[特集]の記事一覧
  (ブログ内の記事検索は右サイドバーの検索窓から)

記事一覧 (12/19)外資系証券が来年の勢いづけを狙う「棹尾の一振」か?=犬丸正寛の相場展望
記事一覧 (12/18)日銀の明快な姿勢は「政府よりはるかに評価できる」と株式市場は歓迎ムード
記事一覧 (12/18)廉価で意外とおいしい、ヨセミテ・ワインから連想した銘柄――銘柄ウォッチ
記事一覧 (12/17)『小沢幹事長の沖縄訪問はいつか?』観測報道で「なぜ」沖縄電力だけ逆行高!?
記事一覧 (12/17)菅副総理が「経済オンチ」と揶揄されていることに対する精一杯の弁解?
記事一覧 (12/17)「暫定税率廃止」ならず!自動車株にとっては消化難の動き
記事一覧 (12/16)ビール銘柄が『株価でのホットな戦い』!師走相場特有の思惑か?
記事一覧 (12/14)年越しとは無関係に続く小売り関連の2・8月決算銘柄の業績は?=浅妻昭治
記事一覧 (12/12)特集:稀少資源のリサイクル関連銘柄に話題性!資源人気の大手商社に続き注目
記事一覧 (12/12)寅年相場の投資作戦!買い場を定めて『虎視眈々』と:妻と夫の株ロマン
記事一覧 (12/11)株式市場は「モチつきから年末大掃除」へ=犬丸正寛の相場展望
記事一覧 (12/11)冬本番、「フグ料理」銘柄を診断してみた――銘柄ウォッチ
記事一覧 (12/10)「緊急経済対策」を巡る「菅・亀井バトル」の背後に小沢幹事長の影!?
記事一覧 (12/10)中国資本提携・市場拡大銘柄特集:急動意や高値更新目立つ展開!(2)
記事一覧 (12/10)中国資本提携・市場拡大銘柄特集:急動意や高値更新目立つ展開!(1)
記事一覧 (12/07)金融緩和策への比重高まり金利敏感のリース株に出番到来か!?=浅妻昭治
記事一覧 (12/06)『2010年景気と株式』を第一生命経済研究所:熊野主席エコノミストに聞く
記事一覧 (12/05)アメリカの景気回復に欠かせない「NYダウ」の演出!:妻と夫の株ロマン
記事一覧 (12/04)短期資金中心の売り買い交錯!師走モチ付相場へ=犬丸正寛の相場展望
記事一覧 (12/04)アフリカ写真展から連想した、カメラ関連銘柄――銘柄ウォッチング
2009年12月19日

外資系証券が来年の勢いづけを狙う「棹尾の一振」か?=犬丸正寛の相場展望

外資系証券が来年の勢いづけを狙う「棹尾の一振」か?=犬丸正寛の相場展望 来週、来々週の相場は、外資系証券中心に来年に向けての勢いづけを狙った、『棹尾の一振』となるだろう。同時に一方で、『現在の相場の位置を確認』し、来年を見通す動きも予想される。
 12月18日(金)現在の位置は、日経平均で1万142円。年初来高値1万767円(8月)に対し5.8%下。一方、安値7021円(3月)に対しては44.4%上の位置にある。
 同じように、相場実体をより正確に表すTOPIXでは次のようになる。18日の終値893ポイントは、高値987ポイント(8月)から9.5%下にある。安値からは27.9%上の水準にある。
 かつてのソニー、現在のファーストリテイリングのように、一部の銘柄の影響を受けやすい日経平均は高値圏にあり強く見える。しかし、全銘柄が対象のTOPIXでは、高値からの下落率が約10%と日経平均の5.8%下げよりかなり大きい。
 さらに、18日の出来高は19億1823万株。今年、6月12日の最高39億9746万株に対しては、半分にとどまっている。もちろん、6月以降、一度も出来高30億株台はない。売買代金もほぼ同様である。薄商いの相場だった。
 このことから、日経平均は高値圏にあるものの、内容的には力強さのない相場といえる。良く解釈すれば、昨年のリーマンショックを経て、処分売りする人は売ったことである。このため、今の位置は、比較的売り物の出ない水準と位置づけることができる。つまり、「鬼のいぬまの・・・」なんとやら、ということである。
 今年は、外資系証券が5〜6000億円程度の買い越しとなる見通し。このため、できれば年末に少しでも高くしておきたい気持ちは働くものとみられる。TOPIX型ではなく、日経平均に影響の大きい銘柄で、「棹尾の一振」となる可能性はある。
 しかし、それは、あくまで指数のお化粧であり、そのまま来年に続くということではない。特に個人投資家は、飛びつき買いしないように気をつけたい。個人が、外資系の薄化粧(厚化粧の時間はない)に、お付き合いする必要はない。
 相場の基本は、本来は景気―企業業績―株価である。しかし、来年は、景気の前に「政治」を忘れることはできない。政治のスタンスによって、景気はガラリと変わる可能性がある。産業・企業寄りの旧政権と違い、反・企業的な庶民寄りの政党だからだ。いつなんどき、証券税制の強化が飛び出すか分からない。なにしろ、デフレや円高は庶民にプラスになる、と思い込んでいる政党である。
 しかも、年末年始に国際金融でも、何が出てくるか分からない。油の出ないドバイが借金で街づくりに精を出したが、産業のない国の悲しさ。どう返済して行くのか。ギリシャも債務返済が苦しくなっている。似たような国は多い。他人事ではない。日本も多額の財政赤字を抱える。幸い、日本は個人金融資産でカバーして、よその国に負債があるわけではない。
 しかし、油断はできない。まもなく、個人金融資産ではカバーできなくなる。ましてや、アメリカの財政赤字もひどい。今は、景気テコ入れの回復を手がかりに株価堅調でも、その景気の回復度合いが鈍った時に、財政赤字問題が出てくる。ドルはいらない、円もいらない、という時代が来ないとも言い切れない。来年は景気回復と財政赤字問題の綱引きが予想される年。個人は、常に、「逆張り投資」のスタンスで臨みたい。
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 11:00 | 特集
2009年12月18日

日銀の明快な姿勢は「政府よりはるかに評価できる」と株式市場は歓迎ムード

■日銀だけは幹事長も口出しはしない?!

日銀の明快な姿勢は「政府よりはるかに評価できる」と株式市場は歓迎ムード 18日(金)のマーケットは、日本銀行の政策決定会合の強い意志表示を受けて戻りに転じた。途中、日経平均は1万27円まで下げ、1万円を割りかけた。しかし、日銀の物価に対し、『ゼロ以下のマイナス値は許容しない』との、姿勢を明確としたことを好感した。
 「明快な姿勢は、政府よりはるかに評価できる。文言にも、デフレ脱却のために日銀は粘り強く貢献していくと歌っている。こんどの、デフレは、政府が今はデフレですよと他人事みたいに宣言したことからきつくなっている。やはり、中央銀行である日銀の役割は大きい」(中堅証券)と手放しの評価ぶり。
 無担保コールレートを0.1%で推移するよう今後も促していく。一方、個人投資家にとっても参考となるリスクに対する分析は次の通りだ。「新興国・資源国の経済情勢などに上振れ要因がある。半面、欧米のバランスシート調整の帰趨や企業の中長期的な成長などに下振れリスクがある。特に、国際金融面での動向は注意が必要」という。国際金融とは、恐らく、ドバイやギリシャの債務返済問題を指しているものとみられる。
 今後もデフレがさらに進むようなら、先の10兆円規模の資金供給に続いて、長期国債の買い取り拡大も予想される。日銀だけは幹事長が口出しすることもなさそうだとの陰の声も聞かれる。
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 18:02 | 特集

廉価で意外とおいしい、ヨセミテ・ワインから連想した銘柄――銘柄ウォッチ

田北知見の銘柄ウオッチ 先日、セブン&アイ・ホールディングス<3382>(東1)のプライベート・ブランドの米国カリフォルニア産ワイン『ヨセミテ・ロード』を買って飲んでみた。同グループのPB商品の世界展開第1弾として、去る11月4日から発売された物だ。日米のグループ約1万5000店で同時発売されたという。国内では、セブン−イレブンやイトーヨーカ堂、そごう、西武などで売られている。

 値段は、1本598円とかなりの廉価だ。おそるおそる(笑)飲んでみた。私の舌が肥えてないだけかもしれないが、白も赤も、意外とおいしかった。ヨセミテ近くのセントラルバレーのぶどうを使っており、白はシャルドネ、赤はカベルネ・ソーヴィニョンで、単一品種表示でこの価格は、かなりのお手頃らしい。コンテナで輸入し、国内でボトリングを行なう等で、リーズナブルな価格を実現しているそうだ。ボトリングはメルシャン<2536>(東1)が行なっているという。

 というわけで、上記の商品から連想し、優良銘柄を探してみた。

★伊藤忠食品〈2692〉(東1)

 セブン−イレブン、酒類という連想から、伊藤忠食品<2692>(東1)を入れる。伊藤忠グループの食品専門商社で、酒類などに強みがあるという。今期2010年9月期連結業績予想は、売上高6140億円(前年比1.3%減)、営業利益54億7000万円(同10.5%増)、経常利益60億円(同17.6%増)、純利益32億6000万円(同9.1%減)。『会社四季報』には、時期2011年9月期は減収だが、営業・経常・純利益は増益との予想値が出ている。

 チャートは11月30日につけた年初来安値2885円から反発し、以降は戻り足となっている。18日終値3060円でPERは約12倍、PBRは約0.7倍と割安水準。ただ、信用買い残が増えているので戻り売り警戒感も出てきそうだ。まずは次のフシであり26週移動平均線でもある、3200円ラインまでの戻りが目標か。

★セブン銀行〈8410〉(JQ)

 セブン−イレブンからの連想で、同店舗にATMを展開しているセブン銀行<8410>(JQ)を入れる。今期2010年3月期業績予想は、期中に下方修正して、経常収益871億円(前年比3.0%減)、経常利益274億円(同4.6%減)、純利益162億円(同4.6%減)。『会社四季報』には、会社側予想値より上ブレした予想値が出ており、次期2011年3月期は増収増益との予想値が出ている。

 チャートは11月26日につけた年初来安値16万8400円からの反発局面。下値18万円ラインを固め、ジリ高トレンド形成といきたいところだ。18日終値18万5700円でPERは約12倍と割安。PBRは約2.2倍となっている。まずは次のフシであり13週移動平均線でもある、20万円ライン奪回を目指す。単位1株の売買しやすさも魅力だ。

田北知見(たきた・ともみ)
エネルギー業界専門紙の記者を経て、現在、株式ジャーナリスト、日本インタビュ新聞社記者。雑誌や証券専門紙への寄稿、ムック「インド株成功の極意」などに執筆。著書に実業之日本社から「分足チャートで儲ける 超デイトレ入門」、かんき出版からは「サラリーマン投資家のための株 黄金分割比投資法」などがある。また企業のIR支援活動にも携わっている。

提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 16:42 | 特集
2009年12月17日

『小沢幹事長の沖縄訪問はいつか?』観測報道で「なぜ」沖縄電力だけ逆行高!?

株式市場の話題 17日(木)のマーケットでは、『小沢幹事長の沖縄訪問はいつか?』との、期待を含んだ観測が流れた。これを受けて、沖縄電力<9511>(東1)が50円高の4980円と高値で引けた。東京電力<9501>(東1)が30円安の2335円となるなど、電力株が軒並み安い中での、同社株の逆行高だった。
 前日の、小沢幹事長の官邸訪問で、「ガソリン暫定税率の維持」が続く見通しとなったことがある。政府より、幹事長に力があると見たマーケットが、小沢幹事長の動きに目を向けた。国内問題では予算、海外問題では「沖縄普天間基地問題」。
 こじれた日米関係は、もはや、鳩山内閣では解決困難で、小沢幹事長に期待というわけだ。その見方から出てきたのが、冒頭の、『幹事長の沖縄訪問はいつか』ということ。
 マーケットでは、「普天間基地を移転するにせよ、残すにせよ、沖縄県にはかなりの経済支援策が期待されるはず」(中堅証券)ということだ。当然、沖縄電力の電力需要を押し上げる。しかも、「これから先、(基地問題の)解決が長引くほど支援額も大きくなるはず」(同)という読みだ。
 果たして何が出るのか。「金融特区」という話もある。しかし、金融特区のためには、産業の育成が必要との見方もある。時間もかかる。もうひとつは、アメリカの「ラスベガス」的な娯楽特区。こちらなら、リゾートと組み合わせることで、観光等への経済効果も期待される。しばらく、沖縄銘柄から目が離せない日が続く。
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 16:28 | 特集

菅副総理が「経済オンチ」と揶揄されていることに対する精一杯の弁解?

菅副総理が「経済オンチ」と揶揄されていることに対する精一杯の弁解? 菅直人副総理・国家戦略担当大臣は、15日午前、来年度予算編成の基本方針についての閣議決定報告を、記者会見で行った。淡々と、国債発行額を「約44兆円以内に抑えるものとする」と述べた後、「特別会計について聖域なき見直しを断行した上で税外収入を確保し、これを最大限利用した予算編成にする」と語気を強めて語り、「先に歳出ありきで、足らざるを国債で埋めるというこれまでの予算編成の在り方から脱却する」と強調した。

 この日は、念願の「国家戦略室」を局に昇格させる法案を、通常国会に提出するとのお墨付きを鳩山首相から得て、菅大臣にとっては、やっと力を発揮する環境が整ったことで、意欲的な会見となった。

 また、菅大臣は15日、第1回目の成長戦略策定会議を開いたと報告し、鳩山首相から年内に骨子をまとめるよう指示があった策定については、「関係閣僚が就任以来それぞれ積極的に行ってきた意見聴取などを踏まえるとし、相当程度の蓄積をこの2週間で一挙にまとめたい」と表明した。今後は省庁の中での検討を超えて外部で議論を行い、民主党に近い関係者のみならず、立場の違う方々からも幅広く意見を聴きながら参考にしていく方針を示し、16日にはあの竹中平蔵氏を招く予定を明かした。作家の野坂昭如氏から「きな臭いネーミング」と批判された「国家戦略室」だが、やっと、局に格上げされ、船出の気配である。

 それにしても、「天敵」の筈の竹中平蔵氏を招くとは、いい度胸というかパフォーマンスに長けた設定ではある。菅副総理自身はこの策定会議で、こう持論を述べている。「この10年間程度の間に出されている政府の成長戦略16本を含め、これまでのものを検証せずして新たなものをつくっても有効なものにはならない。強いて言えば何が間違っていたのかをしっかり示すことが必要である。

 私の考えでは(1)1980年以降の公共事業は、所得の再分配にはなったが投資効果はほとんどなかった、(2)小泉・竹中構造改革は一つの会社をリストラによって立て直すことはできても、日本国を立て直すことはできなかったと分析している。第一の道と第二の道は間違っていた。第三の道に則り成長戦略を描いていく」。菅氏は自身が先頭に立ち、戦略策定会議をリードする気、満々である。

 それは、ポール・サミュエルソン氏の訃報に接しての、この弁に如実に現れている。「理系的な感覚で理解できるものはそれなりに説得力がある。経済に対して政府の関与と自由経済、市場原理を両立させる考え、スタンスは今後の経済運営に参考になると改めて思った」と。菅氏は、若い頃に熱力学理論を学んできた自身との共通点にも触れ、サミュエルソン氏が科学技術を学び、その後に経済学を学んだことの意義を強調したのだが、それは東工大出身の理系政治家が、いま畑違いの「経済政策担当」として、とかく「経済オンチ」などと揶揄されていることに対する、精一杯の「弁解」だったのかもしれない。
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 16:02 | 特集

「暫定税率廃止」ならず!自動車株にとっては消化難の動き

「暫定税率廃止」ならず!自動車株にとっては消化難の動き 「ガソリン暫定税率の維持」は、自動車株にとって、「消化難」の動きとなった。民主党が、党の方針として政府へガソリン暫定税率維持を申し入れた。恐らく、マニフェストで掲げた民主党の「暫定税率廃止」の旗は降ろすことになるだろう。1リッター当り25円程度安くなると期待されたガソリンの値段は安くならない。この日17日の自動車株の動きは次の通りだ。

日産自動車<7201>
=前日終値740円、高値756円、安値738円
いすゞ自動車<7202>
=前日終値161円、高値165円、安値161円
トヨタ自動車<7203>
=前日終値3760円、高値3800円、安値3770円
日野自動車<7205>
=前日終値312円、高値316円、安値311円
三菱自動車<7211>
=前日終値131円、高値132円、安値130円
マツダ<7261>
=前日終値203円、高値212円、安値205円
ダイハツ工業<7262>
=前日905円、高値912円、安値902円
ホンダ<7267>=前日終値3050円、高値3090円、安値3050円
スズキ<7269>
=前日終値2175円、高値2215円、安値2175円
富士重工業<7270>
=前日終値405円、高値415円、安値400円

 日産、トヨタ、ホンダなど主力どころは、高い場面はあったものの一段高にはなっていない。一方、軽自動車のスズキ、ダイハツも高いところはあったものの、さらなる上値追いとはなっていない。総じて堅調な程度にとどまっている。
 自動車を巡っては、「ガソリン暫定税率の維持」と、「高速料金の軽自動車優遇観測」があった。このまま、受け止めれば、燃費の良い「軽自動車」の有利性から、主力自動車株売りの軽自動車株買いとなってよいところ。だが、実際はその通りには動かなかったわけだ。
 ガソリン価格が据え置きとなっても、必ずしも、軽自動車が有利ではないことがあるようだ。(1)ハイブリッド車の登場など、最近は、燃費の良い「普通自動車」への高人気が続いている、(2)原油価格が以前のように短期急騰なら軽自動車有利だが、今程度の原油価格なら軽自動車人気は大きくは見込めない、(3)ハイブリッド車の次には電気自動車の出番が控えている、(4)高速道路の軽自動車のみ優遇も今の政権では、いつまた変わるかわからない、ということだ。

 こうしてみると、ハイブリッド車など燃費が良く、乗り心地の良い普通車の人気が続くことになりそうだ。しかし、その普通車も、仮に、期待されていた高速道路の完全無料化が消えれば安心はできない。この不景気では、今年のようなハイブリッド車人気を来年も期待することは難しい。しかも、最近は若者の維持費用のかさばる車離れも指摘されている。結局、この日の自動車株は材料消化難の動きだったといえる。
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 14:31 | 特集
2009年12月16日

ビール銘柄が『株価でのホットな戦い』!師走相場特有の思惑か?

ビール銘柄が『株価でのホットな戦い』!師走相場特有の思惑か? ビールといえば、夏場の戦い。それが、現在、「ノド越しの冷たい戦い」から、『株価でのホットな戦い』を繰り広げている。そこには、師走相場特有の思惑があるようだ。コード順に、今年の株価を見てみよう。

■サッポロホールディングス<2501>(東1)
 年初始値550円=高値648円(7月):上昇率16.9%

■アサヒビール<2502>(東1)
 年初始値1580円=高値1717円(12月):上昇率8.6%

■キリンホールディングス<2503>(東1)
 年初始値1197円=高値1542円(10月):上昇率28.8%

 16日の株価はアサヒビールが42円高の1717円と急伸。これまでの高値だった9月28日の1705円を更新した。連れて、サッポロが14円高の489円、キリンも30円高の1416円と買われた。
 この中で、この日、高値を更新したのはアサヒビールだけ。通常、ビール株は真夏の7,8月に高値をつけることが多い。既に、サッポロもキリンも年初来高値をつけ調整に入っていた。それが、ここに来て、アサヒビールが高値を更新した。
 この背景には、紹介の通り、ビール3社の年初から高値までの上昇率の差がある。「アサヒビール」の出遅れ感が極めて強かった。特に、サッポロHD、キリンHDの2ケタ上昇に対し、アサヒビールの上昇率は9月高値までで、僅か7.9%にとどまっていた。これでは、ビールトップのアサヒビールとしては、「威信にかかわる」ことだ。
 特に、「キリンHDが三菱系、アサヒビールが三井住友系であることを考えると、単に、ビールだけの戦いではない。三菱対三井住友の戦いの意味合いもある」(中堅証券)ということだ。
 これまでは、少々の差は、お互いに余裕をもって眺めることもできた。しかし、高齢化で、特に、団塊世代の大量定年でビール需要の頭打ちにおいては「株価上昇率」の差をも見逃すことはできない。株価の元気のあるなしが、ビール需要に影響を及ぼしかねない。年末に向け、特に、アサヒとキリンの株価意識は、いっそう高まりそうだ。
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 14:49 | 特集
2009年12月14日

年越しとは無関係に続く小売り関連の2・8月決算銘柄の業績は?=浅妻昭治

浅妻昭治のマーケット・センサー
浅妻昭治のマーケット・センサー 来年6月に南アフリカでサッカーのワールドカップが開催される。英国のブックメーカー(賭け屋)は、この大会での日本の優勝オッズ(賭け率)を250倍としたそうだ。日本代表の岡田監督は、ベストフォー入りして世界を驚かすと公言しているが、本命のスペインの優勝オッズ4倍と比べると、いかにも世界標準の評価は厳しい。

 では同じく来年のイベント予測で、鳩山由紀夫首相が、来年年末もなお首相の座に座っているかいないかの賭けが成立としたら、英国のブックメーカーはどの程度の留任オッズとするだろうか?このオッズは、年内相場も残りあと半月と押し詰まって、あながち年内の「掉尾の一振」相場や新年相場の動向とは無関係とはいえない。来年の政局動向を視野に入れなければ、景気動向も為替相場の方向性も、外国人投資家の投資判断も予測不可能となるからである。

 鳩山首相は、「経済、基地、献金」の「3K」の難問を抱えていると一部、マスコミで報道されているが、これに来年度の新規国債発行額を44兆円以下に抑えられるかどうかの「国債」、温暖化ガス削減目標の国際合意に難航しているCOP15の「気候」の「2K」が重なるなど難問百出で、一段と政治的立ち位置が苦しくなっているようにみえる。

 しかも連立政権発足から3カ月の「ハネムーン」期間が満了、16年ぶりの政権交代を後見人よろしく報道してきたマスコミも、舌鋒鋭く斬り込む論調に一変する可能性もある。景気が、もし失速して二番底をつけたり、参議院選挙で民主党が単独過半数を獲得できなかったりしたら、当然、追求は厳しくなり、鳩山首相は政治責任を取らざるを得なくなる。そうならないのを望むばかりだが、年を越した来年末の首相の留任オッズが、スペイン並みの4倍なのか、それとも日本並みの250倍なのか、内閣支持率の上げ・下げが、株価水準とパラレルに連動するアノマリー(経験則)もあるだけに、心して投資戦略を策定する必要がある。

 この年越しとは無関係に切れ目なく年末・新春と続くのが、小売り関連の2月期・8月期決算会社の四半期業績の発表である。今週末18日のニトリ(9843)の今2月期第3四半期決算発表を先陣に、28日のポイント(2685)しまむら(8227)、年明け後の1月6日のABCマート(2670)、8日のファーストリテイリング(9983)などと主力株の決算発表が予定されている。ニトリは、今期業績を第1四半期、第2四半期と決算発表のたびごとに2回も上方修正し、ファーストリテイも、同じく前8月期業績を決算発表のたびに3回も上方修正、株価も好感高した。

 決算動向次第で低価格関連のデフレ人気、円高メリット思惑などが再燃する可能性もあるが、株価の先行きを左右するのは、このところ高値でスピード調整中のファーストリテイとなりそうで、1月4日に発表予定の12月月次のユニクロ事業売上推移速報も合せて勘案しなくてはならない。「2度あることは3度ある」、「3度あることは4度ある」とするかしないか、小売り株全般のオッズは、英国のブックメーカー任せではなく投資家自らがつけなければならない。
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 16:38 | 特集
2009年12月12日

特集:稀少資源のリサイクル関連銘柄に話題性!資源人気の大手商社に続き注目

■日立製作所はレアアース、新日鉱ホールディングスはリチウムイオン電池

稀少資源のリサイクル関連銘柄に話題性 前週末11日は、三井物産<8031>(東1)がオーストラリアでのウラン鉱開発を材料に急反発、三菱商事<8058>(東1)は中国の鉱工業生産指数の大幅増を機に、同国での資源関連事業に対する拡大期待が高まり、3日ぶりに年初来高値を更新した。
 12日は、日立製作所<6501>(東1)がハイブリッド車の駆動用モーターなどの材料となる希土類(レアアース)のリサイクルに乗り出すと日本経済新聞朝刊が伝えており、資源関連銘柄への物色人気が裾野を広げる可能性が出てきた。
 日立製作所は、使用済みの各種製品からレアアースを再生する技術を独自に開発、2013年の実用化を狙う。レアアースは中国が世界の産出量の97%を占めており、需要が増えると調達が困難になる可能性があるという。
 新日鉱ホールディングス<5016>(東1)は、2011年中をメドにリチウムイオン電池のリサイクル事業の立ち上げを進めている。リチウムイオン電池は携帯端末から電気自動車へと需要が急増中だが、国内需要の全量を輸入に依存する。同社では、使用済みのリチウムイオン電池からリチウムをはじめコバルト、ニッケル、マンガンなども回収再生する事業の始動をめざし、この9月、日鉱敦賀リサイクル(福井県敦賀市)で実証試験の準備に着手した。
 リチウムイオン電池からリチウムおよびマンガンなどを回収する技術が実用化されれば世界で初めてになるとしている。

■DOWAホールディングスは亜鉛の資源循環を推進

 DOWAホールディングス<5714>(東1)では、約1年間順延していた亜鉛のリサイクル事業への本格進出を再開、10月、処理能力が国内最大規模になる年2万トンの設備建設に着手した。当初は鉄鋼メーカーが産出する酸化亜鉛を主な原料とし、鉄鋼メーカーとの間で亜鉛の資源循環を促進させながら亜鉛事業の拡大を行う。2010年12月の稼動を計画する。
 同社は11月初、銅や亜鉛の市況上昇などを要因に今3月期の業績見通しを黒字転換に修正。太陽電池やプラズマ向けの銀粉など、電子材料部門も回復しており、こちらの分野でのリサイクル事業も注目される。
 リサイクル関連銘柄では松田産業<7456>(東1)アサヒホールディングス<5857>(東1)なども注目され、希少金属の分野に強い専門商社ではアルコニックス<3036>(東2)などが挙げられる。
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 16:12 | 特集

寅年相場の投資作戦!買い場を定めて『虎視眈々』と:妻と夫の株ロマン


■「虎は千里を往って千里をかえる」

妻 来年、平成22年(2010年)は、「寅年」ですね。トラですから、強く俊敏で、相場もきっと強いでしょうね。

夫 ところが、そうでもないんだ。過去の「寅年」は、安くなっていることが多いようだ。

妻 そうなんですか。ずいぶんと、強そうなのに。ネコの仲間ですから、案外、臆病な一面があるのかもしれませんね。オスは子育てをメスに押し付けて、自分勝手と聞いたことがありますわ。人間のオスと同じみたい。

夫 最近のわれわれ男性はおとなしいよ。子育ても協力するし、家事も手伝う。けっこう、女性の、いいなりだと思うけど。ぼくなんかも、桃子の前では、『張子の虎』だと思うよ。「ハイ、ハイ」と首を振っているだけのね。

妻 よくい言うわよ。こんな、我侭な虎はいないと思いますよ。そんなことより、『張子の虎』が出たところで、あなたの、お好きな「寅年格言」を聞かせて。

夫 そうだね。寅年相場格言の代表は、『虎は千里を往って千里をかえる』に尽きると思っているよ。1里は4キロだから、虎は1日に4000キロを走ることができるといわれている。北海道から九州まで大体2600キロくらいだから、1日で北海道から九州まで走ることができる勘定だ。片道ということでみれば、東京から、西なら鹿児島くらいまでを行って帰って来る計算になると思う。

妻 同じ強い猛獣でも、ライオンが寝てばかりいるのとは違って、虎には行動力があることは分かります。それで、相場に当てはめると、どうなるのですか。やはり、動きがダイナミックなのですか。

■2010年は「マクロ不安定」「ミクロ健闘」

夫 そうだね。「往って、帰って来る」という言葉をそのまま相場に置き換えると、『往って来いの相場』、ということになると思っている。高い値段があっても、結局、元の水準に下げてくる。逆に、大きく下に下げても、また最初の位置に引き戻すと思っている。

妻 つまり、上げっ放し、下げっ放しではないのですね。

夫 そうなんだ。チャートでいうと、『ヒゲ足』の出る年だと思っているよ。日経平均が上げた場合、その高値水準を維持することができず、長い上ヒゲ足となってしまう。反対に、下げた場合でも、長い下ヒゲ足になる可能性が強いと思う。これに景気、企業業績を当てはめてみると、ナルホドということになると思うよ。

>>全文を読む(寅年相場の投資作戦!買い場を定めて『虎視眈々』と:妻と夫の株ロマン)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 15:14 | 特集
2009年12月11日

株式市場は「モチつきから年末大掃除」へ=犬丸正寛の相場展望

株式市場は「モチつきから年末大掃除」へ=犬丸正寛の相場展望 来週(14〜18日)の相場は、『モチつきから年末大掃除』に移るものとみられる。11月27日の直近安値9076円から始まったモチつき相場は、12月7日の1万204円まで1128円上昇したことで、ほぼつき上がった。鳩山総理から国民への年末のプレゼントだった。

 本当は、「もっと欲しい」と言いたいところでも、米蔵にモチ米がない。国債を発行しないと無理なのだ。いくら庶民派政権でも、無い袖は振れない。

 今年はこれくらいでモチつきを終えて、モチつき臼(うす)の掃除をして、次は、部屋の大掃除に移る順番だろう。ただ、日経平均に比べてTOPIXの出遅れは目立つ。言うまでもなく、TOPIXは内需型の指数。消費関連など内需関連が物色される可能性はある。

 来週は、週半ばあたりを目安に、まず、日経平均型の輸出関連銘柄は高いところは、すかさず手放すところだ。日経平均のめどとして1万390円程度だろう。一方、YOPIXについては905〜910ポイントが上値の目安となるだろう。くれぐれも、深追いは避けたい。景気、外交問題など激変する環境だけに、来年のことは年末から正月休みの間にじっくり勉強したい。ひとまず、年内は手仕舞いを優先したい。
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 17:39 | 特集

冬本番、「フグ料理」銘柄を診断してみた――銘柄ウォッチ

田北知見の銘柄ウオッチ 先日、懐石コースを食べに行った。そのお店は、月替わりでその時期の食材を使ったコースメニューを出しており、いつも楽しみで(毎月は無理だが)行っている。今月、私のお目当ては、とらふぐ。薄造り(刺身)を食べたかったのだ。ほかには、とらふぐの白子鍋や、タラバガニと松葉ガニの焼いた物、すっぽん雑炊などがおいしかった。

 そのお店は、京都・伏見のおいしい日本酒もいろいろ揃っているので、そちらも、いつも楽しみにしている。あくまで私の印象だが、伏見のお酒は、どことなくふくよかで、まろやかで、京都っぽい感じがする。これも私のイメージだが、新潟などの、キリッとしてスッキリした味わいとは、ちょっと違うような。もちろん、どちらもおいしいし、好きなのだが。

 上記の経験から連想して、「フグ料理」銘柄をウォッチしてみた。

★東京一番フーズ〈3067〉(東マ)

 フグ料理専門店『とらふぐ亭』を約50店、展開している東京一番フーズ<3067>(東マ)を入れる。今期2010年9月期連結業績予想は、売上高37億2000万円(前年比3.4%増)、営業利益1億3900万円(同2.1%減)、経常利益1億4200万円(同12.4%減)、純利益1億1000万円(同366.0%増)。

 チャートはこの2〜2ヵ月ほど、下値2万円ラインから反発し、凸凹しながらも上昇トレンドとなっている。このままトレンド維持で、まずは次のフシ2万5000円ライン奪回を目指す。11日終値2万2000円で、PERは16.78倍、PBRは1.65倍。単位1株の売買しやすさも魅力となっている。

★関門海〈3372〉(東マ)

 格安フグ料理店『玄品ふぐ』や回転ずし店などを約140店、展開する関門海<3372>(東マ)を入れる。2009年11月期連結業績予想は、売上高113億円(前年比0.1%減)、営業利益3億4000万円(同22.5%減)、経常利益2億6500万円(同29.2%減)、純利益8500万円(同45.5%減)。『会社四季報』には、2010年11月期は前年比増収増益との予想値が出ている。

 チャートはこの半月ほど、8万2000円台でモミ合いが続いている。11日終値は前日変わらずの8万2200円。モミ合い上放れで、まずは次のフシであり、25日移動平均線でもある、8万7000円ラインまで戻したい。単位1株の売買しやすさも魅力となっている。

田北知見(たきた・ともみ)
エネルギー業界専門紙の記者を経て、現在、株式ジャーナリスト、日本インタビュ新聞社記者。雑誌や証券専門紙への寄稿、ムック「インド株成功の極意」などに執筆。著書に実業之日本社から「分足チャートで儲ける 超デイトレ入門」、かんき出版からは「サラリーマン投資家のための株 黄金分割比投資法」などがある。また企業のIR支援活動にも携わっている。

提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 17:30 | 特集
2009年12月10日

「緊急経済対策」を巡る「菅・亀井バトル」の背後に小沢幹事長の影!?

「緊急経済対策」を巡る「菅・亀井バトル」の背後に小沢幹事長の影!? すったもんだの末、やっとまとまった緊急経済対策。菅副総理と亀井金融担当大臣の「子供のケンカ」に、藤井財務大臣の「シラケた態度」、そして鳩山総理の「遅過ぎた決断」。こんな国民不在、経済不在の経済対策では「効果」は知れたもの。自民党の谷垣総裁に「われわれのつくった政策に、ちょこっとアイシャドウを塗り替えただけ」と揶揄されても仕方がない。対策の中味と金額は、既に発表されているので繰り返さないが、「何もしないわけにいかないからやった」、という程度の内容と金額だ。事実、市場の反応は鈍かった。菅副総理は「カネより知恵を出した」と言うが、それは、藤井財務大臣が国債発行にクビを縦に振らず、財源を手当て出来ないから、苦し紛れにそう言っただけのこと。

 予算戦略で「存在感」を高めたい菅氏は、雇用対策で打って出たかったが、亀井氏から「大型の経済出動」を脅迫されてバトルとなった。「派遣村解消」程度の、窮民救済的経済対策の菅氏と、今でも最も自民党的バラマキ公共事業を専らとする亀井氏とでは水と油。所詮、連立を組み、テーブルを囲む相手ではなかったのだ。民主党の中では、「国民新党はいい。だが亀井さんは最悪だ。紳士として国民的評価の高い綿貫さんと、亀井(久興)さんが選挙で落ちたのが痛かった」との声も。

 だが、そもそも、この三党連立の枠組みを絶対のものとしたのは小沢幹事長だ。小沢氏は参議院での過半数維持を至上命題に、社民党と国民新党を政権に引き入れた。これは別の見方をすると、いろいろな問題を抱え政府内に入れない小沢氏が、鳩山首相始め、政権の幕僚たちの「独走」と「小沢放れ」を阻止するために送り込んだ「トロイの木馬」かも知れない。亀井氏の好き勝手の振舞いは、小沢氏あってのものとも見て取れる。斉藤次郎・元大蔵次官の日本郵政社長人事などはその典型だ。小沢番の記者の言では、社民党の福島・少子化担当大臣も、何かというと、小沢氏の携帯に連絡を入れているという。

 いま、官邸と民主党幹事長室との二重権力構造が出来つつある。それは、来年度予算編成に向けて、ますます顕著になるだろう。先にこのコラムで指摘した、「新陳情システム」による「小沢特別予算」なるものが、どう現出するか見ものである。8日のテレビ会見で、亀井氏は「連立政権において三党は同等だ」と言い放った。これはある意味で正論だが、きっと小沢氏も「民主党政権において首相と幹事長は同等だ」、いや、「幹事長の方が上位だ」と言いたいのかも。昨今の霞ヶ関・永田町はそんな政治情勢だと言っていい。
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 14:50 | 特集

中国資本提携・市場拡大銘柄特集:急動意や高値更新目立つ展開!(2)

【中国市場で急拡大する有力銘柄】

■ヤクルトは上海での売り上げ48%増など急拡大が続く

中国資本提携・市場拡大銘柄特集:急動意や高値更新目立つ展開!(2) ヤクルト本社<2267>(東1)は11月30日から12月3日まで連日、年初来の高値を更新。目先的には上げピッチの角度が急になったため一服する可能性はあるが、アジア・オセアニアでの伸びが著しく、円高が止まると収益面で上ぶれる可能性が出てくる点でも、引き続き注目したい銘柄だ。
 9月第2四半期決算で発表した各国別の乳製品売り上げ本数(日本4〜9月、海外1〜6月)をみると、国内は前年同期比1.5%増だったが、アジア・オセアニア地域は同31.7%増加した。中国では上海が同48.0%増、北京が同46.4%増、広州が同32.8%増、香港が同19.6%増。インドは絶対数が少ないものの同約80%増加した。
 中国では05年に中国ヤクルト(株)を設立し、すでに広州、上海、北京に拠点を置き現地生産も順次、拡大している。
 株価を大勢でみると、従来の相場のままでも07年の高値(3810円)、08年の高値(3500円)を結ぶ上値抵抗ラインである3300円台まではそれほど上値に抵抗感がない。アジアでの拡大を踏まえた新発想に立てば、このラインを上抜いたときから新たな相場が始まる可能性を秘めている。

■資生堂は10%台後半の伸び、新世代の需要層が拡大中

 資生堂<4911>(東1)は12月1日から3日連続で戻り高値を更新。09年1月につけた年初来高値まで上値のフシがなくなっている。
 中国での販売網は、約500の百貨店・百貨店系チャネルのほかに、専門店チャネルの累計契約店数が9月末で約4300店に達し、中国からみた海外勢としてはトップの事業基盤を構築した。北京五輪の会場係員やコンパニオンに最先端の化粧法を伝えたこともあり、1980年代に生まれた「80后」(バーリンフォー)世代の増加とともに需要層が拡大、中国専用ブランド「オプレ」に加えて日本国内のブランドも拡大し、この第2四半期は10%台後半の伸びを示した。
 国内では専門店チャネルの底上げ戦略が効果をみせ始めており、集中強化している約600店のパワーショップでは月次売上高が継続的に前年を超えて9月には平均10%増を示している。

■中国社会インフラ整備・液晶素材関連銘柄は注目

 中国大型景気対策は、基本的には社会インフラ整備が中心になるため、日本企業の関連セクターとしてはセメント、鋼材、塩ビなどの建設・農業資材関連に加えて、建設機械関連、農業機械関連、電力設備関連、水処理設備関連、鉄道設備関連、総合商社などが注目される。また、中国市場における需要増加という直接的な効果だけでなく、アジア地域における市況引き締めという間接的な効果も、日本の企業業績にとってはプラス要因として期待できるだろう。家電製品の需要が堅調な中国では、日本企業の最終製品メーカーよりも、素材・部品メーカーへの波及効果が大きいと期待される。関連銘柄としては特に液晶素材関連があげられる。

 【参考:中国社会インフラ整備関連銘柄】 東レ<3402>旭化成<3407>住友化学<4005>東ソー<4042>トクヤマ<4043>信越化学工業<4063>三井化学<4183>三菱ケミカルホールディングス<4188>積水化学工業<4204>住友大阪セメント<5232>太平洋セメント<5233>三菱マテリアル<5711>コマツ<6301>日立建機<6305>井関農機<6310>クボタ<6326>日立製作所<6501>東洋電機製造<6505>三菱重工業<7011>川崎重工業<7012>伊藤忠商事<8001>丸紅<8002>三井物産<8031>住友商事<8053>三菱商事<8058>

 【参考:中国液晶素材関連銘柄】 クラレ<3405>住友化学<4005>三井化学<4183>JSR<4185>三菱ケミカルホールディングス<4188>ダイセル化学工業<4202>日本ゼオン<4205>宇部興産<4208>日立化成工業<4217>東洋インキ製造<4634>富士フイルムホールディングス<4901>旭硝子<5201>日本電気硝子<5214>日東電工<6988>凸版印刷<7911>大日本印刷<7912>リンテック<7966>

■中国資本提携・市場拡大銘柄特集:急動意や高値更新目立つ展開!(1)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 11:41 | 特集

中国資本提携・市場拡大銘柄特集:急動意や高値更新目立つ展開!(1)

【製造業に続き消費・サービス関連株が本格成長を享受】

■ストップ高銘柄が続出、アジアの「外国人買い」活発化も

中国資本提携・市場拡大銘柄特集:急動意や高値更新目立つ展開!(1) 株式市場は12月に入り、中国関連銘柄の急動意や高値更新がとりわけ目立つ展開となっている。乳飲料の伸びが急拡大しているヤクルト本社<2267>(東1)は12月1日から連日、年初来の高値を更新。また資生堂<4911>(東1)は「80后」(バーリンフォー)世代の増加とともに需要が拡大し12月1日から連日、戻り高値を更新。中国最大級の金融事業集団CITIC(通称シティック)グループの資本参加を発表した極楽湯<2340>(JQ)は1日から2日連続ストップ高……。
 12月相場は、正月の餅(もち)代を稼ぐ目的で値動きの良さそうな銘柄に次々と手を出す「モチつき相場」と呼ばれるが、中国をはじめとするアジア地域の経済成長は世界を牽引して拡大しており、関連銘柄の事業領域は広大だ。関連銘柄は、自動車などの製造業銘柄や海運株に続いて消費関連、サービス関連へと広がりつつあり、単なるモチつき感覚とは異なる視点でとらえる必要がある。

■極楽湯は中国大手と「温浴事業」提携で2日連続S高

 極楽湯<2340>(JQ)が1日から2日連続ストップ高となった主要因は、11月30日にCITICグループと合弁で中国を中心とする東アジア地域で温浴事業を展開すると発表したことが発端だ。
 発表によると、極楽湯では数年前から中国を中心とする東アジア地域での「温浴文化」の展開について調査検討を重ねており、上位株主マーチャント・バンカーズ<3121>(大2)にCITICグループが出資している関係で、中国における温浴事業の展開を3社共同で進めていくことについて基本合意した。
 提携事業を進めるにあたり、マーチャント・バンカーズは極楽湯の株式約48万株(発行済み株式総数の4.17%)をCITICグループに譲渡し資本関係を構築。3社で香港に合弁会社(出資比率は極楽湯40%、シティックAM30%、マーチャント・バンカーズ30%)を設立する。
 中国の「温浴文化」は日本と異なる点が少なくないが、お湯につかって清潔さや健康を整えるという基本的な精神は東アジアの民族に共通。唐代の玄宗皇帝と楊貴妃も温浴・水浴を好んだとされ、日本国内で運営している施設とは規模もイメージも全く異なるスパ・リゾート展開が行なわれる可能性がある。

■ラオックスは「汎アジア貿易」構想で中国人投資家の目を集める機会大

 ラオックス<8202>(東2)は11月下旬から静かな値動きとなり、ゆるやかな下値切り上げを続けている。中国資本の本格的な流入の端緒ともいえる銘柄で、09年8月、中国の家電販売大手・蘇寧電器の実質的なグループ入りとなった。本店を総合免税店に転換し、従来の郊外店舗は売却するなどの業態転換で赤字削減を進めている。
 さる11月16日に中期3カ年計画(2011年3月期〜13年3月期)を発表、この期間で国内で新規出店を再開するほか、中国国内で約900店を展開する蘇寧電器の店舗内出店などを行い、計画到達時に売上高700億円(2010年3月期の見通しは100億円)と営業利益率5%台の黒字化、などをめざすとした。
 市場の受け止め方は「過大感」が多く、株価は発表翌日に大幅安となった。ただ、その前日にかけて上昇し戻り高値159円(11月13日)を取っていたため、トレンドとしては底割れせず、その後の下値切り上げ継続につながっている。
 計画では生活雑貨品や楽器も取り扱い、小売事業に加えて新たに貿易事業も行なうため、汎アジア的な事業展開がイメージされている。中国人投資家の注目を集めやすい銘柄になりつつある。

■蘇寧電器はパイオニアとも提携、3年後100億円の戦略を開始

 また、ラオックスをグループ化した蘇寧電器は、パイオニア<6773>(東1)とも提携事業で合意し、パイオニア製品を3年後に年間100億円以上販売する戦略を計画していることが12月3日、明らかになった。
 パイオニアが蘇寧電器にブランドの提供を発表。まずは、技術・品質協力とともに、蘇寧電器の店舗で販売する液晶・プラズマテレビに「パイオニア」名を使用して販売を開始。続いて蘇寧の店舗で扱うパイオニアのAV(音響・映像)機器製品を現在の数十カ所から3年後には600〜700カ所まで増やし、同社を通じた年間売上高100億円をめざす。蘇寧電器は中国本土で900店舗を超える販売網を展開している。薄型TVのブランド使用料は5年間で数億円と観測されている。
 この発表を受けた12月4日、パイオニアは一時19円高の287円まで急伸し、ほぼ半月ぶりに280円台を回復した。また、ラオックスの株価も一時13円高の141円まで上げて続伸し、強調展開となった。

■価値開発も広東省の国営旅行社と提携でS高

 価値開発<3010>(東2)は12月3日に一時ストップ高となった。発端は1日の大引け後、中国国営・中国旅行社グループの「広東中旅旅遊投資発展有限公司」との間で観光客誘致などに関する提携を発表したことだ。
 広東中旅社は、中国・華南地区で最大のネットワークをもつ旅行会社で、価値開発グループが運営するホテルや温泉旅行サービス事業に中国からの観光客を誘致する事業を中心に今後、より具体的な提携内容を詰めていくとした。
 有利子負債が重いなど財務面での脆弱さがいわれる銘柄で、株価が2ケタという点で投機の対象にされやすいが、中国側は不動産関連事業で得たノウハウなどにも興味を示している可能性があり、今後も材料含みの銘柄といえる。

■中国資本提携・市場拡大銘柄特集:急動意や高値更新目立つ展開!(2)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 11:31 | 特集
2009年12月07日

金融緩和策への比重高まり金利敏感のリース株に出番到来か!?=浅妻昭治

浅妻昭治のマーケット・センサー
浅妻昭治のマーケット・センサー 効いたのか効かないのか、「歓迎」か「失望」かよく分からなかったのが、12月1日に発表された日本銀行の金融緩和策である。結果的には14年ぶりの円高も4カ月ぶりのの株安も、「ドバイ・ショック」も押し戻した形になった。しかし、当日の外為市場では、午前中に臨時政策決定会合の開催が発表されて、一時1ドル=87円まで売られる円安となったが、緩和策の内容が伝わってからは、買い直されて86円台で取引を終えている。ゼロ金利政策への復帰や長期国債の追加購入まで先取りしていた市場の期待からすれば、デフレ脱却にはまだまだ不十分と受け止められたらしい。

 この市場反応からは当然、年末にかけて揺り戻しもあるとの観測も出てくる。とくに日銀の金融政策と連携を強めるはずの鳩山連立政権の追加経済対策の閣議決定が、先延ばしされたことなどを重ね合わせると、政治のリーダーシップの欠如、司令塔の不在が、あとあとに尾を引くとの懸念にもつながる。大量公募増資にデフレ、鳩山連立政権による経済対策不在に起因する「3D株安」に「ドバイ・ショック」が追い討ちをかける「4D株安」の先行きは心許なくなるばかりである。

 だいたい今年の流行語大賞を受賞した「政権交代」では、有権者はまだ一つも政策恩恵を手にしていない。補正予算の執行凍結、来年度概算要求予算の「事業仕分け」などの削減策ばかりを目の前に突き付けられただけである。投資家にとっても日経平均株価は、やっと総選挙前の1万円台を回復したばかりにすぎず、為替レートはなお円高水準にいる。まさか来年の流行語大賞が、また「政権交代」になるほどの政治力学が働くことはないだろうが、財源なし成長戦略なしの政策不在・政策遅延が、景気・株価の二番底誘発の引き金になりはしないかと心配もしたくなる。

 市場は、後出しの追加経済対策待ちとはなるが、日銀の金融政策への依存度はそれだけ強まるはずで、金融緩和策の二の矢、三の矢への期待が高まり、催促相場が始まることになる。金利敏感株の出番である。そこでリース株である。さすがに業界代表のオリックス(8591)は、郵政民営化見直しで例の「かんぽの宿」問題の逆風が蒸し返されそうだが、興銀リース(8425)東京センチュリーリース(8439)リコーリース(8566)など、リース先の信用不安や設備投資不振などの悪環境が続いているなかで、業績を上方修正、大幅増益を続けるなど好実態株も目立つ。逆張り余地はありそうだ。
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 16:39 | 特集
2009年12月06日

『2010年景気と株式』を第一生命経済研究所:熊野主席エコノミストに聞く

■第一生命経済研究所・経済調査部・主席エコノミスト:熊野英生氏に聞く

『2010年景気と株式』を第一生命経済研究所:熊野主席エコノミストに聞く――個人投資家の目線で、「景気と株式マーケット」に、絞って、お聞きします。今の、「景気状態」を、たとえば、人の健康体にたとえると、どのような状況でしょうか。

 【熊野氏】 無理がたたっていたところへ、昨年秋、リーマンショックに見舞われ緊急入院。治療の効果があって3月に退院できました。しかし、ここに来て、また体調がおもわしくなく、後遺症が残っているため、「再入院」の可能性が出てきた状況だと思います。だけど、「オペ」(手術)にまではならないと思います。

――景気が健康体となるためには、何が必要でしょうか。

 【熊野氏】 2点、強調したいと思います。(1)成長戦略を打ち出すこと、(2)雇用対策をしっかりやること、です。民主党政権は、「家計」を通して景気を良くしようとしています。間接的な手法です。しかし、そうではなく、基本は、グローバル経済のなかで、「企業の競争力を高める」ことによる成長戦略を採ることが大切です。この基本がブレては、いけません。今の政策は、円高、失業、株安などの状況に対し、どう対応するかという、「状況対応型」の対症療法です。もちろん、痛みをやわらげることは必要です。しかし、なぜ、円高なのか、なぜ失業なのか、なぜ株安なのか、原因をしっかり把握し、その根本原因に対し継続的に手を打って行く政策が大切だと思っています。

――高い、「失業率」については、どのようにみていますか。

 【熊野氏】 もともと、失業率は遅行性の指標です。製造業についての失業は最悪期を過ぎたと思います。だからといって、油断はできません。設備投資減税を行うなど、企業の国際競争力を高めることは必要です。さらに、現在の失業はボーナスカットなど所得の減少に伴う、消費の落ち込みに問題があります。そのことが、デフレを助長し失業増につながっています。家計への減税だけでは根本的に失業を改善することは難しいと思います。

――景気は再入院の可能性がある、ということですが、2010年をデッサンしていただくと、どのようなイメージでしょうか。

 【熊野氏】 来年半ばに日経平均で1万2000円は無理でしょうが、1万1000円程度はあるのではないでしょうか。

――投資家の皆さんには頼もしいお話です。その背景をお願いします。

 【熊野氏】 円高、言い換えればドル安がなくなることが条件です。そのためには、アメリカの低金利政策が変わり、金利が正常化することです。この低金利政策収束のアナウンスが、4月のG7の後、恐らく来年半ばくらいにあるだろうとみています。中国の経済成長もプラス効果としてあります。中国は通貨についてバスケット方式といわれていますが、実質的にはドルとペッグしています。ドル安効果で中国の輸出はさらに回復してくるでしょう。ただ、資金が不動産と株に回って、バブルの様相となっていますので、中国は来年後半にはバブルを抑える政策に出てくることが予想されます。
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 22:02 | 特集
2009年12月05日

アメリカの景気回復に欠かせない「NYダウ」の演出!:妻と夫の株ロマン


■NYダウは、どうして30銘柄?

妻 前回(11月29日)は、あなたの、『ヘソ曲がり円高論』を聞かせてもらいました。あなたのことですから、「為替」の次は、当然、このところ、強い動きの、「NYダウ」についてもヘソ曲がりを喋りたいと思いますけど。

夫 実はそうなんだ。お言葉に甘えて、語らせてもらうよ。

妻 「円高」は仕掛けれたもの、ということでした。NYダウも同じですか。

夫 証拠があるわけではない。しかし、「NYダウを高くしたい」、という意思は働いているように思われて仕方ないんだ。

妻 NYダウを、上げるとなると、大変でしょう。

夫 僕は、それほどでも、ないと思っているよ。もちろん、景気、企業業績が08年のリーマンショックのような悪い時には無理だけど。今のように、景気が回復に転じている時には、可能だと思う。「株高」を演出することで、景気回復を加速させる効果が期待できるからね。NYダウは、どのくらいの銘柄数で構成されていると思う?

妻 日経平均は、225銘柄でしたから、同じくらいでは、ありませんか。

夫 そんなに多くない。わずか、「30銘柄」で計算されているんだ。採用されている30銘柄が、元気なら、当然、NYダウも元気な動きになる。かつては、日本でも、当時は東証平均株価(現在は日経平均)と呼んでいたけど、ソニーが仮に200円上がれば、1割、20円程度、東証平均株価が上がる計算だった。今は、ソニーに代わって、ユニクロの、「ファーストリテイリング」の効果が大きくなっている。

妻 なるほどね。仮に、NYダウに採用されている30銘柄が、ユニクロ型の元気印銘柄だったら、景気の実体以上に、NYダウの動きがよくなるわけね。

夫 その通りだ。「どうして30銘柄でなくてはいけないのか」。ヘソ曲がり的に考えて行くと、「銘柄数は少ないほどダウは変動しやすい」、ということがある。

妻 でも、変動が大きいことは、下がる時だって大きくなるのではありませんか。

夫 その通りだね。短期的な、たとえば、昨年のリーマンショックのような時は別だけど、中長期な観点では銘柄を入れ替えればいいんだ。長い産業構造の変化の中では、衰退していく産業や企業は必ず出る。そういった、「弱い銘柄は外せばいい」、「弱い銘柄が含まれていてはいけない」、そういう発想がアメリカにはあるように思える。

>>全文を読む(アメリカの景気回復に欠かせない「NYダウ」の演出!:妻と夫の株ロマン)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 13:33 | 特集
2009年12月04日

短期資金中心の売り買い交錯!師走モチ付相場へ=犬丸正寛の相場展望

短期資金中心の売り買い交錯!師走モチ付相場へ=犬丸正寛の相場展望 来週(7〜11日)以降、21日頃までの相場は、『短期資金中心の売り買い交錯の相場』が予想される。特に、『株を枕に越年の買い』は期待しないのがよいだろう。下値不安が薄れた中での、『師走モチ付相場』と割り切りたい。
 政府、日銀の緊急デフレ対策宣言で、相場は、ひとまず下値不安は薄らいだ。仮に、日経平均が9000円を割るようなことになれば、処分売りが本格化し、売り方(空売り)の攻勢も予想された。この意味では、前週末27日に9076円まで下げた時点で、緊急対策が出されたことは好タイミングだった。
 今後は、信用期日の到来している買い方は、もう少し様子をみたい気持ちだろう。できるだけ、戻ったところで信用期日の決済を実行したいはず。短期資金中心の買い方は、急落の心配が薄れたことで、買い意欲が出てきている。年内勝負ということから、値の軽い銘柄を狙いたい気持ちだろう。
 一方、売り方(空売り)は、あわてて、第一弾の買い戻しを入れたはず。今後、日経平均が1万円を大きく突破して、さらに、上に行くような雰囲気が強まれば、一気に買い戻しを入れてくるだろう。こちらも様子をみながらの動きだろう。
 一つの動きとして、これまで、新政権スタート後は8月31日の1万767円を頭に、上値の重かった相場である。このため、デフレ対策宣言だけで、上値を追うことは難しい。ましてや、沖縄米軍基地問題が年明けに持ち越しとなっていることもある。仮に、アメリカが最大限に譲歩をして、鳩山総理の言う、グアム移転で決着するようなら、年明けは急騰するだろう。しかし、今の時点で決め付けることはできない。
 景気の行方も依然として不透明で油断はできない。『株を枕に越年』の豪快な人はいないだろう。例年、12月半ば頃で、師走相場は動かなくなることが多い。今年も、12月半ば頃まで、『モチ付き相場』が展開されるものとみられる。年内は12月半ばまでの勝負と割り切って、できるだけ、手持ちはすかせておきたい。
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 17:01 | 特集

アフリカ写真展から連想した、カメラ関連銘柄――銘柄ウォッチング

田北知見の銘柄ウオッチ 東京・恵比寿の東京都写真美術館で開催中の『セバスチャン・サルガド アフリカ』展(13日まで)を見に行った。サルガドはブラジル生まれの写真家・フォトジャーナリストで、世界的な写真家グループのマグナム・フォトスのメンバーでもある。展覧会には、アフリカ各地で撮影された写真約100点が展示されていた。

 内容はさまざまで、難民キャンプ、ゲリラ部隊、民族衣装の女性たち、水が干上がった砂漠(もと湖だった場所)、美しい砂丘や植物、火山や滝、牛の放牧風景、ゾウやシマウマなどの野生動物、等々…。すべてモノクロの写真で、そのためだろうか、上手くいえないのだが、被写体や対象物の本質――美しさ、悲惨さ、雄大さなど――が、ハッキリと伝わってくるような気がした。

 ミュージアムショップで、アフリカの政治や文化や現状について書かれている本が売られていたので、買ってみた。アフリカについて、断片的に知っている(と自分では思っている)ことはあるものの、もう少し、体系的に、知りたくなったので。

 写真展から連想して、「カメラ」関連で優良銘柄を探してみた。

★ニコン〈7731〉(東1)

 一眼レフカメラといえばニコンかキヤノン、ということから、ニコン<7731>(東1)を入れる。ニコンの今期2010年3月期連結業績予想は、売上高7600億円(前年比13.6%減)、営業損失180億円(前年は481億8400万円の利益計上)、経常損失240億円(同476億8900万円の利益計上)、純損失210億円(同280億5500万円の利益計上)。液晶パネル関連・半導体関連の厳しさや、円高、競争激化を織り込んでいる。

 しかし、『会社四季報』には、会社側予想値より損失幅はやや小さいとの予想値が出ており、次期2011年3月期は増収、営業・経常・純損益は黒字転換するとの予想値が出ている。チャートはこの2ヵ月ほど、上値1800円ライン、下値1400円台の間で推移している。1500円ラインあたりの押し目を待って拾い、1800円ラインまでの戻りを目指してみる。

★キヤノンマーケティングジャパン〈8060〉(東1)

 キヤノン〈7751〉(東1)からの連想で、同社の国内販売子会社であり、システム構築事業も展開している、キヤノンマーケティングジャパン<8060>(東1)を入れる。今期2009年12月期連結業績予想は、売上高6950億円(前年比16.0%減)、営業利益65億円(同74.4%減)、経常利益80億円(同69.2%減)、純損失44億円(前年は111億5800万円の利益計上)を見込んでいる。が、『会社四季報』には、次期2010年12月期は増収、営業・経常増益、純損益黒字転換との予想値が出ている。

 チャートは9月11日につけた年初来高値1621円から反落し、続落トレンドで来ていたが、11月27日につけた直近安値1223円からは反発の動きとなっている。まずは次のフシ1450円ラインまでの戻りが目標か。信用売り残が多いものの、買い戻しも入ってきており、それも株価押し上げにつながると期待できそうだ。

田北知見(たきた・ともみ)
エネルギー業界専門紙の記者を経て、現在、株式ジャーナリスト、日本インタビュ新聞社記者。雑誌や証券専門紙への寄稿、ムック「インド株成功の極意」などに執筆。著書に実業之日本社から「分足チャートで儲ける 超デイトレ入門」、かんき出版からは「サラリーマン投資家のための株 黄金分割比投資法」などがある。また企業のIR支援活動にも携わっている。

提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 16:00 | 特集