[アナリスト水田雅展の銘柄分析]の記事一覧
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2013年10月09日

【アナリスト水田雅展の銘柄分析】松田産業はモミ合い上放れる、2ケタ増益で3月高値更新へ

 貴金属リサイクル事業の松田産業<7456>(東1)の株価は水準を切り上げて5月の戻り高値に接近している。出直り本格化の流れだ。今期(14年3月期)好業績見通しに加えて自己株式取得も支援材料だろう。

 貴金属リサイクル事業を主力として、農林水産品を扱う食品関連事業も展開している。東アジアを中心に海外拠点網の拡充を推進しており、貴金属関連事業は中国、台湾、フィリピン、ベトナム、タイ、マレーシア、シンガポール、食品関連事業は中国、タイに展開している。

 今期の連結業績見通しは売上高が前期比4.6%増の1750億円、営業利益が同11.3%増の62億円、経常利益が同6.8%増の65億円、純利益が同3.3%増の41億40百万円としている。貴金属関連事業では半導体・電子部品業界の生産回復、食品関連事業では市況改善が寄与する。

 食品関連事業の市況改善もポイントになりそうだが、第1四半期(4月〜6月)は貴金属関連事業が大幅営業増益となり、期後半に向けて半導体・電子部品関連の生産が回復傾向を強めることを考慮すれば、貴金属関連事業が牽引して好業績が期待される。

 なお9月13日に発表した自己株式取得(取得株式総数の上限8万株、取得価額総額の上限1億円、取得期間9月17日〜11月8日)については、9月30日時点での取得株式数総数は0株である。

 株価の動きを見ると、1250円〜1350円のモミ合いから上放れて水準を切り上げている。9月25日と9月27日には1432円まで上伸した。その後は全般地合い悪化も影響して上げ一服となったが、足元で反発の動きを強めている。出直り本格化の流れに変化はないだろう。

 10月9日の終値1420円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS153円26銭で算出)は9〜10倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間24円で算出)は1.7%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS1643円09銭で算出)は0.9倍近辺である。

 週足チャートで見ると、26週移動平均線を突破して強基調への転換を確認した形である。また日足チャートで見ると、25日移動平均線が接近して目先の過熱感が解消された。動意のタイミングだろう。指標面には割安感があり、出直り本格化の流れだ。5月の高値1489円、さらに3月の高値1585円が視野に入る。(ジャーナリスト&アナリスト水田雅展)

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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 16:13 | アナリスト水田雅展の銘柄分析

【アナリスト水田雅展の銘柄分析】トシン・グループは5月高値挑戦前の値固め進む、4日公表の第1四半期好調

 電設資材商社のトシン・グループ<2761>(JQS)の株価は水準を着実に切り上げる展開だ。足元では短期調整も一巡して動意のタイミングが接近している。

 首都圏を中心に電設資材や住宅設備機器などの卸売事業を展開する持株会社である。消費増税前の住宅着工増加が追い風であり、取扱商品や営業拠点網の拡充などで事業基盤も強化している。

 10月4日に発表した今期(14年5月期)第1四半期(5月21日〜8月20日)の連結業績は、前年同期比4.0%増収、同11.3%営業増益、同8.9%経常増益、同5.2%最終増益だった。LED照明などの省エネ関連商品に加えて、猛暑を背景にエアコンの需要が好調だった。粗利益率はやや低下したが、経費削減効果などで増収増益だった。

 通期の見通しは前回予想を据え置き、売上高が前期比4.1%増の450億円、営業利益が同8.6%増の26億50百万円、経常利益が同7.0%増の35億10百万円、純利益が同0.1%増の19億80百万円としている。公共投資の増加、新設住宅着工戸数の増加、企業設備投資の回復に加えて、北関東での営業拠点網拡充効果も寄与する。通期見通しに対する第1四半期の進捗率は売上高が24.3%、営業利益が24.5%、経常利益が23.3%、純利益が22.0%であり、概ね順調な進捗だろう。

 8月5日発表の自己株式取得(取得株式総数の上限60万株、取得価額総額の上限15億円、取得期間13年8月6日〜14年7月31日)については、9月30日時点累計で取得株式総数1万7100株、取得価額総額4098万1100円となった。また10月8日には、自己株式立会外買付取引(ToSTNeT−3)によって9700株を取得した。

 株価の動きを見ると、2200円〜2300円近辺のモミ合いから上放れて水準を切り上げ、8月19日に2479円、9月6日に2449円まで上伸した。その後は上げ一服の形だが、大きく下押す動きは見られず概ね2350円〜2400円近辺で堅調に推移している。

 10月9日の終値2350円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS202円38銭で算出)は11〜12倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間52円で算出)は2.2%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS3241円85銭で算出)は0.7倍近辺である。

 週足チャートで見ると、13週移動平均線と26週移動平均線を突破して強基調に転換している。足元では短期調整が一巡して動意のタイミングだろう。指標面に割高感はなく、需給面での自己株式取得も支援材料であり、5月の高値2650円が視野に入る。(ジャーナリスト&アナリスト水田雅展)

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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 16:05 | アナリスト水田雅展の銘柄分析

【アナリスト水田雅展の銘柄分析】メディアフラッグは下値確認、東京五輪追い風に本格出直り

 店舗覆面調査のメディアフラッグ<6067>(東マ)の株価は徐々に下値を切り上げる展開だ。20年東京夏季五輪開催も追い風であり、本格出直りのタイミングが接近している。

 店舗・店頭に特化して流通・飲食チェーンや消費財メーカーのマーケティング活動を支援する企業だ。覆面調査サービスなどでチェーンストアの店舗活性化を支援する流通支援事業、店舗巡回サービスなどで消費財メーカーの店頭強化を支援する営業支援事業を主力として、店舗・店頭の状況をデータベース化する独自ソフトウェアを提供するASP事業、コンビニエンスストアなどを運営するストア事業も展開している。

 顧客の業種は多岐にわたり、顧客のリピート契約率は約9割に達している。世界的なスポーツ用品メーカーのアディダスを主要顧客としており、20年東京夏季五輪開催も追い風となる。また覆面調査サービスなどに携わるメディアクルーの登録数は13年6月末時点で全国17万人超に達している。

 中期目標値として4年以内に売上高100億円を目指して、さまざまな業種・業態に対応して業容を拡大する方針だ。シニア層のマーケティングデータを収集するシニアマーケティング事業、全国のメディアクルーを活用したクラウドソーシング事業、小売・飲食店舗などの受託運営事業、流通・小売企業に特化した事業再生事業も拡大する。

 さらにM&Aも積極活用している。8月には関西で推奨販売事業を展開するキャビック、9月には覆面モニターポータルサイト「ファンくる」や時間帯別レストラン・居酒屋クーポンサイト「ぐるリザ」を運営するROIを子会社化した。海外は中国・ASEAN地域へ積極展開する方針だ。

 今期(13年12月期)連結業績見通しは、売上高が前期比16.1%増の32億62百万円、営業利益が同23.6%増の2億38百万円、経常利益が同28.6%増の2億31百万円、純利益が同24.2%増の1億27百万円としている。流通支援事業では地方銀行や郵政事業の覆面調査関連など、営業支援事業では消費財メーカーの新商品販売関連などの新規受注が高水準だ。

 通期見通しに対する第2四半期累計の進捗率はやや低水準だが、第2四半期累計の営業利益が計画を上回ったこと、クリスマス・年末年始商戦に向けて第4四半期(10月〜12月)の売上構成比が高いこと、さらに子会社化したキャビックとROIの新規連結なども考慮すれば好業績が期待される。

 株価の動きを見ると、8月以降は概ね450円〜550円近辺のレンジでボックス展開のようだ。足元はレンジ内で水準を切り下げる動きだったが、10月8日には前日比28円(5.67%)高と急反発する場面があり、下値を切り上げる動きとなった。

 10月9日の終値500円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS30円19銭で算出)は16〜17倍近辺、実績PBR(前期実績のBPS174円13銭で算出)は2.9倍近辺である。週足チャートで見ると徐々に下値を切り上げて、26週移動平均線を回復する動きを強めている。下値固めが完了して本格出直りのタイミングが接近しているようだ。(ジャーナリスト&アナリスト水田雅展)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 16:01 | アナリスト水田雅展の銘柄分析

【アナリスト水田雅展の銘柄分析】ケンコーマヨネーズは約7ヶ月ぶりの高値更新場面が迫る、増額含みで4ケタへ

 業務用マヨネーズ・ドレッシング類大手のケンコーマヨネーズ<2915>(東1)の株価は戻り高値圏で堅調に推移している。モミ合い展開に煮詰まり感も強めており、上放れのタイミングが接近している。好業績を評価して3月高値を試す流れだろう。

 マヨネーズ・ドレッシング類を主力として、調味料・加工食品事業および総菜関連事業を展開している。中期経営計画で掲げた「サラダカフェ」「サラダ料理」「世界のソース」「タマゴ製品」などの事業領域拡大戦略が順調に進展している。

 サラダカフェ事業の店舗展開は、首都圏・関西圏中心に30店舗とする構想で、百貨店内への新規出店が本格化している。静岡県富士市の新工場(14年4月稼働目標)では小型サラダ市場にも本格参入する方針だ。海外は中国・杭州の新工場が本格稼働し、インドネシアにも合弁会社を設立して展開を強化している。国内外での事業展開積極化で中期成長期待は高い。

 今期(14年3月期)連結業績見通しは売上高が前期比1.8%増の555億円、営業利益が同2.1%減の27億20百万円、経常利益が同0.2%増の25億80百万円、純利益が同0.8%増の14億20百万円としている。原料価格上昇や新工場稼働に向けた投資負担などで横ばいの計画だが、調味料・加工食品事業、総菜関連事業ともに外食・コンビニエンスストア・量販店向けに好調であり、工場稼働率上昇効果やコスト低減効果なども寄与する。

 第1四半期(4月〜6月)が期初計画を上回る増益となり、通期見通しに対する進捗率も高水準である。原材料価格上昇に伴う価格改定の浸透も寄与して通期増額の可能性が高いだろう。

 株価の動きを見ると、9月以降は概ね880円〜900円近辺でモミ合う展開だが、戻り高値圏で堅調に推移している。足元も全般地合いが悪化する中で頑強だ。今期好業績見通しを評価する動きだろう。モミ合い展開に煮詰まり感も強めており、上放れのタイミングが接近している。上放れると当然、4ケタ目標だろう。

 10月9日の終値896円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS99円92銭で算出)は9倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間21円で算出)は2.3%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS1041円54銭で算出)は0.9倍近辺である。

 週足チャートで見ると、13週移動平均線がサポートラインとなって26週移動平均線も突破している。強基調を確認した形であり、3月の高値932円は射程圏だ。指標面の割安感も支援材料となって上値を試す展開だろう。(ジャーナリスト&アナリスト水田雅展)

>>ケンコーマヨネーズのMedia−IR企業情報
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 15:33 | アナリスト水田雅展の銘柄分析

【アナリスト水田雅展の銘柄分析】チムニーは上場来高値に急接近、指標割安で一段高へ

 大手居酒屋チェーンのチムニー<3178>(東2)の株価は水準を切り上げて5月の高値に接近している。全般地合い悪化の中でも堅調な動きだ。株主優待制度を現金換算した総合利回りにも依然として見直し余地があり、上値を試す流れだろう。

 業界5位規模の大手居酒屋チェーンである。飲食事業では主力の居酒屋業態「はなの舞」「さかなや道場」などを直営とFCで展開し、軍鶏(しゃも)をメインとする新業態「龍馬軍鶏農場」の出店も強化している。コントラクト事業は居酒屋事業で培った店舗運営ノウハウを活用して、官公庁施設などで受託食堂を展開している。

 さらにM&Aも積極活用しながら、漁業などの一次産業、食材加工などの二次産業、店舗で商品を提供する三次産業まで一括して管理する「飲食業の六次産業化」に向けた取り組みを強化する方針だ。

 今期(13年12月期)業績(非連結)見通しは売上高が前期比6.7%増の448億20百万円、営業利益が同7.0%増の35億20百万円、経常利益が同4.3%増の34億40百万円、純利益が同20.8%増の15億26百万円としている。第2四半期累計(1月〜6月)は既存店売上高がやや低調で、人員増などの先行投資負担も利益圧迫要因だったが、通期ベースでは新規出店効果などで好業績が期待される。

 株価の動きを見ると、950円近辺の短期モミ合い展開から上放れ、水準を切り上げる動きを鮮明にしている。9月19日には6月19日以来の1000円台を回復し、さらに10月2日には1015円、10月8日には1021円まで上伸した。全般地合い悪化の状況だが、好業績見通しを評価して堅調な動きであり、5月13日に付けた上場来高値1031円に接近している。

 10月9日の終値1006円を指標面で見ると、今期予想PER(会社予想のEPS78円91銭で算出)は12〜13倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間20円で算出)は2.0%近辺、実績PBR(前期実績のBPS558円26銭で算出)は1.8倍近辺である。

 週足チャートで見ると、戻りを押さえていた13週移動平均線を突破して上伸している。また日足チャートで見ると、25日移動平均線がサポートラインとなったようだ。強基調を確認した形だろう。今期好業績見通しに加えて、株主優待制度を現金換算した総合利回りの高さに依然として見直し余地があり、上値を試す流れだろう。(ジャーナリスト&アナリスト水田雅展)

>>チムニーのMedia−IR企業情報
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 15:27 | アナリスト水田雅展の銘柄分析

【アナリスト水田雅の銘柄分析】ビー・エム・エル頑強、ぴたり高値圏に張り付く、業界での実力発揮を評価

 受託臨床検査大手のビー・エム・エル<4694>(東1)の株価は、全般に地合いが悪化する中でも高値を更新する動きだ。好業績が支援材料であり、短期調整を挟みながら上値を追う展開だろう。

 受託臨床検査事業を主力として、腸内細菌検査や食品衛生コンサルティングなどの食品衛生検査事業、電子カルテなどの医療情報システム事業、SMO(治験支援)事業なども展開している。

 事業基盤拡大に向けてM&Aも活用し、受託臨床検査事業では検査ラボの全国展開や規模拡大、クリニック市場や病院市場での新規顧客開拓を推進している。さらに北海道、本州、九州での子会社再編などを実施して収益構造改善に取り組んでいる。食品衛生検査事業は「食の安全」意識の高まりが追い風であり、医療情報システム事業では電子カルテ「クオリス」のブランド向上に向けた取り組みを強化している。

 今期(14年3月期)連結業績見通しについては、売上高が前期比2.8%増の973億円、営業利益が同7.0%増の71億円、経常利益が同4.6%増の73億円、純利益が同7.9%増の40億円としている。臨床検査事業は競争激化などで受託価格が下落するが、クリニック市場や病院市場での新規顧客開拓、子会社の第一岸本臨床検査センターの収益改善などが寄与する。大幅増益だった第1四半期(4月〜6月)の通期見通しに対する進捗率は高水準であり、通期増額の可能性が高いだろう。

 株価の動きを見ると、水準を切り上げて高値を更新する展開だ。9月10日には3170円を付けて09年12月の高値2930円を突破し、さらに10月3日と10月8日には3325円まで上伸し、全般に地合いが悪化する中でも高値を更新している。今期好業績を評価する動きだろう。

 10月9日の終値3310円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS188円36銭で算出)は17〜18倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間40円で算出)は1.2%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS2389円83銭で算出)は1.4倍近辺である。

 日足チャートで見ると25日移動平均線がサポートラインの形だ。また月足チャートで見ると、大勢1600円〜2800円のレンジから上放れて新たなゾーンに突入している。指標面に割高感はなく、短期調整を挟みながら上値追いの展開だろう。(ジャーナリスト&アナリスト水田雅展)

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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 15:23 | アナリスト水田雅展の銘柄分析
2013年10月08日

【アナリスト水田雅展の銘柄分析】寿スピリッツは調整の最終場面、モミ合いの下値水準到達

 菓子製造販売の寿スピリッツ<2222>(東2)の株価は、全般に地合いが悪化する中でも、戻り高値圏で堅調に推移している。出直り歩調に変化はなく、モミ合い煮詰まり感を強めて上放れが期待される。

 子会社に「ラングドシャ」ブランドなどを展開する山陰地区の寿製菓、「ルタオ」ブランドなどを展開する北海道のケイシイシイ、首都圏で洋菓子を多ブランド展開するシュクレイ、「赤い風船」ブランドなどを展開する九州の九十九島グループなどを擁し、地域限定ブランドの菓子を製造・販売している。空港や駅など交通機関の施設に立地した出店・販売の比率が高いことも特徴であり、訪日外国人など観光客の増加も追い風となる。

 中期事業戦略として新ブランド・新商品・新店舗創り、新ビジネス開発、海外展開などを掲げている。新分野のジャパルシーは健康食品の「栃(とち)」と「藍(あい)」を販売し、ジュテックスは通販基幹業務システムサービスをASP方式で提供する。またケイシイシイは台湾・台北市にカフェをアンテナショップとして出店する。

 今期(14年3月期)連結業績見通しは売上高が前期比5.3%増の217億50百万円、営業利益が同12.2%増の21億円、経常利益が同11.1%増の21億円、純利益が同12.2%増の11億70百万円としている。新規出店や新規事業の寄与、首都圏での洋菓子販売の強化、遷宮イベント開催の出雲や伊勢方面での販売強化、製造採算の改善などで最高益更新の見込みだ。

 通期見通しに対する第1四半期(4月〜6月)の進捗率は、先行投資負担で利益面がやや低水準だったが、ケイシイシイやシュクレイなど主要子会社の好調で売上は順調な水準であり、第2四半期(7月〜9月)以降は先行投資負担の影響が薄れるため好業績が期待される。

 株価の動きを見ると、8月以降は戻り高値圏1250円〜1300円近辺の狭いレンジでモミ合う展開だが、足元で全般地合いが悪化する中でも大きく下押すことなく堅調に推移している。好業績を評価する動きだろう。

 10月7日の終値1270円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS112円79銭で算出)は11〜12倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間30円で算出)は2.4%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS683円47銭で算出)は1.9倍近辺である。週足チャートで見ると26週移動平均線を維持しており、出直り歩調に変化はないだろう。指標面に割高感はなくモミ合い煮詰まり感も強めており、上放れの展開が期待される。(ジャーナリスト&アナリスト水田雅展)

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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 13:11 | アナリスト水田雅展の銘柄分析

【アナリスト水田雅展の銘柄分析】インフォマートは高値更新狙う展開不変、大幅増益の今12月期を評価

 EC事業を展開するインフォマート<2492>(東マ)の株価は戻り高値圏から反落したが、短期調整一巡感も強めている。今期(13年12月期)好業績見通しを評価して5月の高値を試す流れに変化はなく、押し目買い好機だろう。

 フード業界向けの企業間電子商取引(BtoBプラットフォーム)サービス事業を展開している。プラットフォーム「FOODS info Mart」の利用企業数は、13年6月末時点で12年12月末比1157社増加の3万2636社(売り手企業が同1092社増加の2万5867社、買い手企業が同65社増加の6769社)となり増加基調である。

 中期成長に向けて「ASP受発注システム」などの利用拡大、次世代「BtoB&クラウド」プラットフォームや新サービスの開発、海外展開の本格化、美容業界向けや医療業界向けなど事業領域の拡大、データ連携でのアライアンス戦略などを推進している。5月にはJFEシステムズ<4832>と「ASP規格書システム」、6月には東芝テック<6588>と「ASP受発注システム」でデータ連携を開始し、9月3日にはオザックスと共同でフード業界の海外進出応援サイトを開設すると発表した。

 今期連結業績見通しは売上高が前期比16.0%増の43億88百万円、営業利益が同22.3%増の9億97百万円、経常利益が同21.2%増の9億88百万円、純利益が同19.8%増の5億94百万円としている。次世代プラットフォームの償却負担が増加するが、利用企業数増加や利用拡大に伴ってシステム使用料収入が順調に増加する。

 大幅営業増益だった第2四半期累計(1月〜6月)の通期見通しに対する進捗率は高水準だった。第3四半期(7月〜9月)にソフトウェア償却費を計上するが、「ASP受発注システム」「ASP受注・営業システム」の登録店舗数増加に伴ってシステム使用料収入は増加基調であり、通期増額の可能性があるだろう。

 株価の動き(7月1日付で株式2分割)を見ると、戻り高値圏2300円台から反落して10月3日に2056円まで調整した。全般地合い悪化も影響して利益確定売りが優勢になったようだ。しかし、その後は下げ渋る動きで短期調整一巡感を強めている。

 10月7日の終値2067円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS40円21銭で算出)は51倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想に株式分割を考慮した年間換算21円13銭で算出)は1.0%近辺、実績PBR(前期実績に株式分割を考慮した連結BPS198円30銭で算出)は10倍近辺である。

 週足チャートで見るとサポートラインの13週移動平均線を割り込んだが、26週移動平均線近辺で下げ渋る動きだ。好業績見通しを評価して5月の高値2545円を試す流れに変化はなく、足元の調整局面は押し目買いの好機だろう。(ジャーナリスト&アナリスト水田雅展)

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提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 07:38 | アナリスト水田雅展の銘柄分析

【アナリスト水田雅展の銘柄分析】インテージは押し目買い好機、1日からホールディングス

 市場調査最大手のインテージホールディングス<4326>(東1)の株価は戻り高値圏から反落して上げ一服の形だが、出直り歩調で5月高値を目指す流れに変化はなく、足元の調整局面は押し目買いの好機だろう。

 10月1日付けで持株会社へ移行してインテージホールディングスに商号変更した。小売店パネル調査や消費者パネル調査などの市場調査・コンサルティング事業を主力に、M&Aを積極活用して国内外で事業領域を広げており、アジア市場への本格展開も注目される。

 11年9月にベトナムの市場調査会社FTA、12年9月に医療情報総合研究所、12年11月に医療関連インターネット調査会社プラメド、13年8月に香港の市場調査会社CSG香港を子会社化し、12年4月にはNTTドコモ<9437>との合弁会社ドコモ・インサイトマーケティングも設立した。

■今期は7.8%増収、営業利益9.0%増益

 今期(14年3月期)連結業績見通しについては売上高が前期比7.8%増の430億52百万円、営業利益が同9.0%増の36億06百万円、経常利益が同5.3%増の33億83百万円、純利益が同48.9%増の18億61百万円としている。主力の全国個人消費者パネル調査などが好調に推移する見込みであり、前期に計上した特別損失の一巡も寄与する。

 大幅営業増益だった第1四半期(4月〜6月)の通期見通しに対する進捗率は低水準だったが、主力の市場調査・コンサルティング事業の好調が牽引し、第3四半期(10月〜12月)からはCSG香港の新規連結も寄与する。通期ベースでは好業績が期待されるだろう。

 株価の動き(10月1日付けで株式2分割のため修正株価)を見ると、戻り高値圏の1300円近辺から反落して上げ一服の展開となり、10月4日には1190円まで調整する場面があった。しかし直近安値の8月30日1181円を割り込むことなく下げ渋り感を強めている。全般地合い悪化の影響を受けた形だが、出直り歩調に変化はないだろう。

 10月7日の終値1203円を指標面(株式分割後)で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS92円55銭で算出)は13倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間27円50銭で算出)は2.3%近辺、実績PBR(前期実績に株式2分割を考慮した連結BPS767円29銭で算出)は1.6倍近辺である。

 週足チャートで見ると26週移動平均線を割り込んだが、徐々に下値を切り上げており、出直り歩調で5月高値1393円を目指す流れに変化はないだろう。今期好業績見通しで指標面に割高感はなく、足元の調整局面は押し目買い好機となりそうだ。(ジャーナリスト&アナリスト水田雅展)

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提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 07:20 | アナリスト水田雅展の銘柄分析

【アナリスト水田雅展の銘柄分析】日本エム・ディ・エムは出直り感強める、300円乗せからスピードアップも

 医療機器商社の日本エム・ディ・エム<7600>(東1)の株価は下値固めが完了して出直り感を強めている。成長分野の医療関連のテーマ性や指標面での低PBRが支援材料だ。

 骨接合材料、人工関節、脊椎固定器具など整形外科分野を主力とする医療機器輸入商社である。ジョンソン・エンド・ジョンソンとの販売契約が前期に終了したが、米国子会社オーソデベロップメント(ODEV)社製品の拡販を強化しており、自社製品比率上昇によって売上総利益率が改善する。6月にはODEV社製造の脊椎固定器具の薬事承認を取得した。ODEV社製は人工膝関節製品が中国で薬事承認を取得しており、中国の高齢化社会到来を背景として中期的に収益寄与本格化が期待される。

 今期(14年3月期)の連結業績見通しは、売上高が前期比15.6%増の94億円、営業利益が5億40百万円(前期は1億52百万円の赤字)、経常利益が4億40百万円(同3億95百万円の赤字)、純利益が2億円(同3億97百万円の赤字)の黒字としている。ジョンソン・エンド・ジョンソンとの販売契約終了の影響一巡、骨接合材料の新規導入製品の通期寄与、北米市場での販売増加、そして自社製品比率上昇による売上総利益率改善などで営業黒字化の見込みだ。想定為替レートは1ドル=93円としている。

 株価の動きを見ると、9月2日の直近安値231円をボトムとして反発し、ほぼ一本調子に出直り展開となった。10月3日には295円まで急騰して6月24日以来となる300円台に接近する場面があった。下値固めが完了して出直り態勢のようだ。

 10月7日の終値271円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS7円56銭で算出)は36倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間5円で算出)は1.8%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS409円58銭で算出)は0.7倍近辺である。

 日足チャートで見ると25日移動平均線が75日移動平均線を上抜くゴールデンクロスとなり、週足チャートで見ても13週移動平均線に続いて26週移動平均線を突破した。強基調に転換して4月の高値圏回帰を目指す動きのようだ。300円台回復が当面のターゲット水準だろう。(ジャーナリスト&アナリスト水田雅展)

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提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 07:13 | アナリスト水田雅展の銘柄分析

【アナリスト水田雅展の銘柄分析】セキドは100円台固める、再上昇のタイミング

 ファッション専門店のセキド<9878>(東2)の株価は水準を切り上げている。ボックス上放れて強基調に転換した形であり、収益改善や低PBRを評価して上値を試す流れだろう。外国人旅行客の増加につながる20年東京夏季五輪開催も支援材料だ。

 12年10月に家電の店舗販売事業から撤退し、海外ブランド品を中心とするファッション専門店事業に経営資源を集中して収益改善を進めている。ファッション専門店「銀座ラブラブ」を直営22店舗展開して、9月20日には2店舗の新規出店を発表した。なおECサイトはストリーム<3071>と業務提携して共同運営している。

■有望視される成長戦略、ナショナルブランドからオリジナルブランドまで展開

 中期的な成長戦略としては、高額のナショナルブランド、中・低価格帯のオリジナルブランド、アウトレットブランドなどの品揃えを充実し、ECサイトでは富裕層向けに重点を置いた品揃えを強化する方針だ。また新規出店と既存店リニューアルを強化し、新業態としてオリジナルブランド専門店の展開や、海外向け卸売業態の展開を検討するようだ。

 9月30日発表の今期(14年2月期)第2四半期累計(2月21日〜8月20日)業績(非連結)は、売上高が前年同期比26.2%減の57億90百万円、営業利益が27百万円の赤字(前年同期は2億68百万円の赤字)、経常利益が6百万円(同2億52百万円の赤字)、純利益が66百万円(同4億82百万円の赤字)だった。営業利益は計画を下回ったが、家電販売事業から撤退した効果で赤字が大幅に縮小した。経常利益と純利益は店舗閉鎖損失引当金戻入や保険金受入も寄与して計画を上回り、いずれも黒字化した。

 通期見通しは9月30日に利益を修正した。売上高は前期比17.7%減の123億円、営業利益は47百万円減額して93百万円(前期は2億88百万円の赤字)、経常利益は6百万円増額して1億60百万円(同2億80百万円の赤字)、純利益は81百万円増額して1億51百万円(同12億83百万円の赤字)とした。先行き不透明感が強いとして下期の期初計画を据え置き、第2四半期累計の期初計画に対する差額分だけを通期見通しに反映させたとしている。

 ただし不採算事業から撤退した効果で営業損益は大幅に改善している。高額の海外ブランド品や好採算のオリジナルブランド「ポメランジェ」の販売が好調であり、インターネット通販も大幅増収のようだ。クリスマス・年末年始商戦で下期の売上構成比が高いこともあり、通期見通しは保守的な予想だろう。

 株価の動きを見ると、7月以降は概ね95円〜105円近辺のレンジでのボックス展開だったが、9月以降は水準を切り上げてボックス上放れの形となった。そして9月30日には124円まで急伸して、4月と5月に付けた年初来高値124円に面合わせの場面があった。

 10月7日の終値104円を指標面で見ると、今期予想PER(会社予想のEPS10円65銭で算出)は9〜10倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間1円で算出)は1.0%近辺、実績PBR(前期実績のBPS253円58銭で算出)は0.4倍近辺である。週足チャートで見ると26週移動平均線がサポートラインの形となって強基調に転換したようだ。収益改善基調や低PBRに評価余地があり、短期調整を挟みながら上値を試す流れだろう。(ジャーナリスト&アナリスト水田雅展)

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提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 07:07 | アナリスト水田雅展の銘柄分析
2013年10月07日

【アナリスト水田雅展の銘柄分析】ヨコレイは全般相場安の中で逆行高、業績に期待

 冷蔵倉庫大手のヨコレイ(横浜冷凍)<2874>(東1)の株価は7日、全般が安いなかで14円高の781円と買われている。

 冷蔵倉庫事業を主力として、水産品や畜産品などの食品販売事業も展開している。第4次中期経営計画(12年9月期〜14年9月期)では、重点戦略として低温物流サービスの戦略的ネットワーク展開やドメイン拡充などを掲げている。冷蔵倉庫事業では能力増強に150億円の設備投資を計画し、14年4月竣工予定で小樽市の石狩第二物流センター(仮称)、14年6月竣工予定で大阪市の夢洲物流センター(仮称)を新設する。食品販売事業でも九州の生産拠点の設備増強を進める方針だ。

 さらに10月3日には、宮崎県都城市に14年10月竣工予定で都城第2物流センター(仮称)を新設すると発表した。宮崎県南部は農産品・畜産品の一大産地であり、地域の低温物流ニーズに最新鋭の物流サービスで応えるとしている。海外はASEAN地域への事業展開を本格化して、13年中の稼動予定でタイ・ワンノイ第2物流センター(仮称)を建設中だ。

■13年9月期3.7倍増益、今期も好調期待

 前期(13年9月期)の連結業績見通しは5月7日に増額修正して、売上高が前期比0.8%増の1120億円、営業利益が同3.7倍の40億円、経常利益が同3.2倍の40億円、純利益が同11.6倍の23億円としている。冷蔵倉庫事業で貨物取扱量が好調に推移し、タイ子会社の収益拡大や、市況改善による食品販売事業の営業損益改善も寄与する。

 大幅増益だった第3四半期累計(12年10月〜13年6月)の通期見通しに対する進捗率が高水準だったため、通期再増額の可能性があるだろう。さらに今期(14年9月期)も、冷蔵倉庫事業で貨物取扱量が高水準に推移し、期中に稼働予定の物流センターも寄与して好業績が期待される。

 株価の動きを見ると、戻り高値圏850円近辺で推移していたが、9月26日に窓を空けて急落した。10月4日には767円まで調整し、8営業日続落の軟調展開となった。ただし特に悪材料は見当たらず、9月末の権利落ちをきっかけに利益確定売りが膨らんだようだ。全般地合い悪化も影響しているだろう。

 10月4日の終値767円を指標面で見ると、前期推定連結PER(会社予想の連結EPS44円45銭で算出)は17〜18倍近辺、前期推定配当利回り(会社予想の年間20円で算出)は2.6%近辺、実績PBR(前々期実績の連結BPS1068円19銭で算出)は0.7倍近辺である。

 週足チャートで見ると26週移動平均線を割り込んで調整局面となったが、7月31日の直近安値766円に接近して反発のタイミングだろう。好業績見通しに加えて指標面での低PBRも支援材料だ。(ジャーナリスト&アナリスト水田雅展)

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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 12:25 | アナリスト水田雅展の銘柄分析

【アナリスト水田雅展の銘柄分析】リオンの週足は調整色も上昇基調不変

 補聴器首位のリオン<6823>(東1)の株価は、年初来高値圏から一旦反落したが、急騰後の反動調整が一巡して再動意のタイミングだろう。

 医療機器事業(補聴器や医用検査機器など)を主力として、環境機器事業(音響・振動計測器や微粒子計測器など)も展開し、高機能・高付加価値製品の開発・販売を強化している。今期(14年3月期)連結業績見通しは売上高が前期比1.7%増の175億円、営業利益が同9.7%増の19億円、経常利益が同10.2%増の19億円、純利益が同13.1%増の12億円と増収増益見込みだ。

 医療機器事業で医用検査機器の買い替え需要が一巡するが、主力の補聴器は最上位クラス「リオネットマジェス」や13年2月発売の中価格帯新製品「リオネットプレシア」が好調に推移する。8月にはエントリーモデルの「リオネットプレシアV」や低価格のポケット型デジタル補聴器「HD−21」も発売した。環境機器事業は公共投資増加を追い風に音響・振動計測器の需要が回復し、微粒子計測器は海外向けが好調のようだ。

 株価の動きを見ると1000円近辺でモミ合う展開だったが、9月に動意付いて5月高値を一気に突破し、9月13日の年初来高値1490円まで急騰した。好業績見通しを評価する動きだろう。その後は上げ一服となって足元では1200円台まで反落したが、10月4日には前日比90円(7.05%)高の1367円まで急反発する場面があった。目先的な利益確定売りが一巡したようだ。

 10月4日の終値1344円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想に第三者割当増資による株式数増加を考慮した連結EPS99円90銭で算出)は13〜14倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間22円で算出)は1.6%近辺、実績PBR(前期実績に株式数増加を考慮した連結BPS1017円39銭で算出)は1.3倍近辺である。

 日足チャートで見ると25日移動平均線近辺で下げ止まり、急騰後の反動調整に一巡感を強めている。今期好業績見通しで指標面に割高感はなく、上値を追う動きだろう。(ジャーナリスト&アナリスト水田雅展)

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提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 07:56 | アナリスト水田雅展の銘柄分析

【アナリスト水田雅展の銘柄分析】ティー・ワイ・オーは2部市場上場へ、今期配当予想を増額

 広告代理店向けTV−CM制作大手のティー・ワイ・オー<4358>(JQS)は10月4日、東証2部市場への市場変更、今期(14年7月期)配当予想の増額修正、2種類の記念株主優待の実施、および株式の売出しを発表した。

 東京証券取引所の承認を受け、10月25日付で東証JASDAQ(スタンダード)から東証2部市場へ市場変更する。これに伴い今期の1株当たり配当予想について、前回の年間3円(期末一括)から年間6円(期末一括、普通配当3円+上場市場変更記念配当3円)に増額修正した。

■今期配当は記念を加え年6円に、株主優待も大幅

 株主優待については記念優待を実施する。14年1月31日時点で500株以上の保有株主に対してクオカード2000円相当(通常優待1000円相当+記念優待1000円相当)、2500株以上の保有株主に対してクオカード6000円相当(通常優待3000円相当+記念優待3000円相当)、5000株以上の保有株主に対してクオカード1万円相当(通常優待5000円相当+記念優待5000円相当)とする。

 さらに追加の記念優待として、14年1月31日時点で500株以上の保有株主を対象として、希望する株主の中から抽選で10名に、世界的なキャラクター作家である合田経郎氏が、当選した株主自身をモデルとしたオリジナルキャラクターを制作し、オリジナルキャラクターのぬいぐるみ、およびキャラクターの権利を贈呈する。

 株式の分布状況の改善および流動性の向上を目的として、株式の売出しを実施する。売出しの概要については、引受人の買取り引受による売出し株式数が2953万1000株、オーバーアロットメントによる売出し株式数が400万株(上限)で、売出し価格は10月15日〜10月17日までの間のいずれかの日の終値に0.90〜1.00を乗じた価格(1円未満端数切り捨て)を仮条件として、需要状況を勘案したうえで決定する。受渡期日は10月25日としている。

 なお、現在2653万1000株を保有して第1位株主であるインテグラル1号投資事業有限責任組合の所有株式数は、今回の売出しによって「0」となるため筆頭株主が異動する見込みだ。

 株価の動き(8月1日付で単元株式数を500株から100株に変更)を週足チャートで見ると、26週移動平均線を回復して水準を切り上げている。強基調にトレンド転換した形であり、10月2日には185円まで急伸する場面があった。また10月4日の終値174円を指標面で見ると、増額修正後の今期予想配当利回りは3.5%近辺となり、株主優待を加えた総合利回りで見ても妙味が大きい。

 売出しに伴う需給悪化を警戒する動きが出ても影響は一時的で、今期配当予想の増額修正や追加の株主優待実施を好感する動きが強まるだろう。20年東京夏季五輪開催も広告市場拡大に追い風であり、収益改善基調も評価して5月の高値208円を試す動きとなりそうだ。(ジャーナリスト&アナリスト水田雅展)

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提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 07:40 | アナリスト水田雅展の銘柄分析

【アナリスト水田雅展の銘柄分析】フライトホールディングスの週足が上値慕いの展開、今期を増額

 システム開発のフライトホールディングス<3753>(東マ)の株価は戻り高値圏から一旦反落したが、足元で再動意の構えを見せている。収益改善見通しが支援材料であり、8月高値を試す流れだろう。

 フライトシステムコンサルティング(旧)が13年10月1日付で、会社分割の方法によって持株会社に移行し、フライトホールディングスに商号変更した。

 事業承継した100%子会社のフライトシステムコンサルティング(新)が、システム開発などのコンサルティング&ソリューション(C&S)事業と、電子決済ソリューションなどのサービス事業を展開する。スマートフォンを利用した法人向けソリューションの強化、電子決済ソリューションの新製品投入、プロジェクト管理徹底などで収益改善に取り組むとともに、事業パートナーとの提携やM&Aも積極活用して、新規事業領域への進出も検討するようだ。

 今期(14年3月期)業績(非連結)見通しは、8月8日に増額修正して売上高が19億円〜20億円(前期は9億96百万円)、営業利益が1億15百万円〜1億65百万円(同1億36百万円の赤字)、経常利益が1億円〜1億50百万円(同1億83百万円の赤字)、純利益が94百万円〜1億40百万円(同2億05百万円の赤字)としている。電子決済ソリューションの大型案件や新製品のマルチ電子決済端末「インクレディスト」の寄与で、収益が大幅に改善する見込みだ。

 株価の動き(10月1日付で株式100分割のため修正株価)を見ると、9月22日の戻り高値572円から反落して10月2日に425円まで調整したが、10月4日には前日比80円(18.39%)のストップ高水準に急反発した。短期調整が一巡して再動意の構えだろう。

 10月4日の終値515円を指標面(株式100分割後)で見ると、今期予想PER(会社予想の中間値のEPS13円94銭で算出)は37倍近辺、実績PBR(前期実績に株式分割を考慮したBPS14円62銭で算出)は35倍近辺である。

 日足チャートで見ると一旦割り込んだ25日移動平均線をすぐに回復し、週足チャートで見ると13週移動平均線がサポートラインとなって下値を切り上げている。短期調整を挟みながら強基調を継続しているようだ。再動意で8月の高値650円を試す流れだろう。(ジャーナリスト&アナリスト水田雅展)

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提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 07:35 | アナリスト水田雅展の銘柄分析

【アナリスト水田雅展の銘柄分析】クリナップは戻り高値圏で上げ一服、好業績と低PBRで押し目買い

 システムキッチン大手のクリナップ<7955>(東1)の株価は戻り高値圏で上げ一服の形だが、5月高値を試す流れに変化はなく、07年5月以来の1000円台がターゲット水準となる。好業績と低PBRが支援材料であり、下値は押し目買いの好機だ。

 システムキッチンを主力として、システムバスルーム・洗面化粧台なども展開している。中期計画では「ザ・キッチンカンパニー」の確立を掲げて、中高級タイプの商品力・ブランド力の強化、主力の「クリンレディ」を核としたシステムキッチンの市場シェア上昇、全国102カ所のショールームへの集客強化、リフォーム需要の取り込み、総合競争力強化などを重点施策としている。9月27日には「富山ショールーム」を移転オープンした。

■9月27日に富山ショールームがオープン

 今期(14年3月期)連結業績見通しについては売上高が前期比4.6%増の1188億円、営業利益が同0.9%増の48億円、経常利益が同2.9%増の45億円、純利益が同1.8%増の25億50百万円としている。生産拠点増強に伴う償却負担増加、ショールーム改装費用などが利益圧迫要因のようだが、新設住宅着工戸数の堅調な推移が追い風であり、ショールームを活用した新商品フェアも奏功してシステムキッチンの中高級品が好調である。通期増額の可能性が高いだろう。

 なお9月30日に東京都家具厚生年金基金の特例解散を発表している。同基金の解散に伴って費用の発生が見込まれるが、費用の金額と業績への影響について現時点では不確定要素が多いため、見積金額が判明した時点で速やかに公表するとしている。

 株価の動きを見ると、9月11日と9月26日に879円まで上伸して5月10日の年初来高値880円に肉迫した。その後は全般地合い悪化が影響して10月3日に820円まで調整して上げ一服の形だ。ただし好業績を評価して5月高値を試す流れに変化はないだろう。

 10月4日の終値829円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS54円73銭で算出)は15〜16倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間16円で算出)は1.9%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS1202円66銭で算出)は0.7倍近辺である。

 日足チャートで見ると一旦25日移動平均線を割り込んだが、週足チャートで見ると26週移動平均線がサポートラインとなって下値を切り上げ、足元は13週移動平均線近辺で下げ渋っている。指標面の低PBRにも評価余地があり、5月の年初来高値880円は射程圏だ。07年5月以来の1000円台が当面のターゲット水準となるだろう。(ジャーナリスト&アナリスト水田雅展)

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提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 07:32 | アナリスト水田雅展の銘柄分析
2013年10月06日

【アナリスト水田雅展の為替&株式相場展望】米国の財政問題にかかる、早期解決に向けて協議進展するかどうかが焦点

 来週(10月7日〜11日)の株式・為替相場は、米国の財政問題(暫定予算と連邦政府債務上限引き上げ)しだいであり、早期解決に向けて協議が進展するかどうかが焦点となる。

 米国の財政問題に関しては「オバマケア」と呼ばれる医療保険改革法が焦点となり、新年度の暫定予算を巡って民主党が多数の上院と共和党が多数の下院が歩み寄りを見せず、10月1日から一部政府機関が閉鎖に追い込まれた。連邦政府債務上限引き上げ問題も、事実上の資金枯渇期限とされる10月17日が接近しているが、現時点では解決に向けた道筋が見えない。一部政府機関の閉鎖が長期化すれば米景気に悪影響を及ぼす可能性が高まり、仮に米国が一時的デフォルト(債務不履行)となれば世界経済が大混乱に陥りかねない。

■米・雇用統計発表は延期され、FOMC量的緩和縮小開始の判断混迷

 米FRB(連邦準備制度理事会)の金融政策に対する不透明感も増している。一部政府機関の閉鎖に伴って10月4日に予定されていた米9月雇用統計の発表も延期され、次回10月29日〜30日開催予定の米FOMC(連邦公開市場委員会)での量的緩和縮小開始に関する判断材料が得られなくなった。さらに一部政府機関の閉鎖が長期化すれば米景気の下押し要因となるため、量的緩和縮小開始が遠のく、あるいは量的緩和が長期間継続するとの見方も広がっている。外国為替市場ではドル売り要因となってドル安・円高方向に傾く。

 こうした状況に対してオバマ米大統領が急きょ、アジア歴訪とAPEC(アジア太平洋経済協力会議)首脳会議の出席を中止して国内問題に集中するとしたため、解決に向けて動き出すとの期待感も浮上している。実際に早期解決に向けて動き出せば警戒感が後退して株式市場は上昇し、為替はドル高・円安方向に傾く。

 最終的には期限直前に妥協が成立してデフォルトは回避されるとの見方も根強い。しかしオバマ米大統領と共和党とのチキンレースが繰り広げられる可能性も高く、10月17日の期限が接近するにつれて株式市場、外国為替市場ともにリスクオフムードを強めることになる。

 国内要因では安倍晋三首相が10月1日の記者会見で、消費税を予定どおり14年4月から3%引き上げて8%にすることを正式決定するとともに、12月に5兆円規模の経済対策を策定すると表明した。しかし市場が期待した法人税実効税率引き下げに関しては「真剣に検討を進めないといけない」と強調したにとどまり、明確な方向性を打ち出すには至らなかった。このため市場では失望感や材料出尽くし感が優勢になった形だ。

 5兆円規模の経済対策や主要企業の業績上振れ期待が相場の下支え要因との見方もあるが、消費増税前の駆け込み需要の反動に対する警戒感は根強く、業績上振れ期待もある程度は織り込まれている可能性があり、当面は米国の財政問題を巡る協議進展しだいの展開だろう。個別材料物色になりそうだ。

 その他の注目スケジュール(米国の経済指標に関しては発表延期の可能性がある)としては、7日の日本8月景気動向指数CI速報値、米8月消費者信用残高、APEC首脳会議、8日の日本8月経常収支、日本9月景気ウォッチャー調査、中国9月サービス部門PMI(HSBC)、米8月貿易収支、IMF世界経済見通し、9日の米FOMC議事録(9月17日〜18日開催分)発表、9日〜10日の英中銀金融政策委員会、10日の日本8月機械受注、日本9月消費動向調査、米9月輸出入物価、米9月財政収支、10日〜11日のG20財務相・中央銀行総裁会議、11日の米9月小売売上高、米10月ミシガン大学消費者信頼感指数速報値などがあるだろう。

 その後は11日〜13日のIMF・世銀年次総会、12日の中国9月貿易統計、14日の中国9月PPI・CPI、18日の中国第3四半期GDP、中国9月鉱工業生産・小売売上高・固定資産投資などが予定されている。(ジャーナリスト&アナリスト水田雅展)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 09:43 | アナリスト水田雅展の銘柄分析
2013年10月04日

【アナリスト水田雅展の銘柄分析】ティー・ワイ・オーの急伸後の調整に妙味、5月高値更新近い

 TV−CM制作大手のティー・ワイ・オー<4358>(JQS)の株価は去る2日に185円と急伸、170円前後への小幅調整は好狙い場といえる。20年東京夏季五輪開催も広告市場拡大に追い風となるため、収益改善基調を評価して5月の高値208円更新が視野に入る。

 広告代理店向けのTV−CM企画・制作事業を主力として、WEB広告やプロモーションメディア広告の企画・制作などマーケティング・コミュニケーション事業も展開している。不採算事業の縮小・撤退・売却などによって事業構造改革を推進し、13年5月にはマーケティング・コミュニケーション事業内で不採算だったテオーリア事業部を譲渡した。

 9月12日に発表した新中期経営計画では、過去4期間で推進してきた収益力と財務基盤の強化を継続し、目標数値として売上高は16年7月期320億円、18年7月期500億円、営業利益は16年7月期21億50百万円、有利子負債は14年7月期末に実質無借金(ネット有利子負債ゼロ)、自己資本比率は16年7月期末に50%以上、株主還元は配当性向25%以上と株主優待の継続実施を掲げている。

 広告市場は拡大基調であり、20年東京夏季五輪開催も追い風となる。また広告代理店や広告主が安心感や信用力を求める動きを背景として、TV−CM制作業界では大手制作会社3社による寡占化傾向を強めている。こうした良好な環境を背景に、メディアを扱う広告代理店との共存共栄関係を構築して「NO.1クリエイティブ・エージェンシー」を目指す方針だ。

 9月12日発表の今期(14年7月期)連結業績見通しは、売上高が前期比6.0%増の265億円、営業利益が同13.8%増の17億円、経常利益が同10.8%増の15億40百万円、純利益が同10.1%増の8億90百万円としている。

 TV−CM事業は自動車、飲料、衣料業界を中心に好調が続いている。1件当たり金額は上昇傾向であり、大口広告主からの直接受注も増加しているようだ。20年東京夏季五輪開催も市場拡大に繋がることが予想される。さらに人件費の先行投資が一巡し、不採算事業撤退など事業構造改革の効果も本格寄与して収益が一段と改善する。

 株価の動き(8月1日付で単元株式数を500株から100株に変更)を見ると、8月以降は概ね150円近辺でモミ合う展開だったが、9月中旬に動意付く形となって水準を切り上げている。10月2日には185円まで急伸する場面があった。モミ合いから上放れて強基調に転換したようだ。今期好業績見通しや中期経営計画を評価する動きだろう。

 10月3日の終値178円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS14円90銭で算出)は11〜12倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間3円で算出)は1.7%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS70円01銭で算出)は2.5倍近辺である。日足チャートで見ると25日移動平均線、週足チャートで見ると26週移動平均線がサポートラインとなって水準を切り上げている。強基調にトレンド転換した形だろう。収益改善基調を評価して5月の高値208円が視野に入る。(ジャーナリスト&アナリスト水田雅展)

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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 14:05 | アナリスト水田雅展の銘柄分析

【アナリスト水田雅展の銘柄分析】東洋建設は押し目買い、好業績で高値から28円の下げ

 海洋土木工事が主力の東洋建設<1890>(東1)の4日株価は306円と去る2日の高値から28円安の調整となっている。20年東京夏季五輪開催決定は息の長いテーマであり上値追いの流れは不変だろう。押し目買いできる。

 前期(13年3月期)の売上構成比は国内土木事業55.3%、国内建築事業29.3%、海外建設事業14.9%、不動産・その他事業0.5%で、港湾インフラ工事など国内外での海洋土木工事を主力としている。国内では震災復興工事や老朽化インフラ更新工事、海外ではアジア・アフリカの港湾インフラ整備工事の増加が追い風であり、公共投資関連、浮体式洋上風力発電関連、放射性物質(セシウム)除染関連などテーマ性は豊富である。

■今3月期は5.5%増収、営業利益22.9%増益へ

 今期(14年3月期)連結業績見通しは売上高が前期比5.5%増の1350億円、営業利益が同22.9%増の35億円、経常利益が同15.0%増の25億円、純利益が同17.3%増の13億円としている。国内は震災復興関連の港湾インフラ工事に加えて、建築工事も高水準のようだ。海外では前々期に受注したケニアとインドネシアの大型港湾工事が寄与する。第1四半期(4月〜6月)は大幅増収効果で営業損益が大幅に改善しており、通期ベースでも公共投資増加を追い風に好業績が期待される。

 株価の動きを見ると、20年東京夏季五輪開催決定を受けて建設関連株が人気化する流れに乗り、9月6日終値240円から9月24日の333円まで急騰し、13年1月の高値332円を突破した。その後も反動なく高値圏で頑強に推移し、10月2日には334円を付けて年初来高値を更新している。

 10月3日の終値322円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS16円24銭で算出)は19〜20倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間5円で算出)は1.6%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS290円45銭で算出)は1.1倍近辺である。

 目先的には過熱感もあるが、週足チャートで見ると13週移動平均線が26週移動平均線を上抜くゴールデンクロスが接近している。強基調へ転換した形だ。20年東京夏季五輪関連は息の長いテーマであり、人気継続して上値追いの流れだろう。(ジャーナリスト&アナリスト水田雅展)

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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 13:58 | アナリスト水田雅展の銘柄分析

【アナリスト水田雅展の銘柄分析】アライドテレシスホールディングスはモミ合い放れの展開、大幅増益で5月高値挑戦

 ネットワーク機器製造・販売のアライドテレシスホールディングス<6835>(東2)の株価が動意付いてきた。90円近辺でのモミ合いから上放れて5月の高値を試す動きのようだ。

 世界21カ国に展開する子会社を統括する純粋持株会社で、ネットワーク関連機器およびソリューションの企画・開発・製造・販売・保守事業などを展開している。

 今期(13年12月期)の連結業績見通しは、売上高が前期比16.7%増の330億円、営業利益が同78.6%増の3億50百万円、経常利益が同45.6%減の6億円、純利益が同65.7%減の2億50百万円として、想定為替レート1米ドル=98円で外貨建て資産の評価に係る為替差益13億円程度を見込んでいる。

 純利益は税金等調整額が影響するようだが、営業強化などで増収営業増益見込みであり、第2四半期累計(1月〜6月)には、米州で連邦政府のネットワーク更新プロジェクトの大型案件、タイ・バンコクで学校や警察向けのIP監視カメラソリューションなども受注している。国内も期後半には景況感改善や消費増税前駆け込みなどで、企業がIT投資再開の動きを強めることが追い風になるだろう。なお11月12日に第3四半期累計(1月〜9月)業績の発表を予定している。

■自己株式取得累計1036万株

 4月5日発表の自己株式取得(6月13日に変更を発表して取得株式総数の上限1200万株、取得価額総額の上限10億円、取得期間4月8日〜12月20日)は、9月30日時点の累計で取得株式総数1036万300株、取得価額総額9億1345万4300円となった。

 株価の動きを見ると、足元で水準を切り上げる展開となり、10月3日には前日比4円(4.35%)高の96円まで上伸して戻り高値を更新した。7月以降の86円〜90円近辺のレンジでのモミ合い展開から上放れて、5月の高値103円を試す動きのようだ。

 10月3日の終値96円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS2円11銭で算出)は45倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間3円で算出)は3.1%近辺、そして実績PBR(前期実績の連結BPS103円42銭で算出)は0.9倍近辺である。

 週足チャートで見ると、13週移動平均線と26週移動平均線がサポートラインとなって水準を切り上げている。上昇トレンドの形だろう。需給面では自己株式取得も支援材料であり、5月9日の年初来高値103円を試す動きだろう。(ジャーナリスト&アナリスト水田雅展)

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提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 07:40 | アナリスト水田雅展の銘柄分析