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記事一覧 (03/09)「長崎ちゃんぽん」から連想して、外食株=田北知見の銘柄ウオッチ
記事一覧 (03/05)先物主導型相場のリスクを回避し「西の南海、東の京成」の旧人類型投資に活路=浅妻昭治
記事一覧 (03/03)【工作機械関連銘柄特集(3)】工作機械関連7社の株価見通し
記事一覧 (03/03)【工作機械関連銘柄特集(2)】12年の工作機械受注は日本と米国が堅調
記事一覧 (03/03)【工作機械関連銘柄特集(1)】11年の工作機械受注は大幅増加
記事一覧 (03/02)法人・機関投資家売りを避けた展開=犬丸正寛の相場展望
記事一覧 (03/02)ボサノヴァの名曲『イパネマの娘』から・・・「ブラジルの日本企業」株=田北知見の銘柄ウオッチ
記事一覧 (02/29)【話題】突如ストップ高のセキド、浮動株の7割に達する大商い
記事一覧 (02/28)エルピーダが更生法申請、関連セクターと銘柄を検証する
記事一覧 (02/27)温故知新の昭和ノスタルジー投資で「4%クラブ」銘柄に配当利回り買い=浅妻昭治
記事一覧 (02/24)半導体・液晶・太陽電池の製造装置関連銘柄特集(4)
記事一覧 (02/24)半導体・液晶・太陽電池の製造装置関連銘柄特集(3)
記事一覧 (02/24)半導体・液晶・太陽電池の製造装置関連銘柄特集(2)
記事一覧 (02/24)半導体・液晶・太陽電池の製造装置関連銘柄特集(1)
記事一覧 (02/24)好循環買いの上値探り相場!日経平均1万円指向=犬丸正寛の相場展望
記事一覧 (02/24)花粉の季節到来、薬局・ドラッグストア株を見てみた=田北知見の銘柄ウオッチ
記事一覧 (02/20)割安上方修正銘柄は「敬意を表す」展開で順張り・逆張りの全方位投資余地=浅妻昭治
記事一覧 (02/17)民主党の政策転換を買う相場が始動=犬丸正寛の相場展望
記事一覧 (02/17)「タイ古式マッサージ」にハマりそうな予感・・・タイ連想株=田北知見の銘柄ウオッチ
記事一覧 (02/15)【今日の出来事&マーケット】物価1%上昇政策にマーケットは好感=犬丸正寛
2012年03月09日

「長崎ちゃんぽん」から連想して、外食株=田北知見の銘柄ウオッチ

田北知見の銘柄ウオッチ 時々、ふと「長崎ちゃんぽん」を食べたくなる。そういうことがある人って結構いらっしゃいますよね。ふと「今日はカレーが食べたいなあ」と思ったり、夜中に突然、肉まんを食べたいという衝動にかられたりとか。私の場合、それが長崎ちゃんぽんなのだ。茹でたちゃんぽん麺に、白っぽいコッテリしたスープ、上に野菜などの具がたっぷり載っている、『リンガーハット』などの飲食店で出されている「ちゃんぽん」である。

 たぶん、出身地の山口県の地元や、若い頃にしばらく住んでいた九州一円に店舗が多く、食べる機会がよくあったからだろう。子供の頃や若い頃に食べた物は、ノスタルジックな気分(?)も含めて、ある程度の年齢になってからも好み続ける・・・傾向にある気がする。

 大人になり、関東に住むようになってしばらく食べる機会がなかったのだが、いま住んでいる場所からクルマで少し行ったところに『リンガーハット』の店舗を発見したので、時々行くようになった。関東のお客向けにアレンジしてあるのか、あるいは最近のヘルシー志向に合わせているのか、記憶にある味よりも、スープが少しサッパリしているように思う。また、同じくヘルシー志向に合わせているのか、「野菜たっぷり」という点が強調されている。

 リンガーハットの銘柄ウォッチをしてみた。また、外食株をもうひとつ見てみた。

★リンガーハット〈8200〉(東1)

 長崎ちゃんぽんの『リンガーハット』、とんかつの『浜勝』を合わせて約600店、展開しているリンガーハット<8200>(東1)を入れる。9日終値は2円安の1048円。単位100株。PERは約232.9倍、PBRは約2.3倍となっている。チャートは2月23日につけた直近高値1105円から反落し、以降は1050円ライン前後でモミ合いが続いている。2月決算の権利落ち後の出直り局面。1040円ラインの底値を待って拾い、1100円フシまでの戻りを待つのも一手か。

 今期の配当金はまだ分からないが、ここ2期ほどは8月中間末と2月通期末の年間計で10〜11円となっている。また、株主優待として「100株以上300株未満で税込み1050円相当の優待券」などがある。底値で仕込んで配当・優待を狙うのも一手かもしれない。

★ドトール・日レスホールディングス〈3087〉(東1)

 喫茶『ドトール』や『エクセルシオールカフェ』、パスタの『洋麺屋五右衛門』などを展開しているドトール・日レスホールディングス<3087>(東1)を入れる。9日終値は3円安の1069円。単位100株。PERは約16.9倍、PBRは約0.6倍となっている。チャートは2月14日につけた直近高値1093円から反落したものの、リバウンドトレンドを描いている。地合いの良さを反映し、2月決算の権利落ち後もすぐに反発した格好だ。今後の地合いにもよるが、ひとつのフシであり13週移動平均線でもある、1040円ラインの押し目を待って拾い、1100円フシ上抜けを目指す。

 今期配当金はまだ分からないが、ここ数期は8月中間末と2月通期末にそれぞれ13円、年間計26円だった。現在の株価で利回り2.4%の計算となる。また、株主優待として「100株以上で2500円相当の自社製品詰め合わせ」などがあるようだ。配当・優待狙いで保有するのもアリだろう。

田北知見(たきた・ともみ)
エネルギー業界専門紙の記者を経て、現在、株式ジャーナリスト、日本インタビュ新聞社記者。雑誌や証券専門紙への寄稿、ムック「インド株成功の極意」などに執筆。著書に実業之日本社から「分足チャートで儲ける 超デイトレ入門」、かんき出版からは「サラリーマン投資家のための株 黄金分割比投資法」などがある。また企業のIR支援活動にも携わっている。

提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 15:46 | 特集
2012年03月05日

先物主導型相場のリスクを回避し「西の南海、東の京成」の旧人類型投資に活路=浅妻昭治

浅妻昭治のマーケット・センサー
浅妻昭治のマーケット・センサー 先物主導型相場には付いて行けない、振り回されるのは願い下げだとお思いの投資家は、少なくないに違いない。ファンダメンタルも相場感も関係なく値動き至上主義のプログラム売買で、コンピューターのキーにタッチするだけで勝ち負けが即決するバーチャル(仮想)か、リアリティ(現実)か掴みどころのないゲ−ム感覚の投資世界である。「ハゲタカ・ファンド」なのか「ハイエナ・ファンド」なのか、マーケットを席捲する肉食獣系のファンド・マネジャーの最先端の金融工学を駆使する荒業を目にすると、旧人類を自認する草食獣系の投資家は、リスクを恐れて市場の片隅に身を寄せ合って嵐が過ぎて行くのを待つ以外にない心境にさせられる。

 この肉食獣系のファンド・マネジャーたちの先物投資が、全戦全勝かといえばどうもそうでもないらしい。いまや毎日の新聞、テレビの社会部ダネとして特報されているAIJ投資顧問など、どういう運用をしたら2000億円もの年金資産を消失できるのか、もっとウラの事情が隠れているのかなど、旧人類投資家の警戒感を強めるばかりである。かつても新人類と呼ばれたトレイダーたちが、旧人類投資家の消極姿勢を尻目に跋扈したが、いまとなっては、この新人類相場も、バブル相場の一朝の夢であったことが明らかになっている。

 旧人類投資家としては、先物主導型相場のリスクを回避して東証2部株投資に活路を見出し、この2部指数の史上最長の連騰記録が途絶えると、今度は、電鉄株の株主優待込みの配当利回り買いに方向転換するなどそれなりの創意工夫を発揮してきた。この旧人類投資家の間でも、かつて市場や業界で「西の南海、東の京成」といわれたキャッチコピーをなお記憶にとどめている投資家は、もう少数派にとどまるだろう。

 「西の南海、東の京成」とは、業界の限界企業、お荷物企業を指していた。業績は低空飛行で無配、当然、株価も業界最安値で、運賃改定時には、値上げ認可幅も業界最高の改定率とならざるを得ない。業界にとっては、お荷物企業だが、運賃改定が高率となる分だけ他社にとっては、値上認可がスムーズに進む付随効果もあったことにはなる。

 その京成電鉄<9009>(東1)南海電気鉄道<9044>(大1)が、並みの電鉄会社にレベルアップしたのは、京成では子会社のオリエンタルランド<4661>(東1)が、「東京ディズニーランド」を1983年開園して以来であり、南海も、2007年に旧大阪球場の跡地を再開発して「なんばパークス」を全面開業して以来である。そして、前週末現在では、揃って昨年来高値水準にいる。

 この電鉄2社には、社史をひもとくといろいろ共通点が浮かんでくる。まずプロ野球との関連では、南海の旧大阪球場は、かつてのプロ野球球団・南海ホークスのフランチャイズ球場であったが、京成も負けてはいない。いまは閉園されているが、同社が直営経営していた谷津遊園地内には、「巨人軍発祥之碑」が建っていて、現在の読売巨人軍のルーツがここにあった歴史を顕彰していた。

 そして最大の共通点といえば、両社とも国際空港へのアクセル路線を運行していることだろう。京成は、1978年に開港された成田国際空港、南海が、1994年に開港された関西国際空港のそれぞれ空港線を運行、両空港へのアクセスの中核を担っている。そしてこの空港アクセスでは、同社に株価的に同様のポジティブ材料が浮上していることも共通である。(続きと詳細は「浅妻昭治のマーケットセンサー:メールマガジン」に掲載。果たして注目銘柄は?)

浅妻昭治(あさづま・しょうじ)
株式評論家/日本インタビュ新聞社 編集部 部長
 1942年生まれ、神奈川県川崎市出身。証券専門紙で新聞と雑誌のキャップを務め、マーケット及び企業の話題掘り下げ取材には定評がある。長く、旧通産省の専門紙記者クラブに所属し、クラブの幹事として腕をふるった。現在、日本インタビュ新聞社の編集長として活躍。

提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 13:09 | 特集
2012年03月03日

【工作機械関連銘柄特集(3)】工作機械関連7社の株価見通し

■堅調な受注や通期業績の上振れ期待などが支援材料で上昇余地

【工作機械関連銘柄特集(3)】工作機械関連7社の株価見通し 工作機械関連の7社、ツガミ(6101)、オークマ(6103)、東芝機械(6104)、牧野フライス製作所(6135)、森精機製作所(6141)、ソディック(6143)、スター精密(7718)について見ると、受注は中国がやや減速傾向となっているが、米国などの好調が支える形で、全体としては概ね堅調となっている。

 ツガミ(6101)は、11年10月〜12月期に、スマートフォン関連やタイ洪水復旧関連で大型案件を受注した。業績への寄与は、12年1月〜3月期に一部計上となり、大部分は13年3月期以降に計上の模様である。牧野フライス製作所(6135)は、米州に展開するマキノ・インク(米国)の11年4月〜12月期累計受注高が過去最高となった。自動車関連や航空機関連が好調だった。

 また、通期の連結営業利益予想に対する第3四半期累計実績の進捗率を見ると、オークマ(6103)は12年3月期通期予想に対して11年4月〜12月期累計実績が84%、ソディック(6143)は12年3月期通期予想に対して11年4月〜12月期累計実績が93%、スター精密(7718)は12年2月期通期予想に対して11年3月〜11月期累計実績が86%と高水準である。上振れの可能性が高いだろう。為替が円安方向に傾いていることも業績面の支援材料であり、他の4社についても上振れの可能性があるだろう。

 7社の株価動向を見ると、週足ベースでの26週移動平均線突破、ボックスレンジ上放れなどの形となり、トレンド好転、戻り歩調の展開となっている。受注拡大期待や業績改善期待などで、いずれも株価の上昇余地があるだろう。

 ツガミ(6101)は、13週移動平均線がサポートラインの形となって戻り歩調の展開である。1月16日に公募増資を発表したことを受けて反落する場面もあったが、調整は一時的にとどまり、足元では600円台を回復して高値水準で推移している。

 オークマ(6103)は、450円近辺〜600円近辺で方向感に欠ける展開だったが、1月下旬以降は26週移動平均線を突破して、トレンド好転の形となった。足元では600円台半ばまで上昇して、戻り歩調の展開となっている。

 東芝機械(6104)は、400円を挟むレンジでモミ合う展開だが、26週移動平均線がサポートラインの形となり徐々に下値を切り上げている。11年12月の戻り高値435円を突破すれば、上昇トレンドの形が期待されるだろう。

 牧野フライス製作所(6135)は、450円近辺〜600円近辺でのボックス展開の形となっているが、2月以降は26週移動平均線を突破して、トレンド好転の可能性が高まっている。600円台を回復すれば、戻り歩調の展開が期待されるだろう。

 森精機製作所(6141、株価は大証1部)は、650円近辺〜800円近辺でのボックス展開の形だったが、1月下旬以降は26週移動平均線を突破した。足元では800円台を回復し、ボックスレンジから上放れて、トレンド好転の可能性が高まっている。

 ソディック(6143)は、350円近辺〜450円近辺でのボックス展開の形だったが、2月以降は26週移動平均線を突破し、足元では400円台後半に上昇している。ボックスレンジから上放れの兆しを見せており、トレンド好転の可能性が高まっている。

 スター精密(7718)は、700円台割れ水準での下値固めが完了して、1月下旬以降には13週移動平均線、26週移動平均線を一気に突破した。足元では800円台を回復して、戻り歩調の展開となっている。トレンドが好転した形だろう。

・【工作機械関連銘柄特集(1)】11年の工作機械受注は大幅増加
・【工作機械関連銘柄特集(2)】12年の工作機械受注は日本と米国が堅調

・【銘柄診断】オークマは1月下旬以降に26週線を突破してトレンドが好転
・【銘柄診断】スター精密は足元で800円台回復しトレンド好転、戻り歩調に
・【銘柄診断】ソディックはボックスレンジから上放れの兆しでトレンド好転の可能性
・【銘柄診断】ツガミは13週線がサポートラインの形となって戻り歩調の展開
・【銘柄診断】森精機製作所は業績改善期待を考慮すれば割高感はなく上昇余地
・【銘柄診断】東芝機械は11年12月の戻り高値突破で上昇トレンドの形に
・【銘柄診断】牧野フライス製作所は600円台回復すれば戻り歩調の展開へ
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 10:55 | 特集

【工作機械関連銘柄特集(2)】12年の工作機械受注は日本と米国が堅調

■タイ洪水復旧需要が本格化、中国とEUは年後半からの回復期待

【工作機械関連銘柄特集(2)】12年の工作機械受注は日本と米国が堅調 日本工作機械工業会の受注統計で内需の月別推移を見ると、11年1月が前年同月比100.4%増の316億円、2月が同89.5%増の369億円、3月が同66.1%増の320億円、4月が同50.1%増の333億円、5月が同12.7%増の322億円、6月が同42.5%増の416億円、7月が同22.2%増の357億円、8月が同31.3%増の375億円、9月が同30.9%増の354億円、10月が同25.0%増の317億円、11月が同22.0%増の377億円、12月が同12.2%増の353億円、そして12年1月は同11.8%減の278億円となり前年実績割れに転じた。製造業の業績見通し下方修正に伴い、3月期末にかけて設備投資を抑制する動きが出ている模様だが、一時的な動きだろう。

 外需の月別推移を見ると、11年1月が前年同月比85.5%増の729億円、2月が同67.1%増の756億円、3月が同44.0%増の814億円、4月が同25.6%増の736億円、5月が同45.8%増の757億円、6月が同59.4%増の868億円、7月が同41.4%増の776億円、8月が同7.2%増の613億円、9月が同15.6%増の750億円、10月が同26.5%増の694億円、11月が同12.9%増の742億円、12月が同19.9%増の806億円、そして12年1月は同4.7%減の695億円となり前年実績割れに転じた。中国とEUが減速した。

 外需の主要地域を見ると、中国は、11年7月が前年同月比36.4%増の287億円、8月が同10.1%減の197億円、9月が同2.6%減の251億円、10月が同14.3%増の210億円、11月が同16.8%減少の230億円、12月が同10.1%増の280億円、そして12年1月が同30.2%減の229億円となった。11年8月以降に減速感を強めている形だが、12年1月は春節の影響もあるだけに、まだら模様の状況だろう。

 またEUは、11年7月が前年同月比46.3%増の117億円、8月が同91.6%増加の112億円、9月が同26.1%増の102億円、10月が同13.8%増の109億円、11月が同11.3%増の116億円、12月が同15.6%減の82億円、そして12年1月が同23.4%減の75億円となった。ユーロ安を背景として輸出産業の設備投資が活発だったが、直近の2カ月連続で前年実績割れとなった。ユーロ圏債務危機問題や財政緊縮政策などの影響で、やや減速傾向の模様だ。ただしドイツのIFO企業景況感指数が上向いていることなどを考慮すれば、落ち込みは一時的となる可能性もあるだろう。

 一方で米国は、11年7月が前年同月比80.5%増の173億円、8月が同35.7%増の143億円、9月が同53.7%増の227億円、10月が同27.4%増の156億円、11月が同18.6%増の137億円、12月が同17.4%増の165億円、そして12年1月が同21.3%増の155億円となった。自動車関連、建設機械関連、航空機関連などを中心に、好調を維持している模様だ。

 さらにタイは、11年7月が前年同月比56.1%増の36億円、8月が同37.1%減の18億円、9月が同5.7%増の27億円、10月が同2.4倍の60億円、11月が同5.7倍の108億円、12月が同4.1倍の80億円、そして12年1月が同2.3倍の77億円となった。洪水被災からの復旧関連需要が本格化している模様だ。

 12年の工作機械の受注総額については、中国やEUの減速懸念などを背景として、11年比10%程度減少との見方が優勢の模様である。しかし、自動車関連やスマートフォン関連の設備投資が国内外で活発であり、タイの復旧関連需要と合わせて下支えとなりそうだ。特に自動車関連では、米ビッグ3の業績回復や、日本の大手自動車メーカーの海外生産能力増強計画などもあり、世界的に環境対応車の開発・量産投資が活発になる可能性もあるだろう。

 また世界的な金融緩和の効果も期待されるだろう。最大市場である中国、およびEUでは、年前半はやや調整局面の模様だが、年後半からの回復が期待されるだろう。こうした点も考慮すれば、12年の工作機械受注総額は、11年並み、あるいは11年を上回る可能性もあるだろう。

・【工作機械関連銘柄特集(1)】11年の工作機械受注は大幅増加
・【工作機械関連銘柄特集(3)】工作機械関連7社の株価見通し

・【銘柄診断】オークマは1月下旬以降に26週線を突破してトレンドが好転
・【銘柄診断】スター精密は足元で800円台回復しトレンド好転、戻り歩調に
・【銘柄診断】ソディックはボックスレンジから上放れの兆しでトレンド好転の可能性
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・【銘柄診断】森精機製作所は業績改善期待を考慮すれば割高感はなく上昇余地
・【銘柄診断】東芝機械は11年12月の戻り高値突破で上昇トレンドの形に
・【銘柄診断】牧野フライス製作所は600円台回復すれば戻り歩調の展開へ
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 10:51 | 特集

【工作機械関連銘柄特集(1)】11年の工作機械受注は大幅増加

■足元では中国が減速懸念だが、米国は好調維持

【工作機械関連銘柄特集(1)】11年の工作機械受注は大幅増加 工作機械の受注は、08年のリーマン・ショック後に急減速したが、09年後半から回復に転じ、11年の受注額も前年比で大幅増加となった。

 日本工作機械工業会の受注統計によると、11年の受注額は、内需が前年比37.1%増の4215億円、外需が同34.8%増の9045億円、そして合計の受注総額が同35.5%増の1兆3261億円(うちNC工作機械は同38.1%増の1兆2906億円)だった。外需は4年ぶりに過去最高を更新した。

 内需の主要業種を見ると、主力の一般機械が前年比50.5%増の1889億円、自動車が同36.8%増の1222億円と好調だった。電気・精密は同14.2%増の464億円だった。

 外需を主要地域別で見ると、中国が前年比29.6%増の3278億円、米国が同50.9%増の1942億円、EUが同47.7%増の1308億円だった。最大市場である中国は年後半に減速感を強め、伸び率が鈍化した。洪水被害を受けたタイは、復旧関連需要で同83.5%増の558億円と大幅に増加した。

 11年夏以降には、中国の金融引き締めやユーロ圏の債務危機問題の影響を受けて、中国やEUでの需要が減速傾向となり、足元では不透明感を強めている。ただし一方では、米国の需要が好調を維持しており、タイ洪水復旧関連の需要も本格化している。

 日本工作機械工業会の受注統計によると、12年1月の確報値は、内需が前年同月比11.8%減の278億円、外需が同4.7%減の695億円、合計の受注総額が同6.9%減の974億円(うちNC工作機械は同7.1%減の949億円)だった。受注総額は11年8月以来5カ月ぶりの1000億円割れ水準だった。

 内需を見ると、一般機械が前年同月比8.5%減の122億円、自動車が同17.0%減の83億円と低調だった。電気・精密は同7.3%増の35億円と堅調だった。外需を見ると、米国が同21.3%増の155億円、タイが同2.3倍の77億円と好調だったが、中国が同30.2%減の229億円、EUが同23.4%減の75億円と低調だった。中国の春節(旧正月)が今年は1月だったことも影響した模様である。

 受注総額の月別推移を見ると、11年1月が前年同月比89.8%増の1045億円、2月が同73.9%増の1126億円、3月が同49.6%増の1134億円、4月が同32.3%増の1069億円、5月が同34.0%増の1080億円、6月が同53.5%増の1285億円、7月が同34.8%増の1133億円、8月が同15.2%増の989億円、9月が同20.1%増の1105億円、10月が同26.0%増の1011億円、11月が同15.8%増の1119億円、12月が同17.4%増の1159億円、そして12年1月が同6.9%減の974億円となった。

 足元ではやや減速感を強めた形だが、米国は好調を維持しており、中国の春節の影響なども考慮すれば、現時点では減少傾向に転じたとも言い切れないだろう。

 なお、日本ロボット工業会の「マニピュレータ、ロボット統計」によると、11年の受注額は前年比5.4%増の4735億円、生産額は同9.2%増の4892億円、総出荷額は同7.5%増の4813億円だった。受注額の四半期別推移を見ると、10年1月〜3月が前年同期比3.3倍の1033億円、4月〜6月が同3.3倍の1336億円、7月〜9月が同86%増の1058億円、10月〜12月が同47.4%増の1063億円、11年1月〜3月が同21.5%増の1256億円、4月〜6月が同6.1%増の1417億円、7月〜9月が同3.0%減の1026億円、10月〜12月が同2.7%減の1034億円となり、足元ではやや減速傾向となっている。

・【工作機械関連銘柄特集(2)】12年の工作機械受注は日本と米国が堅調
・【工作機械関連銘柄特集(3)】工作機械関連7社の株価見通し

・【銘柄診断】オークマは1月下旬以降に26週線を突破してトレンドが好転
・【銘柄診断】スター精密は足元で800円台回復しトレンド好転、戻り歩調に
・【銘柄診断】ソディックはボックスレンジから上放れの兆しでトレンド好転の可能性
・【銘柄診断】ツガミは13週線がサポートラインの形となって戻り歩調の展開
・【銘柄診断】森精機製作所は業績改善期待を考慮すれば割高感はなく上昇余地
・【銘柄診断】東芝機械は11年12月の戻り高値突破で上昇トレンドの形に
・【銘柄診断】牧野フライス製作所は600円台回復すれば戻り歩調の展開へ
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 10:41 | 特集
2012年03月02日

法人・機関投資家売りを避けた展開=犬丸正寛の相場展望

★小型出遅れ、復興関連、人気株に集中も

法人・機関投資家売りを避けた展開=犬丸正寛の相場展望 来週(5〜9日)は、「法人・機関投資家売りを避けた相場展開」だろう。3月の期末に向かって、年金等の売りが出ているもようで、そのほかにも法人等の売りも予想される。このため、まとまった売物の出る心配がなさそうな新興系の小型銘柄や空売りを抱えた人気株が物色の中心になるものとみられる。

 日経平均は9865円(3月1日)まで上昇、1万円台に手の届くところまで来た。1年前の東日本大震災時下げでは3月18日に8227円まで下げ、さらに、その年の秋(11月)に8135円まで下げていた。11月のボトムから3月1日高値まで21%強の上昇。

 今後、1万円台に乗せて、震災発生直前3月10日の1万0434円を奪回すれば、NYダウの昨年秋(10月)からの上昇率とほぼ同程度となる。「復興内閣」を掲げる日本の政権としても震災前の水準は回復したいところだろう。マーケットもその点では一致している。

 ただ、「1万円が当面の上値メドということならば、ここからは、玉(手持株)を残したくないババ抜き的な様相が強まるだろう」(中堅証券)。しかも、3月期末接近から機関投資家、法人等の実弾(現物)売りも予想される。「あまり楽観的な気持ちで買いに行くと、法人売り等を肩代わりすることになる心配がある」(同)ということだ。

 ユーロ不安は後退しているものの、イラン問題から原油価格が急騰。さらに、一段高となるようなら、日本の貿易収支、日本の企業業績を悪化させる。「仮に、原油が(1バレル)130ドルを超えるようだとタイ洪水並みの悪材料となるだろう」(同)。

 相場の基調は強い。仮に、3月中旬〜下旬に調整があっても4〜6月は強いとの見方が広がっている。景気見通しが悪いなら、日銀の「物価1%目標」の追加策が見込まれるという。

 これまで、輸出株→復興など内需株→2部など出遅れ株→低位株→小型株→人気株などが順番で物色された。この中で輸出株の戻りはほぼ一巡、来週は復興関連、小型出遅れ、人気株などに絞った物色の展開となりそうだ。
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 17:28 | 特集

ボサノヴァの名曲『イパネマの娘』から・・・「ブラジルの日本企業」株=田北知見の銘柄ウオッチ

田北知見の銘柄ウオッチ ある日、地図をたまたま眺めていたら、ブラジルのリオデジャネイロに「イパネマ海岸」があることを知った。そう、ボサノヴァの名曲『イパネマの娘』で歌われているイパネマである。昔、子供の頃に親のLPレコードで(時代を感じますね・・・)聴いていたが、それがどこにある地名なのかは知らず、だいたいボサノヴァ自体、「ラテン諸国か南米のどこかの音楽かな?」くらいの認識しかなかった。

 それをきっかけに、リオやブラジルのことを少しネットで見てみた。まず、『イパネマの娘』の音楽をネット経由で聴き、歌詞の内容を初めて知った。内容は「イパネマビーチを歩いている、若く美しい女性。彼女はなんて素敵なんだ」というようなことらしい。また、原曲のポルトガル詞版だけでなく、女性歌手アストラッド・ジルベルトが歌った英語詞版がアメリカでも大ヒットしたそうだ。

 さらに、ネットの画像でイパネマ海岸を見てみた。ちょっとハワイ・オアフ島のワイキキビーチのような感じで、弧を描いている美しく長い浜である。海水浴客や売店などが多く出て、ごったがえしている点や、観光客もたくさん来ている代表的な観光名所である点などもワイキキビーチっぽいと思った。ただ、ハワイと違うのは、無許可と思われる行商的な物売りがいることや、すぐ近くにファベーラと呼ばれるスラム街があること。経済発展著しい新興国の一角とはいえ、やはり格差が大きかったり、途上国的な面もまだまだあるのだろう。

 そういえば、2016年8月にはリオデジャネイロ・オリンピックも開催予定だ。画像を見る限りでは、どこか素朴さを感じさせる今の良い面を残しつつ、うまく経済発展してくれればいいなあ、と、あまりブラジルとは関係ない極東の島国の人間(私)は思ったのだった。

 ブラジルで事業展開している日本企業の銘柄を見てみた。

★王子製紙〈3861〉(東1)

 製紙大手の王子製紙<3861>(東1)を入れる。ブラジルには王子製紙グループが約4割を出資するパルプの製造販売会社や子会社などがある。王子製紙の2日終値は4円高の410円。単位1000株。PERは約18.2倍、PBRは約0.9倍となっている。チャートは2月6日につけた直近安値366円を底に、上昇トレンドで来ている。信用倍率は約0.8倍の売り長となっており、買い戻しも期待できそうだ。まずは430円フシ上抜けを目指す。大和証券キャピタル・マーケッツは2月7日付けのレーティングで「2」(アウトパフォーム)、目標株価(6〜12ヵ月)440円とした。

★日産自動車〈7201〉(東1)

 自動車メーカーで国内2位の日産自動車<7201>(東1)を入れる。ブラジルにはグループ会社のルノーの工場があり、日産車に特化した工場も建設中で、同国内でのシェア拡大を図っているという。そういえば、カルロス・ゴーン社長の出身地もブラジルだ。日産自動車の2日終値は9円安の818円。単位100株。PERは約12.3倍、PBRは約1.2倍となっている。

 チャートは昨年9月26日につけた年初来安値614円を底に、凸凹しながらもジリ高トレンドを描いている。とくにこの2ヵ月ほどは地合いの良さも背景に、600円台後半から800円台前半へ上昇してきた。今後の地合いにもよろうが、今は様子見が無難か。700円台央までの調整を待って拾い、800円台央までの戻りを目指すのも一手だろう。

田北知見(たきた・ともみ)
エネルギー業界専門紙の記者を経て、現在、株式ジャーナリスト、日本インタビュ新聞社記者。雑誌や証券専門紙への寄稿、ムック「インド株成功の極意」などに執筆。著書に実業之日本社から「分足チャートで儲ける 超デイトレ入門」、かんき出版からは「サラリーマン投資家のための株 黄金分割比投資法」などがある。また企業のIR支援活動にも携わっている。

提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 16:39 | 特集
2012年02月29日

【話題】突如ストップ高のセキド、浮動株の7割に達する大商い

【大手家電量販企業や中国企業の接近説】

話題 セキド<9878>(東2)が、突如、ストップ高(30円)の118円と急伸、昨年1月6日の105円を抜いて昨年来の高値を更新。出来高も278万8000株と大商い。これは、同社発行株式数の約20%、浮動株約409万株の約70%にも達する。

 「単なる人気的動きだけとは思えない。もちろん、出来高の何割かは超短期の売り買いが含まれているものとみられる。しかし、それだけではないだろう。M&A的な思惑買いもあるのではないか(中堅証券)という。

 「M&A」説が出る背景には、同社が「家電販売店事業」と、時計・バッグなどの「ファッション販売事業」を展開していることがあるものとみられる。家電販売は直営14店のほかにFC6店を持ち、地域密着型の強さを発揮。とくに八王子などに強い。こうしたことから、某大手家電量販店が関心を持っているようだとの観測がされている。

 一方、ファッション事業は、「ラブラブ」ブランドで直営23店舗を展開。昨年5月に銀座のブランド街に「銀座ラブラブ店」をオープンし注目されている。とくに、中国人観光客などの熱い視線を浴びている。中国の現地企業から「ラブラブ」での出店要請の打診が来ているという。このことから、中国企業が同社に強い関心を持っているようだとの見方も出ている。

 現在のマーケットは、下げすぎた輸出関連銘柄のリバウンドと復興関連銘柄が中心の相場。こうした中で明日以降も同社株の商い活発が続くようならM&A説も否定できないだろう。
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 16:28 | 特集
2012年02月28日

エルピーダが更生法申請、関連セクターと銘柄を検証する

【半導体・液晶・太陽電池の製造装置関連銘柄特集】

■果たして半導体関連セクターはどうなるのか?

特集 半導体のDRAMで世界3位のエルピーダメモリ<6665>(東1)は27日、東京地裁に会社更生法の適用を申請し受理された。28日10時現在の株価はストップ安の254円(80円安)売り気配となっている。東京証券取引所では同社株を3月28日付で上場廃止にすると発表している。果たして半導体・液晶・太陽電池の関連セクターと注目の製造装置関連銘柄はどうなるのか?徹底検証した。

■半導体メーカーは不透明感の強い状況

 半導体・液晶・太陽電池の製造装置関連セクターでは、半導体メーカーの微細化投資や先端化投資、さらに米インテルや韓国サムスン電子の強気の設備投資計画などを背景として、昨年秋以降に受注回復期待が高まっていた。しかし足元では、半導体メーカーの設備投資回復が遅れている模様であり、一転して不透明感の強い状況となっている。

 国内の半導体製造装置大手メーカーの11年10〜12月期の受注状況を見ると、ややまだら模様となっている。半導体製造装置メーカーは各々の得意分野で事業を展開しているため、半導体製造の前工程や後工程の違いなどで、受注動向が異なることも影響している。

・半導体・液晶・太陽電池の製造装置関連銘柄特集(1)
・半導体・液晶・太陽電池の製造装置関連銘柄特集(2)
・半導体・液晶・太陽電池の製造装置関連銘柄特集(3)
・半導体・液晶・太陽電池の製造装置関連銘柄特集(4)

・【銘柄診断】アドバンテストは09年後半から続いた長期下降トレンドに終止符か
・【銘柄診断】アルバックは設備投資回復に時間を要し当面は反発力の鈍い展開に
・【銘柄診断】ディスコはモミ合う展開だが週足ベースで26週線がサポートライン
・【銘柄診断】大日本スクリーン製造は13週移動平均線回復で上昇トレンドの可能性も
・【銘柄診断】東京精密は13週線をサポートラインとする上昇トレンドの展開へ
・【銘柄診断】東京エレクトロンはモミ合い展開だが上放れの可能性も
・【銘柄診断】日立ハイテクノロジーズは1800円台のフシ突破すれば高値も視野に
・【銘柄診断】日立国際電気は週足ベースで13週線がサポートラインの上昇トレンド
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 10:30 | 特集
2012年02月27日

温故知新の昭和ノスタルジー投資で「4%クラブ」銘柄に配当利回り買い=浅妻昭治

浅妻昭治のマーケット・センサー
浅妻昭治のマーケット・センサー 『明治は遠くなりにけり』とは、明治が終わっておよそ30年を経過したころに詠まれた俳句だそうである。それからすると、『昭和は遠くなりにけり』と慨嘆するのは、平成に入ってまだ24年、ちょっと時期尚早なのかもしれない。しかし、映画『三丁目の夕日』のヒットをなぞらえるようで恐縮だが、思わず『昭和は遠くなりにけり』と過ぎた昭和にタイムスリップしたように、昭和ノスタルジーを掻き立てられるようなニュースが、年明け以降に相次いで伝えられた。

 一つは、日本の将来人口推計である。減少に転じている日本の人口は、平成72年(2060年)に8674万人と2010年から50年の間に4132万人も減少すると推計された。この50年後の推計人口は、昭和45年(1970年)に総人口が1億人の大台に乗せる以前の昭和25年(1950年)の8320万人レベルという計算になるからだ。

 もう一つは、昨年2011年の貿易収支が、31年ぶりに2兆4927億円の赤字に転落したことだ。この赤字額も、昭和30年(1966年)の赤字額に続く2番目の規模となった。続く今年1月の貿易赤字も、1兆4750億円の赤字と赤字額は過去最悪となり、エコノミストの間でも、貿易赤字が定着したのか、原発事故に伴う発電燃料の輸入増などによる一時的な現象かで議論を呼んでいる。

 さてここからが、本論である。ノスタルジーを掻き立てられるのは、昭和の時代では、とくに貿易赤字は恒常的な当たり前の経済事象であったからだ。当然、兜町でも、「貿易赤字の壁」、「公定歩合の壁」して、貿易赤字転落は、相場のピ−クアウト、天井のシグナルと受け取られてきた。好景気が行き過ぎて物価が上昇してインフレ化すると、輸入額が輸出額を上回って貿易収支が赤字転落し、過熱景気を沈静化するために日本銀行は、「伝家の宝刀」の公定歩合の引き上げに踏み切ったのである。この公定歩合の引き上げも、2回までなら相場にとっては中立材料として、まだまだ大丈夫、「肉は腐る前が一番旨い」と果敢に買い出動して高値掴みした投資家も少なくなかった。

 その後、日本は、輸出大国、債権大国への道を邁進し、一時は「ジャパン・アズ・ナンバーワン」とまで持ち上げられたが、それが、31年ぶりの貿易赤字転落、とんだ先祖返りである。人口にしろ、貿易収支にしろ、まさに『縮み志向の日本』ではないか。ここはちょっと早いかもしれないが、温故知新のノスタルジーではないが、投資スタイルも、昭和に立ち戻って、これからの投資スタンスを検討する余地はありそうだ。

 昭和の投資スタイルの主流は、もちろん配当利回り買いである。額面割当増資と配当で株主への利益還元が行われ、株式の長期保有が図られた。昭和22年の証券民主化運動以来の株式保有の大衆化で、「銀行よサヨウナラ、証券よコンニチワ」をキャッチコピーに「池のなかの鯨」と化した投資信託ブームの行き過ぎで昭和40年の証券不況が惹起された不幸な歴史も経験したが、いままたこの配当利回り買いの好環境が示現されているのである。現在、長期金利が1%を下回る低金利が長期化する金融情勢下、東証1部全銘柄の平均配当利回りは2%に達し、なかには3〜5%にまで達する好配当利回り銘柄がゴロゴロ並んでいるからである。キャピタルゲイン(値上がり益)もさることながら、インカムゲイン(配当収入)もそこそこ期待できることになる。

 そこで注目したいのが、東証が昨年3月から算出・配信している東証配当フォーカス100指数構成銘柄のうちの3月期決算会社である。不動産投信のほか90銘柄で構成される同指数の今年1月12日現在の予想配当利回りが、3.79%にもなっているからだ。もちろん狙いは、この予想利回りをアウト・パフォームする銘柄である。前週末24日現在で、利回りが5%の計算となる武田薬品工業<4502>(東1)を筆頭にトップ10にランキングインする「4%クラブ」銘柄は、3月相場入り後の配当取りでは、どうしてもマークしておく必要があるということになる。(続きと詳細は「浅妻昭治のマーケットセンサー:メールマガジン」に掲載。果たして注目銘柄は?)

浅妻昭治(あさづま・しょうじ)
株式評論家/日本インタビュ新聞社 編集部 部長
 1942年生まれ、神奈川県川崎市出身。証券専門紙で新聞と雑誌のキャップを務め、マーケット及び企業の話題掘り下げ取材には定評がある。長く、旧通産省の専門紙記者クラブに所属し、クラブの幹事として腕をふるった。現在、日本インタビュ新聞社の編集長として活躍。

提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 12:57 | 特集
2012年02月24日

半導体・液晶・太陽電池の製造装置関連銘柄特集(4)

■半導体・液晶・太陽電池関連製造装置セクター主要8社の株価見通し

半導体・液晶・太陽電池の製造装置関連特集(4) 半導体・液晶・太陽電池関連の製造装置セクターでは、受注の最悪期に、受注回復を先取りして株価が上昇し始める傾向が強い。さらに米インテルや韓国サムスン電子など、大手半導体メーカーの決算内容や設備投資計画、DRAMなどの半導体市況の動向、米フィラデルフィア証券取引所の半導体株指数(SOX)などを手掛かり材料とする傾向も強い。

 主要8社の足元の株価動向を見ると、東京精密(7729)が2月17日に昨年来高値を更新した。また、液晶や太陽電池関連が主力のアルバック(6728)を除いて、他の6社の株価も概ね戻り歩調の展開となっている。12年後半からの半導体製造装置の受注回復を期待する形で、上昇ピッチを速める可能性もあるだろう。

 ディスコ(6146)は、足元では概ね4000円台前半でモミ合う展開だが、週足ベースで26週移動平均線がサポートラインの形となっている。

 日立国際電気(6756)は、足元では700円台を回復する場面もあり、週足ベースで13週移動平均線がサポートラインの上昇トレンドだろう。

 アドバンテスト(6857)は、11年4〜12月期連結業績発表を機に急反発し、足元では1000円台を回復している。09年後半から続いた長期の下降トレンドに終止符を打った可能性もあるだけに、戻り本格化が期待されそうだ。

 東京精密(7729)は、2月17日に1696円まで上昇して昨年来高値を更新した。週足ベースで13週移動平均線をサポートラインとする上昇トレンドの展開だろう。

 大日本スクリーン製造(7735)は、足元では600円近辺だが、徐々に下値を切り上げている。13週移動平均線を回復しただけに、上昇トレンドとなる可能性があるだろう。

 東京エレクトロン(8035)は、足元では4000円台前半でのモミ合い展開だが、週足ベースで13週移動平均線がサポートラインの形となり、モミ合い上放れの可能性があるだろう。

 日立ハイテクノロジーズ(8036)は、足元では戻り高値圏の1800円台まで回復し、週足ベースで13週移動平均線がサポートラインの形となっている。1800円台のフシを突破すれば昨年来高値も視野に入るだろう。

 アルバック(6728)は反発力がやや鈍く、1000円を挟むレンジでモミ合う展開となっている。12年6月期通期の連結業績予想の下方修正を嫌気して売られ、26週移動平均線が戻りを圧迫する形となった。液晶・太陽電池関連の設備投資回復には時間を要する可能性が高いだけに、当面は反発力の鈍い展開の可能性もあるだろう。

・半導体・液晶・太陽電池の製造装置関連銘柄特集(1)
・半導体・液晶・太陽電池の製造装置関連銘柄特集(2)
・半導体・液晶・太陽電池の製造装置関連銘柄特集(3)

・【銘柄診断】アドバンテストは09年後半から続いた長期下降トレンドに終止符か
・【銘柄診断】アルバックは設備投資回復に時間を要し当面は反発力の鈍い展開に
・【銘柄診断】ディスコはモミ合う展開だが週足ベースで26週線がサポートライン
・【銘柄診断】大日本スクリーン製造は13週移動平均線回復で上昇トレンドの可能性も
・【銘柄診断】東京精密は13週線をサポートラインとする上昇トレンドの展開へ
・【銘柄診断】東京エレクトロンはモミ合い展開だが上放れの可能性も
・【銘柄診断】日立ハイテクノロジーズは1800円台のフシ突破すれば高値も視野に
・【銘柄診断】日立国際電気は週足ベースで13週線がサポートラインの上昇トレンド
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 22:04 | 特集

半導体・液晶・太陽電池の製造装置関連銘柄特集(3)

■液晶・太陽電池関連の製造装置は設備投資の延期や中止が相次ぎ、回復には時間を要する見通し

半導体・液晶・太陽電池の製造装置関連特集(3) 液晶関連の製造装置については、スマートフォン用の中小型液晶や有機EL(エレクトロ・ルミネッセンス)関連が堅調に推移すると期待されているが、一方では、テレビ用の大型液晶パネルの供給過剰と需要減速による価格下落、在庫調整の遅れなどで、中国や台湾での設備投資計画に延期や中止が相次いでいる。

 韓国サムスン電子や韓国LG電子が、テレビ用として本格生産を開始する有機EL関連の製造装置の受注が期待されるが、既存の液晶関連の製造設備を流用する可能性が高いとの見方もあり、需要動向には不透明感が強まっている。

 また、太陽電池関連の製造装置についても、太陽電池パネルメーカー間の競争激化や収益悪化の影響で、設備投資が抑制されている。

 いずれも回復時期に関して不透明感が増しており、本格回復には時間を要するだろう。

 日本半導体製造装置協会(SEAJ)によると、日本製FPD(フラットパネルディスプレイ)製造装置の11年12月確定値BBレシオは0.40倍(販売額が前月比14.9%減の316億円、受注額が同59.6%増の128億円)だった。

 また12年1月速報値BBレシオは0.60倍(販売額が同18.2%減の259億円、受注額が同20.7%増の154億円)だった。BBレシオ、受注額ともに2カ月連続で前月を上回ったが、依然として低水準である。

 BBレシオの月別推移を見ると、11年7月が1.38倍、8月が1.32倍、9月が0.39倍、10月が0.25倍、11月が0.22倍、12月が0.40倍、12年1月速報値が0.60倍となった。11年11月をボトムとして上昇の兆しを見せているが、依然として低水準であり回復の力強さは感じられない。

 受注額(3カ月移動平均)の月別推移を見ると、11年7月が314億円、8月が303億円、9月が115億円、10月が92億円、11月が80億円、12月が128億円、12年1月速報値が154億円となった。11年11月をボトムとして回復傾向だが、依然として低水準である。

 国内の液晶・太陽電池関連製造装置大手メーカーの11年10〜12月の受注状況を見ると、ややまだら模様となっている。コータデベロッパなどが主力の大日本スクリーン製造(7735)は、FE事業の受注高が11年7〜9月期比26%減の20億円だった。コータデベロッパ、エッチング装置、CVD装置などが主力の東京エレクトロン(8035)は、FPD・PV製造装置の受注高が同2.9倍の50億円だった。7〜9月との比較では大幅増加だが、依然として低水準である。

 12年の見通しについては、各社ともにやや慎重な見通しとなっている。大日本スクリーン製造は、12年1〜3月については有機EL関連を含めて韓国などから引き合いがあり、受注回復を見込んでいるが、12年通年では11年比40%程度の減少を想定している。中小型液晶の設備投資は継続されるが、テレビ用大型液晶の設備投資が低調としている。東京エレクトロンは、12年1〜3月以降の受注については、液晶パネルや太陽電池パネルの供給過剰などで弱含む見通しとしている。

 また、スパッタリング装置、プラズマCVD装置、タッチパネル製造装置などが主力のアルバック(6728)は、12年6月期通期の全社受注高について、従来の2000億円から1800億円(11年6月期比24%減)に下方修正した。中国や台湾などで、液晶パネルメーカーや太陽電池パネルメーカーの設備投資の延期や中止が相次ぎ、受注が低迷している模様だ。

 なお、日本半導体製造装置協会(SEAJ)の予測(12年1月5日発表)によると、FPD製造装置の販売額は11年度が同18%減の3150億円、12年度が同36%減の2000億円、13年度が同50%増の3000億円としている。

・半導体・液晶・太陽電池の製造装置関連銘柄特集(1)
・半導体・液晶・太陽電池の製造装置関連銘柄特集(2)
・半導体・液晶・太陽電池の製造装置関連銘柄特集(4)

・【銘柄診断】アドバンテストは09年後半から続いた長期下降トレンドに終止符か
・【銘柄診断】アルバックは設備投資回復に時間を要し当面は反発力の鈍い展開に
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・【銘柄診断】日立国際電気は週足ベースで13週線がサポートラインの上昇トレンド
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 21:08 | 特集

半導体・液晶・太陽電池の製造装置関連銘柄特集(2)

■半導体製造装置はスマートフォン関連が下支え、ただし本格回復は12年後半以降に後ずれの見通し

半導体・液晶・太陽電池の製造装置関連特集(2) 国内の半導体製造装置大手メーカーの11年10〜12月期の受注状況を見ると、ややまだら模様となっている。半導体製造装置メーカーは各々の得意分野で事業を展開しているため、半導体製造の前工程や後工程の違いなどで、受注動向が異なることも影響しているだろう。

 ダイシングソーやグラインダが主力のディスコ(6146)は、全社ベースの受注高が11年7〜9月期比6%減の199億円だった。薄膜形成プロセス装置が主力の日立国際電気(6756)は、エコ・薄膜プロセス事業の受注高が同37%増の157億円だった。メモリ用・非メモリ用テスタが主力のアドバンテスト(6857)は、半導体・部品テストシステム事業の受注高(米ベリジー社を含む)が同17%減の182億円だった。洗浄装置が主力の大日本スクリーン製造(7735)は、SE事業の受注高が同31%増の431億円だった。コータデベロッパ、エッチング装置、成膜装置などが主力の東京エレクトロン(8035)は、SPE事業の受注高が同97%増の1449億円だった。

 12年の見通しについては、各社ともにやや慎重な見通しとなっている。大日本スクリーン製造(7735)は、前半は調整局面として、後半からの回復を想定している。東京エレクトロン(8035)は、11年10〜12月の受注高が大幅に増加したが、12年1〜3月の受注については半導体市況回復遅れなどで弱含む見通しとしている。エッチング装置、測長SEM、ダイボンダなどが主力の日立ハイテクノロジーズ(8036)は、電子デバイスシステム事業の11年10月〜12年3月の受注見通しを従来の578億円から526億円に下方修正した。

 半導体製造装置の受注に関しては、半導体の微細化投資、需要が好調なスマートフォン、タブレット端末、サーバーなど先端分野への開発投資が下支える模様だ。また、米インテルが12年の設備投資として11年(推定108億ドル)比16%増の約125億ドル規模を計画し、韓国サムスン電子が先端ラインへの設備投資を積極化させる方針であることも、追い風として期待されている。しかし、パソコンの需要停滞などでDRAMの市況回復が遅れていることもあり、量産投資の本格回復は12年後半以降との見方が強まっている。

 なお、日本半導体製造装置協会(SEAJ)の予測(12年1月5日発表)によると、輸出を含む日本製半導体製造装置の販売額は、11年度が前年度比5.9%減の1兆1682億円、12年度が同3.8%減の1兆1238億円、13年度が同20.0%増の1兆3486億円としている。次世代半導体が量産段階に入ることなどで、12年後半から成長局面に転じるとしている。

・半導体・液晶・太陽電池の製造装置関連銘柄特集(1)
・半導体・液晶・太陽電池の製造装置関連銘柄特集(3)
・半導体・液晶・太陽電池の製造装置関連銘柄特集(4)

・【銘柄診断】アドバンテストは09年後半から続いた長期下降トレンドに終止符か
・【銘柄診断】アルバックは設備投資回復に時間を要し当面は反発力の鈍い展開に
・【銘柄診断】ディスコはモミ合う展開だが週足ベースで26週線がサポートライン
・【銘柄診断】大日本スクリーン製造は13週移動平均線回復で上昇トレンドの可能性も
・【銘柄診断】東京精密は13週線をサポートラインとする上昇トレンドの展開へ
・【銘柄診断】東京エレクトロンはモミ合い展開だが上放れの可能性も
・【銘柄診断】日立ハイテクノロジーズは1800円台のフシ突破すれば高値も視野に
・【銘柄診断】日立国際電気は週足ベースで13週線がサポートラインの上昇トレンド
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 20:06 | 特集

半導体・液晶・太陽電池の製造装置関連銘柄特集(1)

■半導体・液晶・太陽電池製造装置は受注回復期待から一転して不透明感

半導体・液晶・太陽電池の製造装置関連特集(1) 半導体・液晶・太陽電池の製造装置関連セクターでは、半導体メーカーの微細化投資や先端化投資、さらに米インテルや韓国サムスン電子の強気の設備投資計画などを背景として、昨年秋以降に受注回復期待が高まっていた。しかし足元では、半導体メーカーの設備投資回復が遅れている模様であり、一転して不透明感の強い状況となっている。

 国際半導体製造装置材料協会(SEMI)によると、11年12月の北米地域の半導体製造装置BBレシオ(3カ月移動平均の販売額に対する受注額の割合)速報値は、0.88倍(販売額が前月比11.8%増の1315.9百万ドル、受注額が同18.5%増の1157.8百万ドル)だった。

 BBレシオの月別推移を見ると、10年10月以降は1倍割れ水準が続いている。しかし過去6カ月で見ると、11年7月が0.85倍、8月が0.80倍、9月が0.71倍、10月が0.74倍、11月が0.83倍、12月が0.88倍となった。11年9月をボトムとして10月以降は3カ月連続で上昇した。

 受注額(3カ月移動平均)の月別推移を見ても、11年7月が1298.2百万ドル、8月が1162.4百万ドル、9月が926.5百万ドル、10月が926.8百万ドル、11月が977.2百万ドル、12月が1157.8百万ドルとなった。11年9月をボトムとして10月以降は受注回復傾向となっている。

 また日本半導体製造装置協会(SEAJ)によると、日本製半導体製造装置の11年12月確定値BBレシオは1.20倍(販売額が前月比1.2%増の843億円、受注額が同24.7%増の1007億円)だった。BBレシオは10カ月ぶりに1.0倍を上回り、受注額(3カ月移動平均)は7カ月ぶりに1000億円台を回復した。

 また、12年1月速報値BBレシオは1.06倍(販売額が同10.6%増の932億円、受注額が同1.5%減の993億円)だった。BBレシオは2カ月連続で1.0倍を上回ったが、受注額は2カ月ぶりに1000億円台を割り込んだ。

 BBレシオの月別推移を見ると、11年7月が0.84倍、8月が0.76倍、9月が0.75倍、10月が0.83倍、11月が0.97倍、12月が1.20倍、12年1月速報値が1.06倍となった。11年9月をボトムとして上昇傾向だったが、12年1月は不透明感を強める結果となった。

 受注額(3カ月移動平均)の月別推移を見ると、11年7月が917億円、8月が831億円、9月が794億円、10月が811億円、11月が808億円、12月が1007億円、12年1月速報値が993億円となった。11年9月をボトムとして回復傾向だったが、12年1月は不透明感を強める結果となった。

・半導体・液晶・太陽電池の製造装置関連銘柄特集(2)
・半導体・液晶・太陽電池の製造装置関連銘柄特集(3)
・半導体・液晶・太陽電池の製造装置関連銘柄特集(4)

・【銘柄診断】アドバンテストは09年後半から続いた長期下降トレンドに終止符か
・【銘柄診断】アルバックは設備投資回復に時間を要し当面は反発力の鈍い展開に
・【銘柄診断】ディスコはモミ合う展開だが週足ベースで26週線がサポートライン
・【銘柄診断】大日本スクリーン製造は13週移動平均線回復で上昇トレンドの可能性も
・【銘柄診断】東京精密は13週線をサポートラインとする上昇トレンドの展開へ
・【銘柄診断】東京エレクトロンはモミ合い展開だが上放れの可能性も
・【銘柄診断】日立ハイテクノロジーズは1800円台のフシ突破すれば高値も視野に
・【銘柄診断】日立国際電気は週足ベースで13週線がサポートラインの上昇トレンド
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 19:47 | 特集

好循環買いの上値探り相場!日経平均1万円指向=犬丸正寛の相場展望

★買方の回転鈍れば警戒、中東情勢にも注意必要

好循環買いの上値探り相場!日経平均1万円指向=犬丸正寛の相場展望 来週(27日〜3月2日)は、『好循環買いの上値探り相場』展開だろう。日銀がデフレ脱却政策に踏み切った2月14日以降、上げピッチが速くなっている。2月13日の日経平均終値8999円に対し、2月24日の高値9647円まで9営業日で約650円、率で7.2%上昇した。

 「バブル崩壊後、物価下落のデフレ経済に慣れ、しかも、これからも続くものと思い込んでいただけにデフレ脱却宣言は、少々、大げさながら天と地がひっくり返ったほどの驚きがある。政策転換というからには、この先、効果がなければ、当然、追加の物価1%上昇を打ち出すはず。既に、マーケットは次の一手を期待している」(中堅証券)。

 ただ、そうだとしても、上昇ピッチは速すぎる。日経平均の週足は今週で陽線が7本連続。移動平均乖離率では「日足」、「週足」とも過熱・警戒信号を発している。

 ただ、循環物色はうまく回転している。「輸出株」、「復興中心の内需株」、「東証2部など出遅れ株」、「ジャスダックなど小型好業績株」、「高配当利回り株」、「人気株」などが、過熱一歩手前で調整し次の銘柄にうまくバトンタッチしている。たとえば、良い例が超人気株の新日本理化<4406>。かつての人気株では見られないような着実な上げ。決して、ストップ高が連続するような上げとはなっていない。昔の「北浜仕手株」に代表される人気株は派手な動きだったが短命だった。既に、新日本理化は2010年秋の80円どころから今日(24日)の高値1098円まで約14倍に値上りしている。しかし、それでも天井感は感じられない。

 このように、それぞれの銘柄が過熱一歩手前で休養し次の銘柄にバトンタッチとなるため、個々の銘柄では過熱感がなく、結果として全体相場での過熱感が目立つようになっているわけだ。

 今後は、個別銘柄でシコリが目立つようになれば全体相場も天井となるだろう。たとえば30日間近くも連騰となっている東証2部あたりから調整入りの可能性もある。一方、全体相場が一斉に調整となるには外部材料が必要だろう。再び円高へ移行、原油価格が急騰、イラン・イスラエルの軍事衝突といったことが表面化となれば全般相場の調整もあり得る。

 足元では、日経平均の9600円台乗せでマーケットの期待心理は、「日経平均1万円」に大きく傾いている。実際、手の届くところまで来ている。引き続き、好循環物色の中で上値を探る展開だろう。
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 18:26 | 特集

花粉の季節到来、薬局・ドラッグストア株を見てみた=田北知見の銘柄ウオッチ

田北知見の銘柄ウオッチ 少し暖かくなり、日照時間がやや長くなってきたなあ・・・と思っていたところ、気がついたら花粉の飛ぶ季節が到来していた。外を歩いている時、窓を開けている時、ふいに鼻がムズムズしてくしゃみが何度も出たり、鼻水が垂れそうになる。困ったものだ。私の場合、注射や薬をあまり使いたくないし、そこまでひどくはないので、投薬も通院もせず、くしゃみも鼻水も出るにまかせている。ただ、ティッシュペーパーの消費量が上がってしまう点のみが問題だ(笑)。

 出かけると、同じ立場の方々がマスクなどで完全武装(?)をしていたり、つらそうにハンカチなどで鼻と口を押さえている光景を目にする。また、以前、この時期に眼科医へ行ったことがあるが、普段より患者さんが多く、見たところ花粉症で来院している人もかなりの割合でいるようだった。そして、この時期は多くのドラッグストアで専門のコーナーが設けられ、服用薬やマスク、目薬、点鼻薬などさまざまな商品が積まれている。統計の取り方にもよるだろうが、私が見たデータでは、日本では2〜4割くらいの人が花粉症の症状を持つのだそうだ。

 薬局・ドラッグストア株を見てみた。

★日本調剤〈3341〉(東1)

 調剤で国内2位の日本調剤<3341>(東1)を入れる。全国に約400の薬局等を展開している。24日終値は7円高の2535円。単位10株。PERは約9.5倍、PBRは約1.3倍となっている。チャートは今月に入ってから、業績予想の下方修正を嫌気され、2500円台前半を中心とした安値圏でモミ合っている。PERも割安水準であり、悪材料出尽くしで底値の拾い時と見る。まずは26週移動平均線であり、ひとつのフシでもある、2700円ラインまでの戻りを目指す。

★サンドラッグ〈9989〉(東1)

 本社が東京都府中市にあり、関東を中心にグループで東北から九州まで約490店を展開している、ドラッグストア大手のサンドラッグ<9989>(東1)を入れる。24日終値は22円安の2282円。単位100株。PERは約12.4倍、PBRは約1.7倍となっている。チャートは昨年7月1日と同26日に年初来高値2588円をつけて以降、続落トレンドとなっていた。が、今年1月19日につけた直近安値2220円と2月16日につけた2228円でダブル底を形成したと見る。まずは2400円フシまでの戻りを目指す。

 業績は順調。今期2012年3月期連結業績予想は売上高3900億円(前年比8.1%増)、営業・経常・純利益は同2ケタ増益を見込んでいる。また、『会社四季報』には、会社側予想値より上ブレした予想値が出ており、次期2013年3月期も増収増益との予想値が出ている。

田北知見(たきた・ともみ)
エネルギー業界専門紙の記者を経て、現在、株式ジャーナリスト、日本インタビュ新聞社記者。雑誌や証券専門紙への寄稿、ムック「インド株成功の極意」などに執筆。著書に実業之日本社から「分足チャートで儲ける 超デイトレ入門」、かんき出版からは「サラリーマン投資家のための株 黄金分割比投資法」などがある。また企業のIR支援活動にも携わっている。

提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 16:33 | 特集
2012年02月20日

割安上方修正銘柄は「敬意を表す」展開で順張り・逆張りの全方位投資余地=浅妻昭治

浅妻昭治のマーケット・センサー
浅妻昭治のマーケット・センサー 兜町ですでに死語化した相場用語は数多い。「ファイナンス高」、「転換促進相場」などと並んで、「敬意を表す」などという言い方も、その代表の一つである。証券不祥事の不幸が兜町を直撃した以前の旧大蔵省証券局と証券業界が、まだ親密関係にあった時代には、使用頻度の高い相場用語であったが、最近はトンと聞かなくなった。

 例えば相場が過熱状態にあるとする。すると地場に「大手4社の社長が、証券局長に呼ばれたらしい」などというウワサが流れる。実際に4社の社長は、証券局長室で「もう少し行儀をよくしたらどうか」などとアドバイスされるらしいのだが、その社長が、霞ヶ関から兜町に帰り着く前に、もう日経平均株価は、アウンの呼吸で下げに転じている。シナリオ営業、推奨販売方式の全盛時代である。本店から各営業店への号令は手控えられ、赤伝票は青伝票に差し替えられる。これを称して「敬意を表する」などと呼び慣わしていたのである。

 株価は、時代、世相を映す鏡でもある。ベテラン・サラリーマンが、年功序列廃止などの大義名分のもとに「窓際」どころか「窓の外」に追いやられ、年金受給者が、若い世代への寄生虫視されて毛嫌いされ、「ジジイ」、「オジン」などと蔑まれる時代である。「敬う」、「敬意」などの日本の醇風美俗が、姿を消して久しいから、相場用語だけに長寿化を願うのは無いものねだりに等しいことになるだろう。

 ところがつい最近、この「敬意を表す」が復活したようなハプニングが起こった。2月14日の日銀の金融政策決定会合で決定された追加金融緩和策である。白川方明総裁は、会合後の記者会見で物価上昇率の目標値を1%とし、長期国債の買い入れ額を10兆円増額する追加緩和策によりデフレ脱却を目指すと説明したが、とたんに日経平均株価は、208円高と今年最大の上昇幅で半年ぶりに9200円台を回復、為替相場も、その後、1ドル=79円台、1ユーロ=104円台まで一気に円安が進んだ。

 とくに為替相場では、追加緩和策はサプライズとなって円買い・ドル安を仕掛けていた市場参加者はポジション調整を迫られ円売りが膨らんだという。これこそ久々の「敬意を表す」展開であり、例の円安場面で米国のサブルプライムローン・バブルのエンジンとなった円キャリートレードの復活まで観測されている。

 株価の方も、日経平均株価がその後9300円台まで続伸し、「敬意を表す」強調相場が続いているが、この内容を吟味すると「敬意を表す」醇風美俗とはやや趣の異なる銘柄が中心となっているようである。下げが厳しかった銘柄ほどよくリバウンドするとする「リターン・リバーサル」投資が主流で、今年1月末からの3月期決算会社の4〜12月期業績の発表で、業績を下方修正した銘柄や赤字幅が悪化した銘柄が、底上げ相場の中心になっているからだ。

 「白い猫でも黒い猫でも、ネズミを捕る猫が良い猫」、「上がる株が優良株」とは、兜町の万古不易の投資セオリーで間違いないが、死語化したと思った相場用語が折角、復活したのだから、ここはこだわって、ターゲットにする銘柄も、「敬意を表す」銘柄に絞り込みたいものである。どこにそんな銘柄があるかといえば、1月末の決算発表以来、業績を上方修正した銘柄で投資採算的に割安に放置されている銘柄をリサーチすれば、おのずと浮上してくる。(続きと詳細は「浅妻昭治のマーケットセンサー:メールマガジン」に掲載。果たして注目銘柄は?)

浅妻昭治(あさづま・しょうじ)
株式評論家/日本インタビュ新聞社 編集部 部長
 1942年生まれ、神奈川県川崎市出身。証券専門紙で新聞と雑誌のキャップを務め、マーケット及び企業の話題掘り下げ取材には定評がある。長く、旧通産省の専門紙記者クラブに所属し、クラブの幹事として腕をふるった。現在、日本インタビュ新聞社の編集長として活躍。

提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 13:45 | 特集
2012年02月17日

民主党の政策転換を買う相場が始動=犬丸正寛の相場展望

★「ダム」、「普天間」、「反アメリカ」、「デフレ」など政策転換鮮明

民主党の政策転換を買う相場が始動=犬丸正寛の相場展望 来週(20〜24日)は、『民主党政権の政策転換を引き続き好感する相場』だろう。ただ、日経平均は、日足の陽線が5本連続となって昨年8月5日以来の9400円台乗せ。前週末(10日)からだけでも上昇率は5.4%に達し、上げピッチはけっこう速い。

 このため、30日線との上方・乖離率も5%超水準に達している。経験則では上げピッチの速いことに対する調整も予想されるところに来ている。しかし、調整があっても、「下ヒゲ足型」の短期調整で終るものとみられる。相場の基調は強いとみるべきだろう。

 やはり、日銀の「1%物価上昇めど」政策は大きい。効果が、いつ頃から出てくるかは不透明ながら、今の最大の評価は、これまでの「デフレ放置」の姿勢から変わったことである。日本もアメリカの「インフレ目標政策」を採り入れたといえるだろう。

 とくに、民主党が政権を取った当初の頃は、「物価の下がることは庶民生活に良いこと」といった主旨のことが聞かれた。政府と日銀は別とは言うものの、日銀の今回の政策は民主党の「デフレ容認」から「脱デフレ宣言」へ政策転換と言ってよいであろう。他にもある。

 「普天間基地は国外、最低でも県外へ」と大宣言した政策も消えた。自民党時代の辺野古移転へ戻っている。八ッ場ダムについても、大々的に打ち出した「廃止」が、「見直し」へ変わり、目玉政策の「コンクリートから人へ」も実質的に棚上げ。さらに、大挙して議員を引き連れ中国詣でした、「アメリカさようなら中国よコンニチワ政策」も消えた。それどころか、中国の怖さをわれわれ国民は思い知らされた。尖閣諸島では中国漁船に警備船が体当たりされ、何もできない日本は世界で笑いものになった。今、東シナ海の海底資源も狙われている。弱腰が見抜かれ北方領土も難しい状況となっている。

 「いったいこの3年間、日本は何をやってきたのか」、という思いはたいへんに強いものがある。しかし、選んだのは、われわれ国民である。もっとも、自民党の独占的政治にブレーキを掛けることができた効果もあったのではないか。仮に、あのまま長老と権益型の自民党政治が続いていたら日本株式会社自体が「オリンパス<7733>」のようになっていたかもしれない。この点は民主党は評価できるところだ。

 マーケットは、こうした民主党政権の政策転換を好感し始めている。もちろん、本格的には、次の選挙で日本の「新しい生き方・存在感」を示してくれる政権が誕生してからだろう。そうなれば、たとえば、かつての「NN倍率・1倍」(NYダウと日経平均は同水準)に向け、NYダウに比べ割り負け修正が本格化。NYダウが1万4000ドルなら、日経平均も1万4000円ということになるだろう。

 当面はピッチの速いことに対する、「スピード違反」に気をつけながら1万円を目指す相場とみられる。
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 17:50 | 特集

「タイ古式マッサージ」にハマりそうな予感・・・タイ連想株=田北知見の銘柄ウオッチ

田北知見の銘柄ウオッチ 先日、「タイ古式マッサージ」というものに行った。東南アジアのタイの伝統的なマッサージだそうで、日本国内にもそうしたサロンが多くあるらしい。私が行った家の近所のサロンでは、日本人向けにアレンジしてあるのか、日本や中国式の指圧のようなマッサージの施術と、首や背中、脚の付け根などを強く伸ばしてストレッチやヨガのような体勢を取らせて身体をほぐす施術とを組み合わせた内容となっていた。

 首や背中や脚などをかなり強く押されたり引っ張られたりするので、「ええっ、こんなに強く伸ばすの?」と驚いたが、施術後は血行が良くなって身体がほぐれたような爽快感があった。私の場合、とくに首が凝りやすいので、ストレッチの他に、首にタイガーバームのような清涼感のあるクリームを塗られてマッサージされたのが気持ち良かった。

 以前、香港へ旅行した時には、かなりの強さで押す足ツボマッサージを何度も経験したし、台湾へ旅行した時に、うつぶせになったお客の背中に施術者が全身をかけて乗り、足でお客の背中をグイグイ踏むタイプのマッサージも経験したが、このタイ古式はそれ以上の強さだった。しかしクセになりそうな気持ち良さだ。

 タイに進出している企業の中で優良銘柄を探してみた。

★ホンダ〈7267〉(東1)

 自動車で世界7位、二輪車で世界首位のホンダ<7267>(東1)を入れる。タイには日系自動車メーカーの進出が著しく、「アジアのデトロイト」とも呼ばれているらしい。ホンダの17日終値は68円高の2950円。単位100株。PERは約23.8倍、PBRは約1.2倍となっている。チャートは11月22日につけた年初来安値2127円から反発し、以降は凸凹しながらも上昇トレンドで来ている。3000円フシにあたり、いったん調整があるかもしれないが、中期チャートで見ればまだ高値圏というほどでもなさそうだ。2800円ラインの押し目を拾い、中期で3200円フシまでの戻りを狙ってみる。

★ヤマハ〈7951〉(東1)

 楽器メーカーのヤマハ<7951>(東1)を入れる。タイでの活動は二輪車のヤマハ発動機<7272>(東1)のほうが有名なようだが、ヤマハもタイに楽器の輸入販売事業等を行なっているグループ会社サイアム・ミュージック・ヤマハがある。ヤマハの17日終値は18円高の734円。単位100株。PERは0倍(今期純利益がゼロ予想のため)、PBRは約0.6倍となっている。

チャートは昨年2月3日につけた年初来高値1137円から反落し、中期続落トレンドで来ていた。今年2月2日に今期連結業績予想の下方修正を発表し、同7日に初来安値663円をつけて以降は反発。悪材料出尽くしでリバウンドトレンドに入ったと見たい。まずは800円フシ上抜けを目指す。

田北知見(たきた・ともみ)
エネルギー業界専門紙の記者を経て、現在、株式ジャーナリスト、日本インタビュ新聞社記者。雑誌や証券専門紙への寄稿、ムック「インド株成功の極意」などに執筆。著書に実業之日本社から「分足チャートで儲ける 超デイトレ入門」、かんき出版からは「サラリーマン投資家のための株 黄金分割比投資法」などがある。また企業のIR支援活動にも携わっている。

提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 16:44 | 特集
2012年02月15日

【今日の出来事&マーケット】物価1%上昇政策にマーケットは好感=犬丸正寛

★株がリードするが政府の「日本再生策」なければ限界

【今日の出来事&マーケット】物価1%上昇政策にマーケットは好感=犬丸正寛 日本銀行は14日(火)、国債買い入れなどの金融緩和で「物価上昇1%をめど」とする政策を決めた。これを受けて、日経平均は14日(火)の52円高に続いて15日(水)も164円高の9216円と買われ、昨年8月8日以来の水準へ上昇。マーケット全体の動きを表すTOPIX(東証株価指数)も15日は12ポイント高の799ポイントと昨年8月5日以来となる800ポイントに接近となっている。好感した動きとなっている。

 バブル経済崩壊から20数年。土地、株など資産価格の下落が続いた。当然ながら、資産が傷ついたことで消費は手控えられた。しかも、少子高齢化という構造的な要因も加わった。売れないから、物・サービスの値段は下がるのが当たり前の時代になってしまっていた。もちろん、給料も上がらない。それどころか、就職もままならない。

 これまでの政策は、低金利策を採りながらも、「手当て」というバラ撒きでテコ入れしようとした。しかし、人は先行きに不安があれば、消費より蓄えに回す。『馬を水辺に連れて行くことはできても飲ますことはできない』の教えもある。水を飲みたいように仕向けることが大切なのだ。

 来年には民主党が政権を担って4年となる。選挙が近づいている。東日本大震災という不幸な出来事はあったものの、経済、庶民の暮らしは前回選挙の2009年頃よりかえって悪くなっている。庶民寄りの政権ということで大いに期待したものの、生活は期待したほど良くはならなかった。雇用などはむしろ悪化した。

 そうした中で今回、日銀が腰を上げた。最近発表の昨年10〜12月の経済成長率が年率でマイナス2.3%となったことが日銀を動かしたのだろう。東日本震災の復興効果も遅々として進まない。せめて、『災い転じて福となす』ような、日本の将来に夢でも与えてもらいたいのに、それもない。政治は次の選挙のことばかりと思われても仕方がないほどのやり取りばかり。そんな中で、日銀の「脱デフレ宣言」は大きい意味がある。

 もちろん、直ちに「土地」、「住宅」、「マンション」、「会員権」、「株」などの資産価格が大きく上がるとは思えない。少子高齢化による需要不足、東海沖大地震の恐怖などもある。物の値段が上がるときは、基本はやはり需給関係だろう。とくに、「欲しいものがある時」、「上がるだろうと多くの人が思う時」に需要を刺激する。その意味では、日銀が「1%を言い続ける」ことで、人々の気持ちは変わってくる効果はあるだろう。

 ただ、日銀だけでなく、政府も「日本列島のあり様」を思い切って変えて、日本再生をはかるところではないか。今のまま、東京で地価を上げようと思ってもなかなか難しいだろう。かつて、奈良―京都―鎌倉―江戸と首都を変えたように、思い切って「首都移転」と「道州制」を考えるくらいのことが必要なところに来ているのではないだろうか。「物価1%上昇めど」政策だけでは、図体が大きく、老齢化した日本を本格浮上させることは難しいのではないか。

 当面は、資産の中で「株」がリードする形となるだろう。行き場のないマネーが株式市場に向いて、「不景気の株高」となるだろう。しかし、それは、あくまで「不景気」においてであり、不景気を好景気に結びつけるには、やはり政府による外交も含めた日本再生策が大切と思われる。
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 11:42 | 特集