[アナリスト水田雅展の銘柄分析]の記事一覧
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2013年10月01日

【アナリスト水田雅展の銘柄分析】ティムコジリ高、600円目前、オリンピック関連

 フィッシング用品やアウトドア用品のティムコ<7501>(JQS)の株価は、戻り歩調の展開で4月の高値に接近している。低PBRに見直し余地があり、20年東京夏季五輪開催でアウトドア・スポーツブームが期待されることも支援材料だ。

 フィッシング用品やアウトドア用品の企画・開発・販売を展開している。フィッシング用品は一部地域で放射線風評被害の影響を残しているが、アウトドア衣料ブランド「フォックスファイヤー」の商品力強化や、直営店舗「フォックスファイヤーストア」の収益力向上に取り組んでいる。

 今期(13年11月期)の業績(非連結)見通しは、第2四半期累計(12年12月〜13年5月)が減収、営業赤字だったことを受けて7月3日に減額修正し、売上高が前期比4.5%増の29億29百万円、営業利益が23百万円(前期は6百万円の赤字)、経常利益が29百万円(同3百万円の黒字)、純利益が10百万円(同79百万円の赤字)としている。

 フィッシング関連は、一部地域での放射線風評被害の影響や1月〜3月の寒波による悪天候の影響などで、ルアー用品がやや苦戦しているようだ。しかし富士山の世界文化遺産登録や20年東京夏季五輪開催決定などで、登山・アウトドア・スポーツなどのブームの盛り上がりが予想される。そして福島第一原発の汚染水問題が解決に向けて本格的に動き出せば追い風となり、来期(14年11月期)は一段の収益改善が期待される。

 株価の動きを見ると、550円近辺で下値を固めて水準を切り上げ、6月以降のボックスレンジ圏(550円〜580円近辺)から上放れの形となった。9月27日には598円まで上伸する場面があり、4月19日に付けた年初来高値630円に接近してきた。20年東京五輪関連も材料視して収益改善を期待する動きだろう。

 9月30日の終値589円を指標面で見ると、今期予想PER(会社予想のEPS3円55銭で算出)は166倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間12円で算出)は2.0%近辺、実績PBR(前期実績のBPS2374円43銭で算出)は0.2倍近辺である。

 週足チャートで見ると26移動平均線を突破して上伸し、強基調に転換した形だろう。20年東京夏季五輪関連の材料性に加えて、引き続き低PBRに見直し余地があり、4月の高値を試す動きを強めそうだ。(ジャーナリスト&アナリスト水田雅展)

>>ティムコのMedia−IR企業情報
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 15:50 | アナリスト水田雅展の銘柄分析

【アナリスト水田雅展の銘柄分析】建設技術研究所は5月高値に急接近、いよいよ4ケタへ

 建設コンサルタント大手の建設技術研究所<9621>(東1)の株価は、水準を切り上げて5月に高値に接近している。20年東京夏季五輪開催などの建設ビッグプロジェクトが支援材料であり、上値を試す動きだろう。

 総合建設コンサルタントの大手で、河川・ダム・海岸・海洋、道路、橋梁、トンネル、都市・地方計画などの分野に強みを持ち、中期経営計画では防災・減災計画関連、都市計画関連、環境関連などを重点分野と位置付けて、再生エネルギーを活用したスマートコミュニティ、民間資金を活用するPFI事業への取り組みも強化する方針だ。9月2日には、農業・農村関連ビジネスへの参入を視野に入れて、新事業開発を推進する子会社CTIフロンティアの設立を発表した。

■今12月期、営業利益27.3%増益、PBR0.6倍

 今期(13年12月期)の連結業績見通しは、売上高が前期比9.2%増の355億円、営業利益が同27.3%増の12億円、経常利益が同20.7%増の13億円、純利益が同27.2%増の7億円としている。前期の受注高が前々期比19.3%増の377億円と高水準であり、増収増益見込みだ。

 第2四半期累計(1月〜6月)業績の増額修正に対して通期見通しを据え置いたが、通期見通しに対する第2四半期累計の進捗率は売上高が52.1%、営業利益が77.3%、経常利益が75.7%、純利益が85.3%と高水準である。第2四半期累計の受注高も前年同期比13.4%増の228億13百万円と好調だったことも考慮すれば、通期増額の可能性が高いだろう。

 株価の動きを見ると、9月2日の701円と9月6日の700円を直近ボトムとして急反発した。20年東京夏季五輪開催も材料視する形で9月17日には814円を付け、7月23日と7月26日の810円を突破した。さらに9月27日には戻り高値となる840円まで上伸している。9月30日も全般悪地合いの中、終値で前日比23円(2.88%)高と強さを見せた。

 9月30日の終値823円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS49円50銭で算出)は16〜17倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間18円で算出)は2.2%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS1429円83銭で算出)は0.6倍近辺である。

 週足チャートで見ると、26週移動平均線がサポートラインとなって上昇トレンドの形だ。指標面に割高感はなく、20年東京夏季五輪開催など建設ビッグプロジェクトも好材料であり、5月の高値883円を試す動きだろう。(ジャーナリスト&アナリスト水田雅展)

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提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 07:41 | アナリスト水田雅展の銘柄分析

【アナリスト水田雅展の銘柄分析】アルコニックスは戻り快調、指標なお割安

 非鉄金属専門商社のアルコニックス<3036>(東1)の株価は出直りの動きを強め、戻り高値圏で堅調に推移している。指標面に割安感があり、5月高値を試す動きを強めるだろう。

 軽金属・銅製品、電子・機能材、非鉄原料、建設・産業資材などを取り扱う専門商社で、特にレアメタル・レアアースに強みを持っている。13年5月に発表した中期経営計画では、目標値として16年3月期の経常利益50億円以上、純利益30億円以上、ROE13〜15%程度などを掲げ、重点戦略として川上・川中・川下でのM&A推進、レアメタル・電子・機能材・リサイクル分野の強化に取り組む方針だ。

 今期(14年3月期)の連結業績見通しは、売上高が前期比16.5%増の1920億円、営業利益が同9.5%増の36億円、経常利益が同14.1%増の33億円、純利益が同57.3%増の22億50百万円としている。

 レアメタル・レアアースの市況低迷長期化がマイナス要因だが、自動車関連やスマートフォン関連が好調に推移し、買収した産業機械用精密加工部品メーカーの大羽精研、アルミスクラップ販売の大阪アルミセンター、金属・化成品メーカーの米ユニバーティカル社の新規連結も寄与する。

 通期予想に対する第1四半期(4月〜6月)進捗率は売上高が23.4%、営業利益が32.1%、経常利益が32.8%、純利益が61.2%だった。純利益は負ののれん発生益計上も寄与したが、営業利益段階で進捗率は高水準である。通期増額の可能性があるだろう。

 株価の動きを見ると、直近安値となる9月2日の1825円をボトムとして反発した。9月19日には2084円を付けて7月25日の2064円を突破し、さらに9月27日には戻り高値となる2116円まで上伸している。今期好業績を見直す動きだろう。

■今期2ケタ増益、PER5倍台

 9月30日の終値2071円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS353円98銭で算出)は5〜6倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間60円で算出)は2.9%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS2414円98銭で算出)は0.9倍近辺である。

 週足チャートで見ると、一旦割り込んでいた26週移動平均線を回復して上伸した。調整が一巡して強基調に転換した形だろう。依然として指標面に割安感があり、5月の高値2398円を試す動きを強めるだろう。(シニアアナリスト・水田雅展)

>>アルコニックスのMedia−IR企業情報
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 07:30 | アナリスト水田雅展の銘柄分析

【アナリスト水田雅展の銘柄分析】第一実業は本格出直り、3ヶ月ぶり26週線突破

 機械専門商社の第一実業<8059>(東1)の株価は出直り感を強めている。3%台の高配当利回りなど指標面の割安感に見直し余地が大きく、きっかけ次第で出直りの動きに弾みがつくだろう。

 機械の専門商社でプラント・エネルギー事業、エレクトロニクス事業、産業機械事業などを展開している。13年5月に新経営計画「AIM2015」を発表して、最終年度16年3月期の売上高1550億円、営業利益57億円、経常利益59億円、純利益37億円を目標値として掲げている。

 グローバルビジネスを積極展開する方針で、9月18日にはインドにおける事業拡大に向けて、インド北西部のアーメダバード(グジャラート州)に新事務所を開設したと発表している。インドにおける3カ所目の拠点となる。

 今期(14年3月期)連結業績見通しについては受注高が前期比7.4%増の1350億円、売上高が同1.4%増の1300億円、営業利益が同0.2%増の46億円、経常利益が同2.5%減の48億円、純利益が同1.7%減の30億円としている。

 プラント・エネルギー関連が減収となり、純利益はタイ現地法人増資に伴う負ののれん益が一巡するため微減益の見込みだ。ただし自動車関連の産業機械が好調である。第1四半期(4月〜6月)は、海外法人部門でアジアのIT・デジタル関連機器の需要が減少して営業赤字だったが、期後半の設備投資需要の回復や円安メリットが期待されるだろう。

 株価の動きを見ると、8月の400円近辺でのモミ合い展開から上放れの形となって水準を切り上げた。9月27日には444円まで上伸して、7月上旬の戻り高値に面合わせする場面もあった。調整が一巡して出直り態勢だろう。

■配当利回り3.5%、PERも7倍台

 9月30日の終値431円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS56円66銭で算出)は7〜8倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間15円で算出)は3.5%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS545円78銭で算出)は0.8倍近辺である。

 日足チャートで見ると75日移動平均線を突破して上伸し、週足チャートで見ると26週移動平均線を突破する動きを強めている。調整が一巡して強基調に転換する動きだ。低PER、低PBR、今期予想配当利回り3%台という指標面の割安感にも、引き続き見直し余地が大きいだろう。(ジャーナリスト&アナリスト水田雅展)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 07:23 | アナリスト水田雅展の銘柄分析

【アナリスト水田雅展の銘柄分析】日本アジアグループは下値固め完了して出直り歩調、7月の戻り高値試す

 社会インフラ関連やメガソーラー関連の日本アジアグループ<3751>(東マ)の株価は、下値固めが完了して出直り歩調だ。建設ビッグプロジェクト関連などテーマ性は多彩であり、7月の戻り高値を試す動きだろう。

 インフラ・環境・エネルギーの3つのテーマに経営資源を集中し、空間情報コンサルティング事業(国際航業ホールディングスの防災・減災・社会インフラ関連)、グリーンプロパティ事業(土壌・地下水汚染関連、戸建住宅関連)、グリーンエネルギー事業(欧州と国内での太陽光発電所開発・売電関連)、ファイナンシャルサービス事業(証券業)を展開している。

 防災・減災・老朽化インフラ関連、公共投資関連、メガソーラー関連、環境関連、金融緩和メリット関連などテーマ性は多彩である。なお9月26日に、傘下のJAG国際エナジーが福岡県北九州市において太陽光発電所「響灘ソーラー」を完成させたと発表している。安川電機<6506>をEPC(設計・調達・建設)事業者とする地域密着型太陽光発電所プロジェクトで、発電した電力はすべて九州電力に売電する。

■今3月期は営業利益67%の大幅増益

 今期(14年3月期)連結業績見通しは売上高が前期比7.2%増の690億円、営業利益が同67.0%増の25億円の増収営業増益としている。空間情報コンサルティング事業は防災・減災関連などの公共投資増加、グリーンプロパティ事業は戸建て住宅の受注増加、ファイナンシャルサービス事業は株式市場の活況が追い風となり、いずれも好調に推移する。グリーンエネルギー事業は売電収入の増加や欧州でのメガソーラー売却などで収益が改善する。

 経常利益と純利益については、営業外損益が大幅に変動する可能性があるため未定としているが、第1四半期(4月〜6月)は大幅増収となり、営業損益も増収効果で大幅に改善している。このため通期ベースでも好業績が期待されるだろう。

 株価の動き(効力発生日10月1日で株式10分割のため修正株価)を見ると、8月23日の直近安値401円をボトムとして急反発した。9月26日には588円、9月27日には587円まで上伸する場面があり、7月17日の戻り高値687円に接近している。9月30日は全般地合い悪化の中、終値で前日比22円(3.89%)安と反落したが、下値固めが完了して戻り歩調だろう。

 9月30日の終値543円を指標面(株式10分割後)で見ると、実績PBR(前期実績に株式10分割を考慮した連結BPS744円59銭で算出)は0.7倍近辺である。日足チャートで見ると25日移動平均線がサポートラインとなって強基調に転換した形だ。週足チャートで見ても26週移動平均線を回復して強基調へ転換の動きを強めている。多彩なテーマ性も材料視して7月の戻り高値を試す動きとなりそうだ。(ジャーナリスト&アナリスト水田雅展)

>>日本アジアグループのMedia−IR企業情報
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 07:20 | アナリスト水田雅展の銘柄分析

【アナリスト水田雅展の銘柄分析】エイジアは2ヶ月ぶり4ケタ奪回目前、好業績

 メール配信ソフトのエイジア<2352>(東マ)の株価は、調整が一巡して出直りの動きを強めている。好業績見通しが支援材料であり、1000円台回復が視野に入ったようだ。

 高機能メールアプリケーションソフト「WEB CAS」開発・販売などのアプリケーション事業を主力として、ECサイト構築やマーケティングコンサルティングなどのサービスソリューション事業にも事業領域を広げている。

 クラウドサービス関連、ECマーケティング関連、海外展開を強化する方針で、M&Aやアライアンス戦略も積極化している。12年4月にはECサイト構築・運営事業の拡大に向けてシステムインテグレータ<3826>、12年12月にはメールマーケティングコンサルティング事業の拡大に向けてメールマガジン制作・運用支援のグリーゼと資本・業務提携した。さらに9月30日には、メールマガジンの戦略立案・企画・制作・分析サービス事業を展開するFUCAを子会社化すると発表した。

 今期(14年3月期)の業績(非連結)見通しについては、売上高が前期比15.5%増の9億円、営業利益が同25.6%増の1億70百万円、経常利益が同21.1%増の1億70百万円、純利益が同2.0倍の1億円としている。サービスソリューション事業は前期の大型案件の反動があるが、主力のアプリケーション事業でクラウドサービスが好調に推移し、純利益は投資有価証券評価損の一巡も寄与する。

 第1四半期(4月〜6月)の通期見通しに対する進捗率はやや低水準だったが、大幅増収増益で第2四半期累計(4月〜9月)見通しに対する進捗率は高水準だった。期初時点で下期偏重の会社予想であり、通期見通しの達成は可能だろう。

 株価の動きを見ると、8月29日に付けた直近安値685円をボトムとして急反発し、水準を切り上げている。9月25日には903円まで上伸して、8月12日以来となる900円台を回復する場面があった。また9月30日には全般悪地合いの中でも、前日比44円(5.23%)高の高値引けと強さを見せている。調整が一巡して出直りが本格化してきたようだ。

 9月30日の終値886円を指標面で見ると、今期予想PER(会社予想EPS53円73銭で算出)は16〜17倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間9円で算出)は1.0%近辺、実績PBR(前期実績BPS376円71銭で算出)は2.4倍近辺である。

 日足チャートで見ると、25日移動平均線に続いて75日移動平均線を突破した。週足チャートで見ても26週移動平均線を突破する動きを強めている。調整が一巡して強基調に転換する形のようだ。指標面に割高感はなく1000円台回復が当面のターゲット水準だろう。(ジャーナリスト&アナリスト水田雅展)

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提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 07:17 | アナリスト水田雅展の銘柄分析
2013年09月30日

【アナリスト水田雅展の銘柄分析】テラは週足が4連続の陽線、出直り本格化

 バイオベンチャーのテラ<2191>(JQS)の株価は出直りが本格化している。今期(13年12月期)業績に再増額の可能性があり、中期成長期待も強い。強基調に転換して高値圏回帰の動きを強めそうだ。

 東京大学医科学研究所発のバイオベンチャーである。樹状細胞ワクチン療法を中心とした独自のがん治療技術を契約医療機関に提供する細胞治療技術開発事業と、医療機関から受託する細胞加工施設の運営・保守管理サービスやCROなどの細胞治療支援事業を展開している。

 細胞治療技術開発事業は治療数に応じた収入が収益柱であり、契約機関数の増加が収益拡大につながる。前期(12年12月期)末時点の契約医療機関は全国29カ所(基盤提携医療機関11カ所、提携医療機関6カ所、連携医療機関12カ所)で、8月6日に北里研究所、8月12日に八九十会高尾病院との提携契約を締結し、契約医療機関は全国で31カ所となった。

 成長に向けた施策も着実に実行し、4月にはiPS細胞を用いた再生医療実用化を目指す日本網膜研究所(現ヘリオス)に出資した。5月にはがん新薬を中心とした治験支援事業「イメージングCRO」に新規参入するため子会社タイタンを設立した。7月にはアンジェスMG<4563>と子宮頸がんの前がん病変治療ワクチンの共同研究・開発の基本契約を締結した。

■今期11.2%増収、先行投資で減益も飛躍に期待

 今期連結業績見通し(7月31日に増額修正)は売上高が前期比11.2%増の17億17百万円、営業利益が同29.9%減の1億55百万円、経常利益が同54.4%減の1億円、純利益が同78.4%減の21百万円としている。先行投資負担が利益圧迫要因だが、細胞治療支援事業で保守管理サービスの新規受注が寄与する。修正後の通期見通しに対する第2四半期累計(1月〜6月)の進捗率は、売上高が50.4%、営業利益が91.6%、経常利益が132.0%、純利益が219.1%と高水準である。通期再増額の可能性があるだろう。

 株価の動きを見ると、8月30日の直近安値1825円をボトムに急反発して出直りが本格化している。9月27日には前日比265円(8.51%)高の3380円まで上伸する場面があり、終値(3340円)でも7月25日の3200円を上抜いた。週足チャートで見ると、13週移動平均線と26週移動平均線を突破して強基調への転換を確認した形だ。高値圏へ回帰の動きを強めて5月高値4970円も視野に入りそうだ。(ジャーナリスト&アナリスト水田雅展)

>>テラのMedia−IR企業情報
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 08:12 | アナリスト水田雅展の銘柄分析

【アナリスト水田雅展の銘柄分析】久世はモミ合い煮詰まり上放れのタイミング接近

 業務用食材卸の久世<2708>(JQS)の株価はモミ合い展開だが、煮詰まり感を強めている。指標面の割安感も支援材料であり、上放れのタイミングが接近しているようだ。

 1934年創業、1950年設立で、2001年JASDAQ市場に上場した。首都圏を地盤として外食・中食産業向け業務用食材の卸売事業を展開し、子会社のキスコフーズは国内(静岡市)とニュージーランドで業務用高級ソースや高級スープの製造、久世フレッシュワンは東京都内で生鮮野菜など農産品の卸売を手掛けている。

 前期(13年3月期)単体ベースの販売チャネル別売上構成比は、ファーストフード・ファミレス・カフェが31.6%、居酒屋・パブが30.8%、ディナーレストラン・ホテル・会館が20.7%、惣菜・デリカ・娯楽施設・ケータリングが16.9%である。顧客別には居酒屋最大手のモンテローザなど大手飲食チェーンも主要顧客としている。

■中期経営計画で売上1000億円、営業利益20億円

 中期経営計画では、創業85周年の20年3月期に売上高1000億円、営業利益20億円を目指し、重点戦略として首都圏・関西圏・中京圏での販路拡大や全国ネットワーク強化、中食市場や高齢者施設給食市場の開拓強化、PB商品の拡販や製造利益の拡大、そして海外事業の基盤確立などを掲げている。M&Aや提携などのアライアンス戦略も積極化するようだ。

 中京圏では12年6月の酒類販売大手サカツコーポレーションとの業務提携による顧客基盤強化、中食・高齢者施設関連では13年4月の給食・惣菜営業部新設による市場開拓を本格化させている。PB商品は現在「KUZE」「Camino」「Dolceze」「Kitchen Support」の4ブランドを展開し、顧客に対するメニュー提案力も強化している。

 また海外は、中国の成都(現地法人)および上海(上海峰二食品に出資)で業務用食材卸売事業を展開するとともに、キスコフーズのニュージーランド子会社をキスコブランド商品の東南アジア向け生産拠点とする方針だ。

 今期(14年3月期)連結業績見通しは売上高が前期比7.0%増の600億円、営業利益が同2.9%増の5億60百万円、経常利益が同0.3%増の7億円、純利益が同0.6%増の3億70百万円としている。新規顧客開拓の効果などで増収増益の見込みである。

 第1四半期(4月〜6月)の連結業績は、売上高が149億52百万円で前年同期比11.0%増収だったが、営業利益は48百万円の赤字(前年同期は44百万円の黒字)、経常利益が1百万円の赤字(同76百万円の黒字)、純利益が18百万円の赤字(同33百万円の黒字)だった。セグメント別に見ると主力の食材卸売事業は同10.2%増収、同62.2%営業減益(全社費用等調整前)、そして食材製造事業は同22.5%増収、同88.4%営業増益、不動産賃貸事業は横ばいだった。

 円安による原材料・商品仕入れ価格の上昇、増収に伴う物流費の増加、人員増に伴う人件費の増加が利益を圧迫した形だが、販売面では既存顧客との取引量増加や新規顧客の獲得などで2桁増収と好調だった。原材料・商品仕入れ価格の上昇に関しては販売価格への転嫁を進めており、期後半に向けて収益改善が期待される。

 なお配当予想を年間12円(期末一括)の安定配当とするとともに、株主優待制度を採用しており、株式保有数に応じてオリジナルブランドの特選無洗米(山形天童産はえぬき)を進呈している。

 株価の動きを見ると、7月の戻り高値圏770円近辺から反落して水準をやや切り下げた。8月29日には一時757円まで上伸する場面があったが人気が続かず、足元は概ね700円近辺の小幅レンジでモミ合う展開だ。ただし6月の安値圏640円〜650円近辺の水準まで下押す動きは見られない。モミ合い煮詰まり感も強めており、調整一巡して上放れのタイミングが接近しているようだ。

 9月27日の終値708円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS95円38銭で算出)は7〜8倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間12円で算出)は1.7%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS1184円88銭で算出)は0.6倍近辺である。週足チャートで見ると26週移動平均線がサポートラインとなって700円を固める動きのようだ。指標面に割安感があり、モミ合い上放れのタイミングだろう。(ジャーナリスト&アナリスト水田雅展)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 08:01 | アナリスト水田雅展の銘柄分析

【アナリスト水田雅展の銘柄分析】ユーグレナは二番底形成、上場後の高値挑戦へ

 ユーグレナ<2931>(東マ)の株価は出直りの動きが本格化している。強基調への転換を確認した形であり、上値余地があるだろう。中期成長力を再評価する動きが強まり、高値圏回帰に向けて一段高の可能性もありそうだ。

 05年5月設立の東京大学農学部発ベンチャーである。05年12月に沖縄県石垣島で微細藻類「ユーグレナ(和名ミドリムシ)」を、食品として屋外大量培養することに世界で初めて成功した。植物と動物の両方の性質を持ち合わせる「ユーグレナ」は、優れた光合成能力や59種類の豊富な栄養素などが注目されている。現在は世界で唯一、数十トン規模で商業用に屋外で大量培養している。品質改良によって油脂生産性が高く、増殖速度が速い「ユーグレナ」株を保有していることも強みだ。

■植物と動物の両方の性質を持つ『ユーグレナ」』、食料、飼料、燃料向けに有望

 現在の収益柱は「ユーグレナ」を機能性食品としてOEM供給するヘルスケア関連事業で、自社ECサイト「ユーグレナ・ファーム」での直販も強化している。13年3月には「ユーグレナ」の受託生産と微細藻類「クロレラ」の食品向け生産を手掛ける八重山殖産(沖縄県石垣市)を完全子会社化した。さらに先端設備導入によって「ユーグレナ」の培養能力増強を進める方針だ。

 中長期的には「ユーグレナ」の利用可能性に着目し、石垣島における屋外大量培養技術をベースにして「Food=食料」「Fiber=繊維」「Feed=飼料」「Fertilizer=肥料」「Fuel=燃料」の順に、重量単価(kg当たり売価)の高い分野から順次参入する「バイオマスの5F」を基本戦略としている。ヘルスケア関連事業で安定的なキャッシュフローを創出しながら、将来収益の獲得に向けてエネルギー・環境関連事業への投資を進める戦略だ。

 研究開発面では「ユーグレナ」を活用した機能性食品、化粧品、飼料、医療用パラミロンフイルム、水質浄化技術、バイオジェット燃料などの開発、低コスト化へ向けた「ユーグレナ」の改良に取り組んでいる。9月25日には、奈良先端科学技術大学院大学発のバイオベンチャーである植物ハイテック研究所を子会社化(株式取得予定日10月25日)すると発表した。同社の子会社化で「ユーグレナ」の形質転換による光合成能力や油脂生産性の向上、新たな有用物質生産手法の確立などの効果を見込んでいる。

 なお9月10日には、初の海外拠点としてバングラデシュの首都ダッカに事務所を開設(10月1日)すると発表した。バングラデシュにて栄養問題の解決を目指した「ユーグレナ」入り食品の普及を行うための拠点とし、将来の市場性も想定してバングラデシュ国内企業やNGOとの連携を構築するようだ。

 今期(13年9月期)の連結業績見通しは、売上高が20億55百万円、営業利益が1億34百万円、経常利益が2億25百万円、純利益が4億45百万円としている。前期非連結ベースとの比較で29.7%増収、56.3%営業減益、30.8%経常減益、2.3倍最終増益である。知名度向上のための広告宣伝費増加などで営業減益、経常減益だが、八重山殖産の子会社化に伴う負ののれん発生益計上で純利益は大幅増益の見込みだ。

 来期(14年9月期)については、研究開発費の増加や研究助成金の変動の影響を受け、負ののれん発生益一巡も影響して純利益は減益の可能性だが、収益性の高い自社ECサイト「ユーグレナ・ファーム」の直販が大幅増収基調であり、化粧品OEM供給の本格化、八重山殖産の通期連結なども寄与して大幅増収、大幅営業増益が予想される。

 なお9月20日に株主優待制度(100株以上の保有株主に1000円相当の自社製品を贈呈)の導入を発表した。さらに今期終了後に中期計画の発表を予定している。重点戦略としては「豊かな太陽に恵まれた石垣島ですくすく育つユーグレナ」というイメージ戦略で、収益性の高い自社ECサイト「ユーグレナ・ファーム」での直販を一段と強化するようだ。このため来期以降の営業利益率の一段の向上が期待される。

 株価の動き(効力発生日10月1日付で株式5分割のため修正株価)を見ると、市場全体の調整やバイオ関連の人気離散が影響して5月1日高値3302円から反落し、8月30日には991円まで調整する場面があったが、これをボトムとして急反発した。

 9月期末権利落ち後の9月26日には、前日比285円(20.48%)高の1677円まで急伸し、7月の戻り高値1596円を上抜く場面があった。そして9月27日には終値(1647円)で1600円台を回復した。5月の高値から約3割の水準で調整が一巡し、出直りが本格化している。中期成長力を再評価する動きだろう。

 週足チャートで見ると、13週移動平均線に続いて26週移動平均線も突破した。強基調への転換を確認した形だろう。前回のレポートで当面のターゲット水準とした26週移動平均線突破の1500円〜1600円近辺をクリアしたが、引き続き上値余地があるだろう。次のターゲット水準は2000円台回復だが、中期成長力を再評価する動きが強まり、5月高値圏回帰に向けて一段高の可能性もありそうだ。(ジャーナリスト&アナリスト水田雅展)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 07:55 | アナリスト水田雅展の銘柄分析

【アナリスト水田雅展の銘柄分析】サンコーテクノは年初来高値更新が秒読み局面

 アンカー大手のサンコーテクノ<3435>(JQS)の株価が動意付いて5月高値に接近している。20年東京夏季五輪やリニア中央新幹線など建設ビッグプロジェクトも支援材料であり、好業績を評価して上値を試すだろう。

 ファスニング事業(あと施工アンカーなど)、リニューアル事業(FRPシート、太陽光発電関連など)、センサー事業(アルコール測定器など)を展開している。あと施工アンカーはコンクリート用の特殊ネジ・釘類であり、需要は震災復興・耐震補強工事、老朽化インフラ補修・更新工事など公共投資の増加が追い風となる。さらにメガソーラーの増加で太陽光発電架台設置用も好調である。

■9月中間期と通期見通しを増額、1株利益149.9円へ

 9月13日に今期(14年3月期)第2四半期累計(4月〜9月)および通期の連結業績見通しを増額修正した。ファスニング事業で主力のあと施工アンカー、リニューアル事業で太陽光関連商材の受注が想定以上に好調のようだ。高付加価値製品の販売増や、販管費の抑制なども寄与する。

 通期見通しについては、売上高が3億40百万円増額して前期比8.1%増の163億40百万円、営業利益が1億70百万円増額して同23.4%増の10億70百万円、経常利益が1億50百万円増額して同22.6%増の10億30百万円、純利益が82百万円増額して同37.7%増の6億10百万円とした。第2四半期累計の増額分を上乗せした形であり、通期再増額の可能性があるだろう。

 株価の動き(効力発生日10月1日で株式2分割のため修正株価)を見ると、直近安値圏の1200円近辺で調整が一巡して急反発した。9月18日と9月25日には1590円まで上伸する場面があり、5月の高値1645円に接近している。9月13日発表の今期増額修正も刺激材料となり、好業績を見直す動きが強まっているようだ。

 9月27日の終値1570円を指標面(株式2分割後)で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS149円90銭で算出)は10〜11倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間25円で算出)は1.6%近辺、実績PBR(前期実績に株式2分割を考慮した連結BPS1757円28銭で算出)は0.9倍近辺である。

 日足チャートで見ると25日移動平均線に対するプラス乖離率が広がり、目先的にはやや過熱感もあるが、週足チャートで見ると戻りを押さえていた13週移動平均線と26週移動平均線を一気に突破して、強基調に転換した形だ。指標面に割高感はなく、過熱感を冷ますための短期調整を挟みながら上値を試す動きだろう。(ジャーナリスト&アナリスト水田雅展)

>>サンコーテクノのMedia−IR企業情報
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 07:39 | アナリスト水田雅展の銘柄分析

【アナリスト水田雅展の銘柄分析】ワイヤレスゲートは権利落後の動き強い、修正値では7月戻り高値に接近

 ワイヤレス・ブロードバンドサービスを展開するワイヤレスゲート<9419>(東マ)の株価は、出直りの動きを強めて7月の戻り高値に接近している。中期成長期待も支援材料として、5月高値も試す動きになりそうだ。

 通信事業者からインフラを借り受けてワイヤレス・ブロードバンドサービス(Wi−Fi、WiMAX)を提供している。月額有料会員数の積み上げによって収益が拡大するストック型の収益構造である。会員数は増加基調で、13年6月末時点の会員数は38万人を突破した。巨額の設備投資負担がないことや、大量の人員採用の必要がないことも収益構造面の特徴だ。

 重点戦略としてサービス提供エリア数の拡大、販売チャネル数の拡大、サービスの拡充を掲げ、13年2月にはケイ・オプティコムが提供する「eoモバイルWi−Fiスポット」を追加して関西圏にもエリアを拡大した。販売チャネル数の拡大については、主力のヨドバシカメラでの販売、住友商事<8053>との業務提携による最大手携帯販売会社ティーガイア<3738>での販売に加えて、取扱携帯販売会社を増やす方針だ。

 サービスの拡充では、13年6月に「ワイヤレスゲートWi−Fi」のオプションサービス第1号として「電話リモートサービス」の提供を開始した。追加のオプションサービスの導入も検討しており、ARPU(顧客1人当たり売上高)向上や顧客基盤拡大につなげる。

■今12月期は27.6%増収、営業利益34.1%増益

 今期(13年12月期)連結業績見通しは売上高が前期比27.6%増の70億17百万円、営業利益が同34.1%増の8億円、経常利益が同39.0%増の8億円、純利益が同9.4%増の4億63百万円としている。第2四半期累計(1月〜6月)は、通期見通しに対する進捗率がやや低水準だが、実質的に大幅増収増益で期初計画を上回っている。

 さらに、販売チャネル数拡大などの効果で会員数の増加ペースが加速していること、6月開始のオプション「電話リモートサービス」の売上が想定以上であること、通期見通しには期中の新販売チャネルや追加オプションサービスを織り込んでいないこと、そしてストック型の収益構造であることなども考慮すれば、通期上振れの可能性があるだろう。

 株価の動き(9月1日付で株式2分割)を見ると、8月28日に付けた直近安値2210円をボトムとして反発し、足元では2800円近辺まで戻して7月23日に付けた戻り高値3000円に接近している。調整が一巡して中期成長力を評価する動きだろう。

 9月27日の終値2775円を指標面(株式2分割後)で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS93円89銭で算出)は30倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間50円で算出)は1.8%近辺、実績PBR(前期実績に株式2分割を考慮した連結BPS314円23銭で算出)は9倍近辺である。

 週足チャートで見ると、一旦割り込んだ26週移動平均線を回復した。強基調に転換した形だろう。中期成長期待が支援材料であり、7月の3000円を突破すれば、5月の高値3350円を試す動きを強めるだろう。(ジャーナリスト&アナリスト水田雅展)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 07:33 | アナリスト水田雅展の銘柄分析
2013年09月29日

【水田雅展の為替・株式展望】 海外の弱材料と国内の強材料が交錯し波乱含みの展開

【水田雅展の為替・株式展望】(9月30日〜10月4日)

 来週(9月30日〜10月4日)の株式・為替相場は、海外の弱材料と国内の強材料が交錯し、引き続き方向感に欠ける展開となりそうだ。

 海外要因としては、米国の暫定予算問題と連邦政府債務上限引き上げ問題、そして米FRB(連邦準備制度理事会)の金融政策に対する不透明感があり、週末10月4日には重要イベントの米9月雇用統計が控えている。さらにイタリアの政局不透明感も浮上している。一方の国内要因としては、安陪晋三首相が10月1日に消費増税実施を正式表明し、経済対策も同時に発表する見込みだ。そして3日〜4日には日銀金融政策決定会合が開催される。海外の弱材料と国内の強材料の綱引きだろう。

 米国の暫定予算問題に関しては9月27日、米上院が10月1日から11月15日までの暫定予算案を可決して下院に送付した。しかし、下院が盛り込んでいたオバマ米大統領の医療保険改革法(オバマケア)向け資金の凍結措置を削除したため、これに対する下院の反応が注目され、10月1日から政府機関が閉鎖に追い込まれる可能性も高まっている。

 また米国の連邦政府債務上限引き上げ問題に関しても、10月17日の資金枯渇期限に向けて、オバマ米大統領と共和党とのチキンレースが繰り広げられる。米FRBの量的緩和縮小開始時期やバーナンキ米FRB議長の後任人事問題に関しても、さまざまな見方が交錯しているだけに、不透明感の強い状況が続きそうだ。

 ユーロ圏では9月22日のドイツの総選挙を通過したが、イタリアではレッタ首相が、課税法案を巡って連立与党の合意が得られなかったことを受けて議会に信任投票を求める方針を示すなど、イタリアの政局混迷に対する不透明感が広がっている。27日の欧州市場ではイタリア国債格下げの噂も流れ、イタリアの10年債利回りが6月以来の高水準に上昇したため、欧州の株式市場は総じて軟調だった。

 一方の国内では、安倍晋三首相が14年4月からの消費増税実施を、10月1日に日銀短観(9月調査)を確認してから正式表明し、景気腰折れを防ぐための5兆円規模の経済対策も同時に発表する見込みだ。消費増税実施は市場の想定どおりだが、経済対策の中に法人減税がどのような形で盛り込まれるのかが注目される。また3日〜4日の日銀金融政策決定会合では、消費増税による景気腰折れを回避させるためのリップサービスとして、追加緩和策を示唆するとの見方もあるようだ。

 法人減税の内容や日銀の追加緩和示唆を好感して、日本株高・円安の流れとなる可能性もあるが、海外の弱材料と国内の強材料が交錯する状況だけに、波乱にも注意が必要だろう。

 10月相場の先高期待が強まっているが、当面は強弱材料が交錯する状況だけに、物色面では引き続き20年東京夏季五輪関連、リニア中央新幹線関連、観光・カジノ関連、経済対策関連などを中心としたテーマ株物色だろう。動きの出始めたバイオ関連やネット関連などにも注目したい。為替が膠着感を強めていることもあり、主要企業の14年3月期業績上振れ期待を織り込む動きが強まるのは、米国の財政問題に関する不透明感払拭や為替の円安進行を確認してからになりそうだ。

 その他の注目スケジュールとしては、9月30日の日本8月鉱工業生産速報値、中国9月製造業PMI改定値(HSBC)、ユーロ圏9月消費者物価指数速報値、米9月シカゴ地区購買部協会景気指数、10月1日の日本8月完全失業率、日本8月有効求人倍率、日本8月家計調査、日本8月毎月勤労統計、中国9月製造業PMI(国家統計局)、豪中銀理事会、米8月建設支出、米9月ISM製造業景気指数、米9月自動車販売台数、2日の日本9月マネタリーベース、ECB(欧州中央銀行)理事会とドラギ総裁の記者会見、米9月ADP雇用報告、3日の中国9月非製造業PMI(国家統計局)、米8月製造業新規受注、米9月ISM非製造業景気指数、4日の中国9月サービス部門PMI(HSBC)などがあるだろう。

 その後は8日の日本8月経常収支、9月景気ウォッチャー調査、9日〜10日の英中銀金融政策委員会、10日の米FOMC議事録(9月17日〜18日開催分)発表、10日〜11日のG20財務相・中央銀行総裁会議、11日〜13日のIMF・世銀年次総会などが予定されている。(ジャーナリスト&アナリスト水田雅展)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 10:42 | アナリスト水田雅展の銘柄分析

【水田雅展の銘柄分析】ノアは調整の最終局面、9月の週足陽線で底値を確認

 LED照明機器商社のノア<3383>(名セ)の株価は調整のほぼ最終局面だろう。きっかけ次第で反発が期待される。

 LED照明機器および太陽光パネルなどの販売を展開している。主力のLED照明機器事業では、得意とする高所照明市場で街路灯や防犯灯など官公庁入札案件への取り組みを強化し、環境商材の拡充に向けて太陽光パネルの販売も強化している。新規事業としては自動車関連事業について検討を進めている。

 今期(14年6月期)の業績(非連結)見通しは、LED照明機器事業の大型案件を織り込まずに、売上高が前期比2.0倍の6億19百万円で、営業利益が4百万円(前期は94百万円の赤字)、経常利益が2百万円(同95百万円の赤字)、純利益が1百万円(同71百万円の赤字)の黒字化見込みとしている。代理店との連携も強化して官公庁入札案件、工場や展示場などの大型案件、付随工事案件に対する取り組みを強化する方針だ。

 株価の動きを見ると調整一巡感を強めてきた。9月6日には直近安値となる1910円まで調整する場面があったが、7月29日の年初来安値1902円を割り込まずに反発し、足元では下値を2100円近辺に切り上げている。調整のほぼ最終局面だろう。(ジャーナリスト&アナリスト水田雅展)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 10:39 | アナリスト水田雅展の銘柄分析
2013年09月28日

【アナリスト水田雅展の銘柄分析】科研製薬は1500円の下値が3ヶ月、出番近い

 科研製薬<4521>(東1)の株価は調整のほぼ最終局面だろう。指標面に割高感はなく、きっかけ次第で出直り展開が期待される。

 医薬品、医療機器、農業薬品などを展開する医薬品メーカーである。医薬品は生化学工業<4548>(東1)からの仕入品である関節機能改善剤「アルツ」を主力として、術後癒着防止吸収性バリア「セプラフィルム」、経皮吸収型鎮痛消炎貼布剤「アドフィード」、慢性動脈閉塞症治療剤「プロサイリン」、高脂血症治療剤「リピディル」などを展開し、ジェネリック医薬品も拡大している。

 開発中の医薬品には、爪真菌症を適応症とするKP−103(外用剤)(海外はバリアント社が申請中)、腰部脊柱管狭窄症を適応症とするTRK−100STP(東レ<3402>と共同開発)、腱・靱帯付着部症を適応症とするSI−657(生化学工業と共同開発、アルツの効能追加)などがある。

■今期、増収増益で1株利益108円

 今期(14年3月期)連結業績見通しは売上高が前期比3.6%増の902億円、営業利益が同2.7%増の150億円、経常利益が同2.5%増の146億円、純利益が同3.4%増の93億円としている。研究開発費の増加で利益の伸びは小幅だが、主力の「アルツ」や「セプラフィルム」が伸張し、ジェネリック医薬品や農業薬品の好調も寄与する。通期見通しに対する第1四半期(4月〜6月)の進捗率は売上高が23.6%、営業利益が23.2%、経常利益が23.7%、純利益が23.7%である。概ね順調な水準だろう。

 なお5月13日発表の自己株式取得(取得株式総数の上限120万株、取得価額総額の上限23億円、取得期間13年5月14日〜12月27日)については、9月3日時点の累計で取得株式総数が120万株、取得価額総額18億5885万4000円となり終了した。

 株価の動きを見ると徐々に上値を切り下げる展開だが、足元は概ね1500円近辺で推移し、6月の安値圏1400円近辺まで下押す動きは見られない。調整のほぼ最終局面だろう。9月26日は前日比14円(安だったが、9月中間配当24円の権利落ち分を考慮すれば、実質的に堅調な動きだった。

 9月26日の終値1486円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS108円66銭で算出)は13〜14倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間48円で算出)は3.2%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS771円10銭で算出)は1.9倍近辺である。週足チャートで見ると52週移動平均線近辺で下げ渋る動きであり、サポートラインを確認した形だろう。きっかけ次第で出直り展開が期待される。(ジャーナリスト&アナリスト水田雅展)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 16:33 | アナリスト水田雅展の銘柄分析
2013年09月27日

【アナリスト水田雅展の銘柄分析】朝日ラバーの低PBRに見直し余地、きっかけ次第でレンジ上放れ

 車載照明用ゴム製品の朝日ラバー<5162>(JQS)の株価は小動きだが堅調に推移している。低PBRに見直し余地があり、きっかけ次第でレンジ上放れが期待される。

 自動車向けなどの工業用ゴム製品を主力として、スポーツ用ゴム製品(卓球ラケット用ラバー)や、医療・衛生用ゴム製品(点滴輸液バッグ用ゴム栓)なども展開している。シリコーンゴムをベースにした製品開発に強みを持ち、車載用小型電球の光源カラーキャップ「ASA COLOR LAMPCAP」や、車載用LED照明の光源カラーキャップ「ASA COLOR LED」などを主力製品としている。

 今期(14年3月期)第2四半期累計(4月〜9月)連結業績見通しを8月9日に増額修正して、売上高が前年同期比12.2%増の27億円、営業利益が同35.9%増の1億20百万円、経常利益が同78.6%増の1億15百万円、純利益が同73.0%増の70百万円とした。米国自動車市場の好調や日系自動車メーカーの生産台数増加などを背景に、車載用「ASA COLOR LED」など自動車関連製品が好調だ。卓球ラケット用ラバーなども顧客側の在庫調整の影響が一巡して堅調のようだ。

■今期営業利益84.5%増益は上ブレも、株式分割へ

 通期見通しは前回予想を据え置いて、売上高が前期比10.7%増の53億円、営業利益が同84.5%増の2億50百万円、経常利益が同39.8%増の1億95百万円、純利益が同43.3%増の1億10百万円としている。通期見通しに対する第1四半期(4月〜6月)の進捗率は売上高が26.1%、営業利益が26.0%、経常利益が37.9%、純利益が43.6%だった。自動車関連の好調に加えて、円安メリットなども考慮すれば通期も増額の可能性があるだろう。

 なお9月24日に単元株式数の変更を発表した。効力発生日12月2日で現行の単元株式数500株を100株に変更する。

 株価の動きを見ると、5月14日の高値320円から反落後は、概ね280円〜300円近辺の狭いレンジでのボックス展開が続いている。9月26日の終値282円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS24円19銭で算出)は11〜12倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間8円で算出)は2.8%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS652円12銭で算出)は0.4倍近辺である。

 9月26日には配当権利落ちの影響もあって前日比10円(3.42%)安の282円まで下落したが、ボックスレンジ下限に到達した形だ。今期の営業損益改善や指標面の低PBRに見直し余地があり、ボックスレンジ上限指向の展開となりそうだ。きっかけ次第でレンジ上放れが期待される。(ジャーナリスト&アナリスト水田雅展)

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提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 07:40 | アナリスト水田雅展の銘柄分析

【アナリスト水田雅展の銘柄分析】リンテックは5月高値を突破、好業績を評価して上値追い

 粘着製品大手のリンテック<7966>(東1)の株価は5月の高値を突破した。指標面に割高感はなく、今期(14年3月期)好業績見通しを評価して上値追いの展開だろう。

 高度な粘着応用技術および表面改質技術(粘着剤や表面コート剤の開発・配合・塗工技術)に強みを持ち、印刷材・産業工材関連(シール・ラベル用粘着フイルム、ウインドーフイルム、太陽電池用バックシート、自動車用・工業用特殊粘着製品など)、電子・光学関連(半導体製造用粘着テープ、タッチパネル用シート材、液晶用偏光・位相差フイルム粘着加工など)、洋紙・加工材関連(カラー封筒用紙、粘着製品用剥離紙・剥離フイルム、炭素繊維複合材料用工程紙など)の分野に幅広く事業展開している。

■今期は10.0%増収、営業利益42.0%増益、1株利益140円

 今期連結業績見通しは売上高が前期比10.0%増の2100億円、営業利益が同42.0%増の150億円、経常利益が同36.6%増の150億円、純利益が同36.7%増の105億円、想定為替レート(期中平均)は1米ドル=92円としている。印刷材・産業工材関連がやや低調のようだが、スマートフォン関連の需要拡大などで電子・光学関連が好調であり、洋紙・加工材関連も堅調である。営業外での為替差益も寄与するだろう。

 増収増益だった第1四半期(4月〜6月)の通期見通しに対する進捗率は、売上高が22.3%、営業利益が20.0%、経常利益が23.0%、純利益が22.6%だった。やや低水準だが、期後半に向けての景気回復などを考慮すれば通期計画の達成は可能だろう。

 株価の動きを見ると、9月12日に2110円まで上伸して5月23日の高値2099円を突破した。さらに9月20日には2123円まで上値を切り上げている。今期好業績を評価する動きだろう。

 9月26日の終値2111円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS140円57銭で算出)は15倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間42円で算出)は2.0%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS1909円57銭で算出)は1.1倍近辺である。

 週足チャートで見ると、1800円〜2000円の短期モミ合いから上放れて、一気に年初来高値を更新した。13週移動平均線がサポートラインとなって強基調の形だ。指標面に割高感はなく、短期調整を挟みながら上値追いの展開だろう。(ジャーナリスト&アナリスト水田雅展)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 07:38 | アナリスト水田雅展の銘柄分析

【アナリスト水田雅展の銘柄分析】JSPは戻り高値圏で頑強、モミ合い上放れのタイミング

 発泡プラスチック製品のJSP<7942>(東1)の株価は戻り高値圏で堅調に推移している。今期(14年3月期)好業績に見直し余地があり、モミ合い上放れのタイミングが接近している。

 押出事業(産業用包装材、産業用通い函、食品用包装材、広告用ディスプレー材、住宅用断熱材など)、ビーズ事業(自動車衝撃緩衝材、家電製品緩衝材、IT製品輸送用通い函など)、その他事業(一般包材など)を展開し、押出事業の住宅用高性能断熱材「ミラフォーム」や、ビーズ事業の自動車部品用ポリプロピレン「ピーブロック」など、高機能・高付加価値製品の拡販を強化している。

■今期営業利益42.1%の大幅増益、PER11倍台で割安

 今期の連結業績見通しは売上高が前期比5.2%増の1010億円、営業利益が同42.1%増の65億円、経常利益が同36.0%増の67億円、純利益が同29.4%増の43億円としている。原燃料価格上昇が利益圧迫要因だが、押出事業の住宅用高性能断熱材などが好調だ。ビーズ事業の製品価格是正効果、持分法適用関連会社だった日本アクリエースの連結子会社化なども寄与する。

 通期予想に対する第1四半期(4月〜6月)の進捗率は売上高が25.8%、営業利益が16.2%、経常利益が18.7%、純利益が21.6%だった。利益面の進捗率が低水準だが、需要は好調であり、期後半に向けて高機能・高付加価値製品の拡販、製品価格是正の浸透などで好業績が期待される。

 株価の動きを見ると、戻り高値圏の概ね1550円〜1650円近辺で堅調に推移している。9月26日は9月中間配当の権利落ちの影響もあり、前日比44円(2.74%)安の1560円まで調整する場面があったが、終値では前日比7円(0.44%)高まで切り返し、モミ合いレンジ下限から反転した形となった。

 9月26日の終値1611円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS144円22銭で算出)は11〜12倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間30円で算出)は1.9%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS1671円55銭で算出)は1.0倍近辺である。週足チャートで見ると13週移動平均線が追いついてきた。モミ合い上放れのタイミングが接近しているようだ。(ジャーナリスト&アナリスト水田雅展)

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提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 07:23 | アナリスト水田雅展の銘柄分析

【アナリスト水田雅展の銘柄分析】ミロク情報サービスは上放れて年初来高値更新、消費増税関連特需も期待

 財務・会計ソフト開発のミロク情報サービス<9928>(東1)の株価は年初来高値を更新して上値追いの展開だ。消費増税関連特需の期待や指標面の割安感が支援材料だろう。

 会計事務所(税理士・公認会計士事務所)と、その顧問先企業である中堅・中小企業向けの業務用アプリケーションソフトの開発・販売、汎用サーバ・パソコン・サプライ用品の販売、保守サービス、経営情報サービス、コンサルティングサービスなどを展開している。システム導入契約売上とサービス収入が柱のストック型収益構造である。

 今期(14年3月期)の連結業績見通しは、売上高が前期比4.0%増の217億60百万円、営業利益が同4.6%増の23億80百万円、経常利益が同3.7%増の23億70百万円、純利益が同11.1%増の13億20百万円としている。会計事務所向けシステム導入契約売上やソフト使用料収入などが堅調に推移する。中小企業向けの新ERP(統合業務)システムも寄与する見込みだ。

 通期予想に対する第1四半期(4月〜6月)の進捗率は売上高が23.9%、営業利益が21.6%、経常利益が22.9%、純利益が22.9%だった。概ね順調な水準だろう。システム導入の増加に伴ってサービス収入が積み上がるストック型収益であり、消費増税に伴う特需も考慮すれば好業績が期待される。

■PER9倍台、予想配当利回り2.8%でなお割安

 株価の動きを見ると、8月下旬の340円近辺から急反発して9月12日に403円を付け、5月の高値402円を突破して年初来高値を更新した。さらに9月26日には前日比17円(4.16%)高の426円まで上伸して、上値追いの展開となっている。好業績を評価する動きだろう。

9月26日の終値424円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS43円04銭で算出)は9〜10倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間12円で算出)は2.8%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS310円05銭で算出)は1.4倍近辺である。

 日足チャートで見ると、25日移動平均線に対するプラス乖離率が拡大し、目先的にはやや過熱感もあるが、週足チャートで見ると13週移動平均線がサポートラインとなりそうだ。指標面の割安感も支援材料であり、短期調整を挟みながら上値追いの展開だろう。(ジャーナリスト&アナリスト水田雅展)

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提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 07:18 | アナリスト水田雅展の銘柄分析
2013年09月26日

【アナリスト水田雅展の銘柄分析】ピックルスコーポレーションは800円に接近、低PERで次は4ケタも

 漬物最大手のピックルスコーポレーション<2925>(JQS)の株価は800円に急接近、戻り高値圏で堅調に推移している。好業績を評価して7月の年初来高値を更新する動きだろう。次は4ケタが見込めそうだ。

 キムチ製品、あさづけ、惣菜など漬物製品の最大手メーカーである。主力の「ご飯がススムキムチ」シリーズのブランド力が向上し、独自研究の植物性乳酸菌ピーネ12を使用した「生きて腸まで届くピーネ乳酸菌キムチ」など、新製品投入も積極化して収益拡大基調である。広島工場稼働で中国・四国地方での拡販を進めるとともに、コスト面では契約栽培拡大による原料野菜の安定調達を推進する方針だ。

■今2月期2ケタ増益、さらに上ブレも

 今期(14年2月期)連結業績見通しは売上高が前期比4.6%増の251億80百万円、営業利益が同11.2%増の10億18百万円、経常利益が同10.7%増の10億79百万円、純利益が同9.1%増の6億23百万円としている。ブランド力が向上して「ご飯がススムキムチ」シリーズをはじめとするキムチ製品や惣菜製品の販売が好調である。新製品の投入も寄与する。

 猛暑や水不足など天候不順による野菜価格の一時的高騰が利益圧迫要因となるが、大幅営業増益だった第1四半期(3月〜5月)の通期予想に対する進捗率は売上高が25.8%、営業利益が43.2%、経常利益が46.1%、純利益が48.2%と高水準であり、通期増額の可能性が高いだろう。

 株価の動きを見ると、700円台前半の短期モミ合い展開から上放れた。9月19日には戻り高値となる810円まで上伸する場面があり、7月10日と11日に付けた年初来高値839円に接近している。好業績見通しを評価する動きだろう。

 9月25日の終値799円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS97円43銭で算出)は8〜9倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間12円で算出)は1.5%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS1058円84銭で算出)は0.8倍近辺である。

 週足チャート見ると、13週移動平均線がサポートラインとなって上昇トレンドの形だ。低PER、低PBRで割安感が強いだけに、10月上旬予定の第2四半期累計(3月〜8月)の業績発表が接近して期待感が高まり、7月の高値を試す動きだろう。(ジャーナリストアナリスト水田雅展)

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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 13:56 | アナリスト水田雅展の銘柄分析

【アナリスト水田雅展の銘柄分析】ソーバルは25日線上抜き本格出直り、業績上ブレも

 ソフト開発技術者派遣のソーバル<2186>(JQS)の株価は調整が一巡して25日線を抜き出直り感を強めている。今期(14年2月期)好業績見通しに加えて、派遣労働の規制緩和観測も支援材料だ。なお9月30日に第2四半期(3月〜8月)業績の発表を予定している。

 ソフト開発技術者分野の特定派遣事業と業務請負事業を展開している。前期の顧客別構成比はキヤノン<7751>グループ向けが約7割を占め、ソニー<6758>グループ向け、富士通<6702>グループ向け、NTT<9432>グループ向けと続き、優良な大口顧客を抱えていることが特徴だ。

 12年9月にはオムロン<6645>向けを主力とするモバイルコンピューティングテクノロジーズ(現MCTEC)を子会社化し、M&Aも活用して顧客の多様化も進めている。アベノミクス成長戦略による派遣労働の規制緩和も追い風だろう。

■増収増益の今期は上ブレの可能性も

 今期の連結業績見通しは売上高が前期比4.1%増の67億円、営業利益が同7.2%増の4億90百万円、経常利益が同5.6%増の4億90百万円、純利益が同7.3%増の2億65百万円としている。主要顧客向け組み込み用ソフトウェア開発の派遣需要が好調に推移し、医療関連の新規受注やMCTECの通期連結も寄与する。

 国内製造業では景気回復を背景に技術者不足が深刻化しているため、技術者派遣需要は好調に推移することが予想される。通期見通しに対する第1四半期(3月〜5月)の進捗率は売上高が23.8%、営業利益が32.0%、経常利益が32.2%、純利益が34.3%と高水準だったため、通期増額の可能性があるだろう。

 株価の動きを見ると、900円近辺の短期モミ合いから急落して一旦は9月10日の797円まで調整したが、足元では860円近辺まで戻している。8月末中間配当の権利落ちやシリア情勢緊迫化に伴う地合い悪化の影響を受けたようだが、足元では調整が一巡して出直り感を強めている。

 9月25日の終値857円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS60円96銭で算出)は14倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間18円で算出)は2.1%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS507円23銭で算出)は1.7倍近辺である。

 日足チャートで見ると25日移動平均線を回復し、週足チャートで見ても一旦割り込んだ26週移動平均線を回復した。調整が一巡して強基調に回帰する形だろう。(ジャーナリスト&アナリスト水田雅展)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 13:51 | アナリスト水田雅展の銘柄分析