株式投資情報動画配信 日本インタビュ新聞社 - You Tube

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2022年09月12日

マーチャント・バンカーズグループのバイオジップコード社が糖尿病や再生医療に関するアドバイザリー業務の取組を開始

■滋賀医科大学との共同研究講座の協力体制のもとで推進

 マーチャント・バンカーズ<3121>(東証スタンダード)は9月12日午後、産学連携事業を推進する創薬ベンチャーの100%子会社・株式会社バイオジップコードがアドバイザリー業務への取組を開始すると発表した。

 株式会社バイオジップコードは、滋賀医科大学に設置した再生医療開拓講座(共同研究講座)の特別教授である小島秀人氏を中心に、糖尿病を完治する治療薬の開発に取り組んでいる。

 バイオジップコードおよび共同研究講座では、再生医療、とりわけ難治性疾患(糖尿病、がん、自己免疫疾患など)の病因と考えられる造血幹細胞を特定するなど、小島秀人特別教授が独自に取組んできた数々の研究の集大成として、これら難治性疾患を完治する治療薬の開発に取組んでいる。
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提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 18:00 | IR企業情報

【株式市場】日経平均は327円高、3日続伸、外国人観光客の回復期待など継続

◆日経平均は2万8542円11銭(327円36銭高)、TOPIXは1980.22ポイント(14.69ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は9億2587万株

 9月12日(月)後場の東京株式市場は、値がさ半導体株や空運株などが上げ一服模様となった一方、JR東海(東海旅客鉄道)<9022>(東証プライム)や三井不<8801>(東証プライム)などはジリ高基調で引き続き外国人観光客の回復期待が継続。任天堂<7974>(東証プライム)やオリンパス<7733>(東証プライム)は円安効果への期待などで一段高。海運株も値戻し傾向となった。日経平均は318円高で始まり、大引けまで小動きのまま上げ幅300円台で推移したが3日続伸となった。
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提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 15:45 | 今日のマーケット

アスカネットが後場ストップ高、「マスターカード」のタッチレス決済機能を組み合わせた非接触クレジットカード決済システムを共同開発中

■「ASKA3Dプレート」使用、2022年末までにパイロットプログラムとして展開

 アスカネット<2438>(東証グロース)は9月12日午前、空中結像による非接触操作を実現した「ASKA3Dプレート」の北米地域におけるパートナー企業であるHolo Industries LLCが「ASKA3Dプレート」を使用した独自技術の『Holographic Touch』とクレジットカードの世界的大手Mastercard(マスターカード)社のタッチレス決済機能を組み合わせた非接触クレジットカード決済システムを共同開発していると発表した。

 12日の株価は午前11時前から値動きを活発化させ、直前の870円前後から急伸し、後場は取引開始からストップ高の1037円(150円高)で買い気配を続けて急伸商状となっている。

 発表によると、感染症対策としてクレジットカードやデビットカードを端末にかざすだけで支払いが完了する非接触決済のニーズが高まっているが、従来の非接触決済は取引金額の上限が設定されている。一定金額を超える支払いでは、サインまたはキーパッドで暗証番号の入力が必要となる。
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提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 13:22 | 材料でみる株価

加賀電子が連日高値、後場一服だが業績上振れ期待強く再びジリ高傾向に

■騰勢一服の場面でも底堅く下値での買い指し値をセリ上げて出動も

 加賀電子<8154>(東証プライム)は9月12日の前場、4335円(70円高)まで上げて3日連続2000年以降の高値を更新し、ジリ高だが再び上げ基調を強める相場となった。8月初旬から中旬にかけて第1四半期決算と業績予想の増額修正を受けて急伸し、以後も高値圏で値固めを続けながら断続的に高値を更新してきた。後場は上げ一服模様で始まったが、業績上ぶれへの期待は引き続き根強い様子。高値更新後も相場が底堅いため、買い指し値をセリ上げて買い出動する動きがあるとの見方も出ている。

 第1四半期連結決算(2022年4〜6月)は、半導体や電子部品のスポット販売に対する顧客ニーズの強さなどを背景に、売上高から経常利益まで、第1四半期としての最高を更新した。これを受け、業績予想を増額修正し、今期・2022年3月期の連結業績見通しは、期初に開示した予想に対し、売上高を5.9%上回る5400億円(前期比8.9%の増加)に見直し、営業利益は13.2%上回る240億円(同14.7%増)に見直した。これを受け、いちよし経済研究所では、加賀電子株式のフェアバリュー(適正株価)を3000円引き上げて9000円に見直した。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 12:49 | 業績でみる株価

【株式市場】日経平均は314円高、NY株3日続伸や訪日外国人客の誘致政策など好感


◆日経平均は2万8528円90銭(314円15銭高)、TOPIXは1978.15ポイント(12.62ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は5億972万株

 9月12日(月)前場の東京株式市場は、NY株の3日続伸、訪日外国人客の制限緩和方針などが好感され、半導体・電子部品、機械株や空運・陸運、旅行、百貨店株などが活況高となり、TDK<6762>(東証プライム)京セラ<6971>(東証プライム)三越伊勢丹HD<3099>(東証プライム)などは年初来の高値を更新。日本空港ビルデング<9706>(東証プライム)などの不動産関連株も高い。日経平均は268円高で始まり、午前9時半頃に398円14銭高(2万8612円89銭)まで上げ、前引けまで上げ幅300円台を継続した。
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提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 12:10 | 今日のマーケット

gumiがストップ高、第1四半期の好決算と子会社の新事業に注目集中

■次世代コンセンサスプロトコルにマイナーとして参加

 gumi<3903>(東証プライム)は9月12日、午前9時半前にストップ高の946円(150円高)で売買された後もほとんどストップ高で推移し、年初来の高値を大きく更新している。9日15時にかけて、子会社による次世代コンセンサスプロトコル「Spacemesh」のノード運営参加と第1四半期連結決算を相次いで発表し、注目集中となった。第1四半期連結決算(2022年5〜7月)は売上高が前年同期比17.3%増加し、営業利益が黒字転換、経常・純利益は大幅な赤字縮小となった。

 発表によると、子会社gumi Cryptosが次世代コンセンサスプロトコル「Spacemesh」にマイナーとして参加し、ノード運営を開始した。「Spacemesh」は、Proof of SpaceTime(PoST)プロトコルを用いたブロックメッシュ構造をベースとした分散型プラットフォームで、マイナーは個人のコンピューターの余剰ディスクスペースを使用することでプロトコルに参加でき、そのスペースの提供時間に基づいて報酬が分配される。gumi Cryptosは、かねてよりSpacemesh(Unruly Technologies Ltd.)と戦略的パートナーシップを組んでいるが、一層の関係強化等を企図し、今般ノード運営に参加することとなった。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 11:24 | 材料でみる株価

エイチームは急伸後もジリ高、7月決算の赤字大幅改善、今期完全黒字化を予想

■約1ヵ月ぶりに800円台を回復

 エイチーム<3662>(東証プライム)は9月12日、急伸して始まった後もジリ高傾向を続け、午前10時過ぎに12%高の852円(93円高)まで上げて約1ヵ月ぶりに800円台を回復している。9日15時に発表した2022年7月期の連結決算は各利益とも赤字だったが、3月に開示した会社側予想に比べて大幅に改善。今期・23年7月期の予想を完全黒字化としたことなどが好感されている。

 前7月期の連結決算は、営業利益が2.98億円の赤字、経常利益が2.19億円の赤字など、各利益とも赤字だったが、3月に開示した会社側予想は営業赤字7億円、経常赤字も7億円で、これらの予想から大幅に改善した。親会社株主に帰属する当期純利益は赤字幅が拡大した。今期予想は、各利益とも黒字を見込み、営業、経常利益は5億円、純利益は4億円の黒字予想とした。(HC)

提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 10:48 | 業績でみる株価

日医工は2日続けて値動き活発、投資ファンドなど支援の報道を受け思惑含みに

■業務停止命令で5月に急落、その後は小動き横ばい底練り相場

 日医工<4541>(東証プライム)は9月12日、飛び出すように大きく出直り、午前10時にかけて18%高の435円(65円高)まで上げ、2日続けて値動きが活発化している。「日医工支援、医薬品メーカー・投資ファンド7社が意向…11月中旬までに決定へ」(読売新聞オンライン9月10日10:48)などと伝えられ、思惑含みとなった。

 同社は2022年5月に業務停止命令を受け、株価も急落。その後は小動き横ばいの底練り相場が続いていた。ただ、8月には「ジェネリック医薬品2成分4製品の製造販売承認を取得」と発表し、失地回復・名誉挽回に向けて取り組む様子がうかがえている。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 10:22 | 材料でみる株価

ベステラは成長投資で23年1月期2Q累計減益だが通期予想据え置き

(決算速報)
 ベステラ<1433>(東証プライム)は9月9日に23年1月期第2四半期累計連結業績を発表した。プラント解体事業の大型工事が進捗して増収だが、先行投資で販管費が増加したため減益だった。通期予想は据え置いた。大型工事が進捗して2桁増収、成長投資の影響で小幅営業増益、前期の一過性利益の剥落で経常・最終減益予想としている。第2四半期累計の進捗率は低水準の形だが、第4四半期の構成比が高い収益特性も勘案すれば通期会社予想の達成は可能だろう。事業環境は良好であり、収益拡大基調を期待したい。株価は年初来安値圏でモミ合う形だ。目先的には第2四半期累計減益を嫌気する可能性もあるが下値限定的だろう。
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 10:18 | 決算発表記事情報

トレジャー・ファクトリーは上場来高値更新の展開、23年2月期は再上振れの可能性

 トレジャー・ファクトリー<3093>(東証プライム)はリユースショップを複数業態で全国展開し、成長戦略として生活に密着したリユースの総合プラットフォーム構築を目指している。23年2月期は上方修正して大幅増収増益予想としている。22年8月の既存店売上は前年比111.1%だった。12ヶ月連続の前年比プラスと好調が続いている。通期予想は再上振れの可能性が高く、積極的な事業展開で収益拡大基調だろう。株価は15年の高値を突破して上場来高値更新の展開となった。指標面に割高感はなく、需給面も良好である。利益確定売りをこなしながら上値を試す展開を期待したい。なお10月12日に23年2月期第2四半期決算発表を予定している。
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 10:17 | アナリスト水田雅展の銘柄分析

カナモトは戻り試す、22年10月期減益予想だが23年10月期収益拡大期待

 カナモト<9678>(東証プライム)は建設機械レンタルの大手である。成長に向けた重点施策として、国内営業基盤拡充、海外展開、内部オペレーション最適化によるレンタルビジネスの収益力向上を推進している。また環境対策機への資産シフトなどによって、サステナビリティへの取り組みも強化している。22年10月期第3四半期累計は建設機械レンタル需要の本格回復が遅れ、先行投資も影響して減益だった。そして通期予想を下方修正して減益予想とした。ただし、災害復旧・防減災・老朽化インフラ更新など国土強靭化関連工事で需要が堅調であり、23年10月期は収益拡大を期待したい。株価は下方修正を嫌気する場面があったが、目先的な売りが一巡して反発の動きを強めている。戻りを試す展開を期待したい。
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 10:17 | アナリスト水田雅展の銘柄分析

シナネンホールディングスは15年以来の高値圏

 シナネンホールディングス<8132>(東証プライム)は脱炭素社会を見据えるグローバル総合エネルギーサービス企業グループである。成長戦略としてシェアサイクル事業・再生可能エネルギー事業・新規事業への戦略投資を推進している。23年3月期はIT関連投資推進が減益要因となるが、仕入価格上昇分の販売価格への転嫁やシェアサイクル事業の利益貢献などで吸収する見込みだ。積極的な事業展開で収益拡大を期待したい。株価は水準を切り上げて15年以来の高値圏だ。利益確定売りをこなしながら上値を試す展開を期待したい。
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 10:16 | アナリスト水田雅展の銘柄分析

綿半ホールディングスは上値試す、23年3月期大幅営業増益予想

 綿半ホールディングス<3199>(東証プライム)は、ホームセンター中心の小売事業、および建設事業、貿易事業を展開している。中期経営計画では新たな経営方針に「地域に寄り添い地域と共に新しい価値を創造する」を掲げている。23年3月期は小売事業が堅調に推移し、受注好調な建設事業の業績も回復して大幅営業増益予想としている。22年8月の既存店売上は小幅ながら前年比プラスと順調だった。積極的な事業展開で収益拡大基調だろう。株価は7月の年初来高値圏から利益確定売りで一旦反落したが、大きく下押す動きも見られない。自律調整を交えながら上値を試す展開を期待したい。
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 10:16 | アナリスト水田雅展の銘柄分析

日本駐車場開発は今期24%増益予想や自社株買いなど好感され大きく出直る

■自社株買いは9月13日から11月30日まで実施

 日本駐車場開発<2353>(東証プライム)は9月12日、一段と出直って始まり、取引開始後は7%高の178円(12円高)まで上げる場面を見せて約1ヵ月ぶりに170円台を回復している。9日の16時前に2022年7月期決算と自己株式の取得(自社株買い)、子会社での設備投資などを発表し、好感買いが先行した。

 自社株買いは、取得株式総数400万株(自己株式を除く発行済株式総数に対する割合1.25%)、取得総額5億円を上限に、東京証券取引所における市場買付にて2022年9月13日から同年11月30日まで実施する。22年7月期の連結決算は売上高が前期比10.4%増の262.71億円、営業利益は同40.4%増の45.82億円となった。今期・23年7月期の予想は、売上高を11.9%増の294億円、営業利益を24.4%増の57億円、などとした。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 09:38 | 業績でみる株価

三越伊勢丹HDなど百貨店株が一段高、訪日外国人の受け入れ拡大を政府検討と伝わり期待強まる

■月次動向の大幅増を好感した上げに弾みつく

 三越伊勢丹ホールディングス(三越伊勢丹HD)<3099>(東証プライム)は9月12日、続伸一段高で始まり、取引開始後は4%高の1240円(49円高)まで上げ、2019年以来の高値を連日更新している。月初に発表した月次動向の大幅増加に加え、前週末に政府が訪日外国人の受け入れ拡大を検討と伝えられ、観光需要の回復などに期待が強まっている。高島屋<8233>(東証プライム)J.フロント リテイリング<3086>(東証プライム)エイチ・ツー・オー リテイリング<8242>(東証プライム)なども軒並み続伸基調となっている。

 11日、「訪日外国人客受け入れ拡大検討、秋冬観光シーズン前に、官房副長官」(朝日新聞デジタル9月11日15時40分)などと伝えられた。「秋冬の観光シーズン前に1日の入国者数の上限撤廃や個人旅行の解禁、訪日ビザの免除などを検討」する方針という。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 09:19 | 材料でみる株価

日経平均は268円高で始まる、3日続伸基調、NY株式は3指数とも3日続伸しダウは377ドル高

 9月12日(月)朝の東京株式市場は、日経平均が3日続伸基調の268円84銭高(2万8483円59銭)で始まった。

 NY株式はダウ377.19ドル高(3万2151.71ドル)など3指数とも3日続伸。

 CME(シカゴマーカンタイル取引所)の日経平均先物は2万8195円となり、東京市場9日の現物(日経平均)終値を20円ほど下回った。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 09:03 | 今日のマーケット

【株式市場特集】ゴルフ関連、中古品の買い取り・再販関連、300円ショップ株に注目

 今週の注目株は、ゴルフ関連株、中古品の買い取り・再販の「家庭鉱山株」、さらに100円ショップ株が伸び悩むなか健闘している300円ショップ株である。

 このゴルフ関連株のうち、ゴルフ練習場株は、スノーピークと同様にレジャー多様化で来場者は伸び悩んでいるようだが、ゴルフクラブ関連株では業績上方修正や好決算の発表が相次いでいる。また「家庭鉱山株」は、月次売上高の増加が続き、物価上昇対応関連の側面も持つ。米国市場・短期投資家主導の主力株の忙しい値動きに一歩も二歩も立ち遅れ振り回され勝ちなニッチ投資家は、一段のロングラン相場に期待して下値をマークするところだろう。

■ゴルフクラブ関連株には好業績株が目白押しで投資採算的にも割安

 ゴルフ関連株で業績を上方修正した銘柄は、ゴルフクラブ関連の遠藤製作所<7841>(東証スタンダード)とグラファイトデザイン<7847>(東証スタンダード)で、遠藤製作所は、今12月期配当の増配を予定している。同じゴルフクラブ関連では、藤倉コンポジット<5121>(東証プライム)、グローブライト<7990>(東証プライム)、マミヤ・オーピー<7991>(東証スタンダード)もそれぞれ好調な今期第1四半期業績を開示した。このうち藤倉コンポジット、遠藤製作所、マミヤ・オーピーが足元で年初来高値水準にあるがPER・PBR評価は市場平均を下回り、マミヤ・オーピーの年間配当利回りは5%を超える。
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 08:48 | 特集

【どう見るこの相場】消去法なら「ウイズ・コロナ関連株」にはまだまだニッチ・ロングラン銘柄

 大作名画のタイトル風に問うならば、『アンジェスとともに去りぬ』なのだろうか?「ウイズ・コロナ関連株」の命脈である。アンジェス<4563>(東証グロース)の株価が、前週8日に12%超安と続急落し、全市場値上がり率ランキングのワーストワンとなった。週末は5%高と急反発したものの、同社の株価は、2020年6月に2492円高値まで買われていたのが、8日は一時、252円安値まで突っ込み、2020年高値のわずか10分の1に崩落した。7日に新型コロナウイルス感染症のDNAワクチンの開発中止を発表したことが、投げ売りを呼んだ。バイオ・ベンチャー株のお決まりコースとはいうものの、その落差は余りにも大きい。

 同社株が2492円高値をつけた2020年6月といえば、中国・湖北省武漢市を発生源とする新型コロナウイルス感染症が、一気にパンデミック(世界的な感染爆発)となり、日本国内でも新規感染者が確認されたあと、横浜港に帰港したクルーズ船で集団感染が発生し、ドラッグストアの店頭の陳列棚からはマスクや除菌剤が瞬間蒸発するなどパニック状態が極まった時期である。

 そんな危機的状況で臨床試験開始を準備中のアンジェスのDNAワクチンが唯一の希望の星として期待を募らせ、一部自治体の首長の年内接種可能との前掛かり的な発言の後押しもあって株価は急騰した。アンジェスは、いわば「ウイズ・コロナ関連株」のトップランナーの役割を果たしたことになる。そのDNAワクチンの開発中止であり、「強者どもの夢の跡」となれば投げ売りも致し方のないところで、問題は「ウイズ・コロナ関連株」全般の命脈にどう波及するかにある。
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 08:46 | どう見るこの相場