[アナリスト水田雅展の銘柄分析]の記事一覧
  (ブログ内の記事検索は右サイドバーの検索窓から)

記事一覧 (01/29)【アナリスト水田雅展の銘柄分析】新日本建物は12月の直近安値から切切り返し、調整が一巡して出直り本格化
記事一覧 (01/29)【アナリスト水田雅展の銘柄分析】エスプールは足元は利益確定売り優勢だが、好業績を評価して出直りの流れに変化なし
記事一覧 (01/29)【アナリスト水田雅展の銘柄分析】TACは高値更新の展開、収益改善を評価して上値追いの流れに変化なし
記事一覧 (01/29)【アナリスト水田雅展の銘柄分析】新和内航海運は水準切り上げの展開、好業績を評価して上値追いの流れに変化なし
記事一覧 (01/29)【アナリスト水田雅展の銘柄分析】スターティアは1月高値から一旦反落だが、過熱感薄れて切り返しのタイミング、電子書籍関連の好調を評価する流れに変化なし
記事一覧 (01/28)【アナリスト水田雅展の銘柄分析】トヨタ自動車は世界的なリスクオフの動きで下押したが、ボックスレンジ下限に到達して下値は頑強
記事一覧 (01/28)【アナリスト水田雅展の銘柄分析】松田産業は地合い悪化で下押したが、レンジ下限に到達して反発のタイミング、低PERと低PBRに見直し余地
記事一覧 (01/28)【アナリスト水田雅展の銘柄分析】神鋼商事は昨年高値突破後は水準切り上げの動き、全般地合い悪化で一旦反落だが、割安感強く上値追いの流れに変化なし
記事一覧 (01/28)【アナリスト水田雅展の銘柄分析】国際計測器は好業績や高配当利回りを評価して上値追いの流れに変化なし、自律調整局面は押し目買いの好機
記事一覧 (01/28)【アナリスト水田雅展の銘柄分析】イワキは12月戻り高値から反落だが、出直りの流れに変化なし、指標面の割安感に見直し余地
記事一覧 (01/28)【アナリスト水田雅展の銘柄分析】ヤーマンは安値圏モミ合いから上放れの動き鮮明、収益改善期待で出直りの流れに変化なし
記事一覧 (01/28)【アナリスト水田雅展の銘柄分析】アルファはモミ合い上放れの動き、収益改善や低PBRを評価して出直り本格化の流れ
記事一覧 (01/28)【アナリスト水田雅展の銘柄分析】ケンコーマヨネーズはモミ合い上放れて昨年3月高値突破、足元は全般地合い悪化の影響で上げ一服だが、中期成長力を評価する流れに変化なく押し目買い好機
記事一覧 (01/28)【アナリスト水田雅展の銘柄分析】プラマテルズはボックス上放れて昨年4月高値突破、指標面の割安感を見直す流れに変化はなく、足元の反落局面は押し目買いの好機
記事一覧 (01/27)【アナリスト水田雅展の銘柄分析】ミロク情報サービスはモミ合い上放れて出直りの動き、強基調へ転換して昨年9月高値目指す
記事一覧 (01/27)【アナリスト水田雅展の銘柄分析】P&Pホールディングスは出直り本格化して昨年5月高値に接近、好業績に再評価余地あり大勢として上値を試す流れ
記事一覧 (01/27)【アナリスト水田雅展の銘柄分析】セプテーニ・ホールディングスは中期成長力を評価する流れに変化なし、自律調整を挟みながら上値追い
記事一覧 (01/27)【アナリスト水田雅展の銘柄分析】大和小田急建設は三角保ち合い上放れの動き、中期事業環境明るく好業績期待
記事一覧 (01/27)【アナリスト水田雅展の銘柄分析】山下医科器械は従業員の不正行為判明と業績発表の延期という悪材料を織り込み、反発のタイミング接近
記事一覧 (01/27)【アナリスト水田雅展の銘柄分析】イーピーミントは下値切り上げて三角保ち合いに煮詰まり感、今期収益改善を評価して上放れのタイミング接近
2014年01月29日

【アナリスト水田雅展の銘柄分析】新日本建物は12月の直近安値から切切り返し、調整が一巡して出直り本格化

 不動産関連の新日本建物<8893>(JQS)の株価は12月の直近安値から切り返しの動きを強めている。調整が一巡して出直りの流れが本格化しそうだ。

 首都圏で流動化事業(他デベロッパー向けマンション用地販売)、マンション販売事業(自社開発物件の分譲、新築マンションの買取再販)、戸建販売事業(戸建住宅・宅地分譲)、その他事業(不動産賃貸や建築工事請負)を展開している。10年11月に提出した事業再生計画に基づいて、マンション販売事業の買取再販、流動化事業の専有卸、戸建住宅販売事業を主力として経営再建に取り組んでいる。事業再生計画決定後の12年3月期および13年3月期は2期連続で最終黒字を達成した。

 事業再生に向けて新規事業用地の仕入れも進めテいる。13年9月に川崎市高津区で戸建販売「北見方プロジェクト(仮称)」事業用地、13年10月に東京都江戸川区で戸建販売「東葛西プロジェクト(仮称)」事業用地、13年11月に埼玉県志木市で戸建販売「志木プロジェクト(仮称)」事業用地、そして13年12月に東京都町田市で戸建販売「南町田プロジェクト(仮称)」事業用地を取得している。

 今期(14年3月期)の業績(非連結)見通しは売上高が前期比16.6%増の127億円、営業利益が同18.0%増の6億20百万円、経常利益が同3.1%減の4億05百万円、純利益が同4.2%減の4億円としている。戸建販売事業の販売戸数増加が牽引して増収営業増益の見込みだ。事業用地仕入は第2四半期(7月〜9月)までにマンション販売事業3物件・44億円(売上ベース)、戸建販売事業9物件・21億円(同)を積み上げている。なお2月3日に第3四半期累計(4月〜12月)の業績発表を予定している。

 株価の動きを見ると、12月24日と12月25日の直近安値54円から切り返しの動きを強めている。1月20日には73円を付けて10月の75円に接近する場面があった。足元は全般地合い悪化の影響も受けた形で1月27日に62円まで下押したが、1月28日には67円まで急反発している。調整が一巡して出直りの流れに変化はないだろう。

 1月28日の終値66円を指標面で見ると、今期予想PER(会社予想のEPS4円02銭で算出)は16〜17倍近辺、実績PBR(前期実績のBPS11円64銭で算出)は5.7倍近辺である。週足チャートで見ると13週移動平均線と26週移動平均線を回復した。強基調に転換して出直り本格化の流れだろう。(ジャーナリスト&アナリスト)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 07:31 | アナリスト水田雅展の銘柄分析

【アナリスト水田雅展の銘柄分析】エスプールは足元は利益確定売り優勢だが、好業績を評価して出直りの流れに変化なし

 人材サービスのエスプール<2471>(JQS)の株価は、足元で利益確定売りが優勢になったようだが、好業績を評価する流れに変化はなく、昨年9月高値に向けて出直り展開だろう。

 アウトソーシング関連のビジネスソリューション事業(ロジスティクスアウトソーシング、キャンペーンアウトソーシング、障がい者雇用支援サービス)を主力として、人材派遣関連の人材ソリューション事業(販売・営業支援、オフィスサポート、試験運営サポート)、およびマーチャンダイジングサービス事業などを展開し、中期経営計画では16年11月期売上高100億円、営業利益5億円を目標としている。

 ロジスティクスアウトソーシングはネット通販市場の拡大が追い風であり、ECサイト出店企業などの物流センター運営・発送代行で新規顧客獲得を推進している。障がい者雇用支援サービスは、障害者雇用促進法に基づいて大企業の障がい者雇用をサポートするもので、企業向け賃貸農園「わーくはぴねす農園」の栽培設備販売収入と農園運営管理収入を収益柱としている。高付加価値サービスとして千葉県を中心に事業規模を拡大している。放射性物質除染業務はジャパンベストレスキューシステム<2453>の子会社バイノスから、福島県郡山市で道路除染業務を受託している。

 1月15日に発表した前期(13年11月期)の連結業績は売上高が前々期比8.6%増の53億65百万円、営業利益が同37.2%増の66百万円、経常利益が同65.2%増の49百万円、純利益が44百万円(前々期は30百万円の赤字)だった。人材ソリューション事業が同0.5%増収、同8.2%営業減益(全社費用等調整前)とやや苦戦したが、ビジネスソリューション事業が同24.5%増収、同30.3%営業増益(同)となって全体を牽引し、茨城県・つくばEC物流センター開設費用、障がい者雇用支援サービスの新農園建設費用、除染業務立ち上げ費用などを吸収した。

 セグメント別に見ると、ビジネスソリューション事業では、ロジスティクスアウトソーシングや障がい者雇用支援サービスが好調に推移し、主力サービスの収益改善や高付加価値サービスの拡大で売上総利益が増加した。ロジスティクス関連の運営代行サービスは神奈川県で大型案件を受注したようだ。人材ソリューション事業は携帯電話販売業務が拡大したが、派遣法改正の影響も受けて短期業務が伸び悩み、スタッフ募集費用の増加などで減益だった。

 今期(14年11月期)の連結業績見通しは売上高が前期比11.8%増の60億円、営業利益が同2.3倍の1億50百万円、経常利益が同2.8倍の1億37百万円、純利益が同2.6倍の1億17百万円としている。ロジスティクスアウトソーシングや障がい者雇用支援サービスが好調に推移し、前期赤字だったキャンペーンアウトソーシングや除染業務が黒字化する。ネット通販市場の拡大も追い風として中期的にも収益拡大が期待される。なお昨年11月に発表した第三者割当による新株予約権発行では、最大4億02百万円の資金調達を行い、成長事業への投資資金に充当する。

 株価の動きを見ると、12月16日と12月17日の直近安値800円から急反発して1000円台を回復し、さらに好業績を評価する形で決算発表翌日の1月16日には1349円まで急伸した。その後は利益確定売りが優勢になり、足元では全般地合い悪化の影響も受けて1月27日に935円まで調整した。ただし1月28日には996円まで戻す場面があり、切り返しの動きを強めている。短期的な調整はほぼ一巡したようだ。

 1月28日の終値947円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS45円41銭で算出)は20〜21倍近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS72円70銭で算出)は13倍近辺である。日足チャートで見ると25日移動平均線を割り込んだが、週足チャートで見ると26週移動平均線がサポートラインの形だろう。好業績を評価して出直りの動きが本格化しそうだ。(ジャーナリスト&アナリスト)

>>エスプールのMedia−IR企業情報
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 07:29 | アナリスト水田雅展の銘柄分析

【アナリスト水田雅展の銘柄分析】TACは高値更新の展開、収益改善を評価して上値追いの流れに変化なし

 「資格の学校」を運営するTAC<4319>(東1)の株価は高値を更新して水準切り上げの展開が続いている。足元では過熱感も薄れた。収益改善を評価して上値を追う流れに変化はなく、2月4日予定の第3四半期累計(4月〜12月)業績発表が接近して動意付く可能性もあるだろう。

 財務・会計分野(簿記検定・公認会計士など)、経営・税務分野(税理士・中小企業診断士など)、金融・不動産分野(宅建・不動産鑑定士・FPなど)、法律分野(司法試験・司法書士など)、公務員・労務分野(社会保険労務士・国家総合職など)など幅広い分野で「資格の学校」を運営し、法人研修事業や出版事業なども展開している。若者や女性の資格取得支援に向けた厚生労働省の教育訓練給付制度なども追い風だ。

 12月27日には増進会出版社との資本・業務提携を発表している。増進会出版社は、子会社のZ会を通じて通信教育事業などの教育サービス事業を展開している。当社の教室運営ノウハウや資格系コンテンツ開発力などと、増進会出版社の通信教育ノウハウや教養系コンテンツ開発力などを融合させて、新たなソリューションの提供を目指す狙いだ。

 資本提携の内容は、増進会出版社が@本契約締結後速やかに当社の既存株主から37万80株を取得し、さらにA14年1月31日(予定)に当社が増進会出版社に対して行う第三者割当による自己株式処分(26万9100株、処分価格360円)および当社既存株主からの取得によって、@とAの合計で当社発行済株式総数の5.07%にあたる92万5200株を取得する。当社は2月28日をメドに、増進会出版社の孫会社で大学生・社会人教育コンテンツ企画・開発・販売のCA社の総議決権の10%に相当する株式を、第三者割当による新株発行で取得する。

 今期(14年3月期)連結業績見通しは売上高が前期比5.2%減の199億円、営業利益が同5.2倍の7億05百万円、経常利益が同2.1倍の7億85百万円、純利益が同54.3%減の4億47百万円としている。純利益は前期計上の移転補償金などの特別利益が一巡する。

 公認会計士試験や税理士試験の合格発表後の講座申込状況を見極める必要があるとして通期見通しを据え置いているが、想定以上だった第2四半期累計(4月〜9月)の利益は通期見通しを大幅に超過達成している。金融・不動産分野や公務員分野が好調であり、賃借料・講師料・教材制作外注費・人件費・広告費の削減という事業構造改革の効果が本格寄与して営業損益が大幅に改善することを考慮すれば、通期増額の可能性が高いだろう。なお2月4日に第3四半期累計の業績発表を予定している。

 株価の動きを見ると高値を更新して水準切り上げの展開が続いている。1月7日に410円を付けて12月2日の404円を突破し、さらに1月22日には499円まで上値を伸ばした。目先的な過熱感を強めたうえに全般地合い悪化の影響も受けて1月27日に423円まで調整したが、1月28日には終値で442円まで戻して切り返しの動きを強めている。過熱感が薄れて再動意の構えだろう。

 1月28日の終値442円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS24円51銭で算出)は18倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間1円で算出)は0.2%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS181円59銭で算出)は2.4倍近辺である。週足チャートで見ると13週移動平均線がサポートラインとなって強基調だ。09年2月の532円は射程圏であり、07年3月以来の600円台も視野に入りそうだ。(ジャーナリスト&アナリスト)

>>TACのMedia−IR企業情報
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 07:25 | アナリスト水田雅展の銘柄分析

【アナリスト水田雅展の銘柄分析】新和内航海運は水準切り上げの展開、好業績を評価して上値追いの流れに変化なし

 新和内航海運<9180>(JQS)の株価は水準切り上げの展開が続いている。足元は全般地合い悪化の影響を受けて一旦反落の形だが、今期(14年3月期)好業績見通しを評価して上値追いの流れに変化はないだろう。第3四半期累計(4月〜12月)業績発表が接近して期待感も高まりそうだ。

 NSユナイテッド海運<9110>の子会社である。鉄鋼メーカー向けの原料炭・石灰石・鋼材、電力向けの石炭、建設向けのセメントなどを輸送する内航海運事業を主力として、港湾運送事業やLPGタンクローリー等輸送事業なども展開している。

 今期連結業績見通し(10月25日に2回目の増額修正)は売上高が前期比8.0%増の205億80百万円、営業利益が同56.2%増の18億30百万円、経常利益が同49.8%増の17億60百万円、純利益が同41.0%増の11億円としている。内航海運事業で電力・セメント・鉄鋼関連の輸送量が高水準に推移して、運行効率向上や諸経費圧縮などの効果も寄与する。期後半も復興関連需要の本格化や景気回復に伴う粗鋼生産量増加などが予想され、通期3回目の増額の可能性があるだろう。

 株価の動きを見ると、12月30日に急伸して580円を付け、昨年11月高値565円を一気に突破した。その後も水準切り上げの展開で1月24日には620円まで上値を伸ばす場面があった。足元は全般地合い悪化の影響を受けて1月27日に575円まで調整したが、1月28日には切り返しの動きを強めている。好業績を評価する流れに変化はないだろう。

 1月28日の終値587円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS102円10銭で算出)は5〜6倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間15円で算出)は2.6%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS568円15銭で算出)は1.0倍近辺である。足元は全般地合い悪化の影響を受けて反落の形だが、日足チャートで見ると25日移動平均線近辺で下げ止まっている。また週足チャートで見ると13週移動平均線がサポートラインの形だ。好業績を評価して上値追いの流れに変化はなく、07年9月の高値781円も視野に入るだろう。(ジャーナリスト&アナリスト)

>>新和内航海運のMedia−IR企業情報
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 07:22 | アナリスト水田雅展の銘柄分析

【アナリスト水田雅展の銘柄分析】スターティアは1月高値から一旦反落だが、過熱感薄れて切り返しのタイミング、電子書籍関連の好調を評価する流れに変化なし

 電子書籍関連のスターティア<3393>(東マ)の株価は急騰して付けた1月高値から一旦反落したが、過熱感が薄れて切り返しのタイミングだろう。電子書籍関連の好調を評価して12年11月の高値を試す流れに変化はなく、1月31日予定の第3四半期累計(4月〜12月)業績発表が接近して期待感が高まりそうだ。

 電子ブック作成ソフト「ActiBook」を主力として、Webアプリケーション開発などのウェブソリューション事業、クラウドサービスなどのネットワークソリューション事業、OA機器・MFP(複合機)販売などのビジネスソリューション事業を展開し、大手と競合しない中堅・中小企業向けを中心にストック型収益の向上を推進している。主力の「ActiBook」は印刷関連業界向けの市場シェアで断トツ首位の実績を誇り、アジア市場への事業展開に向けて多言語対応の開発も進めている。

 今期(14年3月期)連結業績見通しは売上高が前期比22.9%増の81億60百万円、営業利益が同21.9%増の8億円、経常利益が同22.0%増の8億円、純利益が同2.3%増の4億円としている。電子書籍関連が好調に推移して全体を牽引する。電子書籍関連やクラウドサービス関連の市場拡大も追い風として、中期的にもストック型収益の向上で好業績が期待されるだろう。なお13年12月に、みつばち保険グループとの資本提携を解消して、当社が保有する同社株式を、同社の主要株主である光通信<9435>に譲渡すると発表した。資本提携解消による連結業績への影響は軽微としている。

 株価の動きを見ると、1月中旬に動意付く形となって水準を切り上げ、1月14日に1747円を付けて13年10月高値1650円を突破した。さらに1月17日には2073円まで上値を伸ばして、12年11月の高値2085円に接近する場面があった。その後は一旦反落して1月27日と1月28日に1724円まで調整したが、1月28日には切り返しの動きを強めている。全般地合い悪化の影響も受けたが、目先的な過熱感が薄れて再動意のようだ。

 1月28日の終値1724円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS79円81銭で算出)は21〜22倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間7円98銭で算出)は0.5%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS605円71銭で算出)は2.8倍近辺である。週足チャートで見ると13週移動平均線がサポートラインとなって強基調の形だ。また日足チャートで見ると25日移動平均線が接近して目先的な過熱感が薄れた。切り返して12年11月高値2085円を試す流れだろう。(ジャーナリスト&アナリスト)

>>スターティアのMedia−IR企業情報
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 07:20 | アナリスト水田雅展の銘柄分析
2014年01月28日

【アナリスト水田雅展の銘柄分析】トヨタ自動車は世界的なリスクオフの動きで下押したが、ボックスレンジ下限に到達して下値は頑強

 トヨタ自動車<7203>(東1)の株価は、新興国通貨不安を受けて世界の金融市場がリスクオフの動きを強める中、1月27日まで3営業日続落して合計301円下押す形となった。ただしボックスレンジ下限の6000円近辺では下値の頑強さを見せている。当面はリスクオフの動きが落ち着くのを待つ状況だが、2月4日発表予定の第3四半期累計(4月〜12月)業績発表が接近して期待も高まる。

 今期(14年3月期)連結業績(米国基準)見通し(11月6日に2回目の増額修正)は売上高が前期比13.3%増の25兆円、営業利益が同66.6%増の2兆2000億円、税前利益が同63.1%増の2兆2900億円、純利益が同73.6%増の1兆6700億円、想定為替レートは通期で1米ドル=97円、1ユーロ=130円としている。足元はリスクオフの動きでやや円高方向に傾いているとはいえ、依然として想定レートよりも円安水準で推移している。2月4日の第3四半期累計業績発表時点で通期3回目の増額修正は濃厚だろう。

 来期(15年3月期)については、国内の消費増税後の反動に加えて、中国などアジアの新興国市場の動向に不透明感があるが、主力の北米市場では好調な販売が続き、欧州の景気回復もプラス要因だろう。そして一段の円安進行による輸出採算の改善も期待され、最高純益連続更新の可能性が高いだろう。

 なお1月23日には14年(暦年)の販売・生産計画を発表した。ダイハツ工業<7262>と日野自動車<7205>を含めたグローバル販売台数は前年比4%増の1032万台(国内が同5%減の218万台、海外が同6%増の814万台)、グローバル生産台数は同3%増の1043万台(国内が同5%減の405万台、海外が同9%増の638万台)としている。

 株価の動きを見ると、昨年7月以降は概ね6000円〜6400円近辺のボックス展開が続いている。5月高値6760円を突破できず出遅れ銘柄の代表となった。足元では新興国通貨不安を受けて世界の金融市場がリスクオフの動きを強める中、1月23日、1月24日、1月27日の3営業日続落して合計301円下押す形となった。1月27日は寄り付き直後に6032円まで下押す場面があった。しかしボックスレンジ下限の6000円台を堅持して下値の頑強さを見せている。下値での押し目買い意欲は強いようだ。

 1月27日の終値6039円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS526円98銭で算出)は11〜12倍近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS3835円30銭で算出)は1.6倍近辺である。通期3回目の増額の可能性も考慮すれば予想連結PERの割安感は強い。ボックスレンジ下限に到達して反発のタイミングだろう。週足チャートで見ると右肩上がりの52週移動平均線が接近しているだけに、リスクオフの動きが落ち着けば一気にボックス上放れの可能性もあるだろう。(ジャーナリスト&アナリスト)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 08:01 | アナリスト水田雅展の銘柄分析

【アナリスト水田雅展の銘柄分析】松田産業は地合い悪化で下押したが、レンジ下限に到達して反発のタイミング、低PERと低PBRに見直し余地

 貴金属リサイクル事業の松田産業<7456>(東1)の株価は、足元で全般地合い悪化の影響を受けて下押しの形となったが、低PERと低PBRに見直し余地があり、ボックスレンジ下限に到達して反発のタイミングだろう。

 貴金属リサイクル事業を主力として、農林水産品を扱う食品関連事業も展開している。国内では埼玉県入間市の貴金属リサイクル新工場が10月に試験運用を開始した。本格稼動は14年1月予定としている。海外は東アジアを中心に拠点網の拡充を推進し、貴金属関連事業は中国、台湾、フィリピン、ベトナム、タイ、マレーシア、シンガポール、食品関連事業は中国、タイに展開している。

 今期(14年3月期)連結業績見通し(11月11日に減額修正)は、売上高が前期比3.4%増の1730億円、営業利益が同0.6%増の56億円、経常利益が同1.4%減の60億円、純利益が同2.2%減の39億20百万円としている。需要回復ペースが想定より遅れているため減額修正したが、期後半に向けては半導体・電子部品関連の需要が回復傾向を強め、来期(15年3月期)の収益改善が期待されるだろう。

 株価の動きを見ると、昨年10月の戻り高値1444円から反落して、11月以降は概ね1300円〜1400円近辺のレンジでボックス展開のようだ。足元では1月20日の1414円から急反落して1月27日に1320円まで下押す場面があり、ほぼレンジ下限に到達した。ただし特に個別の悪材料は見当たらず、全般地合い悪化の影響を受けたようだ。

 1月27日の終値1324円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS145円17銭で算出)は9〜10倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間24円で算出)は1.8%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS1643円09銭で算出)は0.8倍近辺である。週足チャートで見ると13週移動平均線と26週移動平均線を割り込んだ形だが、低PERや低PBRに見直し余地があり、レンジ下限に到達して反発のタイミングだろう。(ジャーナリスト&アナリスト)

>>松田産業のMedia−IR企業情報
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 07:56 | アナリスト水田雅展の銘柄分析

【アナリスト水田雅展の銘柄分析】神鋼商事は昨年高値突破後は水準切り上げの動き、全般地合い悪化で一旦反落だが、割安感強く上値追いの流れに変化なし

 鉄鋼・非鉄金属関連商社の神鋼商事<8075>(東1)の株価は昨年5月高値を突破して水準切り上げの展開だ。足元は全般地合い悪化の影響で反落しているが、指標面の割安感が強く大勢として上値を追う流れに変化はないだろう。第3四半期累計(4月〜12月)業績発表が接近して期待感が高まる可能性もあるだろう。

 鉄鋼製品、鉄鋼原料、非鉄金属、機械・情報、溶接材料・機器などを扱う商社である。13年6月発表の中期経営計画(14年3月期〜16年3月期)では数値目標として16年3月期売上高1兆円、経常利益90億円、海外取引比率40%以上を掲げている。神戸製鋼所<5406>グループの中核となるグローバル商社を目指し、日系自動車部品メーカーの素材調達に対応したメキシコ現地法人設立、インドの建設機械向け鉄鋼厚板加工工場稼働などグローバルビジネスを加速させている。

 今期(14年3月期)連結業績見通し(9月13日に売上高、営業利益、純利益を減額、経常利益を増額修正)については、売上高が前期比10.4%増の8500億円、営業利益が同6.3%増の58億円、経常利益が同9.1%増の53億円、純利益が同54.2%増の29億円としている。中国やインドでの新規事業の創業費用発生で営業利益を減額したが、自動車生産や粗鋼生産の増加を背景として鉄鋼セグメント、鉄鋼原料セグメント、非鉄金属セグメントが堅調に推移する。純利益は過年度法人税の一巡も寄与する。来期(15年3月期)も鉄鋼関連の好調が続き、機械・情報セグメントは設備投資需要の回復が期待される。

 株価の動きを見ると、昨年11月に5月高値223円突破した。以降は水準切り上げの展開となり、1月21日には243円まで上値を伸ばしている。足元では高値圏から急反落の形となって1月27日に222円まで調整したが、全般地合い悪化の影響を受けたようだ。

 1月27日の終値223円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS32円75銭で算出)は6〜7倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間6円で算出)は2.7%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS335円84銭で算出)は0.7倍近辺である。日足チャートで見ると25日移動平均線を割り込んだが、週足チャートで見ると26週移動平均線がサポートラインとなって強基調の形だ。指標面の割安感が強く上値を追う流れに変化はないだろう。(ジャーナリスト&アナリスト)

>>神鋼商事のMedia−IR企業情報
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 07:51 | アナリスト水田雅展の銘柄分析

【アナリスト水田雅展の銘柄分析】国際計測器は好業績や高配当利回りを評価して上値追いの流れに変化なし、自律調整局面は押し目買いの好機

 バランシングマシンの国際計測器<7722>(JQS)の株価は昨年5月高値を突破して水準を切り上げた。足元は全般地合い悪化も影響して上げ一服の形だが、今期(14年3月期)好業績や高配当利回りを評価して上値を追う流れに変化はないだろう。自律調整局面は押し目買いの好機となりそうだ。

 自動車タイヤメーカー向けバランシングマシンを主力として、シャフト歪自動矯正機、電気サーボモータ式振動試験機、子会社での材料試験機なども展開している。米国自動車市場の好調、アジア自動車市場の拡大、円安進行に伴う日系自動車メーカーの生産台数増加などを追い風として、自動車タイヤメーカーなどの設備投資需要が高水準である。さらに動電型振動試験機のエミックとの業務提携でシナジー効果も期待される。

 中期5カ年経営計画では16年3月期の売上高135億円、営業利益24億円、経常利益24億円、純利益14億円を目標数値として掲げている。新製品の開発では電気サーボモータ式各種振動試験装置、電気サーボモータ式ステアリングシステム試験装置、電気サーボモータ式捩り試験装置、動電型振動試験機などの開発・製品化を進めている。

 今期連結業績見通しは売上高が前期比9.4%増の115億円、営業利益が同33.2%増の20億円、経常利益が同29.3%増の20億円、純利益が同38.2%増の12億円としている。前期末の受注残高が67億90百万円と高水準であり、第2四半期累計(4月〜9月)の受注高も97億36百万円(前年同期比72.8%増)と好調で計画を大幅に上回った。アジアの自動車タイヤメーカーからの受注が想定以上に高水準のようだ。第3四半期(10月〜12月)以降には米国で大型案件の納入を予定しており、通期上振れの可能性もあるだろう。

 株価の動きを見ると、12月26日に1166円を付けて昨年5月高値を突破し、その後も水準切り上げの動きが続いている。1月23日には1466円まで上値を伸ばす場面があった。足元は全般地合い悪化の影響も受けて上げ一服となり、1月27日には1320円まで調整する場面があったが、目先的な過熱感を強めていたこともあり自律調整の範囲だろう。

 1月27日の終値1331円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS85円62銭で算出)は15〜16倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間40円で算出)は3.0%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS493円80銭で算出)は2.7倍近辺である。週足チャート見ると13週移動平均線がサポートラインとなって強基調だ。また日足チャートで見ると1月27日の調整で目先的な過熱感が薄れた。高配当利回りも支援材料となって上値を追う流れに変化はなく、自律調整局面は押し目買いの好機となりそうだ。(ジャーナリスト&アナリスト)

>>国際計測器のMedia−IR企業情報
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 07:49 | アナリスト水田雅展の銘柄分析

【アナリスト水田雅展の銘柄分析】イワキは12月戻り高値から反落だが、出直りの流れに変化なし、指標面の割安感に見直し余地

 医薬品・医薬品原料商社のイワキ<8095>(東1)の株価は12月の戻り高値から一旦反落し、足元では全般地合い悪化の影響も受けているが、指標面の割安感に見直し余地があり、出直りの流れに変化はないだろう。

 1914年創業の医薬品商社で、医薬品事業(医療用・一般用・動物用医薬品の製造・販売、調剤薬局経営など)、医薬品原料・香粧品原料事業(医薬品・香粧品原料の製造・販売、化粧品のOEM製造など)、化成品事業(電子工業用薬品・表面処理用薬品・化成品などの製造・販売)、食品原料・機能性食品事業(食品原料の製造・販売、サプリメントのOEM製造など)、その他事業(医療機器の販売、化粧品の製造・販売など)を展開している。

 全国の医薬品卸・医療機関・ドラッグストアなどに医薬品や機能性食品などを供給する卸売機能、国内外のメーカーなどを開拓して輸出入する商社機能、そしてグループ内に岩城製薬(ジェネリック医薬品・医薬品原料、医療機関向け化粧品)やメルテックス(表面処理薬品)などのメーカー機能を併せ持つことが強みである。事業基盤強化と収益拡大に向けて卸売・商社・メーカー機能を連携し、ドラッグストア向けPB商品の提案強化、生産体制効率化と製造コスト低減などを推進している。

 1月14日に発表した前期(13年11月期)の連結業績は売上高が前々期比1.0%増の524億65百万円、営業利益が同10.6%減の10億07百万円、経常利益が同11.4%減の11億54百万円、純利益が同2.1%増の7億54百万円だった。営業利益は輸入原料価格の上昇などで減益だったが、計画の9億円を上回った。セグメント別に見ると、需要が低調だった化成品事業が同11.5%減収、食品原料・機能性食品事業が同0.4%減収だったが、主力の医薬品事業が自社ジェネリック医薬品や自社企画PB商品の好調で同3.1%増収、医薬品原料・香粧品原料事業が同9.8%増収だった。

 今期(14年11月期)の連結業績見通しは、売上高が前期比1.0%増の530億円、営業利益が同0.8%減の10億円、経常利益が同4.7%減の11億円、純利益が同13.9%減の6億50百万円としている。配当予想については前期と同額の年間6円(第2四半期末3円、期末3円)とした。14年4月予定の薬価改定の影響などで営業利益は横ばい見通しだ。ただしジェネリック医薬品・原料関連の市場は拡大基調であり、前期低調だった化成品事業の需要も自動車関連を中心に上向くことが予想される。会社見通しはやや保守的だろう。

 株価の動きを見ると、12月4日の戻り高値239円から反落して直近安値の12月25日199円まで調整した後、年初からは概ね210円〜220円近辺で推移している。前期決算発表に対する反応は限定的のようだが、徐々に水準を切り上げる展開のようだ。1月27日には205円まで調整する場面があったが、全般地合い悪化の影響を受けた形であり、下値は限定的だろう。

 1月27日の終値207円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS19円24銭で算出)は10〜11倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間6円で算出)は2.9%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS499円78銭で算出)は0.4倍近辺である。週足チャートで見ると1月27日は下値を模索したが、26週移動平均線近辺でサポートラインを確認した形だろう。指標面の割安感にも見直し余地があり、出直り歩調で昨年4月高値241円を試す流れに変化はないだろう。(ジャーナリスト&アナリスト)

>>イワキのMedia−IR企業情報
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 07:46 | アナリスト水田雅展の銘柄分析

【アナリスト水田雅展の銘柄分析】ヤーマンは安値圏モミ合いから上放れの動き鮮明、収益改善期待で出直りの流れに変化なし

 家庭用美容・健康機器のヤーマン<6630>(東1)の株価は安値圏モミ合い展開から上放れて出直りの動きを鮮明にしている。足元は全般地合い悪化の影響を受けて上げ一服となったが、収益改善を期待して出直りの流れに変化はないだろう。

 脱毛器や痩身器具など家庭用美容・健康機器事業、および化粧品事業を展開し、大手家電量販店との直接取引やブランド戦略を強化している。13年10月には「スマート家電グランプリ2013秋」理美容家電部門で、当社の「no!no!HAIR DX」「プラチナトルネードEMS」「フェイササイズPlus」が金賞を受賞した。また13年11月には香港大手百貨店「Beauty Avenue」の化粧品フロアに当社専用ブースがオープンした。

 今期(14年4月期)連結業績見通しについては売上高が前期比16.1%増の225億50百万円、営業利益が同29.5%増の9億円、経常利益が同56.9%増の8億10百万円、純利益が同51.6%増の4億60百万円としている。第2四半期累計(5月〜10月)の売上高が計画未達となったため通期も減額の可能性に注意が必要だが、大手家電量販店向け卸売事業で直接取引への移行が第3四半期(11月〜1月)に本格化する。ブランドイメージ向上に向けた取組強化、新製品投入の効果、直販事業における利益重視の施策の効果などで、来期(15年4月期)以降も収益改善本格化が期待される。

 株価の動きを見ると、安値圏1200円〜1300円近辺でのモミ合い展開から年初に上放れの動きとなり、1月21日の1490円までほぼ一本調子に水準を切り上げて出直りの動きを鮮明にした。足元は全般地合い悪化の影響も受けて上げ一服となり、1月27日には前日比52円安の1354円まで調整する場面があったが、終値では1374円まで戻している。収益改善に対する期待感を強めて出直りの流れに変化はないだろう。

 1月27日の終値1374円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS78円84銭で算出)は17〜18倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間36円で算出)は2.6%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS1138円92銭で算出)は1.2倍近辺である。1月27日の調整は日足チャートで見ると25日移動平均線で下げ止まり、目先的な過熱感が解消した。また週足チャートで見ると、13週移動平均線と26週移動平均線が上向きとなって強基調に転換している。出直りの流れに変化はなく、足元の上げ一服局面は押し目買いの好機だろう。(ジャーナリスト&アナリスト)

>>ヤーマンのMedia−IR企業情報
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 07:34 | アナリスト水田雅展の銘柄分析

【アナリスト水田雅展の銘柄分析】アルファはモミ合い上放れの動き、収益改善や低PBRを評価して出直り本格化の流れ

 店舗販促用POP広告のアルファ<4760>(JQS)の株価は、安値圏モミ合い展開から上放れの動きを強めている。今期(14年8月期)収益改善や低PBRを評価して出直り本格化の流れだろう。

 店舗販促用POP広告の企画・制作事業などを展開し、メーカー・小売のタイアップ企画である消費者向け販促キャンペーンの受注や、デジタルサイネージ(デジタル技術を活用した広告媒体)を組み込んだ新販促商品・サービスの企画・提案を強化している。

 1月9日に発表した今期(14年8月期)第1四半期(9月〜11月)の業績(非連結)は前年同期比7.0%減収、同27.4%営業増益、同27.0%経常増益、同29.0%最終増益だった。別注製品の前年同期の大口スポット受注の反動や採算重視の取引へのシフトなどで減収だったが、売上総利益率改善や販管費削減などの効果で大幅増益だった。商品別売上を見ると自社企画製品が同2.4%増収、別注製品が同13.2%減収、商品が同1.7%増収だった。

 通期の見通しは前回予想を据え置いて、売上高が前期比2.7%増の72億円、営業利益が同79.3%増の1億05百万円、経常利益が同53.3%増の1億円、純利益が同70.3%増の50百万円としている。企画提案活動強化の効果で、消費者向けキャンペーンやイベント関連景品の受注増加を見込んでいる。なお第1四半期の利益は第2四半期累計(9月〜2月)および通期見通しを超過達成している。クリスマス・年末年始・バレンタインデーなど冬季のイベント向け需要が多いため上期偏重の収益構造だが、4月消費増税に向けた告知POPなどの特需の可能性があり、売上総利益率改善なども寄与して通期上振れの可能性がありそうだ。

 株価の動きを見ると、昨年10月以降は安値圏160円〜170円近辺の小幅レンジでモミ合う展開だったが、年初から水準を切り上げてモミ合い上放れの動きを強めている。1月21日には193円まで急伸する場面があった。足元は概ね170円台で推移しているが、全般地合い悪化の影響を受けているようだ。収益改善を評価して出直りの流れに変化はないだろう。

 1月27日の終値171円を指標面で見ると、今期予想PER(会社予想のEPS6円21銭で算出)は28倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間5円で算出)は2.9%近辺、実績PBR(前期実績のBPS281円18銭で算出)は0.6倍近辺である。週足チャートで見ると、13週移動平均線と26週移動平均線を回復して強基調に転換したようだ。低PBRにも評価余地があり出直り本格化の流れだろう。(ジャーナリスト&アナリスト)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 07:31 | アナリスト水田雅展の銘柄分析

【アナリスト水田雅展の銘柄分析】ケンコーマヨネーズはモミ合い上放れて昨年3月高値突破、足元は全般地合い悪化の影響で上げ一服だが、中期成長力を評価する流れに変化なく押し目買い好機

 業務用マヨネーズ・ドレッシング類大手のケンコーマヨネーズ<2915>(東1)の株価は、戻り高値圏でのモミ合い展開から上放れて昨年3月高値を突破した。足元は全般地合い悪化の影響を受けて上げ一服の形だが、中期成長力を評価する流れに変化はなく押し目買いの好機だろう。

 サラダ類、マヨネーズ・ドレッシング類、タマゴ加工品などの調味料・加工食品事業、フレッシュ総菜などの総菜関連事業、その他事業(ショップ事業、海外事業)を展開している。中期経営計画で掲げた「サラダカフェ」「サラダ料理」「世界のソース」「タマゴ製品」などの事業領域拡大戦略が進展し、14年4月には静岡県富士市の新工場が稼働予定だ。海外は中国で来期中の単月黒字化を目指し、インドネシアではハラル認証を取得して13年10月から生産・販売を開始した。

 サラダカフェ事業については、百貨店やショッピングモールへのショップ展開で13年9月末時点の店舗数は16店舗となった。さらに業務用メーカーからの脱皮を目指して、小袋形態のロングライフサラダ「サラダのプロがつくった」シリーズなどBtoC市場への事業展開も強化している。国内外における事業領域拡大戦略で中期成長期待は強い。

 今期(14年3月期)連結業績見通しは売上高が前期比1.8%増の555億円、営業利益が同2.1%減の27億20百万円、経常利益が同0.2%増の25億80百万円、純利益が同0.8%増の14億20百万円としている。鶏卵など原材料価格の上昇、新工場稼働に向けた先行費用などで利益横ばい計画だが、売上は好調に推移し、価格改定浸透効果、工場稼働率上昇効果、コスト低減効果などの寄与も期待される。なお2月7日に第3四半期累計(4月〜12月)の業績発表を予定している。

 株価の動きを見ると、12月中〜下旬に860円近辺まで一旦下押す場面があったが、すぐに切り返して戻り高値圏880円〜900円近辺でのモミ合い展開から一気に上放れた。そして1月21日には950円まで上伸して昨年3月高値932円を突破した。足元は全般地合い悪化の影響を受けて1月24日に890円、1月27日に902円まで調整して上げ一服となったが、中期成長力を評価する流れに変化はないだろう。

 1月27日の終値905円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS99円92銭で算出)は9倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間21円で算出)は2.3%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS1041円54銭で算出)は0.9倍近辺である。足元の上げ一服は、日足チャートで見ると25日移動平均線、週足チャートで見ると13週移動平均線がサポートラインとなって下げ止まっている。指標面の割安感も支援材料であり、足元の反落局面は押し目買いの好機だろう。(ジャーナリスト&アナリスト)

>>ケンコーマヨネーズのMedia−IR企業情報
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 07:29 | アナリスト水田雅展の銘柄分析

【アナリスト水田雅展の銘柄分析】プラマテルズはボックス上放れて昨年4月高値突破、指標面の割安感を見直す流れに変化はなく、足元の反落局面は押し目買いの好機

 合成樹脂専門商社のプラマテルズ<2714>(JQS)の株価はボックス展開から上放れて昨年4月高値を突破した。足元は全般地合い悪化の影響を受けて上げ一服の形だが、指標面の割安感を見直す流れに変化はなく、足元の反落局面は押し目買いの好機だろう。

 双日<2768>グループの合成樹脂原料・製品・関連機器の専門商社である。エンジニアリング系樹脂やスチレン系樹脂を主力として、需要先はOA・事務機器、家電・電子部品を中心に建材、医療機器、自動車、玩具向けなど幅広い。高付加価値商材の拡販、良質な商権を持つ優良会社の営業権取得やM&A、そして中国、ベトナム、フィリピン、タイなどアジア市場への展開を積極推進している。13年5月にはインド、13年8月には台湾にも現地法人を設立した。

 今期(14年3月期)の連結業績見通し(7月26日に純利益を減額)は、売上高が前期比4.3%増の580億円、営業利益が同6.4%増の8億70百万円、経常利益が同7.2%増の8億40百万円、純利益が同14.3%減の3億60百万円としている。総合型厚生年金基金からの任意脱退に伴う脱退時特別掛金を特別損失に計上するため純利益を減益したが、エンジニアリング系樹脂の高付加価値商材が堅調に推移して営業増益見込みだ。来期(15年3月期)も需要増加や市況改善で好業績が期待される。

 株価の動きを見ると、概ね390円〜410円近辺のボックス展開から年初に上放れた。1月20日には447円まで上伸して昨年4月高値441円を突破した。足元は全般地合い悪化の影響を受けて上げ一服となり、1月27日には417円まで調整したが、大勢として水準切り上げの流れに変化はないだろう。

 1月27日の終値418円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS42円11銭で算出)は10倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間15円で算出)は3.6%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS795円07銭で算出)は0.5倍近辺である。日足チャートで見ると1月27日の調整は25日移動平均線で下げ止まっている。また週足チャートで見ると従来のボックスレンジ上限の410円台が下値支持線となりそうだ。指標面の割安感を見直す流れに変化はなく、足元の反落局面は押し目買いの好機だろう。(ジャーナリスト&アナリスト)

>>プラマテルズのMedia−IR企業情報
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 07:19 | アナリスト水田雅展の銘柄分析
2014年01月27日

【アナリスト水田雅展の銘柄分析】ミロク情報サービスはモミ合い上放れて出直りの動き、強基調へ転換して昨年9月高値目指す

 財務・会計ソフト開発のミロク情報サービス<9928>(東1)の株価は昨年11月以降のモミ合い展開から上放れて出直りの動きを強めている。目先は全般地合い悪化の影響を受ける可能性もあるが、好業績や指標面の割安感が支援材料であり、強基調に転換して昨年9月高値を目指す流れだろう。

 会計事務所(税理士・公認会計士事務所)と、その顧問先企業である中堅・中小企業向けに、業務用アプリケーションソフト開発・販売、汎用サーバ・パソコン・サプライ用品販売、保守サービス、経営情報サービス・コンサルティングサービス提供を展開している。全国約8400の会計事務所ユーザーと約1万7000社の中堅・中小企業ユーザーを有しており、システム導入契約売上とサービス収入が柱のストック型収益構造である。

 重点戦略として会計事務所とのパートナー関係強化、クラウドサービスの拡大、中小・ベンチャー企業を支援するビジネス情報サイト「bizocean(ビズオーシャン)」の拡充、そしてBtoCビジネスへの参入などを掲げている。13年11月には「bizocean」の登録会員数が100万人を突破した。また13年10月に連結会計システム開発のプライマルと資本・業務提携し、個別会計から連結会計、企業情報開示、連結納税までグループ経営を支援するソリューション提供を強化している。

 今期(14年3月期)連結業績見通しについては売上高が前期比4.0%増の217億60百万円、営業利益が同4.6%増の23億80百万円、経常利益が同3.7%増の23億70百万円、純利益が同11.1%増の13億20百万円としている。3期連続最高益更新の見込みだ。13年4月に投入した中小企業向け新ERPシステム「MJSLINK NX−T」や新規顧客開拓が寄与して、中堅・中小企業向けソフトウェア売上が増加し、ソフト保守サービス契約率が上昇してサービス収入も順調に増加する。消費増税や「ウインドウズXP」サポート終了に伴う特需も寄与して好業績が期待される。

 株価の動きを見ると、昨年9月高値469円から反落して11月以降は概ね380円〜400円近辺の小幅レンジでモミ合う展開だったが、年初にモミ合いから上放れの形となり、足元では水準を切り上げて出直りの動きを強めている。1月22日には437円まで上伸する場面があった。証券優遇税制廃止に伴う需給不安が後退して好業績を見直す動きのようだ。

 1月24日の終値419円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS43円04銭で算出)は9〜10倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間12円で算出)は2.9%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS310円05銭で算出)は1.4倍近辺である。週足チャートで見ると13週移動平均線がサポートラインとなりそうだ。また日足チャートで見ると1月24日の調整で目先的な過熱感も薄れた。指標面の割安感も支援材料であり、強基調に転換して昨年9月高値469円を目指す流れだろう。(ジャーナリスト&アナリスト)

>>ミロク情報サービスのMedia−IR企業情報
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 07:25 | アナリスト水田雅展の銘柄分析

【アナリスト水田雅展の銘柄分析】P&Pホールディングスは出直り本格化して昨年5月高値に接近、好業績に再評価余地あり大勢として上値を試す流れ

 販売支援や物流業務請負などのP&Pホールディングス<6068>(JQS)の株価は、出直りの動きが本格化して昨年5月高値に接近している。目先的には全般地合い悪化の影響を受ける可能性もあるが、今期(14年3月期)好業績見通しに再評価余地があり、大勢として上値を試す流れに変化はないだろう。

 12年10月に持株会社へ移行して、販売支援などのSPO(セールス・プロセス・アウトソーシング・サービス)事業、倉庫・物流業務請負などのBYS(バックヤードサポート・サービス)事業、人材派遣・紹介などのHR(ヒューマンリソース・サービス)事業、その他(WEBサービスなど)事業を展開している。

 ネット通販市場の拡大やコンビニエンスストアの新規出店などが追い風であり、M&Aも活用して事業領域を広げている。13年4月に流通向け建築・内装施工の子会社P&Pデザインを立ち上げ、13年6月に小売・流通向けセールス・プロモーションや伊藤ハム<2284>向け人材派遣の藤栄テクノサービス(現ジャパンプロスタッフ)を子会社化、13年10月に経理アウトソーシング事業のリラインを子会社化した。

 今期連結業績見通しは、売上高が250億円〜270億円(前期比8.8%増〜17.5%増)、営業利益が6億円〜7億円(同18.0%増〜37.7%増)、そして経常利益と純利益は非開示としている。BYS事業はネット通販市場の拡大を追い風として物流拠点作業の需要が好調であり、コンビニエンスストアの新規出店に伴って棚卸サービスの需要も拡大基調のようだ。新規連結のジャパンプロスタッフも寄与する。

 利益面では増収効果に加えて、新基幹システム導入による業務効率化や、子会社リラインを活用した管理部門効率化なども寄与する。1月14日に発表した13年12月度連結月次売上高は前年比26.2%増加、13年4月〜12月累計では同14.0%増加だった。第3四半期(10月〜12月)に入って伸び率が加速しているだけに好業績が期待される。なお2月7日に第3四半期累計(4月〜12月)の業績発表を予定している。

 株価の動きを見ると、概ね280円〜320円近辺でのモミ合い展開から上放れの形となり、年初以降は上げ足を速めて出直りの動きが本格化している。1月16日には387円まで上伸して昨年5月高値395円に接近した。目先的な過熱感を強めたことや、全般地合い悪化の影響も受けて足元は戻り一服の形だが、今期好業績見通しを再評価する流れに変化はないだろう。

 1月24日の終値358円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想連結EPSは未公表のため営業利益予想のレンジ中間値を基に推定した連結EPS31円50銭で算出)は11〜12倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間10円で算出)は2.8%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS308円39銭で算出)は1.2倍近辺である。週足チャートで見ると13週移動平均線が右肩上がりとなり、サポートラインとして機能し始めた。強基調に転換して上値を試す流れだろう。(ジャーナリスト&アナリスト)

>>P&PホールディングスのMedia−IR企業情報
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 07:11 | アナリスト水田雅展の銘柄分析

【アナリスト水田雅展の銘柄分析】セプテーニ・ホールディングスは中期成長力を評価する流れに変化なし、自律調整を挟みながら上値追い

 ネット広告代理店のセプテーニ・ホールディングス<4293>(JQS)の株価は水準切り上げの展開が続いている。ネット広告市場の拡大も背景として中期成長力を評価する流れに変化はなく、自律調整を挟みながら上値追いの展開だろう。

 ネット広告販売やウェブソリューションなどで包括的なマーケティング支援サービスを提供するネットマーケティング事業を主力として、ソーシャルゲーム・書籍・動画・占いなどデジタルコンテンツ企画・開発・販売のメディアコンテンツ事業、その他事業(販促ダイレクトメール発送代行のDM事業など)を展開している。

 ネットマーケティング事業ではフェイスブック関連に強みを持ち、スマートフォンとソーシャルに注力して業容を拡大している。メディアコンテンツ事業では、ソーシャルゲーム関連の経営資源をネイティブアプリの協業や受託開発にシフトするとともに、新規分野はマンガコンテンツ関連を中心に積極投資する方針だ。マンガコンテンツ関連の子会社コミックスマートは13年12月から、連載型の新作マンガ配信サービス「GANMA(ガンマ)」を開始した。海外は米国、シンガポール、ベトナムに現地法人を設立して本格事業展開の基盤構築を進めている。

 業績見通しは四半期開示として、今期(14年9月期)第1四半期(10月〜12月)連結業績見通しは売上高が前年同期比13.8%増の124億円、営業利益が同99.5%増の5億80百万円、経常利益が同74.5%増の5億90百万円、純利益が同82.2%増の3億40百万円としている。ネットマーケティング事業が好調に推移し、一時的な売上総利益増加要因も営業利益を押し上げる。メディアコンテンツ事業はゲームの新タイトル投入予定がないため減収だが、費用抑制などで営業赤字が縮小するようだ。

 前四半期(13年7月〜9月)との比較で見ると3.6%増収、16.2%営業増益、11.5%経常増益、14.9%最終増益となり、四半期ベースでの増収増益基調に回帰する。通期ベースでもネットマーケティング事業の好調が牽引し、メディアコンテンツ事業での先行投資負担を吸収して好業績が期待される。なお2月6日に第1四半期の業績発表を予定している。

 また1月21日に、当社取締役と監査役、および子会社取締役に対する報酬型ストックオプション(新株予約権)の発行を発表している。割当対象者数と新株予約権数は、当社取締役と監査役の合計5名で88個(8800株)、子会社取締役の合計7名で76個(7600株)である。

 株価の動き(13年10月1日付で株式200分割)を見ると、自律的な短期調整を挟みながら水準を切り上げている。1月22日には1549円まで上値を伸ばした。目先的な過熱感を強めたことや、全般地合い悪化の影響も受けて1月24日に1407円まで調整する場面があり上げ一服の形となったが、自律調整の範囲だろう。1月24日も終値では1456円まで戻している。日足チャートで見ると目先的な過熱感が薄れた形だ。また週足チャートで見ると13週移動平均線がサポートラインとなって強基調を維持している。過熱感を冷ますための自律調整を挟みながら上値追いの流れだろう。(ジャーナリスト&アナリスト)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 07:08 | アナリスト水田雅展の銘柄分析

【アナリスト水田雅展の銘柄分析】大和小田急建設は三角保ち合い上放れの動き、中期事業環境明るく好業績期待

 中堅ゼネコンの大和小田急建設<1834>(東1)の株価は昨年9月高値後の三角保ち合いの形だが、足元で上放れの動きを強めている。中期的に事業環境は明るく好業績が期待される。業績面の不安が小さいことに加えて低PBRにも見直し余地があるだろう。

 大和ハウス工業<1925>小田急電鉄<9007>が主要株主の中堅ゼネコンで、マンション建築、宅地開発、鉄道関連工事などを主力としている。公共インフラ補修・更新工事や耐震化工事などの国土強靭化計画関連、20年東京夏季五輪関連、リニア中央新幹線関連など、建設ビッグプロジェクトが目白押しであり高水準の受注が期待される。

 今期(14年3月期)の業績(今期から非連結に移行)見通しは、売上高が623億円(前期連結は633億95百万円)、営業利益が5億80百万円(同2億61百万円)、経常利益が4億90百万円(同2億35百万円)、純利益が2億円(同1億98百万円の赤字)で、実質的に大幅営業増益の見込みとしている。第2四半期累計(4月〜9月)の受注が好調だったことに加えて、利益重視の選別受注効果で工事採算が改善する。来期(15年3月期)も高水準の受注を背景に営業損益の改善が期待されるだろう。

 株価の動きを見ると、急騰して付けた昨年9月高値から反落後は上値を切り下げたが、一方では下値も切り上げて三角保ち合いの展開だ。足元は全般地合い悪化の影響も受けて戻り一服の形だが、下値を切り上げながら三角保ち合い上放れの動きを強めている。収益改善を見直す動きだろう。

 1月24日の終値267円を指標面で見ると、今期予想PER(会社予想のEPS9円21銭で算出)は29倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間5円で算出)は1.9%近辺、実績PBR(前期の連結ベースの実績BPS527円14銭で算出)は0.5倍近辺である。週足チャートで見ると、26週移動平均線がサポートラインとなって13週移動平均線を回復し、三角保ち合いから上放れの動きを強めている。強基調へ転換して昨年9月高値329円を目指す展開だろう。(ジャーナリスト&アナリスト)

>>大和小田急建設のMedia−IR企業情報
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 07:05 | アナリスト水田雅展の銘柄分析

【アナリスト水田雅展の銘柄分析】山下医科器械は従業員の不正行為判明と業績発表の延期という悪材料を織り込み、反発のタイミング接近

 医療機器商社の山下医科器械<3022>(東1)は、12月25日の従業員の不正行為判明、1月8日の業績発表延期という悪材料が続いた。しかし株価に悪材料は織り込んだ可能性があり、反発のタイミングが接近しているようだ。

 九州を地盤とする医療機器商社である。医療機器の販売・メンテナンス、医療材料・消耗品などの販売を主力として、子会社イーピーメディックは整形インプラントの製造販売を展開している。九州最大の需要地である福岡県での市場シェア拡大を最重点戦略として推進するとともに、医療機関向けSPD(病院医療材料管理業務)の契約施設数増加に対応するため13年7月に福岡SPDセンターを新設し、鳥栖SPDセンターとの2拠点体制とした。

 昨年12月25日に従業員による不正行為が判明したと発表し、1月8日には今期(14年5月期)第2四半期累計(6月〜11月)の業績開示が遅延すると発表した。12月25日の発表では、従業員による報告書の偽造および過大な売上計上の事実を確認し、過大な売上計上額は約1億60百万円と推定していた。そして1月8日の発表では、調査が継続中であり、決算数値の確定作業に時間を要するため開示を延期し、具体的な開示時期については確定次第報告するとしている。また1月8日には、四半期報告書の提出期限を2月14日まで延長する申請が承認されたことも併せて発表している。

 なお今期の連結業績見通しについては修正される可能性が高いが、従来ベースの見通しは売上高が前期比0.3%増の473億29百万円、営業利益が同25.3%減の4億22百万円、経常利益が同23.9%減の4億97百万円、純利益が同30.5%減の2億79百万円としている。福岡SPDセンターの新設費用に加えて、設備工事・機器関連の入札案件の見通しが難しいため保守的な見通しとしていた。

 株価の動きを見ると、従業員の不正行為判明発表を嫌気して12月26日に1666円、業績発表延期を嫌気して1月8日に1650円まで急落する場面があった。しかし終値ベースで見ると12月26日は1695円、1月8日は1725円まで戻し、足元も概ね1700円台前半で推移している。悪材料はほぼ織り込んだようだ。

 1月24日の終値1700円を指標面で見ると、今期予想連結PER(従来の会社予想連結EPS109円61銭で算出)は15〜16倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間33円で算出)は2.0%近辺、実績PBR(前期実績連結BPS2157円57銭で算出)は0.8倍近辺である。週足チャートで見ると足元で13週移動平均線と26週移動平均線を割り込んだが、昨年8月〜9月の安値圏1600円近辺が下値支持線の形だろう。悪材料をほぼ織り込んで反発のタイミングが接近しているようだ。(ジャーナリスト&アナリスト)

>>山下医科器械のMedia−IR企業情報
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 07:01 | アナリスト水田雅展の銘柄分析

【アナリスト水田雅展の銘柄分析】イーピーミントは下値切り上げて三角保ち合いに煮詰まり感、今期収益改善を評価して上放れのタイミング接近

 SMO(治験施設支援機関)大手のイーピーミント<6052>(JQS)の株価は三角保ち合いの形だが、下値を着実に切り上げて煮詰まり感を強めている。今期(14年9月期)の収益改善見通しに評価余地があり、保ち合い上放れのタイミングが接近しているようだ。

 イーピーエス<4282>の連結子会社で、臨床試験を実施する医療機関向けサイトサポート業務(治験事務局運営管理)やCRC(臨床試験実施をサポートする治験コーディネーター)業務などSMO事業を主力として、臨床研究なども展開している。疾患領域ではがん・循環器系・脳神経外科などの高難易度領域に強みを持ち、前期(13年9月期)末の契約医療施設数は約2500施設に達している。さらに13年9月期には綜合臨床サイエンスと業務提携し、地域・疾患領域・提携医療機関の種類などで補完体制構築も推進している。

 SMO業界の市場規模は、臨床研究による活性化も寄与して年平均3.3%程度の成長率で推移し、大手3社による寡占化も進展する見込みだ。こうした状況下の重点戦略として、親会社のイーピーエスおよびグループ各社との連携を強化しながら、大病院など優良な医療機関との提携拡大や新規開拓、治験体制の整備、がん領域の拡大、プロジェクト進捗管理体制の強化、各業務の生産性向上、臨床研究への取り組み強化と受託拡大、M&Aやアライアンス戦略などを推進し、18年9月期の売上高80億円〜100億円を目指している。

 今期(14年9月期)の業績(非連結)見通しは売上高が前期比14.0%増の65億円、営業利益が同2.2倍の9億円、経常利益が同2.2倍の9億08百万円、純利益が同2.4倍の5億63百万円としている。受注高は前期比18.4%増の84億15百万円、期末受注残高は84億15百万円(前期末は78億69百万円)を計画している。受注は高難易度領域が堅調であり、前期落ち込んだ生活習慣病領域も回復傾向を強める見込みだ。増収効果や生産性向上効果で営業損益が大幅に改善する。なお1月31日に第1四半期(10月〜12月)の業績発表を予定している。

 株価の動き(13年10月1日付で株式2分割)を見ると、昨年10月の戻り高値圏1700円台から反落して上値を切り下げる展開となったが、一方では9月安値1050円、10月安値1163円、11月安値1235円、12月安値1350円と下値も着実に切り上げている。三角保ち合いの形だが足元では煮詰まり感を強めている。

 1月24日の終値1431円を指標面で見ると、今期予想PER(会社予想のEPS146円56銭で算出)は9〜10倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間35円で算出)は2.5%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS922円84銭で算出)は1.6倍近辺である。週足チャートで見ると昨年10月以降は動意付いても人気が続かない形だが、13週移動平均線がサポートラインとなって下値を着実に切り上げている。煮詰まり感を強めて上放れのタイミングが接近しているようだ。(ジャーナリスト&アナリスト)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 06:57 | アナリスト水田雅展の銘柄分析