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記事一覧 (12/01)【村山貢司の気象&経済歳時記】高尾山温泉が開業1カ月
記事一覧 (11/20)【作家・吉田龍司の歴史に学ぶビジネス術】「環日本海経済圏」と日本神話(上)
記事一覧 (11/17)【ドクター箱崎幸也の健康増進実践法】サクセスフル・エイジング(華麗なる老い)について
記事一覧 (10/31)【村山貢司の気象&経済歳時記】今年の冬は
記事一覧 (10/31)【宮田修 アナウンサー神主のため息】七五三に思う
記事一覧 (10/19)【作家・吉田龍司の歴史に学ぶビジネス術】織田信長に見る「見切り千両」の極意
記事一覧 (10/16)【ドクター箱崎幸也の健康増進実践法】女性に多い大腸がん予防にも運動と食事
記事一覧 (10/01)【村山貢司の気象&経済歳時記】外国人観光客急増のハザマで肩身の狭い日本の高齢者
記事一覧 (10/01)【宮田修 アナウンサー神主のため息】誕生日を向かえ思うこと
記事一覧 (09/17)【作家・吉田龍司の歴史に学ぶビジネス術】毛利元就のリスクコントロール
記事一覧 (09/16)【箱崎幸也の健康増進実践法】大腸がん検診の勧め
記事一覧 (08/31)【宮田修 アナウンサー神主のため息】日本人と米
記事一覧 (08/29)【村山貢司の気象&経済歳時記】百名山の経済効果
記事一覧 (08/19)【歴史に学ぶビジネス術】米Appleとギリシア神話の教訓
記事一覧 (08/08)【ドクター箱崎幸也の健康増進実践法】コーヒー1日1杯の増加で糖尿病がl0%低下する
記事一覧 (08/01)【村山貢司の気象&経済歳時記】ミャンマー訪問
記事一覧 (08/01)【宮田修 アナウンサー神主のため息】電車に乗ると座席7人のうち6人までがスマホ、電車の楽しみをもっと味あおう
記事一覧 (07/24)【作家・吉田龍司の歴史に学ぶビジネス術】徳川家康の三現主義
記事一覧 (07/15)【ドクター箱崎幸也の健康増進実践法】膵がんの危険因子から予防について
記事一覧 (07/02)今年の東日本は猛暑に、村山貢司氏の見通し
2015年12月01日

【村山貢司の気象&経済歳時記】高尾山温泉が開業1カ月

■1日平均1800人、経営は京王電鉄、ノウハウは極楽湯

村山貢司の気象&経済歳時記 東京八王子市にある高尾山の山麓に「京王高尾山温泉極楽湯」が開業してから1ヶ月が経過した。名前から分かるように、経営主体は京王電鉄グループであるが、運営のノウハウは日帰り温泉を各地で展開している極楽湯である。(写真=京王高尾山温泉/極楽湯HPから)

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 開業してからの1ヶ月の客数は1日平均およそ1700人から1800人、休日には3000人近くにもなり、すでに5万人の客が利用した。京王では年間30万人の客数を想定していたが、この数字を上回る勢いである。

 高尾山はミシュランガイドにも紹介されたことで、日本人だけではなく外国人の登山者も多く、年間の登山者数はおよそ250万人と世界で最も登山人口の多い山である。都心から1時間程度で登山口に着き、薬王院と杉並木、日本でも有数の植物の豊富さ、都心の夜景を見ながらのビアマウントなどの施設が集中し、ケーブルやリフトがあるために高齢者や子供でも簡単に登れることが人気の理由である。今までここに温泉施設がなかったのが不思議なくらいである。

 人気があり、人が集まる高尾山に温泉を作ったことが成功の理由であり、たんに温泉を作ればそれだけで人が集まるわけではない。

 話が飛ぶようだが、各地のアウトレットやショッピングモールに人が集まるのは、たくさんのブランド店があり、客は特定の品を買いに行くというより、ウィンドウショッピングを含め、半日の行楽という感覚である。地域活性化のために各地で温泉施設やレジャー施設が作られているが、単品メニューで成功することは難しいだろう。(村山貢司=気象予報士・経済評論家)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 10:49 | コラム
2015年11月20日

【作家・吉田龍司の歴史に学ぶビジネス術】「環日本海経済圏」と日本神話(上)

■地図を逆さに眺めると見えてくる裏日本の有望性

作家・吉田龍司の歴史に学ぶビジネス術 ビジネスに求められる重要なものの一つが「逆転の発想」である。
 今の日本は低成長が続き、少子化で先行きの見通しも良いとはいえない。この中、ぜひ見て欲しいのが通称「逆さ地図」(環日本海・東アジア諸国図)と呼ばれるものだ。日本列島そのものを逆転して示した地図である。まるで日本列島がユーラシア大陸、朝鮮半島とともに、日本海という大きな内海を囲んでいるように見えるだろう。

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 「環日本海経済圏」という言葉がある。これは地理的に隣接している極東ロシア、モンゴル、中国東北3省、北朝鮮、韓国、そして日本を含む地域を指すものだ。日本海は各国を結ぶ動脈となる。
 環日本海経済圏は、ロシア・モンゴルの天然資源、東北3省や北朝鮮の低廉な労働力、日本・韓国の資本と技術を相互補完的に組み合わせることで、大きな潜在力と成長性を秘める、と90年代から叫ばれてきた。

 特に「裏日本」と呼ばれてきた北陸、山陰はこのブロックでは主役となりうるわけで、活性化が十分期待できることになる。もっとも、政治的にも制度的にもハードルがあまりにも高く、体制構築は現状では始まってさえいない、というのが適切だろう。

 だが、結論から言おう。日本海の時代は遠くない。戦後の日本はアメリカに依存した、いほば太平洋の時代を過ごしてきた。東京一極集中はその象徴なのかもしれない。そのアメリカの影響力は緩やかに低下し、世界は多極化、多様化へ向かっている。その極の有力なものの一つがアジア、ユーラシアであり、「新シルクロード構想」であることは確かだろう。地政学的に日本海がクローズアップされるのは必然の流れと思われる。
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 13:20 | コラム
2015年11月17日

【ドクター箱崎幸也の健康増進実践法】サクセスフル・エイジング(華麗なる老い)について

■加工肉摂取制限はサルコペニア(筋肉量低下による身体機能低下)のリスク増す

ドクター箱崎幸也の健康増進実践法 10月号では、大腸癌の危険因子に赤身肉・加工肉(ソーセージやハムなど)があると報告しました。その後、世界保健機関(WHO)から、肺がんの喫煙と同様のリスクが「加工肉摂取と大腸がんリスク」でもあると報告されました。しかし、日本人の摂取量では赤身肉・加工肉を全く摂取しない大腸がんリスク軽減より、タンパク質を摂取しないためのサルコペニア(筋肉量の低下による身体機能低下)などのリスクが上回ると考えられます。

 サクセスフル・エイジング(以下S.E.)達成には、何事もバランスが大切かと思います。「S.E.とは」の質問がありましたので、再度説明をさせて下さい。

 S.E.の良い日本語訳はありません。「幸せな老い」「上手な年の取り方」などがありますが、私は患者さんに「華麗なる老い」と話しています。近年、アンチエイジング(老化の進行を人為的に制御)より、『健康寿命を延ばして高い生活の質、高い生産性(社会貢献)を満たす』S.E.の達成が重要視されています。

 1960年代米国では高齢者の増加により高齢者の生き方への考えが変化し、この概念がでてきました。ローマ時代の著作家キケロ(BC106〜43)が、S.E.を論じた先駆者とされています。キケロは著書『老年について』は、「老年を謳いあげた最初の書物」として知られています。この著書なかで、84歳のローマ大政治家カトーが2人の青年に語りかける形式で、高齢者を擁護する主張を展開しています。仕事、健康、情熱、死の4つを取り上げ、老境が決して惨めなものではないと反論し、高齢者の前向きな生き方を推奨しています。紀元前から老いに関する議論がなされていることに驚きます。今後どんなに医学が進歩しても人生90年は大きく延長することはなく、未来永劫S.E.達成が人生の宿題かと思います。次号からS.E.達成についてもう一度整理したいと思います。(箱崎幸也=元気会横浜病院々長、元・自衛隊中央病院消化器内科部長)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 09:45 | コラム
2015年10月31日

【村山貢司の気象&経済歳時記】今年の冬は

■エルニーニョの影響で暖冬と予想されているが、厳しい寒さがやってくるタイプ

村山貢司の気象&経済歳時記 10月24日の夜半に東京で木枯らし1号が吹いた。例年は11月上旬の立冬の前後なので、今年は秋以降の季節の進みが早くなっている。早い秋雨、その後の秋晴れ、そして木枯らしと進んだために秋物は比較的堅調な推移で終わり、冬物の季節になった。

 気象庁の予報ではこの冬はエルニーニョの影響で暖冬が予想されており、冬物商品にとってはマイナスのイメージが先行している。マスコミはエルニーニョ=暖冬と、簡単に解説するが、東京の場合エルニーニョで暖冬になるのはおよそ60%で、40%は平年並みか寒くなっている。世界の場合も同じで、エルニーニョ発生時に暖冬になりやすいのは日本周辺であり、欧米では平年並みか寒い方が多くなっている。この冬は、日本では暖冬になる可能性が高いが、簡単に言うと寒い日より暖かい日の方が多いというだけで、周期的に厳しい寒さがやってくるタイプになりそうである。

 詳しく分析すると世界的に偏西風の蛇行の影響を受けやすくなっている。偏西風が日本付近で南下すると、北日本を中心に冬型が強まり、大雪や強風、低温になり、蛇行の軸が日本から離れると高温になることを繰り返すだろう。厄介なのは、寒気が弱まると日本付近を低気圧が頻繁に通過するようになり、2014年2月に関東甲信地方を襲ったような大雪が発生する可能性が高いことである。
 
暖かい日が続いた後の急激な寒さは、体感的に非常に寒く感じるために、平均値で暖冬傾向になっても、冬物の売れ行きそれほどは悪くないと予想している。(村山貢司=気象予報士・経済評論家)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 22:24 | コラム

【宮田修 アナウンサー神主のため息】七五三に思う

■歴史を振り返ると、七五三お参りには現代とは異なったもっと切実な側面を感じる

宮田修 アナウンサー神主のため息 この時期になると神社の境内に両親や祖父母に連れられた小さな子どもたちの姿をたくさん目にすることができます。七五三のお参りです。晴着で着飾った子どもたちはふだんのわんぱくさとは違いこの日だけは神妙な面持ちです。実に微笑ましい風景です。少し大袈裟に言えば、平和だなと私は思ってしまいます。

 七五三は、もちろんわが子の無事な成長と幸せを願う行事です。私たち神主がご神前で神さまに申し上げる祝詞の中にも「すくすくと生い立ち正しい国民になり、悪いことが起こらないようにお守りください。」とあります。両親をはじめ家族の願いを神主が代弁して神さまにお願いをしています。しかし、歴史を振り返ると、七五三お参りには現代とは異なったもっと切実な側面を感じるのです。

 現在では生まれた子どもはそのほとんどが成人になることができます。今やそんなことは当たり前ですが、それは長い歴史の中ではごくごく最近のことです。そうですね、今から100年ぐらい前には多くの子どもが幼児の頃に命を落としていました。栄養状態が良くありませんでしたし、何より医学が進歩していませんでした。子どもたちはなかなか丈夫に育ってくれなかったのです。特に3歳まででは非常に死亡率が高かったのです。無事に3歳を迎えることができた時、それは大きな喜びでした。お祝いをし、神さまに感謝の気持ちを伝えるため神社にお参りをしたのです。心の底から神さまお守りいただきまして有難うございますとご神前で額ずいたに違いありません。
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 22:21 | コラム
2015年10月19日

【作家・吉田龍司の歴史に学ぶビジネス術】織田信長に見る「見切り千両」の極意

作家・吉田龍司の歴史に学ぶビジネス術 米相場の時代から伝えられてきた相場格言は、まさに先人の知恵の宝庫だ。この中で、売りを判断する格言として「見切り千両」というものがある。

 例えば、ある株を買ったが、思惑に反して下落したとしよう。残念ながら相場を見誤ってしまったのである。

 さて、もち続けるべきか、ナンピン(買い増して損失を平均化すること)すべきか、はたまた損切り(ロスカット。売って損失を確定すること)すべきか。

 「見切り千両」に従えば、このケースでは売りが賢明である。見通しを誤ったのなら、素直に結果を受け容れて反省し、さっさと撤退するべきということだ。

 ぐすぐずしていてはもっと下がり、大損を出す羽目になる。この大損を避けられれば、この「見切り」売りには「千両」の価値がある、のである。

 ただ、見切り売りの決断は非常に難しい。そこで手本となる人物を紹介しよう。戦国の覇者、織田信長である。
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 09:54 | コラム
2015年10月16日

【ドクター箱崎幸也の健康増進実践法】女性に多い大腸がん予防にも運動と食事

ドクター箱崎幸也の健康増進実践法 9月号では大腸がんの便潜血による一次検診をぜひ受診して下さいとお願いしました。検診は何歳から何歳まで受ければ良いのか、また結論は出ていません。日本では40歳以上で上限は設定していませんが、米国では50〜75歳とされています。基本的には、検診によるメリットがあるのは健康寿命からマイナス10歳とされています。現在の日本人は人生90歳とすると、80歳までが癌検診を受検する年齢上限かもしれません。

 また、女性では60〜70歳の方々で、大腸がん検診のメリットが非常に大きいとされています。50歳から大腸がん検診を受け、特に女性では60歳代からは必ず便潜血を受けて下さい。

 米国では遺伝子診断による大腸がん検診が導入され一定の評価がなされていますが、493ドル(約6万円)と高価ですので、約25分の1の低価な便潜血検査がお勧めです。

 大腸癌の危険因子として肥満、運動不足、肉(赤身肉・加工肉)、アルコール摂取や喫煙があり、予防因子としては野菜,食物繊維,カルシウム,牛乳などがあります。肥満でもお腹が出っ張って内臓脂肪が目立つ人は、特に要注意です。継続的な運動は、男性により効果があるとされています。

 アルコールは代謝産物のアセトアルデヒドによるDNA合成阻害や細胞障害だけでなく、下痢による大腸粘膜細胞障害や飲酒の摂取エネルギー過剰が発癌に促進的に働くと考えられています。飲酒の大腸癌リスクは、1日当り日本酒1〜2合では1.4倍、3合以上ですと2倍、4合以上では3倍になります。兎に角サクセスフル・エイジング(華麗なる老い)達成には、防げる癌を防ぐことからも肥満・大量飲酒・運動不足を強く改善するように務めて下さい。(箱崎幸也=元気会横浜病院々長・元、自衛隊中央病院消化器内科部長)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 08:55 | コラム
2015年10月01日

【村山貢司の気象&経済歳時記】外国人観光客急増のハザマで肩身の狭い日本の高齢者

■高齢者は円安で外国旅行から国内観光だが宿が取れず山へ向く

村山貢司の気象&経済歳時記 秋晴れの一日、富士山を眺めに山梨県の三ツ峠に登ってきた。平日にもかかわらず、山は高齢者のグループで賑わっていた。帰りの富士急行の電車の中は乗客の8割以上が外国人であり、平日の観光が日本人の高齢者と外国人によって支えられていることを実感した。

 観光庁の統計によれば、8月の訪日外国人の数は181万人を超え、前年比で約64%の増加である。1月から8月の総数は1287万人余りで、2014年の1341万人に迫っている。観光地で感じるのはこれだけ多い、外国人観光客に対する施設やサービスが客の増加に間に合っていないことである。富士急の車内でも多くの外国人が立ったままであり、JRへの乗り換えでも案内が日本語だけであった。9月はアジア各国で休暇があったので、さらに訪日数は増加していると推定され、観光立国を目指す日本としては政府が先頭に立って早急な対策を行う必要があるだろう。
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 09:36 | コラム

【宮田修 アナウンサー神主のため息】誕生日を向かえ思うこと

宮田修 アナウンサー神主のため息 何歳になったころでしょうか、私は10月があまり好きではなくなりました。私の誕生月だからです。また一つ歳をとってしまう。若さがどんどんなくなってしまうという焦燥感に見舞われます。しかし周囲の人は「お誕生日おめでとうございます。」と祝ってくれます。中にはプレゼントをくださる方もいらっしゃいます。有難い話ですが、誕生日というのは、その日を迎える人にとって本当にめでたい日なのでしょうか。

 私は子どもの頃から異なった意見を持っています。誕生日というのは本人がお祝いしてもらう日ではなく、自分に命を繋いでくれた両親に感謝する日ではないかと思うからです。私がこの世に生を受けた日のことを想像してみましょう。男の私にはわかりませんが、母親は大変な苦しみの中で私を産んでくれたはずです。ひょっとすると命を落とすかもしれない危険の中で私という新しい命をこの世に送り出してくれたのです。父親は、−これは私にも2人の子どもがいますのでわかります―その日は朝からソワソワして何も手につきません。果して元気な子どもが生まれてくるのか心配し、男の子なのか女の子なのかも思いを巡らします。実に落ち着かない気持ちでその時を迎えるのです。このように考えると自分の誕生日は両親に深く思いをいたす日ではないでしょうか。私はそう思います。
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 09:28 | コラム
2015年09月17日

【作家・吉田龍司の歴史に学ぶビジネス術】毛利元就のリスクコントロール

■ベンチャー企業のカリスマ経営者的存在、人とは必ず失敗する生き物、ミスに対応できる体制を整える

作家・吉田龍司の歴史に学ぶビジネス術 「三本の矢」、といってもアベノミクスの話でなく、今回は戦国時代指折りの名将・毛利元就をクローズアップしたい。吹けば飛ぶよな安芸(広島県西部)の弱小領主から成り上がり、山陰・山陽10ヶ国を制覇した大大名である。毛利家はまさにベンチャーであり、元就は稀代のカリスマ経営者だった。

 元就の経営哲学のかなめとして注目したいのが以下の幼年時代のエピソードである。

 ――ある日、お守り役が幼い元就を抱いて水の中を渡ったことがあった。そのとき、お守り役は誤ってつまずき、溺れてしまった。何とか岸にたどり着いたお守り役は、恐れおののいて、必死で謝った。このとき元就はこう言って彼を許したという。「道を行きつまずくは常なり。いささか心を労するに及ばず」(『名将言行禄』)。

 よく元就の優しさを示す話として採り上げられるが、ポイントはそこではない。人間とは必ずつまずく、失敗する生き物である、という冷徹な視線である。ミスはしょうがない。だからこそ将たる者はできるだけミスを防ぐとともに、ミスに対応できる体制を整えねばならない。つまり、リスクコントロールである。
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 14:05 | コラム
2015年09月16日

【箱崎幸也の健康増進実践法】大腸がん検診の勧め

■大腸がんは女性にとって大敵、先ずは検便を

ドクター箱崎幸也の健康増進実践法 前月まで膵臓がんや糖尿病の膵疾患ついて説明させていただきました。今月は、現在女性にとって最も大敵な大腸がんについてお話します。

 2013年度のがん死亡数は364,872例(男性216,975、女性147,897)で、男性:女性=3:2でした。女性は男性の約2/3の人しか癌にならないことからも、女性の長寿の原因がここにもあります。長寿女性で最も多いのが、大腸がんです。女性では40歳代では乳がんや子宮がんが多く、高齢になるほどその割合は減少し大腸がん(次いで肺がん、胃がん)が増加します。男性では大腸がんは、肺がん・胃がんに次いで3位です。

 大腸がんは乳がんと同様に発育速度が比較的ゆっくりであり、進行し末期状態になるまで数年の期間があります。この期間内に検診を受けて頂ければ、例え進行がんでも限局していれば手術後に天寿を全うできます。しかし肺や肝転移があれば、手術や抗がん剤などで時間だけでなくお金も多大に費やすことになります。
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 08:54 | コラム
2015年08月31日

【宮田修 アナウンサー神主のため息】日本人と米

■連作障害の出ない米のすばらしさが日本人の命を繋いできた

宮田修 アナウンサー神主のため息 秋は、収穫の季節です。田んぼの稲はいつの間にか穂を出し、順調に実っていきます。実るほど首を垂れる稲穂かな―まさにその通りです。日本人は、米を食べて命を繋いできた民族です。全国に8万社あると言われる神社は、多くの場合、その昔、米作りの共同体の中に神さまをお招きし、豊作を祈ったことを起源としています。米との結びつきが強いのです。

 日本人は、数千年前から米を作り始めました。これによって定住生活が可能になりました。一方、冷害などで米が収穫できないと餓死者を出してきたのです。そんなの昔の話で今の我われには関係ないという声が聞こえてきそうです。しかし、よく考えてください。つい100年ぐらい前までは餓死をする人がいました。死なないまでも米がとれないための悲劇はたくさんあったのです。何より今この国に生きている人たちはその当時、命を繋ぐことに成功した人たちの子孫です。ご先祖さまは米を食べて命を繋いでくれたのです。そのおかげで私たちは毎日楽しく、まあ時には辛いこともありますが、暮らすことができるのです。

 こんな話も聞きました。農家の友人の話です。さまざまな農産物を作付していて大きな悩みになっているのが、「連作障害」だそうです。同じ畑で次の年も同じ作物を作ると生産量が減ってしまいます。これを連作障害と呼んでいます。私も野菜づくりを楽しんでいますが、作付場所には配慮をしています。誠に厄介な連作障害ですが、日本人が主食にしてきた米には誠に有り難いことにこの障害が出ないのです。そう言われてみれば毎年毎年同じ田んぼに米を作っています。
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 10:10 | コラム
2015年08月29日

【村山貢司の気象&経済歳時記】百名山の経済効果

■年間1000億円規模、2016年から「山の日」制定で市場規模拡大

村山貢司の気象&経済歳時記 猛暑の中、北アルプスなどの山々はこの夏も多くの登山者で賑わった。日本の登山人口(1年に1回以上山登る人)は震災前には1000万人を超えていたが、現在は860万人と推定されている。

 百名山の多い長野県だけで73万人にもなるが、長野県の調査ではこのうちの10.6%が日本百名山を目指しているという結果であった。百名山の多い長野県の数値がそのまま通用するわけではないが、その半分としても5万人近い人が日本百名山に挑戦しているのは間違いなであろう。
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 06:00 | コラム
2015年08月19日

【歴史に学ぶビジネス術】米Appleとギリシア神話の教訓

■成功に酔いしれた神話イカロスにみる「成長の罠」、成長企業に注意を

作家・吉田龍司の歴史に学ぶビジネス術 ここ数年一本調子で上昇してきた米Apple株。まさに世界的な成長株の代名詞だったが、どうも雲行きが怪しくなっている。7月下旬に発表した四半期(4〜6月)決算が予想を下回る内容だったことを機に売り込まれ、直前に132ドルだった株価は8月に入って113ドル台まで下落している。

 下げの大きな要因は今後の成長に対する鈍化懸念だ。「iPhone」、「iPad」の快進撃も一巡し、スマートフォン・タブレット市場は飽和状態となりつつある。当然関心は次の成長商品ということになるが、これがまったく不透明だ。注目されたのは4月に投入したスマートウォッチ「Apple Watch」だったが、出足はふるわなかったようで、Appleも販売台数を公表していない。

 優良企業にかかる急ブレーキ。思い起こされるのが近年注目されている「成功の罠」というフレーズだ。成功した企業は得意分野のみに傾倒しがちになり、イノベーションがおろそかになり、環境変化に対応しきれず、最後にはすべての市場を失ってしまう。近年の日本の大手電機が陥ったのがこの成功の罠である。

 こうした例として「イカロスのパラドックス(逆説)」という言葉がある。イカロスとはギリシア神話の登場人物の一人である。神話の内容はこうだ。

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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 16:16 | コラム
2015年08月08日

【ドクター箱崎幸也の健康増進実践法】コーヒー1日1杯の増加で糖尿病がl0%低下する

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ドクター箱崎幸也の健康増進実践法 膵癌患者さんの既往歴では糖尿病が25.9%と最も頻度が高く、正常人と比べ2倍の危険率といわれます。私たちも含め多くの研究でも、糖尿病患者さんは大腸癌になりやすいことも報告されています。糖尿病を放置しておくと糖尿病性壊疽、失明に至る網膜症や透析が必要な腎症が代表的な合併症ですが、更に怖いのは前癌状態なのかもしれません。

 糖尿病予防には運動や食事制限が重要と言われていますが、米国ハーバード大学からコーヒーが糖尿病予防に効果があることが昨年4月報告されました。166万人の4年間追跡で、糖尿病発症リスクが1日コーヒー1杯以上増加した人では11%低下、1杯以上減少した人は17%上昇したとの結果でした。4年間継続して1日3杯以上飲む人では、最も糖尿病になりにくかったことも報告されています。カフェインレスコーヒーや紅茶は、有意な予防効果は認められませんでした。

 コーヒーを飲む習慣は、我が国でも毎日飲む人は約50%にも上ります。今年3月国立がん研究センターから、1日のコーヒー摂取量が3〜4杯の人では、ほとんど飲まない人に比べて心疾患・脳血管疾患・呼吸器疾患による死亡リスクが36%・43%・40%も低値であったと報告されました(Am Clin Nutr,2015年3月11日)。コーヒーには、血糖吸収の減弱や血圧低下作用があるクロロゲン酸や、血管内皮機能を改善するカフェイン、抗血栓作用があるピリジニウムが含まれており、これらが死亡リスク低下に寄与したと考えられています。しかしこの研究では、糖尿病患者さんではコーヒーによる全死亡リスクの低下は認められませんでした。

 コーヒーの健康効果については十分解明されていませんが、少なくとも1日3杯以上の飲用は案外効果的かもしれません。寝る前の飲用を避けながら、1日2杯飲む人は3杯目を考慮なさってはどうでしょうか。(元気会横浜病院院長・元自衛隊中央病院消化器内科部長)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 06:00 | コラム
2015年08月01日

【村山貢司の気象&経済歳時記】ミャンマー訪問

■自転車からバイク、自動車の順番通り越して一気に車社会の様相、現政権への不満の声は聞かれず

村山貢司の気象&経済歳時記 7月前半にJICA(国際協力機構)の仕事でミャンマーに行ってきた。内容はインド洋からのサイクロンによる気象災害をいかに小さくするかというもので、現地のDMH(日本の気象庁に相当)とMRTV(NHKに相当)に対して技術的なアドバイスを行うものである。

 年配の方にはビルマと言った方がわかり易いかも知れないが、地名が大きく変わっており、昔の首都ラングーンはヤンゴンと改称されている。現在の首都はヤンゴンの北方にあるネピドーで、政治と経済が完全に分離されている国である。2013年の国民一人当たりのGDPはまだ2000ドル以下で、典型的な発展途上国であるが近年インドや中国の資本が投入され、急速に成長をしている国である。

 一般に、途上国では経済成長に連れて、交通は自転車からバイク、自動車と徐々に変化していくが、経済の中心地ヤンゴンでは一気に車社会に突入し、ヤンゴン市内の渋滞はかなりひどいものであった。もちろん、車の多くは日本製の中古車である。欧米諸国がミャンマーに何らかの経済制裁を加える中、日本は独自路線で接しており、ミャンマーからの輸出の6%近くは日本向けになっている。

 長期に渡ってミャンマーに滞在する日本人から聞いたところ、ミャンマー人は真面目で勤勉という評価が多くなっていた。この秋に実施される予定の総選挙が注目されているが、経済が比較的順調に伸びているために、現政権に対する不満は小さいようで、日本で報道されているようなアウン・サン・スー・チーの率いるNLD(国民民主連盟)の圧勝という雰囲気はなかった。(気象予報士・経済評論家)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 07:00 | コラム

【宮田修 アナウンサー神主のため息】電車に乗ると座席7人のうち6人までがスマホ、電車の楽しみをもっと味あおう

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宮田修 アナウンサー神主のため息 田舎暮らしがすっかり気に入って都会に出ることはほとんどありません。いつも広い庭を一人で歩いているので人をかき分けるように歩かなくてはならない都会が苦手なのです。しかし、どうしても行かなくてはならない時もあります。仕方なく電車に乗ります。その時、ビックリすることがあります。

 JRの電車は7人掛けの椅子になっています。その向かいに座り何気なく前を見ると何とほとんどの人がスマートフォンや携帯電話を覗いているのです。先日は7人のうち6人がそうしていました。一心不乱に覗き込んでいます。自分の世界に入り込んでいるのです。

 こんなことを言うと私に対する批判の声が聞こえてきそうです。電車に乗っているときに何をするのかはその人の自由でしょうと。おっしゃる通りです。自由です。しかし7人のうち6人のまでの人が同じことを同時にしているなんておかしいと感じてしまうのです。携帯やスマホの他に何かすることはないのですかと少し意地悪に言いたくなってしまうのです。
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 06:00 | コラム
2015年07月24日

【作家・吉田龍司の歴史に学ぶビジネス術】徳川家康の三現主義

■現在にも通じる経営の基本

作家・吉田龍司の歴史に学ぶビジネス術 今年は徳川家康の没後400年。岡崎、浜松、日光といったゆかりの地では記念イベントが盛んだ。さて家康といえば連想されるイメージは、「忍従の人」である。人質生活を耐え、涙を呑んで妻子を殺し、そして59歳で満を持して天下取りに臨んだ75年の生涯。有名な『人の一生は重き荷を負うて〜』の格言や、山岡荘八の同名小説の印象も強いのだろう、多くの戦後の経営者は、「耐え忍ぶ"家康を手本とした。

 ただし、もう一点、経営者・家康には見逃せない美徳がある。それが『三現主義』と呼ばれるものだ。

 三現主義とは、現場・現物・現実の三つの「現」を重視する考え方だ。何か経営上の問題が発生したとき、「現場に直接行く」、「現物(現状)に直接触れる」、そして「現実を把握する」べき、というものである。

■アナリスト的存在の「如水」は敗れた毛利輝元の三現不足を指摘

 ある地区での売上が伸び悩んだ、工場ラインに問題がおこった、顧客からクレームがきた。こうしたとき自らの五感で3つの「現」を捉えれば、必ず解決のヒントは見つかる。近年は「三現」に原理・原則の「二原」を加えた「五ゲン主義」という言葉も生まれている。要は、パソコンの前に座っているだけのマネジャーが一番ダメなのである。もちろん机の前でやることはあるにせよ、机上の空論はしょせん空論に過ぎないのだ。
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 12:10 | コラム
2015年07月15日

【ドクター箱崎幸也の健康増進実践法】膵がんの危険因子から予防について

■バイアスピリンが膵臓がんを抑える効果報告も

ドクター箱崎幸也の健康増進実践法 前月にも説明させていただきましたが、残念ながら生活習慣の中での膵癌予防策は見つかっていません。しかし我が国の膵癌登録報告によると、膵癌患者の既往歴では糖尿病が25.9%と最も頻度が高く、糖尿病歴のある男性での膵癌発症の危険率は正常の人と比べ1.85倍高いと報告されています。

 糖尿病男性は、腹痛や背部痛(背中の真ん中あたり)があると直ちに腹部超音波検査やCT検査を受けて、膵癌の早期発見や少なくとも明らかな膵癌はないことを確認して下さい。

 最近米国からコネティカット州の住民約1,000人を対象とした低用量アスピリン内服と膵癌発症との関連が追跡調査され、20年以上内服した人で膵癌発症リスクが61%も低下することが報告されました。低用量アスピリン(商品名:バイアスピリン)は、心筋梗塞や脳梗塞予防で内服している人も多いので朗報かもしれません。ただし、この報告が本当に正しいのか、どの位の量を毎日内服するのが良いのか、今後の研究が待たれます。
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 16:47 | コラム
2015年07月02日

今年の東日本は猛暑に、村山貢司氏の見通し

 気象予報士の村山貢司氏(本紙執筆者)に今年の夏についてワンコメントお願いした。

 「今、来ている台風が上海に向かえば、日本列島に居座っている梅雨前線を引っ張り上げて関東の梅雨明けは早いでしょう。今年は西日本は雨が多そうですが、東日本は猛暑になるとみています」ということだ。
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 12:41 | コラム