反発とともに下げ過ぎ訂正で21万円台まで底上げした。PERは17倍台とまだ割高感は小さく、2011年5月高値24万4100円が次の上値フシとして意識されよう。(本紙編集長・浅妻昭治)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 12:08 | 編集長の視点