
同社は、無煙ロースターの製造、販売及びその附帯工事を行っているが、焼肉ロースター国内シェアNo.1で国内16,000店・海外700店の実績を持つ。同社は、「繁盛店まるごとサポート」と銘打って顧客の役にたてるシンポ社員を育成し、そして世界シェアNo.1を確固たるものとするための物販強化に取り組んでいる。新製品・新システムの開発を実施、また、経費の削減を図り、利益の出せる企業体質の構築を図っている。また、フードクロス・マネジメント株式会社が運営するレストラン事業においても、新メニューの開発、接客・サービスの更なる向上を目指している。
今2015年6月期第2四半期売上高19億6500万円(前年同期比6.0%増)、営業利益2億3500万円(同0.2%減)、経常利益2億3500万円(同2.1%減)、純利益1億円(同4.0%増)を見込んでいる。
通期売上高40億8200万円(前期比4.3%増)、営業利益5億円(同8.9%増)、経常利益5億0200万円(同8.8%増)、純利益2億3200万円(同2.2%増)と増収増益を確保する見通し。年間配当は期末一括12円を予定している。
株価は、2月7日に年初来高値393円をつけた後、360円を軸にモミ合いを続けているが、煮詰まり感が出始めている。主要マ−ケットである焼肉業界において、米国産牛肉の輸入条件緩和期待を背景とした出店加速がフォローの風となっている。今期予想PER9倍台、PBR0.83倍と割安感があるほか、配当利回り3.2%と利回り妙味も増し、見直し余地が広がる。週足では26週移動平均線、月足では9カ月移動平均線がサポートしており、上放れする可能性があり押し目買い妙味が膨らもう。(N)