[鈴木雅光の投信Now]の記事一覧
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記事一覧 (10/13)【鈴木雅光の投信Now】コア・サテライト戦略を考える
記事一覧 (09/29)【鈴木雅光の投信Now】新規設定ファンドを買う意味は?
記事一覧 (09/07)【鈴木雅光の投信Now】「One for all」を実践しないと投資信託は儲からない
記事一覧 (08/27)【鈴木雅光の投信Now】年々高まる販売手数料の平均値〜金融モニタリングレポートから
記事一覧 (08/11)【鈴木雅光の投信Now】老後の資産形成に使える投資信託は?
記事一覧 (07/27)【鈴木雅光の投信Now】退職金運用プランに騙されるな
記事一覧 (07/08)【鈴木雅光の投信Now】直販系ポートフォリオで資産運用は十分
記事一覧 (06/30)【鈴木雅光の投信Now】投資信託の純資産が100兆円に
記事一覧 (06/08)【鈴木雅光の投信Now】日本に投資する外貨コースのファンドは買いか?
記事一覧 (05/22)【鈴木雅光の投信Now】1兆円超の資金流入続く投資信託の実態
記事一覧 (05/11)【鈴木雅光の投信Now】買っても良いETF、買わない方が良いETF
記事一覧 (04/24)【鈴木雅光の投信Now】グロソブ1兆円割れに思う
記事一覧 (04/07)【鈴木雅光の投信Now】ラップ口座は利用しなくてもいい
記事一覧 (03/25)【鈴木雅光の投信Now】純資産総額の大きなファンドを見ていくと
記事一覧 (03/10)【鈴木雅光の投信Now】銀行の人気ファンドランキングを見て思うこと
記事一覧 (02/25)【鈴木雅光の投信Now】NISAのメリットはまだ理解されていない?
記事一覧 (02/06)【鈴木雅光の投信Now】投資信託の複雑な「しかけ」には要注意
記事一覧 (01/26)【鈴木雅光の投信Now】東証REITはどこまで上がるのか?
記事一覧 (01/05)【鈴木雅光の投信Now】純資産総額も本数も増えているけれど・・・
記事一覧 (12/22)【鈴木雅光の投信Now】自分の資産額をドル建てで考えてみる
2015年10月13日

【鈴木雅光の投信Now】コア・サテライト戦略を考える

鈴木雅光の投信Now 最近、銀行が投資信託を勧めるにあたって、「コア・サテライト戦略」を前面に打ち出しているところが増えている。

 コア・サテライト戦略とは、比較的安定収益が見込めるものをポートフォリオのコア(核)にする一方、サテライト(衛星)は収益性を重視した資産クラスに投資することで、「守り」と「攻め」の両方に対応しようというものだ。一般的には、コアをバランス型ファンドなど価格変動リスクが低めの投資信託にする一方、サテライトは新興国株式やREITなど、相対的にリスク・リターンが高めの資産クラスに投資する。

 この手法で運用する際のポイントは、コアとサテライトの配分比率をどうするかということだ。コアの配分比率を高めるほど、ポートフォリオ全体のリスク・リターンは低くなり、逆にコアの配分比率を低めるほど、ポートフォリオ全体のリスク・リターンは高くなる。ただ、コア・サテライト戦略は、「守り」と「攻め」の両立を目指したものである以上、極端な話、サテライトの比率を90%とし、コアを10%にするといった配分比率は考えられない。せいぜい、コア部分の配分比率は60%〜90%の範囲で調整することを前提にするべきだろう。
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 09:16 | 鈴木雅光の投信Now
2015年09月29日

【鈴木雅光の投信Now】新規設定ファンドを買う意味は?

鈴木雅光の投信Now 9月11日、投資信託協会が「投資信託の主要統計ファクトブック」を公表しました。中身は投資信託協会のホームページから見られますので、関心のある方は一度、ご覧になって下さい。
いくつか興味深い数字がありました。たとえば「契約型公募投信の新規設定・償還・運用中ファンドの本数」。運用中ファンドの本数が年々増加傾向を辿っているのは、当コーナーでも幾度か説明しましたが、今回注目したいのは「新規設定ファンドの本数」です。

 ここに掲載されている統計では、2000年からの推移を見ることができます。このうち新規設定ファンドの本数を見ると、2000年が429本、2001年が555本と増え、2002年には329本に減少。2004年まで300本台が続き、そこから徐々に増え始めましたが、2012年までは400〜500本程度で推移していました。

 それが急増したのが2013年で、890本にもなり、2014年は702本、2015年は6月時点で385本ですから、12月までを考えると、その倍近くまではいくでしょう。ここ数年、投資信託の新規設定本数は、かなりのペースで増え続けているのです。当然、運用中ファンドの本数も増えるわけです。

 新しい投資信託を買いたがる投資家がいるから新規設定ファンドが増えるのか、新味のある投資信託を設定して投資家に買わせているのか。恐らく実態は後者だと思いますが、投資家は今一度、新規設定ファンドを買う意味を考えた方が良いでしょう。正直、新規設定ファンドを買う理由はほとんどありません。

 投資信託は将来のリターンが確約された商品ではありません。だからこそ、過去の運用実績が重要になります。といっても、過去の運用実績が将来も続くという意味ではありません。基準価額がどの程度の幅で動くのかを知ることで、自分のポートフォリオが負っているリスクを把握できるからです。新規設定ファンドはこれまで運用されていないので、肝心のリスク度を把握できません。

 また、繰上償還リスクを考えると、資金が流入しているファンドを選びたいところです。それも、ある程度の運用期間を経てみないことには分かりません。

 誰も新規設定ファンドを買わなければ、販売金融機関も新規設定ファンドを投資家に売ろうとは考えなくなるでしょう。結局、販売金融機関が新規設定ファンドを中心に投資信託を売ろうとするのは、それを買う投資家がいるからです。まずは新規設定ファンドを買うのは止めること。そこから投資信託販売の正常化が始まるのです。
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 13:33 | 鈴木雅光の投信Now
2015年09月07日

【鈴木雅光の投信Now】「One for all」を実践しないと投資信託は儲からない

鈴木雅光の投信Now 「One for all」、という言葉があります。ダルタニアン物語に出てくる言葉で、日本語だと「一人は皆のために」と訳されます。ラグビーにおけるチームワークの重要性を示す言葉として用いられるケースが多いと思います。

 この言葉、投資信託にも当てはまります。

 投資信託は、大勢の受益者から集めた資金をひとまとめにしてファンドを組成し、株式や債券に投資します。昔の投資信託には、運用が開始されてから一定期間、中途解約できない「クローズド期間」が設けられていましたが、今はクローズド期間を設けず、いつでも自由に解約できるタイプの投資信託が中心です。

 さて、いつでも自由に解約できるのは、メリットでしょうか、それともデメリットでしょうか。

 受益者からすれば、いつでも解約できるのは、ある種の安心感につながります。自分が必要な時にキャッシュを手に出来るのですから、当然です。これは個人レベルの話だけでなく、機関投資家も余資運用に際しては、資金の流動性を非常に重視しています。
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 11:23 | 鈴木雅光の投信Now
2015年08月27日

【鈴木雅光の投信Now】年々高まる販売手数料の平均値〜金融モニタリングレポートから

鈴木雅光の投信Now 先月発表された「金融モニタリングレポート2015」の中に、投資信託の販売姿勢に関するくだりがあります。ここで紹介されているのが「日本の販売手数料率推移(残高加重平均)」で、このデータを見ると年々、投資信託の販売手数料率が上昇傾向をたどっているのが分かります。
 ちなみに、過去の推移は以下のとおりです。

2010年3月・・・・・・2.74%
2011年3月・・・・・・2.86%
2012年3月・・・・・・2.87%
2013年3月・・・・・・2.93%
2014年3月・・・・・・2.95%
2015年3月・・・・・・2.96%

 なぜ、販売手数料率の加重平均値が上昇傾向をたどっているのでしょうか。

 考えられるケースとしては、やはり仕組みの複雑な投資信託が、より多く売られている現実があるからでしょう。2015年3月の月間純増額を見ると、上位10ファンドの販売手数料率は、最も低いもので3.24%であり、最も高いものになると4.32%も取っています。
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 11:38 | 鈴木雅光の投信Now
2015年08月11日

【鈴木雅光の投信Now】老後の資産形成に使える投資信託は?

鈴木雅光の投信Now 50歳になり、定年まで残すところ10年。資産形成は万全でしょうか。

 なかには「貯蓄なんて1銭もないよ」という方もいらっしゃると思います。そういう方は、まずこの10年間で1000万円を目標に資産形成をするしかありません。これに退職金が2000万円入れば、60歳の時点で3000万円の資産を築くことができます。もちろん、これで老後は完全に安泰とは言えませんが、3000万円という一塊の資金が出来るので、あとはこれを更に運用しながら、一部を取り崩して生活費に充てていけば良いでしょう。

 では、1000万円を作るためには、どの程度の積立額が必要でしょうか。

 仮に運用利回りを3%と想定し、10年間毎月積み立てていく場合、1000万円に到達するためには、毎月約7万2000円を積み立てていく必要があります。
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 09:02 | 鈴木雅光の投信Now
2015年07月27日

【鈴木雅光の投信Now】退職金運用プランに騙されるな

鈴木雅光の投信Now 定年を迎えて無事、退職金を受け取った人は、そのお金をどう運用すれば良いのかで頭を悩ませるでしょう。

 指定した銀行口座に、1000万円、2000万円という大金が、ポンと振り込まれます。預金通帳には、これまで見たことがない「0」の羅列。これまで投資などしたことがないし、かといって預金では利息が付かない。う〜ん・・・・・・。

 などと考えあぐんでいる時に、退職金の振り込みを指定した銀行から1本の電話が。

 「この度はご定年おめでとうございます。つきましては一度、支店長がご挨拶をと申しております」。

 指定された日に銀行へ出向くと応接室に通され、上等な玉露茶が出されます。そして支店長登場。

 「退職金の運用で何かお困りではありませんか。もし、よろしければ当行が責任を持って運用させていただきますが」。
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 10:30 | 鈴木雅光の投信Now
2015年07月08日

【鈴木雅光の投信Now】直販系ポートフォリオで資産運用は十分

鈴木雅光の投信Now 投資信託で資産運用する場合、最大のネックは何を買ったら良いのか分からないことだと思います。

 何しろ5000本以上のファンドが運用されていますから。

 とはいえ、何かを選ばなければ始まらないのも事実です。そこでお勧めしたいのが、直販系投資信託会社のファンドでポートフォリオを組むという方法です。直販系投資信託会社とは、原則として銀行や証券会社などの販売金融機関を介さずに、投資信託会社が直接、個人向けに投資信託を販売しています。

 そのため、購入時に手数料がかからず、運用管理費用も安いなど、ローコスト運用が最大のウリでしたが、これに加えて最近の傾向としては、直販系投資信託会社のファンドに対する認知度が高まってきたせいか、順調な資金流入が続くという喜ばしい循環に入っています。なぜ喜ばしい循環なのかというと、継続的な資金流入は、好パフォーマンスを支えるベースになるからです。

 この傾向が続く限り、資産運用は直販系投資信託会社のファンドでポートフォリオを組めば十分です。
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 10:04 | 鈴木雅光の投信Now
2015年06月30日

【鈴木雅光の投信Now】投資信託の純資産が100兆円に

鈴木雅光の投信Now 国内投資信託の純資産総額が、5月末の時点で100兆円に乗せました。ちなみに純資産総額は、ここ直近で、16カ月連続の増加です。

 ということで、2014年1月以降、どのように数字が変化したのかを洗い直してみましょう。

・運用ファンド本数=674本の増加
・設定額=133兆8360億7600万円
・解約額=119兆5321億4400万円
・償還額=4942億5800万円
・資金増減額=13兆8096億7100万円
・運用等増減額=9兆7338億8400万円
・純資産増減額=23兆5435億5600万円

 純資産総額が増加傾向を辿ったこの16カ月間の軌跡が、上記の数字と思って下さい。

 一番、注目していただきたいのが、資金増減額と運用等増減額です。前者は、設定額から解約額と償還額を差し引いたもので、純粋に資金の出入りによる増減額を示しています。つまり13兆8096億7100万円のキャッシュが入ってきたことを意味します。
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 10:34 | 鈴木雅光の投信Now
2015年06月08日

【鈴木雅光の投信Now】日本に投資する外貨コースのファンドは買いか?

鈴木雅光の投信Now 近頃、この手の投資信託が増えてきています。投資対象は日本株、日本のリートなど国内市場なのに、なぜか米ドルなど外貨建てのコースが設けられており、それが結構な人気を博しているのです。

 たとえば、5月に新規設定された投資信託のなかで最も設定額が大きかったのは、野村アセットマネジメントが設定・運用している「野村日本企業価値向上オープン(米ドル投資型)」の778億6000万円でした。

 この他にも、三菱UFJ投信が設定・運用している「三菱UFJ Jリート不動産株ファンド<米ドル投資型>」(設定額は55億4100万円)、前出の野村アセットマネジメントが設定・運用している「野村サービス関連株ファンド(米ドル)」(設定額は16億2200万円)などもあります。

 いずれも日本株、あるいは日本の不動産投資信託を組み入れて運用する投資信託であるにも関わらず、為替デリバティブ取引を噛ませることにより、米ドルの値動きなどを収益化しようというものです。この仕組みによって、米ドルの短期金利が日本の短期金利よりも高い場合、金利差相当分がプレミアムとして収益に加算され、かつ為替が円安に進んだ場合、為替差益が得られます。
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 10:11 | 鈴木雅光の投信Now
2015年05月22日

【鈴木雅光の投信Now】1兆円超の資金流入続く投資信託の実態

鈴木雅光の投信Now 4月の国内公募投資信託の純資産総額は、99兆1636億4500万円。100兆円まであとわずかとなりました。

 この数字からも分かるように、投資信託への資金流入が堅調です。設定額から解約額、ならびに償還額を差し引いた資金増減額は、昨年12月以降、ほぼ毎月1兆円を超える資金流入額を記録しています。2月は1兆円を割り込みましたが、それでも9943億円の流入ですから、ほぼ1兆円と見なして良いでしょう。

 もっとも、この数か月で投資信託の資金流入が増えたというわけではなく、リーマンショック後、ほぼ安定的に資金流入が続いてきました。その積み重ねによって、いよいよ国内公募投資信託の純資産総額は、100兆円という大台に届こうとしています。

 投資信託の純資産総額が増えれば、ファンドを通じて国内株式市場に資金が流入し、株価を下支えするだろうという期待感も高まってきますが、中身を細かく見ると、どうもそうではないという実態が見えてきます。
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 09:25 | 鈴木雅光の投信Now
2015年05月11日

【鈴木雅光の投信Now】買っても良いETF、買わない方が良いETF

鈴木雅光の投信Now ETFが一部の個人に人気を集めているのはご承知の通りです。
 コストが安い。
 いつでも自由に売買できる。
 かつ市場平均のリターンを目指すインデックス投資だから分かりやすい。
 以上の3点がETFのメリットと言われていますが、果たして実態はどうなのでしょうか。

 現在、東京証券取引所に上場されているETFは、全部で163本もあります。同一の株価インデックスで複数のETFが設定・運用されているケースもありますが、それを除いたとしても、ETFを通じて投資できるインデックスの種類は108種類にも及びます。

 中には聞いたことがないようなインデックスもあります。

 そうなると、投資家の認知が広まらず、上場市場での売買が非常に少なくなり、ETF本来の性能を発揮できないファンドも表れてきます。
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 10:37 | 鈴木雅光の投信Now
2015年04月24日

【鈴木雅光の投信Now】グロソブ1兆円割れに思う

鈴木雅光の投信Now 国際投信投資顧問が設定・運用している看板ファンド「グローバル・ソブリン・オープン(毎月決算型)」の純資産総額が1兆円を割り込みました。4月14日に1兆円を割り込んだ後、再び1兆円に戻しましたが、4月17日以降は1兆円割れの状態が続いています。

 かつて純資産総額が5兆円を超えていたファンドの末路が、まさにこれです。米国で残高の大きな投資信託は、20年、30年と長期にわたって運用されていますが、グロソブが設定されたのは1998年のこと。それでも約17年間運用され続けてきましたが、2008年8月には5兆7000億円あった純資産総額が、6年と8カ月で1兆円割れまで目減りしたペースを考えると、販売金融機関の変わり身の早さに唖然とします。

 かつて日本の投資信託では最も大きな規模を誇っていたファンドが、ここまで凋落した理由は、高パフォーマンスが期待できなくなったということもあります。かつてグロソブの分配金は、1万口あたり40〜60円が長く続きました。それが徐々に引き下げられ、現在の毎月の分配金額は、1万口あたり20円です。ここまで分配金が目減りした理由は、ひとえに運用環境が悪化したからです。ご存じのように、世界的に金融緩和競争が行われた結果、グロソブの投資対象であるソブリン債の利回りが、大幅に低下し、分配金の原資を稼げなくなったのです。
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 15:23 | 鈴木雅光の投信Now
2015年04月07日

【鈴木雅光の投信Now】ラップ口座は利用しなくてもいい

鈴木雅光の投信Now 最近、証券会社が一所懸命に販売している「ラップ口座」。このサービスがスタートしたのは、かれこれ10年ほど前からでしょうか。当初は最低利用金額が1000万円、あるいは5000万円というように高額でしたが、金融業界の常と言いましょうか、やがて普及版ということで、最低利用金額を少額にしたものが登場してきました。

 「ラップ口座」とは、複数の投資信託をラップ、つまりひとまとめにして、その中であれば何をどう買っても手数料が掛らない仕組みになっています。その代わり、投資信託の運用管理費用と同じように、ラップ口座に預けてある資産の額に対して、年率2%程度の管理手数料が取られます。

 ラップ口座全体の残高は、ここ2年で急速に伸びてきました。日本投資顧問業協会の資料によると、2013年3月末時点では7689億円だったのが、2014年12月末には3兆1280億円にまで増加。ちなみに同期間における口座数は、5万1758口座から24万9055口座まで増えていますから、その成長ぶりがよく分かります。

 ただ、ラップ口座を利用する価値については、いささか疑問符が付きます。
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 11:35 | 鈴木雅光の投信Now
2015年03月25日

【鈴木雅光の投信Now】純資産総額の大きなファンドを見ていくと

鈴木雅光の投信Now 純資産総額とは、投資信託に組み入れられている株式や債券など、組入資産の時価を合計したものです。したがって、組入資産が値上がりしたり、あるいは新規の資金が入ってくると、純資産総額は増加します。したがって、純資産総額はある意味、その投資信託に対する人気のバロメーターとも言えます。

 かつて、純資産総額トップといえば、国際投信投資顧問の「グローバル・ソブリン・オープン(毎月決算型)」でした。が、相次ぐ解約による資金流出に見舞われ、大幅にランキングが後退しました。投信評価会社のモーニングスター社のサイトによると、3月23日時点の同ファンドの純資産総額ランキングは11位です。

 では、逆にランキング上位にはどういう投資信託が入っているのでしょうか。

 まず上位10ファンドで見ると、日経225平均株価やTOPIXに連動する国内株式インデックス型が、6本もランクインしています。その他は、海外REITに投資するタイプが2本で、高配当株に投資するタイプ、米国ハイ・イールド債に投資するタイプが、それぞれ1本ずつとなっています。ランキングを見る限り、インデックスファンドが高い人気を集めているのが分かります。
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 10:24 | 鈴木雅光の投信Now
2015年03月10日

【鈴木雅光の投信Now】銀行の人気ファンドランキングを見て思うこと

鈴木雅光の投信Now メガバンクなど主だった銀行のホームページには、「投資信託ランキング」といって、販売額や販売件数、騰落率、純資産総額など、いくつかの切り口でランキングが表示されています。銀行窓口で投資信託を購入する際、このランキングをファンド選びの判断材料にしている人もいるでしょう。

 ただ、このランキングを見るにつけ思うのは、このランキング上位にあるファンドを、個人が自分の意志で買いに来ているのかということです。

 某メガバンクの販売額ランキングを見てみましょう。

1位 新光US−REITオープン
2位 グローバル・ヘルスケア&バイオ・ファンド
3位 ニッセイJ−REITファンド
4位 米国バンクローン・オープン
5位 eMAXIS日経225インデックス
6位 UBSオーストラリア債券オープン
7位 日本厳選プレミアム株式オープン
8位 三菱UFJ米国配当成長株ファンド
9位 三菱UFJ Jリートオープン
10位 フィデリティ・USハイ・イールド・ファンド

 米国のリートやヘルスケア関連、日本のリート、オーストラリアの債券、そして米国のハイ・イールド債というように、非常に限定された資産クラスに投資するファンドがずらりと顔を並べています。

 銀行で投資信託を購入する人の多くは、証券会社で株式を売買しているような、投資経験の長い個人はむしろ少数派で、定年退職金などの運用先として、初めて投資信託を購入している人が多いと思われます。
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 16:32 | 鈴木雅光の投信Now
2015年02月25日

【鈴木雅光の投信Now】NISAのメリットはまだ理解されていない?

鈴木雅光の投信Now NISAがスタートして1年以上が経過しました。目下、日本株は15年ぶりの高値を更新し、海外でも米国をはじめ、ドイツなどが過去最高値を更新中です。株価への関心が高まれば、徐々に投資信託への興味も湧くでしょうし、そこにNISAという非課税制度が、充実化に向けた各種見直しを行っているため、NISA口座を通じて投資信託を買おうという動きが広まるだろうという期待感も高まっています。

 ただ、NISAのメリットに関しては、まだ周知が徹底していないようです。

 NISAのメリットは現状、5年間の運用で発生した値上がり益、配当金、分配金に対する課税が非課税になることです。そうである以上、やはり運用期間中に生じた分配金などについては、現金で受け取らずに再投資に回した方が、より効率的に殖やすことができるはずなのですが、いまだに分配金を受け取りたいという趣向に、大きな変化は見られません。
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 11:46 | 鈴木雅光の投信Now
2015年02月06日

【鈴木雅光の投信Now】投資信託の複雑な「しかけ」には要注意

鈴木雅光の投信Now MLP、カバードコール、ヘッジプレミアム、TAA、通貨選択、リスク限定・・・・・・。

 上記の単語をご存じだろうか。自身が保有している投資信託の商品設計に、このような言葉が混じっていたら、要注意だ。

 いずれも、運用上の「しかけ」であり、これらを甘味剤として、「儲かりそうな投資信託」の商品性が出来上がる。

 たとえばカバードコールなら、コールオプションの売りを用いることにより、事前に入る「オプションプレミアム」によって、ファンドの分配金をかさ上げできる。ヘッジプレミアムも同じようなものだ。

 また「リスク限定」などというと、預貯金指向の強い日本人には、殊の外、魅力的に聞こえるのだと思うが、実はこの仕組みを用いたファンドは、リーマンショック時の株価暴落を受けてリスク限定のための保険が消滅し、結局のところ大幅な元本割れで償還を迎えた。

 こんな話がある。某大手機関投資家の運用担当者に聞いたことだが、彼のもとには毎週、さまざまな投資手法の売り込みがあるそうだ。ところが、これらの投資手法で、ずっと使い続けられるものは、ほぼ皆無だという。過去5年間のバックテストで良好な成績を収めたからといって、それが将来のリターンを保証するものではない。どんなに優れているように見える運用モデルであったとしても、所詮は机上の空論に過ぎないということだ。
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 09:29 | 鈴木雅光の投信Now
2015年01月26日

【鈴木雅光の投信Now】東証REITはどこまで上がるのか?

鈴木雅光の投信Now 目先、調整しているものの、東証REIT指数は順調に上昇傾向をたどっている。1月16日には1990ポイントをつけ、2000ポイントという大台まであと一歩まで迫った。

 ここまで市場での取引価格が上昇すると、REITの魅力のひとつである配当利回りは低下する。1月23日時点で、東証に上場されているREITの配当利回りは、2.93%だ。ちなみに昨年の1月時点では3.6%程度を維持していた。

 現在、J−REITに買いが入っている理由は、恐らく2つある。

 第一に、国内不動産市況が堅調に推移していることだ。都心を中心にして不動産価格が下げ止まり、徐々に上昇の兆しが見え始めている。それに加え、オフィスビルなどでは賃料が上向き始めた。賃料の上昇は、J−REITにとってポジティブな材料であり、それを好感してJ−REITへの買いが集まっている。

 第二に、日銀による買いへの期待感もあるだろう。昨年10月末に発令された黒田バズーカ第2弾では、ETFだけでなくJ−REITの買入を3倍に増やすことになった。これにより、少なくともJ−REIT相場が大きく崩れそうな時には、日銀のさらなる援護射撃が期待されると見る市場関係者は、少なくない。
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 11:23 | 鈴木雅光の投信Now
2015年01月05日

【鈴木雅光の投信Now】純資産総額も本数も増えているけれど・・・

鈴木雅光の投信Now 投資信託協会が発表している国内公募投資信託の資産増減状況によると、2014年11月末時点の純資産総額は、前月に比べて4兆6747億2800万円増加し、92兆6957億3600万円に。運用ファンドの本数も18カ月連続で増加し、5366本になった。いよいよ純資産総額100兆円乗せも目前となっている。

 ただ、その中身を見ると、まだ投資信託が短期的なリターンを稼ぐためのツールとして用いられているフシが感じられる。

 というのも、追加型株式投資信託の資金増減を見ると、11月末のそれは、前月比で1兆5508億3100万円の資金流出になっているからだ。金額ベースで1兆円を超える資金流出が生じたのは、1989年1月から見ても一度もない。

 なぜ大量の資金流出が生じたのか。恐らく11月末にかけて国内株価が上昇すると共に、円安が進んだからだろう。国内株価の上昇は日本株ファンドの、円安は海外市場に投資するファンドの基準価額を押し上げる。それらの利益確定売りが生じたと考えるのが自然だ。

 その一方で、投資信託の解約資金などをプールしておくMRFの純資産総額は、前月比で1兆7688億200万円の増加となった。これは、追加型株式投資信託の解約資金が、そのままMRFの買付資金に回ったことを意味している。
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 13:52 | 鈴木雅光の投信Now
2014年12月22日

【鈴木雅光の投信Now】自分の資産額をドル建てで考えてみる

鈴木雅光の投信Now 先日、ある取材先の方に言われた話。「自分の資産額をドルベースで見ると、いかに目減りしているかよく分かると思います」。

 そもそも現在のドル高がスタートしたのは一昨年前の10月あたりから。この当時は1ドル=76円前後だったのが、今は121円にタッチする場面もあるなど、完全なドル高トレンドになっている。

 手元に100万円があったとしよう。これをドル建てに換算すると、いくらになるだろうか。

 1ドル=76円だとすると、100万円÷76円=1万3157ドル89セント。

 1ドル=121円だとすると、100万円÷121円=8264ドル46セント。

 つまり、この2年間で見ると、円資産をドル建てに換算すると、何と37%も目減りしていることになる。

 では、日本の個人金融資産がどういう構造になっているかをご存じだろうか。

 日銀が定期的に公表している「資金循環統計」によると、2014年第3四半期の速報値は、総額が1654兆円。このうち現預金は870兆円で、総額の52.6%を占めている。これだけの資金が、円安によって目減りするリスクにさらされているのだ。

 こうしたリスクを最小限に抑えるためには、資産の一部を外貨建てにする。あるいは海外市場に投資している投資信託を購入するという方法が望ましい。
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 10:58 | 鈴木雅光の投信Now