[小倉正男の経済コラム]の記事一覧
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記事一覧 (11/04)【小倉正男の経済コラム】文在寅大統領 親書の中身は「全面降伏」
記事一覧 (10/18)【小倉正男の経済コラム】文在寅大統領:ムッソリーニ、レオン・ブルムの政策に相似
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記事一覧 (09/19)【小倉正男の経済コラム】韓国「国産化」ルサンチマンとサプライチェーン
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記事一覧 (08/19)【小倉正男の経済コラム】お付き合いしたくない文在寅大統領の韓国
記事一覧 (08/10)【小倉正男の経済コラム】文在寅政権:唯一無比は3品目だけではないという不都合な事実
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記事一覧 (02/25)【小倉正男の経済コラム】RIZAPグループ:松本晃構造改革担当のケジメ論
記事一覧 (02/07)【小倉正男の経済コラム】中国経済の変調とマーケット
記事一覧 (01/10)【小倉正男の経済コラム】パウエルFRB議長はマーケットの乱高下をどう見ているのか?
2019年11月04日

【小倉正男の経済コラム】文在寅大統領 親書の中身は「全面降伏」

■「コリア・ファティーグ」(韓国疲れ)どころかウンザリ

kk1.jpg 「コリア・ファティーグ」(韓国疲れ)という言葉があるが、いまではそれを超えてウンザリというか付き合いたくないという感が強い。
 
 ファティーグ=疲れというものを知らない韓国だが、日本が無視して、かまってくれないので怒ったり寂しがったりしているようだ。
 
 日韓議員連盟総会というのが東京で開かれたようだが、日本メディアはまともには取り上げなかった。
 韓国メディアの一部は、阿倍晋三首相から総会に祝辞が届かなかったと怒りと嘆きの報道をした。韓国メディアは何しろ「反阿倍」だ。
 しかし、日本のメディアはそうしたことも含めてほとんど無視したようなものだった。
 
 「GSOMIA(軍事情報包括保護協定)復帰は日本次第だ」
 文在寅大統領の韓国政府高官はそう主張している。文大統領は、自らは発言せず、それを配下にわざわざ言わせている。
 
 日本が輸出管理強化を解除すれば、“GSOMIAに復帰してやる”といった調子である。
 おつかれさまなことに「警告する」「盗っ人猛々しい」とかと同じで、まだ上から目線を続けている。
 
 どこかのイカサマな商人のように売値をぬけぬけと高く吊り上げているようなものだ。
 本音は、輸出管理強化をなんとか緩めてくれというものだが、ブラフっぽい言葉で弱みを隠すといういつものやり方だ。
 これでは日本としては、韓国を信頼できる相手にすることはできない。
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 08:21 | 小倉正男の経済コラム
2019年10月18日

【小倉正男の経済コラム】文在寅大統領:ムッソリーニ、レオン・ブルムの政策に相似

■「米中貿易戦争」で窮地に立つ韓国経済

kk1.jpg 「米中貿易戦争」だが、中国がアメリカから農産物を最大500億ドル購入するということで暫定合意となった。
 暫定合意には、中国による技術移転強要など知的財産権侵害に対する是正なども一部含まれている。これにより新たな追加関税は延期された。

 中国は、現状の高関税を是正しなければ農産物を買わないと牽制している。しかし、アメリカは中国政府・地方政府の巨額補助金供与などによる自国先端技術企業の育成をルール違反としている。

 アメリカは、中国のお国がかりでの半導体など先端情報技術の強化育成政策をアンフェアと問題視している。中国は、それ(=中国製造2025)はアメリカが介在するアジェンダではないと譲歩姿勢はみせていない。

 農産物購入について、トランプ大統領は「素晴らしいディール」としているが、「本丸」である中国の国家主導経済の放棄・是正では、「米中貿易戦争」は継続するということになる。アメリカとしては、覇権を中国に渡さないというのだから、中国も屈するわけにもいかない。覇権をめぐっての争いは簡単には片付かない。
 
 トランプ大統領としては、中国への農産物500億ドルの輸出は20年の大統領選挙にはプラス要因である。中国に覇権を渡さないという「米中貿易戦争」の継続も、アメリカの景気が持続するなら、大統領選挙のプラス要因に加えられると読んでいる模様。
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 10:40 | 小倉正男の経済コラム
2019年10月10日

【小倉正男の経済コラム】「米中貿易戦争」「日韓摩擦」ドロ沼化と韓国経済

■ドロ沼化の「米中貿易戦争」

kk1.jpg 「米中貿易摩擦」、18年後半〜19年前半には、遅くても19年半ばには解決するとみられていた。19年後半には、中国経済が息を吹き返して旺盛な需要を復活させるだろうと。

 しかし、いまにいたっても解決の兆しはみえない。「米中貿易摩擦」どころか、「米中貿易戦争」に深化の様相を呈している。

 日本企業、とりわけ製造業の多くは、中国向け半導体など電子部品、半導体・液晶などの製造装置、工作機関連などは19年後半には売り上げが回復すると想定していた。だが、その目論見は甘かったということになる。

 トランプ大統領が一人で世界の景気を掻き回しているわけだが、トランプ大統領も20年の大統領選挙を控えている。世界景気を悪くして大統領選挙に臨むというわけにもいかない。「米中貿易戦争」はどこかで急転直下解決したいはずだが、ドロ沼状態にはまり込んでいる。
 トランプ大統領は、自身の弾劾調査問題も抱えているが、いったいどこまでやるのか。
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 10:28 | 小倉正男の経済コラム
2019年09月19日

【小倉正男の経済コラム】韓国「国産化」ルサンチマンとサプライチェーン

■サプライチェーン=全体の「最適化」を目指す

kk1.jpg サプライチェーンとは、原材料・部品・部材手当から製品化を経て、製品がマーケットに供給されて消費者の購買にいたる連鎖を指している。

 全体の「最適化」を目指すのがサプライチェーン。部品・部材が最適地の「最適企業」から「最適時」に供給され、最適企業が製品化してお客の手元に届ける。企業間競争では、このサプライチェーンがベースになって優劣を競うことになる。
 
 いまのマーケットは、お客の「欲しい時」が発売当初などに集中するトレンドがある。サプライチェーンが有効に機能しないとお客の「欲しい時」に製品が届けられない。お客の「欲しい時」に製品がマーケットにあって購買されることでサプライチェーンは完結する。
 
 サプライチェーンに乱れが生じるとお客の「欲しい時」にマーケットに製品がないどころか、様々な問題が出る。
 価格面でも問題が出るし、製品の故障や不良品の増加など致命的な現象も発生する。「欲しい時」に製品がないのも相当に致命的だが、不良品など出したら企業はそれこそ取り返しのつかない事態になる。
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 15:30 | 小倉正男の経済コラム
2019年09月10日

【小倉正男の経済コラム】文在寅大統領――チョ・グク氏を法相に任命、浄化されざる強権手法

■チョ・グク氏の法相任命を強行

kk1.jpg 文在寅大統領の韓国だが、ついにチョ・グク氏を法相に任命した。
 普通の国なら、「タマネギ男」とまで揶揄される疑惑まみれのチョ・グク氏を任命できる状況にはない。しかし、それでも文在寅大統領としてはチョ・グク氏の任命を強行するしかないとみられていた。はたして、そのようになった。
 
 「南北の経済協力」「南北の平和経済」――、文在寅大統領はそうしたキーワードを語ってきたが、“一国二制度”による南北統一という「高麗連邦」が究極の目指すものなのか。
 
 すべてはそこから逆算して行動が決められているのではないか。南北統一を目指すには、自分たち「進歩勢力」が20年連続で政権(権力)にいなければならない。
 
 それに権力の座から滑り落ちれば、いずれにせよ末路はよいことはない。政権を維持して、検察なども自分たちに逆らわないようにする。それには独裁的な権力を持つしかない。
 
 とすればチョ・グク氏の法相任命は何があっても強行するしかない。いかなることがあっても、やらざるをえないが文在寅大統領であり、そのやり方は政治家というよりは“革命家”に近いのではないか。命懸けの闘争みたいなものである。
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 13:30 | 小倉正男の経済コラム
2019年08月19日

【小倉正男の経済コラム】お付き合いしたくない文在寅大統領の韓国

■唐辛子は数百万年前から朝鮮半島に自生していたという新説

kk1.jpg 韓国といえば唐辛子だ。その唐辛子は、豊臣秀吉の軍が持っていったというのが定説である。韓国の文献にもいくつもそう書かれているというのだ。以前に韓国に行った時に韓国人からその事実を教えられた。

 最近の韓国としては、唐辛子が日本から渡来して土着して使われているというのは「土着倭寇」で気まずいのではないか、と思って調べてみた。

 唐辛子は、コロンブスが新大陸(南米)で発見した。日本にはポルトガルなどの宣教師が持ってきて、秀吉軍を経て韓国に伝来していった。これは歴史であり、誰が偉いという話ではない。

 ところがいまの韓国では、唐辛子は数百万年前、あるいは少なくとも数十万年前から朝鮮半島(韓国)に自生していたという新説が唱えられているというのである。
 笑ってはいけないが案の定というか、都合がよい話である。ついでに、だから韓国は優秀だという尾ひれがつくことになる。

 そのうち半導体もパソコンもケイタイなどもすべて韓国発生説が唱えられるのではないか。
 漢字もそうだが、孔子、曹操、孫文など――、すべての起源は韓国にあり、と大手新聞やテレビが堂々と報じたり、映画になったりするというのだから。

 漢字、いや失礼しました、「韓字」ですか?ハングルのことではない、「韓字」だというわけである。
 唐辛子の数百万年前から半島自生説ぐらいで驚いたり呆れたりしてはいけないのかもしれない。
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 11:20 | 小倉正男の経済コラム
2019年08月10日

【小倉正男の経済コラム】文在寅政権:唯一無比は3品目だけではないという不都合な事実

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■フッ化水素などの周辺にも唯一無比な存在が数多い

kk1.jpg 例えば韓国への輸出規制3品目である高純度フッ化水素、レジスト、フッ化ポリイミドでみても、その周辺にそれらを測定する微粒子計測器(パーティクルカウンター)というものがある。

 フッ化水素、レジストが工場に納入された時点、生産ラインで半導体を製造する時点でそれぞれ超微細なゴミなどが混入していないかを計測するものだ。フッ化水素、レジストに少しでも超微細なゴミが入っていれば、半導体生産の歩留まりは大きく悪化する。

 この微粒子計測器、パーティクルカウンターを押さえているのがリオン(東証1部)という日本企業である。リオンは補聴器でトップシェアを持つ企業だが、アメリカの企業とほぼ2社でこのパーティクルカウンターの世界市場を二分化してマーケットを制圧している。

 フッ化水素など3品目の周辺にもこれがなければ半導体の生産が事実上ストップするような多くの品目を日本企業は押さえている。

 こうした事実を認識しないで韓国の文在寅大統領は、「北朝鮮と経済協力で平和経済を実現すれば、一気に日本経済の優位に追いつく」などと呆れてしまうような発言を繰り替えしている。事実も知らずに安上がりな言葉と感情に走って冷静さを失っている。

 これでは判断を誤るだけである。いや、というより北朝鮮と一緒になりたいというのが文在寅大統領の本心で、それがポロッと出たというべきか。
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 16:11 | 小倉正男の経済コラム
2019年07月20日

【小倉正男の経済コラム】文在寅政権:言葉と感情のポピュリズムの果て

■文在寅政権の阿鼻叫喚ぶり

kk1.jpg 韓国というか、文在寅大統領というべきか、やっていることが慌てすぎというか薄っぺらで、末路は厳しいなと。

 日本からのたった3品の材料・部品輸出の厳格化で国がひっくり返るような騒ぎである。個別契約ごとにチェックされ、手続きが厳格化される。禁輸されるわけではない。それなのに阿鼻叫喚の呈である。

 日本からすれば、過剰な優遇を改めて正常化するにすぎない。だが、文政権は大騒ぎだ。アメリカに泣きついて何とか自分に有利に仲裁してくれと子供じみた騒ぎを演じている。
 いくらアメリカでも、「自分で解決したら」と呆れるしかない。

 韓国はさらに政策金利を年1.75%から1.5%に引き下げた。「今回の日本の輸出規制が拡大すれば、韓国経済に与える影響は少なくない」(韓国銀行)。株価や為替の変動に対応したとしている。

 金利まで急遽下げざるをえないというのは、韓国にとって3品目の輸出厳格化の衝撃は強烈だったことを示している。この恐慌ぶりでは、株価や為替は当面は落ち着いても、中期的には資本やおカネはますます韓国から逃げ出すのではないか。とくに為替(通貨安)は火が付けば厄介なことになる。
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 14:27 | 小倉正男の経済コラム
2019年07月04日

【小倉正男の経済コラム】脱プラ:H&M=紙袋有料化の意味合い

■遅ればせながら「ユニクロ」も脱プラを表明

kk1.jpg 脱プラの流れに加速が付いている。脱プラでは、日本は世界に遅れていた部類なのだが、走り出すと几帳面というか一斉に動き出す面がある。

 ここ最近でみても、コンビニのミニストップがプラスチック製レジ袋の有料化を実験すると表明。コンビニでは、コーヒーカップを紙製に切り替えるなどの動きをみせていた。「袋は使いますか」。いまはレジでそう聞かれることも多くなっている。

 スーパーの多くは、すでにレジ袋の有料化などでエコバッグ携帯を促進してきている。コンビニでは、それは無理とされてきたが、ようやく動き出している。

 「ユニクロ」のファーストリテイリングも、少し遅ればせながらという感があるが、脱プラを表明した。プラスチック製袋を紙袋に切り替えるというのだが、2020年1月をメドに紙袋を有料化(10円)にするとしている。

 ファーストリテイリングは、何があったのか、やや出遅れることになった。世界に多くの店舗を展開しているアパレル企業にしては、脱プラ動向のスピード感を少し見誤ったのかもしれない。
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 16:12 | 小倉正男の経済コラム
2019年06月10日

【小倉正男の経済コラム】RIZAPLAB:低酸素トレで湘南ベルマーレの体幹強化

■湘南ベルマーレのトレーニング・食事をサポート

kk1.jpg RIZAPLABは、RIZAPグループ(2928・札幌アンビシャス)の基幹会社といえるRIZAP株式会社(以下RIZAPと表記)のアスリート向けパフォーマンス支援ラボラトリー(研究機関)である。

 RIZAPは、一般のボディメイク、フィットネスで自社メソッドを積み上げてきたが、それをアスリートに応用するトライアルとしている。
 LABは、この19年1月に始動を開始して半年が経過しているが、とりあえず担当しているのはRIZAPグループが資本出資している湘南ベルマーレのサポートである。

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 湘南ベルマーレは、明治安田生命J1リーグのサッカーチームだ。昨18年にはYBCルヴァンカップで優勝を果たしている。
 LABでは、湘南ベルマーレがシーズン前は低酸素トレーニング、フィジカルトレーニングなどを行い、シーズンイン後はスピードトレーニング、コンディショニングなど調整に活用してきている。
 LABには、当初から湘南ベルマーレ専用トレーナー2名が張り付いており、今後さらに1名が追加される見込みである。管理栄養士1名も常勤に近い形態で担当して湘南ベルマーレの選手たちの毎食の食事指導も行っている。

 RIZAPの幕田純教育開発部長は食事指導についてこう語っている。
 「食事や栄養の指導は、アスリートは食事が基本的に大切なのはわかっていても、理解が浅かつたり、ついつい食事管理が疎かになりやすい面があるためだ」
 トレーニングはもちろん最重要案件だが、食事のサポートも同じぐらい大切であるというわけである。
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 10:31 | 小倉正男の経済コラム
2019年06月02日

【小倉正男の経済コラム】紙袋の復活:脱プラが本格化

■脱プラで紙袋が復活

kk1.jpg 紙袋が復活している。脱プラの顕在化で再び脚光を浴びているのが手提げ紙袋である。

 手提げ紙袋の需要先は、百貨店が代表的である。それだけに紙袋は、百貨店の閉店・退店などで成長がほとんど止まったビジネス分野とみられてきた。

 「大閉店時代」――、百貨店は首都圏近郊でも閉店などが相次いでおり、それとともに紙袋が姿を消していた。需要はどんどん細っていた。

 かつて百貨店は個人消費の主役だったが、いまでは首都圏でも都心部にしか存続できない業態になっている。三越、高島屋、松屋など有力百貨店のそれぞれの紙袋は風物詩だった。しかし、「大閉店時代」ということで紙袋もマーケット喪失の危機にあったわけである。

 そこに降って湧いたのが世界的な脱プラスチック、すなわち脱プラの規制強化やトレンドの本格化である。脱プラの受け皿として再び蘇ったのが紙袋にほかならない。
 
■紙袋の復活に手応え

 紙袋の最大手企業は、ザ・パック<3950>(東1)である。ザ・パックについてもう少し詳しくいうと、紙袋だけではなくeコマース用の紙器の双方に強みがあるパッケージの総合企業にほかならない。
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 ザ・パックは大阪に本社があり関西発祥だが、近年では売り上げの60%が首都圏を中心とする東日本となっている。百貨店、専門店、アパレル、食品――やはり、ビジネスの集積の厚みは首都圏が圧倒的なためである。
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 16:41 | 小倉正男の経済コラム
2019年05月19日

【小倉正男の経済コラム】ふるさと納税:『泉佐野の乱』

■国(総務省)は泉佐野市にレッドカード

kk1.jpg 国(総務省)と泉佐野市のバトルが酷い状態になっている。

 国は、ふるさと納税の返礼品は地場産品に限定しろ、返礼率は寄付の30%以内にしろ、としている。さらに自治体のふるさと納税の寄付受け入れ総額は上限で年50億円にしろ、と。

 そのうえで、泉佐野市はふるさと納税から除外すると発表された。いわば、国は泉佐野市にレッドカードを突き付けた格好である。

 国は、一部の地方自治体(泉佐野市)が過剰な返礼品に走り、それが地方自治体間にアンフェアを生んでいるとしている。
 返礼品を厳密に地場産品に限定して、30%以下の返礼率にしている地方自治体は、一般的にいわゆる過剰な返礼品に勝てないからアンフェアであるというわけである。

 国にも問題があった。国は、行政指導、すなわちワンウェイの「通知」一本やりで地方自治体に指示を出してきた。仮にも国は間違うことはないから、地方自治体は国の指示に従っていればよいというやり方である。
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 13:58 | 小倉正男の経済コラム
2019年05月08日

【小倉正男の経済コラム】シャトレーゼ:たった4坪の焼き菓子店「甘太郎」が原点

■日本全国に520店、海外9カ国に60店展開

kk1.jpg シャトレーゼ(古屋勇治社長)は、美味しくて廉価、すなわちお値打ちのシュークリーム、ショートケーキ、プリンなどスイーツの製造販売でお客に圧倒的な支持を受けている。和菓子、アイスクリーム、チョコレート、ピザ、パンなどにも展開している。

 特にシュークリームでは「価格破壊」を実践したことで知られる。美味しいのに加えてリーズナブルな価格を実現した。このインパクトは大きかった。

 シャトレーゼは、日本全国に520店舗、海外9カ国に60店舗を展開している。街の普通の洋菓子店、和菓子店としてみればスイーツというカテゴリーではシャトレーゼにほとんど対抗できない。そのぐらいの実力を持った企業である。

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 戦後の1954年(昭和29年)、山梨県・甲府市に焼き菓子店「甘太郎」が開店創業された。その「甘太郎」がシャトレーゼの前身である。
 「甘太郎」は、たった4坪の小さいお店だったが、二重三重に行列ができて、今川焼き風のお菓子が1日1万個売れる繁盛店だったといわれる。

 いまやシャトレーゼは、“スイーツのグロ−バル企業”と謳われるようになっている。だが、やはり誕生した時からキラリと光るものがあったというべきである。
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 13:52 | 小倉正男の経済コラム
2019年04月15日

【小倉正男の経済コラム】文在寅大統領:「従北」政策のアイロニー

■北朝鮮の「おせっかいな仲介者」という批判

kk1.jpg 韓国の文在寅大統領の政策が行き詰まりをみせている。

 米韓のトップ会談では、トランプ大統領がいまの北朝鮮への経済制裁を継続するというスタンスを一切崩さなかった。
 文在寅大統領は、対北制裁緩和をトランプ大統領に説いたわけだが、一蹴されたことになる。

 いわば、ゼロ回答だった。なんのためにアメリカまで出かけていったのか、と言われても仕方のない結果だった。

 北朝鮮の金正恩委員長からは、「おせっかいな仲介者の振る舞いをするのではなく」といった論評がなされている。「おせっかいな仲介者」とは文在寅大統領を指している。
 北朝鮮は、「おせっかいな仲介者」などではなく、同じ民族の「擁護者」になれと論評している。

 トランプ大統領、金正恩委員長とも相互にふたりの個人的な関係は悪くないと発言している。トランプ大統領にしても、「おせっかいな仲介者」はいらないと言い出しかねない。「仲介者」はすでに不要になっているわけである。
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 13:42 | 小倉正男の経済コラム
2019年04月11日

【小倉正男の経済コラム】M&Aとシナジー作用

■「創薬はおカネがかかり過ぎる」

kk1.jpg 先日、創薬メーカーをグループ内に持つ企業経営者とこんな話をした。その企業は中期計画を発表したのだが、創薬以外のセグメントは大幅黒字で稼いでいるが、創薬は大幅赤字という説明だった。

 「創薬事業のほうは、将来に楽しみはあるにしてもなかなか黒字化は難しい。経営努力を注ぎ込んでいるのだが、黒字化のメドがみえそうでなかなかみえない。創薬はおカネがかかり過ぎる」

 その会社はM&A(合併・買収)を武器にコングロマリット形態のホールディングカンパニーとして成功を収めている。
 創薬のようなおカネを食うセグメントをインキュベートするには、最適な企業形態にみえるのだが・・・。

 しかし、企業経営者にしてみれば、「全体の稼ぐ力との見合いで赤字部門の育成を考えなければならない」と厳しい見方を示していた。先々に夢があってもずっと赤字では全体の収益力の足を引っ張ることになりかねないというニュアンスだった。

 創薬企業のなかにはようやく独力で黒字化を果たす企業がいくつか出てきている。内外の大手医薬品企業と開発・販売で提携して技術導出を図り収益黒字化にメドをつけている。
 国・厚生労働省も創薬を国策として支援しているのは事実だ。だが、創薬で結果を出すのは「千三つ」というか、極端なレアケースであり凄いことである。
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 14:12 | 小倉正男の経済コラム
2019年03月26日

【小倉正男の経済コラム】自国ファースト=被害者意識のポピュリズム

■演劇からイデオロギーは消滅した

kk1.jpg 昨年〜今年といまの演劇を連続してずっと観て廻っている。全国的にそうなのだろうが、首都圏にもよい劇場がどんどんできている。こんなところにこんなピカピカの劇場があるのかと驚かされる。

 ハードはいろいろあるにしても新しくて立派になっている。専門家ではないので何とも言えないが、若い役者などソフトはどうかといえばあまり育っていないな、という感がある。

 昔の演劇といえば、人民思想とか、反ファシズム、あるいは実存主義といったイデオロギーが色濃かった。
 それが流行といえば流行で、私など「啓蒙」されたものだが、いまではイデオロギーは舞台から消えている。人民思想とか実存主義といった「添加物」は旧い流行として演劇からまったく消滅している。

 代わりに、いまの演劇のアジェンダになっているのが家族・ファミリー問題である。いまや家族・ファミリーがイデオロギーに化している。
 昔のイデオロギーという添加物が一掃されて、いまの演劇はいわば「健康食品」のように装われている。
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 16:02 | 小倉正男の経済コラム
2019年03月19日

【小倉正男の経済コラム】静岡県袋井市:クラウンメロン&たまごふわふわのディープな遠州

kk1.jpg 静岡県袋井市は人口が8万8000人なのだが、人口増加のトレンドを維持している。地方都市が人口を増やしているのはきわめてレアケースである。袋井はそれを実現している。

 近隣に掛川市、磐田市、それに浜松市があるが、袋井はベッドタウンとして人口を増やしているわけではない。袋井に製造業、サービス業などのビジネスが集まり、じわじわと人口が増加している。どうやら、そういうことらしい。

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■エコパスタジアムでラグビーワールドカップ4試合を開催

 袋井には観客5万人超を収容する小笠山総合運動公園・エコパスタジアムがある。この9〜10月にラグビーワールドカップが開催される。エコパスタジアムでは日本VSアイルランド、南アフリカVSイタリアなど4試合が行われる。

 エコパスタジアムは、2002年のサッカーのFIFA日韓ワールドカップでもイングランドVSブラジル、カメルーンVSドイツなどのゲームの舞台となった。巨大なスタジアムだが、スタンドが緩やかな傾斜でつくられており、観客にとってはゲームが観やすい。余裕のあるつくりで居心地は悪くない。

 エコパスタジアムの最寄り駅であるJR東海道本線・愛野駅前には、ラグビーボールの巨大なモニュメントが設置されている。高さ7メートル、幅3メートルという大きなものでラグビーワールドカップの前景気を盛り上げている。

 ラグビー、サッカーでは、ヤマハやジュビロ磐田がこのエコパスタジアムでゲームを開催している。五郎丸歩が、ゴールキックの忍者ポーズ・ルーティンでエコパスタジアムを大きく揺らしたわけである。
 エコパスタジアムは、9〜10月のラグビーワールドカップで記憶に残る感動を生み出す舞台になるに違いない。
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 12:21 | 小倉正男の経済コラム
2019年02月25日

【小倉正男の経済コラム】RIZAPグループ:松本晃構造改革担当のケジメ論

■瀬戸社長は「構造改革は来期に持ち越さない」と発言

kk1.jpg RIZAPグループの19年3月期・第3四半期決算は、第2四半期と同様に瀬戸健社長、松本晃取締役構造改革担当の二人が説明した。

 瀬戸社長は、第4四半期にワンダーコーポレーション、ぱど、タツミプラニング、サンケイリビングなど赤字を出している企業の売却撤収を行うことを強調した。

 「赤字を来20年3月期に持ち越すべきではない。来期の黒字転換、持続的な黒字に向けて踏み込んで(売却撤収を)やる。赤字の大きい企業は優先順位を付けて、すみやかに改善しなければならない」

 じっくり構えての売却撤収なら、買い叩かれるリスクはある程度低減できる。だが、そうした余裕は持てない。ここは何しろ急いで売却撤収を進めるしかない。

 「損切りは来期に持ち越さない」
 瀬戸社長は、覚悟を決めて「構造改革」に踏み込む決意を繰り返して語った。

■「ケジメは自分でつけろ」は"性善説"過ぎないか?

 松本構造改革担当は、構造改革への質問に対してこう答えている。
 「構造改革のスピードはまあまあかな」

 松本構造改革担当は、構造改革のロードマップに関連してケジメについて切り出した。
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 12:22 | 小倉正男の経済コラム
2019年02月07日

【小倉正男の経済コラム】中国経済の変調とマーケット

■中国からの半導体需要に変調

kk1.jpg 昨2018年は、年初から一貫して、米中貿易摩擦の影響で中国経済の成長が鈍化するといわれ続けてきた。

 ところが、日本企業の半導体など電子部品、半導体製造装置、あるいは液晶製造装置などに対する中国からの需要は旺盛そのものだった。すくなくとも18年秋までは変調らしいものはなかった。

 「米中貿易摩擦と言われているが、いまのところ需要は強くて悪い兆候は何も出ていない」
 菱電商事などエレクトロニクス商社筋は、18年秋にはそう話していたものだ。

 ところが、2019年の最新時点では、「半導体など電子部品、半導体製造装置などにも需要にやや鈍化の傾向が出てきている。18年秋以降のことだが、変調というのか、これまでにない変化が出ている」としている。

 「ただ、米中貿易摩擦は、通商協議で一転解決する可能性もある。先行きは何ともわからない」
 米中貿易摩擦で中国が経済成長を鈍化させるのか、あるいは問題解決で一転して成長路線に復するのか、不透明感を拭えない。

■化粧品にも従来にない陰りの兆し

 化粧品なども中国向けは、絶好調が続いてきている。ただ、これも18年秋以降は、これまでのような急成長にはややストップがかかっているという見方が出てきている。
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 12:33 | 小倉正男の経済コラム
2019年01月10日

【小倉正男の経済コラム】パウエルFRB議長はマーケットの乱高下をどう見ているのか?

【パウエル議長はマーケットの不安に柔軟性を示す】

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■アップルの下方修正は景気のせいか商品のせいか

kk1.jpg アメリカの動きが年初から慌ただしい。

 2日には、アップルの2019年度第1四半期決算の下方修正が明らかにされた。ティム・クックCEOが投資家に宛てた手紙で、第1四半期売り上げを890億ドルから840億ドルに下方修正した。ただ、粗利益率は38%をかろうじて維持、なんという高い利益率か。

 クックCEOは、下方修正の理由を、新興国では中国市場でiphoneの売れ行きが良くないといったニュアンスを語っている。米中貿易戦争など緊張関係の高まりの影響を受けている、というのである。

 ただし、一方ではiphoneが他の先進国でも期待ほど買い換えが進まなかったことを認めている。価格が高い割には、所有するステータスが下がり、それほど機能が上がっていない。商品政策に問題があったということになる。

 トランプ大統領は、アップルの下方修正に際して「(アップルはアメリカから恩恵を受けているのだから)アメリカに工場をつくるべき」と持論を繰り返した。製造拠点を中国からアメリカに移転すること再び要請している。

■パウエル議長はマーケットの乱高下を考慮

 4日には、ジェローム・パウエルFRB(連邦準備制度理事会)議長が、「マーケットは世界景気を不安視しており、金融政策は柔軟に見直す用意がある」と発言した。
 2019年は2回の利上げが想定されているのだが、“必ずしも利上げ一辺倒ではない”という柔軟性をみせたことになる。

 同じ4日に雇用統計が発表されており、非農業部門就業者数は31万2000人の大幅増を記録した。失業率は4。4%、平均時給は前年同期比3。2%増となっている。アメリカの景気は絶好調である。
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 15:32 | 小倉正男の経済コラム