[特集]の記事一覧
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記事一覧 (06/10)【建設機械関連株展望(2)】建設機械関連は総じて軟調、欧州問題と中国経済減速響く
記事一覧 (06/10)【建設機械関連株展望(1)】欧州・中国停滞、北米と国内好調、国内リースも繁忙
記事一覧 (06/08)日米とも底は打ったものの上値は重く様子見の展開=犬丸正寛の相場展望
記事一覧 (06/08)「脱走ペンギン帰還」のニュースから連想して「水」関連銘柄=田北知見の銘柄ウオッチ
記事一覧 (06/07)コマツは安値から3連騰、NYダウの今年最大の上げ幅に反応し「米国時間」=浅妻昭治
記事一覧 (06/06)JTは株式売出しを嫌い急続落、6月末株式分割銘柄の権利取りに暗雲?=浅妻昭治
記事一覧 (06/05)東京ガスが続伸、円高メリット株は電力株がダメならガス株に出番=浅妻昭治
記事一覧 (06/04)独自の「日本時間」関連でサマー・ラリー候補株にコンビニ株が消去法的に存在感=浅妻昭治
記事一覧 (06/04)一六堂は反落も名証セ銘柄はステージアップ期待で逆境に抵抗力?!=浅妻昭治
記事一覧 (06/03)【特集:クールビズ関連銘柄(3)】注目の関連セクターと注目銘柄
記事一覧 (06/03)【特集:クールビズ関連銘柄(2)】紳士服専門店チェーンや百貨店が好調
記事一覧 (06/03)【特集:クールビズ関連銘柄(1)】盛り上がるクールビズ関連商戦
記事一覧 (06/02)【特集:ロンドン五輪関連銘柄(3)】注目度高い「なでしこジャパン」
記事一覧 (06/02)【特集:ロンドン五輪関連銘柄(2)】用品メーカー、卸売・小売、広告・放送関連
記事一覧 (06/02)【特集:ロンドン五輪関連銘柄(1)】関連ビジネスが本格化、経済波及効果に期待
記事一覧 (06/01)『諦め感台頭待ちの展開』、「円高」が企業業績期待を萎ませる=犬丸正寛の相場展望
記事一覧 (06/01)アフリカン・アートから連想して、値上がり幅上位株をピックアップ=田北知見の銘柄ウオッチ
記事一覧 (06/01) 東京ドームは続落も巨人ファン、アンチ巨人が呉越同舟のアノマリーも?!=浅妻昭治
記事一覧 (05/31)ヒマラヤは高寄り後もみ合い、3月のあらたに続き東証1部指定替え銘柄に逆行高素地=浅妻昭治
記事一覧 (05/30)エイチームは分割落ち高値から反落、4−5月のIPO市場に「コンプリガチャ」のカゲ=浅妻昭治
2012年06月10日

【建設機械関連株展望(2)】建設機械関連は総じて軟調、欧州問題と中国経済減速響く

■建設関連銘柄の株価動向=総じて軟調、欧州問題と中国経済減速響く

 建設機械・鉱山機械関連セクター各社の株価は再び軟調展開、中国の景気減速懸念、中国の景気刺激策への過度な期待感後退、為替の円高進行懸念、市場全体の地合い悪化などが影響。

 建設機械・鉱山機械関連セクターの銘柄としては、建設機械・鉱山機械大手のコマツ(6301)日立建機(6305)、子会社で油圧ショベルを展開する神戸製鋼所(5406)住友重機械工業(6302)、道路舗装機械大手の酒井重工業(6358)、特装車やコンクリートポンプ車の新明和工業(7224)極東開発工業(7226)、建設機械用油圧部品の川崎重工業(7012)KYB(カヤバ工業)(7242)、鉱山・建設車両用超大型タイヤのブリヂストン(5108)などがあるだろう。

 建設機械・鉱山機械関連セクター各社の株価は概ね、ユーロ圏債務危機問題に対する過度な警戒感の後退、2月14日の日銀によるサプライズ追加金融緩和、その後の外国為替市場での円安方向への転換、中国の金融緩和への転換や大規模な景気刺激策への期待感、国内での震災復興需要本格化などで、1月中旬から3月中旬にかけて大幅上昇した。しかし高値圏から反落し、市場全体の地合い悪化も影響して、再び軟調な展開となっている。

【建設機械関連株展望】
(1)欧州・中国停滞、北米と国内好調、国内リースも繁忙
(3)土木建設機械リースは39%の大幅増

【建設機械関連銘柄診断】
・日立建機は日本のレンタル、北米でのエネルギー向け好調、2ケタ増益
・コマツは好採算の鉱山機械伸び今期2ケタ増益、国内の復興需にも期待
・カナモトはレンタル絶好調で上方修正、震災復興に大雨洪水関連需要
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 09:34 | 特集

【建設機械関連株展望(1)】欧州・中国停滞、北米と国内好調、国内リースも繁忙

■欧州・中国停滞、北米と国内好調、国内リースも繁忙

【概観】国内の復興、防災関連等が有望

 建設機械・鉱山機械の関連セクターについては、国内市場では、東日本大震災からの復興需要が本格化することに加えて、老朽化した社会インフラ設備の更新・防災・耐震化関連の需要が期待される。

 また海外市場では、北米、中南米、東南アジア、オセアニアなどで、資源・エネルギー開発関連の需要が旺盛な模様である。

 中国市場や欧州市場での減速が弱材料視されているようだが、その他の市場での旺盛な需要が追い風となって、主要各社の12年度の業績は概ね好調な見通しとなっている。

 日本建設機械工業会の建設機械出荷金額統計によると、11年度の建設機械出荷額は内需が前年度比29.8%増加の6631億円、外需が同16.2%増加の1兆6873億円、総合計が同19.7%増加の2兆3504億円となった。内需、外需、総合計ともに2年連続の増加で、総合計ベースでは07年度に次いで過去2番目の高水準だった。外需を地域別に見ると、全9地域のうち中国を除く8地域で増加した。

【機種別状況】コンクリート機械、トンネル機械も堅調

 機種別の状況を見ると、油圧ショベルは、内需が同42.8%増の1970億円、外需が同16.1%増加の7607億円となった。ミニショベルは、内需が同35.7%増加の576億円、外需が同25.0%増加の1243億円となった。トラクタは、内需が同21.3%増加の672億円、外需が同28.3%増加の2384億円となった。建設用クレーンは、内需が同28.3%増加の1066億円、外需が同18.3%増加の751億円となった。道路機械は、内需が同11.9%増加の265億円、外需が同12.7%増加の313億円となった。またコンクリート機械、トンネル機械、基礎機械、その他建設機械、補給部品も増加した。

 また単月ベースで見ると、12年3月の内需は前年同月比62.8%増加の872億円、外需は同28.1%増加の1858億円、総合計は同37.5%増加の2730億円となった。内需は12カ月連続の増加、外需は27カ月連続の増加、総合計は27カ月連続の増加となり、好調を維持している。

【地域別状況】北米、日本市場が2ケタ伸長、中国は減速鮮明

 12年度の需要見通しについては、コマツ(東証1部6301)の12年度の建設機械・鉱山機械の市場別需要見通しで見ると、日本市場が前年度比5%〜10%増加、北米市場が同10%〜15%増加、欧州市場が前年度並み(同0%〜5%増加)、中国市場が前年度並み(同0%〜5%増加)、その他の市場(東南アジア、中南米、インド、アフリカ、中近東、CIS、オセアニア)が同5%〜10%増加としている。

 中国市場に関しては、11年は中国政府の金融引き締め策や高速鉄道事故の影響などで社会インフラ投資が抑制され、建設機械需要が大きく減速した。このため現地メーカーとの販売競争も激化した。ただし最近では、金融緩和策への転換や、景気刺激策としての大規模な社会インフラ関連投資に対する期待感も高まっている。

 5月29日には、中国国営通信の新華社が「中国政府は08年のような大規模な景気刺激策(4兆元規模)を導入する計画はない」と報じたが、温家宝首相は景気刺激策を断続的に実行する姿勢も示しており、エネルギー効率の高い家電製品購入に対する補助金などの対策を発表している。社会インフラ関連投資も期待されるため、12年に需要が底打ちして回復に向かえばプラス要因となるだろう。

【建設機械関連株展望】
(2)建設機械関連は総じて軟調、欧州問題と中国経済減速響く
(3)土木建設機械リースは39%の大幅増

【建設機械関連銘柄診断】
・日立建機は日本のレンタル、北米でのエネルギー向け好調、2ケタ増益
・コマツは好採算の鉱山機械伸び今期2ケタ増益、国内の復興需にも期待
・カナモトはレンタル絶好調で上方修正、震災復興に大雨洪水関連需要
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 09:12 | 特集
2012年06月08日

日米とも底は打ったものの上値は重く様子見の展開=犬丸正寛の相場展望

■高失業率ギリシャの17日の再選挙待ち

日米とも底は打ったものの上値は重く様子見の展開=犬丸正寛の相場展望 来週(11〜15日)は、ギリシャの再選挙を直前に控えていることから様子見気分の強い中で、去る4日につけた日経平均の安値8238円に対する下値を試す展開とみられる。

 ギリシャの再選挙は17日(日)に行われる。ギリシャ国民が緊縮財政策を受け入れるか、反対するか。反対ならギリシャのユーロ離脱はかなり現実味を帯びるものとみられる。とくに、7日にはギリシャの直近3月の失業率が発表となって21.9%とユーロ圏17カ国平均の約2倍と高いものだった。しかも、若年層(16〜24歳)の失業率が52.8%と厳しい。こうしたことを背景に国民がいっそうの緊縮政策を受け入れるだろうか、難しい。失業を吸収するには経済成長の必要なことは言うまでもないものの、簡単に経済成長のエンジンは掛からないだろう。1週間後に控えた選挙が終わるまでは動き難い。

 一方、アメリカでは景気下押し懸念、NYダウの下落から第3次金融支援策が期待されている。このことは、株価の下支え効果は期待できる。しかし、ヨーロッパ景気の不振や新興国の経済停滞をアメリカの金融緩和政策だけで、どれほど持ち上げる効果があるかは疑問である。リーマン・ショックの時は主要各国が一斉に規模の大きい政府支出を行ったのに比べ今回は足並みは揃わない。あまり、期待が大きすぎると反動の出る心配もある。ましてや、秋の大統領選挙まで6ヶ月を切っている。今から手を打っても大統領選挙には間に合わない心配もある。もちろん、刺激政策をやらないというわけにはいかないから規模は小さいものとなる可能性はある。ウイスコンシン州では民主党が共和党に敗れた。マーケットの関心は、足元の景気政策より大統領選挙後の政策に移りつつある。

 日本も6月21日の国会終了まで日が迫っている。自民党は消費税10%までの2段階上げを容認したものの、今国会で成立するかどうかはなお不透明。こちらも様子見だろう。

 NYダウ、日系平均とも一応、底は打っている。しかし、リマーン・ショックのときのような各国が足並みを揃えて大規模の景気テコ入れは難しいだけに世界景気の下押し圧迫を押しのけて景気、マーケットが大きく上に行くことは難しそうだ。しばらくは、日米とも下値圏でのモミ合いの動きとなりそうだ。

 個別物色の展開が中心となりそうだ。このところ、大証2部市場の元気がよいことにもみられるように出遅れ銘柄を物色する相場だろう。
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 16:59 | 特集

「脱走ペンギン帰還」のニュースから連想して「水」関連銘柄=田北知見の銘柄ウオッチ

田北知見の銘柄ウオッチ 先日、ネットで「帰還した脱走ペンギン、きょうから一般公開」という内容のニュースを見た。報道によると、3ヵ月ほど前に葛西臨海水族園(東京都江戸川区)からフンボルトペンギンの幼鳥が1羽、逃げ出した。その後、東京湾や江戸川などで時々目撃されていたが、5月下旬になってようやく保護され、連れ戻されたそうだ。獣医師などの話によると、目の充血と羽の抜けがあるくらいで健康に問題はないようで、海にいる小魚などで食いつないでいた可能性があるという。

 健康チェックを受けて問題なかったため、6月7日から同水族園で群れに戻され、一般公開されているということだ。私はこのニュースで初めて知ったのだが、世間では「たまちゃん」ブームの時のように話題になっていたのだろうか? しかし、3ヵ月も自分でエサを獲り、ひとりで(1羽で)生きていけるなんて、このペンギンは飼われていたにしては生命力が強いんだなあ。などと感心したのだった。

 ペンギンや水族館から連想して、「水」関連銘柄を見てみた。

★日清紡ホールディングス〈3105〉(東1)

 繊維メーカーの日清紡ホールディングス<3105>(東1)は繊維のほか紙製品、化学品、エレクトロニクスなど多岐にわたる事業を行なっており、そのひとつとして排水処理向けの水処理用微生物固体化担体等も扱っている。8日終値は26円安の586円。単位1000株。PERは約14.9倍、PBRは約0.6倍となっている。

 株価は3月26日につけた年初来高値826円から反落し、続落トレンドで来ていたが、6月4日につけた年初来安値575円でいったん底を打ったと見たい。ただ、信用買い残が多いため戻り売りが出そうで、加えて軟調な地合いが続けば、もうしばらくは底値圏でモミ合う可能性もある。が、チャート的には底値圏なので中期では拾い時と見て、まずは700円フシまでの戻りを目指す。

 大和証券は5月11日付けのレーティングで、投資判断「2」(アウトパフォーム)、目標株価(6〜12ヵ月)1000円とした。業績も堅調で、今期2013年3月期連結業績予想は(前年が凹んでいたとはいえ)売上高、営業・経常利益は前年比増収増益を見込んでいる。

★東レ〈3402〉(東1)

 合繊最大手の東レ<3402>(東1)は水処理膜・装置や家庭用浄水器、そして「水着」事業なども行なっている。8日終値は14円安の516円。単位1000株。PERは約12.7倍、PBRは約1.3倍となっている。チャートは4月27日に直近高値627円をつけて以降は続落トレンドで来ていたが、6月4日に年初来安値501円をつけた後は反発している。今後の地合いにもよるが、まずは600円フシまでの戻りが目標となりそうだ。

 5月14日付けのSMBCフレンド調査センターのレーティングでは、「強気」(今後6ヵ月間の目標株価が現在の株価を10%以上、上回ると判断する)とされた。業績は好調で、今期2013年3月期連結業績予想は前年比増収増益で最高益更新が見込まれている。また、東洋経済新報社の6月6日付け『四季報先取り』によると、次期2014年3月期も増収増益との予想値が出ている。

田北知見(たきた・ともみ)
エネルギー業界専門紙の記者を経て、現在、株式ジャーナリスト、日本インタビュ新聞社記者。雑誌や証券専門紙への寄稿、ムック「インド株成功の極意」などに執筆。著書に実業之日本社から「分足チャートで儲ける 超デイトレ入門」、かんき出版からは「サラリーマン投資家のための株 黄金分割比投資法」などがある。また企業のIR支援活動にも携わっている。

提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 16:18 | 特集
2012年06月07日

コマツは安値から3連騰、NYダウの今年最大の上げ幅に反応し「米国時間」=浅妻昭治

【浅妻昭治のマーケット・トーク】

浅妻昭治のマーケット・トーク コマツ<6301>(東1)は7日、51円高の1896円と3日続伸して始まり、6月4日につけた年初来安値1711円からの底上げを鮮明化している。前日の米国市場で、NYダウが、286.84ドル高の1万2414.79ドルと今年最大の上げ幅となり、為替相場も、円売り介入警戒で円安に振れ、同社ADR(預託証券)も、東京市場の終値に対して51円高(円換算値)で引けたことから下げ過ぎ訂正買いが増勢となっている。

 東京市場は、かねてから独自材料では動けず、欧州の債務問題や米国、中国の景気動向などに振り回され、前場は、米国株価次第の「米国時間」、後場は、中国の経済指標などに一喜一憂する「中国時間」といわれる展開が続いてきたが、きょう7日は「米国時間」が、株価押し上げ方向で日本株にプラスに働き、ADR銘柄は、前日の米国市場で2銘柄が出来ず、2銘柄が値下がりしているほかは軒並み値上がりし、コマツの上昇率は、東京電力<9501>(東1)に続き第2位となった。

 コマツの株価は、今年4月26日に発表した今3月期純利益1900億円(前期比13%増)が、市場コンセンサス平均を110億円超下回り、さらに円高進行、世界同時株安も追い討ちとなって年初来安値まで600円幅の大幅調整となった。きょう前場の「米国時間」の続伸に次ぎ、後場の「中国時間」で景気敏感特性を発揮する可能性もあり、なお一段の戻りを試す展開も想定される。
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 10:28 | 特集
2012年06月06日

JTは株式売出しを嫌い急続落、6月末株式分割銘柄の権利取りに暗雲?=浅妻昭治

【浅妻昭治のマーケット・トーク】

浅妻昭治のマーケット・トーク JT<日本たばこ産業、2914>(東1)は6日、9000円安の41万5500円と変わらずを含めて7営業日続落している。前日5日に財務省が、東日本大震災の復興財源に盛り込まれている同社株式の売出しについて、主幹事選びの作業に入ったと伝えられたことを嫌い売り増勢となっている。

 このため、権利付き最終日が6月26日に迫っている同社の株式分割(1対200)についても、権利取りの是非が急速に不透明化している。この株式売出しの影響は、同社株のみにとどまるものではない。6月26日に株式分割の権利付き最終日を迎える銘柄は、同社を含めて12銘柄を数えるからである。東証1部、新興市場、地方市場株など多彩だが、いずれもJTと同様に所属業界のトップ銘柄が多い。

 新興市場では、楽天<4755>(JQS)が、1対100の株式分割の権利付きだが、きょう6日は、600円高の8万1300円と3日ぶりに反発したあと、800円安と売り直されている。

 株式市場は、6月に入って世界同時株安に見舞われ、日経平均株価、東証株価指数とも年初来安値を更新、先行きの大きなポイントは、6月17日のギリシャの総選挙と観測されているだけに、スケジュール的にも相場修復は、株式分割銘柄の権利取りからスタートするとも観測されていたが、権利付き銘柄の先行きに突然、暗雲が立ち込めてきてしまった。
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 11:00 | 特集
2012年06月05日

東京ガスが続伸、円高メリット株は電力株がダメならガス株に出番=浅妻昭治

【浅妻昭治のマーケット・トーク】

浅妻昭治のマーケット・トーク 東京ガス<9531>(東1)は5日、5円高の377円と続伸して始まっている。前日4日の米国市場で、原油先物(WTI)価格が、1バーレル=83.98ドルと0.75ドル高と反発したものの、なお安値水準あり、為替相場も、日本政府による円売り介入懸念で0.37円安の78・36〜78.40円と若干、円安に振れたもののなお円高水準にあり、円高メリット株として同社株に下値買いが続いている。

 円高メリット株といえば、電力株が最右翼セクターで、ガス株はそのカゲに隠れ2番手に甘んじてきた。それが東京電力<9501>(東1)の原発事故以降、大きく様変わりとなった。東京電力はじめ電力各社は、全原発の運転停止で火力発電の発電原料費負担が重くなっており、買い評価が難しくなっている。

 それに対して、東京ガスは、今3月期業績予想の前提として為替レートを1ドル=85円、原油価格を1バーレル=120ドルと想定しており、円高メリット、原油安をダブルに享受、前期と同様に期中の再三の上方修正も期待されている。猛暑到来なら、ガス販売量は減少するが、発電事業のフル稼働も見込まれる。

 株価は、自己株式取得の実施・終了、明6日予定の自己株式消却発表にもかかわらず年初来高値402円から30円幅の調整となっており、PER15倍台の割安修正に再発進も見込まれる。
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 10:11 | 特集
2012年06月04日

独自の「日本時間」関連でサマー・ラリー候補株にコンビニ株が消去法的に存在感=浅妻昭治

浅妻昭治のマーケット・センサー
浅妻昭治のマーケット・センサー 5月相場は、米国の相場格言の「Sell in May and Go away(セル・イン・メイ・アンド・ゴーアウェー、5月に売ってどこかに行ってしまえ)」通りに、世界同時株安の結果となってしまった。日経平均株価は、月足で2カ月連続の陰線で月間下落率は10%を超え、東証株価指数は、連日の年初来安値更新となり、NYダウも、同じく月足で8カ月ぶりに陰線を引き、下落幅は820ドルに達した。

 東京市場は、前場は「米国時間」、後場は「中国時間」として米国市場や中国市場のコピー相場で下押し圧力を受け、その米国市場と中国市場も、ギリシャやスペインのソブリン・リスク不安で景気減速懸念を強めており、この3つの「時間」が絡み合って、あの5月6日に茨城県、栃木県を襲った風速100メールと推定された竜巻並みの逆風にダブル、トリプルに直撃されているようなものである。このため前週末1日も、日経平均株価は、終値として4カ月半ぶりに8500円を下回り、NYダウは、今年最大の下落率と急続落した。

 米国の相場格言は、5月に売り逃げろとは教えてくれたが、いつ株式市場にカムバックしたらいいのかについては、詳らかにはしてくれていない。6月も、1日の出足は最悪で、さらに前日3日には、野田佳彦首相が、小沢一郎元代表と2回目の会談をしたあとに、きょう4日の内閣改造を表明しており、政界再編の政治不安に見舞われ、観測されている為替市場での円売り介入も後手、後手に回る可能性も出てきて、恒例のサマー・ラリーの助走には厳しい環境になりそうだ。

 かつて兜町では、夏相場といえばサマー・ストックとして、季節商品関連のビール株、中元商戦の百貨店株、お盆・夏休み映画興行の映画株などを定番銘柄に取り上げて、サマー・ラリーを展開するのを恒例としていた。日本自体が、とっくに季節感を喪失しているだけに、定番のサマー・ストック株への期待感も後退している。

 そこで頼みは、6月1日から環境省でスタートした「スーパークールビズ」、7月から実施される「再生エネルギーの固定価格買取制度」で、これをテーマに取り上げ一点・二点集中を図ろうとする動きもあったが、これも今週にも、関西電力<9503>(東1)の大飯第3・第4原子力発電所の再稼働が決定されるとなると、サマー・ラリー銘柄としてやや力不足感が懸念されるところとなる。原発再稼働で関西電力管内の企業が、通常通りに操業を続け、気温が上昇すればエアコンをガンガンとかけ、街に煌煌とネオンサインがきらめくようでは、買い上げるエネルギーは限定的にならざるを得ない。

 こうなると仮にサマー・ラリーを期待するとしても、この候補株のセレクトには、大きな制約が伴うことになる。ましてや「米国時間」や「中国時間」、「欧州時間」の3つのハードルが前に控えて揺さぶられるのだから、これに抵抗力を発揮できることが必須条件となるのである。消去法的に銘柄スクリーニングしていくと、残る有力な候補株の一つが、独自の「日本時間」で人気化しそうなコンビニエンスストア株ということになりそうである。(続きと詳細は「浅妻昭治のマーケットセンサー:メールマガジン」に掲載。果たして注目銘柄は?)

浅妻昭治(あさづま・しょうじ)
株式評論家/日本インタビュ新聞社 編集部 部長
 1942年生まれ、神奈川県川崎市出身。証券専門紙で新聞と雑誌のキャップを務め、マーケット及び企業の話題掘り下げ取材には定評がある。長く、旧通産省の専門紙記者クラブに所属し、クラブの幹事として腕をふるった。現在、日本インタビュ新聞社の編集長として活躍。

提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 13:03 | 特集

一六堂は反落も名証セ銘柄はステージアップ期待で逆境に抵抗力?!=浅妻昭治

【浅妻昭治のマーケット・トーク】

浅妻昭治のマーケット・トーク 一六堂<3366>(東2・名2)は4日、東証2部では29円安の410円と4営業日ぶりに急反落し、5月14日に上場廃止を申請した名証2部では、前週末に名証2部上場後高値を更新したものの、値付かずと見送り商状となっている。

 名証セントレックスから東証第2部・名証第2部への上場に伴う前期配当の記念配当増配、今2月期業績の続伸予想で割安修正買いが続いていたが、全般市場の急続落が響き利益確定売りが先行している。ただ、この名証セントレックス市場は、前週末1日にオウケイウェイブ<3808>(名セ)21LADY<3346>(名セ)の2銘柄が、年初来高値を更新し、きょうも連続の高値更新と高人気が続いている。

 世界同時株安が続き、日経平均株価が、4カ月半ぶりに8500円台を割る悪相場環境下、セントレックス市場上場の21銘柄のうち、2銘柄が年初来高値を更新することは、同市場の逆境抵抗力の強さを反映しているとも受け取れる。

 もともと名古屋銘柄は、「石橋を叩いても渡らない」と堅実経営に定評があって好財務内容を誇り、不況には強い銘柄として逆行高する特性が注目されていたが、セントレックス銘柄が、このシンボル株として浮上していることになる。もちろんセントレックス銘柄は、新興市場株として玉石混交で、上場廃止猶予期間入りの銘柄や、株式公開買い付けが成立し整理銘柄に指定された銘柄もある。

 ただ一六堂のようにセントレックスから東証第2部への上場などステージアップを図る銘柄も出ており、全般相場が波乱様相を強めれば強めるほど注目度も高まりそうである。
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 11:27 | 特集
2012年06月03日

【特集:クールビズ関連銘柄(3)】注目の関連セクターと注目銘柄

■関連セクター・銘柄としては、紳士服、婦人服を中心に恩恵

【特集:クールビズ関連銘柄(3)】注目の関連セクターと注目銘柄 クールビズ関連のセクター・銘柄としては、紳士服専門店チェーン、カジュアル衣料品専門店チェーン、子供服・実用衣料品専門店チェーン、スポーツ衣料品のメーカー・卸売・小売関連、靴・生活雑貨などの専門店チェーン、百貨店、総合スーパー、アパレルメーカー、繊維メーカーなどがあるだろう。

 紳士服専門店チェーンでは、はるやま商事<7416>(東1)コナカ<7494>(東1)青山商事<8219>(東1)AOKIホールディングス<8214>(東1)などがあるだろう。

 13年3月期のクールビズ関連の売上高として、AOKIホールディングス<8214>(東1)は前期比30%増収、青山商事<8219>(東1)は前期比20%増収を目指し、品揃えを強化している。

 カジュアル衣料品専門店チェーンでは、ポイント<2685>(東1)ハニーズ<2792>(東1)ライトオン<7445>(東1)ジーズメイト<7448>(東1)マックハウス<7603>(JQS)ユナイテッドアローズ<7606>(東1)ファーストリテイリング<9983>(東1)などがあるだろう。

 子供服・実用衣料品専門店チェーンでは、西松屋チェーン<7545>(東1)しまむら<8227>(東1)などがあるだろう。

 スポーツ衣料品のメーカー・卸売・小売関連では、アルペン<3028>(東1)ヒマラヤ<7514>(東1)アシックス<7936>(東1)ミズノ<8022>(東1)ゴールドウイン<8111>(東1)デサント<8114>(東1)ゼビオ<8281>(東1)アシックス商事<9814>(東2)などがあるだろう。

 また、靴・生活雑貨などの専門店チェーンでは、エービーシー・マート<2670>(東1)良品計画<7453>(東1)チヨダ<8185>(東1)などがあるだろう。

 百貨店・総合スーパーのセクターでは、J.フロントリテイリング<3086>(東1)三越伊勢丹ホールディングス<3099>(東1)セブン&アイ・ホールディングス<3382>(東1)高島屋<8233>(東1)松屋<8237>(東1)エイチ・ツー・オー・リテイリング<8242>(東1)丸井グループ<8252>(東1)イオン<8267>(東1)ユニー<8270>(東1)があるだろう。

 アパレルメーカー関連では、山喜<3598>(大2)レナウン<3606>(東1)オンワードホールディングス<8016>(東1)三陽商会<8011>(東1)などがあるだろう。

 さらに、通気性、除湿性、冷感性などに優れた機能性繊維を供給する繊維・化学メーカーにも、クールビズ市場拡大の恩恵があるだろう。関連銘柄としては、東洋紡績<3101>(東1)ユニチカ<3103>(東1)帝人<3401>(東1)東レ<3402>(東1)旭化成<3407>(東1)などがあるだろう。

 株式市場では、ギリシャ問題に対する警戒感などで市場全体が軟調な展開となる中で、クールビズ効果の収益への寄与度が大きいと考えられる紳士服専門店チェーンを中心に、すでにクールビズ関連銘柄の個別物色が始まっている。

 紳士服専門店チェーンについては、引き続き個別物色が期待される。さらに紳士服専門店チェーン以外でも、クールビズ関連銘柄の見直し余地があるだろう。

【特集:クールビズ関連銘柄】
(1)盛り上がるクールビズ関連商戦
(2)紳士服専門店チェーンや百貨店が好調
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【特集:クールビズ関連銘柄(2)】紳士服専門店チェーンや百貨店が好調

■紳士服専門店チェーンや百貨店の既存店売上が好調

【特集:クールビズ関連銘柄(2)】紳士服専門店チェーンや百貨店が好調 企業別に12年4月の既存店売上高伸び率(前年同月比)を見ると、概ね紳士服専門店チェーンや百貨店の好調が目立っており、クールビズ関連市場としては紳士服や婦人服関連に恩恵が大きいと考えられる。

 紳士服専門店チェーンでは、業界4位のはるやま商事<7416>(東1)の4月既存店売上高が6.9%増加した。

 業界3位のコナカ<7494>(東1)は7.9%増加した。春夏物スーツの立ち上がりが堅調で、下旬にはクールビズの寄与も確認できたとしている。

 業界2位のAOKIホールディングス<8214>(東1)は、ファッション事業(AOKI、ORIHICAの合計)で16.6%増加した。

 業界首位の青山商事<8219>(東1)は、スーツ事業で8.9%増加、カジュアル・リユース事業で11.5%増加、合計で9.0%増加した。

 また百貨店大手では、J.フロントリテイリング<3086>(東1)の4月既存店売上高が、大丸松坂屋百貨店合計で2.8%増加した。このうち紳士服・洋品は4.7%増加、婦人服・洋品は5.2%増加した。ファッション衣料雑貨が活発に動いたとしている。

 三越伊勢丹ホールディングス<3099>(東1)は、伊勢丹店と三越店の合計で4.6%増加した。このうち紳士服・洋品は7.7%増加、婦人服・洋品は6.1%増加した。

 高島屋<8233>(東1)は、単体14店舗ベースで2.2%増加した。このうち紳士服・洋品は8.4%増加、婦人服・洋品は15.7%増加した。クールビズ商戦の早期展開や気温上昇などにより、衣料品や雑貨などのファッションアイテムが好調だったとしている。

 一方で、カジュアル衣料品専門店チェーンに関しては、東日本大震災の反動増があるものの、現時点でのクールビズ効果については、紳士服専門店チェーンや百貨店に比べてやや小さい模様である。

 ポイント<2685>(東1)の4月既存店売上高は5.2%減少した。春物は計画水準だったが、前年のセールの反動で減少したとしている。

 ユナイテッドアローズ<7606>(東1)は、ネット通販が8.8%増加したが、小売店が0.7%減少したため、合計では0.5%増加にとどまった。

 ファーストリテイリング<9983>(東1)の4月既存店売上高は、国内ユニクロ事業の直営店ベースで6.8%減少した。気温が低く推移したため、夏物商品の動きが鈍かったとしている。

 ライトオン<7445>(東1)は、4月が9.7%増加、5月が10.7%増加した。東日本大震災の反動増に加えて、5月は気温が上昇したことや、休日数が前年より1日多かったことが寄与したとしている。

 ジーズメイト<7448>(東1)は、4月が6.6%減少したが、5月は2.8%増加となり改善した。気温の上昇とともに夏物商品が伸びてきたとしている。

 しまむら<8227>(東1)は「ファッションセンターしまむら」の4月既存店売上高が0.7%増加にとどまった。しかし5月は7.4%増加と好調だった。気温上昇に伴って、UV対策インナーなどの夏物実需品が立ち上がったとしている。

 西松屋チェーン<7545>(東1)も、4月は5.4%減少したが、5月は2.7%増加となり改善した。5月はゴールデン・ウイーク中の好転や、気温上昇などが寄与したとしている。

 カジュアル衣料品専門店チェーンや、実用衣料品専門店チェーンなどの分野でも、気温の上昇とともにクールビズ効果が期待できそうだ。

【特集:クールビズ関連銘柄】
(1)盛り上がるクールビズ関連商戦
(3)注目の関連セクターと注目銘柄
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【特集:クールビズ関連銘柄(1)】盛り上がるクールビズ関連商戦

■節電の夏を迎えてクールビズ本番

【特集:クールビズ関連銘柄(1)】盛り上がるクールビズ関連商戦 全国的な電力不足の中で、節電の夏を迎えた。今年のクールビズ運動が昨年と同様に通常より1カ月前倒しして、5月1日に始まった(終了も昨年と同様に1カ月延長して10月31日)こともあり、クールビズ関連商戦は早くも盛り上がりを見せている模様だ。

 さらに今後、蒸し暑い梅雨の時期が接近する。そして節電の夏を迎えて、クールビズ関連商戦も本番を迎える。

 クールビズ運動は、すでに企業や消費者の間に浸透し、定着した感も強い。そしてクールビズ関連商品としては、通気性、除湿性、冷感性などの機能を強化したスーツやジャケットなどのビジネス用途にとどまらず、熱中症対策なども含めて、スポーツ用途やレジャー用途、さらには靴、汗ふきシート、涼感化粧品などの分野にも広がりを見せている。

 また昨年の夏は、ポロシャツ、アロハシャツ、サンダルなど「スーパークールビズ」と呼ばれるカジュアルな軽装が注目されたが、今年の夏の特徴としては単なる軽装ではなく、紳士服や婦人服の分野で、スーツやジャケットなどを着るスタイルが見直されている模様である。

 こうした今夏の状況も背景として、青山商事<8219>(東1)などの紳士服専門店チェーンや、三越伊勢丹ホールディングス<3099>(東1)などの百貨店では、紳士用、婦人用ともに、通気性、除湿性、冷感性、はっ水性、ストレッチ性などの面で一段と機能性を高めて、スーツやジャケットなどの分野でクールビズ対応の品揃えを強化している。

 またカジュアル衣料専門店でも、ファーストリテイリング<9983>(東1)のユニクロでは、今夏のクールビズ関連商品を、女性向けを中心に商品数で前年比2倍強の150品目に拡充する模様だ。

 さらに、首もとを冷やすスカーフ状のネッククーラー、シャツの襟裏に装着して首もとを冷やすクールビズバンドなど、外出先で体を冷やせるモバイルクール商品の売上も好調な模様である。

 日本百貨店協会によると、12年4月の全国百貨店売上高は4799億円となり、店舗調整後で前年同月比1.3%増加した。2カ月連続の増加だった。前年の東日本大震災の影響に対する反動増に加えて、4月中旬以降の気温上昇に伴って春物ファッション商材が好調だった。さらに、夏場の電力不足に対する節電意識の高まりで、クールビズ関連商品も売上を牽引したとしている。

 商品別に見ると、紳士服・洋品が同6.7%増加、婦人服・洋品が同3.2%増加となり、子供服なども含めた衣料品全体では同2.7%増加した。また外国人観光客の増加などで、美術・宝飾・貴金属が同7.7%増加したことも寄与したとしている。

 地区別に見ると東京地区が同6.7%増加した。そして東京地区の紳士服・洋品は同16.4%増加、婦人服・洋品は同7.3%増加、美術・宝飾・貴金属は同12.3%増加した。

 アパレル関連のセクター・銘柄では、クールビズ効果による各社の収益への寄与が期待されるだけに、今夏の話題はクールビズ一色になりそうだ。

 ただし昨年は8月の気温が平年並みとなり、一昨年ほど暑くなかったことでクールビズ商戦が失速感を強めた。

 今年も天候や気温の影響を受ける可能性が大きく、個別企業ごとの商品力や販売力などが収益に影響を与える可能性もあるだろう。さらに天候や気温の影響などでクールビズ商戦が失速感を強めた場合には、値下げ競争や在庫処分などが収益へのマイナス懸念要因となるだけに、各社の月次動向に注意しておきたい。

【特集:クールビズ関連銘柄】
(2)紳士服専門店チェーンや百貨店が好調
(3)注目の関連セクターと注目銘柄
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2012年06月02日

【特集:ロンドン五輪関連銘柄(3)】注目度高い「なでしこジャパン」

■ロンドン五輪の関連銘柄、今回は「なでしこジャパン」に注目

【特集:ロンドン五輪関連銘柄(3)】注目度高い「なでしこジャパン」 英国・ロンドンまでの観戦・観光ツアーに関しては、長距離・高額であることに加えて、人気競技の日程などの影響も受けるため、中国・北京五輪時に比べると収益への寄与は小さいと予想されている。ただし大手旅行代理店では、観戦・観光ツアーへの申込状況は概ね順調な模様である。

 広告・放送関連銘柄(広告代理店、テレビ・ラジオ放送会社、ネット関連など)としては、博報堂DYホールディングス<2433>(東1)電通<4324>(東1)などがあるだろう。

 こうした世界的なイベントが開催される場合は、広告代理店にとって恩恵が大きいだろう。また今回の英国・ロンドン五輪では、ハイビジョン映像が初めてインターネットで大量に配信されることが最大の特徴とされているため、ネット関連銘柄が注目される可能性もあるだろう。

 民法キー局については、英国・ロンドン五輪の放送権が、中国・北京五輪に比べて3割以上膨らんでいるため、収益よりも負担のほうが大きい模様だ。

 薄型テレビ・DVD関連銘柄(家電メーカー、家電量販店など)としては、薄型テレビメーカーの日立製作所<6501>(東1)東芝<6502>(東1)パナソニック<6752>(東1)シャープ<6753>(東1)ソニー<6758>(東1)、家電量販店のエディオン<2730>(東1)ビックカメラ<3048>(東1)コジマ<7513>(東1)ケーズホールディングス<8282>(東1)ヤマダ電機<9831>(東1)などがあるだろう。

 ただし、エコポイント特需や地デジ移行特需の反動に加えて、今回のロンドン五輪では時差の関係もあるため、薄型テレビやDVDの特需は期待薄の模様である。各社の収益改善への寄与度は小さいだろう。

 スポンサー関連銘柄(日本代表選手の所属企業、JOCのゴールドパートナーやオフィシャルパートナーなど)としては、綜合警備保障<2331>(東1)アサヒグループホールディングス<2502>(東1)キリンホールディングス<2503>(東1)日新オイリオグループ<2602>(東1)味の素<2802>(東1)日清食品ホールディングス<2897>(東1)ヤフー<4689>(東1)クボタ<6326>(東1)パナソニック<6752>(東1)(国内で唯一のロンドン五輪公式スポンサー)、トヨタ自動車<7203>(東1)アシックス<7936>(東1)ミズノ<8022>(東1)デサント<8114>(東1)東京海上ホールディングス<8766>(東1)ヤマトホールディングス<9064>(東1)NTTドコモ<9437>(東1)コナミ<9766>(東1)、そしてプレナス<9945>(東1)(国内女子サッカーリーグ「なでしこリーグ」のスポンサー)などがあるだろう。

 日本代表チーム・選手が活躍してメダルを獲得すれば、代表選手の所属企業やスポンサー企業などが注目されやすいだろう。

 今回の英国・ロンドン五輪では、体操、水泳、柔道、女子レスリングなどでメダル獲得の期待がかかるが、特に女子サッカー「なでしこジャパン」の注目度が高いとされている。このため、国内女子サッカーの「プレナスなでしこリーグ」のスポンサー企業となっているプレナス<9945>(東1)も注目されているようだ。

【特集:ロンドン五輪関連銘柄】
(1)関連ビジネスが本格化、経済波及効果に期待
(2)用品メーカー、卸売・小売、広告・放送関連
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【特集:ロンドン五輪関連銘柄(2)】用品メーカー、卸売・小売、広告・放送関連

■ロンドン五輪の関連銘柄

【特集:ロンドン五輪関連銘柄(2)】用品メーカー、卸売・小売、広告・放送関連 関連業界・銘柄としては、スポーツ用品関連(スポーツ用品メーカー、スポーツ用品の卸売・小売、フィットネスクラブ運営など)、観戦・観光ツアー関連(旅行代理店、航空・海運会社、ホテルなど)、広告・放送関連(広告代理店、放送会社、ネット関連など)、薄型テレビ・DVD関連(家電メーカー、家電量販店など)、スポンサー関連(日本代表選手の所属企業、公式スポンサーなど)などがあるだろう。通常の注目度が低い中小型株であれば、思惑で動意付いて急伸する銘柄もありそうだ。

 スポーツ用品関連銘柄(スポーツ用品メーカー、スポーツ用品卸売、スポーツ用品小売、フィットネスクラブ運営など)としては、ルネサンス<2378>(東1)アルペン<3028>(東1)セントラルスポーツ<4801>(東1)ヒマラヤ<7514>(東1)ヨネックス<7906>(東2)アシックス<7936>(東1)ミズノ<8022>(東1)ゴールドウイン<8111>(東1)デサント<8114>(東1)ゼビオ<8281>(東1)コナミ<9766>(東1)アシックス商事<9814>(東2)などがあるだろう。

 日本代表選手団の公式服装に関しては高島屋<8233>(東1)のデザインが採用された。公式スポーツウエアに関しては、JOC(日本オリンピック委員会)とのオフィシャルパートナーシップ契約に基づいて、アシックス<7936>(東1)がウインドブレーカー上下とバッグ、ミズノ<8022>(東1)がウォームアップスーツやポロシャツなど、デサント<8114>(東1)がTシャツとハーフパンツを提供する。各社はレプリカモデルの販売も開始する模様だ。

 ミズノ<8022>(東1)は体操競技日本代表選手の公式ウエアを提供し、デサント<8114>(東1)は水泳の北島康介選手とスポーツウエアに関するアドバイザリー契約を締結している。

 五輪観戦・観光ツアー関連銘柄(旅行代理店、航空・海運会社、ホテルなど)としては、全日本空輸<9202>(東1)エイチ・アイ・エス<9603>(東1)近畿日本ツーリスト<9726>(KNT)(東1)などがあるだろう。

【特集:ロンドン五輪関連銘柄】
(1)関連ビジネスが本格化、経済波及効果に期待
(3)注目度高い「なでしこジャパン」
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 08:03 | 特集

【特集:ロンドン五輪関連銘柄(1)】関連ビジネスが本格化、経済波及効果に期待

■ロンドン五輪は開会式7月27日〜閉会式8月12日

【特集:ロンドン五輪関連銘柄(1)】関連ビジネスが本格化、経済波及効果に期待 英国のロンドンを中心に開催される第30回オリンピック競技会、2012年夏季五輪(英国・ロンドン五輪)の開幕時期が接近してきた。5月19日には英国内での聖火リレーもスタートしている。開会式は7月27日、そして閉会式は8月12日に行われる。

 今年最大の世界的なスポーツイベントであり、世界中で関連ビジネスが活発に展開されるが、日本国内でも、日本代表チーム・選手のスポーツウエアやスポーツ用品関連の販売促進、スポンサー企業による五輪関連商品の販売促進、テレビやネット等を通じての関連広告、そして五輪観戦・観光ツアーの募集など、関連ビジネスが本格化し始めている。

 4年に1回、そして冬季五輪も含めれば、2年に1回となる五輪の開催時期が迫るにつれて、株式市場では関連銘柄が物色される傾向を強める。関連ビジネスで恩恵を受ける業界・銘柄だけでなく、日本代表チーム・選手が活躍してメダルを獲得すれば、そのチーム・選手の所属企業やスポンサー企業が注目されることもあるようだ。

 前回2008年の夏季五輪(中国・北京五輪)の開催前には、ゴールドウイン<8111>(東1)が特に注目された。水泳競技で海外の有力選手が、英スピード社の競泳用水着「レーザー・レーサー」を着用して好記録を出し、メダル獲得が期待された。そしてゴールドウインは「レーザー・レーサー」の日本での製造販売権を持っていたため、収益に寄与するとの思惑が広がった。

 今回の英国・ロンドン五輪では、このような事前に注目を集める商品は、現時点では特に見当たらない模様だが、日本代表チーム・選手の中では、特に女子サッカーの「なでしこジャパン」の活躍が期待されている。

 2011年に開催された女子ワールドカップ・サッカーでの優勝は日本中を興奮させた。そして国内女子サッカー「なでしこリーグ」の注目度が高まり、代表選手を多数抱える「INAC神戸レオネッサ」のスポンサーで、当時は無名だった「黒糖ドーナツ棒」が話題となり、知名度が一気に高まった。今回の英国・ロンドン五輪でも、スポンサー企業などが注目される可能性があるだろう。

 電通総研は、今回の英国・ロンドン五輪に関する経済効果として、日本国内の経済波及効果を8037億円と推計している。そして、直接的な国内消費の押し上げ効果は3687億円と推計している。

 前回2008年の中国・北京五輪時に比べて、日本からの距離が遠いことなどを主因として、五輪観戦ツアーの規模が小さくなることや、テレビ中継が深夜になることなどで、経済波及効果は小さいとみられている。

 ただし、日本代表チーム・選手の活躍次第では、大いに盛り上がり、経済波及効果が想定以上となる可能性はあるだろう。

【特集:ロンドン五輪関連銘柄】
(2)用品メーカー、卸売・小売、広告・放送関連
(3)注目度高い「なでしこジャパン」
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2012年06月01日

『諦め感台頭待ちの展開』、「円高」が企業業績期待を萎ませる=犬丸正寛の相場展望

『諦め感台頭待ちの展開』、「円高」が企業業績期待を萎ませる=犬丸正寛の相場展望 低落相場が続いている。日経平均は、週末6月1日に8422円まで下げた。1月18日以来の8500円を割り、年初来高値1万0255円(3月27日)からの下げは17.8%に達した。

 しかし、マーケットに諦め感が出ているという動きではない。相場が悪いという割には、1日当りの出来高は15〜20億株と比較的に多い。出来高から見る限り、諦めどころか活発な押し目買いが続いている姿だ。

 これは、2013年3月期の企業業績が回復することへの期待がある。とくに、日経平均ベースのPERは遂に11倍を切って10倍台まで下がった。企業業績を投資のベースに置く人にとっては割安が目立つ水準。恐らく、いずれ振り返る時が来れば、「あの時が底だった」となるだろう。

 ただ、足元のマーケット地合いは極めて良くない。欧州信用不安は、収まるどころか、むしろ燃え上がる心配が強い。リーマンショックの時は世界景気を牽引した新興国経済は勢いがない。それどころか、中国経済などには下向き圧力が強まっている。このところ好調だったアメリカ景気にも陰りがみられる。日本も予想外の「円高」で回復見通しの企業業績に楽観できなくなっている。第1四半期(4〜6月)に、今期上方修正という期待は難しくなっている。その中で、大飯原発に再稼動の見通しが出てきたことは夏場の電力不足に少しは明るさがみられる。家庭用電力料金値上げは7月の予定が8月に延びるようだ。その間に日本は景気、企業業績の向上を確実なものとしてもらいたいが無理だろう。政治はそれどころではない。

 ポイントは、欧州問題をどの程度まで相場が織り込んだかだろう。ギリシャのユーロ離脱までか、さらに、ユーロ自体の崩壊か。あるいは、欧州全体の経済低落まで売っているのか。マネーはユーロから逃げ出しているようだが、モノの動きも欧州との間ではストップしてしまうか。世界の大手保険会社はギリシャ相手の貿易に対する保険を受付けないという。見極めにはまだ時間が掛かりそうだ。

 このまま円高が続くようだと、企業業績に対する期待が萎み、「諦めムード」が強まり、出来高の少ない「陰の極」となる可能性がある。しばらくは、『諦め感台頭待ちの相場』だろう。
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 17:26 | 特集

アフリカン・アートから連想して、値上がり幅上位株をピックアップ=田北知見の銘柄ウオッチ

田北知見の銘柄ウオッチ ネットでアフリカ関係のサイトを見ていたら、「ティンガティンガ派の美術」という言葉に行き会った。興味を感じて調べてみたところ、1960年代にアフリカ・タンザニアの最大都市(旧首都)ダルエスサラームで、エドワード・サイディ・ティンガティンガという人が始めたポップアートのことをいうらしい。ティンガティンガ氏は1972年に亡くなったが、お弟子さんたちが画風を受け継いで作品を生み出し続けており、それらがティンガティンガ派とかティンガティンガアート等と呼ばれているという。

 作品や画家にもよるだろうが、私が見た限りの傾向としては、明るめのハッキリした色彩を使い、素朴なタッチでアフリカの動植物や自然、町や村などを描いている物が多い。そのアフリカらしさが好まれるらしく、ヨーロッパや日本でも評価され、コレクターも結構おられるようだ。日本でも時々、企画展が開かれたり、数年前には大手経済誌の表紙に使われたこともある。

 ティンガティンガアートを扱っているショップのサイトで画家さんたちのインタビューを読んでみると、「○○派」とか「弟子」といっても、日本でイメージする堅苦しい師弟関係ではなく、「頼って来た人は衣食住も含めて面倒を見る」「みんなで助け合って生活する」といったような雰囲気のようだ。そうしたおおらかさも含めて、アフリカン・アートなんだなあと思う。

 アフリカ的な「伸びやかな強さ」から連想して、「地合いが軟調でも強く伸びている株」→本日(6月1日)大引け時の「値上がり幅上位銘柄」の中から銘柄をピックアップしてみた。

★KDDI〈9433〉(東1)

 携帯電話au、固定電話、ブロードバンド、ケーブルテレビなどの事業を行なっているKDDI<9433>(東1)を入れる。1日終値は7000円高の49万1500円。単位1株。PERは約8.8倍、PBRは約0.9倍となっている。チャートは3月14日と同15日につけた年初来高値55万4000円から反落し、続落トレンドとなっていたが、ここ数日は下値48万円フシにあたり、反発のきざしが見えている。まずは51万円フシまでの戻りを目指す。ドイツ証券は5月29日付けのレーティングで、投資判断「Hold」、目標株価57万4000円としている。

★大正製薬ホールディングス〈4581〉(東1)

 ドリンク剤や育毛剤が有名で、市販薬の最大手という大正製薬ホールディングス<4581>(東1)を入れる。1日終値は280円高の6130円。単位100株。PERは約19.4倍、PBRは約0.9倍となっている。チャートは2月23日につけた上場来(年初来)高値7460円から反落し、以降はモミ合いながらも続落トレンドで来ていた。5月31日に年初来安値5780円まで売られてからは反発している。まずは6500円フシまでの戻りを目指す。信用倍率は約0.1倍の売り長となっており、買い戻しによる踏み上げも期待できそうだ。

田北知見(たきた・ともみ)
エネルギー業界専門紙の記者を経て、現在、株式ジャーナリスト、日本インタビュ新聞社記者。雑誌や証券専門紙への寄稿、ムック「インド株成功の極意」などに執筆。著書に実業之日本社から「分足チャートで儲ける 超デイトレ入門」、かんき出版からは「サラリーマン投資家のための株 黄金分割比投資法」などがある。また企業のIR支援活動にも携わっている。

提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 15:40 | 特集

東京ドームは続落も巨人ファン、アンチ巨人が呉越同舟のアノマリーも?!=浅妻昭治

【浅妻昭治のマーケット・トーク】

浅妻昭治のマーケット・トーク 東京ドーム<9681>(東1)は1日、2円安の212円と3日続落して始まっている。ただこのところ、同社株には再び売買高が膨らんできており、プロ野球の巨人軍が勝つと、株価が上昇するアノマリー現象(合理的な説明がつかない例外事態)の再現期待も高まりそうだ。

 というのも、前日31日のプロ野球の読売ジャイアンツ−東北楽天ゴールデンイーグルス戦で、巨人軍が連勝し、5月の月間勝率が29年ぶりに8割に上昇、俄然、優勝の下馬評が高まってきたことが、アノマリー通りに株価面でも買いムードを高める可能性があるからである。かつて兜町の証券マンには熱烈な巨人ファンが多く、前夜のナイターで巨人軍が勝つと、次の日は、営業姿勢も活気付き、株価が勢い付くことが多かった。

 いまやプロ野球は、米国のメジャーリーグやサッカーに人気を押されファン離れが懸念されているが、株価面では、巨人ファンもアンチ巨人も、東京ドーム買いとなってくる展開も想定される。

 株価実態面でも東京ドームは、割安放置が目立つ。今1月期業績は、純利益が46億円(前期は3億6200万円の黒字)とV字回復が予想され、配当も3期ぶりに5円の復配予想にある。

 前期は、東日本大震災や電力不足でプロ野球の公式戦の一部や恒例の都市対抗野球の開催が中止されたが、今期はいずれもフル開催となり、この春にはメジャーリーグの開幕戦も開催した。このまま巨人軍の快進撃が続けば、優勝して日本シリーズ開催の興行収入増も期待されることになる。PER9倍台、PBR0.7倍の割安修正をサポートしそうである。
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 09:41 | 特集
2012年05月31日

ヒマラヤは高寄り後もみ合い、3月のあらたに続き東証1部指定替え銘柄に逆行高素地=浅妻昭治

【浅妻昭治のマーケット・トーク】

浅妻昭治のマーケット・トーク ヒマラヤ<7514>(東1)は31日、3円高と高寄りしたあと、8円安の731円と4日ぶりに反落し、前日ザラ場につけた東証第1部指定替え後高値745円を前にもみ合いを続けている。

 指定替えに伴い東証株価指数(TOPIX)に算入され、TOPIX連動型のファンドの買い増しが高まることを先取りして需給好転期待の買い物が続き、全般相場の急続落も響き利益確定売りも交錯している。

 東証第2部から第1部への指定替えは、今年3月9日に東証が指定替え基準を緩和したことで急増しており、このほか東証マザーズから市場変更されたKLab<3656>(東1)を含めると、ヒマラヤまで9銘柄が上場された。

 このいずれもが、かつては指定替えとともにかなりの確率で実施した希薄化懸念の新株式発行・株式売出しを伴わなかったことも手伝って人気化、9銘柄の承認日終値からその後の高値までに平均上昇率は、31.70%と相場が波乱展開するなか、異色の逆行高を演じた。

 なかでも3月19日指定替えのあらた<2733>(東1)は、2.04倍と短期大化けを演じた。これに続くのが4月6日指定替えの亀田製菓<2220>(東1)で、ヒマラヤは、これからTOPIX算入が行なわれるだけに、先行2社にどれだけキャッチアップできるか注目されている。

 もっとも指定替え9社のうち、前日30日終値が、指定替え承認日の終値を下回っているのが、3銘柄に達しているだけに、投資スタイルとして「ヒット・アンド・アウェイ」で対処するか、中期投資銘柄として仕込むかは悩ましいところではある。
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 10:31 | 特集
2012年05月30日

エイチームは分割落ち高値から反落、4−5月のIPO市場に「コンプリガチャ」のカゲ=浅妻昭治

【浅妻昭治のマーケット・トーク】

浅妻昭治のマーケット・トーク エイチーム<3662>(東マ)は30日、30円安の850円と反落して始まり、前日ザラ場につけた株式分割権利落ち後高値885円を前に売り買いが交錯している。同社株は、今年4月4日に公開価格1080円で新規株式公開(IPO)され、ソーシャル(SN)ゲームのコンテンツ関連株として高人気化、2923円で初値をつけ4700円まで買い上げられる大化けとなったが、「コンプリートガチャ」の規制懸念問題の波及で、2361円まで急落、この「コンプリガチャ」施策中止と株式分割(5月31日割り当て1対3)を発表して2834円までリバウンドしたが、分割権利落ち後はなお方向感を探る展開が変わらない。

 この4ー5月は、同社を含めて前日29日にIPOされた北の達人コーポレーション<2930>(札ア)まで6銘柄がIPOされたが、この平均初値倍率は、30.5%と3月の31.6%からは低下した。初値が公開価格を上回るか下回るかで勝ち、負けを判定する勝敗は、3月と同じ4勝2敗で勝率も66%で並んだが、前日終値段階で株価が、公開価格を下回っている銘柄が2社、初値を下回っている銘柄が2社、残る2銘柄も上場来高値を下回っており、総じて低調である。

 エイチームを除いた5銘柄の平均初値倍率は2.4%にとどまっており、「コンプリガチャ」問題で揺れたエイチームの動向が、IPO市場にカゲを落していることになる。4−5月のIPO投資が好パフォーマンスを上げるかどうかは、今後の各社の株価動向に左右されることになり、6月にIPO予定の4銘柄の選別物色も、より厳正化されそうだ。
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 09:54 | 特集