■売上高は国内、米国ともに前年同期を上回る
骨接合材の
日本エム・ディ・エム<7600>(東1)は、30日に今12年3月期第1四半期連結業績を発表した。
売上高2,204百万円(前年同期比1.0%増)、営業利益17百万円(同59.2%減)、経常利益△84百万円(前年同期△126百万円)、純利益△65百万円(同△101百万円)と増収ながら営業利益は減益で、経常・最終利益ともに前期と同じく赤字となった。
売上高は国内1,808百万円(前年同期比0.7%増)、米国616百万円(同2.6%増)ともに前年を上回り、売上総利益は1,358百万円(同0.3%増)となったが、償還価格の引き下げの影響や、貸倒引当金47百万円が発生したことで、営業利益が大幅減益となった。
経常利益については、有利子負債の削減により支払利息が減少し、前期あった為替差損133百万円が70百万円と半減した影響もあり、大幅に赤字幅が縮小している。
最終利益についても、前期に比較して特別損失が大幅に減少し、赤字幅は大幅に縮小している。
■第1四半期の自社製品売上高比率は38.7%と前年同期比1.7ポイント増加 長年独占販売契約を結んできたジョンソン&ジョンソン社との契約が12年6月30日で解除されるため、日本人の骨格にあった骨接合材のラインナップを進めてきている。既に、オーミック社、ナカシマメディカルの3製品等の骨接合材を販売している。一方で、自社製品の開発も進めている。第1四半期の自社製品売上高比率は38.7%と前年同期比1.7ポイント増加している。
今期は、決算期を3月に変更するため10カ月間(6月1日から12年3月31日)の変則決算となる。今3月期連結業績予想は売上高8,850百万円、営業利益520百万円、経常利益420百万円、純利益200百万円を見込む。
なお、決算期変更のため前期との増減の比較が出来ないことから、同社では参考資料として、12年5月期連結業績予想も発表している。
12年5月期連結業績予想は、売上高10,300百万円(前期比8.1%増)、営業利益700百万円(同30.6%増)、経常利益590百万円(同2.88倍)、純利益280百万円(同3.93倍)と増収大幅増益を見込む。
>>日本エム・ディ・エムのMedia−IR企業情報
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 14:49
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