[特集]の記事一覧
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記事一覧 (05/16)来週はどう動く?3月期決算発表ヤマ場、特損一巡で予想1株利益の黒字化は注目
記事一覧 (05/16)トヨタ自動車の今期の厳しい予想数字について−株ロマン
記事一覧 (05/14)15日スタートで動意づきを期待。エコポイント関連銘柄
記事一覧 (05/13)100年に1度の不況の中、好調に利用客を伸ばす東京観光の「はとバス」
記事一覧 (05/11)「豚インフル相場」は適度の距離感がポイント。ネット・モバイル関連株に一考も
記事一覧 (05/11)鉄鋼セクター検証:底打ちの兆し見えず、鋼材価格の追加値下げ懸念も
記事一覧 (05/10)注目され始めている新しいガン治療法−株ロマン
記事一覧 (05/09)来週はどう動く?売り方買の戻し相場から買い方独自の自力型相場へ
記事一覧 (05/09)トヨタ自動車の株価展望:失望感か!?それとも悪材料出尽くしか!?
記事一覧 (05/07)アジアのなかの日本。「福岡」をキーワードに探した、優良銘柄
記事一覧 (05/02)日経平均9000円の意味について−株ロマン
記事一覧 (05/02)来週はどう動く?:海外材料の急変なければ、連休開けは主力銘柄で日経平均9000円突破の可能性も
記事一覧 (04/30)映画『レッドクリフ Part2』から連想した優良銘柄
記事一覧 (04/27)投資家は過度の楽観派か過度の悲観派か?
記事一覧 (04/26)メキシコで豚インフルエンザ:食の安全安心が問われる時代で注目を浴びる企業
記事一覧 (04/25)来週はどう動く?PERは遂に算出不可能!買い手控えの動き強まる
記事一覧 (04/23)「春眠、暁を覚えず」から連想した、睡眠関連銘柄
記事一覧 (04/23)米オバマ大統領が電力需要の2割を風力発電にと演説:国内関連企業に注目!
記事一覧 (04/21)囁きから現実味帯びる『5月危機説』:景気悪化進み企業業績超悪予想も
記事一覧 (04/20)「サプライズ」期待薄の業績相場で「子育て支援」関連株で「株育て」も一考の余地
2009年05月16日

来週はどう動く?3月期決算発表ヤマ場、特損一巡で予想1株利益の黒字化は注目

■「円高」で輸出関連株下げ日経平均は前週末比約170円の下げ
 今週(5月11〜15日)は、円高の進行で日経平均は前週末に比べて167円下落した。銘柄では輸出関連銘柄が主力のトヨタ自動車<7203>が前週末比390円安、ソニー<6758>165円安など、輸出関連銘柄が軒並み安。半面、武田薬品工業<4502>110円高、JT<2914>の5400円高など内需関連銘柄の一角が買われた。また、小型株指数及びジャスダック平均が堅調など、小型銘柄や新興系銘柄が堅調だった。

■オバマ政権スタートから4ヶ月経過、注目される米国景気とドル相場
 来週(18〜22日)は、「為替がどう動くか」が一番のポイント。そして、為替と共に、トヨタ自動車などの主力輸出関連銘柄がどう動くか。日本の政局は、以前のような保守不安定さはなくなった。しかし、円をどんどん買い上がるほどでもない。むしろ、ドルがどう動くか。オバマ政権スタートから4ヶ月が経過。すぐに、成果を期待することは無理と分かっていても、最近、また、芳しくない経済指標が相次いでいるだけに苛立ちも見え始めている。GM問題も白黒をはっきりさせるところに来ている。瞬間的にドル安・円高が進むことも予想される。

■円高進み輸出株こけると内需株より長期無相場の新興系銘柄に出番も
 日本では3月期決算の発表がヤマ場を迎えている。明るい材料としては予想1株利益が今週から再び黒字として現れたことがある。これは、09年3月期で企業が有価証券評価損、リストラに伴う特損を大きく経常したが、10年3月期はこうした特損が一巡することがある。本業の儲けを表す営業利益はまだ厳しい情況だが、金融不安に端を発した特別損失発生は一巡したといえる。
 主力トヨタ自動車の高値は5月7日の4080円。去る4月10日につけた4000円に対し「一文新値」型の天井となっている。少々、怖い点である。今週の安値は3480円だったが、実は、これは13週線とぴたり一致する水準。今週この13週線を仮に割り込むようだと調整が長引く可能性がある。今週のトヨタ自動車株の動きは大変重要である。
 仮に、トヨタ自動車など主力輸出株がこけた場合、内需関連で相場を立て直すだけの力は無い。依然、日本の国内消費は少子高齢化の構造的問題を抱え冷えこんでいる。
 輸出関連が仮にこけた場合は、内需関連株より、長い間、夢想場の「新興系」銘柄の物色のホコ先が向かう可能性がある。

●データで見るこの1週間の動き
  2009.05.08 2009.05.15 比較%
日経平均(円) 9,432 9,265 ▼1.7
TOPIX 895 881 ▼3.7
JQ平均(円) 1,053 1,059 △0.5
大型指数 910 890 ▼2.1
小型指数 1,265 1,270 △0.3
売買高(億株) 28.6 23.6 ▼17.4
売買単価(円) 673 626 ▼6.9
1株利益(円) ナシ 80 黒字転換
時価総額(兆円) 292.9 288.7
PER(倍) ナシ 115.5
利回り(%) 1.79 1.64
PBR(倍) 1.11 1.16
NY(ドル) 8,574 8,268 ▼3.5
上海 2,625 2,645 △0.7
トヨタ(7203) 3,980 3,590 ▼9.7
新日鉄(5401) 365 343 ▼6.0
三菱商事(8058) 1,717 1,666 ▼2.9
野村HD(8604) 695 679 ▼2.3
東京電力(9501) 2,390 2,385 ▼0.2
日本郵船(9101) 455 425 ▼6.5
三菱東京UFJ(8306) 655 613 ▼6.4
東武鉄道(9001) 516 513 ▼0.5
三菱地所(8802) 1,418 1,439 △1.0
日清粉G(2002) 1,034 1,049 △1.0
JT(2914) 247,000 252,400 △2.1
ホンダ(7267) 2,950 2,765 ▼6.2
東レ(3402) 463 455 ▼1.7
三菱ガス化(4182) 495 532 △7.4
博報堂DY(2433) 4,740 4,640 ▼2.1
武田薬品(4502) 3,690 3,800 △2.9
住友金属鉱(5713) 1,176 1,170 ▼0.5
コマツ(6301) 1,350 1,345 ▼0.3
シャープ(6753) 1,091 1,054 ▼3.3
ソニー(6758) 2,735 2,570 ▼6.0

提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 13:26 | 特集

トヨタ自動車の今期の厳しい予想数字について−株ロマン


■「マーケット情報の独り歩き」に警鐘の効果は大きかった

妻トヨタ自動車<7203>の業績見通しが厳しいことで話題になっています。

夫そうだね。連結ベースでの09年3月期は4610億1100万円の営業赤字だった。10年3月期も8500億円の営業赤字の見通しだから、たしかに厳しいね。

妻ある、アナリストさんのコメントが新聞に載っていました。「どうして、あんなに厳しい数字が出るのか理解できない」、ということです。わたしも、そう思うわ。折角、いい相場になっていたのに水を差された感じです。

夫僕は、そうは思わない。経営者の立場になってみると、100年に一度と言われる大不況の中で楽観的なことは言えない、と思うんだ。

妻新型のプリウスも発売しますし、買い替えには国の支援もあるでしょ。誰だって、悪いはずはないと思いますわ。

夫明るい材料のあることは、その通りだと思う。しかし、それだけで、大幅に業績を回復させることにはならない。販売台数を国内と海外で分けてみるとはっきりする。09年3月期の販売台数は756万台と134万6000台減少した。この内、国内の販売台数は194万5000台(24万3000台減少)と、全体の4分の1程度にすぎない。国内だけでは、全体の台数を大きく押し上げるのは難しい。

妻そうね。08年3月期並みの台数890万台には、国内でプリウスが売れたとしても無理ですね。やはり、世界の景気が回復しなくてはだめ、ということですか。

夫そうだね。トヨタ自動車は世界のマーケットを相手に商売をしている企業だから、日本だけ見ていてはいけない。そのかわり、世界の景気が上向いてきたら、同社のハイブリット車などの優位性が発揮されて一気に上向くと思う。

妻くどいようですが、トヨタ自動車に対して、マーケットの期待は強かったのに。

夫その点についても、少し、言いたいことがある。今のマーケットは、産業界の動きとは遊離している感じがする。

>>全文を読む(トヨタ自動車の今期の厳しい予想数字について−株ロマン)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 12:58 | 特集
2009年05月14日

15日スタートで動意づきを期待。エコポイント関連銘柄

田北知見の銘柄ウオッチ 環境省、経済産業省、総務省によるエコポイント制度(エコポイントの活用によるグリーン家電普及促進事業)が15日にスタートする。環境によい製品の購入や行動に対して、さまざまな製品などと交換できるポイントを付与するもの。現在のところ、対象品はエアコン、冷蔵庫、地上デジタル放送対応テレビで、株式投資業界ではすでに、この材料を織り込み、家電量販店や家電関連銘柄が買われたりしている。が、実際に実施されれば、動意づく面もあるのではないかと期待してみる。

 私自身はとくに家電を買い替える予定はないので、(というか、今年1月に引越しをして、その時にエアコンを複数台、購入したばかりだ。く、くやしい…)あまり関係ないのだが、買い替えを検討していた人にとっては購入の動機付けになるのだろう。

 そういえば、1月にエアコンをはじめとしたいくつかの家電を購入しようとした際、家電量販店の販売員さんたちから言われたのは、「製品価格はこちらのほうが高いですが、電気代はこちらのほうが安いですよ」といったことだった。ちゃんと、「1日○時間使用で、年間の電気代は○○円」という試算が出ており、比較検討できるようになっていた。量販店にとっては単価高めの商品が売れ、消費者は電気代が安くあがり、地球環境にもやさしい。なるほど、環境性能の高い家電は三方よし、なのだなと実感したのだった。

 というわけで、エコポイント連想銘柄。

★ヤマダ電機〈9831〉

 ヤマダ電機<9831>(東1)は制度実施に先駆けて、省エネ性能の高い新製品をスペシャルプライスで販売する「先取りエコポイントセール」を行なうなど、販促チャンスをしっかりつかんでいる。業績も好調で、今期2010年3月期は前年比増収増益の見通し。とくに営業・経常・純利益はそれぞれ約3〜4割の増益で、営業・経常・純利益とも減益だった前期から、V字回復を見込んでいる。

 14日終値は300円安の5420円。今期好業績予想やエコポイントによるにぎわいで上昇トレンドとなっていたが、6000円フシを前に、調整局面となっている。押し目買いのチャンスと見る。PERは12倍台とまだまだ割安。信用倍率は0.77倍の売り長なので、買い戻しも入ると見たい。

★パナソニック〈6752〉

 同制度の対象品に、エアコン、冷蔵庫、地上デジタル放送対応テレビのいずれも、パナソニック<6752>(東1)の一部機種が入っているということで、ここに入れる。業績はあまり好調ではない。2009年3月期連結業績予想(決算発表予定は15日)は、前年比減収減益で、税引前損益と純損益は赤字転落の見込み。『会社四季報』には、2010年3月期は減収、営業赤字転落、税引前損失と純損失は赤字幅縮小との予想値が出ている。また、ほかの報道では、2010年3月期の最終損益は1000億円超の赤字との観測も出ている。

 14日終値は64円安の1389円。3月31日につけた直近安値1066円を底に、上昇トレンドで来ていたが、5月7日と8日につけた年初来高値1510円から反落に転じている。円高進行で電機株が売られている面もある。1200円あたりまでの押し目待ち伏せ買いも一手か。

田北知見(たきた・ともみ)
エネルギー業界専門紙の記者を経て、現在、株式ジャーナリスト、日本インタビュ新聞社記者。雑誌や証券専門紙への寄稿、ムック「インド株成功の極意」などに執筆。著書に実業之日本社から「分足チャートで儲ける 超デイトレ入門」、かんき出版からは「サラリーマン投資家のための株 黄金分割比投資法」などがある。また企業のIR支援活動にも携わっている。

提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 16:34 | 特集
2009年05月13日

100年に1度の不況の中、好調に利用客を伸ばす東京観光の「はとバス」

【好調の背景を東京観光 広報室・山田歩主任に聞く】

好調に利用客を伸ばす東京観光の「はとバス」 100年に一度といわれる不況の中で、不況とは無縁の好調ぶりを発揮している東京観光の「はとバス」。東京タワーと共に歩んで60年。今なぜ「はとバス」か。好調の背景を株式会社はとバス広報室主任の山田歩(やまだ・あゆみ)さんに聞いた。


■観光スポットの増加で団塊世代中心に若い人にも東京見直し人気高まる

――最近、東京観光のはとバスが人気だそうですが。

 【山田さん】 今年のゴールデンウイークは、かなりの繁忙でした。

――年間で見ても利用客は増えているのでしょうか。

 【山田さん】 そうですね、大幅ということではありませんが、年間で数パーセントは着実に増えています。当社は6月末が決算データの締めですが、平成14年6月期で51万7000人台まで落ちましたが、ここをボトムに増加しています。昨年、平成20年6月期では65万2506人と対前年比3.4%の伸びです。今年も数パーセントは伸びると思います。東京オリンピック当時の昭和39年頃は122万人程度に達したことがあります。その当時からみれば減っていますが、最近10年ていどでとらえますと増加の方向にあることは間違いありません。

――100年に一度といわれる大不況です。皆さん、自宅に引きこもって、消費に対しては節約です。こうした環境でみれば「好調」と表現できると思います。背景はどのあたりにありますか。

 【山田さん】 ここ数年、都内の再開発が進み、六本木をはじめ、東京都内に見所が増えたことがあります。観光スポットが増えたことが大きいと思います。

――地方の方が多いのでしょうか。

 【山田さん】 もともと地方の方は多いのですが、首都圏の方も半分ていどはいらっしゃいます。観光スポットが増えたことにより、東京を見直す動きではないでしょうか。団塊の世代の方々は多いですね。それに、最近は若い世代の方々も目立ちます。個人で都内を回るのは大変ですが、定期観光バスなら手軽に楽しんでいただけます。ことしのゴールデンウイークでは国会議事堂、博物館、自衛隊のヘリコプター基地など、個人では日頃、行けないような所で、知的好奇心を満たすような場所も組み入れて好評でした。60周年記念企画で6月までやっています「江戸味食い倒れツアー」は、築地のお寿司、浅草のてんぷら、柴又のうなぎがセットとなっています。大変、好評をいただいています。

――東京観光といえば、やはり東京タワーです。

 【山田さん】 昭和33年12月に東京タワーが完成、翌年の昭和34年1月から東京タワーを観光に組み入れました。東京タワーと共に歩んで60年です。現在、年間200コースをご用意しています。今後も皆さんのニーズに沿った企画をご提案させていただき、「東京の姿を皆さんに紹介させていただくことがわれわれの使命と思っています」。
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 21:57 | 特集
2009年05月11日

「豚インフル相場」は適度の距離感がポイント。ネット・モバイル関連株に一考も

浅妻昭治のマーケット・センサー
浅妻昭治のマーケット・センサー やや顰蹙(ひん‐しゅく)を買いそうだが、現在の相場を「豚インフルエンザ相場」と名付けたい。その心は、相場の重要ファクターとなっているサブプライムローン・バブルの破たん、金融システム不安が、強毒性か弱毒性なのか依然として不透明なままにとどまっているからだ。
 パンデミック(世界的な大流行)が懸念されている豚インフルエンザは、全世界にウイルスが蔓延しているにもかかわらず、いまだにその感染源も感染経路も、さらに致死率などの判定がついていない。金融システム不安も、昨年9月のリーマン・ブラザーズ証券の破たんで直下型の急落に見舞われたが、先週末の米大手金融機関のストレステスト(資産査定)は、予想の範囲内として無事にイベントを通過、早くもNYダウ1万ドル奪回が観測されるほどに株価が大きくリバウンドしている。ただマーケットの一部では、資産査定そのものの信頼性へ疑問符をつける見方も伝えられており、本当に悪材料出尽くしとなったのか、それとも弱気相場下での一時的な上昇である「ベアマーケット・ラリー」なのか判断を難しくもしている。
 それもこれもFRBのグリーンスパン前議長が、バブル破たんを「100年に一度の津波」と警告したことが遠因となっている。「100年」といえば、日本のあの思い出したくもない「失われた10年」の10倍にもわたる長期間の計算となり、比較にならないほど悪性、強毒性と怯え、株は総売りとするのが当然のリスク軽減策であった。金融システムの動揺は、クライスラーの破産法申請、GMの経営破たん懸念などと実体経済を直撃し、日本でも「派遣切り」を皮切りに雇用不安が強まり、企業業績は急悪化、経済成長率は震源国の米国をさえ上回り先進国ワーストワンのマイナスとなって深刻の度を加えた。
 あれからわずか半年、世界各国のさまざまな経済指標が、悪化スピードを減速して景気の底打ち期待を高めて悲観論は大幅に後退しており、これで金融システム不安一巡となれば、株は総売りから総買いに方向転換する。ブル相場である。
 こと「豚インフルエンザ」に関しては、専門家が、流行には第2波、第3波があり、北半球は季節性インフルエンザ流行期の今冬には注意が必要で、ウイルスが変異して毒性を強める可能性もあるとテレビで再三警告している。そして日常生活では手洗い、うがい、マスク着用の励行を薦め、せき、くしゃみをしている人からは2メートル以上の距離をとるようにとアドバイスしている。
 このアドバイスは、そのまま「豚インフルエンザ相場」に応用可能である。ベア相場かブル相場か、総楽観か総悲観の判断はひとまず置いて、第2波、第3波に備えてハイリスク・ハイリターンよりミドルリスク・ミドルリターン程度を照準に相場から適度の距離を取り市場参加する投資スタンスである。
 相場への距離感を一定にしつつ、ややディフェンシブなスタンスをキープする銘柄として再浮上するのは、ローテーションから言ってもネット・モバイル関連株だろう。ぐるなび(2440)ディー・エヌ・エー(2432)ドワンゴ(3715)GMOペイメントゲートウェイ(3769)ザッパラス(3770)グリー(3632・M)ソケッツ(3634・M)などに一考余地があろう。
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 14:27 | 特集

鉄鋼セクター検証:底打ちの兆し見えず、鋼材価格の追加値下げ懸念も

鉄鋼セクター検証■10年3月期の最終損益悪化見通しだが、株価は市場の地合い次第

 鉄鋼セクターの大手4社が発表した2010年3月期連結業績見通しを見ると、最終損益は新日本製鐵<5401>が0億円(09年3月期は1550億円の利益)、住友金属工業<5405>が200億円の赤字(同973億円の利益)、神戸製鋼所<5406>が550億円の赤字(同314億円の赤字)の見込みである。JFEホールディングス<5411>(同1942億円の利益)は見通しの公表を見送った。
 生産や販売の数量、原料の購入価格、鋼材の販売価格などで不確定要因が多いため、今後の状況次第では見通しが大きく変動する可能性も考えられる。しかし現時点での見通しとしては、原料購入価格の下落が通期ではプラス要因となるものの、生産や販売数量の減少、鋼材販売価格の下落というマイナス要因が響き、大手4社ともに最終損益は、大幅減益だった09年3月期に比べて、さらに悪化する可能性が高い。
 日本鉄鋼連盟によると、09年1〜3月期の国内粗鋼生産量(速報値)は前年同期比43%減の1759万トンだった。これを月別で見ると、1月が前年同月比38%減の637万トン、2月が同44%減の547万トン、3月(速報値)が同47%減の574万トンとなり、底打ちの兆しは見えない。4月以降は自動車メーカーの減産幅縮小などで、生産数量が上向くことも期待されるが、大手4社ともに4〜6月期の生産は、1〜3月期と横ばいのレベルを想定している模様だ。ただし鉄鋼セクターは、他の素材や部品セクターに比べて、在庫調整が遅れている可能性も懸念されるだけに、生産数量が上向いても小幅にとどまるだろう。
 原料価格については、原料炭購入価格は前年比57%下落で決着したが、鉄鉱石購入価格は膠着状態が続いている模様だ。世界的な景気底入れ期待、中国での需要回復期待に加えて、原油や非鉄金属の国際価格が底入れから上昇に転じていることなども背景に、下落幅が想定より小幅にとどまることも懸念される。鋼材販売価格の交渉も決着していない部分が多い模様だ。需要家側の業績が大幅に悪化しているため、自動車メーカーなどを中心に鋼材価格の追加値下げを迫られる可能性も懸念される。

■4〜6月期の生産・販売数量動向に注目

 いずれにしても、通期ベースでの業績悪化は避けられず、生産や販売数量の上向く時期が遅れるようであれば、現時点の見通しから下振れる可能性にも注意が必要だろう。
 鉄鋼セクターの大手4社の株価の動きを見ると、4社ともに、決算発表直後には10年3月期業績見通しを嫌気する形で弱含んだが、反応は限定的で、すぐに反発に転じている。5月7日には新日本製鐵<5401>が年初来高値を更新した。週足ベースで見ても、安値圏モミ合いから脱し、戻り歩調の展開となっている。
 現時点での10年3月期業績見通しは好材料とは言えず、短期的には過熱感も強く、期後半からの業績回復期待が先行し過ぎている可能性が高い。しかし金融不安の後退などで、市場全体の地合いが好転していることが最大の好材料だろう。4〜6月期の動向に注目だが、生産・販売数量が1〜3月期よりも増加に転じれば、業績の底入れ感が一段と高まるだろう。
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 13:18 | 特集
2009年05月10日

注目され始めている新しいガン治療法−株ロマン


「温めると身体に良い」を取り入れたハイパーサーミア療法(温熱療法)

■ガン細胞を41.5〜44℃の熱で攻撃、患者に優しいグリーン療法

妻直接、株には結びつかないけど、きょうは健康について。最近、「温めて治す」新しいガン治療法が注目されているそうです。知っていました。

夫詳しくはないが、知っていた。「ハイパーサーミア法」(温熱療法)という。昔から、身体は温めると良い、と言われていた。小さい頃、田舎で1月のとんど祭り(正月のお飾りなどを焼く祭り)では、火に当ると病気をしないと言われてきた。桃子は東京だから、とんど祭りは知らないよね。

妻体験はないけど、テレビで観たことはあります。温泉が良いといわれるのも身体を温めるからでしょ。それで、ハイパーサーミアという治療法は、すごく熱いお風呂に入るようなものですか。

夫温度は摂氏41.5度から44度くらいといわれるから、熱いお風呂と同じくらいだね。しかし、患者さんの身体全体を熱く温めるわけではない。ガン細胞だけに熱を加える。

妻熱くて治療を受けるのに患者さんが苦痛で大変ということではないのですね。

夫汗をかく程度のようだよ。もちろん、僕は医者ではないから断言はできないけど。治療時間は40分から1時間くらいのようだね。

>>全文を読む(注目され始めている新しいガン治療法−株ロマン)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 18:28 | 特集
2009年05月09日

来週はどう動く?売り方買の戻し相場から買い方独自の自力型相場へ

 今週(5月7〜8日)は、2営業日だったが、ほぼ全面高商状。日経平均株価は、前週末(5月1日)に比べ455円高(5.0%)と急伸して、今年1月8日以来の9000円台に乗せた。4月半ば以降、4度、9000円突破に挑戦したものの、ことごとくはね返されていただけに待望の大台突破である。

 アメリカでの金融機関に対する明るい見通し。これに伴い、NYダウの急伸が日経平均株価に波及した。掲載指数は1株利益とPERの算出不能以外はすべて上昇。特に、東証1部の時価総額は290兆円台に乗せ300兆円へ迫る勢い。
 掲載の定番主力20銘柄はすべて上昇。特徴は、先駆したトヨタ自動車<7203>の上昇率が2.0%、ホンダ<7267>も3.3%と伸び率がやや鈍化。三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>が22.8%上昇、、野村ホールディングス<8604>も15.4%の2ケタの上昇となった。全面高の中で内需関連銘柄が出遅れ感から買われたのが特徴。
 来週(11〜15日)は見所は、(1)先駆したトヨタ自動車<7203>、ホンダ<7267>などの動きがどうなるか、(2)日経平均株価が昨年11月5日の9521円を抜くかどうか、(3)売り方の買戻しがどうなるか、などだろう。
 トヨタ自動車<7203>は4000円台に乗せたものの、一気に上値を追う動きにはなっていない。昨年11月の4250円など、上値には厚い上値の壁が待ち構えていることがある。仮に、上値があってもヒゲ足となる可能性がある。主力株が大きく上値が見込めないとなれば、出遅れ銘柄が活発化する可能性がある。内需関連だけでなく、「新興系の小型銘柄」にまで物色のホコ先が向かう可能性がある。
 日経平均株価は30日線との乖離率が8%まで拡大。危険水準の10%ラインへ近づいている。また、日足での陽線が4日連続となっており、上昇ピッチが速くなっている。仮に、昨年11月の9521円を抜いてもヒゲ足で終わる可能性がある。

 売り方の「空売り」買戻しは、日経平均株価の9000円乗せで、かなり進んだ。ここまでは、売り方の買戻しの力を借りた相場だったといえる。ここから、一段高のためには、買い方独自の「自力型」相場が必要となる。そのためには、企業業績の上向きが必要条件。期中、増額修正が期待できるとしても、まだ先のこと。日経平均株価が1万円以上を目指すには第1四半期〜第2四半期が発表となるまで、おあずけだろう。

●データで見るこの1週間の動き
  2009.05.01 2009.05.08 比較%
日経平均(円) 8,977 9,432 △5.0
TOPIX 846 895 △5.7
JQ平均(円) 1,037 1,053 △1.5
大型指数 854 910 △6.5
小型指数 1,220 1,265 △3.6
売買高(億株) 22.4 28.6 △27.6
売買単価(円) 647 673 △4.0
1株利益(円) ナシ ナシ
時価総額(兆円) 277.9 292.9 △5.3
PER(倍) ナシ ナシ
利回り(%) 1.91 1.79
PBR(倍) 1.04 1.11
NY(ドル) 8,212 8,574 △4.4
上海 2,477 2,625 △5.9
トヨタ(7203) 3,900 3,980 △2.0
新日鉄(5401) 348 365 △4.8
三菱商事(8058) 1,600 1,717 △7.3
野村HD(8604) 602 695 △15.4
東京電力(9501) 2,325 2,390 △2.7
日本郵船(9101) 421 455 △8.0
三菱東京UFJ(8306) 533 655 △22.8
東武鉄道(9001) 513 516 △0.5
三菱地所(8802) 1,322 1,418 △7.2
日清粉G(2002) 996 1,034 △3.8
JT(2914) 231,000 247,000 △6.9
ホンダ(7267) 2,855 2,950 △3.3
東レ(3402) 436 463 △6.1
三菱ガス化(4182) 456 495 △8.5
博報堂DY(2433) 4,510 4,740 △5.0
武田薬品(4502) 3,500 3,690 △5.4
住友金属鉱(5713) 1,081 1,176 △8.7
コマツ(6301) 1,235 1,350 △9.3
シャープ(6753) 1,044 1,091 △4.5
ソニー(6758) 2,580 2,735 △6.0

提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 19:18 | 特集

トヨタ自動車の株価展望:失望感か!?それとも悪材料出尽くしか!?

トヨタ自動車の株価展望:失望感か!?それとも悪材料出尽くしか!? トヨタ自動車<7203>(東1)は5月8日、09年3月期連結決算(米国会計基準)を発表した。連結ベースの世界販売台数は2008年3月期比15%減の756万台(うち国内が同11%減の194万台、海外が同16%減の562万台)となり、売上高は同22%減の20兆5295億円、営業利益は4610億円の赤字(08年3月期は2兆2703億円の利益)、純利益は4369億円の赤字(同1兆7178億円の利益)だった。営業利益の減益要因は、販売面での影響が1兆4800億円、為替変動の影響が7600億円、諸経費の増加・他が4913億円だった。年間配当については同40円減配の100円とする予定だ。

 同時に発表した10年3月期見通しについては、世界販売台数を09年3月期比14%減の650万台程度とし、売上高が同20%減の16兆5000億円、営業利益が8500億円の赤字、純利益が5500億円の赤字と、さらに赤字幅が拡大する見込みだ。想定為替レートは1米ドル=95円、1ユーロ=125円である。当面は厳しい市場環境が続くとして、販売台数の減少を見込んでいる。営業利益の減益要因としては、台数・構成等で8000億円、為替変動の影響で4500億円を想定し、原価低減や固定費削減などの緊急収益改善策の効果8000億円でカバーできない見込みだ。配当予想については未定とした。

■10年3月期は赤字拡大の見通し、短期的に弱含んでも押し目狙い

 トヨタ自動車の週明けの株式市場は、どのように反応するだろうか。失望感か、それとも悪材料出尽くしか。 

 10年3月期の赤字見通しについては、すでに観測報道が出ており、その時点での株価への影響は限定的だった。したがって赤字見通しは、ある程度は株価に織り込まれているとも考えられる。とはいえ、今回の会社見通しの赤字幅は、市場予想を大幅に上回る規模だった。景気底入れ、期後半からの業績改善に対する期待が先行していただけに、実体経済の厳しさを再認識させられた形だろう。また株価の動きを見ると、4月上旬に急伸した後は4000円近辺で上値が重くなっていたこともあり、短期的には失望感で弱含む展開が避けられないだろう。 

 ただし、押し目を待ち構えている中長期スタンスの投資家は多いはずだ。財務面での懸念は小さく、環境対応のハイブリッド自動車で先行していることに対する評価も高い。金融不安が後退して市場心理が好転していることもあり、短期的な売りの一巡を待って押し目を狙いたい。
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 12:33 | 特集
2009年05月07日

アジアのなかの日本。「福岡」をキーワードに探した、優良銘柄

田北知見の銘柄ウオッチ
 連休中、九州の福岡を旅行した。福岡市内では、福岡タワーに上ったり、鴻臚館跡と、その出土品などの展示館を見た。鴻臚館は6〜11世紀ごろに置かれた、国の役所・迎賓館・宿泊施設で、中国大陸や朝鮮半島からの使節を迎えたり、日本から外国へ使節が赴く際の出発場所として使われた。
 また、太宰府市では、大宰府天満宮と、九州国立博物館に行った。同博物館は、有史以前からの日本の歴史を、アジアとの関係を含めて俯瞰できるような展示内容となっている。
 上記2館の展示品を見ているだけでも、「アジアは、つながっているんだなあ」と実感できる。

 福岡は、卑弥呼についての記述で有名な『魏志倭人伝』(3世紀末)に『奴国』として出てくるほど、古くからアジアとのつながりがあった。
 現在は、ビジネスや文化など、いろいろな面でアジアとの関係を深める動きが活発なようだ。中国・韓国などからの観光客も多いようで、観光地には中国語やハングルの案内なども多い。
 活気の薄れがちな地方都市が多いなか、私が見た限りでは、福岡は観光客も多く、商業なども活発なように見えた。

 というわけで、「福岡」をキーワードに探した、優良銘柄。

★ふくおかフィナンシャルグループ(8354)

 ふくおかフィナンシャルグループ<8354>(東1)は傘下に福岡銀行、熊本の第二地銀 熊本ファミリー銀行などがある。2009年3月期連結業績予想は、経常収益2900億円(前年比4.4%増)、経常利益35億円(同86.5%減)、純利益260億円(前年の20.8倍)。

 7日終値は19円高の322円。チャート的には安値圏で、PERは10.66倍と割安になっている。3月12日につけた年初来安値272円から反発し、凸凹しながらも下値抵抗線はジリ高トレンドとなっている。まずは次のフシ350円ライン奪回を目指す。

★トヨタ自動車(7203)

 福岡市内で、西日本鉄道<9031>(東1)系の西鉄バスがやっている、観光客向けの路線バスに乗った。その車内でトヨタ自動車九州(だと記憶している)のコマーシャルを流していたことから連想して、トヨタ自動車<7203>(東1)を入れる。

 7日終値は140円安の4040円。チャートを見ると、この1ヵ月ほどは3000円台後半でモミ合ってきた。4000円フシを上抜けたので、目先、一服局面か。信用倍率は0.35倍の売り長で、買い戻しが増えている。調整後は、地合いにもよるが、中期で4500円ライン奪回を目指したいところだ。

田北知見(たきた・ともみ)
エネルギー業界専門紙の記者を経て、現在、株式ジャーナリスト、日本インタビュ新聞社記者。雑誌や証券専門紙への寄稿、ムック「インド株成功の極意」などに執筆。著書に実業之日本社から「分足チャートで儲ける 超デイトレ入門」、かんき出版からは「サラリーマン投資家のための株 黄金分割比投資法」などがある。また企業のIR支援活動にも携わっている。

提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 17:06 | 特集
2009年05月02日

日経平均9000円の意味について−株ロマン


■空売りの売り方には最後の砦

妻日経平均が5月1日(金)に一時9017円までありました。これで、4月10日の9068円、13日の9024円、16日の9030円に続いて4度目です。「3度目の正直」はありますが、4度目の正直は聞いたことがありません。9000円にはどのような意味があるのですか。

夫移動平均線は知ってるね。

妻ええ、知ってますわ。週足なら13週線、26線があって、株価が移動平均線を上に抜けば買い、切れば売りでしょ。

夫そう。既に、日経平均は13週線を3月19日、26週線を3月27日に抜いて買い転換している。実は、四季報・株価CD−ROMには、もうひとつ重要な39週線があるんだ。13週線、26週線との関係では時々ダマシがあるけど、39週線はほとんどダマシがない、信頼性の高いものなんだ。その39週線がちょうど9000円どころにある。株価がこの39週線を抜くと、空売りをしている売り方は総崩れとなってしまう。売り方の砦が9000円ということなんだ。

妻そうですか。もし、株価が39週線を抜くと日経平均はどこまで上昇するのですか。

夫そうだね。1万円を突破して1万1800〜1万2000円の可能性が強まると思われる。

妻買い方にとって、9000円の砦を破る背景はどのようなことですか。

>>全文を読む(日経平均9000円の意味について−株ロマン)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 23:02 | 特集

来週はどう動く?:海外材料の急変なければ、連休開けは主力銘柄で日経平均9000円突破の可能性も

今週はこう動いた■出来高は2桁減少で売買単価アップ、主力銘柄は上昇

 今週(4月27〜5月1日)は、週末にかけて強い動きとなって、一時9017円までつけた。終値では8977円と大台に乗せることはできなかったが、場中(ザラバ)での9000円台は4月16日以来、営業日数で10日ぶり。
 特徴は、(1)日経平均株価が前週末に比べ3.1%上昇(270円高)したのに対し、TOPIXは1.9%の上昇にとどまった、(2)出来高が17.3%と2ケタ減少し、売買単価がアップした、(3)PER(株価収益率)は前週に続いて「算出不能」だった。
 一方、銘柄動向にもいくつかの特徴がみられる。定番掲載20銘柄において、「値上り」11(前週は2)、「値下り」8(同18)、「変わらず」1と、値上り数が大きく増えた。値上りでは前週安かったトヨタ自動車<7203>ホンダ<7267>新日本製鐵<5401>などの主力銘柄が上昇に転じた。半面、前週高い動きだったシャープ<6753>住友金属鉱山<5713>が4〜6%下落、2週続けて高くなることはできなかった。これは、マーケットに入っている資金に限界があり、一方を買うには一方の銘柄を売却して資金を作らなくてはならないことを物語っている。また、値下がり銘柄の中に日清製粉グループ本社<2002>JT<2914>博報堂DYホールディングス<2433>野村ホールディングス<8604>など「内需関連」の下げが目立つこともある。

 全マーケット対象の値上り率上位10社では、(1)繊維株が10社中で6銘柄を占めた、(2)大証、東証2部銘柄が4銘柄を占めた。これは、豚インフルエンザ(新型インフルエンザ)発生で関連人気からダイワボウ<3107>が急騰して、繊維株に人気が波及した。2部銘柄の上昇は出遅れ物色によるもの。

■終値比較上昇率10位
(4月24日(金)→5月1日(金)・全市場、%)
 1:北日本紡<3409>(大2)=138.1%
 2:アサヒ衛陶<5341>(大2)=89.4
 3:オーベックス<3583>(東2)=87.8
 4:シキボウ<3109>(東1)=75.6
 5:ダイワボウ<3107>(東1)=67.4
 6:大東紡<3202>(東1)=59.3
 7:日アジアG<3751>(東1)=54.2
 8:免疫生物研<4570>(HC)=48.4
 9:富士紡<3104>(東1)=46.4
 10:日本アビオ<6946>(東2)=46.3

■「NYダウの急落、円高進行」なければ9000円突破も

 こうした動きから今週を総括すると、(1)3月期決算発表が本格化し始めた中で、1株利益が「赤字」でPERが算出不能にもかかわらず相場は上昇している、(2)豚インフルエンザ関連の材料株が週前半に人気化。後半は再度、材料株から主力株へ流れを戻す動きとなった、(3)出来高が減少し、売買単価が上昇していることは低位株物色が一巡した、などの特徴がみられた。
 来週は連休明け7、8日の2日間の立会い。日本の連休の間に海外で「NYダウの急落、円高進行」がないならという前提なら、今週の動きを引き継いで連休明け相場はトヨタ自動車、ホンダなどの主力株で中央突破をはかり、日経平均株価の9000円突破も見込める。また、連休中に日本での新型ウイルスの発生が拡大するようなら、ダイワボウなど関連材料株の人気化も予想される。

●データで見るこの1週間の動き
  2009.04.24 2009.05.01 比較%
日経平均(円) 8,707 8,977 △3.1
TOPIX 830 846 △1.9
JQ平均(円) 1,034 1,037 △0.2
大型指数 829 854 △3.0
小型指数 1,215 1,220 △0.4
売買高(億株) 27.1 22.4 ▼17.3
売買単価(円) 594 647 △8.9
1株利益(円) ナシ ナシ
時価総額(兆円) 272.8 277.9 △1.8
PER(倍) ナシ ナシ
利回り(%) 2.14 1.91
PBR(倍) 0.98 1.04
NY(ドル) 8,076 8,212 △1.6
上海 2,448 2,477 △1.1
トヨタ(7203) 3,810 3,900 △2.3
新日鉄(5401) 340 348 △2.3
三菱商事(8058) 1,526 1,600 △4.8
野村HD(8604) 605 602 ▼0.4
東京電力(9501) 2,310 2,325 △0.6
日本郵船(9101) 440 421 ▼4.3
三菱東京UFJ(8306) 494 533 △7.8
東武鉄道(9001) 502 513 △2.1
三菱地所(8802) 1,247 1,322 △6.0
日清粉G(2002) 1,011 996 ▼1.4
JT(2914) 245,800 231,000 ▼6.0
ホンダ(7267) 2,680 2,855 △6.5
東レ(3402) 419 436 △4.0
三菱ガス化(4182) 479 456 ▼4.8
博報堂DY(2433) 4,530 4,510 ▼0.4
武田薬品(4502) 3,410 3,500 △2.6
住友金属鉱(5713) 1,130 1,081 ▼4.3
コマツ(6301) 1,235 1,235 0
シャープ(6753) 1,113 1,044 ▼6.1
ソニー(6758) 2,505 2,580 △2.9

提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 12:10 | 特集
2009年04月30日

映画『レッドクリフ Part2』から連想した優良銘柄

田北知見の銘柄ウオッチ
 『キッチンカブー』サイトにも書かせていただいた(選定銘柄は異なります)のだが、ジョン・ウー監督の中国映画『レッドクリフ Part2〜未来への最終決戦』を観た。良質で重厚感があり、エンタメ性もたっぷりの、良い映画だと思った。観客動員数も、前作に引き続き好調なようだ。
 ご存知の歴史のとおり、赤壁の戦いは孫権・劉備軍が勝つのだが、周喩(トニー・レオン)のセリフ「この戦いの勝者はいない」には感動した。「戦争は、勝っても負けても、ただただ悲惨なのだ。やらないのが一番いい」という価値観は、日本だけでなく、中国でも浸透しているのだろうか。
 もうひとつ気になったのは、日本人俳優が演じた、諸葛亮(金城武)(タイワニーとのハーフだが)と甘興(中村獅童)。前者は、たとえば大リーグ・マリナーズのイチロー選手のように、いつも目元に笑いを湛えているような、飄々とした人物。後者は、たとえば旧日本軍の鬼軍曹のような、高度成長期のモーレツ社員のようなタイプ。日本人のイメージって、ああいう感じなんだろうか。

 というわけで、レッドクリフから連想した、優良銘柄。

★東宝

 日本での配給は東宝<9602>(東1)傘下の東宝東和ということから、ここに入れる。4月30日終値は31円高の1304円。中期続落トレンドで来ていたが、4月下旬に起きたSMAPの草なぎ剛の公然わいせつ容疑騒ぎで、9月公開予定の東宝系映画に出演していたため業績等への影響が懸念され、一段安となっていた。また、24日に発表した2010年2月期連結業績予想は、純利益以外、前年比減収減益となったことが、嫌気されていた。

 が、チャートは28日につけた年初来安値1273円からリバウンドのきざしを見せている。24日付けのドイツ証券のレーティングでは、目標株価を2000円から1650円へ引き下げたものの、投資判断「Buy」(買い)継続としている。信用倍率は0.42倍の売り長で、反発につれ買い戻しも入ってくると見る。まずは次のフシであり13週移動平均線でもある1400円ライン、さらに中期では次のフシであり26週移動平均線でもある1600円ラインへ…と、戻り足でいきたい。

★コマツ

 中国からの連想で、同国インフラ関連銘柄の代表的な1社、コマツ<6301>(東1)を入れる。今期2010年3月期連結業績予想は前年比2ケタ減収減益だが、株価は1月26日につけた年初来安値897円を底に、ジリ高トレンドを形成している。2010年に開催される上海万博などもあり、中国インフラ関連株は断続的に取り沙汰されている。4月30日終値は49円高の1219円。PERは11.07倍と割安水準。押し目を拾って、次のフシ1400円ラインを目指す。

田北知見(たきた・ともみ)
エネルギー業界専門紙の記者を経て、現在、株式ジャーナリスト、日本インタビュ新聞社記者。雑誌や証券専門紙への寄稿、ムック「インド株成功の極意」などに執筆。著書に実業之日本社から「分足チャートで儲ける 超デイトレ入門」、かんき出版からは「サラリーマン投資家のための株 黄金分割比投資法」などがある。また企業のIR支援活動にも携わっている。


提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 16:53 | 特集
2009年04月27日

投資家は過度の楽観派か過度の悲観派か?

浅妻昭治のマーケット・センサー
浅妻昭治のマーケット・センサー■「真正の上方修正」組に絞って決算発表をウオッチ

 米国に続き、日本でも前週末から3月期決算の発表が本格化した。この決算発表に先立って前期業績の上方修正が、ラッシュとなっている。今年2月の第3半期決算開示時に2回目、3回目の下方修正した銘柄が、一転して上方修正したのが大半で、なかには赤字転落から黒字転換する銘柄も少なくない。2月時点で想定した円高が円安で推移し、危機対応で緊急に取り組んだリストラ策が、想定以上の効果を上げたことなどが要因となった。
 これはこれで株価にとっては好材料に違いはない。しかし、わずか2カ月間での方向転換である。もし2月の下方修正に驚いて損切りしてしまった投資家や空売りをした投資家がいたとしたら、その責任は誰がとるのか大いに気になる。企業経営とは「変化対応業」といわれるように、経営者の責務は、最悪に備えて先見性を発揮して逸早く最善策をとることとは理解しているが、その先見性にいささか問題があったことが、わずか2カ月間の相反する業績修正で証明されてしまったわけだ。これでは経済マスコミに煽られ、グリーンスパン前FRB議長の「100年に1度の津波」発言に悲観して右往左往した一般投資家と何ら変わらないレベルである。
 しかもこの業績修正問題は、今後にも尾を引く。白川方明日銀総裁が、前週末に米国の講演で指摘した「偽りの夜明け」と同様の早合点につながらないか懸念されるからである。前期業績が上方修正されたから、業績はもう底打ち・反転と楽観してミスリードされてしまわないとも限らない。投資家は過度に楽観するか、過度に悲観するかどちらかの習性を持つから、今回の業績修正が、一時的な回復を意味する「偽りの上方修正」か、それとも「真正な上方修正」か見極める目が不可欠となる。
 いまのところ「真正な上方修正」組に分類される太平電業(1968)三機工業(1961)三井住建道路(1776・東2)不二製油(2607)古河電池(6937)あたりに絞って、5月予定の決算発表の動向をウオッチすることが無難なようである。

浅妻昭治(あさづま・しょうじ)
株式評論家/日本インタビュ新聞社 編集部 部長
 1942年生まれ、神奈川県川崎市出身。証券専門紙で新聞と雑誌のキャップを務め、マーケット及び企業の話題掘り下げ取材には定評がある。長く、旧通産省の専門紙記者クラブに所属し、クラブの幹事として腕をふるった。現在、日本インタビュ新聞社の編集長として活躍。

提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 09:58 | 特集
2009年04月26日

メキシコで豚インフルエンザ:食の安全安心が問われる時代で注目を浴びる企業

■「食の安全危機」で食品検査・分析関連企業に注目

 メキシコで豚インフルエンザが1000人以上に感染し、そのうち68人が死亡し、米国でも7名の感染者が出ている。いよいよ、牛肉、鶏肉に続き豚肉まで安心して食べられない時代になってしまうのか。豚肉を食べて感染することはないと言っているが、安心して食べることはできない。
 こうしたことによる「食の安全危機」は食品産業を中心に深刻な業績不振、信用の失墜、しいては企業の存亡に関わる事象であることから、大手食品メーカーを中心に、製品の安全性確保をより厳格にするため、品質管理の設備更新や検査体制を強化する動きを強めていくだろう。そのため農産物や加工食品の検査や分析を行っている民間企業の受託依頼も増加し、食品検査・分析を事業としている企業が注目されるだろう。
 三菱ケミカルホールディングス<4188>は傘下の三菱化学グループが各種食品、そしてその食品の材料となる農業・牧畜業向けに分析・安全性試験を幅広く手掛けている。食品分野においては食品、食品添加物及び健康補助食品、特定保健用食品、特別用途食品等の製品の成分分析、安全性試験等の各種試験を受託している。

【主な食品安全検査銘柄】
 ●検査・分析サービス銘柄三菱ケミカルホールディングス<4188>みらかホールディングス<4544>ファルコバイオシステムズ<4671>ビー・エム・エル<4694>メデカジャパン<9707>
 ●検査・分析装置銘柄堀場製作所<6856>島津製作所<7701>栄研化学<4549>みらかホールディングス<4544>アテクト<4241>

■BSE問題では「鮮魚」関連が注目

 また、今回の豚インフルエンザ問題によって、消費者が豚肉などから米(コメ)食や鮮魚などにシフトしていくことも考えられる。鮮魚で上場している鮮魚販売会社を探すと、魚喜<2683>魚力<7596>がある。
 それぞれの業績を見ると、魚喜の09年2月期業績は、売上高163億4800万円(前々期比11.4%減)、経常利益1億1600万円(同18.0%減)、純利益1200万円(同77.9%減)。魚力の09年3月期業績予想は、売上高258億1000万円(同10.0%増)、経常利益11億円(同11.4%減)、純利益5000万円(同92.7%減)。
 魚力は、業界で断トツに利益率の高い企業として有名であるが、今期ばかりは有価証券評価損8億6600万円が発生した影響で最終利益の大幅減益が見込まれる。しかし、07年11月に三菱商事の1事業を買い取り、08年2月に米国に現地法人UORIKI FRESH INC.を設立。08年4月1日より営業を開始している。初年度は売り上げ10億円、5年後には30億円を目指すとしている。主な顧客は、オーガニック中心のスーパーストアであるホールフーズで、マグロ、サーモンを中心に販売し、徐々に種類を増やしている。更に、大手スーパーの各店舗へ出店する話も出てきている。今後の事業拡大が予想される。
 BSEの事件が発生した際に、両社の売上が伸びた過去の例がある。しかも、今回の豚インフルエンザの事件では死者が出ているだけに、今後の両社の業績に大きな影響を与えると思われる。
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 05:44 | 特集
2009年04月25日

来週はどう動く?PERは遂に算出不可能!買い手控えの動き強まる

今週はこう動いた■企業業績悪化で「PERは遂に算出不可能」に

 週末24日の日経平均株価は、前週末(17日)に対し199円安(2.2%)と2週続けて下落した。主要指標では前週末比でTOPIXが1.7%、大型株指数も2.2%それぞれ下落。特に、日経平均株価の予想1株利益は遂に「赤字」へ落ち込み、PERは算出不能となった。

■主力株調整で日経平均株価は2週連続安

 この中で、ジャスダック平均が0.1%と小幅上昇。東証1部売買単価は600円を割ったのが特徴。このことは主力銘柄の調整で、出遅れていたジャスダックなど新興系銘柄や、東証1部でも低位の出遅れ銘柄が幕間つなぎで物色されたことを意味する。

 掲載の定番主力20銘柄では上昇2、下落18と値下がり数が圧倒的に多く、住友金属鉱山<5713>シャープ<6753>が上昇し、特にシャープが2ケタ上昇と抜きん出ていた。シャープは1月年初に太陽エネルギー人気で買われ、その後、しばらく休んでいたことで、主力のトヨタ自動車<7203>などが調整に入ったことで物色のホコ先が向かった。「3月半ばからの全体相場反発において、全面高にならないで、シャープなどを温存しておいたのがよかった」(市場関係者)。

 全マーケット対象の値上がり率上位20社は次の通りだが、新興系銘柄が12銘柄と全体の6割を占めた。

【全市場の値上がり率上位20銘柄(週間)】
 1:NESTAGE<7633>(JQ)=183.3%
 2:BBH<3719>(JQ)=116.2%
 3:ネクストジャパンHD<2409>(東マ)=91.0%
 4:ネクステック<3767>(東マ)=89.7%
 5:アイディーユー<8922>(東マ)=81.6%
 6:森電機<6993>(東2)=66.6%
 7:マルコ<9980>(大2)=46.2%
 8:オートウェーブ<2666>(JQ)=45.0%
 9:アドバンストM<3773>(東マ)=41.6%
 10:フィスコ<3807>(HC)=41.3%
 11:クラリオン<6796>(東1)=40.2%
 12:太平工業<1819>(東1)=38.9%
 13:ムラキ<7477>(JQ)=38.2%
 14:ブイ・テクノロジー<7717>(東マ)=38.1%
 15:メディアファイブ<3824>(福岡Q)=36.5%
 16:セブンシーズ・テックワークス<2338>(東マ)=34.8%
 17:ラオックス<8202>(東2)=34.7%
 18:愛知機械工業<7263>(東1)=34.0%
 19:富士電機HD<6504>(東1)=33.3%
 20:古河総合設備<1778>(東2)=32.9%

■来週はGWスタートと決算発表本格化で買い手控えの動き強まる

 さて、来週(4月27〜5月1日)は、引き続き大きくは動き難い展開が予想される。29(水)の休日を皮切りに、いよいよゴールデンウイークが始まり、相場に対しては気合が入り難い。しかも、28日には新日本製鐵<5401>など大手鉄鋼の決算発表が予定されている。ひと足早く24日に発表したJFEホールディングス<5411>は10年3月期の予想を開示しなかったことが話題となっている。もっとも、昨年も4月24日に決算を発表しているが、この時も次期予想は出していなかった。JFEの24日の週末株価は2825円で前週末(17日)に比べ160円安となった。仮に、新日鉄などにもJFE同様に次期見通し非公開となれば買い手控えと、処分売りが予想されるため株価が上に行くことは考え難い。

■日経平均26週線の8200円台へ調整の可能性も

 「今度の決算は、昨年は高い位置からのスタートだったが、今年は低い位置からのスタートとなることが予想される。もっとも、昨年は期中に減額のオンパレードだったが、今年は逆に先に行くほど増額の楽しみがある」との指摘もある。とはいうものの、3月期決算発表のイベントが峠を越えるまでは、買い方は動き難い。来週の日経平均株価は26週線近辺の8230円程度まで調整の可能性を含んでいる。

●データで見るこの1週間の動き
  2009.04.17 2009.04.24 比較%
日経平均(円) 8,907 8,707 ▼2.2
TOPIX 845 830 ▼1.7
JQ平均(円) 1,032 1,034 △0.1
大型指数 848 829 ▼2.2
小型指数 1,235 1,215 ▼1.6
売買高(億株) 25.3 27.1 △7.1
売買単価(円) 604 594 ▼1.6
1株利益(円) 47 ナシ
時価総額(兆円) 277.7 272.8 ▼1.7
PER(倍) 186.1
利回り(%) 2.11 2.14
PBR(倍) 1.00 0.98
NY(ドル) 8,131 8,076 ▼0.6
上海 2,503 2,448 ▼2.1
トヨタ(7203) 3,820 3,810 ▼0.2
新日鉄(5401) 346 340 ▼1.7
三菱商事(8058) 1,666 1,526 ▼8.4
野村HD(8604) 607 605 ▼0.3
東京電力(9501) 2,350 2,310 ▼1.7
日本郵船(9101) 460 440 ▼4.3
三菱東京UFJ(8306) 513 494 ▼3.7
東武鉄道(9001) 510 502 ▼1.5
三菱地所(8802) 1,304 1,247 ▼4.3
日清粉G(2002) 1,032 1,011 ▼2.0
JT(2914) 253,800 245,800 ▼3.1
ホンダ(7267) 2,825 2,680 ▼5.1
東レ(3402) 440 419 ▼4.7
三菱ガス化(4182) 491 479 ▼2.4
博報堂DY(2433) 4,630 4,530 ▼2.1
武田薬品(4502) 3,550 3,410 ▼3.9
住友金属鉱(5713) 1,087 1,130 △3.9
コマツ(6301) 1,265 1,235 ▼2.3
シャープ(6753) 981 1,113 △13.4
ソニー(6758) 2,590 2,505 ▼3.2

提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 12:54 | 特集
2009年04月23日

「春眠、暁を覚えず」から連想した、睡眠関連銘柄

田北知見の銘柄ウオッチ すっかり春の陽気である。「春眠、暁を覚えず」というが、…眠い。私事で恐縮だが、この数ヶ月、都心から近県へ引っ越すなど生活環境が変わったため、睡眠時間が減少してしまって眠い。
 そういえば最近は、ストレスによる睡眠障害や、パソコンなどの普及・生活習慣の変化で平均的な睡眠時間が減少傾向にあるなど、「睡眠」についての意識が高まり、睡眠改善薬や睡眠導入剤なども、昔に比べて一般的になってきているようだ。
 また、百貨店や専門店などでは、「安眠が得られる」「健康に良い」という寝具や枕、スムーズに眠れるようなヒーリング音楽CDやハーブティなど、さまざまな商品が売られている。
 また、眠りのエキスパート『ネムリエ』(ワインのエキスパート、ソムリエをもじっているらしい)も登場。眠りに悩む人のために、その人に合った寝具などを紹介してくれるのだそうだ。
 「睡眠」をキーワードに、優良銘柄を探してみた。

★大日本住友製薬

 大日本住友製薬<4506>(東1)は代表的な睡眠薬のひとつ『ハルシオン』を製造している1社ということで、ここに入れる。2009年3月期連結業績予想は売上高2660億円(前年比0.8%増)、経常利益305億円(同19.0%減)、純利益185億円(同27.7%減)と、増収減益を見込んでいるが、『会社四季報』には、2010年3月期は増収増益の予想値が出ている。

 株価は昨年10月24日につけた安値658円を底に、反発。以降は上下波動をえがきながらも、下値抵抗線を切り上げてきている。23日終値は15円高の777円。戻り高値850円ラインを目標としてみる。株価3ケタ、単位100株の売買しやすさも魅力だ。

★しまむら

 しまむら<8227>(東1)は衣料品の専門店を薬1300店、展開している。女性衣料が中心だが、寝装具なども扱っているということで、ここに入れる。ところで、『東洋経済オンライン』サイトの記事によると、同社の衣料で全身コーディネートをする人のことを『しまラー』と呼ぶらしい。しまラー…うん、いい響きだ。

 2010年2月期連結業績予想は、売上高4242億円(前年比3.3%増)、経常利益375億3600万円(前年比5.1%増)、純利益197億円(同3.4%増)と増収増益を見込んでいる。

 23日終値6760円でPERは12.66倍。信用倍率は0.40倍の売り長なので、買い戻しが入ることも期待してみる。ただ、チャート的には7000円ラインがひとつのフシとなっているので、目先、調整局面か。クレディ・スイス証券は21日付けのレーティングで、投資評価を「ニュートラル」(中立)から「アウトパフォーム」(強気)へ、目標株価を5500円から7200円へ引き上げている。

田北知見(たきた・ともみ)
エネルギー業界専門紙の記者を経て、現在、株式ジャーナリスト、日本インタビュ新聞社記者。雑誌や証券専門紙への寄稿、ムック「インド株成功の極意」などに執筆。著書に実業之日本社から「分足チャートで儲ける 超デイトレ入門」、かんき出版からは「サラリーマン投資家のための株 黄金分割比投資法」などがある。また企業のIR支援活動にも携わっている。

提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 16:51 | 特集

米オバマ大統領が電力需要の2割を風力発電にと演説:国内関連企業に注目!

米オバマ大統領が電力需要の2割を風力発電にと演説:国内関連企業に注目! 「アースデー」の22日に、米オバマ大統領はアイオワ州ニュートンで演説し、再生可能なクリーンエネルギーを開発する方針を明らかにした。また、2030年までに風力発電による電力需要を約20%にし、約25万人の雇用創出を実現する目標を掲げた。

 日本国内においても地球温暖化対策や原油価格高騰などを背景として、原子力発電や太陽光発電とともに、風力発電関連市場の拡大が注目されている。

 世界風力エネルギー協会(WWEA)によると、世界全体の風力発電能力は2007年末で約9400万キロワットとなり、前年末に比べて約27%拡大した。国別に見ると、最大のドイツは2000万キロワットを超え、スペインと米国は1000万キロワットを超えている。さらに世界全体の風力発電能力は12年には、07年に比べて約2・6倍に拡大すると見込まれている。

 日本国内の大手風力発電事業者は、1位がユーラスエナジーホールディングス(東京電力<9501>が60%、豊田通商<8015>が40%出資)、2位がJ−POWER(電源開発)<9513>、3位が日本風力開発<2766>。国内での新規立地が進まないこともあり、各社とも欧州や米国を中心に海外での事業を拡大する方針を打ち出している。

 世界の風力発電機市場は、発電能力ベースで2007年に前年比約4割拡大した模様だ。11年には07年の約2倍に拡大するとの見方もある。世界市場シェアで見ると、デンマークのヴェスタスが最大手で約3割のシェアを握り、2位グループには米ゼネラル・エレクトリック(GE)、ドイツのエネルコン、スペインのガメサが1割強のシェアで並んでいる。日本のメーカーでは三菱重工業<7011>富士重工業<7270>日本製鋼所<5631>などが大型の風力発電機市場に参入してる。このうち三菱重工業は、06年から受注開始した新製品の信頼性の高さが評価され、特に米国向けの販売が好調な模様。そして、現在2%程度の世界市場シェアを、今後3〜4年で10%に拡大する計画としている。

風力発電関連銘柄一覧
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 14:06 | 特集
2009年04月21日

囁きから現実味帯びる『5月危機説』:景気悪化進み企業業績超悪予想も

■「5月危機説」が囁かれる背景

囁きから現実味帯びる『5月危機説』 株式市場では3月中旬以降、過度な不安心理が後退し、景気対策に対する期待なども手掛かりとして上昇に転じた。日経平均株価で見れば4月10日には一時、取引時間中として3ヶ月ぶりに9000円台を回復し、3月10日のバブル崩壊後の安値から1ヶ月で3割弱上昇した。景気の最悪期は脱しつつあるという見方が増えて、市場心理は好転しているようだ。しかし一方では、景気の先行きに対する警戒感も依然として強い。そして企業の2009年3月期決算発表を機に、信用不安の再燃などで市場心理が後退する「5月危機説」も懸念されている。

 株式市場で「5月危機説」が囁かれる背景には、『企業業績の一段の悪化』『信用不安の再燃』、そして『景気底割れの懸念』がある。国内主要企業の09年3月期決算発表は、4月下旬から5月中旬にかけて出揃う。すでに大幅減益や赤字転落が予想されているため、09年3月期の業績悪化は株価に織り込み済みと考えられている。しかし、4月に入って下方修正を発表する企業が相次ぎ、また監査法人が求める厳格な資産査定により、損失額が想定より拡大する可能性も懸念されている。09年3月期の決算発表で、実態が想定以上に悪化していることが明らかになれば、投資家の失望感を誘い、市場心理が後退する可能性も考えられる。
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 10:28 | 特集
2009年04月20日

「サプライズ」期待薄の業績相場で「子育て支援」関連株で「株育て」も一考の余地

浅妻昭治のマーケット・センサー
浅妻昭治のマーケット・センサー 「石が浮かんで、木の葉が沈む」という自然の摂理を無視する現象が、株式市場で日常茶飯事となっている。業績の上方修正、下方修正に対する株価の反応に関してである。上方修正は投資価値の向上、好材料のはずが、株価は無反応、売られるケースまである。一方、業績の下方修正は、悪材料出尽くしとて買い材料視され、大幅に買い上げられる。
 こと業績に関しては、もう「ネガティブ・サプライズ」も「ポジティブ・サプライズ」も存在しなくなったようである。トヨタ自動車は、昨年11月の前期1回目の業績下方修正によって株価が急落し、「トヨタショック」といわれたが、あれから5カ月、その急落幅をほぼ完全にカバーしている。2003年4月に起こった「ソニーショック」が、日経平均株価を直撃し、当時のバブル崩壊後の安値にまで急落させた衝撃度や深刻さなどとは無縁で、ソニーのようにいつまでも語り継がれる株価神話にはなりそこなった。
 これは、相場ステージが「業績相場」でなく「需給相場」にあるためとコメントされている。信用売り残が大きく積み上がっており、売り方が買い戻しに動いているのである。しかもその需給相場のバックには、株式買い取り枠のを拡大するなどなどという政府・日銀の大きな需給主体が控えている。その需給主体は、直接の株式市場対策だけではなく、「4段ロケット」などという財政支出を伴う強力な政策手段を誇示し、景気が回復するまで手当たり次第に発動するから、孤軍奮闘する売り方は、恐怖心に駆られて踏まされてしまう展開にも追い込まれてしまう。
 米国に続いて日本でも今週後半から、主力企業の3月期決算の発表がスタートし、「需給相場」から「業績相場」に転換すると観測されている。しかしシャープさやメリハリを失い、サプライズに鈍感になった株価が、本当にそう動くかは保証の限りではない。「トンネルを抜けるとまたトンネル」で、再び方向感の乏しい展開が続く可能性もないとはいえない。こうした不透明相場下では、主力株のアップダウンに律儀に付き合うのではなく、相場環境に関係なくじっと持ち堪えられる銘柄に投資を絞ることも肝要となる。
 そこで一連の追加経済対策で打ち出された子育て支援関連株はどうだろうか?今年度補正予算では子育て応援特別手当3万6000円が支給予定であるし、4月19日付けの日本経済新聞ではミニ保育所の設立支援が観測報道された。保育所展開のピジョン(7956)コンビ(7935)JPホールディングス(2749・JQ)、育児用品の西松屋チェーン(7545)学習研究社(9470)、エンターテイントメント系のスタジオアリス(2305)ベネッセコーポレーション(9783)などで「子育て」ならぬ「株育て」も一考余地がありそうだ。

浅妻昭治(あさづま・しょうじ)
株式評論家/日本インタビュ新聞社 編集部 部長
 1942年生まれ、神奈川県川崎市出身。証券専門紙で新聞と雑誌のキャップを務め、マーケット及び企業の話題掘り下げ取材には定評がある。長く、旧通産省の専門紙記者クラブに所属し、クラブの幹事として腕をふるった。現在、日本インタビュ新聞社の編集長として活躍。

提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 10:19 | 特集