株式投資情報動画配信 日本インタビュ新聞社 - You Tube

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2022年09月05日

マーチャント・バンカーズの子会社・娯楽TVメディア・コンテンツがエストニアを拠点に欧州全域で事業を展開

■エストニアの子会社EJTC社に株式を譲渡しグローバル展開

 マーチャント・バンカーズ<3121>(東証スタンダード)は、2022年9月5日、同日開催した取締役会で、完全子会社である娯楽TVメディア・コンテンツ株式会社(東京都港区西麻布)の株式を、欧州エストニアの株式市場NASDAQ BALTICに上場する子会社Estonian Japan Trading Company AS(エストニア、以下、「EJTC社」)に譲渡し、娯楽TVメディア・コンテンツ社をEJTC社の子会社とし、協業して、グローバルにキャラクターやコンテンツを展開することを決議した。株式譲渡日は2022年9月20日(予定)。

■EJTC社は増資も行い米国NASDAQへの上場も目指す

 娯楽TVメディア・コンテンツ社は、EJTC社のリソースを活用し、EU加盟国であるエストニアを拠点に、欧州全域で、独自のキャラクターやコンテンツを展開する。EJTC社は、娯楽TVメディア・コンテンツ社を子会社として、グループとして売上利益を伸ばし、増資による資金調達も行い、NASDAQ BALTICから米国NASDAQへの上場を目指し、企業価値を向上し、全世界に向けてのコンテンツビジネスを志していく。

 娯楽TVメディア・コンテンツ社は、キャラクターやコンテンツビジネスの展開のため、アニメーション映画『シャム猫』のコンテンツ販売並びにマーチャンダイジング展開(2022年8月22日開示)や、創業23年目の映像制作会社である有限会社エス・フィールドとの資本業務提携(22年8月29日開示)を行うとともに、独自のキャラクターやコンテンツの企画・制作を進めている。
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提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 16:48 | IR企業情報

【株式市場】日経平均は31円安、4日続落だが後場は一時小高くなり底堅い

◆日経平均は2万7619円61銭(31円23銭安)、TOPIXは1928.79ポイント(1.38ポイント安)、出来高概算(東証プライム)は少なく8億1192万株

 9月3日(月)後場の東京株式市場は、前場軟調だった海運株が中国の電力不足一服などを受けて続々堅調に転じ、鉄鋼株も一段高。東京エレク<8035>(東証プライム)などは一段と下げ幅を縮め、ダイキン<6367>(東証プライム)信越化<4063>(東証プライム)は一段と強含んだ。石油株や非鉄株は堅調自足。日経平均は44円安で始まり、米NASDAQ指数の直近6日続落は当面の利上げを織り込んだのではとの見方などから小高くなり、13時50分にかけては22円60銭高(2万7673円44銭)まで上げる場面があった。大引けは4日続落だが小幅安にとどまった。
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提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 15:43 | 今日のマーケット

綿半HDグループの綿半トレーディングが 「FABEX 関西 2022」に初出展

■9月7日(水)〜9日(金) インテックス大阪で開催

 綿半ホールディングス(綿半HD)<3199>(東証プライム)の子会社綿半トレーディングは、9月7日(水)〜9月9日(金)にインテックス大阪で開催される「FABEX 関西 2022」に初出展する。 FABEXは中食・外食業界に特化した国内最大級の業務用専門展示会である。

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 綿半トレーディングは健康志向市場向けに「食べても罪悪感を感じないギルトフリー」に新たに栄養素をプラスした「ギルトフリー+」の食品原料を紹介し、スイーツやデザートを提案する。
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提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 15:22 | プレスリリース

プレミアアンチエイジングは後場もストップ高続く、東大と共同開発の幹細胞培養上清液を今秋新ブランドで実用化

■スキンケアに有用な成分を豊富に含む、オリジナル培養法を開発

 プレミアアンチエイジング<4934>(東証グロース)は9月5日の後場、買い気配のままストップ高(400円高の2315円)で推移し、前場ストップ高で売買された後そのまま買い気配を続けている。9月2日付で、子会社のプレミア・ウェルネスサイエンスと東京大学が、「スキンケアに特化した独自の歯髄由来幹細胞培養上清液『ENGYステムS』の開発・実用化に成功」と発表し、買い材料視されている。『ENGYステムS』は、今秋ローンチ予定となっている新ブランドで実用化される見通しとした。

 発表によると、『ENGYステムS』はヒト成人歯髄由来の幹細胞培養上清液。歯髄は、脂肪や骨髄など他の間葉系由来幹細胞培養上清液と比較して成長因子をより豊富に含んでいた。研究過程で東京大学オリジナル培養法を開発し、スキンケアに有用な成分(タンパク質、エクソソーム)を豊富に含んだ独自の幹細胞培養上清液として『ENGYステムS』を開発した。(HC)

提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 13:36 | 材料でみる株価

ハリマビステムが後場一段と上げストップ高まで10円に迫る、株式分割を好感

■9月30日現在の株主の所有する株式を1株につき2株に分割

 ハリマビステム<9780>(東証スタンダード)は9月5日の後場寄り後に一段と上げ、一時ストップ高に10円まで迫る16%高の5090円(690円高)まで上げ、日々ベースで大幅な反発相場となっている。前取引日の9月2日に株式2分割を発表。基準日を今月末の9月30日としたため、そのスピード感が好感されているようだ。

 2022年9月30日を基準日として、同日付の株主の所有する当社普通株式を、1株につき2株の割合をもって分割すると9月2日に発表した。これにともない、3月期の期末配当予想額を1株25円としたが、22年5月に公表した予想は50円だったため、分割による株数増加を考慮した場合、分割前と実質的に同額になる。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 13:03 | 材料でみる株価

カナモトは22年10月期予想を下方修正だが23年10月期は収益拡大期待

(決算速報)
 カナモト<9678>(東証プライム)は9月2日の取引時間終了後に22年10月期第3四半期累計連結業績を発表した。建設機械レンタル需要の本格回復が遅れ、先行投資も影響して減益だった。そして通期予想を下方修正して減益予想とした。ただし、災害復旧・防減災・老朽化インフラ更新など国土強靭化関連工事で需要が堅調であり、23年10月期は収益拡大を期待したい。株価は戻り歩調の形だ。目先的には下方修正を嫌気する動きが優勢になる可能性があるが、指標面の割安感も見直し材料であり、下値限定的だろう。
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 12:48 | 決算発表記事情報

アステナホールディングスは下値切り上げ、22年11月期減益予想だが23年11月期収益拡大期待

 アステナホールディングス<8095>(東証プライム)はヘルスケア・ファインケミカル企業集団として、医薬品・医薬品原料・表面処理薬品を主力とする専門商社からメーカーへと変貌している。そしてグループ中長期ビジョンでは定量的ターゲットとして30年11月期売上高1300億円以上、ROE13%以上を掲げている。22年11月期は為替の急激な円安進行、原材料価格や物流費の高騰などで減益予想としている。ただしファインケミカル事業と医薬事業の収益回復に向けて、下期は事業戦略の再構築を図るとしている。積極的な事業展開で23年11月期の収益拡大を期待したい。株価は安値圏でモミ合う形だが徐々に下値を切り上げている。高配当利回りや低PBRも評価材料であり、出直りを期待したい。
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 12:48 | アナリスト水田雅展の銘柄分析

JFEシステムズは上値試す、23年3月期小幅増益予想、さらに上振れの可能性

 JFEシステムズ<4832>(東証スタンダード)はJFEグループの情報システム会社である。鉄鋼向けを主力として、一般顧客向け複合ソリューション事業も強化している。中期経営計画では、強みとする商品力・技術力・人材力およびDX事業の更なる強化に向けて、積極投資を実行する方針としている。23年3月期は小幅増益予想としている。ただし保守的だろう。第1四半期が2桁増益と順調であり、通期会社予想は上振れの可能性がありそうだ。積極的な事業展開で収益拡大基調だろう。株価は6月の直近安値圏から切り返して戻り歩調だ。好業績を評価して上値を試す展開を期待したい。
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 12:47 | アナリスト水田雅展の銘柄分析

LibWorkは反発の動き、23年6月期も大幅増収増益予想

 LibWork<1431>(東証グロース)は熊本県を地盤として九州圏および首都圏に展開する注文住宅メーカーで、デジタルマーケティングによる独自の集客手法を特徴としている。さらに全国展開や住宅版SPAモデルへの進化を目指し、新規事業としてAIを活用したサブスクリプション型の工務店向け住宅プラン提案サービス「My Home Robo」も開始する。22年6月期は戸建引き渡しが順調に推移して大幅増収増益だった。23年6月期もデジタルマーケティング施策のさらなる強化による受注増加や戸建粗利率の改善で大幅増収増益予想としている。住宅資材価格高騰の影響はあるが、積極的な事業展開で収益拡大基調に変化はないだろう。株価は安値圏でモミ合う形だったが、決算発表を機に反発の動きを強めている。上値を試す展開を期待したい。
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 12:45 | アナリスト水田雅展の銘柄分析

【株式市場】日経平均は朝方の139円安を下値に回復し40円安、出来高少ないが底堅い

◆日経平均は2万7610円75銭(40円09銭安)、TOPIXは1928.24ポイント(1.93ポイント安)、出来高概算(東証プライム)は少なく3億9673万株

 9月3日(月)前場の東京株式市場は、前週末のNY株下落を受けて東証プライム市場の出来高が3億株台にとどまり様子見姿勢が強かったが、半導体関連株は朝方を下値に回復し信越化<4063>(東証プライム)などは前引け堅調。日本製鉄<5401>(東証プライム)などの鉄鋼株も堅調で、石油資源開発<1662>(東証プライム)などもしっかり。日経平均は83円安で始まり、午前9時30分過ぎの139円16銭安(2万7511円68銭)を下値に持ち直し、前引けは40円安にとどまった。「閑散に売りなし」の雰囲気。
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提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 12:10 | 今日のマーケット

養鶏のホクリヨウは軟調、「配合飼料の価格据え置きへ」と伝えられたが反応薄

■鶏卵生産コストの6割を飼料価格が占め、鶏卵価格は低迷

 ホクリヨウ<1384>(東証スタンダード)は9月5日、614円(1円安)から615円(前日比変わらず)で推移し、昨年来の安値圏で小動きとなっている。養鶏・鶏卵生産の大手で、岸田首相が「配合飼料の価格据え置きへ支援、首相表明」(日本経済新聞9月5日付朝刊)と伝えられ、注目を集めたが、株価への反応は限定的となっている。鶏卵相場が「東京Mサイズ平均は1キロ214円16銭(前年同期比38円87銭安)」(第1四半期決算短信)など低下傾向で投資家の選別眼は冷静のようだ。一方、中部飼料<2053>(東証プライム)フィード・ワン<2060>(東証プライム)も軟調に推移している。

 ホクリヨウの決算短信によると、鶏卵生産コストの6割を飼料価格が占める。飼料価格はロシアのウクライナ侵攻に伴うトウモロコシシカゴ相場の急騰に円安が加わり、2四半期続けて高騰している。第1四半期は、飼料価格、電気料、燃料費、資材価格の高騰を販売価格の改定である程度カバーしたが、今3月期の連結業績は営業利益69%減などの予想を据え置いた。(HC)

提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 11:23 | 材料でみる株価

colyは人気ゲームのリニューアル「年内」から「来春」に伸びたが堅調に推移、新事業などに期待

■従業員持株会を設立し9月から継続的に株式を購入

 coly<4175>(東証グロース)は9月5日、1458円(22円高)まで上げた後も堅調に推移し、小幅だが反発基調となっている。朝8時、「美麗イラスト×予測不能ドラマ×爽快パズルゲーム『スタンドマイヒーローズ』」の大型リニューアル時期について当初の「2022年内」から「2023年春」に変更すると発表したが、この順延の影響は限定的のようだ。

 このところ注目の株価材料が幾つかあり、7月に新事業として飲食店ブランド『SugarDia』の立ち上げを発表し、9月に1号店をオープン予定。また、従業員持株会を設立し、9月から継続的に当社株式を購入すると発表した。ともに株価への好材料として期待が強いようだ。(HC)

提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 10:46 | 材料でみる株価

凸版印刷が出直り強める、当期利益予想の5割増額修正や不正防止加工(開封検知)スマートパッケージなど好感

■開封検知スマートパッケージは中国銘茶に採用、日本では中旬に展示

 凸版印刷<7911>(東証プライム)は9月5日、大きく出直り、取引開始後に4%高の2262円(87円高)まで上げた後も2250円前後で推移し、8月26日以来の2200円台を回復している。前取引日の9月2日、有価証券売却益の計上と今期・2023年3月期の連結当期利益予想の5割増額修正を発表し、好感されている。

 投資有価証券売却益434.65億円が発生した一方、構造改善費用を見込むことなどにより、今3月期の連結当期利益は従来予想を58%上回る680億円の見込みになるとした。

 また、9月1日付で、中国高級茶ブランドで開封検知スマートパッケージが採用になったと発表したことなども注目材料視されている。不正防止加工を施したNFCタグ機能を紙器構造に内蔵し、パッケージのセキュリティと意匠性を保持したスマートパッケージを提供、中国茶ブランド「半守(Halfism:ハーフイズム)」の茶聖生誕記念限定品のギフトボックスに使われ、中国・深センコンベンションアンドエキシビションセンターでの展示会(9月7日から9日)、および「第24回自動認識総合展」(会場:東京ビッグサイト、9月14日から16日)で展示されるとした。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 10:12 | 業績でみる株価

巴工業は業績・配当予想の増額修正が好感され2006年以来の高値に迫る

■今10月期の営業利益は従来予想を32%上回る見込みに

 巴工業<6309>(東証プライム)は9月5日、飛び出すように上値を追って始まり、取引開始後は2553円(89円高)まで上げて年初来の高値を更新。2021年につけた2006年以来の高値2595円に迫っている。前取引日の9月2日の夕方、今期・2022年10月期の連結業績予想と配当予想の増額修正を発表し、好感買いが先行している。

 今期・22年10月期の連結売上高は従来予想を13.9%上回る451.50億円の見込みに見直し、営業利益は31.8%上回る31.50億円の見込みに、当期純利益は28.1%上回る25.10億円の見込みに見直した。遠心分離機などは当初予想を小幅下回る見込みだが、化学工業製品販売事業は当初予想を上回る見込み。

 こうした業績推移を受け、今10月期末配当を、1株当たりで直近予想の25円00銭から3円増配し28円00銭の予定にすることとした。これにより、中間配当を含めた今10月期の年間配当金は、1株当たり53円(前期比3円増)となる。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 09:32 | 業績でみる株価

アダストリアが出直り強める、8月の既存店24%増加など好感される

■9月初にはEC物流センターが全面リニューアルし本格稼働

 アダストリア<2685>(東証プライム)は9月5日、続伸基調で始まり、取引開始後は2110円(41円高)まで上げ、取引時間中としては今年7月13日以来の2100円台を回復している。前取引日の2日に発表した8月の月次動向「月次売上高前年比」が既存店で前年同期比24.2%増加し、全店では25.9%増加。注目が集まっている。

 8月の速報値が出たため、通期累計は既存店が前期比15.0%増となり、全店は17.1%増となった。また、9月1日には、全面リニューアルしたEC物流センターの同日本格稼働も発表しており、物流効率化効果などへの期待も出ている。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 09:20 | 業績でみる株価

日経平均は83円安で始まる、NY株はダウ337ドル安と反落、NASDAQは6日続落

 9月5日(月)朝の東京株式市場は、日経平均が83円55銭安(2万7567円29銭)で始まった。

 前週末のNY株式は3指数とも下げ、ダウは337.98ドル安(3万1318.44ドル)と反落しS&P500種も反落、NASDAQ総合指数は6日続落。ダウは午前中に370.48ドル高(3万2026.90ドル)まで上げたが保てなかった。

 CME(シカゴマーカンタイル取引所)の日経平均先物は2万7515円となり、東京市場2日の現物(日経平均)終値を46円近く円下回った。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 09:02 | 株式投資ニュース

【株式市場特集】自己株式取得を発表し割安水準に放置されている銘柄に注目

 今週の当特集では、「パウエル・ブラックホール」に抵抗する命綱となる自己株式取得を発表した銘柄のうち、なお割安水準に放置されている銘柄を取り上げることにした。そのなかには取得総額が大きい主力株や3点セット銘柄、さらに小型株のなかでも発行済み株式総数に対する取得比率が高く株価インパクトが大きい銘柄も浮上する。自己株式取得は上値を買わないため株価浮揚力はそれほどではないものの、下値は強力にサポートしてくれる。相場格言は、「人の行く裏に道あり花の山」と教えている。この格言通りにいずれ「花の山」に行き着く裏道投資になることを期待したい。

■業績上方修正、増配など並立の3点セット銘柄や2点セット株も相次ぐ

 主力株のうち大盤振舞いの3セット銘柄を発表順にあげると業績上方修正と増配、自株式消却のアドバンテスト<6857>(東証プライム)、同じく業績上方修正と増配のINPEX<1605>(東証プライム)となる。また信越化学工業<4063>(東証プライム)は、期初に未定としていた今期業績予想と配当を開示し、増益、増配を見込み、NIPPON EXPRESSホールディングス<9147>(東証プライム)とホンダ<7267>(東証プライム)は、業績の上方修正との2点セットである。いずれも「パウエル・ブラックホール」に引き寄せられた銘柄だが、ここは自己株式取得の経過をウオッチしつつ下値買いチャンスを探るところだろう。
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 08:40 | 特集

【どう見るこの相場】「パウエル・ブラックホール」回避に自己株式取得の割安株への裏道投資も一考余地

 「パウエル・ブラックホール」に何も彼にもが吸い寄せられている。株券も債券も円(通貨)も石油も金も、重力圏に引き込まれた結果、株価も金利も円も資源価格も暗黒化して底なし沼様相となっている。それもこれも、8月26日のジャクソンホール会議での講演でパウエルFRB(米連邦準備制度理事会)議長が、米国景気のオーバーキルをも厭わずインフレ抑制の一本槍で、政策金利引き上げを加速、長期化させる超タカ派姿勢を見せたことが引き金となった。

 ブラックホールにやや抵抗していた日本株も、重力に引きずられ始めているようだ。米国では、連休前の前週2日の雇用統計に続き重要経済指標の発表や9月20日、21日開催予定のFOMC(連邦公開市場委員会)を控え、「パウエル・ブラックホール」の重力はさらに増す可能性がある。東京市場の9月相場は、8月後半相場と同様に米国市場次第の波乱展開となることが懸念される。

 ここはどうしたってブラックホールに引き寄せられないような命綱やブラックホールから脱出する足掛かりに頼り回避せざるを得ない。相場感で売り買いの市場参加をしない需要主体へのわずかな期待である。その一つは、日本銀行のETF(上場投資信託)買い入れである。東証株価指数(TOPIX)が、前場取引時間終了時に前日より2%以上下落したときに機械的に701億円の買い入れを行うことが暗黙の了解となっているが、これはTOPIXが2・03%下落した今年6月17日以来、しばらくご無沙汰である。
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 08:39 | どう見るこの相場