[編集長の視点]の記事一覧
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記事一覧 (11/26)【編集長の視点】ピックルスは三角保ち合いが煮詰まる、PERわずか5倍台
記事一覧 (11/26)【編集長の視点】ライトオンは5連騰、月次売上高敏感株は8月急騰相場を再現か
記事一覧 (11/26)【編集長の視点】「3日新甫」の師走相場は「二本足打法」で=浅妻昭治
記事一覧 (11/26)【編集長の視点】翻訳センター3分の1戻し達成で全値戻しへ、連続最高純益を評価
記事一覧 (11/21)【編集長の視点】アスカネット株価、続伸後モミ合う、2Q決算発表接近で注目
記事一覧 (11/21)【編集長の視点】寿スピリッツ株価、高値圏頑強、好業績で4ケタ相場へ
記事一覧 (11/21)【編集長の視点】新規上場エストラスト公開価格1350円に対し2620円
記事一覧 (11/21)【編集長の視点】サニーサイドのストップ高など株式分割銘柄軒並み高
記事一覧 (11/20)【編集長の視点】増配キヤノンは4連騰後もみ合い、フランス国債引き下げ響く
記事一覧 (11/20)【編集長の視点】連騰の東京エレクトロンデバイス、2Q上ぶれで下方修正織り込む
記事一覧 (11/20)【編集長の視点】国際石油開発帝石連騰、中東緊迫化・原油価格急伸で関連株買い
記事一覧 (11/20)【編集長の視点】エスプールに株式分割の権利取り活発、好業績で割安
記事一覧 (11/20)【編集長の視点】10年の高値目指すテラ、樹状細胞ワクチン療法を学会発表へ
記事一覧 (11/19)【編集長の視点】ラクオリア創薬のS高はジャスダック材料株の人気にいっそう拍車
記事一覧 (11/19)【編集長の視点】森永製菓は安値水準からの浮上、「元祖・安倍関連株」人気か
記事一覧 (11/19)【編集長の視点】エイジア株価続伸、2Qの高利益進捗率から業績上ぶれ期待強い
記事一覧 (11/19)【編集長の視点】ソーバル本格出直りへ、連続最高純益・増配見直し割安修正買い
記事一覧 (11/19)【編集長の視点】総選挙後の産業政策期待で「安倍関連」の政治銘柄には日本版GMも浮上余地=浅妻昭治
記事一覧 (11/19)【編集長の視点】サンコーテクノは好業績が続き選挙後の景気対策で高値更新十分
記事一覧 (11/15)【編集長の視点】エムアップ急伸がIPO株に拍車、主力株に代わり小型株独壇場へ
2012年11月26日

【編集長の視点】ピックルスは三角保ち合いが煮詰まる、PERわずか5倍台

<銘柄ウオッチ>

編集長の視点 ピックルスコーポレーション<2925>(JQS)は、2円高の517円と3営業日続伸して始まったあと、12円安と反落するなどもみ合いを続けている。500円台出没の三角保ち合いが煮詰まりをみせているもので、今2月期業績の上方修正・連続過去最高純利益更新を手掛かり材料に割安修正に上放れ余地を示唆している。

 同社の今期業績は、今年10月に第2四半期(2Q)累計業績を上方修正し、その2Q累計業績の開示時に、今度は2月通期業績を上方修正した。CMなどの広告宣伝活動や売り場提案などの積極的な販売促進策により、量販店でキムチ製品や惣菜製品の売り上げが増加し、この増収効果と白菜、胡瓜などの原料野菜仕入れ価格の安定化が加わり上方修正につながった。

 通期純利益は、期初予想の5億6800万円を5億9500万円(前期比0.6%増)に引き上げ、期初の減益転換予想が連続増益となり、前期の過去最高を連続更新する。

 株価は、2Q累計業績、通期業績の各上方修正が続いて538円の戻り高値まで3割高して500円台固めを続けている。PERは5倍台、PBRは0.5倍と割安であり、戻り高値抜けから年初来高値655円も射程圏に捉えよう。(本紙編集長・浅妻昭治)

>>ピックルスコーポレーションのMedia−IR企業情報
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 11:55 | 編集長の視点

【編集長の視点】ライトオンは5連騰、月次売上高敏感株は8月急騰相場を再現か

<マーケットトーク>

編集長の視点 ライトオン<7445>(東1)は、寄り付きの買い気配から33円高の632円まで買い進まれ変わらずを含めて5営業日続伸している。連休前の22日大引け後に発表した今年11月度の月次売上高が、今年6月以来5カ月ぶりに前年同月に対してプラス転換したことを材料に、今年8月に急騰した月次売上高敏感株の一角として再現思惑を高めて割安修正買いが増勢となっている。

 11月22日に同社と同業態のカジュアルアパレル・チェーン店のジーンズメイト<7448>(東1)が、月次売上高のプラス転換で、ストップ高と急伸し、きょう26日も買い気配値を切り上げ80円高の468円と連続のストップ高まで買い上げられていることも連想を誘っている。

 月次売上高敏感株は、今年8月21日にジーンズメイトが、発表した8月の月次売上高のプラス転換をテコにストップ高、その後も3回のストップ高を交えて年初来高値629円まで短期に3.8倍化、日経平均株価が、8300円台の下値を試す全般調整相場下で、一躍、逆行高セクターとして存在感を高めた。

 ライトオンも、この8月に発表した8月度売上高が、連続マイナスとなったが、マイナス幅が縮小したと評価され、ジーンズメイトにツレ高し779円の戻り高値まで100円幅の急伸を演じた。

 連休前の22日に発表したライトオンの11月月次売上高は、10月下旬以降の気温の低下とともに、ニットやアウターなどの冬物商品の販売が好調に推移、既存店売上高は、7.3%増、全店売上高は5.8%増と前年同月を上回った。株価は、PER8倍台、PBR0.5倍と割安である。

 気象庁も、11月22日に発表した3カ月予報で暖冬傾向としていた12月から来年2月までの東日本・西日本地方の気温を例年より寒さが厳しくなると変更しており、今年8月に続き月次売上高敏感株の軒並み高をサポートしそうだ。(株式評論家・隆盛)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 11:48 | 編集長の視点

【編集長の視点】「3日新甫」の師走相場は「二本足打法」で=浅妻昭治

<マーケットセンサー>

■iPS細胞関連株に再度のXマス・プレゼントも

編集長の視点 11月も押し詰まって12月のカレンダーを確認すると、12月の師走相場は、月初の商いが3日にスタートする「3日新甫」である。兜町では、「2日新甫は荒れる」とするのが、かなり確度の高い相場ジンクスとして膾炙されている。実際に今年4月、7月の「2日新甫」では、日経平均株価はいずれも月足で陰線を引いた。「3日新甫」もこれに準ずるようで、9月の「3日新甫」では、日経平均株価は、8600円台の下値を探った。

 それでである。師走相場が、「3日新甫」の準相場ジンクス通りに荒れるとしたら、その要因としてどのような環境変化、突発材料が予想されるかあらかじめシュミレーションしておくことも、投資戦略としてぜひ視野にとどめておかなくてはならないリスク回避策と思い至った。強気相場の背景分析や買い材料の先取りなどのウエートが高い通常の相場観測と異なる相場アプローチではある。

 「3日新甫」の最大のポイントとなるのは、12月16日に投・開票日を迎える衆議院選挙の開票結果だろう。野田佳彦首相の解散・総選挙表明以来、為替は急速に円高修正し、日経平均株価は6カ月ぶりに9300円台を回復した。これは、野党の自民・公明党が獲得議席数を大きく伸ばして大勝し、与党の民主党が議席数を大きく失う惨敗を先取りした結果である。次期首班指名が有力視される安倍晋三自民党総裁の無制限金融緩和発言などを歓迎したものである。いわば選挙結果の政権交代、政策転換を早めのクリスマス(Xマス)・プレゼントとして先買い、外国人投資家までが参加して、Xマス・ラリーを展開しているのである。

 しかしである。選挙は水物のはずだ。14党もの政党が乱立して、これからおのおのの政権公約(マニフェスト)を巡って争点を先鋭化させて選挙舌戦を繰り広げ、その取捨選択のなかで有権者は1票を投ずるのである。争点は、脱原発・原発再稼動から憲法改正、日銀法の改正、消費税増税、地方分権、さらに核武装シミュレーション発言などまで多岐にわたりそうだ。この争点の一つひとつに有権者の審判が下り大勢が決まることになる。

 ただその争点の判断とは別に、これまでの衆議院選挙の「大勝」、「圧勝」、「ボロ勝ち」のトラウマ(心的外傷)が、有権者の投票行動にカゲを投げかける可能性もないとは言い切れないのである。小泉ライオン丸の「郵政選挙」や鳩山宇宙人の「政権交代選挙」などで、その大勝が、その後の「格差拡大」や「消費税増税」などの負担増につながったことに懲りて、もう少しバランスを重視する中庸の投票行動をするかもしれないのである。

 大勝ちさせない投票行動であり、仮にこの年末選挙で安倍自民党が大勝しても、続く来年7月の参議院選挙では、逆の投票行動を取って政治バランスに配慮する政権選択である。もしそうだとすると、これは、年末選挙のXマス・プレゼントと、年明け後のお年玉の中身が、まったく様相を異にすることを意味する。

 とまあ、歳末選挙の選挙結果を勝手にシュミレーションレしてみると、選挙結果が、ネガティブ・サプライズになる可能性もあって、「3日新甫」相場への警戒感にもつながることになる。多分、相場そのものは、12月16日の投・開票日までこのまま一段の円高修正、上値トライに突っ走ることになりそうだが、「3日新甫」相場が現実味を持つとしたら、強気一辺倒の「一本足打法」から「二本足打法」、「三本足打法」に備えておくこともリスク軽減策として有効になるはずだ。

 そうなると、この歳末選挙では、政権交代、政策転換などの靴下に入りきれないほどのXマス・プレゼントを高望みするより、小粒でも確実なXマス・プレゼントを期待する投資スタンスも成立する可能性も出てくる。小粒のXマス・プレゼントといえば、例の山中伸弥京都大学教授のノーベル生理学・医学賞の受賞である。この授賞式は、12月10日に予定されており、授賞式に合わせてiPS細胞関連株にもう一度、サンタクロースが、Xマス・プレゼントを運んできてくれる展開も想定されるのである。(本紙編集長・浅妻昭治)(続きと詳細は「浅妻昭治のマーケットセンサー:メールマガジン」に掲載。果たして注目銘柄は?)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 11:18 | 編集長の視点

【編集長の視点】翻訳センター3分の1戻し達成で全値戻しへ、連続最高純益を評価

<銘柄ウオッチ>

編集長の視点 翻訳センター<2483>(JQS)は、11月8日に開示した今3月期第2四半期(2Q)累計業績が、減益転換して着地したことから、20万円台を確認する下値調整をしたが、早くもこの調整幅の3分の1戻しをクリア、半値戻しから全値戻しにアタックする様相を強めている。3月通期純利益が、9月13日の上方修正通りに連続して過去最高を更新することを再評価、2Q累計業績の減益転換は織り込み済みとして割安修正、上昇トレンド復帰が有力となる。

 2Q累計業績は、9月の上方修正通りに前年同期比20%増収、6%経常減益、12%純益減益と減益転換率を縮小した。翻訳事業は、特許分野で電気関連の特許出願用明細書の受注が大幅に増加し、医薬分野では年間契約を締結したメガファーマー向けの受注が堅調に推移するなど、売り上げは連続の2ケタ増と続伸しており、利益は、本社移転による一時的な経費増や今年9月に連結対象としたISSグループの通訳者/翻訳者育成事業で季節要因に起因する営業損失を計上したことで減益転換した。

 3月通期業績は、9月の上方修正値に変更はなく、増収増益率を伸ばし、純利益は、2億8000万円(前期比23%増)と前期の過去最高を連続更新する。

 株価は、業績上方修正と積極的な第二次中期経営計画の発表をバネに一気の上値追いとなり、ゲーム関連の穴株人気もフォローして2回のストップ高を交えて年初来高値28万6000円まで8割高して8万5800円安、すでにこの調整の3分の1戻し水準の22万8800円を上抜いた。PERは13倍台と割安であり、半値戻し、全値戻しと上値アタックが続こう。(本紙編集長・浅妻昭治)

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提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 09:00 | 編集長の視点
2012年11月21日

【編集長の視点】アスカネット株価、続伸後モミ合う、2Q決算発表接近で注目

<銘柄ウオッチ>

編集長の視点 アスカネット<2438>(東マ)は、5円高の707円と小幅ながら4営業日続伸している。後場は700円を挟んでのモミ合い。今年12月10日予定の今4月期第2四半期(2Q)累計決算発表を期待して下値に打診買いが続いている。

 同社の今期業績は、期初に通期業績予想のみ開示しており、売り上げ47億3000万円(前期比5%増収)、経常利益6億円(同18%減)、純利益3億6500万円(同14%減)の見通し。

 メモリアルデザインサービス事業では、新葬儀演出ツール開発やオペレーションセンターの拡充を予定し、パーソナルパブリッシングサービス事業では、知名度向上、潜在需要掘り起こしへ向けサービスをブラッシュアップ、プロフェショナル写真市場では最新印刷機導入と独自製本技術による新製品を提供し、売り上げは増収転換するが、利益は、新型印刷機導入による減価償却費の増加や、新規事業の空中に映像を結像させるエアリアルイメージング事業の研究開発費や広告宣伝費の拡充などの積極的な先行投資を実施、この投資負担で減益転換を見込んでいる。

 前期も、期初に東日本大震災の影響で慎重に見通していた2Q累計・通期業績を2Q累計決算発表前に上方修正、2Q累計業績が、期初の減益予想が増益転換しており、この再現が繰り返されるか、決算発表に注目が集まっている。

 株価は、今年7月の株式分割権利落ち後安値605円から写真集作成の新専用編集ソフトの発表などをテコに下げ過ぎ訂正で739円まで下値を切り上げ、700円台固めを続けてきた。PER7倍台、PBR0.9倍の下げ過ぎ訂正で分割権利落ち後高値824円を意識する動きを強めよう。(本紙編集長・浅妻昭治)

>>アスカネットのMedia−IR企業情報
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 15:42 | 編集長の視点

【編集長の視点】寿スピリッツ株価、高値圏頑強、好業績で4ケタ相場へ

<銘柄ウオッチ>

編集長の視点 寿スピリッツ<2222>(JQS)は、高値圏で頑強。去る、10月29日に年初来高値933円をつけ、今日も930円前後でのモミ合い。

 10月24日に今3月期第2四半期(2Q)累計業績を上方修正したのに続いて、11月2日には、今3月通期業績の上方修正を発表した。

 上方修正された通期純利益は、3期ぶりの過去最高純利益更新の更新幅を拡大することになり、さらに期末にかけてイベント需要の続伸で、業績再上ぶれ思惑も底流していることから、この高値もみ合いでエネルギーを貯め込み、再度の高値更新から2010年3月高値1035円奪回に再発進する展開も想定される。

 3月通期業績の上方修正幅は、期初予想より売り上げを2億4000万円、経常利益を2億円、純利益を8000万円それぞれ引き上げたが、これは2Q累計利益の各上方修正幅の2億2000万円、1億3700万円を下回り、このため下期は、実質的には下方修正とネガティブに評価されて株価は、利益確定売りで上値を抑えられた。

 ただ、この通期業績上方修正で、今期純利益は、11億6000万円(前年同期比65%増)と続伸し、2010年3月期の過去最高(9億8100万円)を3期ぶりに更新する。

 また、この上方修正は、東京市場の菓子ブランド展開に向け東京駅の強化、10月31日にオープンしたJR大阪駅構内商業施設「エキマルシェ大阪」への新規出店、関西地区に11月中に新規出店する3店舗の寄与などを要因としており、いずれも、今後ともイベント需要が好調に推移するとみられるだけに、さらに通期業績を再上ぶれさせるとの期待につながっている。

 株価は、PER8倍台と割安であり、2010年3月高値へキャッチアップしよう。(本紙編集長・浅妻昭治)

>>寿スピリッツのMedia−IR企業情報
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 15:33 | 編集長の視点

【編集長の視点】新規上場エストラスト公開価格1350円に対し2620円

<銘柄ウオッチ>

編集長の視点 エストラスト<3280>(東マ)が、きょう21日に東証マザーズに新規株式公開(IPO)された。公開価格は1350円、公開株式数は38万3500株となっている。寄り付きから買い気配値を切り上げ、後場2513円で寄り付き、その後2620円まで買われている。

 同社の主力事業が、新築マンションの分譲・管理と安倍晋三自民党総裁が、政権公約に掲げる無制限の金融緩和策でメリットを受ける不動産業態であり、公開価格が5倍台と割安で資金吸収額も5億円強と小規模にとどまることが買い評価されている。来月12月に月間で14社がIPOされ、IPOラッシュとなる前景気もフォローの材料視されている。

 同社は、山口・九州エリアを地盤に事業用地の仕入れから新築マンションの企画・開発、エンドユーザーへの分譲と一貫した不動産事業を展開、さらに連結子会社によりマンション管理業、不動産賃貸業も兼営している。環境配慮の自社ブランドの分譲マンション「オーヴィジョン」は、2000年6月の第1棟の分譲以来、全42棟1860戸の実績に達している。

 今2月期業績は、売り上げ81億5000万円(前期比17%増)、経常利益6億2800万円(同20%増)、純利益3億6400万円(同30%増)、1株利益258.3円と予想している。(本紙編集長・浅妻昭治)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 15:12 | 編集長の視点

【編集長の視点】サニーサイドのストップ高など株式分割銘柄軒並み高

<マーケットトーク>

編集長の視点 サニーサイドアップ<2180>(JQG)は、501円高の3450円とストップ高、11月19日につけた年初来高値3160円を大きく更新している。前日20日大引け後に株式分割を発表、今年11月5日の今6月期業績の上方修正に続く追撃材料として歓迎し、分割権利取りの買い物が集まっている。

 前日は、同社を含め新興市場では4銘柄が株式分割を発表した。ジェイエイシーリクルートメント<JACR、2124>(JQS)が、1対10の株式分割で710円高の1万1180円と急反発し、ネットイヤーグループ<3622>(東マ)が、1対100の株式分割で7000円高の4万2000円のストップ高と5営業日続伸、インタートレード<3747>(東マ)が、1対100の株式分割で650円高の1万9900円と変わらず含め5営業日続伸するなど軒並み高となっている。

 全般市場は、総選挙後に次期首班指名が有力視されている安倍晋三自民党総裁の無制限金融緩和発言を手掛かりに円高が修正され、株価も、景気敏感株を中心にほぼ全面高が続いたが、さすがに日経平均株価が、9200円台を回復してからは売り方の買い戻しが一巡、目先の利益確定売りも交錯して上値が重くなっており、代って新興市場株が、株式分割ラッシュとなった銘柄を中心に逆行高する展開も想定される。

 サニーサイドの株式分割は、株式流動性の向上と投資家層の拡大を目的にしており、12月10日を基準日に1株を4株に分割する。株価は、11月5日に今期業績を上方修正、期初の減益転換予想が増益転換、純利益が、2億6500万円(前期比22%増)と連続して過去最高を更新することをテコに、合計3回のストップ高を交えて年初来高値まで短期85%高した。PER11倍台の割安修正と株式分割の権利取りで2008年の上場来高値4160円も射程圏に捉えよう。(本紙編集長・浅妻昭治)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 14:55 | 編集長の視点
2012年11月20日

【編集長の視点】増配キヤノンは4連騰後もみ合い、フランス国債引き下げ響く

<銘柄ウオッチ>

編集長の視点 キヤノン<7751>(東1)は、58円高の2875円と4営業日続伸して始まったあと、9円安と売られるなど前日終値を挟むもみ合いに変わっている。

 前日19日大引け後に今12月期期末の創立75周年の記念配当増配を発表、好感して下げ過ぎ訂正買いが増勢となったが、米格付け会社ムーディーズ・インベスターズ・サービスが、フランスの国債の格付けを引き下げ、きょう朝方の東京市場の為替相場で、ユーロが、対ドルでフシ目の1ユーロ=1.2800ドルを割り、対円で1ユーロ=104円台から103円台とそれぞれユーロ安となったことが響き、利益確定売りも交錯している。

 記念配当は、世界経済の一段の減速など厳しい経営環境が続いているが、キャッシュ・フロー経営の徹底による経営効率向上で潤沢な手元資金を生み出せるとして実施する。未定としていた期末配当を記念配当10円を上乗せして70円として、年間130円(前期実績120円)に増配する。

 株価は、今期業績の下方修正で年初来安値2308円まで突っ込み、自己株式取得で2848円までリバウンド、この自己株式取得終了で再調整、その後の今期業績の再下方修正では、悪材料出尽くし感から2500円台で下値抵抗力を発揮した。PERは13倍台、配当利回りは4.5%と下げ過ぎを示唆しており、今期想定為替レート(1ドル=78円、1ユーロ=100円)を上回る円安が続くか、それとも再び円高へ反転するかどうかが、先行きの株価動向の大きなカギを握る。(本紙編集長・浅妻昭治)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 13:23 | 編集長の視点

【編集長の視点】連騰の東京エレクトロンデバイス、2Q上ぶれで下方修正織り込む

<銘柄ウオッチ>

編集長の視点 東京エレクトロンデバイス<2760>(東1)は、2800円高の13万5800円と3営業日続伸している。10月30日に発表した今3月期第2四半期(2Q)累計業績が、連続減益となったものの、9月24日の下方修正値をやや上ぶれて着地したことから、業績下方修正は織り込み済みとして下げ過ぎ訂正買いが増勢となっている。

 2Q累計業績は、前年同期比2%増収、45%経常減益、41%減益となったが、9月の下方修正値より利益は3600万円〜2100万円上ぶれた。半導体及び電子デバイス事業が、主に産業機器向けの顧客の需要が低迷し連続減益となったが、同事業の海外ビジネス伸長や商権拡大で増収となり、コンピュータシステム関連事業が、クラウドコンピューティングの優位性が浸透してコンピュータ・ネットワーク機器関連の製品販売や保守サービスが堅調に推移したことなどが、上ぶれ着地につながった。

 3月通期業績は9月の下方修正値に変更はなく、純利益は、9億2000万円(前期比4%減)と連続減益を見込んでいる。

 株価は、9月の業績下方修正で年初来安値12万9400円まで売られたが、2Q累計業績の上ぶれ着地で13万7800円までリバウンド、13万円台固めを続けてきた。PERは15倍台、PBRは0.6倍、配当利回りは4.8%と下げ過ぎを示唆しており、下方修正前の8月高値14万5100円が目先の戻りメドとして意識されよう。(本紙編集長・浅妻昭治)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 13:19 | 編集長の視点

【編集長の視点】国際石油開発帝石連騰、中東緊迫化・原油価格急伸で関連株買い

<マーケットトーク>

編集長の視点 国際石油開発帝石<1605>(東1)は、7500円高の46万1500円と4営業日続伸している。イスラエル軍のパレスチナ自治区ガザ地区への空爆が続く中東情勢の緊迫化から、中東産原油の供給途絶への警戒感が強まり、前日19日の米国市場で、原油先物(WTI)価格が、1.22ドル高の1バーレル=86.67ドルと急続伸、一時は89.80ドルと1カ月ぶりの高値まで買い進まれたことに反応、業績再々上方修正期待を高め割安修正買いが増勢となっている。同社は、今年11月6日に今3月期業績の再上方修正を発表したばかりである。

 鉱業・石油セクターでは、同社株のほかにも今期業績を上方修正した銘柄が相次いでおり、国際石開帝石と同様に東燃ゼネラル石油<5012>(東1)が、2円高の734円と4営業日続伸、出光興産<5019>(東1)が、140円高の7100円と3営業日続伸、JXホールディングス<5020>(東1)が、15円高の441円と続急伸するなど軒並み高となっている。

 国際石開帝石の業績再上方修正は、原油価格(ブレント)が、8月の上方修正値の1バーレル=102.2ドルから104.6ドルに上昇すると見直したことが主要因となっており、期初予想の100ドルから大きく上ぶれており、原油価格の1ドル変動で純利益が18億円変動する影響がプラスに作用した。

 株価は、この業績再上方修正で46万円まで急伸したあと45万円台でのもみ合いを続けており、中東情勢緊迫化、石油の需要期入りで原油価格がさらに上ぶれが予想されるなか、なおPER9倍台、PBR0.7倍の割安修正が続こう。(本紙編集長・浅妻昭治)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 13:08 | 編集長の視点

【編集長の視点】エスプールに株式分割の権利取り活発、好業績で割安

<銘柄ウオッチ>

編集長の視点 エスプール<2471>(JQS)は、400円高の2万2800円と続伸している。11月27日に迫った権利付き最終日を前に株式分割の権利取りの買い物が増勢となっており、今11月期第3四半期(3Q)の好決算やスマホ関連人気も支援材料となっている。
 株式分割は、全国取引所が進めている「売買単位集約行動計画」に沿い、同社の単元株式数を100株とする単元株制度を採用するために実施するもので、11月30日に1株を100株に分割、単元株制度は、12月1日を効力発生日に採用する。

 一方、3Q業績は、前期に連結子会社2社を売却した影響で売り上げが、前年同期より13%減少したが、経常利益は、人材ソリュ−ション事業での社員増強、派遣スタッフ採用強化などの将来に備えた先行投資負担を吸収して2000万円(前年同期は600万円の黒字)と大幅に続伸、純利益は、500万円(前年同期比87%減)と前期計上の関係会社株式売却益が剥落して減益転換した。

 11月通期業績は、売り上げが集中する第4四半期に主力の人材派遣サービス業務、コールセンター業務、Wi−Fi設置業務、クレジット会員獲得業務などが好調に推移することから期初予想を据え置き、経常利益は、8000万円(前期比4.7倍)と連続して高変化し、純利益は、特別利益一巡で6200万円(同69%減)と見込んでいる。

 株価は、今期2Q業績が期初予想を上ぶれ着地したことを先取りして年初来高値3万3000円まで買われ1万9500円まで調整、株式分割発表とともにこの調整幅の3分の1戻し水準までリバウンドした。PERは9倍台と割安であり、なお分割権利取り妙味を示唆している。(本紙編集長・浅妻昭治)

>>エスプールのMedia−IR企業情報
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 12:49 | 編集長の視点

【編集長の視点】10年の高値目指すテラ、樹状細胞ワクチン療法を学会発表へ

<銘柄ウオッチ>

編集長の視点 テラ<2191>(JQS)は、11月13日につけた年初来高値1119円奪回に再度トライし、同高値抜けからは2010年5月高値1587円まで上値を伸ばす展開も有力となりそうだ。同社が研究開発を進めているがんワクチン療法の一つである樹状細胞ワクチン療法の連携医療機関が、同療法の臨床成績の学会発表や、説明会開催などを相次いで予定しており、先進医療関連のバイオ株人気を再燃させ、11月6日に発表した今12月期業績の再上方修正も側面支援材料となる展開も想定されるためだ。

 学会発表は、同社の契約医療機関の札幌北楡病院がん免疫細胞療法センター長・小笠原正浩内科部長が、今年11月22日〜23日に開催予定の第6回国際WTI会議で、がん免疫療法の標的抗原として注目を集めているがん抗原WTIタンンパク及びそれをコーティングするWTI遺伝子に関する基礎的・臨床的な最新の研究発表を行う。説明会は、同じく提携医療機関のセレンニック東京(東京白金台)が、11月28日に「樹状細胞ワクチン療法とは」との演題で開催する。
 樹状細胞ワクチン療法は、血液中の樹状細胞を体外で培養し患者のがん組織や人工的に作成したがんの特徴を持つがん抗原を認識させて体内に戻し、リンパ球にがん細胞のみを狙って攻撃させる指令を出す免疫療法である。同療法の契約・連携医療機関は、すでに9月末で全国23カ所に拡大、最新医療技術として脚光を浴びており、学会発表、説明会でより認知度のアップが予想される。

 一方、今期業績は、細胞治療支援事業が好調に推移していることから、今年7月の上方修正値を再上方修正、純利益は、7300万円(前期比4.5倍)と高変化する。
 株価は、提携病院や同療法の症例拡大で下値を切り上げ、業績再上方修正で年初来高値まで37%高し1000円台を出没している。急伸再現思惑を強めよう。(本紙・編集長浅妻昭治)

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提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 08:32 | 編集長の視点
2012年11月19日

【編集長の視点】ラクオリア創薬のS高はジャスダック材料株の人気にいっそう拍車

<マーケットトーク>

編集長の視点 ラクオリア創薬<4579>(JQG)は、寄り付きの買い気配から80円高の391円と買い進まれストップ高(S高)と3営業日続伸している。前週末16日大引け後に「アシッドポンプ拮抗薬」の日本での物質特許の査定を発表し、これを手掛かり材料にバイオ関連の下げ過ぎ訂正買いが増勢となっている。

 同社は、ジャスダック市場のグロース(G)銘柄だが、このG銘柄では、サムシングホールディングス<1408>(JQG)も、前週末16日大引け後に株式分割を発表、株価は、歓迎して2万400円高の17万6900円と急続伸している。

 全般相場は、野田佳彦首相の解散・総選挙表明以来、自民・公明連立の安倍内閣成立を先取りして、為替相場は、急速に円安転換して輸出ハイテク株、景気敏感株、建設株、不動産株などが大賑わいとなっている。このカゲで大健闘しているのが、実はJQG銘柄なのである。16日に全市場でストップ高の急伸を演じたのは9銘柄あるが、このうち2銘柄が、グロース銘柄のサニーサイドアップ<2180>(JQG)ウェッジホールディングス<2388>(JQG)で占められたことも、この有力な証左である。

 これは、年初来のジャスダック・インデックス(株価指数)の動きを振り返ればさらに明らかになる。グロース指数は、1月の年初来安値119.70ポイントから11月4日に同高値182.04ポイントまで52%も上昇しており、高値にまだ4%未達となっている同じジャスダック市場のスタンダード指数はもちろん、同じ新興市場の東証マザーズ指数、日経平均株価、東証株価指数を大きくアウト・パフォームしている。

 12月16日の投開票日までは、このまま「安倍銘柄」が突っ走る展開が有力だが、観測通りに自公連立政権が成立して好材料出尽くしとなった場合、再度、このグロース銘柄の好パフォーマンスが見直される展開も想定されるところで、同市場の50銘柄には目配り・気配りも必要なようである。(本紙編集長・浅妻昭治)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 13:28 | 編集長の視点

【編集長の視点】森永製菓は安値水準からの浮上、「元祖・安倍関連株」人気か

<銘柄ウオッチ>

編集長の視点
 森永製菓<2201>(東1)は、1円高の178円と小幅ながら続伸、6月4日につけた年初来安値171円に並ぶ安値水準から底上げしている。12月14日の与野党党首討論で、野田佳彦首相が、解散・総選挙を表明したサプライズを受けて、自民・公明連立勢力の政権奪還観測が強まり、円安進行による景気敏感株・輸出ハイテク株買いや、国土強靱化基本政策関連の建設株、橋梁株の再人気化が続いているが、安倍晋三自民党総裁の総理大臣指名を先取り、「元祖・安倍関連株」として同社株にも、買い物が波及している。

 同社株が「安倍関連株」と位置付けられるのは、同総裁のプロフィールと関連している。同総裁の昭恵夫人の父親の元同社社長の松崎昭雄氏が、森永一族の縁戚に連なっているためだ。また同総裁は、父親の故晋太郎外相の秘書官に就任するまでの3年間は、神戸製鋼所<5406>(東1)に勤務した経験を持っている。

 このため同総裁が、前回2006年9月に総理大臣に指名されたときは、両社株はいずれも関連株買いを強めて、2007年2月高値に向けて上昇、今回もこれを連想して打診買いが続いているもので、神戸鋼も、きょうは3円高の75円と3営業日続伸している。

 森永製菓の株価は、同社の今3月期業績が低迷していることから年初来安値まで売られ、いったんは191円の戻り高値までリバウンドしたが、11月2日に今期第2四半期累計・3月通期業績を下方修正したことから、安値にあと1円と迫る172円まで売られる底もみ状態が続いていた。神戸鋼とともに、総選挙後の組閣動向を睨み2006年相場の再現思惑を強めよう。(本紙編集長・浅妻昭治)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 13:04 | 編集長の視点

【編集長の視点】エイジア株価続伸、2Qの高利益進捗率から業績上ぶれ期待強い

<銘柄ウオッチ>

編集長の視点 エイジア<2352>(東マ)は、13円高の390円と続伸している。同社株は、10月29日に今3月期第2四半期(2Q)累計業績を上方修正したことで、435円の戻り高値まで3割高して、ほぼ往って来いとなっているが、その2Q累計業績が、3月通期業績に対して高利益進捗率を示したことを見直し業績上ぶれ期待を高めて割り負け修正買いが再燃している。

 2Q累計業績は、前年同期比0.3%増収、39%経常減益、70%純益減益と落ち込んだ。「メールアプリケーションソフトのエイジア」から「eコマースの売上UPソリューションを提供するエイジア」へ向け事業領域を拡大させ、アプリケーション事業で利益率と売上継続性の高いクラウドサービスの販売を強化したが、この新製品・サービスの開発強化や競争力向上に向け研究開発要員や技術コンサルティング要員を増員する先行投資を積極化し、前期に発生したプログラムの不具合に対応してソフトウェアの品質強化を重点化したことが重なり減益転換した。

 3月通期業績は、不確定要素があるとして期初予想を据え置き、経常利益は、6000万円(前期比39%減)、純利益は、3000万円(同68%減)と減益転換を予想している。ただ2Q累計利益は、通期業績に対して65〜60%の利益進捗率と目安の50%を上回っており、期末に向け2Q累計業績と同様の上ぶれ期待にもつながっている。

 株価は、1株純資産364円水準で下値固めと割り負けている。戻り高値奪回に続き年初来高値497円も射程圏に捉えよう。(本紙編集長・浅妻昭治)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 12:52 | 編集長の視点

【編集長の視点】ソーバル本格出直りへ、連続最高純益・増配見直し割安修正買い

<銘柄ウオッチ>

編集長の視点 ソーバル<2186>(JQS)は、10円高の568円と4営業日続伸している。同社株は、今年9月に今2月期業績の上方修正と増配を発表したが、好材料出尽くしとして526円安値まで調整した。この安値水準では、今期純利益が連続して過去最高を更新し、さらに上ぶれ余地が観測されている業績評価から、さすがに下げ過ぎとして割安修正買いが増勢となっている。

 同社の今期業績は、期初予想より売り上げを1億1600万円、経常利益を6800万円、純利益を2500万円それぞれ引き上げ、純利益が、2億3000万円(前期比26%増)と前期の過去最高を連続更新する。

 組込みソフトウエア開発やアプリケーション開発で積極的な営業活動を展開して案件獲得が続き、間接部門のコスト削減も相乗して第2四半期(2Q)累計業績を上方修正、つれて通期業績も上方修正した。ただ通期業績は、下期についてやや慎重に予想、通期上方修正幅は、2Q累計業績の上方修正幅より小幅化しており、期末の再上ぶれ期待にもつながっている。

 今期年間配当は、期初予想の14円を17円(前期実績18円)に引き上げ、昨年11月に実施した株式分割(1対2)勘案で実質連続増配する。

 株価は、今期第1四半期の好決算を評価してストップ高を交えて年初来高値780円まで300円幅の急伸を演じ、足元ではこの3分の2押し水準でもみ合っている。PER10倍台の割安修正で、まず9月の戻り高値685円奪回を目指そう。(本紙編集長・浅妻昭治)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 11:31 | 編集長の視点

【編集長の視点】総選挙後の産業政策期待で「安倍関連」の政治銘柄には日本版GMも浮上余地=浅妻昭治

<マーケットセンサー>

編集長の視点 まったくのサプライズであった。解散・総選挙である。しかし、政治ジャーナリズムによるこの舞台裏の分析によると、そこにはもっと生臭く泥臭い政治力学、党内抗争が働いていたようでもっと驚いてしまう。まさに「きのうの敵はきょうの友」、「呉越同舟」を地でいく政治メカニズムであったようなのである。

 野田佳彦首相の与野党党首討論での解散・総選挙表明は、政治ジャーナリズムの分析では、まず既成政党の対抗勢力として台頭しようとしていたいわゆる「第三極」の選挙準備が整う前に不意打ちを狙ったというのである。この政治的利害は、もちろん既成政党の自民党、公明党とも一致することで、ここでも3党合意が成立したことになる。

 一方、党内抗争では、民主党内で年内解散反対の方針が固まり、解散権封じで外堀が埋められ、さらに「野田下ろし」が激化しようとすることに先行、自公両党との共同戦線を張ったと分析された。しかも、この党首討論では、野田首相が、安倍総裁に次期通常国会での衆院定数削減の選挙制度改革法成立の確約を迫り、これを担保にして総選挙後の自民・公明・民主の大連立の含みを残したとも受け取れ、自ら「ウソはつかない」、「バカ正直」と言い張った野田首相が、意外にしたたかだったことを垣間見せた。

 日々、マネーバトルが繰り広げられ権謀術数には慣れっこの兜町でも、証券マン顔負けの策士ぶり、バルカン政治家風には目を見張ったが、それでも「何も決められない」政治が、とにかく動き始めることは歓迎で、期待を高めた。まず、この党首討論から間を置かずに安倍総裁が、無制限の金融緩和策に言及したことを捉えて、為替相場は、円安を鮮明にし株価も反転上昇に拍車を掛けた。

 総選挙後にどのような政権の枠組みができようと、いずれも「マーケット・フレンドリー」な政策対応が必死との読みが働いたもので、大統領選挙で再選された米国のオバマ大統領が、当選早々に富裕層への減税の中止を宣言して「財政の崖」への懸念を強め「マーケット・アゲインスト」となったこととの違いが明白になった。

 物色銘柄もほぼ全面高となっているが、とくにすでに安倍連立政権成立を先取り、無制限の金融緩和策では円安進行から景気敏感株、輸出ハイテク株、不動産株、その他金融株を買い、国土強靭化基本法案関連では建設株や橋梁株などを買い上がった。

 しかし、真正の「安倍関連株」が突出してくるのは、むしろ総選挙後に政権の枠組みが明確になってからのはずである。「安倍色」が色濃く出る「マーケット・フレンドリー銘柄」である。それは、例えば今回、オバマ大統領が再選された遠因となったあのGMのような銘柄の浮上に違いない。

 したたかな野田首相に負けず劣らず、ここは、総選挙の相場シナリオを大胆に予測するところである。そこで注目したいのがすでに一巡したが、3月期決算会社の4〜9月期決算発表で業績を下方修正したが、その下方修正が悪材料出尽くしとならずにさらに株価が、安値を追った銘柄である。

 GMが連邦倒産法の適用を申請して経営破たんしたのは、2009年6月であった。このとき就任したばかりのオバマ大統領は、雇用確保のために破たん手続きを清算型でなく、再生型として公的支援を追加、これがテコになってGMは経営を再建して2010年11月に再上場を実現、回りまわって今回の大統領選挙での勝利につながった。

 今期業績を下方修正してなお底値がみえない銘柄が、新内閣の産業政策の支援を受けてGMのように再生、株価も底放れする展開が想定されるとすれが、まさに真正の政治銘柄と位置付けられ、買い一考余地も出てくることになる。(本紙編集長・浅妻昭治)(続きと詳細は「浅妻昭治のマーケットセンサー:メールマガジン」に掲載。果たして注目銘柄は?)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 10:53 | 編集長の視点

【編集長の視点】サンコーテクノは好業績が続き選挙後の景気対策で高値更新十分

<銘柄ウオッチ>

編集長の視点 サンコーテクノ<3435>(JQS)は、やや値付き難のなか推移しているが、好業績や今後予想される好政策支援・経営環境下の実力発揮からは株価的に評価不足で、11月11日につけた年初来高値2000円はもちろん、東日本大震災発生後の昨年5月高値2558円へのキャッチアップも想定範囲内となる。
 同社の好業績は、11月8日の今3月期第2四半期(2Q)累計業績の上方修正をみれば明らかで、11月14日にその2Q累計業績を発表した。

 2Q累計業績は、前年同期比4%増収、65%経常増益、44%純益増益と続伸した。東日本大震災の復興需要や民間設備投資の緩やかな回復のなか、主力製品のあと施工アンカーの売り上げが好調に推移し、FRPシートの需要も倍増、耐震改修現場向けのドリルビットなどの新製品発売や太陽光発電市場向けの製品の販売体制構築に取り組み、販管費節減など全体の費用を抑制したことが上方修正着地要因となった。
 3月通期業績は、同社主力製品が使用されるコンクリートなどの建設資材の不足や人材不足で工事の着工ペースが鈍るなど先行き不透明な外部環境が想定されるとして期初予想を据え置いたが、それでも増収増益が続き、純利益は、3億5000万円(前期22%増)と予想している。

 好政策支援・経営環境は、12月16日に投開票日を迎える衆議院選挙で、次期政権に自民・公明連立政権が返り咲くことが観測されていることから有力視されている。自民党が、政権公約に「国土強靭化基本法の制定」を上げて、10年間に200兆円のインフラ投資を行う基本施策の柱の一つに耐震強化策を位置付け、さらに同党と連立政権を組む公明党も、10年間、100億円の「防災・減災ニューディール」を政権公約に掲げており、関連の耐震補強関連需要が息長く拡大するとみられることにある。

 株価は、11月8日の2Q累計業績上方修正で年初来高値2000円をつけ、ほぼ往って来いとなって1700円台を固めている。PER10倍台、PBR0.5倍の割安修正で高値抜けから一段高に弾みをつけよう。(本紙編集長・浅妻昭治)

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提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 08:37 | 編集長の視点
2012年11月15日

【編集長の視点】エムアップ急伸がIPO株に拍車、主力株に代わり小型株独壇場へ

<マーケットトーク>

編集長の視点 エムアップ<3661>(東マ)は、396円高の2354円まで買い上げられ7営業日ぶりに急反発している。前日14日大引け後に今3月期第2四半期(2Q)累計決算とともに、今年7月に続く2回目の株式分割を発表、歓迎して直近IPO(新規株式公開)株人気が再燃している。

 直近IPO株は同社株のほか、前日大引け後に10月19日上場のTrends<トレンダーズ、6069>(東マ)、10月23日上場の三洋貿易<3176>(東2)が、それぞれ上場後の初決算を発表、いずれも好決算となっており、Trendsのみ、利益確定売り継続で420円安の6630円と3日続落しているが、三洋貿は、17円高の462円と3日ぶりに急反発、3月15日上場のライフネット生命保険<7157>(東マ)も、目標の保有保険契約件数15万件を前倒し達成で43円高の1038円と急続伸、総じて好材料を素直に好感高している。

 エムアップの株式分割は、12月31日を基準日に1株を2株に分割する。前回の株式分割では、分割発表で250円高し、権利落ち後は落ち後安値から落ち分を埋めて3.1倍化しており、連想を誘っている。

 Trendsの2Q累計決算は、四半期決算は初開示となるため前年同期対比はないが、3月通期業績に対して49%の順調な利益進捗率を示した。三洋貿の9月期決算も、前期業績がIPO時予想をクリアして着地し、今期は続伸、純利益は、12億9900万円(前期比14%増)と予想している。

 全般相場が先行き不透明感を強めるなか、相場セオリー通りに有力な逆行高セクターとし直近IPO株人気が再燃する展開をリードしよう。(本紙編集長・浅妻昭治)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 14:51 | 編集長の視点