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[アナリスト水田雅展の銘柄分析]の記事一覧
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記事一覧 (10/15)【アナリスト水田雅展の銘柄分析】ラクーンは一気に26週線突破、本格上昇開始
記事一覧 (10/15)【アナリスト水田雅展の銘柄分析】トレジャー・ファクトリーは5月高値抜けが目前、新規出店好調
記事一覧 (10/15)【アナリスト水田雅展の銘柄分析】巴工業は13週線と26週線でのモミ合い煮詰まる、設備投資回復が材料
記事一覧 (10/13)【水田雅展の為替・株式相場展望】米国のデフォルト回避を前提にリスクオンの流れ、政策関連のテーマ物色
記事一覧 (10/11)【アナリスト水田雅展の銘柄分析】トーソーは5ヶ月ぶりの500円に急接近、高値更新の公算大
記事一覧 (10/11)【アナリスト水田雅展の銘柄分析】星光PMC続伸、本格出直り、期待大きいナノファイバー
記事一覧 (10/11)【アナリスト水田雅展の銘柄分析】パシフィックネットは25日線下値に急反発、第1四半期発表接近
記事一覧 (10/11)【アナリスト水田雅展の銘柄分析】アートスパークホールディングスは急騰後の調整が最終場面、25日線で下値確認
記事一覧 (10/10)【アナリスト水田雅展の銘柄分析】アスカネットは急伸後の値固め進む、25日線で下げ止まる、1万円も視野に
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2013年10月15日

【アナリスト水田雅展の銘柄分析】ラクーンは一気に26週線突破、本格上昇開始

 電子商取引(EC)サイトを運営するラクーン<3031>(東マ)の株価が動意付いて7月の戻り高値を突破した。強基調に転換した形だ。EC(電子商取引)市場拡大が追い風であり、好業績を見直す動きだろう。

 アパレル・雑貨分野の企業間電子商取引サイト「スーパーデリバリー」を運営するEC事業を主力として、締め支払い決済サービスの「Paid」サービス、売掛債権保証事業など周辺分野に事業領域を広げている。主力の「スーパーデリバリー」は質の高い会員小売店と出展企業を獲得したうえで、利便性の高いサービス提供などによって客単価や稼働率の向上に取り組んでいる。

 今期(14年4月期)連結業績見通しは、レンジ予想で売上高が103億円〜106億円(前期比5.2%増〜8.3%増)、営業利益が2億20百万円〜2億30百万円(同21.5%増〜27.1%増)、経常利益が2億10百万円〜2億20百万円(同19.3%増〜25.0%増)、純利益が1億25百万円〜1億35百万円(同6.0%減〜1.5%増)としている。純利益は税負担正常化で横ばい見込みだ。

 第1四半期(5月〜7月)は、主力のEC事業で減価償却費増加が利益圧迫要因だったが、売掛債権保証事業の収益改善効果が寄与して増収営業増益だった。13年7月末時点の「スーパーデリバリー」会員小売店数は3万7570店舗(13年4月末比1030店舗増加)で、出展企業数は952社(同9社減少)、商材掲載数は38万3771点(同1万4052点増加)と好調に推移している。通期ベースでも好業績が期待されるだろう。

 株価の動き(5月1日付で1株を300株に株式分割)を見ると、9月の直近安値圏330円近辺から反発して水準を切り上げた。10月に入って一旦は反落して自律調整の形となったが、10月11日にはストップ高水準となる前日比80円(20.67%)高の467円まで急騰する場面があり、7月の戻り高値458円を突破した。好業績を見直す動きだろう。

 10月11日の終値462円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社レンジ予想の連結EPSの中間値23円86銭で算出)は19〜20倍近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS246円54銭で算出)は1.9倍近辺である。日足チャートで見ると25日移動平均線がサポートラインの形となり、週足チャートで見ると26週移動平均線を一気に突破した。下値固めが完了して強基調に転換した形であり、当面は人気が継続しそうだ。(ジャーナリスト&アナリスト水田雅展)

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提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 07:50 | アナリスト水田雅展の銘柄分析

【アナリスト水田雅展の銘柄分析】トレジャー・ファクトリーは5月高値抜けが目前、新規出店好調

 リサイクルショップのトレジャー・ファクトリー<3093>(東マ)の株価は、短期モミ合いから上放れて戻り高値圏で推移している。強基調に変化はなく、5月の高値を試す展開だろう。

 関東圏を中心に総合リユースショップと服飾専門リユースショップを直営とFCで展開している。13年9月末時点の店舗数は直営の総合47店舗、直営の服飾20店舗、FCの総合4店舗の合計71店舗である。関西への出店も開始して、13年5月には総合の関西1号店の神戸新長田店がオープンし、10月25日には服飾の関西1号店の尼崎店がオープン予定だ。また新規業態として、古着アウトレットのユーズレット久喜店を11月にオープン予定としている。

 リユース市場の拡大が追い風であり、出店エリアの拡大、新規出店の加速、家具・家電などの出張買い取り強化、Web経由の販売・買い取り強化などに加えて、多店舗展開に向けて13年6月に物流センターを拡張移転した効果も寄与して、中期的に収益拡大が期待される。

 10月10日に発表した今期(14年2月期)の第2四半期累計(3月〜8月)業績(非連結)は、前年同期比12.5%増収、同1.7%営業増益、同4.0%経常増益、同3.1%最終増益だった。物流センター拡張移転なども影響して売上総利益率が一時的に低下したため営業利益の伸びは小幅だが、既存店売上高が同2.1%増収と堅調に推移し、さらに新規出店費用が計画を下回ったことを主因として7月10日に利益見通しを増額修正した。

 通期の見通しについては前回予想を据え置き、売上高が前期比15.7%増の92億40百万円、営業利益が同8.2%増の6億80百万円、経常利益が同8.2%増の6億92百万円、純利益が同1.2%増の3億76百万円としている。通期の新規出店は10店舗の計画である。

 通期見通しに対する第2四半期累計の進捗率は、売上高が45.8%、営業利益が40.6%、経常利益が41.5%、純利益が42.3%である。やや低水準だが、期中の新規出店や買い取り強化の効果などを考慮すれば、通期見通し達成の可能性は高いだろう。

 なお10月9日に発表した月次売上(前年比速報値、FC除く)を見ると、13年9月は全店が113.3%、既存店が103.2%だった。衣料・服飾雑貨、生活家電などが寄与して既存店の好調が続いている。9月の新規出店は1店舗で、9月末時点の店舗数は合計71店舗となった。

 株価の動きを見ると、9月27日に1629円まで上伸する場面があり、7月10日の1570円を突破した。1400円近辺での短期モミ合いから上放れた形だ。その後は全般地合い悪化も影響して上げ一服となり、10月10日には業績発表直後に、第2四半期累計の進捗率の低さが嫌気されて急落する場面があった。しかし10月11日には反発に転じている。目先的な売りが一巡して強基調の形だろう。

 10月11日の終値1500円を指標面で見ると、今期予想PER(会社予想EPS135円85銭で算出)は11倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間18円で算出)は1.2%近辺、実績PBR(前期実績BPS745円53銭で算出)は2.0倍近辺である。

 週足チャートで見ると、26週移動平均線がサポートラインとなって水準を切り上げた。また日足チャートで見ると、25日移動平均線近辺で下げ渋る形である。第2四半期累計業績を嫌気した売りは一時的で、強基調に変化はないだろう。5月の高値1650円を試す動きとなりそうだ。(ジャーナリスト&アナリスト水田雅展)

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提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 07:30 | アナリスト水田雅展の銘柄分析

【アナリスト水田雅展の銘柄分析】巴工業は13週線と26週線でのモミ合い煮詰まる、設備投資回復が材料

 化学機械メーカーの巴工業<6309>(東1)の株価は、急反発して水準を切り上げている。底打ちを確認して出直り本格化の動きだ。低PBRに見直し余地があり、設備投資需要回復が刺激材料だろう。

 遠心分離機械を中心とする機械製造販売事業、合成樹脂や化学工業薬品などの販売を中心とする化学工業製品販売事業を2本柱としている。さらに中国ではコンパウンド加工事業なども展開している。

 今期(13年10月期)連結業績見通し(5月29日に2回目の減額修正)は売上高が前期比6.7%減の388億円、営業利益が同32.6%減の16億50百万円、経常利益が同34.8%減の17億円、純利益が同37.5%減の10億10百万円としている。

 機械製造販売事業は北米の遠心分離機械や中国の砥粒回収装置の受注が低調で、化学工業製品販売事業も汎用樹脂などの需要が低調だったため、今期は減益が避けられないようだ。しかし来期(14年10月期)は設備投資需要の回復で収益改善が期待される。

 株価の動きを見ると、8月30日と9月6日の1405円をボトムとして急反発し、9月27日には1737円まで戻す場面があった。その後は全般地合い悪化の影響も受けて戻り一服の形となったが、1600円台を割り込むことなく、足元では短期調整一巡の動きを強めている。今期の減益見通しを織り込み、来期の収益改善を期待する動きだろう。

 10月11日の終値1672円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS101円22銭で算出)は16〜17倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間45円で算出)は2.7%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS2235円59銭で算出)は0.7倍近辺である。

 日足チャートで見ると、8月30日と9月6日の1405円でダブルボトムを形成して底打ちを確認し、さらに戻りを押さえていた25日移動平均線を突破して強基調に転換した形だ。また週足チャートで見ると26週移動平均線を突破する動きを強めている。低PBRに見直し余地があり、設備投資需要回復も刺激材料として出直り展開が本格化しそうだ。(ジャーナリスト&アナリスト水田雅展)

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提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 07:16 | アナリスト水田雅展の銘柄分析
2013年10月13日

【水田雅展の為替・株式相場展望】米国のデフォルト回避を前提にリスクオンの流れ、政策関連のテーマ物色

<為替・株式相場展望>(15〜18日)

 来週(10月15日〜18日)の株式・為替相場は、米国の財政問題(政府機関一部閉鎖の解除と連邦政府債務上限の引き上げ)で協議が進展し、17日が期限とされるデフォルト(債務不履行)を回避することを前提にすれば、リスクオンで株高・円安の流れとなるだろう。株式市場では主要企業の業績上振れを織り込む動きに加えて、10月15日に臨時国会が召集されるため政策関連のテーマ物色も活発化しそうだ。

 米国の財政問題に関しては、野党の共和党が一時的に債務上限を引き上げる提案をしたが、11日時点ではオバマ米大統領と下院共和党の間の協議は合意に達していない。このため引き続き予断を許さない状況だが、市場にはデフォルトという最悪の事態は回避されるという期待感が広がっている。

 医療保険改革法(オバマケア)や財政支出削減に関する協議が継続する可能性に注意は必要だが、週前半までに協議が進展してデフォルトを回避すれば、一旦は霧が晴れた状況になって一段とリスクオンの流れが強まるだろう。もちろん、協議が決裂して一時的デフォルトに突入すれば世界の金融市場は大混乱となる。

 米FRB(連邦準備制度理事会)の金融政策に対する不透明感に関しても、オバマ米大統領が9日にバーナンキ議長の後任としてイエレン副議長を指名したため、量的緩和縮小ペースは緩やかになるとの見方が広がっている。量的緩和縮小の開始時期についても、米9月雇用統計など主要経済指標の発表が延期されていることもあり、次回10月29日〜30日開催予定の米FOMC(連邦公開市場委員会)での量的緩和縮小開始という見方は後退している。

 さらに、政府機関の一部閉鎖などが景気に与えた悪影響を見極める必要があるため、量的緩和の縮小開始は来年以降に先送りになる可能性が高まったとの見方もある。このためドル・円相場については一方的にドル高・円安方向に傾く可能性は小さいが、量的緩和の継続は株式市場にとってプラス要因となりそうだ。

 米国のデフォルトが回避されて警戒感が後退すれば、国内の好材料が注目されやすくなる。10月下旬から始まる3月期決算の主要企業の業績上振れ期待を織り込みにいく動きとともに、15日に臨時国会が召集されるため、12月に策定予定としている5兆円規模の経済対策や、アベノミクス成長戦略など政策関連のテーマ物色が活発化しそうだ。投資減税関連、国家戦略特区関連、カジノ関連、規制緩和関連などに加えて、安倍晋三首相が1日の記者会見で「真剣に検討を進めないといけない」とした法人税実効税率引き下げに関する議論も注目されるだろう。

 ただし一方では、14年3月の消費増税実施後の反動を警戒する見方も根強い。前週後半の急速な株価上昇で戻り待ちの売りが出やすい水準だけに、注意も必要だろう。日経平均株価をチャート面で見れば9月27日の1万4817円50銭、さらに7月23日の1万4820円18銭の突破が焦点となるが、この上値の突破にもたつけばレンジ相場が意識されかねない。

 その他の注目スケジュール(米国の経済指標に関しては発表延期の可能性がある)としては、14日の中国9月PPI・CPI、14日〜15日のユーロ圏・EU財務相会合、15日の独10月ZEW景気期待指数、米10月ニューヨーク州製造業業況指数、16日のユーロ圏8月貿易収支、米10月住宅建設業者指数、米地区連銀経済報告、17日のユーロ圏8月経常収支、米9月住宅着工件数、米10月フィラデルフィア地区連銀業況指数、18日の中国第3四半期GDP、中国9月鉱工業生産・小売売上高・固定資産投資、米9月景気先行指数(コンファレンス・ボード)などがあるだろう。

 その後は24日の中国10月製造業PMI速報値(HSBC)、ユーロ圏10月総合・製造業・サービス部門PMI速報値、29日〜30日の米FOMC(連邦公開市場委員会)、31日の日銀金融政策決定会合などが予定されている。(ジャーナリスト&アナリスト水田雅展)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 19:31 | アナリスト水田雅展の銘柄分析
2013年10月11日

【アナリスト水田雅展の銘柄分析】トーソーは5ヶ月ぶりの500円に急接近、高値更新の公算大

 カーテンレールやブラインド大手のトーソー<5956>(東2)の株価は戻り高値圏で堅調に推移し、5月以来となる500円台が迫ってきた。指標面の割安感に加えて、今期(14年3月期)好業績見通しも評価して上値を試す動きだろう。

 カーテンレールやブラインド類の室内装飾関連事業を主力として、ステッキなどの介護用品事業も展開している。中期戦略としては、国内市場向け新商品開発のスピードアップ、非住宅物件の獲得、海外での大型案件獲得、インドネシア生産子会社の機能拡大、原価低減や総費用低減、新規領域としての介護用品事業の拡大を掲げている。

 今期の連結業績見通しは売上高が前期比5.1%増の235億円、営業利益が同47.5%増の13億円、経常利益が同39.2%増の12億円、純利益が同58.5%増の6億50百万円としている。新設住宅着工や住宅リフォーム需要が高水準に推移し、省エネ意識の高まりも背景として遮光・遮熱効果の高いカーテンレールやブラインドが好調だ。配送費、人件費、販売促進費などの増加が利益圧迫要因だが、高付加価値製品の好調、新製品の積極投入、展示会開催など営業強化策の効果で好業績が期待される。

 なお9月27日に東京都家具厚生年金基金の特例解散を発表している。同基金の解散に伴って費用の発生が見込まれるが、費用の金額と業績への影響について現時点では不確定要素が多いため、見積金額が判明した時点で速やかに公表するとしている。

 また、株式の分布状況改善および流動性向上をはかるため、9月13日に立会外分売を実施している。分売株数は10万株、分売値段は473円だった。

 株価の動きを見ると戻り高値圏で堅調に推移している。9月24日に戻り高値となる498円を付けた後、全般地合い悪化も影響して10月4日に471円まで調整したが、10月10日には497円まで上伸して再び5月以来となる500円台に接近してきた。好業績見通しを評価する動きだろう。

 10月10日の終値492円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS62円48銭で算出)は7〜8倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間10円で算出)は2.0%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS938円45銭で算出)は0.5倍近辺である。

 日足チャートで見ると一旦割り込んだ25日移動平均線をすぐに回復した。また週足チャートで見ると13週移動平均線がサポートラインの形だ。強基調に変化はなく、指標面の割安感や好業績見通しを評価して5月の高値549円を試す展開だろう。(ジャーナリスト&アナリスト水田雅展)

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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 15:29 | アナリスト水田雅展の銘柄分析

【アナリスト水田雅展の銘柄分析】星光PMC続伸、本格出直り、期待大きいナノファイバー

 製紙用薬品の星光PMC<4963>(東1)の株価は9月の高値から急反落したが、足元では調整一巡感を強めている。低PBRも支援材料であり、反発態勢だろう。

 DIC<4631>の子会社で製紙用薬品事業、印刷インキ用・記録材料用樹脂事業を展開している。中期経営目標として設立50周年にあたる17年度の連結売上高350億円、売上高営業利益率10%を掲げ、高付加価値・差別化商品の市場投入・拡販に加えて、セルロースナノファイバーや導電性ナノ材料(銀ナノワイヤ)など新分野も強化している。

 今期(13年12月期、決算期変更で9ヶ月決算)連結業績見通しは売上高が179億70百万円、営業利益が9億円、経常利益が9億60百万円、純利益が5億90百万円としている。前年同期間(12年4月〜12月)との比較で見ると11.8%増収、2.2%営業増益、3.2%経常増益、3.0%最終増益の見込みだ。

 原材料価格の上昇が利益圧迫要因だが、製紙用薬品、オフセットインキ用樹脂、トナー用樹脂の需要が上向き、プロダクトミックス改善やコスト低減などの効果も寄与する。なお9月17日には、円安進行による外貨建て資産に係る為替差益の発生、および税金費用の過年度減額修正の発生を主因として、第2四半期累計(4月〜9月)の経常利益と純利益の増額修正を発表したが、通期見通しは据え置いている。

 株価の動きを見ると9月に入って再動意の形となり、第2四半期累計の経常利益と純利益の増額修正も好感して、9月18日に年初来高値となる548円を付けた。その後は反落して10月7日に401円まで調整した。全般地合い悪化も影響したようだ。ただし足元では反発に転じ、10月10日には前日比13円(3.00%)高の446円まで上伸する場面があった。短期調整が一巡して再動意の構えだろう。

 10月10日の終値443円を指標面(1株当たり今期予想数値は12ヶ月換算)で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS25円95銭で算出)は17倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間12円で算出)は2.7%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS654円99銭で算出)は0.7倍近辺である。

 日足チャートで見ると一旦割り込んだ75日移動平均線をすぐに回復した。また週足チャートで見ると、サポートラインの26週移動平均線近辺で下げ渋る動きを強めている。低PBRも支援材料であり、高値圏回帰を目指す展開だろう。(ジャーナリスト&アナリスト水田雅展)

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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 12:30 | アナリスト水田雅展の銘柄分析

【アナリスト水田雅展の銘柄分析】パシフィックネットは25日線下値に急反発、第1四半期発表接近

 中古パソコンなどのリユース事業を展開するパシフィックネット<3021>(東マ)の株価は、9月の年初来高値から急反落したが、足元では短期調整が一巡して再動意の構えを見せている。第1四半期(6月〜8月)業績発表が接近していることも思惑に繫がるだろう。

 パソコンやタブレット端末などの中古品引取回収・販売(リユース)事業を主力として、レンタル事業も展開している。10月3日には、新たな旗艦店となる「PC−NETアキバ本店」を10月12日にオープンすると発表した。パソコン需要低迷に伴って中古パソコン価格が下落するなど全体として事業環境が厳しいため、新規事業も模索している。

 今期(14年5月期)の連結業績見通しは、売上高が前期比12.4%増の38億87百万円、営業利益が同48.1%増の2億13百万円、経常利益が同39.3%増の2億30百万円、純利益が同59.5%増の1億13百万円としている。事業環境は厳しいが、仕入強化と商品ラインアップ充実などの効果で増収増益見込みだ。米マイクロソフトのOS「ウインドウズXP」のサポート終了に伴う代替需要も期待されるだろう。

 株価の動きを見ると、過熱感を強めた9月24日の年初来高値658円から急反落し、10月9日には516円まで調整する場面があった。ただし10月9日は終値で前日比10円高の534円と4営業日ぶりに反発し、10月10日には前日比36円(6.74%)高の570円まで急伸した。過熱感が解消されて再動意の構えだ。

 10月10日の終値570円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS43円79銭で算出)は13倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間20円で算出)は3.5%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS646円66銭で算出)は0.9倍近辺である。

 日足チャートで見ると一旦割り込んだ25日移動平均線をすぐに回復した。また週足チャートで見ると13週移動平均線近辺で反発し、サポートラインを確認する形となった。月足チャートで見ても底練り展開から上放れの動きを強めている。短期調整が一巡して上値を試す動きだろう。(ジャーナリスト&アナリスト水田雅展)

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提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 07:41 | アナリスト水田雅展の銘柄分析

【アナリスト水田雅展の銘柄分析】アートスパークホールディングスは急騰後の調整が最終場面、25日線で下値確認

 グラフィクス制作支援や電子書籍関連のアートスパークホールディングス<3663>(東2)の株価は急騰後の反動調整局面だが、短期調整一巡感を強めている。過熱感が薄れて再動意の可能性があるだろう。

 セルシスとエイチアイが12年4月に統合した持株会社で、電子書籍ビューア「BS Reader」やグラフィクスソリューションなどのコンテンツソリューション事業、グラフィクスコンテンツ制作支援ツールなどのクリエイターサポート事業、3Dグラフィックス描画エンジンなどミドルウェア関連のUI/UX事業を展開している。

 セルシスが提供するマンガ制作ソフト「ComicStudio」は、デジタル制作マンガのほぼすべてに使用され、2001年の販売開始から世界での累計出荷本数が160万本を超える代表的なマンガ制作ソフトだ。重点戦略としては、両社が持つ高度なグラフィクス技術を結集してシナジー効果を最大化することを掲げている。一方で、ゲーム受託開発などのアプリケーション事業は事業構造改革で縮小する方針を示している。

 今期(13年12月期)の連結業績見通しは売上高が37億円、営業利益が1億円、経常利益が95百万円、純利益が90百万円としている。経営統合した前期との比較はできないが、第2四半期累計(1月〜6月)はクリエイターサポート事業が好調に推移し、UI/UX事業で下期に予定していた売上の一部を計上したため期初計画を上回った。通期でも好業績が期待される。

 株価の動きを見ると9月下旬に再動意となり、直前の400円近辺の水準から9月30日の870円まで急騰した。その後一旦は利益確定売りが優勢となって反落し、10月7日と10月8日に559円まで調整した。しかし足元では下げ渋る動きとなり、短期調整一巡感を強めている。

 10月10日の終値574円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS13円56銭で算出)は42倍近辺である。日足チャートで見ると25日移動平均線が接近して目先的な過熱感が薄れた。また週足チャートで見てもサポートラインの13週移動平均線が接近している。短期調整が一巡して再動意の流れだろう。(ジャーナリスト&アナリスト水田雅展)

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提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 07:33 | アナリスト水田雅展の銘柄分析
2013年10月10日

【アナリスト水田雅展の銘柄分析】アスカネットは急伸後の値固め進む、25日線で下げ止まる、1万円も視野に

 写真関連のアスカネット<2438>(東マ)の株価は急騰後の反動調整が一巡し、目先の過熱感が薄れて動意の構えだ。新規事業・サービス展開に対する期待感が支援材料であり、1万円大台も視野に入りそうだ。

 葬儀社向け遺影写真加工関連のメモリアルデザインサービス事業、オリジナル写真集関連のパーソナルパブリッシングサービス事業を主力としている。遺影写真は葬儀関連、写真集はウエディング関連が主力市場であり、景気変動の影響を受けにくく安定収益源となっていることが特徴だ。

 新規事業領域の育成も強化しており、エアリアルイメージング事業では空中結像技術を用いた新ディスプレーの開発・量産化を推進している。空中結像を可能にする特殊プレート(AIプレート)の低価格での増産が可能になり、試作品の販売を開始した。さらなる低価格化と大量生産を可能にする本格量産技術の確立に取り組むとしている。

 今期(14年4月期)の業績(非連結)見通しは、売上高が前期比7.7%増の48億83百万円、営業利益が同4.5%増の6億86百万円、経常利益が同3.9%増の6億90百万円、純利益が同4.0%増の4億23百万円としている。メモリアルデザインサービス事業では前期低調だった葬儀施行件数が通常ペースに戻り、パーソナルパブリッシングサービス事業も順調に推移する。

 第1四半期(5月〜7月)は増収増益となり、通期見通しに対する進捗率は売上高が22.9%、営業利益が23.5%、経常利益が23.5%、純利益が23.4%である。クリスマス・年末年始や卒業・入学イベントなどで下期の売上構成比が高い季節要因を考慮すれば、第1四半期の進捗率は高水準だ。びわこオペレーションセンター開設費用や、新サービス研究の先行費用などで小幅増益の会社見通しとしているが、保守的な印象が強く増額の可能性があるだろう。

 株価の動きを見ると、7月下旬800円台から8月16日5260円まで急騰した後、一旦は9月11日2286円まで反落したが、再び動意付いて10月1日7890円まで急騰した。下げ幅の「倍返し」の形だ。足元は反動局面となって10月7日4500円まで調整したが、10月9日には前日比610円(12.47%)高の5500円まで急反発している。目先の過熱感が薄れて動意の構えだ。

 10月9日の終値5400円を指標面で見ると、今期予想PER(会社予想のEPS101円04銭で算出)は53倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間30円で算出)は0.6%近辺、そして実績PBR(前期実績のBPS803円45銭で算出)は7倍近辺である。

 乱高下の展開だが、週足チャートで見ると13週移動平均線がサポートラインの形となり、日足チャートで見ると25日移動平均線が接近して目先の過熱感が薄れた。再動意の構えだろう。下げ幅の「倍返し」を想定すれば1万円大台が視野に入る(ジャーナリスト&アナリスト水田雅展)

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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 13:18 | アナリスト水田雅展の銘柄分析

【アナリスト水田雅展の銘柄分析】TACは急伸後反落も本格相場の前兆、女性の資格取得支援が材料

 「資格の学校」を運営するTAC<4319>(東1)の株価は10月4日の急動意の人気が続かず反落の形だが、下値水準を着実に切り上げている。きっかけ次第で再動意の可能性もありそうだ。

 財務・会計分野(簿記検定・公認会計士など)、経営・税務分野(税理士・中小企業診断士など)、金融・不動産分野(宅建・不動産鑑定士・FPなど)、法律分野(司法試験・司法書士など)、公務員・労務分野(社化保険労務士・国家総合職など)など幅広い分野で「資格の学校」を運営し、法人研修事業や出版事業なども展開している。若者や女性の資格取得支援に向けた政策が支援材料だろう。

 今期(14年3月期)連結業績見通しは売上高が前期比5.2%減の199億円、営業利益が同5.2倍の7億05百万円、経常利益が同2.1倍の7億85百万円、純利益が同54.3%減の4億47百万円としている。受講者数の本格回復には至らないとして減収見込みだが、賃借料・講師料・人件費・広告費削減など事業構造改革効果が本格寄与して、営業損益が大幅に改善する。純利益は移転補償金などの特別利益が一巡する。

 季節要因で第1四半期(4月〜6月)と第4四半期(1月〜3月)の利益が出やすい収益構造だが、第1四半期の簿記検定、宅建、FP、行政書士、国家一般職・地方上級などの個人受講者数が増加傾向だったことも考慮すれば、通期上振れの可能性があるだろう。

 株価の動きを見ると、9月3日の直近安値197円をボトムとして徐々に水準を切り上げる動きだ。10月4日には一時前日比54円(25.60%)高の265円まで急騰する場面があった。その後は急動意の人気が続かず反落の形となったが、下値水準を着実に切り上げている。

 10月9日の終値218円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS24円51銭で算出)は8〜9倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間1円で算出)は0.5%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS181円59銭で算出)は1.2倍近辺である。

 日足チャートで見ると25日移動平均線、週足チャートで見ると26週移動平均線がサポートラインとなって徐々に水準を切り上げている。時折動意付いて上ヒゲを付ける傾向も強いだけに、きっかけ次第で再動意の可能性もありそうだ。(ジャーナリスト&アナリスト水田雅展)

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提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 07:23 | アナリスト水田雅展の銘柄分析

【アナリスト水田雅展の銘柄分析】テクマトリックスは底打ち確認、陽線2本連続、サイバー攻撃対応の負荷分散装置好調

 情報サービスのテクマトリックス<3762>(東1)の株価は、モミ合いレンジ下限に到達して反発のタイミングのようだ。

 ネットワークやセキュリティ関連のハードウェアを販売する情報基盤事業、および医療・CRM・EC・金融などを重点分野してシステム構築やクラウドサービスを提供するアプリケーション・サービス事業を展開している。

 8月には、独立行政法人産業技術総合研究所セキュアシステム研究部門と共同で、システムテスト向けのテスト設計技法に関する新たな研究を開始し、9月20日には、ビッグデータ分析支援のBI(ビジネス・インテリジェンス、データ分析による意思決定支援システム)サービスを提供すると発表した。

 今期(14年3月期)連結業績見通しは、7月31日に繰延税金資産の追加計上に伴って純利益を増額修正し、売上高が前期比4.6%増の175億円、営業利益が同3.7%減の11億50百万円、経常利益が同1.9%減の11億50百万円、純利益が同9.7%増の6億90百万円としている。

 医療情報クラウドサービス分野の売上と利益をサービス期間に応じて按分計上することが減収減益要因となるが、サイバー攻撃に対応した負荷分散装置や次世代ファイアウォール製品などが好調であり、第1四半期(4月〜6月)に受注した金融機関向け大型受託開発案件の寄与も期待される。なお10月31日に第2四半期累計(4月〜9月)の業績発表を予定している。

 株価の動き(4月1日付で株式200分割)を見ると、戻り高値圏の600円台から反落して調整局面となった。概ね530円〜680円近辺のレンジでモミ合い展開のようだ。ただし10月9日には、前日比13円(2.36%)高の564円まで急反発し、モミ合いレンジ下限に到達して反発する形となった。

■PER9倍台、利回りも2.2%

 10月9日の終値564円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS57円87銭で算出)は9〜10倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間12円50銭で算出)は2.2%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS460円26銭で算出)は1.2倍近辺である。

 週足チャートで見ると26週移動平均線を割り込んで調整局面だが、52週移動平均線近辺で下げ渋る動きだ。モミ合い展開だが、下値を徐々に切り上げてサポートラインを確認した形だろう。モミ合いレンジ下限から反発のタイミングのようだ。(ジャーナリスト&アナリスト水田雅展)

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提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 07:19 | アナリスト水田雅展の銘柄分析

【アナリスト水田雅展の銘柄分析】電算システムは強基調への転換を確認、モミ合い上放れ

 情報サービスの電算システム<3630>(東1)の株価は、強基調への転換を確認して出直り本格化の流れだろう。今期(13年12月期)業績の増額の可能性も支援材料だ。

 情報サービス事業(情報処理、情報システム構築、ソフトウェア受託開発)と、収納代行サービス事業(コンビニ収納代行、郵便振替決済代行、ネットショッピング決済、電子マネー決済)を展開している。クラウドサービスや電子マネーへの対応を強化して、12年にはコンビニを窓口とする国際送金サービスも開始した。

 今期の連結業績見通しは売上高が前期比8.3%増の253億円、営業利益が同11.8%増の10億10百万円、経常利益が同8.8%増の10億10百万円、純利益が同11.8%増の5億78百万円としている。新データセンターの費用が発生するが、情報サービス事業は郵便局関連の情報処理サービスやオートオークション向けシステム案件、収納代行サービスは既存取引先の収納件数増加や新規取引先獲得が寄与する。

■第2四半期の利益進捗率52%、通期上ブレも

 期初計画を上回る大幅増益だった第2四半期累計(1月〜6月)の通期見通しに対する進捗率は、売上高が47.9%、営業利益が52.2%、経常利益が51.5%、純利益が51.0%である。情報サービス事業の採算が改善していることなども考慮すれば、通期も増額の可能性があるだろう。なお10月30日に第3四半期累計(1月〜9月)の業績発表を予定している。

 株価の動き(7月1日付で株式2分割)を見ると、8月21日に付けた直近安値971円をボトムとして反発し、9月30の1154円まで上伸した。足元は上げ一服の形だったが、10月9日には前日比33円(2.98%)高の1140円まで反発した。自律調整が一巡した形であり、出直り歩調に変化はないだろう。

 10月9日の終値1140円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS63円30銭で算出)は18倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想に株式分割を換算した年間20円で算出)は1.8%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS681円64銭で算出)は1.7倍近辺である。

 日足チャート見ると25日移動平均線および75日移動平均線近辺から急反発した。また週足チャートで見ると26週移動平均線がサポートラインとなっている。強基調への転換を確認した形であり、出直り本格化の流れだろう。(ジャーナリスト&アナリスト水田雅展)

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提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 07:08 | アナリスト水田雅展の銘柄分析
2013年10月09日

【アナリスト水田雅展の銘柄分析】松田産業はモミ合い上放れる、2ケタ増益で3月高値更新へ

 貴金属リサイクル事業の松田産業<7456>(東1)の株価は水準を切り上げて5月の戻り高値に接近している。出直り本格化の流れだ。今期(14年3月期)好業績見通しに加えて自己株式取得も支援材料だろう。

 貴金属リサイクル事業を主力として、農林水産品を扱う食品関連事業も展開している。東アジアを中心に海外拠点網の拡充を推進しており、貴金属関連事業は中国、台湾、フィリピン、ベトナム、タイ、マレーシア、シンガポール、食品関連事業は中国、タイに展開している。

 今期の連結業績見通しは売上高が前期比4.6%増の1750億円、営業利益が同11.3%増の62億円、経常利益が同6.8%増の65億円、純利益が同3.3%増の41億40百万円としている。貴金属関連事業では半導体・電子部品業界の生産回復、食品関連事業では市況改善が寄与する。

 食品関連事業の市況改善もポイントになりそうだが、第1四半期(4月〜6月)は貴金属関連事業が大幅営業増益となり、期後半に向けて半導体・電子部品関連の生産が回復傾向を強めることを考慮すれば、貴金属関連事業が牽引して好業績が期待される。

 なお9月13日に発表した自己株式取得(取得株式総数の上限8万株、取得価額総額の上限1億円、取得期間9月17日〜11月8日)については、9月30日時点での取得株式数総数は0株である。

 株価の動きを見ると、1250円〜1350円のモミ合いから上放れて水準を切り上げている。9月25日と9月27日には1432円まで上伸した。その後は全般地合い悪化も影響して上げ一服となったが、足元で反発の動きを強めている。出直り本格化の流れに変化はないだろう。

 10月9日の終値1420円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS153円26銭で算出)は9〜10倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間24円で算出)は1.7%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS1643円09銭で算出)は0.9倍近辺である。

 週足チャートで見ると、26週移動平均線を突破して強基調への転換を確認した形である。また日足チャートで見ると、25日移動平均線が接近して目先の過熱感が解消された。動意のタイミングだろう。指標面には割安感があり、出直り本格化の流れだ。5月の高値1489円、さらに3月の高値1585円が視野に入る。(ジャーナリスト&アナリスト水田雅展)

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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 16:13 | アナリスト水田雅展の銘柄分析

【アナリスト水田雅展の銘柄分析】トシン・グループは5月高値挑戦前の値固め進む、4日公表の第1四半期好調

 電設資材商社のトシン・グループ<2761>(JQS)の株価は水準を着実に切り上げる展開だ。足元では短期調整も一巡して動意のタイミングが接近している。

 首都圏を中心に電設資材や住宅設備機器などの卸売事業を展開する持株会社である。消費増税前の住宅着工増加が追い風であり、取扱商品や営業拠点網の拡充などで事業基盤も強化している。

 10月4日に発表した今期(14年5月期)第1四半期(5月21日〜8月20日)の連結業績は、前年同期比4.0%増収、同11.3%営業増益、同8.9%経常増益、同5.2%最終増益だった。LED照明などの省エネ関連商品に加えて、猛暑を背景にエアコンの需要が好調だった。粗利益率はやや低下したが、経費削減効果などで増収増益だった。

 通期の見通しは前回予想を据え置き、売上高が前期比4.1%増の450億円、営業利益が同8.6%増の26億50百万円、経常利益が同7.0%増の35億10百万円、純利益が同0.1%増の19億80百万円としている。公共投資の増加、新設住宅着工戸数の増加、企業設備投資の回復に加えて、北関東での営業拠点網拡充効果も寄与する。通期見通しに対する第1四半期の進捗率は売上高が24.3%、営業利益が24.5%、経常利益が23.3%、純利益が22.0%であり、概ね順調な進捗だろう。

 8月5日発表の自己株式取得(取得株式総数の上限60万株、取得価額総額の上限15億円、取得期間13年8月6日〜14年7月31日)については、9月30日時点累計で取得株式総数1万7100株、取得価額総額4098万1100円となった。また10月8日には、自己株式立会外買付取引(ToSTNeT−3)によって9700株を取得した。

 株価の動きを見ると、2200円〜2300円近辺のモミ合いから上放れて水準を切り上げ、8月19日に2479円、9月6日に2449円まで上伸した。その後は上げ一服の形だが、大きく下押す動きは見られず概ね2350円〜2400円近辺で堅調に推移している。

 10月9日の終値2350円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS202円38銭で算出)は11〜12倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間52円で算出)は2.2%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS3241円85銭で算出)は0.7倍近辺である。

 週足チャートで見ると、13週移動平均線と26週移動平均線を突破して強基調に転換している。足元では短期調整が一巡して動意のタイミングだろう。指標面に割高感はなく、需給面での自己株式取得も支援材料であり、5月の高値2650円が視野に入る。(ジャーナリスト&アナリスト水田雅展)

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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 16:05 | アナリスト水田雅展の銘柄分析

【アナリスト水田雅展の銘柄分析】メディアフラッグは下値確認、東京五輪追い風に本格出直り

 店舗覆面調査のメディアフラッグ<6067>(東マ)の株価は徐々に下値を切り上げる展開だ。20年東京夏季五輪開催も追い風であり、本格出直りのタイミングが接近している。

 店舗・店頭に特化して流通・飲食チェーンや消費財メーカーのマーケティング活動を支援する企業だ。覆面調査サービスなどでチェーンストアの店舗活性化を支援する流通支援事業、店舗巡回サービスなどで消費財メーカーの店頭強化を支援する営業支援事業を主力として、店舗・店頭の状況をデータベース化する独自ソフトウェアを提供するASP事業、コンビニエンスストアなどを運営するストア事業も展開している。

 顧客の業種は多岐にわたり、顧客のリピート契約率は約9割に達している。世界的なスポーツ用品メーカーのアディダスを主要顧客としており、20年東京夏季五輪開催も追い風となる。また覆面調査サービスなどに携わるメディアクルーの登録数は13年6月末時点で全国17万人超に達している。

 中期目標値として4年以内に売上高100億円を目指して、さまざまな業種・業態に対応して業容を拡大する方針だ。シニア層のマーケティングデータを収集するシニアマーケティング事業、全国のメディアクルーを活用したクラウドソーシング事業、小売・飲食店舗などの受託運営事業、流通・小売企業に特化した事業再生事業も拡大する。

 さらにM&Aも積極活用している。8月には関西で推奨販売事業を展開するキャビック、9月には覆面モニターポータルサイト「ファンくる」や時間帯別レストラン・居酒屋クーポンサイト「ぐるリザ」を運営するROIを子会社化した。海外は中国・ASEAN地域へ積極展開する方針だ。

 今期(13年12月期)連結業績見通しは、売上高が前期比16.1%増の32億62百万円、営業利益が同23.6%増の2億38百万円、経常利益が同28.6%増の2億31百万円、純利益が同24.2%増の1億27百万円としている。流通支援事業では地方銀行や郵政事業の覆面調査関連など、営業支援事業では消費財メーカーの新商品販売関連などの新規受注が高水準だ。

 通期見通しに対する第2四半期累計の進捗率はやや低水準だが、第2四半期累計の営業利益が計画を上回ったこと、クリスマス・年末年始商戦に向けて第4四半期(10月〜12月)の売上構成比が高いこと、さらに子会社化したキャビックとROIの新規連結なども考慮すれば好業績が期待される。

 株価の動きを見ると、8月以降は概ね450円〜550円近辺のレンジでボックス展開のようだ。足元はレンジ内で水準を切り下げる動きだったが、10月8日には前日比28円(5.67%)高と急反発する場面があり、下値を切り上げる動きとなった。

 10月9日の終値500円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS30円19銭で算出)は16〜17倍近辺、実績PBR(前期実績のBPS174円13銭で算出)は2.9倍近辺である。週足チャートで見ると徐々に下値を切り上げて、26週移動平均線を回復する動きを強めている。下値固めが完了して本格出直りのタイミングが接近しているようだ。(ジャーナリスト&アナリスト水田雅展)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 16:01 | アナリスト水田雅展の銘柄分析

【アナリスト水田雅展の銘柄分析】ケンコーマヨネーズは約7ヶ月ぶりの高値更新場面が迫る、増額含みで4ケタへ

 業務用マヨネーズ・ドレッシング類大手のケンコーマヨネーズ<2915>(東1)の株価は戻り高値圏で堅調に推移している。モミ合い展開に煮詰まり感も強めており、上放れのタイミングが接近している。好業績を評価して3月高値を試す流れだろう。

 マヨネーズ・ドレッシング類を主力として、調味料・加工食品事業および総菜関連事業を展開している。中期経営計画で掲げた「サラダカフェ」「サラダ料理」「世界のソース」「タマゴ製品」などの事業領域拡大戦略が順調に進展している。

 サラダカフェ事業の店舗展開は、首都圏・関西圏中心に30店舗とする構想で、百貨店内への新規出店が本格化している。静岡県富士市の新工場(14年4月稼働目標)では小型サラダ市場にも本格参入する方針だ。海外は中国・杭州の新工場が本格稼働し、インドネシアにも合弁会社を設立して展開を強化している。国内外での事業展開積極化で中期成長期待は高い。

 今期(14年3月期)連結業績見通しは売上高が前期比1.8%増の555億円、営業利益が同2.1%減の27億20百万円、経常利益が同0.2%増の25億80百万円、純利益が同0.8%増の14億20百万円としている。原料価格上昇や新工場稼働に向けた投資負担などで横ばいの計画だが、調味料・加工食品事業、総菜関連事業ともに外食・コンビニエンスストア・量販店向けに好調であり、工場稼働率上昇効果やコスト低減効果なども寄与する。

 第1四半期(4月〜6月)が期初計画を上回る増益となり、通期見通しに対する進捗率も高水準である。原材料価格上昇に伴う価格改定の浸透も寄与して通期増額の可能性が高いだろう。

 株価の動きを見ると、9月以降は概ね880円〜900円近辺でモミ合う展開だが、戻り高値圏で堅調に推移している。足元も全般地合いが悪化する中で頑強だ。今期好業績見通しを評価する動きだろう。モミ合い展開に煮詰まり感も強めており、上放れのタイミングが接近している。上放れると当然、4ケタ目標だろう。

 10月9日の終値896円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS99円92銭で算出)は9倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間21円で算出)は2.3%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS1041円54銭で算出)は0.9倍近辺である。

 週足チャートで見ると、13週移動平均線がサポートラインとなって26週移動平均線も突破している。強基調を確認した形であり、3月の高値932円は射程圏だ。指標面の割安感も支援材料となって上値を試す展開だろう。(ジャーナリスト&アナリスト水田雅展)

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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 15:33 | アナリスト水田雅展の銘柄分析

【アナリスト水田雅展の銘柄分析】チムニーは上場来高値に急接近、指標割安で一段高へ

 大手居酒屋チェーンのチムニー<3178>(東2)の株価は水準を切り上げて5月の高値に接近している。全般地合い悪化の中でも堅調な動きだ。株主優待制度を現金換算した総合利回りにも依然として見直し余地があり、上値を試す流れだろう。

 業界5位規模の大手居酒屋チェーンである。飲食事業では主力の居酒屋業態「はなの舞」「さかなや道場」などを直営とFCで展開し、軍鶏(しゃも)をメインとする新業態「龍馬軍鶏農場」の出店も強化している。コントラクト事業は居酒屋事業で培った店舗運営ノウハウを活用して、官公庁施設などで受託食堂を展開している。

 さらにM&Aも積極活用しながら、漁業などの一次産業、食材加工などの二次産業、店舗で商品を提供する三次産業まで一括して管理する「飲食業の六次産業化」に向けた取り組みを強化する方針だ。

 今期(13年12月期)業績(非連結)見通しは売上高が前期比6.7%増の448億20百万円、営業利益が同7.0%増の35億20百万円、経常利益が同4.3%増の34億40百万円、純利益が同20.8%増の15億26百万円としている。第2四半期累計(1月〜6月)は既存店売上高がやや低調で、人員増などの先行投資負担も利益圧迫要因だったが、通期ベースでは新規出店効果などで好業績が期待される。

 株価の動きを見ると、950円近辺の短期モミ合い展開から上放れ、水準を切り上げる動きを鮮明にしている。9月19日には6月19日以来の1000円台を回復し、さらに10月2日には1015円、10月8日には1021円まで上伸した。全般地合い悪化の状況だが、好業績見通しを評価して堅調な動きであり、5月13日に付けた上場来高値1031円に接近している。

 10月9日の終値1006円を指標面で見ると、今期予想PER(会社予想のEPS78円91銭で算出)は12〜13倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間20円で算出)は2.0%近辺、実績PBR(前期実績のBPS558円26銭で算出)は1.8倍近辺である。

 週足チャートで見ると、戻りを押さえていた13週移動平均線を突破して上伸している。また日足チャートで見ると、25日移動平均線がサポートラインとなったようだ。強基調を確認した形だろう。今期好業績見通しに加えて、株主優待制度を現金換算した総合利回りの高さに依然として見直し余地があり、上値を試す流れだろう。(ジャーナリスト&アナリスト水田雅展)

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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 15:27 | アナリスト水田雅展の銘柄分析

【アナリスト水田雅の銘柄分析】ビー・エム・エル頑強、ぴたり高値圏に張り付く、業界での実力発揮を評価

 受託臨床検査大手のビー・エム・エル<4694>(東1)の株価は、全般に地合いが悪化する中でも高値を更新する動きだ。好業績が支援材料であり、短期調整を挟みながら上値を追う展開だろう。

 受託臨床検査事業を主力として、腸内細菌検査や食品衛生コンサルティングなどの食品衛生検査事業、電子カルテなどの医療情報システム事業、SMO(治験支援)事業なども展開している。

 事業基盤拡大に向けてM&Aも活用し、受託臨床検査事業では検査ラボの全国展開や規模拡大、クリニック市場や病院市場での新規顧客開拓を推進している。さらに北海道、本州、九州での子会社再編などを実施して収益構造改善に取り組んでいる。食品衛生検査事業は「食の安全」意識の高まりが追い風であり、医療情報システム事業では電子カルテ「クオリス」のブランド向上に向けた取り組みを強化している。

 今期(14年3月期)連結業績見通しについては、売上高が前期比2.8%増の973億円、営業利益が同7.0%増の71億円、経常利益が同4.6%増の73億円、純利益が同7.9%増の40億円としている。臨床検査事業は競争激化などで受託価格が下落するが、クリニック市場や病院市場での新規顧客開拓、子会社の第一岸本臨床検査センターの収益改善などが寄与する。大幅増益だった第1四半期(4月〜6月)の通期見通しに対する進捗率は高水準であり、通期増額の可能性が高いだろう。

 株価の動きを見ると、水準を切り上げて高値を更新する展開だ。9月10日には3170円を付けて09年12月の高値2930円を突破し、さらに10月3日と10月8日には3325円まで上伸し、全般に地合いが悪化する中でも高値を更新している。今期好業績を評価する動きだろう。

 10月9日の終値3310円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS188円36銭で算出)は17〜18倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間40円で算出)は1.2%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS2389円83銭で算出)は1.4倍近辺である。

 日足チャートで見ると25日移動平均線がサポートラインの形だ。また月足チャートで見ると、大勢1600円〜2800円のレンジから上放れて新たなゾーンに突入している。指標面に割高感はなく、短期調整を挟みながら上値追いの展開だろう。(ジャーナリスト&アナリスト水田雅展)

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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 15:23 | アナリスト水田雅展の銘柄分析
2013年10月08日

【アナリスト水田雅展の銘柄分析】寿スピリッツは調整の最終場面、モミ合いの下値水準到達

 菓子製造販売の寿スピリッツ<2222>(東2)の株価は、全般に地合いが悪化する中でも、戻り高値圏で堅調に推移している。出直り歩調に変化はなく、モミ合い煮詰まり感を強めて上放れが期待される。

 子会社に「ラングドシャ」ブランドなどを展開する山陰地区の寿製菓、「ルタオ」ブランドなどを展開する北海道のケイシイシイ、首都圏で洋菓子を多ブランド展開するシュクレイ、「赤い風船」ブランドなどを展開する九州の九十九島グループなどを擁し、地域限定ブランドの菓子を製造・販売している。空港や駅など交通機関の施設に立地した出店・販売の比率が高いことも特徴であり、訪日外国人など観光客の増加も追い風となる。

 中期事業戦略として新ブランド・新商品・新店舗創り、新ビジネス開発、海外展開などを掲げている。新分野のジャパルシーは健康食品の「栃(とち)」と「藍(あい)」を販売し、ジュテックスは通販基幹業務システムサービスをASP方式で提供する。またケイシイシイは台湾・台北市にカフェをアンテナショップとして出店する。

 今期(14年3月期)連結業績見通しは売上高が前期比5.3%増の217億50百万円、営業利益が同12.2%増の21億円、経常利益が同11.1%増の21億円、純利益が同12.2%増の11億70百万円としている。新規出店や新規事業の寄与、首都圏での洋菓子販売の強化、遷宮イベント開催の出雲や伊勢方面での販売強化、製造採算の改善などで最高益更新の見込みだ。

 通期見通しに対する第1四半期(4月〜6月)の進捗率は、先行投資負担で利益面がやや低水準だったが、ケイシイシイやシュクレイなど主要子会社の好調で売上は順調な水準であり、第2四半期(7月〜9月)以降は先行投資負担の影響が薄れるため好業績が期待される。

 株価の動きを見ると、8月以降は戻り高値圏1250円〜1300円近辺の狭いレンジでモミ合う展開だが、足元で全般地合いが悪化する中でも大きく下押すことなく堅調に推移している。好業績を評価する動きだろう。

 10月7日の終値1270円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS112円79銭で算出)は11〜12倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間30円で算出)は2.4%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS683円47銭で算出)は1.9倍近辺である。週足チャートで見ると26週移動平均線を維持しており、出直り歩調に変化はないだろう。指標面に割高感はなくモミ合い煮詰まり感も強めており、上放れの展開が期待される。(ジャーナリスト&アナリスト水田雅展)

>>寿スピリッツのMedia−IR企業情報
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 13:11 | アナリスト水田雅展の銘柄分析

【アナリスト水田雅展の銘柄分析】インフォマートは高値更新狙う展開不変、大幅増益の今12月期を評価

 EC事業を展開するインフォマート<2492>(東マ)の株価は戻り高値圏から反落したが、短期調整一巡感も強めている。今期(13年12月期)好業績見通しを評価して5月の高値を試す流れに変化はなく、押し目買い好機だろう。

 フード業界向けの企業間電子商取引(BtoBプラットフォーム)サービス事業を展開している。プラットフォーム「FOODS info Mart」の利用企業数は、13年6月末時点で12年12月末比1157社増加の3万2636社(売り手企業が同1092社増加の2万5867社、買い手企業が同65社増加の6769社)となり増加基調である。

 中期成長に向けて「ASP受発注システム」などの利用拡大、次世代「BtoB&クラウド」プラットフォームや新サービスの開発、海外展開の本格化、美容業界向けや医療業界向けなど事業領域の拡大、データ連携でのアライアンス戦略などを推進している。5月にはJFEシステムズ<4832>と「ASP規格書システム」、6月には東芝テック<6588>と「ASP受発注システム」でデータ連携を開始し、9月3日にはオザックスと共同でフード業界の海外進出応援サイトを開設すると発表した。

 今期連結業績見通しは売上高が前期比16.0%増の43億88百万円、営業利益が同22.3%増の9億97百万円、経常利益が同21.2%増の9億88百万円、純利益が同19.8%増の5億94百万円としている。次世代プラットフォームの償却負担が増加するが、利用企業数増加や利用拡大に伴ってシステム使用料収入が順調に増加する。

 大幅営業増益だった第2四半期累計(1月〜6月)の通期見通しに対する進捗率は高水準だった。第3四半期(7月〜9月)にソフトウェア償却費を計上するが、「ASP受発注システム」「ASP受注・営業システム」の登録店舗数増加に伴ってシステム使用料収入は増加基調であり、通期増額の可能性があるだろう。

 株価の動き(7月1日付で株式2分割)を見ると、戻り高値圏2300円台から反落して10月3日に2056円まで調整した。全般地合い悪化も影響して利益確定売りが優勢になったようだ。しかし、その後は下げ渋る動きで短期調整一巡感を強めている。

 10月7日の終値2067円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS40円21銭で算出)は51倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想に株式分割を考慮した年間換算21円13銭で算出)は1.0%近辺、実績PBR(前期実績に株式分割を考慮した連結BPS198円30銭で算出)は10倍近辺である。

 週足チャートで見るとサポートラインの13週移動平均線を割り込んだが、26週移動平均線近辺で下げ渋る動きだ。好業績見通しを評価して5月の高値2545円を試す流れに変化はなく、足元の調整局面は押し目買いの好機だろう。(ジャーナリスト&アナリスト水田雅展)

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提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 07:38 | アナリスト水田雅展の銘柄分析