[アナリスト水田雅展の銘柄分析]の記事一覧
  (ブログ内の記事検索は右サイドバーの検索窓から)

記事一覧 (12/19)【アナリスト水田雅展の銘柄分析】キムラユニティーは株式売出し嫌気して反落したが売り一巡、中期成長力を評価して出直り
記事一覧 (12/19)【アナリスト水田雅展の銘柄分析】インフォコムは10月急伸の調整一巡、電子書籍配信の好調を評価へ
記事一覧 (12/19)【アナリスト水田雅展の銘柄分析】ヤーマンは下値切り上げ、悪材料出尽くしで調整一巡して出直り
記事一覧 (12/19)【アナリスト水田雅展の銘柄分析】アールテック・ウエノは調整の最終局面で反発のタイミング、今期業績再増額の可能性
記事一覧 (12/18)【アナリスト水田雅展の銘柄分析】エスプールは調整のほぼ最終局面、中期成長力に見直し余地
記事一覧 (12/18)【アナリスト水田雅展の銘柄分析】TACは過熱感薄れて動意の構え、好業績を評価する流れに変化なし
記事一覧 (12/18)【アナリスト水田雅展の銘柄分析】ストリームは下値固め完了感、反発のタイミング接近
記事一覧 (12/18)【アナリスト水田雅展の銘柄分析】ゼリア新薬工業は強基調に変化なく反発のタイミング、今期3回目の増額の可能性も支援材料
記事一覧 (12/18)【アナリスト水田雅展の銘柄分析】アルファは煮詰まる、5月急伸から7ヶ月、消費増税特需の可能性も
記事一覧 (12/18)【アナリスト水田雅展の銘柄分析】ピーエイは戻り一服だが下値は切り上げ、求人広告需要の回復が追い風で出直り歩調
記事一覧 (12/18)【アナリスト水田雅展の銘柄分析】メディアフラッグは下値切り上げて強基調に転換、中期成長力を評価して上場直後の高値も視野
記事一覧 (12/18)【アナリスト水田雅展の銘柄分析】リオンは上値追いの流れに変化なし、足元の調整局面は押し目買い好機
記事一覧 (12/18)【アナリスト水田雅展の銘柄分析】新和内航海運は高値圏で堅調、好業績や割安感を評価して上値追い
記事一覧 (12/18)【アナリスト水田雅展の銘柄分析】京写が急騰、8月の戻り高値突破、5月高値も視野
記事一覧 (12/17)【アナリスト水田雅展の銘柄分析】東洋建設は強調相場に変化なし、洋上風力発電、新興国海洋インフラ工事関連
記事一覧 (12/17)【アナリスト水田雅展の銘柄分析】ワークマンは高値圏での短期調整に一巡感、好業績評価して上値追いの流れに変化なし
記事一覧 (12/17)【アナリスト水田雅展の銘柄分析】インタースペースは調整ほぼ一巡、中期成長力を見直して反発のタイミング
記事一覧 (12/17)【アナリスト水田雅展の銘柄分析】フランスベッドホールディングスはボックスレンジ下限で反発のタイミング、好業績に再評価余地
記事一覧 (12/17)【アナリスト水田雅展の銘柄分析】インフォメーションクリエーティブは急騰の反動調整に一巡感、好業績や割安感に評価余地
記事一覧 (12/17)【アナリスト水田雅展の銘柄分析】クリナップの週足チャートは上放れ近い、好業績評価
2013年12月19日

【アナリスト水田雅展の銘柄分析】キムラユニティーは株式売出し嫌気して反落したが売り一巡、中期成長力を評価して出直り

 総合物流サービスのキムラユニティー<9368>(東1)の株価は株式売出を嫌気して高値圏から反落したが、足元では売り一巡感を強めている。中期成長力も評価して出直り展開だろう。

 トヨタ自動車<7203>の補給部品・KD包装を主力とする総合物流サービス企業である。物流サービス事業を主力として、車両リースや車両整備などの自動車サービス事業、情報サービス事業、人材サービス事業を展開し、その他事業では太陽光発電による売電事業も開始した。

 物流サービス事業では、トヨタ自動車の海外生産拡大に合わせて中国など海外展開を加速するとともに、物流請負のNLS(ニュー・ロジスティクス・サービス)で新規顧客開拓と生産性改善を強化している。NLSはネット通販市場の拡大も追い風として中期成長期待が強く、改善活動の成果として生産性も着実に向上している。

 米国子会社は13年7月、カナダの大手自動車部品メーカーMAGNAグループのDRIVE社から物流請負を新規受注した。増収効果や生産性改善効果で収益改善が期待される。また13年11月には、名古屋市で日本最大級の軽自動車販売専門店を運営するスーパージャンボを子会社化(株式取得は12月)した。自動車サービス事業への相乗効果を見込んでいる。

 今期(14年3月期)連結業績見通しは売上高が前期比4.8%増の406億円、営業利益が同13.9%増の15億50百万円、経常利益が同2.0%増の17億円、純利益が同7.6%増の10億円としている。トヨタ自動車の生産台数増加、格納器具製品の受注増加、NLSの生産性改善、米国子会社の収益改善など物流サービス事業の好調が全体を牽引する。

 下期の不透明感が強いとして期初予想を据え置いているが、第2四半期累計(4月〜9月)は期初計画を上回り、通期見通しに対する進捗率も順調な水準だ。想定為替レートは1米ドル=92円と保守的であり、営業外での為替差益も上振れ要因として期待される。通期増額の可能性が高いだろう。

 なお12月2日に、株式の分布状況改善と流動性向上を目的として株式売出を発表した。売出株式数は合計63万株(オーバーアロットメントによる売出9万4500株を除く)で、売出価格958円、受渡日12月18日である。

 株価の動きを見ると、1000円台の戻り高値圏で堅調に推移していたが、株式売出を嫌気する形で反落して水準を切り下げた。12月17日には949円、12月18日には948円まで調整する場面があった。ただし、いずれも終値では前日比プラス圏に切り返している。株式売出を嫌気した売りが一巡した可能性があるだろう。

 12月18日の終値963円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS82円86銭で算出)は11〜12倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間22円で算出)は2.3%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS1812円82銭で算出)は0.5倍近辺である。週足チャートで見ると13週移動平均線と26週移動平均線を一旦割り込んだが、52週移動平均線が接近してサポートラインとなりそうだ。9月安値939円を割り込まなければ出直り展開だろう。(ジャーナリスト&アナリスト水田雅展)

>>キムラユニティーのMedia−IR企業情報
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 07:32 | アナリスト水田雅展の銘柄分析

【アナリスト水田雅展の銘柄分析】インフォコムは10月急伸の調整一巡、電子書籍配信の好調を評価へ

 ITソリューションやコンテンツ配信などのインフォコム<4348>(JQS)の株価は、10月高値圏から急反落したが、第2四半期累計(4月〜9月)の減益を嫌気した売りが一巡して下値を切り上げている。電子書籍配信などネットビジネスは好調であり出直り展開だろう。

 企業向け(BtoB市場)にITソリューション・サービスを提供するITサービス事業、一般消費者向け(BtoC市場)に各種デジタルコンテンツを提供するネットビジネス事業を展開している。06年に開始した電子書籍配信サービス「めちゃコミック」は国内トップクラスの規模で、3通信キャリアの公式メニュー掲載順位において1位を独占している。

 M&Aや戦略的アライアンスも積極活用している。13年9月に医薬品業界向けCRM事業強化に向けてミュートスと合弁会社インフォミュートスを設立し、BCP(事業継続計画)分野のビジネス拡大に向けて危機管理関連ソリューションを手掛ける江守商事<9963>との協業を開始した。13年11月にはTBSテレビとマーケティング分析サービスの企画開発で協業し、14年1月から消費者嗜好分析サービスの提供を開始する。

 重点事業領域として、電子書籍配信などのネットビジネス事業、医療機関・製薬企業向けヘルスケア事業、Web−ERPソフト「GRANDIT」事業を掲げ、クラウドサービス関連、ソーシャルメディア関連、ビッグデータ領域のデータサイエンス関連、農業IT化関連なども強化する方針だ。ネットビジネス事業を分社化したアムタスは13年11月に新たな電子書籍配信サービス「ekubostore」をオープンし、6000冊を超える小学館作品の提供も開始した。

 今期(14年3月期)連結業績見通しは売上高が前期比7.0%増の400億円、営業利益が同2.8%増の36億円、経常利益が同3.2%増の36億円、純利益が同5.8%増の22億円としている。成長に向けたシステム開発関連の先行投資や広告宣伝費増加などで小幅営業増益にとどまるが、ITサービス事業はヘルスケア関連の業容拡大、ネットビジネス事業は電子書籍関連の好調が牽引して増収増益見込みだ。さらに来期(15年3月期)は先行投資の効果が本格寄与して一段の収益拡大が期待される。

 株価の動き(10月1日付で株式200分割)を見ると、10月25日の年初来高値1124円から11月1日の818円まで急反落したが、第2四半期累計の減益を嫌気した売り一巡後は下値を切り上げる展開だ。12月10日には982円まで戻す場面があった。出直り展開のようだ。

 12月18日の終値924円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS79円60銭で算出)は11〜12倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間17円50銭で算出)は1.9%近辺、実績PBR(株式200分割を考慮した前期実績連結BPS641円83銭で算出)は1.4倍近辺である。週足チャートで見ると26週移動平均線近辺で下げ止まり、さらに13週移動平均線を突破して強基調への回帰を確認した形だろう。電子書籍配信などネットビジネスの好調を評価して出直り展開となりそうだ。(ジャーナリスト&アナリスト水田雅展)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 07:27 | アナリスト水田雅展の銘柄分析

【アナリスト水田雅展の銘柄分析】ヤーマンは下値切り上げ、悪材料出尽くしで調整一巡して出直り

 家庭用美容・健康機器のヤーマン<6630>(東1)の株価は安値圏での調整局面だが、徐々に下値切り上げの動きを強めている。第2四半期累計(5月〜10月)の減額修正が悪材料出尽くしに繋がった可能性もあり、調整一巡して出直り展開となりそうだ。

 脱毛器や痩身器具など家庭用美容・健康機器事業、および化粧品事業を展開し、大手家電量販店との直接取引やブランド戦略を強化している。13年10月には「スマート家電グランプリ2013秋」理美容家電部門で、当社の「no!no!HAIR DX」「プラチナトルネードEMS」「フェイササイズPlus」が金賞を受賞した。また13年11月には香港大手百貨店「Beauty Avenue」の化粧品フロアに当社専用ブースがオープンしている。

 12月13日発表の今期(14年4月期)第2四半期累計連結業績(11月15日に減額修正)は売上高が前年同期比21.2%減の73億80百万円、営業利益が2億45百万円の赤字(前年同期は4億92百万円の黒字)、経常利益が2億21百万円の赤字(同4億65百万円の黒字)、純利益が1億40百万円の赤字(同2億82百万円の黒字)だった。利益重視戦略に転換して販管費削減を進めているが、売上高が期初計画に対して大幅な未達となり、売上総利益が大幅に減少した。

 通期見通しは前回予想を据え置いて売上高が前期比16.1%増の225億50百万円、営業利益が同29.5%増の9億円、経常利益が同56.9%増の8億10百万円、純利益が同51.6%増の4億60百万円としている。第2四半期累計の減額幅を考慮すれば通期も減額の可能性に注意が必要だが、大手家電量販店向け卸売事業で直接取引への移行が第3四半期(11月〜1月)に本格化する。ブランドイメージ向上に向けた取組強化、新製品投入の効果、直販事業における利益重視の施策の効果などで収益改善を期待したい。

 株価の動きを見ると、7月以降は概ね安値圏1200円〜1300円近辺のレンジで調整局面だが、8月30日と9月2日の1200円から、11月19日と11月20日の1236円、12月18日の1269円へと徐々に下値切り上げの動きを強めている。第2四半期累計業績の減額修正に対する反応も限定的であり、悪材料出尽くし感に繋がっている可能性もありそうだ。

 12月18日の終値1270円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS78円84銭で算出)は16〜17倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間36円で算出)は2.8%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS1138円92銭で算出)は1.1倍近辺である。日足チャートで見ると25日移動平均線、週足チャートで見ると26週移動平均線を回復している。悪材料出尽くしで調整一巡して出直り展開となりそうだ。(ジャーナリスト&アナリスト水田雅展)

>>ヤーマンのMedia−IR企業情報
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 07:23 | アナリスト水田雅展の銘柄分析

【アナリスト水田雅展の銘柄分析】アールテック・ウエノは調整の最終局面で反発のタイミング、今期業績再増額の可能性

 創薬ベンチャーのアールテック・ウエノ<4573>(JQS)の株価は水準を切り下げて軟調展開が続いている。ただし今期(14年3月期)業績見通しに再増額の可能性があり、売られ過ぎ感も強めている。調整のほぼ最終局面で反発のタイミングだろう。

 緑内障・高眼圧症治療レスキュラ点眼薬の製造販売、および米スキャンポ社の便秘症治療薬AMITIZA(アミティーザ)カプセルの受託製造を主力としている。米スキャンポ社は、AMITIZAカプセルの日本と欧州での販売承認取得や米国での追加新薬承認取得、レスキュラ点眼薬の米国上市など販売地域や適応の拡大戦略を推進し、13年4月には北米市場でのAMITIZAカプセルに関してオピオイド誘発性腸機能障害の追加新薬承認を取得した。

 新薬は網膜色素変性、ドライアイ、アトピー性皮膚炎関連を中心に開発を進めている。13年4月には重症ドライアイに対する遺伝子組み換え人血清アルブミン(開発コードRU−101)点眼液の新薬臨床試験開始申請が米食品医薬品局(FDA)の承認を受け、13年5月には米スキャンポ社が欧州医薬品庁(EMA)からウノプロストンの網膜色素変性治療薬としてのオーファンドラッグ(希少疾病用医薬品)指定を受けた。13年11月にはRU−101点眼液の第1相/第2相臨床試験のステージ1を完了し、ステージ2の症例登録を開始している。

 今期の業績(非連結)見通し(7月16日に増額修正)は、売上高が前期比16.6%増の53億08百万円、営業利益が同63.8%増の12億85百万円、経常利益が同47.7%増の13億15百万円、純利益が同52.2%増の8億55百万円としている。レスキュラ点眼薬は薬価改定の影響一巡や北米市場での再上市、AMITIZAカプセルは北米向け販売好調や価格変更、日本での承認取得などで好調に推移し、大幅増収増益見込みだ。通期見通しに対する第2四半期累計(4月〜9月)の進捗率は高水準であり、通期再増額の可能性があるだろう。

 株価の動きを見ると、9月安値1433円をボトムとして一旦は10月22日に2060円まで戻す場面があったが、反落して水準を切り下げた。12月18日には1380円まで調整する場面があり、軟調展開が続いている。ただし売られ過ぎ感も強めており、調整のほぼ最終局面だろう。

 12月18日の終値1402円を指標面で見ると、今期予想PER(会社予想のEPS44円32銭で算出)は32倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間20円で算出)は1.4%近辺、実績PBR(前期実績に株式200分割を考慮したBPS423円33銭で算出)は3.3倍近辺である。週足チャートで見ると52週移動平均線を割り込んで調整局面だが、日足チャートで見ると25日移動平均線に対するマイナス乖離率が拡大し、売られ過ぎ感も強めている。反発のタイミングだろう。(ジャーナリスト&アナリスト水田雅展)

>>アールテック・ウエノのMedia−IR企業情報
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 07:21 | アナリスト水田雅展の銘柄分析
2013年12月18日

【アナリスト水田雅展の銘柄分析】エスプールは調整のほぼ最終局面、中期成長力に見直し余地

 人材サービスのエスプール<2471>(JQS)の株価は、新株予約権発行も嫌気されてやや軟調展開だが、調整のほぼ最終局面だろう。ネット通販市場拡大も追い風であり、中期成長力に見直し余地があるだろう。

 アウトソーシング関連のビジネスソリューション事業(ロジスティクスアウトソーシング、キャンペーンアウトソーシング、障がい者雇用支援サービス)、人材派遣関連の人材ソリューション事業(販売・営業支援、オフィスサポート、試験運営サポート)、および13年4月に開始したマーチャンダイジングサービス事業を展開している。ロジスティクスアウトソーシングについては、12月1日付で会社分割して、新設する100%出資子会社エスプールロジスティクスに承継させた。

 ロジスティクスアウトソーシングは、ネット通販市場拡大が追い風であり、ECサイト出店企業などの物流センター運営・発送代行で新規顧客獲得を推進している。障がい者雇用支援サービスは、障害者雇用促進法に基づいて大企業の障がい者雇用をサポートするもので、企業向け賃貸農園「わーくはぴねす農園」の栽培設備販売収入と農園運営管理収入が収益柱である。高付加価値サービスとして千葉県を中心に事業規模を拡大している。放射性物質除染業務は、ジャパンベストレスキューシステム<2453>の子会社バイノスから道路除染業務を受託している。

 前期(13年11月期)の連結業績見通しは、売上高が前々期比6.5%増の52億62百万円、営業利益が同65.8%増の80百万円、経常利益が同2.2倍の66百万円、純利益が50百万円(前々期は30百万円の赤字)としている。ロジスティクスアウトソーシングや障がい者雇用支援サービスが好調であり、発送代行サービスの茨城県「つくばEC物流センター」開設費用、障がい者雇用支援サービスの新農園建設費用などの先行投資負担を吸収するようだ。

 今期(14年11月期)についてもネット通販市場の拡大が追い風であり、ロジスティクスアウトソーシングの事業規模拡大や生産性向上に加えて、好採算の障がい者雇用支援サービスの事業規模拡大も寄与して、好業績が期待されるだろう。

 なお11月28日に、マイルストーン・キャピタル・マネジメントを割当先として、第三者割当による新株予約権の発行を発表した。当該発行による潜在株式数は42万株(発行済株式総数に対する希薄化率16.26%)、行使価格は950円で、すべて行使された場合は差引手取概算額約3億96百万円を調達する。調達資金は、障がい者雇用支援サービスのための農園用地取得・建設、人材派遣事業でのM&Aなどに充当するとしている。

 株価の動きを見ると、急騰して付けた9月11日の年初来高値2197円から反落して調整局面が続いている。新株予約権発行による希薄化懸念も影響しているようだ。12月16日には800円まで調整した。ただし12月17日は800円を割り込むことなく、一時は830円まで反発する場面があった。800円が下値メドとして意識された可能性があるだろう。

 12月17日の終値802円を指標面で見ると、前期推定連結PER(会社予想の連結EPS19円47銭で算出)は41倍近辺、実績PBR(前々期実績の連結BPS55円18銭で算出)は15倍近辺である。日足チャートで見ると25日移動平均線に対するマイナス乖離率が広がり、週足チャートで見ると26週移動平均線近辺で下げ渋る形だ。急騰の上げ幅約1800円に対して約3分の2押しの水準であり、調整のほぼ最終局面だろう。(ジャーナリスト&アナリスト水田雅展)

>>エスプールのMedia−IR企業情報
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 09:18 | アナリスト水田雅展の銘柄分析

【アナリスト水田雅展の銘柄分析】TACは過熱感薄れて動意の構え、好業績を評価する流れに変化なし

 「資格の学校」を運営するTAC<4319>(東1)の株価は年初来高値更新後の上げ一服局面だが、目先の過熱感が薄れて足元では動意の構えを見せている。今期(14年3月期)好業績を評価して上値を追う流れに変化はないだろう。

 財務・会計分野(簿記検定・公認会計士など)、経営・税務分野(税理士・中小企業診断士など)、金融・不動産分野(宅建・不動産鑑定士・FPなど)、法律分野(司法試験・司法書士など)、公務員・労務分野(社化保険労務士・国家総合職など)など幅広い分野で「資格の学校」を運営し、法人研修事業や出版事業なども展開している。若者や女性の資格取得支援に向けた厚生労働省の教育訓練給付制度なども追い風だ。

 今期の連結業績見通しは売上高が前期比5.2%減の199億円、営業利益が同5.2倍の7億05百万円、経常利益が同2.1倍の7億85百万円、純利益が同54.3%減の4億47百万円としている。受講者数の本格回復には至らないとして減収を見込んでいるが、賃借料・講師料・教材制作外注費・人件費・広告費の削減という事業構造改革の効果が本格寄与して営業損益が大幅に改善する。純利益は前期計上の移転補償金などの特別利益が一巡する。

 通期見通しについては、公認会計士試験や税理士試験の合格発表後の講座申込状況を見極める必要があるとして期初計画を据え置いているが、第2四半期累計(4月〜9月)が計画以上の大幅増益となり、利益は通期見通しを大幅に超過達成している。季節要因で第1四半期(4月〜6月)と第4四半期(1月〜3月)の利益が出やすい収益構造だが、金融・不動産分野や公務員分野の受講申込が好調なことも考慮すれば、通期増額の可能性が高いだろう。

 株価の動きを見ると、10月29日発表の第2四半期累計の大幅増額修正を好感して動意付いた。直前の230円台から10月31日の393円まで急騰し、さらに12月2日には年初来高値となる404円まで上伸した。その後は上げ一服の形だが下押す動きは見られず、12月17日には終値で前日比9円(2.62%)高と反発して動意の構えを見せている。好業績を評価する流れに変化はないだろう。

 12月17日の終値352円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS24円51銭で算出)は14〜15倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間1円で算出)は0.3%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS181円59銭で算出)は1.9倍近辺である。日足チャートで見ると25日移動平均線がサポートラインとなり、目先的な過熱感が薄れた。また週足チャートで見ると、強基調に転換して13週移動平均線がサポートラインとなりそうだ。上値追いの流れだろう。(ジャーナリスト&アナリスト水田雅展)

>>TACのMedia−IR企業情報
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 09:15 | アナリスト水田雅展の銘柄分析

【アナリスト水田雅展の銘柄分析】ストリームは下値固め完了感、反発のタイミング接近

 家電やパソコンなどのネット通販を展開するストリーム<3071>(東マ)の株価は安値圏でモミ合う展開だが、足元では下値固め完了感を強めている。反発のタイミングが接近しているようだ。

 家電製品、パソコン、デジタルカメラなどを販売するネット通販サイト「ECカレント」の運営を主力として、自動車関連塗料、食品、太陽光関連部材などの販売も手掛けている。テレビやパソコンの需要低迷、ネット通販と家電量販店の競争激化など厳しい事業環境が続いているが、商品仕入れ・販促活動の強化、販売価格の適正化、粗利益の確保、販管費の削減、他社ネット通販の運営を支援するEC支援事業を強化して、収益改善を目指している。

 12月3日発表の今期(14年1月期)第3四半期累計(2月〜10月)の連結業績は、売上高が前年同期比35.8%減の113億27百万円、営業利益が1億87百万円の赤字(前年同期は5億20百万円の赤字)、経常利益が1億85百万円の赤字(同5億28百万円の赤字)、純利益が1億63百万円の赤字(同6億12百万円の赤字)だった。売上面ではデジタルカメラ周辺機器などが堅調だったが、家電やパソコンが低調で大幅減収だった。利益面では物流費用や支払手数料の減少なども寄与して営業赤字幅が縮小した。

 通期見通しは前回予想(8月29日に減額修正)を据え置き、売上高が前期比21.6%減の177億24百万円、営業利益が10百万円(前期は10億54百万円の赤字)、経常利益が14百万円(同10億40百万円の赤字)、純利益が2百万円(同12億37百万円の赤字)としている。第3四半期累計は粗利益改善や販管費削減などの効果で、前年同期に比べて営業赤字幅が縮小した。通期ベースでも粗利益改善などの効果が期待されるだろう。

 株価の動きを見ると、7月以降は概ね安値圏4万4000円〜4万6000円近辺でのモミ合い展開が続いている。10月8日には5万800円、10月31日には4万8800円、11月22日には4万8000円まで上伸する場面があったが人気が続かない。ただし一方では、9月安値4万3500円まで下押す動きも見られず、4万4000円台での下値固め完了感を強めている。

 12月17日の終値4万5000円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS73円89銭で算出)は609倍近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS1万3657円09銭で算出)は3.3倍近辺である。週足チャートで見ると26週移動平均線を突破する動きを強めている。反発のタイミングが接近しているようだ。(ジャーナリスト&アナリスト水田雅展)

>>ストリームのMedia−IR企業情報
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 09:11 | アナリスト水田雅展の銘柄分析

【アナリスト水田雅展の銘柄分析】ゼリア新薬工業は強基調に変化なく反発のタイミング、今期3回目の増額の可能性も支援材料

 医薬品メーカーのゼリア新薬工業<4559>(東1)の株価は高値圏から反落してやや軟調展開となったが、強基調に変化はなく調整一巡して反発のタイミングだろう。今期(14年3月期)業績3回目の増額の可能性も支援材料であり、足元の調整局面は押し目買いの好機だ。

 消化器分野が中心の医療用医薬品事業と、一般用医薬品などのコンシューマーヘルスケア事業を展開している。医療用医薬品事業では潰瘍性大腸炎治療剤「アサコール」を主力として、13年6月には自社オリジナル新薬の機能性ディスペプシア治療剤「アコファイド」を発売した。コンシューマーヘルスケア事業では「コンドロイチン群」「ヘパリーゼ群」「ウィズワン群」などを主力としている。

 M&Aやアライアンス戦略を活用してグローバル展開にも積極的に取り組んでいる。08年10月に基礎化粧品のイオナ、09年9月に「アサコール」の開発会社ティロッツ社(スイス)、10年9月にコンドロイチン原料のZPD社(デンマーク)を子会社化した。さらに13年8月には、スイスのビフォーファーマ社と鉄欠乏症治療剤「Ferinject」の日本国内における独占的開発・販売契約を締結するとともに、デンマークの連結子会社ZPD社の株式を追加取得して完全子会社化している。

 今期の連結業績見通し(11月8日に2回目の増額修正)は、売上高が前期比13.5%増の605億円、営業利益が同38.8%増の64億円、経常利益が同36.8%増の64億円、純利益が同18.0%増の47億円としている。主力の「アサコール」や「ヘパリーゼ群」が好調に推移して、原価率改善や経費の効率的運用も寄与する。通期見通しに対する第2四半期累計(4月〜9月)の進捗率は高水準であり、通期3回目の増額の可能性が高いだろう。

 株価の動き(10月1日付で1株を1.1株に分割)を見ると、10月10日の年初来高値2458円から反落して水準を切り下げ、やや軟調な展開となった。12月17日には9月中旬以来の安値水準となる1934円まで調整する場面があった。利益確定売りが続いているようだ。

 12月17日の終値1947円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS103円37銭で算出)は18〜19倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間28円で算出)は1.4%近辺、実績PBR(前期実績に株式分割を考慮した連結BPS807円64銭で算出)は2.4倍近辺である。日足チャートで見ると25日移動平均線が戻りを押さえる形だが、週足チャートで見ると26週移動平均線が接近している。好業績を評価して強基調に変化はなく、反発のタイミングだろう。(ジャーナリスト&アナリスト水田雅展)

>>ゼリア新薬工業のMedia−IR企業情報
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 09:09 | アナリスト水田雅展の銘柄分析

【アナリスト水田雅展の銘柄分析】アルファは煮詰まる、5月急伸から7ヶ月、消費増税特需の可能性も

 店舗販促用POP広告のアルファ<4760>(JQS)の株価はモミ合い展開だが、煮詰まり感も強めている。低PBRに見直し余地があり、モミ合い上放れのタイミングだろう。14年4月の消費増税に向けてPOP広告の特需の可能性も支援材料となりそうだ。

 店舗販促用POP広告の企画・制作事業などを展開し、メーカー・小売のタイアップ企画である消費者向け販促キャンペーンの受注や、デジタルサイネージ(デジタル技術を活用した広告媒体)を組み込んだ新販促商品・サービスの企画・提案を強化している。

 今期(14年8月期)の業績(非連結)見通しについては、売上高が前期比2.7%増の72億円、営業利益が同79.3%増の1億05百万円、経常利益が同53.3%増の1億円、純利益が同70.3%増の50百万円としている。デジタル分野と連動した高付加価値企画提案活動を強化し、別注製品・商品での消費者向けキャンペーンの受注増や、イベント関連の景品受注増を見込んでいる。前期は飲料メーカー・サービス業向け景品のスポット受注が落ち込んだが、今期は14年4月の消費増税に向けた告知POPなどの特需の可能性もあり収益改善が期待される。

 株価の動きを見ると、10月以降は概ね安値圏160円〜170円近辺のレンジでモミ合う展開となっている。足元では12月11日に159円、12月12日に158円を付けて10月8日の直近安値156円に接近する場面があった。ただしレンジ下限に到達した形であり、その後はレンジ上限に向けて反発局面となっている。

 12月17日の終値162円を指標面で見ると、今期予想PER(会社予想EPS6円21銭で算出)は26倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間5円で算出)は3.1%近辺、そして実績PBR(前期実績BPS281円18銭で算出)は0.6倍近辺である。週足チャートで見ると、13週移動平均線と26週移動平均線が戻りを押さえる形だが、モミ合い煮詰まり感も強めている。低PBRに見直し余地があり、上放れのタイミングだろう。(ジャーナリスト&アナリスト水田雅展)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 09:05 | アナリスト水田雅展の銘柄分析

【アナリスト水田雅展の銘柄分析】ピーエイは戻り一服だが下値は切り上げ、求人広告需要の回復が追い風で出直り歩調

 求人情報誌発行や求人サイト運営のピーエイ<4766>(東マ)の株価は戻り一服の展開だが、下値は着実に切り上げている。出直り歩調に変化はないだろう。求人広告需要の回復が追い風であり、きっかけ次第で動意付く可能性もあるだろう。

 東北・関東・信越および北陸地域で紙媒体の無料求人情報誌「JOBPOST(ジョブポスト)」を発行し、web求人サイト「JOBPOST(ジョブポスト)web」や「Jobee(ジョビー)」を強化している。13年3月には「JOBPOST(ジョブポスト)web」の群馬県版・栃木県版・山梨県版のサービスを開始して営業エリアを拡大した。一方では、求人広告事業に経営資源を集中するため13年4月にフリーマガジン「トクッピ」(新潟県版・長野県版)を譲渡した。

 今期(13年12月期)連結業績見通しは、売上高が前期比25.1%増の16億円、営業利益が同43.1%増の2億円、経常利益が同31.7%増の2億円、純利益は震災補償金や税効果会計の一巡で同14.8%減の1億90百万円としている。

 情報サービス事業は営業エリアにおける求人広告需要が好調に推移する。子会社アルメイツが展開する人材派遣事業も受注回復傾向を強めているようだ。営業エリア拡大に伴う新規営業所開設やテレビ・ラジオCMなど販管費増加を増収効果で吸収する。有効求人倍率の上昇など産業界の人手不足感が強まっており、求人広告需要は増加基調である。営業エリア拡大も寄与して来期(14年12月期)の収益拡大が期待されるだろう。

 株価の動きを見ると、10月21日の戻り高値280円から反落して11月15日に直近安値となる210円まで急落する場面があった。ただし8月安値191円まで下押す動きは見られず、すぐに切り返して230円台に戻している。戻り一服の展開だが下値は着実に切り上げているようだ。

 12月17日の終値227円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS17円67銭で算出)は12〜13倍近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS74円58銭で算出)は3.0倍近辺である。週足チャートで見ると26週移動平均線近辺で下げ渋る動きだ。下値を着実に切り上げており、出直り歩調に変化はないだろう。きっかけ次第で動意付く可能性もありそうだ。(ジャーナリスト&アナリスト水田雅展)

>>ピーエイのMedia−IR企業情報
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 09:03 | アナリスト水田雅展の銘柄分析

【アナリスト水田雅展の銘柄分析】メディアフラッグは下値切り上げて強基調に転換、中期成長力を評価して上場直後の高値も視野

 店舗覆面調査のメディアフラッグ<6067>(東マ)の株価は、下値を切り上げて強基調への転換を鮮明にしている。中期成長力を評価して上場直後の高値も視野に入りそうだ。

 覆面調査サービスなどでチェーンストアの店舗活性化を支援する流通支援事業、店舗巡回サービスなどで消費財メーカーの店頭強化を支援する営業支援事業、店舗・店頭状況をデータベース化する独自ソフトウェアを提供するASP事業、コンビニエンスストアなどを運営するストア事業を展開し、小売・飲食店舗などの受託運営事業、流通・小売企業に特化した事業再生事業、ASEANを中心とした海外事業も拡大する方針だ。

 店舗・店頭に特化して流通・飲食チェーンや消費財メーカーのマーケティング活動を支援する企業であり、覆面調査サービスに携わるメディアクルー登録数は全国17万人超に達し、顧客リピート契約率は約9割に達している。スポーツ用品のアディダスが主要顧客で20年東京夏季五輪も追い風となる。4年以内に売上高100億円を目指してM&Aも積極活用する方針で、13年8月に関西で推奨販売事業を展開するキャビック、13年10月に和菓子製造販売の十勝を子会社化した。なお13年9月に発表したROIの子会社化については株式取得を延期して業務提携を実施する。

 今期(13年12月期)連結業績見通しは、売上高が前期比16.1%増の32億62百万円、営業利益が同23.6%増の2億38百万円、経常利益が同28.6%増の2億31百万円、純利益が同24.2%増の1億27百万円としている。主力の流通支援事業、営業支援事業とも新規受注が増加する。通期見通しに対する第3四半期累計(1月〜9月)進捗率はやや低水準だが、第4四半期(10月〜12月)がクリスマス・年末年始商戦に向けて繁忙期となることを考慮すれば、通期見通しの達成は可能だろう。

 13年10月度の実施数はリアルショップリサーチ(覆面調査)が6919で前月比14.4%増、リアルショップサポート(ラウンド・推奨販売等)が1万7828で同39.1%増、合計2万4747で同31.2%増だった。アパレルやメガネなどの装飾品関連、エステなどの美容関連、家電製品の売場演出関連などでも稼働が増加しているようだ。来期(14年12月期)も好業績が期待されるだろう

 11月1日に株主優待制度の導入を発表した。毎年12月31日現在1単元(100株)以上保有株主を対象として、100株以上1000株未満保有株主に対しては1000円相当の菓子詰め合わせ、1000株以上保有株主に対しては3000円相当の菓子詰め合わせを進呈する。さらに12月13日には今期配当予想の修正を発表した。従来予想は年間0円配当としていたが、会社設立10周年記念として期末に5円の配当を実施する。

 株価の動きを見ると、6月安値411円をボトムとして下値切り上げの動きが続いている。10月28日には663円まで急騰して450円〜550円近辺のボックスレンジから上放れた。その後は上げ一服の形だが、下値を着実に切り上げて強基調へ転換の動きを鮮明にしている。今期好業績見通しを評価する動きだろう。

 12月17日の終値599円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS30円19銭で算出)は19〜20倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間5円で算出)は0.8%近辺、実績PBR(前期実績のBPS174円13銭で算出)は3.4倍近辺である。日足チャートで見ると25日移動平均線、週足チャートで見ると13週移動平均線がサポートラインとなって強基調に転換した形だ。中期成長力を評価して上場直後の高値805円も視野に入るだろう。(ジャーナリスト&アナリスト水田雅展)

>>メディアフラッグのMedia−IR企業情報
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 08:56 | アナリスト水田雅展の銘柄分析

【アナリスト水田雅展の銘柄分析】リオンは上値追いの流れに変化なし、足元の調整局面は押し目買い好機

 補聴器首位のリオン<6823>(東1)の株価は11月の上場来高値から一旦反落したが、今期(14年3月期)好業績を評価して上値を追う流れに変化はないだろう。足元の調整局面は押し目買い好機となりそうだ。

 医療機器事業(補聴器や医用検査機器など)を主力として、環境機器事業(音響・振動計測器や微粒子計測器など)も展開し、高機能・高付加価値製品の開発・販売を強化している。補聴器は最上位クラス「リオネットマジェス」、13年2月発売の中価格帯「リオネットプレシア」、13年8月発売のエントリーモデル「リオネットプレシアV」や低価格のポケット型デジタル補聴器「HD−21」など、商品ラインアップの充実を進めている。

 今期の連結業績見通しは売上高が前期比1.7%増の175億円、営業利益が同9.7%増の19億円、経常利益が同10.2%増の19億円、純利益が同13.1%増の12億円としている。主力の補聴器は高価格帯や新製品の中価格帯を中心に好調が続いている。環境機器事業は設備投資需要の高まりを追い風として振動計、騒音計、液中微粒子計などが好調であり、営業損益も改善している。予定していた経費の一部が下期にズレ込んだとして通期見通しを据え置いているが、好調な販売を考慮すれば通期増額の可能性があるだろう。

 株価の動きを見ると、11月中旬に動意付いて1400円〜1500円近辺の水準から11月18日の上場来高値1823円まで急伸した。その後は上げ一服の展開となり、足元は水準をやや切り下げて12月16日に1537円まで調整する場面があった。ただし自律調整の範囲だろう。

 12月17日の終値1550円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS102円72銭で算出)は15倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間22円で算出)は1.4%近辺、実績PBR(前期実績に株式数増加を考慮した連結BPS1017円39銭で算出)は1.5倍近辺である。

 日足チャート見ると25日移動平均線を割り込んで一旦は調整局面のようだが、週足チャートで見ると13週移動平均線がサポートラインの上昇トレンドを継続している。好業績を評価して上値を追う流れに変化はなく、足元の調整局面は押し目買い好機だろう。(ジャーナリスト&アナリスト水田雅展)

>>リオンのMedia−IR企業情報
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 08:54 | アナリスト水田雅展の銘柄分析

【アナリスト水田雅展の銘柄分析】新和内航海運は高値圏で堅調、好業績や割安感を評価して上値追い

 新和内航海運<9180>(JQS)の株価は年初来高値圏で堅調に推移している。今期(14年3月期)好業績見通しで、指標面には依然として割安感があり、目先的な過熱感が薄れて上値追いの流れだろう。

 NSユナイテッド海運<9110>の子会社である。鉄鋼メーカー向け原料炭・石灰石・鋼材、電力向け石炭、建設向けセメントなどを輸送する内航海運事業を主力として、港湾運送事業やLPGタンクローリー等輸送事業なども展開している。

 今期連結業績見通し(10月25日に2回目の増額修正)は売上高が前期比8.0%増の205億80百万円、営業利益が同56.2%増の18億30百万円、経常利益が同49.8%増の17億60百万円、純利益が同41.0%増の11億円としている。内航海運事業で電力・セメント・鉄鋼関連の輸送量が想定以上に増加し、運行効率向上や諸経費圧縮などの効果も寄与する。期後半も復興関連需要の本格化や景気回復に伴う粗鋼生産量増加などが予想され、通期3回目の増額の可能性があるだろう。

 株価の動きを見ると、今期業績見通しと配当予想の増額修正を好感して動意付き、11月1日の年初来高値565円まで急伸した。その後は上げ一服の形だが急騰前の水準まで下押すことなく、概ね高値圏520円〜550円近辺で堅調に推移している。利益確定売りをこなす動きだろう。

 12月17日の終値530円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS102円10銭で算出)は5〜6倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間15円で算出)は2.8%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS568円15銭で算出)は0.9倍近辺である。日足チャートで見ると25日移動平均線、週足チャートで見ると13週移動平均線が接近して目先的な過熱感は薄れた。指標面の割安感も評価して上値追いの流れだろう。(ジャーナリスト&アナリスト水田雅展)

>>新和内航海運のMedia−IR企業情報
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 08:52 | アナリスト水田雅展の銘柄分析

【アナリスト水田雅展の銘柄分析】京写が急騰、8月の戻り高値突破、5月高値も視野

 プリント配線板大手の京写<6837>(JQS)の株価が動意付いて急騰している。今期(14年3月期)好業績見通しが支援材料であり、強基調への転換を確認して5月の年初来高値も視野に入りそうだ。

 生産量世界トップの片面プリント配線板、および両面プリント配線板を収益柱として、実装関連事業も展開している。中期経営計画では16年3月期売上高200億円、営業利益率6%、ROE15%以上、ROA6%以上を目標としている。重点戦略としては、LED照明関連など環境対応製品の強化、片面配線板分野での圧倒的市場シェアの獲得、海外生産の拡大、コスト低減による収益力強化、新製品PALAPなど新規事業の確立を掲げている。

 今期連結業績見通し(10月23日に経常利益と純利益を増額修正)は売上高が前期比10.1%増の165億円、営業利益が同35.5%増の7億50百万円、経常利益が同13.5%増の7億50百万円、純利益が同67.5%増の5億30百万円としている。純利益は固定資産減損損失一巡も寄与する。なお通期の想定為替レートは1米ドル=97円としている。

 通期見通しに対する第2四半期累計(4月〜9月)の進捗率は概ね順調な水準だった。片面プリント配線板の需要が好調だ。さらに自動車関連では下期から新製品の供給を開始し、期後半に向けて家電関連の需要も回復傾向を強めることが予想される。コスト削減効果も寄与するだろう。想定為替レートは保守的な水準であり、通期上振れの可能性もありそうだ。

 株価の動きを見ると、11月下旬に250円〜260円近辺の短期モミ合いから上放れた。さらに12月中旬には一段と上げ足を速める展開となり、12月17日には前日比47円(16.04%)高の340円まで急伸する場面があった。今期好業績見通しを評価する動きだろう。

 12月17日の終値320円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS36円98銭で算出)は8〜9倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間5円で算出)は1.6%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS266円28銭で算出)は1.2倍近辺である。目先的には過熱感を強めているが、8月の戻り高値281円を一気に突破して強基調への転換を確認した形だろう。急騰して付けた5月の高値415円も視野に入りそうだ。(ジャーナリスト&アナリスト水田雅展)

>>京写のMedia−IR企業情報
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 08:49 | アナリスト水田雅展の銘柄分析
2013年12月17日

【アナリスト水田雅展の銘柄分析】東洋建設は強調相場に変化なし、洋上風力発電、新興国海洋インフラ工事関連

 海洋土木工事が主力の東洋建設<1890>(東1)の株価は年初来高値圏から一旦反落したが、今期(14年3月期)好業績、洋上風力発電関連、新興国海洋インフラ工事関連などのテーマ性も支援材料であり、強基調へ転換した流れに変化はなく調整一巡して高値圏回帰の展開だろう。

 前期の売上構成比は国内土木事業55.3%、国内建築事業29.3%、海外建設事業14.9%、不動産・その他事業0.5%で、港湾インフラ工事など国内外での海洋土木工事を主力としている。13年10月にはベトナムで同国2番目の製油所となるニソン製油所の海洋工事を単独受注した。受注金額は約68億円で工期は29カ月としている。今後もアジア・アフリカなど新興国での海洋インフラ関連工事の受注拡大が期待される。

 公共投資関連、浮体式洋上風力発電関連、放射性物質セシウム除染関連、新興国海洋インフラ工事関連などテーマ性は豊富である。浮体式洋上風力発電に関しては12年9月設立の6社1協会による「地域振興型アクア・ウインド事業化研究会」に参画している。

 今期連結業績見通しは売上高が前期比5.5%増の1350億円、営業利益が同22.9%増の35億円、経常利益が同15.0%増の25億円、純利益が同17.3%増の13億円としている。国内では震災復興関連の港湾インフラ工事、海外では前々期に受注したケニアとインドネシアの大型港湾工事が牽引し、国内土木工事の利益率向上も寄与する。

 第2四半期累計(4月〜9月)が計画を大幅に上回る増収増益だったが、通期見通しは期初計画を据え置いている。ただし第4四半期(1月〜3月)の構成比が高い収益構造にもかかわらず、通期見通しに対する第2四半期累計の進捗率は売上高が50.7%、営業利益が61.5%、経常利益が68.5%、純利益が53.8%に達している。通期増額修正の可能性が高いだろう。

 株価の動きを見ると、11月11日の年初来高値398円から反落し、足元では水準をやや切り下げた。12月16日には前日比13円(3.88%)安の322円まで調整する場面があった。ただし個別の悪材料は見当たらず、全般地合い悪化の影響を受けたようだ。

 12月16日の終値324円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS16円24銭で算出)は20倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間5円で算出)は1.6%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS290円45銭で算出)は1.1倍近辺である。

 週足チャートで見ると13週移動平均線を割り込んだが、26週移動平均線が52週移動平均線を上抜いてきた。強基調に転換した流れに変化はないだろう。また日足チャートで見ると25日移動平均線を割り込んだが、75日移動平均線が接近して反発のタイミングだろう。(ジャーナリスト&アナリスト水田雅展)

>>東洋建設のMedia−IR企業情報
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 08:21 | アナリスト水田雅展の銘柄分析

【アナリスト水田雅展の銘柄分析】ワークマンは高値圏での短期調整に一巡感、好業績評価して上値追いの流れに変化なし

 作業服チェーンのワークマン<7564>(JQS)の株価は、高値圏で上げ一服の展開だが、足元では短期調整に一巡感を強めている。好業績を評価して上値追いの流れに変化はないだろう。

 ワーキングウェアや作業関連用品などの大型専門店チェーンをFC中心に展開している。ローコスト経営が特徴で、他社との差別化戦略としてEDLP(エブリデー・ロー・プライス)商品を強化している。13年9月末時点の店舗数はFC店610店舗、直営店111店舗、合計は1都2府35県下に721店舗を展開し、22年3月期に全国1000店舗、28年3月期に全国1300店舗を目指している。

 今期(14年3月期)の業績(非連結)見通しは、チェーン全店売上高が前期比6.0%増の676億90百万円、既存店売上高が同3.8%増、営業総収入が同5.8%増の476億90百万円、営業利益が同8.2%増の80億円、経常利益が同7.4%増の90億60百万円、そして純利益が同6.9%増の53億90百万円としている。新規出店25店舗、S&B2店舗として、出店エリアも拡大する戦略だ。

 通期見通しに対する第2四半期累計(4月〜9月)の進捗率は、夏物商戦が天候不順の影響を受けたためやや低水準だったが、新テレビCM放映効果、期中の新規出店効果、EDLP商品の構成比上昇効果、竜王流通センター稼働による西日本エリアの物流効率化効果などに加えて、10月中旬以降の気温低下で冬物商戦が好調である。好業績が期待されるだろう。

 月次売上高(FC店と直営店の店舗売上高合計、前年比、速報値)動向を見ると、13年11月単月は全店107.5%、既存店105.3%だった。中旬以降気温の低い日が多く、ジャンパー類、裏起毛ハイネック、発熱・保温性インナー類などの防寒商品が急伸したようだ。13年4月〜11月累計では全店105.5%、既存店103.2%だった。12月も気温低下傾向を強めているため、引き続き冬物商品の好調が期待される。なお11月の新規出店は1店舗で今期累計出店数13店舗、11月末現在の店舗数723店舗となった。

 株価の動きを見ると、9月9日に年初来高値4180円を付けた後は上げ一服の展開となり、11月上旬〜中旬には3600円台まで調整する場面があった。しかし11月下旬〜12月上旬には3900円台まで戻している。調整が一巡して上値を試す流れだろう。

 12月16日の終値3825円を指標面で見ると、今期予想PER(会社予想のEPS264円20銭で算出)は14〜15倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間75円で算出)は2.0%近辺、実績PBR(前期実績のBPS1754円22銭で算出)は2.2倍近辺である。週足チャートで見ると26週移動平均線近辺から反発してサポートラインの形となった。好業績を評価して上値追いの流れに変化はないだろう。(ジャーナリスト&アナリスト水田雅展)

>>ワークマンのMedia−IR企業情報
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 08:18 | アナリスト水田雅展の銘柄分析

【アナリスト水田雅展の銘柄分析】インタースペースは調整ほぼ一巡、中期成長力を見直して反発のタイミング

 ネット広告のインタースペース<2122>(東マ)の株価は高値圏から急反落したが、調整がほぼ一巡したようだ。インターネット広告市場の拡大が追い風であり、中期成長力を見直して反発のタイミングだろう。

 アフィリエイト(成果報酬)型のインターネット広告事業を主力として、子会社ではコンテンツ・ソーシャルアプリなどのメディア運営事業も展開している。インターネット広告事業では、アフィリエイトサービス「ACCESSTRADE(アクセストレード)」を中心に事業展開し、携帯電話ショップをネットワーク化したリアルアフィリエイト「ストアフロントアフィリエイト」も日本最大規模の店舗ネットワークに成長している。

 アライアンス戦略も活発化し、13年10月にモバイル広告ネットワーク事業を展開する米アーキ社と戦略的業務提携について合意し、13年11月にはO2Oマーケティングソリューション事業を展開するモギーと資本業務提携に合意した。さらにアジアの新興国市場にも積極展開する方針で、13年9月にインドネシア、13年11月にタイの現地法人が営業を開始した。

 今期(14年9月期)連結業績見通しは売上高が前期比8.7%増の165億円、営業利益が同8.5%増の6億42百万円、経常利益が同7.1%増の6億39百万円、純利益が同61.7%増の3億19百万円としている。インターネット広告事業はスマートフォン向けアプリ広告が好調であり、新サービスやアライアンス戦略も寄与して全体を牽引する。メディア事業では恋愛シミュレーションゲームの展開強化や、ママ向けコミュニティサイト「ママスタジアム」のユニークユーザー数拡大などで収益改善が期待される。純利益は前期計上した子会社ののれん減損損失一巡も寄与する。

 株価の動きを見ると、10月24日の年初来高値1345円から急反落して11月11日の840円まで調整した。11月6日の前期利益減額修正も嫌気した形だ。ただし11月12日の決算発表後は落ち着いた動きとなり、足元は概ね900円〜1050円近辺で推移している。調整がほぼ一巡した可能性があるだろう。

 12月16日の終値964円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS47円26銭で算出)は20〜21倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間5円で算出)は0.5%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS360円24銭で算出)は2.7倍近辺である。週足チャートで見ると26週移動平均線を割り込んだが、下げ渋り感を強めている。また日足チャートで見ると25日移動平均線を回復した。調整がほぼ一巡して反発のタイミングだろう。(ジャーナリスト&アナリスト水田雅展)

>>インタースペースのMedia−IR企業情報
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 08:14 | アナリスト水田雅展の銘柄分析

【アナリスト水田雅展の銘柄分析】フランスベッドホールディングスはボックスレンジ下限で反発のタイミング、好業績に再評価余地

 介護・福祉関連用具のフランスベッドホールディングス<7840>(東1)の株価は概ねボックス展開だが、足元はレンジ下限に到達した形だろう。今期(14年3月期)好業績に再評価の余地があり、反発のタイミングが接近しているようだ。

 04年に純粋持株会社へ移行し、メディカルサービス事業(介護・福祉関連用具のレンタル・販売、介護予防の通所介護施設「悠々いきいき倶楽部」運営など)、インテリア健康事業(家庭用高級ベッド、医療・介護用ベッド、リハビリ商品など)、その他事業(日用品雑貨販売など)を展開している。

 成長分野のシニア・シルバービジネスに経営資源をシフトして、医療・介護用電動リクライニングベッド・マットレス、高齢者向け「リハテック」ブランドの電動アシスト三輪自転車やハンドル型電動車いす、在宅・病院・福祉施設向け「見守りケアシステム」など、独自の新商品・新サービスの投入を強化して、介護・福祉用具レンタル市場でのシェア拡大戦略を推進している。新規販売チャネルの開拓を進めて病院・施設向け取引も拡大している。

 今期の連結業績見通しは、売上高が前期比5.4%増の536億円、営業利益が同37.0%増の28億円、経常利益が同36.2%増の27億50百万円、純利益が同29.1%増の14億60百万円としている。高性能・高付加価値商品の市場投入などが寄与して、人員増などのコストアップ要因を吸収する。メディカルサービス事業は介護・福祉市場の拡大、インテリア健康事業は高額消費の好調も追い風であり、円安進行に伴って輸入品に対する競争力も回復しているようだ。好業績が期待されるだろう。

 株価の動きを見ると、10月21日には一時221円、12月2日には一時220円まで上伸する場面があったが人気が続かず、8月以降は概ね190円〜210円のレンジでのボックス展開が続いている。足元はほぼレンジ下限に到達した形のようだ。

 12月16日の終値193円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS6円68銭で算出)は29倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間4円50銭で算出)は2.3%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS165円80銭で算出)は1.2倍近辺である。

 週足チャートで見ると上ヒゲを付けて上値の重い形だが、一方では52週移動平均線がサポートラインとなり、6月安値を起点として徐々に下値を切り上げている。足元はレンジ下限に到達して反発のタイミングだろう。好業績に再評価余地があるだけに、戻りを押さえている26週移動平均線を突破すれば動意付く可能性があるだろう。(ジャーナリスト&アナリスト水田雅展)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 08:08 | アナリスト水田雅展の銘柄分析

【アナリスト水田雅展の銘柄分析】インフォメーションクリエーティブは急騰の反動調整に一巡感、好業績や割安感に評価余地

 ソフトウェア開発やシステム運用のインフォメーションクリエーティブ<4769>(JQS)の株価は、11月急騰の反動調整局面だが、足元では調整一巡感を強めている。好業績見通しで指標面の割安感にも評価余地があり、きっかけ次第で再動意の可能性があるだろう。

 ソフトウェア・ソリューション、ネットワーク・ソリューション、運用サービス・ソリューション、クラウド・ソリューション、システム・インテグレーション、プロダクト・ソリューションなど、情報サービス分野におけるトータル・ソリューション事業を展開している。顧客別には、日立システムズや日立ソリューションズなど日立製作所<6501>グループ向けが全体の約6割を占めている。

 13年11月に発表した新中期経営計画(14年9月期〜16年9月期)では、長期ビジョンとして100億円企業を目指し、基本戦略としてITソリューション事業の安定成長、ITサービス事業の成長加速、強固な人材基盤・組織基盤の構築を掲げている。経営目標値としては、16年9月期の売上高80億円(うちITソリューション事業76億円、ITサービス事業4億円)、売上高経常利益率8.0%としている。

 今期(14年9月期)の業績(非連結)見通しは、売上高が前期比7.0%増の66億74百万円、営業利益が同18.2%増の3億82百万円、経常利益が同13.1%増の4億09百万円、純利益が同11.7%増の2億43百万円としている。企業がIT投資を活発化させる動きを強めており、Web系システム開発やシステム運用管理などを中心として受注が高水準に推移する。技術者の稼働率上昇効果も寄与して好業績が期待される。

 株価の動きを見ると、11月下旬に動意付く形となり、概ね700円近辺でのモミ合い展開から11月26日の1060円まで急騰し、一気に年初来高値を更新した。その後は利益確定売り優勢で急騰の反動調整局面となり、12月13日に742円、12月16日に748円まで調整する場面があった。ただし12月16日は全般軟調地合いの中で、終値で前日比プラス圏の765円まで戻している。調整が一巡した可能性もありそうだ。

 12月16日の終値765円を指標面で見ると、今期予想PER(会社予想のEPS63円50銭で算出)は12倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間24円で算出)は3.1%近辺、実績PBR(前期実績のBPS830円74銭で算出)は0.9倍近辺である。日足チャートで見ると75日移動平均線近辺で下げ渋る動きだ。今期好業績見通しで指標面の割安感にも評価余地があり、きっかけ次第で再動意の可能性があるだろう。(ジャーナリスト&アナリスト水田雅展)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 08:01 | アナリスト水田雅展の銘柄分析

【アナリスト水田雅展の銘柄分析】クリナップの週足チャートは上放れ近い、好業績評価

 システムキッチン大手のクリナップ<7955>(東1)の株価は年初来高値圏で堅調に推移している。好業績を評価する流れに変化はなく、上値を追う展開だろう。

 厨房部門のシステムキッチンを主力として、システムバスルーム・洗面化粧台なども展開している。中期計画では「ザ・キッチンカンパニー」の確立を掲げて、中高級タイプの商品力・ブランド力の強化、主力の「クリンレディ」を核としたシステムキッチンの市場シェア上昇、全国102カ所のショールームへの集客強化、リフォーム需要の取り込み、総合競争力強化などを重点施策としている。

 今期(14年3月期)連結業績見通し(11月7日に増額修正)は、売上高が前期比7.0%増の1215億円、営業利益が同22.0%増の58億円、経常利益が同25.8%増の55億円、純利益が同19.7%増の30億円としている。新設住宅着工件数が堅調に推移し、消費増税前の駆け込み需要も追い風となって、システムキッチンやシステムバスの販売数量が想定以上に伸びている。

 さらに、高付加価値商品の構成比上昇や原価低減の効果なども寄与する。西日本地区の生産体制強化に伴う償却負担増加やショールーム改装費用などを吸収して増収増益見込みだ。通期見通しに対する第2四半期累計(4月〜9月)の進捗率は高水準である。依然として保守的な会社予想であり、通期再増額の可能性が高いだろう。

 株価の動きを見ると、9月中旬以降は800円台後半で推移し、11月21日に888円まで上伸して5月高値880円を突破した。その後は上げ一服の形だが、概ね高値圏で堅調に推移している。好業績を評価する流れに変化はないだろう。

 12月16日の終値870円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS64円39銭で算出)は13〜14倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間20円で算出)は2.3%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS1202円66銭で算出)は0.7倍近辺である。

 週足チャートで見ると、26週移動平均線がサポートラインとなって下値を切り上げている。強基調の形だろう。足元では880円近辺の上値フシを抜け切れずに三角保ち合いだが、煮詰まり感を強めている。今期好業績に加えて指標面の低PBRにも評価余地があり、保ち合い上放れて一段高の可能性もあるだろう。(ジャーナリスト&アナリスト水田雅展)

>>クリナップのMedia−IR企業情報
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 07:54 | アナリスト水田雅展の銘柄分析