■エンタープライズ向けクラウド市場に新規参入
ホスティング事業とセキュリティ事業を展開する
GMOクラウド<3788>(東マ)は、9日に今11年12月期第1四半期連結業績を発表した。
売上高22億4600万円(前年同期比11.1%増)、営業利益2億5800万円(同0.6%減)、経常利益2億6400万円(同0.4%減)、純利益1億3400万円(同1.1%増)と2ケタ増収となったものの、営業・経常利益は微減。しかし、最終利益は増益となった。
企業のITC投資抑制によりサービス活用の選定に厳しい目が向けられているものの、インターネット資産に対する企業の考え方は「所有」から「利用」へと大きく変化しているため、同社の事業は堅調に拡大している。
そのような状況において、ホスティングサービス事業では、2月に包括的なプライベートクラウドソリューション「GMOクラウド」の提供を開始し、エンタープライズ向けクラウド市場に新規参入した。
セキュリティサービス事業においては、販売代理店の利便性を考えた商品の提供により、引き続き販売代理店の拡大に努めた。
セグメント別の売上高、セグメント利益は、ホスティングサービス事業16億7700万円、2億2900万円、セキュリティサービス事業4億4100万円、4400万円、ソリューションサービス事業1億2700万円、△1400万円。
今後を見据え、エンタープライズ向けクラウド市場に進出すると共に、自社で認証局を持っている強みを活かし、グローバル規模で販売代理店を増やしていることから、事業規模の拡大が順調に進んでいる。
今11年12月期連結業績予想は、売上高97億9100万円(前期比17.5%増)、営業利益11億5600万円(同8.6%増)、経常利益11億5000万円(同7.6%増)、純利益6億3600万円(同6.6%減)を見込む。
>>GMOクラウドのMedia-IR企業情報
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 08:11
|
決算発表記事情報