[アナリスト水田雅展の銘柄分析]の記事一覧
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記事一覧 (12/16)【アナリスト水田雅展の銘柄分析】巴工業は調整一巡して出直り態勢、収益改善や低PBRに見直し余地
記事一覧 (12/16)【ジャーナリスト&アナリスト水田雅展】パイプドビッツはボックス展開に煮詰まり感、中期成長力に見直し余地
記事一覧 (12/16)【アナリスト水田雅展の銘柄分析】リンテックは底打ち近い、13週線乖離率がマイナス10%
記事一覧 (12/16)【アナリスト水田雅展の銘柄分析】ティムコは11月急伸後の調整中、低PBRに見直し余地
記事一覧 (12/15)【アナリスト水田雅展の株式&為替相場展望】円安の流れに変化なし、反応の鈍い日本株は米国株次第
記事一覧 (12/12)【アナリスト水田雅展の銘柄分析】メディアスホールディングスは週足・三角保合い上放れ、「病院手術室運営」好調
記事一覧 (12/11)【アナリスト水田雅展の銘柄分析】エイジアは急騰の過熱感解消、好業績評価して11月高値試す
記事一覧 (12/11)【アナリスト水田雅展の銘柄分析】アーバネットコーポレーションは調整一巡感、通期ベースの好業績に見直し余地
記事一覧 (12/11)【アナリスト水田雅展の銘柄分析】ネットワークバリューコンポネンツは久々の大きい陽線足、本格出直り開始
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記事一覧 (12/10)【アナリスト水田雅展の銘柄分析】トレジャー・ファクトリーは中段モミ合い煮詰まる、11月既存店売上の好調も評価
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記事一覧 (12/09)【アナリスト水田雅展の銘柄分析】第一実業は水準切り上げて出直り本格化、指標面の割安感に見直し余地
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記事一覧 (12/09)【アナリスト水田雅展の銘柄分析】システム情報はIPO人気一巡だが、調整のほぼ最終局面
2013年12月16日

【アナリスト水田雅展の銘柄分析】巴工業は調整一巡して出直り態勢、収益改善や低PBRに見直し余地

 化学機械メーカーの巴工業<6309>(東1)の株価は、調整が一巡して出直り態勢のようだ。設備投資需要回復に伴う収益改善に加えて、低PBRにも見直し余地があるだろう。

 遠心分離機械を中心とする機械製造販売事業、合成樹脂や化学工業薬品などを中心とする化学工業製品販売事業を2本柱としている。中国ではコンパウンド加工事業も展開し、13年11月には中国の連結子会社・星科工程塑料が収益立て直しに向けて、テクノポリマーおよび日本カラリングとの間の資本・業務提携を解消し、テクノポリマーおよび日本カラリングの出資持分をすべて譲り受けた。

 12月12日発表の前期(13年10月期)連結業績は、売上高が前々期比8.2%減の381億76百万円、営業利益が同38.1%減の15億16百万円、経常利益が同35.5%減の16億80百万円、純利益が同48.0%減の8億41百万円だった。配当については年間45円(期末一括)で前々期比5円増配とした。

 セグメント別に見ると、機械製造販売事業は売上高が同24.4%減の93億16百万円、営業利益が同59.1%減の5億27百万円だった。国内の官需、北米の遠心分離機械、中国の砥粒回収装置などの受注が低調だった。化学工業製品販売事業は売上高が同1.3%減の288億59百万円、営業利益が同14.6%減の9億88百万円だった。汎用樹脂、半導体製造用各種セラミックス・金属材料などの需要が低調だった。中国でのコンパウンド事業の不振も利益を圧迫した。

 今期(14年10月期)見通しは売上高が前期比8.2%増の413億円、営業利益が同27.3%増の19億30百万円、経常利益が同22.0%増の20億50百万円、純利益が同42.7%増の12億円としている。機械製造販売事業は北南米の石油化学分野への販路拡大などで同29.9%増収、化学工業製品販売事業は東南アジアでの新規開拓などで同1.2%増収の計画だ。設備投資需要の回復で収益改善が期待されるだろう。なお配当については、年間ベースでは45円(第2四半期末22円50銭、期末22円50銭)で前期と同額だが、第2四半期末に中間配当を実施する。

 株価の動きを見ると、戻り高値圏の1700円近辺から反落してやや軟調展開となり、11月以降は概ね1500円〜1550円近辺で推移していたが、12月6日の1496円をボトムに反発した。12月13日には前日比41円(2.63%)高の1600円まで戻す場面があった。今期好業績見通しも好感して、調整が一巡したようだ。

 12月13日の終値1580円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS120円26銭で算出)は13〜14倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間45円で算出)は2.9%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS2340円34銭で算出)は0.7倍近辺である。日足チャートで見ると戻りを押さえていた75日移動平均線を突破した。また週足チャートで見ると26週移動平均線を突破する動きを強めている。調整が一巡して出直り態勢のようだ。依然として低PBRにも見直し余地があるだろう。(ジャーナリスト&アナリスト水田雅展)

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提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 07:26 | アナリスト水田雅展の銘柄分析

【ジャーナリスト&アナリスト水田雅展】パイプドビッツはボックス展開に煮詰まり感、中期成長力に見直し余地

 パイプドビッツ<3831>(東マ)の株価はボックス展開が続いているが、下値を着実に切り上げて煮詰まり感も強めている。中期成長力に見直し余地があり、第3四半期累計(9月〜11月)業績発表が接近して動意付く可能性もあるだろう。

 情報資産プラットフォーム「スパイラル」を基盤として、情報資産プラットフォーム事業(データ管理などのクラウドサービス提供)、広告事業(アフィリエイトASP一括管理サービスなど)、ソリューション事業(アパレル・ファッションに特化したECサイト構築・運営受託、子会社ペーパーレススタジオジャパンのBIMコンサルティング事業など)を展開している。

 情報資産プラットフォーム事業は政治・選挙関連、アパレル・ファッション関連、美容師関連、会計関連、薬剤・医療材料関連、地域密着型SNS関連、建築情報関連などに事業領域を広げている。政治・選挙関連はアイドルグループAKB48の選抜総選挙や政治・選挙プラットフォーム「政治山」を運営している。ECサイト構築・運営受託もネット通販市場拡大を追い風として成長が期待される分野だ。

 今期(14年2月期)連結業績見通しは売上高が30億円、営業利益が7億円、経常利益が7億円、純利益が4億20百万円としている。前期の非連結業績との比較で34.2%増収、2.1倍営業増益、2.2倍経常増益、2.3倍最終増益となる。情報資産プラットフォーム事業では「スパイラル」の新バージョン投入効果に加えて、クラウド型会計ソフト「ネットde会計」「ネットde青色申告」も寄与する。有効アカウント数は増加基調であり、情報資産プラットフォーム事業が牽引して好業績が期待されるだろう。

 株価の動きを見ると、ネット選挙関連人気一巡後の調整局面で、8月中旬以降は概ね1500円〜2000円近辺のボックス展開が続いている。ただし9月2日の安値1383円をボトムとして10月8日の1502円、11月11日の1600円、12月6日の1711円と下値を着実に切り上げ、足元では概ね1700円〜1800円近辺で推移して煮詰まり感を強めている。

 12月13日の終値1716円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS55円52銭で算出)は31倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間17円で算出)は1.0%近辺、実績PBR(非連結ベースの前期実績BPS228円91銭で算出)は7.5倍近辺である。週足チャートで見ると、13週移動平均線がサポートラインとなって下値を切り上げている。調整一巡して上放れのタイミングが接近しているようだ。(ジャーナリスト&アナリスト水田雅展)

>>パイプドビッツのMedia−IR企業情報
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 07:24 | アナリスト水田雅展の銘柄分析

【アナリスト水田雅展の銘柄分析】リンテックは底打ち近い、13週線乖離率がマイナス10%

 粘着製品大手のリンテック<7966>(東1)の株価は高値圏から反落して軟調展開となったが、今期(14年3月期)好業績見通しであり、特に悪材料は見当たらない。目先的には売られ過ぎ感も強めており、反発のタイミングだろう。

 高度な粘着応用技術と表面改質技術(粘着剤や表面コート剤の開発・配合・塗工技術)に強みを持ち、印刷材・産業工材関連(シール・ラベル用粘着フイルム、ウインドーフイルム、太陽電池用バックシート、自動車用・工業用特殊粘着製品など)、電子・光学関連(半導体製造用粘着テープ、タッチパネル用シート材、液晶用偏光・位相差フイルム粘着加工など)、洋紙・加工材関連(カラー封筒用紙、粘着製品用剥離紙・剥離フイルム、炭素繊維複合材料用工程紙など)の分野に幅広く事業展開している。

 今期の連結業績見通しは、売上高が前期比10.0%増の2100億円、営業利益が同42.0%増の150億円、経常利益が同36.6%増の150億円、純利益が同36.7%増の105億円としている。印刷用粘着製品や太陽電池用バックシートがやや低調だが、スマートフォンやタブレット関連、さらにNISA特需に伴うカラー封筒用紙などが好調であり、営業外での為替差益も寄与する。通期見通しに対する第2四半期累計(4月〜9月)の進捗率も概ね順調な水準だ。想定為替レートは1米ドル=92円と保守的であり、期後半に向けての需要拡大も考慮すれば好業績が期待される。

 株価の動きを見ると、10月17日の年初来高値2157円から反落してやや軟調展開となった。12月13日には6月28日(1719円)以来の安値水準となる1727円を付ける場面があった。特に悪材料は見当たらないが利益確定売りが続いているようだ。ただし12月13日は終値で1780円まで戻している。調整が一巡した可能性があるだろう。

 12月13日の終値1780円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS140円57銭で算出)は12〜13倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間42円で算出)は2.4%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS1909円57銭で算出)は0.9倍近辺である。

 週足チャートで見ると、26週移動平均線に続いて52週移動平均線も割り込んで調整局面の形だ。ただし、13週線とのマイナス乖離率が10%に拡大、日足チャートでも25日移動平均線に対するマイナス乖離率が広がり、売られ過ぎ感も強めている。指標面に割高感はなく反発のタイミングだろう。(ジャーナリスト&アナリスト水田雅展)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 07:17 | アナリスト水田雅展の銘柄分析

【アナリスト水田雅展の銘柄分析】ティムコは11月急伸後の調整中、低PBRに見直し余地

 フィッシング用品やアウトドア用品のティムコ<7501>(JQS)の株価は、足元でやや軟調展開となったが、ボックスレンジ下限に到達して下値を確認した形だ。反発のタイミングだろう。低PBRに見直し余地があり、きっかけ次第で動意付く可能性がありそうだ。

 フィッシング用品やアウトドア用品の企画・開発・販売を展開している。フィッシング用品は一部地域で放射線風評被害の影響を残しているが、アウトドアブームも追い風として、アウトドア衣料ブランド「フォックスファイヤー」の商品力強化や、直営店舗「フォックスファイヤーストア」の収益力向上に取り組んでいる。

 前期(13年11月期)業績(非連結)見通し(7月3日に減額修正)は売上高が前々期比4.5%増の29億29百万円、営業利益が23百万円(前々期は6百万円の赤字)、経常利益が29百万円(同3百万円の黒字)、純利益が10百万円(同79百万円の赤字)としている。第3四半期累計(12年12月〜13年8月)は悪天候の影響、一部在庫品の値下げ販売、アウトドア直営店出店に伴う販管費増加などで営業損益が悪化したが、通期ベースでは挽回が期待される。

 来期(14年11月期)については、富士山の世界文化遺産登録や20年東京夏季五輪開催決定の効果で、登山・アウトドア・スポーツ関連ブームの盛り上がりが期待され、さらに福島第一原発の汚染水問題が解決に向けて動き出せば、放射線風評被害の影響を受けていたフィッシング関連の需要回復に繋がるだろう。収益改善が期待されそうだ。

 株価の動きを見ると、11月21日に動意付いて前日比49円(8.45%)高の629円まで急伸する場面があったが、人気が続かず急反落した。さらに11月期末配当権利落ちも影響して、12月12日には551円まで調整する場面があった。ただし7月〜8月の安値圏550円近辺にタッチして下値を確認した形だろう。

 12月13日の終値560円を指標面で見ると、前期推定PER(会社予想EPS3円55銭で算出)は158倍近辺、前期推定配当利回り(会社予想の年間12円で算出)は2.2%近辺、実績PBR(前々期実績BPS2374円43銭で算出)は0.2倍近辺である。週足チャートで見ると、時折動意付く場面があるが、大勢としては550円〜600円近辺でのボックス展開であり、足元ではレンジ下限に到達して反発のタイミングのようだ。低PBRにも見直し余地があるだろう。(ジャーナリスト&アナリスト水田雅展)

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提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 07:13 | アナリスト水田雅展の銘柄分析
2013年12月15日

【アナリスト水田雅展の株式&為替相場展望】円安の流れに変化なし、反応の鈍い日本株は米国株次第

<株式&為替相場展望>(16〜20日)

 来週(12月16日〜20日)の株式・為替相場は、大勢として円安基調に変化はないが、日本株は当面は米国株睨みの展開だろう。米国株はと言えば、17日〜18日に開催される米FOMC(連邦公開市場委員会)後の声明に向けて思惑が交錯しそうだ。また米FRB(連邦準備制度理事会)の金融政策に対する不透明感も浮上しているだけに、米国株が金融相場から業績相場へ順調にシフトするかどうかが、日本株にとっての焦点であることにも変化はない。

 米国株は6日発表の米11月雇用統計が市場予想以上に強い内容だったことを受けて大幅上昇し、米FRBのテーパリング(量的緩和縮小)開始をほぼ織り込んだとの見方が一旦は広がったが、11日以降は一転して軟調な展開となって調整色を強めたため、テーパリング開始に伴う調整局面入り警戒感も再浮上している。

 米FRBの次期副議長にスタンレー・フィッシャー前イスラエル中銀総裁の就任観測が浮上(11日にブルームバーグとイスラエルのテレビ局が報道)したことで、FRBの金融政策に不透明感が増したことが一因との見方もある。フィッシャー氏は「タカ派」ではないが、イエレン次期FRB議長が導入を目指すフォワード・ガイダンスの有効性に慎重な姿勢を示しているため不透明感に繋がったようだ。そして超党派の財政協議の合意を踏まえた修正予算決議案を12日に米議会下院が賛成多数で可決し、週明けにも上院が可決して成立の見通しとなったこともあり、12月のテーパリング開始観測が強まっている。

 今年12月か来年3月かとテーパリング開始時期が前後することは、もはや問題ではないとの見方も優勢になりつつあるが、実際に12月にテーパリング開始を決定した場合は、目先的に市場が大きく反応する可能性が高いだろう。為替については、テーパリング見送りの場合に一時的にドル安・円高方向に傾きそうだが、基本的にはテーパリング開始でドル高・円安が加速との見方が大方のシナリオだ。ただし米国株に関しては、テーパリング開始でアク抜け感につながるのか、米長期金利上昇を嫌気して調整局面入りするのかの判断が難しい。新興国市場への影響も含めて、世界的にリスクオフの状況に繋がるかどうかも焦点だ。

 そして13日にドル・円相場が5月高値を突破したにもかかわらず、反応が鈍く盛り上がりに欠ける日本株が、為替の動きに反応するのか、それとも米国株の動きに反応するのかの判断も難しい。このため18日の声明発表まで模様眺めの展開となりそうだ。また19日〜20日の日銀金融政策決定会合に関しては、追加緩和の可能性が小さいだけに材料視され難いだろう。物色面では中小型株中心の個別材料物色となりそうだが、信用売り残が高水準の銘柄の踏み上げの動きに注目しておきたい。

 その他の注目スケジュールとしては16日の日銀短観12月調査、中国12月HSBC製造業PMI速報値、ユーロ圏12月総合・製造業・サービス部門PMI速報値、米11月鉱工業生産・設備稼働率、17日の独12月ZEW景気期待指数、米11月消費者物価指数、米12月住宅建設業者指数、米7〜9月期経常収支、18日の日本11月貿易統計、中国11月70都市住宅価格指数、独12月IFO業況指数、米11月住宅着工件数、19日のユーロ圏11月経常収支、米11月中古住宅販売件数、米11月景気先行指数(コンファレンス・ボード)、米12月フィラデルフィア地区連銀業況指数、19日〜20日のEU首脳会議、20日の独1月GfK消費者信頼感指数、英7〜9月期GDP確報値、米7〜9月期GDP確報値などがあるだろう。

 その後は1月21日〜22日の日銀金融政策決定会合、1月28日〜29日の米FOMCなどが予定されている。(ジャーナリスト&アナリスト水田雅展)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 18:16 | アナリスト水田雅展の銘柄分析
2013年12月12日

【アナリスト水田雅展の銘柄分析】メディアスホールディングスは週足・三角保合い上放れ、「病院手術室運営」好調

 医療機器販売のメディアスホールディングス<3154>(JQS)の株価は、調整が一巡して出直りの動きを強めている。

 医療機器・医療材料の販売・メンテナンス事業を主力として、介護・福祉機器の販売・レンタル事業も展開している。医療機関への医療機器・医療材料の提供にとどまらず、手術室業務支援ソフトウェア「サージレーン」や、医療材料データベース・医療材料分析サービス「メッカル」の提案など、複合的サービスを提供して収益基盤を強化している。

 手術室業務支援ソフトウェア「サージレーン」は、効率の良い病院手術室運営を提案して機器・備品売上の拡大を図るもので、12年12月のリリース後13年7月時点での導入施設数が大病院を中心に8施設となった。当面は年間5施設程度の導入を目指す方針だ。また医療材料データベース・医療材料分析サービス「メッカル」は、医療材料価格の最適化を支援するツールで78施設に導入済みだ。

 首都圏エリアの営業を強化するとともに、M&Aも活用して営業エリアを拡大している。13年7月に秋田医科器械店(秋田県秋田市)を完全子会社化した。11月20日には、ジオット(福島県郡山市)を完全子会社化する基本合意書の締結を発表した。株式取得は14年7月上旬の予定である。8月に発表したインドにおける鴻池運輸<9025>との医療データベース合弁会社については、11月13日に現地関連当局から設立の認可を受けた。インドにおける新しい医療物流プラットフォームの構築を目指す。

 今期(14年6月期)連結業績見通しについては、売上高が前期比6.3%増の1425億円、営業利益が同3.8%増の14億10百万円、経常利益が同1.8%増の17億50百万円、純利益が同6.0%増の9億50百万円としている。放射線機器や内視鏡等診断機器の備品販売が好調であり、首都圏エリアでの営業強化、秋田医科器械店の新規連結なども寄与して増収増益見込みだ。

 第1四半期(7月〜9月)は大型新築案件一巡や人件費増加などで営業減益だったが、売上高、利益ともに計画を上回る水準だった。自治体病院関連の設備検収が第3四半期(1月〜3月)に集中することに加えて、期後半に向けて営業強化の効果なども期待される。

 株価の動きを見ると、第1四半期の営業減益も嫌気する形で11月13日の2400円まで調整したが、9月安値2350円を割り込まずに急反発した。12月8日には2860円まで上伸する場面があった。失望売りが一巡して下値を確認した形だろう。

 12月11日の終値2810円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS333円68銭で算出)は8〜9倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間80円で算出)は2.8%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS2269円97銭で算出)は1.2倍近辺である。週足チャートで見ると、7月以降は概ね2400円〜2900円近辺でボックス展開だが、足元では26週移動平均線を突破して調整が一巡した形だろう。ボックス上放れて出直りの動きが本格化しそうだ。(ジャーナリスト&アナリスト水田雅展)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 07:12 | アナリスト水田雅展の銘柄分析
2013年12月11日

【アナリスト水田雅展の銘柄分析】エイジアは急騰の過熱感解消、好業績評価して11月高値試す

 メール配信ソフトのエイジア<2352>(東マ)の株価は、急騰の過熱感が解消して再動意の構えを見せている。今期(14年3月期)好業績を評価して、11月18日に付けた年初来高値を試す流れだろう。

 自社開発CRMアプリケーションソフト「WEBCAS」シリーズなどのアプリケーション事業を主力として、マーケティングコンサルティングなどのサービスソリューション事業にも事業領域を広げている。「WEBCAS」シリーズは大手企業を中心に1600社以上の採用実績があり、ミック経済研究所の「クラウドサービス市場の現状と展望2013年度版」では、メール配信システム「WEBCAS e−mail」クラウド版が、12年度メール配信クラウド市場で3年連続の売上伸長率1位となった。

 クラウドサービス関連、Eコマース売上アップソリューション関連を強化する方針で、M&A・アライアンス戦略も推進している。12年4月にECサイト構築・運営事業拡大に向けてシステムインテグレータ<3826>、12年12月にメールマーケティングコンサルティング事業拡大に向けてメールマガジン制作・運用支援のグリーゼと資本・業務提携した。さらに13年10月には、メールマガジンの戦略立案・企画・制作・分析サービス事業を展開するFUCAを子会社化した。

 なお12月9日には、名古屋を本拠とするWeb制作会社タービン・インタラクティブと、自社開発メール配信システム「WEBCAS e−mail」を活用したメールマーケティングサービスの共同提供を開始すると発表した。

 今期はFUCAを子会社化したことに伴って第3四半期(10月〜12月)から連結決算に移行する。業績見通しは非連結ベースの期初計画を据え置いて売上高が前期比15.5%増の9億円、営業利益が同25.6%増の1億70百万円、経常利益が同21.1%増の1億70百万円、純利益が同2.0倍の1億円としている。

 主力のアプリケーション事業では、利益率が高くストック型収益となるクラウドサービスが好調に推移する。通期見通しに対する非連結ベースの第2四半期累計(4月〜9月)進捗率は売上高が52.2%、営業利益が62.4%、経常利益が62.4%、純利益が62.0%と高水準であり、通期増額の可能性があるだろう。

 株価の動きを見ると、急騰して付けた11月18日の年初来高値1590円から一旦反落し、11月25日の1190円まで調整したが、切り返して足元では1400円台まで戻している。目先的な過熱感が解消して上値を試す動きのようだ。好業績を評価して水準を切り上げる流れに変化はないだろう。

 12月10日の終値1419円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想のEPS53円73銭で算出)は26〜27倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間9円で算出)は0.6%近辺、実績PBR(非連結ベースの前期実績BPS376円71銭で算出)は3.8倍近辺である。日足チャートで見ると25日移動平均線、週足チャートで見ると13週移動平均線がサポートラインとなって強基調の形だ。11月18日の高値を試すだろう。(ジャーナリスト&アナリスト水田雅展)

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提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 08:04 | アナリスト水田雅展の銘柄分析

【アナリスト水田雅展の銘柄分析】アーバネットコーポレーションは調整一巡感、通期ベースの好業績に見直し余地

 投資用マンションのアーバネットコーポレーション<3242>(JQS)の株価は調整一巡感を強めている。消費増税後の反動が警戒されている可能性もありそうだが、投資用マンションの市場が拡大しており、今期(14年6月期)好業績を見直す動きが強まるだろう。

 東京23区で投資用・分譲用マンションの開発・販売事業を展開している。マンションに対する投資・購入マインドは旺盛であり、REITやファンドによる投資用マンションの購入も活発化している。20年東京夏季五輪も追い風となって投資用マンションの市場拡大が予想される。

 今期の業績(非連結)見通しは売上高が前期比41.0%増の100億円、営業利益が同36.6%増の10億35百万円、経常利益が同35.3%増の8億50百万円、純利益が同7.7%増の7億80百万円としている。着工中の投資用ワンルームマンション12棟590戸のうち464戸、共同事業による土地転売2物件などの販売を予定している。人件費や資材価格の上昇がコストアップ要因だが、販売面では高額物件を中心に好調が続いているようだ。第1四半期(7月〜9月)は売上計上予定物件が少なく大幅減収減益だったが、通期ベースでは好業績が期待される。

 株価の動き(7月1日付で株式200分割)を見ると、上値を切り下げて調整局面が続いている。11月12日には259円まで調整する場面があった。消費増税後の反動が警戒されている可能性もありそうだ。しかし8月29日の安値249円まで下押すことなく、足元は280円近辺で推移して調整一巡感を強めている。

 12月10日の終値280円を指標面で見ると、今期予想PER(会社予想のEPS37円79銭で算出)は7〜8倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間7円50銭で算出)は2.7%近辺、実績PBR(前期実績のBPS128円12銭で算出)は2.2倍近辺である。週足チャートで見ると13週移動平均線が戻りを抑える形だが、一方では下値を切り上げる動きも見せている。調整のほぼ最終局面だろう。(ジャーナリスト&アナリスト水田雅展)

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提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 08:00 | アナリスト水田雅展の銘柄分析

【アナリスト水田雅展の銘柄分析】ネットワークバリューコンポネンツは久々の大きい陽線足、本格出直り開始

 ネットワーク関連製品のネットワークバリューコンポネンツ<3394>(東マ)の株価は調整が一巡して動意の構えを見せている。今期(13年12月期)減額修正に対する失望売りが一巡し、来期(14年12月期)の収益改善期待で10月急騰の再現の可能性もあるだろう。

 セキュリティ、モバイル、クラウド、サービスを重点分野として、ネットワーク関連製品の輸入販売・運用・保守事業を展開し、新規事業としてコンテンツ配信分野にも取り組んでいる。13年5月に新日鉄住金ソリューションズ<2327>と資本・業務提携し、13年8月には米ニクサン社のネットワーク監視ソリューション製品に関する販売代理店契約、13年10月にはカナダのノビフロー社が開発したオープンフロー関連製品の国内独占販売代理店契約を締結した。アライアンス戦略も寄与して事業基盤強化が期待される。

 今期連結業績見通し(11月14日に減額修正)は売上高が前期比4.1%減の25億55百万円、営業利益が同63.2%減の45百万円、経常利益が同77.8%減の27百万円、純利益が同90.4%減の10百万円としている。無線LAN関連や監視サービスなどが堅調だが、全体として需要の伸びが鈍化し、低採算案件の増加や、子会社イノコスが予定していた期末大型案件の失注なども影響するようだ。

 なお11月14日に、株式分割と単元株制度の導入を発表している。13年12月31日を基準日(効力発生日14年1月1日)として1株を100株に分割し、1単元を100株とする。

 株価の動きを見ると、急騰して付けた10月30日の戻り高値30万円から急反落して、11月中旬以降は概ね17万円〜18万円の小幅レンジでモミ合う展開だったが、9月安値圏まで下押すことなく、12月10日は前日比1万100円(5.77%)高の18万5000円まで急伸した。今期減額修正に対する失望売り一巡して再動意の構えのようだ。

 12月10日の終値18万5000円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想連結EPS1122円49銭で算出)は165倍近辺、実績PBR(前期実績連結BPS3万0305円37銭で算出)は6倍近辺である。日足チャートで見ると75日移動平均線近辺でのモミ合いから上放れて、25日移動平均線を一気に回復した。週足チャートで見ても一旦割り込んだ26週移動平均線を回復する動きだ。10月急騰の再現の可能性もあるだろう。(ジャーナリスト&アナリスト水田雅展)

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提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 07:31 | アナリスト水田雅展の銘柄分析

【アナリスト水田雅展の銘柄分析】イワキは水準切り上げて4月高値試す流れ、指標面の割安感にも見直し余地

 医薬品・医薬品原料商社のイワキ<8095>(東1)の株価は水準切り上げの動きが続いている。足元は急伸後の上げ一服の局面だが、指標面の割安感にも見直し余地があり、4月の年初来高値を試す流れに変化はないだろう。

 1914年創業という歴史を持つ医薬品商社で、医薬品事業(医療用・一般用・動物用医薬品の製造・販売、調剤薬局の経営など)、医薬品原料・香粧品原料事業(医薬品・香粧品原料の製造・販売、化粧品のOEM製造など)、化成品事業(電子工業用薬品、表面処理用薬品、化成品などの製造・販売)、食品原料・機能性食品事業(食品原料の製造・販売、サプリメントのOEM製造など)、その他事業(医療機器の販売、化粧品の製造・販売など)を展開している。

 全国の医薬品卸・医療機関・ドラッグストアなどに医薬品や健康食品などを供給する卸売機能、国内外のメーカー・業者などを開拓して輸出入する商社機能に加えて、グループ内に岩城製薬(ジェネリック医薬品・医薬品原料、医療機関向け化粧品)やメルテックス(表面処理薬品)などのメーカー機能を併せ持つことが強みだ。3つの機能を連携して、ドラッグストア向けPB商品の提案などを強化している。

 前期(13年11月期)の連結業績見通しは、売上高が前々期比2.4%増の532億円、営業利益が同20.1%減の9億円、経常利益が同24.8%減の9億80百万円、純利益が同18.9%減の6億円としている。円安に伴って輸入原材料価格が上昇しているため、保守的な予想としている。ただし通期見通しに対する第3四半期累計(12年12月〜13年8月)の進捗率は売上高が72.8%、営業利益が88.3%、経常利益が91.9%、純利益が93.0%と高水準だった。ジェネリック医薬品の外皮用剤、ドラッグストア向け新規取扱商品、ジェネリック医薬品原料などが好調であり、通期増額の可能性があるだろう。

 さらに今期(14年11月期)については、医薬品事業と医薬品原料・香粧品原料事業の好調に加えて、前期はやや低調だった化成品事業と食品原料・機能性食品事業の収益も回復して、好業績が期待されるだろう。

 株価の動きを見ると水準切り上げの動きが続いている。11月の210円〜220円近辺での短期モミ合いから上放れて、12月4日には239円まで上伸して4月の年初来高値241円に急接近する場面があった。足元は急伸後の上げ一服の局面だが自律調整の範囲であり、出直り歩調に変化はないだろう。

 12月10日の終値220円を指標面で見ると、前期推定連結PER(会社予想の連結EPS17円76銭で算出)は12〜13倍近辺、前期推定配当利回り(会社予想の年間6円で算出)は2.7%近辺、実績PBR(前々期実績の連結BPS469円76銭で算出)は0.5倍近辺である。

 日足チャートで見ると、サポートラインの25日移動平均線が接近して目先的な過熱感が解消された。また週足チャートで見ると、13週移動平均線がサポートラインとなって水準を切り上げている。強基調の形だろう。指標面の割安感にも見直し余地があり、4月の年初来高値241円を試す流れに変化はないだろう。(ジャーナリスト&アナリスト水田雅展)

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提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 07:24 | アナリスト水田雅展の銘柄分析

【アナリスト水田雅展の銘柄分析】ミロク情報サービスは調整一巡して反発のタイミング接近、好業績や割安感に評価余地

 財務・会計ソフト開発のミロク情報サービス<9928>(東1)の株価は9月高値から反落して急騰の反動調整局面だったが、足元では調整一巡感を強めている。好業績や指標面の割安感に評価余地があり、反発のタイミングが接近しているようだ。

 会計事務所(税理士・公認会計士事務所)と、その顧問先企業である中堅・中小企業向けの業務用アプリケーションソフトの開発・販売、汎用サーバ・パソコン・サプライ用品の販売、保守サービス、経営情報サービス、コンサルティングサービスなどを展開している。システム導入契約売上とサービス収入が柱のストック型収益構造である。

 重点戦略としては、会計事務所とのパートナー関係強化、クラウドサービスの拡大、中小・ベンチャー企業を支援するビジネス情報サイト「bizocean」の拡充、BtoCビジネスへの参入(お金管理アプリの提供)などを掲げている。また13年10月には連結会計システム開発を手掛けるプライマルと資本業務提携した。個別会計から連結会計、企業情報開示、連結納税まで、グループ経営を広範囲にわたって支援するソリューション提供を強化する方針だ。

 今期(14年3月期)連結業績見通しについては売上高が前期比4.0%増の217億60百万円、営業利益が同4.6%増の23億80百万円、経常利益が同3.7%増の23億70百万円、純利益が同11.1%増の13億20百万円としている。3期連続の過去最高益見込みだ。広告宣伝費や販売促進費が増加するが、13年4月に投入した中小企業向け新ERPシステム「MJSLINK NX−T」や新規顧客開拓も寄与して、中堅・中小企業向けソフトウェア売上が増加し、ソフト保守サービス契約率が上昇してサービス収入も順調に増加する。

 第2四半期累計(4月〜9月)は2桁増益となり、通期見通しに対する進捗率は売上高が48.8%、営業利益が48.6%、経常利益が49.8%、純利益が51.1%で概ね順調な水準だ。消費増税やウインドウズXPサポート終了に伴う特需も考慮すれば、好業績が期待されるだろう。

 株価の動きを見ると、9月30日の年初来高値469円から反落して水準を切り下げ、急騰の反動調整局面となった。ただし急騰前の水準まで下押す動きは見られず、11月以降は概ね380円〜400円近辺の小幅レンジで推移して調整一巡感を強めている。

 12月10日の終値390円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS43円04銭で算出)は9倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間12円で算出)は3.1%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS310円05銭で算出)は1.3倍近辺である。週足チャートで見ると、13週移動平均線を割り込んだが26週移動平均線は維持している。また日足チャートで見ると、380円近辺で下値支持線を形成して調整一巡感を強めている。指標面の割安感も支援材料であり、反発のタイミングだろう。(ジャーナリスト&アナリスト水田雅展)

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提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 07:21 | アナリスト水田雅展の銘柄分析

【アナリスト水田雅展の銘柄分析】JSPは反発強める、長い下ヒゲで下値確認

 発泡プラスチック製品のJSP<7942>(東1)の株価は戻り一服の形からやや調整局面となったが、足元では反発の動きを強めている。好業績に見直し余地があり、押し目買いの好機だろう。

 押出事業(産業用包装材、産業用通い函、食品用包装材、広告用ディスプレー材、住宅用断熱材など)、ビーズ事業(自動車衝撃緩衝材、家電製品緩衝材、IT製品輸送用通い函など)、その他事業(一般包材など)を展開し、押出事業の住宅用高性能断熱材「ミラフォーム」や、ビーズ事業の自動車部品用ポリプロピレン「ピーブロック」など、高機能・高付加価値製品の拡販を強化している。

 今期(14年3月期)連結業績見通し(10月30日に売上高を増額、利益を減額修正)は、売上高が前期比14.0%増の1095億円、営業利益が同37.7%増の63億円、経常利益が同29.9%増の64億円、純利益が同26.3%増の42億円としている。想定為替レートは1米ドル=97円、1ユーロ=128円だ。売上高については円安に伴って外貨建て売上の円換算額が増加する。利益に関しては原燃料価格、電力料金、輸送費の上昇に対する販売価格への転嫁遅れが影響して減額したが、それでも大幅増益見込みだ。

 住宅用断熱材「ミラフォーム」や自動車部品用「ピーブロック」など、高機能・高付加価値製品の販売が好調に推移しているようだ。自動車関連での採用拡大や、持分法適用関連会社だった日本アクリエースの連結子会社化なども寄与する。修正後の通期見通しに対する第2四半期累計(4月〜9月)の進捗率は売上高が49.7%、営業利益が44.4%、経常利益が48.4%、純利益が54.2%と概ね順調な水準である。期後半には販売価格是正も浸透して好業績が期待されるだろう。

 株価の動きを見ると、11月8日の1497円から11月22日の1639円まで急反発した後に反落し、12月2日の1475円まで調整する場面があった。しかし足元では1560円台まで戻して反発の動きを強めている。戻り一服の形からやや調整局面となったが、好業績を見直す動きだろう。

 12月10日の終値1556円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS140円87銭で算出)は11倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間30円で算出)は1.9%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS1671円55銭で算出)は0.9倍近辺である。日足チャートで見ると一旦割り込んだ25日移動平均線、週足チャートで見ると26週移動平均線を回復する動きを強めている。今期好業績に再評価の余地があり押し目買いの好機だろう。(ジャーナリスト&アナリスト水田雅展)

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提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 07:19 | アナリスト水田雅展の銘柄分析
2013年12月10日

【アナリスト水田雅展の銘柄分析】エフティコミュニケーションズは反騰の勢い加速、収益力強化に対する期待感

 OA機器販売のエフティコミュニケーションズ<2763>(JQS)の株価は、強基調に転換して反騰の勢いを加速している。収益力強化に対する期待感が高まっているようだ。5月以来の2000円台を回復すれば一段と弾みがつくだろう。

 13年6月にTOBで光通信<9435>の連結子会社となり、法人向けにビジネスホン・OA機器やLED照明機器などを販売する法人事業、一般消費者向け光ファイバ回線サービス販売やドコモショップ運営などのコンシューマ事業を展開している。収益力強化に向けて、グループ経営における事業の選択と集中、保守サービスなどストック型収益の積み上げを重点戦略としている。

 13年10月には、ベンチャー企業の支援・育成・投資事業を担う連結子会社アントレプレナーが、セキュリティ機器販売やシステムソリューションを展開するアレクソンを子会社化した。また13年11月には、持分法適用関連会社のグロースブレイブジャパンの株式を追加取得して完全子会社化すると発表した。一方で、マーキングサプライ事業(プリンタ関連消耗品販売)のハイブリッド・サービス<2743>については、13年7月にTOBに応じて株式を売却した。

 今期(14年3月期)連結業績見通しは売上高が前期比30.3%減の320億円、営業利益が同4.2%増の32億40百万円、経常利益が同3.5%増の34億円、純利益が同2.3%増の18億円としている。法人事業はLED照明機器の販売が好調であり、ストック型サービスの営業強化も寄与する。コンシューマ事業も光ファイバ回線サービス販売やドコモショップ運営が堅調のようだ。通期見通しに対する第2四半期累計(4月〜9月)の進捗率は、売上高が59.0%、営業利益が50.3%、経常利益が51.8%、純利益が55.3%と順調な水準であり、好業績が期待される。

 株価の動き(10月1日付で株式100分割)を見ると、10月〜11月の安値圏1100円〜1200円近辺で下値固めが完了したようだ。11月中旬以降は出直りの動きを強め、さらに足元では反騰の勢いを増している。12月3日には前日比132円(7.81%)高の1824円、12月9日には前日比117円(6.87%)高の1822円まで上伸する場面があった。

 12月9日の終値1818円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS159円09銭で算出)は11〜12倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想に株式分割を換算した年間40円で算出)は2.2%近辺、実績PBR(前期実績に株式分割を換算した連結BPS528円30銭で算出)は3.4倍近辺である。

 日足チャートで見ると、25日移動平均線に対するプラス乖離率が拡大して目先的な過熱感はあるが、週足チャートで見ると、13週移動平均線と26週移動平均線を突破して強基調に転換した形だ。5月21日以来の2000円台を回復すれば一段と弾みがつくだろう。(ジャーナリスト&アナリスト水田雅展)

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提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 07:33 | アナリスト水田雅展の銘柄分析

【アナリスト水田雅展の銘柄分析】トレジャー・ファクトリーは中段モミ合い煮詰まる、11月既存店売上の好調も評価

 リサイクルショップのトレジャー・ファクトリー<3093>(東マ)の株価は、10月の年初来高値から一旦反落して上げ一服の形となったが、強基調に変化はなく調整一巡感を強めている。11月の既存店売上の好調も評価して10月高値を試すだろう。

 関東圏を中心に総合リユースショップと服飾専門リユースショップを直営とFCで展開している。関西への出店も開始して13年5月には総合の関西1号店・神戸新長田店、13年10月には服飾の関西1号店・尼崎店がオープンした。また13年11月には新業態の古着アウトレット1号店・ユーズレット久喜店がオープンした。13年11月末時点の店舗数は直営総合47店舗、直営服飾21店舗、新業態の古着アウトレット1店舗、FC総合4店舗の合計73店舗である。

 リユース市場の拡大も追い風として、出店エリアの拡大、新規出店の加速、家具・家電の出張買い取り強化、Web経由の販売・買い取り強化などを推進している。さらに、多店舗展開に向けて13年6月に物流センターを拡張移転した効果も寄与して、中期的に収益拡大基調だろう。

 今期(14年2月期)の業績(非連結)見通しは売上高が前期比15.7%増の92億40百万円、営業利益が同8.2%増の6億80百万円、経常利益が同8.2%増の6億92百万円、純利益が同1.2%増の3億76百万円としている。通期の新規出店は10店舗の計画だ。

 利益が計画を上回った第2四半期累計(3月〜8月)の通期見通しに対する進捗率は売上高が45.8%、営業利益が40.6%、経常利益が41.5%、純利益が42.3%である。既存店の好調が続いていることに加えて、期中の新規出店や買い取り強化の効果なども寄与して好業績が期待される。

 12月9日発表の月次売上(直営店の店舗売上、前年比速報値)を見ると、13年11月は全店が119.0%、既存店が108.1%だった。衣料・服飾雑貨、生活家電、家具などが好調に推移した。全店伸び率、既存店伸び率ともに今期最も高い伸び率だった。なお11月の新規出店は1店舗(古着アウトレット業態のユーズレット久喜店)で、11月末時点の店舗数は合計73店舗(うちFC4店舗)となった。

 株価の動きを見ると、10月23日に付けた年初来高値1785円から反落して、概ね1550円〜1600円近辺でモミ合う展開のようだ。上げ一服の形となったが、大きく下押す動きは見られず堅調に推移している。12月9日には取引時間中に発表した13年11月の月次売上も好感して、前日比31円(2.01%)高の1579円まで上伸する場面があった。強基調に変化はなく足元では調整一巡感を強めている。

 12月9日の終値1571円を指標面で見ると、今期予想PER(会社予想のEPS135円85銭で算出)は11〜12倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間18円で算出)は1.2%近辺、実績PBR(前期実績のBPS745円53銭で算出)は2.1倍近辺である。日足チャートで見ると一旦割り込んだ25日移動平均線を回復する動きを強め、週足チャートで見ると13週移動平均線が接近して反発の動きとなった。強基調に変化はなく、自律的な短期調整が完了して10月高値を試すだろう。(ジャーナリスト&アナリスト水田雅展)

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提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 07:19 | アナリスト水田雅展の銘柄分析

【ジャーナリスト&アナリスト水田雅展】星光PMCは調整一巡感、低PBRも支援材料に高値圏回帰目指す

 製紙用薬品の星光PMC<4963>(東1)の株価は、9月の年初来高値から反落したが、足元では調整一巡感を強めている。低PBRも支援材料に高値圏回帰を目指す展開だろう。

 DIC<4631>の子会社で製紙用薬品事業、印刷インキ用・記録材料用樹脂事業を展開している。中期経営目標としては、設立50周年の18年連結売上高350億円、売上高営業利益率10%を掲げ、高付加価値・差別化商品の市場投入・拡販戦略、セルロースナノファイバーや導電性ナノ材料(銀ナノワイヤ)など成長市場・新分野開拓戦略を推進している。

 事業領域拡大に向けてM&Aやアライアンス戦略も推進する方針で、11月29日には興人フィルム&ケミカルズの化成品事業を譲り受けると発表した。興人フィルム&ケミカルズが、同社の化成品事業を承継させるために設立予定のKJケミカルズの発行済株式の90%を取得し、子会社化(株式譲渡実行日は14年4月1日予定)する。対象事業の主要製品は機能性モノマーで、売上規模は約30億円(13年3月期)としている。

 今期(13年12月期、決算期変更で9ヶ月決算)連結業績見通しは、11月5日に売上高と営業利益を減額修正し、売上高が168億70百万円、営業利益が7億50百万円、経常利益が9億60百万円、純利益が5億90百万円としている。前年同期間(12年4月〜12月)との比較で見ると4.9%増収、14.9%営業減益、3.2%経常増益、3.0%最終増益となる。

 国内外での需要伸び悩みや原材料価格の上昇を主因に、売上高と営業利益を減額修正したが、経常利益は円安進行に伴う外貨建て資産に係る為替差益、純利益は税金費用の過年度減額修正が寄与する。来期(14年12月期)には、需要回復やプロダクトミックス改善などの効果が期待される。

 株価の動きを見ると、9月18日の年初来高値548円から急反落したが、10月の直近安値圏400円近辺から反発して切り返しの動きを強めた。その後は概ね460円〜490円の小幅レンジでモミ合う展開だが、足元では調整一巡感を強めている。

 12月9日の終値471円を指標面(1株当たり今期予想数値は12ヶ月換算)で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS25円95銭で算出)は18〜19倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間12円で算出)は2.6%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS654円99銭で算出)は0.7倍近辺である。

 日足チャートで見ると、75日移動平均線がサポートラインとなって下げ渋り、25日移動平均線を回復する動きを強めている。また週足チャートで見ると、13週移動平均線がサポートラインとなって下値を切り上げる形だ。低PBRも支援材料であり、高値圏回帰を目指す展開だろう。(ジャーナリスト&アナリスト水田雅展)

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提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 07:05 | アナリスト水田雅展の銘柄分析

【アナリスト水田雅展の銘柄分析】国際計測器は5月高値更新場面が接近、好業績評価して一段高

 バランシングマシンの国際計測器<7722>(JQS)の株価は、5月の年初来高値に急接近している。今期(14年3月期)好業績や高配当利回りを評価して上値を追う流れだろう。

 自動車タイヤメーカー向けバランシングマシンを主力として、シャフト歪自動矯正機、電気サーボモータ式振動試験機、子会社での材料試験機なども展開している。米国自動車市場の好調、アジア自動車市場の拡大、円安進行に伴う日系自動車メーカーの生産台数増加などを追い風として、自動車タイヤメーカーなどの設備投資需要が高水準である。さらに動電型振動試験機のエミックとの業務提携でシナジー効果も期待される。

 中期5カ年経営計画では16年3月期の売上高135億円、営業利益24億円、経常利益24億円、純利益14億円を目標数値として掲げている。そして新製品研究開発では、電気サーボモータ式各種振動試験装置、電気サーボモータ式ステアリングシステム試験装置、電気サーボモータ式捩り試験装置、動電型振動試験機などの開発・製品化を進めている。

 今期連結業績見通しについては売上高が前期比9.4%増の115億円、営業利益が同33.2%増の20億円、経常利益が同29.3%増の20億円、純利益が同38.2%増の12億円としている。通期見通しに対する第2四半期累計(4月〜9月)の進捗率は売上高が44.3%、営業利益が28.8%、経常利益が30.0%、純利益が30.3%だが、第4四半期(1月〜3月)に完成出荷が集中する収益構造であり、ネガティブ要因とはならない。

 前期末の受注残高が67億90百万円と高水準だったことに加えて、第2四半期累計の受注高も前年同期比72.8%増の97億36百万円と好調で、計画を大幅に上回った。アジアの自動車タイヤメーカーからの受注が想定以上に高水準であり、第3四半期(10月〜12月)以降には米国で大型案件の納入を予定している。円安進行もプラス要因として通期上振れの可能性があり、好業績が期待されるだろう。

 株価の動きを見ると、第2四半期累計の業績を好感して1000円台を回復し、900円台でのモミ合い展開から上放れの展開となった。さらに足元では上げ足を加速している。12月3日には1139円まで上伸して5月の年初来高値1149円に接近した。好業績を評価する動きだろう。

 12月9日の終値1109円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS85円62銭で算出)は13倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間40円で算出)は3.6%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS493円80銭で算出)は2.2倍近辺である。週足チャート見ると13週移動平均線がサポートラインとなりそうだ。今期好業績や上振れの可能性に加えて高配当利回りも支援材料であり、上値を追う流れだろう。(ジャーナリスト&アナリスト水田雅展)

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提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 06:56 | アナリスト水田雅展の銘柄分析
2013年12月09日

【アナリスト水田雅展の銘柄分析】第一実業は水準切り上げて出直り本格化、指標面の割安感に見直し余地

 機械専門商社の第一実業<8059>(東1)の株価は、水準を切り上げて出直りの動きが本格化してきた。高配当利回りなど指標面の割安感に依然として見直し余地が大きく、高値圏へ回帰の動きとなりそうだ。

 機械の専門商社でプラント・エネルギー事業、エレクトロニクス事業、産業機械事業などを展開している。13年5月に発表した新経営計画「AIM2015」では最終年度16年3月期の売上高1550億円、営業利益57億円、経常利益59億円、純利益37億円を目標値として掲げている。グローバルビジネスを積極展開する方針で、13年9月にはインド3カ所目の拠点としてインド北西部のアーメダバード(グジャラート州)に新事務所を開設した。

 新規事業としては、植物工場システムの販売に関するプロジェクトを立ち上げて、埼玉県入間市にパイロットプラントを建設中だ。また13年11月には長野県飯田市で太陽光発電事業を開始すると発表した。固定価格買取制度を活用して14年3月の運転開始予定としている。茨城県笠間市の発電所に続く2箇所目のメガソーラーだ。

 今期(14年3月期)連結業績見通しについては受注高が前期比7.4%増の1350億円、売上高が同1.4%増の1300億円、営業利益が同0.2%増の46億円、経常利益が同2.5%減の48億円、純利益が同1.7%減の30億円としている。通期見通しに対する第2四半期累計(4月〜9月)の進捗率は売上高が48.0%、営業利益が41.9%、経常利益が43.7%、純利益が36.9%だが、プラントなど設備投資関連は期末検収が多いことも考慮すれば順調な水準だろう。産業機械事業で自動車関連や製薬関連の設備案件が好調であり、期後半に向けて設備投資需要の回復や円安メリットも期待される。

 株価の動きを見ると、6月安値圏から反発後は自律的な短期モミ合いを挟みながら着実に水準を切り上げている。12月5日には11月19日の450円を上抜いて、5月30日以来となる457円まで上伸する場面があった。出直り歩調だろう。

 12月6日の終値453円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS56円67銭で算出)は8倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間18円で算出)は4.0%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS545円78銭で算出)は0.8倍近辺である。週足チャートで見ると13週移動平均線がサポートラインとなって26週移動平均線を突破している。強基調に転換したようだ。低PER、低PBR、高配当利回りという指標面の割安感に依然として見直し余地が大きく、高値圏へ回帰の動きとなりそうだ。(ジャーナリスト&アナリスト水田雅展)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 07:50 | アナリスト水田雅展の銘柄分析

【アナリスト水田雅展の銘柄分析】松田産業は週足チャートが三角保合い、上放れ近い

 貴金属リサイクル事業の松田産業<7456>(東1)の株価は戻り一服の形だが、下値は着実に切り上げている。出直りの流れに変化はなく、きっかけ次第で動意付く可能性もあるだろう。

 貴金属リサイクル事業を主力として、農林水産品を扱う食品関連事業も展開している。国内では埼玉県入間市の新工場が10月に試験運用を開始した。貴金属リサイクルの工場設備リニューアルを進め、本格稼動は14年1月予定としている。海外は東アジアを中心に拠点網拡充を推進しており、貴金属関連事業は中国、台湾、フィリピン、ベトナム、タイ、マレーシア、シンガポール、食品関連事業は中国、タイに展開している。

 今期(14年3月期)連結業績見通しは11月11日に減額修正し、売上高が前期比3.4%増の1730億円、営業利益が同0.6%増の56億円、経常利益が同1.4%減の60億円、純利益が同2.2%減の39億20百万円としている。期初計画を下回った第2四半期累計(4月〜9月)の通期見通しに対する進捗率は、売上高が48.5%、営業利益が43.0%、経常利益が44.4%、純利益が44.3%である。需要回復ペースが想定より遅れているため減額修正したが、期後半に向けて半導体・電子部品関連が回復傾向を強めるだろう。

 なお11月11日発表の自己株式取得(取得株式総数の上限8万株、取得価額総額の上限1億円、取得期間13年11月12日〜13年12月19日)については、11月29日時点で取得株式総数が7万1200株、取得価額総額が9993万9800円となり終了した。

 株価の動きを見ると、戻り高値圏の1400円台では上値が重くなって反落する展開だが、一方では8月の安値圏1250円近辺まで下押す動きは見られず、下値を着実に切り上げている。出直りの流れに変化はないだろう。

 12月6日の終値1362円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS145円17銭で算出)は9〜10倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間24円で算出)は1.8%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS1643円09銭で算出)は0.8倍近辺である。週足チャートで見ると26週移動平均線近辺で下げ渋り、下値を切り上げる形だ。指標面に割高感はなく、出直りの流れに変化はないだろう。(ジャーナリスト&アナリスト水田雅展)

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提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 07:44 | アナリスト水田雅展の銘柄分析

【アナリスト水田雅展の銘柄分析】うかいは年初来高値更新、『和食』に世界的見直し

 高級料理店うかい<7621>(JQS)の株価は年初来高値を更新した。ボックス展開から上放れた形であり上値追いの展開だろう。今期好業績に加えて、12月4日に「和食 日本人の伝統的な食文化」がユネスコの世界無形文化遺産に登録決定したことも支援材料だ。

 飲食事業(高級和食・洋食店)を主力として、文化事業(箱根ガラスの森美術館)も展開している。新たな成長ステージに向けた戦略として、サービス力向上のための人材育成、製菓工房「アトリエうかい」の多面展開、和食店のお土産品強化、新業態の出店、海外企業との業務提携などを加速している。

 14年4月営業開始予定で、うかいの新業態・和食店舗「(仮称)銀座kappou ukai(呼称:割烹うかい)」を新規出店する。初年度売上高は2億50百万円の見込みだ。また海外では13年5月に、台湾・高雄市FIHリージェントグループホテル内レストランのコンサルティング契約を締結し、海外初出店の準備を進めている。

 今期(14年3月期)の業績(非連結)見通しは11月8日に増額修正し、売上高が前期比2.4%増の119億64百万円、営業利益が同23.5%増の4億69百万円、経常利益が同70.6%増の3億63百万円、純利益が同85.2%増の3億17百万円としている。サービス向上に向けた先行投資で人件費が増加し、「(仮称)銀座kappou ukai」新規出店費用も発生するが、圏央道尾山IC開通などで商圏が広がったことや、郊外店で客単価が上昇傾向を強めていることなども寄与して、和食・洋食とも好調に推移する。

 第2四半期累計(4月〜9月)は計画を上回る増収増益となり、修正後の通期見通しに対する進捗率は売上高が50.0%、営業利益が47.3%、経常利益が53.4%、純利益が29.3%である。概ね順調な水準だろう。高額消費の活発化が追い風であり、商圏拡大や「うかい」ブランドの認知度向上などが寄与して好業績が期待される。会社見通しは保守的としており、通期再増額の可能性があるだろう。

 株価の動きを見ると、下値を切り上げながら概ね1700円〜1750円近辺のレンジでのボックス展開だったが、11月26日に1779円まで上伸して水準を切り上げた。さらに12月5日には1818円まで上伸し、3月高値1808円を突破して年初来高値を更新した。今期好業績を評価する動きだろう。

 12月6日の終値1795円を指標面で見ると、今期予想PER(会社予想のEPS67円60銭で算出)は26〜27倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間12円で算出)は0.7%近辺、実績PBR(前期実績のBPS809円98銭で算出)は2.2倍近辺である。週足チャートで見ると13週移動平均線がサポートラインとなってボックス展開から上放れの形となった。好業績を評価して上値追いの展開だろう。(ジャーナリスト&アナリスト水田雅展)

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【アナリスト水田雅展の銘柄分析】システム情報はIPO人気一巡だが、調整のほぼ最終局面

 10月22日に新規上場した受託ソフトウェア開発のシステム情報<3677>(JQS)の株価は、IPO人気が一巡して調整局面のようだが、売り一巡して調整のほぼ最終局面だろう。

 1980年の設立で、13年10月JASDAQ市場に新規上場した。Webアプリケーション・組込系システム開発などのSI(システムインテグレーション)サービス、インフラ構築などのITソリューションサービス、そしてコンサルティングサービスなどを展開している。NTTデータ<9613>グループや日本IBM向けが主力で、エンドユーザーの業種別では保険が約5割を占め、銀行・証券、製造、流通・サービス、情報・通信が続いている。新規顧客開拓などでエンドユーザーとの直接契約も増加傾向だ。

 長年の開発実績に基づき、品質保証のための世界標準であるCMMI(米国カーネギーメロン大学のソフトウェア工学研究所が開発したソフトウェア開発プロセスの能力成熟度モデル)について、日本国内では7社目となる最高位のレベル5を12年11月に達成している。またプロジェクト管理の国際標準的な資格であるPMPについても、従業員の3分の1以上(13年9月末時点で112名)が取得している。システム開発の品質保証力が強みだ。

 今期(14年9月期)業績(非連結)見通しは売上高が前期比6.4%増の45億円、営業利益が同1.2%増の3億50百万円、経常利益が同0.5%減の3億36百万円、純利益が同0.7%増の1億88百万円としている。配当予想は未定とした。損保業界の経営統合にかかるシステム案件がピークアウトするが、生保業界の新規案件獲得やインフラ案件の受注拡大などで増収見通しだ。営業利益は人材採用増に伴う人件費増加などで微増益にとどまり、経常利益は上場関連費用の計上で微減益見込みだ。

 中期的にはM&Aも積極活用する方針で、年率5%以上の成長戦略で売上高100億円、売上高経常利益率7%以上の維持を目指している。成長に向けた取り組みとしては、エンドユーザーとの直接契約の拡大、CMMI・PMPをベースにしたコンサルティングビジネスの拡大などを掲げている。

 株価の動きを見ると、公開価格740円に対して、新規上場2日目の10月23日に初値3500円を付け、10月28日には6580円まで上伸する場面があった。その後は反落して調整局面となり、12月6日には2605円まで調整する場面があった。12月6日の終値2628円を指標面で見ると、今期予想PER(会社予想のEPS71円35銭で算出)は37倍近辺、実績PBR(前期実績のBPS322円06銭で算出)は8倍近辺である。IPO人気が一巡した形だが、売り一巡して調整のほぼ最終局面だろう。(ジャーナリスト&アナリスト水田雅展)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 07:27 | アナリスト水田雅展の銘柄分析