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記事一覧 (07/27)『薄商いの中で戻り試す展開』、上値重くなれば売り方の攻勢も!=犬丸正寛の相場展望
記事一覧 (07/27)フラミンゴ逃走のニュースから連想して、ガラス・土石セクター株=田北知見の銘柄ウオッチ
記事一覧 (07/27)小林製薬は急続落、「冷やし系」代表株も天候不順に勝てず1Q経常益が減益転換=浅妻昭治
記事一覧 (07/26)日電硝子は連日の安値、1Q業績を前年同期比較でみるか直近四半期比較でみるかで強弱感=浅妻昭治
記事一覧 (07/25)またまた新株式発行で株価波乱、「ジェイアイエヌよ お前もか!?」と失望感を強めて急続落=浅妻昭治
記事一覧 (07/24)トヨタ自動車は続落、PSAとの業務提携正式発表も今回は世界同時株安の洗礼!?=浅妻昭治
記事一覧 (07/23)穀物価格の最高値更新で農業ビジネス参入株に「リスク・オン」のシナリオも浮上=浅妻昭治
記事一覧 (07/20)新たな海外不安材料で気迷い、決算発表待ち、内需関連に人気も=犬丸正寛の相場展望
記事一覧 (07/20)「活躍する高齢者」から連想して、介護関連株=田北知見の銘柄ウオッチ
記事一覧 (07/20)ジャパンベストレスキューシステムは連日の高値、IPO類似企業相場復活のノロシか?=浅妻昭治
記事一覧 (07/19)山崎製パンは安寄り後に続伸、小麦価格が4年ぶり高値と急騰も打たれ強さ?!=浅妻昭治
記事一覧 (07/18)キッコーマンは連日高値、「私の履歴書」連載のアノマリー通りに内需好実態株買い=浅妻昭治
記事一覧 (07/17)ロンドン五輪の金メダル関連株は「株価は夜つくられる」で「夜放れ」展開も有力=浅妻昭治
記事一覧 (07/17)東京製鐵は連日の安値、3年来の業績下ぶれトレンド変わらず1Q純益が赤字転落=浅妻昭治
記事一覧 (07/13)『世界経済の減速見守る』展開、人気株にホコ先も!=犬丸正寛の相場展望
記事一覧 (07/13)『パイレーツ・オブ・カリビアン』のテーマ音楽から連想=田北知見の銘柄ウオッチ
記事一覧 (07/13)ジェイアイエヌは急続落、3Q業績が順調進捗も「前評価が高かった分だけ期待も裏目?」=浅妻昭治
記事一覧 (07/12)ウチヤマHDは連日の上場来高値、公開価格割れ初値形成の直近IPOは「残り物に福」?=浅妻昭治
記事一覧 (07/11)セブン&アイ・ホールディングスは高値更新、コンビニ既存店売上高20カ月ぶりマイナスも「打たれ強さ」を証明?!=浅妻昭治
記事一覧 (07/10)創通は10連騰、「ガンダムは強し!」で業績を再上方修正し増配=浅妻昭治
2012年07月27日

『薄商いの中で戻り試す展開』、上値重くなれば売り方の攻勢も!=犬丸正寛の相場展望

犬丸正寛の相場展望 来週(30〜8月3日)は、『薄商いの中で戻りを試す展開』とみられる。日経平均は26日(木)に8328円(場中)まで下げ、年初来安値8238円(6月4日)へ90円まで接近した。なんとか踏みとどまったことで、売り方(空売り)が「買戻し」の動きをみせていることから相場は戻りに転じている。

 欧州連合(EU)は、危機回避にはあらゆる手段を講ずると強いメッセージを発している。しかし、マーケットでは、「同じような言葉はこれまで何度、聞かされたことか。強い発言のあった時は敬意を表しても本気では信頼されていない。中心的役割のドイツの動向も気になる」(中堅証券)とみている。

 このため、相場の戻りが止まり、上値が重くなれば、「売り方」が再攻勢をかけることが予想される。日経平均としては「30日線」の8765円程度を抜くことができるかどうかが見所だろう。

 一方、国内要因では4〜6月の第1四半期決算発表が本格化する。「円高」が進み、「新興国不安」も台頭し、「復興の遅れ」などから企業業績に楽観できない情勢。決算発表が一巡するまで「買い方」は強気にはなり難いだろう。

 しかも、男女ともサッカーで勝利したことから「オリンピック」への関心も高まっている。そこへ、「猛暑と夜更し」が加わって、相場の盛り上がりは期待できないだろう。去る、6月8日を最後に20億株割れ状態の続いている東証1部出来高は、今後、よほどの好材料が出ないかぎり20億株突破は難しいだろう。27日(金)まで出来高20億株割れは34営業日となっている。

 「円高」是正が進めば下げの大きい輸出関連銘柄は、もうすこし上値が見込めるだろう。猛暑とオリンピックに関連した銘柄が個別的に物色されることも予想される。
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 16:48 | 特集

フラミンゴ逃走のニュースから連想して、ガラス・土石セクター株=田北知見の銘柄ウオッチ

田北知見の銘柄ウオッチ 以前、この欄で「東京都内の水族園からペンギンが逃走したが、その後、無事に保護され、群れに戻された」というニュースを取り上げたが、今回はフラミンゴの逃走ネタで行く。あのピンク色をした大きな水鳥のフラミンゴである。報道によると、今月18日に北海道旭川市の旭山動物園からヨーロッパフラミンゴの1羽が逃げ出し、約120キロ離れた小樽市の海岸で発見されたという。27日現在、捕獲を試みるも失敗し、フラミンゴは飛び去って行方不明。保護は難航している模様だ。

 ペンギンに比べると、今回は大空を飛べる鳥が相手なので難しそうだな・・・と、私のような素人でも思ってしまう。ところで、以前、何かで「フラミンゴは寂しがりやで、群れで暮らさないとストレスで死んでしまうことがある」といったような話を読んだような憶えがあるのだが、このフラミンゴは大丈夫なのだろうか? と、部外者が余計な心配までしてしまうのであった。

 「フラミンゴ」→「庭園や噴水などの置き物」と連想して、「ガラス・土石」セクターで銘柄を見てみた。少しこじつけっぽいが、現在のように地合い軟調で手がかり材料難の時には、こうした堅い銘柄が良さそうだとの判断もある。

★東洋炭素〈5310〉(東1)

 特殊黒鉛製品、機械用・電気用カーボンなどの事業を行なっている、東洋炭素<5310>(東1)を入れる。27日終値は66円高の2159円。単位100株。PERは約12.8倍、PBRは約0.8倍となっている。チャートは3月24日と同27日につけた年初来高値3450円から反落し、続落トレンドで来ている。7月13日に発表した今期2013年5月通期の連結業績予想が前年比減収、営業・経常減益とされたことも嫌気された。しかし7月26日に上場来安値2010円をつけて以降は反発のきざしが見えてきた。まずはひとつのフシであり、25日移動平均線でもある2400円ライン回復、中期で2600円フシまでの戻りを目指す。

★TOTO〈5332〉(東1)

 衛生陶器でシェアトップのTOTO<5332>(東1)を入れる。27日終値は14円高の579円。単位1000株。PERは約16.5倍、PBRは約1.1倍となっている。チャートは6月4日につけた年初来安値507円から反発していたが、620円フシにあたり調整局面となっている。拾い時と見て、中期で650円フシまでの戻りを目指す。

 業績は好調。今期2013年3月期は前年比増益、営業・経常・純利益とも2ケタ増益予想となっている。また、『会社四季報』には、次期2014年3月期も増収増益との予想値が出ている。大口株主には自社(自己株口)、自社持株会、信託口、生保、損保、都銀などが並んでおり、堅そうだ。なお、今期配当金は9月中間末と3月通期末それぞれ6円の年間計12円予想。現在の株価で利回り約2.1%の計算となる。

田北知見(たきた・ともみ)
エネルギー業界専門紙の記者を経て、現在、株式ジャーナリスト、日本インタビュ新聞社記者。雑誌や証券専門紙への寄稿、ムック「インド株成功の極意」などに執筆。著書に実業之日本社から「分足チャートで儲ける 超デイトレ入門」、かんき出版からは「サラリーマン投資家のための株 黄金分割比投資法」などがある。また企業のIR支援活動にも携わっている。

提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 16:32 | 特集

小林製薬は急続落、「冷やし系」代表株も天候不順に勝てず1Q経常益が減益転換=浅妻昭治

【浅妻昭治のマーケット・トーク】

浅妻昭治のマーケット・トーク 小林製薬<4967>(東1)は27日、235円安の3980円まで下げて急続落している。前日26日大引け後に今3月期第1四半期(1Q)決算を発表、暑さ対策製品の定番商品の額用冷却シート「熱さまシート」や冷却ジェルマット「熱さまひんやりジェルマット」などが、天候不順の影響で苦戦し、経常利益が、前年同期比32%減と落ち込んだことを嫌い利益確定売りが増勢となっている。

 同社株は、猛暑特需を享受する「冷やし系」銘柄の代表だが、今後は、7月26日に東北地方まで梅雨明けしたあとの猛暑到来頼みの株価展開となりそうだ。1Q業績は、前年同期比6%減収、32%経常減益、11%純益増益と伸び悩み、第2四半期(2Q)累計業績対比の経常利益進捗率は、34%と目安の50%を下回った。

 腸内環境改善薬「クレンジン」や部屋用芳香消臭剤「サワデーハッピー」などが好調に売り上げを伸ばしたが、暑さ対策製品の伸び悩みで減益転換した。2Q累計・3月通期業績は期初予想に変更はなく、通期純利益は、125億円(前期比6%増)と連続過去最高更新を予想している。

 株価は、今期の連続最高純益が市場コンセンサスを上回るとして4360円高値まで300円高し、往って来いの4080円安値から再度、300円高して高値更新となった。PERは13倍台と下げ過ぎを示唆しており、薄めながら売り長で逆日歩もつく信用好取引とも綱引きしつつ着地点を探ろう。
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 10:21 | 特集
2012年07月26日

日電硝子は連日の安値、1Q業績を前年同期比較でみるか直近四半期比較でみるかで強弱感=浅妻昭治

【浅妻昭治のマーケット・トーク】

浅妻昭治のマーケット・トーク 日本電気硝子<5214>(東1)は、寄り付きの売り気配から32円安の361円まで売られて続急落し、連日の年初来安値更新となっている。

 前日25日大引け後に今3月期第1四半期(1Q)決算を発表、今年6月25日の下方修正値を上ぶれたものの、前年同期比較では連続の減収減益となり、直近の前期第4四半期(4Q)業績に対しては増益転換したことから強弱感が分かれたが、前年同期比減益をネガティブに評価しリスク回避売りが増勢となっている。

 前日の米国市場では、同業他社のコーニングが、ほぼ同傾向の決算を発表したが、株価は上昇が伝えられている。

 日電硝子の業績開示方針は、国内外の情勢変化が激しく先行きの業績を的確に予想することは困難として、次期の四半期業績のみをレンジで予想、早期にそのレンジ予想を単独売上高、連結売上高、四半期業績の順で相次いで修正とすることを基本としている。

 今期1Q業績は、今年6月の下方修正値より利益が21〜6億円上回ったが、前年同期比21%減収、74%経常減益、95%純益減益と悪化した。ただ、1Q業績を前期4Q実績と比較すると、純利益は、4Qの80億7300万円の赤字から黒字転換した。

 主力の液晶ディスプレイ(LCD)用基板ガラスが、需要回復を背景に持ち直し、生産性改善や稼働率の上昇、減価償却費の減少などが寄与しており、純利益は、投資有価証券評価損計上で黒字転換幅を縮めた。

 2Q累計業績は、経常利益を100億円〜150億円(前年同期比78〜67%減)、純利益を25億円〜50億円(同90〜79%減)と見込んだが、3カ月の四半期ベース比較の純利益は、18億8600万円〜43億8600万円と回復色を強める。

 株価は、PBRは0.3倍、配当利回りは4.4%と下げ過ぎを示唆しており、下値では強弱感の拮抗が激化しよう。
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 10:54 | 特集
2012年07月25日

またまた新株式発行で株価波乱、「ジェイアイエヌよ お前もか!?」と失望感を強めて急続落=浅妻昭治

【浅妻昭治のマーケット・トーク】

浅妻昭治のマーケット・トーク ジェイアイエヌ<JIN、3046>(JQS)は25日、寄り付きの売り気配から197円安の1431円まで売られ急続落している。前日24日大引け後に新株式発行と株式売出しを発表、「JINよ お前もか?」と失望感を強め、7月23日につけた年初来高値1665円に並ぶ高値水準で利益確定売りが増勢となっている。

 新株式発行は、川崎汽船<9107>(東1)全日本空輸<9202>(東1)ユニー<8270>(東1)などと続き、希薄化懸念を強めて、株価が年初来安値まで急落、全般調整相場の下げ足を速める悪材料の一つとなっており、またまた同様のケースとして嫌気されている。もちろん、株式上場は、マーケットからの資金調達が目的の一つとなっており、当然の資本政策であることは間違いないが、調整相場で踏み切ることにブーイングも高まっている。

 とくにJINは、月次売上高が連続して大きく続伸し、7月18日には今8月期業績を上方修正、好感して株価が年初来高値まで急伸を演じただけに失望感も大きくなっている。

 新株式発行は、中核事業のアイウエア事業の新規出店などのための設備投資資金を確保するために実施するもので、8月1日から6日までの間のいずれかの日に発行価格を決定し、8月8日から13日までの間のいずれかの日を払込期日に300万株を発行し、ほかにオーバーアロットメントも含めて100万株の株式売出しも実施する。

 調整相場で新興市場株ながら、数少ない人気株となっていた同社株価の波乱展開も懸念され、目論見通りに「市場の反乱」なしに約50億円の資金調達ができるか注目されることになる。
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 11:13 | 特集
2012年07月24日

トヨタ自動車は続落、PSAとの業務提携正式発表も今回は世界同時株安の洗礼!?=浅妻昭治

【浅妻昭治のマーケット・トーク】

浅妻昭治のマーケット・トーク トヨタ自動車<7203>(東1)は24日、寄り付き直後に8円高と反発したが、63円安の2852円と売り直され3営業日続落している。前日24日大引け後に7月19日に観測報道されたフランスのPSAプジョー・シトロエン(PSA)との業務提携を正式に発表したが、観測報道時は、海外為替相場で円高・ユーロ安が進み反応薄となり、今回は、前日に海外のフランクフルト市場などの欧州市場や米国市場で、株価が軒並み安となった洗礼を受けて、利益確定売りが先行している。

 とくに欧州市場では、スペイン国債(10年物)が、7%台を大きく超え、ドイツ国債の見通しも、「ネガティブ」に引き下げられ債務不安が強まったことが売り材料視されている。

 同社株は、今年6月25日にもドイツのBMWグループとの業務提携が観測報道され、29日に正式の業務提携強化を発表した際には好感して3260円まで上ぶれたが、対照的な株価推移となっている。

 PSAとの業務提携は、トヨタの欧州統括会社が、2013年央からPSAのプジョー「エキスパート」、シトロエン「ジャンピー」をベースにした商用バンのOEM(生産委託)供給を受けるもので、開発費と設備投資はトヨタの統括会社が応分の負担をする。トヨタとPSAは、すでにチェコで小型乗用車の合弁事業を行なっているが、今回の提携で欧州小型商用車市場で両社の競争力をさらに強化するとともに、トヨタは、一段とハイブリッド車シフトを強める。

 株価は、今3月期業績の増益転換を予想したが、市場コンセンサスを下回るとして3000円台固めが続き、為替相場が今期予想の想定レート(1ドル=80円、1ユーロ=105円)を上回る円高が続いたことで3000円大台を割った。きょう24日朝のNHKのテレビニュースでは、同社が一部の国内生産自動車のカナダへの生産移管が観測報道されたが、なお強弱感の綱引きが続こう。
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 11:34 | 特集
2012年07月23日

穀物価格の最高値更新で農業ビジネス参入株に「リスク・オン」のシナリオも浮上=浅妻昭治

浅妻昭治のマーケット・センサー
浅妻昭治のマーケット・センサー 日米両マーケットで、4〜6月期の決算発表が始まった。欧州債務問題やユーロ安の再燃、米国、中国などの世界的な景気減速懸念などの逆風が再び吹き、またまた世界同時株安の不安が強まるなか、「木を見て森を見ない」個別株物色の唯一の期待材料として注目を集めている。

 しかし、この決算発表、スタートから「日本時間」と「米国時間」では反応が違うようだ。例えば7月17日(米国時間)の取引終了後に決算を発表したインテルは、先行きの売り上げ予想を下方修正したとして時間外取引で下落し、18日(日本時間)の東証では関連株が売られた。ところが米国時間の18日には、業績内容は悪くはないとして反発した。

 続く19日(米国時間)は、マイクロソフトが発表した4〜6月期決算は、上場後初の赤字となったが、1株利益が市場予想を上回ると評価、NYダウは続伸したが、20日(日本時間)の日経平均株価は、前日に織り込み済みとして反落、6月26日以来の8700円台割れとなってしまった。

 米国のシカゴ市場で穀物相場が急騰していることに対する反応度も、日米マーケットではマチマチとなっているようだ。米国が、熱波や猛暑で旱ばつに見舞われ、世界最大のシェア4割を占める大豆、トウモロコシで不作見通しが強まり、連日、穀物価格が最高値を更新していると報道されるや、日本では早速、コメ卸のヤマタネ<9305>(東1)や配合飼料の日本配合飼料<2056>(東1)協同飼料<2052>(東1)、さらに丸山製作所<6316>(東1)になどに買い物が集まり、値上がり率ランキングの上位に顔を並べた。

 ところが、米国市場から伝わってくる市況コメントは若干、趣が異なるようである。穀物相場急騰で原料調達コスト上昇を嫌ってシリアル大手のケロッグや食肉加工株が売られ、世界最大の農機メーカーのディアの株価も下落傾向にあるという。穀物相場急騰を日本では「リスク・オン」の材料と捉え買い上がり、米国では売り材料と評価して「リスク・オフ」優先となっているのかもしれない。

 もちろん日本でも、この穀物相場急騰は、これからマスコミが豆腐、納豆、パン、うどん、食用油の価格値上がりなどを騒ぎ立てるのは目にみえるようで、こうなると、稚魚不足で5割も値上がりウナギのニオイを嗅ぐだけで諦めざるを得ない哀れ下々は、電気料金の値上げに挟撃され、さらには消費税増税にも備えて、サイフのヒモをますます固くすることになり、「リスク・オン」が、一転して「リスク・オフ」に変わる展開も警戒されることになる。

 問題は、この好悪マチマチの評価が交錯する先である。食糧安全保障問題が、浮上するシナリオが想定されるのである。この問題が、政治問題化する可能性も無視できない。消費税増勢一点張りで、原発再稼働問題や米軍の新型輸送機オスプレイの配備問題などに後手後手を踏んでいる野田佳彦首相が、TPP(環太平洋戦略的経済連携協定)交渉参加問題も絡んで、倒閣運動のもうひとつの政治争点として突き付けられる展開である。「政界の一寸先は闇」ともいわれているではないか。

 そのとき、コメ卸株や配合飼料株、農機株は、なお買いなのか売りなのかもう一度試されることは間違いない。もしこのシナリオ通りに食糧安全保障問題が、政治問題化するとしたら、穀物相場急騰関連株から「リスク・オン」銘柄と「リスク・オフ」銘柄をセレクトするのも、この夏相場の宿題となることはいうまでもない。(続きと詳細は「浅妻昭治のマーケットセンサー:メールマガジン」に掲載。果たして注目銘柄は?)

浅妻昭治(あさづま・しょうじ)
株式評論家/日本インタビュ新聞社 編集部 部長
 1942年生まれ、神奈川県川崎市出身。証券専門紙で新聞と雑誌のキャップを務め、マーケット及び企業の話題掘り下げ取材には定評がある。長く、旧通産省の専門紙記者クラブに所属し、クラブの幹事として腕をふるった。現在、日本インタビュ新聞社の編集長として活躍。

提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 13:40 | 特集
2012年07月20日

新たな海外不安材料で気迷い、決算発表待ち、内需関連に人気も=犬丸正寛の相場展望

犬丸正寛の相場展望 来週(23〜27日)は、『新たな海外材料で気迷い相場』となりそうだ。新たな海外材料とは、(1)ロンドン銀行間取引金利(LIBOR)の不正問題、(2)インドでの労働者暴動、である。

 欧州信用不安が収まらない中、追い討ちをかけるようなLIBOR金利不正操作が大々的に報道されている。「今後、世界規模で拡がるようならリーマン規模の大震度金融ショックとなる心配がある。イギリスを震源地としていることはオリンピック人気に水を差すだろうし、金融立国型のイギリスを目指そうとしている日本にとっても頭の痛い材料」(中堅証券)。金融に対する世界の風当たりは、まだまだ収まりそうにない。

 昨年のタイ洪水に続いて、スズキのインド工場で死傷者が出る労働者暴動が発生した。単なる、一過性の事なのか、あるいは、貧富の格差など社会的な問題を背景とした根深いものか。欧州の信用不安影響による景気悪化も響いているのではなかろうか。そうだとすれば、急成長を遂げてきた新興国はどこも似たような事情を抱えているだけに心配だ。最近、大国・中国についても、警戒的見出しの単行本が目につくようになっている。

 欧州、新興国の陰りが濃くなればアメリカ経済への影響も無視できない。それを見越して金融緩和実現期待からNYダウは堅調ではある。しかし、仮に、緩和が実施されたとしても規模は過去に比べ大きいか、あるいは景気に対し効果があるだろうか、といった懐疑心の浮上も予想される。このため、金融緩和策が出たとしても、出尽くし感から発表売りとなる可能性も否定できない。

 国内では、月末から8月上旬には4〜6月期決算の発表が続く。3月期決算を発表した5月頃に比べ、「円高」、「欧州経済下降」、「新興国成長減速」、「東日本復興の遅れ」などが企業業績の頭を押さえている。このため、「第1四半期決算発表では、当初の増額修正期待が後退して、下方修正の心配さえ強まっている」(同)という。

 輸出関連銘柄はいっそう動き難くなりそうだ。そうなれば、内需関連銘柄ということにならざるを得ないだろう。このまま猛暑が続けば、「夏関連」、「旅行関連」、さらにトウモロコシ高騰などから飼料株など。さらには、仕手系人気銘柄の登場ということも予想される。
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 17:13 | 特集

「活躍する高齢者」から連想して、介護関連株=田北知見の銘柄ウオッチ

田北知見の銘柄ウオッチ いつも行っているスーパーマーケットのレジスタッフさんに、70歳前後だと思われる男性が1人、入っておられることが時々ある。偏見かもしれないが、「男性」で「年齢が高め」だと、手先よりも頭を使うお仕事のほうが得意で、レジのように手早く作業を行なうようなお仕事はあまり得意ではなさそうに思うのだが、その男性はいつも非常にキビキビ働いておられる。お顔を見るようになってから、そろそろ1年くらいは経つ。つつがなく勤め続けておられるのだ。

 また、ある百貨店へ行った時のこと。お中元の特設会場では、受付窓口を多く設けているが、どうしても混んでくるので、お客は番号札を持って順番待ちをすることになる。会場係の1人に、80歳前後だと思われる矍鑠たる男性が1人いらっしゃって、さくさくとお客の誘導や案内などをしておられた。たぶん百貨店勤めが長く、退職後の嘱託職員として繁忙期に出て来られるのだと思う。スーツの着こなしはかっこよく、所作も颯爽としておられた。

 同じ百貨店の洋服売り場では、たぶん60〜70歳くらいの女性スタッフさんが何人かいらっしゃって、現役バリバリという感じで販売職をしておられた。私は洋服選びが苦手なので、そういうベテランの方々に相談しながら、安心して買い物をすることができたのだった。

 現在の中高年の方々は、若々しく、イキイキと働いておられるかたが多いように思う。私もそうした方々のパワーを見習って、ずっと元気でいたいものだと思ったのだった。「高齢者」から連想して、介護関連銘柄を見てみた。

★シップヘルスケアホールディングス〈3360〉(東1)

 医療機器・設備の専門商社で、調剤薬局や老人ホーム事業も行なっている、シップヘルスケアホールディングス〈3360〉(東1)を入れる。20日終値は26円安の2017円。単位100株。PERは約11.4倍、PBRは約2.4倍となっている。チャートはこの1ヵ月ほど、1700円ラインから2100円ラインへ上昇トレンドで来ていたが、ここ数日は調整局面となっている。が、すぐに見直し買いも入り、出直りへ。信用倍率は約0.6倍の売り長となっており、買い戻しも入ってきそうだ。ただ、中期で見れば高値圏にあるので、押し目小すくいが無難か。

★日本ケアサプライ〈2393〉(東マ)

 福祉用具のレンタル卸事業を行なっている、日本ケアサプライ〈2393〉(東マ)を入れる。20日終値は1300円安の5万5600円。単位1株。PERは約13.6倍、PBRは約0.9倍となっている。チャートは6月4日につけた年初来安値4万7050円を底に、ジリ高トレンドで来ている。ただ、中期チャートで見るとやや高値圏にあるので、5万2000円ラインの押し目を待って拾うのが無難そうだ。

 新興市場銘柄とあって、出来高を見るとやや薄商いぎみではあるものの、業績は堅調、前期末で利益剰余金50億円、有利子負債ゼロ、現金等36億6500円、筆頭株主は三菱商事(71.1%保有)…と、買い安心感は充分ありそうだ。

田北知見(たきた・ともみ)
エネルギー業界専門紙の記者を経て、現在、株式ジャーナリスト、日本インタビュ新聞社記者。雑誌や証券専門紙への寄稿、ムック「インド株成功の極意」などに執筆。著書に実業之日本社から「分足チャートで儲ける 超デイトレ入門」、かんき出版からは「サラリーマン投資家のための株 黄金分割比投資法」などがある。また企業のIR支援活動にも携わっている。

提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 16:51 | 特集

ジャパンベストレスキューシステムは連日の高値、IPO類似企業相場復活のノロシか?=浅妻昭治

【浅妻昭治のマーケット・トーク】

浅妻昭治のマーケット・トーク ジャパンベストレスキューシステム<JBR、2453>(東1)は20日、500円高の8万2200円と高寄りして続伸、連日、年初来高値を更新し、高寄り後はもみ合っている。

 同社と同業他社の水廻り、電気、ガス、カギなどの日常生活のトラブルを解決するサ−ビスを展開するアクトコール<6064>(東マ)が、7月13日に新規株式公開(IPO)され、高人気となっていることから、比較感が働き類似企業買いが、同社株式に続いているもので、かつてのIPOブーム時に隆盛を極めた類似企業買い相場の復活に向けたノロシになるのではないかとの観測も強まっている。

 アクトコールは、公開価格1700円でIPOされ2500円で初値をつけたあと、上場来高値2618円まで急騰、短期間に公開価格比5割高して、ほぼ往って来いとなってもみ合っている。全般相場が膠着感を強めるなか、シコリがなく値動きの軽いIPO株選好が強まったことが株価急伸につながった。

 このアクトコールの高人気とともに俄然、比較感が働いて急騰に転じたのがJBRで、PERは22倍台と市場平均を上回っているものの、既上場の東証1部銘柄としての高実績が見直されている。

 このアクトコールとJBRとの関係と同様の株価展開を演じているケースには、6月22日にIPOのハピネス・アンド・ディ<3174>(JQS)と同業他社のバッグ小売店チェーンの東京デリカ<9990>(東1)もあり、IPO人気凋落で一時、存在感が霞んでいたIPO類似企業相場の復活の兆しとして注目を浴びそうだ。
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 10:31 | 特集
2012年07月19日

山崎製パンは安寄り後に続伸、小麦価格が4年ぶり高値と急騰も打たれ強さ?!=浅妻昭治

【浅妻昭治のマーケット・トーク】

浅妻昭治のマーケット・トーク 山崎製パン<2212>(東1)は19日、1円安と安寄りしたあと16円高の1075円と買い直され続伸している。きょう付けの日本経済新聞で、米国シカゴ市場の小麦先物価格(9月物)が一時、1ブッシェル=8.985ドルと上昇、4年ぶりの高値をつけたと報道されたが、すでに米国の熱波、穀物不作懸念、穀物価格急騰で同社株価が、1000円台を試す下値調整が続いていただけに、売り方の買い戻しも加わり打たれ強さを発揮している。

 報道では、この小麦価格高騰で、日本政府の買い付け価格が上昇し、この3〜8月の買い付け価格に基づいて決定される政府の10月からの受け渡し価格も上昇するとの商社筋の観測も伝えられている。

 株価は、今12月期純利益が、前期計上の震災関連損失の一巡から140億円(前期比74%増)とV字回復を予想したことをテコに年初来高値1209円をつけ1株純資産1064円を試す下値固めが続いた。この下値もみ合い場面では信用売り残が積み上がり株不足となっており、この買い戻しも主導しPER16倍台の下げ過ぎ訂正を支援しよう。
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 13:53 | 特集
2012年07月18日

キッコーマンは連日高値、「私の履歴書」連載のアノマリー通りに内需好実態株買い=浅妻昭治

【浅妻昭治のマーケット・トーク】

浅妻昭治のマーケット・トーク キッコーマン<2801>(東1)は18日、9円高の1032円まで上げて3営業日続伸し、連日の年初来高値更新となっている。同社の茂木友三郎名誉会長が、7月1日付けから日本経済新聞の最終面で、自伝「私の履歴書」を連載中で、同自伝連載中の会社は、株価が上がる、ないしは下がらないとのアノマリー(市場の変則性)通りに内需好実態株買いが増勢となっている。

 業績も、前期の相次ぐ下方修正・経常減益転換から、今期は増益転換を予想、自己株式取得を実施したことや売り長で逆日歩のつく好需給もフォローしている。

 前期業績は、国内の厳しい市場環境や原材料価格の上昇、法人税率変更に伴う繰延税金資産の取り崩しなどを要因に昨年11月、今年2月と下方修正が続き、経常利益は152億4200万円(前々期比9%減)、純利益は89億8300万円(同15%増)となった。

 これに対して今期は、海外市場でしょうゆが2ケタ成長を続け、トップブランドの豆乳の市場拡大を図り、さらに前期下期実施の値上げ効果の浸透などから増益転換、経常利益を167億円(前期比9%増)、純利益を100億円(同11%増)と予想した。

 株価は、前期業績の再下方修正で年初来安値836円まで売られたが、今期業績の増益転換予想、同時に発表した自己株式取得をテコに1000円台を回復した。

 自己株式取得は、6月26日に525万9000株、49億9986万円を取得して終了したが、なお信用取組が大きく売り長にあるなど好需給思惑を強めて高値を更新した。なお「私の履歴書」連載は、7月31日まで続くだけに、なお株価を押し上げる展開も想定される。
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 10:14 | 特集
2012年07月17日

ロンドン五輪の金メダル関連株は「株価は夜つくられる」で「夜放れ」展開も有力=浅妻昭治

浅妻昭治のマーケット・センサー
浅妻昭治のマーケット・センサー 「何も決められない」マーケットみたいである。重要イベントを控えイベントの動向待ちとなっていたのが、イベントの通過後も、イベント前とは何も変わらないからだ。そうやって7月相場も、月半ばを過ぎたが、マーケットはいまだに「リスク・オン」か「リスク・オフ」か方向性が定まらない。

 この間、EUサミットが開かれ、スペインの銀行への金融支援が決定され、主要各国の経済指標が発表され、EU・中国で金利が引き下げられ、日銀の金融政策決定会合が開催されるなどのイベントを通過していた。しかし、株価水準自体は、上にも下にも行かない。これは、日経平均株価ばかりでなく、NYダウも同様で、7月半ばの株価水準は、6月末とほぼ同レベルと小動きである。

 これは、日本の独自スタイルの「先送り」ではないかと思い当たる。いわゆる「日本化」である。今週の相場も、どの相場見通しに目を通してみても、イベントの動向次第とのコメントが目立つ。米主要企業の4〜6月期の決算や米国の景気や住宅関連の経済指標、スペイン国債の入札状況などのイベント・スケジュールに注視とアドバイスされている。そのイベント通過で、株価が上か下に動くのか、それとも足元の相場と同様に小動きの域を脱せないのかは保証の限りではないというところだろう。

 イベントの前もイベントの後も「何も決められない、何も決めない」で誰もネコの首(株価)に鈴を付けられないでいるのである。こうなると「先送り疲れ」、「先送り飽き」も起きようというものである。

 そこでである。今週は、もっと身近なイベントに絞って関連株投資を考えてみることにしたい。結果のシロ、クロが即断即決されるイベントである。7月27日に開会式を迎えるロンドン・オリンピックである。このイベント、門外漢のゴールドマン・サックスが、国別の金メダル獲得数に関するリポートを発表したということだから、あながち「スポーツおたく」たちだけのお祭り騒ぎだけに終わらない可能性もある。そしてこの関連株が、人気セクターに浮上するかしないかは、開会式に先立つ25日、26日にほぼ「即断即決」される展開も想定されるのである。

 25日は女子サッカーの日本代表「なでしこジャパン」が、カナダを相手に予選リーグ第1戦を迎え、26日は男子サッカーの日本代表が、同じく第1戦を強豪スペインと戦う。昨年のワールドカップで優勝し国民栄誉賞を受賞した「なでしこジャパン」が、勝利のスタートを切れば、テレビのライブ中継は、途端に視聴率をアップさせる。

 これに続く男子代表も、ワールドカップ優勝、世界ランク第1位のフル代表の弟分になる強豪スペインに善戦すれば、さらに注目度は高まる。0対2以内の惜敗でも十分だが、これがもしかして引き分け、あるいは勝利を飾る「ロンドンの奇跡」でも引き起こそうものなら、国内の一段のヒートアップは間違いない。

 ゴールドマン・サックスのリポートでは、日本の金メダル獲得は8個と予想し、北京五輪の9個を下回る。日本オリンピック委員会の目標は、世界第5位以上で、それには15〜18個の金メダルが必要になるが、ゴールドマンの予想は、その目標の半分と手厳しい。

 しかし、「なでしこジャパン」が好発進し、男子代表がスペインに善戦すれば、日本選手団を鼓舞する波及効果は大きく、金メダル獲得のボルテージは高まる。テレビのライブ中継は、時差の関係で日本時間の深夜に及ぶが、眠い目をこすりこすり、この2試合の結果を確認した投資家も、投資家心理を鼓舞されて関連株投資に踏み切るはずだ。「株価は夜つくられる」の名実ともの「夜放れ」である。もちろん関連株は、金メダル獲得に絡んだ銘柄となる。(続きと詳細は「浅妻昭治のマーケットセンサー:メールマガジン」に掲載。果たして注目銘柄は?)

浅妻昭治(あさづま・しょうじ)
株式評論家/日本インタビュ新聞社 編集部 部長
 1942年生まれ、神奈川県川崎市出身。証券専門紙で新聞と雑誌のキャップを務め、マーケット及び企業の話題掘り下げ取材には定評がある。長く、旧通産省の専門紙記者クラブに所属し、クラブの幹事として腕をふるった。現在、日本インタビュ新聞社の編集長として活躍。

提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 13:04 | 特集

東京製鐵は連日の安値、3年来の業績下ぶれトレンド変わらず1Q純益が赤字転落=浅妻昭治

【浅妻昭治のマーケット・トーク】

浅妻昭治のマーケット・トーク 東京製鐵<5423>(東1)は17日、52円安の366円と売られて10営業日続落し、連日の年初来安値更新となっている。前週末13日大引け後に今3月期第1四半期(1Q)の利益が大幅に悪化すると発表、この3年来の業績下方修正・赤字継続推移は変わらないとしてリスク回避売りが増勢となっている。

 1Q業績は、国内外で鉄鋼製品市況の下落が顕著となり、同社の製品出荷価格が当初予想を下回り、製品販売数量も伸び悩み、さらに製品市況下落を受けて、6月末に同社販売価格を全面的に値下げしたことから1Q末に25億円強の在庫評価損が発生することから大きく悪化する。売り上げが454億6200万円(前年同期比3%減)、営業利益、経常利益、純利益とも60億円程度の赤字(前年同期の純利益は2億5700万円の黒字)と予想した。

 同社は、期初に今期第2四半期(2Q)累計の利益を10億円の赤字と連続の水面下推移を見込んだが、1Qではこれを下回っており、2Q累計・3月通期業績は修正を余儀なくされ、この見通しは7月20日予定の1Q決算開示時に公表するとしている。

 同社の業績は、前々期2011年3月期は、原料の鉄スクラップ価格の上昇などを要因に下方修正が続き、前2012年3月期業績は、製品価格下落などを要因に四半期決算発表のたびに下方修正しており、今期に入ってもなおこの業績下ぶれトレンドは変わらない。

 株価は、前期業績の3回目の下方修正で下ぶれ、アク抜け感に全般相場の反騰も加わり年初来高値749円までリバウンドしたものの、前期赤字幅が再下方修正値を下ぶれて赤字幅を悪化させ、今期配当の連続減配を見込んだことで安値追いとなった。なお下値模索が続こう。
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 10:18 | 特集
2012年07月13日

『世界経済の減速見守る』展開、人気株にホコ先も!=犬丸正寛の相場展望

犬丸正寛の相場展望 NYダウは6日連続の「陰線」となりジリ安。日経平均もジリ貧で、とくに、7月9日の東証1部出来高は12億8300万株と今年1月5に記録した今年最低12億5500万株に続く少ない出来高となった。日米とも気乗り薄の展開だ。

 これは、世界経済・景気の減速が背景としてあるようだ。もちろん、震源地は「欧州」。先ず、「マネー逃避」の動きによる欧州の嵐が、今年4〜6月のマーケットに吹き荒れ、日本のマーケットも大きく下げた。現在は、マネー逃避はひとまず落ち着き、次は、欧州の実体経済の行方が最大の関心になっているものとみられる。

 欧州経済の下降・沈滞は関係の深い「中国」に波及し、さらに、中国の減速はアメリカ、日本へも連鎖が予想される。「日本がバブル崩壊後、20数年経っても経済停滞に見舞われているように欧州発の世界景気沈滞が長期化するのではないか」(中堅証券)という暗いシナリオである。

 しかも、足元の景気が急速に悪くなれば景気刺激策も期待できる。今は急いで手を打たなくてはいけない状況でもないからマーケットは膠着状態となってしまう。こういう時は、株式マーケットで言えば、経営に行き詰るところが出ることで景気テコ入れが出るものだ。今回の欧州不安は国家単位のことだから難しい。「次に何かが起きるまで動けない」(同)ということだろう。

 世界景気に停滞の心配が強いということになれば、「輸出関連銘柄」は動き難い。消去法で「内需関連銘柄」ということになるものの、たとえば、本来なら7月から太陽光発電の買取制度がスタートしているのだから関連銘柄の人気が盛り上がってよいのに元気がない。欧州景気不振で欧州の大手太陽電池企業が破綻するなど、欧州不振が響いているようだ。しかも、太陽電池製造国の中国では作り過ぎで在庫増による値崩れが起きているという。

 これから、夏本番で気温が上昇すれば清涼飲料、冷菓、エアコンなどのサマー・ストックが買われる可能性はある。また、中小型の人気銘柄に短期資金が向うことも予想される。
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 16:22 | 特集

『パイレーツ・オブ・カリビアン』のテーマ音楽から連想=田北知見の銘柄ウオッチ

田北知見の銘柄ウオッチ 最近、なぜか今さらながら映画『パイレーツ・オブ・カリビアン』の音楽にハマってしまい、テーマ曲の『彼こそが海賊』をしつこく何度も聴いている。雄々しくて、でもどこか物悲しさを感じさせるメロディー、管弦楽による力強い演奏は何度聴いてもあきない。サウンドトラックのアルバムはもちろん素晴らしいのだが、ネットでいろいろな音源を探してみたところ、いろいろな国や地域の交響楽団等が演奏しているバージョンが出ており、聴き比べるのも楽しい。

 いくつか聴き比べてみると、音楽についてド素人の私でも、違いが判る・・・ような気がする。たとえば、たぶんロシアか中欧の交響楽団だと思うが、その演奏は自由闊達で情熱的・・・なように聴こえる。一方、北欧のオーケストラによる演奏は、それぞれがクールにキッチリと自分の仕事を果たしており、どこか洗練されている・・・ように思える。また、アジアの交響楽団の場合は、どことなくアジアの匂いがする・・・ように感じた。アメリカの学生さんと市民の管弦楽団による演奏は、「楽譜どおりに頑張って演奏しています」的な一生懸命さが伝わってくるような・・・。それぞれ、ものすごく乱暴な、ザックリした印象だが。

 上記の文とは直接関係ないが、「こういう聴き比べを手軽にできるようになったのはインターネットの普及のおかげだ」と感じたことから連想して、ネット・IT関連銘柄をウォッチしてみた。

★ディー・エヌ・エー〈2432〉(東1)

 ケータイ向けゲーム『モバゲー』事業を展開している、ディー・エヌ・エー<2432>(東1)を入れる。13日終値は47円高の2340円。単位100株。PERは約10.1倍、PBRは約3.6倍となっている。チャートは6月4日につけた上場来安値1392円を底に、リバウンドトレンドに転じている。このままトレンド維持といきたいところ。2月につけた年初来高値2760円ラインの上抜けを目指す。

★インターネットイニシアティブ〈3774〉(東1)

 インターネット接続サービス、ネットワーク関連サービス、ネットワークシステムの構築・運用・保守などの事業を行なっている、インターネットイニシアティブ<3774>(東1)を入れる。13日終値は1万1000円高の36万4000円。単位1株。PERは約18.8倍、PBRは約2.3倍となっている。

 チャートは2月につけた年初来安値23万1400円を底に、上昇トレンドで来ている。本日はザラ場中に36万7500万円をつけ、前日に続いて年初来高値を更新した。この勢いを維持して上値追いといきたい。2008年の高値40万円ラインも視野に入りそうだ。業績は好調。筆頭株主はNTTで、他の大口株主には伊藤忠商事や生保、信託口などが並んでおり、手堅い印象。買い安心感もありそうだ。

田北知見(たきた・ともみ)
エネルギー業界専門紙の記者を経て、現在、株式ジャーナリスト、日本インタビュ新聞社記者。雑誌や証券専門紙への寄稿、ムック「インド株成功の極意」などに執筆。著書に実業之日本社から「分足チャートで儲ける 超デイトレ入門」、かんき出版からは「サラリーマン投資家のための株 黄金分割比投資法」などがある。また企業のIR支援活動にも携わっている。

提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 16:16 | 特集

ジェイアイエヌは急続落、3Q業績が順調進捗も「前評価が高かった分だけ期待も裏目?」=浅妻昭治

【浅妻昭治のマーケット・トーク】

浅妻昭治のマーケット・トーク ジェイアイエヌ<3046>(JQS)は13日、前場65円安の1557円と急続落し、後場も安値圏で推移している。前日12日大引け後に今8月期第3四半期(3Q)連結決算を発表、連結決算が初作成となるため前年同期比較がないものの、今年4月に上方修正した8月通期業績に対して順調な進捗率を示したが、8月通期業績は、4月の上方修正値を据え置いており、「勝ち組」人気で、通期業績の再上方修正の前評価が強かった分、逆に期待感が裏目に出て、7月9日につけた年初来高値1650円水準で利益確定売りが増勢となっている。

 業績の再上方修正期待を高めたのは、7月5日に発表した今年6月度の全店売上高の大幅続伸である。既存店が、前年同月比70.4%増と続伸し、これに新規出店42店舗(退店1店舗)を加えた全163店舗ベースでは2.08倍となり、今期最大の伸びとなった。中核商品の「エア・フレーム」が好調に推移し、新発売したパソコン専用メガネなどの新機能アイウエアも、認知度が向上し着実に伸長していることが要因となった。

 このため業績再上方修正は必至として、株価は、年初来高値まで200円幅の急伸を演じた。3Q業績は、経常利益が15億5300万円、純利益が6億2300万円となり、通期業績対比の利益進捗率は、76〜74%と目安の75%をクリアした。8月通期業績も、4月の上方修正値を変更しなかったが、純利益は、8億4000万円(前期比2.1倍)と前期の過去最高を大きく更新する。

 3Q決算発表で今期業績は、あと第4四半期の3カ月分を残すのみとなるが、7〜8月の月次売上高の動向などをウオッチし、期待が裏目のままに終わるのか、再び期待に変わるのか、強弱感の対立が続きそうだ。
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 14:09 | 特集
2012年07月12日

ウチヤマHDは連日の上場来高値、公開価格割れ初値形成の直近IPOは「残り物に福」?=浅妻昭治

【浅妻昭治のマーケット・トーク】

浅妻昭治のマーケット・トーク ウチヤマホールディングス<6059>(JQS)は、連日の上場来高値更新となっている。同社株は、今年4月20日に公開価格1480円で新規株式公開され、初値を公開価格割れの1421円でつけ、今3月期純利益を11億100万円(前期比39%減)と減益転換を予想したことが響いて同安値1135円まで売られたが、下げ過ぎ訂正に加えて、前日には政府の「日本再生戦略」で医療・介護、健康関連分野で50兆円規模の創出が打ち出されたことにも関連して上場来高値を更新してきた。

 今年のIPO市場は、すでに17社が上場済みだが、このうち初値が公開価格を下回った銘柄は、同社を含めて4銘柄にのぼる。

 このうちライフネット生命保険<7157>(東マ)は、すでに今年3月に上場来高値1326円をつけて公開価格1000円を上回り、北の達人コーポレーション<2930>(札ア)は、7月2日に上場来高値3370円まで上昇して公開価格1000円から3.3倍化した。残ったのがウチヤマHDと大阪工機<3173>(JQS)の2社となったが、「残り物には福がある」(?)とばかりにウチヤマHDが上場来高値を更新した。ここでやや時間が開いたIPOは、7月13日のアクトコール<6064>(東マ)から再スタートすることになり、直近IPO株に再度、脚光が当たる展開も想定される。
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 09:50 | 特集
2012年07月11日

セブン&アイ・ホールディングスは高値更新、コンビニ既存店売上高20カ月ぶりマイナスも「打たれ強さ」を証明?!=浅妻昭治

【浅妻昭治のマーケット・トーク】

浅妻昭治のマーケット・トーク セブン&アイ・ホールディングス<3382>(東1)は、39円高の2515円と続伸し、7月6日につけた年初来高値2487円を更新している。前日10日に同社を含めたコンビニエンスストア(CVS)大手5社が発表した6月の既存店売上高が、5社揃って前年同月比マイナスとなっており、2010年10月以来、20カ月ぶりとなったが、逆に株価は、売り方の買い戻しを交えて内需割安株買いが増勢となっている。

 同社の6月の既存店売上高は、0.5%減と20カ月ぶりにマイナスとなったが、同社が今年7月5日に発表した今2月期第1四半期業も、営業利益、経常利益が前年同期比各1%減と各減益転換したものの、想定範囲内、スーパーの苦戦を好調なCVS事業でカバーしたとして年初来高値を更新したばかりである。

 6月既存店売上高のマイナスは、すでにファーストリテイリング<9983>(東1)、ユナイテッドアローズ<7606>(東1)などのアパレル大手でも発表され、株価が急落しており、対照的な同社株価の「打たれ強さ」を証明(?)した展開となっている。

 CVS5社の6月の既存店売上高減は、昨年6月下旬の気温が過去最高となり、飲料やアイスクリーム類の猛暑関連商品が好調だったが、今年は、西日本の気温が低く、台風の影響で客数も落ち込んだことが要因と分析されている。

 コンビ各社のきょうの株価も、ローソン<2651>(東1)ファミリーマート<8028>(東1)、ミニストップ<9946>(東1)、は、前日終値を挟んだもみ合いを続け、サークルKサンクス<3337>(東1)は小反発している。
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 13:35 | 特集
2012年07月10日

創通は10連騰、「ガンダムは強し!」で業績を再上方修正し増配=浅妻昭治

【浅妻昭治のマーケット・トーク】

浅妻昭治のマーケット・トーク 創通<3711>(JQS)は10日、寄り付きの買い気配から163円高の2080円まで買い進まれて2日間の変わらずを挟んで10営業日続伸、5月11日につけた年初来高値2160円を射程圏に捉えている。前日9日大引け後に今8月期第3四半期(3Q)決算の開示と合わせて、今年2月に続いて8月通期業績の再上方修正と期末配当の増配を発表、「ガンダムは強し!」を確認してコンテンツ関連の割安株買いが増勢となっている。

 8月通期業績は、2月の上方修正値より売り上げを8億円、経常利益を5億5000万円、純利益を2億5000万円それぞれ引き上げ、純利益は、14億円(前期比50%増)と4期ぶりの過去最高更新の更新幅を拡大する。

 アニメーション番組のプロデュース事業が、期初計画の10作品から14作品に、プロデュース作品数も15作品から16作品に拡大しその作品からヒット作品が増加、ライツ事業も、主力の「ガンダム」シリーズで家庭用ゲームソフト、アーケードゲーム、ソーシャルゲームの利用が相乗効果により増加、版権収入が予想を上回ったことが要因となった。

 期末配当は前期実績・期初予想の30円から45円に増配する。

 株価は、前回の業績上方修正に自己株式消却が加わって年初来高値まで4割高し、3分の2押し水準まで調整して出直ってきた。PERは11倍台と割安であり、高値抜けから一段高に進もう。
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 10:13 | 特集