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記事一覧 (08/03)お盆前のひと稼ぎ相場=犬丸正寛の相場展望
記事一覧 (08/03)夏の節電と軟調な地合いから・・・石油・ガス銘柄=田北知見の銘柄ウオッチ
記事一覧 (08/03)SANKYOは急反落も「伸びる前に縮む?」、1Q業績が大幅続落も通期純益はV字回復予想を継続=浅妻昭治
記事一覧 (08/02)昭電工は材料で底上げし業績で底もみ、今度は12月通期業績を完全下方修正=浅妻昭治
記事一覧 (08/01)エニグモは急反発、7月IPOは初値高倍率もセカンダリーでは主力株の株価動向とシーソーゲーム=浅妻昭治
記事一覧 (07/30)キヤノンの反発が本物なら2月急騰相場再現先取りで日立グループ株を徹底マーク=浅妻昭治
記事一覧 (07/30)エムスリーは高値更新、社名から「ソニー」色を薄めてから好材料が続き2回目の株式分割=浅妻昭治
記事一覧 (07/27)『薄商いの中で戻り試す展開』、上値重くなれば売り方の攻勢も!=犬丸正寛の相場展望
記事一覧 (07/27)フラミンゴ逃走のニュースから連想して、ガラス・土石セクター株=田北知見の銘柄ウオッチ
記事一覧 (07/27)小林製薬は急続落、「冷やし系」代表株も天候不順に勝てず1Q経常益が減益転換=浅妻昭治
記事一覧 (07/26)日電硝子は連日の安値、1Q業績を前年同期比較でみるか直近四半期比較でみるかで強弱感=浅妻昭治
記事一覧 (07/25)またまた新株式発行で株価波乱、「ジェイアイエヌよ お前もか!?」と失望感を強めて急続落=浅妻昭治
記事一覧 (07/24)トヨタ自動車は続落、PSAとの業務提携正式発表も今回は世界同時株安の洗礼!?=浅妻昭治
記事一覧 (07/23)穀物価格の最高値更新で農業ビジネス参入株に「リスク・オン」のシナリオも浮上=浅妻昭治
記事一覧 (07/20)新たな海外不安材料で気迷い、決算発表待ち、内需関連に人気も=犬丸正寛の相場展望
記事一覧 (07/20)「活躍する高齢者」から連想して、介護関連株=田北知見の銘柄ウオッチ
記事一覧 (07/20)ジャパンベストレスキューシステムは連日の高値、IPO類似企業相場復活のノロシか?=浅妻昭治
記事一覧 (07/19)山崎製パンは安寄り後に続伸、小麦価格が4年ぶり高値と急騰も打たれ強さ?!=浅妻昭治
記事一覧 (07/18)キッコーマンは連日高値、「私の履歴書」連載のアノマリー通りに内需好実態株買い=浅妻昭治
記事一覧 (07/17)ロンドン五輪の金メダル関連株は「株価は夜つくられる」で「夜放れ」展開も有力=浅妻昭治
2012年08月03日

お盆前のひと稼ぎ相場=犬丸正寛の相場展望

■海外、国内とも手がかり材料難、好業績を個別物色

犬丸正寛の相場展望 来週(6〜10日)は、『お盆前のひと稼ぎ場面』となりそうだ。来週で発表がほぼ一巡する3月期決算会社の4〜6月・第1四半期決算の中で好業績銘柄を物色する展開が予想される。

 全般は大きくは動けない。海外材料は手がかりに乏しい。注目された欧州中央銀行によるユーロ不安対策は具体性に乏しかった。問題の根深かさが印象付けられる結果となった。週末にはアメリカの7月雇用統計が発表となる。芳しいものではなさそうだ。GMの大幅減益も伝えられるなど企業業績にも陰りがみられる。欧州経済不振の影響がアメリカの実体経済にも波及し始めたようだ。当然、アメリカは景気テコ入れのため金融面での政策は期待されるものの8月中は具体的なものはなさそうだ。

 欧州経済不振は、日本の輸出企業にも影響がみられる。輸出比率の高い企業の業績は総じて良くない。とくに、まだ堅調な新興国の経済にどのていど影響が出るかが注目される。

 国内の政局が不透明なこともマーケットにおいて手が出し難しい状況となっている。参議院での消費税等の採決をめぐって与野党対立は激しくなっている。解散総選挙ということになれば、新政権・新政策を期待する展開も予想されるものの、低支持率のまま現政権が粘れば白けムードが強まりマーケットは見送りとなるだろう。

 お盆休み、夏休み、オリンピックなどを考えると、相場が元気のよいのも前半までで、後半は見送り気分が強まりそうだ。

 日経平均は4月以降、13週線に沿った形で上値を切り下げる展開が続いている。もちろん、26週線を上抜くことは難しい。今後も、少なくとも8月中は13週線に頭を押さえられる動きだろう。ただ、6月4日の安値8238円を割り込むような下げもないものとみられる。

 猛暑の続く中で中小型の好業績銘柄を物色する展開になるものとみられる。
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 17:46 | 特集

夏の節電と軟調な地合いから・・・石油・ガス銘柄=田北知見の銘柄ウオッチ

田北知見の銘柄ウオッチ 私の家では、夏季に入っても節電・節約ということでクーラーを使っていなかったのだが、7月下旬あたりから、さすがの暑さには勝てず、ついに空調のスイッチを入れることにした。・・・涼しい・・・。やはり快適さに慣れてしまうと、人間、なかなか我慢したくなくなるものだ。

 電気といえば、8月1日付けのロイターの報道によると、東京ガスの村木茂副社長がインタビューで、経済産業省が発送電分離など電力自由化拡大を打ち出したことについて、「自由化で発電事業を拡大するチャンスがある」と述べたそうだ。東京電力<9501>(東1)の古い火力発電設備の更新プロジェクトへの参加に意欲を示した上で、従来は2020年時点で最大で500万キロワットに増強するとしていた発電能力の拡大計画が上積みされる可能性があると語ったそうだ。東電は同更新投資を他の事業者と共同で行なう計画があり、東京ガスはそのなかのLNG(液化天然ガス)火力発電に「興味を持っている」という。

 両社のチャートを見ると、東電は昨年3月の震災以降、急落&底這い、東ガスはこの半年ほどはジリ高トレンドとなっており、対照的な動きとなっている。まずは東ガスを見てみた。

 また、本日(8月3日)大引け時の東証1部業種別株価指数を見ると、石油・石炭製品、電気・ガス業、鉱業の3セクターは前日比で上昇している。エネルギー関連セクターは本日のように地合い軟調な時でも強いようだ。そのなかから1銘柄をピックアップしてみた。

★東京ガス〈9531〉(東1)

 東京ガス<9531>(東1)の3日終値は5円安の408円。単位1000株。PERは約12倍、PBRは約1.3倍となっている。チャートは昨年11月につけた安値313円を底に、凸凹しながらも下値抵抗線を切り上げてきている。短期では高値圏にあるので、380円フシあたりの押し目を待って拾い、上値追いをしてみる。売り板がやや厚いようだが、信用倍率は約0.2倍の売り長となっており、一時的に売りがあっても買い戻しが入ってきそうだ。

★出光興産〈5019〉(東1)

 石油・石炭製品セクターから、出光興産<5019>(東1)を入れる。3日終値は前日と変わらずの6280円。PERは約3.9倍、PBRは約0.4倍となっている。チャートは3月19日につけた年初来高値8790円から反落し、続落トレンドで来ている。7月25日に年初来安値6110円まで売られて以降は反発のきざしが見えている。ひとつのフシであり、26週移動平均線でもある7500円ラインまでの戻りを目指す。

田北知見(たきた・ともみ)
エネルギー業界専門紙の記者を経て、現在、株式ジャーナリスト、日本インタビュ新聞社記者。雑誌や証券専門紙への寄稿、ムック「インド株成功の極意」などに執筆。著書に実業之日本社から「分足チャートで儲ける 超デイトレ入門」、かんき出版からは「サラリーマン投資家のための株 黄金分割比投資法」などがある。また企業のIR支援活動にも携わっている。

提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 16:40 | 特集

SANKYOは急反落も「伸びる前に縮む?」、1Q業績が大幅続落も通期純益はV字回復予想を継続=浅妻昭治

【浅妻昭治のマーケット・トーク】

浅妻昭治のマーケット・トーク SANKYO<6417>(東1)は3日、165円安の3745円まで下げて急反落している。前日2日大引け後に発表した今3月期第1四半期(1Q)決算が、大幅続落して着地したことが響き利益確定売りが先行している。

 しかし、この1Q大幅続落業績は、同社のコメントによれば、今期後半に市場投入する新ブランドの対応準備が要因になったとしており、いわば「伸びる前に縮む」、「ジャンプする前の膝の屈折運動」となるわけで、その証拠に同社の今3月期通期純利益は、期初予想を据え置きV字回復を見込んでいる。

 1Q業績は、前年同期比27%減収、75%経常減益、70%純益減益と落ち込んだ。パチンコ遊技機等製造会社で構成される日本遊戯機工業組合の内規変更が今年4月に実施され、新ゲーム性を搭載した内規対応のパチンコ機が、6月以降、漸次市場に供給されており、同社も6月に他社に先駆けて投入したが、まだ新内規への対応準備で投入タイトル数が限定的にとどまったことが要因となった。このため新タイトルが投入される第2四半期累計・通期業績は期初予想を据え置いた。

 年間のパチンコ販売台数は前期比19.7%増の43万2000台、パチスロ機は同95%増の18万8000台を計画、売り上げは前期比20%増、経常利益は同19%増と増収増益転換、純利益は、前期計上の投資有価証券評価損、固定資産売却損が一巡し350億円(前期比73%増)とV字回復を予想している。

 前期業績は、新投入機種が市場評価が得られなかったとして販売台数、業績とも期中に下方修正したが、今期は計画通りにジャンプできれば、投資価値の向上につながってくることになる。PER10倍台、PBR0.8倍、配当利回り4.0%の割安株価は、逆張り妙味を示唆することになる。
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 10:02 | 特集
2012年08月02日

昭電工は材料で底上げし業績で底もみ、今度は12月通期業績を完全下方修正=浅妻昭治

【浅妻昭治のマーケット・トーク】

浅妻昭治のマーケット・トーク 昭和電工<4004>(東1)は2日、2円安の134円まで下げて続落したあと、その後は変わらずと持ち直している。

 同社株は、7月25日に報道された放射性物質の処理技術の開発をハヤして底上げしたが、7月27日には今12月期第2四半期(2Q)累計業績の増額・減額修正がマチマチの業績修正を発表して伸び悩み、前日1日大引け後にはその2Q累計決算の開示とともに12月通期業績の完全下方修正を発表、嫌気してリスク回避売りが増勢となっている。

 材料で買って、業績で売る材料株特有の株価推移となっている。放射性物質の処理技術は、東北大学の研究グループと共同開発、原発事故で発生した汚染水を大量に処理、高温で焼き固め固定物のなかに放射性物質を完全に封じ込めることを可能とした。

 一方、今期業績は、2Q累計業績については売り上げ、純利益は下方修正したものの、経常利益は上方修正した。

 これに対して前日発表の12月通期業績の修正は、期初予想より売り上げを900億円、経常利益を60億円、純利益を50億円すべて下方修正、純利益は、180億円(前期比6%増)と連続増益率を縮める。

 石油化学部門でエチレンプラントの不具合から約90日の操業停止が発生し、販売数量も減少し、年後半の需給改善の遅れも想定され、化学品部門もAV市況低迷で減益となることが要因で、HD事業の堅調推移、増益推移でもカバーできない。

 株価は、値ごろが極低位でPERは11倍台、PBRは0.8倍と割り負けているが、なお底値圏で株価のクセの悪さは長引きそうだ。
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 09:57 | 特集
2012年08月01日

エニグモは急反発、7月IPOは初値高倍率もセカンダリーでは主力株の株価動向とシーソーゲーム=浅妻昭治

浅妻昭治のマーケット・トーク エニグモ<3665>(東マ)は1日、230円高の4680円まで上げて急反発している。同社株は、今年7月24日に公開価格1750円でIPO(新規株式公開)され、公開価格を2.3倍上回る4030円で初値をつけ、今年3番目の高初値倍率となり、初値後のセカンダリーでも、全般相場の波乱で逆に直近IPO人気を高め、個人輸入代行サイト運営の独自ビジネスモデルを評価して3日間のストップ高を交え前日ザラ場には上場来高値4820円まで買い進まれ公開価格比2.7倍となった。

 ただ主力株が、決算発表や7月の月末のドレッシング買いで持ち直してきたのと綱引き、最高値後は利益確定売りに押された。きょう1日は、主力株が売り気配や急反落して始まっていることから、逆に直近IPO株人気を再燃し、主力株とシーソーゲームを演じている。

 7月のIPOは、同社を含めて3社となったが、3社がすべて公開価格を上回って初値をつけ、平均初値倍率は90%と前々月6月の61.2%を大きくオーバーし、昨年9月の2.1倍以来の高さとなった。

 セカンダリーも好調で、エニグモのほか7月19日IPOのワイヤレスゲート<9419>(東マ)は、公開価格1200円に対して2311円で初値をつけ、その後、上場来高値3670円まで買い進まれ、公開価格比3.0倍となった。

 全般相場の先行き不透明感からIPO人気の継続が予想されるが、8月のIPO予定は、いまのところ8月7日上場のサクセスホールディングス<6065>(JQS)1社にとどまっており、直近IPO株人気がさらに高まるかどうかは、主力株の決算動向次第となりそうだ。
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 10:42 | 特集
2012年07月30日

キヤノンの反発が本物なら2月急騰相場再現先取りで日立グループ株を徹底マーク=浅妻昭治

浅妻昭治のマーケット・センサー
浅妻昭治のマーケット・センサー 前週末26〜27日のキヤノン<7751>(東1)の株価の動きをみると、どこかで経験したことがある既視感(デジャ・ビュ)と捉えられた。キヤノンは、7月25日に今12月期第2四半期(1〜6月期、2Q)累計決算の発表と同時に12月期通期業績を下方修正し、26日の株価は一時、370円安と急落して年初来安値を連続更新したが、週末にはその安値から230円高と急反発したのである。業績の下方修正が、年初来安値水準で悪材料出尽くし、あるいは悪材料織り込み済みとして、株価底上げのキッカケ材料となったことになる。

 いまや3カ月ごとに続く決算発表は、最大の相場イベントとして数々のドラマ、悲喜劇を生んできたが、そうした過去の決算発表の数々を反芻すると、今回のキヤノンの株価の既視感は、今年2月のソニー<6758>(東1)の株価動向から触発されたのではないかと思い当たる。

 ソニーは、今年2月2日に前3月期第3四半期決算の開示とともに、前期通期業績の3回目の下方修正を発表し、営業利益は赤字転落、純利益は赤字幅をさらに悪化させた。しかし株価は、このときの安値から500円幅の急反発を演じている。この急反発は、ソニー固有の株価材料によるものというよりは、日本銀行の強力サポートが大きく、2月13〜14日開催の金融政策決定会合で打ち出された資産買入基金の10兆円の増額とインフレ・ターゲット論の導入が引き金となった。

 市場は、この追加金融緩和策を「バレンタイン・プレゼント」と歓迎し、1ドル=76円台、1ユーロ=100円台割れと円高に進んでいた為替相場は、円高修正となり、8800円台で低迷していた日経平均株価も、3月末の年初来高値1万255円まで急伸した。ソニーを筆頭に業績を相次いで下方修正した銘柄が、悪材料出尽くし感を強めて、下げた株ほど良く戻すとする「リターン・リバーサル」のテクニカル的な買いが先行した。

 今回のキヤノンの株価反発には、日銀の「お中元プレゼント」はなかったが、その代わりに欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁の「リップ・サービス」があった。同総裁が、ユーロ防衛策を強く示唆したことで欧州債務懸念が緩和し、1ユーロ=94円台まで進んでいた円高・ユーロ安が一服したことが、キヤノン株買い戻しの材料となった。

 キヤノンにみられた既視感が、そのまま2月の反騰相場再現を示唆しているとするのはまだ時期尚早かもしれない。3月期決算会社の第1四半期(4〜6月期)業績発表は、これから本番を迎え、米国でも4〜6月決算や重要経済指標の発表やFOMC(連邦公開市場委員会)開催などの相場イベントが、目白押しだからだ。世界的に景気減速懸念が強まるなかで、予断は許さないと捉える方が無難だろう。

 しかしその様子見シナリオ、悲観シナリオが大勢を占めるなかで、キヤノンの反発が、本格反騰につながる本物であるとする楽観シナリオの可能性がいくらかでも残っているとしたら、今年2月の反騰相場をもう一度振り返ってリサーチして置く価値だけはあることになる。リサーチの最大の手掛かりは、2月相場で株価反騰のリード役としてその決算発表が、ポジティブに評価された銘柄があったことにある。アンリツ<6754>(東1)ニコン<7731>(東1)である。業績の下方修正、再下方修正、再々下方修正銘柄のラッシュとなったなかで、アンリツは、業績を再々上方修正して増配、ニコンも業績を上方修正、株価は、両社株とも日経平均株価の上昇率を2倍以上、アウトパフォームしたのである。

 2月相場の再現が期待できるとしたら、決算発表のなかから第2のアンリツ、ニコンをセレクトするのが、最も効率の良い銘柄戦略になるはずである。この戦略にマッチする銘柄として徹底マークしたい銘柄が、日立グループ株である。(続きと詳細は「浅妻昭治のマーケットセンサー:メールマガジン」に掲載。果たして注目銘柄は?)

浅妻昭治(あさづま・しょうじ)
株式評論家/日本インタビュ新聞社 編集部 部長
 1942年生まれ、神奈川県川崎市出身。証券専門紙で新聞と雑誌のキャップを務め、マーケット及び企業の話題掘り下げ取材には定評がある。長く、旧通産省の専門紙記者クラブに所属し、クラブの幹事として腕をふるった。現在、日本インタビュ新聞社の編集長として活躍。

提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 13:00 | 特集

エムスリーは高値更新、社名から「ソニー」色を薄めてから好材料が続き2回目の株式分割=浅妻昭治

【浅妻昭治のマーケット・トーク】

浅妻昭治のマーケット・トーク エムスリー<2413>(東1)は、1万5000円高の40万6000円と急反発して始まり、7月23日につけた年初来高値40万4500円を更新している。

 同社は、ソネットエンタテインメント<3789>(東1)の連結子会社でソニー<6758>(東1)の孫会社の位置にあるが、2009年10月に社名から「ソネット」を外して現社名に変更、「ソニー」色を薄めてから好材料・好業績が続いており、前週末27日大引け後に今3月期第1四半期(1Q)決算とともに株式分割を発表、昨年9月末割り当てで実施した株式分割に続く2回目の株式分割を歓迎、分割権利取りの買い物が再燃している。

 前回の株式分割後も、株価が権利落ち妥当値を上回って推移、落ち後安値から4割高していることも連想されている。2009年10月の社名変更は、同社独自ブランドを確立することを目的にしており、この後、医療情報サイト「MR君」や関連サービスの強化を目指して内外で積極的にM&Aを進め、業績も増収増益・連続の過去最高純益更新と好調に推移してきた。

 この間、ソニーは、かつてのトップ・ブランド力がカゲり、業績も赤字転落、株価も前週末は続伸したものの、7月25日には年初来安値863円まで売り込まれ、7月23日に年初来高値をつけたエムスリーとは明暗を分けた。

 エムスリーの株式分割は、9月30日を基準日に1株を3株に分割するもので、今期1Q業績も2ケタ増収増益と続伸、今期通期純利益も、期初予想通りに53億円(前期比18%増)と連続の過去最高更新を見込んでいるだけに、高値更新から一段高が続こう。
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 10:32 | 特集
2012年07月27日

『薄商いの中で戻り試す展開』、上値重くなれば売り方の攻勢も!=犬丸正寛の相場展望

犬丸正寛の相場展望 来週(30〜8月3日)は、『薄商いの中で戻りを試す展開』とみられる。日経平均は26日(木)に8328円(場中)まで下げ、年初来安値8238円(6月4日)へ90円まで接近した。なんとか踏みとどまったことで、売り方(空売り)が「買戻し」の動きをみせていることから相場は戻りに転じている。

 欧州連合(EU)は、危機回避にはあらゆる手段を講ずると強いメッセージを発している。しかし、マーケットでは、「同じような言葉はこれまで何度、聞かされたことか。強い発言のあった時は敬意を表しても本気では信頼されていない。中心的役割のドイツの動向も気になる」(中堅証券)とみている。

 このため、相場の戻りが止まり、上値が重くなれば、「売り方」が再攻勢をかけることが予想される。日経平均としては「30日線」の8765円程度を抜くことができるかどうかが見所だろう。

 一方、国内要因では4〜6月の第1四半期決算発表が本格化する。「円高」が進み、「新興国不安」も台頭し、「復興の遅れ」などから企業業績に楽観できない情勢。決算発表が一巡するまで「買い方」は強気にはなり難いだろう。

 しかも、男女ともサッカーで勝利したことから「オリンピック」への関心も高まっている。そこへ、「猛暑と夜更し」が加わって、相場の盛り上がりは期待できないだろう。去る、6月8日を最後に20億株割れ状態の続いている東証1部出来高は、今後、よほどの好材料が出ないかぎり20億株突破は難しいだろう。27日(金)まで出来高20億株割れは34営業日となっている。

 「円高」是正が進めば下げの大きい輸出関連銘柄は、もうすこし上値が見込めるだろう。猛暑とオリンピックに関連した銘柄が個別的に物色されることも予想される。
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 16:48 | 特集

フラミンゴ逃走のニュースから連想して、ガラス・土石セクター株=田北知見の銘柄ウオッチ

田北知見の銘柄ウオッチ 以前、この欄で「東京都内の水族園からペンギンが逃走したが、その後、無事に保護され、群れに戻された」というニュースを取り上げたが、今回はフラミンゴの逃走ネタで行く。あのピンク色をした大きな水鳥のフラミンゴである。報道によると、今月18日に北海道旭川市の旭山動物園からヨーロッパフラミンゴの1羽が逃げ出し、約120キロ離れた小樽市の海岸で発見されたという。27日現在、捕獲を試みるも失敗し、フラミンゴは飛び去って行方不明。保護は難航している模様だ。

 ペンギンに比べると、今回は大空を飛べる鳥が相手なので難しそうだな・・・と、私のような素人でも思ってしまう。ところで、以前、何かで「フラミンゴは寂しがりやで、群れで暮らさないとストレスで死んでしまうことがある」といったような話を読んだような憶えがあるのだが、このフラミンゴは大丈夫なのだろうか? と、部外者が余計な心配までしてしまうのであった。

 「フラミンゴ」→「庭園や噴水などの置き物」と連想して、「ガラス・土石」セクターで銘柄を見てみた。少しこじつけっぽいが、現在のように地合い軟調で手がかり材料難の時には、こうした堅い銘柄が良さそうだとの判断もある。

★東洋炭素〈5310〉(東1)

 特殊黒鉛製品、機械用・電気用カーボンなどの事業を行なっている、東洋炭素<5310>(東1)を入れる。27日終値は66円高の2159円。単位100株。PERは約12.8倍、PBRは約0.8倍となっている。チャートは3月24日と同27日につけた年初来高値3450円から反落し、続落トレンドで来ている。7月13日に発表した今期2013年5月通期の連結業績予想が前年比減収、営業・経常減益とされたことも嫌気された。しかし7月26日に上場来安値2010円をつけて以降は反発のきざしが見えてきた。まずはひとつのフシであり、25日移動平均線でもある2400円ライン回復、中期で2600円フシまでの戻りを目指す。

★TOTO〈5332〉(東1)

 衛生陶器でシェアトップのTOTO<5332>(東1)を入れる。27日終値は14円高の579円。単位1000株。PERは約16.5倍、PBRは約1.1倍となっている。チャートは6月4日につけた年初来安値507円から反発していたが、620円フシにあたり調整局面となっている。拾い時と見て、中期で650円フシまでの戻りを目指す。

 業績は好調。今期2013年3月期は前年比増益、営業・経常・純利益とも2ケタ増益予想となっている。また、『会社四季報』には、次期2014年3月期も増収増益との予想値が出ている。大口株主には自社(自己株口)、自社持株会、信託口、生保、損保、都銀などが並んでおり、堅そうだ。なお、今期配当金は9月中間末と3月通期末それぞれ6円の年間計12円予想。現在の株価で利回り約2.1%の計算となる。

田北知見(たきた・ともみ)
エネルギー業界専門紙の記者を経て、現在、株式ジャーナリスト、日本インタビュ新聞社記者。雑誌や証券専門紙への寄稿、ムック「インド株成功の極意」などに執筆。著書に実業之日本社から「分足チャートで儲ける 超デイトレ入門」、かんき出版からは「サラリーマン投資家のための株 黄金分割比投資法」などがある。また企業のIR支援活動にも携わっている。

提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 16:32 | 特集

小林製薬は急続落、「冷やし系」代表株も天候不順に勝てず1Q経常益が減益転換=浅妻昭治

【浅妻昭治のマーケット・トーク】

浅妻昭治のマーケット・トーク 小林製薬<4967>(東1)は27日、235円安の3980円まで下げて急続落している。前日26日大引け後に今3月期第1四半期(1Q)決算を発表、暑さ対策製品の定番商品の額用冷却シート「熱さまシート」や冷却ジェルマット「熱さまひんやりジェルマット」などが、天候不順の影響で苦戦し、経常利益が、前年同期比32%減と落ち込んだことを嫌い利益確定売りが増勢となっている。

 同社株は、猛暑特需を享受する「冷やし系」銘柄の代表だが、今後は、7月26日に東北地方まで梅雨明けしたあとの猛暑到来頼みの株価展開となりそうだ。1Q業績は、前年同期比6%減収、32%経常減益、11%純益増益と伸び悩み、第2四半期(2Q)累計業績対比の経常利益進捗率は、34%と目安の50%を下回った。

 腸内環境改善薬「クレンジン」や部屋用芳香消臭剤「サワデーハッピー」などが好調に売り上げを伸ばしたが、暑さ対策製品の伸び悩みで減益転換した。2Q累計・3月通期業績は期初予想に変更はなく、通期純利益は、125億円(前期比6%増)と連続過去最高更新を予想している。

 株価は、今期の連続最高純益が市場コンセンサスを上回るとして4360円高値まで300円高し、往って来いの4080円安値から再度、300円高して高値更新となった。PERは13倍台と下げ過ぎを示唆しており、薄めながら売り長で逆日歩もつく信用好取引とも綱引きしつつ着地点を探ろう。
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 10:21 | 特集
2012年07月26日

日電硝子は連日の安値、1Q業績を前年同期比較でみるか直近四半期比較でみるかで強弱感=浅妻昭治

【浅妻昭治のマーケット・トーク】

浅妻昭治のマーケット・トーク 日本電気硝子<5214>(東1)は、寄り付きの売り気配から32円安の361円まで売られて続急落し、連日の年初来安値更新となっている。

 前日25日大引け後に今3月期第1四半期(1Q)決算を発表、今年6月25日の下方修正値を上ぶれたものの、前年同期比較では連続の減収減益となり、直近の前期第4四半期(4Q)業績に対しては増益転換したことから強弱感が分かれたが、前年同期比減益をネガティブに評価しリスク回避売りが増勢となっている。

 前日の米国市場では、同業他社のコーニングが、ほぼ同傾向の決算を発表したが、株価は上昇が伝えられている。

 日電硝子の業績開示方針は、国内外の情勢変化が激しく先行きの業績を的確に予想することは困難として、次期の四半期業績のみをレンジで予想、早期にそのレンジ予想を単独売上高、連結売上高、四半期業績の順で相次いで修正とすることを基本としている。

 今期1Q業績は、今年6月の下方修正値より利益が21〜6億円上回ったが、前年同期比21%減収、74%経常減益、95%純益減益と悪化した。ただ、1Q業績を前期4Q実績と比較すると、純利益は、4Qの80億7300万円の赤字から黒字転換した。

 主力の液晶ディスプレイ(LCD)用基板ガラスが、需要回復を背景に持ち直し、生産性改善や稼働率の上昇、減価償却費の減少などが寄与しており、純利益は、投資有価証券評価損計上で黒字転換幅を縮めた。

 2Q累計業績は、経常利益を100億円〜150億円(前年同期比78〜67%減)、純利益を25億円〜50億円(同90〜79%減)と見込んだが、3カ月の四半期ベース比較の純利益は、18億8600万円〜43億8600万円と回復色を強める。

 株価は、PBRは0.3倍、配当利回りは4.4%と下げ過ぎを示唆しており、下値では強弱感の拮抗が激化しよう。
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 10:54 | 特集
2012年07月25日

またまた新株式発行で株価波乱、「ジェイアイエヌよ お前もか!?」と失望感を強めて急続落=浅妻昭治

【浅妻昭治のマーケット・トーク】

浅妻昭治のマーケット・トーク ジェイアイエヌ<JIN、3046>(JQS)は25日、寄り付きの売り気配から197円安の1431円まで売られ急続落している。前日24日大引け後に新株式発行と株式売出しを発表、「JINよ お前もか?」と失望感を強め、7月23日につけた年初来高値1665円に並ぶ高値水準で利益確定売りが増勢となっている。

 新株式発行は、川崎汽船<9107>(東1)全日本空輸<9202>(東1)ユニー<8270>(東1)などと続き、希薄化懸念を強めて、株価が年初来安値まで急落、全般調整相場の下げ足を速める悪材料の一つとなっており、またまた同様のケースとして嫌気されている。もちろん、株式上場は、マーケットからの資金調達が目的の一つとなっており、当然の資本政策であることは間違いないが、調整相場で踏み切ることにブーイングも高まっている。

 とくにJINは、月次売上高が連続して大きく続伸し、7月18日には今8月期業績を上方修正、好感して株価が年初来高値まで急伸を演じただけに失望感も大きくなっている。

 新株式発行は、中核事業のアイウエア事業の新規出店などのための設備投資資金を確保するために実施するもので、8月1日から6日までの間のいずれかの日に発行価格を決定し、8月8日から13日までの間のいずれかの日を払込期日に300万株を発行し、ほかにオーバーアロットメントも含めて100万株の株式売出しも実施する。

 調整相場で新興市場株ながら、数少ない人気株となっていた同社株価の波乱展開も懸念され、目論見通りに「市場の反乱」なしに約50億円の資金調達ができるか注目されることになる。
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 11:13 | 特集
2012年07月24日

トヨタ自動車は続落、PSAとの業務提携正式発表も今回は世界同時株安の洗礼!?=浅妻昭治

【浅妻昭治のマーケット・トーク】

浅妻昭治のマーケット・トーク トヨタ自動車<7203>(東1)は24日、寄り付き直後に8円高と反発したが、63円安の2852円と売り直され3営業日続落している。前日24日大引け後に7月19日に観測報道されたフランスのPSAプジョー・シトロエン(PSA)との業務提携を正式に発表したが、観測報道時は、海外為替相場で円高・ユーロ安が進み反応薄となり、今回は、前日に海外のフランクフルト市場などの欧州市場や米国市場で、株価が軒並み安となった洗礼を受けて、利益確定売りが先行している。

 とくに欧州市場では、スペイン国債(10年物)が、7%台を大きく超え、ドイツ国債の見通しも、「ネガティブ」に引き下げられ債務不安が強まったことが売り材料視されている。

 同社株は、今年6月25日にもドイツのBMWグループとの業務提携が観測報道され、29日に正式の業務提携強化を発表した際には好感して3260円まで上ぶれたが、対照的な株価推移となっている。

 PSAとの業務提携は、トヨタの欧州統括会社が、2013年央からPSAのプジョー「エキスパート」、シトロエン「ジャンピー」をベースにした商用バンのOEM(生産委託)供給を受けるもので、開発費と設備投資はトヨタの統括会社が応分の負担をする。トヨタとPSAは、すでにチェコで小型乗用車の合弁事業を行なっているが、今回の提携で欧州小型商用車市場で両社の競争力をさらに強化するとともに、トヨタは、一段とハイブリッド車シフトを強める。

 株価は、今3月期業績の増益転換を予想したが、市場コンセンサスを下回るとして3000円台固めが続き、為替相場が今期予想の想定レート(1ドル=80円、1ユーロ=105円)を上回る円高が続いたことで3000円大台を割った。きょう24日朝のNHKのテレビニュースでは、同社が一部の国内生産自動車のカナダへの生産移管が観測報道されたが、なお強弱感の綱引きが続こう。
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 11:34 | 特集
2012年07月23日

穀物価格の最高値更新で農業ビジネス参入株に「リスク・オン」のシナリオも浮上=浅妻昭治

浅妻昭治のマーケット・センサー
浅妻昭治のマーケット・センサー 日米両マーケットで、4〜6月期の決算発表が始まった。欧州債務問題やユーロ安の再燃、米国、中国などの世界的な景気減速懸念などの逆風が再び吹き、またまた世界同時株安の不安が強まるなか、「木を見て森を見ない」個別株物色の唯一の期待材料として注目を集めている。

 しかし、この決算発表、スタートから「日本時間」と「米国時間」では反応が違うようだ。例えば7月17日(米国時間)の取引終了後に決算を発表したインテルは、先行きの売り上げ予想を下方修正したとして時間外取引で下落し、18日(日本時間)の東証では関連株が売られた。ところが米国時間の18日には、業績内容は悪くはないとして反発した。

 続く19日(米国時間)は、マイクロソフトが発表した4〜6月期決算は、上場後初の赤字となったが、1株利益が市場予想を上回ると評価、NYダウは続伸したが、20日(日本時間)の日経平均株価は、前日に織り込み済みとして反落、6月26日以来の8700円台割れとなってしまった。

 米国のシカゴ市場で穀物相場が急騰していることに対する反応度も、日米マーケットではマチマチとなっているようだ。米国が、熱波や猛暑で旱ばつに見舞われ、世界最大のシェア4割を占める大豆、トウモロコシで不作見通しが強まり、連日、穀物価格が最高値を更新していると報道されるや、日本では早速、コメ卸のヤマタネ<9305>(東1)や配合飼料の日本配合飼料<2056>(東1)協同飼料<2052>(東1)、さらに丸山製作所<6316>(東1)になどに買い物が集まり、値上がり率ランキングの上位に顔を並べた。

 ところが、米国市場から伝わってくる市況コメントは若干、趣が異なるようである。穀物相場急騰で原料調達コスト上昇を嫌ってシリアル大手のケロッグや食肉加工株が売られ、世界最大の農機メーカーのディアの株価も下落傾向にあるという。穀物相場急騰を日本では「リスク・オン」の材料と捉え買い上がり、米国では売り材料と評価して「リスク・オフ」優先となっているのかもしれない。

 もちろん日本でも、この穀物相場急騰は、これからマスコミが豆腐、納豆、パン、うどん、食用油の価格値上がりなどを騒ぎ立てるのは目にみえるようで、こうなると、稚魚不足で5割も値上がりウナギのニオイを嗅ぐだけで諦めざるを得ない哀れ下々は、電気料金の値上げに挟撃され、さらには消費税増税にも備えて、サイフのヒモをますます固くすることになり、「リスク・オン」が、一転して「リスク・オフ」に変わる展開も警戒されることになる。

 問題は、この好悪マチマチの評価が交錯する先である。食糧安全保障問題が、浮上するシナリオが想定されるのである。この問題が、政治問題化する可能性も無視できない。消費税増勢一点張りで、原発再稼働問題や米軍の新型輸送機オスプレイの配備問題などに後手後手を踏んでいる野田佳彦首相が、TPP(環太平洋戦略的経済連携協定)交渉参加問題も絡んで、倒閣運動のもうひとつの政治争点として突き付けられる展開である。「政界の一寸先は闇」ともいわれているではないか。

 そのとき、コメ卸株や配合飼料株、農機株は、なお買いなのか売りなのかもう一度試されることは間違いない。もしこのシナリオ通りに食糧安全保障問題が、政治問題化するとしたら、穀物相場急騰関連株から「リスク・オン」銘柄と「リスク・オフ」銘柄をセレクトするのも、この夏相場の宿題となることはいうまでもない。(続きと詳細は「浅妻昭治のマーケットセンサー:メールマガジン」に掲載。果たして注目銘柄は?)

浅妻昭治(あさづま・しょうじ)
株式評論家/日本インタビュ新聞社 編集部 部長
 1942年生まれ、神奈川県川崎市出身。証券専門紙で新聞と雑誌のキャップを務め、マーケット及び企業の話題掘り下げ取材には定評がある。長く、旧通産省の専門紙記者クラブに所属し、クラブの幹事として腕をふるった。現在、日本インタビュ新聞社の編集長として活躍。

提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 13:40 | 特集
2012年07月20日

新たな海外不安材料で気迷い、決算発表待ち、内需関連に人気も=犬丸正寛の相場展望

犬丸正寛の相場展望 来週(23〜27日)は、『新たな海外材料で気迷い相場』となりそうだ。新たな海外材料とは、(1)ロンドン銀行間取引金利(LIBOR)の不正問題、(2)インドでの労働者暴動、である。

 欧州信用不安が収まらない中、追い討ちをかけるようなLIBOR金利不正操作が大々的に報道されている。「今後、世界規模で拡がるようならリーマン規模の大震度金融ショックとなる心配がある。イギリスを震源地としていることはオリンピック人気に水を差すだろうし、金融立国型のイギリスを目指そうとしている日本にとっても頭の痛い材料」(中堅証券)。金融に対する世界の風当たりは、まだまだ収まりそうにない。

 昨年のタイ洪水に続いて、スズキのインド工場で死傷者が出る労働者暴動が発生した。単なる、一過性の事なのか、あるいは、貧富の格差など社会的な問題を背景とした根深いものか。欧州の信用不安影響による景気悪化も響いているのではなかろうか。そうだとすれば、急成長を遂げてきた新興国はどこも似たような事情を抱えているだけに心配だ。最近、大国・中国についても、警戒的見出しの単行本が目につくようになっている。

 欧州、新興国の陰りが濃くなればアメリカ経済への影響も無視できない。それを見越して金融緩和実現期待からNYダウは堅調ではある。しかし、仮に、緩和が実施されたとしても規模は過去に比べ大きいか、あるいは景気に対し効果があるだろうか、といった懐疑心の浮上も予想される。このため、金融緩和策が出たとしても、出尽くし感から発表売りとなる可能性も否定できない。

 国内では、月末から8月上旬には4〜6月期決算の発表が続く。3月期決算を発表した5月頃に比べ、「円高」、「欧州経済下降」、「新興国成長減速」、「東日本復興の遅れ」などが企業業績の頭を押さえている。このため、「第1四半期決算発表では、当初の増額修正期待が後退して、下方修正の心配さえ強まっている」(同)という。

 輸出関連銘柄はいっそう動き難くなりそうだ。そうなれば、内需関連銘柄ということにならざるを得ないだろう。このまま猛暑が続けば、「夏関連」、「旅行関連」、さらにトウモロコシ高騰などから飼料株など。さらには、仕手系人気銘柄の登場ということも予想される。
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 17:13 | 特集

「活躍する高齢者」から連想して、介護関連株=田北知見の銘柄ウオッチ

田北知見の銘柄ウオッチ いつも行っているスーパーマーケットのレジスタッフさんに、70歳前後だと思われる男性が1人、入っておられることが時々ある。偏見かもしれないが、「男性」で「年齢が高め」だと、手先よりも頭を使うお仕事のほうが得意で、レジのように手早く作業を行なうようなお仕事はあまり得意ではなさそうに思うのだが、その男性はいつも非常にキビキビ働いておられる。お顔を見るようになってから、そろそろ1年くらいは経つ。つつがなく勤め続けておられるのだ。

 また、ある百貨店へ行った時のこと。お中元の特設会場では、受付窓口を多く設けているが、どうしても混んでくるので、お客は番号札を持って順番待ちをすることになる。会場係の1人に、80歳前後だと思われる矍鑠たる男性が1人いらっしゃって、さくさくとお客の誘導や案内などをしておられた。たぶん百貨店勤めが長く、退職後の嘱託職員として繁忙期に出て来られるのだと思う。スーツの着こなしはかっこよく、所作も颯爽としておられた。

 同じ百貨店の洋服売り場では、たぶん60〜70歳くらいの女性スタッフさんが何人かいらっしゃって、現役バリバリという感じで販売職をしておられた。私は洋服選びが苦手なので、そういうベテランの方々に相談しながら、安心して買い物をすることができたのだった。

 現在の中高年の方々は、若々しく、イキイキと働いておられるかたが多いように思う。私もそうした方々のパワーを見習って、ずっと元気でいたいものだと思ったのだった。「高齢者」から連想して、介護関連銘柄を見てみた。

★シップヘルスケアホールディングス〈3360〉(東1)

 医療機器・設備の専門商社で、調剤薬局や老人ホーム事業も行なっている、シップヘルスケアホールディングス〈3360〉(東1)を入れる。20日終値は26円安の2017円。単位100株。PERは約11.4倍、PBRは約2.4倍となっている。チャートはこの1ヵ月ほど、1700円ラインから2100円ラインへ上昇トレンドで来ていたが、ここ数日は調整局面となっている。が、すぐに見直し買いも入り、出直りへ。信用倍率は約0.6倍の売り長となっており、買い戻しも入ってきそうだ。ただ、中期で見れば高値圏にあるので、押し目小すくいが無難か。

★日本ケアサプライ〈2393〉(東マ)

 福祉用具のレンタル卸事業を行なっている、日本ケアサプライ〈2393〉(東マ)を入れる。20日終値は1300円安の5万5600円。単位1株。PERは約13.6倍、PBRは約0.9倍となっている。チャートは6月4日につけた年初来安値4万7050円を底に、ジリ高トレンドで来ている。ただ、中期チャートで見るとやや高値圏にあるので、5万2000円ラインの押し目を待って拾うのが無難そうだ。

 新興市場銘柄とあって、出来高を見るとやや薄商いぎみではあるものの、業績は堅調、前期末で利益剰余金50億円、有利子負債ゼロ、現金等36億6500円、筆頭株主は三菱商事(71.1%保有)…と、買い安心感は充分ありそうだ。

田北知見(たきた・ともみ)
エネルギー業界専門紙の記者を経て、現在、株式ジャーナリスト、日本インタビュ新聞社記者。雑誌や証券専門紙への寄稿、ムック「インド株成功の極意」などに執筆。著書に実業之日本社から「分足チャートで儲ける 超デイトレ入門」、かんき出版からは「サラリーマン投資家のための株 黄金分割比投資法」などがある。また企業のIR支援活動にも携わっている。

提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 16:51 | 特集

ジャパンベストレスキューシステムは連日の高値、IPO類似企業相場復活のノロシか?=浅妻昭治

【浅妻昭治のマーケット・トーク】

浅妻昭治のマーケット・トーク ジャパンベストレスキューシステム<JBR、2453>(東1)は20日、500円高の8万2200円と高寄りして続伸、連日、年初来高値を更新し、高寄り後はもみ合っている。

 同社と同業他社の水廻り、電気、ガス、カギなどの日常生活のトラブルを解決するサ−ビスを展開するアクトコール<6064>(東マ)が、7月13日に新規株式公開(IPO)され、高人気となっていることから、比較感が働き類似企業買いが、同社株式に続いているもので、かつてのIPOブーム時に隆盛を極めた類似企業買い相場の復活に向けたノロシになるのではないかとの観測も強まっている。

 アクトコールは、公開価格1700円でIPOされ2500円で初値をつけたあと、上場来高値2618円まで急騰、短期間に公開価格比5割高して、ほぼ往って来いとなってもみ合っている。全般相場が膠着感を強めるなか、シコリがなく値動きの軽いIPO株選好が強まったことが株価急伸につながった。

 このアクトコールの高人気とともに俄然、比較感が働いて急騰に転じたのがJBRで、PERは22倍台と市場平均を上回っているものの、既上場の東証1部銘柄としての高実績が見直されている。

 このアクトコールとJBRとの関係と同様の株価展開を演じているケースには、6月22日にIPOのハピネス・アンド・ディ<3174>(JQS)と同業他社のバッグ小売店チェーンの東京デリカ<9990>(東1)もあり、IPO人気凋落で一時、存在感が霞んでいたIPO類似企業相場の復活の兆しとして注目を浴びそうだ。
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 10:31 | 特集
2012年07月19日

山崎製パンは安寄り後に続伸、小麦価格が4年ぶり高値と急騰も打たれ強さ?!=浅妻昭治

【浅妻昭治のマーケット・トーク】

浅妻昭治のマーケット・トーク 山崎製パン<2212>(東1)は19日、1円安と安寄りしたあと16円高の1075円と買い直され続伸している。きょう付けの日本経済新聞で、米国シカゴ市場の小麦先物価格(9月物)が一時、1ブッシェル=8.985ドルと上昇、4年ぶりの高値をつけたと報道されたが、すでに米国の熱波、穀物不作懸念、穀物価格急騰で同社株価が、1000円台を試す下値調整が続いていただけに、売り方の買い戻しも加わり打たれ強さを発揮している。

 報道では、この小麦価格高騰で、日本政府の買い付け価格が上昇し、この3〜8月の買い付け価格に基づいて決定される政府の10月からの受け渡し価格も上昇するとの商社筋の観測も伝えられている。

 株価は、今12月期純利益が、前期計上の震災関連損失の一巡から140億円(前期比74%増)とV字回復を予想したことをテコに年初来高値1209円をつけ1株純資産1064円を試す下値固めが続いた。この下値もみ合い場面では信用売り残が積み上がり株不足となっており、この買い戻しも主導しPER16倍台の下げ過ぎ訂正を支援しよう。
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 13:53 | 特集
2012年07月18日

キッコーマンは連日高値、「私の履歴書」連載のアノマリー通りに内需好実態株買い=浅妻昭治

【浅妻昭治のマーケット・トーク】

浅妻昭治のマーケット・トーク キッコーマン<2801>(東1)は18日、9円高の1032円まで上げて3営業日続伸し、連日の年初来高値更新となっている。同社の茂木友三郎名誉会長が、7月1日付けから日本経済新聞の最終面で、自伝「私の履歴書」を連載中で、同自伝連載中の会社は、株価が上がる、ないしは下がらないとのアノマリー(市場の変則性)通りに内需好実態株買いが増勢となっている。

 業績も、前期の相次ぐ下方修正・経常減益転換から、今期は増益転換を予想、自己株式取得を実施したことや売り長で逆日歩のつく好需給もフォローしている。

 前期業績は、国内の厳しい市場環境や原材料価格の上昇、法人税率変更に伴う繰延税金資産の取り崩しなどを要因に昨年11月、今年2月と下方修正が続き、経常利益は152億4200万円(前々期比9%減)、純利益は89億8300万円(同15%増)となった。

 これに対して今期は、海外市場でしょうゆが2ケタ成長を続け、トップブランドの豆乳の市場拡大を図り、さらに前期下期実施の値上げ効果の浸透などから増益転換、経常利益を167億円(前期比9%増)、純利益を100億円(同11%増)と予想した。

 株価は、前期業績の再下方修正で年初来安値836円まで売られたが、今期業績の増益転換予想、同時に発表した自己株式取得をテコに1000円台を回復した。

 自己株式取得は、6月26日に525万9000株、49億9986万円を取得して終了したが、なお信用取組が大きく売り長にあるなど好需給思惑を強めて高値を更新した。なお「私の履歴書」連載は、7月31日まで続くだけに、なお株価を押し上げる展開も想定される。
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 10:14 | 特集
2012年07月17日

ロンドン五輪の金メダル関連株は「株価は夜つくられる」で「夜放れ」展開も有力=浅妻昭治

浅妻昭治のマーケット・センサー
浅妻昭治のマーケット・センサー 「何も決められない」マーケットみたいである。重要イベントを控えイベントの動向待ちとなっていたのが、イベントの通過後も、イベント前とは何も変わらないからだ。そうやって7月相場も、月半ばを過ぎたが、マーケットはいまだに「リスク・オン」か「リスク・オフ」か方向性が定まらない。

 この間、EUサミットが開かれ、スペインの銀行への金融支援が決定され、主要各国の経済指標が発表され、EU・中国で金利が引き下げられ、日銀の金融政策決定会合が開催されるなどのイベントを通過していた。しかし、株価水準自体は、上にも下にも行かない。これは、日経平均株価ばかりでなく、NYダウも同様で、7月半ばの株価水準は、6月末とほぼ同レベルと小動きである。

 これは、日本の独自スタイルの「先送り」ではないかと思い当たる。いわゆる「日本化」である。今週の相場も、どの相場見通しに目を通してみても、イベントの動向次第とのコメントが目立つ。米主要企業の4〜6月期の決算や米国の景気や住宅関連の経済指標、スペイン国債の入札状況などのイベント・スケジュールに注視とアドバイスされている。そのイベント通過で、株価が上か下に動くのか、それとも足元の相場と同様に小動きの域を脱せないのかは保証の限りではないというところだろう。

 イベントの前もイベントの後も「何も決められない、何も決めない」で誰もネコの首(株価)に鈴を付けられないでいるのである。こうなると「先送り疲れ」、「先送り飽き」も起きようというものである。

 そこでである。今週は、もっと身近なイベントに絞って関連株投資を考えてみることにしたい。結果のシロ、クロが即断即決されるイベントである。7月27日に開会式を迎えるロンドン・オリンピックである。このイベント、門外漢のゴールドマン・サックスが、国別の金メダル獲得数に関するリポートを発表したということだから、あながち「スポーツおたく」たちだけのお祭り騒ぎだけに終わらない可能性もある。そしてこの関連株が、人気セクターに浮上するかしないかは、開会式に先立つ25日、26日にほぼ「即断即決」される展開も想定されるのである。

 25日は女子サッカーの日本代表「なでしこジャパン」が、カナダを相手に予選リーグ第1戦を迎え、26日は男子サッカーの日本代表が、同じく第1戦を強豪スペインと戦う。昨年のワールドカップで優勝し国民栄誉賞を受賞した「なでしこジャパン」が、勝利のスタートを切れば、テレビのライブ中継は、途端に視聴率をアップさせる。

 これに続く男子代表も、ワールドカップ優勝、世界ランク第1位のフル代表の弟分になる強豪スペインに善戦すれば、さらに注目度は高まる。0対2以内の惜敗でも十分だが、これがもしかして引き分け、あるいは勝利を飾る「ロンドンの奇跡」でも引き起こそうものなら、国内の一段のヒートアップは間違いない。

 ゴールドマン・サックスのリポートでは、日本の金メダル獲得は8個と予想し、北京五輪の9個を下回る。日本オリンピック委員会の目標は、世界第5位以上で、それには15〜18個の金メダルが必要になるが、ゴールドマンの予想は、その目標の半分と手厳しい。

 しかし、「なでしこジャパン」が好発進し、男子代表がスペインに善戦すれば、日本選手団を鼓舞する波及効果は大きく、金メダル獲得のボルテージは高まる。テレビのライブ中継は、時差の関係で日本時間の深夜に及ぶが、眠い目をこすりこすり、この2試合の結果を確認した投資家も、投資家心理を鼓舞されて関連株投資に踏み切るはずだ。「株価は夜つくられる」の名実ともの「夜放れ」である。もちろん関連株は、金メダル獲得に絡んだ銘柄となる。(続きと詳細は「浅妻昭治のマーケットセンサー:メールマガジン」に掲載。果たして注目銘柄は?)

浅妻昭治(あさづま・しょうじ)
株式評論家/日本インタビュ新聞社 編集部 部長
 1942年生まれ、神奈川県川崎市出身。証券専門紙で新聞と雑誌のキャップを務め、マーケット及び企業の話題掘り下げ取材には定評がある。長く、旧通産省の専門紙記者クラブに所属し、クラブの幹事として腕をふるった。現在、日本インタビュ新聞社の編集長として活躍。

提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 13:04 | 特集