[どう見るこの相場]の記事一覧
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記事一覧 (12/17)【どう見るこの相場】平成最後の大納会を前に「昭和は遠くなりにけり」の感慨とともに見直し余地のある「昭和銘柄」に浮上も期待
記事一覧 (12/10)【どう見るこの相場】残り少ない「戌年」はスルーして来年の干支の「亥年」を先取り新森林管理システム関連株にチャレンジ
記事一覧 (12/03)【どう見るこの相場】衣の下には一時休戦の「自国第一主義」、G20イベント通過後だからこそ地政学リスク関連株は常備株候補
記事一覧 (11/26)【どう見るこの相場】逆手の「麦わら帽子は夏に買え」セオリーで冬支度銘柄に網を張り「掉尾の〇.五振」期待も一考余地
記事一覧 (11/05)【どう見るこの相場】ポスト中間選挙相場は「鬼が出ても蛇が出ても」究極の底打ち株に悪材料織り込み済みのリバウンドを期待
記事一覧 (10/22)【どう見るこの相場】「三日の晴れなし」の季節外れの秋空相場では下値抵抗力に定評の割安オーナー企業もセレクト余地
記事一覧 (10/15)【どう見るこの相場】投資セオリーの「安値で出る悪材料は買い」を試しつつ逆張りと割安内需株買いの硬軟両様の投資スタンスで瀬踏み
記事一覧 (10/09)【どう見るこの相場】長期金利上昇でメガバンクなど金融株がギャップアップ、割り負け「01銘柄」は追随可能性の有資格候補株
記事一覧 (10/01)【どう見るこの相場】早期上方修正銘柄に2度目の業績サプライズを期待して2Q累計決算の発表日をマーク
記事一覧 (09/25)【どう見るこの相場】自民党総裁選挙のバランス感覚を参考に小型株、材料株、テーマ株への資金配分も一考余地
記事一覧 (09/18)【どう見るこの相場】「暑さ寒さも彼岸まで」シナリオならまず定石通りに売られ過ぎ銘柄の「リターン・リバーサル」にトライ余地
記事一覧 (09/10)【どう見るこの相場】9月期末恒例の中間配当の権利取りイベントで波乱を乗り切る消去法の消去法で低位有配株に出番も
記事一覧 (09/03)【どう見るこの相場】「山より大きい猪は出ない」なら東証マザーズ市場の2017年IPO株に市場再興の牽引役を期待
記事一覧 (08/27)【どう見るこの相場】200日線から大幅マイナスかい離銘柄には「二百十日の風鎮め」を期待してリターン・リバーサルも一法
記事一覧 (08/13)【どう見るこの相場】「大いに難あり」が心配の全般相場下で安値圏でもみ合う「少々難あり」の新工場建設株は逆張りの打診買いも一考余地
記事一覧 (08/06)【どう見るこの相場】日銀総裁もプッシュ?!値上げ効果で業績上方修正が相次ぐ「重厚長大」株に株高航続力を期待
記事一覧 (07/30)【どう見るこの相場】波乱は収拾か?風雲孕む真夏のイベント相場は自己株式取得関連株にアクティブ対処も一考余地
記事一覧 (07/23)【どう見るこの相場】難敵相手に背後のスペースを狙うインド関連株へのロングパスでW杯的な「ジャイキリ」を期待
記事一覧 (07/17)【どう見るこの相場】東証1部へ市場変更の2銘柄を核に人材検索サイト株に「神は細部に宿る」デジャブ相場を期待
記事一覧 (07/09)【どう見るこの相場】「強気相場は悲観の中で生まれる」で売られ過ぎの半導体関連株は決算発表を前に「リターン・リバーサル」の目
2018年12月17日

【どう見るこの相場】平成最後の大納会を前に「昭和は遠くなりにけり」の感慨とともに見直し余地のある「昭和銘柄」に浮上も期待

どう見るこの相場

 平成最後の師走相場だというのに、国内市場、海外相市場とも値動きの荒い株価推移が続く。急上昇もするが急降下もするまるで高速エレベーター相場である。無理もない。アップサイドの好材料は露程にも見当たらず、ダウンサイドのリスク材料ばかりが目白押しだからだ。この師走相場の平成最後の大納会が大引けしたあと、平成相場のそれぞれのシーンを思い起こし30年間のパフォーマンスの心穏やかでない総括を迫られる投資家は少なくないはずだ。
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提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 08:15 | どう見るこの相場
2018年12月10日

【どう見るこの相場】残り少ない「戌年」はスルーして来年の干支の「亥年」を先取り新森林管理システム関連株にチャレンジ

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 師走相場は、わずか1週間で早くも大勢が決したようである。12月1日の米中首脳会談のあとに、トランプ大統領が、自らを「タリフ・マン(関税マン)」と呼び、「メイク アメリカ リッチ アゲイン(米国を再び豊かにする)」とツイートし、返す刀で同日に中国の通信機器大手・華為技術の副会長を逮捕したと5日に明らかにするに及んでは、「そこまでやるか!」とショックを受けないのがおかしく、米中貿易戦争の帰趨のシナリオを頭に浮かべた投資家も多いはずだ。「取引(ディール)」を迫られた習近平国家主席が、余程の譲歩をしない限り中国景気はもちろん、米国景気も真っ黒な厚い雲には長く覆われることになるからだ。
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提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 08:49 | どう見るこの相場
2018年12月03日

【どう見るこの相場】衣の下には一時休戦の「自国第一主義」、G20イベント通過後だからこそ地政学リスク関連株は常備株候補

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 いよいよ平成最後の大納会が、あと18営業日後に迫ってきた。この平成最後の師走相場が、華々しく「掉尾の一振」で終わるか、それとも期待も虚しく「掉尾の三振」を喫するかは、前週末に地球の裏側のアルゼンチンで開催されたG20(20カ国・地域首脳会議)中の各国首脳会談の動向に掛かっていた。なかでも最注目イベントは、日本時間の12月2日8時過ぎに終了した米中の首脳会談で、トランプ大統領と習近平国家主席とが、米中貿易摩擦について何らかの折り合いをつけるベスト・シナリオとなるか、それとも会談が平行線のまま物別れとなるワースト・シナリオとなるかで、強弱感が分かれていた。

 幸いなことにこの首脳会談は、ベスト・シナリオでもワースト・シナリオでもなく、ほぼ市場の観測通りの決着となって米中貿易戦争は、一時休戦となるようである。米国は、来年1月からの関税引き上げを猶予し、中国は農産物などの輸入を拡大させるとともに、知的財産保護などの中国の構造改革の協議を継続し、90日以内に合意に達しない場合は、関税率を25%に上乗せして追加関税を発動する内容である。ワースト・シナリオの貿易戦争の激化が回避され、11月29日に利上げの早期打ち止めを示唆したパウエルFRB(米連邦準備制度理事会)議長の講演に続く早めのクリスマス・プレゼントともなるもので、週明けからは、これまで上値を抑えられていた中国関連株が戻りを試す動きなどを中心に相場全般もどこまで「掉尾の一振」が盛り上がるかチャレンジすることになる。平成相場が、「終わり良ければすべて良し」となれば万々歳である。
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 10:02 | どう見るこの相場
2018年11月26日

【どう見るこの相場】逆手の「麦わら帽子は夏に買え」セオリーで冬支度銘柄に網を張り「掉尾の〇.五振」期待も一考余地

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 年末相場にサプライズはあるのか?「掉尾の一振」は望めるのか?――――すべての市場参加者が、交錯させている期待と不安であると推察される。なぜなら日経平均株価も、ニューヨーク工業株30種平均も、いずれもが昨年2017年の大納会終値を下回り、1年間の投資パフォ−マンスがマイナスとなる「全員負け相場」となっているのは間違いないからで、マーケットを引っ掻き回し、上手く立ち回ったようにみえた海外ヘッジファンドさえ、年末を前に解約に怯えているらしいという情報が漏れ聞こえてくる。
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提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 08:04 | どう見るこの相場
2018年11月05日

【どう見るこの相場】ポスト中間選挙相場は「鬼が出ても蛇が出ても」究極の底打ち株に悪材料織り込み済みのリバウンドを期待

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 今週はいよいよ世界最注目の政治イベントを巡る三択問題の答えが出る。政治イベントとは、もちろん米国の中間選挙である。中間選挙後の相場展開については、「鬼が出るか蛇が出るか」世界中が見守っているが、事前におよそ3通りの相場シナリオが観測されていた。一つは、イベント通過で先行きの不透明感が払拭されるとする見方で、株価にとってフォローなるシナリオである。あと二つは、選挙結果に左右されるシナリオで、一つは、事前の情勢分析通りに共和党が上院で多数派となるものの、下院は民主党が多数派となり議会のねじれ現象が生まれるケースで、トランプ大統領がレームダック化して減税法案の成立などが危ぶまれ株価にアゲインストとなる。もう一つは、情報分析を覆す番狂わせとなり上院、下院とも共和党が多数派となるケースで、これもトランプ大統領の「米国第一主義」がさらにヒートアップし、日本、中国などとの貿易協議で強硬姿勢が強まるシナリオで、これも株価に大逆風となる。
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提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 08:16 | どう見るこの相場
2018年10月22日

【どう見るこの相場】「三日の晴れなし」の季節外れの秋空相場では下値抵抗力に定評の割安オーナー企業もセレクト余地

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 マーケットは、秋晴れのはずが「春に三日の晴れなし」と季節外れの荒れ模様が続いてる。無理もない。市場の上空を低気圧が覆っているからだ。米国の長期金利上昇、米国財務長官の円安牽制発言、中国の景気減速懸念、サウジアラビアの反体制記者殺害疑惑、英国のEU(欧州連合)離脱交渉の難航などと、低気圧ばかりが次々と急速に通過している。

 さらに市場センチメントを神経質にさせているのが、日米両市場での主力銘柄の波乱展開だ。米国市場では、長期金利の上昇で割高としてハイテク株のフェイスブック、アップルなどのいわゆる「FANG」が売られ、東京市場では、日経平均株価への寄与度の高いファナック<6954>(東1)、ファーストリテイリング<9983>(東1)、ソフトバンクグループ<9984>(東1)などの超値がさ株が、先物売買主導で半端でない値動きしている。その上昇、下落がリスクオン、リスクオフの振幅を激しくしている。

 この日米両市場の主力銘柄には、共通項がある。オーナー企業であることだ。創業者のサクセス・ストーリーが、カリスマ性を高めてグローバルな影響力をいっそう強め、その消長が、マーケットの先行きを左右するほどプレゼンスを確固としてきた。東京市場でも、もともと創業家のDNAを堅守するトヨタ自動車<7203>(東1)に代表されるように、オーナー企業の不況耐性、下値抵抗力には一目も二目を置かれてきた。
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提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 07:58 | どう見るこの相場
2018年10月15日

【どう見るこの相場】投資セオリーの「安値で出る悪材料は買い」を試しつつ逆張りと割安内需株買いの硬軟両様の投資スタンスで瀬踏み

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 「ハイテク株売りの割安株買い」 9月相場まで日米両市場は、ほぼこの相場シナリオ通りに推移してきた。長期金利が上昇するなか高PER水準まで買われたハイテク株から利ザヤが拡大する金融株や小売り株などの景気敏感株への乗り換えシナリオである。東京市場でも、日経平均寄与度の高い超値がさ株から、TOPIX(東証株価指数)構成の時価総額の大きい内需系銘柄へのシフトが進んだ。ところが、10月9日に米国の10年物国債利回りが、7年7カ月ぶりの水準まで急上昇すると、米国のダウ工業株30種平均株価(NYダウ)は、わずか3日間で約1500ドル安し、日経平均株価も、急落を繰り返して10月2日の日中につけた年初来高値2万4448円から2000円超も下げてしまった。前週9日付けの当コラムを含めて、大方がこの相場シナリオの見直しを迫られ、慌てさせられた。

 問題は、この株価急落がアルゴリズム(自動売買注文)取引などによる機械的・一時的な調整にとどまるか、それともトレンド転換して本格調整相場入りする前触れかということになる。この判断は、株価急落の要因をどう分析するかに深くかかわってくる。トランプ大統領からすれば、金利引き上げを急ぐFRB(米連邦準備制度理事会)を「クレージー」と非難したから「FRBショック」である。一方、世界経済見通しを下方修正した国際通貨基金(IMF)は、この要因をトランプ政権発の貿易戦争としているから「トランプ・ショック」と断ずるはずだ。
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提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 08:09 | どう見るこの相場
2018年10月09日

【どう見るこの相場】長期金利上昇でメガバンクなど金融株がギャップアップ、割り負け「01銘柄」は追随可能性の有資格候補株

どう見るこの相場
 またまた3連休である。しかも3連休前の5日の米国市場では、9月の雇用統計の発表が予定され、重要イベントが控えていたことは9月の第3週、第4週と同様であった。日経平均株価は、3連休前に3日続落し約500円安し、フシ目の2万4000円を割って引けており、3連休明けの9日は、米国の長期金利の急上昇やイタリアの財政懸念などは、織り込み済みとなってスタートするのかどうか、前2回と同様に判断に悩むところだった。イタリアの財政懸念が追い討ちとなり、それに中間選挙まであと1カ月を切り、暴露本や脱税疑惑のスキャンダルに追われているトランプ大統領から、なりふり構わぬどんなハプニングが飛び出さないか潜在的なリスクまで心配しなくてはならなった。

 幸いなことに、3連休最終日8日の米国ニューヨーク工業株30種平均(NYダウ)は、小幅ながら3営業日ぶりに反発した。債券市場は、コロンバスデーの祝日で休場となったが、3連休前の5日に米国の10年物国債利回りが一時、3.24%と2011年5月以来の水準まで急上昇していたことで銀行株や小売り株のディフェンシブ系の割安株が買い直されたことが反発につながった。この長期金利の上昇は、投資セオリーでは相対的に高PER(株価収益率)まで買われているハイテク株(成長株)が、割高感を強めて調整局面入りする一方、消去法的に運用環境の改善、利ザヤ拡大期待を背景に大手金融株などの割安株選好が進むファクターとされた。実際に8日の米国市場では、NYダウは反発したものの、ハイテク株中心のナスダック総合株価指数は、3営業日続落となった。
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提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 07:57 | どう見るこの相場
2018年10月01日

【どう見るこの相場】早期上方修正銘柄に2度目の業績サプライズを期待して2Q累計決算の発表日をマーク

どう見るこの相場

 「一度あることは二度ある、二度あることは三度ある」とサプライズを期待するのは、投資家心理の本性である。株式投資には、ある種の連想ゲーム的な要素があって、急騰した銘柄と同じ柳の下で続く「二匹目の泥鰌」、「三匹目の泥鰌」をゲット、マーケットを出し抜くこの投資家心理の発露は、過去数限りない実戦で裏打ちされ勝利の方程式として定着している。

 さて名実ともに10月相場入りとなって、初っ端に9月30日の沖縄県知事選挙で野党支援候補が当選するニュースが飛び込んできた。株価は、ネガティブに反応して始まりそうだが、これを割り引いてもマーケットが、いまもっとも「一度あることは二度ある」と期待しているのは、昨年10月相場入りとともに始まった16営業日続伸の再現だ。昨年10月相場は、この16連騰中に10月22日投開票の衆議院選挙で自民・公明党の与党が圧勝したことを挟んで、日経平均株価は1448円高、7.11%も急騰した。今年も、9月13日から9月26日まで8営業日続伸し、27日には反落したものの、28日には大きく切り返し323円高で引けており、一時は年初来高値を更新し、26年10カ月ぶりの高値をつけた。13日から28日までの日経平均株価の上げ幅も、1515円と昨年10月の16連騰時をややオーバーした。この間、9月20日の自民党総裁選挙での安倍3選を挟んでいることも類似しており、沖縄県知事選挙での与党推薦候補の落選を乗り越えて、昨年10月相場のサプライズが再現されれば、この先、日経平均株価の2万5000円、2万6000円も遠くないとする皮算用も聞かれ始めている。

 もう一つマーケットで再現期待が高いのが、業績の上方修正である。10月相場入りとともに3月期決算会社の第2四半期(2018年4月〜9月期、2Q)累計業績の発表が始まる。米中貿易戦争のエスカレートや日米の物品貿易協定(TAG)交渉が続く逆風下、上場企業がどのような決算を開示してくるか、最大の注目ポイントとなってくる。ここでもサプライズの再現期待が高いのは、今年7月〜8月の第1四半期(2018年4月〜6月期、1Q)決算の開示時に、早くも今期業績を上方修正した銘柄の再上方修正である。沖縄県知事選挙の影響で全般相場が下ぶれるようなことがあれば、個別銘柄物色が強まり、余計に期待度も増す可能性がある。
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 09:10 | どう見るこの相場
2018年09月25日

【どう見るこの相場】自民党総裁選挙のバランス感覚を参考に小型株、材料株、テーマ株への資金配分も一考余地

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 かつて兜町では、場味と需給で投資判断をするのが一般的であった。相場が底打ちした時などは「コツンと音がした」と感覚的に表現したことなどが典型である。調査マンが作成したリポートなどは、「理論家は、理路整然と曲がる」などと笑い飛ばしたものだ。しかし変われば変わるものである。いつの頃からか、その調査マンの呼び方が、アナリスト、ストラテジスト、エコノミストなどとカタカナ表記に変わり、作成するリポートも、海外投資家の投資資金を呼び込んだり、個別銘柄の株高を誘発するケースも増えているから隔世の感が強い。

 ただその理論家筋も、3連休を挟んだ前週の日経平均株価の6日続伸については、相場コメントの作成にやや手間取った印象が強い。米トランプ政権が、中国向けに制裁関税の第3弾を発動することは分かっていたし、実際に第3弾が発表された3連休最終日の17日には、トランプ大統領は、中国が報復関税に動けば中国からの輸入品の全額に制裁関税をかけるとブラフ(脅し)をかけた。米中貿易戦争のチキンレースが、ヒートアップしたからだ。株高加速を横目に、ようやくまとめられた相場コメントは、9月14日のSQ値(特別清算指数値)算出や9月中間期末が絡んだ需給要因と、9月20日に予定されていた自由民主党の総裁選挙への期待ということでほぼ落ち着いたようであった。

 今週も、前週と同様に3連休明けの火曜日から商いがスタートし、月替わりとなる10月相場に向け内外で重要イベントが目白押しとなっている。連休最終日24日の日米の閣僚級貿易協議(FFR)、26日の日米首脳会談、30日の沖縄県知事選挙、10月1日の内閣改造と続く政治日程に加え、9月24日の米中の制裁関税第3弾発動、9月25日、26日のFRB(米連邦準備制度理事会)のFOMC(公開市場委員会)を皮切りにニュージーランド、メキシコ、インドなど各国の中央銀行の金融政策決定会合も相次ぐ。米国とカナダの北米自由貿易協定(NAFTA)の再交渉期限は、9月末にも迫っている。>>>記事の全文を読む
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 07:51 | どう見るこの相場
2018年09月18日

【どう見るこの相場】「暑さ寒さも彼岸まで」シナリオならまず定石通りに売られ過ぎ銘柄の「リターン・リバーサル」にトライ余地

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 3連休前の前週末14日のメジャーSQ値(特別清算数値)算出は、申し分のないイベント・ドリブンとなった。日経平均株価は、2万3000円台を回復して寄り付き、寄り後に一時ダレて一部に「幻のSQ」との弱気観測が出たものの、切り返して2万3000円台をキープ、そのままSQ値(2万3057円)を上回ってほぼ高値圏で引けた。個別銘柄でも、先物主導で一人勝ちしていたファーストリテイリング<9983>(東1)やソフトバンクグループ<9984>(東1)も、対照的に値崩れして年初来安値へ突っ込んでいた半導体関連株なども等しく急伸した。年初来安値更新銘柄も日々、拡大し年初来高値更新銘柄の倍どころか10倍の約300銘柄近くまで膨れ上がっていたが、高値更新株の半分にまで急減した。

 これは「暑さ寒さも彼岸まで」シナリオを示唆するシグナルかもしれない。記録的な猛暑や相次ぐ自然災害に見舞われた今年の夏の異常気象が、彼岸入りとともに平常に復し安定するのと軌を一にして、秋相場も、米中貿易戦争やトルコ・ショックなどに揺さぶれ続けてきた夏相場からは一変、日経平均株価の2万3000円台で再三押し返されていたボックス相場からの上放れを示唆するとの相場シナリオである。現に市場では、早くも日経平均株価は、過去3回、タッチしたあと跳ね返された2万3000円台をベースに年初来高値2万4129円にトライするとの強気観測も聞かれるようになった。「幻のSQ」解消が、市場を覆っていた弱気ムードの霧を吹き払ってくれたようだ。もちろん、週明け17日の米国株は、米国のトランプ大統領が中国向けに第3弾の制裁関税を発表すると伝えられて4営業日ぶりに反落しており、連休明けの東京市場も、同日にほぼ軒並み上昇したADR(米国預託証書)の日本株と綱引きとなるなど影響を受けるのは間違いないが、この先、同大統領のこれ以上の「チャブ台返し」がないとの前提付きではある。
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提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 07:34 | どう見るこの相場
2018年09月10日

【どう見るこの相場】9月期末恒例の中間配当の権利取りイベントで波乱を乗り切る消去法の消去法で低位有配株に出番も

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 9月相場は、散々のスタートとなった。一貫してトランプ米国大統領のパワハラまがいの辣腕、ディール(取引)にいいように振り回されてきたうえに、やっと国内市場の独自材料が出てきたと思ったら、これが飛んだネガティブ材料続きとなっているからだ。TATERU<1435>(東1)の融資審査書類の改ざん問題は、不動産株や地銀株を巻き込んでさらに横に広がる気配だし、台風や地震による西日本や北海道の激甚災害は、日本列島のインフラの脆弱性を内外に露呈し、市場マインドを萎縮させ圧迫した。前週末には、日米貿易協議に圧力をかけるトランプ大統領の強硬発言も伝えられ、8月末には、上値フシとして2万3000円台が意識されたのに、週明けは、一転して下値フシの2万2000円台割れも心配しなくてはならないと目まぐるしい。

 出だしの秋相場は、移ろいやすい「秋の空」通りの推移となっているもので、ならばいっそのこと「陰が極まれば陽になる」の展開も期待したくなる。考えたくはないが陰が極まる「セーリング・クライマックス」に見舞われることになれば、もちろん株価が急落するグロース株(成長株)のリターン・リバーサル買い(逆張り)がもっとも値幅効果が大きいと腕まくりして正解となる。ただそうした男性的な調整は、日本銀行の上場投資信託(ETF)買いやそこそこの企業業績を前提にすれば、シナリオ圏外となり、かといって上値も下値も限定的な膠着相場が続くなようだと「陰が極まる」時期もキッカケの材料も株価水準のいずれもが、まだまだ紆余曲折が予想され、トレンドが自明になるには時期尚早の感は拭えない。そうなると、消去法的にバリュー株(割安株)をターゲットにする次善の投資スタンスも浮上する。折から9月相場は、3月期決算会社の中間配当の権利取りの恒例イベントも重なる。
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提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 07:58 | どう見るこの相場
2018年09月03日

【どう見るこの相場】「山より大きい猪は出ない」なら東証マザーズ市場の2017年IPO株に市場再興の牽引役を期待

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 日経平均株価は、今年8月28日と30日の取引時間中に2万3000円台にタッチしたあと、2万2000円台へ撃退されてしまった。今年5月、6月に続き3回目で、こうも続くと2万3000円が心理的な節目として余計に意識され、戻り売りや目先の利益確定売りなどのリスク回避スタンスが優先し、上値はさらに重く感じられてくる。

 というのも相場環境は、9月相場も前途多難であるからだ。懸念材料が山積みとなっている。米国の中国製品2000億ドルへの制裁関税第3弾の発動、トルコ問題に端を発した新興国通貨の急落、米国とカナダの北米自由貿易協定の再交渉、日本と米国の経済協議、さらに国内でも20日に自民党の総裁選挙を控えるなど株価を大きく揺さぶる難問ばかりが目につく。投資セオリーでは、事前に想定される悪材料(好材料)はすでに株価に織り込み済みとするのは常識となっており、予想(理想)で売って(買って)、現実で買う(売る)ケースは、今年も何回も繰り返され、9月相場もこうした株価特性の発揮を期待したいものだ。ただ厄介なのは、こうした懸念材料の震源地が、すべて米国のトランプ大統領にあることである。

 兜町では昔から「山より大きい猪は出ない」と言い交して過度の警戒感を戒め、底なし沼の株安への恐怖心を抑えてきた。しかし、トランプ大統領が、今年11月の中間選挙に向けてツイッターでのつぶやきをさらにエスカレートさせるようだと、ことによると、山より大きい猪が出てこないとも限らず、さらに弱気相場のシンボルの「熊(ベア)」まで引き連れてくるかもしれないから油断ができないのである。
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提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 07:43 | どう見るこの相場
2018年08月27日

【どう見るこの相場】200日線から大幅マイナスかい離銘柄には「二百十日の風鎮め」を期待してリターン・リバーサルも一法

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 近頃は「二百十日」とか「野分」などの気象用語をとんと聞かなくなった。「二百十日」は、立春から210日目の台風襲来の特異日で、風が吹き荒れ、これを前に全国各地では「おわら風の盆」のような風鎮めの祭りも行われてきた。しかし、無理もない。日本列島は、このところ異常気象続きで、「災害は忘れたころにやってくる」どころか、「災害は忘れる間もなくやってくる」ほどに台風が頻発し、しかも生命の危険にかかわる短時間の集中豪雨など激甚災害を各地に引き起こしているからだ。悠長な気象用語など廃語に近い扱いになっているのかもしれない。

 「二百十日」は、兜町流に引き直すとほぼ200日移動平均線に該当する。この長期移動平均線を売買のタイミングを判断するテクニカル分析に活用したのが「グランビルの法則」である。移動平均線と株価のかい離の仕方や方向性を見極めることにより株価の先行きを予測しようとするもので、4つの買い法則(買い信号)と4つの売り法則(売り信号)で構成される。今回の当コラムのテーマは、この4つの買い法則のうち、下向きになった200日線よりもさらに株価が下方に大幅にかい離した銘柄が、本当に自律反発をしてくれるのか、実際の銘柄選別に応用できるのか試してみることにある。
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提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 08:05 | どう見るこの相場
2018年08月13日

【どう見るこの相場】「大いに難あり」が心配の全般相場下で安値圏でもみ合う「少々難あり」の新工場建設株は逆張りの打診買いも一考余地

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 「少々難あり」、「訳あり」などとタグのついた品物から掘り出し物のブランド品をみつけるのは、誰でも経験したことがあるバーゲンセールの楽しみ、面白さである。兜町でも、かつては「少々難あり」、「訳あり」どころか無配株や業績の水面下推移が続く限界企業やボロ株に空売りを誘い込み、株価急騰を演出して「上がる株が優良株」と開き直る仕手株相場が、数々仕掛けられた。足元でも、大塚家具<8186>(JQS)、パイオニア<6773>(東1)の株価が、経営再建を巡って乱高下しており、久々のバーゲンセール相場なのか行方に思惑が集まっている。

 今週の相場全般は、「少々難あり」、「訳あり」どころか「大いに難あり」となると心配される。前週末は、米中両国が、狭いリングのなかで制裁関税の追加の重量級パンチを撃ち合い、トランプ米大統領は、返す刀でトルコへの制裁関税を倍増させ欧州連合(EU)の地政学リスクが高まり、欧州発の金融不安再燃まで懸念しなくてはならなくなったからだ。しかしである。個別銘柄ベースでは、やや事情が異なる可能性があるはずだ。「少々難あり」、「訳あり」の銘柄は、銘柄個々に全般相場に先立って株価的に調整済み、織り込み済みとなって、逆に下値抵抗力を発揮するかもしれないからだ。>>>記事の全文を読む
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 08:03 | どう見るこの相場
2018年08月06日

【どう見るこの相場】日銀総裁もプッシュ?!値上げ効果で業績上方修正が相次ぐ「重厚長大」株に株高航続力を期待

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 「トンからグラムへ」、「軽薄短小」などというキャッチコピーをご存知の投資家の方は、かなりのベテランだろう。あのバブル経済が兆しつつあった前夜、1980年代前半に広く膾炙した流行語であったからだ。産業構造の変革に向けコンピューターと通信、放送の融合が大命題となり、産業のソフト化に向け「トン」単位のロットで商売をしていた既存の「重厚長大」のハード産業が、「グラム」にターゲットを定める「軽薄短小」のソフト産業に高度化、高付加価値化しなければ「ジャパン・アズ・ナンバーワン」の先行きは拓けないとして、大きくクローズアップされたものだ。兜町でも、通信機株などを中心に関連株探しに大忙しとなった。

 ところが周知のように、マネーが溢れ返るバブル経済の爛熟化とともに経済社会の方向性は、「一億総不動産屋化」へ走り、「財テク」に血道を上げ、「軽薄短小」よりも「重厚長大」の方が商売が簡単だと逆走し、ついにあの1989年のバブル経済・バブル相場の大天井を迎えてしまった。それ以来、「重厚長大」株は、業界再編を繰り返しながらも兜町では、三番手、四番手の位置付けを甘んじ、長く不遇の身をかこった。足元でもトップ・テーマのAI(人工知能)、IoT、クラウドなどの先陣争いを繰り広げている最先端のIT(情報技術)セクターから大きく水を開けられている。

 その「重厚長大」株に大復活の兆しが強まっているとしたらどうだろうか?にわかには信じてもらえないかもしれないが、あの黒田東彦日本銀行総裁も、プッシュしているフシがあるのだ。黒田総裁は、過日7月31日まで開催された金融政策決定会合後の記者会見で、物価目標2%の達成は、企業の価格設定スタンスが積極化すれば可能となるメカニズムを示した。折からの四半期決算の発表では、このメカニズム通りに値上げ効果で業績を上方修正する「重厚長大」株が続出したのである。しかも、この「重厚長大」株は、バブル経済下とは異なって、投資バリュー的にも上値余地を示している。この上方修正株の株高航続力に期待して追随買いするのも、サマー・ラリーを成功裡に乗り切る有望方法の一つとして浮上しそうだ。>>>記事の全文を読む
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 08:05 | どう見るこの相場
2018年07月30日

【どう見るこの相場】波乱は収拾か?風雲孕む真夏のイベント相場は自己株式取得関連株にアクティブ対処も一考余地

 「日本銀行は仕手本尊に似ている」などと戯言を言ったら、たちまち黒田東彦日銀総裁に「たわけ者!」と一喝されるに違いない。日銀といえば、いやしくも「物価の番人」で「最後の貸し手」を任ずる「銀行の銀行」、れっきとした中央銀行である。それをあろうことか、兜町でこれまで数々の修羅場を演じ、不祥事さえ引き起こしてきた仕手株相場の「仕手本尊」になぞらえるなど不謹慎極まりないということだろうか。

 しかしである。重箱の隅を突っつくような細かいことに注目していわせてもらえれば、日銀も仕手本尊も、その「出口戦略」に苦しむところでは同列のはずだ。仕手本尊は、買い集め、買い占めた株式をいかに高値で売り抜けるか、誰に肩代わりさせるかが、最大で最後の勝負所で、これにしくじった途端に自ら買い占めた株式の重さに圧し潰され、場合によってはその後、仕手本尊が塀の中に落ちたり、消息まで不確かになる末路さえも稀ではない。日銀も、黒田総裁が就任した直後の2013年4月に導入した異次元金融緩和策が、以来5年余を経過、物価目標の2%達成はなお遠く、金融機関の収益低下や株価形成のゆがみなど副作用ばかりが目立ってきて、「出口戦略」を模索しているのではないかと憶測が渦巻いてきている。この動向次第では、あの2013年4月の記者会見で「戦力の遂次投入はしない」と大見得を切って打ち上げた「黒田バズーカ砲」の正否さえ問われ兼ねない。
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提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 08:17 | どう見るこの相場
2018年07月23日

【どう見るこの相場】難敵相手に背後のスペースを狙うインド関連株へのロングパスでW杯的な「ジャイキリ」を期待

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 過日、7月15日に閉幕したサッカーのワールドカップ(W杯)は、番狂わせ、弱小国が強豪国を下剋上する「ジャイアント・キリング」が、続出した。優勝候補筆頭のドイツが、予選リーグの最下位で姿を消し、アルゼンチン、ポルトガル、ブラジルなどの絶対的なエースを擁する強豪国も、決勝トーナメントの早い段階で涙を飲んだ。この「ジャイキリ」の多くは、弱小国が採った徹底した「堅守速攻(ショートカウンター)」戦術がよく機能したためと分析されている。守るときにはバックスを5人以上も隙間なく配置して相手攻撃陣のペナリティ・エリア内への侵入を許さず、いったん相手ボールをカットして奪取した途端に、相手バックスの背後のスペースを狙ってロングパスをフィード(供給)して、全員が快足を飛ばして一目散に相手ゴールに迫ってフィニッシュに結び付けた結果だ。

 こんなことを書き出すと、たかがサッカーが株式投資にどんな関係があるかとお叱りを受けそうだ。ご批判は重々弁えているが、とにかく現在、東京市場が相手にしているのは、難敵、強敵なのである。株式投資でも、「ジャイキリ」が不可欠だから、W杯の「ショートカンター」戦術は大いに参考になるはずなのだ。難敵、強敵とは、もちろん不規則発言がどうにも止まらない米国のトランプ大統領である。この週末も、お膝元のFRB(連邦準備制度理事会)の政策金利引き上げにクレームをつけ、中国、EU(欧州連合)を為替操作国と非難するとともに、中国からの総輸入額の5000億ドルすべてに追加制裁関税を発動することまで言及した。
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提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 08:03 | どう見るこの相場
2018年07月17日

【どう見るこの相場】東証1部へ市場変更の2銘柄を核に人材検索サイト株に「神は細部に宿る」デジャブ相場を期待

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 一度あることは二度ある……大変に結構なことだ。7月5日に米トランプ政権が、中国に対して340億ドルの追加制裁関税を発動して、日経平均株価は、逆に3日間で約650円高し、10日に同様に2000億ドルの追加制裁関税のリストを公表したが、日経平均株価は、前週末までの2日間でさらに約670円高した。この柳の下に泥鰌(どじょう)が二匹もいたサプライズ相場は、いずれも貿易戦争の勃発を米国市場より先に急いで売るとともに、当面の悪材料出尽くし、悪材料織り込み済みとして、米国市場より先に機敏に買い向かった結果である。いまやマーケットの「唯一神」とも例えられる米国のトランプ大統領が、ツイッターでつぶやきを打ち出す「神の手の指先」をよく見極め、「指運」にも恵まれた賜物ともいうべきだろう。

 ただし3連休明け後の東京市場の先行きを考える上では、今回のサプライズ相場が、1回目と2回目とでは、相場の中身がやや異なる点は注意を要する。1回目は、東証第1部市場の約8割の銘柄が上昇するほぼ全面高だったのに対して、2回目は、値がさの主力株が牽引する指数主導方で、ファーストリテイリング<9983>(東1)ソフトバンクグループ<9984>(東1)の2銘柄だけで、日経平均株価の上昇分の実に4割強もの押し上げ効果を発揮した。指数先物を売っていた短期筋の買い戻しや海外ヘッジファンドなどの指数先物買いによるサプライズ相場と容易に察しがつく。だからこの先の相場も、2万3000円台の上値フシを前に、このまま全員参加型で一本調子に上値を追い続け、追随買いが途切れることなく続くかといえば疑問符がつくとするのが、大方の市場コンセンサスとなっている。
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提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 08:18 | どう見るこの相場
2018年07月09日

【どう見るこの相場】「強気相場は悲観の中で生まれる」で売られ過ぎの半導体関連株は決算発表を前に「リターン・リバーサル」の目

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 本当に悪材料出尽くしなのか?本当ならジョン・テンプルトンの箴言の「強気相場は悲観の中で生まれ、懐疑の中で育つ」そのものだ。米国のトランプ政権が、中国に対して340億ドル(約3兆8000億円)の追加関税を発動し、中国も、直ちに同規模の報復関税を発動した。にもかかわらず、日経平均株価は、241円高した。6月15日に500億ドルの追加関税を発表してから、日経平均株価は、7月5日のザラ場安値まで約1400円安していたのである。日経平均株価だけではない。中国・上海株も欧州株も上昇し、一巡りして震源地の米国のニューヨーク工業株30種平均も、続伸した。

 二大経済大国の間で勃発した貿易戦争は、「悪材料出尽くし」、「悪材料織り込み済み」で世界同時株高を示現したとマーケットコメントされ、その後の週末には、残りの160億ドルの追加関税の発動は8月に持ち越しとか制裁合戦の小休止とかポジティブに観測され、トランプ大統領のお膝元では、産業界や支持者たちからの不満、反発などの不協和音もチラホラ報道されている。たとえ梅雨の中休みとしても、ともかく株高は大賛成である。相場の方向性は、トランプ大統領が決めるのではなく、マーケットが主体性、自律性を取り戻すステージに転換するかもしれない。今こそ「株価は株価に聞け」である。とすると、問題はこの株高にどう乗るかである。もちろん、当座は大きく下げた銘柄ほど大きく戻すとする投資セオリーの「リターン・リバーサル」狙いである。折から日米両市場は、決算発表のシーズンに差し掛かる。またフィラデルフィア半導体指数(SOX)も、前週末に続伸して、今年6月央からの下落幅の3分の1戻しをクリアした。下落率が大きい一方、決算発表日が間近に迫った業績期待の高い半導体関連株を両睨みすれば、期間を限定しながらだが、7月相場前半の有望銘柄がセレクトできそうだ。
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提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 08:14 | どう見るこの相場