[どう見るこの相場]の記事一覧
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記事一覧 (12/29)【どう見るこの相場】29日の日経平均急落
記事一覧 (12/26)【どう見るこの相場】超低金利効果と株式相場
記事一覧 (12/25)【どう見るこの相場】明日からの2015年相場はどう変わるか?
記事一覧 (12/24)【どう見るこの相場】初の1万8000ドルに乗せたNYダウの行方
記事一覧 (12/22)【どう見るこの相場】高い水準が続く「売買単価」、円安傾向止まれば中低位株へ人気シフト
記事一覧 (12/19)【どう見るこの相場】NYダウは「3分の2戻し」達成、ロシア売りで金利上げ遠のく
記事一覧 (12/18)【どう見るこの相場】日経平均、安倍政権大勝利のご祝儀も
記事一覧 (12/17)【どう見るこの相場】日経平均、日米経済の強さを改めて見直す展開へ
記事一覧 (12/16)【どう見るこの相場】日経平均の行方
記事一覧 (12/16)【どう見るこの相場】原油相場の行方
記事一覧 (12/15)【どう見るこの相場】日経平均:選挙大勝利を買う相場はNYダウの落ち着き待ち、資金に余裕の個人にチャンス
記事一覧 (12/13)【どう見るこの相場】原油相場の行方
記事一覧 (12/12)【どう見るこの相場】週明けの日経平均は「ご祝儀相場」、その後は徐々に「円安依存相場」から「全国津図浦々」型の相場へ
記事一覧 (12/10)【どう見るこの相場】円相場の行方
記事一覧 (12/09)【どう見るこの相場】NYダウの急反落
記事一覧 (12/08)【どう見るこの相場】1万8000円乗せの日経平均
記事一覧 (12/03)【どう見るこの相場】1部銘柄の新高値急増、需給好転で出来高より株価中心の展開
記事一覧 (12/01)【どう見るこの相場】日経平均:原油安と円安効果、さらに「期待できる3カ月」から1万8300円目指す
記事一覧 (11/10)【どう見るこの相場】日経平均:12年暮れから安定していた「政局」が不安定に変わり上値を押える展開
記事一覧 (10/29)【どう見るこの相場】日米相場の行方
2014年12月29日

【どう見るこの相場】29日の日経平均急落

■1万8000円急接近で利益確定売り先行、年末特有の動き、ただ、銘柄スイッチの予兆も

どう見るこの相場<Q>29日(月)の相場は日経平均が急落したようだが。

<A>前場で96円高の1万7914円と1万8000円に接近となったことで短期マネーが利益確定売りに動いたといえる。後場、日本人のエボラ出血熱の疑いのある患者が報告されたことが売りの手掛かり材料となり、一時、前日比293円安、午前中の高値からだと389円の下げとなった。

<Q>先行き心配ないか。

<A>今日の前場高、後場安は、年末特有の動きといえるから押し目買いスタンスで心配ない。とくに、1万8000円に急接近となったことで、次は2007年の1万8300円が目処となるので利益確定売りが先行するのは当然といえるだろう。むしろ、1万8000円を前に値を固めることはいいことだ。基調的にはなんら変わっていないので業績のよい銘柄は押し目を拾って、株を枕に越年でいいだろう。

<Q>日本は土日を入れて5営業日休場となるが、この間、NYマーケットは開いているが、NYダウは心配ないか。

<A>日本市場が休みの間、NY市場は日本より2営業日間、単独で多く開くだけだから、よほど大きい材料がない限りNYダウの急落はないとみていいだろう。小幅の調整があるとすれば、NYダウの上昇ピッチの速いことに対する反省ということだろう。年末商戦も堅調で景気面からも悪化要因はなさそうだ。

<Q>しかし、今日の日経平均の200円を超える下げは何かのサインではないのか。

<A>今までの例では、こういった相場の波乱局面では、銘柄の入れ代わりに繋がっているケースはあるので売買単価の下落傾向と照らし合わせてみれば値ガサ株から中低株へ物色の流れが変わろうとしていることを表している可能性はありそうだ。とくに、為替が120円台前半で膠着となっており円安に進まなくなっていることから円安関連の輸出株から内需株にスイッチの動きともいえるのではないか。日本が休みの間、為替がどう動くか注意しておく必要はある。
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 14:35 | どう見るこの相場
2014年12月26日

【どう見るこの相場】超低金利効果と株式相場

■世界のマネーは日本に投資しないのは「モッタイナイ」!

どう見るこの相場<Q>国債の利回りが過去最低水準のようだが。

<A>10年物国債の利回りが25日には0.31%まで低下し歴史的な低水準となっている。

<Q>なぜか。

<A>日銀の10月末の量的金融緩和を受けて日銀が大量に国債を買っている。需給関係がよいからだ。その規模は毎月8〜10兆円といわれる。これだけ腰の入った買いが入っていれば短期の投機マネーもある意味で安心して介入できる。国債が品薄になっているから投機マネーにはおいしい対象だろう。株式市場に置き換えれば新興系の小型銘柄を短期マネーが買い上がっているのと似ている。

<Q>国債が低金利ということはマネーの行き場所がないということを意味しているのではないか。

<A>その可能性は十分にあると思う。原油安など資源に向かっていた世界の資金が日本に目を向けて来ている可能性はある。国債等だけでなく今後は「日本株」に目を向けてくることが予想される。世界のマネーから見れば日本は政権が安定し経済再生にも目処が立ち始めているから日本に投資をしないのは、「モッタイナイ」と思っているのではないか。

<Q>どんな日本株を買ってくるか。

<A>基本的にはROEが高く、1株利益と配当が増える銘柄に尽きるだろう。こうした尺度にマッチすれば輸出関連でも内需関連でもいいわけだ。ただ、日本買いということになれば円高に振れることが予想されるため、国内の資金は徐々に円高に関連した内需関連にウェートを高めるものとみられる。
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 14:49 | どう見るこの相場
2014年12月25日

【どう見るこの相場】明日からの2015年相場はどう変わるか?

■「日本元気」に見通し加われば、「日本見直し円高」も、叙々に内需株中心の展開

どう見るこの相場<Q>2014年相場は今日で終わりのようだが。

<A>25日が年内受渡しの最終売買日でマーケットは明日26日(金)から、ひと足早く2015年相場を迎える。

<Q>明日からガラリと相場内容は変わるのか。

<A>相場内容が変わるとは、これまで通りトヨタ自動車など輸出関連の値ガサ株人気が続くのか、あるいは内需関連株が物色の中心になるのか、という意味と思われる。直ちに輸出関連株から内需関連株に主役が交代するということにはならないだろう。強いアメリカ買いでドルがまだ強い展開となっているからだ。1ドル・120円台の為替がドル高・円安に進むのかどうかがカギを握っているといえる。

<Q>これまでの円安には、日本売りとまでは言えないまでも円の過小評価があったと思われる。円に対する見直しはどうか。

<A>軍事・外交力、政治安定力、経済力、地勢的リスク、人口、国民の勤勉性・技術力、景気、エネルギー、財政など、その国の力を計る要素はいろいろあるが、極論すれば「信用力」といえる。早い話、個人でも企業でも国家間でも信用のないところにはカネを貸すことは避けるはずだ。危ないと思ったら貸したカネは引き揚げようとする。こうした国の信用力が為替に現れる。日本は長く不安定だった政治面が安倍政権の長期安定見通しから安心できることは大きい。この点からだけでも日本に対する見直しは予想される。

<Q>経済への評価はどうか。

<A>長く苦しんできたデフレからの脱却にメドがつきかけている。アベノミクス第1幕、第2幕は量的金融緩和による円安が主役だった。これから始まる第3幕は成長戦略が主役となることは間違いない。技術に磨きを加え、地方や中小企業を元気にして日本全体が「元気印」となる方向性が見えれば、日本見直し=円高が予想される。当然、マーケットでは内需関連株が主役の座に着くはずだ。新しい政権、新しい年ということを考えれば、新しい年にふさわしい相場が展開となるのではないか。
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 15:14 | どう見るこの相場
2014年12月24日

【どう見るこの相場】初の1万8000ドルに乗せたNYダウの行方

■リーマンショック乗り越えた「強いアメリカ」買いが佳境、2万ドルの期待強まる

どう見るこの相場<Q>NYダウが、遂に1万8000ドル台に乗せたようだが。

<A>22日(月>のNYダウは64ドル高の1万8024ドルと初めて1万8000ドルに乗せた。7〜9月のGDP確報値がプラス5.0%と速報値の3.9%を大きく上回ったことを好感した。

<Q>アメリカの景気が良いということだけか。

<A>経済だけでなく、弱腰外交といわれていたオバマ外交が巻き返しに出ていることもあるだろう。ウクライナ問題でロシアに攻勢をかけているしイスラム国問題でも強硬姿勢をとっている。経済と外交の両面で「強いアメリカ」買いになっているといえる。

<Q>リーマンショックの安値から見ればそうとう上昇していると思うが警戒感はないのか。

<A>リーマンショックでの安値である2009年3月の6469ドル(場中安値)から22日の場中高値1万8069ドルまで約5年9カ月で約2.8倍の上昇となっている。上昇期間と上昇率とも普通に考えれば警戒感があることも否定できない。しかし、アメリカが金融バブル崩壊のリーマンショックを乗り越え体質が強くなり、とくに、この間、シエールガスを持ったことが大きい。

<Q>どう見ておけばいいのか。

<A>基本的には景気・企業々績が堅調でテロなどが起きない限りNYダウは強いとみていい。原油安による世界金融不安の懸念からアメリカの金利引上げは当面、ないものとみられ企業々績にはプラスだ。現在のNYダウPERは約16.7倍。去る、5日にダウが高値をつけた時点でのPERは17.0倍だった。現在の1株利益水準で17倍とすれば1万8280ドル前後が目安となる。今後、アメリカの企業々績がどのていど上積みされるかがポイントだろう。昨年のような大雪に見舞われることがなければ景気・企業々績の好調からNYダウ2万ドルの期待も強まるだろう。
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 14:35 | どう見るこの相場
2014年12月22日

【どう見るこの相場】高い水準が続く「売買単価」、円安傾向止まれば中低位株へ人気シフト

どう見るこの相場<Q>マーケットで買われている銘柄は、比較的長期間間、値の高い銘柄が中心のように思われるが。

<A>その通りといえる。マーケットで、値ガサ株が買われているか、あるいは値の低い中低位株が買われているかを現す、「東証1部・売買単価」でみると指摘通り、値の高い銘柄が買われている姿といえる。売買単価は今年10月末以降、980〜1100円で推移している。とくに、11月25日以降は1000円を超えた展開が続いている(11月28日に1日間だけ1000円割れがある)。

<Q>売買単価の1000円台は過去と比べて、どういう水準なのか。

<A>取り上げた数値は日々のデータだが、通常は日々のデータを6日間の移動平均値で用いる。「売買単価6日平均」で捉えれば、2009年から2012年までは大体600〜700円での推移だった。とくに、2012年12月には508円の歴史的な低い水準だった。それが、今年12月には1122円まで上昇、2008年以来の高水準となっている。

<Q>2009年から2012年といえば民主党政権時代ということになるが、政権と関係があるのか。

<A>かなり強いといえるだろう。株はデフレに弱いからだ。マーケットは2013年から安倍新政権の脱デフレを買う展開となった。その時の牽引役は「円安」だったことからトヨタ自動車などの値の高い輸出関連銘柄が買われているため売買単価が上昇しているといえる。
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 12:57 | どう見るこの相場
2014年12月19日

【どう見るこの相場】NYダウは「3分の2戻し」達成、ロシア売りで金利上げ遠のく

■円安進み125〜130円ならトヨタの1万円相場の期待も膨らむ

どう見るこの相場<Q>NYダウも日経平均も、これまでの下げがウソのような急反発だ。

<A>とくに、NYダウは去る、15日の場中安値1万7067ドルから18日には1万7778ドルまで3日間で約710ドル急伸した。12月5日の最高値1万7991ドルからの下げ幅924ドルに対し「3分の2」戻しを達成した。日経平均も戻しているが、NYダウ高がなかったら日経平均の独自高はなかっただろう。

<Q>NYダウの急反発は何故か。

<A>基本的にアメリカの景気と企業々績の良好なことがある。NYダウベースの1株利益は1080ドル前後の高水準にある。原油安→ロシア・ルーブル売り→アメリカ景気への影響、ということでNYダウは下げたが、ロシア売りはひとまず一巡したことがある。しかも、ロシア売りでアメリカの利上げは当面はない、という展開となった。

<Q>NYダウの最高値更新はあるか。

<A>NYダウは一方方向に動く習性があるので今の勢いなら高値更新も予想される。ただ、欧州の金融不安が1度では終わらなかったようにロシアの不安も再び頭をもたげる可能性はあるだろう。高値を更新しても2万ドルを狙う展開にはならないだろう。

<Q>日本は。

<A>原油安は安倍政権に対しビッグプレゼントといえる。アベノミクス第3章に本腰が入り、相場もアベノミクス第3章を買う展開といえる。ただ、「円安」が進むのかどうかが足元でのポイントだろう。これまで日本経済にとって円安はマイナス面が強くなっていたため政権にとって円安是正の雰囲気もみられたが、原油安によって円安を容認する可能性もある。121円を上回るような円安に進むかどうかがポイントだろう。125〜130円という円安ならトヨタ自動車の1万円相場の期待も膨らみ円安関連が人気となるだろう。
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 13:18 | どう見るこの相場
2014年12月18日

【どう見るこの相場】日経平均、安倍政権大勝利のご祝儀も

■日経平均446円高で目先の金融不安売りは一巡、安倍政権大勝利のご祝儀も

どう見るこの相場<Q>日経平均は急反発しているようだが。

<A>日経平均は18日(木)前場では446円高の1万7265円と前日までの嫌な雰囲気を吹き飛ばす急反発となっている。

<Q>下げていた不安材料が一掃されたのか。

<A>短期資金によるロシア・ルーブル売りは、ひとまず一巡したといえる。ただ、これまでの欧州の金融不安は蒸し返されて売り材料となって一度では終わっていない。ロシア売りが、これで完全に収束したと見るのは早計だろう。次の台風に注意をしながら前向きに日々の営みに取り組んでいくということだろう。

<Q>幸い、アメリカの景気は強いということか。

<A>それが一番の支えといる。今のアメリカ経済は、世界の経済が少々、ガタついても直ちに大きく影響を受けることはない。あのリーマンショックの大不況を乗り越えてきたのだから足腰は非常に強くなっている。ただ、世界経済の先行き不透明で早期に実現するだろうとみられていた金利引上げは先延ばしとなることが予想され米国企業々績にはプラス材料といえる。

<Q>日本はどうか。

<A>今日の日経平均には安倍政権大勝利に対する遅ればせの、「ご祝儀」が含まれていると思われる。今日はアベノミクスの目玉である地方創生で税制優遇の具体的な材料も出ている。目先の投げ売りが一巡したのでアベノミクス第3章を買う相場が新鮮な気持ちでスタートすることになるだろう。日経平均は早いタイミングで25日線(1万7405円)を抜けば場の雰囲気はさらに好転するだろう。
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 12:14 | どう見るこの相場
2014年12月17日

【どう見るこの相場】日経平均、日米経済の強さを改めて見直す展開へ

■金融不安はほぼ一巡

どう見るこの相場<Q>久しぶりに日経平均は反発したが底は入ったか。

<A>17日(水)の日経平均は136円高の1万6891円まであって終値では64円高の1万6819円と3日ぶりに反発した。ただ、前日までの2日間で計616円下げた(終値)ことに比べると戻りは鈍い。それに、TOPIX及びJPX日経400は安く、日経平均採用の一部の銘柄が戻しているという印象だ。まだ、下値模索の相場だろう。

<Q>ロシアの金融不安が報道されているが。

<A>足の速い短期マネーが危険を察知して逃げ出すのは当然だろう。ただ、今のロシアは1989年の危機とは違って外貨準備は持っているから大袈裟なことにはならないだろう。金融不安で危ないと言われ続けてきた欧州でさえもなんとか持ちこたえている。

<Q>ここ何年かで金融不安が世界を一周した印象だ。

<A>その通りだと思う。日本のバブル崩壊から始まった金融不安はリーマンショックのアメリカ、欧州、新興国、そして今回のロシアと、「金融不安」はほぼ世界を一周した。金融不安というマネー逃避が一巡したあとに来るのは実体経済の停滞であり、ここを世界がどう乗り越えていくかが注目される。さらに、もう一点、経済大国の「中国」がどうなるかが大きい注目点となってくるだろう。

<Q>日本とアメリカは優位ということか。

<A>日本は土地バブルの崩壊、アメリカは金融バブルの崩壊を経験し乗り越えてきただけに足腰はしっかり鍛えられ健康体といえる。ただ、アメリカも日本も世界へモノやサービスを売っているわけだから、いくら健康体になったといっても、いつまでも世界が不況ということは喜ばしいことではない。

<Q>今後の相場は。

<A>ロシアの当面の金融不安は織込んだように思われる。中国もこのままバブル崩壊に陥ることなく軟着陸が進むようなら日米のマーケットは盛り返してくるだろう。とくに、日本はバブル崩壊の大苦境から安倍政権のもとで日本再生に取り組んでいるわけだ。多くの世界各国が経済下降に見舞われている中で日本は上向きという明るさのあることは大いに注目される点だろう。師走相場を期待していた短期マネーがアテ外れで処分売りしたため新春相場からは新たなスタートを迎えることができると思う。
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 16:36 | どう見るこの相場
2014年12月16日

【どう見るこの相場】日経平均の行方

■日米ともそろそろ底打ちが近かそう、日本は25日までで処分売り一巡も

どう見るこの相場<Q>日経平均はまた大きく下げてきた。理由は何か。

<A>原油安による世界経済への影響といえる。当初は原油安は先進工業国等にとってコスト低減につながると好感される雰囲気もあったが、産油国の収入減少は購買力低下となって先進国の経済に悪影響を及ぼすとの見方となってNYダウなど世界のマーケットが大きく下げている。とくに、アメリカは世界の貿易縮小による影響とシエールガスの採算悪化という2つの側面からドル安(円高)、株安となっている。

<Q>日米の下落率はどうなっている。

<A>NYダウは12月5日の高値1万7991ドルから約4.9%下げている。日経平均は12月8日の高値1万8030円から約7.3%の下げとなっている。日経平均の下げが大きいのは1万8000円に乗せたときNYダウを上回って逆転、また日経平均2万円は早いといった見方も出て、少々、ハシャギ過ぎた反動といえる。

<Q>どこまで下げる。

<A>過去の下落率からみればNYダウはそろそろ底が近そうだ。原油安は産油国にも先進国にも共にマイナスのほうが大きいということで国際会議が開催され対応が話し合われるのではなかろうか。そうなれば原油安は下げ止まるだろう。日経平均についても底打ちは近そうだ。

<Q>楽観的すぎないか。

<A>今回は逆オイルショックと呼ばれているが、過去のケースでも「ショック安」と呼ばれるときは陽性の下げで短期間で調整の終わっていることが多い。とくに、日本は期待した師走相場の裏目が出て換金売りが先行となっている。26日からは来年相場渡しとなるので処分売りは25日までで一巡するのではないかと思われる。

<Q>新春に期待できるということか。

<A>大いに期待できそうだ。選挙勝利のご祝儀相場も先送りとなっているので、安倍政権の本格始動と共にアベノミクス第3章を買う相場が期待できそうだ。方向としてはアベノミクスで内需関連が軸となることが予想されるが、円安関連も余熱が残っている。しばらくは輸出関連と内需関連の混合型の展開ではないだろうか。
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 14:24 | どう見るこの相場

【どう見るこの相場】原油相場の行方

■始めて出てきた1バレル・40ドルのメッセージ

どう見るこの相場<Q>原油相場とNYダウが続落している。まだ、下がるのか。

<A>原油相場は1バレル・55ドル台まで下げ、NYダウも15日(月)は99ドル安と続落、円・ドルは117円台へドル安・円高が酢スンでいる。原油相場については2008年12月の33ドル台までフシはなくなっている。

<Q>逆オイルショックと呼ばれているが。

<A>かつては、原油価格が急騰すれば先進工業国にとって圧迫になるとして第1次、第2次オイルショックを経験した。その当時は、先進工業国の景気が好く原油に対する需要が旺盛だった。最終的にはオペックが増産することで決着した。今回は先進工業国の経済はアメリカ以外不振で需要は減少している。にもかかわらず原油が下がっているのは政治的駆け引きとしか言いようがない。本来なら需要減少に見合う分を減産によって価格維持をするはずだが、それを敢えてやらないというのだから政治的な思惑ということになる。

<Q>価格が下がることでオペックには、どのようなメリットがあるのか。

<A>アメリカのシエールガスに対する牽制だろう。シエールガス開発関連企業は高い金利で調達しているといわれる。採算ラインの60ドルを割り込むと経営的に危なくなってくる。この点をオペックは突いているといえる。

<Q>オペックにとっても収入減でマイナスと思われるが。
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 10:40 | どう見るこの相場
2014年12月15日

【どう見るこの相場】日経平均:選挙大勝利を買う相場はNYダウの落ち着き待ち、資金に余裕の個人にチャンス

どう見るこの相場<Q>選挙で大勝利したのに相場は下げているが。

<A>475議席のうち自公で326議席を獲得、大勝利であることは間違いない。しかし、事前に大勝利確実と一斉に報道されていたから去る8日の1万8030円と1万8000円台に乗せたことで、あるていど織込んでいたといえる。本来はご祝儀相場があってもよかったといえるが、前週末にNYダウが急落したことが響いた。

<Q>このまま選挙勝利は評価されないのか。

<A>そんなことはない。世界景気の波乱の芽となっている原油安が止まり、NYダウも下げ止まれば日本のマーケットは阿倍政権勝利を見直す展開が予想される。

<Q>誰が買いの主役になるか。

<A>今回の1万8000円をつけに行く過程で、「外国人投資家の買いに対し個人投資家売り」となったことは、これまでにない大きい特徴といえる。外国人投資家は阿倍政権の安定と日本経済の再生を評価して引き続き買ってくるものとみられる。年金資金なども買いが予想される。それに、個人投資家も利食いで手持ち資金に余裕ができているので押し目買いが予想される。需給関係は悪くない。

<Q>円安関連銘柄と内需関連銘柄のどちらが主役となるか。

<A>当面は「円安」と、「内需」の混合型相場ではないだろうか。1ドル・121円〜118円のモミ合いとなっていることから円安の余熱は残っている。このモミ合いを切って125円とか130円となればトヨタなど円安関連銘柄が再び人気となるだろうし、115円〜110円といった円高ならば内需関連銘柄へ人気が移行するだろう。ただ、為替を横に置けば選挙に勝利した阿倍政権がアベノミクス第3章で地方創生、国土強靭化などに力をいれて来るとみられることから基調政策としては内需関連に勢いが加わってくるものとみられる。
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 12:34 | どう見るこの相場
2014年12月13日

【どう見るこの相場】原油相場の行方

■08年12月の33ドルが下値のフシ、産油国と先進国の合同会議開催なら底打ち反発へ

どう見るこの相場<Q>ついに原油相場は60ドルを割ったようだが。

<A>12月12日の原油先物相場は57ドル台へ大きく下げている。60ドル台割れは2009年半ば以来だ。

<Q>NYダウも大きく下げているようだが、なぜか。

<A>12日のNYダウは316ドル安の1万7281ドルと急落している。シエールガスのコストは1バレル当り60ドルと言われる。その60ドルを切ったことで採算が悪化するとしてエネルギー関連銘柄が下げに転じている。

<Q>原油相場はどこまで下がるのか。

<A>下値の大きいフシということでは2008年12月の33ドルということになってくる。今回は原油相場下落でも産油国が「減産」をしなかったため下げ足にブレーキが掛からなくなっている。当面、中東産油国と先進国のせめぎあいだろう。

<Q>妥協点は。

<A>経済がグローバル化している今日では、原油安→産油国の購買力落ち込み→先進国の輸出減少となって、行きすぎはお互いにマイナスだ。遠くない時期に産油国と先進国を含めた拡大会議が開かれ、相互理解の道が開かれたら原油安は止まるだろう。中東諸国も水素エネルギープロジエクトに一枚、加えさせて欲しいということも予想される。
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 16:07 | どう見るこの相場
2014年12月12日

【どう見るこの相場】週明けの日経平均は「ご祝儀相場」、その後は徐々に「円安依存相場」から「全国津図浦々」型の相場へ

どう見るこの相場<Q>NYダウ、日経平均は久しぶりに反発したようだが。

<A>11日(木)のNYダウは4日ぶり、12日(金)の日経平均も4日ぶりに反発した。先ず、ほっとしたという状況だ。

<Q>相場が崩れたという心配はないか。

<A>終値ベースでNYダウは高値から425ドル(2.36%)下げ、日経平均も約678円(3.78%)下げた。このていどの下げなら通常の調整の範囲内といえる。ただ、25日線前後まで下押したことで、買方はこれまでのような強気一辺倒ではなくなり戻れば利食いし損ねた銘柄の利食いを急ぐ可能性はある。一方、売方は上値にシコリのできたことを狙って戻りが鈍いようだと空売り攻勢を掛けてくる可能性はある。選挙後の相場次第だろう。

<Q>選挙結果が判明する週明けはどう動く。

<A>大勝予想の報道が相次いでいるので週明けは「ご祝儀相場」で短期的には高くなるだろう。ただ、一気に高値を更新して2万円ということにはならないだろう。

<Q>なぜか。
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 12:58 | どう見るこの相場
2014年12月10日

【どう見るこの相場】円相場の行方

日米

【急ピッチの反動、113円前後も想定に、原油安には副作用も】

■銘柄入れ替えを検討するところに来ている

どう見るこの相場<Q>円相場が121円台から一気に119円台へ円高となっている。125円は早いとみられていたのになぜか。

<A>短期間に急ピッチで円安(ドル高)が進んだことでドルに対し利益確定売りが出ている。200日線とのカイリ率が15%台まで拡大し2013年5月の17%台以来の高い水準となり警戒感も指摘されていた(本紙8日付け)。

<Q>世界景気の不安も言われているようだが、原油安は世界景気にとってプラスではないのか。

<A>確かに、身近なところではガソリン価格が下がり、とくに車社会のアメリカにはかなりの額の消費刺激効果があるとみられている。日本でも値上がりしていたガソリンが下がったことで安心して正月は帰省できるという声も聞かれる。運送会社にプラス効果は大きいし化学会社にとっても原料安効果が期待できる。もちろん、日本の貿易収支改善にも効果がある。

<Q>それなのになぜ、欧州などの経済の先行きに不安が持たれているのか。

<A>産油国にとって原油安は収入の大幅減少につながる。早くもロシアは資源価格下落による収入減少の影響で先行き経済への不安から通貨ルーブルが下落している。中東など産油国においても同様の展開となっている。ロシアや中東との貿易取引が多い欧州にとっては、産油国の不振は足元の経済停滞にさらに追い討ちをかけることが心配されている。産油国や欧州の経済減速は中国にも波及しアメリカ経済も影響を受けるという懸念が急速に高まっている。

<Q>今後、為替はどう動くのか。
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 14:38 | どう見るこの相場
2014年12月09日

【どう見るこの相場】NYダウの急反落

【自民・公明の大勝利予想報道でNYダウの支援役割は終わったとの見方も】

■円安関連から内需関連に物色は変化の可能性

どう見るこの相場<Q>NYダウが急反落したが、理由は何か。

<A>特に、決め手となる材料が出たわけではなさそうだ。欧州経済の先行き不安、日本GDP下方修正、原油急落、黒人デモなどが言われているようだが、急に浮上した材料ではない。このところの急伸で利益確定売りが先行したようだ。

<Q>政治的観点で見た場合、選挙控えの日本株に対しフォローの必要性がなくなったという、意味合いはないか。

<A>こればかりは憶測するしかない。確かに、解散のときアメリカは安倍政権に勝って欲しいため投票日まではNYダウ高で支援するといった話はマーケットで流れていた。想像するならば日経平均が目標だったリーマンショック前水準の1万8000円を回復し、さらに、足元での選挙予想記事では自民・公明の大差勝利が報道されていることなどからNYダウの役目は一応、終わったということになるのかもしれない。とくに、8日(月)の終値では日経平均がNYダウを遂に上回った。

<Q>NYダウはこのまま下がるのか。

<A>前週末発表の11月の雇用統計が予想以上に好調だったことから金利引上げが早まりそうだという観測が強まれば、少なくともこれまでのような急ピッチの上昇にはならないだろう。クリスマス商戦の行方などを睨みながらの展開が予想され高値圏モミ合いが予想される。

<Q>日本株の行方は。

<A>1万8000円乗せで目先的な達成感は漂っている。選挙まで今日を入れて4営業日となっていることで、大勝とは言われているものの、フタを開けるまではやはり心配だから様子を見ようという空気は強まるだろうから日経平均も小幅の調整は予想される。

<Q>選挙後、物色の流れは変わるだろうか。

<A>円相場が円安一服となるようならこれまでの円安関連一辺倒から内需関連に物色のホコ先が向う可能性はある。仮に、政権が勝利すれば、公約の、「国内隅々までアベノミクス実感を」という観点からも成長戦略関連の内需関連に陽が当たることは十分に予想される。
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 08:58 | どう見るこの相場
2014年12月08日

【どう見るこの相場】1万8000円乗せの日経平均

【直ちに2万円は無理、業績を先取りで16年3月期を見極める転換へ】

■「援助型景気」から、「自力走行型景気」へ

どう見るこの相場<Q>日経平均は遂に1万8000円に乗せた。これで、目標達成となるか。

<A>8日(月)の前場で1万8030円まで上昇、2007年7月以来、7年5カ月ぶりに1万8000円水準に乗せた。以前から1万8000円は上値のフシとみられていた。それに、リーマンショック前の高値1万8300円(2007年2月)に近づいているため短期的には指摘通り達成感からモミ合うだろう。

<Q>急反落の心配はないか。

<A>14日の投票結果で自民・公明が過半数に達しないような場合は急反落の可能性は否定できない。事前予想では勝つことが確実視されているので急落の心配はなさそうだ。ただ、想定通りの勝利ということになれば好材料出尽くし感から利益確定売りが先行し日経平均の若干の調整は予想される。

<Q>安倍政権が勝利した場合の相場のシナリオはどうか。

<A>2013年のアベノミクス第1章、2014年の第2章に続いてアベノミクス第3章の幕開き相場ということになる。第1、第2章と第3章の違いは、第1章・第2章が金融政策を支えとした「援助型景気」だったのに対し、第3章では成長戦略による「自力走行型景気」と位置づけることができる。当然、相場のテーマは成長戦略にマッチした「テーマ株相場」と、「業績相場」色合いが強まる。

<Q>どんな銘柄が注目されるか。

<A>業績面では1部市場の実力優良銘柄だろう。リーマンショックのあと1部市場の老舗銘柄は財務体質改善などリストラに取り組んできたため収益力は改善されている。名門銘柄復活が数多くみられる。もう一方のテーマ性ということではバイオ医療、バイオ燃料、ロボット、地方創生関連でカジノ、オリンピック関連、中央リニア新幹線といった夢のある材料に関連した小型の新興系銘柄が注目される。老舗名門銘柄と小型のテーマ株が同時に買われる展開が予想される。また、株価の価格帯でみればNT倍率が高くなっていることからみて、これまでの値ガサ株中心から値の低い中低位株へ物色のホコ先が移る可能性はある。

<Q>日経平均の2万円はあるか。

<A>直ちに期待することは無理だろう。既に、1部市場のPERは17倍程度まで上昇し業績を先取りしている。アベノミクス成長戦略が動き出し2016年3月期の業績好調が見通せるようになりPERが低下(一株利益向上)するようになったときに日経平均2万円の可能性が高まるだろう。短期的には1万8300円前後で上げ一服となりモミ合いいりとなることが予想される。
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 15:54 | どう見るこの相場
2014年12月03日

【どう見るこの相場】1部銘柄の新高値急増、需給好転で出来高より株価中心の展開

どう見るこの相場<Q>新高値銘柄数が、新興系では少なく1部銘柄で急増しているようだが。

<A>3日(水)前場では東証1部の年初来高値更新銘柄が約103銘柄となっている。これに対し、マザーズは4銘柄、ジャスダックは22銘柄となっている。指摘の通り、東証1部銘柄の人気が抜き出ている。

<Q>師走相場では小型系銘柄が注目といわれていたが、なぜか。

<A>足元での相場の特徴は、出来高と売買代金がそれほど多くない中で「株価」が値を飛ばしていることだ。たとえば、2013年5月に6760円の高値をつけたトヨタ自動車(7203)は、ほぼ1年半かかって高値を奪回し上抜いた。個人投資家をはじめ多くの投資家は、かなり長く待たされたことから、ヤレヤレで大きく売り越している。さらに、ここで改めて買いに回るには抵抗があるといえる。この間に円安が進み、シコリが薄れていることから機関投資家等の買いを中心に値を飛ばしている。トヨタのような円安関連銘柄とトヨタ高による実力優良銘柄が比較感で買われている。

<Q>まだ、1部の新高値銘柄数は増えるのか。

<A>2013年5月のときは1日当り507銘柄にも達した。このときのような状況は難しいのではないかと思われる。去る、11月4日の大商いのときに1部新高値銘柄は330銘柄あったが、足元ではこのときがピークではないかと思われる。これから、投票日が近づいてくると徐々に様子見気分が高まることが予想される。

<Q>とくに、マザーズの人気がないようだが。

<A>今年春から夏に高人気となった反動といえる。ジャスダック銘柄は、そのときはマザーズの陰に隠れる形でそれほど動いていなかった分、今、人気となっている。12月は新規公開銘柄が増えることや例年1,2月は小型の材料株が動くことが多いためマザーズ人気も盛り返すものとみられる。
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 12:11 | どう見るこの相場
2014年12月01日

【どう見るこの相場】日経平均:原油安と円安効果、さらに「期待できる3カ月」から1万8300円目指す

どう見るこの相場<Q>選挙を控えているが、日経平均は快調に高値を追っている。自公の大勝を見込んでのものか。

<A>「大勝」までは織り込んでいるとは思えない。「負けることはない」というていどだろう。

<Q>何が株高の背景か。

<A>原油価格の大幅下落による日本の貿易収支改善が好感されている。円安効果もある。これまでの円安で家計には光熱費、ガソリン代、輸入商品などが上昇し圧迫となっていたから選挙前の政権には原油安はビッグプレゼントといえる。

<Q>日経平均は1万7400円前後のモミ合いを上放てたが、いつ、どこまで上がるか。

<A>例年、11月から翌年1月までは、「期待できる3カ月」として相場は強いことが多い。しかも、原油安、円安の好材料から少なくとも14日の選挙までは強いとみていいだろう。日経平均はモミ合い放れとなったので次はリーマンショック前の高値である2007年2月の1万8300円(場中値)を目指した展開とみられる。ただ、11月上旬頃に比べ出来高及び売買代金は大きく落ち込んでいるため活況相場ではなく薄商いの中を値段中心に上伸する相場といえる。日経平均がリーマンショック前水準を回復ということになればアナウンス効果も大きい。

<Q>投票日が近づけば調整はあるか。

<A>勝敗の観測が出始めるようになれば様子見気分は強まるだろう。とくに、短期マネーはますます元気だが、中長期投資マネーは今の時点で「大勝」に賭けるには冒険すぎるだろうから中長期マネーは選挙結果を待ってからということになるだろう。
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 13:24 | どう見るこの相場
2014年11月10日

【どう見るこの相場】日経平均:12年暮れから安定していた「政局」が不安定に変わり上値を押える展開

どう見るこの相場<Q>10日(月9の日経平均は上げ一服だが、調整となるのか、あるいは再上昇に向かうのか。

<A>去る10月17日の1万4529円(場中値)から11月4日の1万7127円まで1カ月弱で約2600円、率で約17%上昇した。過去の推移で見ても上昇ピッチはそうとう速かった。何がなくても、ここでの調整はあっておかしくない。

<Q>ここまで上げて来た背景という観点では、これからの見通しはどうか。

<A>言うまでもなく、追加金融緩和と急激な円安が日経平均上昇の背景だった。これに、2015年3月期・第2四半期の決算発表という材料が加わっている。今後については、(1)円安がさらに続くか、(2)追加金融緩和の第3弾が見込めるか、(3)第2四半期決算の終了で決算に対する総括〜ということが注目される。

<Q>とくに、企業々績に寄与の大きい円安は続くか。

<A>円安については、2つの視点があると思われる。一つは、アメリカの金利はいずれ上がり、一方の日本は低金利状態が続くということからのドル高、円安が予想される。もうひとつは、13年春の金融緩和第1弾、今年10月末の緩和第2弾につづいて、さらに第3弾があるだろうか、ということだ。アメリカのQE1〜QE3のような緩和政策を日本でも求める見方はあるが、仮にあるとしても直ちにということにはならない。足元では10月末の追加緩和2弾によって115円までの円安に評価したわけだからこの分の効果は薄れることになる。結局、当面の為替はアメリカの金利引上げ時期を見守りながらの展開が予想され、これまでのような急激な円安にはならないだろう。

<Q>日本の金融緩和第1弾と第2弾の大きい違いは、政局ではないかと思う。ここに来て政局が不安定となっている。この点は相場にどう影響するか。

<A>日中関係の修復など外交面では国民の評価は得られていると思われるが、アベノミクスを大々的に打ち上げたものの庶民、地方まで恩恵が及んでいない。むしろ、円安の悪影響で生活実感としては悪くなっている。これに、女性閣僚のお粗末辞任が重なって内閣支持率が50%前後まで低下し政局を不安定とさせている。今年7〜9月のGDPが2ケタダウンとなったことに照らし合わせると追加金融緩和はもっと早い時期に実施されてよかったのではないかとの指摘もある。

<Q>消費税10%問題が年内最大の注目材料か。

<A>そうなるだろう。量的緩和第1弾に比べると今回の追加緩和第2弾は株高への効果は小さいのではないかと思われる。第1弾のときに飛びつき買いで長い間、高値掴みとなった学習効果もあるからだ。消費税10%は、進むも地獄、止めるも地獄といった雰囲気となっている。結局、噂が高まっている「解散」が現実味を帯びてくる可能性がある。2012年の暮れ以降の上げ相場では政局面の心配はなかったが、ここに来て政局が相場の重しになってきたといえる。この問題がある以上、年末相場では日経平均の上値を押えることとなりそうだ。
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 13:28 | どう見るこの相場
2014年10月29日

【どう見るこの相場】日米相場の行方

■日米ともミクロの企業々績堅調だがマクロの景気に明暗、日本は9月中間決算後にマクロ懸念が浮上へ

どう見るこの相場 NYダウは1万7000ドル台を回復し日経平均も去る17日の1万4529円のボトムから1066円戻している。この先、日米の相場はどうなるのか、Q&Aで展望した。

<Q>金融の量的緩和政策が終了、金融面でのテコイレがなくなるがNYダウが強いのはなぜか。

<A>2008年から続いたアメリカの金融緩和政策は10月で終了する。金融政策に頼らなくても米国経済は強いということを反映しているといえる。実際、失業率は2008年当時の10%台が5.9%まで低下している。ダウ予想の1株利益も1100ドル前後の高水準にあり企業々績がしっかりしていることが最大の理由といえる。

<Q>アメリカの次の政策は6年続いている政策金利ゼロ%の解除だと思うが、ダウへの影響は。

<A>来年央の解除という見方が多い。1回目の引上げは10月の株価大幅下げであるていど織り込んだように思われる。今後は金利引上げの幅とピッチの速さにもよるが、それを決めるのは景気が良すぎてインフレを懸念しなくなればいけない時だろう。今後のNYダウは、「金融相場」から「業績相場」にうまくスイッチできるかどうかが見所だろう。スイッチがうまく行けば、NYダウが2009年安値から5年半で約2.7倍に上昇しているということに対する心配は払拭されると思う。
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 15:23 | どう見るこの相場