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記事一覧 (05/18)『海外を横目に日本の経済・企業業績を見直す』展開=犬丸正寛の展望
記事一覧 (05/18)往年の映画『いそしぎ』のポピュラー音楽から連想した銘柄=田北知見の銘柄ウオッチ
記事一覧 (05/16)ミニストップは続落し安値目前、安値更新銘柄は一発逆転銘柄の宝庫?!=浅妻昭治
記事一覧 (05/15)ソニーとパナソニックが安値から急続伸、有機EL提携報道で負け組と負け組を掛けると勝ち組になるか実験?=浅妻昭治
記事一覧 (05/14)大ブーイングの「Jリーグ相場」は低PBR小売株で「大勝ち」期待よりも「六分勝ち」=浅妻昭治
記事一覧 (05/14)リブセンスが急反発、直近IPO株人気は業績上方修正と株式分割で「鬼に金棒」=浅妻昭治
記事一覧 (05/11)『戻りを試す展開』、米国は経済から外交に政策シフトも=犬丸正寛の相場展望
記事一覧 (05/11)『吉見百穴』遺跡から連想して、歴史のある企業株=田北知見の銘柄ウオッチ
記事一覧 (05/11)「家貧しくして孝子顕われる」・・・ソニーと子会社SONYFHに業績格差=浅妻昭治
記事一覧 (05/10)堀場製は業績上方修正で急反発、激動期は京都銘柄が主役!?=浅妻昭治
記事一覧 (05/09)ユニバーサル園芸社が連日の最高値、直近IPO株人気再燃をリードか?=浅妻昭治
記事一覧 (05/08)「東京」の冠社名は株安のシグナル?株高のサイン?業績下方修正銘柄と上昇率上位銘柄が混在=浅妻昭治
記事一覧 (05/07)「JASDAQ−TOP20」構成銘柄に1年7カ月ぶりのハプニング期待も=浅妻昭治
記事一覧 (05/07)金価格逆行高で貴金属リサイクル関連2社の決算発表に再び脚光か?=浅妻昭治
記事一覧 (05/06)【海運関連特集(3)】シェールガスの開発・生産ブームはプラス要因
記事一覧 (05/06)【海運関連特集(2)】堅調な荷動きと、運賃レベルの緩やかな修復を想定
記事一覧 (05/06)【海運関連特集(1)】海運業界大手3社の動向を探る
記事一覧 (05/05)【プラント関連特集(2)】大型プロジェクトを受注する関連企業
記事一覧 (05/05)【プラント関連特集(1)】世界的に活発な資源・エネルギー開発投資
記事一覧 (05/04)突然のアクシデントにも冷静な対応・・・コールセンター株=田北知見の銘柄ウオッチ
2012年05月18日

『海外を横目に日本の経済・企業業績を見直す』展開=犬丸正寛の展望

『海外を横目に日本の経済・企業業績を見直す』展開=犬丸正寛の展望 来週(21〜25日)は、『海外の悪材料を睨みながら国内の景気・企業業績を見直す展開』が予想される。NYダウは5月1日の高値から6.7%下げ、日経平均は3月27日の1万0255円から14%超の下げ。NYダウに下げ余地は残るものの、日経平均は底打ちが近いとみられる。

 とくに、日本の場合は経済、企業業績とも海外に比べると悪くない。今年1〜3月のGDPは実質で年率4.1%増と好調。復興需要による押し上げと、節約疲れによる個人消費の少し贅沢品消費の効果が出ている。

 企業業績も2013年3月期は押しなべて利益が回復する。日経平均予想1株利益は17日時点で755円と、4月頃の450円程度から大きく上向いている。

 ただ、日経平均が1万0255円をつけた頃の1株利益の期待値800〜850円に比べると物足りない。しかし、この間、日経平均が14%超も下落しており、企業業績との対比では相場は下げ過ぎている。言うまでもなく、ギリシャ問題などヨーロッパを中心とした海外材料の圧力がかかったためだ。

 ギリシャの再選挙が6月17日(日)に決まった。まだ、1ヶ月も先である。世界のマーケットは、ギリシャのユーロ離脱まで織り込んできつつあるようだ。しかし、選挙が終るまでは結論は出ない。この先、1ヶ月間は様子を見るより仕方のない空白期間になる。海外材料が空白なら、日本のファンダメンタルズ堅調が見直される可能性はあるだろう。

 もちろん、日本の産業も好不調のまだら模様ですべてが良好ではない。復興と消費は堅調でも設備投資、住宅投資は低調気味。自動車好調でエレクトロニクスは低調である。

 日経平均は海外マーケットの動向を見ながら、海外が落ち着けば15日線の位置する9180円前後までは反発する可能性がある。海外に比べ日本の経済、企業業績は良好であることを見直すべきである。
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 17:39 | 特集

往年の映画『いそしぎ』のポピュラー音楽から連想した銘柄=田北知見の銘柄ウオッチ

田北知見の銘柄ウオッチ 最近、ふとしたことから、映画『いそしぎ』のテーマ音楽を久し振りに聴いた。1965年のアメリカ映画で、主演は往年のハリウッドの大物カップル、エリザベス・テイラーとリチャード・バートン(今でいうとブラッド・ピットとアンジェリーナ・ジョリーくらいのクラスだろう)。カリフォルニアの海辺の町を舞台に、テイラー演じるシングルマザーの画家と、バートン演じる妻子ある学校長の恋愛(不倫)ドラマだ。題名の「磯鴫」(The Sandpiper)は物語に出てくる、水辺に生息する鳥の種名だそうだ。

 主題歌は『シャドウ・オブ・ユア・スマイル』(The Shadow of Your Smile)。アカデミー歌曲賞、グラミー賞最優秀楽曲賞を受賞し、その後、ポピュラーソングとして多くのアーティストがカバーしている。大人っぽくて少しアンニュイな感じで、私の素人耳にはボサノヴァ的な雰囲気(当時、流行っていたと思う)や、1966年のフランス映画『男と女』の主題歌などを思い出す。

 いくつかのバージョンを聴いてみて、一番気に入ったのは、シャーリー・バッシー(Shirley Bassey)が歌っているもの。バッシーはイギリス出身のシンガーで、映画『007』シリーズの音楽などで有名だそうだ。中高年になってからの彼女もステキだが、若い頃のショートヘアの画像などは、ハル・ベリーみたいにとてもキュートだ。歌の素晴らしさだけでなく、私のような素人はつい、見た目にも惹かれてしまうのだった。

 上記の映画から連想して、社名に「海」のつく銘柄から優良株を探してみた。

★東海カーボン〈5301〉(東1)

 タイヤ向けカーボン首位で、カーボンブラック事業のほか、炭素・セラミックス(黒鉛電極、ファインカーボン)事業、工業炉などの事業を行なっている東海カーボン<5301>(東1)を入れる。18日終値は13円安の360円。単位1000株。PERは約14倍、PBRは約0.7倍となっている。チャートは4月2日につけた直近高値449円から反落し、地合いの軟化に沿って続落トレンドで来ている。今後の地合いにもよろうが、底値350円フシにあたり、そろそろ反発すると見たい。まずは400円フシまでの戻りを目指す。

★東海理化〈6995〉(東1)

 自動車向けのスイッチ、キーロック、シートベルトなどの部品を製造している、東海理化<6995>(東1)を入れる。筆頭株主はトヨタ自動車で、製品の8割がトヨタ関連という。東海理化の18日終値は41円安の1326円。単位100株。PERは約8.3倍、PBRは約0.7倍と割安水準にある。チャートは4月27日につけた年初来高値1533円からの反落局面。1300円フシにあたり、そろそろ下げ止まると見たいが、地合いによっては1200円フシまでの調整もあるかもしれない。いずれにしても安値圏の拾い時か。まずは1400円フシまでの戻りが目標となりそうだ。

田北知見(たきた・ともみ)
エネルギー業界専門紙の記者を経て、現在、株式ジャーナリスト、日本インタビュ新聞社記者。雑誌や証券専門紙への寄稿、ムック「インド株成功の極意」などに執筆。著書に実業之日本社から「分足チャートで儲ける 超デイトレ入門」、かんき出版からは「サラリーマン投資家のための株 黄金分割比投資法」などがある。また企業のIR支援活動にも携わっている。

提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 16:23 | 特集
2012年05月16日

ミニストップは続落し安値目前、安値更新銘柄は一発逆転銘柄の宝庫?!=浅妻昭治

【浅妻昭治のマーケット・トーク】

浅妻昭治のマーケット・トーク ミニストップ<9946>(東1)は、14円安の1333円と6営業日続落して始まり、前日ザラ場につけた年初来安値1335円を更新している。今年4月に開示した今2月期業績が、連続増益を予想したものの、市場コンセンサスを下回るとして年初来高値1600円から調整し、国内証券の投資判断・目標株価引き下げも追い討ちになって安値追いとなっている。

 同社株を含めて東証1部の年初来安値更新株は、欧州政局不安、欧州金融危機再燃懸念で急増、前日は555銘柄、全上場銘柄の3割にも達した。ただこの安値更新銘柄の多さは、一発逆転高の底力を占める銘柄の宝庫ともいえることになる。現に安値更新銘柄は、前日15日にソニー<6758>(東1)パナソニック<6752>(東1)が、有機ELテレビ事業の提携交渉報道で反発し、ミクシィ<2121>(東マ)が、身売り観測報道で急反騰した。家電量販店業界でもビックカメラ<3048>(東1)が、コジマ<7513>(東1)を買収し株価が歓迎高を演じた。いずれも、業界構造の激変、競争力の低下、業績低迷などを嫌って、株価が安値まで売り込まれたが、実態悪は業界再編の引き金になる展開も示唆していることになる。

 ミニストップの属するコンビニ業界も昨年、シー・ヴイ・エス・ベイエリア<2687>(東1)からフランチャイズ契約終了を通告されたサークルKサンクス<3337・監理>(東1)が、親会社のユニー<8270>(東1)に株式公開買い付けを実施される地殻変動が起こっている。ミニストップ自体も、胎動著しいイオン<8267>(東1)系であり、昨年7月に中堅コンビニのスリーエフ<7544>(東2)と配送事業で提携をしており、安値更新銘柄の増勢は、投資家にとって一発逆転のチャンス到来となる可能性もあり、悲観ばかりはしていられない。
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 10:26 | 特集
2012年05月15日

ソニーとパナソニックが安値から急続伸、有機EL提携報道で負け組と負け組を掛けると勝ち組になるか実験?=浅妻昭治

【浅妻昭治のマーケット・トーク】

浅妻昭治のマーケット・トーク ソニー<6758>(東1)が、25円高の1179円と急続伸して始まり、前日ザラ場につけた年初来安値1100円から底上げしている。同様にパナソニック<6752>(東1)も、13円高の591円と急続伸し、前日ザラ場につけた年初来安値543円から底上げしている。両社株の急続伸は、きょう15日付けの日本経済新聞で、ライバル同士の両社が、次世代テレビの本命とされる有機EL(エレクトロ・ルミネッセンス)テレビ事業で提携交渉に入ったと観測報道されたことが引き金になっている。

 すでに韓国のサムスン電子とLG電子が、年内に有機ELテレビの発売を計画しているが、両社は、提携により双方の有機ELテレビの技術を持ち寄り韓国勢を追撃、液晶テレビで韓国勢に奪われたシェア、競争力の奪回を目指すとされた。

 ソニー、パナソニックの両社は、この大型連休明けに揃って3月期決算を発表、今期業績の黒字転換を見込んだが、黒字幅が市場コンセンサスを下回るとして年初来安値まで売られた。いわば負け組である。小学生でも分かる算数では、マイナスとマイナスを掛けるとプラスとなるが、両者の提携で負け組と負け組が提携すると勝ち組になるか、壮大な実験が始まることになりそうだ。
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 09:55 | 特集
2012年05月14日

大ブーイングの「Jリーグ相場」は低PBR小売株で「大勝ち」期待よりも「六分勝ち」=浅妻昭治

浅妻昭治のマーケット・センサー
浅妻昭治のマーケット・センサー まさに「Jリーグ」相場である。Jリーグと聞いて首を傾げる投資家も少なくなさそうなので、説明させていただくと、Jリーグとは、日本のプロ・サッカーリーグである。そのJリーグの上位リーグのJ1で、今年は異変が起こっていて、現在の株式相場とそっくりなのである。年間34試合のうち3分の1を消化した前週5月12日の段階で、常勝クラブ、名門クラブと自他ともに認められている強力クラブが下位に低迷しているのである。

 ガンバ大阪は、下位リーグのJ2への降格圏内の17位で、鹿島アントラーズは、降格圏ギリギリの15位、昨年、J2からJ1へ昇格後、即優勝した柏レイソルは14位と低迷中だ。いまでも日本代表へ何人もの中心選手を送り出し選手層の厚さを誇るクラブが、攻撃陣が機能せずに無得点試合を繰り返し、守備陣が崩壊して大量失点し、浮上の兆しさえ見せていない。敗戦試合のたびにテレビ画面に映し出される観客席の前で首をうなだれ、サポーターの大ブーイングを浴びる選手たちの姿は、目を覆いたくなる。

 現在の株式相場も、かつての勝ち組主力株のパナソニック<6752>(東1)シャープ<6753>(東1)ソニー<6758>(東1)のエレクトロニクス御三家が、年初来安値に低迷し投資家や証券アナリストの大ブーイングに曝されているからJリーグと酷似し、例えられるのである。もちろんこの安値更新は、この4〜5月に発表した今3月期業績が、前期の大幅赤字からの黒字転換を予想したものの、その黒字額が微々たるもので、市場コンセンサスに遠く届かないことが要因となっている。

 しかし、この3社は、わずか3カ月前の今年2月は、まったく別の動きをしたのである。この2月は、3社が前期の第3四半期(4〜12月期、3Q)決算を開示したときで、各社が、揃って前期通期業績を下方修正、2〜3回目となる下方修正で、純利益の赤字転落、赤字幅拡大を発表したときだ。業績状況は、この4〜5月よりもっとアゲインストであった。ところが株価の反応はまったく逆で、そのときつけた安値から年初来高値に向けて3割以上も急伸し、日経平均株価を大きくオーバーパフォームした。マーケットコメントとして「悪材料出尽くし」、「悪材料織り込み済み」などの大合唱となり、なかには「悪材料が計上できるのはまだまだ体力のある証拠、フトコロの深さの反映」などと極端な擁護論まで飛び出した。

 もちろんこの急反発は、日銀が、バレンタイン・プレゼントといわれた追加金融緩和策を発動し、超円高を修正したことが大きなサポート材料となった。しかし、今回も、大型連休入り直前の4月27日に日銀は、さらに追加緩和策を決定したが、円高に歯止めがかからず、株安の防波堤にもなっていない。わずか3カ月前の相場好転が、何年も前の相場シーンのように遠去かり、思わず大ブーイングが口から飛び出す「Jリーグ相場」なのである。

 毎度のことで前置きが長くなって恐縮だが、さてここからが本題である。この3月の主力株の急反発には、マーケット的には実は前段があった。昨年12月末から今年1月初めにかけて小売各社が、2月期決算の3Q業績を発表しており、この好業績を株価が好感高していた。とくにデパート株などは、高額商品の売れ行きが急回復しているなどと明るさいっぱいで、これで市場が暖まっているところに、日銀のバレンタイン・プレゼントが追撃材料となって、3月期決算会社の主力株の業績下方修正の悪材料を好材料とする急反騰を呼び込んだのである。

 そこでいま提案したいのが、この年初相場の繰り返しである。小売各社は、6月末にかけて今期第1四半期(3〜5月期)決算を発表してくるが、この決算内容次第で7月以降に続く3月期決算会社の第1四半期(4〜6月期)業績の回復を確認できることになる。小売各社の今期業績は、市場コンセンサスを上回るケースが多かったが、3月期決算会社の主力株の業績評価とともに共倒れ、失速してしまったが、再発進が期待できることになる。(続きと詳細は「浅妻昭治のマーケットセンサー:メールマガジン」に掲載。果たして注目銘柄は?)

浅妻昭治(あさづま・しょうじ)
株式評論家/日本インタビュ新聞社 編集部 部長
 1942年生まれ、神奈川県川崎市出身。証券専門紙で新聞と雑誌のキャップを務め、マーケット及び企業の話題掘り下げ取材には定評がある。長く、旧通産省の専門紙記者クラブに所属し、クラブの幹事として腕をふるった。現在、日本インタビュ新聞社の編集長として活躍。

提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 12:41 | 特集

リブセンスが急反発、直近IPO株人気は業績上方修正と株式分割で「鬼に金棒」=浅妻昭治

【浅妻昭治のマーケット・トーク】

浅妻昭治のマーケット・トーク リブセンス<6054>(東マ)エイチーム<3662>(東マ)が14日、ともに直近IPO(新規株式公開)株人気を再燃させている。リブセンスは、寄り付きの買い気配から371円高の3095円、エイチームは、400円高の2800円まで買い進まれそれぞれ急反発している。

 前週末11日にリブセンスは今12月期第1四半期決算の開示に合わせて、早くも第2四半期(2Q)累計業績の上方修正を発表し、エイチームは株式分割を発表、歓迎して買い物が殺到している。投資セオリーでは、相場全般の波乱時にシコリが比較的小さく、値動きも軽い直近IPO株に買い物を集中して逆行高を狙うのが定石となっているが、両社株のこの好材料は、まさに「鬼に金棒」となったことになる。

 リブセンスの2Q累計業績増額は、昨年12月7日のIPOで社会的認知度、信頼性が高まり求人情報メディア事業で情報掲載を希望するクライアントが急増したことが要因で、純利益を今年2月14日の期初予想の1億5400万円を2億6500万円(前年同期比2.0倍)に引き上げた。

 12月通期業績は、下期動向に現時点では不確定な要素があるとして期初予想を据え置き、純利益は3億9800万円(前期比45%増)と予想している。

 株価は、公開価格990円でIPOされ、上場来高値3275円まで高人気化し2177円まで調整、半値戻し水準にあり一段の戻りを試そう。

 エイチームは、5月31日割り当てで1株を3株に株式分割をする。同社株も、今年4月4日に公開価格1080円でIPOされ上場来高値4700円まで高人気化、ソーシャルゲームの「コンプリートガチャ」関連の一角に位置することから2361円まで急落、この中止を発表するとともに、ソーシャルゲームは同社多角展開事業の一部で影響はそれほど大きくないとしたことから200円幅の反発をしており一段の底上げにトライしよう。
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 11:17 | 特集
2012年05月11日

『戻りを試す展開』、米国は経済から外交に政策シフトも=犬丸正寛の相場展望

『戻りを試す展開』、米国は経済から外交に政策シフトも=犬丸正寛の相場展望 来週(14〜18日)は、『戻りを試す展開』とみられる。短期的には日米とも底打ち感が出ている一方で、米大統領選挙まで6ヶ月を切り、政策の中心が経済から外交に重心移ることも予想される。日本も6月末の国会会期末を控え、経済より消費税問題で与野党対立が激しくなりそうだ。こうした中で、2013年3月期の企業業績予想が最終的にどのような姿で着地するかを見極めるものとみられる。

 日経平均は10日(木)、8985円と今年2月14日以来の9000円割れとなった。日銀が「物価1%政策」を打ち出した2月14日から3月27日の1万0255円まで約14%上昇。その上げ分を帳消しとした。マーケットは、「物価政策を一時は意外性ということで評価した。しかし、効果に対する期待は膨らまなかった」(中堅証券)。

 ただ、日経平均の日足が9本連続の陰線となっていることや、30日線とのマイナス乖離が6%を超えている。このため、9000円割れで底を打った可能性は強い。今後は、どのあたりまで戻すか、「戻りを試す」展開とみられる。

 気になるのはNYダウ、日経平均とも中期的相場の強さを占う「75日線」を大きく下回っていること。下回っても1〜2日程度で75日線を奪回すれば相場の基調は強いとされる。しかし、NYダウ、日経平均と75日線割れが続いたまま。今後は戻しても75日線が上値を押えることになりそうだ。ちなみに、日経平均の75日線は9500円程度。

 アメリカ大統領選挙は11月上旬。6ヶ月を切った。一般的に経済政策は選挙の6ヶ月前までといわれる。政策は次第に経済から外交、防衛等に移っていくものとみられる。日本も国会会期末接近で野田内閣の消費税不退転姿勢がいっそう強くなりそうだ。無罪判決から控訴となった小沢元代表の動きも注目される。日本も経済より政局に目線が移っている印象だ。もっとも、アメリカは第3次金融緩和策も予想される。しかし、その場合でも規模はそれほど大きくならない可能性もある。

 3月期決算の発表はまもなくピークを過ぎる。直近の予想1株利益は622円(4月中旬頃は450円程度)と上向いている。しかし、期待されてきた1株利益800〜850円まで行くことができるかどうか。この点を見極めるものとみられる。

 このようにみてくると、米国金融緩和があって相場は戻したとしても大きく上値を期待することは難しそうだ。ヨーロッパ不安も依然くすぶっている。強気2割、慎重8割といった投資スタンスがよいのではなかろうか。
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 17:29 | 特集

『吉見百穴』遺跡から連想して、歴史のある企業株=田北知見の銘柄ウオッチ

田北知見の銘柄ウオッチ 過日の連休中、埼玉県比企郡吉見町にある国指定史跡『吉見百穴』(よしみひゃくあな、または「ひゃっけつ」とも読むそうだ)へ行った。高さ数メートル〜数十メートルくらいの岩山に、縦横1メートルくらい、奥行き2〜3メートルくらいの横穴墳墓が200穴以上も掘られている遺跡だ。こうした分野の遺跡では国内で最大規模だという。一部が観光スポットとして保護されつつ公開されており、ずっと行ってみたいと思っていたのだ。

 観光客(見学者というべきか)が見ることができるのは岩と横穴が露出している数十穴のみで、岩山の他の部分は土や木々に覆われている。6世紀頃の古墳時代にできた横穴墳墓が今に至るまでずっと残っていられたのは、土や木に覆われていたおかげなのだろう。露出している部分は明治時代に調査のために掘り出されたもので、穴は板状の大きな石で蓋がされていたそうだ。人骨、玉類、剣、土器などが出土したという。また、昭和時代の戦時中に、地下軍需工場用として大きく掘削された部分もある。岩山には階段や通路がついており、観光客は上まで登れる。登る途中に穴を間近で見ることもできた。

 こんなに大きく古い遺跡が首都圏に残っており、しかもそれを間近に見ることができるのは、なんだか不思議な気がした。遺跡の周辺には田園風景が広がっていたり、静かなお寺や遊歩道つきの湖などもあり、「東京近郊にも、こんな良いところがあるのだなあ」と、いい気分で家路についたのだった。

 「歴史」から連想して、歴史のある「三菱」「三井」系の銘柄で優良株を探してみた。

★三菱倉庫〈9301〉(東1)

 1887(明治20)年に三菱為替店の倉庫業務を継承して設立した、倉庫首位企業の三菱倉庫<9301>(東1)を入れる。11日終値は19円安の805円。単位1000株。PERは約17.3倍、PBRは約0.7倍となっている。チャートは3月9日につけた年初来高値1014円から反落し、以降は続落トレンドで来ている。底値800円フシにあたり、そろそろ反発のタイミングと見たい。まずは次のフシであり13週移動平均線でもある900円ラインまでの戻りを、そして中期で1000円フシまでの戻りを目指す。業績も堅調で、今期2013年3月期連結業績予想は前年比増収増益となっている。また、東洋経済新報社の『四季報速報』には、次期2014年3月期も増収増益との予想値が出ている。

★三井不動産〈8801〉(東1)

 最大手総合不動産の1社、三井不動産<8801>(東1)を入れる。江戸時代に創業した三井越後屋から、大正時代に三井合名会社不動産課となり、1941(昭和16)年に三井不動産株式会社として設立した歴史を持つ。11日終値は32円安の1298円。単位1000株。PERは約20.8倍、PBRは約1.1倍となっている。株価は3月14日につけた年初来高値1683円から反落し、以降はジリ安となっていた。1300円フシにあたり、そろそろリバウンドの時期と見たいが、地合いによっては1200円ラインまで調整が入る可能性もありそうだ。チャート的には安値圏の拾い時と見て、まずは1500円フシまでの戻りを目指す。

田北知見(たきた・ともみ)
エネルギー業界専門紙の記者を経て、現在、株式ジャーナリスト、日本インタビュ新聞社記者。雑誌や証券専門紙への寄稿、ムック「インド株成功の極意」などに執筆。著書に実業之日本社から「分足チャートで儲ける 超デイトレ入門」、かんき出版からは「サラリーマン投資家のための株 黄金分割比投資法」などがある。また企業のIR支援活動にも携わっている。

提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 16:32 | 特集

「家貧しくして孝子顕われる」・・・ソニーと子会社SONYFHに業績格差=浅妻昭治

【浅妻昭治のマーケット・トーク】

浅妻昭治のマーケット・トーク ソニーフィナンシャルホールディングス(SONYFH)<8729>(東1)は、20円高の1184円まで上げて3日ぶりに反発し、1月6日につけた年初来安値1126円に並ぶ安値水準から底上げをしている。前日10日大引け後に5月18日予定の決算発表に先立って、前2012年3月期業績速報、今2013年3月期業績予想を開示、前期速報値が、今年2月の上方修正値の再上方修正となり、純利益が290億円から328億円(前期比21%減)に引き上げられて減益転換率を縮小、今期も370億円(同12%増)と増益転換を予想したことから下げ過ぎ訂正買いが再燃している。

 前日は、同時に同社の親会社のソニー<6758>(東1)も、3月期決算を発表しておりいる。前期純利益が、今年4月の4回目の下方修正値より連続赤字幅を縮め、4566億6000万円の赤字(前々期は2595億8500万円の赤字)となり、今期は、300億円の黒字転換を予想したことの反応したものである。ただ、このソニーの黒字転換は、なおテレビ事業の赤字脱却戦略がまだ不透明として市場の信頼性を得るには十分とはいえず、上方修正の続く子会社の業績推移とは対照的となっている。

 この親会社と子会社の業績格差は、親会社の業績低迷が続いたこの2年来、ますます歴然となっており、上方修正と下方修正が交錯した今年2月は、典型的なケースであった。この例は、SONYFHのみにとどまるものではなく、ソニーの子会社のソネットエンタテインメント<3789>(東1)や孫会社のエムスリー<2413>(東1)にまで該当する。まさに「家貧しくして孝子顕われる」だが、子会社にしてみれば、株価に下方修正する親会社の株価イメージが波及し悩まさてしまうことにもなり、親会社の起死回生を願うのは投資家ばかりとはいえなさそうである。
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 10:22 | 特集
2012年05月10日

堀場製は業績上方修正で急反発、激動期は京都銘柄が主役!?=浅妻昭治

【浅妻昭治のマーケット・トーク】

浅妻昭治のマーケット・トーク 堀場製作所<6856>(東1)は、寄り付きの買い気配から90円高の2826円と高寄りして急反発、3月19日につけた年初来高値2892円を視野に捉えている。

 前日9日大引け後に今12月期第1四半期決算の開示に合わせて、早くも第2四半期累計・12月通期業績の上方修正を発表、減益転換率を縮めることが、割安修正買いを再燃させている。業績上方修正は、自動車計測システム機器、医用システム機器、科学システム機器の売り上げ、営業利益が期初予想より上ぶれており、為替レートも見直したことが要因となった。

 株価は、今年2月に発表した今期業績で、減益転換を見込んだが、同時に連続増配を予想したことをポジティブに評価して年初来高値まで400円高し高値もみ合いを続けており、PER14倍台の割安修正が期待される。

 同社は、本社を京都に構える京都銘柄の一角に位置し、今回の3月期決算発表では、同じ京都銘柄の京セラ<6971>(東1)が、今期業績の増益転換を予想、市場コンセンサスを上回る数少ない好業績銘柄として好感高した。

 京都銘柄は、昨年3月の東日本大震災発生時も被災地から遠く影響が軽微として逆行高、激動期に強い特性を発揮した。

 フランスの大統領選挙での現職大統領の敗北、ギリシャの総選挙に端を発する政局波乱で欧州債務危機の再燃が懸念されるアゲインストの相場環境下、京都銘柄が主役に躍り出る展開も示唆していそうである。

提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 09:52 | 特集
2012年05月09日

ユニバーサル園芸社が連日の最高値、直近IPO株人気再燃をリードか?=浅妻昭治

【浅妻昭治のマーケット・トーク】

浅妻昭治のマーケット・トーク ユニバーサル園芸社<6061>(JQS)は、寄り付きに65円安と売られたあと99円高の2019円と切り返して続急伸、連日の上場来高値更新となっている。

 同社株は、今年4月26日に公開価格1310円で新規株式公開(IPO)され、1455円で初値をつけ前日ザラ場につけた上場来高値1940円まで公開価格比48%高しているが、今6月期業績からみたPERは11倍台となお割安として買い増勢となっており、相場セオリー通りの直近IPO株人気である。

 全般相場が波乱展開する時は、この圏外にいて上値に比較的シコリがなく値動きが軽いとして消去法的に直近IPO株を買い進めるのが兜町流の投資スタンスで、現在の相場環境も、フランス大統領選挙で現職大統領が落選し、ギリシャの総選挙で連立与党が過半数割れとなり、政局不安から欧州の債務危機の再燃が懸念されるなど、直近IPO株がクローズアップされる状況となっている。

 ユニバーサル園芸社の最高値更新が、この直近IPO株人気再燃を増幅させる可能性もある。現に、4月27日IPOのチャーム・ケア・コーポレーション<6062>(JQS)も続伸しており、IPO自体も、チャーム・ケアから5月29日にIPO予定の北の達人コーポレーション<2930>(アンビシャス)まで1カ月の空白期間があることも人気化材料となりそうだ。今年IPOの12社の動向から目が離せなくなる。
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 10:25 | 特集
2012年05月08日

「東京」の冠社名は株安のシグナル?株高のサイン?業績下方修正銘柄と上昇率上位銘柄が混在=浅妻昭治

【浅妻昭治のマーケット・トーク】

浅妻昭治のマーケット・トーク 東京海上ホールディングス<8766>(東1)が、前日7日大引け後に2012年3月期業績を一転して下方修正し、きょう8日の株価は、高寄りしたあと続落している。日経平均株価が、連休明けとともに270円安と急落し、米国の相場格言の「Sell in May and Go Away(セル・イン・メイ・アンド・ゴーアウェイ(5月に売り逃げる)」の通りに大幅調整懸念を強めている。そのなかでの東京海上HDの業績下方修正の追い討ちで、値上がり銘柄を値下がり銘柄がオ−バーするか先行きの不透明感が拭い切れない。

 前日も東証第1部の年初来安値更新銘柄が227銘柄に達し、東証第2部では値上がり銘柄はわずか44銘柄にとどまるなど不振をかこった。ところが、その急落相場のなかでも各市場で逆行高する特異的な社名の銘柄群があった。社名に「東京」と冠のつく銘柄である。

 東証1部では、東京鐵鋼<5445>東京ガス<9531>、東証2部では、東京インキ<4635>、東京會舘<9701>が、それぞれ値上がり率ランキング上位にランクインしたのである。もちろんこの株価上昇は、例えば東京ガスは、全原発の運転停止で同社の発電事業に見直し買いが入るなど個々の株価材料は異なるが、ことによると社名の共通性が引き金になったのではないかと憶測を呼んだ。

 そしてこの憶測を辿ると、5月22日に新規開業の「東京スカイツリー」に行き着く。この連休中も新規開業した新東名高速道路や「渋谷ヒカリエ」が、人出で賑わっており、最大のイベントの「東京スカイツリー」の前景気が高まり、投資家の頭に無意識のうちに「東京」が刷り込まれたとも拡大解釈できるというわけである。社名に「東京」の冠のつく会社は、前日に新社長人事を発表した東京電力<9501>(東1)、東京海上HDも含めザッと40社強あり、冠社名が、株高、株安のいずれのシグナルか試す展開が続くことになりそうだ。
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 09:59 | 特集
2012年05月07日

「JASDAQ−TOP20」構成銘柄に1年7カ月ぶりのハプニング期待も=浅妻昭治

浅妻昭治のマーケット・センサー
浅妻昭治のマーケット・センサー 前の前の前の前のバブル相場のときである。日経平均株価が、5359円で大天井を打ったあの過剰流動性相場当時である。基準価格が、倍にも急騰する好パフォーマンスを演じて市場関係者を驚かせた投資信託があった。主力の優良株投信でもなく、値動きの軽い小型株投信でもなく、「動かざること山のごとし」とみられていた大型株投信であった。列島改造ブームに沸いて新日本製鐵<5401>(東1)などの大型株が、例のシナリオ営業に乗って商いを伴って大きく買い上げられたことが背景で、まさにバブル相場を象徴するハプニングとなった。

 この大型株投信のように、思わぬ追い風で想定外の好パフォーマンスを演じる株式やセクターが飛び出すハプニングの例は、枚挙の暇がない。近くは、今年2月に東証第2部総合株価指数が過去最長の連騰記録を更新したのもこの一例である。東証1部の主力株の上値が重くなって、「中二階」といわれて地味で万年割安に放置されている2部市場に個人投資家を中心に資金が流入、にわかに表舞台に引っ張り出されて脚光を浴びる展開となった。

 そして現在、この2月の東証2部株価指数の再現が観測されているのが、ジャスダック市場である。日経ジャスダック平均株価は、連休中の2日に年初来高値をつけた。ジャスダック株価指数も、年初来安値から13.5%も値上がりしていて、日経平均株価の上昇率12.3%や東証2部総合指数の12.7%をアウト・パフォームしている。相場環境も、2月と酷似していて主力株が、再度の円高進行などから展開難とっており、今度は、ジャスダック銘柄の出番かと期待を高めている。とくに連休中のNYダウが続落し、4日は168ドル安と急続落したことも、ハプニング発生の思惑を強めそうだ。

 もしこのままジャスダック銘柄が本格相場入りするようなら、関連して先回りして注目したいのが、株価指数「JASDAQ−TOP20」の構成銘柄である。ジャスダック市場の主力20銘柄で構成され、この指数の配信が開始された1年7カ月前の2010年10月には、関連の上場型投信(ETF)の新規上場が計画されていたことも加わり高人気となり、指数の初値の1370.55ポイントが、最高値1848.35ポイントまで急伸した。ただ、今年1月には上場来安値1109.11ポイントまで大きく調整、足元も1200ポイント台にとどまっている。構成銘柄のなかには、株価が、スタート時の半値以下となっている銘柄も少なくなく、これが、指数の戻りに鈍さにつながっている。

 それでも、同指数にはなお株価を押し上げる需給好転思惑は、失われていない。同指数の構成銘柄は、東証1部への上場、ジャスダック市場の上場廃止で入れ替えが繰り返されており、第一精工<6640>(東1)セブン銀行<8410>(東1)が除外され、代わってクルーズ<2138>(JQS)メッセージ<2400>(JQS)が新規採用された。このうちメッセージは、今年3月29日から同指数に算入されたが、株価は、これも材料に連休中に年初来高値まで買い進まれた。「TOP−20」が、同社株の需給好転要因として機能していることを示唆してくれているわけだ。

 こうなると、ETFそのものか、構成銘柄の20銘柄かにアプローチするのが有望は投資スタンスとなるが、よりパフォーマンスを向上させるにはさらに一捻りの工夫をしたい。いろいろスクリーニングすると20銘柄から厳選有望7銘柄が浮上することになる。(続きと詳細は「浅妻昭治のマーケットセンサー:メールマガジン」に掲載。果たして注目銘柄は?)

浅妻昭治(あさづま・しょうじ)
株式評論家/日本インタビュ新聞社 編集部 部長
 1942年生まれ、神奈川県川崎市出身。証券専門紙で新聞と雑誌のキャップを務め、マーケット及び企業の話題掘り下げ取材には定評がある。長く、旧通産省の専門紙記者クラブに所属し、クラブの幹事として腕をふるった。現在、日本インタビュ新聞社の編集長として活躍。

提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 13:17 | 特集

金価格逆行高で貴金属リサイクル関連2社の決算発表に再び脚光か?=浅妻昭治

【浅妻昭治のマーケット・トーク】

浅妻昭治のマーケット・トーク 連休中の4日の米国市場で、NYダウが、168.32ドル安の1万1038.27ドルと続落し、原油先物(WTI)価格も続落するなかで、ひとり金先物価格だけが、10.4ドル高の1トロイオンス=1645.2ドルと急反発した。

 朝方発表された4月の雇用統計で非農業部門の雇用者数が市場予想を下回って景気回復の鈍化が懸念され、さらに5月6日にはフランスの大統領選挙、ギリシャの総選挙を控えて欧州の財政危機再燃を先取り、リスク回避売りが先行して、安全資産の金価格に逃避資金が流入したことが要因となった。

 実際にフランスの大統領選挙では、現職のサルコジ大統領が落選、ユーロ相場は、1ユーロ=103円台と連休前から3円幅の円高となっている。

 唯一、逆行高した金価格に敏感に反応するのは、世界有数の高品位金鉱山・菱刈鉱山を開発している住友金属鉱山<5713>(東1)より、電子部品のスクラップなどから貴金属を回収、リサイクルしているアサヒホールディングス<5857>(東1)松田産業<7456>(東1)などとなるが、さすがにこの2社も、この日寄り付きは急反落して始まっている。

 しかし、両社は、前期業績も期中に上方修正しており、アサヒHDが5月11日、松田産が同14日に発表を予定している3月期決算に再び脚光が当たる展開も想定させる。

 金先物価格は、昨年8月にリビアの戦闘激化や欧州債務不安を背景に市場最高値の1917ドルまで急騰したあと、取引規制の強化も響いて1500ドル台まで調整し1600ドル台固めを続け、金価格と両社株価の連動性がやや薄れているが、決算発表で業績連動性を再確認できれば、下値からの再発進期待も高まってくる。
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 10:04 | 特集
2012年05月06日

【海運関連特集(3)】シェールガスの開発・生産ブームはプラス要因

■大手3社比較

【海運関連特集(3)】シェールガスの開発・生産ブームはプラス要因 大手海運3社の比較で見ると、商船三井<9104>(東1)の収益改善度合いがやや鈍い印象を受ける。株式市場でもややネガティブに反応したようだ。しかし運賃回復ペースに慎重な会社姿勢と解釈すれば、期中の上振れ期待につながるだろう。

 海運業界では、コストのドル化努力などで円高抵抗力は従来に比べてかなり強化されたが、運賃市況変動の影響を受けやすい収益構造であることに変化はない。

 これに対して日本郵船<9101>(東1)と、川崎汽船<9107>(東1)は、中長期契約の獲得などで運賃を安定化させ、安定収益体制を構築するという中期経営方針を掲げている。さらに、航路再編、省エネ対応の新型船への切り替え、不採算船の処分などによる船隊のスリム化・最適化などに取り組むとしている。

 荷動きが活発になると、景気拡大の最終局面で船隊強化・船腹拡大戦略に走り、新造船が大量に竣工する頃になると景気下降局面に入って運賃市況が低迷し、収益が悪化するという過去の繰り返しにならないよう期待する。

 また、世界的なシェールガスの開発・生産ブームで、LNG(液化天然ガス)の需要拡大が予想されていることは、長期契約が基本となるLNG船需要の拡大につながるため、安定収益体制の構築に向けてプラス要因となりそうだ。

【海運関連特集】
(1)海運業界大手3社の動向を探る
(2)堅調な荷動きと、運賃レベルの緩やかな修復を想定

【海運関連銘柄診断】
日本郵船は市場全体の地合い悪化の影響受け調整局面
川崎汽船は収益改善見通しを評価すれば下値は限定的
商船三井は上振れ期待で見直し買いが優勢になる余地も
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 10:26 | 特集

【海運関連特集(2)】堅調な荷動きと、運賃レベルの緩やかな修復を想定

■各社とも現状水準であれば増収増益が期待

【海運関連特集(2)】堅調な荷動きと、運賃レベルの緩やかな修復を想定 世界的に景気の底入れを期待し、コンテナ船、自動車船、ドライバルク船などで荷動きや運賃の回復を見込んでいる。自動車船では、タイ洪水被害の影響で停滞した自動車関連の海上輸送が正常化することも寄与する。為替の円高進行や原油高に伴う燃料費の高止まりが懸念要因だが、いずれも現状水準であれば増収増益が期待できそうだ。

 セグメント別の経常利益見通しを見ると、定期船(コンテナ船)事業は、日本郵船<9101>(東1)が前期比417億円改善して30億円の赤字、商船三井<9104>(東1)が同219億円改善して80億円の赤字、川崎汽船<9107>(東1)が同388億円改善して30億円の赤字見通しとなっている。

■収益は改善する見通し

 需給ギャップの解消には時間を要するため、各社とも通期では赤字が残る模様だが、緩やかな世界景気の回復を背景として、堅調な荷動きと、運賃レベルの緩やかな修復を想定している。さらに減速航行による燃料費削減や、航路再編などのコスト削減努力も寄与して、収益が改善する見通しとなっている。

 不定期専用船事業は、日本郵船が同277億円改善して200億円、商船三井が同139億円改善して70億円、川崎汽船が同206億円改善して120億円の見通しとなっている。

 ドライバルク船の市況については、新造船竣工圧力などで需給ギャップ解消に時間を要する模様だが、新興国向けの鉄鉱石、石炭、穀物の荷動きが堅調であり、足元の低調な市況から徐々に脱するとしている。また原油タンカー市況が回復傾向であり、自然災害の影響一巡で自動車輸送台数の増加が期待できるとしている。さらに、傭船解約や老齢船処分などによる船隊の整理・最適化などのコスト削減も寄与する模様だ。

【海運関連特集】
(1)海運業界大手3社の動向を探る
(3)シェールガスの開発・生産ブームはプラス要因

【海運関連銘柄診断】
日本郵船は市場全体の地合い悪化の影響受け調整局面
川崎汽船は収益改善見通しを評価すれば下値は限定的
商船三井は上振れ期待で見直し買いが優勢になる余地も
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 10:11 | 特集

【海運関連特集(1)】海運業界大手3社の動向を探る

■海運セクターの13年3月期は収益改善の見通し

【海運関連特集(1)】海運業界大手3社の動向を探る 海運業界大手3社、日本郵船<9101>(東1)商船三井<9104>(東1)川崎汽船<9107>(東1)の12年3月期連結決算、および13年3月期連結業績見通しが出揃った。

 12年3月期の連結業績は3社とも減収となり、営業利益、経常利益、純利益は、いずれも大幅な赤字に転落した。

 定期船(コンテナ船)、不定期専用船(自動車船、ドライバルク船、油送船、LNG船)の運賃が概ね低迷したことが主因である。米国を中心とする世界的な景気回復遅れ、価格高止まりを背景とする原油・鉄鉱石・石炭などの数量変動、さらに東日本大震災やタイ洪水という自然災害の影響などで、荷動きが低迷したうえに、新造船の大量竣工に伴って船腹過剰感が強まった。

 コンテナ船では、特にアジア・欧州航路(往航)の運賃が大幅に下落した。ドライバルク船の市況は、11年夏以降に上昇に転じる場面もあったが、12年初から再び下落に転じた。

 為替の急激な円高進行もマイナス要因となり、原油高に伴う燃料価格の上昇がコストアップ要因となった。純利益段階では、繰延税金資産取崩、投資有価証券評価損、海外子会社外貨建て借入為替評価損なども減益要因だった。

 13年3月期については、3社とも増収、そして営業利益、経常利益、純利益の黒字化を見込んでいる。営業利益で見れば、日本郵船が前期比741億円改善して500億円、商船三井が同404億円改善して160億円、川崎汽船が同565億円改善して160億円の見通しとなっている。

【海運関連特集】
(2)堅調な荷動きと、運賃レベルの緩やかな修復を想定
(3)シェールガスの開発・生産ブームはプラス要因

【海運関連銘柄診断】
日本郵船は市場全体の地合い悪化の影響受け調整局面
川崎汽船は収益改善見通しを評価すれば下値は限定的
商船三井は上振れ期待で見直し買いが優勢になる余地も
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 09:54 | 特集
2012年05月05日

【プラント関連特集(2)】大型プロジェクトを受注する関連企業

■プラント関連の主要企業

【プラント関連特集(2)】大型プロジェクトを受注する関連企業 関連する主要企業としては、専業大手3社の日揮<1963>(東1)東洋エンジニアリング<6330>(東1)千代田化工建設<6366>(東1)に加えて、造船・重機セクターの三菱重工業<7011>(東1)などもあるだろう。

 プラントエンジニアリング業界では、大型プロジェクトの受注が収益に直結する傾向が強い。そして毎期の受注高は、大型プロジェクト受注の有無によって大幅に変動する可能性が高いため、期末の受注残高の動向によって収益の方向性を予想することになる。

 また、石油精製プラントやLNGプラントのような大型プロジェクトに関しては、基本設計業務を受注した企業が、引き続きEPC(設計・調達・建設)業務を一括請負で受注する可能性が高まる。

 そして大型プロジェクトの場合は特に、工事進捗管理やコスト管理が工事利益率を確保する点で重要になる。世界的な景気回復局面では、資材費や人件費が想定以上に上昇する場合もあり、さらに工事進捗遅れや追加工事発生などによって、結果的に低採算案件となるリスクもある。

■過去最大規模の受注案件などが確定

 注目度が高まっているLNGプラント分野は大型プロジェクトとなり、プラント関連工事を一括請負した場合の受注総額は、概ね数千億円規模となる可能性が高い。そして過去の受注実績を見ると、日揮<1963>(東1)千代田化工建設<6366>(東1)、および米KBR社の3社合計で、世界のLNG生産量の7割強を建設した実績を誇っている。ほぼ3社による寡占状態となっているため特に大きな恩恵を受けそうだ。

 直近では12年3月に、日本の国際石油開発帝石<1605>(東1)と仏トタールが共同開発している豪州イクシスLNGプロジェクトで、陸上LNGプラントのEPC(設計・調達・建設)業務を、日揮<1963>(東1)をリーダーとして米KBR社、千代田化工建設<6366>(東1)で構成するJV(共同受注体)が総額約150億米ドルで受注し、過去最大規模の受注案件となった。16年12月末までの生産開始予定で、LNGの約7割が日本に輸出されることが確定している。

 また、石油開発企業の国際石油開発帝石<1605>(東1)JXホールディングス<5020>(東1)や、総合商社の双日<2768>(東1)伊藤忠商事<8001>(東1)丸紅<8002>(東1)豊田通商<8015>(東1)三井物産<8031>(東1)住友商事<8053>(東1)三菱商事<8058>(東1)なども、北米や豪州などでシェールガス開発・生産プロジェクトや、LNG生産プロジェクトの権益拡大に向けた動きを活発化させている。

 三菱商事<8058>(東1)はカナダのエンカナ社から、カナダ・モントニー地域にある北米最大級のシェールガス鉱区の権益4割を取得(約2300億円)した。開発費を含めた同社の総投資額は約4800億円となる模様だ。三井物産<8031>(東1)三菱商事<8058>(東1)は共同で、豪州ブラウズLNGプロジェクトの権益15%を取得(約1600億円)した。09年に日本企業として初めて米国シェールガス開発に参画した住友商事<8053>(東1)は、生産したシェールガスを米ドミニオン社が建設するLNG輸出基地で委託加工し、東京ガス<9531>(東1)と共同で輸入することで基本合意した。

 日本のLNG輸入が拡大すれば、LNG専用船での輸送を長期契約で受注する可能性が期待される海運大手、日本郵船<9101>(東1)商船三井<9104>(東1)などにも恩恵がありそうだ。

【プラント関連特集】
(1)世界的に活発な資源・エネルギー開発投資

【プラント関連銘柄診断】
千代田化建はLNG・ガス処理・ファインインダストリーが主力
東洋エンジニアは中南米・アジア向け受注が大勢
日揮は石油・天然ガスなど資源開発事業も積極化
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 10:46 | 特集

【プラント関連特集(1)】世界的に活発な資源・エネルギー開発投資

■LNG(液化天然ガス)関連の大型プロジェクトが追い風

【プラント関連特集(1)】世界的に活発な資源・エネルギー開発投資 プラント関連業界では専業大手3社、日揮<1963>(東1)東洋エンジニアリング<6330>(東1)千代田化工建設<6366>(東1)の業績が好調である。各社ともに豊富な受注残を抱えており、13年3月期は高水準の収益が期待できそうだ。

 この背景には、世界的に活発な資源・エネルギー関連の開発・増産投資がある。世界的な人口増加や新興国の経済成長に伴う資源・エネルギー需要の増加により、中東、東南アジア、オセアニア、中南米、アフリカなどの産油・産ガス諸国を中心として、石油や天然ガス関連の開発・増産投資が活発に実行されている。さらに石油や天然ガスの高付加価値製品化を目的として、石油精製・石油化学関連や、ガス化学関連の大型プロジェクトも計画されている。

■シェールガスの開発・生産が加速

 そしてプラント関連業界では今、特にシェールガス開発やLNG(液化天然ガス)プラント建設が追い風となっている。LNGは、天然ガスを消費地である遠隔国に輸送するためにセ氏零下162度に冷却して液化したもので、消費地で気化して使用する。このため、生産地(国)に液化設備プラント、消費地(国)に気化設備プラント、そして輸送のために専用タンクを搭載したLNG専用船が必要となる。

 従来はカタール、インドネシア、マレーシア、豪州などが主要なLNG輸出国だったが、最近では採掘技術の進歩によって、新型資源と言われるシェールガスの生産コストが大幅に低下したため、米国やカナダなどが生産拡大、そしてLNG輸出拡大を目指している。

 シェールガスというのは、炭層メタン(CBM)などと並ぶ非在来型の天然ガスの一種で、地中深くの泥土が堆積した頁岩(けつがん=シェール)と呼ばれる硬い岩盤層の微細な割れ目に閉じ込められた天然ガスである。在来型天然ガスと呼ばれる従来の天然ガス田と異なり、水平坑井を掘削して、水圧破砕法によってシェール層に人工的に割れ目を作ってガスを採取する。

 採掘技術の進歩によって低コストでの生産が可能となったため、特に北米地域においてシェールガスの開発・生産が加速しており、LNGとして日本などへの輸出を拡大させる計画も目白押しとなっている。

 さらに世界各地でも、技術的に回収可能なシェールガスとして膨大な埋蔵量が確認されており、開発意欲が高まっている。シェールガス埋蔵量世界一とされる中国は、20年までにシェールガス生産量を現在の天然ガス生産量に匹敵する800億〜1000億立方メートルに拡大する計画だ。

 一方では、日本、韓国、台湾に加えて、中国やインドなどにおいてもLNG需要の拡大が予想されているため、中東、東南アジア、オセアニアなどで数多くのLNGプロジェクトが計画されている。そして、従来のカタール、インドネシア、マレーシア、豪州などの主要輸出国だけでなく、米国、カナダ、ロシアなども含めて世界的に、在来型天然ガスや非在来型のシェールガスの開発・増産、そしてLNGプラント建設計画が相次ぐ可能性が高まっている。

【プラント関連特集】
(2)大型プロジェクトを受注する関連企業 〜主要企業〜

【プラント関連銘柄診断】
千代田化建はLNG・ガス処理・ファインインダストリーが主力
東洋エンジニアは中南米・アジア向け受注が大勢
日揮は石油・天然ガスなど資源開発事業も積極化
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 10:24 | 特集
2012年05月04日

突然のアクシデントにも冷静な対応・・・コールセンター株=田北知見の銘柄ウオッチ

田北知見の銘柄ウオッチ ある日、自宅キッチンで夕食の支度をしようとしたところ、突然、ガスこんろが点火しなくなった。ビルトインタイプのガステーブルで、普段はボタンを押すとカチカチと音がして発火、点火するのだが、その日は発火音がせず、しかしガス臭はするのでガスは出ているようなのだ。突然のことなのでかなり焦ってしまい、とりあえずガス会社の緊急連絡先の電話番号にかけてみた。週末の夕方遅い時間だったので、通常の窓口は終了していると思ったからだ。

 電話はガス会社の担当者ではなく、専門のコールセンターにつながったらしく、私は出てくれた女性オペレーターさんに事情を説明した。すると冷静な声で「ガスは出ていますか?」「着火音はしますか?」などと質問された。まずはマニュアルどおりの対応だと思われた。しかし、その冷静な対応に、不測の事態に対してかなり動揺していた私は気を落ち着かせることができたのだった。(その後の問答で判明したのだが、点火しなくなったのは単に発火用電池が切れたからで、電池を入れ替えただけで再び使えるようになった。)

 コールセンター業務は大変な仕事で、離職率も高めだと聞いたことがある。私のように動揺して電話をかけてくるお客をはじめ、いろいろなお客に電話ひとつで対応しなければならないから大変なのだろうなと改めて思った。

 コールセンター、テレマーケティング銘柄をウオッチしてみた。

★トランスコスモス〈9715〉(東1)

 コールセンター、テレマーケティング大手のトランスコスモス<9715>(東1)を入れる。2日終値は50円高の1185円。単位100株。PERは約14.6倍、PBRは約1.2倍となっている。チャートはこの1年ほど、底値600円ラインから反発し、上昇トレンドで来ていたが、今年3月30日と4月2日に年初来高値1267円をつけて以降は調整局面にある。中期チャートで見ても高値圏にあり、1000円ラインの押し目小すくいが無難そうだ。

★もしもしホットライン〈4708〉(東1)

 三井物産系でテレマーケティングの大手、もしもしホットライン<4708>(東1)を入れる。2日終値は18円高の820円。単位100株。PERは約13.2倍、PBRは約1.6倍となっている。チャートは昨年6月27日につけた直近安値640円を底に、凸凹しながらも下値抵抗線を切り上げてきている。780円ラインの押し目を待って拾い、850円フシ上抜けを目指す。筆頭株主は三井物産で、他の大口株主には信託口や生保などが並んでいる。業績も堅調で、買い安心感の高い銘柄だ。

田北知見(たきた・ともみ)
エネルギー業界専門紙の記者を経て、現在、株式ジャーナリスト、日本インタビュ新聞社記者。雑誌や証券専門紙への寄稿、ムック「インド株成功の極意」などに執筆。著書に実業之日本社から「分足チャートで儲ける 超デイトレ入門」、かんき出版からは「サラリーマン投資家のための株 黄金分割比投資法」などがある。また企業のIR支援活動にも携わっている。

提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 15:06 | 特集