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2022年10月15日

【注目銘柄】日本特殊陶業は2Q決算発表を先取り通期業績の上ぶれ期待高まる

 日本特殊陶業<5334>(東証プライム)は、今年9月26日に今2023年3月期第2四半期(2022年4月〜9月期、2Q)業績の上方修正を発表したが、3月期通期業績は期初予想の据え置きにとどめたことが失望され株価が急落している。ただ前期業績も、昨年9月27日に前期2Q業績のみを上方修正したあと、その2Q業績発表時の10月27日に通期業績を上方修正しており、再現期待を高めて今年10月28日に予定している今期2Q決算発表を先取り割安株買いが再燃した。今期2Q業績の上方修正時に見直した為替相場が、足元でさらに円安となっていることも、側面支援材料視されている。

■補修用部品と半導体製造装置用部品が好調に推移し円安も寄与

 同社の今3月期2Q業績は、期初予想より売り上げを63億円、営業利益を86億円、税引前利益を158億円、純利益を103億円それぞれ引き上げ、売り上げ2820億円(前年同期比20.2%増)、営業利益543億円(同60.0%増)、税引前利益623億円(同88.6%増)、純利益437億円(同74.5%増)と見込み連続の大幅続伸となる。自動車生産の回復が遅れ、新車組付市場も厳しい環境下にあるが、補修用部品市場や半導体製造装置用部品の販売が好調に推移し、円安・ドル高・ユーロ高の寄与や、固定資産売却益約19億円を計上することが要因となった。なお為替レートは、期初想定の1ドル=120円、1ユーロ=135円からそれぞれ134円、139円と円安方向で見直した。
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 09:44 | 注目銘柄