■ハイテク関連株のなかでも数少ないバリュー株の一角
日本電気硝子<5214>(東1)は、このところ上値抵抗線となっていた25日移動平均線を上抜く動きを窺わせている。同社株は、今年7月29日に発表した今2021年12月期第2四半期(2021年1月〜6月期、2Q)累計業績が、V字回復して着地し、期末配当も増配したが、2Q累計業績が、市場コンセンサスを下回るとして下値模索が続いていた。ただ投資採算的に割安で、ハイテク関連株のなかでも数少ないバリュー株の一角に位置するとして見直し買いが再燃した。
■FPD用ガラス・ガラスファイバ好調で2Qは再上方修正値を上ぶれ
同社の今期2Q累計業績は、今年4月1日、28日の2回の上方修正値をやや上ぶれ売り上げ1423億4400万円(前年同期比23.4%増)、営業利益153億3200万円(同97.4%増)、経常利益228億1100万円(同3.31倍)、純利益135億3300万円(同98.3%増)とV字回復した。薄型パネルディスプレイ(FPD)用ガラスが、新型コロナウイルス感染症に伴う巣ごもり需要向けに好調に続伸し、ガラスファイバも、自動車生産の回復とともに受注が拡大しており、昨年12月に停電で一時生産停止となった高月事業場(滋賀県長浜市)も、今年第1四半期以降に順調に稼働を開始したことなどが寄与した。
>>>記事の全文を読む




2021年08月09日
【注目銘柄】日電硝子は2QのV字回復業績・増配を見直しバリュー株買い再燃
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 09:15
| 注目銘柄