
通期については、従来予想の営業利益1兆9400億円を2兆2000億円(前期比66.6%増)、1株利益も467.0円から526.9円とした。とくに、1株利益ではマーケットの事前予想518〜552円の範疇に着地したといえる。
配当は中間配当65円で期末は未定。
6日の株価は始値が6310円(前日比10円安)、高値は後場13時28分の6400円(同80円高)、安値は前場11時14分の6290円(同30円安)で、終値は前日比30円高の6350円だった。
マーケットでは、「日産自動車が減額した中で増額したことは評価できるし、ひと安心といえる。ただ、1株利益はマーケットの最大期待値には届かなかった。PER的には割安だが、高水準の信用買残を消化して期待された1万円相場を目指す展開になるかどうかは判断し難い」(中堅証券)という。
PERは12.0倍とマーケット平均の15.5倍に比べると割安である。仮に、マーケット平均並みのPERに買えば8170円程度となる。
明日からの展開が注目される。とくに、同社株が上伸すれば主力銘柄中心の相場が期待されるだろうし、仮に、上値が重いようだと内需関連のテーマ銘柄へ物色のホコ先が向かう可能性があるだろう。