[どう見るこの相場]の記事一覧
  (ブログ内の記事検索は右サイドバーの検索窓から)

記事一覧 (07/06)【どう見るこの相場】一歩後退、二歩前進でまずはリスクオフ?!金関連株とキャッシュリッチ株に再照準
記事一覧 (06/29)【どう見るこの相場】「踏んだらしまい」か「逆日歩に買いなし」か!?信用大取組株にはなお高値攻防余地
記事一覧 (06/15)【どう見るこの相場】予備費10兆円充当の「アベノシールド」配布なら「千切木」銘柄もワンモア・チャンス
記事一覧 (06/08)【どう見るこの相場】谷深ければ山高し!?地銀株は「御用金融資」に長期金利上昇も追い風にバリュー株人気
記事一覧 (06/01)【どう見るこの相場】今期予想や配当を未定とする企業が続出、株価だけは独断先行
記事一覧 (05/25)【どう見るこの相場】「金曜日の引けピン」でJQ市場の時価総額上位株は東証マザーズ株追撃の狼煙
記事一覧 (05/18)【どう見るこの相場】「レナウン・ショック」でも問題外!?自社株買いプラスαの割安株に選別高素地
記事一覧 (05/11)【どう見るこの相場】ストップ高とストップ安銘柄が交錯する値動きの荒い相場展開
記事一覧 (04/27)【どう見るこの相場】マネー効果で「持ちこたえている」WTI関連株にはなお浮動余地
記事一覧 (04/20)【どう見るこの相場】株高って危くない?米国株高をそのまま日本株高に連動するのは疑問
記事一覧 (04/16)「緊急事態宣言」を全都道府県に拡大へと伝えられる(16日午後)
記事一覧 (04/13)【どう見るこの相場】「水準より変化率」なら原油価格関連株、米長期金利関連株は連動ゾーン
記事一覧 (04/06)【どう見るこの相場】待ったなしのXデー?!「最悪シナリオ」の回避で信用保証関連株が再浮上を開始
記事一覧 (03/30)【どう見るこの相場】謎だらけの株式市場、謎解きから始まる4月の新年度相場は?
記事一覧 (03/23)【どう見るこの相場】コロナ・ショック:売り逃げ急騰・急落で戻り売りや乗り替え売りで上値が限定的
記事一覧 (03/16)【どう見るこの相場】急かず焦らずリスクを最小化しつつ谷底からの底上げに期待
記事一覧 (03/14)【どう見るこの相場】週明け16日は日経平均1640円高?日米協調の政策発動などに期待
記事一覧 (03/09)【どう見るコロナ・ショック相場】PKO(株価維持操作)の出番!日銀とGPIFが下値サポート効果を発揮するか?
記事一覧 (03/02)【どう見るこの相場】パンデミック懸念乗り切りのサードチョイスに準安全資産株の高配当銘柄が浮上余地
記事一覧 (02/25)【どう見るこの相場】防疫関連株がベースロード銘柄なら敢えて割安な上方修正銘柄に分散型電源対応
2020年07月06日

【どう見るこの相場】一歩後退、二歩前進でまずはリスクオフ?!金関連株とキャッシュリッチ株に再照準

どう見るこの相場

 リスクオンかリスクオフか?……3連休前の2日の米国市場では、リスクオンの株価や原油先物(WTI)価格が上昇するとともに、リスクオフの10年物国債や金先物価格も上昇する相反する投資シーンが現出した。経済活動の再開効果により雇用者数の増加や、企業の景況判断指数が市場予想を上回り、景気のV字回復を期待して株価とWTI価格が上昇し、一方、新型コロナウイルス感染症の新規感染者が過去最高となり、飲食店の営業再開を中止・延期する動きもあって、景気下ぶれ懸念から10年物国債や金先物が買われた。それぞれのカタリストに対して至極当然の合理的な投資反応となったが、売り方と買い方が、互いの強気と弱気との間で股裂き状態にならなかったのか心配した。

 実は、リスクオンとリスクオフが同一方向に動くのは今回が初めてではない。象徴的だったのは今年3月16日で、ニューヨーク・ダウ工業株30種平均(NYダウ)が、史上最大の2997ドル安と急落としたときも、WTI価格は史上初のマイナスとなるとともに、10年物国債も金価格も売られた。ついに「地球最後の日」に見舞われたかと愕然としたが、トランプ大統領の新型コロナウイルス感染症の感染拡大の長期化示唆発言でリスクオンの株とWTI価格が急落し、つれてこの損失穴埋めにリスクオフの国債や金先物までも売って現金ポジションを高めた結果である。
>>>記事の全文を読む
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 08:32 | どう見るこの相場
2020年06月29日

【どう見るこの相場】「踏んだらしまい」か「逆日歩に買いなし」か!?信用大取組株にはなお高値攻防余地

どう見るこの相場

 この週末から今6月末に掛けて、売り方も買い方も、それぞれの相場格言を強く自問自答することになりそうだ。売り方は「踏んだらしまい」、買い方は「逆日歩に買いなし」である。売り方は、今年3月のコロナ・ショック安時に売り込んだ売り建て玉が、7月には信用期日の一番厳しい4カ月目に入り、相場格言の「踏んだらしまい」は、買い戻したところが天井になることを教えているだけに、ポジションを解消するか粘り切るか迫られるからだ。

 これまでの新型コロナウイルス感染症の状況は、ほぼ売り方が想定したシナリオ通りに推移してきた。経済活動を早期に再開した米国では、カリフォルニア州やフロリダ州で感染者が再拡大して飲食店の営業規制が再強化され、前週末26日のニューヨーク・ダウ工業株30種平均(NYダウ)が、730ドル安と急反落して1カ月ぶりの安値に突っ込んだ。

 国内でも、前日28日の東京都の新規感染者が60人、全国で113人確認され、5月25日の緊急事態宣言解除後では最多となった。都知事選挙の選挙運動中の小池百合子都知事は、「第2波」ではないとコメントしたが、企業内でのクラスター(感染者集団)が発生するなど経済活動再開や県境を超えた移動規制の緩和などの悪影響への懸念を強めている。
>>>記事の全文を読む
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 08:08 | どう見るこの相場
2020年06月15日

【どう見るこの相場】予備費10兆円充当の「アベノシールド」配布なら「千切木」銘柄もワンモア・チャンス

どう見るこの相場

 週明けのきょう15日に「アベノマスク」の配布が、すべて完了するそうである。4月1日の安倍晋三首相の配布表明から、7日の配布開始を経て2カ月超かかった計算になる。この間、「小さ過ぎる」と不評で「不良品」のクレーム・回収が続き、4月7日に発出された「緊急事態宣言」は、とっくに5月25日に解除されており、「遅過ぎる」、「小出し」とブーイング続きの政府の経済対策のシンボルとなった感がある。何だか狂言の『千切木』の「争い果てての千切木」を思い起こさせ、感染(争い)の第1波が収まったあとにアベノマスク(千切木)を持ち出す時機を逸した空威張り・空騒ぎにもみえる。

 しかし新型コロナウイルス感染症は、本当に「争い(感染)果てて」といえるのだろうか?経済活動を早くに再開した米国の一部の州で新たに感染者が増加に転じ、ニューヨークダウ工業株30種平均は、6月11日に1861ドル安と急落したばかりで、中国からも北京の食品卸売市場で集団感染が発生したとのニュースが飛び込んできた。国内でも、梅雨入りによる自然災害発生時の「3密」の避難所での集団感染予防が緊急課題になりつつある。
>>>記事の全文を読む
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 08:51 | どう見るこの相場
2020年06月08日

【どう見るこの相場】谷深ければ山高し!?地銀株は「御用金融資」に長期金利上昇も追い風にバリュー株人気

どう見るこの相場

 「山高ければ谷深し」とは、バブル相場の末路を後付ける常套フレーズである。ところが今回は、まったくアベコベだ。「谷深ければ山高し」である。日経平均株価は、今年2月28日に米国のニューヨークダウ工業株30種平均(NYダウ)が、米国で初の新型コロナウイルスの市中感染者が確認されて1190ドル安と過去最大の下げ幅となったのにツレ安して805円安と急落してからわずか半月で年初来安値1万6358円まで5590円安と谷底に転げ落ちた。ところが、その谷底から2カ月超の6月1日に急落前の水準を回復した。

 とくにこの2週間の株高は急ピッチで、5月第5週の上げ幅が1489円、前週の6月第1週が同じく985円に達し2万3000円台目前に迫った。前週末5日のNYダウは一時、1000ドル高し大引けでも829ドル高と大幅続伸しただけに、日経平均株価も、年初来高値2万4115円への意識を強めそうだ。この大幅リバウンドについては、さまざまにマーケットコメントされている。経済活動再開に伴う景気のV字回復期待、各国の中央銀行の潤沢な資金供給を背景とする過剰流動性相場、個人投資家や機関投資家の待機資金の買い出動、「コロナ・ショック」を売り込んだ売り方の損失覚悟の買い戻しなどなどである。

 実は、この日経平均株価をオーバーパフォームしている銘柄がある。前週末5日に年初来高値を更新した銘柄だ。東証1部で47銘柄に及ぶ。新型コロナウイルス関連特需享受のコロナ・ポジティブ株、巣ごもり消費関連株、5G(第5世代移動通信システム)関連株などテーマ性や投資採算水準など千差万別だが、最大公約数的な共通項は株不足である。47銘柄のうち27銘柄、57%が売り長で、信用取組が1倍台で拮抗する6銘柄を含めると全体の6割を超える。(詳細=特集:好需給株の一角に食い込んでいる地方銀行株に注目

【関連記事情報】
【特集】好需給株の一角に食い込んでいる地方銀行株に注目
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 08:26 | どう見るこの相場
2020年06月01日

【どう見るこの相場】今期予想や配当を未定とする企業が続出、株価だけは独断先行

どう見るこの相場

 今年の業績相場は、逆業績相場には至らなかったものの、まだかなりイレギュラーな展開が続いている。コロナ禍で「緊急事態宣言」が発出されて外出自粛や休業要請が1カ月半続くなど経済活動や社会生活に急ブレーキがかかり、需要が瞬間蒸発してしまったからだ。決算発表も、決算集計に手間取って発表を延期する企業が多数にのぼり、決算発表にまでこぎつけても新型コロナウイルス感染症の影響を適正・合理的に算出することは困難として今期予想や配当を未定とする企業が続出した。

 前週末29日も、「緊急事態宣言」が全国的に解除され、経済活動が再開されて4日間が経過したというのに、本決算を発表した54社のうち、まだ80%の44社が今期予想業績を未定としたほどだ。「コロナ・ショック」の資金逼迫、資金繰り難対策として日本銀行が、潤沢な資金供給策を発動し、政府も今年度予算に次ぎ第1次補正予算・第2次補正予算と大規模な経済対策の編成を急いだが、期待通りに景気がV字回復するのかなお不透明で、新型コロナウイルス感染症拡大の「第2波」への懸念もあって、影響を見極めたいというのが実情だろう。
>>>記事の全文を読む
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 08:35 | どう見るこの相場
2020年05月25日

【どう見るこの相場】「金曜日の引けピン」でJQ市場の時価総額上位株は東証マザーズ株追撃の狼煙

どう見るこの相場

 「金曜日の後場安」である。前週末22日の金曜日に、日経平均株価は、後場に下げ幅を拡大しこの日のほぼ安値圏で引け続落した。こうした日中のボラティリティ(変動性)は、もう気にする投資家も少なくなったようだが、相場センチメントを占うアノマリーとされてきた。週末を控えて買いポジションを解消する市場参加者が多数派にのぼり、翌週の週明けはジャンプダウンしてスタートする弱気シグナルとして嫌われたのである。

 まして前週末22日は、週明け25日の米国市場が、メモリアルデーの休場となり3連休となる。東京市場は、新型コロナウイルス感染症関連でも、欧米のワクチン・治療薬開発動向に一喜一憂し、米中摩擦激化を懸念して上値を抑えられ、独自材料で動くこともないから、いっそう見送り気分が強まり、東証第1部の売買代金は、1兆9334億円と2日連続で2兆円を割る薄商いとなってしまった。

 では「金曜日の後場高」、いわゆる「引けピン」はどうか?アノマリーでは、「後場安」とは正反対に週明けのジャンプアップを予兆する強気シグナルとされてきた。前週末22日は、日経平均株価や東証2部株価指数、東証マザーズ指数が揃って続落、反落するなか、唯一、日経ジャスダック平均だけがプラスとなった。とくに同じ新興市場のマザーズ市場と比べると、マザーズ指数が6営業日ぶりに反落したのに対して、日経ジャスダック平均は、ほぼ高値圏で引け6営業日続伸となった。
>>>記事の全文を読む
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 08:30 | どう見るこの相場
2020年05月18日

【どう見るこの相場】「レナウン・ショック」でも問題外!?自社株買いプラスαの割安株に選別高素地

どう見るこの相場

 週明けからマーケットは、難問に向き合わされる。レナウン<3606>(東1・整理)の民事再生手続開始である。新型コロナウイルス感染症の拡大による「コロナ倒産」が、ついに上場企業にまで及んだからだ。同社は、2期連続の赤字で経営再建に四苦八苦し、昨年12月末の手元資金がわずか14億1800万円と払底し、今年に入って3月、4月の売り上げが、主要販売チャンネルの百貨店、ショッピングセンターの休業で前年同月比42%減、81%減と蒸発、5月中旬以降の債務支払いに窮して白旗を掲げた。

 米国でも、コロナ禍で大手アパレルや老舗百貨店などが相次ぎ破産したことも重なり、週明けからあの「失われた20年」当時と同様にレナウンと同種の「危ない会社」を探り出して限界企業への連鎖売りが仕掛けられ「レナウン・ショック」となるのか、それとも政策手当は進んでいるとして局地的・限定的な反応にとどまり悪材料出尽くしとなるのか、どちらに転ぶかでマーケットのセンチメントが左右されることになる。

 新型コロナウイルス感染症のパンデミック(世界的な大流行)とともに、企業の行動様式は大転換した。最優先の経営課題として、事業継続計画(BPC)が強く意識された。外出自粛、休業要請による売り上げ、需要の蒸発に直面して兎に角、手元資金を潤沢にして難局を乗り切ろうと債券の発行やコミットメントライン契約の締結などが続出した。資本効率を向上させるROE(株主資本利益率)経営はこの際、一休止とされ、「物言う株主」が声高に株主提案する自己株式取得や増配などの資本政策も、手元資金を社外流出させると敬遠、一部ではネガティブ材料視されることとなった。
>>>記事の全文を読む
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 08:53 | どう見るこの相場
2020年05月11日

【どう見るこの相場】ストップ高とストップ安銘柄が交錯する値動きの荒い相場展開

どう見るこの相場

■「AC(コロナ後)」にアクセルならPER検査株、ワクチン・治療薬開発株になおマグマ

 「命の次に大事なのはカネ」などと言い切ったら、拝金主義として大顰蹙を買うだろう。では「生命」と「経済(カネ)」を天びんに掛けるのはどうだろう?日本の新型コロナウイルス感染症に対する対策が、いままさにこれである。「緊急事態宣言」の期限を5月31日まで延長したのに、同宣言解除の基準を近く公表するとしており、一部自治体では行動制限や休業要請の緩和・解除を前倒しした。

 この両てんびんにアクセルを踏み新型コロナウイルス感染症の収束と経済再建がともに実現するなら、出口戦略となって「AC(After Corona、コロナ後)の展望も拓ける。しかし「二兎を追うものは一兎も得ず」の諺もある。両てんびんがバランスを失って中途半端で不首尾に終わったりすれば大事で、「オーバーシュート(爆発的患者急増)」の第2波と経済の二番底を覚悟しなくてはならなくなる。

 もともと日本の新型コロナウイルス感染症対策は、欧米各国に比べて「トゥー・リトル、トゥー・レイト(小さ過ぎ、遅過ぎ」)であった。「緊急事態宣言」の発出は、今年4月7日と1カ月遅れ、感染者確認のPCR検査も遅々として進まず検査件数は欧米の1割以下、「アベノマスク」も不評を買い、全国民に一律10万円を給付する経済対策も、4月7日に閣議決定した2020年度補正予算を慌てて組み替えて4月30日に可決・成立させたが、まだ手元には届いていない。対して欧米各国は、すでに次のステージの経済活動の再開へ一歩踏み出し、米国株はこれを積極的に先取り、日本株も追随しているところだ。
>>>記事の全文を読む
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 08:39 | どう見るこの相場
2020年04月27日

【どう見るこの相場】マネー効果で「持ちこたえている」WTI関連株にはなお浮動余地

どう見るこの相場

 最近は「持ちこたえている」というコメントを聞かなくなった。厚生労働省の新型コロナウイルス感染症対策専門家会議の先生からの感染状況の評価に関してである。テレビでこのコメントに耳にしたのは、今年3月19日頃が最後だった個人的に記憶している。これが正しければ、この時点の国内感染者数は950名、死亡者は33名で、それが4月24日は同じく1万2388名、317名と1カ月強でそれぞれ13倍、9.6倍と急増したのだから当然だろう。

 この楽観コメントが、その後の3月の3連休中の花見や行楽地、公園の人出を止められない警戒感の緩みにつながって感染者急増の要因となったのか、それとももともと感染者は多数にのぼっており、当初、検査件数が少なかったPCR検査が増加するにつれて、陽性患者の確認が進んできたのに過ぎないのか、ぜひともコメントした専門家会議の先生からのご説明をお願いしたいものである。

 これと対照的にいまだに「持ちこたえている」というコメントに違和感がないのが、株価である。日経平均株価は、3月19日に前日のニューヨーク・ダウ工業株30種平均(NYダウ)がクラッシュして2万ドルを割ったことに直撃されて1万6358円と3年4カ月ぶりの安値に突っ込んだ。ところが同安値から一時は1万9922円と2万円大台目前まで迫り、足元の前週末24日も、反落したものの1万9262円と25日移動平均線を上回っている。
>>>記事の全文を読む
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 08:15 | どう見るこの相場
2020年04月20日

【どう見るこの相場】株高って危くない?米国株高をそのまま日本株高に連動するのは疑問

どう見るこの相場

■「日米同時巣ごもり消費」が依然として継続

 株高って危くない?前週末17日に日経平均株価は、607円高と急反発し、一時2万円台目前と迫った。安倍晋三首相が、16日に「非常事態宣言」の対象地域を全国に拡大し、このうち13都道府県を「特定警戒都道府県」に指定したその翌日にである。足元の新型コロナウイルスの感染者急増は、3月の春分の日を含む3連休で警戒感が緩んだことが要因とされているが、株高も一役を担ったフシがあったからだ。

 今年3月末に日経平均株価は、3日続伸しこの間の上げ幅は3000円に達した。期末特有の需給要因が働いたものだが、これだけ急伸すれば、新型コロナウイルスの封じ込め期待を高め外出自粛疲れを解放させる緩みにつながったことは否定できない。これが、今回も繰り返しされるとしたら、どうなるか?と身の回りをみてみると、当たり屋投資家が、「勝った、取った」と拳を上げパフォーマンス自慢で群れ集って「3密(密閉、密集、密接)」ルールもお構いなしに祝杯を挙げかねない勢いなのである。そんなことはないと願うが、もし株高を伝えるテレビ、新聞などのメディアが、ワクチンや治療薬の開発が真近などと視聴者が取り違えるミスリードなどをするようだと大事になる。

 もっともこの株高は、国内の独自材料によるものではなかった。米国のトランプ大統領が、経済活動再開の指針を発表し、米国バイオ薬品大手のギリアド・サイエンシズ社の抗ウイルス治療薬「レムデシビル」が、新型コロナウイルス感染症に効果があったと伝えられ、ニューヨークダウ工業株30種平均先物が、時間外取引で700ドルを超して急伸し、海外投資家の買いが入ったことが引き金となった。もちろん株高は全員賛成だろうが、新型コロナウイルス感染症の罹患状況は、日米ではステージが異なっており、米国株高をそのまま素直に日本株高に連動すると受け取るのはやや疑問である。
>>>記事の全文を読む
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 08:56 | どう見るこの相場
2020年04月16日

「緊急事態宣言」を全都道府県に拡大へと伝えられる(16日午後)

■株式市場は全国拡大の影響を16日に先取った可能性あり今後は出尽し感も

 4月16日午後、「安倍首相は16日、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、東京都など7都府県を対象に発令していた緊急事態宣言の地域に40道府県を追加し、対象地域を全都道府県に広げる方向で調整に入った」(読売新聞オンライン、最終更新4/16(木)16:09)と伝えられた。期間は7都府県と同じ5月6日までとなるもようだ。

■日経平均259円安だが東証1部全体では値上がり銘柄のほうが3倍多くチグハグな印象

 16日の東京株式市場は日経平均が1万9290円20銭(259円89銭安)と大きく下げたが、値上がりした銘柄のほうが多く、東証1部2169銘柄のうち、値上がり銘柄数は1587銘柄、値下がりは534(残りは前日比変わらず)とチグハグな印象を与える展開になった。形としては個別銘柄主導ではなく株価指数の先物主導型で下げたことになる。

 仮に早耳筋がいて、緊急事態宣言の全国拡大の可能性と影響を先取るように先物主導で動いたとすれば、相場は全国拡大となった場合の影響を16日でひとまず織り込んだことになる。17日以降も影響を懸念する場面はあるかもしれないが、下げても過度に恐れる必要はなくなった可能性がある。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 16:51 | どう見るこの相場
2020年04月13日

【どう見るこの相場】「水準より変化率」なら原油価格関連株、米長期金利関連株は連動ゾーン

どう見るこの相場

 兜町の地場筋独自の投資テクニックの一つに、「水準より変化率」とする投資判スタンダードがある。「あった」というべきかもしれず、昨今の証券アナリストのカバーの範囲外だろう。証券アナリストが見向きもしない極低位のボロ株から大穴株を掘り出そうという重要テクニックであるからだ。

 例えば業績サプライズ銘柄へのアタックでは、仮に何千億円の利益を安定的に毎期、毎期稼ぎ出す銘柄があるとして、その優良株より株価インパクトが大きいのは、赤字業績が黒字転換するなどの水面下から水面上に浮かび上がる限界銘柄と決め付けて、その高変化率を買い材料視する。「上がる株が優良株」などと囃し立て、連続無配、真っ赤々な財務状況などのその他もろもろのファンダメンタルズを度外視して面白がる。この重要テクニックは、兜町のかつての極低位株ファンのみの専売特許だったはずだが、最近は、どうもパンデミック(世界的な大流行)となっている新型コロナウイルスにも応用するのが、世界のトレンドになっているらしい。
>>>記事の全文を読む
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 08:46 | どう見るこの相場
2020年04月06日

【どう見るこの相場】待ったなしのXデー?!「最悪シナリオ」の回避で信用保証関連株が再浮上を開始

どう見るこの相場

■「最悪シナリオ」は資金繰り難、信用不安、限界企業の突然死懸念

 Xデーはいつか?株価が、安倍晋三首相の「非常事態宣言」の発令と小池百合子東京都知事の「ロックダウン(都市封鎖)」の発動を先取りし織り込んできた。マーケットでは、今年3月29日に突っ込んだ3年4カ月ぶりの日経平均株価の一番底1万6358円に対して二番底を探る動きとコメントされているが、Xデー以降に果たして二番底で踏み止まるのか、それとも昨5日に東京都の1日当たりの感染者が143人と急増し、2.5兆円とも5兆円とも試算されている「ロックダウン」の経済的損失の大きさ、足元の株価の下げピッチの速さと日中値幅が激しくブレる不安定性などからにして、さらに「最悪シナリオ」が想定されるのか予断を許さない。

 新型コロナウイルス関連株買いも、当初からの感染予防のマスク株、防護服株、除菌剤株などの防疫関連株もさることながら、感染患者の生死を左右する富士フイルムホールディングス<4901>(東1)の「アビガン」などの治療薬株やワクチン株、人工呼吸器の日本光電<6849>(東1)、人工心肺装置のテルモ<4543>(東1)などのウエートがより高まっている。これもすでに死者数が、1万人を超えたイタリアやスペインのような医療崩壊によるオーバーシュート(爆発的患者急増)の「最悪ケース」への危機感を強め、この回避に向け一縷の望みを託しているようにもみえる。
>>>記事の全文を読む
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 08:30 | どう見るこの相場
2020年03月30日

【どう見るこの相場】謎だらけの株式市場、謎解きから始まる4月の新年度相場は?

どう見るこの相場

■謎解きスタートの新年度相場は金関連株と買い溜め関連株でなお片足をディフェンシブに

 株式市場は、謎だらけである。謎に謎が重なって、株価が乱高下する。例えば海外メディアは、日本の新型コロナウイルスの感染者数が、先進国のなかでも特異的に少ないことを謎と報道した。陽性か陰性か感染を確認するPCR検査の検査数が少ないからなのか、それとも日本政府が主張する通りにクラスター(感染者集団)を特定し封じ込め「持ちこたえている」からなのか分からないと疑問を投げ掛けた。

 この謎にさらにもう一つの謎が重なる。IOC(国際オリンピック委員会)が、今年7月から開催予定の2020年東京オリンピック・パラリンピックの1年延長を決定した途端に、東京都での感染患者が急増し、都道府県別の感染者数で最多と悪化した謎である。安倍晋三首相も森喜朗大会組織委員会会長も小池百合子東京都都知事も、「開催ありき」を押し通しており、そこにまたまた何らかの忖度が働いていたのではないかともいぶかられた。その一方で、欧米からの日本人帰国者による第3次感染が始まったためとの反論もあり、謎は深まるばかりである。小池都知事が、外出自粛を呼び掛けた前週末も29日の1日当たりの感染者数も、68名と1日当たりで最多と増加しており、週明け以降はいつ「ロックダウン(都市封鎖)」とするか心配しなくてならないかもしれない。
>>>記事の全文を読む
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 08:49 | どう見るこの相場
2020年03月23日

【どう見るこの相場】コロナ・ショック:売り逃げ急騰・急落で戻り売りや乗り替え売りで上値が限定的

どう見るこの相場

■コロナ・ショック関連株は割安株から優先順位

 多分、そのうち「奇跡の15日間」といわれることになるかもしれない。大相撲春場所である。新型コロナウイルスの感染が拡大し、政府の専門家会議が「持ちこたえている」可能性と、「オーバーシュート(爆発的患者急増)の可能性との両方に言及するなか、とくに感染のクラスター(感染集団)が発生している大阪で、無観客場所ながらよくもまあ無事に3月22日の千秋楽を打ち出せたからだ。これにあやかって安倍晋三首相も、国内外で疑問視する声が強まるなか、7月24日に開会式を予定している東京オリンピック・パラリンピックを目指す「完全な形」で開催できれば、これもまた「奇跡のオリンピック・パラリンピック」と称えられるだろう。

 ただ大相撲春場所にしろ、東京オリンピック・パラリンピックにしろ、本当に「奇跡」と褒めそやされることになるのは、逆に新型コロナウイルスの「パンデミック(世界的な大流行)」が、さらにオ−バーシュートして長期化、イタリアのように医療崩壊が起こるかもしれないことへの危機感の裏返しでもある。米国のトランプ大統領は、3月16日の記者会見で感染拡大が治まるのを「7月か8月と議論している人がいる」と発言し、一筋縄でいかないことを示唆した。

 同発言を受けて、ダウ工業株30種平均(NYダウ)は、同日に2997ドル安と史上最大の下落幅となった。このショック安で、今夏までパンデミックが続くことを織り込んだともみられるが、前週末20日にも931ドル安となって2万ドルの大台を割り、週間下落率17%超は、2008年10月以来の大きさとなった。パンデミックがいつ収束するか、新型コロナウイルスそのものが解明されず不気味ななか、それまでの主要7カ国(G7)各国が揃って打ち出す資金供給策・政策金利引き下げ策、大規模な経済対策との危うい綱引きが続き、それでもパニック売りに歯止めが掛からないリスクも覚悟しなくてはならないようだ。
>>>記事の全文を読む
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 08:46 | どう見るこの相場
2020年03月16日

【どう見るこの相場】急かず焦らずリスクを最小化しつつ谷底からの底上げに期待

■スモールは「ビューティフル」か?敢えて逆張り銘柄の逆張りにリスク最小化ルート

どう見るこの相場

 まるで『シジフォスの神話』である。神々を欺いた報いで大きな岩を山頂まで運ぶ罰を受けたシジフォスが、やっと山頂まで押し上げると、岩はその重みで谷底まで転げ落ちてしまう。シジフォスは、再び谷底から岩を押し上げるが、山頂に運び終わった途端に同じことが繰り返され、その苦行が終わることがない。この神話のプロセスは、現在の世界のマーケットそのものである。

 新型コロナウイルスの感染拡大が、パンデミック(感染爆発)へと深刻化して世界のマーケットを揺さぶり、その急落ぶりは、史上最大、史上2番目などのヘッドライン付きとなった。この市場崩壊を突き付けられて各国政府が、非常事態を宣言して防疫体制を強化する一方で金融市場の安定策、景気の下支え政策を相次いで打ち出し、株価もリバウンドするが、それを上回る感染拡大のスピードと広がりが、これもまた史上最大などのヘッドライン付きで株価を急落させているからだ。

 前週末13日の欧米株式の急反発、なかでも米国ダウ工業株30種平均の過去最大の1985ドル高は、今度こそ新型コロナウイルスを抑え込み、大岩(株価)を山頂に押し上げくれる期待させてくれる。とくに3月15日には、FRB(米連邦準備制度理事会)が急遽、ゼロ金利政策導入を発表したことも加わり、週明けの東京市場は、ハイテク株や日経平均株価への寄与度の大きい値がさ株などの主力株の大幅リバウンドで始まる見込みだ。しかし、臆病者揃いのマーケットでは、しばしばちょっと風向きが変わっただけで上値の重さが意識されて、我さきに高値で売り抜けようとして株価がもんどりうって転げ落ちることも起こる。今度も、またパンデミックの動向次第ということだろう。
>>>記事の全文を読む
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 08:51 | どう見るこの相場
2020年03月14日

【どう見るこの相場】週明け16日は日経平均1640円高?日米協調の政策発動などに期待

どう見るこの相場

■米国が非常事態宣言、NY株は急反発、今週は日米とも金融政策会合

 米トランプ大統領の非常事態宣言を受け、米国13日の株式市場は、NYダウが9.4%高の1985.00ドル高(2万3185.62ドル)となるなど大幅に反発した。S&P500指数は9.29%高、NASDAQ総合指数は9.35%高。値上がり率では、3指数とも2008年10月のリーマン・ショック後の反発局面以来の上昇率と伝えられた。

 これを受け、週明け(3月16日)の東京株式市場も反発に転じる期待が出てきたといえる。18〜19日には日銀の金融政策決定会合が予定され、米国時間の17〜18日には、米国の金融政策会合であるFOMCが予定されている。日米協調で株価対策的な金融政策を発動する可能性は十分に予想できそうだ。

■米FOMCでは月初の緊急利下げに続く追加策に期待が

 米国の金融政策当局は、すでに3月3日、臨時会合を開催して緊急利下げを実施した。この時点で4月を念頭に置いた一段の利下げ観測が伝えられており、何らかの方策が前倒し的に打ち出される可能性はある。

 一方、日銀は、マイナス金利を深堀りする以外、すでに緩和の余地がない位置に達しているとされるが、このたびの株価急落により、地銀、信金、信組の中には一部苦境に陥ったところがあるとの見方があり、臨時・限定的な特別策を講じる可能性はありそうだ。

■相場は振れ過ぎることがよくある

 こうした期待を加味してみると、3月16日に始まる週の東京株式市場は反発基調に転じる余地が出てきたといえそうだ。今回の大幅安の発端は新型コロナウイルスの流行なので、ウイルス流行が峠を越えるまでは予断を許さないが、相場は振れ過ぎることがよくある。

 日経平均はこの1週間で3300円を超える急落となり、とりわけ週末13日には一時1869円03銭安(1万6690円60銭)まで急落して振れ過ぎ感が出た。終値は1128円58銭安(1万7431円05銭)。これに、とりあえずNYダウの13日の反発率9.4%を当てはめると、週明け16日は、ひとまず1640円高が見込めることになる。これに、政策発動などの期待がどこまで上乗せできるか注目されるところだ。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 15:58 | どう見るこの相場
2020年03月09日

【どう見るコロナ・ショック相場】PKO(株価維持操作)の出番!日銀とGPIFが下値サポート効果を発揮するか?

どう見るこの相場

■クジラ+1が主導する好需給株にPKO効果が潜在し資産防衛の一助に

 「事件は会議室で起きてるんじゃない!」と叫んだ人気TVドラマ『踊る大捜査線』の青島俊作刑事なら、「感染はマーケットで起きてるんじゃない!」と繰り返すに違いない。政府の新型コロナウイルス感染症対策専門家会議が、今年2月24日に「これから1、2週間が瀬戸際」との見解を公表し、その2週間目がきょう13日なのに感染拡大が止まらないからだ。

 この間、潤沢な資金供給を表明した異例の黒田バズーカや、全国一斉休校に踏み切った安倍晋三首相の政治決断、緊急利下げを速断したパウエル・プットなども次々に発動された。確かに金融市場の動揺や景気の下ぶれダメージを抑え込む経済政政策は打ち出されたが、新型コロナウイルスを封じ込める防疫体制の構築・強化が後手、後手に回り、混乱している医療現場を突き付けられと、優先政策の選択を取り違え辻褄合わせに終始しているのではないかというギャップ感が募り、青島刑事ならずとも疫病にまともに向き合えと怒鳴りたくなる。

 封じ込めのメドはいつつくのか?東京オリンピック・パラリンピックを予定通り開催するかどうかの最終期限とされる今年5月末なのか、それとも安倍首相が「緊急事態宣言」を発令できる関連改正法案の最長適用期間を2年間とすると報道されているが、そんな長期戦を覚悟しなくてはならないのか、なお流動的である。感染源の中国が、封じ込めに成功したと豪語し、逆に日本からの入国者に行動制限措置を強めると聞いて、「本当かよ?」といぶかった向きも多かっただろう。
>>>記事の全文を読む
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 08:47 | どう見るこの相場
2020年03月02日

【どう見るこの相場】パンデミック懸念乗り切りのサードチョイスに準安全資産株の高配当銘柄が浮上余地

どう見るこの相場

 ベテラン投資家の脳細胞は、かなり破壊され思考停止状態となっているのではないか?もちろんこれは新型肺炎ショックで、追証売りに迫られる投資家が少なくないことが第一だろう。と同時に、これまで長く信じられていた兜町の通例が、まるで通用しないことも少なからず影響しているのに違いない。例えば今回の調整パターンである。兜町では相場の調整には、女性的な下げと男性的な下げとの2通りがあると区別されてきた。女性的な下げとは、値幅より日柄をダラダラと掛けて下げてやっと底入れするパターンである。一方、男性的な下げとは、セリングクライマックスを伴って急落、一気に底打ちするパターンである。ところが今回の新型肺炎ショックは、今年年初からもう2カ月も下値を探り、2月の最終週には日経平均株価が週間で2243円も急落しているのに、日柄的にも値幅的にボトムアウト感はなく泥沼化が懸念され、これまでのどの調整パターンとも異なっている。

 また、相場格言の「知ったら仕舞い」も、まったく役立たずであった。株安のカタリスト(変動誘発材料)が、新型肺炎の発生・感染拡大と判明し知った段階で悪材料は出尽くし、織り込み済みとなって底打ち反転するはずなのに、逆に知れば知るほど株価は下げに拍車を掛けた。これは、中国が、感染発生当初に報道規制を強め、WHO(世界保健機関)は、なぜか緊急事態の宣言に躊躇し、日本では、専門家がヒトからヒトへの感染はないと見立て違いを犯し、訪日予定の習近平中国国家主席に忖度したとも一部推測されているのを裏付けるように、春節入りに際して中国人旅行客の入国を制限しなかった脇の甘さを露呈し、主要3閣僚が対策本部会合を欠席し、下船させた大型クルーズ船の日本人乗客から陽性患者が、6名も発生する失態を演じ、ついには全国一斉の学校閉鎖を要請する場当たり的な政治決断をするなどなど、危機管理能力への疑念は強まりこそすれ弱まることはなく、混乱が混乱を呼んだからだろう。
>>>記事の全文を読む
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 11:14 | どう見るこの相場
2020年02月25日

【どう見るこの相場】防疫関連株がベースロード銘柄なら敢えて割安な上方修正銘柄に分散型電源対応

どう見るこの相場

 電力業界では電源構成をベースロード電源、ミドル電源、ピーク電源の3つに区分している。このうちベースロード電源とは、一定量の電力を安定的に低発電コストで継続供給できる電源を指し、原子力発電所の多くが稼働を停止している現在、石炭火力発電、一般火力発電、地熱発電が該当する。このベースロード電源を株式マーケットに当てはめて拡大解釈するとどうなるか?マーケットにも、相場全般が膠着感を強めて方向感を喪失すると市場参加者が全員、基本回帰するベースロード電源株があるのは間違いない。

 セクター区分でもグロース株とバリュー株、ハイテク株とディフェンシブ株、日経225型銘柄とTOPIX型銘柄などの色分けが明確にあって、いずれをベースロード銘柄とするかは、その時々の経済・為替・業績・需給動向も関係して市場コンセンサスが形成されるのが通例だ。ではこの年初の1月以来、約2カ月、マーケットのベースロード銘柄は何であったか?意外にも新型コロナウイルスによる新型肺炎の感染拡大関連の防疫関連銘柄であったのではないだろうか?

 防疫関連株は当初、ベースロード電源もミドル電源もフル運転し、さらに電力が不足したピーク時に機動的に運転を開始・停止できるピーク電源と同様の脇役銘柄、いわゆる幕間つなぎ銘柄の位置付けとなっていたはずだ。実際に1月相場で大化けしたあとは、2月に入って高値波乱の様相を強めていた。ところが新型肺炎感染の深刻化とともに、リピーターやニューマネーの取っ替え引っ替えの参入も含めて買いの厚みが増し、関連株も深掘り、横展開が続いて勢いは衰えるどころかいよいよ盛んとなった。朝起きてテレビニュースで伝えられる日々の感染者数の増加、地域的・世界的な感染の広がりが、株価を押し上げてきた。3連休明けの今週も、前日の米国のダウ工業株30種平均が、1031ドル安と過去3番目のショック安となったことから、「防疫関連株の前に防疫関連株はなく、防疫関連株の後に防疫関連株はなし」としてベースロード銘柄としての存在感をますます強めそうだ。
>>>記事の全文を読む
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 11:19 | どう見るこの相場