
同社グループの中核事業であるインターネット関連事業の長期的成長を図るため、SRI及びSAPはソフィアデジタル、ソフィアモバイルへの輸入事業の支援とは別に、東アジア地域を中心に市場の情報収集を進めてきた。この地域は長期的な成長が期待されているものの、1人当たりの国民所得等から日米欧並みのネットビジネスの市場が確立するのは、購買力の点でまだまだ先と思われる。しかし、中国の経済成長は著しく、日本のネットビジネス企業が進出しても購買力やインフラ整備状況の点で採算が取れる可能性が飛躍的に高まってきている。
その結果、中国におけるネットビジネスへの進出に最適な時期に入ったと判断し、まず中国・上海においてインターネット関連事業を開始する事を決定し、16日より事業を開始した。
■日本の商品を扱う小売店舗の運営およびインターネット通販事業を開始
SRIは、子会社を通じて中国(上海)で、日本の商品を扱う小売店舗の運営およびインターネット通販事業を開始する。(中国国内で外資系企業がインターネット通販事業を行なうためには現地に実店舗が必要)SRIは、ネットビジネスに取り組む企業の後方支援を行う事を主たる事業としているが、今回、自らが中国本土で店舗事業・インターネット通販事業を立ち上げ、経験・ノウハウを直接得ることが、今後の事業展開において重要であると判断した。
多くの国内企業が既に中国への進出を果たし、事業展開を図っているが、習慣の違いやコミュニケーションの問題、細部にわたる中国の法律問題等がビジネスの障害となるケースが見受けられる。
そこで、自らリアルタイムで現地の市場動向を把握し、発生する問題を自ら解決し、経験・ノウハウを蓄積、活用することで、国内クライアントが障害無くスムーズに中国市場に進出できる事を目指す。
最終的には、国内と同様のスピードと品質で、マーケティングからシステムインテグレーション迄、ワンストップサービスを目指す計画。