■漢王は1998年設立の電子書籍リーダーメーカーで、今期は半期で約40万台を出荷
クリーク・アンド・リバー社<4763>(大ヘ)は、中国市場シェア1位の電子書籍リーダーメーカーの漢王科技股份有限公司(以下 漢王)と7月28日に、日本のコンテンツ(出版物、ゲーム、映像等)の独占窓口として業務提携契約を締結したと発表。
漢王は1998年設立の電子書籍リーダーメーカーで、2009年は約30万台を出荷し、今期は半期で約40万台を出荷。中国国内で電子書籍リーダー出荷台数シェア1位の企業。また世界的に見ても市場占有率は世界2位の企業で、2010年3月には深セン証券取引所に上場し、2010年12月期(中間期実績)の売上高は6744億人民元(約86.66億円)、営業利益は9469万人民元(約12.16億円)。マイクロソフト社、インテル社と共同開発したタブレット型コンピュータの「TouchPad B10」の他、Wi−Fi内蔵電子書籍リーダー「WISEreader N618」、プロ用グラフィック・タブレット「Art Master V」等、その製品開発力とセキュリティ、優れた製造工程管理から、世界的に高く評価され、電子書籍リーダー以外にも電子複合端末等の製品を企画・開発・製造・販売している。
■中国では電子書籍市場が急速に拡大し、2015年にはアメリカを抜いて世界最大の電子書籍市場に コンテンツの電子化は世界的に進展しており、特に電子書籍の分野では、世界の電子書籍端末出荷台数は2010年に950万台、2014年には2500万台が流通し、急激な成長を遂げる市場となることが予測されている(富士キメラ総研調査)。また電子書籍だけではなく、iPhoneなどのスマートフォンや様々な携帯複合情報端末まで含めると、コンテンツを電子化して流通させる市場は時代の趨勢に伴い益々拡大。
中国では電子書籍市場が急速に拡大し、2015年にはアメリカを抜いて世界最大の電子書籍市場になると予測されている。様々な種類の携帯複合情報端末の普及により、機器に搭載するコンテンツの獲得が急務となっている。
■日本の漫画や小説、雑誌等、優良なコンテンツ獲得を目的に、同社を日本側のパートナーとして契約を締結 漢王の電子書籍リーダーには、現在200〜2000冊の電子書籍がプリインストールされているが、日本のコンテンツは含まれておらず、漢王は日本の漫画や小説、雑誌等、優良なコンテンツ獲得を目的に、同社を日本側のパートナーとして契約を締結した。同社は約50,000名のクリエイターと、出版社を始め3,000社以上のコンテンツメーカーと取引しており、あらゆるコンテンツの企画プロデュース、出版物等のライツ事業までを展開している。漢王は同社と提携することにより、日本の多くのクリエイターやコンテンツメーカーからコンテンツを調達出来る最適なパートナーであるとして、独占契約を締結することになった。
■クリエイターに正当に評価された利益を還元するビジネスモデルが、アジア圏を中心に展開 同社は、今回の提携で、日本の優良なコンテンツをデジタル化し、電子書籍やゲームアプリ、映像コンテンツとして中国シェア1位の漢王の電子書籍リーダーを通して中国市場に紹介出来ることは、日本のクリエイターとコンテンツメーカーにとって、非常に大きなビジネスチャンスを享受できると考えている。漢王の電子書籍リーダーを通して、日本のコンテンツメーカーや、その著作者であるクリエイターに正当に評価された利益を還元するビジネスモデルが、中国を始めとしてアジア圏を中心に展開していくことが可能となる。(クリーク・アンド・リバー社のホームページより)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 10:31
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