[特集]の記事一覧
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記事一覧 (07/22)「敬意を表する」のはいまやグローバルスタンダード、「もう」も「まだ」もなお慎重に判断
記事一覧 (07/19)エコで夏を涼しく!ドライミスト関連銘柄(田北知見の銘柄ウォッチ)
記事一覧 (07/15)あなたは7月後半の『天神底』を信じるか!?
記事一覧 (07/14)日電産型か花王型か、東京市場も第1四半期決算発表前が「一番暗い?」
記事一覧 (07/11)注目の第1四半期決算がいよいよ発表
記事一覧 (07/09)「環境に優しい交通機関」として重要性高まる鉄道関連銘柄
記事一覧 (07/08)サミット後の相場を占う−−環境関連銘柄は調整も
記事一覧 (07/07)2極化よりも全員が「負け組」の討ち死か?民営化株でディフェンシブ優先
記事一覧 (07/06)業種・規模別指数と26週線(TOPIX)との関係でマーケットを占う
記事一覧 (07/04)オープンエア「川床」から連想した、「京都」関連銘柄(田北知見の銘柄ウォッチ)
記事一覧 (06/30)JTの決算とセグメント拝見
記事一覧 (06/30)最悪の「既視感」を避け、7月決算会社の所有期間利回り買いが正解か?
記事一覧 (06/23)強気派も弱気派もともに納得、「困った時にはバイオ頼み」
記事一覧 (06/18)オフィスビルと江戸風情「日本橋」をキーワードに探した優良銘柄(田北知見の銘柄ウォッチ)
記事一覧 (06/17)原油価格高騰で株式市場に与える影響と関連銘柄
記事一覧 (06/16)「通貨の季節」再来はやはり「質への逃避」で民営化JR3兄弟
記事一覧 (06/09)農業関連銘柄特集 農業近代化に向けて開発・投資の動きが活発化
記事一覧 (06/09)ドル安・原油高では円高メリット株の水産株、石炭株が浮上する
記事一覧 (06/06)出遅れ低位株に動兆の気配
記事一覧 (06/05)資源と成長力が魅力、「アフリカ」をキーワードに探した優良銘柄(田北知見の銘柄ウォッチ)
2008年07月22日

「敬意を表する」のはいまやグローバルスタンダード、「もう」も「まだ」もなお慎重に判断

浅妻昭治のマーケット・センサー
浅妻昭治のマーケット・センサー 「敬意を表する」のは、官製談合相場が横行した日本の株式市場の専売特許とばかり思っていたが、いまやグルーバル・スタンダードになりつつあるらしい。米国市場で、米証券取引委員会(SEC)が、金融株への空売り規制を打ち出したら、NYダウは下げ渋り、戻りも試す展開となった。かつて日本市場で、規制当局の旧大蔵省証券局が相場過熱を警告すれば株価は小休止、下げ過ぎを示唆すれが反騰をしたかつての「敬意を表した」相場の数々を彷彿させるところがある。
 しかも、連邦住宅抵当公社(ファニーメイ)と連邦住宅貸付抵当公社(フレディマック)への公的資金注入を伴うものである。これも、日本のバブル経済崩壊後の「失われた10年」相場の大底打ちのきっかけとなったりそな銀行への公的資金注入、実質国有化を思い起こさせるところがある。
 しかしこれで米国市場が大底を打ったとは、日本の思い出したくもない経験則からしてにわかには信じ難い。日経平均株価が、大天井から2003年4月に7607円で大底をつけるには実に日柄で13年余、値幅で80%もの調整を要したのである。いくら金融技術先進国の米国といえども、昨年10月の最高値からわずか1年余、18%程度の日柄・値幅調整では、「もうはまだなり」なのか「まだはもうなり」なのか判断のしようがない。
 となれば、今週もまた、きよう22日の取引時間中に今3月期第1四半期決算を発表する信越化学工業(4063)を筆頭とする主力株の今期業績に、米国のサブプライムローン問題がどう影響するかウオッチすることから始めなくてならない。日本の不動産株には、ゼファー(8882)の経営破たんなどの影響が色濃く出始めているだけに、特殊・個別事情にとどまるのか見極める必要がある。「もう」も「まだ」も、なお腰を据えて判断して軽挙妄動は慎みたいところである。

浅妻昭治(あさづま・しょうじ)
株式評論家/日本インタビュ新聞社 編集部 部長
 1942年生まれ、神奈川県川崎市出身。証券専門紙で新聞と雑誌のキャップを務め、マーケット及び企業の話題掘り下げ取材には定評がある。長く、旧通産省の専門紙記者クラブに所属し、クラブの幹事として腕をふるった。現在、日本インタビュ新聞社の編集長として活躍。


提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 09:16 | 特集
2008年07月19日

エコで夏を涼しく!ドライミスト関連銘柄(田北知見の銘柄ウォッチ)

田北知見の銘柄ウォッチ 最近、株式投資のキーワードで環境関連のひとつとして『ドライミスト』が話題になっているらしい。ドライミストとは、(機種などにもよるが、一般的には)水道水を微細な粒子にして噴出させ、気化熱によって周囲(空間)を冷却するものだ。水は霧状なので、人や物に当たっても濡れることはなく、戸外でも屋内でも設置できる。

 愛知万博でのデモ設置や、東京都が平成18年度に補助金を実施したことなどから、2〜3年前に一時、話題になったが、このたびは環境関連として再び注目されているようだ。

 空調機器よりも電力などのエネルギー消費が少ないことや、噴霧による涼しげな視覚効果など、メリットは多い。東京都内では、六本木ヒルズ、新丸ビル、秋葉原などに設置されているという。そういえば、ヒルズの入り口あたりで、見たことある気がする。噴水みたいな設備、つまり、オブジェ的なものだと思っていたのだが。そうか…実はそんなにスゴイものだったのか…。

 というわけで、「エコで夏を涼しく! ドライミスト関連銘柄」。(2008/7/15 株マニ)

■能美防災<6744>(東1)

防災システム最大手の能美防災はドライミストのシステム製造も行なう。堅い優良企業株

 能美防災<6744>(東1)は防災システムの最大手メーカー。ドライミストのシステムも製造販売している。ヤフーで「ドライミスト」のキーワードで検索をかけると、トップに出てくるので、素直にここに入れる。
 防災システムといっても、同社が扱っているのは、ビル向け、集合住宅向け、一般住宅向け、プラント向けなどさまざまあり、製品分野も、火災報知設備、消火設備、ガス漏れ刑法設備、防火・排煙設備、非常用放送設備、避難誘導設備、防犯警報設備など、多岐に渡る。同社サイトによると、「創業の原点」は、大正12(1923)年、創業者の能美輝一氏が、関東大震災の惨状を目の当たりにし、火災予防への研究を行なおうと決心したことにあるそうだ。…いい話だ…。
 業績は堅調。今期2009年3月期連結業績予想は、前年比増収増益。『会社四季報』では、会社側予想値よりさらに上ブレした予想値を出しており、また、2010年3月期はさらに増収増益との予想値を出している。
 筆頭株主はセコム<9735>(東1)だが、ほかの大口株主には、自社代理店持株会、自社取引先持株会、自社従業員持株会、都銀、損保などが並んでおり、堅い。前期末で実質無借金、現金等171億円と、財務面も堅い、優良企業株だ。
 チャートを見ると、この1ヵ月ほどは700円台から600円台前半へと続落トレンド。押し目の拾い時と見たい。14日終値636円でPERは12.39倍、PBRは0.80倍と割安。信用残は売買ほぼ拮抗。

■清水建設(1803)

ゼネコンの清水建設はドライミストシステム構築事業も行なう。続落&モミ合いから上放れへ

 ゼネコンの清水建設<1803>(東1)は、ドライミストシステム構築事業も行なっている。というか、ドライミストシステム自体の開発を、前述の能美防災をはじめとしたメーカーや、名古屋大学などと共同で、経済産業省地域再生コンソーシアム研究開発事業として、行なったらしい。
 チャートを見ると、6月17日につけた直近高値563円から反落→続落トレンドで来ている。下値フシ450円ラインで反発→まずは前の高値550円ライン奪回を目指したい。14日終値470円で、PERは15.40倍、PBRは1.08倍。
 業績は…あんまり良くない。今期2009年3月期連結業績予想は、前年比増収減益。また、『会社四季報』では、次期2010年3月期は減収増益の予想値が出ている。信用残は0.74倍の売り長。反発&上昇局面に転じれば、買い戻しも入ってさらに上昇加速…との期待もできそうだ。

田北知見(たきた・ともみ)
エネルギー業界専門紙の記者を経て、現在、株式ジャーナリスト、日本インタビュ新聞社記者。雑誌や証券専門紙への寄稿、ムック「インド株成功の極意」などに執筆。著書に実業之日本社から「分足チャートで儲ける 超デイトレ入門」、かんき出版からは「サラリーマン投資家のための株 黄金分割比投資法」などがある。また企業のIR支援活動にも携わっている。

提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 19:17 | 特集
2008年07月15日

あなたは7月後半の『天神底』を信じるか!?

特集1992年から16年間のパフォーマンスを検証

 古くから相場の世界、とくに北浜では「天神底」という教えがある。水の都、大阪の夏の祭典「天神祭」の頃が底になるという教えだ。もちろん、コンピューターを駆使した理論優先の今の相場では、こうした教えを鵜呑みにする人は少ない。しかし、相場は多くの人の参加によって成り立っている。人は、理屈だけで生活しているわけではない。外国には、クリスマスがあるし、13日の金曜日という忌み嫌う日も存在する。日本人も正月は休みたいし、お盆には墓参りをする。故郷のチームが出れば高校野球だって応援する。それが、人の営みであり、相場にも反映される。

 季節の中で、もっとも寒い2月が、「節分天井」になりやすく、もっとも暑い7月後半の「天神祭」が底になりやすい、というのが、米(コメ)相場発祥の地、大阪・堂島の教えである。寒ければ寒いほど、暑ければ暑いほど、的中率は高いといわれる。今年の7月は非常に暑い。  特に、5月とか6月に高値をつけた日経平均が、7月に入って、さらに下げてくるような時は「7月が安値」、つまり、天神祭の頃が底値になりやすい、と投資経験者は見ている。

「7月ので安値買い、8月売り」の戦法

 1992年以降について、7月安値と、@3ヵ月後の10月終値を比較、A翌月の8月終値を比較してみた。16回中、3ヶ月後が高かったのは7回(表では○)、安かったのが9回(●)と、安い月が上回った。
 しかし、1ヵ月後の成績では、高い月が11回、安い月が5回と、圧倒的に○印が多い。即ち、7月安値に対し、「3ヶ月の中期ではパフォーマンスは良くないが、1ヶ月後の成績は抜群に良い」という結果が出ている。このことから、「7月ので安値買い、8月売り」の戦法が良いといえる。しかも、○印の上昇幅が平均でも1317円と大きい。このため、7月の安値は積極的に買って行くところだ。

  7月安値 10月終値 比較   8月終値 比較  
1992 15024 16767 1743 18061 3037
1993 19545 19702 157 21026 1481
1994 19993 19989 -4 20628 635
1995 14295 17654 3359 18117 3822
1996 20627 20466 -161 20166 -461
1997 19495 16458 -3037 18299 -1196
1998 15739 13564 -2175 14107 -1632
1999 17367 17942 575 17436 69
2000 15394 14539 -855 16861 1467
2001 11531 10366 -1165 10713 -818
2002 9547 8640 -907 9619 72
2003 9078 10559 1481 10343 1265
2004 11018 10771 -247 11081 63
2005 11540 13606 2066 12413 873
2006 14437 16399 1962 16140 1703
2007 17042 16737 -305 16569 -473


提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 18:17 | 特集
2008年07月14日

日電産型か花王型か、東京市場も第1四半期決算発表前が「一番暗い?」

浅妻昭治のマーケット・センサー
浅妻昭治のマーケット・センサー 「朝の来ない夜はない」、「夜明け前は一番暗い」と言い合って我慢に我慢を重ねた。バブル経済崩壊後の平成不況下の兜町である。そうやって首をすくねて嵐が過ぎるのを待つうちに、ヤリ手の証券セールスが一人去り、二人去り、「失われた10年」となった。
 米国は、もっとドラスティックにサブプライムローン問題の早期処理が進んでいるのだろうか?財務長官やFRB議長の議会証言などみると、楽観していいのかそれとももっと悲観視しなくてはならないのかよく分からず、隔靴掻痒の感が強まる。もちろん、今週から発表が本格化する米国主要企業の4−6月期決算動向で、この傷の深さ、浅さが浮き彫りになり株価や為替が、大きく影響受けるとするのは、市場のコンセンサスとなっている。
 東京市場でも、すでに3月期決算会社の4−6月期(第1四半期、1Q)業績の発表がスタートした。主力株の決算発表は、米国より1週間遅れの22日に信越化学を皮切りに始まり、31日にピークを迎える。現在のような売り方の買い戻しと、下げた株ほど良く戻るとして逆張りする「リターン・リバーサル」だけで、いつまでも相場の幕間がつなげるわけはなく、決算発表で相場の方向性が変わるとの期待も少なくない。
 今年4月末からの3月期決算の発表でも、日経平均株価が3月安値から6月高値まで2700円高するきっかけになったからだ。決算発表時より想定為替レートは円安、原材料価格は負担増、景況感は悪化と状況が変わっているなかで、期初の慎重予想に変化が起こるのか起こらないのか、サプライズが飛び出すのか出ないのか注目されることになる。
 決算発表自体が不調でも、また期初予想据え置きでも、必ずしも売り材料になるとは限らない。例えば4月末は、主力株のトップバッターとして花王(4452)日本電産(6594)が同時に決算を発表、同じように純利益が市場コンセンサス平均を下回ったが、株価の反応は正反対であった。その後、日電産は1200円高、花王は200円安となった。
 その日電産の株価が、前週末11日に急伸した。もし4月相場再現の前触れとすれば、まさに1Q決算決算前が「一番暗い」と期待したくもなるのである。

浅妻昭治(あさづま・しょうじ)
株式評論家/日本インタビュ新聞社 編集部 部長
 1942年生まれ、神奈川県川崎市出身。証券専門紙で新聞と雑誌のキャップを務め、マーケット及び企業の話題掘り下げ取材には定評がある。長く、旧通産省の専門紙記者クラブに所属し、クラブの幹事として腕をふるった。現在、日本インタビュ新聞社の編集長として活躍。


提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 10:17 | 特集
2008年07月11日

注目の第1四半期決算がいよいよ発表

3月期決算企業の「4〜6月 第1四半期」発表予定
(直近2週間の主な発表予定企業)

原油高など環境厳しく、マーケットは固唾を飲んで見守る
まず、日本郵船、ホンダの発表に注目


 注目の第1・四半期決算の発表が本格化する。従来の発表で見ると、第1四半期の時点で、よほどの変動がない限り、中間期及び通期予想を変更することはない。しかし、発表された数字によって、先行きを推測することはできる。
 とくに、今年は「原油高」「資材高」「人件費高」さらに「アメリカ及び新興国の景気悪化による輸出環境悪化」など、企業業績の頭を押さえる材料は多い。
 7月22日(月)の週では日本郵船など海運、そして自動車ではホンダが発表となる。株式市場はこれから、決算発表を固唾を飲んで見守ることだろう。

7月14日(月)〜18日(金)
 安川情報システム(2354)、マックス(6454)、ワイ・イー・データ(6950)、安川電機(6506)、石塚硝子(5204)、アルインコ(5933)、TAIYO(6252)

7月22日(火)〜25日(金)
 信越化学工業(4063)、総合メディカル(4775)、東洋シヤッター(5936)、SUNX(6860)、小松ウオール工業(7949)、松下電工インフォメーションシステムズ(4283)、新神戸電機(6934)、信越ポリマー(7970)、トーメンデバイス(2737)、紀文フードケミファ(4065)、JSR(4185)、日立化成工業(4217)、オービック(4684)、有沢製作所(5208)、日本精線(5659)、日立国際電気(6756)、KOA(6999)、日野自動車(7205)、ジャフコ(8595)、光世証券(8617)、カブドットコム証券(8703)、NECリース(8793)、三晃金属工業(1972)、カゴメ(2811)、野村総合研究所(4307)、ファルコバイオシステムズ(4671)、ノエビア(4916)、東京製鐵(5423)、大同特殊鋼(5471)、三浦工業(6005)、石川島運搬機械(6321)、芝浦メカトロニクス(6590)、日新電機(6641)、小糸工業(6747)、アドバンテスト(6857)、松下電工(6991)、ホンダ(7267)、リコー(7752)、トッパン・フォームズ(7762)、高木証券(8625)、岩井証券(8707)、ダイビル(8806)、日本郵船(9101)、商船三井(9104)、帝国ホテル(9709)

提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 11:08 | 特集
2008年07月09日

「環境に優しい交通機関」として重要性高まる鉄道関連銘柄

鉄道関連銘柄大都市圏への人口集中で鉄道依存度高まる

 既に言われて続けていることであるが、原油の高騰が続いている。7月にはレギュラーガソリンが1リットル180円台に乗せたガソリンスタンドも出現、このままの勢いで高騰が続けば、200円の大台に乗る可能性も出てきた。

 この原油高騰を要因の一つとして上げられるのが、自家用乗用車の深刻な販売不振である。今年に入り、我が日本の自動車保有台数が1963年の統計採取以来、今年に入って初めて減少に転じたことが如実に表している。また自動車の利用頻度低下、走行距離の短縮をも引き起こしている。

 但し、この保有台数の減少その他の事実はガソリン価格の上昇だけが原因ではない。高齢化社会、若年者人口の減少に伴う需要減も原因であろうし、原料高騰に派生する自動車新車の小売価格値上げも要因の一つである。

 しかしこれらの要因は本格的な景気回復、それに伴う所得の上昇が顕著になれば、解決される問題とも言える。むしろもっと販売不振に繋がる、それも長期的な販売不振に繋がっていくのではないかと考えられる要因がある。それが世界的な大都市圏への人口集中である。国内においても特に三大都市圏への人口流入が高度経済成長期に並ぶ勢いで再び加速している(例えば東京都は2007年6月から08年6月にかけて約12万人増加、特に今年1月から6月までで約8万人増加しており、流入が加速している様子が伺える。因みに社会増加数は全国トップ)。

自動車保有台数減少と大都市圏への人口集中が追い風

 大都市圏は地価が高い、つまり駐車場料金が高い、よって家計への重荷から自動車の所有を控える。また既に公共交通機関が発達しており、自動車がなくても不便をしないことから、より公共交通機関を利用する機会が増えるというライフサイクルとなっている。都市圏の拡大が進めば、新たな需要が発生することで新線建設も活発化し、また温室効果ガス削減の動きから、特に多くの人口を抱える都市ほど環境に優しい「電車」の利用促進を推進していく傾向が強まっていくことは容易に想像される。

 よって今後、鉄道関連企業は「環境に優しい交通機関」としての側面と、大都市圏への人口集中によるニーズ増加という追い風に乗って、中・長期的な発展段階に入るのではないかと見込まれ、注目してみたい。

>>鉄道関連銘柄特集の続きを読む(主な鉄道関連銘柄掲載)

提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 12:25 | 特集
2008年07月08日

サミット後の相場を占う−−環境関連銘柄は調整も

洞爺湖サミット●サミット後の相場パフォーマンス

 北海道洞爺湖サミットが華やかに開催されているが、果たしてサミット後の相場はどうなるのだろうか。首脳が集まっているので、全ての事が決定されるように思われ、期待は強いのだが、実際はサミットで決定されることはない。「方向性」「基本」といったことは確認されても、明日から即実行ということはない。チャート的に言えば「日足」ではなく「月足」や「年足」のようなスパンの長いものだ。過去の動きを日経平均で探ってみた。

過去のサミット開催の
7月・月初と3ヶ月後(10月末)の日経平均


・93年=19,638円 → 19,702円
・94年=20,618円 → 19,989円
・95年=14,519円 → 17,654円
・96年=22,568円 → 20,466円
・97年=20,561円 → 16,458円
・98年=15,852円 → 13,564円
・99年=17,607円 → 17,942円
・00年=17,451円 → 14,539円
・01年=12,929円 → 10,366円
・02年=10,655円 →  8,640円
・03年= 9,097円 → 10,559円
・04年=11,933円 → 10,771円
・05年=11,573円 → 13,605円
・06年=15,573円 → 16,399円
・07年=18,139円 → 16,737円
・08年=13,514円 → ???円


 決してパフォーマンスは良好とはいえない。もちろん、サミットだけで相場が決まるわけではない。
 その時々の景気・企業業績・需給関係が影響するので、サミット後は安いと決めつけることはできないが、もうひとつの理由に季節がある。

●動き難い7月という季節性が悪影響か!?

 例年、6、7月は暦年で前半相場終了というフシ。その後、夏場のバカンス、秋には、企業の中間決算、ファンドの決算も重なって動き難いことがある。このため、サミット開催を9月、10月にすれば違った結果になる可能性がある。
 今年も、夏から秋に向けて、あまり期待できない。特に、「CO2削減」、「環境関連が本命」と騒いでいたので、恐らく、今度のサミットで、明日からCO2を半分に削減するということにはならないだろうから、環境関連銘柄は調整に入る可能性がある。環境関連銘柄に代わるのはバイオ関連銘柄あたりか・・・・

提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 10:59 | 特集
2008年07月07日

2極化よりも全員が「負け組」の討ち死か?民営化株でディフェンシブ優先

浅妻昭治のマーケット・センサー
浅妻昭治のマーケット・センサー さらに「勝ち組」、「負け組」の2極化が進むのか、それとも全員が「負け組」になって討ち死をしてしまうのは、注目されるのが、不動産セクターである。毎日、最低1社ペースで業績下方修正銘柄銘柄が相次ぎ、株価が急落、市場の値下がり率ランキングの上位が、不動産株で半独占されるケースも珍しくないからである。
 下方修正銘柄の開示資料には、はっきりと「不動産不況」と書かれており、マスコミのニュースにも「都心のミニバブル破綻」の見出しが躍っている。米国のサブプライムローン問題を発端に、日本でも銀行の不動産関連融資の審査が厳格化、買い手側の資金調達が難航、売却の延期・中止、さらに売却価格の値下げなどを余儀なくされたことが要因だ。
 前回のバブルが崩壊し「失われた10年」の平成不況下では、不動産経営は、不動産を「持つリスク」が意識され、保有土地と借入金を圧縮、フィー(手数料)ビジネスに軸足を移すのが最良とされた。その典型が、投資信託改革で登場した不動産投信(REIT)であった。大手銀行が、預金受け入れよりも投信販売に注力したのと軌を一にする。
 ところがいつの間にか「持たざるリスク」が、前面に出て地上げなども加わる土地争奪戦が激化したようなのである。ここからは、取得した土地の立地と不況にいつまで耐えられるか資金力が、「勝ち組」、「負け組」の分かれ目になるのは自明の理である。しかし、大手総合不動産の東京建物(8804)までもが、業績を下方修正してくる状況で、本当に「勝ち組」が残るのか疑問も湧いてくる。
 大軟調相場下で、弱気の上塗りをするのは気が引ける。しかし、事実はしっかり事実として見据える必要がある。ここはディフェンシブ株優先でJR3社、NTT、JT、国際石油開発帝石ホールディングス、石油資源開発、電源開発、沖縄電力を含めた民営化株でやり過ごす以外になさそうである。

浅妻昭治(あさづま・しょうじ)
株式評論家/日本インタビュ新聞社 編集部 部長
 1942年生まれ、神奈川県川崎市出身。証券専門紙で新聞と雑誌のキャップを務め、マーケット及び企業の話題掘り下げ取材には定評がある。長く、旧通産省の専門紙記者クラブに所属し、クラブの幹事として腕をふるった。現在、日本インタビュ新聞社の編集長として活躍。

提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 10:06 | 特集
2008年07月06日

業種・規模別指数と26週線(TOPIX)との関係でマーケットを占う

相場展望業績と需給動向を反映する
「26週線」との関係で相場を直視


 東証業種別指数33業種について、TOPIX(東証株価指数)の「26週線」に対する「株価」の位置をチェックした。通常、株価(ここでは指数)が「26週線の上にあれば強い動きで、マーケットをリードしている」と、見ることができるからだ。また、26週線を上回っている銘柄(業種)が多いほどマーケット全体も強い。

 東京証券取引所では、第一部上場銘柄を対象に、TOPIX(東証株価指数)を日々発表している。日経平均が東証一部上場銘柄中、225社の株価だけを対象としているのに対し、TOPIXは全銘柄が対象で、しかも、株価だけでなく株数も計算対象としているため、全体相場を判断するのに適している。このため、ファンドなどの機関投資家が運用するベンチマーク(成績を比較するための指標)として使われている。

 TOPIXのほかに、セグメントで、発行株数が2億株以上の大型の銘柄を対象とした「大型株指数」、発行株数が2億株未満、6000万株以上を対象の「中型株指数」、発行株数6000万株未満を対象の「小型株指数」を発表。現在のマーケットが、発行株数の多い大型株が主導か、あるいは、中小型株が中心の相場の動きであるかが分かる。

26週線近辺の16業種の動きが相場の行方を決める
〜仮に26週線切るようなら全体相場の一段安は避けられない〜

 さらに、大中小の分類のほかに、業種別にも分けて「業種別の指数」として発表しているから、現相場における人気業種の動向が理解できる。その、大・中・小の規模別指数と33業種の指数について、相場の基調的な強さを判断する26週線との関係で捉えた。

 26週線は、毎週末の株価(指数)を、常に26週分平均値として計算したもの。一般的には、企業業績の半期〜1年先の予想、あるいは信用取引の制度信用利用の6ヶ月期日を色濃く反映するといわれる。つまり、企業業績と需給関係を反映したものが26週線として使われている。

 その26週線に対し、株価(指数)が「上に位置する」ことは、業績も需給も良好なことを意味し、26週線の「前後、近辺に位置する」ことは業績に気迷いが生じ、信用取引の買いの期日が到来するなど需給面でも圧迫感が見えること、そして、26週線の「下に位置する」ことは業績の先行き不安と需給面で買い方が処分売りに追いやられていることを意味する。

大型株指数・中型株指数は26週線を下回る

 7月4日(金)現在、大型、中型株指数は26週線を下回わり、小型株指数が26週線近辺に位置。指数としては弱い動き。業種別では、26週線を上回っているのは、わずか水産、鉱業、紙パルプの3業種にすぎない。反対に26週線の下にあるのは14業種で全体の42%と半分近くを占める。原油高騰による原材料高の影響と、原材料価格を製品・サービスに価格転嫁できない業種が特徴的だ。今後、26週線の近辺にある16業種がどちらに動くか、とくに、26週線の下へ動くことになれば全体相場の一段安は避けられない。

東証業種別指数が26週線を上回っているのはわずか3業種

原材料費圧迫を受けやすい業種16業種が26週線より下に位置
(7月4日(金)現在)

●26週線に対して上にある
 =3業種
水産、鉱業、紙パルプ

●26週線の近辺にある
 =小型株指数のほかに16業種
小型株指数、建設、医薬、石油、ガラス、鉄鋼、金属製品、機械、電機、精密、諸工業(その他製品)、電気、陸運、海運、情報、卸売、保険

●26週線に対し明らかに下にある
 =大型株指数、中型株指数のほかに14業種
大型指数、中型指数、食品、繊維、化学、ゴム、非鉄、輸送、空運、倉庫、小売、銀行、証券、その他金融、不動産、サービス

提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 12:44 | 特集
2008年07月04日

オープンエア「川床」から連想した、「京都」関連銘柄(田北知見の銘柄ウォッチ)

田北知見の銘柄ウォッチ 夏の京都には、行ったことがない。一度、『川床』を体験してみたいと思い、とりあえずパンフレットを見て電話してみたが、どこもいっぱいで予約が取れなかった。残念。
 ご存知のとおり、川床は、京都の夏の風物詩のひとつで、川沿いにある飲食店などが、川へ向けて座敷を張り出して、そこに席を設け、お客が飲食するものだ。カフェのオープンエア席のような感じか。市街地では鴨川、山のほうでは貴船が有名だ。貴船は確か、鞍馬とかに近く、あのあたりは一度行ってみたかったのだが…来年、再チャレンジするか。
 どっちにしても、夏の京都は、大文字の送り火、祇園祭などイベントも多く、なかなか予約が取れにくそうな気がする。というか、春は桜で、秋は紅葉で、また修学旅行や外国人観光客で、京都はいつも混んでいるという印象があるが。
 というわけで、上記の文から連想した、京都をキーワードに探した優良銘柄。(2008/7/1 株マニ)

■東海旅客鉄道<9022>(東1)

JR東海は収益の8割超が新幹線、今期は減収減益予想だが、上方修正期待も

 京都といえば、東京近辺の人間にとっては、東海旅客鉄道<9022>(東1)の「そうだ 京都、行こう。」キャンペーンをまず思い浮かべる人も多いだろう。コマーシャルも広告ポスターも、いつもステキだ。今は「夏 延暦寺篇」をやっているようだ。比叡山・延暦寺、京都の中心地から離れているが、あそこもいい所ですよね。
 JR東海は、収益の8割超が新幹線なのだそうだ。スゴイ。最近では、超電導リニアの開発もクローズアップされている。今期2009年3月期連結業績予想は減収減益だが、会社四季報では、次期2010年3月期は増収増益の予想値が出ている。
 1月23日につけた年初来安値88万3000円を底に、上昇トレンドで来ている。とくに6月末には、「ガソリン高により、自動車や航空機から電鉄へのシフト」「内需関連の堅い銘柄」「夏の旅行シーズンストック銘柄」などでにわかに注目され、JR3社が連騰傾向に。また、業界では「JR3社は期初で保守的な予想値を出し、期中などに増額修正する傾向がある」との指摘も出ている。
 6月30日終値117万円で、PERは15.46倍、PBRは2.86倍と頃合いの良い数字ではある。押し目を拾って、次のフシを目指したい。

■オムロン<6645>(東1)

オムロンのチャートはジリ高傾向。技術力に定評のある優良企業株

 オムロン<6645>(東1)は京都市に本社がある企業の代表的な1社だ。京セラ<6971>(東1)とどっちにしようかと迷ったが、オムロンを入れる。
 開発・製造しているのは、制御機器・FA(ファクトリーオートメーション)システム、スイッチやコネクター、センサーなどの電子部品、入退室管理システム、セキュリティゲート、体重・体脂肪計や体温計、血圧計などの健康医療機器、パソコン周辺機器、エネルギーマネジメント機器・システムなど、多岐に渡る。
 チャートを見ると、3月18日につけた年初来安値1950円を底に、反発。ジリ高傾向で来ている。このまま続伸で、前の高値2600円ラインまで戻して行きたい。6月30日終値2245円でPERは13.63倍、PBRは1.45倍。
 今期2009年3月期連結業績予想は前年比増収減益。しかし会社四季報では次期2010年3月期は増収増益の予想値が出ている。

田北知見(たきた・ともみ)
エネルギー業界専門紙の記者を経て、現在、株式ジャーナリスト、日本インタビュ新聞社記者。雑誌や証券専門紙への寄稿、ムック「インド株成功の極意」などに執筆。著書に実業之日本社から「分足チャートで儲ける 超デイトレ入門」、かんき出版からは「サラリーマン投資家のための株 黄金分割比投資法」などがある。また企業のIR支援活動にも携わっている。



提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 15:45 | 特集
2008年06月30日

JTの決算とセグメント拝見

【決算とセグメント拝見】
日本たばこ産業 (JT)ホームページ国内タバコの環境厳しくPER28.7倍は割高
2006年6月の安値36万2000円を見に行く可能性も


 JT<2914>(東1)は、2008年の高値68万1000円(1月)、安値41万2000円(6月)。中間値54万6500円、6月27日終値44万3000円。PER28.7倍、利回り1.17%、PBR2.0倍。
 株価は安値圏にあり、かつ、強弱のバランスである中間値を10万円も下回っている。これは、冷凍餃子が社会的な問題となっただけに、機関投資家等は手を出し難い面もある。また、今期が営業減益見通しにあり、特に営業利益率のダウンが響いている。7月からのパスコ導入による需要減少懸念に加え、タバコの大幅な値上げ問題が浮上していることがある。健康にとって、「百害あって一利なし」、とドクターが口をそろえるだけに、タバコを取り巻く環境は厳しい。少しでも早く、医療、食品が親孝行することだ。指標面での割安感がないだけに2006年6月の安値36万2000円を見に行く可能性はある。

>>続きを見る(JT決算とセグメント拝見)


提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 14:55 | 特集

最悪の「既視感」を避け、7月決算会社の所有期間利回り買いが正解か?

浅妻昭治のマーケット・センサー
浅妻昭治のマーケット・センサー 昨今の株式市場には「既視感(デジャブ)」がつきまとう。実際には起こっていないのだが、すでに体験済みの現象が次々に起こっている錯覚に捉われるのである。株式市場を取り巻く外部環境が、あの世界最大の株価暴落に見舞われた1987年10月の「ブラックマンデー」当時にウリ二つになってきたからである。
 「ブラックマンデー」の引き金は、ドル安に歯止めをかけようとした米国に対して、逆撫でするようにドイツが金利引き上げに動いた金融政策の不整合にあったといわれている。今回も、米国は政策金利を据え置いたが、7月3日に開催される欧州中央銀行(ECB)理事会では金利引き上げ必至といわれており、「ブラックマンデー」再来を危ぶむ声も囁かれている。
 もう一つの既視感は、日本株の動向にある。実は「ブラックマンデー」の株価暴落が、連鎖・増幅するのを押し止め防波堤になったのは日本株であった。暴落翌日の10月21日に日経平均は9%超の急反発を演じて「ジャパンマネー」の存在感をまざまざと世界に知らしめた。それが「ジャパン・アズ・ナンバーワン」の過信の始まりで、その後のバブル形成の温床となったのはいうまでもない。
 今回も、日本株は海外市場に比べて下落率が小さく、サブプライムローン問題の傷も浅く物価上昇率も僅小で比較優位にあり、世界同時株安の「止め男」、「ラストリゾート」とする観測もある。「既視感」が、現実になるかならないか、7月相場はまたまた難しい展開となりそうだ。
 最悪の「既視感」を避け、「安全第一」、「利食い千人力」を心掛けるのが正解となりそうだ。とりあえず7月決算会社の期末配当か、1月決算会社の7月中間期配当を狙うインカム・ゲインが、所有期間利回りからも有効となりそうだ。

浅妻昭治(あさづま・しょうじ)
株式評論家/日本インタビュ新聞社 編集部 部長
 1942年生まれ、神奈川県川崎市出身。証券専門紙で新聞と雑誌のキャップを務め、マーケット及び企業の話題掘り下げ取材には定評がある。長く、旧通産省の専門紙記者クラブに所属し、クラブの幹事として腕をふるった。現在、日本インタビュ新聞社の編集長として活躍。

提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 09:14 | 特集
2008年06月23日

強気派も弱気派もともに納得、「困った時にはバイオ頼み」

浅妻昭治のマーケット・センサー
浅妻昭治のマーケット・センサー 「弱気は小声で」とするのが、兜町の不文律であった。もちろんかつての大量推奨販売・シナリオ営業方式の「イケイケ ドンドン相場」時代である。弱気は「兜町の敵」で、弱気は少数派、当たっても決して自慢はできず、首をすくめていなくてはならなかった。
 実際に右肩上がりの経済成長・株価形成下では、常に当たるのは強気派で、弱気は万年曲がり屋に甘んじてきた。証券ジャーナリズムでも、弱気を書こうものなら、編集長から「読者を減らすのか」と怒鳴られのがオチであった。全面「カイ、カイ、カイ」の強気の見出しが躍った。
 ところが昨今はどうか。弱気は「小声」どころか、大手を振って出詰っ張りである。証券ジャーナリズムも、「狼少年」よろしく弱気、弱気のオンパレードである。しかし、その弱気派さえ沈黙させてしまうのが、マネーの威力である。どこにあるのか、マネーがジャブジャブと出てきて、弱気を逆手にとって、弱気さえ相場にしてしまう。結果、弱気派は理論的に当たっても、相場的には一敗地にまみれる結末を強いられることになる。
 悲惨な結末を避ける賢明な妥協策が「質への逃避」であり、いまならさしづめ「困った時のバイオ頼み」となる。格好の指標株がある。タカラバイオ(4974・M)である。つい先日もマツタケの人工栽培法の開発で人気化したばかりだ。同社のホームページには、新薬・新技術の開発、ライセンス供与などのニュース・リリースが目白押しである。しかも、このリリースの発信時期が、弱気相場の渦中か、弱気相場到来の数日前というグッド・タイミングで、相場になる確率が高い。兜町も舌を巻く抜群の相場感である。タカラバイオのニュース・リリースを横目に「困った時はバイオ頼み」とすれば「百戦危うからず」となりそうなのである。

浅妻昭治(あさづま・しょうじ)
株式評論家/日本インタビュ新聞社 編集部 部長
 1942年生まれ、神奈川県川崎市出身。証券専門紙で新聞と雑誌のキャップを務め、マーケット及び企業の話題掘り下げ取材には定評がある。長く、旧通産省の専門紙記者クラブに所属し、クラブの幹事として腕をふるった。現在、日本インタビュ新聞社の編集長として活躍。

提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 09:37 | 特集
2008年06月18日

オフィスビルと江戸風情「日本橋」をキーワードに探した優良銘柄(田北知見の銘柄ウォッチ)

田北知見の銘柄ウォッチ 最近、会社と自宅近くで、祭りを見かける機会が何度かあった。御輿や、神楽・雅楽みたいな音楽(?)や、平安時代〜江戸時代の扮装の行列などだ。
 先日は、東京・築地の波除神社と、日本橋方面のどこかの神社らしい。東京・日本橋茅場町の会社近くのは、日枝神社のお祭りらしい。会社の入っているビルの玄関先にも提灯が下げてあって、風情がある。
 日本橋界隈は、東証や日銀などがあり、オフィスビルと百貨店などオシャレな商業施設が並ぶ、東京の中心地のひとつなのだが、時々、こうして江戸の風情を見せてくれる。好きな街のひとつだ。
 というわけで、上記の文から「日本橋」をキーワードに探した、優良銘柄。(2008/6/15 株マニ)

■澁澤倉庫<9304>(東1)

澁澤倉庫は続落トレンドから下値フシで下げ止まりと見たい

 澁澤倉庫<9304>(東1)は旧第一勧業銀行系の倉庫会社。「東京・日本橋蛎殻町の倉庫を賃貸オフィスビルに再開発する」とあるので、ここに入れる。本社は日本橋茅場町にある。

 5日につけた直近高値624円から続落トレンド。下値フシ550円ラインで下げ止まってほしい。13日終値557円でPERは38倍台とまだ高いが、この半年ほどのチャートでは安値圏。信用残は0.06倍の売り長なので、今後、買い戻しが入ると見たいが、「カラ売り銘柄」と思われている?

■三菱地所<8802>(東1)

三菱地所は、なぜかリピート利用してしまうホテルの株主

 日本橋蛎殻町に、好きなホテルがある。シティホテルなのだが、外国人のビジネス客も多く(平日利用客の60%が外国人なのだそうだ)、なんとなくビジネスホテルっぽいテキパキした雰囲気もあって好きだ。何度か、土日のレディースプランを利用したことがある。ゴージャスすぎず、地味すぎず、なんだか居心地がいいので、ついリピート利用してしまう、不思議なホテルだ。エステやプールも気に入っている。
 そのホテルの株主ということで、三菱地所<8802>(東1)を入れる。
 チャートを見ると、2日につけた直近高値2885円から続落。しかし、13日終値は30円高の2560円と、反発のきざしを見せている。PERは40倍台と高めだが、5月高値3200円ライン奪回を目指してみる。
 東洋経済オンライン10日付け『四季報先取り』では、2009年3月期連結業績予想は、会社予想より一部、上ブレの予想値(前号と同じ数字)が、2010年3月期連結業績予想は前年比増収増益の予想値が出ている。

田北知見(たきた・ともみ)
エネルギー業界専門紙の記者を経て、現在、株式ジャーナリスト、日本インタビュ新聞社記者。雑誌や証券専門紙への寄稿、ムック「インド株成功の極意」などに執筆。著書に実業之日本社から「分足チャートで儲ける 超デイトレ入門」、かんき出版からは「サラリーマン投資家のための株 黄金分割比投資法」などがある。また企業のIR支援活動にも携わっている。

提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 10:46 | 特集
2008年06月17日

原油価格高騰で株式市場に与える影響と関連銘柄

特集日本企業の省エネ技術や環境技術に脚光
原油価格は引き続き高水準で推移


 6月上旬、ニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)で、原油価格の代表的な指標WTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)先物価格が最高値を更新し、1バレル140ドル台に迫りました。1バレル150〜200ドルに達するという予測も現実味を帯びています。投機マネー流入が原油価格高騰の一因とも言われますが、新興国の経済成長に伴って世界的に原油需要が拡大していることも事実です。中東情勢の不安定さなど地政学的リスクや資源ナショナリズムの動きも考慮すれば、原油価格は引き続き高水準に推移することが予想されます。

原油価格高騰で株式市場に与える影響と関連銘柄 この原油価格上昇は、企業収益や消費などさまざまな面で、日本を含めて世界の実体経済に大きな影響を与え始め、インフレやスタグフレーションの懸念も高まっています。原油価格上昇に伴う原材料費の高騰は一般的に、製品価格への転嫁が十分でなければ企業収益の悪化に直結します。一方では、製品価格が上昇すれば家計を圧迫して消費者心理に悪影響を与えることになり、節約志向や買い控えなどに繋がって消費の下押し要因となります。
>>特集の続きを読む(原油価格高騰で株式市場の明と暗)

提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 16:17 | 特集
2008年06月16日

「通貨の季節」再来はやはり「質への逃避」で民営化JR3兄弟

浅妻昭治のマーケット・センサー
浅妻昭治のマーケット・センサー ジョージ・ソロスが現役だったら、どう仕掛けるのか興味津々となる「通貨の季節」が再来しているようである。インフレーションと景気後退が同時に起こって、なおかつ通貨価値を維持しなければならない難問を、米国も欧州も日本も背負い込んだからだ。
 前週14日に閉幕した主要8カ国(G8)財務省会合では、米国の「強いドル」政策は容認したものの、ドル安阻止に向け為替への協調介入なのか協調利上げなのか具体策について先進各国の合意までは至らなかったとマスコミは伝えている。ジョージ・ソロスだったら、1992年のポンド危機と同様に、ドルの過大評価をターゲットに空売りで売り崩しを仕掛けるのではないかと想像したくなる。日本も、原油や食料の輸入価格高騰に対しては円高が望ましいし、だいたいドル高・円安へ向け利下げするにも利下げ余地は乏しい。
 円安がさらに進行するか円高の揺り戻しがあるのか、難しい分岐点に差し掛かって株式市場も影響を受けないわけがない。となればディフェンシブ指向で安全第一の「質への逃避」が強まるはずである。ところがこの「質ヘの逃避」も、昨今はなかなか銘柄選択に苦労する。代表株の電力株は、原子発電所の運転停止で原油価格高騰の影響をまともに受け、薬品株も、大手が海外で相次いで大型M&Aを打ち出し大きなリスクをとったばかりだ。
 そんなこんなで消去法でスクリーニングしていくと、残るのは民営化JR3兄弟となる。この夏、大きな事故さえ起こさず安全運転でいってくれれば、「通貨の季節」は乗り切ってくれそうな感触はある。

浅妻昭治(あさづま・しょうじ)
株式評論家/日本インタビュ新聞社 編集部 部長
 1942年生まれ、神奈川県川崎市出身。証券専門紙で新聞と雑誌のキャップを務め、マーケット及び企業の話題掘り下げ取材には定評がある。長く、旧通産省の専門紙記者クラブに所属し、クラブの幹事として腕をふるった。現在、日本インタビュ新聞社の編集長として活躍。

提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 09:11 | 特集
2008年06月09日

農業関連銘柄特集 農業近代化に向けて開発・投資の動きが活発化

迫り来る食糧危機に備えて食糧増産体制進展による関連業界を
巻き込む動きが加速化


 食糧危機が深刻化している。世界規模での人口爆発に伴う需要増、特にBRICsをはじめとした新興国の生活水準向上に伴う食糧需要が急増する一方で、地球温暖化による気候変動や水資源不足に伴う収穫不足が進み、需給バランスが崩れてきていることが主な原因である。しかしそれ以外にも近年の原油価格急騰による輸送価格上昇や、バイオエタノール開発積極化に伴うトウモロコシ価格の急騰、運用難を理由とした投機資金の商品相場への流入といった様々な要因が追い討ちをかけている。
 日本国内を見渡しても貿易摩擦解消と安価な購入を狙い輸入に依存した結果、今では食糧自給率は4割を切るところまで低下、世界的な食糧価格の上昇は6割以上を輸入に頼る日本の家計も直撃する事態に至っている。また、例え価格上昇に耐えられたとしても中国製毒入り餃子問題といった「安全」にまつわる新たな問題も浮上、「量」だけでなく、「質」の食糧危機も迫っている。

 こうした流れの中、世界規模で拡大する食糧需要を満たすために農畜産物を増産しようとする動きが活発化していくものと見込まれる。勿論、食の安全向上も緊急テーマである。これにより発展途上国を含めた地球規模での農業近代化が進むと予想され、農業機械や飼料、農業用薬品などのニーズ増加が期待されている。株式市場においても農業関連銘柄は息の長いテーマとして注目されている。

>>特集の続き(注目の農業関連銘柄−−農業機械や飼料・薬品などのニーズが増加)

提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 17:18 | 特集

ドル安・原油高では円高メリット株の水産株、石炭株が浮上する

浅妻昭治のマーケット・センサー
浅妻昭治のマーケット・センサー 原油先物(WTI)価格が、またまた急騰して1バーレル=139ドル台と史上再高値を更新した。この急騰は、ドル安の裏返しである。世界の投機資金が、ドル安のリスクを回避するために、大挙して原油先物市場に流入して、買いが買いを呼んでいるのである。
 世界経済、株式市場は、1971年のニクソン・ショック以来、この為替動向に振り回されてきた。プラザ合意で円高・ドル安の協調介入政策に舵が切られ、ルーブル合意では今度は逆に円安・ドル高へと変更され、日本経済が、最終的にはバブル景気の生成と破綻に追い詰められたことは記憶に新しい。
 ドル安が続く間は、原油高も止まらない。手詰まりとなった米国が、またどんな合意策を捻り出してこのドル安阻止に動くのか、株式市場の次の大きなテーマとなるはずである。
 足元のテーマ株は、ドル安・原油高関連で円高メリット株となる。代表は電力株、紙パルプ株とされている。しかし、両業種とも円高の恩恵を受ける一方で、原油高騰のデメリットも無視できない。そんな消去法から代わって浮上するのは、水産株、石炭株となるはずである。
 水産株は、水産商事部門での水産物価格高騰による買い付け価格の上昇が、前期業績の下方修正要因となった。円高はこの負担軽減となるほか、買い付け競争での買い負けポジションを好転させる。石炭株も、開発輸入の石炭価格自体が上昇しているほか、購入コストのコスト低減につながる。両業種とも、かつての株価ボードではボードの端に表示されていたが、真ん中に大きくクローズアップされることになりそうだ。

浅妻昭治(あさづま・しょうじ)
株式評論家/日本インタビュ新聞社 編集部 部長
 1942年生まれ、神奈川県川崎市出身。証券専門紙で新聞と雑誌のキャップを務め、マーケット及び企業の話題掘り下げ取材には定評がある。長く、旧通産省の専門紙記者クラブに所属し、クラブの幹事として腕をふるった。現在、日本インタビュ新聞社の編集長として活躍。

提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 09:27 | 特集
2008年06月06日

出遅れ低位株に動兆の気配

特集日経平均1万5000円接近で
出遅れ低位株にホコ先


 低位株に見直し人気が出ている。6日の日経平均が1万4601円まで上昇、1万5000円が目の前に見えてきたが、1万5000円前後はさすがに上値のカベの厚い水準だけに一気にここを突破することは難しいだろうとの見方で先行した銘柄には伸び悩むものが目立ち始めたためだ。
 先行した銘柄に疲れが出れば、出遅れの銘柄に矛先を向けるのは、長いマーケットの動きから当然のこと。個人投資家の皆さんも、セミプロの投資家に負けないで、早目に研究して、ひと稼ぎしたいもの。
 株価が200円以下で、予想経常増益率が2ケタ以上で、比較的PBRが低くい銘柄を拾い出してみた。
>>特集の続きを読む(株価200円以下の経常利益変化率ランキングからピックアップ)

提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 18:46 | 特集
2008年06月05日

資源と成長力が魅力、「アフリカ」をキーワードに探した優良銘柄(田北知見の銘柄ウォッチ)

田北知見の銘柄ウォッチ 5月28〜30日に横浜市でひらかれた『第4回アフリカ開発会議』。日本政府、世界銀行、国連開発計画などの共催で、アフリカ諸国の開発推進に向けた政策対話などを行なうものだ。
 報道などによると、日本がアフリカ諸国との連携強化を図るのは、アフリカの豊富な資源の獲得と、経済成長力を取り込む狙いがある。中国やEUなどもアフリカとの連携強化を図っており、「ライバル」は多いようだ。
 というわけで、上記の文とはあまり関係なく、「アフリカ」をキーワードに探した、優良銘柄。(2008/6/1 株マニ)

■アルコニックス<3036>(東2)

非鉄金属・希少金属の専門商社アルコニックスは中期で買いテーマ

 アルコニックス<3036>(東2)はアルミ、銅、ニッケル、チタンなど非鉄金属・希少金属の専門商社。2006年4月にジャスダック上場、今年3月、東証2部に上場した(26日にジャスダック上場廃止)。アジア、中東など世界各地に拠点があるが、「アフリカでも調達拡大」ということなので、ここに入れる。
 業績は好調に右肩上がりで来ている。非鉄金属や希少金属は自動車・デジタル家電・IT関連など、需要が拡大しており、同社事業の需要も増えこそすれ、減ることはなさそうだ。今期2009年3月期連結業績は、売上高2258億円(前年比4.6%増)、経常利益26億7000万円(同8.9%増)、純利益15億円(同5.1%増)の増収増益を見込んでいる。
 チャート(東2)を見ると、4月14日につけた「上場来安値」4440円を底に、反発。凸凹しながらも上昇トレンドをえがいている。とはいえ、30日終値5190円でPERは9.53倍とまだまだ割安だ。

■日本特殊陶業<5334>(東1)

プラグ、センサーの世界トップメーカー日本特殊陶業は業績不振だが「買い時」と見る

 日本特殊陶業<5334>(東1)はプラグ、センサーの世界トップメーカー。南アフリカでスパークプラグ工場を建設ということから、ここに入れる。
 チャートを見ると、4月10日につけた年初来安値1158円を底に、反発。凸凹しながらも下値を切り上げる展開で来ている。5月30日終値1312円でPERは10.43倍と割安。信用残は約0.7倍の売り長となっている。
 今期2009年3月期連結業績予想は前年比減収減益。業界観測では、増収増益の予想値も出ている。

田北知見(たきた・ともみ)
エネルギー業界専門紙の記者を経て、現在、株式ジャーナリスト、日本インタビュ新聞社記者。雑誌や証券専門紙への寄稿、ムック「インド株成功の極意」などに執筆。著書に実業之日本社から「分足チャートで儲ける 超デイトレ入門」、かんき出版からは「サラリーマン投資家のための株 黄金分割比投資法」などがある。また企業のIR支援活動にも携わっている。

提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 14:03 | 特集