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記事一覧 (10/09)「嵐の前の静けさ」か?「ひとときの休息」か?=犬丸正寛の相場展望
記事一覧 (10/09)『南米シカン文化』展を見に行った…から連想した銘柄――銘柄ウォッチング
記事一覧 (10/05)「低価格関連株三羽烏」は六羽、七羽、十羽と広がるか?=浅妻昭治
記事一覧 (10/04)高失業問題と首都機能移転を考える:妻と夫の株ロマン
記事一覧 (10/02)過去17年間の10月相場の成績は?=犬丸正寛の相場展望
記事一覧 (10/02)ピンクリボン運動連想銘柄――銘柄ウォッチング
記事一覧 (09/30)ランドバンキングのTSIインターナショナル:設立5周年式典をカナダ大使館で開催
記事一覧 (09/30)「コード71」削除に大懸念!銀行が消費者金融業界を駄目にした
記事一覧 (09/28)公約が政策に変わるまではマニフェスト関連の医療機器株=浅妻昭治
記事一覧 (09/27)日本航空は「燃料切れ」でフライトが可能となるのか:妻と夫の株ロマン
記事一覧 (09/25)新政権発足1週間を探る:根底では相場の地殻変動が起きている
記事一覧 (09/25)風邪を引いた、から連想。インフル銘柄を再検索――銘柄ウォッチング
記事一覧 (09/24)金価格が再び昨年3月の史上最高値に接近:亀井ショックを関連株でヘッジ
記事一覧 (09/22)LED照明関連銘柄特集:普及が本格化!次世代照明関連は好材
記事一覧 (09/21)総合商社大手5社:4〜6月期進捗率と決算発表以降の株価の動き
記事一覧 (09/21)新政権で国家統制強まると社会主義の心配も?:妻と夫の株ロマン
記事一覧 (09/20)三洋電のTOB進展に絡みパナソニック保有株は注目
記事一覧 (09/20)連休明けの動き:市場の地合いは比較的良好!悪化要因は限定的
記事一覧 (09/18)「内需重視政策」を反映するTOPIXの動きがポイント=犬丸正寛の相場展望
記事一覧 (09/18)海底遺跡の探査と発掘。『海のエジプト展』から連想した銘柄――銘柄ウォッチング
2009年10月09日

「嵐の前の静けさ」か?「ひとときの休息」か?=犬丸正寛の相場展望

「嵐の前の静けさ」か「ひとときの休息」か=犬丸正寛の相場展望■新政権と景気の関係は?

 来週(13〜16日)と来々週は、『嵐の前の静けさ』、あるいは、『ひとときの休息』相場の展開だろう。その間隙を縫って日経平均はどこまで戻るかが見所だろう。

 10月25日(日)に参議院の静岡、神奈川の補欠選挙の投票があり、その翌日26日(月)に国会が始まる。「補欠選挙が国会開催前にあるのは、鳩山首相の政治献金問題があるから」(国会担当記者)というように、国会が始まれば、野党からの攻勢が予想される。
 会期は11月末までの1ヶ月程度と見られている。衆参両院での所信表明と代表質問で3、4日程度は費やされる。休日もあるから実質審議は短いものとなる。前政権の補正予算について執行の凍結審議に時間が費やされるものとみられ子育て法案など、新政権の目玉は難しくなる可能性がある。

 一方、新政権と景気の関係については、現時点のマーケットでは、政策の厳しさを売っている。新政権の誕生前に、政策関連を先に買ったということもあるが、それ以上に、長く続いた自民党政権時代からのシナリオの組み直しが行われている。従来型の不景気→公共投資出動が通用しなくなっている。国連でCO2削減を高らかに宣言しただけに、企業側にそのシワ寄せが押し寄せる。エネルギー税の導入も伝えられ、電力株が軒並み年初来の安値を更新している。
 地球環境に優しく、家計に優しく、子供に優しく、誰も反対はしない。しかし、家計が上場するわけではないし、雇用を創出するわけでもない。家計と企業のバランスの難しいカジ取りが待ち構えている。
 しかも、ゆっくりはできない。消費関連企業の8月決算が発表されているが、ひとにぎりの勝ち組を除いては不振を極め、株価は新安値に沈んでいる。予算凍結は景気を悪化させる。次なる景気テコ入れ策を打たないと失業率はさらに悪化する。

■1万円台回復も果たしてどこまで戻すか?

 8月期決算に続いて、まもなく9月期決算の発表も始まる。製造業への派遣問題等もあり、下期について経営者は慎重な見通しで臨むだろう。
 日経平均は9日(金)、6営業日ぶりに1万円を回復した。国会開催前と9月期決算発表前の静かな間に、果たして、どこまで戻すことができるか。日経平均、TOPIXとも8月31日が年初来の高値。そこから10月6日のボトムまで日経平均は10.57%下げたのに対し、内需型指数であるTOPIXは12.50%と下げが大きい。TOPIXをベンチマークとしている機関投資家が動き難いことを意味している。
 戻りのメドとしては8月31日の高値と、10月6日の安値の中間値がひとつの目安となるだろう。中間値は日経平均で1万197円(週末は1万0016円)、TOPIXで925ポイント(週末897ポイント)。仮に、この中間値を上回るところがあっても、上ヒゲ足となる可能性があり深追いは慎みたい。
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 19:43 | 特集

『南米シカン文化』展を見に行った…から連想した銘柄――銘柄ウォッチング

田北知見の銘柄ウオッチ 東京・上野の国立科学博物館で開催の『インカ帝国のルーツ 黄金の都 シカン』展を見に行った(東京会場は10月12日まで。今後は熊本、富山、高知、福岡で順次開催予定)。「シカン」は、現在の南米ペルーの北部に、9〜14世紀まであったクニ。日本人考古学者の島田泉・米 南イリノイ大学教授が発見・発掘し、島田教授が、先住民の言葉で「月の神殿」という意味の「シカン」文化と名づけたそうだ。

 展示品は同地域にある『ロロ神殿』に隣接する墓所からの発掘品を中心とした、黄金の仮面や、ミイラ、土器など約200点。インカと同じアンデス文化系なので、今まで何度か行ったことのある、インカ展で見た出土品と、様式などはやはり似ている。が、人の顔を表す時に、目が勾玉のような形をしているのが、特徴といえば特徴かもしれない。

 シカンの特徴は、冶金技術と工芸技能が発達していたこと、周辺地域や周辺のクニ(現在のコロンビアやブラジルなど)との交易が盛んだったこと等だそうだ。技術立国で、通商産業が盛ん……なんだか、現在の日本に似ているなあと思ったのだった。というわけで、同展から連想して探した、優良銘柄。

★住友商事〈8053〉(東1)

 交易が盛んだったということから連想して、商社株から住友商事<8053>(東1)を入れる。今期2010年3月期連結業績予想は、売上高8兆9000億円(前年比17.2%減)、税引前利益1840億円(同42.4%減)、純利益1150億円(同46.5%減)。『会社四季報』には、次期2011年3月期は前年比増収増益の予想値が出ている。

 チャートは6日につけた直近安値861円からの反発局面にある。9日終値は12円高の926円。まずは次のフシ950円ライン奪回が目標となりそうだ。PERは約10倍、PBRは約0.85倍と割安水準にある。

★日本冶金工業〈5480〉(東1)

 シカン文化は冶金技術が発達していたことから連想して、日本冶金工業<5480>(東1)を入れる。今期2010年3月期連結業績予想は、売上高1040億円(前年比36.5%減)、営業利益25億円(前年は152億2600万円の損失)、経常利益10億円(同164億2500万円の損失)、純利益5億円(同113億2200万円の損失)と、減収だが黒字転換を見込んでいる。『会社四季報』には、次期2011年3月期は増収増益との予想値が出ている。

 チャートは2日と5日にそれぞれつけた直近安値418円からの反発局面。ニッケル相場の上昇や業績好転見込みを受けて、中期チャートも、凸凹しながらも、上値ライン・下値抵抗線とも切り上げてきている。9日終値は12円高の485円。まずは500円ライン奪回、さらに次のフシ550円ライン奪回を目指す。

田北知見(たきた・ともみ)
エネルギー業界専門紙の記者を経て、現在、株式ジャーナリスト、日本インタビュ新聞社記者。雑誌や証券専門紙への寄稿、ムック「インド株成功の極意」などに執筆。著書に実業之日本社から「分足チャートで儲ける 超デイトレ入門」、かんき出版からは「サラリーマン投資家のための株 黄金分割比投資法」などがある。また企業のIR支援活動にも携わっている。

提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 15:45 | 特集
2009年10月05日

「低価格関連株三羽烏」は六羽、七羽、十羽と広がるか?=浅妻昭治

浅妻昭治のマーケット・センサー
浅妻昭治のマーケット・センサー■政策閉塞感が強まるなか「十羽」と広がるか低価格関連株に消去法トライ

 またまた低価格関連銘柄の出番のようである。このところ証券会社の店頭の株価ボードで赤いシグナルが点滅し、新聞の相場欄で高値更新の印のつくのは、ニトリ(9843)しまむら(8227)などの一握りの小売関連株である。その一方で、ハイテク株は円高が嫌気されて売り込まれ、メガバンクには青いシグナルが点滅、地銀株に至っては軒並み安値更新銘柄が続出している。
 これは、「100年に一度の津波」に直撃されて危機的状況を強めた世界経済が、異例の超金融緩和策、ゼロ金利政策の継続でようやく小康を得て「出口戦略」を探ろうとしている矢先、マネーの再暴走懸念と景気の2番底懸念が交錯するなか、有効な対応策を打ち出せない世界的な政策のジレンマ、手詰まりを反映しているようである。20カ国・地域(G20)首脳会議、7カ国(G7)財務省・中央銀行総裁会議と続いた国際会議でも、金融機関に対する自己資本規制強化は景気回復が確実になってからと前提付き、「出口戦略」のプロセスも各国によって異なるなどと、「次の一手」についていまいち歯切れが悪い。
 これでは今年1月以来の円高が収束するのか予断を許さず、10月中旬以降にスタートする3月期決算会社の第2四半期累計決算の発表でも、業績の下方修正続出懸念が拭えないことになる。まさしく相場環境は、昨年9月の「リーマン・ショック」の急落相場後の10−12月局面と同パターンとなる。このときはファーストリテイリング(9983)、ニトリ、サイゼリヤ(7581)が、「低価格関連株三羽烏」として先導役となって生活防衛関連株をリードした。低価格関連株は、「三羽」どころか「五羽」、「六羽」、「七羽」と物色を広げて逆行人気を高めて相場を下支えした。
 この「生活防衛関連相場」をフォローしたものに、前麻生内閣が打ち出した経済対策の定額給付金の支給先取り思惑があったことを忘れてはならない。それまでの自民党政権下では、不況、経済危機には株価の動向に「一喜一憂」しつつ、条件反射的に景気対策発動に政・官・産一丸となるのが常套の政策対応で、各内閣はその対策の財政規模の大小、即効性を競うことで独自性をアピールした。ところが今回、政権交代した民主党政権では、この政策の道筋が不透明である。むしろ藤井財務大臣の発言で円高が加速したほか、亀井金融担当相のモラトリアム発言で金融システム不安が再燃し、政権公約(マニフェスト)の財源捻出のために前内閣が打ち出した補正予算の執行停止などが続いている。
 新政権の景気認判断も、財政政策の方向性、市場・株価認識も伝わってこないままである。鳩山首相は、政権発足100日間はハネムーン期間として政権批判を慎むように要望したが、もしかしたらこの間に政策の閉塞感が、一段と強まり可能性もなくはない。これでは再騰期待の高まる「低価格関連株」物色も、「一羽」にとどまるのか、「三羽」、「五羽」、「十羽」へと広がるのか判断に悩むところとなる。消去法から「低価格関連株」への再アタックが無難となるが、取り敢えずファーステイリング、ニトリ、しまむらの人気持続性を試金石に相場の強弱、方向を測り、トライしてみる以外になさそうである。

浅妻昭治(あさづま・しょうじ)
株式評論家/日本インタビュ新聞社 編集部 部長
 1942年生まれ、神奈川県川崎市出身。証券専門紙で新聞と雑誌のキャップを務め、マーケット及び企業の話題掘り下げ取材には定評がある。長く、旧通産省の専門紙記者クラブに所属し、クラブの幹事として腕をふるった。現在、日本インタビュ新聞社の編集長として活躍。

提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 13:29 | 特集
2009年10月04日

高失業問題と首都機能移転を考える:妻と夫の株ロマン


■『首都機能移転』が前面に出てくる可能性

妻 アメリカも日本も相変わらず失業が改善されないようですね。ここが良くならないと、景気のほんとうの回復にはならないのでしょ。

夫 そうなんだ。ところが、アメリカの「9月」の農業と軍人を除いた雇用者数は26万3000万人も減少した。8月の20万1000人減少を上回り、市場の事前予測18万人減も上回る悪い数字になった。

妻 既に、かなり長い期間、「減少状態」が続いているのではありませんか。

夫 13ヶ月、連続して減少している。合計すると720万人くらいの人が職を失っているといわれる。

妻 アメリカの9月の失業率はどのていどですか。

夫 9.8%になった。10%に手の届く状態になっているよ。日本の失業率は8月が最新だけど、5.5%と前の月に比べ0.2ポイント改善されている。

妻 よかったですね。たとえ、僅かでも改善すれば。何が貢献したのですか。アメリカとどこが違うのでしょうね。

夫 日本では福祉関係に従事した人が40万人ていど増えたのが改善に寄与したようだ。それだけ、日本の高齢化が急速に進んでいることだと思う。それに、働く側も仕事を選り好みしていては就職できないから、ともかく仕事に就くことを選んだと思われる。

妻 なるほどね。日本はその気になれば、まだ働く場所はあるということですね。

夫 そういうことも言えるだろう。介護関係は高齢化がさらに進むため人手はいくらでもほしいと思われる。農林水産関係も後継者がいなくて困っている。以前は、「不景気になれば食べ物と、建設関係」だったが、最近は様子が変わっている。

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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 11:18 | 特集
2009年10月02日

過去17年間の10月相場の成績は?=犬丸正寛の相場展望

過去17年間の10月相場の成績は?=犬丸正寛の相場展望 来週を含め10月相場は、『日経平均1万円の壁が形成されてしまうかどうか』、『新政権の次なる一手』、そして、『9月中間決算発表と下期見通し』、などが注目されるだろう。
 日経平均は、去る7月27日に今年3度目となる1万円台に乗せた。さらに、衆議院選挙で勝利した民主党政権を祝して、8月31日には1万767円の年初来高値をつけた。その1ヵ月後の9月28日に今度は1万円を割り込んだ。
 仮に、日経平均がこのまま下落を強めると、7月以降、2ヶ月間にわたる1万円台のモミ合いに大きな壁を作ることになってしまう。この間の出来高が、それほど多くなかったことから、シコリは多くなく、圧迫にならない、との見方もある。しかし、そうであるならば、早い時期に1万円台を回復しなくてはいけない。この点が今後の見所である。
 もう一点、気になるのは日経平均が最初に1万円台に乗せたのが6月10日。多くの主力銘柄が『6月相場』で、商いを伴って買われていることがある。東証1部の出来高は6月12日の39億9743万株が今年の最高である。6月相場まで逆登って見れば1万円程度にはかなりのシコリがあるとみなくてはいけない。このシコリ株を肩代わりするだけの元気のある投資家が果たして、いるかどうか。

 加えて、『10月相場』の成績は、あまり、良くない。1992〜2008年までの17年間の日経平均は『陽線7回』、『陰線10回』と圧倒的に陰線が多い。言うまでもないが、陰線は、始値より終値が安いことであり、10月の日経平均は月末に安くなるケースが目立つことである。今年の10月相場も軟調子となる可能性は大きい。
 一方、「家計部門重視」を打ち出している新政権が、家計部門だけで景気下降リスクを食い止めることができるかどうかも見所だ。『家計は人を雇用しない』からだ。やはり、雇用は企業によって生み出されるものである。もちろん、個人消費の増加→企業への恩恵は期待される。しかし、雇用に安心感がないと、家計は消費には慎重である。家計部門刺激による景気浮揚には時間がかかる難しさがある。どこまで、庶民が高失業率にガマンできるか。日経平均の1万円割れには、このことも含んでいる。新政権は早くも次の一手を求められようとしている。
 10月は9月の中間決算の発表が始まる。前、麻生政権のエコ減税等の効果で家電、エコカー中心に関連企業の業績は上向いた。しかし、その効果は一巡する懸念がある。むしろ、「家計優遇」に対し、「企業圧迫」の動きが出てくる心配がある。下期については、経営者は「様子見」のスタンスを強めるはずだ。あまり、良い数字は見込めないだろう。
 結果、10月相場は強い展開は難しいだろう。日経平均は9500円程度では下げ止まるとみられるが、その後の戻りが鈍ければ見切り売りが本格化して7月13日の9050円まで下げる可能性もある。個人は、上値買いは慎重に、突っ込み場面に備えるスタンスがよいだろう。空売りも慎みたい。
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 16:55 | 特集

ピンクリボン運動連想銘柄――銘柄ウォッチング

田北知見の銘柄ウオッチ 10月1日には、東京タワーや名古屋城などがピンクにライトアップされるなど、各地でピンクリボン運動にちなんだアピールが実施され、現在も、ネット上で関連特集などが行なわれている。また、例えばワコール(ワコールホールディングス<3591>(東1))が同運動のブレストケアの一環として、オリジナル乳がん検診車を購入し、検診サポート事業を開始するなど、さまざまな活動が行なわれている。

 ピンクリボンはご存知のとおり、乳がんの撲滅、検診の早期受診についての啓蒙・推進活動で、アメリカで始まり、ここ数年は日本でも周知が進んでいる。ウィキ情報によると、日本人女性のうち、乳がんを発症する割合は約20人に1人、乳がんで死亡する女性の数は年間約1万人弱という。

 というわけで、関連銘柄を探してみた。ほかの疾病と同様に、乳がんについても、防止・早期発見・撲滅・治療など、事業としては一定の需要があり、社会的な意義も大きいといえる。

★エーザイ〈4523〉(東1)

 関連医薬品を出していることから、エーザイ<4523>(東1)を入れる。最近の関連材料では、「新規抗がん剤E7389を、スイスで局所進行・転移性の乳がん適応として、承認申請を行なった」と7月に発表したこと等が挙げられる。業績は好調。今期2010年3月期連結業績予想は、売上高8200億円(前年比4.9%増)、営業利益1030億円(同12.2%増)、経常利益970億円(同17.5%増)、純利益630億円(同32.1%増)と2ケタ増益を見込んでいる。

 2日終値は60円安の3310円。PERは約16倍と、割安といえる水準になっている。信用残は売買ほぼ拮抗。株価はこの3ヵ月ほど、3400円ライン前後でモミ合っている。下値3300円ラインで拾い、上値3500円ラインで利益確定の、短期投資も一手か。あるいは、中期チャートでは安値圏にあるので、中期で3500円ライン上抜けをジックリ待ってみるのも、ひとつの手かもしれない。

★イメージ ワン〈2667〉(大ヘ)

 イメージ ワン<2667>(大ヘ)は衛星画像の輸入・販売事業や、医療画像システム事業を行なっている。医療画像システムのなかでは、乳がん検診向けのマンモグラフィ(乳房X線撮影装置)の画像保管・閲覧・レポート作成機能などを備える『Breast−io』などを扱っている。2009年9月通期連結業績予想は、売上高23億円(前年単独比=連結は当期からのため=4.5%減)、営業損失9000万円(前年単独実績は1億4800万円の損失)、経常損失1億円(同1億7800万円の損失)、純損失1億8000万円(同3億8000万円の損失)。『会社四季報』には、2010年9月通期は増収、黒字転換の予想値が出ている。

 2日終値は200円安の1万7300円。チャートは6月3日につけた直近高値2万8300円から反落し、以降は下落トレンドで来ている。1万8000円フシに当たり、今期業績好転予想もバネに、そろそろ反発のタイミングと見たい。単位1株の売買しやすさも魅力だ。

田北知見(たきた・ともみ)
エネルギー業界専門紙の記者を経て、現在、株式ジャーナリスト、日本インタビュ新聞社記者。雑誌や証券専門紙への寄稿、ムック「インド株成功の極意」などに執筆。著書に実業之日本社から「分足チャートで儲ける 超デイトレ入門」、かんき出版からは「サラリーマン投資家のための株 黄金分割比投資法」などがある。また企業のIR支援活動にも携わっている。

提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 15:39 | 特集
2009年09月30日

ランドバンキングのTSIインターナショナル:設立5周年式典をカナダ大使館で開催

ランドバンキングのTSIインターナショナル:設立5周年式典をカナダ大使館で開催 カナダトロントに本社を置く<TSIグルー・オブ・カンパニー>の日本法人『TSIインターナショナルグループ』(東京都千代田区・スティーブン・ハキンズ社長)が29日、設立5周年の式典をカナダ大使館で開いた。カナダのカンパニー本社からダン・レイン社長ほか、カナダ大使館のロバート・A・アルマー参事官が出席。

 TSIグループは、カナダトロントを中心に、「ランドバンキング事業」を主力に展開する。日本法人TSIインターナショナルグループのハギンズ社長は、『ランドバンキングは日本では耳慣れない言葉と思いますが、海外では歴史の古いビジネスです。開発の予想される未開発の土地を取得し小口化して、富裕層中心に販売します。開発された時点で売却し収益を分配します。日本では金融商品取引業の免許を持っているところを代理店として販売しています。
 私は、日本に来て10年、会社を設立して5年。日本の投資家のみなさんに、かなりご理解をいただけるようになりました。その国の地価が安定して上昇するには、(1)人口の増加、(2)経済の成長、(3)政治の安定、(4)金融システムの安定、という4つの要因が大切です。カナダはこの4つの要因をすべて満たしている国です。現在、グループの資産は約1億2000万カナダ・ドルです。これを今後5年で5億カナダ・ドルとすることを目標にしています。
 また、ファンドビジネスにも力を入れて行きます。トロントでの古い住宅を土地ごと買い取って、グループで持っている建築事業を使い新しい住宅に立て替える事業です。ランドバンキングに比べ資金の回収期間が短く、投資家の方に早く還元できます』。(写真:左=ダン・レイン社長/右=スティーブン・ハギンズ社長)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 16:53 | 特集

「コード71」削除に大懸念!銀行が消費者金融業界を駄目にした

「コード71」削除に大懸念!銀行が消費者金融業界を駄目にした■消費者金融大手5社が金融庁に異例の要望書提出!

 消費者金融大手5社が金融庁に要望書を出すという異例の事態が起こっている。当局の指導に沿い、正常化に向かって取組んできた同業界の異例の出来事だが、『コード71問題』、倫理観を欠く弁護士等の跋扈など、その背景には業界存亡をかけた危機感があるようだ。

■理不尽なコード71問題

 「007」と云えば知らぬ人もいないが、「コード71」は耳慣れない、謎めいた符丁に思える。だがその道の専門家にとっては、いまや大騒動の種、「関ヶ原の戦い」にも例えられるほどの言葉になっている。
 実はこの「コード71」、消費者金融などの債務者が、利息返還請求(過払い返還)を行った際、信用情報機関である日本信用情報機構(JICC)が、「その債務者を識別するため」に付けるコードのことだ。即ち、過払い返還請求の結果債務が無くなった債務者がその後新たな融資を受けようと場合、カウンセリング等を慎重に行うなど、再び多重債務に陥らないよう防止策として設けられたものである。
 特に、過払い返済請求する債務者とは、当初の契約を履行できなかった債務者であり、支払に行き詰まった債務者が多いと云われているだけに、このコードは重要な意味を持ち改正貸金業法の主旨に適う制度なのだが、改正貸金業法の柱「指定信用情報機関」を金融庁が認定する際の条件として請求記録の消去、「コード71」の削除を求めているというので騒ぎとなっているのだ。
 今後、認可制度に移行し、貸金業者や信用情報機関が「指定信用情報機関」として監督下におかれるわけだが、認可の条件として「個人情報の内容まで操作するに等しい」ことを強行するのは如何なものかと疑問が生じるのも当然だ。

 貸金業者は無担保、無保証で融資する以上、正確な与信情報を必要とする。「コード71」は各社の債権を護り良質化させるに止まらず、社会問題化した多重債務の撲滅に業界がまじめに取り組んでいる証拠でもある。
 ある貸金業者は「コード71などのマークがなければ、債務者の区別はできない。過去に多重債務であっても、過払い返還により現在は債務がなくなった者が新規申し込みにどんどん来る」と不安を隠さない。言い方を変えれば、新たに多重債務者を「創り出す機会」を、こともあろうに金融庁が与える格好だ。極論すれば、「新たな多重債務者急増へのお墨付きを金融庁自らが与える」ことに等しいということだ。

 最近「過払いバブル弁護士、司法書士」の存在が採り上げられ社会問題になっているが、皮肉にも広告攻勢は一段と増え、目に余るものも見かける昨今、「コード71」の削除は倫理観に欠ける諸氏の跋扈を加速させることが明らかだ。健全な資金需要者への資金供給を使命とする唯一の金融機関、消費者金融が彼等の食い物にぶされてはたまらないとの悲鳴が聞こえる。その叫びがこの度の消費者金融業者の金融庁への要望書提出とみられ、今まで当局の指導通りに業務を遂行してきた消費者金融業界にとっては、まさにこの危機への対応として異例中の異例のことだ。

■銀行が消費者金融業界を駄目にしたと主張
 異例の要望書提出の背景には、今回の改正貸金業法が貸金業者だけに適用される法律となり、銀行の行う無担保ローンには適用されない。それだけに当局に対する反発には根強いものがあるようだ。
 本来消費者金融は、リスクヘッジを念頭におきながら、無担保だが小口融資で対応し商売をしてきた。そこへ銀行が参入すると、銀行法を楯に貸付額を500万円程度にまで拡大した。これが消費者金融を駄目にしたという主張の根拠のようだ。
 確かに、万一何かの事情で1ヵ月でも延滞することになれば、いくら利息制限法以内の金利だといっても返済は厳しい。普通のサラリーマンでは給料の大半が金利に消えることになる。消費者金融とは比べものにならない。
 その辺に、日頃からの銀行保護行政があらゆる面で徹底しているのに比べ、「消費者金融だけが三重苦といわれる仕打ちを受けるのは納得がいかない」というのが根底にあるようだ。

 せめぎ合う世界であってみれば、「土俵だけは同じに」という思いは当然だろう。保護行政の陰で、利益追求のために銀行が行ってきた所業は何度も問題になってきた。今回の要望書を切っ掛けにして、小口金融制度のあらゆる面での見直しを行い、真の消費者保護について問い直すことが必要であろう。ここは一つ、脱官僚を掲げる民主党政権にお出まし願って、ひと肌脱ぐのも一案と思えるが、如何?
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 13:26 | 特集
2009年09月28日

公約が政策に変わるまではマニフェスト関連の医療機器株=浅妻昭治

浅妻昭治のマーケット・センサー
浅妻昭治のマーケット・センサー 政権公約(マニフェスト)が、アッという間に国際公約となってしまった。温暖化ガスの25%削減、子育て支援策、ガソリンの暫定税率撤廃などが、鳩山由紀夫首相ともども目白押しの国際会議にデビューして各国首脳にアピールしたようである。鳩山連立政権が成立してわずか10日間である。9月25日にはメジャーリーグで始球式、27日は両国国技館で大相撲の優勝杯の授与と、日米国技の表舞台にまで露出度を強めた新首相の面目躍如というところである。
 しかし株式市場へのアピール度はいま一つといわざるを得ない。選挙中は「政権交代」、「脱官僚依存」の一点張りで、選挙に圧勝した途端にマニフェストが民意だといわれても、マニフェストのどこからも連立政権の景気認識や経済運営ビジョンは読み取りにくく、ご祝儀相場発進とはいかないからだ。G20サミットで合意された景気刺激策の継続にしても、外需頼みはダメ、ダムはダメとして本当に子育て支援策や暫定税率撤廃、高速道路の原則無料化などだけで内需型経済への転換まで実現できるかは心許ない。
 子育て支援の子ども手当て支給だって満額実現しても年間5兆5000億円の予算規模、暫定税率撤廃も減税規模は2兆5000億円にしか過ぎない。これだけで景気の息切れ、二番底を回避するだけの経済効果を期待するには無理がある。まして藤井財務大臣の為替相場不介入発言で、為替相場は1ドル=90円台割れと円高進行中である。
 10月の臨時国会や来年度予算編成の基本方針決定など、「公約」が「政策」に変わる待って判断する以外にないが、それまではマニフェストに盛り込まれた個々の政策関連株を取っ替え引っ替え買っていく以外になさそうだ。子育て支援関連、環境関連、高速道路無料化関連、暫定税率撤廃関連などの逆張り、ヒット・アンド・ウエーである。そのなかで医師不足解消などを目指す医療制度見直し関連で、医療機器関連株もターゲットの一角に浮上しそうだ。医療費抑制の償還価格の引き下げに泣かされ続けていたのが逆回転する可能性も観測されているからだ。山下医科器械(3022)グリーンホスピタルサプライ(3360、10月1日からシップヘルスケアホールディングス)テルモ(4543)川澄化学工業(7703・東2)オリンパス(7733)朝日インテック(7747・東2)メディキット(7749・JQ)大研医器(7775・東2)などが要注目となる。

浅妻昭治(あさづま・しょうじ)
株式評論家/日本インタビュ新聞社 編集部 部長
 1942年生まれ、神奈川県川崎市出身。証券専門紙で新聞と雑誌のキャップを務め、マーケット及び企業の話題掘り下げ取材には定評がある。長く、旧通産省の専門紙記者クラブに所属し、クラブの幹事として腕をふるった。現在、日本インタビュ新聞社の編集長として活躍。

提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 17:13 | 特集
2009年09月27日

日本航空は「燃料切れ」でフライトが可能となるのか:妻と夫の株ロマン


■日本航空の株価は「燃料切れ」

妻 日本航空の株価が大変ですね。9月25日には130円と上場来の安値です。「燃料切れ」で、離陸できないのではありませんか。

夫 「燃料切れ」とは、うまいこと言うね。会社経営には「資金」という燃料がないと動けない。日本航空の場合は、資金がないと会社の運営が難しくなるし、燃料を買うこともできなくなって飛行機が飛び立てない。

妻 株価が130円ということは、業績が厳しいことを現しているのでしょうが、そんなに悪いの。

夫 四季報で数字の取れる2003年3月期からの推移でみると、09年3月期までの7期間で、「当期純益」は黒字が3回、赤字が4回という状態なんだ。

妻 でも、赤字もあるけど、黒字の時は立派な数字なのでしょ。

夫 それが、そうでもないんだ。3期間の黒字を合計すると約587億円、これに対し、4期間の赤字合計が約2153億円になっている。1600億円近く赤字額が上回っている。しかも、10年3月期の4〜6月期には990億円の赤字なんだ。

妻 でも、どこかに、良いところもあるのでは。たとえば、1株当り純資産なんかが優秀だとか。

夫 残念だが、1株当り純資産は第1四半期末でわずか1円64銭にすぎない。

妻 そんなに少ないのですか。それでは、会社を解散しても株主には1円64銭しかもらえないではありませんか。PBRを計算しますと79倍です。130円の株価はまだ割高ですわね。

夫 そうなんだ。もちろん、1株当り利益は無いし、配当も無配だから、普通の会社で考えれば、株価は50円以下にまで下がるだろうね。

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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 09:51 | 特集
2009年09月25日

新政権発足1週間を探る:根底では相場の地殻変動が起きている

■19業種が値下り、特に「金融」の下げが目立つ

新政権発足1週間を探る:根底では相場の地殻変動が起きている 鳩山民主党政権が9月17日に正式発足して、カレンダーベースでは1週間が経過した。営業日ベースではわずか4日間。一見すると平穏な動きだったが、注意深く見ると「大きく荒れた相場」だった。
 東証の33業種について指数を、新政権発足前日の「9月16日の終値」と、「25日の終値」で比較した。33業種中、値上り業種は14、値下り業種は19業種と、値下り数が上回った。しかも、最大の注目点は値下りの平均が3.4%と、値上り平均の1.02%に対し3倍に達したことだ。

 特に、値下り率1位は『証券』の12.31%、次いで2位『空運』の11.50%が2ケタと、他を大きく上回る下落率となった。さらに、『銀行』の9.20%、『不動産』6.03%と続き、このほか、『保険』、『金融』、『建設』なども1.9〜2.3%下げ、値下り業種は合計で19に達した。
 反対に値上りした業種は『食料』の2.50%、『繊維』1.93%、『精密』の1.91%、『電機』1.40%、自動車など『輸送』は0.59%、値上り率14位の『鉄鋼』は0.10%だった。

 特徴的だったのは「金融関連」と「空運」、「建設」などが大きく下げ、「食料」と新型インフルエンザ関連の「繊維」が堅調だったこと。
 金融の下げは、「亀井大臣の発言」が響いた。中小企業、個人等の借り入れを3年程度、返済猶予するというもの。金融機関にとって収益圧迫要因となる。証券が大きく下げたのは、証券税制への懸念があるところへ、野村ホールディングス<8604>の今年3月に続く増資発表が嫌気され25日にストップ安したのが響いた。空運では日本航空<9205>の再建を巡る、政府の厳しい姿勢から上場来安値に沈んだ。建設は八ッ場ダムの建設中止が波及した。

■これからも新政権の政策を織り込む相場が続く

 いずれも、戦後、ほぼ一貫して続いてきた『自民党―官僚―企業』によるシステムが、新政権によって『民主党―国民』中心のシステムに大きく変わることによる影響だ。その現われが、『返済猶予』であり、『日本航空再建見直し』であり、『八ッ場ダム建設中止』である。
 しかも、こうした見直しは、大小、これからも予想される。長年続いた体制が変われば、いろいろなところでシステム変更が発生する。
 日経平均はこの間、16日の終値1万270円に対し、25日の終値1万265円と、僅か5円しか変化していない。日経平均だけしか見ていない人には、新政権は相場に変化なし、と映っているだろうが、紹介したように根底ではマグマが動くように、相場の地殻変動が起きている。これからも、「新政権の政策を相場が織り込んで行く展開」である。代表的な指数だけでなく、細かくウオッチして行くことが大切である。
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 18:51 | 特集

風邪を引いた、から連想。インフル銘柄を再検索――銘柄ウォッチング

田北知見の銘柄ウオッチ 私事だが、連休中、風邪を引いてしまい、ほとんど寝て過ごした。今もつらい。熱はないようだが、ノドが痛く、鼻水は垂れ、咳とくしゃみが出て、体の関節がボワボワする。テレビではそろそろ風邪薬のコマーシャルが流れ始めるころ。私も、秋を先取り…いや、そういう話ではないか…。

 最初は「すわ、新型インフルエンザ?」とあせったが、上記の症状などから、また、若年層に多いということから、たぶん違うようだ。本日の報道によると、WHO(世界保健機関)は世界のワクチンの生産は30億回の接種分があると発表したそうだ。また、国内の各地では、休校・学級閉鎖、集団感染した高校の秋季高校野球県大会への出場辞退などのニュースが相次いでいる。

 というわけで、インフルエンザ関連銘柄から、あらためて優良銘柄を探してみた。ひところのにぎわいから、一段落して買いやすくなっている銘柄も多いようだ。

★塩野義製薬<4507>(東1)

 塩野義製薬<4507>(東1)はインフルエンザ新薬について、2010年にも日本国内で発売する見通しであることなどから、インフルエンザ関連としても注目されている。今期2010年3月期連結業績予想は、売上高2800億円(前年比23.1%増)、営業利益600億円(同87.4%増)、経常利益580億円(同81.2%増)、純利益350億円(同123.5%増)と増収増益を見込んでいる。『会社四季報』には、次期2011年3月期も増収増益との予想値が出ている。

 チャートはこの半月ほど、おおむね2100〜2200円の間でモミ合っていたが、25日は地合いの軟化にツレて下落。同日終値は75円安の2050円となっている。押し目拾いのチャンスと見たい。PERは約21倍と、医薬品株にしては妥当あるいは割安めといえそうだ。また、10月1日から単位100株となるため、売買しやすくなり人気化することも期待してみる。

★イワキ〈8095〉

 イワキ<8095>(東1)は医薬品と医薬品原料の専門商社。消毒薬、うがい薬、ビタミン原料などを扱っていることから、インフルエンザ関連銘柄として取り上げられることも多い。本社は東京・日本橋本町だが、札幌から福岡まで、全国に支社・支店などがある。大口株主には岩城修社長のほか、都銀・生保・損保なども並んでおり、堅い。今期2009年11月期連結業績予想は、売上高480億円(前年比4.0%減)、営業利益3億円(前年は2100万円の利益計上)、経常利益5000万円(前年比31.1%減)、純損失1億7000万円(前年は1億6700万円の損失計上)。だが、『会社四季報』には、次期2010年11月期は増収増益、黒字転換の予想値が出ている。

 チャートは8月27日につけた年初来高値355円からの反落局面。しかしここ3日ほどは下値270円フシに当たり、反発のきざしが出ていると見る。信用倍率は約2倍の買い長。25日終値は6円安の270円。PBRは約0.6倍と割安水準。株価3ケタで単位1000株の売買しやすさも魅力となっている。

田北知見(たきた・ともみ)
エネルギー業界専門紙の記者を経て、現在、株式ジャーナリスト、日本インタビュ新聞社記者。雑誌や証券専門紙への寄稿、ムック「インド株成功の極意」などに執筆。著書に実業之日本社から「分足チャートで儲ける 超デイトレ入門」、かんき出版からは「サラリーマン投資家のための株 黄金分割比投資法」などがある。また企業のIR支援活動にも携わっている。

提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 15:22 | 特集
2009年09月24日

金価格が再び昨年3月の史上最高値に接近:亀井ショックを関連株でヘッジ

■鳩山連立政権に早くもハードル

浅妻昭治のマーケット・センサー
浅妻昭治のマーケット・センサー 差し詰め「製造物責任」なのだろう。鳩山連立内閣が成立した9月16日の新閣僚就任会見を生中継したテレビ番組が、深夜2時前まで及んだにもかかわらず、視聴率が7%を超えた。この異例の高視聴率は、自らの1票で民主党を圧勝させた製造元(有権者)が、連立政権が単なる「政権交代」に過ぎなかったのか、本当に「政策転換」、「脱官僚依存」、「政策決定プロセスの交代」につながるのか、「本気度」を確認するためだったからに違いない。
 記者会見自体も異例であった。かつては各大臣が、所管省庁から短時間の事前レクを受け、用意されたペーパーを脇に置いて就任会見に臨み、ペーパーを1ページ飛ばし読みしまう醜態なども散見されたが、今回はやや抽象的ながら紋切り型でない閣僚個々の覚悟が語られた印象が強く、結局、テレビ中継に最後まで付き合うことになったと想像される。
 就任会見の衝撃は早速、株式市場にも及んだ。「亀井ショック」である。亀井静香郵政・金融担当大臣が、住宅ローンや中小企業向けの銀行融資の3年程度の元本支払い猶予(モラトリアム)策を打ち上げたことで、銀行株に業績懸念が強まり売られてしまった。

■「亀井ショック」を金価格関連株でヘッジも一法

 この亀井発言を含めて、新政権は発足早々に、鳩山首相が、国連環境気候変動首脳会合で表明した温暖化ガスの25%削減や八ッ場ダムの建設中止、高速道路の原則無料化、日本航空の経営再建問題など越えなくてならない高いハードルに直面してしまった。マニフェスト(政権公約)通りではあるものの、10月召集予定の臨時国会に向け、事と次第によっては製造元(有権者)やマスコミの高い政権支持率に秋空のように揺り戻しが起こらないとも限らない。新政権・新政策関連株を軽々に買い上がるのはリスク大ということになる。
 シルバーウイークの連休中に金価格が、再び昨年3月の史上最高値に接近した。「亀井ショック」、新政権・新政策の空ぶり懸念を金価格関連株でヘッジする市場参加者も増えそうだ。本命の住友金属鉱山(5713)に加え、貴金属リサイクルのDOWAホールディングス(5714)アサヒホールディングス(5857)松田産業(7456)などをマークするのも一法となろう。
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 10:53 | 特集
2009年09月22日

LED照明関連銘柄特集:普及が本格化!次世代照明関連は好材

LED照明の普及が本格化、次世代照明関連は好材料 白色LED(発光ダイオード)を光源とする「LED照明」が、店舗やオフィスなどで本格的に普及し始めている。また家電量販店などでも、家庭用「LED電球」に対する消費者の注目度が高まっている模様だ。白熱電球や蛍光灯に代わる次世代の照明として、LED照明や有機EL(エレクトロ・ルミネッセンス)照明関連が、あらためて材料視される可能性も高いだろう。
 LED照明は、一般に普及している白熱電球や蛍光灯に比べて、価格面では高額だが、消費電力が少ないこと、寿命が長いこと、視認性が良好なこと、屋内外を問わず幅広く使えること、器具の小型化が容易なこと、デザインの自由度が高いことなどが強みとされている。
 こうした省エネ特性により、二酸化炭素(CO2)排出量の削減にも寄与すると期待されている。このため、2010年4月の改正省エネルギー法施行を控えて、エネルギー管理義務の対象事業者となるコンビニエンスストアや外食などの大手チェーンが、看板や店内照明にLED照明を導入する動きを強めているようだ。民主党新政権の温暖化ガス削減目標などもあり、今後は店舗、商業施設、オフィスへのLED照明の導入が加速するだろう。さらに、家電量販店などでは「10年間は交換不要」ということで、個人消費者の認知度が高まり、LED電球を買い求める人が増えているようだ。関連市場は急速に拡大する可能性が高まっている。

 LED照明の製造は基本的には、白色LEDを基板に取り付けて照明器具に仕上げるもので、白熱電球や蛍光灯に比べて製造が比較的簡単だと言われている。このため、白熱電球と蛍光灯の分野で国内市場を分け合っていた5社、日立製作所<6501>東芝<6502>三菱電機<6503>NEC<6701>パナソニック<6752>が、LED照明器具へシフトする姿勢を強めているのに加えて、大和ハウス工業<1925>シャープ<6753>などの新規参入も相次いでいる。
 また白色LEDは、家庭用、店舗用、オフィス用の照明分野以外にも、液晶テレビのバックライト用、自動車ヘッドランプ用などに今後、採用が広がると予想されている。さらに次世代照明としては、コニカミノルタホールディングス<4902>が2010年度の事業化を目指している有機EL照明の動向も注目されるだろう。
 関連銘柄としては、LED照明器具では、東芝<6502>シャープ<6753>パナソニック電工<6991>、LED関連では、住友電気工業<5802>豊田合成<7282>シチズンホールディングス<7762>、有機EL照明ではコニカミノルタホールディングス<4902>などがあげられるだろう。
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 21:11 | 特集
2009年09月21日

総合商社大手5社:4〜6月期進捗率と決算発表以降の株価の動き

■総合商社に業績上振れ期待

総合商社大手5社:4〜6月期進捗率と決算発表以降の株価の動き 総合商社大手5社の株価を見ると、まだら模様の動きとなっている。全体としては、世界景気の底入れや、原油など資源価格の上昇で、2010年3月期通期業績予想(5社とも米国会計基準)の上振れ期待が強い。新興国における社会インフラ整備など、関連するテーマ性も豊富である。しかし、通期最終利益の会社予想に対する2009年4〜6月期の進捗状況などにより、上振れ期待と不透明感が交錯しているようだ。各社の4〜6月期の進捗率と、決算発表以降の株価の動きを見てみよう。

■株価はまだら模様だが、全体として出遅れ感

 伊藤忠商事(8001)の2009年4〜6月期最終利益は204億円で、通期会社予想に対する進捗率は16%である。株価の動きを見ると、4〜6月期決算を発表した7月31日終値708円に対して、連休前の9月18日終値が651円とやや軟調な動きだ。情報通信関連事業の利益が期末に出やすい傾向などを考慮しても低水準であり、通期会社予想に対する不透明感が嫌気されているようだ。
 丸紅(8002)の4〜6月期最終利益は268億円で進捗率は34%である。有価証券損益などが上振れた模様だ。株価は、決算発表した7月30日終値420円に対して、9月18日終値は484円と堅調な動きだ。8月24日の取引時間中には年初来高値となる491円まで上昇している。通期予想についても会社側が保守的とコメントしており、上振れ期待が材料視されているようだ。
 三井物産(8031)の4〜6月期最終利益は573億円で、進捗率は48%と高水準である。株価は、決算発表した8月4日終値1247円に対して、9月18日終値は1284円である。関連会社からの受取配当金受領に伴う繰延税金負債取崩が最終利益を押し上げた形だが、決算発表直後には進捗率の高さが材料視され、一時は1300円台を回復した。その後は1200円台でモミ合う動きだが、通期上振れ期待は強いようだ。
 住友商事(8053)の4〜6月期最終利益は250億円で、進捗率は22%である。売上総利益段階での進捗率も22%である。期後半に向けて景気が上向くことを前提とすれば、進捗率は順調な水準と解釈できるだろう。株価は、決算発表した7月30日終値950円に対して、9月18日終値が949円である。900円台でモミ合う動きが続いており、4〜6月期の進捗率は特に材料視されていないようだ。
 三菱商事(8058)の4〜6月期最終利益は678億円で、進捗率は31%である。有価証券評価損が想定より縮小した模様だ。株価は、決算発表した7月31日終値1890円に対して、9月18日終値が1964円と堅調な動きだ。8月14日の取引時間中には1998円まで上昇し、2000円台回復に迫る水準だった。通期上振れを期待する動きだろう。

 総合商社の場合、事業売却などで最終損益が変動しやすいため、四半期単位での判断には難しい面もあるが、進捗率も株価に影響しているようだ。ただし丸紅を除く4社については、6月に付けた年初来高値を更新していない。資源高などの恩恵で業績上振れ期待が強い割には、セクター全体として出遅れ感が強いだけに、4〜9月累計決算と株価の反応に注目しておきたい。
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 08:52 | 特集

新政権で国家統制強まると社会主義の心配も?:妻と夫の株ロマン


■鳩山新政権がスタート:早くも話題はにぎやか

妻 いよいよ、鳩山新政権がスタートしました。八ッ場(やんば)ダムの建設中止、亀井金融・郵政改革担当大臣の中小企業・個人などの借り入れ返済猶予制度など、早くも、話題はにぎやかですね。

夫 新政権が政策公約に掲げていたことを、実行に移すのは当然といえる。やらないと国民に対しウソついたことになってしまう。

妻 でも、八ッ場ダムは昭和24年に建設計画が決まって、60年も経つのでしょ。既に、建設がかなり進んでいるようですし、首都圏などを洪水被害から守り、水がめとしての役目もあるのでしょ。今さら、どうして、という思いもあると思いますわ。

夫 新政権は以前から、ムダな工事と位置づけていた。ムダなものは見直して、福祉などに資金を回すと言っていた。急に出てきた話ではないんだ。逆な見方をする人もいる。そんなに大切なダムなら、こんなに時間をかけないで、なぜ、もっと早く進めなかったのかと。自民党が手ぬかったという見方もある。

妻 確かに、もっと早い時期に「やるならやる」「止めるなら止める」という選択はあったかもしれません。しかし、自民党だって、決めたものは、やり遂げる政策だった思いますわ。時間がかかっても。

夫 そうだね。自民党も約束していたわけだから。ただ、既に、戦後ではない。今の日本は社会資本の整備が十分に進んでいる。しかし、いつまでも自民党が道路、橋、鉄道ばかりを言う。とくに、学費を払えない家庭、病院にかかれない人などがいるのに、社会資本ばかりを言うから、民主党に突かれた。バランスが悪くなっていたことはあると思う。その象徴として八ッ場ダム建設中止が出てきたと思われる。

■国家による統制が強まると「社会主義国」の心配も

妻 亀井さんのモラトリアムというのですか、返済猶予制度。これは、国民との間にアンバランスがあったからですか。

夫 なかったとは言えないだろうね。たとえば、2003年頃のバブル崩壊では、銀行など金融機関の経営が苦しくなった。政府から救済の手が差し延べられた。「ゼロ金利」もそのひとつといえるだろう。本来、家計に入るべき利子収入が金融機関にまわった。苦しい時に金融機関を助けるのだったら、中小企業や個人だって、今の苦しい時に放っておけない。バランスを欠き、不公平ということなんだ。少なくとも景気が良くなる3年ていどは猶予したらどうか、ということだ。

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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 08:28 | 特集
2009年09月20日

三洋電のTOB進展に絡みパナソニック保有株は注目

 新型インフルエンザ関連など、テーマ銘柄に対する物色意欲は依然として旺盛だ。パナソニック電工<6991>(東1)は、7月28日に4〜6月期営業赤字縮小を発表して以来、上昇トレンド入りを鮮明、パナソニック<6752>(東1)の空気清浄機に発生装置が搭載されている微細イオン「ナノイー」が、日常生活に近い環境下でも有害菌に対する高い抑制効果があるとの実験結果を得たことを材料視されたほか、9月10日にパナソニックが家庭用発光ダイオード(LED)電球を10月下旬に発売すると発表したことからLED関連人気も再燃し、11日に年初来高値1162円と買われた。

 ダイキン工業<6367>(東1)は、5月26日にストリーマ放電技術が鳥インフルエンザウイルスを3時間で100%分解、除去する実証実験に成功したことや景気底入れ期待などを手掛かり材料に、8月4日に年初来高値3640円をつけた。その後、ストリーマ放電技術で新型インフルエンザウイルス(H1N1型)を完全に分解できることを実証したと発表、クレディ・スイス証券が投資判断を「強気」継続、目標株価を3500円から3650円に引き上げたことを好感され、切り返し急となっている。

 上記2銘柄は、パナソニック<6752>(東1)が大株主で、何れも新型インフルエンザ関連の側面を持つ225採用銘柄。

 公正取引委員会が9月10日、パナソニック<6752>(東1)が進める三洋電機<6764>(東1)のTOB(株式公開買い付け)について、両社が講じる問題解消措置を実行すれば、独占禁止法に照らして問題はないとの見解を正式に発表。また、新政権で官房長官に就いた平野博文氏は旧松下電器の出身者。CO2削減に積極的な新政権だけに、前祝い的な要素も多分にあったのではないかと想像する。

 何れにしても、パナソニック<6752>(東1)三洋電機<6764>(東1)のTOBで、欧州連合(EU)の欧州委員会などで進展が見られることがあれば、パナソニック保有銘柄が折に触れ動意付くと予想する。
 
 パナソニックが624万株保有する225採用銘柄のTDK<6762>(東1)が、エコカー関連、風力発電関連として、17日まで高値更新と堅調に推移していることからも頷けるだろう。
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 19:09 | 特集

連休明けの動き:市場の地合いは比較的良好!悪化要因は限定的

■ボリューム動向は連休明けに期待をつなぐ

 大型連休を控えた前週末18日の東京株式市場は、東証1部の出来高が23億4400万株台に膨れ、先物のSQ算出日を除く8月4日の23億6962万株以来の高水準となった。また、売買代金は1兆6584億円となり、やはりSQ算出日を除くと8月25日の1兆9900億円以来の額にボリュームアップして連休に突入した。出来高は、衆議院解散を受けて選挙モードに入った直後の時以来、売買代金は、民主党が圧倒的優勢との世論調査や米国株の戻り高値更新が好材料視された時以来で、連休明けに期待をつなぐ動きとなっている。

■連休中は為替動向に留意、まずは米FOMCが材料

 大和証券の「ウイークリー9.24・9.28合併号」によると、連休中の海外動向を視野に、「米国株が上値を切り上げても、円高が続けば日本株は出遅れる可能性」とし、まずは9月22日〜23日に開催される米FOMC(連邦公開市場委)、24日〜25日のG20(先進・新興20カ国会合)が為替に与える影響に注目している。 外為市場では、ドル金利がロンドン銀行間取引で8月中旬以降、円金利を下回り始めたため、ドルを売ってドル以外の資産におカネを向けるドルキャリー取引が活発化したとされる。加えて、民主党新政権では、藤井財務相の発言が円高容認と受け止められた場面があり、この連休中の米欧外為市場の動きからは目が離せないといえる。

■市場の地合いは良好

売買単価・東証1部売買代金・日経平均 こうした情勢を背景に、東証1部の売買単価をみると、18日は6日移動平均ベースで711.5円となり、10日の684.6円から再び高まる傾向を見せて連休に入った。通常、売買単価が上昇する相場は値がさ株に売買がシフトするケースが多く、先物主導で日経225種採用銘柄の売買が増加するなど、市場全体としては妙味に欠ける展開となる場合が少なくない。ただ、今回は出来高と売買代金をともなって売買単価が上昇しているため、株式市場に流入している資金の偏在バランスは比較的安定しているとの見方がある。こうした意味で、市場の地合いは比較的良好といえ、連休中に海外株式や為替の変動があったとしても、それらの変動要因に輪をかけるような悪化要因は大きくないと見てよさそうだ。
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 08:15 | 特集
2009年09月18日

「内需重視政策」を反映するTOPIXの動きがポイント=犬丸正寛の相場展望

「内需重視政策」を反映するTOPIXの動きがポイント=犬丸正寛の相場展望 来週を含む、今後の相場は、『TOPIX』の動きがポイントとなってくるだろう。TOPIXは、日経平均以上に、新政権の打ち出す「内需重視政策」を反映する指数だからだ。
 そのTOPIXの年初来高値は8月31日の987.21ポイント。日経平均とは高値時期は同じで、その後、同じように調整となっている。ところが、18日(金)は、TOPIXが一時925.50ポイントまで下げ、当面の下値のフシとなっていた930ポイント(9月14日)を切ってきた。一方の日経平均は下値フシを切ることなく止まっている。
 日経平均とTOPIXには大きな違いがある。どちらも東証1部銘柄が対象ということでは同じだが、採用銘柄数に違いがある。日経平均の225銘柄に対し、TOPIXは全銘柄。しかも、日経平均は株価だけが計算対象だが、TOPIXは株価と発行株数の両方を対象とした時価総額方式。日経平均は輸出関連銘柄の影響を受けやすく、TOPIXは金融株、消費関連、建設などの内需関連の影響を受けやすい特徴がある。
 このため、新政権の内需政策が支持されるならTOPIXの動きが強くなるわけだ。しかし、そのTOPIXが、18日に、一時的にせよ揺れ動いたことは先行きに対する、何かの警戒サインの可能性かもしれない。
 ダム建設をはじめ公共工事の見直し、派遣問題の見直し。さらに、亀井大臣の発言も飛び出した。「貸し渋り・貸し剥がしを抑え、借入金の3年程度の猶予」の法案を今度の臨時国会に提出し成立させるという。返さなくてよいとは言っていないが、借金の棒引きとも受け取られかねない。金融機関だけでなく、商取引自体が萎縮し、結果、内需振興ではなくなる心配がある。
 総理大臣は、「日本株式会社」の社長。株式会社制度を止めて社会主義国になるというのなら別の話だが、日本株式会社である以上は、「収入」「稼ぎ」は絶対に必要だ。株式会社には多くのステークホルダーが存在している。これまで、株主、経営者等に重心が偏り過ぎて、従業員等が追いてきぼりにされていたことはある。そこの是正は必要だろうが、従業員=組合が強くなりすぎて、千葉県の不正経理のように,みんなで渡れば怖くない式となってはいけない。稼ぎを忘れては、会社は衰退する。いったん、落ち込んだ売上を回復させことは、実は、経費削減よりも大変なことである。
 会社なら社長が代われば、経営スタイルが変わるのは当然である。しかし、どのような経営者になろうとも、会社が収入を安定着実に伸ばし、その会社に集う関係者が生きがいを感じるものでなくてはいけない。旧経営陣を批判するだけでは、だめである。
 今すぐに新政権に対し評価を下すことは避けなくてはいけない。しかし、日本株式会社の鳩山新社長が、日本の特徴をどのように発揮し、経営のカジ取りをするか。これから、TOPIXの動きと共に見詰めていきたい。
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 17:31 | 特集

海底遺跡の探査と発掘。『海のエジプト展』から連想した銘柄――銘柄ウォッチング

田北知見の銘柄ウオッチ 横浜市のパシフィコ横浜で開かれている『海のエジプト展』へ行った(会期は23日まで)。ナイル川の河口付近、地中海のエジプト領海の海底に沈んでいる、アレキサンドリアなど3都市の遺跡から引き上げた、遺物の展示会だ。目玉は高さ5メートルのファラオ(王)の石像で、ほかに石でできたスフィンクスや、ヒエログリフ(古代エジプト文字)が刻まれた石碑、黄金のアクセサリーなど、多くの品々が展示されていた。また、クレオパトラが愛した香りを再現したコーナーや、古代都市の再現や、海底に沈む遺跡を映像でバーチャル体験できるシアターなどもあった。

 私の印象に残ったのは、王妃の像。衣服のひだを繊細に表現してあるところなどはギリシャ風なのだが、片足を前に出す姿勢などはエジプト的で、…なんというか、昔、中東シリアの女神像を見た時と同じ感動を覚えた。シリアの女神像も、黒っぽい石でできた中東風の石像なのだが、彫られているのはギリシャ・ローマ風の姿で、そういう、折衷的なものに、私は強く惹かれる。文化の混交というか、人々の融合…みたいな良さを感じるからかもしれない。

 もうひとつ印象に残ったのは、プトレマイオス12世(クレオパトラの父)の顔のスフィンクス。おだやかなアルカイック・スマイルが、やはりギリシャ風で良い。クレオパトラのプトレマイオス朝(紀元前304年〜紀元前30年)はマケドニア&ギリシャ系、つまりヨーロッパ系の王朝だったのだ。なるほど、エリザベス・テイラーが1963年の映画でクレオパトラ役を演ったのは、とくにムチャなことではなかったらしい。

 映像で印象に残ったのは、海底から石像が掘り出される場面だ。石像の顔は心なしか眠そうで、「なんだよ、ずっと眠ってたのに…」と迷惑そうに見えた(笑)。彼らは1000年以上、海底に沈んでいたんだもんなあ、と思ったのだった。

 ところで、海底遺跡の探査・発掘にはそうとうな資金が必要だろうが、ヒルティ(本社・リヒテンシュタイン)などが支援をしたそうだ。同社のヒルティ財団は、ブラジルの貧困地域での住宅建設や、パレスチナでの移動診療所、ベネズエラのユース・オーケストラなど、さまざまな支援活動を行なっているという。ヒルティ社はドリルや鋲打ち機などのメーカー。そこからの連想で、工具などをキーワードに優良銘柄を探してみた。

★ユニオンツール〈6278〉(東1)

 工具メーカーからの連想で、ユニオンツール<6278>(東1)を入れる。プリント配線板用ドリルでは世界首位、国内シェアは6割を超えるという、切削工具メーカー。今期2009年11月期連結業績予想は、売上高189億4100万円(前年比35.5%減)、営業利益7億8600万円(同89.4%減)、経常利益7億5200万円(同90.3%減)、純利益5億7200万円(同88.2%減)と減収減益を見込んでいる。が、『会社四季報』には、次期2010年11月期は増収増益との予想値が出ている。

 チャートはこの1〜2ヵ月、高値圏2800〜3000円ラインでモミ合っている。18日終値は15円安の2880円。信用倍率は約0.1倍の売り長となっており、買い戻しが入ってくることも期待できそうだ。押し目を拾って、上放れを待ちたい。中期チャートで見ると上値余地は大きい。

★日本基礎技術〈1914〉(東1)

 ヒルティ社はアンカー製品も扱っていることからの連想で、アンカー工事も行なっている日本基礎技術<1914>(東1)を取り上げる。日本基礎技術は地盤改良など、基礎工事の専業大手。2010年3月期業績予想は、売上高185億円(前年比0.5%減)、営業損益ゼロ円(前年は8000万円の利益計上)、経常利益1億5000万円(前年比46.3%減)、純利益7500万円(前年は1億9200万円の損失計上)。

 チャートは8月13日につけた年初来高値265円からの反落局面にある。が、ここ数日は230円フシを固める動き。18日終値234円でPERは97倍台と高いものの、PBRは約0.3倍となっている。信用倍率は約0.6倍の売り長となっており、買い戻しも入ると見たい。株価3ケタで単位100株の売買しやすさも魅力だ。

田北知見(たきた・ともみ)
エネルギー業界専門紙の記者を経て、現在、株式ジャーナリスト、日本インタビュ新聞社記者。雑誌や証券専門紙への寄稿、ムック「インド株成功の極意」などに執筆。著書に実業之日本社から「分足チャートで儲ける 超デイトレ入門」、かんき出版からは「サラリーマン投資家のための株 黄金分割比投資法」などがある。また企業のIR支援活動にも携わっている。

提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 15:54 | 特集