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記事一覧 (01/10)クラウド名刺管理サービスを企画・開発・販売する三三株式会社の磯山江梨さんに聞く
記事一覧 (01/10)兜町版『平家物語』シナリオでドラッグストア株に栄枯盛衰の買い材料も浮上=浅妻昭治
記事一覧 (01/06)来週は『きっかけ待ちの相場』展開=犬丸正寛の相場展望
記事一覧 (01/06)海外サイトをつらつら見るに・・・ネット通販連想銘柄=田北知見の銘柄ウオッチ
記事一覧 (01/06)新年相場の風向きを強気投資判断銘柄で占う=浅妻昭治
記事一覧 (01/04)【話題】2011年上昇率トップ銘柄の次の年の年間パフォーマンスは果たして?
記事一覧 (01/03)【特集:2012年を読む】「総合商社」銘柄の動向(2)〜株価に割安感強く上昇余地
記事一覧 (01/03)【特集:2012年を読む】「総合商社」銘柄の動向(1)〜基盤強化で収益拡大基調
記事一覧 (01/02)【特集:2012年を読む】「SNS関連」銘柄の動向〜スマートフォン対応にシフト
記事一覧 (01/02)【カジノ関連株】橋下・大阪新市長が積極的とされ材料性
記事一覧 (12/31)「主要指標でみる2011年相場」と「2012年相場展望」
記事一覧 (12/30)犬丸正寛のキーワードで占う『2012年相場』〜世界は『選択と集中』へ
記事一覧 (12/30)【話題】東証「大納会」に「なでしこジャパン」の佐々木監督と安藤選手
記事一覧 (12/30)戦時中のソ連を舞台にした小説から…「食料品」セクター=田北知見の銘柄ウオッチ
記事一覧 (12/30)【話題】大納会の東証1部高値更新は15社減少の9銘柄
記事一覧 (12/30)【話題】IPOラッシュ:12月10社中、公開価格割れ5社、同値が1社と不調
記事一覧 (12/26)プライベートブランドの投資信託を組成しよう!その注意点は?=浅妻昭治
記事一覧 (12/23)NYダウ次第では『棹尾の一振』も期待=犬丸正寛の相場展望
記事一覧 (12/23)寒い冬に温泉で暖まって来た…から連想して、給湯器とガス銘柄=田北知見の銘柄ウオッチ
記事一覧 (12/19)空振り・見送り気味の「掉尾の一振状態」なら年間スケジュールチェック=浅妻昭治
2012年01月10日

クラウド名刺管理サービスを企画・開発・販売する三三株式会社の磯山江梨さんに聞く

【三三株式会社の広報担当・磯山江梨さんに聞く】

★「名刺」をクラウドで共有し新たな価値創造、企業の収益向上に貢献

クラウド名刺管理サービスの企画・開発・販売する三三株式会社の磯山江梨さんに聞く 「名刺」に内在する「情報としての価値」、「ソーシャルな価値」を引き出し新たな価値創造をビジネスとする「三三株式会社」(非上場)。既存の価値観に捉われない自由な発想・想像力をいっそう進化させる取り組みとして徳島県の自然豊かな田舎に「神山ラボ」を開設。テレビ等でも紹介され話題となっている。同社の広報担当・磯山江梨さんに聞いた。

★IT企業の「三三株式会社」が徳島の古民家に「神山ラボ」開設

――御社の社名や事業には大いに関心があります。まず、その前にテレビで紹介された徳島県の山村にオフィスを開設されたことについてお願いします。どのようなところですか。

 【磯山さん】 徳島市から車で約40分の神山町という所です。山に囲まれた自然いっぱいのところで、当然ですが空気がおいしいですね。とくに、地元のみなさんがたいへん優しい方ばかりです。お遍路さんの順路ということもあって、よその人を受け入れる優しさが根付いている印象です。

――オフィスを開設されたのは、いつからですか。

 【磯山さん】 2010年10月です。古い民家を利用してサテライトオフィス「神山ラボ」を開設しました。最初はトライアル期間ということで、1回の滞在期間をプロジェクトごとに数週間から数ヶ月として、エンジニアをはじめマーケティング、管理部門等述べ20名以上の社員が滞在してきました。トライアル10ヶ月間での仕事の状況や日常の生活などを検討した上で昨年8月から正式運用を開始しました。

★三井物産出身、シリコンバレー勤務経歴の寺田社長が創業

――なぜ、神山町でしたか。

 【磯山さん】 弊社の企業理念に「顧客の働き方に革新を起こす」というキーワードがあります。それを自ら体現するべく新しい働き方を模索する中で「人をコンテンツとしたクリエイティブな田舎づくり」の活動をされているNPO法人グリーンバレーさんとのご縁があり、「せかいのかみやま」というコンセプトに共感しました。また、弊社の創業者(寺田親弘社長)が三井物産に勤めていた頃にシリコンバレー駐在の経験があり、都会に縛られない働き方をした体験から「新しい働き方」に対する思いもありました。神山町が光ファイバーを各家庭まで敷設して情報整備が進んでいたことで、IT関係のビジネスを手がけている弊社には情報環境の整っていることがオフィスを開設する決め手となりました。

――仕事、日常生活への不便はありませんか。

 【磯山さん】 仕事面では東京のオフィスとまったく変わりません。東京本社ではクラウドを活用し、場所にとらわれず、「いつでもどこでも仕事ができる」次世代型のワークスタイルを取り入れています。神山オフィスでも高速のインターネットで繋がっていますから、本社とのミーティングはSkypeのビデオ通話機能や社内ツィッターを使用、VPN回線で東京オフィスとまったく同じ開発環境を実現しています。現地での生活は、東京に比べると交通などは当然不便です。食事は基本的に自炊です。最初は徒歩と自転車でしたが、今は車を購入しています。近くにある温泉に毎日通って、癒されています。地元の町おこしのイベントなどにも積極的に参加して地元の皆さんとも親交を深めています。

――社名の「三三」(さんさん)には、どのような思いが込められていますか。

 【磯山さん】 Six Degrees of Separationという言葉があります。「6次の隔たり」と訳されます。6人の人を介することで世界中の誰とでも繋がることができるという意味です。近年では、ITなどソーシャルサービスの発達で6次が「3次」に近づいているといわれています。弊社は「名刺」を基本に人との繋がりをベースとしたビジネスを展開していることから、「三」を2つ並べることで人との繋がりを表しています。

――御社の事業はどのようなものですか。会社の沿革と併せてご紹介下さい。

 【磯山さん】 弊社は創業時より、法人企業様向けに、名刺をデータ化してクラウド上で共有・活用し、企業の収益向上につなげるサービス「Link Knowledge(リンクナレッジ)」を展開しています。ユーザー企業様にスキャナとタッチパネル式PCを貸出し、名刺のデータ化と名刺管理、顧客管理、営業管理の為のクラウド型ソフトウェアを提供しています。従業員数は約50名です。設立は2007年6月です。創業者の寺田が商社マン時代に多くの方と出会って受け取った名刺の管理が大変だったという思いと、新規開拓などの場合、社内で「声を掛けてくれれば紹介したのに」というケースがあって、社内の人脈を可視化し共有できないかという思いを持ち続けていたことがサービスの原点です。

――サービスの流れを詳しく教えてください。

 【磯山さん】 ユーザーが名刺をスキャンすると、その画像がインターネットを経由して弊社のサーバーに送られ、専属オペレーターの二重入力により正しくデータ化されます。データベース化された名刺情報はパソコン、スマートフォン、携帯などから利用できます。組織として、名刺を中心とした情報共有、顧客管理、営業管理を実現するほか、即時性が求められる人事異動情報、ニュースの配信まで実装しています。人事異動情報の通知機能では特許も取得しています。社内で情報を共有でき、営業活動において有力な武器となります。

――お得意先はどの程度ありますか。

 【磯山さん】 現在、約600社の企業に導入いただいています。

――「世界に向けて」というお話でした。計画をお持ちですか。

 【磯山さん】 はい、今年はリンクナレッジの英語版を発表し、海外市場への進出を計画しています。アメリカに拠点もつくりたいと思っています。法人向けサービスであるリンクナレッジに加えて、個人向け名刺管理サービスも開発しており、こちらは日本語版・英語版をリリースする予定です。世界では、年間数百億枚の名刺が交換されているそうです。しかし、IT化がこれだけ進む世界にあって名刺は未だに紙です。弊社は紙の名刺に内在する「情報としての価値」、「ソーシャルな価値」を引き出し、ビジネスにおける新たな価値を提供することを目指しています。世界に通ずる新市場を創出し21世紀の日本の未来づくりに貢献することが私たちの願いです。

――ありがとうございました。

 【編集後記】 「三三」という珍しい社名に関心を抱いて訪問した。磯山さんの「6次の隔たり」の説明で納得。筆者も「名刺」交換は多く、管理はけっこうたいへん。いくらITが進んでも今後も「名刺」はなくならないだろう。きわめてアナログ的な「名刺」を、デジタル化して企業の資産として収益に繋げるビジネスに有望性を感じた。田舎にオフィスをつくって付加価値をつけるというやり方もうなずける。磯山さんに通された部屋は中国風の応接室、他に日本風と洋風の部屋があり、世界で事業を展開するという思いが込められているという。

■三三株式会社
 http://bit.ly/wZ16nL

■名刺管理クラウドサービス「Link Knowledge(リンクナレッジ)」
 http://bit.ly/wNdySy
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 15:06 | 特集

兜町版『平家物語』シナリオでドラッグストア株に栄枯盛衰の買い材料も浮上=浅妻昭治

浅妻昭治のマーケット・センサー
浅妻昭治のマーケット・センサー 新年早々、NHKの大河ドラマ「平清盛」の放送が始まった。元本の読み人知らずの『平家物語』は、平家一門の栄枯盛衰をいまに語り伝えているが、大河ドラマが、元本通りに「祇園精舎の鐘の音 諸行無常の響きあり」と訴求して、巡り巡って株式市場の投資家の参考となるか注目したいところである。

 株式市場にも数え切れないほどの栄枯盛衰、喜劇、悲劇があった。証券会社では、かつて定年まで無事に勤め上げられ証券マンは、トップセールスでもなく営業成績不振者でもなく、平均的な証券マンといわれてきた。その心は、成績不振者はもちろんノルマが達成できずに肩を叩かれるが、トップセールスも、好成績をキープするために無理に無理を重ねて、ついには証券事故を惹起してしまうからだというのである。投資家サイドでも大勝ちした投資家が、連戦連勝で常勝将軍となるのは至難の業で、大負けした投資家と同様に市場撤退に追い込まれるケースが大半で、トップセールと軌を一にしている。今年も、どのような兜町版の『平家物語』を紡がれるのか、気を引き締めざるを得ない。

 この兜町版『平家物語』で、現在、栄枯盛衰が進行中の2銘柄が、以前から気になっていた。調剤薬局・ドラッグストアを展開しているCFSコーポレーション<8229>(東1)アインファ−マシーズ<9627>(東1)である。両社は、同業界・同業態というだけでなく、接点を持ったことがあるのである。いまを遡る5年3カ月前の2007年10月5日だ。両社は、経営統合の合意を発表したのである。しかし、この経営統合は3カ月半後に失効してしまった。

 CFSコーポの親会社のイオン<8267>(東1)が、経営統合に異議を唱え、株主総会で否決したことによる。その後、イオンは、2010年5月にCFSコーポに株式公開買い付け(買い付け価格600円)を行っている。

 一方、経営統合が失効したアインファーマは、2008年8月にイオンのライバルのセブン&アイ・ホールディングス<3382>(東1)と業務・資本提携、第3者割当増資(発行価格1608円)を行い、2009年3月に東証第2部、2010年3月に東証第1部と昇格の階段を上ってきた。こうした両社の経緯は、両社の社史の沿革や新聞のバックナンバーをひっくり返せば簡単に概観できる。

 株式投資では、「・・・たら」、「・・・れば」に固執することが最もリスクが大きいとされているが、もし、2007年の両社の経営統合が実現していたとすれば、両社の現在の立ち位置はまったく別の展開になっていたのではないかと想像を掻き立ててくれる。少なくとも、CFSコーポの現在の株価が、過去最安値近辺でアインファーマのわずか10分の1、今2月期予想純利益が4億円(前期比65%減)と、今4月期純利益が48億5000万円(同23%増)と連続して過去最高を更新するアインファーマの12分の1となるなど、兜町版『平家物語』の栄枯盛衰を象徴することにはならなかったはずである。(続きと詳細は「浅妻昭治のマーケットセンサー:メールマガジン」に掲載。果たして注目銘柄は?)

浅妻昭治(あさづま・しょうじ)
株式評論家/日本インタビュ新聞社 編集部 部長
 1942年生まれ、神奈川県川崎市出身。証券専門紙で新聞と雑誌のキャップを務め、マーケット及び企業の話題掘り下げ取材には定評がある。長く、旧通産省の専門紙記者クラブに所属し、クラブの幹事として腕をふるった。現在、日本インタビュ新聞社の編集長として活躍。

提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 12:43 | 特集
2012年01月06日

来週は『きっかけ待ちの相場』展開=犬丸正寛の相場展望

★国会控え国内動けず、NYダウ次第

来週は『きっかけ待ちの相場』展開=犬丸正寛の相場展望 来週(10〜13日)は、『きっかけ待ちの相場』だろう。年が改まったものの、新しい手がかり材料はなく、師走相場で動いた人気銘柄も様子見の展開。結果、東証1部出来高は12〜15億株の超閑散状態が続いている。

 強いて手がかりとなりそうな材料を挙げれば、大手証券の新春講演会開催が予定されていることくらいだろう。しかし、「今の大手証券に多くを期待することは難しい」(中堅証券)という。結局は、外国人投資家の買いが入らないと出来高を伴った盛り上がり相場は期待できないということだろう。国内主導で相場を盛り上げようとすれば、「人気株」しかない。その人気株もやりすぎると当局から目をつけられる心配もある。

 こうした中で、仮に、相場に火がつくとすれば、「NYダウ上伸」による援護高だろう。1万2200ドル前後の壁を抜いたNYダウは、2011年5月頃の水準である1万2840ドルへ突っかける可能性もある。欧州の信用不安、新興国の経済成長鈍化はアメリカにとっても影響はあるものの、一方で世界におけるアメリカの強さと地位復活である。ドルへの期待と信任が高まればNYダウ押し上げとなるはず。当然、日本のマーケットに刺激となる。

 1月の通常国会は23日頃に召集される見通しのようだ。当然、荒れ模様で解散含みとなりそうだ。このため、国内要因では積極的に手がけ難く、NYダウの動き次第とみておくところだろう。
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 17:55 | 特集

海外サイトをつらつら見るに・・・ネット通販連想銘柄=田北知見の銘柄ウオッチ

田北知見の銘柄ウオッチ 趣味で海外のネットサイトを見ていると、「やはり日本とはちょっと感覚が違うなあ」とか「こういう感覚は、日本と同じなんだ」などと思うことがいろいろあって楽しい。例えば、先日見た、オーストリアの大手著名美術館のサイト。「バロック美術」のページに、なぜか、すご〜く変な顔をしたおじさん達の石像・銅像の画像がいくつも掲載されていた。

変な顔というのは、ギュッと目をつむって口をすぼめた顔とか、眉を大きく上げた、驚いたようなおどけたような顔とか、ムッとして下唇を突き出した顔とかだ。私はドイツ語も英語もサッパリ読めないので、なぜこんな変顔の像がいっぱいあるのか不明なのだが、1700年代にこういうリアルな像がつくられていたのだと思うと面白いし、それをわざわざサイトに掲載している美術館もすごいと思った。

 また、アメリカのアパレルブランドのサイト。ネット通販のページには、いろいろな絵柄や言葉がプリントされているTシャツが並んでいた。その中の1枚に、女性が2人、スニーカーをはいて楽しそうにジョギングしているイラストと「sole sisters」という言葉がプリントされている物があった。「soul sisters」、つまり「親しい友人あるいは姉妹どうし」という言葉からのシャレで、「sole」、つまり「未婚の」女性どうしの友情とか、スニーカーの「靴底」と引っ掛けて、ジョギング仲間といったような意味なのだろう。

 他には、イギリスの写真家さんのサイトにあった「経歴紹介」のページ。箇条書きではなく、文章で丁寧に書かれているのだが、最初に書かれていたのは、「僕の人生はとても平凡なので、普通に書くと2〜3行で終わってしまうが、それではちょっとまずいので、がんばっていろいろ書いてみようと思う」といったような意味のことだった。その言葉に、写真家さんの暖かくて謙虚な人柄がにじみ出ているように思えて、軽いユーモアに笑っただけでなく、何か自然に笑みがこぼれてしまった。ちなみにサイトに掲載された見本作品も、みょうなケレン味のない、美しい自然をとらえた写真ばかりだった。

 上記のサイトとは関係ないが、連想して、ネット通販銘柄を見てみた。

★セブン&アイ・ホールディングス〈3382〉(東1)

 セブン−イレブン、イトーヨーカドーなどを展開し、通販事業も行なっている、セブン&アイ・ホールディングス<3382>(東1)を入れる。6日終値は8円安の2142円。単位100株。PERは約14.7倍、PBRは約1.1倍となっている。チャートを見ると、この1年ほどは、震災前後を除いて、上値2300円ライン、下値2000円ラインのボックス圏を形成している。2100円を切ったあたりで下値拾いをし、上値2300円ラインを待って利益確定を計るのも一手か。

★ザッパラス〈3770〉(東1)

 携帯電話向けコンテンツ配信、モバイルコマース事業を行なっている、ザッパラス<3770>(東1)を入れる。6日終値は400円安の7万7900円。単位は1株なので、売買しやすさも魅力だ。また、PERは約6.8倍と割安水準、PBRは約1.3倍となっている。株価はこの1年ほど、14万円ラインから中期で続落トレンドを形成してきた。しかし昨年11月24日につけた上場来安値6万6000円で底を打った模様だ。以降は反発している。中期で9万円フシまでの戻りを目指す。今期の2012年4月通期末(通期)配当金は4200円予想。現在の株価で利回り約5.4%の計算となる。

田北知見(たきた・ともみ)
エネルギー業界専門紙の記者を経て、現在、株式ジャーナリスト、日本インタビュ新聞社記者。雑誌や証券専門紙への寄稿、ムック「インド株成功の極意」などに執筆。著書に実業之日本社から「分足チャートで儲ける 超デイトレ入門」、かんき出版からは「サラリーマン投資家のための株 黄金分割比投資法」などがある。また企業のIR支援活動にも携わっている。

提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 16:58 | 特集

新年相場の風向きを強気投資判断銘柄で占う=浅妻昭治

■「曲がり屋といわれたころから当たり出す」か!?

浅妻昭治のマーケット・センサー
浅妻昭治のマーケット・センサー 2012年相場が始まった。年が改まって相場の景色が変わってくれるのか、スタート・ダッシュに期待したいところである。兎に角、昨年は散々であった。日経平均株価は、年間下落率が17%に達して、1982年以来、29年ぶりの安値で大納会となった。

 1982年は、不動産バブルが起こる前で、これではっきり平成不況は、「失われた10年」どころではなく、「失われた30年」か、それ以上の及ぶ可能性があることがほぼ確定した。大納会の東証第1部の売買代金も、14営業日連続の1兆円割れで、11月20日からの前場取引時間の30分間の延長も、徒労に終わった。

 当然、年間の投資パフォーマンスは、投資家個々の自らの投資パフォーマンスも含めて「曲がり屋」のウエートが高かったはずである。この「当たり屋、曲がり屋」の判定で、まっさきに「曲がり屋」のイエローカードを突き付けられそうなのが、日本経済新聞が、新年1月3日付けで掲載する恒例の経営者40人に聞く有望銘柄ランキングである。トップの票数を集めたのがコマツ<6301>(東1)だったが、年間パフォーマンスは、マイナス26%と日経平均株価に対してアンダー・パフォームしてしまったからだ。

 しかも、そのコマツを今年も同有望銘柄ランキングのトップにランクしているのである。東日本大震災の復興需要や新興国のインフラ整備需要を買い材料に経営者の票を集めたようだが、前年実績もあり、掲げたイエローカードを下げていいものどうか迷うことになる。

 兜町では「曲がり屋といわれたころから当たり出す」という相場格言がある。前句には「当たり屋といわれたことから曲がり出す」と断り書があって、株式市場の流動的な栄枯盛衰を表しているが、昨年の「曲がり屋」が「当たり屋」に一変するか、注目されるところである。(続きと詳細は「浅妻昭治のマーケットセンサー:メールマガジン」に掲載。果たして注目銘柄は?)

浅妻昭治(あさづま・しょうじ)
株式評論家/日本インタビュ新聞社 編集部 部長
 1942年生まれ、神奈川県川崎市出身。証券専門紙で新聞と雑誌のキャップを務め、マーケット及び企業の話題掘り下げ取材には定評がある。長く、旧通産省の専門紙記者クラブに所属し、クラブの幹事として腕をふるった。現在、日本インタビュ新聞社の編集長として活躍。

提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 15:35 | 特集
2012年01月04日

【話題】2011年上昇率トップ銘柄の次の年の年間パフォーマンスは果たして?

【前年上昇率トップのエスバイエルはセオリー通り】

■昨年末のデッドヒートで上昇率1位

株式市場の話題 エス・バイ・エル<1919>(東1)は、3円安の178円と反落して寄り付いたあと、6円高まで上げて切り返し続急伸している。

 同社株は、前年2011年の東証1部値上がり率ランキングのトップを巡り、日成ビルド工業<1916>(東1)とデッドヒートを演じ、大納会を含むラスト2日間のラストスパートで3.62倍の上昇と、日成ビルドの3.5倍と鼻差のトップを確保したが、新年大発会は、前年上昇率第1位銘柄は、次の年は達成感から値下がりするセオリーもあり、利益確定売りが先行し、下値ではすかさず東日本大震災の復興関連株人気の買いが入っている。

■上昇率トップ銘柄の次の年の年間パフォーマンスは?

 上昇率トップ銘柄の次の年の年間パフォーマンスは、この3年間でみると、2008年の古河電池<6937>(東1)が次の年は27%、2009年のTOWA<6315>(大1)が37%、2010年のフージャースコーポレーション<8907>(東1)が24%の各下落率となっている。

 エスバイエルの株価は、大震災の復興需要関連思惑で大化けしたが、もともとの株価急伸のキッカケは、ヤマダ電機<9831>(東1)の同社株への株式公開買い付け(買い付け価格62円)にあった。

 太陽光発電関連のスマートハウス事業への多角展開を評価して年初来高値7080円まで買い進まれたヤマダ電機の高人気も波及したが、ヤマダ電機は、その後、家電販売の変調で一時5000円台割れまで大きく調整した。

 エスバイエルの信用買い残も1633万株となお高水準となっており、新年相場は、上昇率トップ銘柄のセオリーを試す1年になりそうだ。
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 11:10 | 特集
2012年01月03日

【特集:2012年を読む】「総合商社」銘柄の動向(2)〜株価に割安感強く上昇余地

■「総合商社5社」新規投融資の実行が本格化

【特集:2012年を読む】「総合商社」銘柄の動向(2)〜株価に割安感強く上昇余地 欧州債務危機問題などを背景として、欧州や中国などを中心に世界的に景気減速感が強まっているため、その影響は避けられないが、原油価格などは依然として高水準に推移している。さらに、これまで着実に進めてきた成長分野への新規投融資と優良資産への入れ替え、事業ポートフォリオの最適化、バリューチェーンの構築などの成果とも言える、受取配当金や持分法投資損益の増加も寄与するだろう。

 投資有価証券評価損の計上など、一過性の特殊要因の大口損失が新たに発生しなければ、12年3月期通期の連結純利益は、各社ともに上振れの可能性が高いだろう。さらに、各社とも配当性向の引き上げを目指しているだけに、通期純利益が増額されれば、期末配当の増額も期待されるだろう。

 そして総合商社各社ともに、事業の成長性、資本の効率性、財務の健全性などのバランスを取りながら、成長分野への新規投融資や、優良資産への入れ替えを積極化させ、戦略的な事業ポートフォリオの構築を継続的に推進している。

 新規投融資、優良資産への入れ替え、バリューチェーンの構築は、石炭、鉄鉱石、銅、ニッケル、原油、天然ガス、シェールオイル・ガス、レアアースなどの金属資源・エネルギー分野にとどまらない。太陽光、風力、地熱、蓄電池などの新エネルギー・再生可能エネルギー関連、IPP火力発電、水(上下水道)ビジネス、鉄道・空港・港湾、交通・物流ネットワークなどの社会インフラ関連、穀物・飼料、肥料・農薬、養殖、植物工場などの食糧資源・農業関連、そして消費・ライフスタイル関連、生活産業関連、医療・ヘルスケア・介護関連など、非資源分野や新ビジネス領域への投融資も積極化し、戦略的な事業ポートフォリオの構築を目指している。

■11年4〜9月期の新規投融資実績

 11年4〜9月期の新規投融資実績を見ると、伊藤忠商事<8001>はグロス3000億円(資源・エネルギー1300億円、生活消費1000億円、機械400億円、化学品・建設・他300億円)だった。丸紅<8002>はグロス1200億円(資源450億円、インフラ250億円、環境生活その他500億円)だった。三井物産<8031>はグロス3600億円(資源・エネルギー1200億円、物流ネットワーク300億円、生活産業1500億円、インフラ600億円)だった。住友商事<8053>はグロス900億円(資源・エネルギー290億円、新産業・インフラ30億円、メディア・生活関連300億円、その他280億円)だった。そして三菱商事<8058>はグロス2700億円(金属・エネルギー資源1000億円、全社戦略200億円、その他1500億円)だった。優良な候補案件が多いため、各社とも10月以降に、新規投融資の実行が本格化する模様である。

 非資源分野に関しては、一案件当たりの投融資金額が、金属資源・エネルギー分野に比べて小さいため、株式市場では目立たず、手掛かり材料としてのインパクトも小さく感じられるが、投融資の積み上げで着実に収益に貢献しつつある。中期的にも、各社の収益基盤は一段と強化され、収益の拡大基調が期待されるだろう。

■株価の上昇余地は大きい

 5社の足元の株価の動きを見ると、三菱商事<8058>については安値圏でのモミ合い展開だが、伊藤忠商事<8001>丸紅<8002>三井物産<8031>住友商事<8053>については、概ね安値圏からの反発過程と言えるだろう。そして株価水準を指標面で見ると、概ね予想PERが4〜5倍台、予想配当利回りが4%台となっている。

 総合商社の株価については、原油価格や金属資源価格との連動性の高さが意識される傾向が強いだけに、世界的な景気減速で原油価格や金属資源価格が下落するのではないかという警戒感が、株価の戻りを圧迫しているようだ。

 しかし、収益基盤が大幅に強化されていることや、戦略的な事業ポートフォリオの構築を推進していることに対しては、評価不足という印象は強い。また12年3月期通期純利益の上振れ期待、13年3月期以降の収益拡大期待を考慮すれば、指標面での割安感は強いと言えるだろう。

 チャート面で見れば、上値抵抗線となっている26週移動平均線の突破が当面のポイントになるが、上昇余地は大きいだろう。

・【特集:2012年を読む】「総合商社」銘柄の動向(1)〜基盤強化で収益拡大基調

・住友商事は指標面で見れば依然として割安感の強い水準
・三菱商事は信用倍率やや高水準だが上昇余地は大きい
・三井物産は中期的に収益基盤が一段強化で収益は拡大基調
・丸紅は通期では期初計画の3000億円を上回る見込み
・伊藤忠商事は2年合計で1兆円まで増額する可能性も
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 11:04 | 特集

【特集:2012年を読む】「総合商社」銘柄の動向(1)〜基盤強化で収益拡大基調

■総合商社大手5社は収益基盤を着実に強化

【特集:2012年を読む】「総合商社」銘柄の動向(1)〜割安感が強く評価不足 総合商社大手の伊藤忠商事<8001>、丸紅<8002>、三井物産<8031>、住友商事<8053>三菱商事<8058>の5社は、収益基盤が着実に強化され、中期的にも収益の拡大基調が予想される。足元の株価水準には割安感が強く、評価不足の印象が強い。

 5社は90年代後半以降、リスク・リターン管理の経営手法を導入した。そして、投資基準や撤退ルールの厳格化によるリスクマネジメントの強化、成長分野の優良資産への入れ替えによる事業ポートフォリオの最適化、川上から川下までのバリューチェーン構築、財務体質の強化などを基本方針として、収益基盤の強化を推進してきた。その成果として、売上総利益の増加だけでなく、受取配当金の増加や持分法投資損益の増加が収益拡大に貢献するなど、収益基盤は着実に強化されてきた。

■直近の業績は好調

 直近の業績も好調である。11年4〜9月期の連結純利益は、5社のうち三菱商事<8058>が前年同期に計上した大口の一過性利益の反動で減益となったが、他の4社は大幅増益となった。伊藤忠商事<8001>は上期として過去最高益を更新した。

 12年3月期通期の連結純利益見通しについては、11年4〜9月期業績発表時に住友商事<8053>が上方修正し、他の4社は据え置いた。

 しかし、12年3月期通期純利益の会社公表見通しに対する11年4〜9月期実績の進捗率を見ると、通期見通しを据え置いた伊藤忠商事<8001>は2400億円に対して66%、丸紅<8002>は1700億円に対して61%、三井物産<8031>は4300億円に対して53%、三菱商事<8058>は4500億円に対して55%である。いずれも高水準であり、上振れの期待が高まっている。通期見通しを上方修正した住友商事<8053>は、上方修正後の通期見通し2500億円に対しても61%と高水準であり、再度の増額修正の期待が高まっている。

・【特集:2012年を読む】「総合商社」銘柄の動向(2)〜株価に割安感強く上昇余地

・住友商事は指標面で見れば依然として割安感の強い水準
・三菱商事は信用倍率やや高水準だが上昇余地は大きい
・三井物産は中期的に収益基盤が一段強化で収益は拡大基調
・丸紅は通期では期初計画の3000億円を上回る見込み
・伊藤忠商事は2年合計で1兆円まで増額する可能性も
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 11:02 | 特集
2012年01月02日

【特集:2012年を読む】「SNS関連」銘柄の動向〜スマートフォン対応にシフト

■SNS関連は収益拡大基調、主要関連銘柄の株価は総じて調整局面だが反発余地

【特集:2012年を読む】「SNS関連」銘柄の動向 交流サイトやソーシャルゲーム・プラットフォームを運営するSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)関連企業は、スマートフォン(高機能携帯電話)の爆発的な普及と、交流サイトの利用者がサイト内で楽しむソーシャルゲームの人気化を背景として、収益が急速に拡大した。登録会員数の増加やソーシャルゲームの利用者数増加に伴って、ソーシャルゲーム関連の有料課金収入の増加が収益拡大に寄与している。

 そして11年夏から秋にかけては、株式市場での人気も急騰し、株価が上場来高値を更新する銘柄もあった。しかし主要関連銘柄の足元の株価は、総じてやや調整局面となっている。グリー<3632>は高値圏でのモミ合い展開、サイバーエージェント<4751>は戻り過程での中段モミ合い展開だが、ミクシィ<2121>ディー・エヌ・エー<2432>は高値からほぼ半値水準の安値圏でのモミ合い展開となっている。各社の株価が総じて調整局面となっている背景には、持続的な利益成長についての懐疑的な見方があるようだ。

 各社の公表資料で11年9月末現在のサイト登録数を見ると、ミクシィ<2121>の「mixi(ミクシィ)」国内登録ユーザー数は約2500万人、ディー・エヌ・エー<2432>の「Mobage(モバゲー)」国内会員数は約3200万人、グリー<3632>の「GREE(グリー)」などグループ世界会員数は約1億5500万人(うち国内は約18%)、そしてサイバーエージェント<4751>の「Ameba(アメーバ)」事業会員数は約1800万人に達している。このため国内市場が飽和状態に近づいているとして、成長余地が乏しいのではないかという警戒感につながっている。

 ディー・エヌ・エー<2432>が10月31日に発表した11年4〜9月期決算で、半期ベースでは増益だったが、四半期ベースでは7〜9月期の営業利益が直前四半期の4〜6月期比で減益となったことや、ミクシィ<2121>が11月2日に12年3月期業績見通しの下方修正を発表して、従来の増益予想から一転して減益予想となったことも、成長力に対する懐疑的な見方に拍車をかけたようだ。

■グローバルな事業展開を一段と加速

 また各社の株価が総じて調整局面となっている背景には、国内株式市場全体の地合い悪化の影響もあるだろう。さらに12月には、韓国系オンラインゲーム大手のネクソン<3659>が東証1部に新規上場したため、資金シフトにつながった可能性もあるだろう。

 しかしSNSやソーシャルゲーム・プラットフォームは、スマートフォンにとっても強力なアプリケーションとされている。そして従来の主力ユーザー層である若年層以外にもすそ野が広がり、国内外で一段と利用者層の拡大が進むと予想されている。さらにネット通販など、電子商取引全般に好影響を及ぼすことも期待されている。

 このため大手各社ともに、事業の中心をスマートフォン対応にシフトする動きを強めている。そして、M&Aの積極活用やスマートフォン関連の技術者の積極採用などで、人気ソーシャルゲームやアプリケーションの調達力や自社開発力を強化するとともに、サイト利用における利便性の向上、そしてグローバルな事業展開を一段と加速させている。

■株価も総じて反発余地が大きい

 ミクシィ<2121>(東マ)は、従来型携帯電話向け広告関連収入に依存したビジネスモデルから、スマートフォン向けソーシャルゲームなどの課金収入中心のビジネスモデルへと、収益構造の本格転換に乗り出した。

・【SNS関連・銘柄診断】ミクシィは収益構造の転換進めば反発余地は大きい

 ディー・エヌ・エー<2432>(東1)は、ゲーム開発会社の買収や提携強化で、12年1〜3月期には有力タイトルのソーシャルゲームが続々と登場する模様である。「横浜ベイスターズDeNA」でのプロ野球新規参入も決定し、知名度向上に寄与することが期待される。

・【SNS関連・銘柄診断】ディー・エヌ・エーは営業利益の動向が当面の焦点

 グリー<3632>(東1)は、世界で10億人が利用できるサービスを目指して、国内の「グリー」と、11年4月に買収した米国の「オープンフェイント」のソーシャルプラットフォームを、12年4〜6月期に統一する。

・【SNS関連・銘柄診断】グリーは短期調整が一巡すれば上値追いの可能性

 サイバーエージェント<4751>(東マ)は「アメーバ」事業が急成長しており、スマートフォン向けのSNSやコミュニティーを一段と強化する。広告代理事業についても、スマートフォン向けを中心とした総合的なサービス開発を強化する方針である。

・【SNS関連・銘柄診断】サイバーエージェントは上値フシ突破あれば一段高へ

 主要各社の収益は、人件費、ゲーム開発費、広告宣伝費などの経費増加を吸収して拡大基調だろう。そして各社の株価も総じて反発余地が大きいだろう。
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 14:50 | 特集

【カジノ関連株】橋下・大阪新市長が積極的とされ材料性

■夢洲(ゆめしま)人工島に誘致の構想

特集 株式市場で「カジノ関連銘柄」といえば、日本金銭機械<6418>(大1)オーイズミ<6428>(東1)グローリー<6457>(大1)が御三家だ。このうち2銘柄は、株式売買の主市場が大証・大阪証券取引所<8697>(JQS)。奇しくも、大阪市の橋下新市長が大阪湾岸の人工島・夢洲(ゆめしま)地区などにカジノ誘致の構想をもつと伝えられたことがあり、新年の株価テーマとして期待が膨らんでいる。

■昨年末「候補地」に言及

 読売新聞12月16日付けによると、橋下新市長は、市港湾局との意見交換の中で「夢洲にカジノを誘致することは可能か」と発言。橋下新市長が具体的な候補地に言及するのは初めてで、港湾局側は「広大な敷地はある」と応じたという。夢洲は、平松前市長が液化天然ガス発電所の新設計画をもっていたとされる地区で、同紙によると、夢洲は、埋め立てが完了すれば総面積390ヘクタール。コンテナターミナルなどのある先行開発地区(140ヘクタール)と、まだ整地されていない将来開発地区(250ヘクタール)がある。

 国会でも、超党派の、いわゆるカジノ議連が2010年に発足しており、大震災の被災地に誘致する構想など、幾つかの具体的な案が議員立法として提出できる状況になっている模様だ。
2011年は、カジノ関連銘柄でも、大王製紙<3880>(東1)が株安に作用する話題を集めたが、復興関連としても注目を集める場面がありそうだ。

・【カジノ関連銘柄診断】オーイズミの業績は13年3月期にかけて持ち直す見込み
・【カジノ関連銘柄診断】グローリーは下げ止まる動きでジックリ貯め込む投資を
・【カジノ関連銘柄診断】日本金銭機械はモミ合い周期性狙えば手堅く値幅狙いも
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 08:00 | 特集
2011年12月31日

「主要指標でみる2011年相場」と「2012年相場展望」

★「復興本格化」と「公共投資復活」で内需主導相場を予想

■強いドルで輸出株にも反発の芽

 2011年の指標(昨年12月末と今年12月末比較)が、軒並み下落となった中で、いくつかの特徴がみられる。今年の指標の動きから2012年の相場を展望した。

【2011年の指標の特徴】

・「大型株指数」、「TOPIX」など主力大型銘柄の下げが大きい。
・「小型指数」、「ジャスダック平均」など小型銘柄の下落率は比較的小さい。
・株価指数に比べ、「出来高」、「時価総額」などボリューム指標の下落の大きいことが目立つ。
・「1株利益」(日経平均)は、下落率が小さく、企業業績は堅調だった。
・「日経平均」、「上海総合指数」が20%ていど下落となった中で、「NYダウ」は上昇した。
・対ドル、対ユーロで「円高」が進んだ。
・個別代表銘柄では、原子力事故で「東京電力」が10分の1に暴落。粉飾決算で「オリンパス」も株価が半分以下に急落した。
・「トヨタ自動車」、「新日本製鐵」、「三菱商事」、「コマツ」、「野村ホールディングス」など海外組の下げが目立った。
・「ダイハツ」、「アサヒグループホールディングス」は上昇となり、内需関連株の一角に強さがみられた。

【2011年相場の背景】

 2011年の「国内」は、東日本大震災、東京電力福島第一原子力発電所の放射能漏れ、電力節約などで、消費と生産が停滞。「東日本地域」の不振が目立った。西日本地域は九州新幹線の営業開始、JR大阪駅ビルオープンなど、総じて堅調だった。

 一方、「海外」では、ユーロ圏の財政悪化による信用不安が世界経済を圧迫。とくに、中国、ブラジルなど新興国経済の成長にブレキーがかかり、日本の新興国関連銘柄も大きく下げた。こうした中で、経済が回復したアメリカは、NYダウが上昇となっていることが特筆され、2012年への期待を抱かせる。

【2012年相場の展望】

■公共投資も久々に期待

 2012年はどう展開するか。「国内」では、東日本大震災の復興が本格化する効果が見込める。原発の放射能問題も最悪期を過ぎ、自粛傾向の続いた消費にも回復の兆しがみられる。また、「セメントから人へ」政策の見直しで、治水ダム、新幹線など公共投資も久々に期待できそうだ。

 建築土木株、道路橋梁株、セメント株、住宅株などの「復興関連銘柄」、「公共投資株」に対する本格的な見直しが見込めそうだ。消費関連株にも浮上が期待できそうだ。とくに、ロンドンオリンピックで旅行関連、航空株なども注目されるだろう。ただ、東海沖大地震が起きないという条件はつくが。

 「海外」では、ヨーロパの信用不安の行方がいちばんのポイント。仮に、ユーロ不安が続くようなら、新興国関連銘柄や欧州向け輸出の多い国内銘柄は引き続き低迷が続くだろう。反対に、ユーロ不安にめどがつくようだと、中国など新興国経済にとってプラスとなり日本の中国関連株、ヨーロッパ向け輸出の多い輸出関連株も急反発に転じるだろう。

■日経平均は1万円台も

 こうしてみると、2012年前半は海外の不安定材料を引きずるものの、復興、公共投資、消費など内需組に徐々に明るさが加わるものとみられる。とくに、堅調な企業業績に対し、次期(2013年3月期)見通しに期待が出れば相場は5〜6月に一気に上昇となるのではないか。

 また、冷戦終了後、多極化した世界において、再び、アメリカに対し世界のリーダとしての役割を求めるようになればドル高=NYダウとなって、同盟国の日本にとっても浮上が期待される。2012年のマーケットは、かなり強い展開が予想される。日経平均の1万円台は期待できそうだ。

「主要指標でみる2011年相場」と「2012年相場展望」
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 19:08 | 特集
2011年12月30日

犬丸正寛のキーワードで占う『2012年相場』〜世界は『選択と集中』へ

犬丸正寛のキーワードで占う『2012年相場』〜世界は『選択と集中』へ■キーワードで占う『2012年相場』

 2012年にマスコミに登場が予想される言葉は、どのようなものがあるだろうか。ざっと挙げてみると次のような言葉が予想される。その言葉を眺め、組み合わせてみることで、2012年の相場も見えて来るのではなかろうか。『』内が注目される言葉。

【海外】

 海外では先進国、新興国で問題となっている『貧富の格差』によるデモが2012年も続くことが予想される。とくに、アメリカは『大統領選挙』を控えていることから『失業』対策に力点が置かれるものとみられる。一方、『欧州信用不安』は引き続き世界経済にとって波乱要因。ユーロ体制を維持できるかどうか。ヨーロッパの信用不安が続くようだと、中国など『新興国経済の行方』にも影響してくる。

 あるいは、もう一度、アメリカ・イギリス・日本によるドル体制強化になるかどうかが注目される。とくに、『イラン・北朝鮮の核開発問題』から、アメリカへのリーダーシップ期待が強まることも十分に予想される。こうした中で2012年7月に『ロンドンオリンピック』が開催されることは、米英日の存在感を強める象徴のようでもある。

【国内】

 『消費税』、『財政再建』『TPP問題』、『沖縄基地問題』など現政権にとって解決が難しい問題ばかり。年末に『消費税引上案』は党内で了解は取り付けたものの、早速、国会での審議が控えている。2009年の『民主党政権公約』が果たされていないだけに、国民からの『民主党支持率は急低下』しているだけに野党攻勢は厳しいものが予想される。TPP、沖縄問題などに加え、さらに参議院で可決された2大臣の『問責決議』もあることから、『衆議院の解散の可能性』はかなり濃厚となっている。

 しかも、『維新の会など地方政党』の台頭が注目され、国民の間に変化を求める空気が強くなっている。仮に、解散総選挙なら単独で政権を取ることは難しく、『連立政権』ということになるだろう。

 国民生活にとっては、『福島原発放射能問題』、『東日本大震災復興の行方』、『異常気象による台風被害』、『電力不足』、『原子力発電所再稼動問題』など、国民生活に関係の深い問題も続いている。しかも、遠くない時期に発生が予想されている『東海沖大地震』への備えも急がなくてはいけない。『若年層の失業率』は高いままで、しかも、『円高傾向』から、『企業の海外進出』は引き続き活発で、そのことが国内雇用に影響している。ヨーロッパの信用不安が続くようなら『対ユーロで円高』の続くことが心配される。もちろん、強いドルということなら、対ドルでは円安も十分に予想される。

【2012年の株式相場は?】

★世界は「選択と集中」の時代、ドル中心に組み直し

 筆者は、『不景気の株高』の可能性が強いとみている。今、世界は『選択と集中』を迎えようとしているのではないか。1989年11月にベルリンの壁が崩壊して東西冷戦時代が終わり、世界は政治的にも経済的にも多極化し民主化が進んだ。22年経った現在、世界は「我も我も」状態でリーダーが不在。何かのきっかけで、テロや核戦争の起こる懸念を内包している。冷戦終結=平和の配当で豊かになれるはずのユーロ圏も逆に汗することを忘れたのか、借金に苦しんでいる。このため、現在の世界の国は、お互いに「選択と集中」で得意とする分野を磨き直す必要があるところに来ている。

 この点、日本の企業は早く「選択と集中」に取り組んできた。ベルリンの壁が崩壊した同じ年1989年の12月に日経平均は3万8915円の最高値をつけ「バブルが崩壊」した。以来22年、日本企業は、「選択と集中」で多角化経営から得意とする分野へ経営資源を集中してきた。このため、世界で日本企業の競争力が落ちたといわれるものの、必ずしも当てはまらない。決して、勤勉性まで失って、根本的な競争力が無くなったわけではない。その証拠にリーマンショック、欧州金融不安の中でも企業業績は強く、日経平均の予想1株利益は直近で600円近くあり立派な業績である。ただ、企業に比べ日本の政治は、まだ多党化のままで、これから企業と同じように「選択と集中」で日本再生を担う強い政治体制へ再編が予想される。

★行き場のない資金が日本株へ来る、『不景気の株高』

 恐らく、2012年は世界において、こうした日本の企業力の強さを見直す動きが予想される。しかも、政治も変わる可能性があることを考えればなおさらだ。

 世界で行き場のないマネーが日本の株式市場へ来る可能性はあるのではないか。消去法で「円」が注目されたように、次は「日本株」見直しの順番だろう。日本国内においても、行き場のない資金が株式市場に向かい『不景気の株高』になるものとみている。政府の政策が、『セメントも人も大切』という変更や、『東日本の復興本格化』を見込めば、建設株などにスポットライトの当る年になるものとみられる。
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 18:30 | 特集

【話題】東証「大納会」に「なでしこジャパン」の佐々木監督と安藤選手

■29年ぶり安値だが「高値引け」となり来年に期待

 2011年最後の取引となった30日の東京証券取引所では、売買終了後の午後3時から同15分にかけて、1年間の取引を締めくくる恒例の「大納会」が行なわれ、サッカー女子日本代表(なでしこジャパン)監督・佐々木則夫(ささきのりお)氏、および同代表選手の安藤梢(あんどうこずえ)さん(ドイツ・デュイスブルク所属)=写真=が「打鐘」を行なった。

 30日の平均株価終値は、8455円35銭(56円46銭高)。年初からは約18%の下落となり、年末の終値としては、1982年以来、29年ぶりの安値となった。しかし、大引けにかけては尻上がりの動きとなり、終値は本日の高値。いわゆる「とう尾の一振」を飾る好調な締めくくりとなった。市場関係者には、尻上がりの高値引けとなった相場に、来年の願いを込める動きがあった。

東証「大納会」に「なでしこジャパン」の佐々木監督と安藤選手

提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 18:15 | 特集

戦時中のソ連を舞台にした小説から…「食料品」セクター=田北知見の銘柄ウオッチ

田北知見の銘柄ウオッチ デイヴィッド・ベニオフ(田口俊樹 訳)の小説『卵をめぐる祖父の戦争』を読んでいる。まだ途中までしか読んでいないのだが、面白いし、泣ける小説でもある。舞台は戦時中、ナチスドイツの侵攻・包囲下にある、ソ連のレニングラードだ。主人公というか語り手は、ユダヤ系ロシア人の17歳の少年。彼が後年、孫に当時の回想を語るという形で物語は進んでいく。

 敵の包囲網のせいで、市内は食べ物も燃料も物資も、何もかも不足している。日本も戦時中(と戦後しばらく)は同様の状態だったので、そうした話はたくさん読んだことがあるが、…このレニングラードの話は、人肉食や略奪を主人公が見てしまうシーンなどもあり、かなりキツい。回想(語り)が始まって最初の7行を読んだだけで、涙が出てきた。少しだけ引用すると、「あんなにひもじかったことも、あんなに寒かったこともない。(中略)実際、1941年の6月にドイツ軍が侵攻してくるまで、わしらは自分たちのことを貧乏だと思っていた。それが冬になる頃には、6月がもう楽園みたいに思えたもんだ。」

 そして、ロシアの寒さ。読んでいるだけで、骨の髄まで冷えびえとしてくる。しかし、物語じたいはどこか明るく、前向きさを感じさせる。主人公の相棒役の青年が明朗だからだろうか。でも、たぶん結末は…(涙)。

 充分に食べ物のある現代の日本に生まれたことへ感謝しつつ、食料品セクターの銘柄を見てみた。

★ロック・フィールド〈2910〉(東1)

 サラダ主体の惣菜店『RF1』や『神戸コロッケ』を展開している、ロック・フィールド<2910>(東1)を入れる。12月30日終値は9円安の1279円。単位100株。PERは約12.9倍、PBRは約0.8倍となっている。チャートは6月8日につけた直近安値1154円から反発し、以降は凸凹しながらも下値抵抗線を切り上げてきている。このままジリ高トレンド維持で、9月30日につけた直近高値1320円上抜けを目指す。

 業績は好調。今期2012年4月通期業績予想は、売上高は前年比8.1%増の500億8600万円、営業・経常・純利益は同2割内外の増益を見込んでいる。『会社四季報』には、次期2013年4月期も増収増益との予想値が出ている。また、今期末配当金は記念配10円を含んで32円の予想。現在の株価で利回り約2.5%の計算となる。大口株主には、岩田弘三社長のほか、自社取引先持株会、自社社員持株会、生保、地銀、信託口などが並んでおり、堅そうな印象だ。

★ジャパンフーズ〈2599〉(東1)

 飲料受託生産の最大手で、水宅配事業なども行なっている、ジャパンフーズ<2599>(東1)を入れる。12月30日終値は前日終値と変わらずの770円。単位100株。PERは約6.2倍、PBRは約0.6倍と割安水準にある。チャートは7月29日につけた直近高値845円から反落し、モミ合いながらも続落トレンドで来ていたが、11月15日と同17日につけた直近安値740円で底を打ったもよう。このままリバウンドトレンド維持で、ここ半年ほどの高値フシ850円ラインを目指す。

 業績は堅調。期中に品質不良品の廃棄にともなう損失、固定資産の減損損失、投資有価証券評価損を特損計上したものの、震災特需もあって、現在のところ、今期2012年3月期業績予想は前年比増収増益との予想を変更していない。大口株主には伊藤忠商事、東洋製罐、アサヒ飲料や、信託口、自社従業員持株会、地銀などが並んでおり、こちらも堅そうな印象で、買い安心感を感じさせる。

田北知見(たきた・ともみ)
エネルギー業界専門紙の記者を経て、現在、株式ジャーナリスト、日本インタビュ新聞社記者。雑誌や証券専門紙への寄稿、ムック「インド株成功の極意」などに執筆。著書に実業之日本社から「分足チャートで儲ける 超デイトレ入門」、かんき出版からは「サラリーマン投資家のための株 黄金分割比投資法」などがある。また企業のIR支援活動にも携わっている。

提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 16:18 | 特集

【話題】大納会の東証1部高値更新は15社減少の9銘柄

■ローソンは連日の高値!

株式市場の話題 ローソン<2651>(東1)は、前場80円高の4865円と変わらずを含めて5日続伸し連日、年初来高値を更新し、後場も4800円台で売り買いが交錯している。

 直接の買い材料は、前日29日昼休み時間中の12時にシー・ヴイ・エス・ベイエリア<2687>(東1)が、サークルKサンクス<3337>(東1)との企業FC契約が、来年2月末に15年間の契約期間満了を迎え、「サンクス」ブランドのコンビニ事業を終了、ローソンとの契約提携交渉を進めていることを発表したことにある。ローソンの今2月期業績の上方修正、増配も見直され、売り長で逆日歩につく信用好需給もフォローしている。

■ディフェンシブ株主導が続くことを示唆

 大納会の高値更新銘柄は、全市場で13時10分現在、同社株も含めて20銘柄を数え、このうち東証1部では、9銘柄と昨年2010年大納会(全日分)の24銘柄に比較して15銘柄減少している。大納会の取引時間は残り約1時間、前年実績まで届きそうもない。

 また、安値更新銘柄も、前年のゼロから7銘柄に増加しており、全般市況の悪化を反映する大納会相場が続いている。高値更新銘柄は、小売株、震災復興関連株などの内需株が中心で、新年相場も、ディフェンシブ株主導が続くことを示唆しているといえそうだ。
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 14:04 | 特集

【話題】IPOラッシュ:12月10社中、公開価格割れ5社、同値が1社と不調

■初値倍率トップのブレインパッドは最高値の4割下げ水準で越年へ

株式市場の話題 ブレインパッド<3655>(東マ)は30日、265円高の4335円まで上げて3日ぶりに反発している。同社株は、今年9月22日に公開価格2200円で新規株式公開(IPO)され、初値を公開価格の2.88倍の6350円でつけ7000円まで買い進まれた。

 その後、IPO人気の反動と今6月期第1四半期の低利益進捗率業績が響いて2430円まで急落、博報堂DYホールディングス<2433>(東1)の子会社との業務提携報道を好感して、ストップ高を交えて4690円まで反発したが、なお大納会の株価は、最高値の4割下の水準にあり、典型的な「寄り付き天井」となるか、来年相場の巻き返しがポイントとなってくる。

■IPO=年末12月に2社が上場中止・延期

 同社の初値倍率は、今年2011年のIPO株36社の初値平均倍率22.25%を大きくリードしてトップとなった。その今年のIPO市場は、新規上場が前年2010年の22社から36社に増加し、初値が公開価格を上回ったかどうかで判定する勝ち負けは、前年の10勝9敗3引き分けから、19勝14敗3引き分けと勝率を7ポイント上昇させたが、初値倍率そのものは、23.8%から22.5%へダウンさせた。

 年末の12月に、2社が上場中止・延期する一方、月間で10社が新規上場するIPOラッシュとなったが、公開価格割れの初値形成会社が5社、同値が1社となるなど不調だったことが響いており、来年のIPO市場にも尾を引きそうだ。
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 11:35 | 特集
2011年12月26日

プライベートブランドの投資信託を組成しよう!その注意点は?=浅妻昭治

浅妻昭治のマーケット・センサー
浅妻昭治のマーケット・センサー まだ年末ラリーあり?それとも新年相場シフト?――――大納会まで残り1週間、こう投資家同士が確かめ合い、聞き合う時期になると、証券マンや証券ジャーナリストの間でかつては必ず話題になった投資テーマがあった。「ボロ株ファンド」投資である。

 大納会の大引け値で株価が、下から安い順に5銘柄とか、10銘柄とかをまとめ買いしてプライベートブランドの投資信託を組成するのである。もちろん株価が安いのは、経営状態が限界状況にあるボロ株である。ところが、その極低位株は、業績低迷、無配継続などの悪実態にもかかわらず、意外にも次の年には優良株投資にも負けず劣らずの好パフォーマンスを発揮してくれることがあるのだ。

 だから、低位株好きの投資家やヘソ曲がりの投資家が、「逆転の発想」よろしくこの「ボロ株ファンド」投資に果敢にアタックするのである。しかもこの投資法は、ボロ株を自動的に組み入れるから面倒臭い企業分析や相場感なしにアプローチが可能で、しかも投資資金はごくわずかで済む利点まであった。

 もちろん組み入れた銘柄すべてが好パフォーマンを発揮してくれるわけではない。組み入れた1銘柄か2銘柄が大化けして、残りの銘柄が仮に倒産してもその分までカバーしてお釣りがくることになるのである。

 いいことずくめ「ボロ株ファンド」投資で、師走相場も最終盤、全般相場の先行き不透明感、下値波乱が強まりそうな環境下、トライしたいムードは高まってくる。

 ただしこの実戦配備には、かつてとは異なりやや注意が必要である。これは、昨今の株式市場を眺めれば一目瞭然となる。極低位値ごろ株が多過ぎるからである。株価が1ケタの銘柄は、この12月22日現在の全市場では、6銘柄を数え、低位株銘柄を下から100番目までリストアップしても、なお100番目の銘柄の株価が、まだ55円となっているほどである。

 バブル経済崩壊前までは、企業を簡単に死なせないメカニズムが機能していた。ところがそのメカニズムを支えたメーンバンク制が崩壊し、企業の箸の上げ下ろしまでを指図した監督官庁は、行政指導力を喪失し、業界大手も、業界のお荷物企業の救済には株主代表訴訟に怯えて腰が引けては、かつての銀行、監督官庁、業界ぐるみの限界企業救済のウルトラC発動など望むべくもなくなった。当然、限界企業が、株式市場に大量に叢生する結果となっている。(続きと詳細は「浅妻昭治のメールマガジン:改良型の「有配低位株ファンド」で新年相場の好パフォーマンスの初夢を期待」に掲載。果たして組み入れ銘柄は?)

浅妻昭治(あさづま・しょうじ)
株式評論家/日本インタビュ新聞社 編集部 部長
 1942年生まれ、神奈川県川崎市出身。証券専門紙で新聞と雑誌のキャップを務め、マーケット及び企業の話題掘り下げ取材には定評がある。長く、旧通産省の専門紙記者クラブに所属し、クラブの幹事として腕をふるった。現在、日本インタビュ新聞社の編集長として活躍。

提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 16:18 | 特集
2011年12月23日

NYダウ次第では『棹尾の一振』も期待=犬丸正寛の相場展望

■「円安」進めば輸出関連銘柄を見直すきっかけに

NYダウ次第では『棹尾の一振』も期待=犬丸正寛の相場展望 今年の締めくくりとなる来週(26〜30日)は、『棹尾の一振』も期待できそうだ。とくに、NYダウが1万2250ドルどころの上値の壁を抜く可能性がある。

 NYダウは10月27日の1万284ドル、12月7日の1万2257ドルを含め、幾度か1万2000ドル前後に買われ上値の壁を作っている。しかし、下げに転じる気配でもない。むしろ、きっかけがあれば壁を突破する雰囲気を内包している。

 その手がかりとなりそうなことに、このところ「ドル」の強くなっていることがある。ドル高=強いアメリカ=強い経済=強い企業業績=強い株式マーケット、という流れならNYダウの上値が見込める。

 ただ、ドルの強張りが基調的なものか。あるいは、今年の円相場と同じように消去法的な一過性のものか判断は難しい。東西冷戦終結で世界が平和となり民主化が進んだ一方で、リーダ不在となって却って混乱が起きている。今の日本のように。

 このため、もう一度、アメリカに世界のリーダ役を求め期待するということなら、来年以降、NYダウは1万5000ドルの可能性も出てくるだろう。その場合は、アメリカとの関係修復強化に動いている日本のマーケットにも買い人気の波及が期待される。

 円相場は今年8月19日の1ドル=75.94円に対し、10月31日の75.57円でダブルトップとなって、現在は78円を挟んだ動き。つい最近まで、1ドル=50円説も囁かれていた円高見通しは消えた印象だ。それどころか、膨れる借金、波乱含みの政局など、日本売りの気配が漂っている印象さえある。このまま、対ドルで円安傾向が進むようなら輸出関連銘柄を見直すきっかけとなろう。

 ただし、来年にも可能性が強まっている日本の解散総選挙で、新政権が中国寄りとなるようならマーケットへの影響は大きいとみられる。

 来週は締めくくりの1週間だが、来年の景気、企業業績だけでなく、日本の行く末をも、読もうとする意味合いを含んだ週となりそうだ。
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 15:06 | 特集

寒い冬に温泉で暖まって来た…から連想して、給湯器とガス銘柄=田北知見の銘柄ウオッチ

田北知見の銘柄ウオッチ 過日、北関東の温泉へ1泊2日で行って来た。草津や伊香保といった大きな有名温泉地ではなかったが、鄙びているというほどでもなく、館内のあちこちにさりげなく花が活けられていたり、重厚感のある絵画や焼き物が飾られているものの、ゴージャスすぎず質素すぎず、落ち着いた雰囲気で良かった。

夕食は囲炉裏(いろり)の炉端で取った。地鶏やタラバガニなどを炭火で炙って食べるのだが、それだけでなく、前菜の盛り合わせ、刺身、おひたし、カルパッチョ、そして〆めのツミレ鍋や焼きおにぎり等いろいろな料理が出てきた。炭火焼きはもちろんおいしかったが、私には刺身のおいしさが印象に残った。地元産の鱒(ます)や鯉(こい)などで、脂っぽさや生臭さが全くなく、とても上品な味わいだった。そして、竹筒で温めた日本酒。お酒が良いせいか、燗酒特有のムッと来る感じもなく、おいしく飲めて至福の時を過ごしたのだった。

温泉から連想して、給湯器とガス銘柄を見てみた。ガス・石油関連株は、震災以降、節電ムードなども背景として注目されている分野でもある。

★リンナイ〈5947〉(東1)

 厨房機器、暖房、給湯器などガス器具のトップメーカー、リンナイ<5947>(東1)を入れる。22日終値は10円安の5450円。単位100株。チャートは10月4日につけた上場来高値6600円から反落し、以降は続落トレンドとなっていた。が、12月19日に直近安値5190円をつけてからは反発している。まずは6000円フシまでの戻りが目標となりそうだ。中期チャートで見ると高値圏とはいえ、PERは約16.9倍、PBRは約1.9倍と、とくに割高感は感じられない。16日付けのSMBC日興証券のレーティングでは、投資判断「1」(セクター平均以上)、目標株価6360円とされた。

★東京ガス〈9531〉(東1)

 都市ガス最大手の東京ガス<9531>(東1)を入れる。22日終値は2円高の354円。単位1000株。PERは約28.5倍、PBRは約1.1倍となっている。チャートは11月4日につけた直近安値313円から反発し、以降はジリ高トレンドで来ている。このままトレンド維持で、まずは380円フシ奪回を目指す。信用倍率は約0.4倍の売り長となっており、買い戻しによる踏み上げも期待できそうだ。

田北知見(たきた・ともみ)
エネルギー業界専門紙の記者を経て、現在、株式ジャーナリスト、日本インタビュ新聞社記者。雑誌や証券専門紙への寄稿、ムック「インド株成功の極意」などに執筆。著書に実業之日本社から「分足チャートで儲ける 超デイトレ入門」、かんき出版からは「サラリーマン投資家のための株 黄金分割比投資法」などがある。また企業のIR支援活動にも携わっている。

提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 15:00 | 特集
2011年12月19日

空振り・見送り気味の「掉尾の一振状態」なら年間スケジュールチェック=浅妻昭治

浅妻昭治のマーケット・センサー
浅妻昭治のマーケット・センサー 「冷温停止」と「冷温停止状態」とは、似て非なるものらしい。野田佳彦首相が、「ステップ2」(工程表の第2段階)の完了を宣言した例の東京電力<9501>(東1)福島第1原子力発電所の事故収束状況である。なお、一部原子炉内では390度の高温状態が続いているが、「冷温停止状態」として発電所の事故そのものは収束したとアピールした。「状態」とカギカッコ付きの収束宣言には、早速、内外から「早計」、「ごまかし」などのブーイングを浴びせられた。

 この原発事故と同様に、兜町も、「掉尾の一振状態」のようである。決して「掉尾の一振」ではない。やはりカギカッコ付きである。師走相場も、残り2週間の最終盤で「尾」であるのは間違いないが、「掉尾の三振」と決め付けるのはまだ早いものの、「掉尾の空振り」、「掉尾の見送り」臭い相場ムードが濃くなっているからだ。

 相場は、「期待で買って現実で売る」といわれるが、「掉尾の一振」を支えてくれるはずの期待材料が、工程表通りの進展になってくれないのである。日銀短観の大企業製造業の業況判断指数悪化がそうだし、中国・上海総合株価指数の年初来安値更新、米国クリスマス商戦の足踏み、原油・金の資源価格の急落、さらに国内IOP(新規株式公開)市場人気の起爆剤視されたネクソン<3659>(東1)の市場の事前予想を下回る低調な初値形成などと、期待材料が次々と裏目に出ている。

 勢い相場は、局地戦、ゲリラ戦にならざるを得ない。期間・値幅限定の短期戦で、これこそ、「掉尾の一振」、「モチツキ相場」と歓迎して腕を撫する投資家も少なくないだろうが、当然、参戦投資家までもが限定される。一般投資家は、野田佳彦首相の宣言を待つことなく、自ら「掉尾の一振」か「掉尾の一振状態」か見極めて、年末年始相場を乗り切る以外にない。

 そこで参考になるのが、毎度おなじみのスケジュール投資である。経済・政治の工程表、あるいは決算発表、銘柄異動などを先取りし、期待感が高いうちに1回転、2回転を狙う投資戦術である。時節柄、書店の店頭に並ぶ投資情報誌の新年号やネット情報サイトに掲載の年間スケジュールをチェックして関連株をリサーチすることになる。(続きと詳細は「浅妻昭治のマーケットセンサー:メールマガジン」に掲載。果たして注目銘柄は?)

浅妻昭治(あさづま・しょうじ)
株式評論家/日本インタビュ新聞社 編集部 部長
 1942年生まれ、神奈川県川崎市出身。証券専門紙で新聞と雑誌のキャップを務め、マーケット及び企業の話題掘り下げ取材には定評がある。長く、旧通産省の専門紙記者クラブに所属し、クラブの幹事として腕をふるった。現在、日本インタビュ新聞社の編集長として活躍。

提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 13:18 | 特集