日本動物高度医療センター<6039>(東証グロース)は、5月18日につけた年初来高値2072円を視界に捉えている。同社の今2023年3月期純利益が、3期ぶりに過去最高更新と予想されていることを見直し、グロース市場では相対的に出遅れているとして割安株買い物が再燃した。同社が事業展開している動物医療業界で、愛玩動物看護師の国家資格制度が決定され、犬猫を識別するマイクロチップの装着が義務付けられるなど動物愛護の規制が強まっていることも、ビジネス機会の増大につながるとして側面支援材料視され、13日に
セルソース<4880>(東証グロース)と
アニコム ホールディングス<8715>(東証プライム)が、動物医療の再生医療で業務提携を発表し、前日にともに3営業日ぶりに急反発したことも関連人気を高めている。
■次医療施設の紹介件数が増加し初診件数、総診療件数とも続伸
同社の今2023年3月期業績は、売り上げ38億6000万円(前期比29.6%増)、営業利益5億3500万円(同21.3%増)、経常利益5億4000万円(同22.5%増)、純利益3億6500万円(同27.2%増)と見込み、売り上げ、営業利益、経常利益は前期に続く過去最高となり、純利益は2020年3月期の過去最高(3億1200万円)を2期ぶりに更新する。二次医療施設として動物病院などの一次医療施設とのコミュニケーション強化を継続し、紹介件数増加を図り、新規受け入れの初診件数や再診を含めた総診療件数が続伸し、今年3月に子会社化した犬猫の在宅医療用の「酸素ハウス」を製造・販売しているテルコムと連携し、一次医療サービスと二次医療サービスを融合させることなどが寄与する。
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 14:46
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