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記事一覧 (12/31)【主要指数で見る1年間】『実のある相場』からTOPIXの動向に注目と期待
記事一覧 (12/28)春に花は咲き競うが真冬真夏に咲く花もある、株もまた同じ=犬丸正寛の相場格言
記事一覧 (12/21)株は加わった力に応じて育ち、重さに耐えかねて落ちる=犬丸正寛の相場格言
記事一覧 (12/14)人気知れば商いも株も負くることなし=犬丸正寛の相場格言
記事一覧 (12/07)景気企業業績が上向きのモミ合いは買える=犬丸正寛の相場格言
記事一覧 (11/30)熟し柿は取りに行くもよし落つるを待つもよし=犬丸正寛の相場格言
記事一覧 (11/23)知らない株に手を出すなは昔のこと 難しい株ほどよく上がる時代となりにけり=犬丸正寛の相場格言
記事一覧 (11/16)人生も相場も身を乗り出せば景色が変わってくる=犬丸正寛の相場格言
記事一覧 (11/09)天井3日底値100日は昔のこと、今は天井100日の底値3日なり=犬丸正寛の相場格言
記事一覧 (11/02)ゲームは大嵐が来るまで続く=犬丸正寛の相場格言
記事一覧 (11/01)【妻と夫の株ロマン】今後の相場展望
記事一覧 (10/26)競技では途中棄権で終わりだが株なら幾度でもできる=犬丸正寛の相場格言
記事一覧 (10/25)主力株を避け中小型の好業績銘柄を買う展開か=犬丸正寛の相場展望
記事一覧 (10/19)マラソンと長期投資にはゴールのイメージと通過点チェックが大切=犬丸正寛の相場格言
記事一覧 (10/12)大型車運転ではブレーキを踏む勇気、相場もまたしかり=犬丸正寛の相場格言
記事一覧 (10/05)急騰した銘柄はそのままでは終らない=犬丸正寛の相場格言
記事一覧 (09/30)『今ほどNYダウの分からない時はない』、為替等の運用プロ杉山哲夫氏語る
記事一覧 (09/28)株は結果の出る最高の人生ゲーム=犬丸正寛の相場格言
記事一覧 (09/24)【建設ビッグプロジェクト関連特集】東京五輪、リニア新幹線、国土強靭化など 建設ビッグプロジェクトが目白押し
記事一覧 (09/21)似た株は引き合い、そして離反する=犬丸正寛の相場格言
2013年12月31日

【主要指数で見る1年間】『実のある相場』からTOPIXの動向に注目と期待

■日経平均独走の1年、売買代金など物足りない

特集 2012年大納会と、2013年大納会の主要指標と主要銘柄を比較し今年1年間の株式マーケットを概観した。

 特徴としては、(1)日経平均が50%を超える大幅上昇、(2)TOPIX、小型株指数及びジャスダック平均の上昇率は日経平均に比べ小さかった、(3)1株利益が大きく向上〜などが挙げられる。

 さらに、外部要因の面では、(1)NYダウの大幅上昇、(2)円安、(3)中国・上海指数の下落〜などがあった。

 個別銘柄では、コマツに代表される中国関連銘柄が精彩を欠いたものの、多くの銘柄が昨年末比較で大きく上昇した。好調だった背景は、言うまでもなく、アベノミクス効果に尽きるといえる。このため、2014年のマーケットについては、『アベノミクス効果』がよりいっそう発現できるかどうかにかかっているといえる。

 とくに、今年は円安、NYダウ高などに支えられて日経平均の活躍が目立った。TOPIX及び小型株指数の上昇率は日経平均を下回るものにとどまり日経平均独走だったといえる。。しかも、目につくのは日経平均採用の225銘柄のうち、足の軽いファーストリテイリング(9983)など限られた10銘柄ていどが大きく値上りしたことである。しかし、これらの銘柄は既にPERが40倍ていどと高くなっているし、日経平均自体が2014年も連続して大幅高が見込めるだろうか、という視点もある。

■2014年は『実のある相場』からTOPIXの動向に注目と期待

 こうした観点からは、2014年は日経平均に代わってTOPIXやジャスダック銘柄など小型系の銘柄がマーケット人気の中心となってくる可能性があるだろう。とくに、全銘柄が計算の対象となっているTOPIXが上昇することは、多くの投資家がアベノミクス効果を実感することである。同時にそれは、アベノミクスがひと握り層だけへの効果でなく日本隅々まで効果が波及することでもある。この意味では2014年はアベノミクスの真価が問われる年であるともいえる。

 もちろん、1株利益が1000円に迫っていることから日経平均は、今年のような50%高は無理としても上値は十分見込めるだろう。ただ、今年5月以降は売買代金、出来高は総じて芳しくないだけに2014年は売買代金及び出来高がどれだけ盛り返してくるかが注目される。言い換えれば、『期待先行型相場の2013年』から、『実のある相場の2014年』となるかどうかが見所となるだろう。

【主要指数で見る1年間】『実のある相場』からTOPIXの動向に注目と期待

提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 16:42 | 特集
2013年12月28日

春に花は咲き競うが真冬真夏に咲く花もある、株もまた同じ=犬丸正寛の相場格言

春に花は咲き競うが真冬真夏に咲く花もある、株もまた同じ 春は一斉に花が咲き競う。しかし、真冬のツバキ、真夏のヒマワリのように春に背いて咲く花もある。株にとっての春とは景気のよい時であり、多くの場合、ほとんどの銘柄が値上りする。このため、景気に照準を合わせ冬の不景気の時にたんまり仕込んで好景気で売るという投資法もある。

 さらに、腕に自信のある人なら真冬、真夏に咲く花のような銘柄を狙う手もある。咲く花が少ないのと同じように注目されるため意外な値上りとなる可能性もある。

 今は長いデフレの冬を終えて、まもなく本格的な春を迎えようとしている。1%にも満たない預金利息にお金を寝かせていてはもったいない。物価上昇率もまもなく2%となり現預金だけでは目減りすることにもなる。株にとって本格的な春の到来といえるだろう。

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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 07:00 | 特集
2013年12月21日

株は加わった力に応じて育ち、重さに耐えかねて落ちる=犬丸正寛の相場格言

株は加わった力に応じて育ち、重さに耐えかねて落ちる 物体を動かすには大きい力が必要です。GDP500兆円という図体の重い経済を背負った株を動かすにも大きい力が必要です。

 2012年秋の『政権交代』、2013年春の『異次元の金融緩和政策』は、まさに株式市場に対し大変大きい力が加わったと言えます。結果、株は活況裏に大きく伸びました。しかし、この世に『引力の法則』がある以上は、いつまでも上がり続けることはできません。5月22日には1日の売買高76億株という過去最高の出来高を記録し、結局、その重みでマーケットは下げました。

 今後は、政権交代や異次元金融緩和策並みの大きい力が加わるような材料があるかどうかがポイントとなります。もしも、加わる力が小さいものにとどまるなら相場もそれほど大きくは育たないということになります。アベノミクスで意外性のある材料が出現するかどうかが注目されるところです。
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 05:00 | 特集
2013年12月14日

人気知れば商いも株も負くることなし=犬丸正寛の相場格言

■人気知れば商いも株も負くることなし

人気知れば商いも株も負くることなし この世の中、良い商品を提供することは大切なことです。しかし、良い品なら文句なく売れるか、というとそう簡単ではありません。とくに、良い品というものは時代の変化ともに変わってくるものです。

 戦後の物のない時代では味や質よりも量でした。飽食の今は旨い料理でもぶっきらぼうにテーブルに出されたのでは「ナンダこの店は」となってしまいます。まさに、「オ・モ・テ・ナ・シの心」です。人の気持ちに沿う人気ということが大切な要素となっています。

 株でも、昔は業績の良い銘柄を買っておけば、あれこれと考える必要はなく、また企業もIR(証券広報)といった考えはなく業績さえ上げていればよいという時代でした。今は業績が良いというだけでは活躍は期待できない時代です。

 人気には、企業が積極的にIR活動をやって認知度を高める努力と、努力しなくても社会ニーズに沿う材料を持っていることによる人気があります。いずれにしても、良い商品なら売れ、業績が良ければ株が活躍するという時代ではなくなっていることは確かなようです。

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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 06:00 | 特集
2013年12月07日

景気企業業績が上向きのモミ合いは買える=犬丸正寛の相場格言

景気企業業績が上向きのモミ合いは買える 上げ下げのはっきりしている相場では、「押し目買い」か、「戻り売り」か、投資スタンスはかなり明快です。しかし、もっとも難しいのがモミ合い相場です。

 上げ相場では買方の力が優勢、逆に下げ相場では売方が優勢ですが、モミ合い相場では買方と売方の強弱感が激しく対立します。株価が安値圏でのモミ合いはほとんどの場合は強気買いでよいのですが、難しいのは安値からあるていど上げた時点での、いわゆる中段保合いといわれるモミ合い、また高値圏でのモミ合いです。損をするケースも多くなります。こうした場合は、景気と企業々績の見通しが重要となります。

 景気及び企業々績見通しのよい場合は、十中八九、どのような位置でのモミ合いでも買いでよいと思います。今年7月から6000〜6500円で5ヶ月も高値圏でモミ合っているトヨタ自動車は業績見通しが良く短期的には難しいとしても中期的には強気買いとなるはずです。この格言がトヨタ株に通用するかどうか大いに参考となります。

>>>犬丸正寛の相場格言
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 05:00 | 特集
2013年11月30日

熟し柿は取りに行くもよし落つるを待つもよし=犬丸正寛の相場格言

熟し柿は取りに行くもよし落つるを待つもよし いかにも美味そうに熟し晩秋の夕日に映える柿の実。怪我をすることも覚悟で枝によじ登って口にほおばりとろける味を満喫するのも格別である。もちろん、無理をせず落ちてくるのを待つ手もある。

 秋は味覚の好時節である。同様に1年にわたり躍動した相場も晩秋は総仕上げの時季です。とくに、上げ続けた相場は熟し柿のようなもので相場の中でもとくにオイシイものです。枝によじ登るように危険を承知で仕掛けて手にするおいしさは格別です。もちろん、危険を避け美味しい実を手にするならば、相場が調整安するのを待って拾うのもよいでしょう。
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 05:00 | 特集
2013年11月23日

知らない株に手を出すなは昔のこと 難しい株ほどよく上がる時代となりにけり=犬丸正寛の相場格言

知らない株に手を出すなは昔のこと 難しい株ほどよく上がる時代となりにけり 日本は戦後の復興期から成長期には経済のボリュームが増える時代でした。企業の資金需要は旺盛で預貯金々利も高いため預けていれば10年もすれば2倍となった時代です。その頃は株についても苦労して選択しなくてもオラが町の銘柄式で身近にある銘柄に投資していればよかったのです。なまじっか、知らない銘柄に手を出せば損をするというのが一般的でした。

 現在では情報が手軽に手に入れることができるためIT関連のカタカネ銘柄にも積極的に投資する時代です。とくに、手数料が安く、売買回数制限のなくなった今は知らない銘柄にこそ儲けのチャンスあるのです。短期売買が可能な時代なのですから。

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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 06:00 | 特集
2013年11月16日

人生も相場も身を乗り出せば景色が変わってくる=犬丸正寛の相場格言

人生も相場も身を乗り出せば景色が変わってくる 学生時代は野球で遊撃手でしたが、重心をかかとにかけていてはゴロをさばいてアウトにすることはできません。野球に限らず、恐らく、どんなスポーツでもツマ先重心だろうと思います。

 人生、生きることについても、重心を前にかけ身を乗り出さないとチャンスをものにすることはできません。ビジネスの最前線でイスに深々と身体を沈めて待っていたのではチャンスは通りすぎてしまいます。『果報は寝て待て』は今の世には通用し難いのです。

 今の株式市場にはカタカナ社名で事業内容の難しい銘柄が多いのも事実です。しかし、難しいからといって身をそらすのではなく、むしろ、身を乗り出して前向きに調べてみることです。『カタカナ銘柄ほどよく上がる』ということもあるのです。身を乗り出せば儲けの景色が大きく変わるはずです。

>>>犬丸正寛の相場格言
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 06:00 | 特集
2013年11月09日

天井3日底値100日は昔のこと、今は天井100日の底値3日なり=犬丸正寛の相場格言

天井3日底値100日は昔のこと、今は天井100日の底値3日なり かつて、大手証券の大量推奨販売が大手を振っていたころは、全支店が一斉に買いつき、さらに、他社のチョウチン買いも加わって大商いとなって、株価は高値圏で3日も持ちこたえられず天井を打って下げに転じたものです。そして、高値で買った株が処分売り一巡となるまで100日もの長い底練りが必要だったのです。

 今は昔と違って大量推奨販売禁止され、情報公開が公平となり投資家の自己責任が行き渡り相場に対し冷静となっているため簡単には高値圏で買い付きしません。結果、高値圏でモミ合うケースが目立って増えています。今年5月には1日76億株の大商いがありましたが、しかし、強制買いさせられたものではなく参加者自身が自らの判断でアベノミクスを評価して買ったのです。しかも、高値のあと、『往って来い』となるような急落相場ではなく、現在まで6ヶ月間に亘って日経平均は高値圏でモミ合っています。

 東日本大震災のような時は一斉に処分売り相場となりますが、自己判断での見切りが早いため底打ちも早かったのです。昔とは制度や情報の公平さ、自己責任などで大きい違いがあり、昔の相場格言も見直してみることが大切といえます。

>>>犬丸正寛の相場格言
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 07:27 | 特集
2013年11月02日

ゲームは大嵐が来るまで続く=犬丸正寛の相場格言

ゲームは大嵐が来るまで続く ドーム球場のなかった頃は雨が降ればゲームは中止となったものです。屋値付き球場の増えた今日では天候に関係なくゲームは開催されます。中止になるときは電車が止まるような大嵐のときです。

 情報の伝達と収集力の発達した昨今のマーケットでは、ドーム球場のように少しくらいの嵐なら株ゲームは続行です。少しくらいの雨や嵐に匹敵する悪材料が出たからといいって株買いを中止することはありません。『そっちがダメならこっちでゲームをやる。いちいち、いつまでもその材料に構っておれない』というたくましさです。

 とはいっても、東日本大震災のような大きい災害の場合は、これがダメなら次というわけにはいかなくなります。その時はさっさと諦めて旅にでも出て次のゲーム開始に備えるということです。

 昔は、相場に対する『こだわり』がありましたが、今の相場ではこだわりを持ちすぎると相場に乗れない心配があります。とくに、終身雇用時代を経験されてきた年配投資家には、このあたりの切り替えが大切のようです。

>>>犬丸正寛の相場格言
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 06:00 | 特集
2013年11月01日

【妻と夫の株ロマン】今後の相場展望

<今後の相場展望>

■日経平均は5月高値が抜けないと『辰己天井』の心配、来年は消費税の影響で『午尻下がり』も

【妻】日経平均は高値圏で強いとみるべきか、上値が重いとみるべきか、迷いますね。あなたの好きなチャートでは日経平均の週足は『三角保合い』になっていますが、どちらに放れますか。
【夫】『三角保合い』は、モミ合いの中で、最も強い形とされているから、上に放れる可能性は高いと思う。しかし、5月の高値1万5942円(場中値)を抜けるかどうか、あるいは抜いたとしても大きく上値が見込めるかどうか。そのあたりが重要になるとみている。

【妻】夏ころは日経平均1万8000円とか2万円と言っていましたけど、トーンダウンですか。
【夫】夏までのような楽観的な気持ちにはなり難くなっている。いくつか理由はあるけど、思いつくまま挙げると、(1)円安、株高の効果が息切れしている、(2)コストアップが企業業績に影を落とし始めている、(3)成長戦略が効果を現すまで時間がかかる、(4)アメリカの先行き不安、(5)中国経済の先行き不安、(6)今年5月大商いのシコリが残っているーーなどがある。

【妻】内と外に分けて、まず、アメリカと中国の不安はなぜですか。
【夫】足元の景気ということではアメリカは堅調だし、中国も経済市長率7%台と頑張っている。しかし、先行きということでは楽観はできないと思う。アメリカは与野党の対立で予算の遅れや借金枠の拡大がぎりぎりまでできなかった。しかも、まだ与野党対立は終わっていない。年明けにはゴタゴタが再び予想される。こんどは共和党は妥協しない心配もある。中国もバブルの懸念から金融引き締めが予想される。

【妻】アメリカは金融緩和縮小の開始を先へ延期するのでしょ。これは、相場にはプラスと思うけど?
【夫】そのことはプラスだ。現実にNYダウはそれを好感して高値圏で堅調に推移している。しかし、金融緩和縮小の延期ということを、反対側からみれば、景気の先行きに不安があるということを意味していると思う。、ハロウイン関連消費は芳しくなかったようだ。公務員の休職の影響といえる。また、年明けに同じことが起こる心配があるため消費者は消費に慎重になり、今年のクリスマス商戦は心配だ。先行き「消費不振」と報道されたらNYダウは下げる心配がある。

【妻】アメリカの与野党は、なぜ対立しているのですか。
【夫】オバマケアと呼ばれる日本型の国民皆保険をやろうとしている。共和党はこれに反対しているわけだが、根本にはアメリカの有り様が問われているようだ。オバマ政権の大きい政府政策に対し、共和党は小さい政府、すなわち、個人の自由にまかせるべきというアメリカ建国以来の精神といえる。国があれこれ介入すべきではないということだ。

【妻】民主党、共和党ともお互いに譲れない主義主張のようですね。中国は共産党一党政策ですから、アメリカのようなことはないでしょう。
【夫】中国には政党間の対立はないけど、庶民の不満がそうとう高まっているようだ。こんどの天安門事件は、その現われではないかとみられている。経済成長の結果、格差が拡大していることへの不満が根強いことが中国社会の混乱に繋がる心配がもたれている。不動産バブルやシャドウバンキング問題から経済成長は犠牲にしても金融を引き締めるようだとみられている。引き締めで中国の経済が鈍化すれば世界景気に影響は大きい。コマツが業績を大幅減額したように中国関連は要警戒といえる。

【妻】日本では9月中間決算が好調で、しかも、今3月期通期の見通しも良いようですが、相場にはプラスと思いますが。
【夫】これまでに決算を発表した銘柄を見ていると、好調な銘柄は主力グループではなく、中小型の脇役的銘柄に目立っている。ホンダが通期の営業利益予想を据え置き税引前利益を減額した。このように主力銘柄はマーケットの事前予想に届いていないところが目を引く。6日に決算発表を予定しているトヨタ自動車が期待の大きいマーケット予想値を上回ることができるかどうかが今後の主力銘柄を占ううえでポイントとなるだろう。

【妻】もし、主力銘柄の活躍が見込めないということになると相場はどうなりますか。
【夫】主力銘柄は今年5月に大商いで買われているシコリがあるし、7月以降、今3月期への期待がどんどん膨らんでいった経緯がある。期待が強いため、5月のシコリが解消されていないといえる。資材高、エネルギーコストが上昇しているうえに年末年始にアメリカや中国の景気が悪いということにでもなればグローバル展開の主力株は下げる心配がある。

【妻】だけど日本はアベノミクス効果が期待できるのでしょ。
【夫】円安と株価の効果は息切れしている。とくに、日本の場合、個人金融資産のうち株関係の保有比率が10数パーセントにすぎないというハンディがある。アメリカのように株保有比率が高ければ、株高効果で消費はもっと盛り上がり、物価上昇率の目標2%は達成できていたかもしれない。アベノミクス成長戦略には大いに期待できるけど、残念ながら実際の経済に効果が出るのはもっと先になりそうだ。

【妻】それで、相場はどうなるのですか。
【夫】成長戦略の効果が出始める前にいったん調整の可能性がありそうだ。とくに、三角保合いを上放れた場合、5月高値を抜けない時はダブル天井となる心配がある。そうなれば、古いといわれるだろうが、今年は巳年の『辰己天井』の年に、あたっているため5月の高値で天井を打った可能性も出てくる。さらに、来年は午年で『午尻下がり』(うましり下がり)といわれる。来年4月の消費税引き上げ後の景気減速を当てはめると『午尻下がり』を否定できないだろう。こうした懸念を払拭するとすれば『東証新指数』が年内に登場することだろう。ROEをベースとした外人投資家好みの指数ということで外国人投資家の買いが入って日経平均は1万8000円という可能性はあると思う。

>>妻と夫の株ロマン
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 06:46 | 特集
2013年10月26日

競技では途中棄権で終わりだが株なら幾度でもできる=犬丸正寛の相場格言

■競技では途中棄権で終わりだが株なら幾度でもできる

競技では途中棄権で終わりだが株なら幾度でもできる 陸上競技でも球技でもほとんどの勝負ごとは途中で棄権すればそこで負けが決まりゲーム参加に終了です。しかし、株のいいところは、同じ銘柄を幾度でも利食いしては買い直すことができることです。

 昔は売買回数に縛りもありましたが、今は自由です。相場観に合わせての売り買いは当然のこと、季節感やその日の体力や気分、あるいは旅行などのスケジュールなどの都合に合わせた売買など、その人の思いのままです。

 以前なら営業担当者の都合もあってスムーズな注文というわけにも行きませんでしたが今はネットという便利のよいツールで自分の思ったときに投資競技に参加できます。

 かつては、いったん買ったら絶対に目標値まで売らないという投資法もウケましたが、今は社会の変化の激しい時代ですからレース途中で休み、また参加するという柔軟さが大切な時代のようです。

>>>犬丸正寛の相場格言
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 05:00 | 特集
2013年10月25日

主力株を避け中小型の好業績銘柄を買う展開か=犬丸正寛の相場展望

■相場環境は『内高外低』、NYダウに注意

犬丸正寛の相場展望 今週(21〜25日)は9月中間決算の本格発表待ちのところへ、1ドル・96円台と円高が進んだことで週末に大きく下げた。しかし、26週線を割りこんだわけではなく上昇基調が崩れたということではない。

 相場を取り巻く環境ということでは、『内高外低』という状況だろう。国内で気になる点では、信用取引買いの5月高値期日が到来していることがあるていどだろう。日経平均が26週線を切るような処分売りとはなっていないものの、上値を圧迫していること間違いないだろう。

 5月高値で買いついた短期筋の投げは6月の暴落で一巡しているが、現物を含めた中期投資の買いの多くは残っているものとみられる。アベノミクス効果が大々的に報じられるため投げをためられっているものとみられている。

 マーケットでは、「このまま、信用期日を乗換えて11月を過ぎた場合は、2014年3月期の業績が予想を大幅に上回る内容でないと、主力株については引き続き上値が圧迫されるのではないか。主力株は大きく下げてくれたほうが我々の商売にとってもやりやすいのだが」(中堅証券)と、本音を語っている。

 ただ、全体的には好調な決算が見込まれているため、マーケットにとっては明るい材料といいえる。しかし、指摘されるように主力株のシコリが解消されない場合は、主力株以外の脇役の好決算銘柄が値を飛ばす可能性はあるだろう。

 一方、海外では中国の金融引き締め観測から上海総合株価指数が8月後半以降続いていた2200ポイントを挟んだモミ合いを下放れる展開となっている。また、アメリカはどドイツ首相から盗聴問題で直接批判されるなど同盟国において求心力の低下が目立つ。与野党対立も根本的には解決されていないため景気への影響も気になる。NYダウは堅調だが、アメリカの置かれている状況を考えるなら最高値を更新する雰囲気ではないだろう。むしろ、8月2日の1万5658ドル、9月18日の1万5709ドルに対し、『トリプル・トップ』の懸念が漂っている。日本国内に比べると海外、とくにアメリカ、中国の動向には要注意だろう。

 こうしたことから、来週の日本のマーケットは、海外の動向を横目でにらみながら、9月中間決算の発表を見守る展開が予想される。とくに、注目となるのは、ここに来ての円高と政府の賃上げ要求から主力銘柄については、2014年3月期の見通しについては楽観的数字ということにはならない可能性もある。

 当市スタンスとしては、シコリの多い主力銘柄を避け中小型の好決算銘柄を買うのがよいだろう。
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 16:31 | 特集
2013年10月19日

マラソンと長期投資にはゴールのイメージと通過点チェックが大切=犬丸正寛の相場格言

マラソンと長期投資にはゴールのイメージと通過点チェックが大切 株式投資は42.195Kmのマラソンと似ているといわれます。もちろん、マラソンのような長期投資もあれば、6ヶ月〜1年ていどの中期投資、1日〜1週間ていどの短期投資もあります。

 短期投資では短距離走のように鋭いスタートダッシュと途中の加速力が大切のようです。一方、長期投資では、マラソンのような長丁場に対する体力の配分と、どのていどの記録でゴールするかのイメージが大切となってきます。

 今度のアベノミクス相場では、まず、マラソンのような長超距離型か、あるいは3000〜5000メートルの中距離型かを、あるていどイメージしておくことが大切です。仮に、マラソン型の長距離で5〜7年は相場が続くとみればゴール地点の日経平均はどの程度かをイメージしておくのがよいでしょう。

 そして、大切なことは、なにが何でも最初にイメージしたことにこだわるというのではなく10K、20K、30Kといった途中のチェックポイントでイメージした通りに行っているかを検分し軌道修正する余裕が必要です。

 長丁場では東日本大震災のように予期しない突発的なことも起きます。人生も相場もしっかりとした人生イメージの信念力と修正する柔軟性が大切のようです。

>>>犬丸正寛の相場格言
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 07:00 | 特集
2013年10月12日

大型車運転ではブレーキを踏む勇気、相場もまたしかり=犬丸正寛の相場格言

■大型車運転ではブレーキを踏む勇気、相場もまたしかり

大型車運転ではブレーキを踏む勇気、相場もまたしかり 我々は車と言うと、エンジンの大きさがどれだけでスピードがどれだけ出るかに関心がいくものです。しかし、忘れてならないのはブレーキの存在です。止まってくれるから安心して車を走らせることができるのです。

 相場も同じように儲けることばかりに意識が集中しがちで、「損する」ことはあまり考えないものです。1日勝負の短期売買なら軽自動車のようなものでそれほどスピードは出ていませんが、信用取引を交えた大口投資では高級車のように、つい自信過剰となってスピードを出しすぎるものです。

 高速での事故は命とりとなるように相場でも熱くなってブレーキを踏むことを忘れると大きな損につながります。相場では心の中にあるブレーキを忘れないことです。名相場師のソロスもバフェットも「損をしないこと」と、ブレーキの大切さを言っています。

>>>犬丸正寛の相場格言
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 12:51 | 特集
2013年10月05日

急騰した銘柄はそのままでは終らない=犬丸正寛の相場格言

■急騰した銘柄はそのままでは終らない

急騰した銘柄はそのままでは終らない 大きく値上りした銘柄の調整安は狙い場になるという教えです。半年、1年をかけて2倍程度に値上りした場合も急騰と捉えることはできますが、ここでは、2週間ていどの短期間に2倍前後の大幅高した場合の急騰銘柄に当てはまるというものです。

 たとえば、トヨタ自動車は2012年秋から2013年5月まで半年で2.9倍程度に急騰していますが、その後の調整安は小さく戻り狙いの人にとっては成果は芳しくありません。内容がよいため処分売りが出ないためです。

 これに対し、1株利益も配当も少ない銘柄が人気化し短期間に2倍前後に急騰した場合は内容がよくないことから一気に処分売りが出て大きく下げるためここが狙い目になるというわけです。内容が悪くても買われるだけの人気的要因はあるのですからそのまま下げることはないというわけです。

 多くの場合は反発しても高値は抜けないことが多いのですが、なかには空売りが増えたりすることで高値を抜いてさらに大きく値上りするケースもあります。

 現在のような優良銘柄が膠着状態にあり中低位の銘柄が突如として急伸の目立つ相場では活用できる教えといえるでしょう。

>>犬丸正寛の相場格言
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 08:40 | 特集
2013年09月30日

『今ほどNYダウの分からない時はない』、為替等の運用プロ杉山哲夫氏語る

■オバマ大統領の求心力低下でその気になって買えない、日本マーケットは有望

為替等の運用プロ杉山哲夫氏語る アメリカで長年、プロの為替ディーラーとして活躍し現在は日本でグローバルに金融商品を運用する杉山哲夫氏と久々にミーティングの機会があった。

 NYダウについて杉山氏は、『これまで、見通しの分からないということはなかったが、今度ばかりは分からないし自信がないというのが正直なところです』という。

 その背景には、アメリカの景気に陰りはみられるものの強く、この点では大きく下げることは考え難いとしながらも、「オバマ大統領の求心力が低下していることがいちばん心配である」ことを指摘している。シリア問題で譲歩し、今は予算問題で揺れている。

 NYダウは、つい最近、新高値をつけたことに話を向けると、『強いからといって、その気になると悪い材料が出て上値を押さえられます。今度の高値でNYダウはダブル天井をつけた可能性は否定できません』。

 今後、どのような運用スタンスで臨まれますか。『すでに、指数等の投信や個別銘柄中心から債券の比率を高めています。世界のマーケットでみれば日本しか安心できるところはないと思います。リーマンショック後の世界マーケットで日本はカヤの外にあったため、まだ出遅れ感があるし、今後、アメリカが金融緩和縮小に踏み切れば影響で新興国の経済は打撃を受けることが避けられないからです』。

 杉山氏は常時、10セクターを選別してウオッチしているとのことで、その中で有望セクターは「ヘルスケア」と、「エネルギー関連」ということである。また、穀物、エネルギー価格の高騰を製品価格に十分に転嫁できていないところも多いものとみられ注意が必要とアドバイスしている。
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 09:29 | 特集
2013年09月28日

株は結果の出る最高の人生ゲーム=犬丸正寛の相場格言

■株は結果の出る最高の人生ゲーム

株は結果の出る最高の人生ゲーム 社会はグローバル化と共に否応なく個人の自己判断が強く求められるようになっています。「良いことも悪いことも個人のもの」です。高金利の時代は何も考える必要はなく銀行に預金しておけばよかったのですが、低金利が定着の現在は自ら考え判断して目減りを避けなくてはいけません。しかも、預貯金だけでなく、われわれは、いろいろな人生の局面で自己判断と自己責任が求められるようになっています。

 とくに、ネット普及で誰でも公平に情報収集ができるため知識豊富な物知りだけでは好結果に結びつくとは限らない時代です。

 株は、「知識力」と「判断力」に対し直ちに答えを出してくれる優れものです。株投資は、単に利殖だけでなく、「自己判断力を磨いてくれる人生ゲーム」といえます。

>>>犬丸正寛の相場格言
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 22:24 | 特集
2013年09月24日

【建設ビッグプロジェクト関連特集】東京五輪、リニア新幹線、国土強靭化など 建設ビッグプロジェクトが目白押し

■東京五輪、リニア新幹線、国土強靭化など 建設ビッグプロジェクトが目白押し

特集 2020年夏季五輪の東京開催が決定し、2027年に東京〜名古屋間の先行開業を目指すリニア中央新幹線の詳細ルートが公表された。すでに建設中の北海道・北陸・九州の各整備新幹線、東日本大震災からの復旧・復興・除染関連、全国的な防災・減災・耐震関連、老朽化した公共インフラ(社会資本)の維持・補修・更新に向けた国土強靭化計画、そしてアベノミクス成長戦略の目玉でもある観光立国に向けた国家特区戦略構想やカジノ構想などもあり、日本国内で建設ビッグプロジェクトが目白押しとなってきた。

 こうした建設ビッグプロジェクトの遂行には膨大な費用が必要となり、財源面での制約が大きな課題となるが、安倍晋三首相は今後10年間で民間資本による公共インフラの整備・維持事業を12兆円規模に拡大すると表明しているため、PFI(民間資金を活用した社会資本整備)を活用して公共インフラの民営化や民営委託が進む見込みだ。そして空港、鉄道、高速道路、港湾、太陽光発電所などの公共インフラ整備・運営事業に投資する民間ファンドの動きも活発化しているようだ。

 建設工事、建設資材、建設機械などを中心とする建設関連セクターにとっては、今後10年〜20年の長期にわたって膨大な工事量を安定的に確保できることになる。1990年代以降の建設不況の影響で建設業従事者の総数が減少しているうえに、熟練工の不足や高齢化も顕著な現状から見ると、安定的な工事量というよりも消化できないほどの工事量となるため、工事単価の上昇につながるかもしれない。そして建設資材関連は市況上昇のメリット、建設機械レンタルは稼働率上昇のメリットが大きいだろう。


■2020年東京夏季五輪

 アルゼンチン・ブエノスアイレスで開催されたIOC(国際オリンピック委員会)総会で現地時間9月7日(日本時間9月8日早朝)、2020年夏季五輪の開催都市が東京に決定した。1964年の東京五輪以来56年ぶり2度目の日本での夏季五輪開催となる。

 2020年東京夏季五輪開催の経済波及効果については、さまざまな見方がある。東京都は2020年までに約2兆9600億円(業種別にはサービス業6500億円、建設業4700億円、商業2800億円、運輸業2400億円、情報通信業1900億円)と試算し、約15万人の雇用を生むと期待しているようだ。

 民間シンクタンクなどでは、国土強靭化や観光需要などの相乗効果、さらに東京五輪開催が誘発する民間設備投資や個人消費の盛り上がりなども含めて、最も大きい額としては大和証券が約150兆円と試算している。

 直接的な効果に限定するか、あるいは相乗効果やマインド改善効果などを含むかによって、経済波及効果の試算額が異なるようだが、東京五輪開催に向けた競技施設や選手村の新築や改修、競技会場へのアクセスをスムーズにするための周辺道路・鉄道など交通インフラの整備、五輪開催期間中の観光需要はもちろんだが、最も期待されるのは日本全体を元気にするマインド改善効果だろう。

 そして消費増税による景気腰折れを防ぐための5兆円規模の経済対策、国土強靭化計画や観光立国などアベノミクス成長戦略との相乗効果も期待されるため、2020年東京夏季五輪の開催は「アベノミクス第4の矢」とも位置付けられている。

 中には「東京五輪を子供に見せたいので子供を産みたい」という若い女性の声もあるようだ。女性の積極活用や働く女性の出産・子育て支援などの政策もあり、出生率上昇のきっかけになるかもしれない。

■リニア中央新幹線

 東海旅客鉄道(JR東海)<9022>は9月18日、2027年の先行開業を目指す「夢の超特急・リニア中央新幹線」の東京(品川)〜名古屋間の詳細ルートと駅の位置を発表した。現在の東海道新幹線の同区間の最短約1時間40分が、開業後のリニア中央新幹線では最短約40分に短縮される。

 時速500キロメートルの超高速を最大限に生かすため、東京〜名古屋間のルートは南アルプスを貫通してほぼ直線に近い形になる。総延長は286キロメートルで、現在の東海道新幹線の同区間に比べて約2割短くなる。さらに全体の86%が地下やトンネルの構造になり、特に都心部では「大深度地下」と呼ぶ地下40メートルのトンネルを通る。

 リニア中央新幹線は2027年に東京〜名古屋間を先行開業し、2045年には大阪まで延伸して東京〜大阪間の全面開業を目指し、東京〜大阪間を最短約1時間で結ぶ計画だ。そしてJR東海では総工費を、2027年の東京〜名古屋間開業までで5兆4300億円、2045年の東京〜大阪間全面開業までで約9兆円の見込みとしている。

 なお経済波及効果としては、三菱UFJリサーチ&コンサルティングが東京〜名古屋間開業で約10.7兆円、東京〜大阪間全面開業で約16.8兆円と試算しているようだ。

 今後のスケジュールとしては、2013年11月をメドに環境影響評価(アセスメント)をまとめて、工事実施計画の申請・認可や用地取得などの手続に着手し、2014年度からの本格的な工事開始を目指すようだ。鉄道工事の中でも特に、大深度地下を掘り進む大型シールド掘進機を含めてトンネル関連工事が注目されるだろう。

■北海道・北陸・九州の各整備新幹線

 国土交通省は2012年6月に、2008年3月(九州新幹線・武雄温泉〜諫早間)以来となる整備新幹線の新たな区間の着工を正式認可し、すでに建設が進んでいる。

 新たに正式認可した整備新幹線3区間は、九州新幹線・長崎ルートの諫早〜長崎間、北陸新幹線の金沢〜敦賀間、北海道新幹線の新函館〜札幌間で、開業予定は諫早〜長崎間が2021年度末ごろ、金沢〜敦賀間が2025年度末ごろ、新函館〜札幌間が2035年度末ごろを目指すとしている。

 事業費については、九州新幹線・諫早〜長崎間が2100億円規模、北陸新幹線・金沢〜敦賀間が1兆1300億円規模、北海道新幹線・新函館〜札幌間が1兆6700億円規模で、3区間合計の総事業費は3兆円を超える規模だ。建設資材の価格上昇分を含んでいるとしているが、1年ごとの支出額を抑えるために各区間の工期を類似事業に比べて長く取っているため、工期が長くなることで結果的に総事業費はさらに膨らむ可能性があると指摘されている。

 なお九州新幹線・長崎ルートおよび北陸新幹線は一部の区間で在来線を利用するため、車輪の間隔を変えて相互乗り入れできるフリーゲージトレイン(FGT=軌間可変電車)を導入する計画だ。

■国土強靭化計画(老朽化した公共インフラの維持・補修・更新)

 上水道、下水道、道路、橋梁、トンネル、河川管理施設、ダム、港湾、空港、公共施設(公立学校、公民館など)、公営住宅、廃棄物処理施設など、1960年代から1980年代にかけて集中的に整備された公共インフラ(社会資本)設備の多くは、まもなく建設から概ね50年を経過する。そして2010年代〜2030年代にかけて集中的に更新時期を迎えることになる。

 これらの公共インフラ設備の多くは塩害なども含めて急速に老朽化が進んでいるため、適切に維持・補修・更新しなければ重大な事故につながる危険性が指摘されている。東海道新幹線のように1964年開催の前回の東京夏季五輪に合わせて建設された公共インフラ設備も多い。そして2012年12月に開通から50年を迎えた首都高速道路(総延長約300キロメートル)についても、橋脚や路面接続部などの損傷が目立っているため大規模更新に向けた議論が始まっている。

 国土交通省は所管の社会資本(道路、港湾、空港、公共賃貸住宅、下水道、都市公園、治水、海岸)を対象に、過去の投資実績などを基にして今後の維持管理・更新費(災害復旧費含む)を推計し、2011年度から2060年度までの50年間に必要な更新費は約190兆円と試算している。

 東日本大震災からの復旧・復興・除染関連工事、全国的な防災・減災・耐震関連工事、そして56年ぶりとなる2020年の東京夏季五輪開催や2027年開業を目指すリニア中央新幹線というビッグプロジェクト、さらに老朽化したビルやマンションの建て替え需要などとも併せて、膨大な維持・補修・更新の工事需要が発生することになる。

■建設工事・資機材、不動産、観光など関連セクターは多岐

 関連セクターは多岐にわたるが、中でも建設工事、設備工事、建設資材、建設機械、建設コンサルタントなどの建設関連、そして不動産関連や観光関連などにもメリットが大きいだろう。なお建設関連で見ると、東京夏季五輪関連は首都圏が中心で大手・準大手ゼネコン、リニア中央新幹線関連はルート沿線の地方ゼネコンやトンネル関連が注目されるだろう。

■建設工事(ゼネコン、マリコン)

 ハザマ<1719>、東急建設<1720>、高松コンストラクショングループ<1762>、工藤建設<1764>、ヤマウラ<1780>、大本組<1793>、守谷商会<1798>、第一建設工業<1799>、大成建設<1801>、大林組<1802>、清水建設<1803>、飛島建設<1805>、長谷工コーポレーション<1808>、松井建設<1810>、錢高組<1811>、鹿島<1812>、大末建設<1814>、鉄建<1815>、安藤建設<1816>、西松建設<1820>、三井住友建設<1821>、大豊建設<1822>、前田建設工業<1824>、佐田建設<1826>、ナカノフドー建設<1827>、奥村組<1833>、大和小田急建設<1834>、東鉄工業<1835>、鈴縫工業<1846>、イチケン<1847>、南海辰村建設<1850>、淺沼組<1852>、森組<1853>、戸田建設<1860>、熊谷組<1861>、青木あすなろ建設<1865>、北野建設<1866>、植木組<1867>、名工建設<1869>、矢作建設工業<1870>、青木マリーン<1875>、東亜建設工業<1885>、若築建設<1888>、東洋建設<1890>、徳倉建設<1892>、五洋建設<1893>、福田組<1899>など

■その他の建設関連工事(道路舗装工事、特殊土木工事、地盤改良工事、橋梁工事、鋼構造・コンクリート構造物工事、電気設備工事など)

 サムシングホールディングス<1408>、ショーボンドホールディングス<1414>、第一カッター興業<1716>、コムシスホールディングス<1721>、ビーアールホールディングス<1726>、麻生フォームクリート<1730>、コーアツ工業<1743>、太洋基礎工業<1758>、三井住建道路<1776>、ナカボーテック<1787>、佐藤渡辺<1807>、不動テトラ<1813>、大盛工業<1844>、富士ピー・エス<1848>、ピーエス三菱<1871>、NIPPO<1881>、東亜道路工業<1882>、前田道路<1883>、日本道路<1884>、大林道路<1896>、金下建設<1897>、世紀東急工業<1898>、テノックス<1905>、日本基礎技術<1914>、巴コーポレーション<1921>、ライト工業<1926>、日特建設<1929>、日本リーテック<1938>、中電工<1941>、関電工<1942>、きんでん<1944>、トーエネック<1946>、日本電設工業<1950>、協和エクシオ<1951>、NDS<1956>、三機工業<1961>、高砂熱学工業<1969>、三信建設工業<1984>、宮地エンジニアリンググループ<3431>、川田テクノロジーズ<3443>、横河ブリッジホールディングス<5911>、日本橋梁<5912>、駒井ハルテック<5915>、瀧上工業<5918>、高田機工<5923>、スバル興業<9632>など

■建設資材関連(セメント・コンクリート関連製品、鋼材関連製品など)

 三晃金属工業<1972>、トクヤマ<4043>、積水化学<4204>、宇部興産<4208>、積水樹脂<4212>、ニチレキ<5011>、住友大阪セメント<5232>、太平洋セメント<5233>、デイ・シイ<5234>、ノザワ<5237>、日本ヒューム<5262>、旭コンクリート工業<5268>、日本コンクリート工業<5269>、トーヨーアサノ<5271>、三谷セキサン<5273>、スパンコンクリートコーポレーション<5277>、日本興業<5279>、ヨシコン<5280>、ジオスター<5282>、ヤマウ<5284>、ヤマックス<5285>、イトーヨーギョー<5287>、ジャパンパイル<5288>、ゼニス羽田<5289>、新日鐵住金<5401>、神戸製鋼所<5406>、合同製鐵<5410>、JEFホールディングス<5411>、東京製鐵<5423>、共英製鋼<5440>、大和工業<5444>、東京鐵鋼<5445>、東京鋼鐵<5448>、大阪製鐵<5449>、淀川製鋼所<5451>、丸一鋼管<5463>、栗本鉄工所<5602>、日本鋳鉄管<5612>、川金ホールディングス<5614>、神鋼鋼線工業<5660>、三菱マテリアル<5711>、元旦ビューティ<5935>、クボタ<6326>、前田工繊<7821>など

■機械・設備機器関連(建設機械、トンネル掘削機、鉄道設備、防災設備など)

 日本ドライケミカル<1909>、技研製作所<6289>、オカダアイヨン<6294>、鉱研工業<6297>、コマツ<6301>、住友重機械工業<6302>、日立建機<6305>、アイチコーポレーション<6345>、酒井重工業<6358>、加藤製作所<6390>、タダノ<6395>、郷鉄工所<6397>、兼松エンジニアリング<6402>、日立製作所<6501>、東洋電機製造<6505>、日本信号<6741>、京三製作所<6742>、大同信号<6743>、能美防災<6744>、ホーチキ<6745>、日立造船<7004>、三菱重工業<7011>、川崎重工業<7012>、IHI<7013>、日本車輌製造<7102>、新明和工業<7224>、極東開発工業<7226>、KYB<7242>など

■建設用資機材の販売・レンタル関連

 中央ビルト工業<1971>、エスアールジータカミヤ<2445>、エスイー<3423>、サンコーテクノ<3435>、日創プロニティ<3440>、ニッパンレンタル<4669>、ダイサン<4750>、トスネット<4754>、高見澤<5283>、アルインコ<5933>、岡部<5959>、トーアミ<5973>、カネソウ<5979>、前田製作所<6281>、小野建<7414>、南陽<7417>、初穂商事<7425>、コンドーテック<7438>、セフテック<7464>、岡谷鋼機<7485>、清和中央ホールディングス<7531>、グリーンクロス<7533>、杉田エース<7635>、丸藤シートパイル<8046>、三谷商事<8066>、神鋼商事<8075>、小林産業<8077>、阪和興業<8078>、フルサト工業<8087>、クワザワ<8104>、ワキタ<8125>、中道リース<8594>、三協フロンテア<9639>、サコス<9641>、ナガワ<9663>、カナモト<9678>、共成レンテム<9680>、西尾レントオール<9699>、東海リース<9761>、丸紅建材リース<9763>、技研興業<9764>、日鐵商事<9810>、日立機材<9922>、アイ・テック<9964>、ジェコス<9991>など

■その他(建設コンサルタント、建設廃棄物処理など)

 明豊ファシリティワークス<1717>、日本工営<1954>、タケエイ<2151>、E・Jホールディングス<2153>、アミタホールディングス<2195>、日本上下水道設計<2325>、夢真ホールディングス<2362>、フジコー<2405>、日本ERI<2419>、ACKグループ<2498>、日本アジアグループ<3751>、オリジナル設計<4642>、アイサンテクノロジー<4667>、川崎地質<4673>、キタック<4707>、ビーイング<4734>、構造計画研究所<4748>、パスコ<9232>、アジア航測<9233>、福山コンサルタント<9608>、建設技術研究所<9621>、長大<9624>、協和コンサルタンツ<9647>、ウエスコ<9648>、応用地質<9755>、オオバ<9765>、日建工学<9767>、いであ<9768>、大日本コンサルタント<9797>など。

*** 観光関連は「観光立国ニッポン関連銘柄特集」を参照 
*** カジノ関連は「カジノ関連銘柄特集」を参照
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 07:34 | 特集
2013年09月21日

似た株は引き合い、そして離反する=犬丸正寛の相場格言

■似た株は引き合い、そして離反する

似た株は引き合い、そして離反する 業種、売上規模、発行株数などの似通った銘柄は、一方が上がれば連れてもう一方も上昇するという展開となるものです。ところが、どういうわけか、あるところまで来ると突然に違う動きを見せ始めることも多いのです。

 思春期時代の子供たちのように、何かのきっかけでフィと横を向いて口もきかなるのに似たところがあります。そこには、どうも「人気性の違い」、というものがあるようです。結果、一方の銘柄だけが上がるということになってしまいます。そのあたりの見極めを掴むことができれば株の持つ摩訶不思議さの極意を理解できることにもつながるのではないでしょうか。

>>犬丸正寛の相場格言
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 17:44 | 特集