[アナリスト水田雅展の銘柄分析]の記事一覧
  (ブログ内の記事検索は右サイドバーの検索窓から)

記事一覧 (10/25)【アナリスト水田雅展の銘柄分析】ユーグレナは強基調に転換して出直り歩調、中期成長力を評価
記事一覧 (10/25)【アナリスト水田雅展の銘柄分析】エイジアは出直り本格化、8月以来の1000円台回復視野
記事一覧 (10/25)【アナリスト水田雅展の銘柄分析】第一実業は下値切り上げ出直り、指標面の割安感に見直し余地
記事一覧 (10/25)【アナリスト水田雅展の銘柄分析】サンコーテクノは好業績評価して上値追い、建設ビッグプロジェクトも支援材料
記事一覧 (10/25)【アナリスト水田雅展の銘柄分析】JSPは戻り高値圏から反落だが、強基調に変化なく押し目買い好機
記事一覧 (10/24)【アナリスト水田雅展の銘柄分析】ノアは調整ほぼ最終局面、きっかけ次第で反発
記事一覧 (10/24)【アナリスト水田雅展の銘柄分析】きちりは底放れの展開、好業績に評価して高値奪回早い
記事一覧 (10/24)【アナリスト水田雅展の銘柄分析】スターティアは5月22日以来の1500円乗せ、高値1794円に挑戦
記事一覧 (10/24)【アナリスト水田雅展の銘柄分析】インタースペースは高値更新目前、ネット広告市場拡大追い風
記事一覧 (10/24)【アナリスト水田雅展の銘柄分析】立花エレテック一気に年初来高値、次は1250円水準へ
記事一覧 (10/24)【アナリスト水田雅展の銘柄分析】ネットワークバリューコンポネンツは押し目買い、急伸後の調整は短期一巡に
記事一覧 (10/24)【アナリスト水田雅展の銘柄分析】イワキが急動意、戻り高値に接近、今期増額期待
記事一覧 (10/24)【アナリスト水田雅展の銘柄分析】大和小田急建設は本格出直り、週足下ヒゲ足の底打ち
記事一覧 (10/23)【アナリスト水田雅の銘柄分析】リンテックは4日続落も小幅で高値圏頑強、再騰近い
記事一覧 (10/23)【アナリスト水田雅展の銘柄分析】ゼリア新薬工業急伸、高値肉薄、業績増額の可能性
記事一覧 (10/23)【アナリスト水田雅展の銘柄分析】ミロク情報サービスは下値固める、消費増税関連特需も期待
記事一覧 (10/23)【アナリスト水田雅展の銘柄分析】キーウェアソリューションズは1000円で二番底形成、出直り開始
記事一覧 (10/23)【アナリスト水田雅展の銘柄分析】建設技術研究所は一気に新高値、総合建設コンサルタン大手の実力評価
記事一覧 (10/23)【アナリスト水田雅展の銘柄分析】日本マニュファクチャリングサービス急伸、底放れ確認、中国の景気底入れも支援材料
記事一覧 (10/22)【アナリスト水田雅展の銘柄分析】エフティコミュニケーションズ急伸、株式分割後の新高値
2013年10月25日

【アナリスト水田雅展の銘柄分析】ユーグレナは強基調に転換して出直り歩調、中期成長力を評価

 ユーグレナ<2931>(東マ)の株価は強基調に転換して出直り歩調だ。中期成長力を評価する動きが強まり、高値圏回帰に向けて一段高の可能性もあるだろう。

 東京大学農学部発ベンチャーで、05年12月沖縄県石垣島において微細藻類「ユーグレナ(和名ミドリムシ)」を、食品として屋外大量培養することに世界で初めて成功した。現在は世界で唯一、数十トン規模で商業用に屋外で大量培養している。13年3月には「ユーグレナ」の受託生産と微細藻類「クロレラ」の食品向け生産を手掛ける八重山殖産(沖縄県石垣市)を完全子会社化した。また10月には初の海外拠点として、バングラデシュのダッカに事務所を開設している。

 現在の収益柱は、植物と動物の両方の性質を持ち合わせる「ユーグレナ」を機能性食品としてOEM供給するヘルスケア関連事業で、自社ECサイト「ユーグレナ・ファーム」での直販も強化している。さらに先端設備導入によって「ユーグレナ」の培養能力増強を進める方針だ。

 研究開発面では「ユーグレナ」を活用した機能性食品、化粧品、飼料、医療材料、水質浄化、バイオジェット燃料などの開発に取り組んでいる。9月25日には、奈良先端科学技術大学院大学発のバイオベンチャーである植物ハイテック研究所を子会社化すると発表した。同社の子会社化で「ユーグレナ」の形質転換による光合成能力や油脂生産性の向上、新たな有用物質生産手法の確立などの効果を見込んでいる。

 中長期的には「豊かな太陽に恵まれた石垣島ですくすく育つユーグレナ」というイメージ戦略を強化するとともに、屋外大量培養技術をベースにして「Food=食料」「Fiber=繊維」「Feed=飼料」「Fertilizer=肥料」「Fuel=燃料」の順に、重量単価(kg当たり売価)の高い分野から順次参入する「バイオマスの5F」を基本戦略としている。ヘルスケア関連事業で安定的なキャッシュフローを創出しながら、将来収益の獲得に向けてエネルギー・環境関連事業への投資を進める戦略だ。

 前期(13年9月期)連結業績見通しは売上高が20億55百万円、営業利益が1億34百万円、経常利益が2億25百万円、純利益が4億45百万円としている。前々期非連結ベースとの比較で29.7%増収、56.3%営業減益、30.8%経常減益、2.3倍最終増益である。広告宣伝費増加などで営業減益、経常減益だが、八重山殖産の子会社化に伴う負ののれん発生益計上で純利益は大幅増益見込みだ。なお11月13日に決算発表を予定している。

 今期(14年9月期)については、研究開発費の増加や研究助成金の変動の影響を受け、負ののれん発生益一巡も影響して純利益は減益の可能性だが、収益性の高い自社ECサイト「ユーグレナ・ファーム」の直販が大幅増収基調であり、化粧品OEM供給の本格化、八重山殖産の通期連結なども寄与して大幅増収、大幅営業増益が予想される。

 自社ECサイトの大幅増収基調に加えて、10月に全国のコンビニ・スーパーで発売開始したユーグレナ入りヨーグルト、ファミリーレストランのデニーズのメニューに登場したユーグレナ入りハンバーグといった新製品の寄与も期待され、今期以降の営業利益率は一段と向上するだろう。

 株価の動き(10月1日付で株式5分割)を見ると、8月30日に付けた安値991円をボトムとして急反発し、水準切り上げの動きが続いている。10月11日には1740円まで上伸した。足元は戻り一服だが10月24日には前日比60円(3.85%)高の1618円まで反発する場面があった。自律調整が一巡した形であり強基調に変化はないだろう。

 日足チャートで見ると25日移動平均線が接近して反発の形となった。また週足チャートで見ると26週移動平均線を突破する動きを強めている。強基調に転換して出直り歩調の形だろう。当面のターゲット水準は2000円台回復だが、中期成長力を評価する動きが強まり、高値圏回帰に向けて一段高の可能性があるだろう。(ジャーナリスト&アナリスト水田雅展)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 07:52 | アナリスト水田雅展の銘柄分析

【アナリスト水田雅展の銘柄分析】エイジアは出直り本格化、8月以来の1000円台回復視野

 メール配信ソフトのエイジア<2352>(東マ)の株価は出直りの動きが本格化している。好業績見通しが支援材料であり、8月12日以来の1000円台回復が視野に入った。

 高機能メールアプリケーションソフト「WEB CAS」開発・販売などのアプリケーション事業を主力として、ECサイト構築やマーケティングコンサルティングなどのサービスソリューション事業にも事業領域を広げている。

 クラウドサービス関連、ECマーケティング関連、海外展開を強化する方針でM&Aやアライアンス戦略も積極化している。12年4月にECサイト構築・運営事業拡大に向けてシステムインテグレータ<3826>、12年12月にメールマーケティングコンサルティング事業拡大に向けてメールマガジン制作・運用支援のグリーゼと資本・業務提携した。また9月には、メールマガジンの戦略立案・企画・制作・分析サービス事業を展開するFUCAを子会社化すると発表した。

 今期(14年3月期)の業績(非連結)見通しについては、売上高が前期比15.5%増の9億円、営業利益が同25.6%増の1億70百万円、経常利益が同21.1%増の1億70百万円、純利益が同2.0倍の1億円としている。サービスソリューション事業は前期の大型案件の反動があるが、主力のアプリケーション事業でクラウドサービスが好調に推移する。なお10月31日に第2四半期累計(4月〜9月)の業績発表を予定している。

 株価の動きを見ると、8月29日の685円をボトムとして急反発し、9月25日の903円まで戻した。その後一旦反落して10月9日の800円まで調整したが、すぐに切り返して10月21日には975円まで水準を切り上げている。好業績を評価して出直りの動きが本格化しているようだ。

 10月24日の終値945円を指標面で見ると、今期予想PER(会社予想EPS53円73銭で算出)は17〜18倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間9円で算出)は1.0%近辺、実績PBR(前期実績BPS376円71銭で算出)は2.5倍近辺である。

 日足チャートで見ると25日移動平均線がサポートラインの形であり、週足チャートで見ると戻りを押さえていた26週移動平均線を突破した。強基調に転換して出直りの動きを強める形だろう。指標面に割高感はなく、好業績見通しが支援材料であり、8月12日以来の1000円台回復が視野に入ったようだ。(ジャーナリスト&アナリスト水田雅展)

>>エイジアのMedia−IR企業情報
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 07:40 | アナリスト水田雅展の銘柄分析

【アナリスト水田雅展の銘柄分析】第一実業は下値切り上げ出直り、指標面の割安感に見直し余地

 機械専門商社の第一実業<8059>(東1)の株価は、下値を切り上げて出直りの動きを強めている。3%台の高配当利回りなど指標面の割安感に見直し余地が大きく、きっかけ次第で出直りの動きに弾みがつくだろう。

 機械の専門商社でプラント・エネルギー事業、エレクトロニクス事業、産業機械事業などを展開している。13年5月に新経営計画「AIM2015」を発表して、最終年度16年3月期の売上高1550億円、営業利益57億円、経常利益59億円、純利益37億円を目標として掲げている。グローバルビジネスを積極展開する方針で、9月にはインド3カ所目の拠点としてインド北西部のアーメダバード(グジャラート州)に新事務所を開設した。

 今期(14年3月期)連結業績見通しについては受注高が前期比7.4%増の1350億円、売上高が同1.4%増の1300億円、営業利益が同0.2%増の46億円、経常利益が同2.5%減の48億円、純利益が同1.7%減の30億円としている。、純利益はタイ現地法人増資に伴う負ののれん益が一巡して微減益見込みだが、自動車関連の産業機械が好調である。期後半の設備投資需要の回復や円安メリットも期待されるだろう。なお11月1日に第2四半期累計(4月〜9月)の業績発表を予定している。

 株価の動きを見ると、全般地合い悪化が影響して9月27日の444円から一旦反落し、10月8日の404円まで調整した。しかしすぐに切り返す動きとなり、足元は430円近辺に戻している。下値を切り上げる展開だ。

 10月24日の終値430円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS56円66銭で算出)は7〜8倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間15円で算出)は3.5%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS545円78銭で算出)は0.8倍近辺である。

 日足チャートで見ると一旦割り込んだ25日移動平均線を回復した。また週足チャートで見ると徐々に下値を切り上げながら、26週移動平均線を突破する動きを強めている。強基調に転換する動きのようだ。低PER、低PBR、高配当利回りという指標面の割安感に見直し余地が大きく、きっかけ次第で出直りの動きに弾みがつくだろう。(ジャーナリスト&アナリスト水田雅展)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 07:35 | アナリスト水田雅展の銘柄分析

【アナリスト水田雅展の銘柄分析】サンコーテクノは好業績評価して上値追い、建設ビッグプロジェクトも支援材料

 アンカー大手のサンコーテクノ<3435>(JQS)の株価が年初来高値を更新している。20年東京夏季五輪やリニア中央新幹線など建設ビッグプロジェクトが支援材料であり、好業績を評価して上値を追う展開だろう。

 ファスニング事業(あと施工アンカーなど)、リニューアル事業(FRPシート、太陽光発電関連など)、センサー事業(アルコール測定器など)を展開している。あと施工アンカーはコンクリート用の特殊ネジ・釘類であり、需要は震災復興・耐震補強工事、老朽化インフラ補修・更新工事など公共投資の増加が追い風となる。さらにメガソーラーの増加で太陽光発電架台設置用も好調が続いている。

 今期(14年3月期)の連結業績見通しについては9月13日に増額修正して、売上高が前期比8.1%増の163億40百万円、営業利益が同23.4%増の10億70百万円、経常利益が同22.6%増の10億30百万円、純利益が同37.7%増の6億10百万円とした。主力のあと施工アンカーや太陽光関連商材の受注が想定以上に好調のようだ。高付加価値製品の販売増や、販管費の抑制なども寄与する。第2四半期累計(4月〜9月)の増額分を上乗せした形のため、通期再増額の可能性が高いだろう。

 株価の動き(10月1日付で株式2分割)を見ると、8月安値圏の1200円近辺から反発後は、短期調整を挟みながら順調に水準を切り上げる展開だ。10月17日には1690円を付けて5月の高値1645円を突破し、10月21日には1830円まで上伸する場面があった。好業績を評価する動きが強まっているようだ。

 10月24日の終値1740円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS149円90銭で算出)は11〜12倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間25円で算出)は1.4%近辺、実績PBR(前期実績に株式分割を考慮した連結BPS1757円28銭で算出)は1.0倍近辺である。

 日足チャートで見ると25日移動平均線に対するプラス乖離率が広がり、目先的にはやや過熱感もあるが、週足チャートで見ると13週移動平均線が26週移動平均線を上抜くゴールデンクロスとなり、先高感を強めている。指標面に割高感はなく、過熱感を冷ますための短期調整を挟みながら上値を追う動きだろう。(ジャーナリスト&アナリスト水田雅展)

>>サンコーテクノのMedia−IR企業情報
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 07:33 | アナリスト水田雅展の銘柄分析

【アナリスト水田雅展の銘柄分析】JSPは戻り高値圏から反落だが、強基調に変化なく押し目買い好機

 発泡プラスチック製品のJSP<7942>(東1)の株価は戻り高値圏から一旦反落の形だが、強基調に変化はないだろう。今期(14年3月期)好業績見通しに評価余地があり、押し目買い好機のようだ。

 押出事業(産業用包装材、産業用通い函、食品用包装材、広告用ディスプレー材、住宅用断熱材など)、ビーズ事業(自動車衝撃緩衝材、家電製品緩衝材、IT製品輸送用通い函など)、その他事業(一般包材など)を展開し、押出事業の住宅用高性能断熱材「ミラフォーム」や、ビーズ事業の自動車部品用ポリプロピレン「ピーブロック」など、高機能・高付加価値製品の拡販を強化している。

 今期の連結業績見通しは売上高が前期比5.2%増の1010億円、営業利益が同42.1%増の65億円、経常利益が同36.0%増の67億円、純利益が同29.4%増の43億円としている。原燃料価格上昇が利益圧迫要因だが、押出事業の住宅用高性能断熱材などが好調だ。ビーズ事業の製品価格是正効果、持分法適用関連会社だった日本アクリエースの連結子会社化なども寄与する。期後半に向けての高機能・高付加価値製品の拡販などで好業績が期待されるだろう。

 株価の動きを見ると、戻り高値圏の概ね1550円〜1650円近辺で推移していたが、足元でやや水準を切り下げて、10月23日には1504円まで調整した。ただし個別の悪材料は見当たらず、全般地合い悪化が影響したようだ。10月24日には前日比37円(2.46%)高の1541円まで反発する場面があり、前日の急落分をほぼ取り戻した。

 10月24日の終値1537円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS144円22銭で算出)は10〜11倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間30円で算出)は2.0%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS1671円55銭で算出)は0.9倍近辺である。週足チャートで見ると26週移動平均線近辺で下げ渋る動きであり、強基調に変化はないだろう。今期好業績見通しに評価余地があり、押し目買い好機のようだ。(ジャーナリスト&アナリスト水田雅展)

>>JSPのMedia−IR企業情報
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 07:31 | アナリスト水田雅展の銘柄分析
2013年10月24日

【アナリスト水田雅展の銘柄分析】ノアは調整ほぼ最終局面、きっかけ次第で反発

 LED照明機器商社のノア<3383>(名セ)の株価は安値圏で推移しているが、調整のほぼ最終局面だろう。きっかけ次第で反発が期待される。

 LED照明機器および太陽光パネルなどの販売を展開している。主力のLED照明機器事業では、得意とする高所照明市場で街路灯や防犯灯など官公庁入札案件への取り組みを強化し、環境商材の拡充に向けて太陽光パネルの販売も強化している。収益基盤強化に向けた新規事業としては、自動車関連事業について検討を進めているようだ。

 今期(14年6月期)業績(非連結)見通しについては、LED照明機器事業の大型案件を織り込まずに売上高が前期比2.0倍の6億19百万円で、営業利益が4百万円(前期は94百万円の赤字)、経常利益が2百万円(同95百万円の赤字)、そして純利益が1百万円(同71百万円の赤字)の黒字化見込みである。官公庁入札案件、工場や展示場などの大型案件、付随工事案件に対する取り組みを強化する方針だ。

 株価の動きを見ると9月12日に2389円、9月13日に2730円まで急伸する場面があったが、人気が続かず反落した。その後は概ね1950円〜2000円近辺で推移している。ただし7月29日の年初来安値1902円と9月6日の直近安値1910円が下値支持線の形であり、10月23日の終値1944円は下値支持線に到達して調整の最終局面だろう。目先的には反発が期待される。(ジャーナリスト&アナリスト水田雅展)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 15:57 | アナリスト水田雅展の銘柄分析

【アナリスト水田雅展の銘柄分析】きちりは底放れの展開、好業績に評価して高値奪回早い

 飲食チェーンのきちり<3082>(東2)の株価は9月の戻り高値圏から一旦反落したが、足元で調整一巡感を強めている。好業績見通しを評価して出直る動きだろう。押し目買いの好機だ。

 関西および関東エリアに直営店を展開する飲食チェーンである。カジュアルダイニング「KICHIRI」や「いしがまやハンバーグ」などを主力業態とする自社ブランドの展開、および店舗受託運営を展開し、首都圏への新規出店を強化している。前期(13年6月期)末時点の直営店舗数は68店舗(関西エリア43店舗、関東エリア25店舗)である。

 13年2月に食品加工機械メーカーのサタケ、4月にイタリアのバックブランド「オロビアンコ」、5月に福岡県「はかた地どり」生産者である農業組合法人福栄組合と業務提携するなど、店舗を受託運営するプラットフォームシェアリング事業の確立を目指している。

 中期経営計画では18年6月期の売上高100億円、営業利益15億円、経常利益16億円、純利益10億円、配当性向30%を経営目標値として掲げ、自社ブランド展開事業で100店舗、プラットフォームシェアリング事業で契約店舗数500店舗を目指している。

 今期(14年6月期)業績(非連結)見通しは、売上高が前期比17.3%増の73億円、営業利益が同23.8%増の7億円、経常利益が同23.9%増の7億50百万円、純利益が同30.7%増の4億50百万円としている。自社ブランド展開事業、プラットフォームシェアリング事業ともに新規出店効果で増収増益見込みだ。

 株価の動き(7月1日付で株式3分割)を見ると、9月18日と19日に付けた戻り高値1097円から反落して上値を切り下げる形になったが、下値は960円近辺で下げ渋り、足元では調整一巡感を強めている。10月23日は全般地合いが悪化する中でも前日比30円(3.11%)高の996円まで上伸した。利益確定売りが一巡して出直る動きのようだ。

 10月23日の終値996円を指標面で見ると、今期予想PER(会社予想のEPS88円78銭で算出)は11〜12倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間15円で算出)は1.5%近辺、実績PBR(前期実績のBPS267円10銭で算出)は3.7倍近辺である。

 日足チャートで見ると25日移動平均線を割り込んだが、週足チャートで見ると13週移動平均線がサポートラインのようだ。過熱感は解消しており、好業績を評価して出直りの動きを強めそうだ。押し目買いの好機だろう。(ジャーナリスト&アナリスト水田雅展)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 15:54 | アナリスト水田雅展の銘柄分析

【アナリスト水田雅展の銘柄分析】スターティアは5月22日以来の1500円乗せ、高値1794円に挑戦

 電子書籍関連のスターティア<3393>(東マ)の株価は、強基調に転換して出直りの動きを鮮明にしている。高値圏へ回帰する動きを強めそうだ。

 電子ブック作成ソフト「ActiBook」を主力として、Webアプリケーション開発などのウェブソリューション事業、クラウド関連サービスなどのネットワークソリューション事業、OA機器・MFP(複合機)販売などのビジネスソリューション事業を展開している。アジア市場への事業展開で「ActiBook」の多言語対応の開発も進めている。

 今期(14年3月期)連結業績見通しは売上高が前期比22.9%増の81億60百万円、営業利益が同21.9%増の8億円、経常利益が同22.0%増の8億円、純利益が同2.3%増の4億円としている。電子書籍関連の市場拡大も追い風として、主力のウェブソリューション事業が好調である。ストック型サービス強化も寄与して好業績が期待される。なお11月1日に第2四半期累計(4月〜9月)の業績発表を予定している。

 株価の動きを見ると、動意付いて付けた9月18日の1490円から一旦反落して10月8日の1261円まで調整したが、すぐに切り返しの動きとなった。10月23日には前日比103円(7.21%)高の1530円まで急伸する場面があり、強基調への転換を確認した形だろう。

 10月23日の終値1450円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS79円81銭で算出)は18〜19倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間7円98銭で算出)は0.6%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS605円71銭で算出)は2.4倍近辺である。

 日足チャートで見ると25日移動平均線がサポートラインとなり、週足チャートで見ると戻りを押さえていた52週移動平均線を突破した。強基調への転換を確認した形であり、出直りの動きを鮮明にしている。高値圏へ回帰する動きを強めそうだ。(ジャーナリスト&アナリスト水田雅展)

>>スターティアのMedia−IR企業情報
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 08:10 | アナリスト水田雅展の銘柄分析

【アナリスト水田雅展の銘柄分析】インタースペースは高値更新目前、ネット広告市場拡大追い風

 ネット広告のインタースペース<2122>(東マ)の株価は、モミ合い展開から上放れて7月の年初来高値に接近している。好業績を評価して上値を試す動きだろう。インターネット広告市場の拡大を追い風として、中期成長に対する期待も高まる。

 アフィリエイト(成果報酬)型のインターネット広告事業を主力として、子会社ではコンテンツ・ソーシャルアプリなどのメディア事業も展開している。アジアの新興国市場にも積極展開する方針で、7月にはタイ・バンコクに現地法人を設立し、9月にはインドネシア・ジャカルタの現地法人が営業を開始した。

 また10月21日には、スマートフォン広告事業の強化を目的として、グローバルにモバイル広告ネットワーク事業を展開する米アーキ社と戦略的業務提携について合意したと発表している。自社アフィリエイト広告事業との販売シナジーを強化する方針だ。

 前期(13年9月期)の連結業績見通しは、売上高が前々期比18.1%増の146億16百万円、営業利益が同33.6%増の7億50百万円、経常利益が同35.0%増の7億50百万円、純利益が同2.2倍の3億66百万円としている。四半期ベースで増収増益基調であり、今期(14年9月期)もインターネット広告事業が好調に推移して好業績が期待される。

 株価の動きを見ると、概ね1000円〜1100円近辺でモミ合う展開だったが、10月中旬にモミ合い上放れの動きとなった。10月16日には戻り高値となる1274円まで上伸し、7月30日に付けた年初来高値1340円に接近した。10月23日も全般地合いが悪化する中でも、終値で前日比24円(2.06%)高と堅調に推移した。好業績を評価する動きだろう。

 10月23日の終値1190円を指標面で見ると、前期推定連結PER(会社予想の連結EPS54円60銭で算出)は22倍近辺、前期推定配当利回り(会社予想の年間5円で算出)は0.4%近辺、実績PBR(前々期実績に株式分割を考慮した連結BPS335円34銭で算出)は3.5倍近辺である。

 週足チャートで見ると26週移動平均線が支持線となり、さらに右肩上がりの13週移動平均線が接近してモミ合いから上放れた。調整が一巡して強基調に回帰したようだ。今期業績に対する期待感も高まり、7月30日の年初来高値1340円を試す動きだろう。(ジャーナリスト&アナリスト水田雅展)

>>インタースペースのMedia−IR企業情報
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 08:04 | アナリスト水田雅展の銘柄分析

【アナリスト水田雅展の銘柄分析】立花エレテック一気に年初来高値、次は1250円水準へ

 電機・電子技術商社の立花エレテック<8159>(東1)の株価は年初来高値を更新して堅調に推移している。指標面の割安感に加えて、アベノミクス経済対策の国内設備投資関連も支援材料であり、上値を追う展開だろう。

 FAシステム事業、半導体デバイス事業を主力として、施設事業、情報通信事業、ソリューション事業、海外事業を展開し、13年4月には金属加工の製造受託(MMS)と電子機器の製造受託(EMS)を統合してMS(マニュファクチャリング・サービス)事業を新設した。技術商社の強みを活かしてアジアでの海外ビジネス基盤の確立、グループシナジーの強化、MS事業の拡大、徹底した営業力強化と体質改善の推進を重点戦略としている。

 M&A戦略も積極化している。10年にFA機器専門商社の大電社を完全子会社化、12年6月に関東圏地盤のFA機器専門商社の高木商会と資本・業務提携した。13年2月には、ルネサスエレクトロニクス<6723>の販売子会社からコンポーネント事業と半導体製品再販事業の移管を受けて、立花デバイスコンポーネントを設立した。

 今期(14年3月期)連結業績見通しについては、売上高が前期比6.6%増の1320億円、営業利益が同13.5%増の32億40百万円、経常利益が同横ばいの41億円、純利益が同0.1%増の28億円としている。自動車関連や建設機械関連の好調に加えて、立花デバイスコンポーネントが通期寄与する。低調だった半導体・液晶製造装置関連、白物家電向けマイコン関連なども期後半に向けて回復傾向を強めるだろう。なお11月6日に第2四半期累計(4月〜9月)の業績発表を予定している。

 株価の動きを見ると、1000円近辺での短期モミ合いから上放れて水準を切り上げる展開となった。10月23日には全般地合いが悪化する中でも、前日比43円(3.92%)高の1142円まで上伸する場面があり、5月の高値1110円を突破して年初来高値を更新した。

 10月23日の終値1127円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS134円75銭で算出)は8〜9倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間20円で算出)は1.8%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS1925円77銭で算出)は0.6倍近辺である。

 日足チャートで見ると25日移動平均線、週足チャートで見ると13週移動平均線がサポートラインとなって上昇トレンドの形だ。指標面の割安感に見直し余地があり、設備投資関連のテーマ性も支援材料だ。短期調整を挟みながら上値を追う展開だろう。次の上値のフシである1250円前後が見込めそうだ。(ジャーナリスト&アナリスト水田雅展)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 07:48 | アナリスト水田雅展の銘柄分析

【アナリスト水田雅展の銘柄分析】ネットワークバリューコンポネンツは押し目買い、急伸後の調整は短期一巡に

 ネットワーク関連製品のネットワークバリューコンポネンツ<3394>(東マ)の株価が動意付いている。やや乱高下する形だが、7月の戻り高値を試す可能性があるだろう。

 セキュリティ、モバイル、クラウド、サービスを重点分野として、ネットワーク関連製品の輸入販売・運用・保守事業を展開し、新規事業としてコンテンツ配信分野にも取り組んでいる。4月には米国ニュータニックス社の仮想インフラアプライアンス製品についての販売代理店契約締結、5月には新日鉄住金ソリューションズ<2327>との資本・業務提携を発表している。アライアンス戦略も寄与して事業基盤強化が期待される。

 今期(13年12月期)の連結業績見通しは、売上高が前期比6.2%増の28億31百万円、営業利益が同44.8%増の1億78百万円、経常利益が同37.4%増の1億69百万円、純利益が同31.5%増の1億44百万円としている。第2四半期累計(1月〜6月)は期初計画をやや下回ったが、無線LANの大型案件をはじめ受注は堅調なようだ。第3四半期(7月〜9月)以降に出荷するクラウドストレージ製品やセキュリティ関連製品も寄与して、通期ベースでは好業績が期待される。

 株価の動きを見ると、第2四半期累計の業績下振れを嫌気して急落し、概ね15万円〜16万円近辺でモミ合う展開だったが、足元で動意付いた。10月21日にストップ高水準の20万7400円まで急騰し、10月22日も24万9800円まで急騰する場面があった。その後は一転して利益確定売りが優勢になり、やや乱高下する展開だ。

 10月23日の終値19万4000円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想連結EPS1万5321円85銭で算出)は12〜13倍近辺、実績PBR(前期実績連結BPS3万0305円37銭で算出)は6倍近辺である。週足チャートで見ると26週移動平均線を突破して、7月17日の戻り高値25万8500円に接近した形だ。今期好業績見通しを再評価して7月の戻り高値を試す可能性があるだろう。(ジャーナリスト&アナリスト水田雅展)

>>ネットワークバリューコンポネンツのMedia−IR企業情報
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 07:43 | アナリスト水田雅展の銘柄分析

【アナリスト水田雅展の銘柄分析】イワキが急動意、戻り高値に接近、今期増額期待

 医薬品・医薬品原料商社のイワキ<8095>(東1)の株価は水準切り上げの動きを強めている。今期(13年11月期)業績の増額期待が支援材料であり、指標面の割安感にも見直し余地があるだろう。9月の戻り高値を試し、4月の年初来高値も視野に入りそうだ。

 医薬品事業(医療用・一般用・動物用医薬品の製造・販売、調剤薬局の経営など)、医薬品原料・香粧品原料事業(医薬品・香粧品原料の製造・販売、化粧品のOEM製造受託など)、化成品事業(電子工業用薬品、表面処理用薬品、化成品などの製造・販売)、食品原料・機能性食品事業(食品原料の製造・販売、サプリメントのOEM製造受託など)、その他事業(医療機器の販売、化粧品の製造・販売など)を展開している。

 全国の医薬品卸・医療機関・動物病院・ドラッグストアなどに医薬品や健康食品などを供給する卸売機能、国内外のメーカー・業者などを開拓して輸出入する商社機能に加えて、グループ内に医薬品・化成品・健康食品・化粧品・医療機器などのメーカー機能を併せ持ち、3つの機能の連携が強みである。

 10月10日に発表した今期第3四半期累計(12年12月〜13年8月)の連結業績は、前年同期比0.9%増収、同2.2%営業減益、同0.8%経常減益、同24.4%最終増益だった。化成品事業は電子部品向け需要低迷などで同11.6%減収だったが、主力の医薬品事業はジェネリック医薬品の外皮用剤の増加などで同2.5%増収、医薬品原料・香粧品原料事業はジェネリック医薬品原料や新薬中間体の増加で同8.8%増収と好調だった。

 通期の見通しは前回予想を据え置いて、売上高が前期比2.4%増の532億円、営業利益が同20.1%減の9億円、経常利益が同24.8%減の9億80百万円、純利益が同18.9%減の6億円としている。通期見通しに対する第3四半期累計の進捗率は売上高が72.8%、営業利益が88.3%、経常利益が91.9%、純利益が93.0%と高水準である。円安に伴う輸入原材料価格上昇が利益圧迫要因のため保守的な予想としているが、化成品事業も期後半の需要回復が期待され、通期増額の可能性が高いだろう。

 株価の動きを見ると、8月末〜9月上旬にかけての安値圏180円台前半で底打ちして急反発し、9月24日の戻り高値224円まで急伸した。その後は一旦反落して10月8日に195円まで調整する場面があったが、すぐに切り返しの動きとなっている。10月23日には219円まで戻して9月24日の戻り高値に接近した。今期業績増額を期待する動きだろう。

 10月23日の終値213円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS17円76銭で算出)は12倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間6円で算出)は2.8%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS469円76銭で算出)は0.5倍近辺である。

 日足チャートで見ると25日移動平均線がサポートラインの形となった。また週足チャートで見ると、13週移動平均線が26週移動平均線を上抜くゴールデンクロスが接近している。9月の戻り高値を試す動きだろう。4月の年初来高値241円も視野に入りそうだ。(ジャーナリスト&アナリスト水田雅展)

>>イワキのMedia−IR企業情報
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 07:35 | アナリスト水田雅展の銘柄分析

【アナリスト水田雅展の銘柄分析】大和小田急建設は本格出直り、週足下ヒゲ足の底打ち

 中堅ゼネコンの大和小田急建設<1834>(東1)の株価は9月の年初来高値圏から反落したが、急騰の反動調整が一巡して出直りの動きを鮮明にしている。20年東京夏季五輪など息の長いテーマとなる建設ビッグプロジェクトが追い風であり、高値圏へ回帰する動きを強めそうだ。

 今期(14年3月期)の業績(今期から非連結に移行)見通しは、売上高が623億円(前期連結は633億95百万円)、営業利益が5億80百万円(同2億61百万円)、経常利益が4億90百万円(同2億35百万円)、純利益が2億円(同1億98百万円の赤字)としている。前期悪化した工事採算が改善することに加えて、前期計上した棚卸資産評価損など特殊要因の一巡も寄与する。

 第1四半期(4月〜6月)の受注高は116億44百万円で、前年同期の連結ベースの86億22百万円に比べて実質的に大幅増加している。主要株主である大和ハウス工業<1925>や小田急電鉄<9007>関連の案件に加えて、公共インフラ補修・更新や建物耐震化工事などの受注増加が予想され、収益改善が期待される。

 株価の動きを見ると、20年東京夏季五輪開催決定を材料視して9月11日の329円まで急騰し、反落後は10月8日の231円まで調整した。しかし足元では260円台まで戻して出直りの動きを鮮明にしている。10月23日には前日比8円(3.05%)高の270円まで上伸する場面があった。急騰の反動調整が一巡して再動意の構えのようだ。

 10月23日の終値263円を指標面で見ると、今期予想PER(会社予想のEPS9円21銭で算出)は29倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間5円で算出)は1.9%近辺、実績PBR(前期の連結ベースの実績BPS527円14銭で算出)は0.5倍近辺である。

 日足チャートで見ると一旦割り込んだ25日移動平均線を回復した。また週足チャートで見ると13週移動平均線近辺から反発してサポートラインを確認する形となった。息の長いテーマとなる建設ビッグプロジェクトが追い風であり、高値圏へ回帰する動きを強めそうだ。(ジャーナリスト&アナリスト水田雅展)

>>大和小田急建設のMedia−IR企業情報
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 07:33 | アナリスト水田雅展の銘柄分析
2013年10月23日

【アナリスト水田雅の銘柄分析】リンテックは4日続落も小幅で高値圏頑強、再騰近い

 粘着製品大手のリンテック<7966>(東1)の23日株価は4日続落だが、年初来高値圏で堅調に推移している。指標面に割高感はなく、今期(14年3月期)好業績見通しを評価して上値追いの展開だろう。

 高度な粘着応用技術および表面改質技術(粘着剤や表面コート剤の開発・配合・塗工技術)に強みを持ち、印刷材・産業工材関連(シール・ラベル用粘着フイルム、ウインドーフイルム、太陽電池用バックシート、自動車用・工業用特殊粘着製品など)、電子・光学関連(半導体製造用粘着テープ、タッチパネル用シート材、液晶用偏光・位相差フイルム粘着加工など)、洋紙・加工材関連(カラー封筒用紙、粘着製品用剥離紙・剥離フイルム、炭素繊維複合材料用工程紙など)の分野に幅広く事業展開している。

 今期の連結業績見通しは、売上高が前期比10.0%増の2100億円、営業利益が同42.0%増の150億円、経常利益が同36.6%増の150億円、純利益が同36.7%増の105億円、想定為替レートは1米ドル=92円としている。印刷材・産業工材関連がやや低調だが、スマートフォン関連の需要拡大などで電子・光学関連が好調であり、円安メリットも寄与する。なお11月8日に第2四半期累計(4月〜9月)の業績発表を予定している。

 株価の動きを見ると、9月12日に2110円まで上伸して5月23日の高値2099円を突破した。その後一旦は反落したが2000円割れ水準から切り返し、9月高値を突破して10月17日には年初来高値となる2157円まで上値を伸ばしている。今期好業績を評価する動きだろう。

 10月22日の終値2056円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS140円57銭で算出)は14〜15倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間42円で算出)は2.1%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS1909円57銭で算出)は1.1倍近辺である。

 日足チャートで見ると足元で25日移動平均線を割り込んだが、自律調整の範囲だろう。週足チャートで見ると13週移動平均線がサポートラインとなって強基調の形だ。指標面に割高感はなく、短期調整を挟みながら上値追いの展開だろう。(ジャーナリスト&アナリスト水田雅展)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 12:35 | アナリスト水田雅展の銘柄分析

【アナリスト水田雅展の銘柄分析】ゼリア新薬工業急伸、高値肉薄、業績増額の可能性

 中堅医薬品メーカーのゼリア新薬工業<4559>(東1)の株価は高値圏で堅調に推移している。今期(14年3月期)好業績見通しや再増額の可能性を評価して上値追いの展開だろう。

 消化器分野が中心の医療用医薬品事業と、一般用医薬品などのコンシューマーヘルスケア事業を展開している。医療用医薬品事業では潰瘍性大腸炎治療剤「アサコール」や機能性ディスペプシア治療剤「アコファイド」など、コンシューマーヘルスケア事業では「コンドロイチン群」「ヘパリーゼ群」植物性便秘薬「ウィズワン群」などを主力としている。

 8月19日にスイスのビフォーファーマ社と鉄欠乏症治療剤「Ferinject」の日本国内における独占的開発・販売契約の締結、8月22日にデンマークの連結子会社ZPD社の株式追加取得による完全子会社化、9月26日にコンビニエンスストア向けドリンク「ヘパリーゼWハイパー」の発売を発表している。

 今期連結業績見通し(8月7日に増額修正)は売上高が前期比13.5%増の605億円、営業利益が同32.3%増の61億円、経常利益が同30.4%増の61億円、純利益が同10.5%増の44億円としている。医療用医薬品事業では「アサコール」の好調が続き、6月発売の「アコファイド」も寄与する。コンシューマーヘルスケア事業では「コンドロイチン群」「ヘパリーゼ群」が好調だ。大幅増収増益だった第1四半期(4月〜6月)の通期見通しに対する進捗率は高水準であり、通期再増額の可能性が高いだろう。

 株価の動き(10月1日付で1株を1.1株に分割)を見ると、8月上旬の1400円近辺を起点とする上昇トレンドで、水準切り上げの展開が続いている。10月10日には2458円まで上伸し、足元も2300円近辺で堅調に推移している。好業績を評価する動きだろう。

 10月22日の終値2324円を指標面(株式分割後)で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS96円76銭で算出)は24倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間28円で算出)は1.2%近辺、実績PBR(前期実績に株式分割を考慮した連結BPS807円64銭で算出)は2.9倍近辺である。

 指標面の割安感がやや薄れ、週足チャートで見るとやや過熱感を残しているが、日足チャートで見ると右肩上がりの25日移動平均線が追い付いて目先的な過熱感は解消された。好業績見通しや今期再増額の可能性を評価して上値追いの展開だろう。(ジャーナリスト&アナリスト水田雅展)

>>ゼリア新薬工業のMedia−IR企業情報
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 12:01 | アナリスト水田雅展の銘柄分析

【アナリスト水田雅展の銘柄分析】ミロク情報サービスは下値固める、消費増税関連特需も期待

 財務・会計ソフト開発のミロク情報サービス<9928>(東1)の株価は9月の年初来高値から反落したが、急騰の反動調整が一巡して高値圏回帰を目指す動きのようだ。消費増税関連特需の期待や指標面の割安感も支援材料だろう。

 会計事務所(税理士・公認会計士事務所)と、その顧問先企業である中堅・中小企業向けの業務用アプリケーションソフトの開発・販売、汎用サーバ・パソコン・サプライ用品の販売、保守サービス、経営情報サービス、コンサルティングサービスなどを展開している。システム導入契約売上とサービス収入が柱のストック型収益構造である。

 10月10日には、連結会計システム開発・販売を手掛けるプライマルと資本業務提携契約を締結したと発表した。同社の株式33.3%を取得し、両社の専門分野を活かして、個別会計から連結会計、企業情報開示、連結納税までグループ経営を広範囲にわたって支援するソリューション提供を強化する方針だ。

 今期(14年3月期)連結業績見通しについては売上高が前期比4.0%増の217億60百万円、営業利益が同4.6%増の23億80百万円、経常利益が同3.7%増の23億70百万円、純利益が同11.1%増の13億20百万円としている。会計事務所向けのシステム導入契約売上やソフト使用料収入などが堅調に推移し、中小企業向けの新ERP(統合業務)システムも寄与する。通期見通しに対する第1四半期(4月〜6月)の進捗率は順調な水準であり、消費増税に伴う特需も考慮すれば好業績が期待されるだろう。

 株価の動きを見ると、8月下旬の340円近辺から9月30日の年初来高値469円まで急騰した後、10月8日の371円まで急反落した。急騰の反動調整局面だろう。ただし足元では400円台を回復して反動調整一巡感を強めている。

 10月22日の終値405円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS43円04銭で算出)は9〜10倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間12円で算出)は3.0%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS310円05銭で算出)は1.3倍近辺である。

 週足チャートで見ると13週移動平均線がサポートラインとなって反発し、日足チャートで見ると一旦割り込んだ25日移動平均線を回復する動きを強めている。指標面の割安感も支援材料であり、急騰の反動調整が一巡して高値圏回帰を目指す動きを強めそうだ。(ジャーナリスト&アナリスト水田雅展)

>>ミロク情報サービスのMedia−IR企業情報
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 07:40 | アナリスト水田雅展の銘柄分析

【アナリスト水田雅展の銘柄分析】キーウェアソリューションズは1000円で二番底形成、出直り開始

 システム開発のキーウェアソリューションズ<3799>(東2)の株価は急騰の反動調整が一巡し、再動意のタイミングが接近しているようだ。

 システム開発事業(公共システム開発、ネットワークシステム開発など)、総合サービス事業(システムインテグレーション、ITサービス、サポートサービスなど)、その他事業(機器販売など)を展開し、筆頭株主のNEC<6701>との連携によって医療分野や流通・サービス業分野へ事業領域を広げ、ERPやセキュリティ関連も強化している。

 10月2日には、ヒューレット・パッカード(HP)製シンクライアントでUSBデバイス利用を管理する「HTVUCS(エイチティーバックス)」の販売を開始すると発表した。2年後に本格導入されるマイナンバー制度に対応して、自治体・官公庁・民間企業・団体向けに今後3年間で10万本のライセンス販売を計画しているようだ。

 今期(14年3月期)連結業績見通しについては、売上高が前期比7.8%増の176億円、営業利益が同11.9%増の6億円、経常利益が同0.8%増の5億30百万円、純利益が同9.2%減の5億30百万円としている。公共システム開発、ネットワークシステム開発、システムインテグレーションなどが好調であり、プロジェクト管理徹底や事業構造改革の効果も寄与する。なお10月30日に第2四半期累計(4月〜9月)の業績発表を予定している。

 株価の動きを見ると、急騰して付けた9月10日の年初来高値2154円から反落し、10月8日には983円まで調整する場面があった。しかし足元では1200円近辺まで戻している。10月18日には1278円まで上伸する場面もあった。急騰の反動調整が一巡して反発態勢のようだ。

 10月22日の終値1210円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS62円33銭で算出)は19〜20倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間10円で算出)は0.8%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS679円20銭で算出)は1.8倍近辺である。

 日足チャートで見ると、一旦割り込んだ25日移動平均線を回復する動きを強めている。また週足チャートで見ると、13週移動平均線近辺から反発してサポートラインの形となった。過熱感は解消されており、急騰の反動調整が一巡して再動意のタイミングだろう。(ジャーナリスト&アナリスト水田雅展)

>>キーウェアソリューションズのMedia−IR企業情報
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 07:35 | アナリスト水田雅展の銘柄分析

【アナリスト水田雅展の銘柄分析】建設技術研究所は一気に新高値、総合建設コンサルタン大手の実力評価

 建設コンサルタント大手の建設技術研究所<9621>(東1)の株価は、5月高値を突破して年初来高値を更新した。20年東京夏季五輪など目白押しの建設ビッグプロジェクトが支援材料であり、短期調整を挟みながら上値を追う展開だろう。

 総合建設コンサルタントの大手で、河川・ダム・海岸・海洋、道路、橋梁、トンネル、都市・地方計画などの分野に強みを持ち、中期経営計画では防災・減災計画関連、都市計画関連、環境関連などを重点分野と位置付けて、再生エネルギーを活用したスマートコミュニティ、民間資金を活用するPFI事業への取り組みも強化する方針だ。9月2日には、農業・農村関連ビジネスへの参入を視野に入れて、新事業開発を推進する子会社CTIフロンティアの設立を発表している。

 今期(13年12月期)の連結業績見通しは、売上高が前期比9.2%増の355億円、営業利益が同27.3%増の12億円、経常利益が同20.7%増の13億円、純利益が同27.2%増の7億円としている。前期の受注高が前々期比19.3%増の377億円と高水準だったことに加えて、第2四半期累計(1月〜6月)の受注高も前年同期比13.4%増の228億13百万円と好調だった。公共投資増加が追い風となって、通期見通しに対する第2四半期累計の進捗率は高水準であり、通期増額の可能性が高いだろう。

 株価の動きを見ると、9月6日の直近安値700円をボトムとして水準を切り上げる展開が続いている。10月21日には913円まで上伸し、5月の高値883円を突破して年初来高値を更新した。20年東京夏季五輪など目白押しの建設ビッグプロジェクトを材料視する動きだろう。

 10月22日の終値900円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS49円50銭で算出)は18〜19倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間18円で算出)は2.0%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS1429円83銭で算出)は0.6倍近辺である。週足チャートで見ると26週移動平均線がサポートラインとなって上昇トレンドの形だ。指標面に割高感はなく、短期調整を挟みながら上値追いの展開だろう。(ジャーナリスト&アナリスト水田雅展)

>>建設技術研究所のMedia−IR企業情報
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 07:30 | アナリスト水田雅展の銘柄分析

【アナリスト水田雅展の銘柄分析】日本マニュファクチャリングサービス急伸、底放れ確認、中国の景気底入れも支援材料

 製造請負大手の日本マニュファクチャリングサービス<2162>(JQS)の株価は安値圏で推移しているが、調整一巡感を強めている。中国の景気底入れも支援材料であり、反発のタイミングが接近しているようだ。

 事業戦略コンセプトとして「neo EMS」を掲げ、製造請負・派遣のIS(インラインソリューション)事業、修理・検査受託のCS(カスタマーサービス)事業、技術者派遣のGE(グローバルエンジニアリング)事業、子会社の志摩グループとTKRグループが展開する開発・製造受託のEMS(エレクトロニクスマニュファクチャリングサービス)事業を展開し、20年3月期の売上高1000億円を目指している。

 13年7月には子会社TKRが日立メディアエレクトロニクスの電源事業、トランス事業、車載チューナー事業、映像ボード事業を譲り受け、同社のチューナー製品を製造している水沢工場(岩手県奥州市)の建物・生産設備を取得した。またCS事業を強化するため8月には、BtoCのビジネスインフラ構築に向けてクラウドマニュファクチャリングを開始すると発表した。事業領域が拡大して中期成長が期待される。

 今期(14年3月期)の連結業績見通しは、売上高が前期比15.8%増の450億円、営業利益が同2.1倍の8億20百万円、経常利益が同77.1%増の10億円、純利益が同2.1倍の5億円としている。新規受注や生産回復などで国内IS事業とEMS事業で2桁増収を見込み、海外IS事業では中国とベトナムの新規連結も寄与する。第1四半期(4月〜6月)は粗利益率が低下して営業赤字だったが、通期ベースでは営業損益改善が期待されるだろう。

 なお5月22日に株式分割と単元株制度の採用を発表している。13年12月31日を基準日(効力発生日14年1月1日)として1株を100株に分割し、単元株数を100株とする。この株式分割に伴い期末配当予想は年間3円(期末一括)となる。

 株価の動きを見ると、9月27日に4万5750円まで戻したが、買いが続かず反落して10月4日には終値ベースで4万円台を割り込んだ。ただし6月の安値3万6450円水準まで下押す動きは見られず、10月22日には4万2000円台まで戻して調整一巡感を強めている。

 10月22日の終値4万2200円を指標面(株式分割前)で見ると、今期予想連結PER(会社予想連結EPS4890円45銭で算出)は8〜9倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間300円で算出)は0.7%近辺、実績PBR(前期実績連結BPS3万6745円45銭で算出)は1.1倍近辺である。

 日足チャートで見ると25日移動平均線、週足チャートで見ると13種移動平均線を回復した。指標面に割高感はなく、中国の景気底入れも支援材料であり、調整が一巡して反発のタイミングが接近しているようだ。(ジャーナリスト&アナリスト水田雅展)

>>日本マニュファクチャリングサービスのMedia−IR企業情報
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 07:27 | アナリスト水田雅展の銘柄分析
2013年10月22日

【アナリスト水田雅展の銘柄分析】エフティコミュニケーションズ急伸、株式分割後の新高値

 OA機器販売のエフティコミュニケーションズ<2763>(JQS)の株価は軟調展開が続いたが、足元では反発の動きを強めている。22日は155円高の1490円と株式100分割後の高値を更新している。

 13年6月にTOBで光通信<9435>の連結子会社となった。法人事業(法人向けビジネスホン・OA機器、LED照明機器の販売)を主力として、コンシューマ事業(一般消費者向け光ファイバ回線サービスの販売、ドコモショップ運営)、マーキングサプライ事業(プリンタ関連消耗品やファニチャー関連商材の販売)を展開し、保守サービスなどストック型収益の積み上げを重点戦略として収益基盤を強化している。

 10月18日には、ベンチャー企業の支援・育成・投資事業を担う連結子会社アントレプレナーが、セキュリティ機器販売やシステムソリューションを展開するアレクソンの株式90.1%を取得して子会社化したと発表している。シナジー効果で業容拡大を図る方針だ。

 今期(14年3月期)の連結業績見通し(ハイブリッド・サービス<2743>が連結対象外になったことに伴って7月23日に減額修正)は、売上高が前期比30.3%減の320億円、営業利益が同4.2%増の32億40百万円、経常利益が同3.5%増の34億円、純利益が同2.3%増の18億円としている。

 ハイブリッド・サービスが連結対象外となったため大幅減収となるが、法人向けビジネスホン・OA機器の販売が好調であり、ストック型サービスの営業強化も寄与するようだ。利益率の高いストック型収益の拡大を期待したい。

 株価の動き(10月1日付で株式100分割)を見ると、軟調展開が続いて水準を切り下げ、10月8日には1116円まで調整した。ただし10月8日安値をボトムとして反発し、足元では1500円近辺まで買われている

 10月21日の終値1335円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS159円09銭で算出)は8〜9倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想に株式分割を考慮した年間30円で算出)は2.2%近辺、実績PBR(前期実績に株式分割を考慮した連結BPS528円30銭で算出)は2.5倍近辺である。

 週足チャート(権利修正)で見ると52週移動平均線を割り込んで調整局面だが、日足チャートで見ると25日移動平均線を回復する動きを強めている。これを突破すれば強基調へ転換して出直り展開に弾みがつきそうだ。(ジャーナリスト&アナリスト水田雅展)

>>エフティコミュニケーションズのMedia−IR企業情報
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 14:07 | アナリスト水田雅展の銘柄分析