
10万円と3万円――――この社会的なインパクトはどのくらいのものだろうか?ファーストリテイリング<9983>(東1)の株価は、今年2月16日に10万円台に乗せ、上場来高値を更新した。一方、日経平均株価も、その前日の15日に3万円の大々台を回復し1990年8月以来、30年半ぶりの高値水準となった。さすがに前週末にはファストリは10万円台で目先調整場面となり、日経平均も3万円台を出没する高値もみ合いとなったが、高株価が巡り巡ってマーケットの株価形成にどのように響いてくるかという問題である。
放映されたテレビの街頭インタビューなどでは、さまざまな社会的な反応があったようだ。新型コロナウイルス感染症の収束と経済活動の正常化、さらに景気回復まで先取りするマーケットの摩訶不思議さに驚く言及もあった。一方で、生活実感からかけ離れ過ぎてバブルと拒否反を示す個人的な感想も多かった。
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