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記事一覧 (08/29)「カラオケ」は日本コロムビアの低迷業績と低迷株価を救うか?!=浅妻昭治
記事一覧 (08/28)「小さく産んで大きく育てる」IPO株投資のシンボル株!カルビーは連日の上場来高値=浅妻昭治
記事一覧 (08/27)9月相場が「3日新甫」の玉虫色展開なら有配の100円台出没銘柄に着目余地=浅妻昭治
記事一覧 (08/27)線路の下の含み益までは計算外?!東武は地価調査で上昇持続も高値を前にもみ合い=浅妻昭治
記事一覧 (08/24)『緊張の9月を前に手控え感強まる展開』JAL申込換金売りも=犬丸正寛の相場展望
記事一覧 (08/24)メディアのニュースから連想して、印刷・情報通信株=田北知見の銘柄ウオッチ
記事一覧 (08/24)大証銘柄が逆行高特性の本領発揮か?日金銭が業績を上方修正し急続伸=浅妻昭治
記事一覧 (08/22)サプライズ材料続出の特種東海もリチウム電池セパレータ量産延期が逆サプライズで反落=浅妻昭治
記事一覧 (08/21)直近IPO株には株式分割がよく似合う!日本管理Cは2回目の株式分割を歓迎して3連騰=浅妻昭治
記事一覧 (08/20)【株式投資Q&A】短期売買には企業業績や材料は一切関係ないというのは本当か?
記事一覧 (08/20)シンボル株はシャープとソニー!?アップル関連の業績下方修正銘柄に「リターン・リバーサル」余地も=浅妻昭治
記事一覧 (08/20)株主と役員は一蓮托生!!サン電子は自己株式処分を織り込み高値肉薄=浅妻昭治
記事一覧 (08/17)債券から株式への流れ映した展開=犬丸正寛の相場展望
記事一覧 (08/17)中高年向けの市場「洋楽の懐メロ」から、音楽銘柄=田北知見の銘柄ウオッチ
記事一覧 (08/16)ヤマダ電機は反発、情報開示夏枯れ時に太陽光発電関連報道が相次ぐ=浅妻昭治
記事一覧 (08/15)株式相場もロンドン五輪同様にチーム力!?個人投資家集中で低位材料株に業績相場=浅妻昭治
記事一覧 (08/14)「自己株式取得の切れ目が株高の切れ目」をハネ返してキヤノンは反発=浅妻昭治
記事一覧 (08/13)「近いうち」の解散・総選挙で空中戦開始なら日航の再上場は最大相場イベントに=浅妻昭治
記事一覧 (08/13)シコーはストップ安気配、民事再生手続き開始で逆転の材料株思惑は不発=浅妻昭治
記事一覧 (08/10)盆休み、消費税後を睨む展開=犬丸正寛の相場展望
2012年08月29日

「カラオケ」は日本コロムビアの低迷業績と低迷株価を救うか?!=浅妻昭治

【浅妻昭治のマーケット・トーク】

浅妻昭治のマーケット・トーク 日本コロムビア<6791>(東1)は29日、1円高の24円と3日間の変わらずを挟み3日ぶりに反発して始まり、前日に顔合わせした年初来安値23円からの底放れを窺っている。

 前日28日大引け後に新規に「歌謡アカデミー」事業の開始を発表、「カラオケ」が低迷業績や低迷株価の救世主になるかと話題性を呼んで極低位株思惑を強めて下値買いが入っている。

 「歌謡アカデミー」事業は、演歌・歌謡曲ジャンルの音楽製作事業を行なってきた老舗のレコード会社の同社が、ブランド力やさまざまな社内インフラ、高実績を誇る作曲家、プロデューサーとの良好な関係を活用してカラオケ愛好者、カラオケ教室関係者をターゲットに歌唱指導や歌唱力のアップ、歌唱指導力の向上のための講師講習会、研修会、全国規模のカラオケ大会、コンクールなどのプログラムを実施する。

 入会金3万円、年会費6万円で会員を募集、9月25〜12月25日までの設立キャンペーン中は入会金無料などの特典も付与する。「カラオケ」自体が、日本発の娯楽文化として海外でもグローバルに定着しており、エンタテインメント分野の拡充により業容の拡大を図る。

 株価は、今年5月に前3月期業績を上方修正して30円台にタッチしたものの、今期業績の大幅連続減益予想、第1四半期の連続赤字業績が響き年初来安値に張り付いたままである。底放れをサポートするか、今後のカラオケ愛好者の反応次第の展開となりそうだ。
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 09:34 | 特集
2012年08月28日

「小さく産んで大きく育てる」IPO株投資のシンボル株!カルビーは連日の上場来高値=浅妻昭治

【浅妻昭治のマーケット・トーク】

浅妻昭治のマーケット・トーク カルビー<2229>(東1)は28日、90円高の5990円と続伸して始まり、連日の上場来高値更新となっている。

 今年7月31日の今3月期第1四半期(1Q)決算開示時に、今期第2四半期(2Q)累計業績を上方修正するなど業績がV字回復を鮮明化、売り方の買い戻し先行で内需株買いが増勢となっているもので、「小さく産んで大きく育てる」を極意とするIPO(新規株式公開)株投資を体現するシンボル株となっている。

 同社株は、東日本大震災が発生した昨年3月11日当日に公開価格2100円で東証第1部に直接上場され、逆境下でのIPOとなった。

 株価は、初値を公開価格と同値の2100円でつけたものの、2000円まで下げるなど逆風を受けた。株価以上に影響を受けたのは業績で、大震災直後に発表した前々期業績は、工場の被災、震災損失でIPO時予想を下方修正して着地、前期業績も、1Q・2Q業績と定番商品の販売中止の影響が続いて2ケタ減益ペースで推移した。

 これに対して今期業績は、1Q業績からV字回復して2Q累計業績を上方修正、純利益は、期初予想の27億5000万円を36億5000万円(前年同期比2.0倍)へ引き上げた。

 3月通期業績は期初予想を据え置いたが、純利益は、75億円(前期比5%増)と連続の過去最高更新を見込んでいる。

 株価は、上場来高値更新で公開価格比2.8倍と大化けしており、IPO時に果敢に買い向かった投資家が報われる好パフォーマンスとなった。投資採算的には割高だが、売り長で逆日歩のつく信用好需給主導で上値挑戦が続きそうだ。
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 10:31 | 特集
2012年08月27日

9月相場が「3日新甫」の玉虫色展開なら有配の100円台出没銘柄に着目余地=浅妻昭治

浅妻昭治のマーケット・センサー
浅妻昭治のマーケット・センサー まさか玉虫色の決着ということではないのだろう。8月24日のギリシャのサマラス首相とドイツのメルケル首相の会談である。サマラス首相が、同国の緊縮策の緩和を求めたのに対して、メルケル首相は、明確に答えなかった。確かメルケル首相は、8月16日にユーロを維持するためにはあらゆる手段を取ると発言して、ユーロ安は一服して株高にもつながった。その防衛姿勢に変わりがなかったのか、それとも後退を示唆したのか、どちらにも受け取れる会談内容となれば、どちらにも捉えられる玉虫色ということになる。

 玉虫色の決着となれば、これは「日本化」の最たるもの、日本の政治家の得意技である。リーダーシップの欠如で何も決められず、問題を先送りする政策スタンスである。今週以降も、この欧州債務問題は、9月6日開催予定の欧州中央銀行(ECB)理事会の動向を巡り思惑が交錯、また米国の追加金融緩和策(QE3)に関しても、8月31日のバーナンキFRB(米連邦準備制度理事会)の講演に注目が集まるが、もしここでも玉虫色の経過を辿るようだと、株式相場も、強気は弱気かトレンドを見極めるのに苦労することになる。

 まして今週に月替わりとなる9月相場は、3日からスタートする「3日新甫」である。「2日新甫」は、荒れるというのが相場ジンクスで、この3年間、「2日新甫」は、5回あり、今年4月、7月も含めていずれもジンクス通りに下に荒れる相場展開となった。「3日新甫」は、この3年間、昨年10月以来、2回目となるが、前回は、日経平均株価は、月初寄り付きの8567円が、月末大引けでは8988円と400円幅の月足陽線を引いた。

 しかし「3日新甫」を「2日新甫」とは対照的に上に荒れるジンクスと解するのは早計である。昨年10月は、期末ギリギリに急反発したのである。為替レートが、1ドル=75円台まで円高となって、日経平均は、月初に8343円まで売られてジンクス通りに下に荒れたのが、月末の31日早朝に政府・日銀が、その年、3回目の円売り介入に踏み切り、為替レートが一気に3円強の円安となり、日経平均が一時、9192円まで急伸したことが月足陽足につながった。

 今年9月の「3日新甫」相場は、外部環境、相場材料的からも、どうも昨年10月の「3日新甫」相場と酷似形となりそうである。上に荒れてから下に荒れるのか、逆に下に荒れてから上に荒れるのかはともかく、なかなかトレンドの発生につながらないということになる。まして、欧州債務問題や米国の追加金融緩和策に玉虫色の政策スタンスが続くようなら、相場の方も玉虫色の展開を余儀なくされることになりそうだ。

 玉虫色相場で、株価が下に荒れる局面では、材料株シフトが強まるはずである。この局面に備えて、低位値ごろ妙味のある100円台出没株をマークしたい。株式相場も、総中流化が破綻して株価が1ケタ、2ケタの極低位値ごろ株がゴロゴロしているが、そのなかで100円台出没株は、株価が2ケタから3ケタに変化するときに、意外とパフォーマンスが大きいことが注目ポイントである。そのなかでもとくに有配の100円台出没株に着目したい。(続きと詳細は「浅妻昭治のマーケットセンサー:メールマガジン」に掲載。果たして注目銘柄は?)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 11:38 | 特集

線路の下の含み益までは計算外?!東武は地価調査で上昇持続も高値を前にもみ合い=浅妻昭治

【浅妻昭治のマーケット・トーク】

浅妻昭治のマーケット・トーク 東武鉄道<9001>(東1)は27日、2円安で寄り付き変わらずを含めて7営業日ぶりに反落したあと、2円高の440円と引き戻すなどもみ合っている。

 国土交通省が、前週末24日に平成22年都道府県地価調査(7月1日時点)を発表、前回調査(4月1日)に比べて地価上昇地区が拡大、同社のとうきょうスカイツリー駅周辺も、前回調査同様に3%以上の上昇が続いたが、3月23日につけた年初来高値454円を前に反応は限定的で、売り買いが交錯している。

 鉄道株は、かつての資産バブル当時は、地価の急騰で線路の下の敷地まで時価評価して含み益思惑で株価が上昇、同社は、関東の私鉄株では営業キロ数がトップを占めるだけに、人気を後押しした。

 今回は、同社スカイツリー駅周辺地区の上昇では含み益を計算する度外れた思惑までには至っておらず、本業の好展開、同駅周辺で今年5月22日に開業した東京スカイツリータウンの来場者拡大、今期第1四半期(1Q)の好決算などを見直し冷静に評価する動きが続いている。

 同社の今3月期業績は続伸、純利益は、180億円(前期比12%増)と予想されている。これに対して、今年7月開示の今期第1四半期業績は、純利益が46億円(前期比24%増)と増益転換して着地、期初予想の第2四半期累計業績に対して高利益進捗率を示した。東京スカイツリー、付属商業施設「東京ソラマチ」の入場者・来場者とも当初想定を上回って推移、同社鉄道事業の乗客増などにつながっていることが要因となった。

 株価は、この1Q好決算で業績上ぶれ期待を高めて上値を追った。周辺地価上昇続伸もフォローして、利益確定売りを吸収、年初来高値抜けからの一段高にトライしよう。
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 10:35 | 特集
2012年08月24日

『緊張の9月を前に手控え感強まる展開』JAL申込換金売りも=犬丸正寛の相場展望

犬丸正寛の相場展望 来週(27〜31日)は、8月最終の週。『緊張の9月を前に手控え感が強まる展開』を予想。国会の会期末9月8日を控え、外交・領土問題も絡んで政局は波乱模様。一方で日本の4〜6月GDPは不振。この影響が企業業績に現れそうで、第2四半期(4〜9月)が近づくにつれ企業業績に対する警戒感が強まりそうだ。

 しかも、欧州信用不安で輸出環境は厳しさを増している。竹島問題、尖閣問題は欧州経済不振の影響を受け、韓国、中国の経済も苦しくなっている現われとみられる。とくに、中国向け輸出は厳しくなりそうだ。

 また、崩れてはいないものの、NYダウも波乱状態。9月12日には米FOMCの金融政策決定が行われる。最近では金融緩和期待が強まったり、小さくなったり揺れている。仮に、金融緩和が小幅だったら材料出尽くしから大きく下げる心配もある。

 需給面でも日本航空の上場を控え9月11日〜9月14日申し込みを控え、手持ち株の換金売りが出てくるのではなかろうか。こうしてみると、9月は要警戒といえる。

 チャート面では、前週末(17日)に日経平均は26週線まで上昇。今週(20〜24日)、26週線を上抜くことが期待された。一時は26週線を抜いたものの、肝心の週末には上抜くことができなかった。26週線は企業業績との関連が強く、マーケットが企業業績に対し警戒感を持っている現われでもあった。

 来週(27〜31日)は大きく下げるとは思えないものの、上にも期待することは難しいだろう。小幅のモミ合いが予想される。
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 16:43 | 特集

メディアのニュースから連想して、印刷・情報通信株=田北知見の銘柄ウオッチ

田北知見の銘柄ウオッチ 先日、ネットの質問サイトを見ていたら、ある大学生が「就活のために新聞を読み始めたが、記事の内容に興味が持てない。読まなければと焦れば焦るほど、どんどんたまってしまい、困っている。どうしたらいいか」と相談しておられた。また、別の大学生が同様に、就活を視野に入れてニュースに関心を持ち、「ネットのニュースのみを見ているのだが、やはり新聞を読んだほうが良いのだろうか」と相談しておられるのも見かけた。

 前者の質問に対して、何人かの方々が回答を入れておられた。異口同音に「全部の記事を熟読しようとせずに、毎日、見出しを見ていくだけでも良い。それを続けていれば、何となく世の中の流れが見えてくるようになる」といったような内容が書き込まれていた。私も普段からそう思っているので、「やはり、同じように思っておられる方々は結構いらっしゃるのだなあ」と安堵した。新聞記事は・・・いや、ネットやテレビのニュースもそうだが、ひとつひとつは点であり、それを重ねたり広げたりしているうちにひとつの絵になっていくと思う。たとえていうと、フランスの印象派画家、ジョルジュ・スーラの点描画のように。

 後者の質問に対しては、あるかたが「ネットのニュースだと、自分が見たいものだけ見るという陥穽にはまりがちで、視野が狭くなる恐れがある。ネット情報だけに染まって、視野の狭い人が最近どんどん増えているように思う」と指摘しておられて、これについても私も普段から思っていたことだったので、「やっぱり」とうなずいてしまった。

 新聞だと(テレビもそうかもしれない)、ニュースのプロが「この情報は重要だ」と判断したものを上に掲げ、いろいろな分野から広く並べてくれる。それをある程度の期間、見ていると、社会等を広く俯瞰的に、バランス良く見られるようになる気がする。食べ物にたとえると、少なくとも若いうちは好き嫌いせずにとりあえずいろいろな物を食べるほうがよく成長できる、といったようなことだろうか。もちろんネット情報ならではの良さもあるので、併用するのが最良だと思う。

 上記から連想して、印刷株と、情報・通信業セクター銘柄をウォッチしてみた。

★大日本印刷〈7912〉(東1)

 印刷最大手2社のうちの1社、大日本印刷<7912>(東1)を入れる。24日終値は3円安の574円。単位1000株。PERは約23倍、PBRは約0.4倍となっている。チャートはこの2〜3ヵ月ほど、底値圏の550〜650円レンジでボックス圏を形成している。6月8日に年初来安値551円をつけた。そろそろ上放れといきたいところ。まずは700円フシまでの戻りを目指す。

 今月に入ってから「三井物産から日本ユニシスの株式取得。これにより、日本ユニシスは大日本印刷の持分法適用会社に」や、「シャープの子会社、シャープディスプレイプロダクトへの資本参加が発効」といった材料も出ている。

★フェイス〈4295〉(東1)

 情報・通信業セクターから、フェイス<4295>(東1)を入れる。携帯電話の着メロダウンロードのコンテンツフォーマットをはじめとするモバイル・ソリューション事業、オンラインゲーム向け着せ替えコミュニティなどのゲーム事業、音楽制作支援やアーティストのマネージメント・コーディネイトなどを行なうサウンドクリエーション事業等を行なっている。セグメントとしては、ソーシャルサービス向けミュージックアプリなどのコンテンツ事業、ポイントカードなどのポイント事業のふたつとなっている。

 24日終値は20円安の8270円。PERは約23倍、PBRは約0.5倍と割安水準になっている。単位1株の売買しやすさも魅力だ。チャートはこの3ヵ月ほど、底値圏の8000円台で推移している。8月10日につけた直近安値7980円からはジリ高トレンドとなっており、このままトレンド維持で、中期にて1万円フシ奪回を目指す。

 今期2013年3月期は前年比2ケタ減の大幅減収減益を見込んでいるが、これは電子マネー事業の売却にともなうもの。また、主力の着メロ関連事業はスマホ普及による収益低下が見込まれており、フェイスブック向けやカラオケ関連などの新事業育成を急いでいる。『会社四季報』には、次期2014年3月期は今期比微増収微増益との予想が出ている。加えて、前期2012年3月期末で利益剰余金131億0600万円、現金等89億6100万円と財務面は堅そうだ。筆頭株主は平澤創社長だが、大口株主には自社(自己株)のほか、吉本興業、信託、外資なども並んでおり、買い安心感もありそうだ。

田北知見(たきた・ともみ)
エネルギー業界専門紙の記者を経て、現在、株式ジャーナリスト、日本インタビュ新聞社記者。雑誌や証券専門紙への寄稿、ムック「インド株成功の極意」などに執筆。著書に実業之日本社から「分足チャートで儲ける 超デイトレ入門」、かんき出版からは「サラリーマン投資家のための株 黄金分割比投資法」などがある。また企業のIR支援活動にも携わっている。

提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 16:37 | 特集

大証銘柄が逆行高特性の本領発揮か?日金銭が業績を上方修正し急続伸=浅妻昭治

【浅妻昭治のマーケット・トーク】

浅妻昭治のマーケット・トーク 軟弱相場で逆行高特性を発揮する銘柄といえば、バイオ関連株に低位値ごろ株が定番で、さらにかつては大証銘柄も、この一角として有力視されてきた。その大証株が、本領発揮場面を迎えそうである。

 というのも、株価材料の夏枯れ状態が続いている前日23日大引け後に、大証を主市場とする日本金銭機械<6418>(大1)ダイハツディーゼル<6023>(大2)が、今3月期業績を上方修正し、このうち、日金銭が、寄り付きの買い気配から56円高の723円まで買い進まれ急続伸しているからだ。

 ダイハツデは、さすがに上方修正でも純利益の減益率の縮小にとどまるだけに8円安の217円と変わらずを挟んで3日ぶりの反落にとどまっているが、日金銭の急騰は、大証銘柄への連想買いを強める展開も想定させる。

 日金銭は、国内のパチスロコーナー関連設備機器や北米のカジノ向け需要の拡大から、通期純利益を期初予想より2億5000万円引き上げ9億円(前期比15%増)と減益転換予想から連続増益へと上方修正した。

 一方、ダイハツデは、第2四半期(2Q)累計業績は上方修正、3月通期業績は下方修正と増減マチマチとなったが、純利益は、遊休固定資産譲渡による特別利益計上で2Q累計・通期とも上方修正、通期純利益は、期初予想より1億円引き上げ15億円(37%減)と連続減益率を縮小する。

 日金銭のPERは19倍台と割高だが、PBRは0.8倍と割り負けており、ダイハツデも含めた両銘柄の業績上方修正で、北浜銘柄への注目度がアップしそうである。
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 09:49 | 特集
2012年08月22日

サプライズ材料続出の特種東海もリチウム電池セパレータ量産延期が逆サプライズで反落=浅妻昭治

【浅妻昭治のマーケット・トーク】

浅妻昭治のマーケット・トーク 特種東海製紙<3708>(東1)は22日、4円安の210円と反落している。同社は、サプライズ材料が続出し、サプライズ材料の発表とともに株価が急伸する特性を誇っているが、前日21日大引け後に昨年10月に開発に成功したと発表したリチウムイオン二次電池用の電池セパレータ(絶縁体)の生産開始時期を開示、生産開始時期が、当初計画より2年ほど延期するとしたことがネガティブ(逆)・サプライズとなり、4月23日につけた年初来高値234円を前に利益確定売りが先行している。ただ、テストマシン建設も発表したことから下げ幅は限定的にとどまっている。

 同社のサプライズ材料は、同セパレータの開発に続いて、今年4月には放射性物質を吸着するゼオライト不織布の開発を発表した。新製品・新技術の開発だけでなく、昨年11月開示の自己株式取得も、上限の取得株式数は半端ではなく、1600万株(発行済み株式総数の10.03%)、35億円に達し、これを2回の自己株式立会外買付取引を経て今年3月末に取得を終了した。

 リチウムイオン電池用セパレータは、実験室レベルから一気に今24年度末に大規模設備での生産開始を予定していたが、市場初の試みで生産技術を確立しつつ生産性やユーザーの評価を慎重に進めるため2年延期して平成26年秋に変更、今後の計画としては、来年10月に約10億円を投資して同社島田工場内にテストマシンを建設する。

 株価は、ゼオライト不織布の開発で年初来高値まで急伸してほぼ往って来いとなり、今3月期業績のV字回復や第1四半期業績の高利益進捗率を手掛かりに下値を切り上げてきた。PERは15倍台、PBRは0.5倍と割り負けており、材料株人気再燃の展開も想定される。
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 10:17 | 特集
2012年08月21日

直近IPO株には株式分割がよく似合う!日本管理Cは2回目の株式分割を歓迎して3連騰=浅妻昭治

【浅妻昭治のマーケット・トーク】

浅妻昭治のマーケット・トーク 日本管理センター(日本管理C)<3276>(JQS)は21日、寄り付きの買い気配から361円高の3150円と買い進まれて3営業日続伸している。

 前日20日大引け後に今年2月に続いて昨年10月の新規株式公開(IPO)以来、2回目の株式分割を発表、前回の株式分割でも権利落ち後安値から8割高したことを連想し権利取りの買い物が殺到している。

 直近IPO株は、今年6〜8月を権利付き最終日にリブセンス<6054>(東マ)エムアップ<3661>(東マ)アイセイ薬局<3170>(JQS)などが相次いで株式分割を発表して人気化しており、「富士には月見草がよく似合ふ」と石碑に刻まれた太宰治の名言ではないが、「直近IPO株には株式分割がよく似合う」といったところとなっている。日本管理Cの株式分割は、投資単位当たりの金額を引き下げることで株式の流動性を高め、より投資しやすい環境を整え投資家層の拡大を図ることを目的にしており、9月30日割り当てで1株を2株に分割する。

 株価は、今年2月発表の前回の株式分割で上場来高値をつけ、権利を落として2112円まで売られて3900円まで買い直され、再び2272円まで調整したが、今期第2四半期累計業績が期初予想を上ぶれて着地したことをテコに2700円台まで戻した。PERは13倍台と割安で、株式分割権利取り妙味を示唆している。
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 09:58 | 特集
2012年08月20日

【株式投資Q&A】短期売買には企業業績や材料は一切関係ないというのは本当か?

【株式投資Q&A】

 <Q> 短期売買には企業業績や材料は一切、関係ないと言い切る投資家仲間がいます。本当にそうなんでしょうか。

 <A> 短期の売買にも、今日の間に買って・売るという超短期売買や、1〜3週間ていどを短期売買とする人もいます。お問い合わせの件については、超短期売買ではご指摘通りだろうと思います。

 もっと言うなら、むしろ、超短期売買にとっては、業績などのベーシックなことを考えることは邪魔になるようです。いちいち、基本的にどうだろうと分析していては間に合わないからです。

 株の世界も社会における人の営みも同じようです。その人と長いお付き合いをしようと思えば、その人のことをある程度調べるはずです。結婚をしようと考えたり、企業なら資本提携を考えていれば調査も念入りのはずです。しかし、そうした深い付き合いではなく、単に、コンニチワなら相手のことを深く考えず、第一印象にとどめるはずです。

 実は、超短期売買には、この第一印象が大変に大事な要素といえるようです。とくに、株の場合は、「勢いがある」、「値動きがよい」、「商いが伴っている」といった、元気の良さが一番のポイントです。ゲームセンターのモグラ叩きゲームに似ていると思います。「動いているものにつく」ことが超短期売買の基本です。

 それでも、業績などを見なくてよいのだろうかという疑問もあるでしょう。少し、理屈っぽく言えば、「株価は何でも知っている」という前提に立つことです。なぜなら、株が動くということは、株式投資(売買)に長けた投資家がなんらかの理由で売買に参加しているからです。つまり、株価が動いているのはいろいろな材料を織り込んで動いていると見ればよいのです。ですから、動いている理由探しに時間を費やすより元気のよい銘柄を探し見つけることが超短期売買のコツといえるでしょう。
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 16:21 | 特集

シンボル株はシャープとソニー!?アップル関連の業績下方修正銘柄に「リターン・リバーサル」余地も=浅妻昭治

浅妻昭治のマーケット・センサー
浅妻昭治のマーケット・センサー ボールが投げられて打ち返されるまでに21日もかかった。滞空時間の長いボールであった。ボールを投げたのは、欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁で、打ち返したのが、ドイツのメルケル首相である。雲散霧消したと思ったドラギ総裁の7月23日のユーロ防衛発言が、メルケル首相の「通貨ユーロを維持するためにあらゆる手段を取る」との8月16日の発言で再度、クル−ズアップされて、政策発動への期待が高まった。

 この結果、ようやく欧州の債務問題の懸念は大きく後退して、「リスク・オフ」のシンボルだった国債が買い直されて長期金利が上昇、為替相場では円高が修正され、「リスク・オン」の株式が息を吹き返した。折からお盆休み明けである。遅ればせながらの「サマー・ラリー」の待望論も高まろうというものである。

 となれば「サマー・ラリー」の第1弾は、下げた株ほどよく戻るとされる「リターン・リバーサル」が中心になるはずである。前週末の市場ではすでに内需株売りのハイテク株買いで、日経平均株価が、今年5月以来の9100円台の高値を回復したが、今週もこの延長線上で上値を試す展開が想定される。

 「リターン・リバーサル」の有力セクターには、2つの銘柄群が浮上するはずである。一つは、欧州向けの輸出比率の高い銘柄群で、円高・ユーロ安の一巡が買い手掛かりで、この銘柄群では、東芝テック<6588>(東1)マツダ<7261>(東1)などが、より材料株思惑を強めそうだ。

 もう一つは、米国のアップル関連株である。アップルの株価が、9月に発売が観測される新型iPhoneへの期待で上場来高値まで買い上げられて注目度が高まっており、今年1月にアップル自身が公表した取引先企業リストにノミネートされた銘柄への波及効果が見込まれるからである。リストのなかには、すでに上場廃止となったエルピーダメモリも含まれて、やや問題含みだが、そのなかで敢えて折からの今3月期4〜6月期決算発表で今期業績を下方修正した銘柄へのアプローチを強めたい。シンボル株は、シャープ<6753>(東1)ソニー<6758>(東1)となり、これは、日本のハイテク株をグローバル市場のなかでどう位置付けるかにも関係する大きな相場テーマにも発展しそうだ。(続きと詳細は「浅妻昭治のマーケットセンサー:メールマガジン」に掲載。果たして注目銘柄は?)

浅妻昭治(あさづま・しょうじ)
株式評論家/日本インタビュ新聞社 編集部 部長
 1942年生まれ、神奈川県川崎市出身。証券専門紙で新聞と雑誌のキャップを務め、マーケット及び企業の話題掘り下げ取材には定評がある。長く、旧通産省の専門紙記者クラブに所属し、クラブの幹事として腕をふるった。現在、日本インタビュ新聞社の編集長として活躍。

提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 13:46 | 特集

株主と役員は一蓮托生!!サン電子は自己株式処分を織り込み高値肉薄=浅妻昭治

【浅妻昭治のマーケット・トーク】

浅妻昭治のマーケット・トーク サン電子<6736>(JQS)は20日、11円高の511円まで上げて反発し、8月17日につけた年初来高値519円に肉薄している。同社株は、今年8月7日に発表した同社役員を対象にした自己株式処分(処分価格457円)を嫌い432円と下ぶれたが、織り込み済みとしてV字回復が続く今3月期業績を見直し割安株買いが再燃、同社役員と株主の利害関係が一致、一蓮托生となっていることを証明している。

 自己株式処分は、株主と同社役員が利害関係を共有することで株主価値の最大化を意識、同社の成長と企業価値の向上を図ることを狙いにしている。9月7日払い込みで同社役員などに1万6900株に自己株式を処分する。

 一方、同社は、パチンコ関連の制御基板やホールシステム事業、連結子会社が展開するモバイルでデータトランスファー機器を主力事業としているが、今3月期業績は、パチンコ向け制御基板が順調に推移しているほか、パチンコホール向けのトータルコンピュータシステムも回復して営業利益が黒字化、さらにイスラエルの連結子会社のモバイル機器も好調に推移していることから好調に推移。今年8月7日開示の今3月期第1四半期(1Q)純利益は、5億2500万円(前年同期は2300万円の黒字)とV字回復、期初予想の今期第2四半期(2Q)累計純利益2億7000万円をオーバーした。

 2Q累計・3月通期業績は、期初予想を変更しなかったが、それでも3月通期純利益は、6億円(前期比2.8倍)と大幅続伸を見込んでいる。

 株価は、1Q好決算で490円とストップ高したが、自己株式処分を嫌って急落、この安値から年初来高値まで買い直された。PERは8倍台、PBRは0.5倍と割安であり、上値追いに弾みをつけよう。
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 11:45 | 特集
2012年08月17日

債券から株式への流れ映した展開=犬丸正寛の相場展望

犬丸正寛の相場展望 来週(20〜24日)は『日米で株選好の展開』となりそうだ。NYダウは史上最高値をうかがう動き、日経平均は上値のフシ9136円(今年7月4日)を抜いたことで9500円水準をそれぞれ目指す可能性がありそうだ。

 「世界のマネーは金融面を重視した動きから実体経済重視へ移っている。欧州信用不安で世界マネーはひとまず欧州からの逃避は一巡した。次は実体経済に目を移す順番となっている。欧州および欧州と関係の深い新興国の経済は当分、底ばいだろう。そうなると冷戦時代の西側(アメリカ、イギリス、オーストラリア、日本など)の強さがクローズアップしてくる。オリンピックでもこれらの国のメダル獲得数は圧倒的だった」(中堅証券)という。

 つまり、金融不安のときに注目された安全資産の「債券」から、今は経済実体を反映する「株」へ資金が移っているというわけだ。実際、アメリカと日本の国債金利は上昇(価格は下落)している。「国内の機関投資家は国債等の債券運用の難しさから株式へ注目している」(同)という。

 では、実体経済はどうか。アメリカは第3次金融緩和が不必要なほど堅調という。しかし、額面通りに受け取ることは危険だろう。秋の大統領選挙が近づいているため、今更、緩和をやっても間に合わないから、「足元の良いデータ」だけが強調されている可能性もあるのではないか。一応、最高値1万4198ドル(2007年10月)に挑戦の姿勢は予想されるものの楽観はできない。

■第2四半期までの「業績空白」狙い相場

 日本の実体経済では4〜6月のGDPは年率1.4%と、1〜3月の年率5.5%から大きくダウンした。失速に近い。このため、補正予算が言われるものの今の政局では簡単には実現は難しいだろう。

 とくに、政局面では中ロ韓の一斉圧力から領土をめぐる「外交面」が大きい問題としてクローズアップしている。2009年の民主党政権誕生以来、反自民党政治を鮮明として庶民寄りの政策に偏り過ぎた隙間をつかれた。

 国家が滅びる時は、勤勉性を失い財政が悪化するなどの「内なる劣化」と、内輪もめをつかれる「外からの武力」だろう。

 幸い、消費税上げで財政悪化による国家崩壊は食い止めることができるのだから、次は、「国土を守る」ことに全力を挙げるべきときである。「近いうち」の解散では間に合わない心配もある。一刻も早く、国土を守る挙国一致政権をつくるべきだろう。

 「経済など内に対する強化」と、「軍事・外交面の外への強化」が備わったときには、日経平均はNYダウと肩を並べ1万3000円台も期待されるだろう。

 ただ、足元は第2四半期(4〜9月)決算までの「業績空白期」の相場と割り切っておくべきだろう。
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 16:34 | 特集

中高年向けの市場「洋楽の懐メロ」から、音楽銘柄=田北知見の銘柄ウオッチ

田北知見の銘柄ウオッチ 最近、洋楽の懐メロにハマっている。1960〜80年代あたりの曲だ。1960年代の物はほとんど私が生まれる前の作品で、子供の頃に親のレコードで聴いて好きになった。1980年代の物は、10代の青春時代に聴いていた思い出の曲が多い。

 前者はサイモン&ガーファンクルの『サウンド・オブ・サイレンス』や『スカボロ・フェア』といったしみじみ系から、ピーター・ポール&マリー、ボブ・ディラン、そしてザ・ショッキング・ブルーの『ヴィーナス』や『悲しき鉄道員』などのクラシック・ロックまで、いろいろ。後者はマドンナ、マイケル・ジャクソン、ジョン・(クーガー・)メレンキャンプ、ビリー・ジョエル、スティーヴィー・ワンダー、ウィリー・ネルソン等々。そういえば、ビートルズもかなり聴いていたなあ、と思い出した。

 近年は音楽をネット経由でダウンロードして手軽に聴けるようになったし、昔の映像や動画もネット経由で見たり購入したりがしやすくなった。そういった面から、「懐メロ」は中高年向けのビジネスとして成長しているのではないか?と、フト思ったのだった。

 上記から連想して、音楽関連銘柄を見てみた。

★JVCケンウッド〈6632〉(東1)

 映像技術、音響技術、音楽・映像ソフトを柱に、カーエレクトロニクス、業務用システム、ホーム&モバイルエレクトロニクス、エンタテインメントの4事業を展開している、JVCケンウッド<6632>(東1)を入れる。17日終値は10円高の291円。単位100株。PERは約5.8倍、PBRは約0.7倍と割安になっている。

 チャートは昨年2月27日につけた年初来高値394円から反落し、凸凹をはさみながらも中期続落トレンドで来ていた。しかし今年7月27日につけた年初来安値224円で底を打ち、リバウンドトレンドに転じている。まずは350円フシまでの戻りを目指す。15日付けのバークレイズ・キャピタル証券のレーティングでは、投資判断「オーバーウェイト」(強気)、目標株価(今後12ヵ月)400円とされた。

★ヤマハ〈7951〉(東1)

 ピアノやギター、電子楽器などの総合楽器メーカー、ヤマハ<7951>(東1)を入れる。音楽教室や家庭用音響映像機器、業務用音響機器、半導体などの事業も行なっている。そういえば、ポール・サイモンのギターは(全部ではないだろうが)ヤマハの物だと聞いたことがあるし、アメリカの多くの著名アーティストが参加した『ウィ・アー・ザ・ワールド』(1985年)の映像などでヤマハの音響機器を見た覚えがあるような気がする。

 ヤマハの17日終値は7円高の800円。単位100株。PERは約21.1倍、PBRは約0.8倍となっている。株価は7月26日につけた直近安値696円からの反発局面にある。とはいえ、中期チャートで見ればまだまだ安値圏にある。まずは次のフシ850円ラインまでの戻りが目標となりそうだ。業績は好調で、今期2013年3月期連結業績予想は一部下方修正したものの、前年比増収、営業・経常2ケタ増益、純損益は黒字転換を見込んでいる。大口株主には信託口、都銀、地銀、損保、生保などが並んでおり、手堅い印象だ。

田北知見(たきた・ともみ)
エネルギー業界専門紙の記者を経て、現在、株式ジャーナリスト、日本インタビュ新聞社記者。雑誌や証券専門紙への寄稿、ムック「インド株成功の極意」などに執筆。著書に実業之日本社から「分足チャートで儲ける 超デイトレ入門」、かんき出版からは「サラリーマン投資家のための株 黄金分割比投資法」などがある。また企業のIR支援活動にも携わっている。

提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 16:28 | 特集
2012年08月16日

ヤマダ電機は反発、情報開示夏枯れ時に太陽光発電関連報道が相次ぐ=浅妻昭治

【浅妻昭治のマーケット・トーク】

浅妻昭治のマーケット・トーク ヤマダ電機<9831>(東1)は16日、35円高の4375円と反発している。きょう付けの日本経済新聞で、同社が、群馬県板倉町で環境配慮型の「スマートタウン」の開発に参画、太陽光発電装置や家庭用エネルギー管理シシテムを標準装備した次世代省エネ住宅「スマートハウス」500戸の分譲やLEDの街路灯、電気自動車の給電システムも導入すると報道されたことを受けて下げ過ぎ訂正買いが再燃しているもので、関連してグループ会社のエス・バイ・エル<1919>(東1)も、9円高の164円と急反発している。

 きょう付けの日本経済新聞では、同社のほか、太陽光発電関連では、前田建設工業<1824>(東1)カネカ<4118>(東1)にも、太陽光発電関連のニュースが同時に報道され、太陽光関連材料への注目度がアップしている。

 株式市場は、このところお盆休み入りや海外投資家の夏期休暇入りで市場参加者が減少し、閑散相場が続いているが、企業の情報開示も、3月期決算会社の4〜6月期決算の発表が一巡したこともあり、前日15日の東証の適時開示情報での発表数も、取引時間中、取引時間終了後とも激減、夏枯れ状態にあった。

 そのなかで、きょうの日経新聞での相次ぐ太陽光発電関連の報道であり、材料枯渇状況でのまさに「干天の慈雨」となっている。前田建設は、セブンーイレブン・ジャパンのコンビニエンスストア500店向けに太陽光パネル工事を受注したと報道されて、16円高の367円と続続伸し、カネカは、太陽光が反射しにくい太陽電池用パネルを開発したと報道されて12円高の418円と急反発している。
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 10:23 | 特集
2012年08月15日

株式相場もロンドン五輪同様にチーム力!?個人投資家集中で低位材料株に業績相場=浅妻昭治

【浅妻昭治のマーケット・トーク】

浅妻昭治のマーケット・トーク ロンドン・オリンピックが、8月12日(現地時間)に閉幕した。同五輪で日本は、過去最多の38個のメダルを獲得し、団体や女性選手が健闘するチーム力、女性力の強さを印象つけた。

 このロンドン五輪と同様に、株式相場でもチーム力の強さを印象つけているのが、低位材料株の逆行高である。お盆休み入りで市場そのものの売買高が細るなか、ルック<8029>(東1)日本橋梁<5912>(東1)学研ホールディングス<9470>(東1)京成電鉄<9009>(東1)などが、相次いで急騰した。

 きょう15日も京成電鉄、学研ホールディングスが、連日の年初来高値更新となっている。欧州債務危機や米中の景気減速、円高再燃などの不透明材料が底流する相場環境下、外部材料に振り回されない内需株に個人投資家が集中、それこそチーム力を発揮している結果である。

 この低位材料株相場は、通常は買うから動く、動くから買うという値動き重視、ご意見無用の腕力相場とされている。しかし、今回はどうも趣きが違うようである。立派な業績相場のムードが強い。ルックにしろ日本橋梁、学研HD、京成電鉄にしろ、好決算発表をキッカケに急動意となったからだ。

 ルックは、今12月期第2四半期(2Q)累計業績発表とともに12月通期業績を上方修正して過去最高純利益を更新し、日本橋梁は、今3月期第1四半期決算の開示とともに2Q累計業績を上方修正、学研HDは、今9月期第3四半期業績が大きく増益転換し期末配当を増配、京成電鉄も、今3月期第1四半期業績が大幅増益で着地している。主力ハイテク株に業績下方修正や赤字継続が続くなか、業績相場が着実に進展している反映と捉えられないこともない。

 ロンドン五輪代表の背泳ぎの入江陵介選手が、男子400メートルメドレーリレーで銀メダルを獲得したときに「(日本水泳陣全員の)27人のリレーの結果」とインタビューに答えていたが、株式相場も、個人投資家のリレーが好回転し、チーム力が持続すれば、お盆休み明けも、業績相場が力強さを増す展開が期待できることになる。
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 10:11 | 特集
2012年08月14日

「自己株式取得の切れ目が株高の切れ目」をハネ返してキヤノンは反発=浅妻昭治

【浅妻昭治のマーケット・トーク】

浅妻昭治のマーケット・トーク キヤノン<7751>(東1)は14日、24円高の2682円と変わらずを挟み3営業日ぶりに反発している。前日13日大引け後に7月30日に取締役会決議し実施した自己株式取得の終了を発表、株価押し上げ材料が一巡したが、この自社株式取得でつけた2848円の戻り高値から予め200円幅の調整をしていただけに、織り込み済みとしてかえって下げ過ぎ訂正買いが再燃している。

 同社株は、昨年4月以来、業績の下方修正や株価急落場面では合計5回も自己株式取得を発表、株価は好感高したが、この取得終了とともに株価のほぼ往って来いの調整となり、まさに「金の切れ目が縁の切れ目」ではないが、「自己株式取得の切れ目が株高の切れ目」となってきた。今回は、寄り付き段階では、この需給悪化懸念を押し返している。

 7月に決議した自己株式取得は、資本効率の向上を図るとともに、将来の株式交換などの機動的な資本戦略に備えることを目的としており、取得株式数の上限を2100万株(発行済み株式総数の1.8%)、取得総額を500億円とした。

 この自己株式取得に先立ち、同社は、7月25日に今12月期通期業績を下方修正し、株価は、2308円まで急落、株価対策も意識したもので、株価は、自己株式取得とともに2848円まで300円幅の急騰を演じた。

 ソニー<6758>(東1)が、今年8月9日に子会社を株式公開買い付けして親子上場を解消することを発表、この思惑も同社に波及しており、保有する自己株式の処理方法や再度の自己株式取得など下値では思惑が交錯する展開が続きそうだ。
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 10:02 | 特集
2012年08月13日

「近いうち」の解散・総選挙で空中戦開始なら日航の再上場は最大相場イベントに=浅妻昭治

浅妻昭治のマーケット・センサー
浅妻昭治のマーケット・センサー 「姓はニコポン、名は近メシ」といえば、かつては兜町ではよく見聞きした外交辞令の所作である。証券マンの肩を「君はよくやってくれている。ありがとう」とニコニコ笑いながらポンと叩き、次いで「近いうちにメシでも食おう」と畳みかけるのである。証券マンの方も心得たもので、外交辞令以上の笑顔を返し、決して、手帳を取り出してメシを食うスケジュール調整をするなどという野暮なことはしない決まりとなっていた。これで双方が丸く収まり、兜町流のコミュニケーションがスムーズに運ぶことになる。

 一方、永田町では、別の流儀があるらしい。野田佳彦首相が、8月8日の谷垣禎一自民党総裁、山口那津男代表と会談した際に伝えた「近いうちに国民に信を問う」とした発言の「近いうち」が、政治問題化しているのである。解散・総選挙の意向を明らかにした発言だが、「近いうち」がどの時期になるのか議論を呼んでいる。

 これに関連してテレビでコメントを求められた自民党の元総裁で某元首相は、「近いうちにメシを食おうといえば、2週間以内に約束を実行するのは常識」として、9月8日に会期末が迫った今国会中の解散・総選挙を示唆した。このコメントを聞く限り、政治家の方が、証券マンより律儀に約束を実施するスタイルを貫くようである。

 それにしても、政局が混迷して総選挙風が吹くようになると、兜町ではかつて必ずそれらしい政治銘柄の一つや二つが、動意付いたものである。材料も前ぶれもなく、突然大商いになって急騰する銘柄が突出したものだ。今回は、消費税増税関連法案を巡って、与党・民主党が分裂し、与野党3党合意など政局が紛糾した割りには、そうした政治銘柄のウワサはまだ流れていない。それだけ株式市場が、まっとうになって透明性が増し、グローバル化したということだろうが、その根本はどうも別なところにありそうだ。政治無関心相場である。

 このところ「政治」が、株価材料、相場テーマとして取上げられたためしはほとんどない。首相が1年ごとに変わり、「何も決められない」政治から、野田首相が原発の再稼働と消費税増税関連法案の成立を決めたが、それでも関連して株価が動くことはなかった。市場の関心事は、もっぱら欧州債務危機や米国、中国の景気減速などに向いたままで、円高対応の政府への期待さえ皆無であった。

 解散・総選挙でこのムードが変わって、「政治の季節」がやってくるのか注目されることになる。そうなれば、テーマ株として野田内閣が、7月に閣議決定した日本再生戦略や、自民党がマニフェストとした国土強靭化基本法などの関連株に注目が集まることになるが、もうひとつの「政治銘柄」として注目度がアップしそうなのは、9月19日に東証に再上場される日本航空<9201>(東・所属部未定)だろう。(続きと詳細は「浅妻昭治のマーケットセンサー:メールマガジン」に掲載。果たして注目銘柄は?)

浅妻昭治(あさづま・しょうじ)
株式評論家/日本インタビュ新聞社 編集部 部長
 1942年生まれ、神奈川県川崎市出身。証券専門紙で新聞と雑誌のキャップを務め、マーケット及び企業の話題掘り下げ取材には定評がある。長く、旧通産省の専門紙記者クラブに所属し、クラブの幹事として腕をふるった。現在、日本インタビュ新聞社の編集長として活躍。

提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 16:35 | 特集

シコーはストップ安気配、民事再生手続き開始で逆転の材料株思惑は不発=浅妻昭治

【浅妻昭治のマーケット・トーク】

浅妻昭治のマーケット・トーク
 シコー<6667>(東マ・整理)は13日、寄り付きから売り気配値を下げ5000円安の2万4890円売り気配とストップ安の急続落となり、8月9日につけた年初来安値2万9010円を下抜いている。

 前週末10日大引け後に民事再生手続開始の申立てと、ミネベア<6479>(東1)とのスポンサー契約締結を発表、東証は、9月11日付けの上場廃止を決定、売り買い差し引き約1万2000株の売り物を浴びている。

 同社の経営破たんで、今年2012年の上場企業の倒産は、7月31日にやはり民事再生手続開始申立てをしたクレスト・インベストメンツ<2318>(JQS・整理)に次いで5社目となった。そのクレスト・インベストメンツの株価は、倒産で突っ込んだ上場来安値6円から前週末10日ザラ場には30円までリバウンド、短期5倍化と大化けし、きょう13日も34円まで買い進まれている。

 経営破たんが、究極の逆転材料となるか、それとも単なるマネーゲームに終わるのか判断の分かれるところだが、シコーにはこの連想買いは不発となっている。

 シコーは、スマートフォン向けのオートフォーカス用リニアモータ(AFLモータ)で、前3月期第3四半期に大手メーカーのモデルチェンジで生産量が急減し、中国でのレアメタル価格の高騰、最低賃金の上昇、さらに為替デリバティブの差損なども重なり前3月期業績が赤字転落、2011年末には主要取引先からAFLモータの新規大口受注を確保したが、大量の労働者採用やそれに伴う製品歩留まりの悪化が続いて今期第1四半期も赤字転落、「継続企業の前提に関する事項の注記」を記載した。

 このため、今年6月以降、取引金融機関と事業継続・再生を図るために協議、再生にはスポンサーによる支援が不可欠としてスポンサーの選定を進め、支援表明書が提出された複数の候補者のなかから提案内容が有利だったミネベアとの間でスポンサー契約を締結した。負債総額は、85億945万円となった。なおミネベアは、3円高の311円と反発し、7月25日につけた年初来安値253円から底上げをしている。
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 14:03 | 特集
2012年08月10日

盆休み、消費税後を睨む展開=犬丸正寛の相場展望

★消費税成立で外国人の見直し買いも期待

犬丸正寛の相場展望 来週(13〜17日)は、『盆休みの閑散・個別物色の相場』となりそうだ。政治も盆休みに入る。

 とくに、政治生命を賭けると言ってきた野田佳彦総理は消費税増税を成立させた。いろいろ批判はあるものの、数少ない「有言実行」型の政治家としての評価はされるだろう。問題は、昔の日本のような年貢を取り立てるだけで代官だけが好い思いということではいけない。これからは、農民がヤル気になる政策が求められる。

 経済を伸ばし、若い人の失業をなくす政策が急ぎ求められる。誰がやっても難しい消費税増税の大仕事を成し遂げたのだから、経済成長を任せることのできる新しい人にバトンタッチすることも重要だ。

 マーケットは盆休みの間に「日本株式会社」の次の展開を睨らむものとみられる。とくに、消費税上げによって国の財政悪化にひとまずブレーキのかかることから外国人投資家の見直し買いも予想されるのではないか。今回のオリンピックで多くのメダルを獲得した日本の底力も改めて注目されたはず。

 マーケットの内部要因では、日経平均が9日(木)に9004円と9000円台を回復し、ひとまず目先の達成感がある。一部には、このまま1万円を期待する声もある。しかし、4〜6月期決算の不振が伝えられる中、企業業績面から1万円を目指すのは難しいだろう。やはり、「消費税後の日本経済」を見極めたい気持ちは強い。

 当面は9000円を挟んだモミ合いが予想され、業績見通しの良い銘柄への物色が展開されるものとみられる。
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 16:52 | 特集