かつて「カウチポテト」というライフスタイルが、最新ファッションとして注目されたことがあった。日本が、まだバブリーだった1980年代のことである。共働きで子どもを持たない高収入の「DINKS(ダブルインカム・ノーキッズ)」たちが、カウチ(寝椅子)に寝そべってポテトチップスを食べながらテレビやビデオを鑑賞するお一人様的な日常を指していた。
これは現在、まさに菅義偉首相や東京都の小池百合子知事がご推奨のライフスタイルとなる。自宅のテレビで日本選手の金メダルラッシュに沸く東京オリンピックを観戦する巣ごもり観戦、巣ごもり応援そのものとなるからだ。もっとも屋外は猛暑日の連続だから「カウチポテト」ではなく、カウチに寝そべってアイスクリームや冷菓を食べる「カウチアイス」になるかもしれない。
もちろん菅首相や小池都知事がご推奨の背景には、新型コロナウイルス感染症の感染爆発がある。7月31日には東京都の1日当たりの新規感染者が4058人、全国でも1万2342人と過去最高となり、危機的状況となっており、これに先立ち菅首相は、東京都と沖縄県に発出していた4回目の緊急事態宣言の期限を当初の8月22日から31日まで延長するとともに、首都圏3県、大阪府にもきょう2日から新たに緊急事態宣言を発出する。
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 10:45
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