
業績修正のうち11月通期業績は、4月減額値より売り上げを10億円、経常利益を9億円、純利益を5億円それぞれ引き上げ、純利益は、10億円(前期比65%減)と前期の過去最高からの減益転換率を縮小する。
4月の下方修正は、東日本大震災の影響で自動車各社の生産停止などの不透明感が強まったことが要因となったが、緩やかながらその不透明感が解消され、2Q利益が減額値を3億4200万円〜2億2900万円上回ったことから通期業績も上方修正した。
株価は、東日本大震災発生で年初来安値500円まで急落、いったん下げ過ぎ訂正で652円までリバウンドしたが、今期業績減額で再度、516円まで調整、倍返しの700円台までリバウンドした。PER評価は割高だが、PBRは0.6倍と割り負けており、下値から持ち前の逆行高特性を再発揮する展開も想定される。