[特集]の記事一覧
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記事一覧 (08/10)業績分析はシンプルにソロバン片手の「算数問題」=浅妻昭治
記事一覧 (08/09)来週はどう動く?NYダウ1万ドル乗せが見所!=犬丸正寛
記事一覧 (08/08)4〜6月期決算発表一巡で相場はどうなる:妻と夫の株ロマン
記事一覧 (08/08)来週の相場展望:『残り火相場』の展開へ=犬丸正寛
記事一覧 (08/07)現代の「三奪」は良くない…から連想した、教育銘柄=田北知見の銘柄ウオッチ
記事一覧 (08/03)「水準より方向」を優先する業績相場で久々に四半期配当銘柄に再浮上の目=浅妻昭治
記事一覧 (08/03)相場を探る:トヨタとホンダがそろって3ヶ月ぶりの新高値
記事一覧 (08/02)マニフェストが出揃いました!相場の行方は:妻と夫の株ロマン
記事一覧 (08/02)来週はどう動く?目立つTOPIXの出遅れ=犬丸正寛
記事一覧 (08/02)「8月相場は意外と荒れる」:過去17年のデータ分析=犬丸正寛
記事一覧 (07/31)来週の相場展望:注目される「マクロとミクロのギャップ」=犬丸正寛
記事一覧 (07/31)マンガ『ヴィンランド・サガ』から連想した、「海」「船」銘柄
記事一覧 (07/29)海運大手3社が軟調だが業績面で底打ち近く拾い場か
記事一覧 (07/27)「麦わら帽子は冬に買え」の相場格言通りに買う株=浅妻昭治
記事一覧 (07/26)「貯蓄から投資へ」の流れは終わったのか?:妻と夫の株ロマン
記事一覧 (07/25)来週はどう動く?大型株優勢の相場展開へ=犬丸正寛
記事一覧 (07/25)「好業績銘柄の個別買い相場」の展開か=犬丸正寛の相場の視点
記事一覧 (07/24)セルシス:注目度増す!マンガの携帯電話向け配信サービスに脚光
記事一覧 (07/24)パソコンがイカれてしまった…から連想した、パソコン関連銘柄――銘柄ウォッチ
記事一覧 (07/22)解散総選挙:政権交代はあるか?民主党政権で影響を受ける銘柄
2009年08月10日

業績分析はシンプルにソロバン片手の「算数問題」=浅妻昭治

浅妻昭治のマーケット・センサー
浅妻昭治のマーケット・センサー■「オール5」の薬品株シフトが最適解か?

 主力株の決算発表が終わり、お盆休み入りとなり、高校野球の甲子園大会が開幕したら、株価は予定通り(?)上値が丸くなり胸突き八丁に差し掛かってきた。相場が、間髪を入れず第2弾ロケットに再点火するかどうかは、米国景気や株価、さらにはこのところ積極的な買い越しを続けている外国人投資家次第となるが、もちろんこれをサポートするのは業績動向で、今後も改善傾向が続くのかがカギとなる。

 その動向を予知するには、発表が終わった3月期決算の第1四半期(4−6月、1Q)業績の分析が欠かせないが、何もややこしくコンピュータ解析をする必要はない。極くシンプルに「算数問題」を解くソロバン片手の足し算、引き算の方が分かりやすい。例えば新光総合研究所が、8月7日現在でまとめた決算集計では、第2四半期(4−9月、2Q)の上方修正会社数は138社で、通期12カ月業績の上方修正会社は75社となった。

 単純に引き算をすれば、通期業績の上方修正会社は、2Q業績より63社少なくなる。この引き算からは、63社は2Q業績を上方修正しながら、通期業績は据え置いたことを浮き彫りにする。ということは、通期据え置き会社は2Q業績を上方修正した分だけ、下期6カ月の業績を逆に下方修正したことを意味する。パナソニック<6752>など大手電機株は、ほとんどがこのケースの上方修正であり、通期業績を上方修正したトヨタ自動車<7203>ホンダ<7267>にしても、下期6カ月業績自体は下方修正した計算になる。

 これは多分、発射台の違いにあるに違いない。多くの企業は、四半期ベースで前期第4四半期(1−3月)を最悪期とした。発射台が低かった分だけ、1Q、2Qは原価低減、経費節減のリストラ効果も、経済対策特需が大きく表面化するが、上方修正して発射台が高くなった下期以降は、効果も特需も、業績インパクトを弱めることになるわけだ。円安転換や経済対策の継続などの追い風が期待されるところで、7−9月期3カ月の業績動向が、業績再上方修正のポイントとなってくる。

 胸突き八丁相場での銘柄選別は難しいが、やはり新光総合研究所の集計でいわば「オール5」の業績推移を示した薬品株が、最適解となるかもしれない。1Qも2Q、さらに通期業績も、売り上げ、経常利益、純利益とも増収増益の満点となっているからである。業績を上方修正したあすか製薬(4514)小野薬品工業(4528)テルモ(4543)第一三共(4568)大幸薬品(4574・東2)などを中心の薬品株シフトも一考余地がありそうだ。

浅妻昭治(あさづま・しょうじ)
株式評論家/日本インタビュ新聞社 編集部 部長
 1942年生まれ、神奈川県川崎市出身。証券専門紙で新聞と雑誌のキャップを務め、マーケット及び企業の話題掘り下げ取材には定評がある。長く、旧通産省の専門紙記者クラブに所属し、クラブの幹事として腕をふるった。現在、日本インタビュ新聞社の編集長として活躍。

提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 16:17 | 特集
2009年08月09日

来週はどう動く?NYダウ1万ドル乗せが見所!=犬丸正寛

来週はどう動く?NYダウ1万ドル乗せに期待=犬丸正寛 今週は、ほとんどの「指標」が上昇したものの、しかし、前週までのような2ケタの上昇率はゼロ。日経平均、TOPIXは1%を切る、コンマ台の小さいものだった。逆に、売買高と売買代金は18〜20%の大幅な減少だった。「商いが大きく減少する中で指数だけが堅調だった」とみることができる。
 日経平均+0.5%、TOPIX+0.6%、大型株指数+0.9%、小型株指数+0.2%、ジャスダック平均+−0、売買高−20.8%、売買代金−18.9%、時価総額+0.6%、売買単価+1.0%、NYダウ+2.1%、上海総合−4.4%(7月31日終値と8月7日終値比較)
 一方、定番主要・20銘柄でも、2ケタの上昇率はなかった。東レ<3402>の8.6%上昇が最高で、次いで、JT<2914>の3.9%、シャープ<6753>の3.7%上昇が目立った程度。主力のトヨタ自動車<7203>は2.5%上昇にとどまった。
 ただ、20銘柄中、14銘柄が上昇。さらに、そのうち11銘柄が日経平均の上昇率を上回ったことから「20銘柄単純平均」は30、967円と前週末より3.4%上昇した。定番20銘柄に投資していれば、日経平均、TOPIXを上回る成果だったといえる。
 こうした日本マーケットに対し、NYダウ2.1%上昇、上海総合は4.4%下落した。仮に、NYダウの上昇がなかったら日本マーケットは下落となっていた可能性があったと思われる。
 来週は、「NYダウの動きがどうなるか」。「前週に続いて商いがどうなるか」。このあたりが、見所となろう。仮に、NYダウが一気に1万ドルに乗せるようなら、日本も出来高を膨らませて上伸となるだろう。しかし、NYダウの動きが止まるようだと、商いの減少が目立つ日本市場は調整も予想される。

●データで見るこの1週間の動き
7月31日 8月7日 比較(%)
日経平均(円) 10,356 10,412 △0.5
TOPIX 950 956 △0.6
大型株指数 945 954 △0.9
小型株指数 1,430 1,434 △0.2
ジャスダック平均(円) 1,211 1,212 △0.1
売買高(百万株) 2,394 1,896 ▼20.8
売買代金(億円) 17,434 14,133 ▼18.9
売買単価(6日平均) 700 734 △4.8
時価総額(兆円) 315 317 △0.6
1株利益(円) 243 255 △4.9
PER(倍) 42.5 40.8
PBR(倍) 1.3 1.3
利回り(%) 1.43 1.42
円・ドル 94.9 95.1
NYダウ(ドル) 9,171 9,370 △2.1
上海総合 3,412 3,260 ▼4.4
トヨタ自動車 <7203> 3,990 4,090 △2.5
新日本製鐵 <5401> 379 378 ▼0.2
三菱商事 <8058> 1,890 1,938 △2.5
東京電力 <9501> 2,425 2,439 △0.5
住友金属鉱山 <5713> 1,425 1,477 △3.6
日清製粉 <2002> 1,151 1,190 △3.3
JT <2914> 274,000 284,800 △3.9
シャープ <6753> 1,053 1,093 △3.7
ソニー <6758> 2,675 2,695 △0.7
日本郵船 <9101> 405 407 △0.4
大林組 <1802> 423 422 ▼0.2
積水ハウス <1928> 892 866 ▼2.9
ダイワボウ <3107> 372 369 ▼0.8
東武鉄道 <9001> 575 589 △2.4
三菱UFJFG <8306> 566 596 △5.3
野村HD <8604> 829 786 ▼5.1
東レ <3402> 474 515 △8.6
三菱ガス化 <4182> 583 521 ▼10.6
武田薬品 <4502> 3,830 3,850 △0.5
コマツ <6301> 1,549 1,586 △2.3

提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 16:35 | 特集
2009年08月08日

4〜6月期決算発表一巡で相場はどうなる:妻と夫の株ロマン


■個人投資家には遠いものになりつつあるアナリスト予想

妻 4〜6月期決算の発表は、ほとんど終わりましたね。次は、アナリストの皆さんの予想ということですか。

夫 そういうことになるけど、しかし、「正式発表」はあくまで会社側が発表するものなんだ。アナリストの予想はあくまで予想なんだ。それに、アナリスト予想は個人投資家には、だんだんと遠いものになりつつある気がする。

妻 どうして、アナリストの皆さんの予想も大切だと思います。違うのですか。

夫 アナリストが所属しているのは証券系が中心ということもある。一応、別会社にはなっているけど、そこには営業的な臭いはぬぐえないことがある。もしもの話だけど、レーティングを引き上げる前に買っておいて、そのあとでマスコミ等に、その引き上げ情報を流して、株価が上がれば、その証券会社の取引顧客は儲けることはできる。もちろん、そういうことはないと思うけど。

妻 その証券会社で取引すれば情報はもらえるのではありませんか。

夫 アナリストを抱えている証券会社すべてと口座を開かなくてはいけない。大変だよ。それに、昔から言われていたことだけど、伝票1枚当りの注文ということもある。

妻 どういうことですか。

夫 商売というものはなんでもそうだと思うけど、小口より大口が大事にされやすい。注文株数の少ない小口の個人より、伝票1枚で数100万株の取引をしてくれる外国投資家、機関投資家を相手とするのが、はるかに効率がいい。情報も当然、そうした大口投資家に優先されると思うのが自然だ。

>>全文を読む(4〜6月期決算発表一巡で相場はどうなる:妻と夫の株ロマン)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 21:17 | 特集

来週の相場展望:『残り火相場』の展開へ=犬丸正寛

残り火相場■4〜6月期発表一巡で「焚き火」は終わった

 来週は、『残り火相場』の展開だろう。残り火とは、燃え残った薪(まき)に火が入って、ボーッと燃え上がること。しかし、多くの薪は、既に、燃え尽きているので火柱が大きく立ち上がるような燃え方ではない。
 焚き火で言えば、4〜6月期決算発表が、主力の薪に匹敵する。その発表が一巡したので、中心となった薪は燃え尽きて、焚き火は終りである。
 しかし、もう少し残り火はあると思われる。日経平均で言えば、6月12日の1万170円と7月1日の1万86円が上値のフシとなっていた。そこを抜いた割には、その後の高値が1万479円と小幅で、いわゆる燃え尽きていない状態ということがある。上ヒゲであろうと、もう一段上値があれば、今年の夏相場は終りである。
 景気と企業業績の関係は、景気は雰囲気的でありムード的なところが強い。企業業績は、1株利益、配当等を介してずばり株価に響くものである。上場企業は3月期決算が圧倒的に多い。その公式な発表は4〜6月期、7〜9月期、10〜12月期、1〜3月期の年4回である。公式イベントの4〜6月期発表が今週で一巡した。次は11月まで公式発表はない。

■持株は「吹き値売り」スタンスで

 もちろん、アナリスト等の予想・観測によって、個々で動くことはあっても、正式発表は当面無い。となれば、マーケットの目線は企業業績からマクロに向いて行く。特に、この夏のマクロの一大イベントである選挙に関心が移る。民主党政権誕生は間違いなし、と言われているが、『民主党政権による相場への影響は、まだ十分に吟味されていない』。これから、投票日までの期間、マクロへの関心が高まって行くはずである。外国投資家の買いが囁かれている。しかし、個人は、このくすぐりに乗ってはいけない。『持株は吹き値売り』で臨んでほしい。
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 12:39 | 特集
2009年08月07日

現代の「三奪」は良くない…から連想した、教育銘柄=田北知見の銘柄ウオッチ

田北知見の銘柄ウオッチ 7日付けの日経朝刊『春秋』欄に、教育をテーマとしたコラムが載っていた。概要はこうだ。江戸時代末期、現在の大分県日田市にあった私塾のひとつでは、入塾の際に『三奪』として、年齢・学歴・身分を奪い取ったという。つまり、機会均等であり、能力だけがモノをいう場所だったというわけだ。翻って現在、文部科学省の調査で、全国学力テストを受けた小学校6年生の成績は、保護者の年収が高いほど点数が良く、学習塾や通信添削への支出が多い家庭の子供ほど正答率が高いそうだ。

 コラムでは、「家が豊かではないから勉強の場を奪われ、意欲も奪われ、将来の活躍のチャンスも奪われる。こんな『三奪』をはびこらせていては、面白い世の中はやって来ない」「企業だって有為の若者をつかみ損ねることになる」と指摘されている。私もいつも思うのだが、格差自体が悪いのではなく、生まれた瞬間から格差があり、その格差を努力や才能では全く埋められないような、絶望的な世の中になることが怖い。

 上記のコラムから連想し、「教育」をキーワードに探した優良銘柄。

★ベネッセコーポレーション〈9783〉

 『進研ゼミ』などで有名であり、現在は出版、高齢者、英会話・パソコン教室などの事業も行なっているベネッセコーポレーション<9783>(東1、主市場大証1部)を入れる。今期2010年3月期連結業績予想は、売上高4181億円(前年比1.3%増)、営業利益410億円(同4.8%増)、経常利益416億円(同5.9%増)、純利益221億円(同107.0%増)と増収増益を見込んでいる。『会社四季報』には、次期2011年3月期も増収増益との予想値が出ている。

 チャートは3月18日につけた年初来安値3160円から反発し、凸凹しながらも上昇トレンドで来ている。ここ1ヵ月ほどは高値圏4000円台で調整局面となっている。7日終値4140円でPERは19.92倍と、とくに割高・過熱感は見当たらない。信用倍率は売買ほぼ拮抗。まずは次のフシ4400円ラインまでの戻りを目指す。

★ニチイ学館〈9792〉

 ニチイ学館<9792>(東1)は医療事務受託の最大手で、人材教育から派遣まで行なっていることから、ここに入れる。最近は介護銘柄としても人気だ。今期2010年3月期連結業績予想は、売上高2360億円(前年比10.5%増)、営業利益54億7000万円(前年実績の約5.4倍)、経常利益53億5000万円(同6.7倍)、純利益25億円(前年は10億9000万円の損失)と、大幅増収増益を見込んでいる。コムスンからの介護事業継承が効いてきている。

 また、7日の大引け後には、アドバンスト・メディア<3773>(東マ)との資本・業務提携を発表しており、これも材料になると見たい。ニチイ学館の7日終値は4円安の1029円。PERは30.08倍と高めであり、チャート的にはこの1ヵ月ほどは高値圏1050円前後でモミ合いが続いている。信用倍率は0.71倍の売り長となっており、買い戻しも期待したいところだ。

田北知見(たきた・ともみ)
エネルギー業界専門紙の記者を経て、現在、株式ジャーナリスト、日本インタビュ新聞社記者。雑誌や証券専門紙への寄稿、ムック「インド株成功の極意」などに執筆。著書に実業之日本社から「分足チャートで儲ける 超デイトレ入門」、かんき出版からは「サラリーマン投資家のための株 黄金分割比投資法」などがある。また企業のIR支援活動にも携わっている。

提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 16:00 | 特集
2009年08月03日

「水準より方向」を優先する業績相場で久々に四半期配当銘柄に再浮上の目=浅妻昭治

浅妻昭治のマーケット・センサー
浅妻昭治のマーケット・センサー 3月期決算会社の第1四半期(4−6月)業績の発表が始まった途端に、日経平均株価は、アッという間に1万円の大台を回復し年初来高値を更新してしまった。決算を株価材料に買い上がったのだから「業績相場」ということになるのだろうが、業績相場としては異例中の異例である。赤字銘柄や大幅減益銘柄が急騰する業績相場は、前代未聞だからだ。
 こうしたカッコ付きの業績相場は、業績の「水準」をネガティブに捉えるよりも「方向」をポジティブに優先することが推進エンジンとなっている。第1四半期業績の絶対水準が、赤字や大幅減益であっても、前期の第4四半期(1−3月)よりも赤字幅や減益率が縮小していれば、業績は最悪期脱出、業績回復と評価した結果である。
 ということになると、今回の業績相場のそもそものルーツは、当初は東証の自主ルールとして2005年から導入された四半期決算制度にまで遡ることになる。導入当時は、企業の会計処理負担を増大させ、季節特性の強い企業の不正確な決算情報の開示につながるなどと懸念された四半期決算制度は、企業経営のスピードアップを迫ると同時に、経営者へもある意味での緊張感を与え、金融商品取引法によるオーソライズも加わって、米国流に投資家への情報開示(ディスクロージャー)として定着したことから可能となったのである。願わくば今回の第1四半期決算で示唆された方向性が、水面下から水面上、さらにV字回復とつながるように、第2四半期・第3四半期業績の健闘を祈るばかりである。
 四半期決算が、それほど市場のポイントになっているなら、同様に注目度が増してもいいのが四半期配当制度である。新会社法施行により2007年からスタートした四半期配当制度は、企業業績が過去最高を更新する導入当初は増配銘柄も相次ぎ、関連株は市場の人気テーマ株の一角を形成した。しかし業績急降下で、配当見送り、減配などが続いたことが人気を失速させ、株価急落のなかに埋没してしまった。四半期業績が持ち直しとなれば、四半期配当銘柄にも再脚光が当たる展開は想定範囲内となるもので、四半期ごとの配当取りの株価サイクルの復活期待は十分となる。
 ホンダ(7267)を筆頭に、リンクアンドモチベーション(2170)ホギメディカル(3593)リソー教育(4714)日立工機(6581)スミダコーポレーション(6817)スギホールディングス(7649)イー・アクセス(9427)などの四半期配当の動向からは目が離せないことになる。

浅妻昭治(あさづま・しょうじ)
株式評論家/日本インタビュ新聞社 編集部 部長
 1942年生まれ、神奈川県川崎市出身。証券専門紙で新聞と雑誌のキャップを務め、マーケット及び企業の話題掘り下げ取材には定評がある。長く、旧通産省の専門紙記者クラブに所属し、クラブの幹事として腕をふるった。現在、日本インタビュ新聞社の編集長として活躍。

提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 17:21 | 特集

相場を探る:トヨタとホンダがそろって3ヶ月ぶりの新高値

相場を探る:トヨタとホンダがそろって3ヶ月ぶりの新高値■『休養の4番打者が復帰したようだ』と好評価の声はあるが

 トヨタ自動車<7203>(東1)と、ホンダ<7267>(東1)が揃って年初来高値を更新した。これまでの高値は、トヨタ自動車が5月7日の4080円、ホンダも5月7日で3070円。今朝、トヨタが4100円、ホンダも3100円と、共に高値を更新した。5月7日時点ではトヨタがホンダに対し1010円上ザヤだったが、今朝はその差はちょうど1000円と10円だけ縮まった。
 両者の高値更新の効果はどうか。『今度の3月からの上昇相場は、エコカー効果による自動車株がリードした。その主役とも言える自動車株が3ヶ月ぶりに高値を更新した効果は大きい。野球ならケガで休養の4番打者が復帰したようなもの』(中堅証券)ということだ。
 一方で手放しの楽観はできないとの見方もある。『自動車は本来なら輸出関連銘柄。しかし、今は違う。エコ減税でハイブリット車が内需関連として伸びている。その内需に過大な期待はできない。少子高齢化と若者の車離れで、国内の車需要は減る方向にある。ハイブリット車の先食いの反動が怖い』との見方なのだ。
 もちろん、時代は環境対応車の流れにあることは間違いない。先行きを期待して動く株だが、しかし、今後、何年でハイブリット車にすべてが置き換わるのか。この当りの新しい見方が出てくれば、慎重な見方を吹き飛ばして、いっそうの上値が期待できるはずだ。
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 14:08 | 特集
2009年08月02日

マニフェストが出揃いました!相場の行方は:妻と夫の株ロマン


■求められる「説明責任」

妻 各党のマニフェストが出揃いました。昔は、マニフェストなんてなかったのに世の中、変わりましたね。

夫 そうだね。GDP(国内総生産)が伸びている頃は、小さい約束が実現されなくても大目に見て許されてきた。選挙カーの上で歯の浮くようなことを言って、実現しなくても、経済全体が膨らんでいれば国民は許容した。しかし、社会が豊かになり、GDPが増えない時代では、1つ1つの政権公約(マニフェスト)が前面に出てくる。

妻 そうですわね。お友達に、女性社長がいるのですが、以前と違って、社員とか取引先に1つ1つ説明を求められるようになったと言っていました。以前は、「挨拶ていどで済んでいたのに」、とぼやいていました。やたらと、「説明責任」が求められるのですって。

夫 豊かになれば、『全体主義』から、『個人主義』になってくる。身近な話、昔は、部屋の真ん中にテレビがあって、家族全員で夕食を囲んでいた。今、子供達に、そんなことを求めたら総スカンを食ってしまう。会社だって、社員旅行なんてやるところは少なくなっている。社会全体が個人中心になっている。決して悪いことではないと思う。むしろ、個人を大切にすることは大切なことだと思う。ただ、こうした個人主義の社会の変化に、自民党は対応できていなかったのではないかと思う。

>>全文を読む(マニフェストが出揃いました!相場の行方は:妻と夫の株ロマン)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 21:59 | 特集

来週はどう動く?目立つTOPIXの出遅れ=犬丸正寛

来週はどう動く?目立つTOPIXの出遅れ■内需不振を民主党に期待できるかどうか見所に

 主要指数で見る動きでは、今週(〜31日)の特徴は、日経平均が年初来高値を更新する中で、『TOPIX』(東証株価指数)が高値未更新と遅れの目立つことがある。
 日経平均は、7月31日、ザラバ(場中)高値1万359円まであり、今年6月12日のザラバ高値1万170円を34営業日ぶりに抜いた。「終値」でも1万356円と年初来の高値を更新した。
 しかし、一方のTOPIXはザラバでも終値でも高値未更新。TOPIXの高値は6月12日、ザラバで954円、終値で950円。前週はもう一歩まで来ているが抜くことはできなかった。
 高値時期は日経平均、TOPIXとも、同じ6月12日。しかし、なぜ、両者に34営業日を経過した今日、差が出ているのか。この点に、今後の相場見通しのヒントがあると見ていいだろう。日経平均とTOPIXの関係を示す『NT倍率』(日経平均÷TOPIX)は、6月12日時点の『10.66倍』から週末時点では『10.90倍』に拡大している。日経平均優勢の倍率となっている。

■カギ握るトヨタ自動車とホンダの動き

 こうした理由は、『輸出関連型銘柄の上昇、内需関連型銘柄のもたつき』である。もっとも、この括(くくり)が絶対的に正しいということではない。たとえば、トヨタ自動車<7203>ホンダ<7267>の株価上昇。両銘柄とも、日経平均に寄与の大きい、輸出関連銘柄の代表ではあるが、両社とも材料は、国内向けの「ハイブリット車の販売増加」である。決して、輸出で販売が伸びていることではない。
 それでは、ハイブリット車のほかに国内向けの販売・売上に好調な品物があるか。といえば、これが難しい。むしろ、国内消費、設備投資等は停滞している。「子育て支援関連銘柄」などが、内需関連として買われてはいる。しかし、こうした銘柄は小型でTOPIXへの寄与度は小さい。やはり、大所の内需関連株が動かないとTOPIXは動き難い。期待された夏場需要も天候不順が足を引っ張っている。それでも、TOPIXに寄与が大きい、「金融株」が水準訂正となっていることで、TOPIXが年初来高値に接近するところまで来ている。
 今後のポイントは、日経平均が上値を追うかどうかにかかかっている。日経平均が一段上昇すればTOPIXも引っ張られて上昇する。そのカギは、やはりトヨタ自動車とホンダにかかっている。両銘柄とも年初来高値近辺まで来ている。ハイブリット車と高速道路無料化の材料は、「もっと評価できる」と強気の見方はある。半面で、需要の先食いで反動が怖い、といった慎重論もある。

■当面は先行きの新しい姿を思い描く展開

 『分からないときは、相場に聞け』という教えもある。これに従うなら、両銘柄が今後、高値を更新して来るかどうか、TOPIXが上値を追うかどうかを見るところだ。強いてチャートに答えを求めて眺めれば、トヨタ自動車は4400〜5000円、ホンダは3350〜3900円が次の上値のフシとなっていることを紹介しておきたい。短期投資の向きには動きに機敏につけばよい。しかし、中長期投資の向きには無理をするところではない。衆議院選挙の結果による先行きの姿が、まだはっきりと見えないこともあるからだ。
 一方、今後、『TOPIXが上昇すれば、民主党の内需政策を期待すること』でもある。『道路』、『子育て』、『農業』、『雇用』、『税制』など、民主党の公約はいずれも内需振興策。税制においても、低所得者の『給付付税額控除』が検討されている。しかし、これには納税者背番号制が必要となり、高所得者層には相対的に不利が予想される。高速道路無料化は、費用は当然、税金投入だろう。地方にはプラスでも電車利用の都会人にはあまりうれしい話ではない。8月30日の投票日までにわれわれは結論を出さなくてはいけない。
 当面は、民主党への内需振興を期待しながら、先行きの新しい姿を思い描く展開とみられる。

●データで見るこの1週間の動き
7月24日 7月31日 比較(%)
日経平均(円) 9,944 10,356 △4.1
TOPIX 920 950 △3.2
大型株指数 907 945 △4.1
小型株指数 1,418 1,430 △0.8
ジャスダック平均(円) 1,202 1,211 △0.7
売買高(百万株) 2,594 2,394 ▼7.7
売買代金(億円) 16,102 17,434 △8.2
売買単価(6日平均) 622 700 △12.5
時価総額(兆円) 305 315 △3.2
1株利益(円) 240 243 △1.2
PER(倍) 41.4 42.5
PBR(倍) 1.2 1.3
利回り(%) 1.48 1.43
円・ドル 94.3 94.9
NYダウ(ドル) 9,093 9,171 △0.8
上海総合 3,372 3,412 △1.1
トヨタ自動車 <7203> 3,750 3,990 △6.4
新日本製鐵 <5401> 362 379 △4.7
三菱商事 <8058> 1,822 1,890 △3.7
東京電力 <9501> 2,440 2,425 ▼0.6
住友金属鉱山 <5713> 1,452 1,425 ▼1.9
日清製粉 <2002> 1,099 1,151 △4.7
JT <2914> 252,600 274,000 △8.4
シャープ <6753> 960 1,053 △9.6
ソニー <6758> 2,370 2,675 △12.8
日本郵船 <9101> 418 405 ▼3.1
大林組 <1802> 409 423 △3.4
積水ハウス <1928> 870 892 △2.5
ダイワボウ <3107> 344 372 △8.1
東武鉄道 <9001> 576 575 ▼0.1
三菱UFJFG <8306> 550 566 △2.9
野村HD <8604> 795 829 △4.2
東レ <3402> 457 474 △3.7
三菱ガス化 <4182> 545 583 △6.9
武田薬品 <4502> 3,740 3,830 △2.4
コマツ <6301> 1,530 1,540 △0.6

提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 15:18 | 特集

「8月相場は意外と荒れる」:過去17年のデータ分析=犬丸正寛

「8月相場は意外と荒れる」:過去17年のデータ分析=犬丸正寛■何かが起きるのが8月相場!

 「8月相場は意外と荒れる」−−。
 日経平均のデータが取れる1992年から昨年までの17年間について、8月末と前月末を比べた結果である。

(年、高=○・安=●、前月末比・円)
  1992=○:2150
  1993=○:646
  1994=○:179
  1995=○:1439
  1996=●:525
  1997=●:2102
  1998=●:2271
  1999=●:425
  2000=○:1133
  2001=●:1147
  2002=●:258
  2003=○:780
  2004=●:243
  2005=○:514
  2006=○:683
  2007=●:679
  2008=●:303
  −−−−−−−−−−−−
  ○=8回:843(平均)
  ●=9回:883(平均)

 過去17回中、高い月(○)は8回、安い月(●)9回と勝敗はほぼ半々。その平均も共に800円台で、ほとんど似ている。しかし、注目されるのは、値下り幅が意外と大きいことである。特に1000円を超す値下りが3回あり、内2回は2000円を超えている。

■バカンス前には手を空かせる配慮を!

 一般的には、8月は夏休みシーズンで、帰省、高校野球などから閑散相場と言われてきた。大筋では、その通りだと思われる。しかし、何かが起きるのも8月である。過去、ヘッジファンドのIOSの破綻が伝わったのは8月だったし、サブプライムショックが発生したのも07年8月だった。しかも、8月のショックがきっかけとなって、さらにその後の大きい下げへとつながっている。
 特に、ボトムからあるていどの上昇となった時の8月相場は気をつけたい。「意外と荒れる」。今年は日経平均が3月のボトムから4ヶ月強で5割上昇している。仮に、何かが起きれば下げやすい地合いとなっている。バカンス前には手をすかせておく配慮は必要だろう。
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 09:58 | 特集
2009年07月31日

来週の相場展望:注目される「マクロとミクロのギャップ」=犬丸正寛

■企業部門は回復だが、過大な期待が先行

来週の相場展望 来週(8月3〜7日)の相場の見所は、『マクロとミクロのギャップ』という点だろう。いろいろなところに、両者の開きが見られ、これをどう織り込み、納得して行くか、ということがポイントとなるだろう。
 たとえば、トヨタ自動車<7203>にもこのことが見られる。ハイブリッドの『新プリウス』は伸びているが、しかし、全世界での販売台数757万台(09年3月期)を大きく増やすだけの馬力はない。むしろ、全体の今期販売台数は前期をかなり下回る可能性が強い。プリウスが先行き主力になるとの期待はあるとしても、今はまだ、全体に対しては小さい存在なのである。株価は期待を先行させて上昇してきた。同社の今3月期の営業赤字が縮小する見通しとは言っても、まだ相当額の赤字が残る。せめて、黒字転換なら株価の一段高は期待できても、赤字では先行き、つまり全体の業績に対しては過大評価である。
 業種間等でも、全体と個々のアンバランスはある。自動車関連、液晶、半導体関連は明るい。しかし、鉄鋼、商社、海運など重厚長大のところは芳しくない。また、『政府部門』と『企業部門』、そして『家計部門』においてもアンバランスがある。

■7日の米国雇用統計は目が離せない、大幅な改善ないと調整も

 政府部門は日米とも景気刺激の必要性から財政赤字に悩む。企業部門は在庫調整、生産調整によって最悪水準から見ると回復にある。しかし、企業部門から吐き出された労働人員は家計部門へのシワ寄せとなって消費を圧迫している。
 こうして見ると、先に不況入りした企業部門から回復に転じているわけだが、家計部門と政府部門には、まだ下降圧力がかかっている。この点に『マクロとミクロのアンバランス』が見られる。
 これまでは、ミクロの企業部門の底入れ回復でNYダウは9100ドル台、日経平均は1万300円台に上伸してきた。しかし、もうひとつのミクロの家計部門は良くない。これは「雇用」を通してマクロの問題でもある。GDPに対し、日米とも個人消費は5割を超えるウエートを占めているからだ。
 来週はこうしたマクロとミクロの開きに対する反省気分が徐々に台頭するものとみられる。特に、7日のアメリカの雇用統計発表は注目だろう。かなりの改善が見られないと相場は調整入りする可能性が極めて強いといえる。
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 23:49 | 特集

マンガ『ヴィンランド・サガ』から連想した、「海」「船」銘柄

田北知見の銘柄ウオッチ 幸村誠のマンガ『ヴィンランド・サガ』の7巻までを読んだ。舞台は西暦1000年前後のイギリスと北欧一帯で、ヴァイキングたちの物語だ。…というと、海洋ロマンのようなステキなマンガを思い描かれるかもしれないが、とんでもない。野蛮な海賊どもが殺し殺される(が、えんえんと続く)血なまぐさい話で、「うーむ…キリスト教が席巻する前のヨーロッパってのは、かくもおそろしい世界だったのか…」と思ってしまう。

 しかし6〜7巻あたりから、少し様相が変わってくる。デンマーク王家(当時のイギリスはデンマーク・ヴァイキングの支配下にあった)の王子の1人が、父王を抹殺して自分が王になり、良い国をつくろうと決意するのだ。ただのケンカマンガ(?)から、権謀術数や政治戦のおもしろい話になりそうだ。また、登場人物たちの過去も明らかになってきたりして、ちゃんとした人間ドラマになってきた。

 7巻で感動したのは、上記の王子が空を見ながら言うセリフだ。「神は…友を失い、親と子が殺しあう、そんな様のすべてを天空の高みから見下ろしているのだろう」「しかし、私は(天上ではなく、あの世ではなく)この地上に楽土をつくる。平和で、豊かな、行き苦しむ者達のための理想郷を」「もはや天の国も試練も要らぬ。我々の楽園は地上にある、と神に言うのだ」。私は以前、自分のブログにも書いたことがあるが、宗教は人の心を救うためにあって、ただ祈るだけでは現実問題が解決するものではないと思う。その意味で、この王子の言うこと、まことによく解るのだ。

 というわけで、ヴァイキングからの連想で、「海」「船」をキーワードに探した優良銘柄。

★三井海洋開発〈6269〉

 三井海洋開発<6269>(東1)は浮体式の海洋石油・ガス生産設備の設計・建造事業を行なっている。エネルギー需給が逼迫する現在と今後、中期で需要が見込まれる分野といえそうだ。今期2009年12月期連結業績予想は、売上高1500億円(前年比4.4%増)、営業利益5億円(同74.7%減)、経常利益24億円(同5.1%減)、純利益21億円(同54.7%増)。『会社四季報』には、次期2010年12月期は増収増益との予想値が出ている・。

 チャートは3月3日と同4日につけた上場来安値985円から反発し、以降は凸凹しながらも、上昇トレンドとなっている。7月31日終値は21円高の1633円で、PERは29.10倍と高めだが、信用倍率は約0.4倍の売り長。買い戻しもバネに、まずは次のフシ1800円ライン上抜けを目指す。

★中北製作所〈6496・大2〉

 中北製作所<6496>(大2)は自動調整弁のトップメーカー。舶用で遠隔操作装置まで一括製造する唯一のメーカーという。技術力だけでなく、11月中間末で利益剰余金135億0300万円、前期末で現金等11億2500万円と、財務面も良好。大口株主には、生保・損保・都銀・信託銀なども並んでおり、堅い。今期2009年5月期業績予想は、売上高250億円(前年比11.9%減)、営業利益21億円(同30.0%減)、経常利益22億円(同26.8%減)、純利益12億7000万円(同16.1%減)。

 チャートは3〜5月にかけて、300円台から5月18日につけた年初来高値837円まで上昇トレンドだった。以降は反落して調整局面となっているが、650円フシに当たり、反発のきざしが出ていると見たい。PERは10.16倍、PBRは0.76倍と割安となっている。

田北知見(たきた・ともみ)
エネルギー業界専門紙の記者を経て、現在、株式ジャーナリスト、日本インタビュ新聞社記者。雑誌や証券専門紙への寄稿、ムック「インド株成功の極意」などに執筆。著書に実業之日本社から「分足チャートで儲ける 超デイトレ入門」、かんき出版からは「サラリーマン投資家のための株 黄金分割比投資法」などがある。また企業のIR支援活動にも携わっている。

提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 15:29 | 特集
2009年07月29日

海運大手3社が軟調だが業績面で底打ち近く拾い場か

海運大手3社が軟調だが業績面で底打ち近く拾い場か 日本郵船<9101>商船三井<9104>川崎汽船<9107>の海運大手3社が売られている。海運各社の株価はバルチック海運指数に連動する傾向が強いが、7月27日の取引時間中に09年4〜6月期の四半期決算を発表し、3社揃って10年3月期通期の業績予想を下方修正したことが嫌気されているようだ。
 3社の発表によると、下方修正の主因は、アジア発欧米先進国向けのタンカー、コンテナ船、自動車運搬船の不振である。欧米先進国の景気回復が想定より遅れ、荷動き、運賃市況ともに、回復ペースが期初時点の想定より鈍い模様だ。また燃料費の上昇もマイナス要因となった模様である。しかし、ばら積み船の運賃市況は、中国の鉄鉱石需要の盛り上がりなどで、想定以上に上昇している模様だ。中国では09年4〜6月のGDP伸び率が7・9%増と、1〜3月の6・1%増を大幅に上回り、景気底入れが鮮明になっている。鉄鋼原料の輸入も急増している模様だ。また、米国の景気も底入れの兆しを見せ始めており、タンカーやコンテナ船の荷動き、運賃市況は、足元がボトムとなる可能性も高いだろう。
 売上構成比の違いなどにより、大手3社の業績回復ペースにも違いが出そうだが、ばら積み船の収益寄与が大きい商船三井<9104>は、下方修正後も通期で黒字を確保する予想だ。業績予想の下方修正が嫌気されて売り込まれたが、業績面でのボトムが近いことを考慮すれば、拾い場とも考えられる。
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 14:38 | 特集
2009年07月27日

「麦わら帽子は冬に買え」の相場格言通りに買う株=浅妻昭治

浅妻昭治のマーケット・センサー
浅妻昭治のマーケット・センサー■新型インフルエンザ関連株は夏に買う?

 ちょっと早過ぎるのではないだろうか?スピード違反である。3月期決算会社の第1四半期業績発表は、今週末にまず第1のピークを迎えるが、すでに業績底打ち・改善を期待、先取りし、8月30日に投開票日を迎える総選挙後までを株価材料に織り込もうとしている。行けるときには行けるところまで行こうとするブル・シナリオだろうが、これではサマー・ラリーも早晩、息切れをするのではないかと心配もしたくなる。
 もちろん米国市場で、インテル、アップル、グーグルなどとアナリスト予想を上回る好決算が続き、ハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数が12連騰し、NYダウが6カ月半ぶりに年初来高値を更新したとなれば、日本市場でも乗り遅れるわけにはいかない投資家心理が分からないわけではない。
 しかしその米国市場も、本当に住宅市場が下げ止まり、景気が回復に向かっているのかいささか隔靴掻痒(かっか‐そうよう)の感なきにしもあらずなのである。昨年9月にリーマン・ブラザーズが経営破たんしてサブプライムローン・バブルが崩壊して、まだ1年も経っていない。日本は、債権バブル崩壊で、「失われた10年」が「失われた15年」と長引き、その後遺症になお苦しんでいる。その日本に引き比べて、いくら金融テクノロジー先進国の米国といえ、にわかには信じられない。「喉元過ぎれば熱さ忘れる」なのか、「羹に懲りて膾を吹く」なのか、どちらの諺が正しいのかは相場の神様のみぞ知るである。
 先取り・早取りなら、新型インフルエンザ関連株買いまで徹底するのはどうだろうか?というのも前週末の新聞各紙は、新型インフルエンザの感染者数が、全世界でなお拡大していると伝えたからである。米国では、7月24日の公式発表で前週比3154人増の4万377人とされたが、感染しても病院に行かなかったり、医師が検査をしない例も多く、推定感染者数は100万人を超えているとの外電も含まれていた。米国に関しては、サブプライムローン・バブルの動向とともに、気懸かりなニュースである。
 米国の相場格言の「麦わら帽子は冬に買え」のちょうど逆で、北半球が冬のインフルエンザ・シーズン入りする前に「インフルエンザ関連株は夏に買え」の先取り戦術である。本命の中外製薬(4519)塩野義製薬(4507)日油(4403)から始まって、除菌剤の花王(4452)大幸薬品(4574・東2)、マスクの日本バイリーン(3514)ユニ・チャーム(8113)などまで選り取り見取りでそう急ぐこともない。

浅妻昭治(あさづま・しょうじ)
株式評論家/日本インタビュ新聞社 編集部 部長
 1942年生まれ、神奈川県川崎市出身。証券専門紙で新聞と雑誌のキャップを務め、マーケット及び企業の話題掘り下げ取材には定評がある。長く、旧通産省の専門紙記者クラブに所属し、クラブの幹事として腕をふるった。現在、日本インタビュ新聞社の編集長として活躍。

提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 13:06 | 特集
2009年07月26日

「貯蓄から投資へ」の流れは終わったのか?:妻と夫の株ロマン


■なぜ、定期預金は増加傾向なの?

夫 最近、貯金がまた増えているようだね。

妻 そのようですね。最近の新聞で、「個人マネー、生活防衛色」「定期預金、7年ぶり高水準」と紹介されていました。最近の定期預金の残高は195兆円程度に膨れているそうです。2007年の280兆円には及ばないそうですが、このところ160兆円程度で推移したことに比べると増加傾向ということのようです。低い金利なのに不思議ですわ。

夫 そうだね。安全志向ということだろうね。株式のマーケットが荒れているからね。

妻 『安全』という意味ですが、元本が保証されているから安全ということですか。

夫 株や投資信託は、買った値段が保証されていないことは知っての通りだけど、じゃあ、預金が完全に保証されているかと言えば、必ずしもそうではない。預金1000万円までは、仮に、銀行が破綻しても、元本が保証されている。しかし、1000万円を超える分についてはそうではない。もっとも、一般個人には1000万円以上は、あまり縁のない話だけど。

妻 私たちには関係なくても、お金持ちの方は、たくさんいらっしゃるわ。そういう皆さんは、仮に1億円なら1000万円ずつ10の金融機関に分けて預金すればいいのでしょ。あるいは、経営が超堅実な金融機関に預金を集中すればよいのでしょ。私も、一度でいいから、そういう身分になってみたいわ。

夫 僕と結婚して60歳過ぎまで来たんだから、もう無理だよ。人間、諦めることも大切だと思うよ。

妻 まあ、そういうことね。あなたの甘い言葉に乗った私がいけなかったのですから。来世に賭けることししますわ。だけど、不思議ですわ。定期預金とは言っても金利は高くないのに。

夫 1年物定期で0.5〜0.7%のところが多いね。1.3%程度のところもあるようだけど。それでも、昔、郵便局の定額貯金の金利が7〜8%だったのに比べると非常に低い。それでも、株、投信の値下りリスクよりはプラスということだろうね。

>>全文を読む(「貯蓄から投資へ」の流れは終わったのか?:妻と夫の株ロマン)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 14:42 | 特集
2009年07月25日

来週はどう動く?大型株優勢の相場展開へ=犬丸正寛

大型株優勢の相場展開へ■売買代金の水準低く、限られた資金での回転売買が中心

 今週(21〜24日)は、全面高の相場だった。ただ、指数間にはバラつきがみられた。『TOPIX』(東証株価指数)をベースに置けば、TOPIXの上昇率4.7%上昇を上回ったのは、日経平均の5.8%上昇、大型株指数の4.8%上昇だった。これに対し、小型株指数4.5%上昇、ジャスダック平均1.7%上昇と、TOPIXを下回った。総じて、大型株が強い動きの1週間だった。海外指数では上海総合が5.7%上昇とTOPIXを上回ったが、NYダウは4.0%上昇にとどまった。
 ボリューム面にも、こうした傾向,は現れている。売買高、出来高が前週末に比べ5割増と大きく増えてえている。売買単価も低下した。前週までの小型株、新興系銘柄物色の動きが、今週は大型主力株に移ったことを表している。

■動きが止まると逃げ足は速いことを知っておくべし

 一方、日経平均ベースの1株利益は240円(前週末239円)と横ばい。つまり、企業業績が上向いたことによる株価上昇ではなかった。為替が前週末の1ドル・93.7円が今週末は94.3円と若干の円安となって、前週まで続いた円高傾向が止まったこともある。
 また、去る7月13日に日経平均が9050円まで大きく下げたことで、短期筋の投げが一巡したことによる需給好転もある。
 来週は、大型株の強い動きが続くかどうかが見所。前週に比べ、出来高、売買代金が増えたとは言っても、特に売買代金は1兆6000億円程度と2兆円を大きく割り込んでおり水準自体は依然として低い。新規資金がマーケットに入ってきているということではない。限られた資金で小型株を物色し大型株を物色しているにすぎない。特に、日経平均は今週末まで8日連続高した。上げている間は資金の動きは活発だが、動きが止まると、逃げ足の速い資金であることは承知しておく必要がある。

●データで見るこの1週間の動き
7月17日 7月24日 比較(%)
日経平均(円) 9,395 9,944 △5.8
TOPIX 878 920 △4.7
大型株指数 865 907 △4.8
小型株指数 1,356 1,418 △4.5
ジャスダック平均(円) 1,181 1,202 △1.7
売買高(百万株) 1,643 2,594 △57.8
売買代金(億円) 10,246 16,102 △57.1
売買単価(6日平均) 634 622 ▼1.8
時価総額(兆円) 290 305 △5.1
1株利益(円) 239 240 △0.4
PER(倍) 39.3 41.4
PBR(倍) 1.2 1.2
利回り(%) 1.50 1.48
円・ドル 93.7 94.3
NYダウ(ドル) 8,743 9,093 △4.0
上海総合 3,189 3,372 △5.7
トヨタ自動車 <7203> 3,510 3,750 △6.8
新日本製鐵 <5401> 336 362 △7.7
三菱商事 <8058> 1,700 1,822 △7.1
東京電力 <9501> 2,435 2,440 △0.2
住友金属鉱山 <5713> 1,280 1,452 △13.4
日清製粉 <2002> 1,081 1,099 △1.6
JT <2914> 278,200 252,600 ▼9.2
シャープ <6753> 878 960 △9.3
ソニー <6758> 2,265 2,370 △4.6
日本郵船 <9101> 399 418 △4.7
大林組 <1802> 403 409 △1.4
積水ハウス <1928> 854 870 △1.8
ダイワボウ <3107> 299 344 △15.0
東武鉄道 <9001> 556 576 △3.5
三菱UFJFG <8306> 537 550 △2.4
野村HD <8604> 734 795 △8.3
東レ <3402> 441 457 △3.6
三菱ガス化 <4182> 487 545 △11.9
武田薬品 <4502> 3,630 3,740 △3.0
コマツ <6301> 1,409 1,530 △8.5

提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 13:31 | 特集

「好業績銘柄の個別買い相場」の展開か=犬丸正寛の相場の視点

「好業績銘柄の個別買い相場」の展開か=犬丸正寛の相場の視点■日経平均は現在の8日連騰をどこまで伸ばせるか

 来週の相場の見所・ポイントは、(1)日経平均の連続高がどうなるか、(2)暑い夏が戻るか、(3)1万円の壁は抜けるか、(4)第1四半期の決算発表はどうなるか、などが注目される。
 日経平均は、7月13日をボトムに翌14日からこの週末24日(金)まで8日連続上昇した。なぜ、8日連続上昇が起きたか。連続安の反作用が発生したと見ることができる。7月1日から13日まで9日間、連続安くなったことがある。この期間に売りたい人は売った。需給関係の好転もあって、その反動で高くなった。週明け、仮に、9日間連続安と同じ上昇日数なら残りは1日だけになる。さらに、それ以上、10日、13日と連続高を伸ばすことができるか見所といえるだろう。いずれにしても、連続して上昇した後には反動が待ち構えていることは頭に入れておきたい。

■トリプル天井形成の可能性も

 日経平均は6月12日の1万170円と、7月1日の1万0086円と、1万円台を2度つけている。いわゆる壁ができている。常識的にはトリプル天井と見るべきだが、8日連続高の勢いで抜く可能性もある。しかし、抜いたとしても来週に関してはわずかだろう。深追いはできない。
 関東地方は早い梅雨明けだったが、逆戻りの感がある。消費にとっては決してプラスではない。特に、サマーストックは、よほど猛烈な暑さが戻らないと、相場は終わった可能性もある。
 そして、注目の3月期決算の第1四半期が来週後半から本格化する。多くの企業においては、増額修正には至らないが、自動車関連、半導体、液晶関連では意外な好調組が出ることも予想される。好調組は人気が集中となろう。
 こうしてみると、来週は基調は強いものの、天井形成の可能性もある。全体相場より個別の好業績銘柄物色の相場とみられる。
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 09:27 | 特集
2009年07月24日

セルシス:注目度増す!マンガの携帯電話向け配信サービスに脚光

注目度増す!マンガの携帯電話向け配信サービスに脚光 セルシス<3829>(名セ)の24日の大引けは、2000円高の14万5000円。一時4000円高の14万7000円まで買われ7月6日につけた年初来高値14万5000円を更新した。マンガの携帯電話関連向け配信サービスの開始で同社の注目度が増している。
 
 7月15日付の日本経済新聞朝刊が「NTTドコモ<9437>(東1)や集英社など5社は欧州各国で、日本のマンガの携帯電話向け配信サービスに乗り出す。第1弾としてフランスで地元の携帯電話事業者を通じて「ドラゴンボール」など人気作品を供給する。欧州でも日本発コミックの人気は高い。日本のコンテンツビジネスの新たな販路として注目される」と報じたことが手掛かり材料。
 
 同紙では「11日から著作権を持つ作者の許諾を得て、ドコモの仏提携先、ブイグテレコムへマンガ十数作品を提供する。ブイグの携帯サイト内にドコモのオランダ法人が専用サイトを開設。日本国内のサーバーから、仏語訳されたマンガを配信する。マンガの閲覧用ソフトはシャープ<6753>(東1)とソフト開発のセルシス、凸版印刷<7911>(東1)子会社でコンテンツ配信のビットウェイ(東京・台東)が共同で開発した。利用者への課金業務はブイグが請け負う。月額1〜5ユーロ(138〜690円)の会員制サービスとして提供。今後、仏国内のコミック作品なども取り込む考えだ」と指摘している。これを受け、ソフト開発を担うセルシスに収益機会が増えるとの期待感が一段と高まっている。
 
 今10月期業績予想、売上高は前年比13.3%増の27億7100万円、営業利益は同16.2%増の5億300万円、経常利益は同16.1%増の5億200万円、純利益は同13.4%増の2億7300万円と2ケタの増収増益と好調が見込まれる。
  
 株価は、携帯電話向けコンテンツ配信のゼロ・サム(京都市、菊池力社長)とインドの大手コミック出版社と提携し、8月に現地の人気漫画をインドで携帯配信するサービスを始めることに対する期待感から、7月6日に高値を形成、その後、11万5000円まで調整を挟んで出直る動きを鮮明にしている。8月14日(金)から16日(日)に開催されるコミックマーケット76に、同社が今年も出展することは、更なる関心を呼び、上昇に弾みがつくと予想する。
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 18:45 | 特集

パソコンがイカれてしまった…から連想した、パソコン関連銘柄――銘柄ウォッチ

田北知見の銘柄ウオッチ 家のパソコンがイカれてしまった。全然動かなくなってしまったのだ。結構ショックだ。買って、まだ3年くらい。ただ、購入当初から不具合が多く、保証期間に1度メーカー修理に出したり、家人にソフトを全部インストールしなおしてもらったりしたくらいなので、ハズレの機械をつかまされてしまったのかもしれない。前に使っていた古い機械(ウィンドウズ98です、時代を感じますね(笑))は7年くらい、まったく故障もなく動いてくれていたので、よけいそう思ってしまう。

 今回すごいなと思ったのは、コールセンターへ電話して、機械に付いている何かの番号(パソコンにうといので、何の番号か私には分からない)を訊かれて答えたところ、オペレーターさんは即座に履歴を確認し、「2006年に修理に出されてますね」とか、「その後、再び不具合になったとコールいただき、その際、こちらからの回答はこうでしたね」と、すらすら答えたことだ。全部、記録が取ってあるらしい。すごいと私は思ったのだが、パソコンに詳しい人の話では、それは普通のことなのだそうだ。なるほど。

 確かに、こうしたサービス業務は、たとえばものづくりなどの分野と比べて、効率化が遅れている分野だと聞く。人を相手に行なう業務(接客)分野での効率化は、いろいろ難しい面も多く大変そうだ。

 というわけで、上記の文とはあまり関係なく、「パソコン」をキーワードに探した優良銘柄。

★東芝〈6502〉

 パソコンメーカーの1社として東芝<6502>(東1)を入れる。(ちなみに私の不具合パソコンは東芝ではなく日立のプリウスだ。トヨタのプリウスなら良いのだが…(笑)。前に使っていたのはIBM。これも時代を感じますね…(笑))東芝のパソコンには、dynabookシリーズなどがある。現在はフラッシュメモリなどの電子構成品や、原子力などの社会インフラ関連銘柄として見られることが多いようだ。

 東芝の今期連結業績予想は、売上高6兆8000億円(前年比2.2%増)、営業利益1000億円(前年は2501億8600万円の損失)、継続事業税引前当期純損益はプラスマイナスゼロ円(同2792億5200万円の損失)、純損失500億円(同3435億5900万円の損失)。業績好転のきざしが見えている。

 チャートは13日につけた直近安値318円を底に、リバウンドトレンドとなっているが、400円フシ手前で一服。24日終値は5円高の390円。信用倍率は3.53倍の買い長となっており、戻り売りをこなしながらフシ上抜けなるか、注目される。

★パシフィックネット〈3021〉(東証マザーズ)

 パシフィックネット<3021>(東マ)は中古パソコンの販売事業を中心に、引き取り回収やレンタル事業も行なっている。今期2010年5月期業績予想は、売上高37億6900万円(前年比10.6%増)、営業利益1億5000万円(前年は2300万円の損失)、経常利益1億5200万円(同1300万円の損失)、純利益7800万円(同2500万円の損失)と、業績好転を見込んでいる。今期(期末)配当金は1000円予想。24日終値3万2950円で、利回り約3.0%の計算となる。

 チャートは3月16日につけた上場来安値2万5800円から反発し、調整を挟みながらも上昇トレンドとなっている。まずは6月26日につけた戻り高値3万5500円ライン上抜けが目標となりそうだ。PERは10.65倍、PBRは0.50倍と割安。単位1株の売買しやすさも魅力だ。

田北知見(たきた・ともみ)
エネルギー業界専門紙の記者を経て、現在、株式ジャーナリスト、日本インタビュ新聞社記者。雑誌や証券専門紙への寄稿、ムック「インド株成功の極意」などに執筆。著書に実業之日本社から「分足チャートで儲ける 超デイトレ入門」、かんき出版からは「サラリーマン投資家のための株 黄金分割比投資法」などがある。また企業のIR支援活動にも携わっている。

提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 15:29 | 特集
2009年07月22日

解散総選挙:政権交代はあるか?民主党政権で影響を受ける銘柄

民主党政権で影響を受ける関連銘柄■民主党政権で影響を受ける関連銘柄

 民主党が掲げている政策の基本は「国民生活が第一」であり、全体として「家計支援」や「弱者へのバラマキ」と解釈すれば、消費関連セクターがプラス影響を受けると考えられる。
 プラス影響を受ける銘柄として、すでに「子育て関連」の西松屋チェーン<7545>ピジョン<7956>など、値動きの軽い銘柄が動意づいている。一方では、マイナス影響を受けるとして、鉄道、消費者金融、道路舗装などのセクターが売られている。ただし、選挙後には材料出尽くしとなる可能性も考えられる。
 また、財源問題が最大の懸念材料とされている。民主党は、無駄な公共事業の削減などを掲げているが、国債増発による金利上昇、大企業に対する規制強化や税負担強化などの影響が、相場全体のマイナス要因となる可能性も考えられる。

【民主党政権でプラス影響を受ける銘柄】

■子育て関連:子供手当の支給、公立高校無償化)
 (幼児・子供の用品・衣類関連、玩具関連、学習塾関連)
 西松屋チェーン<7545>(東1)
 日本トイザらス<7645>(JQ)
 バンダイナムコHD<7832>(東1)
 セガトイズ<7842>(JQ)
 タカラトミー<7867>(東1)
 コンビ<7935>(東1)
 ピジョン<7956>(東1)
 ユニ・チャーム<8113>(東1)

■非正規社員など低所得者層への支援
 (低価格の小売・外食チェーン関連銘柄等)
 エービーシー・マート<2670>(東1)
 日本マクドナルドHD<2702>(JQ)
 サイゼリヤ<7581>(東1)
 吉野家ホールディングス<9861>(東1)
 ファーストリテイリング<9983>(東1)

■高齢者への生活支援(介護サービス関連銘柄等)
 やまねメディカル<2144>(大ヘ)
 日本ケアサプライ<2393>(東マ)
 ニチイ学館<9792>(東1)

■農家への所得支援(農業関連)
 カネコ種苗<1376>(JQ)
 サカタのタネ<1377>(東1)
 井関農機<6310>(東1)
 クボタ<6326>(東1)

■高速道路無料化、ガソリン暫定税率撤廃
 (石油、自動車メーカー、自動車部品メーカー関連銘柄)
 新日本石油<5001>(東1)
 トヨタ自動車<7203>(東1)
 ホンダ<7267>(東1)
 三菱自動車<7211>(東1)

■温暖化ガス削減:住宅用太陽光パネルへの助成拡充
 (太陽光発電関連、住宅関連銘柄)
 ジーエス・ユアサ<6674>(東1)
 パナソニック<6752>(東1)
 シャープ<6753>(東1)
 京セラ<6971>(東1)

【民主党政権でマイナス影響を受ける銘柄】

■高速道路無料化、ガソリン暫定税率撤廃
 (鉄道、航空会社関連銘柄)
 東日本旅客鉄道<9020>(東1)
 西日本旅客鉄道<9021>(東1)
 東海旅客鉄道<9022>(東1)
 全日本空輸<9202>(東1)
 日本航空<9205>(東1)

■ハコモノや道路など無駄な公共事業の削減
 =ゼネコン、道路舗装会社関連銘柄等多数

■貸金業への規制強化(消費者金融関連)
 アイフル<8515>(東1)
 武富士<8564>(東1)
 アコム<8572>(東1)
 プロミス<8574>(東1)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 10:02 | 特集