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[アナリスト水田雅展の銘柄分析]の記事一覧
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記事一覧 (08/21)【アナリスト水田雅展の銘柄分析】クリナップ株価は戻り一服だが、好業績に再評価余地、5月高値視野
記事一覧 (08/20)【アナリスト水田雅展の銘柄分析】インフォマートの調整安は好買い場、今期2ケタ増益
記事一覧 (08/20)【アナリスト水田雅展の銘柄分析】寿スピリッツは高値圏頑強、5月高値更新へ
記事一覧 (08/20)【アナリスト水田雅展の銘柄分析】東洋建設は25日線に接近し出直りの展開、補正予算観測も
記事一覧 (08/20)【アナリスト水田雅展の銘柄分析】トシン・グループが上放れる、5月高値が視野
記事一覧 (08/20)【アナリスト水田雅展の銘柄分析】ヨコレイの今期は再増額の可能性、利益進捗率高い
記事一覧 (08/19)【アナリスト水田雅展の銘柄分析】テラ株価は底打ち、週足で下ヒゲ足出現
記事一覧 (08/19)【アナリスト水田雅展の銘柄分析】うかい上放れの気配、高額消費の伸びが追い風
記事一覧 (08/18)【水田雅展の為替・株式相場展望】動き難い展開、9月の重要イベントに向けて思惑交錯
記事一覧 (08/16)【アナリスト水田雅展の銘柄分析】プラマテルズは「三点同値足」から底放れ、指標割安
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記事一覧 (08/16)【アナリスト水田雅展の銘柄分析】トーソーは3ヶ月ぶりの600円へ接近、指標割安
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2013年08月21日

【アナリスト水田雅展の銘柄分析】クリナップ株価は戻り一服だが、好業績に再評価余地、5月高値視野

 システムキッチン大手のクリナップ<7955>(東1)の株価は戻り一服の展開だが、下値は着実に切り上げている。好業績を再評価して5月の高値が視野に入るだろう。

 システムキッチンを主力として、システムバスルーム・洗面化粧台なども展開している。中期計画では「ザ・キッチンカンパニー」の確立を掲げて、中高級タイプの商品力・ブランド力の強化、主力の「クリンレディ」を核としたシステムキッチンの市場シェア上昇、ショールームの改装、リフォーム需要の取り込み、総合競争力強化などを重点施策としている。

 8月6日に発表した今期(14年3月期)第1四半期(4月〜6月)の連結業績は、前年同期比10.6%増収、同80.8%営業増益、同83.5%経常増益、同71.2%最終増益だった。厨房部門は同12.6%増収、浴槽・洗面部門は同3.4%増収で、高付加価値商品の増収効果や原価低減効果などで大幅営業増益だった。新設住宅着工戸数が堅調に推移したことに加えて、全国102カ所のショールームを活用した新商品フェアなども奏功した。

■今3月期は上ブレの可能性、第1四半期の進捗率高い

 通期見通しは前回予想を据え置き、売上高が前期比4.6%増の1188億円、営業利益が同0.9%増の48億円、経常利益が同2.9%増の45億円、純利益が同1.8%増の25億50百万円としている。消費増税前の駆け込み需要も追い風となって中高級品の好調が続き、原価低減効果も寄与する。

 生産拠点増強に伴う償却負担増加や、ショールーム改装費用などで会社予想の営業利益は横這い見込みだが、期初時点では保守的な見通しを公表する傾向が強いうえに、通期予想に対する第1四半期の進捗率は売上高が24.2%、営業利益が33.8%、経常利益が34.6%、純利益が34.1%と高水準である。通期増額の可能性が高いだろう。

 株価の動きを見ると、7月12日の戻り高値840円から反落して7月29日に720円まで調整する場面があった。戻り一服の展開のようだ。ただし大きく下押す動きは見られない。一時的に調整しても8月2日の751円、8月12日の756円と下値を切り上げている。

■指標割安、とくにPBRは0.6倍

 8月20日の終値772円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS54円73銭で算出)は14倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間16円で算出)は2.1%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS1202円66銭で算出)は0.6倍近辺である。

 日足チャートで見ると25日移動平均線が戻りを押さえる形になったが、週足チャートで見ると右肩上がりの26週移動平均線がサポートラインとなって下値を切り上げている。今期増額の可能性や指標面での低PBRに再評価余地があり、5月の高値880円が視野に入るだろう。(ジャーナリスト&アナリスト水田雅展)

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提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 08:38 | アナリスト水田雅展の銘柄分析
2013年08月20日

【アナリスト水田雅展の銘柄分析】インフォマートの調整安は好買い場、今期2ケタ増益

 EC事業を展開するインフォマート<2492>(東マ)の株価は、高値を前に20日(火)は147円安の2215円と一服の展開。今期(13年12月期)好業績見通しを評価して好買い場提供といえるだろう。

 フード業界向け企業間電子商取引(BtoBプラットフォーム)サービス事業を展開し、プラットフォーム「FOODS info Mart」の利用企業数は13年6月末時点で12年12月末比1157社増加の3万2636社(売り手企業が同1092社増加の2万5867社、買い手企業が同65社増加の6769社)となり増加基調である。

 中期成長に向けてASP受発注システムなどの利用拡大、次世代「BtoB&クラウド」プラットフォームや新サービスの開発、海外展開の本格化、美容業界向けや医療業界向けなど事業領域の拡大、データ連携でのアライアンス戦略などを推進している。5月にはJFEシステムズ<4832>とASP規格書システム、6月には東芝テック<6588>とASP受発注システムでデータ連携を開始すると発表した。

 7月31日発表の第2四半期累計(1月〜6月)連結業績(7月12日に増額修正)は前年同期比15.2%増収、同60.3%営業増益、同64.1%経常増益、同78.6%最終増益だった。システム使用料収入が順調に増加して売上高は計画水準だった。利益面では増収効果に加えて、次世代プラットフォームのリリースを第3四半期(7月〜9月)に行なうことになったため、第2四半期(4月〜6月)に予定していたソフトウェア償却費計上を先送りしたことも増額要因となった。

 通期見通しは前回予想を据え置き売上高が前期比16.0%増の43億88百万円、営業利益が同22.3%増の9億97百万円、経常利益が同21.2%増の9億88百万円、純利益が同19.8%増の5億94百万円としている。次世代プラットフォームの償却負担が増加するが、利用企業数増加や利用拡大に伴ってシステム使用料収入が増加する見込みだ。

 株価の動き(7月1日付で株式2分割)を見ると、5月下旬以降は1800円〜2200円近辺のレンジでボックス展開のようだ。

 8月6日の終値2199円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS40円21銭で算出)は55倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想に株式分割を考慮した年間換算21円13銭で算出)は1.0%近辺、実績PBR(前期実績に株式分割を考慮した連結BPS198円30銭で算出)は11倍近辺である。週足チャートで見ると13週移動平均線がサポートラインのようだ。好業績見通しを評価してボックスレンジ上放れ、5月9日の高値2545円を試す展開が期待される。(ジャーナリスト&アナリスト水田雅展)

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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 15:00 | アナリスト水田雅展の銘柄分析

【アナリスト水田雅展の銘柄分析】寿スピリッツは高値圏頑強、5月高値更新へ

 菓子製造販売の寿スピリッツ<2222>(JQS、東2)の株価は5月高値1350円に対し1300円どころの高値圏で頑強な展開である。積極的な事業展開も評価して高値更新が見込めそうだ。

 「ラングドシャ」ブランドの寿製菓、「ルタオ」ブランドの北海道のケイシイシイ、東京で洋菓子を展開するシュクレイ、九州の九十九島グループなど傘下の子会社で地域限定ブランドの菓子を製造・販売している。今後の事業戦略としては新ブランド・新商品・新店舗創り、新ビジネスの開発、海外展開などを掲げ、健康食品事業のジャパルシー、通販基幹業務システムサービスをASP方式で提供するジュテックスを新たに設立した。

 ケイシイシイは新業態としてアントルメグラッセ専門店「グラッシェル」を東京・表参道に出店し、さらに台湾・台北市にもカフェをアンテナショップとして出店する。ジャパルシーは「栃(とち)」と「藍(あい)」を主力とする健康食品事業を本格稼働した。

 8月2日に発表した今期(14年3月期)第1四半期(4月〜6月)の連結業績は前年同期比12.6%増収、同16.7%営業減益、同16.6%経常減益、同36.0%最終減益だった。ケイシイシイの新規出店費用、ジャパルシーの新規事業関連費用、通信販売における広告宣伝費など先行投資の増加で減益だったが、主力の寿製菓、ケイシイシイ、シュクレイ、九十九島グループなどの販売は新規出店も寄与して好調に推移している。

■今期、5.3%増収、営業利益12.2%増益、最高益更新

 通期見通しは前回予想を据え置き売上高が前期比5.3%増の217億50百万円、営業利益が同12.2%増の21億円、経常利益が同11.1%増の21億円、純利益が同12.2%増の11億70百万円としている。新規出店や新規事業の寄与、首都圏での洋菓子販売の強化、遷宮イベント開催の出雲や伊勢方面での販売強化、製造採算の改善などで過去最高益更新見込みだ。

 通期予想に対する第1四半期の進捗率は利益面が低水準だったが、売上は順調な水準である。さらに第2四半期(7月〜9月)以降は先行投資負担の影響が薄れるため、通期計画の達成は可能だろう。

 なお7月13日に寿製菓が、製菓原料の「栃の実」に含まれているポリフェノールの光障害に対する網膜保護作用について、第24回眼科酸化ストレス研究会で発表した。栃の実ポリフェノールは光照射による網膜機能の低下と網膜組織の障害を緩和する可能性が示唆されたとしている。

 株価の動き(東2)を見ると、戻り高値圏1300円台から反落する場面もあるが、大きく下押すことなく8月6日も前日比40円(3.17%)高と反発して1300円台を回復している。出直り歩調に変化はなく6月安値圏から大幅反発した後の中段保ち合いの形だろう。

■利回り、PERとも割安

 8月6日の終値1300円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS112円79銭で算出)は11〜12倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間30円で算出)は2.3%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS683円47銭で算出)は1.9倍近辺である。週足チャートで見ると13週移動平均線と26週移動平均線を維持しており、強基調に変化はない。今期好業績見通しを評価して3月高値1462円も視野に入るだろう。(ジャーナリスト&アナリスト水田雅展)

>>寿スピリッツのMedia−IR企業情報
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 14:51 | アナリスト水田雅展の銘柄分析

【アナリスト水田雅展の銘柄分析】東洋建設は25日線に接近し出直りの展開、補正予算観測も

 海洋土木工事の東洋建設<1890>(東1)の株価は230円台の下値を固め25日線に接近し出直っている。消費増税実施に向けた補正予算観測なども支援材料だ。

 前期(13年3月期)の売上構成比は国内土木事業55.3%、国内建築事業29.3%、海外建設事業14.9%、不動産・その他事業0.5%で、港湾インフラ工事など国内外での海洋土木工事を主力としている。国内では震災復興工事や老朽化インフラ更新工事、海外ではアジア・アフリカのインフラ整備工事の増加が追い風である。

■第1四半期の売上は前年同期比70%増

 8月8日に発表した今期(14年3月期)第1四半期(4月〜6月)の連結業績は、売上高が前年同期比70.4%増の354億74百万円、営業利益が3億62百万円(前年同期は6億93百万円の赤字)、経常利益が2億10百万円(同9億90百万円の赤字)、純利益が93百万円の赤字(同9億16百万円の赤字)だった。国内では震災で被災した港湾インフラ工事が高水準で推移し、建築工事も大幅に増加した。さらに海外ではケニアとインドネシアの大型港湾工事が順調に進捗した。増収効果で営業損益が大幅に改善した。

■今3月期は営業利益22.9%増益

 通期見通しは前回予想を据え置き、売上高が前期比5.5%増の1350億円、営業利益が同22.9%増の35億円、経常利益が同15.0%増の25億円、純利益が同17.3%増の13億円としている。大幅増益の見込みだ。国内では震災復興関連の港湾インフラ工事が高水準であり、公共投資の増加が追い風である。海外では前々期に受注したケニアとインドネシアの大型港湾工事が寄与する。好業績が期待されるだろう。

 株価の動きを見ると、戻り高値圏の260円近辺での短期モミ合い展開から下放れの形となって、足元では230円台まで調整している。第1四半期の大幅増益に対する反応は限定的で、全般地合い悪化が影響しているようだ。ただし6月27日の年初来安値220円まで下押す動きは見られない。ほぼ底値圏だろう。

 8月16日の終値236円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS16円24銭で算出)は14〜15倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間5円で算出)は2.1%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS290円45銭で算出)は0.8倍近辺である。公共投資関連、浮体式洋上風力発電関連、放射性物質(セシウム)除染関連などテーマ性も豊富であり、出直り展開が期待される。(ジャーナリスト&アナリスト水田雅展)

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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 12:29 | アナリスト水田雅展の銘柄分析

【アナリスト水田雅展の銘柄分析】トシン・グループが上放れる、5月高値が視野

 電設資材商社のトシン・グループ<2761>(JQS)の株価が動意付いてモミ合い上放れの形となった。5月の年初来高値も視野に入るだろう。

 首都圏を中心に電設資材や住宅設備機器などの卸売事業を展開する持株会社である。消費増税前の住宅着工増加などが追い風であり、取扱商品や営業拠点網の拡充などで事業基盤も強化している。

 今期(14年5月期)連結業績見通しは売上高が前期比4.1%増の450億円、営業利益が同8.6%増の26億50百万円、経常利益が同7.0%増の35億10百万円、純利益が同0.1%増の19億80百万円としている。アベノミクス効果による公共投資の増加、新設住宅着工戸数の増加、企業設備投資の回復に加えて、北関東を主体とした営業拠点網の拡充効果などで好業績が期待される。

■新たな自己株式取得を発表、上限60万株

 なお、12年8月6日に発表した自己株式取得(取得株式総数の上限60万株、取得価額総額の上限15億円、取得期間12年8月7日〜13年7月31日)は、7月31日時点で累計取得株式総数51万8300株、累計取得価額の総額11億8945万6800円となって終了した。そして8月5日には新たな自己株式取得を発表し、取得株式総数の上限60万株(自己株式除く発行済株式総数の6.35%)、取得価額総額の上限15億円、取得期間13年8月6日〜14年7月31日としている。

 株価の動きを見ると、概ね2200円〜2300円近辺のレンジで推移しながらも、徐々に水準を切り上げている。そして8月19日には前日比179円(7.78%)高の2479円まで急伸する場面があり、終値でも自己株式取得発表を好感して動意付いた8月5日の戻り高値2383円を突破した。モミ合いから上放れる動きのようだ。

■PER11〜12倍、利回り2%台、PBR0.7倍

 8月19日の終値2400円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS202円38銭で算出)は11〜12倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間52円で算出)は2.2%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS3241円85銭で算出)は0.7倍近辺である。

 週足チャートで見ると、13週移動平均線と26週移動平均線を突破して強基調へ回帰の形となった。指標面での割安感や需給面での自己株式取得も支援材料となり、5月13日の年初来高値2650円が視野に入るだろう。(ジャーナリスト&アナリスト水田雅展)

>>トシン・グループのMedia−IR企業情報
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 07:23 | アナリスト水田雅展の銘柄分析

【アナリスト水田雅展の銘柄分析】ヨコレイの今期は再増額の可能性、利益進捗率高い

 冷蔵倉庫大手のヨコレイ<2874>(東1)の株価は短期調整が一巡して強基調に回帰する動きのようだ。今期(13年9月期)再増額の可能性も支援材料だろう。

 冷蔵倉庫事業を主力として、水産品や畜産品などの食品販売事業も展開している。第4次中期経営計画(12年9月期〜14年9月期)では冷蔵倉庫事業の能力増強に150億円の設備投資を計画し、14年4月竣工予定で小樽市の石狩第二物流センター(仮称)、14年6月竣工予定で大阪市の夢洲物流センター(仮称)を新設する。ASEAN地域への事業展開も本格化して、13年中の稼動予定でタイ・ワンノイ第2物流センター(仮称)を建設中だ。食品販売事業でも九州の生産拠点(鹿児島など)の設備増強を進めている。

 8月9日に発表した今期第3四半期累計(12年10月〜13年6月)の連結業績は、前年同期比2.9%増収、同2.5倍営業増益、同2.3倍経常増益、同4.0倍最終増益だった。冷蔵倉庫事業は同5.8%増収、同11.2%営業増益(全社費用調整前)だった。貨物取扱量が堅調に推移してタイの子会社の収益拡大も寄与した。食品販売事業は同2.3%増収となり、畜産品の市況改善なども寄与して営業利益は黒字化した。

■今9月期は営業利益3.7倍、冷蔵倉庫事業で貨物取扱量が好調

 通期の見通しは前回予想(5月7日に増額修正)を据え置いて、売上高が前期比0.8%増の1120億円、営業利益が同3.7倍の40億円、経常利益が同3.2倍の40億円、純利益が同11.6倍の23億円としている。

 冷蔵倉庫事業で貨物取扱量が好調に推移し、食品販売事業では市況改善などの効果で営業損益が大幅に改善する。通期予想に対する第3四半期累計の進捗率は売上高が76.6%、営業利益が79.6%、経常利益が82.9%、純利益が87.7%と高水準である。再度の増額修正の可能性があるだろう。

■株価は800円台回復し本格出直り、利回り2.5%

 株価の動きを見ると、7月の戻り高値圏830円台から反落して760円台まで調整する場面があったが、足元では800円台を回復している。短期調整一巡して強基調に回帰する形だろう。転換社債型新株予約権付社債の発行(7月1日発表)で希薄化を警戒した動きは一巡し、第3四半期累計の好業績を評価する動きのようだ。

 8月19日の終値812円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS44円45銭で算出)は18〜19倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間20円で算出)は2.5%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS1068円19銭で算出)は0.8倍近辺である。

 日足チャートで見ると25日移動平均線を回復した。また週足チャートで見ると13週移動平均線を回復した。今期の収益改善や再増額の可能性に加えて指標面での低PBRも支援材料であり、26週移動平均線を突破すれば強基調への回帰を鮮明にするだろう。(ジャーナリスト&アナリスト水田雅展)

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提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 07:12 | アナリスト水田雅展の銘柄分析
2013年08月19日

【アナリスト水田雅展の銘柄分析】テラ株価は底打ち、週足で下ヒゲ足出現

 バイオベンチャーのテラ<2191>(JQS)の株価は目先的な調整が一巡したようだ。前週は1990円まで下げて終値は2349円の引けとなって週足で長い下ヒゲ足となった。これまでも、下ヒゲ足のあとは反発している。

 東京大学医科学研究所発のバイオベンチャーである。樹状細胞ワクチン療法を中心とした独自のがん治療技術を契約医療機関に提供する細胞治療技術開発事業と、医療機関などから受託する細胞加工施設の運営・保守管理サービスやCROなどの細胞治療支援事業を展開している。治療数に応じた収入などが収益柱で、前期(12年12月期)末時点の契約医療機関は全国29カ所(基盤提携医療機関11カ所、提携医療機関6カ所、連携医療機関12カ所)となっている。

■成長に向けた施策が着々、IPS医療分野にも展開

 成長に向けた施策を着実に実行している。4月にはiPS細胞を用いた再生医療実用化を目指す日本網膜研究所に出資し、5月にはがん新薬を中心とした治験支援事業「イメージングCRO」に新規参入するため子会社タイタンを設立した。

 7月にはアンジェスMG<4563>と子宮頸がんの前がん病変治療ワクチンの共同研究・開発の基本契約を締結した。さらに「免疫制御性樹状細胞の調整法およびその用途」に関する独占的実施権を取得し、樹状細胞の働きを活用した新技術によって自己免疫疾患およびアレルギー疾患に対する新たな免疫療法の開発を推進する。

 業績面では7月31日に今期(13年12月期)第2四半期累計(1月〜6月)および通期連結業期見通しの増額修正を発表した。そして8月6日に発表した第2四半期累計の連結業績は前年同期比7.0%増収、同11.3%営業減益、同15.3%経常減益、同27.5%最終減益だった。

 細胞治療技術開発事業が症例数の伸び悩みで同6.7%減収となり、成長戦略に向けた先行投資費用の増加で減益だったが、細胞治療支援事業は保守管理サービスの新規受注などが寄与して同48.2%増収となった。なお第2四半期(4月〜6月)の樹状細胞ワクチン療法の症例数は約340症例で、会社設立以降累計で約7000症例となった。

 通期の連結業績も成長に向けた先行投資負担で減益見通しだが、前回予想を増額修正して、売上高が前期比11.2%増の17億17百万円、営業利益が同29.9%減の1億55百万円、経常利益が同54.4%減の1億円、純利益が同78.4%減の21百万円とした。細胞治療支援事業における保守管理サービスの新規受注などが寄与して増収幅が広がり、減益幅が縮小する見込みだ。

■第2四半期の利益進捗率高い
 
 通期見通しに対する第2四半期累計の進捗率は売上高が50.4%、営業利益が91.6%、経常利益が132.0%、純利益が219.1%で、経常利益と純利益は通期見通しを超過達成している。通期再増額の可能性があるだろう。

 なお8月6日には北里研究所、8月12日には八九十会高尾病院と提携契約締結を発表し、契約医療機関は全国で31カ所となった。契約医療機関の増加に伴って症例数が増加し、中期的な成長が期待される。

 株価の動きを見ると、2500円〜3000円近辺での短期モミ合い展開から下放れる形となって、8月13日に1990円まで調整する場面があった。しかし6月27日の安値1500円まで下押すことなく反発し、8月16日には終値で2348円まで戻している。目先的な調整が一巡して反発が期待される。(ジャーナリスト&アナリスト水田雅展)

>>テラのMedia−IR企業情報
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 07:47 | アナリスト水田雅展の銘柄分析

【アナリスト水田雅展の銘柄分析】うかい上放れの気配、高額消費の伸びが追い風

 高級料理店うかい<7621>(JQS)の株価はボックス展開だが、上放れの気配を強めている。「週末・終足」では、1700円を挟んだモミ合いが5月から継続している。値高額消費の伸びが追い風であり、通期業績上振れ期待も支援材料だろう。

 飲食事業(高級和食・洋食店)を主力として、文化事業(箱根ガラスの森美術館)も展開している。新たな成長ステージに向けた戦略として、サービス力向上のための人材育成、製菓工房「アトリエうかい」の多面展開、和食店のお土産品強化、新業態の出店、海外企業との業務提携などを加速している。海外では、台湾・高雄市のFIHリージェントグループホテル内レストランのコンサルティング契約を締結した。実質的な海外初出店となる。

■第1四半期は前年同期比4.8%増収、営業利益41.4%増益

 8月9日に発表した今期(14年3月期)第1四半期の業績(非連結)は、前年同期比4.8%増収、同41.4%営業増益、同59.3%経常増益、同56.0%最終増益だった。主力の飲食事業では和食が同3.2%増収、洋食が都心店の好調などで同9.6%増収と伸びた。

 通期の見通しについては前回予想を据え置き、売上高が前期比1.0%増の118億09百万円、営業利益が同5.6%増の4億01百万円、経常利益が同60.8%増の3億42百万円、純利益が同61.2%増の2億76百万円としている。サービス力向上に向けた人件費増加などで営業利益は小幅増益の見込みだが、通期予想に対する第1四半期の進捗率は売上高が25.8%、営業利益が36.4%、経常利益が38.0%、純利益が19.9%と高水準である。通期上振れの可能性があるだろう。

■月次売上は好調続く、客単価アップ

 飲食事業の月次売上高(前年比、速報値)を見ると、全店ベース(既存店も同じ)で13年4月102.3%、5月108.4%、6月107.8%、そして7月102.9%である。7月は極端な猛暑などの影響もあって来客数が99.2%にとどまったが、客単価が103.7%で4月以降では最も高い伸びとなった。夏のボーナス増加などで高額消費が追い風となっているようだ。

 なお青山財産ネットワークス(旧船井財産コンサルタンツ)<8929>との資本提携解消に伴い、同社が保有する当社株式の一部を自己株式として取得する件については、7月23日に市場外の相対取引で36万9134株を取得して終了した。

 株価の動きを見ると、6月6日と7日に1600円まで調整する場面があったが、5月以降は概ね1650円〜1750円近辺のレンジでボックス展開のようだ。ただし7月29日に1738円、8月16日に1740円まで上伸する場面があり、上放れの気配を強めている。

 8月16日の終値1697円を指標面で見ると、今期予想PER(会社予想のEPS55円91銭で算出)は30倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間15円で算出)は0.9%近辺、実績PBR(前期実績のBPS809円98銭で算出)は2.1倍近辺である。週足チャートで見ると26週移動平均線がサポートラインとなって下値を切り上げている。きっかけ次第で上放れの動きを強め、3月の年初来高値1808円を試す可能性があるだろう。(ジャーナリスト&アナリスト水田雅展)

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提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 07:35 | アナリスト水田雅展の銘柄分析
2013年08月18日

【水田雅展の為替・株式相場展望】動き難い展開、9月の重要イベントに向けて思惑交錯

 来週(8月19日〜23日)の株式・為替相場は、お盆休暇明けで売買高の増加が期待されるが、9月に相次ぐ重要イベントに向けて思惑が交錯する。動き難い状況が続いて方向感がなく、外国為替市場は膠着感を強め、株式市場は先物次第で乱高下する可能性があるだろう。

 来週も主要経済指標の発表があるが、それ以上に9月に入ると4日〜5日の日銀金融政策決定会合、5日のECB(欧州中央銀行)理事会、5日〜6日のG20首脳会議、6日の米8月雇用統計、7日の20年夏季五輪開催地決定、9日の日本4〜6月期GDP改定値、17日〜18日の米FOMC(連邦公開市場委員会)と重要イベントが相次ぐ。日本の消費増税実施の最終判断や、米国の量的緩和縮小開始時期と縮小ペースの決定に関連し、今後の金融市場の方向性に大きな影響を与える重要イベントだ。

 前週はお盆休暇で薄商いの中、先物主導で乱高下して方向感に欠ける展開だった。12日朝発表の日本4〜6月期GDP速報値が年率換算2.6%増で市場予想の同3.6%増を下回り、週初は株安・円高のスタートとなった。その後は、法人税実効税率引下げを巡る一部報道や閣僚発言に振り回される形で乱高下した。米国で10年債利回りが2.8%台に上昇してドル・円相場が円安方向に傾く場面もあったが、主要経済指標が強弱入り混じる結果となって米国株が調整色を強めたことも弱材料だった。

■NYダウは金融緩和縮小を織込み中

 前週末16日の米国市場では、15日に比べてやや落ち着いた動きとなってダウ工業株30種平均株価は前日比30ドル72セント安と小幅な下落にとどまり、ドル・円相場は米長期金利上昇を受けて1ドル=97円50銭近辺でやや円安方向だった。ただしCME日経225先物(円建て)は1万3625円で大証終値比45円安となった。このため週初19日の日本市場はやや軟調スタートとなり、株式、為替ともに前週の流れを引き継ぐ形で方向感に欠ける動きとなりそうだ。

■消費税ジャッジには、なおマーケット心理は揺り動く

 そして金融市場の注目は、国内要因としては来年4月実施予定の消費増税に関する安倍晋三首相の最終判断、そして海外要因としては米FRB(連邦準備制度理事会)の量的緩和縮小開始時期と縮小ペースに集中しているため、9月の重要イベントに向けて動き難い状況が続く。

 消費増税に関する最終判断については、8月末に有識者の意見を聞き、9月9日発表の日本4〜6月期GDP改定値を確認したうえで、早ければ9月中に結論を出すというスケジュールの見込みだ。GDP改定値が大幅に上方修正されれば、予定どおりに消費増税実施との観測が強まり市場に安心感が広がることも期待されるが、逆に改定値が市場予想に届かなければ消費増税先送りに対する警戒感が一段と強まりかねず、この場合は株安・円高の動きが強まる。

 米FRBの量的緩和に関しては、米国債とMBS(住宅ローン担保証券)の合計で毎月850億ドル購入しているが、資産買い入れ規模の縮小を9月17日〜18日のFOMCで決定し、経済動向を睨みながら資産買い入れ規模を段階的に縮小していくという見方が優勢だ。ただし市場が資産買い入れ規模縮小だけでなく、量的緩和終了やゼロ金利解除までを一気に織り込みに行く可能性が警戒されている。9月6日の米8月雇用統計の結果次第では波乱の可能性があるだろう。

 さらに、大胆な規制改革に対する期待感はやや後退した形だが消費増税実施判断との関連でアベノミクス成長戦略第2弾、米FRBの今後の金融政策との関連で14年1月末に任期が切れるバーナンキ米FRB議長の後任人事問題も焦点となる。

 お盆休暇明けで売買高の増加が期待されるが、重要イベントに向けて動き難い状況が続くだけに、思惑が交錯して要人発言にも神経質な中で、先物次第で乱高下する可能性が高いだろう。物色面では引き続き好業績・好材料・好需給で値動きの出た銘柄の個別物色が中心となりそうだ。

 その他の注目スケジュールとしては、19日の日本7月貿易統計、日本6月景気動向指数CI改定値、20日の米7月シカゴ連銀全米活動指数、21日の日本景気動向指数研究会(第15景気循環の山谷決定)、米7月中古住宅販売、米FOMC7月30日〜31日開催分議事録発表、22日の中国8月製造業PMI速報値(HSBC)、ユーロ圏8月総合・製造業・サービス部門PMI速報値、米6月住宅価格指数、米7月景気先行指数(コンファレンス・ボード)、米8月製造業PMI速報値、23日の米7月新築一戸建て住宅販売などがあるだろう。

 その後は29日の米第2四半期GDP改定値、30日の日本7月全国・8月東京都区部消費者物価指数、日本7月家計調査、日本7月鉱工業生産速報値、ユーロ圏7月失業率、ユーロ圏8月消費者物価指数速報値、米7月個人所得・消費支出などが予定されている。(ジャーナリスト&アナリスト水田雅展)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 14:05 | アナリスト水田雅展の銘柄分析
2013年08月16日

【アナリスト水田雅展の銘柄分析】プラマテルズは「三点同値足」から底放れ、指標割安

 合成樹脂専門商社のプラマテルズ<2714>(JQS)の株価が調整一巡感を強めてきた。「終値」が3日連続400円となる「三点同値」の底入れ足となって15日は405円と底放れの展開となっている。指標面の割安感が強く、強基調への回帰が期待される。

 双日<2768>グループの合成樹脂原料・製品・関連機器の専門商社で、エンジニアリング系樹脂やスチレン系樹脂を主力としている。需要先を業種別に見るとOA・事務機器、家電・電子部品を中心として、建材、医療、自動車向けなど幅広い。高付加価値商材の拡販とともにタイ、インド、台湾などアジア市場への展開を加速している。

 7月26日に今期(14年3月期)第1四半期(4月〜6月)連結業績、および通期純利益の減額修正を発表している。第1四半期は前年同期比1.2%減収、同21.2%営業減益、同21.8%経常減益、同11.6%最終減益だった。全体として需要低迷が続いたようだ。なお通期純利益の減額修正は、厚生年金基金からの脱退に伴って脱退時特別掛金(試算値2億08百万円)を特別損失に計上するためだ。

■今3月期は予想下回るも増収増益

 通期の見通しは、純利益を前回予想から1億20百万円減額修正して、売上高が前期比4.3%増の580億円、営業利益が同6.4%増の8億70百万円、経常利益が同7.2%増の8億40百万円、純利益が同14.3%減の3億60百万円としている。エンジニアリング系樹脂の高付加価値商材が好調に推移する見込みだ。

 通期予想に対する第1四半期の進捗率は、売上高が24.2%、営業利益が19.3%、経常利益が19.2%、純利益が24.2%である。やや低水準だが、期後半には景気回復が追い風となり、前期低調だった家電製品や事務機器向けスチレン系樹脂の回復も期待されるだろう。

 株価の動きを見ると、6月安値366円をボトムに反発して7月には410円台まで水準を切り上げた。7月26日の通期純利益減額を嫌気する形で7月29日に380円まで調整する場面あったが、反応は一時的ですぐに400円近辺まで戻している。さらに8月15日には前日比5円(1.25%)高まで上伸した。

■PER9〜10倍、利回り3%台後半

 8月15日の終値405円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS42円11銭で算出)は9〜10倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間15円で算出)は3.7%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS795円07銭で算出)は0.5倍近辺である。週足チャートで見ると、足元で一旦割り込んでいた26週移動平均線を回復して調整一巡感を強めている。高配当利回り、低PBRで指標面の割安感が強く、強基調への回帰が期待される。(ジャーナリスト&アナリスト水田雅展)

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提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 07:55 | アナリスト水田雅展の銘柄分析

【アナリスト水田雅展の銘柄分析】キーウェアソリューションズは19%の急伸、黒字転換好感

 システム開発のキーウェアソリューションズ<3799>(東2)の株価が動意付いている。15日は60円高(19%高)の506円と急伸した。第1四半期(4月〜6月)の黒字化や指標面での割安感を材料視して一段高の可能性もあるだろう。

 システム開発事業(公共システム開発、ネットワークシステム開発)、総合サービス事業(システムインテグレーション、ITサービス、サポートサービス)、その他事業(機器販売など)を展開し、筆頭株主のNEC<6701>との連携により医療系分野や流通・サービス業分野へ事業領域を広げ、ERPやセキュリティ関連も強化している。

■第1四半期は営業利益、純益とも黒字転換

 7月31日に発表した今期(14年3月期)第1四半期の連結業績は、売上高が前年同期比4.7%増の36億57百万円で、営業利益は21百万円(前年同期は78百万円の赤字)、経常利益が3百万円(同94百万円の赤字)、純利益が27百万円(同93百万円の赤字)となり黒字化した。公共システム開発やシステムインテグレーションが好調に推移して、営業損益も改善した。

 通期見通しは前回予想を据え置いて、売上高が前期比7.8%増の176億円、営業利益が同11.9%増の6億円、経常利益が同0.8%増の5億30百万円、純利益が同9.2%減の5億30百万円としている。公共システム開発、ネットワークシステム開発、システムインテグレーションなどの好調が牽引し、プロジェクト管理徹底や事業構造改革の効果も寄与して増収営業増益の見込みだ。

 株価の動きを見ると、概ね300円台後半の水準でモミ合う展開だったが、8月8日に動意付き、8月9日には2営業日連続のストップ高で529円まで急騰した。その後一旦は400円台前半まで下落したが、8月15日にはストップ高で再動意の形となった。第1四半期の黒字化を材料視した可能性がありそうだ。

■PER8〜9倍、利回り2.0%で指標割安

 8月15日の終値506円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS62円33銭で算出)は8〜9倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間10円で算出)は2.0%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS679円20銭で算出)は0.7倍近辺である。6月上旬のように乱高下する傾向もあるが、6月3日の年初来高値532円が射程圏であり、指標面の割安感も材料視して一段高の可能性もあるだろう。(ジャーナリスト&アナリスト水田雅展)

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提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 07:41 | アナリスト水田雅展の銘柄分析

【アナリスト水田雅展の銘柄分析】トーソーは3ヶ月ぶりの600円へ接近、指標割安

 カーテンレールやブラインド大手のトーソー<5956>(東2)の15日株価は陽線足となって3ヶ月ぶりとなる600円へ接近している。指標面の割安感も支援材料として強基調への回帰が期待されるだろう。

 カーテンレールやブラインド類の室内装飾関連事業を主力として、ステッキなどの介護用品事業も展開している。中期戦略としては、国内市場向け新商品開発のスピードアップ、非住宅物件の獲得、海外での大型案件獲得、インドネシア生産子会社の機能拡大、原価低減や総費用低減、新規領域としての介護用品事業の拡大を掲げている。

 7月31日に発表した今期(14年3月期)第1四半期(4月〜6月)の連結業績は、売上高が前年同期比5.4%増の50億63百万円で、営業利益は21百万円の赤字(前年同期は2百万円の黒字)、経常利益は30百万円の赤字(同11百万円の赤字)、そして純利益は42百万円の赤字(同27百万円の赤字)だった。新設住宅着工戸数が堅調に推移したことに加えて、展示会開催などの営業強化策も奏功して増収だったが、配送費、人件費、販売促進費などの増加で営業赤字だった。

■今3月期は5.1%増収、営業利益47.5%増益

 通期見通しは前回予想を据え置いて、売上高が前期比5.1%増の235億円、営業利益が同47.5%増の13億円、経常利益が同39.2%増の12億円、純利益が同58.5%増の6億50百万円としている。異次元金融緩和や消費増税前駆け込み需要が追い風となって、新設住宅着工戸数や住宅リフォーム需要は高水準に推移している。さらに省エネ意識の高まりも背景として、遮光・遮熱効果の高いカーテンレールやブラインドが好調である。高付加価値製品の好調、新製品の積極投入、営業強化などの効果で好業績が期待される。

 株価の動きを見ると、7月中旬には戻り高値圏の470円台まで水準を切り上げた。その後、第1四半期の営業赤字を嫌気する形で8月1日に421円まで調整する場面があったが、すぐに反発して足元では450円〜460円近辺に戻している。短期調整が一巡した形だろう。

■PER7〜8倍、PBR0.5倍

 8月15日の終値466円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS62円48銭で算出)は7〜8倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間10円で算出)は2.1%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS938円45銭で算出)は0.5倍近辺である。週足チャートで見ると足元で一旦割り込んでいた13週移動平均線を回復した。低PER、低PBRで指標面の割安感が強く、短期調整が一巡して強基調への回帰が期待される。(ジャーナリスト&アナリスト水田雅展)

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提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 07:39 | アナリスト水田雅展の銘柄分析

【アナリスト水田雅展の銘柄分析】フォーカスシステムズの株価は久々に25日線抜き反騰開始

 システム構築・運用のフォーカスシステムズ<4662>(JQS)の株価は、15日、久々に25日線を上抜き動意となって底値圏から反騰開始のようだ。

 公共関連・民間関連のシステム構築・保守・運用・管理サービスを主力として、セキュリティ機器関連事業も展開している。顧客別にはNTTデータ<9613>関連が3割〜4割、日本IBM関連が1割〜2割を占める主要顧客である。民間関連事業では、従来の関東・近畿圏に加えて、東海圏への拠点展開を進めている。

■第1四半期は前年同期比15.1%増収、黒字転換

 8月9日に発表した今期(14年3月期)第1四半期(4月〜6月)の業績(非連結)は、前年同期比15.1%増の29億26百万円で、営業利益が1百万円(前年同期は1億71百万円の赤字)、経常利益が0百万円の赤字(同1億66百万円の赤字)、純利益が0百万円の赤字(同73百万円の黒字)だった。セキュリティ関連機器で官公庁からの受注が増加して、僅かながらも営業黒字化した。

 通期の見通しは前回予想を据え置いて、売上高が前期比1.2%増の125億円、営業利益が同31.7%減の3億円、経常利益が同39.9%減の2億50百万円、純利益が同58.5%減の1億円としている。民間関連のインフラ系(ミドルウェアやネットワークなど)の受注が好調だが、インフラ系の人材育成、名古屋を中心とする東海圏への拠点展開など、先行投資負担で減益見込みだ。

 株価の動きを見ると、7月23日に601円、7月26日に600円まで急騰する場面があったが、概ね底値圏の500円〜530円近辺のレンジで推移している。ただし6月の年初来安値487円まで下押すことなく、終値ベースで500円を維持する展開が続いている。下値固めは完了しているようだ。また8月15日は全般悪地合の中で前日比18円(3.59%)高と続伸した。

■好利回り、PBR0.7倍

 8月15日の終値520円を指標面で見ると、今期予想PER(会社予想のEPS14円44銭で算出)は36倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間12円で算出)は2.3%近辺、実績PBR(前期実績のBPS703円26銭で算出)は0.7倍近辺である。週足チャートで見ると500円近辺で強力な下値支持線を形成した形だ。底値圏からの反騰が期待される。(ジャーナリスト&アナリスト水田雅展)

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提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 07:32 | アナリスト水田雅展の銘柄分析
2013年08月15日

【アナリスト水田雅展の銘柄分析】アルコニックスは下値固め完了感、6月以降、幾度も下値鍛錬

 非鉄金属専門商社のアルコニックス<3036>(東1)の株価は目先の下値固め完了感を強めている。6月以降、1800円どころの下値を幾度も見たことで安心感が台頭している。指標面に割安感があり、強基調への回帰が期待されるだろう。

 軽金属・銅製品、電子・機能材、非鉄原料、建設・産業資材などを取り扱う専門商社で、特にレアメタル・レアアースに強みを持っている。5月に発表した中期経営計画では、重点戦略として川上・川中・川下でのM&A推進、レアメタル・電子・機能材・リサイクル分野の強化を掲げ、16年3月期の経常利益50億円以上、純利益30億円以上、ROE13〜15%程度などを目標値としている。

 8月9日発表の今期(14年3月期)第1四半期(4月〜6月)の連結業績は前年同期比5.9%減収、同14.0%営業増益、同15.2%経常増益、同87.3%最終増益だった。レアメタル・レアアースの市況低迷やIT・家電製品向けの需要減少で減収だが、新規連結した産業機械用精密加工部品メーカーの大羽精研、アルミスクラップ販売の大阪アルミセンター、金属・化成品メーカーの米ユニバーティカル社が寄与して営業増益だった。経常利益は為替差損などで減益だったが、純利益は負ののれん発生益計上で大幅増益だった。

■第1四半期の営業利益2ケタ増益、通期予想に対し高い進捗率

 通期見通しは前回予想を据え置いて売上高が前期比16.5%増の1920億円、営業利益が同9.5%増の36億円、経常利益が同14.1%増の33億円、純利益が同57.3%増の22億50百万円としている。レアメタル・レアアースの市況低迷や顧客側での在庫調整などがマイナス要因だが、自動車関連やスマートフォン関連が好調に推移し、新規連結も寄与する。通期予想に対する第1四半期の進捗率は売上高が23.4%、営業利益が32.1%、経常利益が32.8%、純利益が61.2%と高水準である。

 株価の動きを見ると、7月中旬に一旦は2000円台を回復したが、反落して足元は1900円近辺で推移している。調整局面のようだ。ただし6月の安値圏1800円台前半まで下押す動きは見られない。下値固めが完了した可能性があるだろう。

■PER5〜6倍、利回り3%台、かなりの割安

 8月14日の終値1920円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS353円98銭で算出)は5〜6倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間60円で算出)は3.1%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS2414円98銭で算出)は0.8倍近辺である。週足チャートで見ると26週移動平均線近辺で下げ渋る形だ。指標面に割安感があり、強基調への回帰が期待される。(ジャーナリスト&アナリスト水田雅展)

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提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 08:45 | アナリスト水田雅展の銘柄分析

【アナリスト水田雅展の銘柄分析】アドアーズは早くも出直る、5日の高値後調整軽く

 アミューズメント施設運営のアドアーズ<4712>(JQS)の14日株価は8円高の240円と去る5日につけた年初来高値285円に接近している。カジノ関連のテーマ性や収益改善を評価して一段高の可能性があるだろう。

 アミューズメント施設運営事業、商業施設の設計・施工事業、不動産事業を展開し、筆頭株主のJトラスト<8508>との連携を強化して収益改善を進めている。13年2月には、Jトラストの子会社で戸建て住宅分譲のキーノート、アミューズメント機器用景品企画・販売のブレイクを子会社化し、Jトラストグループ内で建築・不動産事業とアミューズメント事業の中核を担う体制となった。

■アミューズメント施設運営事業の店舗数は64店舗、メダルジャンルが好調

 8月8日に発表した今期(14年3月期)第1四半期(4月〜6月)の連結業績は、売上高が54億26百万円、営業利益が2億82百万円、経常利益が2億62百万円、純利益が2億77百万円だった。アミューズメント施設運営事業の期末店舗数は64店舗となり、収益性の高いメダルジャンルが好調だった。なお前年同期の非連結業績との比較で見ると9.3%増収、2.9%営業増益、6.5%経常増益、3.5%最終減益だった。

 通期見通しは前回予想を据え置き、売上高が前期比15.0%増の230億円、営業利益が同2.6倍の11億円、経常利益が同2.7倍の10億円、純利益が同3.6倍の6億円としている。前期に実施した希望退職や不採算店舗閉鎖によるアミューズメント施設運営事業の収益改善に加えて、子会社化したキーノートとブレイクの通期寄与などを見込んでいる。通期見通しに対する第1四半期の進捗率は売上高が23.6%、営業利益が25.6%、経常利益が26.2%、純利益が46.2%と順調な水準である。

■今期は2ケタ増収、営業利益2.6倍

 月次売上動向を見ると、13年7月度のアミューズメント施設既存店売上高(前年比、速報値)は96.3%で、第1四半期(4月〜6月)の95.3%を上回った。猛暑などの天候不順がマイナス要因となったが、主力のメダルジャンルは新貸し出し単価の新規顧客への浸透などが寄与して前年水準を確保したようだ。

 7月には、ゲオが運営する店舗でのカプセル自動販売機設置・運営受託契約を解消し、設置した自動販売機本体(7690台)と景品をゲオに売却する基本合意書を締結している。これに伴って発生する特別利益1億08百万円を第2四半期(7月〜9月)に計上する。受託解消による事業収益への影響は軽微のようだ。また経営資源集中と事業整理の観点から、他顧客への設置・運営受託も解消を進めるようだ。

 株価の動きを見ると、水準を切り上げる展開が続いている。5月から7月中旬にかけては150円を挟むレンジで推移したが、7月中旬に動意付き、7月16日に239円まで急伸して4月の高値197円を突破した。さらに8月5日には年初来高値となる285円まで急伸している。その後は上げ一服の形だが200円台固めの動きだろう。

 8月14日の終値240円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS4円30銭で算出)は56倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間2円で算出)は0.8%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS72円98銭)は3.3倍近辺である。

 週足チャートで見るとやや過熱感を残しているが、日足チャートで見ると右肩上がりの25日移動平均線がサポートラインとなって、着実に下値を切り上げている。カジノ関連のテーマ性や収益改善を評価して一段高の可能性があるだろう。(ジャーナリスト&アナリスト水田雅展)

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提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 08:36 | アナリスト水田雅展の銘柄分析

エスプール 【アナリスト水田雅展の銘柄分析】

■エスプールは400円前後のモミ合い煮詰まる、上放れ濃厚

 人材サービスのエスプール<2471>(JQS)の株価は400円を挟んでモミ合い 展開だが、煮詰まり感を強めている。足元はレンジ上限に接近しており、きっかけ次第で上放れの可能性があるだろう。

 ロジスティクス関連やセールスプロモーション関連のアウトソーシングなどを受託するビジネスソリューション事業、コールセンター業務や携帯電話販売支援業務向け人材派遣・人材紹介などの人材ソリューション事業を展開している。成長分野への集中投資、拠点拡充、高付加価値サービス拡大などを積極推進する方針で、4月にはマーチャンダイジングサービスも開始した。既存事業とのシナジー効果が期待される。

■今期営業利益は65.8%増益、ネット通販市場拡大で

 今期(13年11月期)連結業績見通しについては売上高が前期比6.5%増の52億62百万円、営業利益が同65.8%増の80百万円、経常利益が同2.2倍の66百万円、純利益が50百万円(前期は30百万円の赤字)としている。ネット通販市場の拡大を追い風として、ビジネスソリューション事業のロジスティクス関連(発送代行サービスやセンター運営代行サービス)の受注が拡大する。増収効果や高付加価値サービス拡大効果などで営業損益も大幅に改善する見込みだ。

 通期予想に対する第2四半期累計(12年12月〜13年5月)の進捗率は売上高が49.4%、営業利益が73.8%、経常利益が78.8%、純利益が88.0%と高水準だった。ロジスティクス関連の発送代行サービス第2センター(茨城県つくば市)の開設が下期にずれ込み、費用計上もずれ込んだとして通期見通しを据え置いているが、ネット通販市場の拡大が追い風であり、ビジネスソリューション事業では障がい者雇用支援サービスも想定以上に好調である。通期増額の可能性があるだろう。

 株価の動きを見ると、8月8日に440円まで上伸する場面があったが、終値ベースで見れば概ね360円〜400円近辺のレンジでモミ合う展開だ。ただし煮詰まり感を強めており、レンジから上放れのタイミングが接近しているようだ。

 8月14日の終値400円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS19円47銭で算出)は20〜21倍近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS55円18銭で算出)は7倍近辺である。日足チャートで見ると25日移動平均線を挟んでモミ合う形だが、週足チャートで見ると右肩上がりの13週移動平均線がサポートラインとなっている。きっかけ次第でモミ合い上放れの可能性があるだろう。(ジャーナリスト&アナリスト水田雅展)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 08:00 | アナリスト水田雅展の銘柄分析
2013年08月14日

【アナリスト水田雅展の銘柄分析】大和小田急建設株価が急動意、公共投資セクターに人気高まる

 中堅ゼネコンの大和小田急建設<1834>(東1)の株価は12日に25円高の230円と200円前後のモミ合いを上放れた。13日は小休止だがが、太平洋セメントが高値更新となるなど公共投資関連セクターが注目される展開から上値が期待できる。消費増税による景気腰折れを防ぐための補正予算が思惑となって動意付く可能性もあるだろう。

 7月31日に発表した今期(14年3月期)第1四半期業績(非連結)は、受注高が116億44百万円、売上高が100億99百万円、営業利益が3億09百万円の赤字、経常利益が3億32百万円の赤字、純利益が1億85百万円の赤字だった。

 連結子会社を吸収合併して今期から非連結決算に移行したため単純比較はできないが、前年同期の連結業績は受注高が86億22百万円、売上高が126億06百万円、営業利益が6億90百万円の赤字、経常利益が6億91百万円の赤字、純利益が4億68百万円の赤字だった。実質的には減収ながら、コスト削減効果などで赤字幅が縮小した形だろう。受注高は大幅に増加しており好調のようだ。

 通期見通しは前回予想を据え置き、売上高が623億円(前期連結は633億95百万円)、営業利益が5億80百万円(同2億61百万円)、経常利益が4億90百万円(同2億35百万円)、純利益が2億円(同1億98百万円の赤字)としている。主要株主である大和ハウス工業<1925>や小田急電鉄<9007>関連の案件に加えて、社会インフラ補修・更新や建物耐震化工事などの受注増加が期待され、前期悪化した工事採算の改善、前期計上した棚卸資産評価損など特殊要因一巡も寄与するだろう。

 株価の動きを見ると、6月の安値187円をボトムに反発して水準を切り上げている。8月12日には前日比25円(12.20%)高の230円まで急騰する場面があり、5月の高値237円に接近した。終値でも210円台まで戻している。出直り歩調の展開だろう。

 8月13日の終値212円を指標面で見ると、今期予想PER(会社予想のEPS9円21銭で算出)は23倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間5円で算出)は2.4%近辺、実績PBR(前期の連結ベースの実績BPS527円14銭で算出)は0.4倍近辺である。

 週足チャートで見ると抵抗線だった13週移動平均線、および26週移動平均線を一気に突破した。強基調に回帰したようだ。補正予算などが思惑となって動意付く可能性もあるだろう。(ジャーナリスト&アナリスト水田雅展)

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提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 08:51 | アナリスト水田雅展の銘柄分析

【アナリスト水田雅展の銘柄分析】フライトシステムコンサルティングは調整の最終局面、下値水準に到達

 システム開発・運用・保守のフライトシステムコンサルティング<3753>(東マ)の株価が下値水準に到達、調整は最終局面といえる。今期(14年3月期)見通しの増額修正、収益改善見通しも支援材料に上値を試す可能性があるだろう。

 システム開発などのコンサルティング&ソリューション(C&S)事業と、電子決済ソリューションなどのサービス事業を展開し、スマートフォンを利用した法人向けソリューション強化、電子決済ソリューションの新製品投入、プロジェクト管理徹底などで収益改善に取り組んでいる。

 8月8日発表の第1四半期(4月〜6月)業績(非連結)は、売上高が3億38百万円(前年同期の連結ベースは1億68百万円)、営業利益が22百万円の赤字(同1億06百万円の赤字)、経常利益が31百万円の赤字(同1億10百万円の赤字)、純利益が20百万円の赤字(同1億11百万円の赤字)だった。サービス事業で前期受注の大型案件の売上計上などで実質的に大幅増収となり、赤字も大幅に縮小した。

■今3月期を増額修正、新製品のマルチ電子決済端末「インクレディスト」が好調

 通期見通しについては前回予想を増額修正して、売上高が19億円〜20億円(前期は9億96百万円)、営業利益が1億15百万円〜1億65百万円(同1億36百万円の赤字)、経常利益が1億円〜1億50百万円(同1億83百万円の赤字)、純利益が94百万円〜1億40百万円(同2億05百万円の赤字)とした。サービス事業で電子決済ソリューションの前期受注の大型案件が寄与するうえに、新製品のマルチ電子決済端末「インクレディスト」の売上が好調で期初計画を上回る見込みだ。

 なお3月には投資会社オーチャードコーポレーションに対する第三者割当増資で債務超過を解消し、6月には債務超過解消に伴って上場廃止に係る猶予期間入り銘柄から解除されている。また5月には、持株会社フライトホールディングスへの移行(10月1日予定)、株式分割(効力発生日10月1日で1株を100株に分割)、および単元株制度の採用(単元株式数100株)を発表している。

 株価の動きを見ると、6月から7月中旬にかけては2万円〜2万5000円近辺で推移したが、7月中旬に動意付いた。5月の高値3万7000円を一気に突破して7月23日には5万円台まで急騰した。その後7月29日に年初来高値となる5万4300円を付け、高値圏で乱高下の展開となっている。

 8月13日の終値4万2250円を指標面(株式100分割前)で見ると、今期予想PER(会社予想の中間値のEPS1394円00銭で算出)は30倍近辺、実績PBR(前期実績BPS1462円47銭で算出)は29倍近辺である。

 週足チャートで見ると過熱感を残しているが、今期の収益改善を評価して上値を試す可能性があるだろう。また日足チャートで見ると、足元では右肩上がりの25日移動平均線が接近している。上放れのタイミングのようだ。(ジャーナリスト&アナリスト水田雅展)

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【アナリスト水田雅展の銘柄分析】翻訳センター株価は上放れのタイミング、3000円前後固まる

 国内最大規模の翻訳会社である翻訳センター<2483>(JQS)の株価は、今期(14年3月期)好業績見通しを評価して出直り歩調に変化ないだろう。株価は3000円前後を固めている。

 特許・医薬・工業(IT関連)・法務・金融分野を中心として、企業向けなどに翻訳サービスを展開している。企業の知的財産権関連、新薬開発関連、新製品開発関連、海外展開関連、ディスクロージャー関連など需要は拡大基調である。

 12年8月には通訳・翻訳・国際会議運営のアイ・エス・エス(ISS)を子会社化し、13年6月にはアイタスからIT関連のローカライゼーション/マニュアル翻訳事業の一部を譲り受けるなど、業容を拡大している。ISSは6月に横浜で開催された「第5回アフリカ開発会議」の全体運営を担当するなど国際会議運営の実績は豊富である。アベノミクス成長戦略では30年までにアジア1の国際会議開催国となることも掲げており、活躍の場が一段と広がるだろう。

■第1四半期は49.8%増収、営業利益97.2%増益

 8月6日発表の第1四半期(4月〜6月)連結業績は前年同期比49.8%増収、同97.2%営業増益、同94.7%経常増益、同91.9%最終増益だった。主力の翻訳事業は医薬分野や金融分野の好調で同1.6%増収と堅調に推移した。さらに前期途中から連結対象となったISSグループの好調で派遣事業が同8.3倍増収となり、語学教育事業、国際会議運営事業、通訳事業も寄与した。

 通期の見通しは前回予想を据え置いて、売上高が前期比21.0%増の88億円、営業利益が同11.1%増の4億70百万円、経常利益が同11.1%増の4億70百万円、純利益が同9.0%増の2億40百万円としている。

 第1四半期の進捗率を見ると、通期見通しに対しては売上高が23.7%、営業利益が16.0%、経常利益が15.5%、純利益が15.4%と低水準だが、第2四半期累計(4月〜9月)に対しては売上高が50.8%、営業利益が53.6%、経常利益が52.1%、純利益が52.9%と順調な水準である。東京本部移転増床費用が発生し、人材採用などの先行投資負担もあるようだが、翻訳サービスの需要が拡大基調であり、ISSグループの通期連結なども寄与して好業績が期待される。

 株価の動き(4月1日付で株式100分割)を見ると、6月の安値圏から反発して水準を切り上げた。足元は3000円を挟むレンジで推移して戻り一服の形だが、8月13日には前日比141円(4.71%)高の3135円まで5営業日ぶりに大幅反発する場面があった。好業績を見直す動きだろう。

 8月13日の終値3105円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS142円40銭で算出)は22倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間45円で算出)は1.4%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS1459円64銭で算出)は2.1倍近辺である。日足チャートでは25日移動平均線、週足チャートでは26週移動平均線がサポートラインの形のようだ。出直り歩調に変化はなく、足元では自律調整が一巡して25日移動平均線から上放れのタイミングだろう。(ジャーナリスト&アナリスト水田雅展)

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【アナリスト水田雅展の銘柄分析】アールテック・ウエノ業績に再増額の可能性、レスキュラ点眼薬、アミティーザの好調

 創薬ベンチャーのアールテック・ウエノ<4573>(JQS)の株価は足元で戻り一服の形だが、今期(14年3月期)大幅増益見通しや再増額の可能性を評価して出直り本格化が期待される。

 緑内障・高眼圧症治療レスキュラ点眼薬の製造販売、および米スキャンポ社の便秘症治療薬アミティーザの受託製造を主力として、経営目標に16年3月期ROE10%以上を掲げている。

 新薬は網膜色素変性、ドライアイ、アトピー性皮膚炎関連の開発を進めている。4月には重症ドライアイに対する遺伝子組み換え人血清アルブミン(開発コードRU−101)点眼液の新薬臨床試験開始申請が米食品医薬品局(FDA)の承認を受け、5月には米スキャンポ社が欧州医薬品庁(EMA)からウノプロストンの網膜色素変性治療薬としてのオーファンドラッグ(希少疾病用医薬品)指定を受けた。

 また米スキャンポ社は、アミティーザの日本と欧州での販売承認取得、米国での追加新薬承認取得、米国でのレスキュラ点眼薬の上市など販売地域や適応の拡大戦略を推進している。4月には北米市場でのアミティーザに関して、オピオイド誘発性腸機能障害の追加新薬承認を取得した。

 8月12日に発表した第1四半期(4月〜6月)の業績(非連結)は、売上高が15億19百万円で前年同期比2.1倍の大幅増収となり、営業利益が4億57百万円、経常利益が5億02百万円、純利益が3億52百万円でいずれも大幅増益となった。製品別にはレスキュラ点眼薬が同88.9%増収、アミティーザが同2.2倍増収、研究開発支援サービスが同7.3%増収だった。

 通期見通しは7月16日に増額修正した前回予想を据え置いて売上高が前期比6.3%増の53億08百万円、営業利益が同32.3%増の12億85百万円、経常利益が同35.0%増の13億15百万円、純利益が同35.0%増の8億55百万円としている。レスキュラ点眼薬の薬価改定の影響一巡、アミティーザの販売好調に加えて、アミティーザの納入価格変更で期初計画を上回る見込みとなった。製品別にはレスキュラ点眼薬が同0.9%増収、アミティーザが同8.9%増収、研究開発支援サービスが同1.4%増収見込みだ。

 通期予想に対する第1四半期の進捗率は、売上高が28.6%、営業利益が35.6%、経常利益が38.2%、純利益が41.2%と高水準である。通期再増額の可能性があるだろう。

 株価の動き(7月1日付で株式200分割)を見ると、6月安値圏から急反発して2300円〜2500円近辺に水準を戻した。足元は再び2000円台を割り込んで戻り一服の形だが、第1四半期業績発表翌日の8月13日には前日比190円(10.17%)高の2059円まで急反発する場面があった。好業績を再評価する動きだろう。

 8月13日の終値1963円を指標面で見ると、今期予想PER(会社予想のEPS44円32銭で算出)は44倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間20円で算出)は1.0%近辺、実績PBR(前期実績に株式200分割を考慮したBPS423円33銭で算出)は4.6倍近辺である。週足チャートで見ると26週移動平均線近辺から反発してサポートラインを確認した形だろう。出直り本格化が期待される。(ジャーナリスト&アナリスト水田雅展)

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