[村山貢司の気象&経済歳時記]の記事一覧
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記事一覧 (04/01)【村山貢司の気象&経済歳時記】佐賀銀行にみる地方金融機関の役割
記事一覧 (03/01)【村山貢司の気象&経済歳時記】コンビニのレジは金額だけではない。年齢、性別、天候まで打込んでいる
記事一覧 (02/01)【村山貢司の気象&経済歳時記】スピードについて考える
記事一覧 (01/01)【村山貢司の気象&経済歳時記】2014年の気象を展望
記事一覧 (12/04)【村山貢司の気象&経済歳時記】今や気象リスクは為替や政治リスクに並ぶ
記事一覧 (11/02)【村山貢司の気象&経済歳時記】暖かい11月スタート!その分、一気に寒さが到来へ、エネルギーコストが心配
記事一覧 (10/11)【村山貢司の気象&経済歳時記】今年の猛暑はやがて到来する本格猛暑の予行演習のようなもの
記事一覧 (10/03)【村山貢司の気象&経済歳時記】韓国経済を現地で見る
記事一覧 (09/14)【村山貢司の気象&経済歳時記】モヤシの台所人気に見る物価の行方
記事一覧 (08/31)【村山貢司の気象&経済歳時記】猛暑の影響、中国の200万haに壊滅的被害
記事一覧 (08/15)【村山貢司の気象&経済歳時記】研究者の言葉である『隣のドアを開けてみよう』はビジネスにも役立つ
記事一覧 (07/31)【村山貢司の気象&経済歳時記】60歳代のレジャーに男女の差が目立つ
記事一覧 (07/18)【村山貢司の気象&経済歳時記】ビールと暑さの関係、ポイントは湿度にあり
記事一覧 (06/30)【村山貢司の気象&経済歳時記】ドイツは大洪水被害、日本は梅雨明けが早いと水不足深刻、異常気象は世界的
記事一覧 (06/16)【村山貢司の気象&経済歳時記】今年は水不足深刻、ダムなど水資源の根本的議論を
記事一覧 (06/02)【村山貢司の気象&経済歳時記】夏物商品本番! だが夏の初めと後半では違ってくる
記事一覧 (05/14)【村山貢司の気象&経済歳時記】あなたの仕事と天候の関係を分析
記事一覧 (05/01)【村山貢司の気象&経済歳時記】株価とサラリーマン小遣いには深い関係
記事一覧 (04/17)【村山貢司の気象&経済歳時記】政府は今年夏の節電目標を設定しないことを決めたが、夏の高気圧は例年より強そう
記事一覧 (03/29)【村山貢司の気象&経済歳時記】迫り来る温暖化の影響
2014年04月01日

【村山貢司の気象&経済歳時記】佐賀銀行にみる地方金融機関の役割

村山貢司の気象&経済歳時記 九州の佐賀銀行の依頼で、銀行と顧客の交流会での講演を行ってきた。講演を熱心に聞いてくれたが、それ以上に感銘を受けたのは講演会後の懇親会での和気あいあいとした雰囲気であった。

他の地方の地銀や信金で同じような講演を何度もおこなってきたが、顧客側の気分に「金を借りているから来ないわけにいかない」というような感じがいつもつきまとっていた。佐賀銀行と顧客の間にはそのような感じが全くなく、親しい友人と挨拶をしているような懇親会になっていた。

話を聞くと、佐賀銀行は頭取を先頭に役員が顧客の所へ足を運び、トップが顧客の相談、話し相手になっているという。当然、担当の行員は役員以上に親身にならざるをえないであろう。このような日常の交流が懇親会の雰囲気を作り出しているのであろう。
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提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 06:46 | 村山貢司の気象&経済歳時記
2014年03月01日

【村山貢司の気象&経済歳時記】コンビニのレジは金額だけではない。年齢、性別、天候まで打込んでいる

村山貢司の気象&経済歳時記 2月26日の日経新聞にセブンイレブンを見直す、あるいは見習おうという意味のコメントがあった。コンビニエンスストアはPOSデータを使って、細かい品目についての販売動向を分析し、的確な販売戦略を行っている。

 見た目に商品の変更が激しいのは、売れ行きの悪いものはどんどん変えて行くからであり、逆に言えば長期にわたって販売されているものは根強い人気がある商品ということになる。コンビニエンスストアのレジには性別と年齢を打ち込むキーがついており、どの年齢がどんな商品を好むか、そしてどんな気象の時に最も売れるかなどを分析している。

 例えばアイスクリームなどは最高気温が27度から28度で売れ行きが頭打ちになる商品である。このようなデータと分析があるからこそ高額のパンの販売が可能になるのである。

 10年前に比べるとコンビニエンスを利用する客の比率は10代や20代で低下し、30代以上で伸びている。特に、50代以上の伸び率が高くなっているのは、コンビニエンスストアが高年齢の客を意識して、その年代に合った商品を開発、販売するようになったことであろう。大手のコンビニエンスストアを定期的に覗いてみると現在の客の好みが見えてくるかもしれない。(気象予報士&経済評論家)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 16:33 | 村山貢司の気象&経済歳時記
2014年02月01日

【村山貢司の気象&経済歳時記】スピードについて考える

村山貢司の気象&経済歳時記 日本で最も新しい空港は山口県の岩国錦帯橋空港になる。現在は岩国・羽田間が1日に4便しかないが、実に便利な空港である。JRの岩国駅からバスで10分ほど、市内の中心から3km程度で市民は歩いて空港に行ける距離にある。日本の空港としては珍しく、ターミナルの横に駐輪場がある。航空機は移動時間が短いということが最大の利点であるが、多くの空港が市内からかなり離れており、空港までの移動時間に待ち時間を加えると目的地までの所要時間が新幹線と大差がない。

 新幹線の場合も、青森のように延長する際に新駅が市内から離れてしまうことが多く、時間短縮の意味が薄れてしまうことになる。空港が欲しい、新幹線を延長してほしい、というのは地方にとっては重要なことであろうが、市内や観光地までの移動時間が長くなっては意味がない。

 時間の問題は行政や企業の問題でもある。意思決定までに時間がかかり過ぎるのが日本の特徴で、海外の案件でしばしば遅れをとる結果になる。関係者の印鑑を順番に押していくような決定方法はいいかげんに見直すべきである。(気象予報士&経済評論家)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 12:56 | 村山貢司の気象&経済歳時記
2014年01月01日

【村山貢司の気象&経済歳時記】2014年の気象を展望

村山貢司の気象&経済歳時記 2013年は世界的に異常気象が頻発した年であった。年明けから北米で季節外れの竜巻が発生したのを皮切りに、ヨーロッパ各地で大雨になった。夏にかけては各地で大雨と干ばつ、日本では記録的な高温になった。秋にフィリピンに上陸した台風は観測史上最大級の被害を出した。現在は温暖に伴う気候変動の初期であり、過去に経験のないような大規模な異常気象が頻発する時期に当たっている。

 2014年も各地で様々な異常気象が発生するであろう。2014年の日本では年明けは寒気が入りやすくなっている。西日本を中心に低温であり、日本海側の地方は大雪になりやすい。春には猛烈に発達する低気圧が何度か通過し、連休前から30度を越える真夏日が出現するであろう。梅雨は全体的には空梅雨気味だが、局地的には豪雨になる見込みである。梅雨明けは早く7月から猛烈な暑さになるが、8月は天気が安定しないだろう。9月以降も残暑が厳しい見込みである。サクラの開花は例年より早く、早い時期から暑くなるため、経済への効果はプラスに働きそうである。(気象予報士&経済評論家)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 08:17 | 村山貢司の気象&経済歳時記
2013年12月04日

【村山貢司の気象&経済歳時記】今や気象リスクは為替や政治リスクに並ぶ

村山貢司の気象&経済歳時記 経済には為替変動によるリスク、途上国の政治不安定によるリスクなど様々なリスクがあるが、意外に見落とされているのが気象に関するリスクである。

 近年の大規模な異常気象は経済にも大きな影響を与えている。フィリピンを襲った猛烈な台風は今後毎年のように発生する可能性が高い。実は、この台風が西に進みインドシナ半島に上陸したら2011年のタイの洪水が再現する恐れがあった。インドシナ半島の2013年の雨量は2011年に迫るものであり、もし台風が上陸していればタイに進出している日本企業は再び大きな被害を受けることになった。

 国内においても記録的な竜巻の発生や台風、ゲリラ豪雨など大きな被害が出ている。猛暑や寒い冬は一般的には国内の経済を活性化させるが、一方で電力需要が増加する。原発が停止している状況では電力不足が深刻になる恐れもある。(気象予報士&経済評論家・村山貢司)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 04:59 | 村山貢司の気象&経済歳時記
2013年11月02日

【村山貢司の気象&経済歳時記】暖かい11月スタート!その分、一気に寒さが到来へ、エネルギーコストが心配

村山貢司の気象&経済歳時記 11月に入っても穏やかな陽気が続いており、木枯らし一号も例年よりやや遅くなりそうな気配である。冬物にとって寒さが早く訪れる方が良いので、冬物を扱う業者はやきもきしている状態である。日本に寒さをもたらす冬将軍=北極の寒気は現在蓄積期にあり、まもなく日本に南下を始める見込みで、季節が遅くなった分だけいっきに寒さがやってくるだろう。問題はその時期が11月中なのか12月なのかという点である。現在の予想では11月後半には寒気の第一陣が南下し、その後は平年並みの寒さになりそうだ。12月から1月にかけては平年よりも寒くなるとい予想である。

 長期予報の精度はまだ十分ではなく経済にそのまま反映することができないのが現状であるが、冬の場合、ヨーロッパと北米東部(西海岸は逆になる)それに日本の気候が連動する傾向が強い。予想のとおりになれば、冬の寒さでエネルギー需要が大きくなり、原油や天然ガスの価格が上昇する恐れがある。これが日本の景気回復の足を引っ張らなければよいのだが。(気象予報士&経済評論家・村山貢司)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 07:00 | 村山貢司の気象&経済歳時記
2013年10月11日

【村山貢司の気象&経済歳時記】今年の猛暑はやがて到来する本格猛暑の予行演習のようなもの

<今年の猛暑はやがて到来する本格猛暑の予行演習のようなもの>

村山貢司の気象&経済歳時記 夏の猛暑の原因であった太平洋高気圧が9月末から勢力を盛り返し、10月とは思えない暑さが続いている。高気圧の周辺を北上する形で、台風も次々に接近している。2100年には東京の真夏日が80日前後になると予想されているので、今年はその予行演習のようなものであろう。

 ところで、現在の高温傾向はまもなく収まり、10月下旬には平年並みに戻り、11月も平年並みの気温が予想されている。高温に慣れた身体には11月の平年並みの気温はかなり寒く感じられるだろう。さらに12月は全国的に気温が低めになる見込みである。冬物の動きが一番良いのは11月から12月初めの気温が低い場合であり、この冬はまさにそのような低温傾向が予想されているのである。来年の消費税上げを前に、この冬の消費はかなり大きくなると考えている。(気象予報士・経済評論家)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 07:25 | 村山貢司の気象&経済歳時記
2013年10月03日

【村山貢司の気象&経済歳時記】韓国経済を現地で見る

■韓国版新幹線KTXは昼間でも満席、昼食代700〜1000円

村山貢司の気象&経済歳時記 今年の春ころから韓国経済の危機がニュースで取り上げられている。しかし、9月下旬から5日間韓国を回ってきた印象ではむしろ底堅さを感じさせられた。確かに通貨安や企業利益の減少はあるが、一般社会の中での生活は向上しているようだ。韓国版新幹線KTXは平日の昼間でもほぼ満席であり、ソウル市内での再開発は急ピッチで進んでいる。ソウル市内の昼食代金は日本円に換算して700円から1000円であり、これは日本のサラリーマンの昼食代金を大きく上回っている。昼食代金が日本より高いのはインフレ傾向と見ることもできるが、それを支払える力があると考えた方が良いかも知れない。交通系カードはここ数年で日本より普及し、切符を購入する人は極めて少ない。スマートフォンの普及も日本より早かった。ソウルなどの大都市と郊外の格差は拡大している印象であったが、これは日本も同様であろう。
 
 問題は巨大化してしまった韓国の大企業が今後も成長戦略を維持できるかどうかだろう。サムスンの稼ぎ頭であるスマートフォンは国内では頭打ちになっており、ドコモのアイフォンが急激に伸びれば日本向けの輸出も大きく減少する恐れがある。韓国経済の衰退を喜ぶような評論を見かけることがあるが、隣国経済の危機は決して日本のためにはならないであろう。(気象予報士・経済評論家・村山貢司)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 07:19 | 村山貢司の気象&経済歳時記
2013年09月14日

【村山貢司の気象&経済歳時記】モヤシの台所人気に見る物価の行方

村山貢司の気象&経済歳時記 スーパーの野菜売り場でモヤシが売れている。猛暑の影響で生鮮野菜の値段が高騰しているためである。9月に入って平年並みの気候に戻ったために野菜の高騰は次第に落ち着くものと予想されている。

 7月の全国消費者物価は前年同月比で0.7%の増加になっている。6月からプラスに転じ日銀の政策が実を結んだような印象を受けるが、生鮮食料品とエネルギーを除いた指数は−0.1%である。年度初めが−0.6%であるから物価全体としては落ち着きを見せている面はあるが、問題はガソリンなどエネルギー価格の上昇が止まらないことにある。

 7月のプラスに寄与しているのは、前年比で10%以上も上昇している電気料金とガソリンである。電気やガソリンの高騰は一般国民の生活に大きな影響があるが、それ以上に産業界にとっては大きなコスト上昇要因になってしまう。日本企業の中には価格の安い米国のシェールガスの利権を確保したところもあるが、まだ日本への持ち込みは目途がたっていない。

 エネルギーの安定供給とは、定常的に安定した供給をするという性格が強いが、価格を大きく変動させない供給も必要である。エネルギー政策は長期的な面で論じられることが多いが、数十年先の議論では製造業中心の日本経済が破綻する恐れがある(気象予報士・経済評論家 村山貢司)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 14:49 | 村山貢司の気象&経済歳時記
2013年08月31日

【村山貢司の気象&経済歳時記】猛暑の影響、中国の200万haに壊滅的被害

村山貢司の気象&経済歳時記 記録的な猛暑になった日本列島だが、9月も気温の高い状態が続く見込みである。この猛暑は日本だけではなく、中国から中央アジアにかけての広範囲で起きており、ヨーロッパ西部やオーストラリア東部などでも起きている。特に中国南部では猛暑に加えて記録的な少雨、干ばつになっておりおよそ200万haの農地が壊滅的な被害を受けている、中国全土の農産物の被害は莫大なものになりそうだ。

 200万haといえば、日本の耕地面積のおよそ半分に相当するものである。中国の食糧自給率は90%前半まで落ち込んでおり、この夏の異常気象の影響は深刻なものになるだろう。日本でも関東から西では猛暑と記録的な少雨になっており、今年の米の生産量の減少や品質の低下が懸念される。2010年の猛暑では北陸地方で一等米の比率が20%台にまで低下し、農家に大きな打撃となった。この10年で農産物に大きな影響を与えるような猛暑は3回も起きており、早急に対策を講じる必要がある。

 また、水不足も大きな問題である。関東から西の地方の夏の雨量は平年の40%以下の所が多く、各地で取水制限などが実施されている。水は使用料が大きく、しかも各家庭、工場、農地すべてに供給する必要がある。農産物は買えるが水は買えないことを肝に銘じておかなければならない。(気象予報士・経済評論家 村山貢司)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 17:55 | 村山貢司の気象&経済歳時記
2013年08月15日

【村山貢司の気象&経済歳時記】研究者の言葉である『隣のドアを開けてみよう』はビジネスにも役立つ

【研究者の言葉である『隣のドアを開けてみよう』はビジネスにも役立つ】

村山貢司の気象&経済歳時記 この夏六本木や豊洲で夏限定のアスレチックが人気を呼んでいる。アスレチックというと子供向けというイメージがあるが、ここでは迷路などの他にボルダリングや40mの空中滑走など大人も楽しめるコースがあり、子供も大人も楽しめる設計になっている。作年は有明で実施され5万に近い観客を集めたそうである。アスレチックを運営しているのはレジャー関連の会社ではなく、日建リース工業という建築資材のリース会社である。「レンタルのニッケン」と書いた方が分かりやすいだろう。建築資材のリース会社だけあってアスレチックの足場を組むのはお手の物、夏場に需要が落ち込む建築資材の有効活用になっている。

 研究者の間には「隣のドアを開けてみる」という言葉がある。これは研究に行き詰った時に隣の研究室を覗いてみると研究のヒントが得られることが多い、という意味である。研究を仕事に置き換えてみればビジネスの世界でもまったく同じことが言えるだろう。この夏は熱中症の予防という言葉を聞かない日はないが、水分と同時に塩分補給の大切さが一般に知られるようになってきた。塩分補給のための飲料は全体で伸びているが、機能一点張りの従来の製品の伸びは小さく、美味しく塩分補給ができるソルティーライチなどの伸びが大きくなっている。隣の業界を常にチェックしておくことが非常に大切である。(気象予報士&経済評論家・村山貢司)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 08:22 | 村山貢司の気象&経済歳時記
2013年07月31日

【村山貢司の気象&経済歳時記】60歳代のレジャーに男女の差が目立つ

村山貢司の気象&経済歳時記 世界遺産登録による富士山への登山客、観光客の増加がニュースになっているが、大量のごみ、し尿処理やすし詰めの山小屋など課題が残ったままであり、この状態が続けば登録抹消という懸念もある。

 この夏は、富士山に限らずどこの山も例年にないにぎわいを見せているが、その一因に若い層が山歩きを楽しむようになったことがある。日本生産性本部が毎年まとめているレジャー白書によれば、2011年、12年ともに余暇活動の上位5位は国内観光、ドライブ、外食、映画、音楽鑑賞である。11年と12年の比較では上位20位のうち増加したのは国内観光旅行だけで、他はすべて減少している。日本人のレジャーが多様化したことによって上位のものが減少したのであればよいが、レジャーに行くだけの余裕がなくなったとすれば三次産業への影響は大きなものになるだろう。

■男性は元気のよい70歳代に比べ60歳代は今ひとつ元気がない

 調査の中で60代男性より70代の方が多い項目に囲碁将棋は当然として、博覧会などの催し物、動物園や博物館の鑑賞、ハイキングがある。元気な70代という感じがする一方、60代に多いのは競馬、パチンコ、サッカーくじ、ペットの世話などで今一つ元気がない。女性は60代でドライブ、旅行、ショッピング、バーべキューなどが多く元気いっぱいである。60代前半は退職後の時間をどのように過ごすかという訓練の時期でもあり、男性諸氏はこの年代にもっと自分のために金を使い、積極的に動いて欲しいものである。(気象予報士&経済評論家・村山貢司)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 07:52 | 村山貢司の気象&経済歳時記
2013年07月18日

【村山貢司の気象&経済歳時記】ビールと暑さの関係、ポイントは湿度にあり

<ビールと暑さの関係、ポイントは湿度にあり>

村山貢司の気象&経済歳時記 夏は冷たいビール、といっても最近は発泡酒や第3のビールなど売り場で選択に迷うほど種類が多くなっている。飲食店ではビールだが家庭では安い発泡酒を、という人も多いだろう。

 ビールは暑ければ暑いほど売れ行きが伸びるのはあたりまえの話だが、ビアガーデンでは気温よりも湿度が大きく影響している。暑い日にビールを飲めば当然汗が噴き出してくる。その時湿度が高いと汗の乾きが悪く、身体がべとついてくる経験があると思う。こうなると2杯目、3杯目になかなか進まない。ビールの売り上げが伸びなければつまみ類の売り上げも減少してしまうことになる。また、屋上のビアガーデンでは風の強い日もだめである。

 アイスクリームも夏のものというイメージがあるが、脂肪分の多い高級なアイスクリームは28度くらいで売り上げが頭打ちになってしまう。

 個別の商品の売り上げと気象の関係をもう少し丁寧に分析する必要がある。この夏は9月まで厳しい暑さが続く見込みで、的確な仕入れ、販売を行えば確実に利益が上がるだろう(気象予報士・経済評論家・村山貢司)

提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 08:18 | 村山貢司の気象&経済歳時記
2013年06月30日

【村山貢司の気象&経済歳時記】ドイツは大洪水被害、日本は梅雨明けが早いと水不足深刻、異常気象は世界的

村山貢司の気象&経済歳時記 6月は世界各地で異常気象が相次いだ。中国南部やヨーロッパ東部では記録的な高温になり、一方、ロシア中部では中旬に大雪になった。南米やヨーロッパ西部では大雨になり、ヨーロッパではドイツ、チェコ、ポーランドなどで大雨による洪水が発生し、被害額はドイツだけでも1兆3000億を越える見込みになっている。インドでは例年より1カ月早く全域が雨季に入り、インド北西部の雨量は平年の3倍にもなっている。

 梅雨は日本独自のものではなく、インド洋から東南アジアにつながるモンスーンの一環である。インドの雨季の始まりが早いということは日本にも影響を与え、梅雨明けが例年より早まる可能性が高くなってきた。梅雨入り後の雨量が少なく、水不足が心配されているが、6月の雨量が例年より多くなったのは瀬戸内海沿岸と北陸であり肝心の水源地帯にはまとまった雨が降っていない。このまま梅雨が早く明ければ夏の水不足がより深刻になる恐れがある。

 一方、梅雨明けが早い時にはレジャー関連が好調になる傾向があり、株高や景気上昇ムードの中で人の動きが活発になるだろう。人が動けば物が動き、金が動くようになる(気象予報士&経済評論家・村山貢司)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 10:09 | 村山貢司の気象&経済歳時記
2013年06月16日

【村山貢司の気象&経済歳時記】今年は水不足深刻、ダムなど水資源の根本的議論を

村山貢司の気象&経済歳時記 気象庁は5月末に九州から関東地方の梅雨入りを発表したが、その後暑い日が続き、関東で梅雨らしい天気になったのは6月の10日からで平年の梅雨入りとほぼ同じ時期になっている。

 6月前半の気候をみると関東から北の太平洋側と四国、九州の一部を除いて気温がかなり高く、6月13日には大阪空港のある豊中で37度9分という最高気温を記録した。降水量は全国的に少なく、東海地方から近畿、中国、四国の大半、および北日本では例年の25%以下で水不足が心配されている。日本は世界の中では雨の多い国であるが、国土が狭いために国民一人あたりの水資源は決して多くはない。

 現在ダムに溜まっている水は大半が高い山からの雪解け水で、夏を乗り切るには梅雨時に平年並みの雨が降る必要がある。現在の予報では、6月の降水量は平年よりやや少ない見込みで、7月から8月にかけてはさらに少なくなると予想されている。

 90年代から国の公共事業の見直しが行われていたが、2001年2月に当時の田中康夫知事が行った「脱ダム」宣言をきっかけにダムの計画や工事は癒着や税の無駄遣いという批判を受け多くのダムが計画の撤回や工事の中止に追い込まれた。

 東日本大震災以降は電力を以下に安定供給するかが議論されているが、水は不足したら国民の生活、農業、経済にさらに大きな影響を与えてしまうだろう。水資源の安定的な確保に関してもしっかりした議論と長期的な見通しを行うべきであろう。(気象予報士・経済評論家・村山貢司)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 18:59 | 村山貢司の気象&経済歳時記
2013年06月02日

【村山貢司の気象&経済歳時記】夏物商品本番! だが夏の初めと後半では違ってくる

村山貢司の気象&経済歳時記 前回、商品の売り上げと気象の関係についてコメントしたが、これは主に業界向けに気象変動のリスクを減らすためのものであった。株を買う立場で考えてみるとまったく同じことが言える。この夏が暑ければ、ビール関連やレジャー、夏物衣類、エアコンなどの売れ行きが好調になり、関連銘柄の株価が上昇することが期待できる。

 各業界の前年までの出荷量や利益と過去の気象データを分析することによって、どんな業界が最も気象(主に気温)の影響を受けているかを分析すればよいことになる。その時に注意することは、同じ夏物といっても影響する期間が異なる点である。

 例えば夏物家電の代表であるエアコンは、真夏の8月より6月から7月の気温が最も影響している。同様に夏物衣料も8月より7月の影響が大きいのである。一方、ビールを始めとした飲料関連は7月から8月であり、レジャー関連はどうしても学校が休みになる7月後半から8月の気象が影響している。分析する際には月別のデータ、あるいはさらに詳しく旬別のデータを用いるとよい。もう一つは関連する業界を探すことで、冷たい飲料が増加するということは、容器に使われるアルミの需要が増加し、大量の飲料を輸送する運輸業界も潤うことになる。

 現在の予報では、6月から気温が高くなる見込みで、7月から8月にかけても気温の高い状態が続くと考えられている。早い時期から気温が高くなると夏物全般の売れ行きが良くなるために国内の景気にとっては最も良いパターンになるであろう(気象予報士・経済評論家 村山貢司)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 12:31 | 村山貢司の気象&経済歳時記
2013年05月14日

【村山貢司の気象&経済歳時記】あなたの仕事と天候の関係を分析

村山貢司の気象&経済歳時記 「あなたの仕事と天候の関係を分析してみませんか〜産業界における生産・販売管理等の取り組みをサポートします。」一見コンサルタント会社の広告のような表現だが、これは5月初めに気象庁が報道発表したもので、同時に商品の売り上げの増減と気象の関係を分析するためのデータを簡単に取得できるページも公開された。

 例えば東京における最高気温とビールの売り上げの関係を知りたければ、気象データの種類の中から最高気温を選び、必要な期間を決めればエクセルなどで処理できるCSV形式でデータを簡単にダウンロードすることが可能になった。必要ならば平年値との差も同時に得ることができる。データの地点も気象台だけではなくアメダス地点のすべてを対象にしている。

 気象庁のデータは今まで自分でプログラムを組まなければ処理できないバイナリ形式でのみ提供されており、コンピュータに詳しい人間でないと使いこなせないものであったが、これからは誰でも簡単に分析することが可能になった。商品の売り上げは多くのものが気象の影響を受けており、どんな気象条件で商品の売り上げが変動するかが分かれば、適切な在庫・販売管理ができ、リスクも小さくなる。

 温暖化の影響で気象の変化が大きくなっている現在は、昔の常識が通用しなくなっており、より詳細な分析を新しいデータが入るたびに行う必要がある。詳しくは気象庁のホームページをご覧いただきたい。(気象予報士&経済評論家・村山貢司)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 07:52 | 村山貢司の気象&経済歳時記
2013年05月01日

【村山貢司の気象&経済歳時記】株価とサラリーマン小遣いには深い関係

<株価とサラリーマン小遣いには深い関係>

村山貢司の気象&経済歳時記 円安による物価の値上がりが連日ニュースになり、原油の上昇に苦しんでいる漁業関係ではイカ漁船が休漁をしている。一方で株価は好調である。資産家だけが良い思いをし、一般のサラリーマンには関係ないという意見もあるが、実は株価とサラリーマンの小遣いの間には非常に高い相関がある。日本のサラリーマンの1カ月の小遣いはバブル期に平均で7万5千円を超えていた。バブルの崩壊とともに減少を続け、2003年には4万円を切ってしまった。株価が1万7千円台を回復した2006年には5万円近くまで回復、その後再び下がって2011年には3万6千円台まで低下した。翌12年にはほぼ4万円まで回復するなど、株価に連動していることが分かる。特に株価を1年ずらして分析すると統計学でいう相関係数は0.8に近くなる。つまり、株価が上昇するとその年の内にサラリーマンの小遣いが上昇を始め、翌年にはほぼ確実に小遣いがアップしているのである。これは、円安から株価上昇という過程を経て、一般の人にその恩恵が回ってくるのにタイムラグがある証拠でもある。月に1万円増額されても、サラリーマンの小遣いの総額は数字的にはたいしたことはないが、同じようなことが国内全体に波及する意味は大きい。今年の後半から来年にかけて大いに期待しようではないか。(気象予報士&経済評論家・村山貢司)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 07:07 | 村山貢司の気象&経済歳時記
2013年04月17日

【村山貢司の気象&経済歳時記】政府は今年夏の節電目標を設定しないことを決めたが、夏の高気圧は例年より強そう

村山貢司の気象&経済歳時記 政府は、今年の夏は節電目標を設定しないことを決めた。暮らしや経済にとって電力の安定供給が確保されるのはうれしいニュースだが、その背景には火力の増強があり、円安による燃料費の高騰は結果として電気料金の値上がりにつながっていく。短期的にはやむをえない面もあるが、日本経済のためには速やかに震災前と同程度の価格での電力供給を復活させてもらいたい。

 ところで日本の夏を支配する夏の高気圧は例年より強くなる見込みで、今年の夏も暑くなりそうだ。原因はフィリピン沖の海水温度が高いためで、この周辺は巨大な低気圧になる。するとこの北側の日本付近では逆に高気圧が強まって日本をおおう形になり、例年より暑くなると予想している。4月下旬から気温が上がり始め、連休前後には西日本では25度を超える日が出るようになるだろう。5月は全国的に気温が高めで、6月も沖縄で平年並みの他は気温が高くなるであろう。過去の統計によると1月の気温が低い年はかなりの確率で7月が暑くなる傾向にあるので、少なくとも夏の前半は暑いと考えてよいだろう。

 エアコンや扇風機などの夏物家電は売れ行きのピークが6月から7月に出るので、5月、6月が高温の年は好調になる。同様に夏物の衣料も勝負は6月から7月前半であり、この時期の高温は大きなプラスになる(気象予報士・経済評論家村山貢司)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 10:10 | 村山貢司の気象&経済歳時記
2013年03月29日

【村山貢司の気象&経済歳時記】迫り来る温暖化の影響

<迫り来る温暖化の影響>

村山貢司の気象&経済歳時記 地球温暖化対策のための二酸化炭素削減について、日本では主に植物による吸収と原子力発電の増加と稼働率アップが主要な柱であった。しかし、東日本大震災による福島原発の事故によって原子力は増加どころかいまだに多くが停止したままの状態が続いている。原子力依存度を下げることについては誰しも異論はないところだが、代替エネルギーとして天然ガスや石油が増加しているために国内で排出される二酸化炭素が増加している。日本は温暖化対策に関連してトップレベルの環境技術を世界に売り込もうとしていたのだが、足元で二酸化炭素が増加している状況では説得力に欠けてしまうきらいがある。

 3月中旬に気象庁から温暖化による日本への詳細な予測が発表された。21世紀末には二酸化炭素濃度が現在の1.8倍になり、日本の気温は2.5度〜3.5度上昇するとの予想である。東京の場合、最高気温が30度以上の真夏日は現在の平均49日から80日前後に増加し、最低気温が25度以上の熱帯夜は現在の28日からほぼ2倍の50日になる。最高気温が25度以上の日数は現在真夏日の2.26倍あるために、この比率で計算すると21世紀末は25度以上の日数が173日とおよそ半年になってしまうことになる。これは現在の奄美大島に匹敵するような気候であり、農業を始め様々な分野への影響は非常に大きくなるだろう。先進国の中で最も南に位置する日本はいわば太陽エネルギーに恵まれた国であり、その太陽エネルギーを利用することによって気温上昇を抑えることが可能である。汚染されてしまった福島原発周辺の土地を利用して大規模な太陽光発電をできないものであろうか。(気象予報士&経済評論家・村山貢司)
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